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83:
来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-30 09:04:15
>80 一宮 和久
(彼の言葉のひとつひとつに、いちいち反応するほどこっちは暇じゃない──けれど、それでもほんの少しだけ面白いと感じてしまったのは事実だった。足を止めることなく、カカオは軽い足取りで歩きながら、彼の方を一度も振り返ることなく肩越しにぽつりと呟く)
……へぇ、じゃあもうちょっとで沼に沈められるとこだったんだ、あたし
(言葉に熱はない。感嘆でもなければ、恐れでもない。ただの観察記録のように、さらりと。けれどその声音には、わずかに笑みの尾を引いていた──愉快ではないが、退屈でもない。そんな曖昧な温度を携えた声)
でも、"言葉遊び"が得意じゃないって言っちゃうと、さっきのもただの本音ってことになるけど……
(ふわ、と風に揺れた銀髪が、後ろを向かないまま緩やかに彼の方へ舞う。振り返らずとも聞こえていた。見ていなくても、反応はしていた。彼の意図を一度は受け止めておきながら、あえてすり抜けるように、息を吐く)
……ま、どっちでもいいけど
(最後に残されたのは、投げ捨てるようなその言葉。軽く、何も期待しないようでいて──その背中からは、わずかに興が滲んでいた。届いたことは認める。でも、捕まったとは言わせない。そんな、猫のようなカカオの意地)
>81 伊多狩 秀
(蛍光灯の光は、誰もいない廊下を無遠慮に照らしていた。窓の外はすっかり夜の色に染まり、教室の明かりも消えた今、校舎全体がどこか別の世界に置き去りにされたような静けさに包まれている。ペットボトルに残ったカフェオレは、もはやぬるく、手のひらに湿った温度だけが残っていた。「校門まで見送るよ」──会長のその言葉が、ふと、距離を測るように思えた。優しげで、紳士的で、でもどこか一線を引くような。深入りするようで、ぎりぎりのところで踏みとどまっている。こっちが突き放しても、向こうは決して追いすがらない。──それが、逆に厄介だった。カカオは口をつぐんだまま、少しだけ俯いた。ぬるくなったカフェオレをひとくち飲み、味の抜けた甘さに眉をひそめる。)
──……変な人
(ようやく発した言葉は、まるで独り言みたいだった。けれど、その声音には、少しだけ揺れが混じっていた。ため息をつくように続ける。)
“悪役”って、結局誰かの正義の裏側にされるだけだって知ってる? ──あたし、そういうの、もううんざりなんだよね
(ペットボトルのキャップをくるりと回しながら、今度は真正面から会長を見上げる。その目は、強がりと疲れが綯い交ぜになったような、でも芯のある光を宿していた。)
だから……あんたみたいな“やさしい悪役”って、逆に一番タチ悪いんだけど
(言葉に棘はあるが、どこかそれは“慣れてきた”ことへの警告でもあった。──慣れたくなんてない。甘くされたくなんてない。なのに、少しだけ期待してしまう自分が、何より怖い。)
(沈黙がひとつ、ふたりの間に流れる。)
……でも、ありがと。今日は送ってもらう。もう遅いし、変な人に絡まれると困るしさ
(それが冗談か本音か、彼女自身にもわからないままに口にした。ほんの少しだけ、柔らかなものが表情に滲んだ気がして、でもその“隙”を悟られたくなくて、すぐにそっぽを向いた。)
>82 階 千暁
……はぁ? 飴玉二、三個で情報漏洩すると思ったら、舐めすぎでしょ。
(差し出された駄菓子の袋をちらと見下ろし、カカオは鼻先で笑った。わざとらしく肩をすくめて。けれど完全には拒まない。脚を組み直す音が、わずかに相手の言葉に気を許した証)
でもまあ……こないだのラムネはまあまあ美味しかったし、気分で“入場”は許可してあげてもいいけど。
(カカオは棒付きキャンディを舌で転がしながら、すっと顎で示す。暗黒結社のアジトがあるという教室棟の一角)
ただし、今日の“見学料”は割り増しだから。おしゃべりだけで済むと思わないでよ、名探偵くん。
(視線を戻すと、ようやくその目にいたずらっぽい光が宿る。ふわっと笑って、どこか試すような声音で)
……そもそも、あなたみたいな人、うちの連中がほっとくと思う?
(そう言うと、ポケットから取り出したカカオ色の手帳をひらりと揺らして見せた。表紙には、何やら見覚えのある校章――ただし、上からラメ入りのシールが雑に貼られている)
ようこそ、“反体制研究同好会”へ。……今日から君は、仮入部員ってことでいいよね?
(あくまでカカオ個人の判断での仮入部扱いであることは、彼女の匙加減次第という含みを持たせて。)
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