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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
39:
常盤 刹那 [×]
2025-05-26 08:32:27
>36 伊多狩 秀
そんなことにならないように、精進いたしますね?
(少しでしゃばりすぎただろうか?少しだけ乱れた語気とぴくりと動いた眉には笑顔で見ないふりをして。あくまで書く気はない、ということをふんわりと包んで伝える。まあ、こんなことをしても無意味だってわかっている。どうせこの“難事件”は柔らかい茶色の髪のホームズのによって教師たちに報告されるだろうし、間抜けで爪が甘いモリアーティは反省文をきっちり10枚書かされるのだろう。だから今までの会話に意味はない。それでも言葉を紡いで相手をじっくり観察していたのは、少しの興味と私特有の刺激的な不穏を求めて。)
いや、単純な疑問です。生徒会長という立場は素敵です。それを務め上げる伊多狩くんは確かにすごいけれど、それって窮屈にならないのかなって。
(先程までのピリついた空気を払って、敢えてフランクに接してみる。言葉遣いは時と場合によって使い分ける。料理には適切なスパイスがあるように、会話にだって刺激物は必要だから。彼の目的はなんだろう?平和のための統治?権力による管理?正義の執行?どれもピンと来ない上に無政府主義の自分からしたら嫌悪感を示すものばかりで。自分と少しだけ似ている目の前の少年との決定的な違い。彼が敢えて集団の長になる理由はなんだろう、と純粋無垢な瞳を向けて)
>38 来栖カカオ
(どうしよ、やっぱり楽しい。言葉一つとっても考えた上で発せられて、相手を傷つけるつもりのない柔らかさを纏っていて、でも表情はそれを隠すようにツンとしていて、でも動作は彼女の可愛らしさを象徴するようで。どうしても、どうしてもいじめたくなってしまう。口に出さなくても、なんとなく伝わってくる気がする。)
笑顔は最強の武器になったりするんだってぇ。
いつかカカオちゃんが笑ってるとこ、見せてね?
(どこかの誰かが言っていたセリフを口ずさむ。なかなか交わらない視線の追いかけっこは一旦お終いにして、夕焼けを見つめる。笑って欲しいな、そんな事を考えてしまうのは、きっとここが静かすぎるから。振り返って再び彼女を瞳に捉えて、少しだけいたずらに笑って、おもちゃを買ってとねだる子供のように、伝えてみる。)
ほんと?じゃあ変なままでいるねぇ
(ぱっと笑顔を咲かせる。ひまわりのように明るいものではなく、ドライフラワーのような繊細さ孕んだ笑顔を。変えるつもりは元よりなかった。それでも、素直じゃない彼女の、素直な、真っ直ぐな好きに心がふわふわと踊り出した心地がしたのは確かだ。)
…うん、もちろん。
ビターな刺激でお口直ししてあげるよ。
(変わらないままの笑顔。表情はそのままで、纏う雰囲気だけ刺激的に、ビターに。彼女の甘えをしっかりと受け取って。「先輩だし?」と付け加えて。)
悪趣味、かぁ…
(体を彼女の方へ向ける。片手をついてバランスを取って、もう片方をそっと伸ばす。ゆっくり、けれど確実に。その表情はいつになく真剣で。ふわり、と、触れたのはシルクのような、夕日を浴びてキラキラと輝く銀色の髪。少し遊んで、さらりと相手の耳にかける。戻した手を口元に持っていき、ふっと吹いてつい先程とった埃を飛ばした。)
この部屋、やっぱ埃っぽいねぇ?
ても落ち着く。空気が腐ってて
(あぁ、今私、すっごいヴィランの顔してる。とはいえ、特に焦ることもなく。それは目の前の少女がそれでも離れないでいてくれるという確信と、確かな安心からできる事で。)
40:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-26 11:05:01
>常盤 刹那
(……そうやってまた、さらっと、そんなこと言う。笑ってって──それ、反則だって。知らないの?ずるいのは、そっちでしょ。目を合わせないまま、カカオは少しだけ口を開いた)
……じゃあ、先輩が先に見せてよ。
“最強の武器”、使いこなしてるとこ、見せて。
(言いながら、わずかに頬が赤い。でも、まっすぐには見ない。制服の袖をつまむ指先が、またくるくると動いている「……わたしばっかりじゃ、不公平でしょ。」小さな声で、ぼそりと。けどそこには、ほんのり甘えと意地が混じっている。気づかれてもいい、いや──むしろ気づいてほしい。そんな彼女なりの“反撃”)
……うん、ほんとに変な人。
でも、そういうとこ、……嫌いじゃない。
(……変わる気なんてないくせに。笑ってる。あんな顔、ずるいよ。心のどこかが、すぅっとほどけていくのが分かる。嫌じゃない。でも、悔しい。だからわずかに目を細めて、横目にちらり。けどすぐにまた目をそらして、制服の袖を唇にあてる。気づかれたくない照れ隠し。でも、伝わってしまえばいいとも思ってる。頬の内側が熱いのは、ごまかせないから)
……だから、ずっとそのままでいて。
……あんまり他の人には、見せないでね。
(最後の一言だけ、ほんの少し声が小さくなる。それはきっと、「独占欲」なんて大げさな言葉じゃなく、彼女なりの“好きの証拠”。笑っている先輩に向けて、ちょっとだけ、意地悪に、でも確かに気持ちを添える)
……。
…………。
(まるで期待通り、とでも言いたげに、少しだけ肩をすくめて、口元に笑みを刻む。頬にかかる前髪の陰で隠しながら、それでもちゃんと伝わるように、声だけはほんの少し上向きに)
……ん、やだ、それ、ちょっとずるい。
(先輩のビターな返答に反射的にそう返したのに、すぐ後から自分でも分かってしまう。ずるいのは、自分の方かもしれないのに。けれど、それでも目は合わせないまま、制服の袖口を指先できゅっと摘んで、ぽつりと「……先輩のそういうとこ、嫌いじゃない。」静かに、でも確かに。照れ隠しの代わりに、また“無表情隠し”のポーズをとりながら)
……っ、……っ……。
(最初の一瞬で、呼吸が止まった。耳のすぐ近く、肌の温度が変わるほど近づいた手の気配──逃げられなかったわけじゃない。ただ、逃げなかっただけ。背筋を抜けた小さな電流の余韻に、思考が少しずつ遅れていくのを感じながら、どうにかして声を出す)
……先輩ってさ……
(静かな、けれどかすれそうな声。唇の端をわずかに引きつらせるようにして、なんとか言葉を紡ぐ)
……どこで、そんなの……覚えたの……。
(視線はずっと外さない。けれど目は、揺れていた。怒っているわけじゃない。照れている、とも違う。たぶん、もっとずっと複雑で──でも、逃げたくない。目の前のその人の手が、これ以上何かを奪っていく気配があるのに、どうしてか、そのままでもいいと思ってしまう)
……。
…………。
(だからこそ、言葉の代わりに、カーディガンの袖を口元まで持ち上げる。けれどその指先は、ほんのわずかに震えていた)
……うん、知ってる。
(静かに頷く。息を呑んだわけでもなく、怯えた素振りもない。ただ、ごく自然に言葉を重ねた)
……でも、先輩の悪い顔って、
どうしてか、ちょっと……綺麗だなって思っちゃうから。
41:
常盤 刹那 [×]
2025-05-26 12:30:14
>40 来栖カカオ
え、私…?
(彼女の小さな反撃は、意外にも常盤刹那という人間の意表をつくもので。少しだけ目をぱちぱちとさせた後、「えっと、そうだなぁ、確かに不公平か…」と独り言のように呟く。その頬に少しだけ熱を感じたのは、きっと気のせいと目を瞑って。)
じゃあ、こっち見て。
目、逸さないでね。
(彼女の頬にそっと触れ、自分の方を向かせる。この一瞬だけでいい。今だけは、この子の視線を独占したい。きゅっと目を細め、口角を上げる。頬は夕日に照らされて色づき、隙間風がワインレッドの髪を揺らす。優しく下がった眉毛の位置も、口角も、少しだけ傾げた首の角度も、後ろからさす光も。全て計算されているのではないかと疑うほどで。でも、まだ完璧じゃない。最後に、目の前の可愛くて仕方がない少女へ、確かな、けれど少し歪んだ、甘くて苦い“好き”をトッピングを瞳に宿して。)
えへへ、ありがとう
(嫌いじゃない、の言葉に、少しだけ様子のおかしかった波はいつもの静かさを完全に取り戻して。へにゃりと笑って見せる。すぐに隠してしまう口も、言葉の裏の優しい想いも、全部受け取ってるよ、と表情で伝わるように柔らかく。)
じゃあ、他の人に取られちゃわないように、ちゃんと握ってて?
(また、するりと本心を隠してしまいそうな、口元を隠してしまう彼女の手をそっと取る。少しだけ震えていて、ほのかに熱を持っているしなやかなその手に、自身の指を絡める。一方的に、けれど確実に、逃れられないように、きゅっと握って)
ズルいことさせたの、カカオちゃんでしょ?
(いたずらに笑って、ちらりと彼女をみる。小悪魔になったように、少しだけ邪悪さを孕んだ笑顔はきっと私らしい。けれど邪悪になりすぎず、あくまで可愛らしさを忘れずに。)
可愛い子に振り向いてほしい気持ちが、自然とそうさせてるのかもね。
(小さくて消え入りそうな声。その一音も逃すまいと、彼女の声に耳を傾けて、受け止めて、咀嚼する。目線は逸らさず、いたずらに、けれど本心だと伝わるように、優しく)
ふふ…君も大変だね。
悪い女に目つけられて。
(他人事のように、けれど逃すつもりはないという意志を乗せて言葉を紡ぐ。綺麗だ、の言葉はやはり嬉しくて、舌の上で転がす。)
42:
黒城 漆 [×]
2025-05-26 13:21:34
>33様
(/一見掴めない雰囲気が魅力的な書記さんをありがとうございます…!不備は無いので是非ご参加ください!よろしければご自身の絡み文を投下して頂くか、他の方の絡み文へと絡んでいただければなと思います。よろしくお願いします!)
>37様
(/はじめまして、参加希望ありがとうございます!主の募集に乗っていただけて嬉しいです…!ではkeepさせていただきますね。pfの提出期限は二日となっておりますので、よろしくお願いします!)
43:
伊多狩 秀 [×]
2025-05-26 16:27:26
>来栖カカオ
ああ、空気が濁っている方が悪党らしいんだっけ。健康を害する可能性があるからたまには換気をしてほしいものだけどね。
……飲み物をこぼす?あり得ないな。どんな飲み方をしたらこぼすようなことになるのか教えてほしいくらいだよ。
( 以前ゔぃらん部の誰かから聞いたことを思い出す。部の世界観を演出するためにわざわざ不衛生な場に集うなど理解不能だが、彼女が言うように部員にとってその空間はくつろげるほど居心地が良いのだろう。僕には備わっていない感覚だ。続いた言葉には首を傾げ、紅茶をこぼす生徒会メンバーを想像してはシュールな光景に笑いそうになって)
育ちが悪そう、は褒め言葉として受け取るにはなかなかハードだね。そんな下品な笑い方しているかい?気をつけるよ。
( 自分の頬をぐりぐりとつねって口角を矯正しようと試みて。にこりと微笑んでみるが、そんなことをしても胡散臭さは取り除けず)
──……つかぬことを聞くけれど、君があの部活に入った理由を知りたいと思っていてね。ほら、君は元々……学校を休むことが多かっただろう?
( 会話が途絶えたタイミングで、徐に口を開いて。不登校児が学校に復帰したのは喜ばしいことだが、ゔぃらん部という不可解な部に入部したことを教師達は口々に憂いていて。生徒会としても不登校問題は見過ごせず、彼女のことは前々から気にかけていた。センシティブな話題だが、幾分か打ち解けた今ならいけるかと探りを入れて)
>常盤 刹那
窮屈と感じたことはないよ。生徒会長といっても周囲のサポートに支えられているからね。僕も好きでやっていることだし。
( 雰囲気が変わった。愛らしいぱっちりとした目がこちらを覗き、そこに攻撃の意図はなく純粋な疑問だというのが見て取れる。しかし心の内を洞察しようという企みは健在のようで気が抜けない。しかし、あいにく縛られているとも窮屈だとも思ったことがなく、彼女が期待しているような回答は出来ず、無難なことを言ってやりすごし)
つまらない答えでごめんね。
……そうだな、もっと詳しく聞きたいことがあるのなら、日と場所を改めようか。僕も一度、君とゆっくり話したいと思っていたところなんだ。生徒会室でもいいし、君が指定する場所でも構わないよ。
( いつのまにか引き攣った顔は元に戻り、普段通りの涼しげな笑みを取り戻し。ここでは他の生徒の目が気になると暗に伝えつつ顔を突き合わせ話をしようと提案して。こちらだって、頭が切れる副部長様に聞いてみたいことが山ほどある。わざわざ例の部活に入部したのは何故か?こうして僕に探りを入れる意図は?ここまで突っかかってくる生徒は珍しく、俄然と興味が湧いてしまって )
44:
常盤 刹那 [×]
2025-05-26 17:30:07
>43 伊多狩 秀
……へぇ、やっぱ生徒会長ってすごいですね。びっくりするほど私と合わないです。
(彼の返答に目を丸くする。いや、分かってはいた。きっとそんな回答がくるだろうと。窮屈に感じない、なんて。そんな人間いるんだ、そう思いながら彼の顔をじっと見る。本心かは分からないけれど、それがすらすらと出てくるあたりは流石優等生といったところ。すごい、の言葉の裏に隠した「変だ」という言葉。彼の回答はあまりにも模範的で。実際のところは1人で出来るだろうに、周りのサポート、なんてわざわざ言うあたりも。統一、統治、統率。それらの言葉に嫌気がさす自分と、目の前の少年は、やはり大きく逸れていて。でも、だからこそ俄然興味が湧いた。)
ふふ、いいですね。それじゃあゆっくりお話ができそうな生徒会室にでもお邪魔させていただきますね。紅茶はお好きですか?
(にこりといつもの笑顔に戻る。確かにここは人が多い。そろそろこの事件はお開きにしよう。彼の誘いを受ける旨を述べ、お茶会を開く提案を。敵陣に乗り込むわけではない。ただゆっくりと話すだけ。ただの学生同士の、何気ない会話をするだけ。なにも国家存続をかけた対談をするわけではない。けれど、今の自分にはそれくらい刺激的なものに感じて)
45:
匿名 [×]
2025-05-26 17:55:35
名前:一宮 和久(いちみや わく)
学年:3-B
性別:男
容姿:癖のある肩辺りまでの金髪をハーフアップにしており、長めの前髪は視界を遮らない程度に緩く流している。運動する時はヘアピンで留める事も。切れ長の柔らかな垂れ目で、瞳は淡茶色。男性的だがどこか甘めの小綺麗な顔立ち。右耳に一つ、左耳に二つの小ぶりなピアスを付けている。制服はボタンを一、二個外したりネクタイを若干緩めたりと適度に着崩し、シャツの上から黒パーカー着用。身長177cm。
性格:一見不真面目で軽薄そうな印象を持たれがちだが、外見に反して中身は妙に落ち着いており、面倒見が良くしっかり者。一歩引いて全体を観察していたかと思えば、気さくに輪の中へ溶け込める愛嬌も社交性もあるため年齢性別問わず友人は多い。だが気心の知れた相手は片手程しかおらず、基本は広く浅くの関係。自分から深く踏み込む事はあまりないが、踏み込まれればその分踏み込むし、より砕けてくるとそれなりに軽口を叩きがち。
備考:派手目な外見ながらそこそこ優秀な成績と社交性で生徒会会計を任されており、本人は若干不服そうにしているものの持ち前の責任感で手を抜く事はない。ゔぃらん部の問題行動については会長の判断に任せているため、悪い事はきちんと咎めつつも周りに害が及ばぬ軽い悪戯程度であれば目を瞑る。本人は隠しているが犬猫や兎などの小さめな動物が好き。だが近付こうとすると毎度逃げられてしまうため未だ触れた事はない。
募集:気の置けない友人。
(/初めまして、個性溢れる方々との学園生活に惹かれまして参加希望失礼します!生徒会会計にて立候補させていただきましたが、何か問題等ございましたら遠慮なくご指摘ください。ご検討よろしくお願いします…!)
46:
黒城 漆 [×]
2025-05-26 19:58:22
>34 来栖カカオ
( 「照れ隠しにしては、焼きが甘い」──その一言が突き刺さる。まるで“図星”という名の魔法で動きを封じられたかのように、斜め上に掲げていた腕が静止する。彼女は“スイーツで例える”という独自の言語感覚を用いながら、淡々と、時折こちらの心の急所を絶妙に突いてくるのだから手強い。ぐぬ、と小さく顔を顰めては。)
……ふ、ふん、随分と詩的な表現をするではないか。やれやれ……まったく、油断ならぬ配下よ。
( 少し肩と声のトーンを落としながら呟く。上手い切り返しが出来なくてなんとなく敗北気分で。自身の言動を棚に上げるように彼女の皮肉を詩的だなんて形容しながら、張っていた背筋も僅かに緩めて静かに席に座る。その動きには多分に素の彼自身が滲んでいた。そんな格好付かない態度のまま、鼻を鳴らして威張った様なセリフで締める。)
……、
( ……と思えば、チラチラと彼女の持っているメロンパンに視線を落とす。どうやら袋を開けた瞬間から気になってしょうがなかったらしい。数量限定の奴だよな、アレ。いつも購買で争奪戦が繰り広げられているのに、よく手に入れたなあ…なんて、心の内でヴィランらしからぬ呑気な思考を繰り広げていた。)
>35 常盤 刹那
……き、期待しておこう。我が参謀よ。
( 何とか作戦に虫を関与させる事は避けられたか、と内心ほっと安堵したのも束の間。続けられた言葉に冷や汗をかいた。しかし彼女の協力を無下にする訳にはいかない…と、勝手な参謀認定と共に語気を弱め曖昧ながらも肯定的な返事を返しておいて。)
へ?……やれやれ、愚問だな……決まっているだろう。それが!我が宿命だからだ!
まあ、過去の俺も童らしく無邪気に、世界の真実に気付かぬまま仮初の平穏を過ごしていたが…ある日、目覚めたのだ。我が力を振るえばこの世界は変えられる、と!
( 不意に投げかけられた問いに一瞬素で呆けてしまったが、ハッと直ぐに勢いよくいつものノリで返した。なお宿命を思い出した日と言うのは、あるアニメ作品を初めて観た日の事である。その作品に登場する悪役の、彼なりの芯を貫くカッコいい姿を見て、繊細で泣き虫な少年の中の何かが確かに変わった。真似して高笑いをしてみれば勇気が出た。自分の意思を表に出せるようになった。つまり彼がこうなったのはアニメの影響でしかなく、そうして着々と立派な問題児へと足を踏み外してしまったのだが…当の本人は楽しげに、何なら大好きな物を思い出して子供のように一人浸り始めた様子で )
ヒーローは選ばれし者しかなれない。だが悪には、資格がいらない。名乗れば誰だってなれるんだ。たとえ、誰にも選ばれなかったとしても…。
…うんうん、カッコいいよなーこの台詞…。
>36 生徒会長
…フン、対話などと耳障りのいい言葉を……
( まるで監視でもされているような居心地の悪さに、思わず背筋が伸びる。敵対する存在でありながら、穏やかな笑みを浮かべ距離を詰めてくる彼はどこか底が見えず、珍しくやりづらさを感じてしまった。己とは真逆の完璧な光の象徴──に見せかけた策士。…いや、これこそ“我が宿敵”と呼ぶに相応しい男だ!なんて勝手に脳内で認定しつつ、カリカリとペンを走らせていた手を止め顔を上げれば、不服そうに眉を寄せる。 )
…しかしまあ、多少なら我が思想の一端を語ってやっても構わん。…あ、ただこの段落を書き終えてからだ!暫し待て!我が暗黒叙事詩の要…この文脈の流れを断ち切れば、エネルギーが失われる…!
( しかしその態度もあっさりと引っ込められて、雰囲気だけは渋々といった様子で頷いた。実際の所は正義と悪の対話という表現に惹かれているので、寧ろ“待ってました”な展開である。まんまと乗せられている自覚も無く、意気揚々と語る為にも反省文(?)を一旦キリの良い所まで書き終えようと急いでペンを走らせていて。 )
47:
黒城 漆 [×]
2025-05-26 20:00:58
>45 様
(/一見の印象に反した落ち着いた内面が魅力的な会計さんをありがとうございます!不備は無いので是非ご参加ください…!よろしければご自身の絡み文を投下して頂くか、他の方の絡み文へと絡んでいただければなと思います。よろしくお願いします!)
48:
常盤 刹那 [×]
2025-05-26 21:12:46
>46 黒城 漆
ふふ、了解です、ボス?
(いつから参謀になっていたのか覚えはないが、きっといつもの感じなのだろう。冗談めかして笑ってみせるも、内心では、面白い情報が得られた、と悪い思考を働かせて。けれど物騒で刺激的で魅力溢れた考えは笑顔の裏に隠しておいて。)
しゅくめい……宿命ですかぁ…。
じゃあ一体、この安全で平和で、なんの刺激もないつまらない世界を、どんな世界に変えてくれるんですかぁ?
(そこまで深くは考えていない、口をついて出た言葉かもしれないけれど、それでいい。そんな今の彼の理想が一体どんなものであるか、単純な疑問が芽生えた。優しくて実は真面目な少年が高らかに笑えば、一体どこからくるのか、次の瞬間にはその顔は自信に満ちている。最初は単なる暇つぶし。猫のような気まぐれ。なんの理由も無しに、ただ言葉に惹かれて入っただけ。それでもここは確かに居場所になっていて、彼もそう思える理由の一つで。ついていけばきっと楽しい、と、そう思わせてくれるから。)
誰だって…ですか…。
じゃあ、もっとたくさん増えたら、世界征服、できちゃうかもですねぇ?
………その時は、ぜひ隣で見届けさせてください。世界が狂ってしまうのを。
(小さな征服者の言葉を咀嚼する。アニメの受け売りでもいい。きっと、彼の口から発せられることに意味があるのだ。可愛らしい笑顔で、さも当然のように、彼女らしい言葉で伝える。狂った世界、想像するだけで思考がとろけてしまうほど魅力的で、理想で。両手を頬に当てて、目を細めて、うっとりとした顔でその様を思い浮かべて。)
あ、もちろん世界が狂った暁には、部長にも困ってほしいものですね
(ふっと我にかえり大切な事だとばかりに告げる。脅迫にも取れるそれは彼女からしたら、ただ「あなたは大切な人ある」ということを伝えるもので。)
49:
伊多狩 秀 [×]
2025-05-26 21:20:24
>黒城 漆
君の文体は独特だけれど、読んでいておもしろ……いや、邪悪なるパワーを感じるんだよね。今回はどんな名作になるか楽しみだ。
( 原稿用紙10枚分、4000字分の空白を反省の表明だけで埋め尽くすのははっきり言って難しい。なのでどんなに厨二くさいポエムになろうがある程度許容しているが、その捻出作業は一苦労のようだ。難しい漢字が多いもんね、と勝手に納得しながら、言いかけた言葉を飲み込み調子に乗ってもらうための適当な賛辞を口にして)
では、代わりに僕について教えてあげよう。
ベタに好きな食べ物の話でもしようか?
……そうだな、よく食べるのは焼き魚だね。家では和食が多いから。
( 時間がかかりそうだと察して、話題の方向を自分へ向けることに。席から立ち上がって本棚や窓の外なんかを眺めながら、ぽつぽつと話し始めて。身近な話題で親近感を覚えさせる魂胆だが、通用するだろうか)
>常盤 刹那
はは、僕も同じ意見だよ。
( 思わず乾いた声で笑う。彼女とはどうしても反りが合わない。性質は似ているが、根本的な考え方に違いがある。悪党を名乗って悪事を働くというのはいまいち心が惹かれない。人を揶揄うことは好きだが、それは正義側に立ってもできることだ。わざわざ邪道を行く必要はないというのが自分の考え方だった)
ああ、お茶菓子はこちらで用意しておこう。
では明日の放課後、生徒会室で会おうか。楽しみに待っているよ。
( 話をまとめると、残った仕事を片付けるため場を去っていって。敵対勢力の一人を招くとなれば警戒は必要かもしれないが、今は期待の方が大きい。どんな面白い話を聞けるのか楽しみにしつつその時を待つことに)
50:
仙道 凛 [×]
2025-05-26 21:48:16
(/許可ありがとうございます、こちらこそよろしくお願いします!こちらから絡み文を投下します!)
>ALL
(風嶺私立学園高等学校の片隅にて、愛用している黒い手帳片手に他の生徒に聞き込みをしている眼帯の少女。その生徒はよく情報交換する仲であり、いつものように手帳の中の情報とその生徒が持つ情報を交換して得た情報を手帳に書き込んでいき)
…情報ありがとう、今後ともよろしく…。
(情報交換を終えて、その場から去っていく生徒を見送り。先程得た情報……ここ最近学校の至る所に妙な落書きをされている事件についての情報を見返し、犯人の可能性が高い人物の情報が書かれたページを開いて。正直調べなくても犯人が誰なのかはわかっているのだが、データ至上主義な凛はやはり情報がないと納得がいかないのだろう。残念ながらまだ犯行に及んでいる目撃情報はないため、引き続き情報収集をするつもりだろう)
51:
匿名さん [×]
2025-05-26 22:19:23
(/>37の者です。keepしていただきありがとうございました。pfの用意ができましたのでご確認のほどよろしくお願いいたします!癖強めですが大丈夫でしょうか?不備があれば変更いたします…!)
名前:階 千暁(きざはし ちあき)
学年:2-C
性別:男
容姿:ふわふわと緩く波打つマッシュで、サイドと襟足は目立たない程度に刈り上げている。根元の黒とメッシュのような白銀が混ざり合った独特の髪色は染めたもの。目にかかる長さの前髪はセンターパートにセット。二重の切れ長の眦に翡翠の瞳。薄い唇にはいつも軽薄そうな笑みが浮かぶ。髪形や服装は気分次第。現在は和風、中華系が個人的ブーム。細フレームの丸メガネに、両耳に大きめのイヤーカフ、インしたワイシャツの上からは着物の帯風のベルト、羽織を着たりと総じて派手で胡散臭い印象。色白で細身。身長178cm。
性格:飄々として掴みどころない自由を愛する享楽主義者。ルールや規則よりも自分の中の善悪に従って行動する。初対面でも馴れ馴れしく来るもの拒まずなようでいて、その実、心を開いているのは信頼したごく少数だけという警戒心の強さも秘めている。依頼には相応の対価を要求するなど基本的にはドライな対応に徹しているが、実際は情に脆く心を許した人にはものすごく甘い。
備考:新聞部の部長で、ゔぃらん部の黒城漆の幼馴染。ヴィランへの憧れを拗らせた“おもしれぇ男”である幼馴染の奇抜な部分だけでなく、内面の繊細さや豊かな感受性も含めて親しみを感じている。手先が器用なのを悪用してピッキングや機械の改造等、悪事の片棒をかつぐことも。報酬(お菓子、物も可)さえ支払えば大抵のことは引き受ける。情報収集も得意で一部の人達からは『情報屋』と呼ばれている。ゔぃらん部と生徒会どちらにも肩入れしない中立の立場を貫き、事件があればネタ取りに駆けつける。しかし体力はないので逃げられたら詰む。10歳下の妹の夕月(ゆづき)を溺愛している。三匹の黒の豆柴を飼っていて、名前はそら、ひよこ、あずき。好きなものは妹、愛犬、甘い物、楽しいこと全般。苦手なものは退屈、束縛、虫、辛い物。
募集:新聞部の部員
52:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-26 22:39:48
>常盤 刹那
(──これ以上は、ズルいってば。カカオの脳内に、小さな爆発が起きた。静かに、でも確実に。指先が動きを止める。袖の布をぎゅっとつまむ。見つめられてる。真正面から、“それ”を向けられてる──頬に触れる手の温度も、甘い視線も、全部が“武器”だ。でも、カカオは目を逸らさない。あえて、受け止めた。彼女の中の、ほんの少しの意地と、もっと少しの勇気がそれを許した。)
……そっちが“本気”出すなら、あたしだって――
(一瞬の沈黙。そして、カカオの睫毛がふるりと揺れ、細くて涼しげな目元がほんの少しだけ鋭さを宿す。)
……“苦くて美味しい”、って教えてやる。
(目を合わせたまま、彼女がふっと笑った。頬はまだ赤い。でも、それを隠す気はもうない。むしろその赤みさえ、彼女なりの“スパイス”だと言わんばかりに。ほんのりバニラの香りが、ふっと風に乗った。甘く、鋭く、余韻を残して。──これは、彼女なりのカウンター。小さなヴィランが放つ、毒と糖の入り混じった、微笑みという“武器”だった。)
……バカ。 そんなこと言われたら、もう離せなくなるじゃん。
(ふっと息を飲む。絡められた指先が、くすぐったい。でも嫌じゃない。むしろ──怖いくらいに、心臓が跳ねてるのを自覚してる。小さな声でぽつりと。それでも握り返した手は、きゅっと強くなる。強がりでも、抵抗でもない。“好き”を言わないまま、全部伝えようとする、カカオらしいやり方)
……責任、とってよね。
(唇を尖らせながらも、声はわずかに震えている。頬は真っ赤。でも、ちゃんと先輩の目を見てる。“握ってて”って言われたから、ちゃんと“握った”。そう、これがカカオの返し──照れと意地と、ちょっとの勇気の告白未満)
……じゃあ、先輩のせいってことで、いいよ。
(ふっと、いたずらな笑顔に一瞬だけ眉をひそめる──けど、すぐにふわりと力が抜けて、小さく笑った。降参、みたいに肩がすとんと落ちる。「……私、意地っ張りだし、素直じゃないし」ぽつぽつと自分の弱さを並べて、最後に、ぽつりと)
……だから、たまには、ズルくされるくらいが、ちょうどいいのかも。
(制服の袖からようやく手を離し、そっと刹那先輩の服の裾をつまむ。触れるだけの、子どもみたいな甘え方。でも、そこに宿った温度はきっと本気だ。ビターに染められた空気に、カカオなりの“甘さ”で、対抗するように)
……ちょっとくらいなら、甘えても、いい?
(そう言う時だけは、ちゃんと目を見て。頬にうっすら赤を灯して、それでもまっすぐ。ズルさも、意地も、全部預ける“本音”。それが彼女の、ささやかな返し)
>伊多狩 秀
……へえ、さすがは生徒会長様。お行儀の良さが服着て歩いてるみたい。
でもさ、その「あり得ない」って言い方が、一番あり得ないと思うんだけど。
人間って、そんなに完璧? 本当に? 一度もこぼしたことないって、自信ある?
……ま、もし「紅茶の飛び方にも美学がある」なんて言い出すなら──その時はちょっとだけ、尊敬するかも。
(ゆっくりとした声音で言いながら、口元にうっすら笑みを浮かべる。視線は相手の反応をうかがうように泳ぎ、言葉のひとつひとつに微細な棘を含ませて。
本気の否定でも、ただのからかいでもない。“完璧であろうとする彼”に向けた、ごく個人的な好奇心。探るように、でもどこか楽しげに。)
……ふーん。じゃあ試しに、次その笑い方したら、写真撮ってもいい?
部の掲示板にでも貼ろっかな、“会長の素顔”って。
(冗談交じりではあるが、ほんの少しだけ踏み込んだ意地悪さを匂わせる。けれど目は笑っており、相手が本気で怒らないことも分かっている上での探り。)
……──会長は、どうして気になるの?
“問題児”が、うっかり更生しちゃいそうで怖くなった?
……安心して。まだぜんっぜん、マトモにはなってないから。
(言いながらも、わずかに目線を逸らす。その仕草は、何かを隠しているようでいて、同時に見せかけの強がりでもある。
過去を知られたくないわけじゃない。ただ、それを語るには、もう少し──会話の温度が必要だと思っている。)
>黒城 漆
ふーん……じゃあ、油断してていいよ。あたしは別に、構わないし。
(まるで意図的に“感情を乗せない”話し方。だが逆にそれが、相手の内面に刺さる。そして……彼の視線が、こちらの手元にそっと落ちたのを、カカオは見逃さなかった。わずか数秒の、しかし確実な“欲”の滲んだ目の動き。──ああ、やっぱり。さっきからずっと気になってたんだ、これ。手の中のメロンカスタードパンは、包みの角からほんの少しだけ中身が覗いている。焦がし気味のサクサク生地と、とろりと光るカスタードクリーム。──ちょっと油断すれば、そりゃ誰だって引き寄せられる。甘くて、ふわふわで、数量限定。ふと、カカオは目を細めて、静かに告げる。)
……そんな顔して見ても、あげないよ。
(声音は淡々としていた。けれどその内側に、ごく小さな“遊び心”が混じっている。別に意地悪をしたいわけじゃない。ただ、甘いものを守るのと同じくらいの温度で──この空気を、少しだけ味わっていたかった。──それに、ほら。人って、欲しがってる時の顔って……案外、無防備で、面白いんだよ。)
(/お初にお目にかかります。all文絡みますね!)>仙道 凛
(背後から、制服のポケットに両手を突っ込んだまま、スニーカーの足音もほとんど響かせずに近づいてきたカカオは、凛の肩越しに黒い手帳を覗き込んだ。
彼女の目は相変わらず虚無を湛えたような鈍色で、眠そうなまま、しかし凛の走らせたペンの跡だけはしっかりと視界に入れていた。)
……もしかしてまだ、その『劇的にダサいアート集』の調査、続けてるの?
(言葉の端に棘を含ませながらも、声色はいたって平坦。だけど、確かにあった。小さく口の端が動く、あれは笑みのようなものだったかもしれない。)
53:
一宮 和久 [×]
2025-05-26 23:06:31
(/参加許可ありがとうございます!早速絡み文を投下させていただきますね。もし絡み難い等あれば既に出ているALL文の方へ絡みにいきますので、遠慮なくお伝えいただければと…!皆様よろしくお願いいたします。)
>ALL
(一日の授業を終え、クラスの友人達と軽い雑談をしてから生徒会室へ向かう道すがら。途中で飲み物を買うべく中庭近くの自販機へ寄ったところ、少し離れた木陰の下に真っ黒な猫を見つけた。恐らく迷い込んだのだろう。一目で愛らしい姿に心を撃ち抜かれ、表には出さないまでもじっと目を離さずにこちらの様子を窺う猫と窓越しににらめっこする事数秒。近付くべく慎重にそっと片足を浮かせた刹那、その僅かな動きに反応した猫が物凄い速さで逃げ去っていった)
あー、───…うん、まあ知ってたけどさ。
(小さな後ろ姿が見えなくなるまで暫し呆然と立ち尽くし、ふっと遠い目をして呟きを落とすと自販機に向き直る。慣れた事だと内心で地味にショックを受けつつも平気な顔でボタンを押し、お茶の入ったペットボトルを手に踵を返した。さて、そんな事より校内で問題は起こっていないだろうか。無理矢理思考を切り替えると、例の部を脳裏に浮かべながら緩やかな足取りで廊下を歩き始めて)
>50 仙道 凛
(/早速絡ませていただきました。同じ生徒会同士よろしくお願いします…!)
っと、何が───……仙道?
(授業で使った道具を段ボールに詰めて校舎の片隅にある準備室へ運ぶ道中、二つほど重なったそれにより視界が悪い状態で進むうち、段ボールが何かに軽く擦れると慌てて横から前を確認し。壁の出っ張りにでも当たったのか、そんな想像よりも下、生徒会仲間でもある小柄な彼女の姿を捉えて目を瞬かせた。恐らくまた何かの情報を集めていたのだろう。その手に持たれている黒い手帳を一瞥し、けれども直ぐ様壁側に段ボールを下ろすと改めて向き直る。ゆっくり歩いていた事もあり軽く掠った程度だとは思うが、申し訳なさげに眉尻を垂らすと当たったと推定される彼女の肩から腕辺りに視線を流し、気を揉むように片手を自身の首筋に当て)
こんな隅っこに人が居ると思わなくてさ、ごめんね。どこか痛んだりしてない?
54:
伊多狩 秀 [×]
2025-05-27 00:39:29
>52 来栖カカオ
"あり得ない"というのは今現在の話さ。
僕だって人間だよ?赤ん坊の頃はよだれ掛けに大変お世話になっていたからね。何かをこぼすという経験はあるだろう。
……一応言っておくとこれは『飲み物をこぼすなんて赤ん坊レベル』なんて言いたいわけではないから誤解しないように。
( 楽しげな調子につられるように言葉数が増えてしまうが、揚げ足を取られる予感がしたので注釈を忘れずに。──まあ、よほどの不器用ではない限り、飲み物をこぼすのは小学生の時点で卒業してほしいものだ、という本音はうまく隠していく)
写真撮影はNGにさせてもらおうかな。
掲示板に貼り出されるなんて照れちゃうしね。
( と、恥ずかしそうに手のひらで顔を覆ってみせたが声色は淡々としていて。NGと言いつつ、校内新聞では生徒会を特集するコーナーがあり、自分の写真が使われることもあるため貼り出されることなんて慣れきっている。そのため羞恥心なんて微塵も感じていないくせに、冗談めかして照れを演出して)
──……更生を恐れた覚えは特にないよ。むしろそれを望んでいるんだけどな。
あの部活が君にとってどんな影響を及ぼしているのか知りたかったけれど、答えにくいのなら仕方ないね。
僕としては、学校に来てくれるようになっただけで素晴らしいと思うよ。
( 質問を返され、やはりまだ答えをもらうには足りないものがあるのかと少し考え込む。性急に聞くべきことでもないかと考えを改め、とりあえず口にしたのは当たり障りのない肯定の言葉だった )
>50 仙道 凛
( 絡み失礼いたします!よろしくお願いします。
情報収集ご苦労様、仙道さん。
君が調査しているのは落書きの案件だっけ?何か掴めたことはあるかい?
( 校内を散策している最中、我が生徒会の書記である少女の姿を発見し、話し相手と別れたタイミングを見計らい彼女の死角からぬっと姿を現して。落書きの件については生徒会長の耳にも情報が入っており、早期解決に向けて尽力している彼女ににこやかに労いの言葉をかけながら、進捗状況を確認して )
……僕としては、例の部の仕業と決め打ちしてもいいと思うんだけどね。
( 真面目な生徒が多い校内で唯一のいたずら好きといえばあの軍団しかいない。ある程度目星はついているが、この件は彼女に一任しているのであくまで参考程度に、と個人的な意見を述べて)
>53 一宮 和久
( 絡み失礼いたします!よろしくお願いします。
───ああ、一宮くん。聞きたいんだけれど、君って猫アレルギーではなかったよね?
( 待ってましたと言わんばかりに生徒会室の扉が開かれた音に振り向き、会計の顔を見るや否や、何の脈略もなく問いかけたのはアレルギーの有無について。いつも通り穏やかな笑みを浮かべる己の隣には学校の用務員が立っており、この状況の不可解さを増幅させていることだろう。すぐに言葉足らずを自覚し、続けて状況説明をし始め)
先ほど中庭で猫を見つけたんだ。ここら辺では見かけない猫で、首輪をつけていたから迷い猫の可能性もある。用務員さんに相談したら、保護しようという話になってね。
( 話しながらも用務員が次々と捕獲用の網やタオルを用意していき、テーブルの上に並べていく。正直なところ自分と用務員だけでは心許なく、最低でもあと1人は協力者が欲しいと願っていた。ちょうどいいところに現れた彼の手を借りたいと、控えめに頼んでみて)
これからその猫を捕まえに行こうと思うんだけれど、一宮くんも手伝ってくれないかな?
55:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-27 09:54:04
(初めまして!突然の絡み失礼します!よろしくお願いします!)>一宮 和久
……にらめっこ、負けた顔してたなぁ
(ひとりごちて口元をゆるめる。からかうには絶好の素材が転がってきたなと、足元の小石をつま先で軽く蹴り、芝の上を滑らせる。木陰にて、一部始終を見ていたカカオは、逃げていった黒猫の後を目で追ってから、ゆるく笑みを浮かべる。人気のない中庭の裏手、植え込みの影から姿を現し、手をポケットに突っ込んだまま、わざとらしく一宮の背後へ回り込む。)
──で、負け犬の遠吠えはどんな味だった?
>伊多狩 秀
……んふ。よだれ掛けエピソードはちょっと可愛いけどさ、注釈入れて予防線張ってるあたり、やっぱ会長って感じだね。 そういうの、ぜーんぶ計算ずく? それとも、無意識でやってるの?
(あごに手を添えて、興味深そうに相手を眺める。声に棘はないが、核心を突くような軽い挑発。軽く肩をすくめる。笑みは崩さず、けれど目だけがじっと相手を射抜くように細められる。立ち位置は変えず、距離を詰めるでも離れるでもなく、ただ言葉の温度だけでじわじわ詰め寄っていくような空気。)
──でも、正直な話、こぼすことそのものよりも、こぼした後どうするかの方が、ずっと人間らしさが出ると思うんだよね。 だからまあ、会長が紅茶をぶちまける日が来たら、ぜひ見学させてもらうよ。 ついでに「小学生の時点で卒業」とか言いながら、焦ってハンカチ取り出すとこまで含めて。
(満足げに微笑みながら、からかうだけでなく、その“整った完璧さ”にどこか好奇心と期待を抱いている表情)
……ああ、そっか。じゃあ“演出家気取りの完璧主義者”って掲示板に書いておくね。 写真じゃなくて、キャッチコピーで攻めるタイプに変更ってことで。
(飄々とした笑みを浮かべながら、会長の“演技”を暴くような言葉を投げる。悪意はなく、むしろ愉しげに。だがその目には、「見抜いてるよ」という静かな自負がある)
言っておくけど、あたしが来るようになったのって、別に“更生”のためじゃないからね?
どうせ噂とか、教師の報告とかで好き勝手に予測されてるんだろうけど。
(視線をそらしつつも、言葉には棘が残る。会長が「当たり障りのない優しさ」で距離を詰めようとしたことに、あえて噛みつくように)
56:
常盤 刹那 [×]
2025-05-27 10:11:23
>49 伊多狩 秀
(乾いた笑いをこぼす彼を再度観察するように見る。品行方正という言葉は彼から生まれたのか?なんて変な思考が働いてしまうほど、“完璧”に近くて、ぞわりと寒気がした。同じ人間、趣味だってきっと近い。なのに決定的な違いがある。味方についたら最強なのだろうが、敵対すると厄介な人間。目の前の秀才は、きっとこれだけではないのだろう。とはいえ、敵陣に乗り込む口述もできた。話してみたいと思ったのも、興味を持ったのも事実。うん、うんと自分の中で整理していく。少しして、にこりと笑顔で彼の方に向き直る。)
あら、ありがとうございます。では明日の放課後、楽しみにしていますね。
(くるり、と向きを変えてその場を立ち去る。これ以上話してしまっては明日の楽しみが減ってしまう気がして。彼はきっと難事件の後処理をしなければいけないのだろう。常盤刹那はやりたいことしかしないのだ。明日の紅茶は何にしようか、なんて考えながら歩く足取りは心なしか軽やかだった。)
(/時間進めさせていただきます…!)
(コンコン、と軽くノックをする。生徒会室の前にはティーセットを持ち、制服をきちんと着こなした少女がひとり。才色兼備な彼女はぱっと見れば生徒会のメンバーだと思うかもしれない。けれど狂乱を求める彼女の本質がヴィランたらしめるのだ。敵陣に乗り込むのにやけに軽装で、まるで敵意はないですよ、と相手を油断させているようで。お得意の可愛らしい笑顔。今日もその裏で何かを妄想している。)
生徒会長、いらっしゃいますか?
(漂うのはダージリンの香り。けれど刺激を求める彼女はそれだけでは物足りず。瓶に入れた刺激的な武器はとっておき。気に入ってもらえるだろうか、なんて考えて、ふふっと笑いが溢れた。)
>52 来栖カカオ
(最強の武器を使われた彼女がどんな反応をするのか、期待と少しの興奮、加えて上手くできていただろうかという不安と恥ずかしさ。それらが相まって頬はほんのりと色づく。いつもなら逸れていってしまう目線が、今は交わり続けている。逃げ場を失ってしまったのは、一体どちらだろうか。彼女の口が動く。)
あ…。
(目の前の光景に、脳の処理が遅れる。時間も、思考も、全てがゆっくりになる。いや、いっそ止まってほしい。そう思うほどに、赤みを帯びた目の前の少女は綺麗だった。だから、思わず間抜けな声がもれてしまった。甘いバニラの香りが、彼女のスパイスをより引き立たせている。……そっか、これがこの子の。甘い猛毒を浴びた体は鼓動を早める。綺麗、可愛い、美しい。それらの感情と共存するのは、“壊したい”という欲望で。)
うん、教えて。私だけに。
それでいつか……壊させて。
(綺麗なものを見たら壊したくなってしまう。けれど、目の前の少女は綺麗すぎた。今壊してしまうのは惜しいと、初めての感情が働くほどに。うっとりと目を細める。けれど瞳だけは、獲物を逃すまいとする狼のようにギラギラと輝いていたのは夕日のせいだろうか。好きと破壊の、彼女なりの告白。)
…!うん、うん!!
(きゅっと握り返された手。そこからほんのりと伝わってくる彼女の熱。そして、抵抗のない、彼女の好きが伝染した。責任はもちろんとる。だから他の人には見せないで。逃げるつもりはない。離さないで、自分のそばに留めておきたかった、ただの独占欲。尖った口も、震えた声も、赤い頬も。全部私の。)
仕方ないなぁ。いいよ、じゃあ私のせいですよぉ。
(いたずらに笑う彼女に、少しだけ拗ねてみる。ちょっとした抵抗、でも彼女の方も白旗。ぽつり、ぽつりと吐き出される言葉たちの一つ一つを大切に記録して。)
たまには、ね。
我慢できなくなっちゃうかもぉ。
(きゅっと服を引っ張る感覚。控えめで、でも確かに強い想いがあって。じっと見つめられる。だから見つめ返した。)
……おいで?
(この空間が甘くなりすぎているのは、きっと彼女のバニラの香りのせいだけではない。甘えてくれると言った彼女に、少しだけ意地悪。少し後ろに下がってぱっと両手を広げる。甘えたいなら、そちらからきて、と言わんばかりに。甘くなりすぎたらスパイスを。)
>50 仙道 凛(/絡み失礼します)
あれ、えっと……仙道さん、でしたっけ?
(刺激を求めて気まぐれに歩いていれば、見覚えのある人物の後ろ姿。ちらりと見えた片手の手帳で思い出す。確か生徒会の一年生の子。何度か見かけたけれど表情から読み取ることがあまりできなくて、でも常に何かを書いていた。そんな彼女に興味がわいた。3年生なうえにヴィラン部のメンバーである自分が声をかけたら驚いてしまうだろうか。そうなれば嬉しいのだけれど、なんて考えながら、軽やかな声で話しかける。)
こんにちは。こんなところで何を?
(こてん、と首を傾げる。警戒しないで、と言わんばかりの笑顔で。生徒会が手を焼いていることなんて想像できるが、あくまで自分は関係ない部外者のような顔をして相手の反応を伺う。)
>53 一宮 和久(/絡み失礼します)
逃げられちゃったね?
(少し肩を落とした後、表情を切り替えて見回りをする後ろ姿にそっと近づいて声をかける。一宮 和久、同じ3年で生徒会所属。先ほどヴぃらん部に向かおうとしたら窓の外で何やらじりじりと猫に近づく人影があったのだ。窓に頬杖を付き眺めていれば、もう少しのところで猫が逃げていった。それもすごいスピードで。あんなに速いんだ、猫って、と感心していれば、怪しい人影、もとい一宮和久はショックを受けたのか肩を落としていた。面白いおもちゃを見つけたように、ギラリと目を光らせる。そういえばちゃんと話したことなかったなぁ、なんて考えつつ、足はもう動いていて。興味のあることには素直な彼女の今日のターゲットが決まった瞬間だった。)
57:
伊多狩 秀 [×]
2025-05-27 16:40:07
>55 来栖カカオ
さあ、どうだろうね。僕はこう見えて率直に物事を言うタイプだと思うけれど、計算高く見えているのかな?
……もしかしてゔぃらん部の次の作戦はそれかい?熱々で、しかも渋すぎる紅茶を僕に飲ませて吹き出させるみたいなイタズラ。それは勘弁してほしいな。
( 彼女の物珍しい笑い声を聞いて僅かに目を見張りつつ、問いかけにはのらりくらりと曖昧に答えて。具体的に作戦内容を予想しながら、彼女の視線に臆することなく止まない揶揄を軽い調子で受け流し)
いいね、二つ名みたいで格好良いじゃないか。若干、悪口のようにも感じるけれど。
( 照れているフリを見抜かれたようで、諦めて手を下ろし笑顔を見せて。完璧に固執した覚えはないが、彼女が抱いている印象はそれで固まっているらしい。その"完璧"を崩そうと揶揄を続けているのかと、なんとなく察してきていて)
そうだね、君は元々問題児というわけではないし更生という言葉は不適切かな。
( 何気ない会話でにじり寄るように距離を詰めることには抵抗を見せないが、いざ核心を突こうとすればサッと避けられてしまいもどかしさを覚えて。慎重に距離感を測りながら、不登校を問題児と認識するか否か、意見が割れるところだが自分としてはそうではないと思っていることを伝えて)
>56 常盤 刹那
( ありがとうございます!
──……ああ、入ってくれ。
( ……来たか、と目を細めて来訪者を受け入れる。それと同時に小型録音機を起動させ自身の胸ポケットに忍ばせて。丸腰での接触は危険だと判断し用意したものだが、何もなければ録音データは綺麗さっぱり削除するつもりだ。何もなければ、の話だが。緊張を悟られぬよう笑顔を貼りつけて彼女が持ってきた紅茶について言及し)
いい香りだね。ダージリンかい?
僕の方はシフォンケーキを持ってきたんだ。今用意するね。
( 芳しい香りを漂わせ入室した彼女に「ここに座って」と席に誘導して。机の上に置かれた小箱の中からシフォンケーキを取り出し、すでに切り分けられているそれを皿に乗せて。彼女の前に置くと、向かい合った席に腰を下ろし。紅茶とケーキの甘い香りが混ざり合う空間は優雅なティータイムの始まりを報せて、第三者から見ればすでに腹の探り合いが行われていることなど知る由もないだろう)
58:
黒城 漆 [×]
2025-05-27 17:16:00
>48 常盤刹那
……フッ、それは勿論!平穏を拒み、常識を覆し、誰もが心のままに動く……混沌が支配する自由領域!
そこには正しさなど不要!世界がほんの一瞬でも「おや?」と首を傾げたならば我が勝利!そしてその一歩が、この風嶺という訳だ!フハハハハ…ッ!
( ふっと口角を釣り上げると、演説のように声を張り上げて堂々と胸の内の理想を語り始めた。側から見ればただの妄想全開の空想でしかないが、彼は至って真面目で、そこには本音が多分に含まれている。普通、同調、正しさへの幼稚な反抗心。自由で、好きなように自己を表現出来る居場所の渇望。独特で分かりにくい語彙に包まれているが、結局はそういう事だった。 )
かも、では無い!既に我がシナリオの内だ!そして世界が狂い、秩序が崩壊し、正義が力を失うその時──お前達が居合わせるのも既に決定付けられている!
( すっかり調子づいたのか、此方もさも当然と言わんばかりにピンと指を突きつけて、尊大な口調で宣言してみせた。しかしその瞳と表情にはどこか照れと喜びが入り混じっていて、完全な悪役としては些か隙がある。部に入ってくれた彼女達に感謝していて、仲間意識を感じている事。こんな感情を認めてしまえば悪として失格の為、本人としては表に出していないつもりだが。)
…、え゛っ……?い、いやいや、我は混沌の主導者!支配者!一貫して困らせる側であって……
( そうして調子良く宣言したのも束の間、彼女の一言でぐらつく牙城。またもや思いっきり困惑した声が出てしまう。その時が来るまでもなく既に困った様子で眉尻が下がり、しどろもどろな言葉で抵抗して。 )
>49 生徒会長
ふふん……この筆致に魅入られるとは、なかなか素質があるようだな。今日ほど貴様が正義を掲げている事を残念だと思った日は無い…。
( ペンを走らせつつも、耳に届いた賛辞らしき言葉に思わず鼻を鳴らして得意気な笑みを浮かべた。後で感想貰おう!なんて勝手に期待しながら、しゃっしゃと筆を進めていく。原稿用紙に書き殴った中二全開の言葉の数々を、“作品”として受け止められたことで実に単純ながら気分が上がっている様子で。)
…へー…結構庶民的だなあ。光の象徴も人の子か……てっきり天上のフルコースでも摂取してるのかと思っていたが…。
( 手を止めずにいたがその話題に自然と耳が傾いて、若干素のリアクションで返してしまう。なんとなく高級レストランの名物料理だとか、聞いたこともないような輸入食材を好むのかと思っていたのに。偏見で勝手に作り上げていた“生徒会の玉座に鎮座する宿敵=完璧超人”像がちょっと崩れ、地に足のついた嗜好に妙な安心感を覚えて。)
ならば、ここは此方もひとつ語ってやろう。我が好物は──ハンバーグだッ!
( 話題が身近な方向へ流れたせいか、聞かれてもいないのにドヤ顔で自らの好物も宣言する。胸を張って誇らしげに、ありきたりなチョイスを。本人に自覚は無いが、この調子だと誘導されれば何でもペラペラと話してしまうだろう。 )
>50 生徒会書記
( 校舎の廊下を曲がった後、ぴたりと足を止めたのはその先に気配を感じたからだ。数歩先、黒い手帳を手に一人佇む、ミステリアスな眼帯の少女。あれは──そう、生徒会書記。我が宿敵、生徒会の一員である。ノートを捲るその姿を見て悟る、きっと生徒会は自身の打った布石の調査に乗り出したに違いない──と。にやりと口角を上げれば、堂々とした歩みで彼女の前へと姿を現して。 )
なるほどなるほど、近頃の"闇の紋様"事件についてか。貴様もその存在に気付いていたとは──やはり只者ではないな、“風嶺の記録者”よ。
( 一旦、あくまでも当事者ではなく観察者の体で話しかける。勝手に世界観を作り上げて、いつも通り大袈裟な言葉で語るその口調は、側から見ればふざけているようで本人は至って真面目だ。内心では"闇の紋様"にどんな感想を抱いているのか、反応を期待している様子で。彼女の無表情な横顔を一瞥するその瞳は少し揺れている。 )
>52 来栖カカオ
べべ、別に欲しがってなどいないッ!視線の先に偶然“それ”があっただけであって……っ
( ビクリと肩を跳ねさせ、即座に否定の言葉を放つ。あまりにも反応が早過ぎて、逆に図星だったことがバレバレだろう。しかも瞳は揺れており、声が半音上ずっていた。マントの裾を弄る手もまるで子どもが嘘をついている時のそれで、どこまでも分かりやすく言い訳を重ねて。目を逸らしながらも未練がましく、まだ視界の端でメロンパンを追っていたが──。)
ハッ……!だが今ので閃いたぞ……!
( 唐突に立ち上がり、顔をパッと上げて高らかに宣言。片手を額に当てながら、“名案が閃いたポーズ”を取る。マントの裾がふわりと揺れる中、表情は急に悪役然とした自信に満ちたものへと切り替わり──だがその目の奥には、限定メロンパンへの興味がまだ微かに残っていた。)
その名も!《購買部メロンパン包囲網計画〈スウィート・オブ・カタストロフ〉》!!番人を懐柔し、その甘美を全て我が手中に収めれば……! 風嶺中の人間は震撼し、購買の秩序は崩壊し、甘味界の覇権は我が部の物となるのだッ……!
( “番人”とは購買のおばちゃんのことである。要するに、購買のおばちゃんに気に入られて限定メロンパンを買い占めたいというだけなのだが、彼の中ではすでに“征服計画”として成り立ってしまっているらしい。なお、どうやって懐柔するのかという肝心な部分は一切考えていないが、腕を組み完璧だと言わんばかりに悦に浸っている様子で。)
>53 生徒会会計
( それは、まるで一瞬の夢だった。校舎の窓から見えた“黒き影”。木々の合間を優雅に駆け抜け、陽の届かぬ木陰にその姿を留めていたのは──どこか神秘的な雰囲気すら纏った黒猫であった。…あれはまさしく、〈闇の眷属〉!黒猫に脳内で勝手な肩書きを授け、半ば本能のままに追いかけるようにして廊下を走り、そして今、曲がり角を飛び出したところで。)
っっぶなっ!?
( 危うく人にぶつかりかけた。慌てて急ブレーキをかけた為紙一重で衝突は避けられたものの──相手の顔を認識した瞬間、テンションは一気に変貌する。敵の前で咄嗟に漏れてしまった驚愕の言葉を誤魔化すように。緩く目を細め、わざとらしくフッと鼻で笑えば繕った声色で口を開き、自分の世界観を展開し始めて。 )
これはこれは……“均衡の守護者”よ。貴様がこのタイミングで現れたということは、まさか──我が追跡していた“眷属”を封印するため、生徒会も動いたのか……!?
59:
黒城 漆 [×]
2025-05-27 17:18:05
>51 様
(/素敵なpfありがとうございます!飄々とした一面、手先の器用さや情報通な所など、漆が大分煩く反応してしまいそうです。不備は無いので是非ご参加ください!よろしければご自身の絡み文を投下して頂くか、他の方の絡み文へと絡んでいただければなと思います。よろしくお願いします!)
60:
黒城 漆 [×]
2025-05-27 17:30:55
《pf/募集枠》
【ゔぃらん部】
・部長
>3 /黒城 漆
・副部長
>10 /常盤 刹那
・新入部員(男性)
常識人寄りのツッコミ役。
・部員A
>6 /来栖 カカオ
【生徒会】
・生徒会長
>5 /伊多狩 秀
・副会長(女性)
クールビューティー。会長に心酔している。
・会計
>45 /一宮 和久
・書記
>33 /仙道 凛
【人数無制限】
・その他生徒
>51 /階 千暁 ( 新聞部部長 )
・教師
61:
常盤 刹那 [×]
2025-05-27 20:14:32
>57 伊多狩 秀
失礼しますね。
……へぇ、中ってこんな感じだったんですね。初めて知りました。
(明るい声で一言言うと、扉を開けて中に入る。にこりとお淑やかな笑顔を浮かべつつ、ぐるりと部屋全体を見回してみる。とはいえ、さすが生徒会と言ったところ。ヴぃらん部の部屋とは比べ物にならないくらいきちんと整理されており、空気すらも澄んでいるように思えた。お茶会にはぴったりの場所というものだ。)
えぇ、お好きですか?
シフォンケーキ…!素敵ですね。ありがとうございます。
(ティーセットを机に置いてカップを配る。持参したのはウェッジウッドのティーセット。その中でもお気に入りの『ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル ガラパゴス』博識な彼なら興味を持ってくれるだろうか?なんて期待して今回はこれを選んだ。彼が用意する間に慣れた手つきで紅茶を注ぐ。ダージリンの香りを少し楽しんだ後、シフォンケーキ、の言葉にぱっと笑顔を作る。素性を知らなければ、その姿は可愛らしい令嬢のようで。ポケットにしまった小瓶はそのままに。水面下での攻防戦はまだ始まったばかり。)
なんというか、緊張しますね。対談みたいです。
(ふわりと笑って告げる。もちろん緊張はしていない。正面に座った彼の出方を伺って、ピリついた空気を楽しむ。あぁ、これだ。このくらいの刺激が今は丁度いい。)
>58 黒城 漆
自由領域……うん、確かにその響きはいいですねぇ。あ、でも、一瞬じゃつまらないじゃないですか。
(演説のように声を張り上げる様子をただニコニコと見ていた。難しいことを言っているようで、内心はもっと簡単なのだろう。つまり、好きなものを好きだと言える世界を作りたい…みたいなものだろうか。よくもあそこまでスラスラと言葉が出てくるなぁと感心しつつ呑気に聞いていると、引っかかる言葉。一生続いてこその征服。純粋な目で、心の底からの、本音で彼に告げて。)
…ふふ、なぁんだ。ならよかったです。
(言っていることの半分以上はよくわからない言葉で隠されてしまうけれど、彼の本音が聞こえた気がして、思わず笑いが溢れた。なんだかんだいって気遣いができて仲間思いの彼、その口から発せられるのは照れ隠しで。ヴィランであるから仕方ないけれど、言葉の裏の本当を知っていればどうってことない。刺激を求める彼女がまだこの部をやめていないのは、そんな人柄を知ったから。やってることにさほど刺激はないけれど、あのメンツだから刺激的に感じる。)
そうですねぇ、でも私は参謀ですよ?主導者の座を狙って貶めようと考えていたり…?
(小悪魔のような笑みを浮かべて相手の反応をひとしきり楽しんだ後、まぁ、貶めようとは思ってないですけど、と付け加えて。)
困らせたい、って言うのは、本当ですけどね。
(じっと彼の目を見る。ギラリと目を光らせて、口元は可愛らしく笑っているけれど、その目が本気だということを何よりも主張している。)
62:
一宮 和久 [×]
2025-05-27 20:47:05
>54 伊多狩 秀
───…アレルギー、ではないけど。
(生徒会室の扉を開いて直ぐ、目を引く赤いセーターを視界に捉えたのと同時、唐突に問われた言葉に一瞬扉を閉める手が止まった。どうしてここでその話題が出るのか。よく見れば室内にはもう一人、何故か用務員の姿がある。口を閉ざしたまま二人を訝しげに観察し、それから薄く唇を開くと一先ずは返答を。軈て近くの椅子に鞄を置きながら状況を説明する彼の言葉に耳を傾け、用意されていく道具から目を逸らすように視線を落とした)
…なるほど、その猫なら俺も見たよ。多分あの黒猫だろ?自販機近くの窓から見えるところにいたんだけど、今はどうかな。
(正直動物は好きだし、保護したい気持ちは大いにある。何より会長直々の頼みを断る理由もない───が、返事を迷うように先ず口を突いたのは先程自分も見掛けたという旨の報告。例え快く引き受けたとして、近付くだけで逃げられてしまう己が果たして役に立つだろうか。寧ろ邪魔をする可能性が高い。数秒程机上を見詰めて沈黙を落とし、悩んだ末に緩慢な動作で彼へ視線を戻すと柔和に口角を上げた。自分は捕まえられないだろうけど、という言葉は飲み込んで)
うん、俺も手伝おうか。人手は多いに越したことはないだろうし。
>55 来栖 カカオ
え…───はは、見てたの?
(歩き出した瞬間、背後から聞こえたのはどこか面白そうに揶揄を含まれた言葉。思わず足を止めて振り返れば、下級生の少女が立っていた。この子は確か、例の部に所属している一年生か。何度か交流はあるが、未だ掴めない独特な生徒のうちの一人だ。高い位置で括られた長い銀髪がふわりと風に揺れるのを自然と目で追い、一度瞬いてから改めて向き直ると小さく息を吐くように軽やかな笑みを)
そうだなぁ……少し苦かった、とでも言っておこうか。逃げられなければ一旦保護するつもりだったけどさ。結果はまあ、見ての通り。
(負け犬の遠吠え、先程の状況を見られていたのなら強ち間違ってはいない。特に煽られたとも思わず平素通り、聞かれた事に少し逡巡してから言葉を返した。あの場面を見られただけでは大したからかいのネタにもならないだろう。──それとも、この少女は意地でもこちらの反応が崩れるのを見ようとするのだろうか。彼女の表情を観察するように軽く首を傾け、その瞳を覗き込んで)
ああでも、君なら上手に捕まえられたのかな。
>56 常盤 刹那
……常盤か。珍しいな、君の方から絡んでくるなんて。
(校舎の見回りついでに生徒会室へ足を向けたところで、楽しげな響きを持った声が背後から届いた。何の事か、なんて聞かずとも今し方の猫との攻防を見られていたのだろう。目先の可愛さに目を奪われて、近くに人がいた事に気付かなかった。否、一度見られたところで困りはしないが。ゆっくりと振り返って自分より低い位置にある彼女の黒い瞳を捉え、あくまで落ち着いた態度を崩さず表情を和らげて)
残念だけど、期待しているような面白いことはないと思うよ。ほら、猫ももう居なくなってしまったわけだし。
(普段、ゔぃらん部として行動を起こした時にだけ事情聴取や声掛けをするのみで、私的な交流がなかった彼女が何故近付いてきたのか。よく考えずとも答えは決まっているようなもの。ほんの少し苦笑を滲ませた気さくな笑みで近くの窓から見える中庭を指差し、これで彼女は身を引くだろうかと密かに目を細めて)
>58 黒城 漆
(突然の事だった。猫の愛らしい姿を見れただけでも運が良い方だ、と。内心で気分を持ち上げながら歩いていた己の目前に、黒い何かが飛び出てきたのは。ふわりと舞う黒いマントが視界に広がり───衝突目前で止まった彼の姿を確認すると、驚きで薄く開いていた双眸をそっと細めた。日頃何かと悪戯を仕掛ける集団の主な首謀者とでも言うべきか。こちらを見るなり独自の世界観で話し始める彼を瞳に捉えたまま、小さく口元へ笑みを浮かべては緩慢にその肩へ片手を伸ばした)
───うん、ごめんね。水を差すようで悪いんだけど、今の勢いで人にぶつかったらどうなるか分かる?……例え今みたいに衝突を回避できても、驚いた相手が転んで怪我をする可能性だってあるんだ。それは君も同様にね。
(今回は相手が自分だった事もあり見逃そうかとも思ったが、今後の為にもそうはいかない。もし彼よりも小柄な生徒がこの場に居たら、と想像して普段より幾分か落とした声で説教じみた言葉を並べる。けれども叱るという行為の不慣れさにどうしてもむず痒くなると直ぐに表情を解し、ヴィランであろうとする彼が重く受け止めてくれるかはさておき、廊下を駆ける原因となったものは何だったのかと正体を確かめようとし)
あー、…説教はあまり得意じゃないんだ。今後は廊下を走らないでくれる事を祈るよ。───…それで?君が夢中で追いかけていた“眷属”っていうのを聞いてもいいかな。
63:
常盤 刹那 [×]
2025-05-27 21:14:11
>62 一宮 和久
ふふ、こんにちは。一宮さん。
そうですか?まぁ、気まぐれな人間の暇つぶし、とでも思ってくだされば。
(ふわりと可愛らしく笑って挨拶をした後、珍しい、と言われたことに対してこてん、と首を傾げる。確かに生徒会の仕事での時くらいしか話さなかったかも、なんてのんびり考えて。淡茶色の瞳に見つめられつつ、彼の全体像をじっくりと観察する。金色の髪を上手く束ねて、耳にはピアス、加えて緩く着崩したシャツ。ぱっと見、怖そう、とか、生徒会らしくない、とか、そういった印象を受けられそうな見た目をしている。けれど妙に落ち着いていて、俯瞰していて。それが彼の持つ独特な雰囲気を作り出しているのだろう。刺激的、とは少し違う。初めに抱いた印象は『よくわからない人』だったから。だから自然と会話をすることはなかった。けれど今、興味がわいた。気まぐれな自分の思考に少しだけうんざりしつつ、言葉を続ける)
そうですね、猫さんは居なくなってしまったけれど、面白いものならまだありますから。
動物、お好きなんですか?
(視線を彼に戻す。向けるのは純粋な好奇心。そしてやはりピリリと辛いスパイス。先ほどの行動からして、どうやら動物が好きなのであろうことは把握できる。けれど好かれる体質ではないらしい。その事実に勝手に親近感がわく。)
動物に好かれる人って、一体何がどう違うんでしょうね?
(腕を組んでうーん、と考える。あくまで、帰る気はない、と行動で示して。動物は本能が働くというし、自分の場合は動物なりに何かを感じ取っているのだろう。もちろん動物に苦しんでほしい、なんて感情は抱いたことがないし、抱くつもりもないのだけれど。では、彼の場合はどうだろう。そんな純粋な疑問をぶつけてみる。)
64:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-27 21:35:17
>56 常盤刹那
(ほんの一瞬、息を飲んだ。心のどこかがざわめく。けれど、それでもカカオは目を逸らさない。頬は確かに熱い。でも、今の彼女にはそれを隠す余裕すらない。)
……バカ。
そんなこと、簡単に言わないでよ。
(そう言いつつも、声は怒っていない。むしろ呆れたような、けれどどこかくすぐったい響きを含んでいる。指先が、刹那の胸元の服をそっと掴む。しっかり、でも優しく。)
“壊していい”って言葉は、“信じてる”って言葉よりも、ずっと危ないんだから。
(瞳を細める。けれどそこには怒りも拒絶もない。ただ、静かに、真っ直ぐに見つめ返す。カカオの目は、夕日に照らされて赤く、透けるように揺れる。)
……でも。
あたしも、“壊されるなら”……って、今ちょっとだけ、思っちゃった。
(声が震える。でも、それは恐怖じゃない。刹那の言葉に、カカオの中の“何か”が確かに反応した証。静かに目を伏せたかと思うと、すぐにまた見上げる。今度は、ほんのり意地悪な笑みを浮かべて。)
……あたしが“壊れてく”とこ、ちゃんと最後まで見ててね。
中途半端に壊したら、許さないから。
(それは、挑発であり、約束であり、恋の続きだった。少女が放ったのは、覚悟と願いの入り混じった、“とても甘くて危険な肯定”だった。)
……ずるい。ほんと、ずるいよ、先輩は。
(頬に触れた手が、あたたかくて。握られた指が、安心で。「おいで」なんて、そんな簡単に言わないでよ──と、心の中でぶつぶつ言いながら)
……逃げ道、なくなっちゃったじゃん。
(それでも、ほんの一歩だけ踏み出して。手を引かれるより先に、自分の意思で、寄っていく。ぴたりと身を寄せ、そっと肩を預けるようにして。抱きしめられる前に、彼女自身が“抱きしめに来た”みたいに)
……じゃあ、ちょっとだけ。
今日だけ、あたしのこと、大事にして。
(その声は、甘えでもワガママでもなく、“お願い”。
ただ少しだけ、自分を預ける選択をした、彼女なりの誠実な一歩)
>57 伊多狩 秀
あーあ、それもうフラグ立っちゃったじゃん。
『紅茶ぶちまけた会長(三年)』って伝説、来週には校内放送で特集されてるかもね?
ま、安心して? あたしはやさしいから。
“おっとっと、ぶちまけちゃった!”って即座に顔芸までしてくれたら、逆に好感度上がるって。
(言葉のひとつひとつに悪意はない。けれど、その声色には確かな棘と、くすぐるような皮肉が込められていた。ペットボトルの底をくいと指先で突き上げながら、彼女は飽きることなく会長の表情を見つめている。茶化しているのか、試しているのか──あるいはその両方。笑顔の奥で、何かを崩してみたいという好奇心が静かに光っていた。)
そっちがその気なら、あたしも本腰入れてキャッチコピー量産しとくか。
(カカオは口元だけで笑いながら、ポケットからスマホを取り出して、ふと画面をスリープ解除する。だが写真を撮る素振りは見せない。ただの仕草。それも“からかい”の延長戦。)
……ふぅん、じゃあ聞くけど、
“問題児じゃない”って、誰基準? あんたの中で決めたカテゴリで、あたしを無罪放免にしてくれるの?
(皮肉を滲ませた声色で返しつつも、その瞳はわずかに揺れている。否定してほしいわけでも、肯定されたいわけでもない。ただ、“枠”に収まることを拒みたくて、会長の言葉の裏を試すように噛みつく。突っぱねながらも、その答えに一抹の期待を滲ませて)
>58 黒城 漆
(換気の悪い、少し湿った空気が部室の隅々にこもっている。窓の外から差し込む午後の薄曇りの光が、埃混じりの空気にぼんやりと影を落としていた。そんな重苦しい空気を背に、カカオはゆったりと椅子に腰掛けたまま、眉一つ動かさず淡々とした声音を響かせる。)
……購買部の番人に媚びてメロンパンを独占とか、まさに悪のカリスマの発想だね。だがな、部長、甘味の覇権とか言う前にまずは『懐柔の具体策』を考えてからにしろよ。思いつきで征服計画語るのは、ただの食い逃げ予告みたいなもんだ。
(声は冷静で滑らかだったが、その裏にほんの僅かな苛立ちが潜んでいるのを、部長は感じ取れたかもしれない。)
あと、そのメロンパン、あたしは譲らない。勝手に震撼してくれ。こっちは味の評価をするっていう使命感で買ってるんだ。甘さ、食感、クリームの濃度…それを楽しむのに、部長の無鉄砲な作戦は邪魔でしかない。
(声のトーンがわずかに低くなり、言葉は鋭く突き放す刃のように響く。まるでその無計画さを厳しく断罪するかのように。)
……まあ、そんなバカ騒ぎが少しはこの部の“ほろ苦さ”を作ってるっていうなら、あたしはそれも悪くないと思ってるけどね。
(カカオは視線を部長の動きから離し、手元のメロンパン包みを軽く指先で弾いた。)
>57 伊多狩 秀
あーあ、それもうフラグ立っちゃったじゃん。
『紅茶ぶちまけた会長(三年)』って伝説、来週には校内放送で特集されてるかもね?
ま、安心して? あたしはやさしいから。
“おっとっと、ぶちまけちゃった!”って即座に顔芸までしてくれたら、逆に好感度上がるって。
(言葉のひとつひとつに悪意はない。けれど、その声色には確かな棘と、くすぐるような皮肉が込められていた。ペットボトルの底をくいと指先で突き上げながら、彼女は飽きることなく会長の表情を見つめている。茶化しているのか、試しているのか──あるいはその両方。笑顔の奥で、何かを崩してみたいという好奇心が静かに光っていた。)
そっちがその気なら、あたしも本腰入れてキャッチコピー量産しとくか。
(カカオは口元だけで笑いながら、ポケットからスマホを取り出して、ふと画面をスリープ解除する。だが写真を撮る素振りは見せない。ただの仕草。それも“からかい”の延長戦。)
……ふぅん、じゃあ聞くけど、
“問題児じゃない”って、誰基準? あんたの中で決めたカテゴリで、あたしを無罪放免にしてくれるの?
(皮肉を滲ませた声色で返しつつも、その瞳はわずかに揺れている。否定してほしいわけでも、肯定されたいわけでもない。ただ、“枠”に収まることを拒みたくて、会長の言葉の裏を試すように噛みつく。突っぱねながらも、その答えに一抹の期待を滲ませて)
>58 黒城 漆
(換気の悪い、少し湿った空気が部室の隅々にこもっている。窓の外から差し込む午後の薄曇りの光が、埃混じりの空気にぼんやりと影を落としていた。そんな重苦しい空気を背に、カカオはゆったりと椅子に腰掛けたまま、眉一つ動かさず淡々とした声音を響かせる。)
……購買部の番人に媚びてメロンパンを独占とか、まさに悪のカリスマの発想だね。だがな、部長、甘味の覇権とか言う前にまずは『懐柔の具体策』を考えてからにしろよ。思いつきで征服計画語るのは、ただの食い逃げ予告みたいなもんだ。
(声は冷静で滑らかだったが、その裏にほんの僅かな苛立ちが潜んでいるのを、部長は感じ取れたかもしれない。)
あと、そのメロンパン、あたしは譲らない。勝手に震撼してくれ。こっちは味の評価をするっていう使命感で買ってるんだ。甘さ、食感、クリームの濃度…それを楽しむのに、部長の無鉄砲な作戦は邪魔でしかない。
(声のトーンがわずかに低くなり、言葉は鋭く突き放す刃のように響く。まるでその無計画さを厳しく断罪するかのように。)
……まあ、そんなバカ騒ぎが少しはこの部の“ほろ苦さ”を作ってるっていうなら、あたしはそれも悪くないと思ってるけどね。
(カカオは視線を部長の動きから離し、手元のメロンパン包みを軽く指先で弾いた。)
>62 一宮 和久
(向き直った和久の視線を、カカオは真正面から受け止める。だがその銀の瞳には探るような色も、責めるような色もない。──むしろ、弄ぶ準備をする手のひらのような余裕。彼の問いかけに、わざと大仰に肩をすくめてみせると、目線だけでそらりと芝の方を向いた)
あー……どうだろ。あたしがやったら、途中で飽きて追いかけるのやめちゃうかも。
でも──あんたみたいに嬉しそうな顔は、たぶんしないな。
(悪戯をしかける猫のような笑み。軽やかに一歩詰めると、和久のペットボトルにちらりと視線を落とす。手にしたお茶を挟むように両手で覆うと、まるで心音でも確かめるかのように少し傾げる)
ふぅん……ちょっとは動揺してると思ったのに、冷たいね。
……じゃあさ。
逃げたのが猫じゃなくて、あたしだったら──どうする?
(わざとらしく口元を歪めて問いかける。声のトーンは変わらず、どこまでも楽しげ。だがその中に、ごく僅かに熱を孕んだ気配。試すように、揺さぶるように。彼の「崩れ」を探して、仕掛けた指先はまだ止まらない)
65:
階 千暁 [×]
2025-05-27 21:36:56
(/参加許可ありがとうございます!早速初回の文を用意いたしました。ご負担でなければお相手よろしくお願いいたします!個性豊かな皆様とお話できることを楽しみにしております!)
>ALL
まいどあり~!なんか面白いネタあったら教えてね~。
(放課後の特別教室棟、最上階の階段の踊り場にて依頼人と面会。今回の依頼は浮気調査。彼女の潔白が証明されて一安心の彼氏殿から報酬の駄菓子の詰め合わせを無事に頂戴。足取りも軽やかに階下へ駆け下りる背中にひらりと手を振り営業スマイルでお見送りを。――足音が遠ざかると再び静けさを取り戻す。この辺りは専用の部室がない文化部の部員がちらほらいる程度で人通りは少ない。密会にはうってつけだがゴシップ以外のネタ探しには不向きである。本日の仕事も片付いてしまったし、新聞部らしくネタ探しの旅に出るか。それとも幼馴染の暗黒結社のアジトにでもお邪魔しようか。生徒会の動向を追うのも悪くない。スラックスの色味に合わせた羽織をふわりと翻し、ご機嫌に鼻歌を交えながら心が躍る事件を求めて階段を下り始め)
66:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-27 21:52:45
>all様
(/すみません!!投稿にミスがありました!!ご迷惑おかけします_○/|_)
67:
伊多狩 秀 [×]
2025-05-28 01:07:38
>58 黒城 漆
そんなに良いモノを食べているわけではないよ。みんなと同じさ。
……ふふ、ハンバーグか。僕もファミレスに行った時はハンバーグを頼むよ、食べ盛りだしね。
( 彼が言うように生徒会長といえど一般家庭で育った人の子。食卓に出てくる料理や食の好みは案外普通だった。意外そうな反応を示す彼には内心しめしめと手のひらを擦り合わせて。君の方は…と問いかける前に勝手に白状しだした声に少し驚いたあと笑い声を上げて。好物はハンバーグという答えに幼い印象を抱きながら、"ファミレス"なんて通俗的なワードを用いてさらなる人の子アピールを )
……黒城くんは、なかなか語彙力があるよね。普段から本を読んでいたりするのかい?
( 話題は変わり、彼の言葉遣いの話へ。本棚から適当な参考書を一冊取り出し流し読みをしながら、少しずつ彼の情報を引き出そうと)
>61 常盤 刹那
ああ、紅茶は好きな方だよ。リラックス効果もあるしね。
……なんだか面白い絵柄のティーカップだね。何のスケッチだろうか…。
( ふと彼女が持ち込んだティーセットが目に留まり、徐に持ち上げてじっくり鑑賞を。芸術作品をあしらったようなティーカップは船やカメのようなものが描かれている。おそらく高級品だ。並の高校生が持っているようなものではないと思うが、家から持ち出してきたのか否か。分からないが、なかなか悪くないと彼女のセンスに感心して)
自然体でいてくれて構わないよ。──……まずは、昨日の話の続きをしようか。
生徒会長という立場は窮屈ではないのか。それが常盤さんの疑問だったよね。
……君は優等生だし、期待されるプレッシャーを知っているからあんなことを聞いたのではと思うんだけれど、違うかな。
( 緊張するという言葉に何を今更…と呆れる声は飲み込んで。柔和な雰囲気はそのままに、昨日のやりとりについて言及し始める。しかし核心を突くには彼女の思考への理解が足りず、今現在なんとなく察していることを頼りに質問をするしかないようで)
>64 来栖カカオ
顔芸か。……そうだね、練習しておくよ。
( そんなことするわけがないと言いたい気持ちをグッと堪え、冗談か否か分かりにくい表情で彼女の言葉を受け入れて。必要以上に反発したところで何も生まれないし、じゃれているような言葉の応酬の中で少しおどけてみたくなってしまったようだ)
どうだろう、僕は裁判官でも何でもないしなぁ。……でも、個人的には、来栖さんは悪に染まりきっていないのでは?なんて考えているよ。
( 今日生まれたやりとりの中で感じたことを口にする。ゔぃらん部に所属し、言葉が鋭く、こうして上級生を揶揄う彼女は一見すると悪に見えるが、腹の底までは黒に染まっていないのではないかとわずかに揺れる瞳を見つめ返し)
>62 一宮 和久
ありがとう、助かるよ。
( 存外真面目な彼のことだからすぐに承諾してくれるだろうと踏んだが、どことなく歯切れが悪く返答に困っている様子。珍しいな…なんて思いつつその理由を測りかねて思わずじっと彼を凝視してしまうが、こちらに視線が戻れば微笑みを浮かべ。最終的には首を縦に振った彼に感謝を伝え、捕獲道具を手渡した)
───……一宮くんの目撃情報を参照するとこの辺りかな。日が暮れる前に見つけてあげないとね。
( その後、生徒の人影もまばらになった中庭へ用務員と金髪の彼を引き連れ向かう。ふと日が傾き始めた空を見上げ、捜索時間には限りがあることを示唆して。出来る限り今日中には保護したいところだ。まずは何処から……と何となく木の茂みの方に視線を動かすと、ほんのりと発光する2つの丸い何かとかっちり目が合う。それは探していた猫の目だった。予想よりもずっと早い邂逅に少し目を見張り、「……一宮くん、いたよ」と小さく彼を呼んで )
>65 階 千暁
( 絡み失礼いたします!よろしくお願いします。
──……ごめんね、君の気持ちには応えられない。
( 廊下の片隅、とある女子生徒に呼び止められ話を聞いたが最後。顔を真っ赤にした彼女が口にしたのは恋愛感情の告白、そして「付き合ってください」というお決まりの言葉。こういったシチュエーションは月に1回、必ずと言っていいほど起こるものでその度に首を横に振っている。もうすぐ受験があるから、生徒会の仕事が忙しいから、恋愛に興味がないから、と適当な言い訳を申し訳なさそうに眉を下げながら言えば大抵は諦めてくれる。そうして今も涙を浮かべた女子生徒の背中を見送り、小さく溜息をこぼして。しかし、階段から降りた彼の存在には気付いていないようだった)
68:
仙道 凛 [×]
2025-05-28 01:11:09
>52 来栖 カカオ
(/ありがとうございます、よろしくお願いします!)
(来栖が音も立てずに近づいたからか、それとも書くのに集中しすぎて気づかなかったか…或いは両方か不明だが、声をかけられるまで相手の存在に気づかずそちらを向きながら咄嗟に手帳を自分の身体に押し当てて書いてる内容を隠して。今開いているページは恐らく見られてしまったが、やはりいろんな情報が書かれている分見られるのは嫌なのだろう。とは言っても、表情の変化は一切ないが…)
…そう、あの落書きについて調査を続けてる…。犯人候補は3人にまで絞れた…。
(目の前の生徒…ヘアスタイルや服装のことで毎日のように教師との攻防を繰り広げ、ヴぃらん部に所属している元不登校の生徒「来栖カカオ」…彼女のことも当然知っており、笑みのようにもとれる口端の僅かな動きを見逃さず、調査の進捗を簡単に話して。正直犯人は誰なのかは予想はついているのだが…)
>>53 一宮 和久
(/ありがとうございます、何考えてるか分からない子ですがこちらこそよろしくお願いします!)
…!……一宮先輩…。
(先程の生徒から得た情報と今まで得た情報、そして犯人候補のページを見比べていると何かが右の二の腕を擦り。何が擦ったのだろうかと顔を上げると、見慣れた相手…同じく生徒会に所属している会計担当、学年が1つ上の一宮和久。彼が教材か何かが入った段ボールを2つ持っており大方その段ボールで視界が塞がっていた上に、小柄な凛が丁度見えずに段ボールが二の腕を擦った…といったところだろうか。)
…大丈夫です、どこも怪我はしてません。私の方こそすみません、書くのに夢中で気づかず…
(不良生徒と思わせる見た目だが、中身はそんなことはなく申し訳なさそうに謝罪し心配してくれる一宮。怪我という怪我はしておらず、そのことを伝えて。自分の悪い癖だが、書くこと…情報収集に集中すると周りのことが見えなくなることがあり、こちらも謝罪して)
>54 伊多狩 秀
(/ありがとうございます、こちらこそよろしくお願いします!)
…生徒会長…お疲れさまです。はい、計13カ所に似たような落書きがされた…あの案件です…。情報収集の結果、犯人候補が3人まで絞れました…。
(生徒から得た情報をまとめて見返している最中、死角…自分の右側から聞き慣れた声が聞こえてきて。声がした方を向くと、そこには見慣れた相手…生徒会長が居てにこやかな様子で労いの言葉をこちらにかけてくれており。生徒会長に挨拶し、進捗を簡単に説明する…落書きされて箇所が意外と多く、意図的に13にしてるかそれともまだ書いてる最中かは不明だが、短い期間で落書き事件の犯人候補を3人にまで絞っており)
…私も、あの部活……もっと言えば、部長の仕業だとは思っています…。ですが、まだ決定的な情報がないので…
(生徒会長と同じくヴぃらん部…黒城の仕業という予想はついており。3人の犯人候補の中にも黒城が入っている…が、データ至上主義な凛はやはり決定的な情報が手に入るまでは決めたくないらしい。真面目なのか、それとも情報が欲しいだけか…恐らく後者だろう。)
>56 常盤 刹那
(/ありがとうございます、よろしくお願いします!)
…貴方は確か、常盤先輩…ですよね…?
(何処からか自分名前が聞こえてきて、声がした方を向くと…成績優秀で才色兼備、絵に描いたような優等生のイメージがある…が、何故かヴぃらん部に所属している常盤刹那がそこに居た。常盤の期待とは裏腹に驚くどころか一切表情を変えず、相変わらず何を考えているかわからない表情を向けて。当初常盤がヴぃらん部に所属している理由が全くわからなかった…が、情報収集を進めていくにつれて彼女の素性に気づきつつある。当然表情が変わらないため、悟られる心配はない。)
…つい最近起きた落書き事件について…情報収集をしてます…。
(イマイチ警戒してるかどうかはわからないが、十中八九彼女が所属している部活の部長の仕業であろう事件の調査をしていることを明かして。進捗はかなり進んでいる方で、犯人候補がかなり絞れてきた状況だ…当然、犯人候補の中に黒城が入っており)
>58 黒城 漆
(得た情報をまとめ、確認も終えたところで再び情報収集をしようとしたところ…犯人候補、しかも1番の有力候補である黒城が現れ。相変わらず常人が聞けば理解できないような発言だが…黒城の情報を持つ凛は脳内で翻訳を始めて。闇の紋章…恐らくはあの落書きのことだろう。妙な呼び方をされたことは気にすることなく、どうにか黒城から有力な情報が得られないかと考えており)
…そう…生徒会役員としてではなく、私個人であの紋章の調査をしています…。あの紋章…実に素晴らしい、同じ紋章が複数、一定箇所に刻まれているのを見た限り…大悪魔召喚の儀式、といったところでしょうか…。是非とも、あの紋章を描いた人物に会いたいものです…。
(こちらを見る彼の瞳が少し揺れていることに気付き、恐らくはあの落書き…紋章の感想が気になっているのだろうと考察して。凛の口から、まさかの発言が飛び出す…表情は変わらず心にも思ってないことだが、黒城が喜びそうな言葉選びやあの紋章の意味等を考察して話して。黒城の情報を握ってるからこそできることだろう…是非とも紋章を描いた人物に会いたいと、黒城の目を真っ直ぐ見つめながら告げて)
69:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-28 06:37:11
(/初めまして!all文絡みますね!) >65 階 千暁
(銀髪のポニーテールが揺れた。刈り上げたサイドのラインに蛍光灯の白がひっかかり、ふと目を引く。階段の踊り場――隅に寄りかかるように立っていたカカオは、黒タイツに包んだ脚をくいっと組み替えた。ミルクチョコ色のカーディガンの袖を肘まで捲って)
……おつかれさま、名探偵さん。なんか一人で楽しそうじゃん?
(緩んだネクタイと出したままのシャツ裾。スカートは短め、だけど脚元はピシッと冷ややか。ローファーの踵からは、ぶら下がったマカロン柄のキーホルダーがちり、と控えめに鳴る。カカオの瞳が、階段を下りるその人影に向けられる。上目遣いではない。ただ、少しだけ顎を引いて、胡乱げに睨むように。)
で、今度はどこで遊びまわるつもり? まさか、また“悪の組織”に顔出すとか言わないよね。さっきまでいた依頼主くんより胡散臭い顔してるけど?
(飄々とした笑みにはつきあえない。けれど、無視するには惜しい存在。カカオは唇の端をわずかに吊り上げて、棒付きキャンディをくわえ直すと、からかうように視線を逸らした。)
>67 伊多狩 秀
練習、ねぇ……?
(声にほんのりとした嘲笑が混じる。カカオは眉を軽くひそめ、微かな笑みを浮かべながらもその目は鋭く会長を射抜いていた。)
まあ、会長が顔芸で自分の品位を下げるところを見られるくらいなら、私だって迷惑は被らないけど。
(ペットボトルの底をくいと指先で押し上げる仕草を止めず、わざとらしく間を取り、続けた。)
だけど、あんまり期待しないほうがいいよ。意外と真顔のほうが、みんなにとっては“おっとっと”なんだから。
(言葉の端々には、からかう以上の冷徹さが潜み、会長の背筋をさりげなく震わせる。カカオの静かな挑発は、まるで微かな風のように、張りつめた空気を揺らしていた。)
優等生ってすごいね。根拠もなく誰かの“本質”を信じられるんだ。……それ、誰にでもやってるとそのうち痛い目見るよ?
(笑みを浮かべているが、声色は鋭く冷たい。会長の言葉に揺れるどころか、突き放すような反応。しかしその視線には、どこかで刺さらなかったことへの苛立ちが滲む。)
>68 仙道 凛
(来栖カカオは凛の素早い手帳のガードに対し、あからさまに「やれやれ」と肩をすくめる仕草をしてみせる。ただしその目はまだ凛の手帳のページの隅の端っこを名残惜しそうに追っていた。)
……あーあ、見せてくれてもよかったのに。どーせ、あたしの名前も載ってるんでしょ。
(まるで「それが当たり前」のように、ため息まじりにぼやく。悪びれる様子は一切ない。凛の冷静さと無表情の中に、どこか探るような眼差しを見つけると、わざとらしく首を傾げながら)
……で? 三人のうち一人って、それって、つまり、あたし含めてあと二人ってことになるけど。 そんなにグラフィティの才能がありそうなやつ、他にいたっけ?
(カカオの声は相変わらず眠そうで平坦。けれど、指先だけで制服の裾をくしゃくしゃといじるしぐさには、どこかいたずらを仕込む前の子どものような雰囲気が混ざっていた。凛の分析的な目を楽しんでいるかのような、そんな余裕のある挑発だ。)
ま、どっちでもいいけど。 犯人を追い詰めるなら、もうちょい決定的な証拠が必要でしょ。たとえば――
(ここで、彼女はポケットからくしゃくしゃになった紙切れを一枚、凛の前に放り投げる。そこには、例の「ダサいアート」と酷似したモチーフの“下書き”が描かれているようだ。ただし、誰が描いたかは不明なまま。)
……たとえば、こーゆーの。
(にや、とまではいかない。その一歩手前の、限りなく無表情に近い笑みを残して、カカオはすっと身を翻そうとする。まるで「どう使うかはアンタ次第」とでも言いたげに。)
70:
一宮 和久 [×]
2025-05-28 09:01:23
>63 常盤 刹那
(気まぐれな人間、と。彼女の可愛らしく笑う表情を静観し、どこか含みを持たせてその言葉を反芻する。己から見た印象と一致する自己分析にふっと小さく息を吐き、同様に観察しようとする眼に気付くと興味深げに一度瞼を伏せ、それから艶やかなワインレッドの髪が隙間風に優しく揺られるのをその瞳に映した)
へぇ、それは良かった。…けど、その面白いものが何なのかは聞かないでおこうか。───そう見えた?普通だよ。
(別に好奇心を向けられる事は嫌いではない。だが、彼女の“面白い”とする対象である事を容認してしまえば一気にペースを乱され始める事は明白。本当に自分の事かはさておき、ここは知らぬ存ぜぬのまま曖昧にしておくのが適切だろう。一方的に遊ばれる気はない、と気持ち程度の抵抗に彼女の問いかけには敢えて頷かずに)
はは、───ねぇそれ、俺に聞く?見てたなら分かると思うけど、動物に避けられる点では筋金入りだよ。
(動物に好かれる人と自分の何が違うのか、理由を知っていたら今頃あの黒猫をこの手で撫でていた事だろう。思わず僅かな笑声と共に手の甲を口元へ当てて軽く顔を伏せ、しかし直ぐに顔を上げると自分を指差しゆったりと首を傾ける。この体質は生まれつきと言っても過言ではない。以前誰かに動物を寄せ付けない特殊なオーラでも纏っているのか、もしくは呪いの類ではないかとまで言われた記憶が頭を過ぎり、複雑な心境で猫の居なくなった木陰へ視線を流し)
>64 来栖 カカオ
(表情について指摘されると静かに唇を閉じた。上手く抑えたつもりだったが漏れていたのか、はたまた彼女の観察眼が鋭かったのか。はったりで引き出そうとしている可能性を考慮して言葉を返す事はせず、不意にペットボトルを持つ手へと重ねられた彼女の体温に視線を下げた。意図的に距離を縮め、仕掛けられる仄かな熱にペットボトルを握る指先が小さく反応し、じっと彼女の瞳を見詰める)
……ああ、君自身が猫みたいなものなのか。
(先ず自然と口を突いたのはそんな言葉だった。彼女の表情に浮かんだ笑みはどこか挑発的な猫のようで、ほんの少し“撫でてみたい”という感情が浮上する。だがそれも一瞬の事、恐らくこちらの動揺を誘い出そうとしているのだろう、彼女の思惑には変わらぬ緩やかな笑みを返し。欲しているのが崩れる姿だと理解していながら。まるでからかうように、空いている片手を彼女の手にそっと添え)
聞いてもいいかな。───俺がなんて言えば君は満足するの?どこまでも追いかけて捕まえる、とか。自ら戻ってくるように甘い罠を仕掛ける、とか。…そういうのが好み?
>65 階 千暁
(/初めまして、早速絡ませていただきました。よろしくお願いします…!)
(放課後の見回り中、すれ違う生徒たちと軽く挨拶を交わしながら校舎を歩いていた己はとある悪戯を目にした。一階の階段下。何の配慮かは分からないが、階段の中央を避けた両端の方にカラフルな紙が幾重にばら撒かれ、窓から差し込む光により表面がキラキラと反射していた。確かめるべく足早に階段下まで歩み寄り───それが妙な落書きが描かれた色とりどりの画用紙だと判明した。更によく見ると下から数段も同じくやられている。犯人として思い当たる顔はあるが、毎度ながら趣旨がよく分からない。一先ず回収して会長に報告しようと手を伸ばし、不意に誰かが上階から下りてくる足音が聞こえると、顔を上げて片手で制しながら忠告を)
───あ、そこ気をつけて。両端の変なやつ踏まないように真ん中通ってね。転けたら危ないから。
>67 伊多狩 秀
あ、本当だかわ、───。
(捕獲道具を手にこの体質を伝えるか否か、もしくは何か良い捕獲案が浮かばないか、と傍らで思考を巡らせていた最中。彼の声に一時思考を止めるとそっと隣へ移動し、その視線の先に猫の姿を捉えた。先程振りの愛らしいまん丸な二つの眼に思わずと漏れかけた“かわいい”という言葉は途中で切り、誤魔化すように一度視線を背けて口を閉ざす。まあ、彼はそう詰めてこないだろう。謎の信頼感に小さく息を吐くと再び猫へと目を向け───瞬間、猫は条件反射のように数センチ程後ろへ下がった)
……なんか、うん。こういう時って、挟み撃ちにしたほうが逃げられる心配もないのかなって。俺が反対側に……行くのは、やめておいたほうが良さそう。
(徐々に後退りする猫の様子を見るに、現状自分が少しでも動けば先程のように全力で逃げられるのは目に見えている。ならばそれを利用して彼らに捕獲してもらう他ない。上手くこの体質を使えれば良いのだが、一先ずは彼の同意を得られるだろうかとほんのり困ったような笑みと共に隣へ視線を流して)
>68 仙道 凛
怪我がないなら良かった。───ああ、気にしなくていいよ。不注意でぶつかったのは俺だから。…また何かの情報を集めてたのか?
(お互い周りを見れていなかった、という点では確かに反省は必要だろう。とはいえ前方を確認できない高さの荷物を抱え歩いていた己の方がより注意すべきだったのは確かで、律儀にも謝罪する彼女に頬を緩めて首を振る。普段ミステリアスな部分が多い彼女だが、多少表情が乏しかろうと可愛い後輩である事に変わりはない。それから一呼吸置くと、何やら書き留めていたという黒い手帳へ視線を落とし)
最近だと確か……もしかしてあの落書きの?
(一つ思い当たる件の悪戯を口にすると、彼女の隻眼を覗き込むようにゆっくりと首を傾けた。恐らく犯人については殆どの生徒が同じ顔を思い浮かべているのだろうが、未だ特定とまではいっていない。情報収集を得意とする彼女は何か証拠を掴めているのだろうか。そんな探るような気持ちで僅かに笑みを深めて)
71:
匿名さん [×]
2025-05-28 10:20:46
(/はじめまして、こんな感じのクセ強変人科学教師で参加希望ですが、どうでしょうか?)
名前:卦道 一折 (けみち いおり)
担当教科:物理・化学・生物・地学
性別:男
容姿:身長182cm程で細身。髪はクリーム色に近い白髪で髪を肩くらいまで伸ばしている。目は細くまたどこか虚ろで瞳は琥珀のような朱色。服装は白のポロシャツの上に白衣をはおり、黒のスラックスに白の靴下、黒い革靴を履いている。
性格:少々皮肉屋で飄々とし、自分のやりたいことがあれば学校内であろうと誰に邪魔されようと第一優先する教師らしからぬ生粋の遊び人かつ利己主義者。言っちゃえばダメ人間のクズ。
自他ともに認める大天才なのだが、多少なりとも倫理観が抜けており、何処か子供っぽい一面も。しかしある程度の教師としての責任感は持ち合わせており、授業自体はちゃんと行っていたり、時折的を得た発言をすることも。
生徒をキッズと呼び、見下した態度をとっているが、別に子供が嫌いなわけでなく逆に彼なりの年下に対する接し方。同じ教師たちに対しては飄々としているのは変わりないが、気に食わない人物以外には見下した態度はとらず、相手によっては敬うような態度をとっていたりする。
備考:32歳独身。一人称は私。風嶺私立学園高等学校の卒業生で博士号を取得するほどの高校始まって以来の大天才。研究所で勤めていたが、とある事情からその研究所を辞め、理事長からその実力を買われ、この高校の教師になった。
教師としての実力は本物であり、1年から3年ほぼ全てのクラスの物理・化学・生物・地学の授業を担当し、また印税目的で授業で使う教科書も自ら手がけたものを使用している。
実験室およびその準備室を完全に私物化しており、特に準備室には大量のお菓子やインスタントの買い溜めや積みプラやホビー、家庭用ゲーム機などが山積みされて置かれている。「実験」と題して、中庭に小池を作ったり、落ち葉をかき集めて焼き芋をしたり、準備室に置いてあるホビーで生徒達と遊んだり…と教師らしからぬ蛮行を働いている。昔からいる教師いわくこれでも昔よりはマシになった方らしい。また、これら蛮行に関して、他教師はもちろん知っているが、他の教師にも個性的な考え方を人物がいたり、実力で黙らされていたりで黙認状態。
しかし生徒会はそうはいかないようで、見つかった際には「実験」のためと言い訳を毎度しては一目散に逃げる。だが過去に「実験」で使っていた物を押収されたり、実験室およびその準備室に家宅捜索ならぬ教室捜索されたりしている。
生徒達からの評判は態度はあれとはいえ、授業がわかりやすかったり、遊んでくれたりすることから一定の支持を得ている。
ヴぃらん部に対しては自身も蛮行を働いているためか同じ穴の狢だと思っており、また単純に興味があるため、部員に対してよくちょっかいをかけに行ったり、悪事に助力をしたり、発破をかけたりしに言っている。しかし、ヴぃらん部の顧問になりたいとかでは無いらしく、理由は責任を負うのが嫌だからだそう。
実験室にハエトリグサをポッドで栽培しており名前はパラサイト。
普段「実験」の時以外は実験室に入り浸っているため
生徒からマッドサイエンティストやドクターなどと変なあだ名をつけられている。なお、本人はそのあだ名を気に入っているご様子。
特技 機械いじり全般 逃げ足
趣味 実験 ゲーム、ホビー、アニメ、特撮
好きな物 混沌 お菓子(特にスナック系と甘い物)
嫌いな物 融通の効かないもの
募集:どんな方でもどうぞ
72:
常盤 刹那 [×]
2025-05-28 10:47:25
>64 来栖カカオ
…ふふ、ごめんね?
でも、止められなかったから。
(そこ声から、彼女が怒っていないということは察せられた。けれど、あんな攻撃を喰らって、猛毒を浴びて、言葉も気持ちも止められなかった。もちろん「止める気なんてないけど」。ぽつり、と呟いた言葉は彼女に聞こえるか聞こえないかわからないくらいで。優しく、けれど確かな力を持って掴まれた指に視線を落とす。少しだけ震えているのは、彼女の手か、それとも自身の瞳か。)
そう…。“好き”よりも、“信じてる”よりも、ずっと、刺激的でしょ?
(風に揺れる銀色の髪をさらりと撫でる。さっきまでは全然見てくれなかったのに、と内心少しだけ拗ねてみて。でもそんなことどうでもいい。今が最高なら、それで。見つめられる時間は永遠にも感じられて、それも悪くないかも、とらしくない思考まで働いてしまう。)
……もちろん。
私だけで、確実に、最後まで……再起不能になるくらい、どろどろに壊してあげる。
(少女の小さな反抗。危険な挑戦。甘くて危険な肯定を受け取って、少しだけ目を閉じる。今の言葉を、光景を、決して忘れないように心に留めるために。ゆっくりと目を開く。にっと口角をあげ、目を細めて。愛おしいものを見る目、けれど独占欲を隠さなくなった目。それが彼女にとっての“初めての恋の証明”だった。)
……。
(彼女の言葉に、笑顔のまま耳を傾ける。反応はせず、けれど優しい顔は崩さずに。するりするりと逃げてしまうなら、その逃げ道を塞いでしまえばいい。側から見たら踏み出されたのは小さな一歩。少しだけ縮まった距離。けれど2人の距離はもっとずっと短くなった。抱きしめられたような、抱きしめたような、そんな感覚。)
……よくできました。
でも、今日だけ、は無理かも。
(優しく頭を撫でる。頭がぼーっとしてしまうのは、ふわりと香るバニラのせいだろうか。無理かも、なんて嘘。無理だ。今日だけなんて。それでも、かも、なんて付けてしまったのは、可愛い後輩への少しの意地悪と照れ隠し。この時間が一生続いてほしい。さっきからずっとこの考えが頭から離れなくて、刹那らしくない。)
>67 伊多狩 秀
それならよかったです。あ、もちろん、変なもの入れたりしてませんのでご安心を。
……さすが生徒会長、このスケッチはチャールズ・ダーウィンに同行した画家のスケッチなんですよ?ブラジルの熱帯雨林を見て、“歓喜の混沌”なんて言ったそうです!カップに描かれているのはカトレア、アマガエル、アゲハ蝶で………って、すみません、興味を持ってくれる方あまりいなくてつい…
(疑り深い彼を不安にさせるために、安心する一言を。にこりと笑ってさらに不安を増強させる。もちろん何も入れていない。とはいえ、飲まない、なんて興ざめなことをするような人でもない。一体どんな反応を示してくれるだろうかと期待の眼差しを向けて。
彼の興味が移ったのはティーカップ。予想通り興味を示したことに、また今までとは違う雰囲気を纏ってぱっと笑顔になり。純粋な喜び。それが真っ直ぐ伝わる軽やかな声で、少しだけ早口に説明をする。少し話して、はっと我に帰って口を抑える)
ではそのように…。
そうですねぇ…。確かに、相手が望むように振る舞う術を身につけたのは“期待”のようなものですが、あれなんというか、別のもので…
(意外な答えに少しだけ頭を捻る。振る舞うのは得意、けれど窮屈だと感じるのは期待やプレッシャーではなくて。似たような性質の彼との違いを知りたい、純粋な質問。)
私は……単純なんです。これは生まれ持った性格で、だから秩序や統治が嫌い。伊多狩さんもきっとそうなのに、どうしてわざわざ統治するのかわからない、という疑問です。
>68 仙道 凛
ふふ……そうですよ?
こうやって話すことはあまりなかったですね?
(警戒心を解くような、優しい微笑みを浮かべて話し出す。何か情報を得てはそれを記録する目の前の少女。目にかかる前髪も相まって表情は今だに変わらず、内心を読み取ることもできない。けれどあの様子だとこの学園の生徒のある程度の情報なら知っているのではないか、と思ってしまうほどで。)
落書き事件ですか…ご苦労様です。
何かいい情報は得られましたか?
(自分は全く関係ないかのように堂々と、可愛らしい笑顔のまま問いかける。とはいえ、きっと犯人なんてわかっているのだろう。この学校でそんなことをするのは、模倣犯がいない限りヴぃらん部しかないのだから。ちらりと手帳に目をやる。それでも彼女が情報を集めるのは彼女の性格上のことなのだろう。確かに証拠や証言があることは大切だが、物的証拠でもない限りあまり意味を持たない。聞き込みの情報をメモして、提示したからと言って証拠能力もほとんどない。それなのに彼女が記録をとり続けることに興味が湧く。)
手帳、いつも持ってますよね。
記録をとることに、何か理由やこだわりがあるんですか?
>70 一宮 和久
聞かなくていいんですか?残念です。
……そうですか、てっきりお好きなのかとばかり。
(少しだけ眉を下げて残念そうな顔をする。先ほどの状況からするに、普通、という返答にくすりと笑う。敵に易々と情報を教えてしまっては、確かに面白くない。きっと自分のペースを乱されないための防衛。その壁が壊れた時、妙に落ち着いた彼の雰囲気はどうなるのだろうか。少しだけ動いた興味と好奇心の歯車は、先ほどよりも速く、確実に動き出す。)
筋金入りですか。なんというか意外です。好かれそうなイメージがあったので。
(溢れた笑い、動作、それに伴って揺れる金色の髪。これも彼を『よくわからない』と感じる理由の一つ。無邪気さと愛嬌を持っていて、人の懐にすっと入っていけてしまうのに、掴もうとしたらするりと逃げてしまう、そんな曖昧さを持ち合わせているから。今だってそう、笑ったかと思えば、すぐに元に戻ってしまう。彼の目線をたどって木陰に目をやる。一呼吸おいて、向き直る。)
なんというか、一宮さんは変わってますね。
苦手、なのかもしれません。
(少しだけ刺激のある言葉。けれど悪意は全くない声色で。柔らかい、少し困った笑顔で告げる。振り切っている人の方が、壊れた時にわかりやすいし壊しやすい。けれど曖昧な人、特に彼のような人は、するりとかわされてしまいそうで。けれど、苦手なだけで嫌いではない。現に興味をしめいているのだから。一体どんな返答をされるのか、とやはり刺激を求めて)
>65 階 千暁(/絡み失礼します)
(人の少ない放課後の廊下。気まぐれで特別棟の散歩をしていれば、甘酸っぱい青春の香り、その終わりを告げる鐘の音が聞こえてきて物陰からひょいと顔を覗かせる。目の前にはクラスメイトが2人。そういえば最近付き合ったとか言ってたっけ、なんて考えていれば、聞こえてきたのは『もう知らない!』という大きな声と、続け様に聞こえたパチン、と乾いた音。泣いて去る少女と、呆然と立ち尽くす少年。察するに、受験が忙しいという理由の別れ話。綺麗な別れとはいかなかったようだった。不幸な空気が流れる中、1人だけうっとりと目を細める。不幸なことに、ではなくて、2人の人間の関係が壊れたことに。)
良いものみれちゃった。
(思わず声を漏らす。軽い足取りで部室にでも行こうか、なんて考えていれば、随分と上機嫌な鼻歌が聞こえてくる。ちらりと階下を見れば見知った人間がいて。)
こんにちは。階さん。何かいいことでも?
(ふわりと笑って問いかける。けれどいつも通りの笑みとは少し違った、先ほどの興奮がまだ冷めないというような笑顔で。)
73:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-28 17:08:09
>70 一宮 和久
(冷えたペットボトルを挟んでいた指に、そっと重なる温もり。──意外な接触に、一瞬だけ瞳が細められる。彼の反応を探るために仕掛けたつもりが、今度は自分の方が距離を詰められた格好だ。和久の手のひらは驚くほど静かで、熱っぽくも強引でもない。ただ、彼女の遊戯に付き合うように穏やかに重ねられているだけ。それがかえって、くすぐったくて、少しだけ──悔しい)
(けれど、崩れない。でも逃げもしない。そして、返ってきたのはまるで逆にこちらを試すような問いだった。あたしが何を言われたら満足するのか? どんな言葉なら気が済むのか?──なんてずるい。そんなの、こっちのセリフじゃん)
……
…………。
(けれどカカオは、にぃ、と唇の端を持ち上げると、ほんのわずかに眉を下げる。挑発から一転、やや呆れたような、けれどどこか艶のあるトーンで)
ふふ……そーゆーの、得意だよね。一宮先輩ってさ、“効きそうなセリフ”選ぶの。丁寧に、やさしく、逃げ道つけてくるの。
(逃げ道、ではなく──“余地”。ここで照れろ、と。ここで揺れろ、と。わかってるよ、そんなの。けれど、彼がヴぃらん部の宿敵である事実は変わらない。彼女にとって和久は、見ていて面白い相手だ。よく練られた返しをしてくる、観察していて飽きないタイプ。でも、惹かれているわけじゃない。だからこそ──)
でもさ、もし“甘い罠”が欲しいなら……あたし、自分で作るよ。
(重ねられた手にそっと力を入れて、ほんの一瞬だけ強く握る。そして──ぴたりと触れていたその体温を断ち切るように、するりと自分の手を抜いた。彼の目を真っ直ぐ見つめながら)
気まぐれな猫ってのは、そういうもん。…ね?
(いたずらっぽくウィンクしてから、ひらりと後ろに一歩下がる。遊びのカードはまたひとつ、切られた。けれど、勝負は終わってない──そんな気配を残して、風のように表情を変えて)
>72 常盤 刹那
(……やられた。完全に、一本取られた。彼女の中で“何か”が静かに崩れていく音がする。それは怖い。でも、不思議と嫌じゃない。)
……ほんと、ずるいんだから。
(刹那の目を見たまま、ふっと小さく笑った。嬉しい、とも違う。負けを認めるような笑み。けれど、唇の端はほんのり震えている。自分でもどうしようもないほどに。)
“どろどろに壊してあげる”ってさ──
そう言ってくれるの、きっとあたしだけだって……わかってるくせに。
(彼女の声は、静かに、でも確かに心の奥に触れる温度で。もう逃げられないって、カカオ自身が一番よく分かっていた。)
……じゃあさ。
(そっと、刹那の手を取る。今度は自分から。その手を、自分の頬に当てて──ぎゅっと、目を閉じた。まるで、壊される準備をするみたいに。)
壊していいよ。
ただし……責任は取ってね?
(ゆっくりと目を開く。そこには、いつもの生意気さはない。代わりに浮かぶのは、覚悟と──ほんの少しの、震え。)
あたし、初めてなんだ。
“壊れてもいい”って思えたの。
(声は小さい。でも、その分だけ真っ直ぐで、重かった。それは告白であり、命令であり、彼女の精一杯の「信じる」の形。)
だから……
壊れるとこ、最後まで見てて。
(唇が、わずかに笑う。けれどその目は、ずっと真剣だった。少女の中の、恋という名前の猛毒が、静かに全身に回っていく。)
74:
常盤 刹那 [×]
2025-05-28 17:48:29
>73 来栖カカオ
そうだよぉ。私はずるいの。
カカオちゃんだから、壊したいの。
(きっともう目が晒されることはない。回り出した歯車は、刺激的な恋の知らせ、そして、破滅へのカウントダウン。笑った唇が震えているのを見て、自分の人差し指でそっと触れる。大丈夫、と優しく諭すように、もう逃さない、と自分の独占を示すように。)
……うん、大丈夫。ちゃんと責任とるよ。
(開かれた目には覚悟が宿っていて。それでもまだ震えていたからぎゅっと手を握る。こうすれば怖くないでしょ?と示すように笑って。)
…私も初めてだよ。こんなに“壊したい”って思えたの。
(単なる破壊衝動ではない。刹那にとっての壊したいは愛しさの象徴であり、危険な恋であり、告白だから。目の前で少しだけ震えて、それでも、こんな自分でも信じてくれて、最強の微笑みを見せてくれた少女への誓い。)
カカオちゃんが壊れたら、きっと私も壊れちゃう。
(くすりと笑って、でもその目は真っ直ぐで。嘘は一つも含まれていない。これも初めてだった。自分も壊れていいか、なんて思えたのは。銀色の髪を揺らして、綺麗に笑う少女。彼女を壊す時は、その時は……)
私の理想の世界で壊してあげる。狂った世界で、カカオちゃんだけを、特等席で壊してあげる。
だから……それまでは、大事にさせてね?
(それは未来の約束。大切の証明。今壊してしまうには、世界は綺麗すぎた。最高の舞台で、彼女を壊したい、そんな純粋な夢で。そしてその暁には、一緒に狂ってしまいたい。)
75:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-28 19:03:34
>74 常盤 刹那
こんなふうに「大事にさせて」って言われるなんて、聞いてないんだけど。
(声はぼそりと呟くよう。でも刹那の目を真っ直ぐ見つめたまま。逃げる気なんてもうなかった。むしろ、その世界に自分から落ちていくように。)
──でも、ズルいから、
きっと“大事”のふりして、ゆっくり壊してくんでしょ?
ねえ、先輩。
あたしが全部バラバラになった時さ、
その欠片、一個も落とさずに拾ってよ。
(ふっと笑う。強がりでも、虚勢でもない。壊れるって決めたからこその、静かな覚悟の笑み。)
……どうせなら、綺麗な終わりがいい。
泣き喚いたりなんか、あたしらしくないし。
だから、お願い──
最後まで、ちゃんと見届けて。
壊れたあたしが、先輩だけの“作品”になれるように。
(その声は、風の音よりも静かで、けれど確かに、ふたりの距離を一歩だけ近づけていた。毒と毒が、少しずつ甘く混ざっていくように──)
76:
伊多狩 秀 [×]
2025-05-28 19:52:17
>68 仙道 凛
ああ、そう言うと思ったよ。
……情報が足りないならば取りに行けばいい。というわけで、ゔぃらん部の部室に乗り込んでみないかい?
( 決定的な情報がなければ動かない。それが彼女の意思であるならば尊重するが、これほど調査してもそれが見つからないというのは捜査が難航しているように感じて。会長として何か手助けが出来ないかと。すると、つい先ほど通りがかった例の部室に人の気配がなかったことをふと思い出し、突拍子もない提案を持ちかけて )
ちょうど部員達は出払っているようで、今が絶好のチャンスなんだ。どうだろうか。
( 目の前の彼女からしたら突飛な案かもしれないが、自身は手応えを感じていて。生徒会の権限で部室に乗り込むことは容易だし、彼女の手帳に秘められた情報をまるで警察手帳のように提示して状況説明をすれば誰にも咎められることなく家宅捜索(部室捜索)を実行できると踏んでいた )
>69 来栖カカオ
──……ッフ、やっぱり、君は攻略が難しいな。甘い言葉を吐くだけでは絆されないようだ。
( 鋭く、冷たい視線と言葉が心に刺さり、選択肢を間違えたことを悟る。つい先ほど彼女の笑い声を聞いたのが遠い過去のように思えた。しばらく押し黙った後、鼻先で笑うように息を漏らすと脱力して壁に寄りかかり。横目で彼女を見るその顔からは笑みが消え、真っ黒な瞳が相手を捉えていて)
気難しい君が、ゔぃらん部に居心地の良さを見出している理由がますます気になってくるね。残念ながら僕には聞き出す手腕が備わっていなかったらしいけれど。
( いかにも残念そうに吐き出すと、視線を逸らし遠くを見つめ。あの悪のカリスマがどのようにして難攻不落な彼女を部に引き込んだのか。一度気になっては知らずにはいられないが、彼女の信頼を得られない限りは諦めるしかないのだろうか )
>70 一宮和久
( 不意に何かを言いかけた声が真隣から聞こえ、ちらりと横目を使い発生源と思われる彼を見て。気まずそうに視線を背ける彼の"触れてほしくないオーラ"を感じ取り何やら面白い予感をひしひしと覚えるものの、優先すべき仕事を思い出し彼への反応はほんの少し目を細め微笑む程度にとどめておき。彼が木陰へ視線を戻す動きに合わせこちらも流れるように猫を見たが、低姿勢で後退る様子に逃げられてしまう恐れを察知し僅かに焦りを感じて。先ほどまで大人しく此方を覗くだけだった猫が急に怯えるような仕草を見せたことに疑問を抱く。そして、彼の何かを悟って諦めたような口ぶり。徐々に、彼に手伝いを頼んだ際に若干気後れしていた理由に合点がいく )
……名案だね。僕が後ろから回り込んでみようか。一宮くんはこのままで、用務員さんは僕たちの間を埋めるように立ってくれると助かります。
( 提案に頷き、それぞれに指示を出すとゆっくりと動き出して。すり足でなるべく音を立てず、視線は一時の方向に。決して君目当てではないと猫相手に演技をしながら着実に距離を縮めていく。猫はというと、正面からの視線に気を取られるばかりでこちらに気付いていない。その隙を狙い、上からネットを投げ込み───捕獲に成功した。怯えきって暴れる黒い小さな命を抱き抱え、宥めるように撫でると次第に落ち着きを取り戻し、すっかり大人しくなって。)
……ふぅ、よしよし。捕まえた。
>72 常盤刹那
チャールズ・ダーウィンといえば確かビーグル号……だったかな。それに同行した画家のスケッチかい、それは貴重だ。
いや、好きなものについて語る時は熱くなるものさ。良い趣味をお持ちのようだね。
( わざわざ異物混入はしていないと言及することをかえって訝しく思いながら一口飲んでみせる。ダージリン特有の独特な風味が口に広がり、不審な味はしない。ひとまず安心してよさそうだ。そしてティーカップについて目の色を変え熱く語る彼女を新鮮な気持ちで眺め、同調して。珍しく純粋な一面が垣間見え、その一瞬だけは空気が和んだような気がして思わず拍子抜けする。案外年相応の少女のような顔もできるようだ )
僕が生徒会長になったのは、権力を振り翳すためではないよ。……ただ、ゲインロス効果というものがあるだろう?
正義側に立ち信頼を得ながらも、少しだけ人を揶揄ってみて「あの優しい生徒会長がそんなことをするんだ」という驚く顔を見た時……なんだかとても興奮してしまうだろう?
( 彼女の返答を聞き、顎に手を添え思案しながら。平然と口にしたのは清廉潔白な会長様らしからぬ特殊性癖の告白。もちろんこの部分の録音データは編集でカットするつもりで。語りかけるように語尾を跳ね上げたのは、性質の似ている彼女なら気持ちが分かるのではないのかという期待からだ)
77:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-28 21:34:48
>76 伊多狩 秀
(夕暮れの光は差さず、蛍光灯の白い光が長く伸びる床に落ちている。部活帰りの足音もまばらで、ふたりの言葉だけが廊下に響く。)
──……ほんと、厄介な上級生。
(カカオはそう呟きながら、視線をそらすでもなく、会長の顔を正面から見据えていた。一度刺したはずの言葉は、確かに相手の胸元に届いた。届いたはずなのに──そのまま引き下がらない。いや、わざと傷を見せるようなことはしても、退いたわけではない。……何、あの顔。泣きも笑いもしないくせに、また何か言おうとしてる──会長は静かに壁に寄りかかりながら、どこか空を仰ぐような視線を流していたが、その黒い瞳はふいに彼女へ向き直った。無理に笑おうともせず、否定も肯定もせず、ただ言葉を真っ直ぐ返してくる。カカオはそこで、ようやく気づく。この人、私を言い負かそうとしてるわけじゃない。ただ──逃げてないだけだ。一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、彼女の眉が揺れる。)
……あたしが気難しいって分かってて近づくあたり、会長の方が“悪役”なんじゃない?
(そう言って、ペットボトルのキャップを指先でくるりと回しながら、何でもないように笑った。蛍光灯の光が瞳の奥で反射する。その笑みには、つい先ほどまでの冷たさが、少しだけ溶けかけていた。)
簡単には話さないよ? あたしが部にいる理由なんて、そう簡単に喋るようなものじゃないし。
(それでも、少しだけ間をあけて──)
……ま、もうちょっと会長が粘るなら、気が変わるかもだけど。
78:
常盤 刹那 [×]
2025-05-29 10:05:57
>75 来栖カカオ
うん……でも、こっちの方が伝わるでしょ?
(こちらに“堕ちてきた”少女を優しく受けとめるような声色で。)
それは秘密。……でも、そうだとしても、じっくり、カカオちゃんが気がつかない、ゆっくり壊すから、だから大丈夫。
………どんなに小さくも、全部拾う。
(人差し指を口元に持っていって「しっ」といたずらに笑う。けれど彼女を不安にはさせないように、信じて、とでもいうように微笑みも加えてみせる。)
──綺麗に壊れてくのも、悪くないかもね。
じゃあ、私からもお願い。
カカオちゃんらしく、私に狂って。
そうしたら、世界で1番な、私だけの作品にしてあげる。
(綺麗に壊れる、なんて発想を持っていなくて。少しだけ想像してみる。そんなのも悪くないかもしれない、と優しく笑って。
可愛らしいお願いをされて、こちらも少しだけ甘えてみる。私だけを見ていて、と再び毒
を加速させるように。身体が痺れているように感じるのは毒のせい。今は解毒剤は必要ない。ずっと彼女の毒に蝕まれていきたい。)
刺激的な毒のあとは、甘いチョコレートでお口直しはいかが?
(いつものように可愛らしく笑ってポケットから取り出す。毒が一気に回ってしまう前に、甘いミルクチョコレートで休戦を。)
>76 伊多狩 秀
えぇ、その通り、さすがですね。
スケッチをティーカップに、なんてなかなか無いものなのでとても魅力的なんです。
…ふふ、ありがとうございます。生徒会長は何か趣味がおありなんですか?
(趣味を否定されなかったことに少しの安心と、興味を示してくれたことへの嬉しさから、幼い少女のように無邪気に笑う。一口紅茶を口に含んだ後、今度は話題を彼に向ける。彼に“素敵な”趣味があるのはなんとなく知っているけれど、その他に何かあるのだろうか、と純粋な疑問を向けて。)
なるほど…ゲインロス効果…。
確かに、そういう反応はとても面白いですね。
……品行方正で信頼の厚い生徒会長が、会話を録音している、とかそういうギャップも、ですか?
(相手の返答に頬を少し赤らめて目を細めて賛同する。少しだけうっとりした後向き直って。
にこりとした笑顔は崩さず、けれど目は真っ直ぐ相手を捉えて。丸腰とはいえ手は抜かない。気のせいならそれでいい。トントン、と自身のポケットを示してみて。バレないためには自身に身につける場所で、雑音が入りにくい場所、そんな推理を頭の中で巡らせて。)
79:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-29 12:44:26
>78 常盤 刹那
(ぽとん、と渡されたミルクチョコレートを受け取って、手の中で転がす。その感触は、どうしようもなく“やさしい”のに、どこか“終わり”のようで。)
ふふ……毒のあとに甘さとか、どこまで優しいんだか。
ねえ先輩、それってやっぱり、毒を最後まで味わわせるための“前菜”でしょ?
(視線を落とさず、じっと見つめる。けれどその目には、もう怯えはない。震えもない。ただ、惹かれて、堕ちて、それでも笑ってる少女の目。)
“私だけの作品にしてあげる”って──
ほんと、先輩って傲慢。でも、そこが好き
(チョコレートを口に運ぶ。ひとくちで、優しい味が広がる。なのに、なぜか涙が出そうになる。これはきっと、毒のせい。そう思えば、全部辻褄が合うから、安心できる。)
……うん。狂ってあげる。
先輩に、壊されてあげる。
でも、“あたしらしく”って言ったの、先輩だからね?
(口の端を上げる。強がりでも虚勢でもない、カカオの本音の“反撃”。)
だったら、どこまでも“カカオちゃん”で狂ってあげるよ。
喚いたり、叫んだり、みっともなく足掻いたりはしない。
だけど──最後の最後、
あたしの芯まで見てくれなきゃ、許さないから
(ぐっと前に出る。刹那先輩との距離がほとんどゼロになるくらい。吐息の熱さまで感じられる距離。だけど、怖くはなかった。ただ、確かめるように。)
欠片、拾ってくれるって言ったよね?
だったら、その一片も落とさない覚悟、見せてよ。
……壊すって、そんなに簡単じゃないんだから
(甘い毒の残り香を噛みしめながら、唇の端に残ったチョコを、指で拭う。そして、それをそっと舐めとる。まるで最後の“同意”みたいに。これは、契約。ふたりだけの世界が、静かに開いていく音がした。)
(──こうして、カカオは堕ちた。
けれど、それは刹那の計算通りなんかじゃない。
むしろ──予想以上だった。
毒と毒が、愛という名の劇薬で、ひとつになっていく。
それは始まり。狂いながら、守られて、
世界でいちばん繊細で危険な“恋愛作品”が、静かに仕上がっていく音だった。)
(/このシーンはこれで〆とさせていただきます。続きがあるなら、またそのときに。素敵な時間をありがとうございました!)
80:
一宮 和久 [×]
2025-05-29 18:29:31
>72 常盤 刹那
───苦手?
(ふと、彼女が口にした単語が耳に残った。苦手と言いつつもどこか僅かに下がった眉尻、そしてその柔らかな微笑みを見れば、嫌われたわけではない事くらい直ぐに分かる。腹の内で何を思っているのかまでは分からないが、これもまた己の反応を期待されているようで密かに双眸を細めた。彼女と親しいかと言われると答えは否、だろう。けれども、この短時間でのやり取りだけでこういった刺激を好む質だという事は何となく察せた。───しかしまあ、特段面白い返しは用意できないだろう。緩く首を傾げたまま彼女の真っ黒な瞳をじっと見据え、ほんの少し腰を屈めて目線を合わせる)
君みたいな手強い子にそう思ってもらえるのは嬉しいよ。…少なくとも、現時点ではそこが興味の対象って事だろうから。
(特に何も考えず口を突いたのは存外爽やかな言葉で。恐らく彼女の発言と表情の齟齬を噛み砕いて解釈したのだろう。例え否定されても構わない、と。そう暗に滲ませた平素通りの表情で目前の彼女を見詰め、何が返ってくるだろうかと待つようにこちらは閉口して)
>73 来栖 カカオ
……へぇ、
(彼女の認識には思わず一つ瞬き、まるでそんな意図はなかったかのように緩慢に首を傾けた。だが、今それを口にしたという事は己の言葉が多少なりこの少女には効くものだった、と自ら告げるようなもの。一瞬そこを突いてからかってみようかとも逡巡し───そっと開きかけた唇を閉ざすと、体ごとするりと離れていく彼女を見送った)
ああ、君って確かに他人の誘惑には乗らなそうだよね。いくら足掻いても這い上がれないような、底なしの沼に沈めるくらいの事はしないと捕まってくれない感じ。……うん、君はそうでないと。
(掴み所のない猫のように軽やかに、悪戯に片目を閉じるその表情にふっと相好を崩して顎へと片手を添えた。わざとらしく彼女の内面を探るように頷きながら勝手な印象を並べ立て、最後には対立する者同士、簡単には気を許さない彼女の姿勢に満足げな言葉を呟いた。それから徐ろに食指を立てて見せると、含みを持った笑みと共に先程の認識をやんわりと否定しておく。褒め言葉だったのかはさておき、その真偽は彼女の判断に任せるとして)
そうだ、一つ訂正しておきたくてさ。俺は別に得意じゃないよ、“言葉遊び”。褒められて悪い気はしないけどね。
>76 伊多狩 秀
(思った通り、仕事優先でこちらの些細な言動など気にしていない彼に小さく息を吐き、その場で待機しながら二人の動向を見守った。十中八九こちらに猫が逃げ込む事がないのは分かっていたため、捕獲道具はただ手に握っているだけで構える事はない。用務員と彼の動きを視界の端に捉えながら猫の注意を引きつけるように丸い瞳を見詰め続け───ネットにより捕獲される姿に僅か頬を緩めた。小さな生命体を抱き上げる彼の姿を遠目に眺めて「……いいな」なんて独りごち、羨ましさに薄っすらと瞳へ影を落とした)
───お疲れ、案外早く捕まって良かった。正直もっと苦戦するかと思ってたけど、伊多狩って動物にも好かれやすいんだね。
(直ぐに思考を切り替え、普段と変わりない気さくな調子で片手をひらりと上げながら彼の方へと少しだけ歩み寄る。それでも距離は絶妙に離した位置で止まり、折角落ち着いた猫が腕の中を飛び出してしまわないように視線は彼にのみ向けておく。恐らく後の事は彼と用務員に任せておけば良いだろう。あまり猫を刺激するわけにもいかないし、と一人でに思案し。ここは片付けという名目で一足先に戻っていようと思い至っては、道具を受け取るべく彼らに向けて片手を差し出し)
ねぇ、道具ってもう使わない?良かったら先に戻って片付けておくよ。
81:
伊多狩 秀 [×]
2025-05-29 19:22:18
>77 来栖カカオ
……ならば、優しい君に甘えてもう少しアタックを続けようかな。
( その口ぶりは、"諦めなくていい"と手を差し伸べられているようで。まだまだ追求してもいいと直々に了承を得た。だからと言って、その冷徹さを最後まで突き通せないお人好しさが悪に染まりきれていない何よりの証拠だと言ったら、また冷ややかな空気に逆戻りしてしまうだろうか。再度彼女へ視線を向けて不敵に笑うと、姿勢を正し"生徒会長"の顔に戻って)
でも、今日のところはもう帰ろうか。校門まで見送るよ。
( 話し込んでいるうちに辺りは暗くなり、下校時間が迫っていた。これ以上拘束するわけにはいかず今日のところは解散の空気を漂わせながら、すっかりぬるくなったジュースを一口飲み。気付かぬうちに疲労した身に人工甘味料の味が沁みて、思わず息をついた)
>78 常盤 刹那
趣味らしい趣味は特にないな。強いて言えば読書だろうか。昔ながらの名著はそれなりに読んでいるけれど、それも教養を貯えるためで、好きで読んでいるかと言われたら……分からないかもね。
( 話題が移り変わり、質問を投げかけられると少し考え込む。彼女のように心から楽しめる特別な趣味は特になく、"人を揶揄うこと"と答えるのは今は求められていない気がして優等生らしい無難な回答を選んで。しかしほんの少しだけ真意をちらつかせ、意味ありげに目を伏せたが、次の瞬間にはすぐに持ち直し)
──!……っはは、どうやら君は透視能力があるみたいだね。名推理だ。
……残念ながら僕にはそんな能力はないし、勘に頼ることになるけれど…君も何か隠し持っていたりしないかい?
( 鋭い指摘を受け一瞬息を呑んだが、すぐに笑みを浮かべて。胸ポケットから録音機を取り出すとひらひらと揺らして彼女に見せびらかし、再び元の場所に戻す。バレたとて録音を停止するつもりはないようで。自分ばかり暴かれるのはフェアではない。この際はったりでもいいから揺さぶれないかと、手のひらを上向きにまっすぐ相手を指差して)
>80 一宮 和久
そうだね、僕の祖母が猫を飼っているから多少は扱いに慣れているだけさ。
( 労いの言葉をかけながら此方へ歩み寄る彼は、想像よりも早い段階で足を止め微妙な距離を取っていて。人と対話するには不自然な距離感、視線だけ此方によこす様子を見るにおおよそ避けている相手はこの黒猫だろう。片付けを言い訳に早々に去ろうとしているんだなと彼の心底を察して。それならば、素直に帰すわけにはいかないと悪戯心に火が付いた。温和な声色の中に僅かな鋭さを含ませながら彼の申し出を断ると、腕の中で丸くなった可愛らしい猫の姿を見せつけて、じりじりと近づいていき)
道具は後で片付けるから大丈夫だよ。
……っふふ、どうしてそんなに離れているのかな?ほら、一宮くんも撫でてあげてごらん。
( 優等生スマイルから一変。同性で同い年という身近な間柄ゆえに無駄な遠慮はせず、取り繕うこともなく、わざとらしく意地の悪い一面を曝け出すようにニヤリと笑ってみせて。彼が猫を遠ざける理由は「怖がらせないようにするため」か「動物が嫌いだから」の二択かと予想していて、後者の場合この状況は相当堪えるだろうと彼の反応に期待し胸を躍らせて)
82:
階 千暁 [×]
2025-05-29 22:45:47
(/遅くなってしまった上に、まとめてしまってすみません…!絡んでくださった皆様、ありがとうございます。よろしくお願いいたします!)
>67 伊多狩 秀
(一つ下の階に差し掛かった頃、廊下の方から人声が聞こえてきた。考えるより先に歩みは止まり、無意識に息を潜めて耳を澄ませたのは情報収集を始めてから身に付いた悪癖で。距離があるせいか断片的にしか聞き取れないものの、“会長、好き”とくれば十中八九、恒例の告白イベントだろう。女子の声が次第に暗く沈んでいくところまでいつも通りでネタとしてはやや面白みに欠ける。手摺の陰に身を隠して階下へと走り去る女子をやり過ごした後、腰を上げて声の主が居るであろう廊下へと踏み込んで)
――女の子を泣かせるたァ、ひどい男だねぇ。これで何人目だい?
(姿を現すなり羽織の袖で口許を隠して、芝居がかった江戸っ子風の口調で詰る。しかし失恋した女子達の勇気は尊重しても同情する気はさらさらなく、その証拠に声も細めた双眸にも愉快さが滲んでいて。片腕に抱えた駄菓子セットだけが少々滑稽さを生んでいるが構わずに悠然と歩み寄り、整ったご尊顔の裏まで覗き見ようとする好奇に満ちた眼差しを向けて)
>69 来栖 カカオ
(落ち着き払った声が聞こえた方へ目を向けると、そこには絵になる少女が佇んでいた。エッジの効いたクールな雰囲気とその印象を裏切らない強気な言動。一度見たら忘れない個性が光る彼女は幼馴染の組織の一員で。姿を捉えた瞬間にぱっと表情を輝かせると、冷ややかな視線もどこ吹く風で親しみを込めて手を振り)
おー、チョコちゃんじゃん。っていうか何、盗み聞き?いい趣味してるねぇ。
(呼び名はその日の気分。己の行動を見てきたかのように語る彼女の方が探偵には向いていそうだ。そう思ってもあえて口にはせず、代わりに冗談っぽく切り返し。その間に一段、また一段と距離を縮め、最後の数段は飛ばして相手の傍に軽やかに着地。バニラと飴の香料が混ざった甘ったるい香りが鼻腔を擽る)
胡散臭いのは生まれつき~。ってか悪の組織なら胡散臭いのがいたってよくない?冷たいこと言わずにお邪魔させてよー。今ならお菓子も献上しちゃいますぜ。
(笑みが見えている内は交渉の余地がある。そう判断すると、軽薄そうな笑みは崩さないまま外された視線の先に駄菓子の袋を割り込ませ、最後の一押しを)
>70 一宮 和久
……真ん中?うわ、まぶしっ!……あ、
(一階へと繋がる踊り場まで辿り着いたところでなぜか下の階から謎の指示が飛んできて。訳も分からず折り返した刹那、強烈な光に包まれた。反射的に片手を翳して双眸を眇めると同時に警告の意味も理解する。眩んでよく見えない目を凝らしてみれば、紙の配置と太陽光の当たる位置がほぼ一致していて、この場所、この時間帯に狙いを定めた犯行であることが窺える。さすが我が幼馴染、後で覚えてろよ。容疑者を絞り一人静かに報復を決意しつつ、一歩一歩慎重に、忠告を守って階段の真ん中を下り始め。突然のことで頭から抜け落ちていたが、声をかけてくれた親切な人は誰だろうか――足元から人影に意識を向けたのが良くなかった。中央寄りに置いてあった一枚をうっかり踏んで足を滑らせ、背中と腰を打ち付けてしまい痛みに顔を歪ませ。その拍子に大事に抱えていたお菓子の袋は手元を離れて宙を舞い、程なく相手の目の前へと落ちるだろう)
>72 常盤 刹那
――これはこれは、お嬢。ご機嫌麗しゅう。俺は仕事終わってのびのびしてたとこ。ってか俺よりお嬢の方がご機嫌じゃん。何かいいことでもあった?
(二階の踊り場からさらに下へと向かう最中、己を追い越して駆け下りていく涙目の女子とすれ違い。喧嘩か失恋か、それとも――下世話な方に傾きかけた思考を頭を振って打ち消していると、ゆったりとして品がある聞き慣れた声が降ってきた。やや上向きに振り返って見上げると、想像通り艷やかな髪をそよ風に靡かせた才女が蕩けそうな笑みを浮かべて此方を見下ろしていて。何も知らない人が見れば神々しいまでに美しいと称するだろうが、彼女の趣味嗜好の一端を垣間見たことがある身としては、一般的にはあまり好ましくない何かがあったのだろうと考えてしまう。恐らく先程の女子も無関係ではないはず……なんて想像するより聞いたほうが早い。考えを切り替えると即座に踵を返して階段を逆戻りし、彼女の元へ。目の前で立ち止まると恭しく胸に手を添えて芝居じみた挨拶と、続けて世間話をするような気軽さで問いを投げかけ)
>50 仙道 凛様
(/突然のお声がけ失礼いたします。情報収集をする仲間としてお話させていただけたらなと思いまして…!ご負担でなければ仙道様の初回文に此方から絡ませていただきたいのですが、よろしいでしょうか?人数などの理由で難しいようでしたらこのままスルーしていただいて構いません。ご検討のほどよろしくお願いいたします…!)
83:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-30 09:04:15
>80 一宮 和久
(彼の言葉のひとつひとつに、いちいち反応するほどこっちは暇じゃない──けれど、それでもほんの少しだけ面白いと感じてしまったのは事実だった。足を止めることなく、カカオは軽い足取りで歩きながら、彼の方を一度も振り返ることなく肩越しにぽつりと呟く)
……へぇ、じゃあもうちょっとで沼に沈められるとこだったんだ、あたし
(言葉に熱はない。感嘆でもなければ、恐れでもない。ただの観察記録のように、さらりと。けれどその声音には、わずかに笑みの尾を引いていた──愉快ではないが、退屈でもない。そんな曖昧な温度を携えた声)
でも、"言葉遊び"が得意じゃないって言っちゃうと、さっきのもただの本音ってことになるけど……
(ふわ、と風に揺れた銀髪が、後ろを向かないまま緩やかに彼の方へ舞う。振り返らずとも聞こえていた。見ていなくても、反応はしていた。彼の意図を一度は受け止めておきながら、あえてすり抜けるように、息を吐く)
……ま、どっちでもいいけど
(最後に残されたのは、投げ捨てるようなその言葉。軽く、何も期待しないようでいて──その背中からは、わずかに興が滲んでいた。届いたことは認める。でも、捕まったとは言わせない。そんな、猫のようなカカオの意地)
>81 伊多狩 秀
(蛍光灯の光は、誰もいない廊下を無遠慮に照らしていた。窓の外はすっかり夜の色に染まり、教室の明かりも消えた今、校舎全体がどこか別の世界に置き去りにされたような静けさに包まれている。ペットボトルに残ったカフェオレは、もはやぬるく、手のひらに湿った温度だけが残っていた。「校門まで見送るよ」──会長のその言葉が、ふと、距離を測るように思えた。優しげで、紳士的で、でもどこか一線を引くような。深入りするようで、ぎりぎりのところで踏みとどまっている。こっちが突き放しても、向こうは決して追いすがらない。──それが、逆に厄介だった。カカオは口をつぐんだまま、少しだけ俯いた。ぬるくなったカフェオレをひとくち飲み、味の抜けた甘さに眉をひそめる。)
──……変な人
(ようやく発した言葉は、まるで独り言みたいだった。けれど、その声音には、少しだけ揺れが混じっていた。ため息をつくように続ける。)
“悪役”って、結局誰かの正義の裏側にされるだけだって知ってる? ──あたし、そういうの、もううんざりなんだよね
(ペットボトルのキャップをくるりと回しながら、今度は真正面から会長を見上げる。その目は、強がりと疲れが綯い交ぜになったような、でも芯のある光を宿していた。)
だから……あんたみたいな“やさしい悪役”って、逆に一番タチ悪いんだけど
(言葉に棘はあるが、どこかそれは“慣れてきた”ことへの警告でもあった。──慣れたくなんてない。甘くされたくなんてない。なのに、少しだけ期待してしまう自分が、何より怖い。)
(沈黙がひとつ、ふたりの間に流れる。)
……でも、ありがと。今日は送ってもらう。もう遅いし、変な人に絡まれると困るしさ
(それが冗談か本音か、彼女自身にもわからないままに口にした。ほんの少しだけ、柔らかなものが表情に滲んだ気がして、でもその“隙”を悟られたくなくて、すぐにそっぽを向いた。)
>82 階 千暁
……はぁ? 飴玉二、三個で情報漏洩すると思ったら、舐めすぎでしょ。
(差し出された駄菓子の袋をちらと見下ろし、カカオは鼻先で笑った。わざとらしく肩をすくめて。けれど完全には拒まない。脚を組み直す音が、わずかに相手の言葉に気を許した証)
でもまあ……こないだのラムネはまあまあ美味しかったし、気分で“入場”は許可してあげてもいいけど。
(カカオは棒付きキャンディを舌で転がしながら、すっと顎で示す。暗黒結社のアジトがあるという教室棟の一角)
ただし、今日の“見学料”は割り増しだから。おしゃべりだけで済むと思わないでよ、名探偵くん。
(視線を戻すと、ようやくその目にいたずらっぽい光が宿る。ふわっと笑って、どこか試すような声音で)
……そもそも、あなたみたいな人、うちの連中がほっとくと思う?
(そう言うと、ポケットから取り出したカカオ色の手帳をひらりと揺らして見せた。表紙には、何やら見覚えのある校章――ただし、上からラメ入りのシールが雑に貼られている)
ようこそ、“反体制研究同好会”へ。……今日から君は、仮入部員ってことでいいよね?
(あくまでカカオ個人の判断での仮入部扱いであることは、彼女の匙加減次第という含みを持たせて。)
84:
一宮 和久 [×]
2025-05-30 18:26:19
>81 伊多狩 秀
(あっという間に暴れる猫を宥め落ち着かせたあの手腕が、以前より動物と触れ合う機会があったが故だと知るとより羨ましさは募る。だが変えようのない体質を嘆いたところで意味はなく、密かに諦めの息をついて───刹那、何故かこちらへにじり寄り始めた彼の動きに小さく目を開いた。無論、その腕には黒猫が抱かれたままで。差し出していた手を咄嗟に引っ込め、彼が近付くごとにこちらも一歩ずつゆっくりと後退していき)
っ……いや、俺はいいよ。また逃げられたら困る───というか、伊多狩ってそういう顔もするんだ。…楽しそうだね?
(この場を走り去るのは簡単だが、彼の意地悪く切り替わった表情を前にその手段は悪手な気がして。珍しいその態度に内心で動揺しつつも表面上は微かに眉尻を垂らすのみで堪え、話題を逸らそうと言葉を付け足す。ある程度の距離は保ったまま彼の端正な顔を観察するように瞳へ映し、それから猫の様子を窺うべく視線を下げた。先程より近付いたからだろうか。久々に近くで見る小さく丸まった体とその毛並みに胸を擽られ、一瞬動きを止めたかと思えば直ぐにぱっと片手で口元を覆い、緩んだ唇から思わず漏れ出た言葉と共に軽く顔を背けて)
……まじでかわいい。
>82 階 千暁
(慎重な足取りで階段を下りてくる男子生徒の様子に、上からでは画用紙に反射した光の見え方が違うのだろうか、と疑問符を浮かべながらも一先ず手元の紙を拾い上げていき。突如、頭上で人が倒れる音が響いてくると直ぐさま顔を上げ、視界に飛び込んできた“何か”を咄嗟に受け止めた。ガサ、と鳴った袋を一瞥して中身がお菓子である事を確認し、一旦階段下の端に置いて急いで彼へと向き直る)
───君、すごい音したけど大丈夫?頭とか打ってない?…ごめんね、別の階段から下りるよう勧めればよかった。念のため保健室で診てもらおう。
(前もって忠告を投げても踏み滑ってしまうほど上からの視界は悪かったのだろうか。倒れている彼の元へ駆け寄って申し訳なさげに上から顔を覗き込み、見覚えのある羽織───そして黒と白銀が混ざる独特な髪色から、ゔぃらん部の部長と親しい間柄の生徒であると改めて確認を。妙な悪戯を仕掛けるのは構わないが、これはまた注意が必要だろう。内心で呟きながらも傍らへ膝をついて彼の肩へ片手を添え、ゆっくりと上体を起こすのを手伝い)
>83 来栖 カカオ
本音、か。───それもまあ、否定はしないよ。
(彼女の揺れる銀髪が気ままな猫のようで、自然と追っていた視線を一度瞬くことで切り。振り返らないまま投げられた言葉を反芻する。確かに互いの腹の中を探り合うような“言葉遊び”自体はそこまで得意ではない───が、別にしないわけでもない。彼女に向けた言葉の数々の中に本音がどれだけ混ざっていたのか、それらも含めて曖昧さを残すような呟きを小さく落とし。それが彼女の背に届いたかは分からないが、離れていくその後ろ姿を追うことはせず、見えなくなる前に視線を伏せるとこちらもゆっくりと踵を返した。手に持ったペットボトルを持ち直しながら、数回のやり取りだけで感じた彼女への興味深いという感情にそっと笑みを浮かべて)
(/背後より失礼します!一旦切りが良さそうなので、続きなどなければ上記は読み流していただいて大丈夫です。また新たに数日後等々、文を投げていただければ絡みに行かせますし、こちらから投げる事も可能なのでお好きなように…!)
85:
仙道 凛 [×]
2025-05-31 02:47:26
>82 階 千暁様 ALL様
(/お声掛けありがとうございます、こちらから絡みに行けずすみません…!確かに、情報共有や収集ができる仲間になれそうですね…!是非とも、お願いします!それと、返信は今現在作成中です…遅れてすみません!)
86:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-31 06:31:15
>84 一宮 和久
(/こちらこそ、いつでも投げ返してもらえるの嬉しいし、こちらからもまた書きたくなったらふわっと送らせてください…!)
>all様
(絡みが薄れかけてきている方々に向けてall文作成中です。しばらくお待ちください。)
87:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-31 12:47:51
(/all文投下しておきます。)>all様
(夕方手前の昇降口。ざわつく音と、誰かの笑い声。
その喧噪の中、ひとりだけ波に溶けずに立っている人影があった。──カカオだった。何をするでもなく、昇降口横の掲示板を見ている。そこに貼られているのは、どこにでもある貼り紙たち。落し物、部活の変更、図書室からの返却催促──彼女の視線は、その中のどれかに留まるわけでもなく、ただ一拍、二拍と静かに時間だけが過ぎていた。ふと、ポケットに手を突っ込み、何かを探す素振り。でも見つからなかったのか、すぐに手を引っ込めて、肩をすくめる。……そして、静かに── 一枚の紙切れを、手に取ったマスキングテープで掲示板の片隅に留める。テープの柄は、小さな「ガム」「ラムネ」「アップルグミ」「ポップコーン」の順に並んだイラスト。甘いお菓子ばかりが並ぶ、ちょっと子どもっぽくて、だけどどこか毒気もあるような柄だった。それが、落とし物の貼り紙としては少しだけ、浮いていた。誰かに見てほしいのか、見てほしくないのか。その距離感が、曖昧なまま。貼られた紙にはこう書かれていた。)
『落とし物:甘いやつ。拾った人、食べていいよ。
期限、今日の放課後まで。』
(それを書いた後、彼女は後ろを振り返ることもなく、昇降口の外へ歩き出す。足取りは重くも軽くもない。けれど、昇降口のベンチの前だけは、ほんの少しだけ──歩幅を小さくした。そこには、小さな紙袋がひとつ。何の変哲もない茶色の紙袋。けれど、ちゃんと中身は冷えている。だけど袋の中身はGinger candy「生姜キャンディ」Rum chocolate「洋酒入り」Almond dragee「アーモンド菓子」Peanut brittle「ピーナッツの飴がけ」彼女は振り返らない。拾われるかどうかも、気にしていないようで。でもどこかで、「見つかる前提」だったような──そんな気配も残して。)
(カツ、カツ、と靴音を残して、そのまま視界から消えていった。)
88:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-31 16:45:15
(/連続投稿失礼します。次の日の早朝ということで追加でall文出しておきます。)>all様
(『翌朝──まだ誰もいない昇降口にて』朝靄がガラス越しに校舎を滲ませる頃。昇降口の扉が、そっと開いた。足音はない。ただ、微かな衣擦れと、空気を押すような気配だけが、そこに差し込んだ。カカオだった。制服の上から羽織ったフードつきのジャケット。
少し長めの袖口から指先を隠すようにして、彼女はベンチの前に立つ。昨日、自分が置いていった紙袋は、もうない。拾われたのか。捨てられたのか。あるいは、気づかれずに片付けられたのか。彼女はそのどれにも頓着しない様子だった。代わりに、掲示板のほうへゆっくりと歩み寄る。昨日貼った自作の落し物掲示──「拾った人、食べていいよ」──それはまだ、マスキングテープで掲示板に留められていた。「ガム」「ラムネ」「アップルグミ」「ポップコーン」。色とりどりの、子どもじみた甘い絵柄。カカオは、その一角に、もうひとつだけ付け足した。細く、目立たない黒いインクのペンで。)
『 "Missing letters matter more than found ones."』
(書き終えると、彼女はしばらく指先で文字をなぞった。消えやすいインクの感触と、紙のざらつきを、ただ確かめるように。それから、何も言わず、何も表情に出さず、くるりと踵を返す。……その背中に、ひとつの感情が通りすぎる。成功か失敗か。注目されたか否か。そんなことではない。これは仕掛けであり、記録であり、彼女自身の証明だった。彼女は、昇降口のベンチの前を通りすぎるとき──ほんの一瞬だけ、目線を下げた。何もない空間に視線を落とし、何かを読み取るように。その場を通り抜けるとき、息が白くなる。まだ空気が冷たかった。カツ、カツ、と靴音だけを残して、静かに屋上の階段を上っていった。そこにはもう、“甘いやつ”も、“紙袋”も、“誰の目線”もなかったが──掲示板の片隅の英語だけが、彼女の存在をひとつ、確かに刻みつけていた。)
89:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-06-03 05:14:00
(/正直、このまま終わってしまうのは惜しいなと思っています。このall文には、まだ続きがあります。もしどなたかと、ここから一緒に進めていけたらとても嬉しいです。)
(/ロルの状況としては、こちらから絡みに行っている形になっていますが、もし今までのやりとりが抱えきれないと感じた方は、無理に引っ張らずにそっと離れていただいて大丈夫です◎逆に、「もう少し絡んでみたいな…」という方がいれば、もちろんそのまま続けていただいて構いません!進行中のイベントは、途中参加・後追いでも大歓迎です!)
(/では次にカカオのイベントについて説明させてください。)
イベントの目的
このイベントでは、日常の枠を超えたキャラクター同士の新たな交流を楽しむことを目的とする。
普段の会話や関係性に加え、「共同で謎を解く」ことで、予想外のやりとりや知恵の融合が生まれることを狙う……ので、正解にたどり着かなくてもOK。
概要
『お菓子な謎解き事件』
カカオが仕掛ける奇々怪々な謎解きが、2日程発生。
参加者は、その謎に挑みながら真相を探る。
進行イメージ
・カカオがこの後2日程、不思議な謎を仕掛ける
・時間経過はレスの進行具合でこちらが進めます。
・参加者は、それに沿って謎解きを進めていく
・他キャラクターの知恵を借りてもOK!
・イベント期間中、カカオは「犯人」ではあるが、証拠不十分のため追い詰めることはご遠慮願います。謎解きを楽しむ形で進めてください!
(/その他質問等あれば受け付けしますので遠慮なく申し付けくださいorz)
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