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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
31:
今野 篤郎 /どろろ [×]
2015-10-04 10:27:15
■ 睦月くん 背後様 : >14
( / お待たせいたしました…!此方からのスタートの件に関しては全然大丈夫ですよ ´ ` !これから絡むのが楽しみです…!!それでは絡み文投下させて頂きますので、これからよろしくお願い致します。何かありましたら何でもお声がけください!)
□ 睦月/於菟 : _
____見世物、小屋…虎の腹から、
(金木犀の香りが鼻を掠める家の近くの小さな公園。其処に怪しいテントがやって来たのは記憶に新しく一昨日の事。初めに見たのは仕事帰り、人混みの鬱陶しさに邪魔なものをこんなところに建てるなと思わず腹を立てたのを覚えている。コンビニに行こうと家を出、公園を通り掛かれば平日だからかあの人集りが嘘のように人の少ないそのテントが視界に入り思わず近寄ってしまった。完全なる興味本位ではあったがいざ近寄ってみれば張り紙には「虎の腹から産まれた16の子」と書かれている。特に興味を唆られる内容ではなかったものの、16の子という単語が胸に突っかかった。まだ幼いその歳の子が、こんな小さなテントで晒し者にされているのかと思うと良心は痛むばかりである。…と、複雑そうな顔をしていたのか顔を覗き込むように現れたのは木戸番と思われる男。「覗きになりますか、お客さん1人特別にご案内いたしまショウ!」陽気な声が耳に飛び込み思わず距離を取ろうとすれば有無は言わせないと言わんばかりに腕を引かれ逆にテントの中へと足を踏み込んでしまう。「いや、俺は…」そう声を荒げるも、思わず飲み込んでしまったのは目の前に飛び込んできた光景があまりにも酷いものであったからなのかも知れない。小さな檻の中に閉じ込められた1人の少年、ボロボロの服に繋がれた身体は痛々しいとう他何を言ったら良いのか。思わず檻に近寄れば、中の相手を見詰めて)
32:
どろろ [×]
2015-10-04 10:27:56
■ 桜木さん 背後様 : >25
( / バカ息子だなんてとんでもないです、素敵なお子さんを提供して頂ききっと響も嬉しいと思います ´ ` 。はい、響が後から現れる様な情景なので先にロルを回して頂けると嬉しいです…!どうしても思い浮かばない様でしたら此方から回すので、その時にはお声掛けくださいませ!)
33:
どろろ [×]
2015-10-04 10:28:51
■ 東間さん 背後様 : >23-27
( / 素敵なPFを頂いたのにお返事遅れて申し訳ありません…!(汗) もう殺.すだなんて…!主が止めるよう…!と思うような息子様で殺.しにかかる事を主も躊躇ってしまいます…(涙) しかしながら、物語を作るのが楽しみです!設定といたしましては問題なくぜひそれを描いていけたらなと思いました。ゆくゆくはなのですが殺し屋を裏切りそれを告白した後、裏切りの為にくる刺客から東間さんを危険に晒さない為に黙ってお屋敷を出て行く、なんての美味しいなぁと思いました(小声) そしてお待たせいたしました、以下PFが殺し屋君のPFになります ´ ` 。期待に添えているか不安ではありますが、自分なりに後者の希望にそって作成したつもりです…!ご確認をお願い致します!もし問題ないようなら、早速スタートしたいのですが此方が門へやってきた心境を描くところからか、東間さんが迎えに行く心境を描くところからかお選び頂けますか?此方からであれば次にてスタートロルを描かせて頂きますので…!よろしくお願い致します!)
■ 小夜 ( サヨ )
… ボディーガード/殺し屋
□ 容姿 ( 26 . 身長184㎝ )
… 下手に怪しまれない様にと選んだ髪色は黒とは真逆の白髪。銀混じりのその髪は陽の光に当たるとキラキラとひかり、素性を隠す様な職業としては通常なら有り得ない目立つもの。肩のあたりでざっくりと段のついたウフルカットとなっており襟足の長さは腰より少し上辺り。上の段は外ハネ、前髪はナチュラルなM字分けとなっている。髪から覗く耳にはシルバーピアスやらチェーンピアスやらがぶら下がり両耳を綺麗に飾っている。茶色い瞳は切れ長の二重、眉毛も吊りあがり気味なので怖い印象を与えがちだが笑うと顔がくしゃりとなるので、常に笑っていれば第一印象で悪い印象は与えないのではないかと思われる。薄い唇を開けば下八重歯が覗き、狸の様。服装はボディーガードの正装として真っ黒なスーツを着こなし、靴は黒のブーツを好み着用している。ブーツの中には小型のナイフ、胸ポケットには拳銃。
□ 性格
… ボディーガードとして表向きの性格は誰に対しても優しく仕事に対して熱心な男。悩みなどは親身に聞き、叱るべき時には叱る、ボディーガードとしては確実な才能を持っている。しかしそれはどれも殺し屋として培った知識や才能、人の心の隙間に滑り込む話術や演技、その首を取る為の身体能力である。殺し屋に拾われてからというもの、恩を返そうと仕事に専念しその仕事に誇りを持って生きている。それも根にある優しく、恩はきちんと返すべきだという真面目な性格が齎しているもの。人を殺める事は仕事として認識すれば容易いものも一度情が映ると揺らいでしまう為、出来るだけ真では淡白にいれるようにしている。自分の感情を相手に伝える事を苦手とし、表向きでも本来の性格でも関係なしに想いは中々口にできない事が多い。
□ like
… 珈琲 / 仕事 / ボス
■ image
… 「優しく暖かな性格、昔から変わりませんね…少し落ち着き過ぎな気もしますけど。」「仕事は順調、容易く心を開いてる…心配せずとも殺.すっての。それが俺の仕事。」「…出来ればもう二度と出会いたくなかった、記憶の中にさえいてくれたら俺はそれで良かったのに」
34:
黒瀬 悠 /どろろ [×]
2015-10-04 10:29:30
□ 小湊 類 : >26
…お前な、そんな青白い顔で大丈夫だなんて言われても放っておけるわけねぇだろうが。
(優しく声を掛けたつもりが、驚かせてしまった様で肩に触れた手から弾かれる様に尻餅を付く相手。余程警戒心が強いのか、はたまた人に見付かることを恐れていたのか何れにせよ交わる視線相手の瞳は揺れており動揺をしている事に間違いはなかった。そんな姿に違和感を覚える大丈夫だという言葉と共に綺麗な黒髪が揺れ、相手が立ち上がればその力ない足に体調不良を確信した。なんの事情があるにせよ生徒の体調を管理する事が自分の仕事である。立ち上がれば今にも逃げ出してしまいそうな相手の両肩を軽く掴み、その青白い顔を覗き込む様に屈んでみせてはまるで相手を叱る様な口調で上記を口にし。それから直ぐ右手で相手の前髪をあげてしまえば手際よく相手の額と自分の額を合わせてしまい。ほんのりと暖かな額に眉間の皺を深めれば顔を離して「ちと熱いな…少し保健室で横になれ。後々他の生徒の前で倒れるよか良いだろ」と声を掛け更に追い打ちを掛けるように「何ならこっから俺が運んでも構わねぇ」とあくまで心配をしていての言葉だが半ば強引となるものを投げ掛けて。相手の身体をみればその身体は一般的な男子生徒よりは細身、筋肉も標準より付いていないのかもしれない。元々体調を崩しやすいのではないかと考えてはやはり心配は募り、相手の反応を待つ様に視線を交え。)
■ 小湊くん 背後様 :
( / いえいえ、とても解りやすいロルです!こちらこそまだまだ未熟者のそれですが、お勉強しつつお返しいたしますので是非よろしくお願い致します!それではまた何かあればお声掛けください、主はこれにてどろろんします…!どろろん!(←) )
35:
どろろ [×]
2015-10-04 10:30:35
■ 花ちゃん 背後様 : >29
( / 素敵なPFを頂いたのにお返事遅れて申し訳ありません…!(汗) いえいえ、こんな可愛い子ちゃんが現れて好みじゃないとかありません ´ ` !マイペースの女の子好きなのでふわふわのんびりやっていけたら嬉しいなぁと思います、切ないけど…!(大声)最後の( )の中にやられましたけど…!スタートの希望はそちらで構いません、先生は驚きつつ自分を頼る様に伝えなにかと花ちゃんの心配を出来たらな!と。ちょっとイベントを考えたんですけど、先生の設定を心配性にするので心配性の先生が花ちゃんを心配し保健室外でも声を掛ける様になった事で先生の事を気に入っていた女の子に目を付けられてしまう、なんてのはどうでしょう。嫌われるのを恐れているという花ちゃんなので先生と変に距離があいて、そんな距離を先生がもやもやなんかしたりして16歳の女の子になんて感情抱いてんだみたいな流れ美味しいかなと…!そこで相談なのですが先生は結婚している、のではなく実はバツイチで別れた妻の事や娘の事を離れても大切にしていたという設定でゆくゆくはハッピーエンドにさせてあげたいのですがいかがでしょう?そこらへんのお返事を含め、先生の設定や性格のご確認を以下、よろしくお願い致します!言葉使いを悩んだので、もし希望があればなんなりとお申し付けくださいね…!)
■ 一之瀬 誠 ( イチノセ マコト )
… 保健教師
□ 容姿 ( 26 . 身長186㎝ )
… 癖っ毛の黒髪は一度も染めた事がない為痛みのない夜を溶かした様な綺麗なもので、毛先は無造作に跳ねている。寝癖が酷い朝が多々あり生徒にからかわれることもしばしば。前髪は右分けで目に掛かるか掛からないか程度、横髪は頬に合わせ後ろ髪はうなじ辺りまでの長さ。アーモンド型の瞳は生まれつきの焦げ茶色で眉毛はつり眉気味。黒縁眼鏡着用。何方かといえば肩幅は狭く、すっきりとした身体つきをしているがそれが昔からのコンプレックスだった為にしっかりと鍛えられて引き締まった身体。細マッチョ。薄水色のブラウスに黒いズボンと白衣を着ており、私服はカーディガンやロングコートなどを好んで着用している。
□ 性格
… 言葉使いは丁寧なのに意地が悪く、それが逆に怖さを醸し出す事しばしば。根は真面目で教師らしく生徒の為になる事をしようとしているが、気持ちを伝える事が不器用な為どうしても回りくどい優しさになってしまったりする。心配性なので持病を持つ生徒や心に悩みを持つ生徒などはカルテにチェックし、できるだけ力になれるように努力をしている。好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと気持ちの区切りははっきりしている方で上部だけの付き合いなどをあまり得意としない。(仮)妻と離れた後も金銭面の援助は続け娘の事に関しても上手くやっているのか心配はしている。しかしバツイチである事を誰にも明かしていない為生徒や他の教師は家庭を持っていると思っている
□ like
… 珈琲 / 小説 / 煙草 / 植物
■ image
… 「良いですか、体調が悪い生徒は大人しく寝ているべきなんです。其処から動いたら先生はもう口をきいてあげません」「…君が泣く必要ないでしょう、君は悪くないんですから」「辛い時には頼って欲しい、それだけの感情なら困ったりしませんよ」
36:
どろろ [×]
2015-10-04 10:32:49
■ >28 様
( / 支援感謝です ´ ` )
37:
桜木 鴇 [×]
2015-10-04 11:30:21
>響(主様)
ん……?なんだ、ここ…
(優しい微睡みの中、無意識に温もりを求めて掛け布団をかきあつめればいつもとは違うその感覚に寝起きでぼんやりとして働いていない頭でも少しは考えられるのか、その違和感を不思議に思い目をあければ見たことのない天井。そして周りには綺麗に張られた自分の写真が。それを見れば嫌でも自分がどんな状況にいるのか理解できゾク、と血の気がひき目を見開いて。無様に焦るなんて嫌だったがそれでも初めてこんな事になりさすがに戸惑いを隠せず上記を言い。少しパニックになりそうになったが深呼吸をし自分を落ち着かせると周りを見回しここには自分しかいないことを知り安心して。自分の状況を確認するとどうやら私服で靴ははいておらず裸足。気を失う前は何をしていたかは思い出せずに。とりあえず拘束されてない事が唯一の救いか、と考えながら立ち上がり。すると首に冷たい感触。そこに手をやれば首輪があり。「犬かよ……ったく、俺に執着してんのか知らねぇけど軟禁してどうすんだか」と呆れたように呟き。が、表面上は平静を装ってはいるもののこんなことは今まで体験したことがなくどうすればいいのか全く分からずにため息をつき。とりあえず、希望は全くないが出られるような場所はないか、とそこらを探し回ったり扉を力任せに引っ張ったり蹴り破ろうとしたが結局ただ疲れただけで。休憩とでもいうように座り込めば丁度そこにあったこの場所に似合わない可愛らしいぬいぐるみを手にとりストレス発散とでもいうように思いきり殴りその場に放り出して。脱出を諦めたわけではないが自分の力ではどうしようもない。その現実をつきつけられたような気分になり部屋のすみにうずくまり、弱々しい声を出して。)
本気でなんなんだよ……意味わかんねぇ
(/了解です!絡み文あげますねー、本当に稚拙な文章ですみません……響くんや主様に喜んでもらえるなら嬉しいです!ではでは……本体はそろそろドロンしますね!これからよろしくお願いします!)
38:
睦月/於莵 [×]
2015-10-04 18:21:25
>31
(/いえ、どうかお気になさらないでくださいませ!此方こそお相手して頂けるのが楽しみでなりません、何卒宜しくお願い致します!お気遣い有り難う御座います、では此方も背後は失礼致しますね!)
(各地を転々とする見世物小屋に同行し見知らぬ土地にテントを構えたのは何日前であっただろうか。光の入らぬ狭い世界の内側、そればかりしか見ていない自らの時間感覚は予想の余地すら与えられない程狂ってしまっていた。どれ程か前には無数の人目に晒されて退屈なんてしなかったと言うのに、今はこうして何時間も檻の中で膝を抱えている。顔中に張り付いた人工的な繊毛と糊の感触が一層気分を鬱屈とさせ、意識しないよう心掛けていたむず痒さが甦ってくるような気さえしてしまう。眉を寄せた表情は拗ねた子供のそれの様で、足首を拘束する枷を気紛れに鳴らしてみる。お陰で赤い痕が染み込んでしまって、そうして同情を誘う事が人間の琴線に何らかの作用として働いているのだろうが、無知な自分には分からない。わざわざこんな面倒な事をしなくたって逃げようなんて思わないのに。呑気に思考しながら退屈そうに伏せられていた目が意思を持って見開かれたのは木戸番の声と共に人の気配を感じた時。漸く訪れた見物人は一人ではあったが、それだとしても来てくれたと言う事実が嬉しくて。歓喜に口元を綻ばせながら冷たい格子へ鼻先を寄せると、やはり相手の表情には憐れみに似た物が影を落としている。此処へ来る人間は誰一人として楽しげな表情をしていない。自分が幾ら笑ってほしいと思い振る舞ってもより哀しみが色濃くなるばかりだ。下がった眉の所為でへなりと頼りなげな笑みを浮かべながらも瞳は真っ直ぐに相手を捉えて首を横へ傾け)
39:
東間 尊 [×]
2015-10-04 19:46:44
>主様、小夜さん
(/いえいえ、皆様一人一人と物語を紡いでいくのはとても大変な事だと思いますので、お気になさらず…!わわ、それも素敵ですね!頃合を見つつその設定も織り交ぜて行きたいと思っているのですが、小夜さんが出て行った後、若しくは出て行く時に追い掛けたり止めようとしたりさせて頂いても宜しいでしょうか…?PFの方も理想の殺し屋君で、とてもホクホクしております!ではでは、拙い文章では御座いますが此方からスタートさせて頂きますね…!)
…あぁ、もう到着なさいましたか。では、そろそろ向かいましょう。
(窓を開けた自室で小説をゆっくり堪能しながらぺらり、と紙を捲り。その際に強い風が窓から吹き抜ければ少し乱れる髪を片手で抑えながら慌てて先程まで読んでいたページに指を滑り込ませ、風が止むと外を見つめて眉と目尻を下げ困ったように小さく微笑み。さて、と再び小説へと視線を落とすも一人の使用人が部屋を訪れれば己の新たなボディガードが到着したとの報告を受け、上記を告げながら本に栞を挟み眼鏡を外して小さな机に置くと、立ち上がって姿鏡の前まで歩き。腹の底では自分の行動を制限する見張り人の様な人物は望んでいないのだが、と思いつつも半ば諦めた様子で風で乱れた髪を整えた後に部屋から出れば、数名の使用人を連れて屋敷を出る。しかし玄関先で使用人達を少々強引にその場で待たせると、一人で門前まで向かい番人に門を開けるよう告げれば人一人分見える程度に開いた所で、新たなボディガードであろう人物の容姿に驚いて目を見開き。少々、否、かなり特徴的な人物だと認識すれば少し戸惑いながらも深いお辞儀をして見せた後に「…初めまして。貴方が次のボディーガードさんですか?」と小さく首を傾けながら柔らかな笑顔を向け。)
40:
一条 花 [×]
2015-10-04 22:42:06
> 一之瀬先生/主様
( / いいえ、どうか御気になさらないで下さい…!娘を褒めて頂き有難うございます、とても嬉しいですっ。此方は一之瀬先生が素敵過ぎてわああ、ってなっています…(悶え)そして身長差にやられました、186cmと151cmなので先生の肩より少し下辺りに頭がくる感じでしょうか…!!イベントと先生の家族についての件、とっても美味しいと思います…っ!(興奮)曖昧に開いてしまった先生との距離と先生の事を気に入っているもう一人の女の子にきっと花はじわじわと追い詰められてゆくと思います。もうその時には先生に向けている「好き」は恋だと自覚しているけれど、未だ先生には家族が居ると思っている故恋だと認めてしまい傷つくのが怖くて知らない、分からない振りをして自分の想いを無意識に誤魔化し続けるのもいいかなぁと…!ゆくゆくは其れを認め、先生と関係を結ばせて頂けたらなと思っておりますっ。勝手ながら絡み文を投下させて頂きましたので、御手隙の際にでも返信頂けたら幸いです。其れでは改めましてこれから宜しくお願い致します!)
(こつん、こつん。曖昧な輪郭を描く風景を眺め乍緩りと廊下を歩む午前11時前。昨夜から痛い程に叩き付ける重く冷たい雨音は授業の開始を告げる鐘の音と混ざり合い耳鳴りの様にじわりと頭の奥で響いた。足早に体育館へと向かう友人達に手を振り返した後、自身は角を曲がり頼りない足取りで一歩一歩、もう直ぐに会えるであろう彼の姿を思い浮かべ乍歩みを進めゆく。辿り着いたのは何時もの場所。朝方から微か狭くなりつつある気道に視線下へと落としては苦しさの滲んだ吐息をひとつ吐き出し一度眸を閉じた後そっと顔を上げて。覗き込むように、ゆっくりと戸を開かせた先視界に捉えたのは夜の絵具を甘く落として輝きを閉じ込めた艶やかな濡羽色。窓の外に見える薄暗い空がより一層其の色を深めていた。湿気の所為なのか何時も以上に跳ね上がっているのが何処か可愛らしくって、可笑しくって。息苦しさを飲み込み何時も通りの柔く明るい笑みを浮かべて見せては意識此方へと引く為小さく声を掛けて)
──先生、
41:
佐倉 響 /どろろ [×]
2015-10-06 15:06:31
□ 桜木 鴇 : >37
…起きたかな?
(ぽつり、呟いたのは沈みかけた陽が照らしつけるリビング。お気に入りの紅茶を飲み、彼の目覚めを待つ様に鼻歌交じりに縫いぐるみを撫でていた。彼、というのは部屋に連れ込んだ男のことであるが決して彼が望んでその部屋に居るわけではない。言ってしまえば、彼の意見などは聞いておらず不可抗力に閉じ込めたというのが正しいそれなのだが如何しても手に入れたかった存在である為もとより意見を聞く気はなかった。彼と出会ったのは数ヶ月前のカフェ。自身が経営する個人経営の小さなカフェであったが、彼は其処を気に入ってくれた様で良く訪れてはたわいのない話を口交わす様になった。ただ、たわいのない会話。当たり障りのない、他人同士の会話。たったそれだけなのに、いつしか自身は自分でも驚いてしまう程に彼に惹かれ気付けば彼に向けた感情は『欲しい』、『自分だけ見ていて欲しい』と独占欲に似た何かへと変化し遂には『何故自身だけを見てくれないのか』と憎しみに似たものへと変わっていってしまった。どうしようもない感情が押し寄せ、辿り着いた答えは『自分だけを見る様に閉じ込めてしまえば良い』であり今に至る。何時もの様に訪れた彼を睡眠薬で眠らせては店の直ぐ裏にある自宅へと連れ帰ってきた彼がいるのは空き部屋である一室。そして聞こえた扉を叩きつける様な物音は彼が目覚めた事を知らせる合図であり、上記を呟けば楽しげな表情をぶら下げ部屋の前まで歩き。頑丈に施錠した扉を鍵を回し開ければ隙間からひょっこりと顔を覗かせ「おーはよ。結構長い時間寝てたんだね?」と人懐こい笑顔で声を掛け)
■ 背後様 : _
( / 絡み文有難う御座いました ´ ` 。これから始まる美味しい展開を白米片手に待機させて頂きます飯うまです…!それでは此方も拙い文章とはなってしまいますが絡ませて頂きます。どうぞよろしくお願いします!それでは主もどろろんです(←) )
42:
今野 篤郎 /どろろ [×]
2015-10-06 15:07:45
□ 睦月 /於菟 : >38
…この子は、
(唖然としてしまったという表現が1番合うのかも知れない。こんな非道な出来事を許す場が合って良いのだろうか、まるで人として扱いはしないこれでは動物と同じ様な扱いではないか。己れに近付き小首を傾げる相手の表情は、言葉では言い表せない複雑なものでありその汚れない瞳は人間のものというよりはやはり動物を思わせるそれであった。ぽつりと落とした一言をにっこりとした表情の木戸番が拾い『へい、今年で16になるこの少年、なんと虎の腹から産まれた虎の子供!世にも奇妙な産まれ方をしたのでございます!そしてこれまた奇妙な喋り方…』と口を開く。虎の腹から産まれたなどと、全くに信じられぬ出来事だが瞳に少年を写せばそれは真実なのではないかと思えてしまう。べらべらと喋る木戸番に視線を遣れば、まるで嬉しそうなその表情。所詮あちら側から見ればこの子はただの商品でしかないのだとそんな現実を目の当たりにすればそれこそ不憫に思え冷たい檻の中で過ごす少年と温かな陽の光を浴びる事が出来る木戸番との差に微かな怒りさえ浮かんでくる。こんなに純粋な瞳をした少年を見て、見て見ぬ振りをして、果たして自身は明日からも平然としていられるのだろうか。思い立ったら直ぐ行動するのは昔から、気付けば木戸番に手を伸ばしその肩を掴みながら「この、…この子を俺に売ってくれないか」と言葉紡ぎ。驚く木戸番が次の言葉を紡ぐ前に「それなりの金は払う、頼む」と続け。きっとそんな言葉を投げ掛けたのは自分が初めてだったのだろう、驚きの表情は困惑となり木戸番はこの見世物小屋を仕切る者に話をしてみると奥へと消えていった。そんな背中を見送れば再び相手に向き合い、檻へと手を伸ばして「…お前さんも、陽の光を見たいだろ」と零して)
43:
小夜 /どろろ [×]
2015-10-06 17:48:29
□ 東間 尊 : >39
(神様は存在するのだ、と思ったのはもう何年も昔の冬になる。親を亡くし独り身となった子供の頃の自分を最初に救ってくれたのは1人の少年だった。寒さに凍える自身に声を掛け、温かな毛布と食べ物をくれた少年は見窄らしい格好をした汚い自分に優しく接しまるで友達の様に毎日屋敷から自身の元を訪ねてくれた。家はなく親もなく、下手すれば死んでしまっていた自分が今こうして生きているのは彼のお陰。そして生き永らえたた為に得たものは新しい家族であり、彼は自身の温かな記憶として記憶に残ったのである。新しい家族の職業は殺し屋、依頼された人物を殺し収入を得る仕事。無論、そんな家族を持ったからには自身もその道を歩まなければならず最初は戸惑いのあったその行動も今では誇を持つべき仕事だと思える程立派な殺し屋になってしまった。それもきっと神様からのお導きなのだと考えていたのは昨日までの話。神様などは存在しない、と思ってしまったのは今である。理由としては実に単純で殺し屋として再度屋敷に戻ってきてしまったから。そう、殺し屋として殺めなければならない相手が、過去に自身を救ってくれた少年なのである。これ程までに感情が揺らいだ事はなかった。自身を助けた相手を殺さなくては家族を裏切る事になるという究極の選択を迫られ、言葉では言い表せない悲しみにも苦しみにも似た感情が胸を支配した。しかし今更後にも引けず、屋敷の門の前に立てば呼び鈴を鳴らす。すると間も無く重たい門が開きその空いた隙間から変わらぬ姿が現れた。昔にも見た、優しい笑顔が胸に溢れる感情を濃くする。人に取り入る為覚えたくしゃりとした笑顔を向けてはまるで初めましてだとでも言う様に「はい、新しくボディーガードをさせて頂きます。小夜、と申します」と言葉零し)
■ 背後様 : _
( / 有難う御座います!追いかけてきてくださるなんてそれこそ美味しい展開ですね…!二人が最後には結ばれるといいなぁ、いいなぁ。殺し屋君気に入っていただけた様で嬉しいです ´ ` 。それでは此方もまだまだ拙い文章ですが、絡み落とさせて頂きます。これからよろしくお願いしますね!それでは主はそろそろどろろんします、何かありましたらお声がけください!)
44:
一之瀬 誠 /どろろ [×]
2015-10-06 17:49:31
□ 一条 花 : >40
(授業終了のチャイム音を耳に落としながら外に生え並ぶ芝生にザアザアと降り注ぐ雨を眺めていた。 湿気で上手くまとまらなかった髪の毛に触れては今日もまた生徒に弄られてしまうなと考え思わずくすりと笑みを零してしまった。視線を窓から室内へと移しやり掛けの作業を再開しようと机へと戻り椅子に腰掛ける。机にはここ一週間に保健室を訪れた生徒の名前が書かれたカルテが並べられており、過去の利用履歴と比べ体調の変化を把握する。校内で見掛けた際に様子を見れたなら良いと考えての事である。実際其処までやる必要は無いのかも知れないが、できればどの生徒に関してもより良い学校生活を送って欲しいという願いがあるのだ。もう少し冷えてしまった珈琲を口に含みカルテに目を通す、と__扉の開く音が聞こえふと視線を上げる。見上げた先に居たのは時折保健室を訪れる1人の女子生徒。もう見慣れたその姿に優しい笑みを浮かべては「はい、一条さん。いらっしゃい」と柔らかな声色で話し掛けて。相も変わらず白い肌に、他の女生徒と比べては細い身体にいつ倒れても可笑しくないなんて心配をするのは何時もの事で。「今日はどうしました?苦い珈琲でも飲みに来たのでしょうか」続く言葉は冗談めかしたそれで、優しい笑みを悪戯のそれへと変化させてはそのまま椅子より立ち上がり相手に手招き、「取り敢えず椅子へどうぞ。」と備え付けのパイプ椅子に近付きそれを引きながら声を掛けて)
■ 背後様 : _
( / わー、先生の事気に入っていただけた様で嬉しいです!主も実は先生動かすのが楽しみでして、まるで少女漫画のような甘酸っぱくて切なくて最後には甘い恋が出来るのかと思うととてもワクワクするのです(歓喜)至らないところも御座いますがゆっくり、そんな物語を紡げたらと思います。また何かありましたらなんかりとおっしゃってくださいね…!そして絡み文ありがとうございます。素敵な文の使い回し、見習いたいと思います(メモメモ…)それではこれよりよろしくお願いしますね!)
45:
睦月/於莵 [×]
2015-10-06 19:19:08
>42
(木戸番の口から次々零れ落ちるのは最早聞き慣れた常套句の数々であり、果たしてそれに耳を傾けているのか定かでない相手の視線は自分に向いたまま揺らぐ事無く。こうして此処に置かれている己の立場が世間ではどんな風に見られるのか全くもって理解しておらず、故にやはり相手の表情に浮かぶものが何を物語っているのかは分からなくて、どうしてだろうかと疑問ばかりが消化されないまま野放しに浮かんで行き。言葉は分かるのに、こんなにも気持ちは分からない。歯痒さを覚えたその時、突然に逸らされた視線は木戸番の方へと向いて。だが此方は相も変わらず相手を見詰めている。それも故意にでは無く、今となっては相手の言葉が己の視線を絡め取り離そうとしてくれない。今、何と言ったのだろう。売ってほしいと言ったのだったか。自分自身の価値なんて分かりはしない。人間から異質な存在として見られている自覚はあってもどれ程忌避されているのかまでは理解が及ばないが、やはりその発言が十分な意外性を持ったものであると言うのは木戸番の表情からも窺え。その驚きの次に触手が伸びるのは困惑の方で、仮にも此方は彼らに世話になっていると思っている。だからこそ喜んで良い物なのかも分からなくて、心の何処かでは彼らが自らを必要としてくれているのではないかと言う哀れな思い上がりさえ抱いており。いつの間に木戸番は去ったのか、再び合わさった視線を逸らしもせずに見詰めていると、此方へ伸びてくる相手の掌が視界に入り。人の手に触れられる事に慣れていない所為か目線よりも上からやってくる影は押さえ付けられる様さえ連想されてしまい、心の内を占めた警戒心と微かな怯懦に咄嗟に身を引いて。それが勢い余ってしまったのか予想を超え後方へ体が傾くと、硬質な鉄の音を立てて後頭部を格子に打ち付けてしまい突然襲われた痛みへの驚きも相俟ってきゅう、と眉を下げ。痛みの酷い箇所を両手で押さえながらつい「うぅ…」と情けない呻き声を漏らし)
46:
桜木 鴇 [×]
2015-10-06 19:26:59
>響
……響さん!って、は……?ちょ、冗談ですよね…?まさか貴方がここに俺をなんて……というかここどこですか…?
(部屋の隅でぼんやりとこれからの事を考えていると現れたのは見知った相手。雰囲気が気に入り、通っているカフェの店員だったか。無表情だったため慌てていつもの笑顔になり少し安心したように相手の名前を呼び近づきそうになるがその口から放たれた言葉に顔をひきつらせて。まぁ、この部屋に現れた時点できっと彼が自分をここに閉じ込めた犯人なのだろうと分かってはいたがやはり少しショックで。警戒したように後ろにさがるがもともと部屋の隅にいたのにさらに下がる場所などあるわけもなく、すぐに背は壁につき。相手が自分を閉じ込めたのならもう猫を被る必要などない。そう判断すると怯えたような顔から相手を嘲笑うような表情になり。「あー、もういいや…疲れたし、んで?俺をこんな場所に閉じ込めてどーすんだよ、随分俺にご執着のようだけど…なに?殺 すの?それともここにずっと閉じ込める?ははっ、そんなのどっちもごめんだね!」と馬鹿にした言葉を言い笑うがすぐにそれを消し苛立ち反抗する子供のように顔を歪め。が、やはり恐怖を感じているのか身体が震えている。それを無理矢理押さえつけ相手を睨んで。相手は自分よりも小柄で筋肉もそこまでついていない。きっとひ弱だろうと考えると相手の側に走り寄ると容赦なく思いきり殴ろうとして。)
47:
小湊 類 [×]
2015-10-06 20:36:07
>黒瀬先生( >34 )
_____っ、いや、その…元からこういう顔色です、から。
(反射的にとはいえ取り乱して尻餅をついた上、警戒した面持ちからの愛想笑い、不審に思われただろうか。そんな不安と焦りを微かに滲ませた笑みを浮かべたまま己と同じように立ち上がった相手に視線向けるとぺこり、と軽くお辞儀をし。そのまま何事もなくその場から立ち去ろうと視線を逸らした瞬間、不意に肩へ乗せられた相手の手に身体を強張らせ。顔を覗き込んできた相手からの叱る様な口調で告げられた言葉に対し、上手く回らない頭でバレてはダメだと何とか言い訳を必死に考え。その後思いついた無理矢理な言い訳をおずおずと口に出したも、途中で前髪を上げられたかと思えば目前まで迫った相手の顔に大きく目見張り。あまりの衝撃で動く事も出来ないでいたが、己より僅かに低い相手の額から伝わる温度が妙に気持ち良く。ついつい仄かに安心したような顔つきになってしまい。然し顔を離した相手にハッと表情戻して身構えると相手から並べられる言葉に体調不良がバレてしまったのは確実だろうと眉を下げ。だが保健室に行くのだけは何としてでも阻止したい。そんな己の思いを知ってか知らずか、追い打ちをかける様に続けられた台詞耳にし口を結ぶと一歩後ろへ後退り。相手が大の大人とはいえ、特別小さくもない男子生徒を持ち上げられるものだろうか。ついそう考えてしまうものの人より細身な上に筋肉のついていない自分であれば可能な気がしてならず。交わる視線を微かにずらして漸く口を開くと「…わ、分かりました。少し、休ませてもらいます。」と苦笑混じりに頷きつつ徐々に悪化していく頭の痛みに眉寄せて。)
(/此方こそ宜しくお願い致しますね!それでは、此方も本体は失礼します。どろんです!)
48:
東間 尊 [×]
2015-10-06 23:58:55
>小夜さん (>43)
小夜さん、ですね。…ええと、既にご存知かと思いますが、東間尊と申します。これから宜しくお願いしますね。
(相手の笑顔に釣られて己も自然にくすりと笑みを零し。今まで雇ってきたボディーガード達は滅多に笑顔を見せない、知能ある機械のような人間だった。その為必要最低限の事しか話さず、互いに心を開けない状態。それこそ、まるで主人と従順な番犬のような関係で。しかし今回雇った人間は違う。己にとって、そしてボディーガードと云う職業柄にしては奇怪な容姿をしながらも素敵な笑顔を見せる人物で、彼となら少しくらい他愛ない会話も出来るかも知れない。もしそうする事が出来たならば、退屈だった日常も多少は華やかになるだろう。相手の名前を頭に叩き込むと此処に来るという事は勿論己の名は分かっているはず、と思いつつも名を告げるのは礼儀。胸元に片手を置き再び浅いお辞儀をしながら名を告げれば、門の外へ出て握手を求め。すると痛い程に突き刺さる視線。それは己を心配する使用人達や門番のもので、一瞬だけ顔を引き攣らせる。嗚呼、早く屋敷内に戻らなくては。そんな考えが頭に過ぎると差し出した手を引っ込め「…すみません。どうぞお入り下さい。」と促す様に屋敷の方へ片手を広げた後、先導する為夜明け空のような色をした長い羽織を風に靡かせながら相手が着いて来れるよう、出来るだけ遅めに歩み出して。)
49:
一条 花 [×]
2015-10-07 02:18:35
> 一之瀬先生/主様
──先生に構って欲しくて、って言ったら怒る?(絡み合った視線は蒼い空気にふわりと融けた。鼓膜を揺らす聞き慣れた低音は胸の内に柔らかな安心感を齎してゆく。其れは酷く心地良くて切なくて悲し気な雨音も掻き消してくれる、魔法のようだった。優しい其れは紡いだ詞と共に悪戯なものへと色を変える。後ろに回した両手で戸を閉め乍此方も何処か悪戯さの滲む声色にて上記呟いてみて。次いだ言の葉には緩やかに睫毛揺らし幾度か瞬き落とした後ふ、と小さな笑声溢せば「苦いのは遠慮しておこうかなぁ。」と。手招きに気付き嬉しそうに彼の元へと向かう姿はまるで尻尾を振りながら主人に駆け寄る犬のよう。促される儘其処へ座ると幾分と上に在る眸を見上げ「有難うございます、」と仄かに眉落としはにかんでみたり。目前へと視線移せば湯気のたたない珈琲とカルテ。其れに書いてあったのは何人かの生徒の利用履歴や体調についての事。嗚呼、心配性の彼はきっと_。思わず双眸細め笑み滲ませてはもう一度彼へと眸向けて。ぴょん、と跳ねた毛先がやはり気になる様で柔い笑みは其の儘に机に寝そべれば呟きを)先生、髪の毛跳ねてるよ、
( / 此方もとってもワクワクしております…っ!有難うございます、拙い文章ですが精一杯頑張りますのでお付き合い頂けましたら幸せです。わあ、お褒め頂き有難うございます、主様の描写もとてもとても素敵で憧れてしまいます…!此方こそどうぞよしなに御願いします。其れでは本体はこれで失礼しますね^^* どろんっ)
50:
どろろ [×]
2015-10-09 20:31:20
■ all : _
( / お待たせしております…体調不良の為携帯を放置しておりました、ゆっくりお返しさせて頂きますので暫しお待ちくださいませ ˊ ˋ ;: )
51:
今野 篤郎 /どろろ [×]
2015-10-09 21:01:04
□ 睦月 /於莵 : >45
…人の手さえ知らないのか。
(伸ばした手は何に触れる事なく空中を彷徨い、代わりに得たのは相手の反応で知る過去の孤独な日々。一体彼はどれ程長い時間、人の温もりに触れていないのだろうか。呻き声の様なものをその口が零せば何が何でも此の子を連れて帰って遣らなくてはと何処か使命感にも似た感情を芽生えさせて。「お客サマ」テントの奥より再び現れた木戸番の姿は、此の子から得た印象を帯びてか何処か憎たらしいものに思える。檻の奥で小さくなる相手と木戸番を交互に見遣り、答えを求める様に目を細めては小さな溜息と共に木戸番が再び口を開く「大きくなれば同情は買えず、信じてもらうには大人になり過ぎる。いつかは売り出す予定であったヨウで、今此処でアナタにお売りする事も可能だそうです…本当に連れてイきますか。」その言葉は余りにも残酷に、彼が売り物である事を示すそれであり思わず握った拳に力が篭る。何故彼等は此処まで残酷になれるのか、彼等には心というものがないのか。しかし此処で問題を起こせばきっと此の話は流されてしまう、そう思えば作り笑顔をその顔に貼り付け尻ポッケに沈む財布に手を伸ばし中から有りっ丈の金を取り出し相手に渡す「此の子は連れて行く」揺らがぬ意志は、同情や憎しみから生まれたものではない。ただ純粋に此の子に外の世界を、優しい陽の温もりを教えてあげたかったのだ。人の手は、怖いものではなく優しさに溢れたそれなのだと教えてあげたかったのだ。木戸番は金の枚数を数えると満足だと言わんばかりにぱっと笑顔を咲かせ檻の鍵を此方へと手渡した。「それでは、毎度アリ!」手の内に転がされた鍵を握り締め再び檻へ近付けば鍵穴へと差し込む。ガチャ、と鈍い音を立てて檻の扉が開かれれば中にいる相手の視界にきちんと入る様身体を折り曲げ立膝を立てて座り込み「出よう…此処から」と出来るだけ優しい声色で犬や猫を呼ぶ様にゆるい手招きを織り交ぜながら相手を呼び)
52:
佐倉 響 /どろろ [×]
2015-10-09 21:02:53
□ 桜木 鴇 : >26
あは、素敵な部屋でしょ?
僕の好きなもので溢れた部屋だよ
(まるで動物の様だ、と思った。自分を見るなりまるで安心した様な表情に単純で可愛らしい、だなんて思わず不敵な笑みが溢れてしまった。自分の事を、信頼してくれていたのか。何故だとでも言わんばかりの困惑に満ちた表情は自身に対する警戒心の薄さを教えてくれ喜びに似た擽ったい気持ちが胸を掠めては笑みは幸せそうなそれに変わりまるで当然だとでもいう様に上記をつらつらと述べ楽しげにステップを踏み中へ足を踏み込んで。後手に扉の鍵を閉め馴れた手つきで鍵をポケットへと仕舞い込んでは部屋の隅の相手を視界にしっかりと捉え相手へ近付こうと足を浮かせる。しかし相手の変わりゆく態度により静止へ変わり。普段は優しい笑みを浮かべた相手の表情は自身を嘲笑う様なものへと変わりその口から溢れた言葉は映画のワンシーンの様な、此処から逃げたい自身から逃げ出したいという思いで溢れかえっており。それは拒絶の言葉、それは自身に対する否定の言葉、きっと閉じ込められた側からして当たり前のその言葉でさえ自身からすれば鋭い刃となり思わず表情からは笑みは消え。悲しいのではない、苦しいのではない、ただ何故彼が自身から逃げたいのかが『疑問』なだけなのである。「なんで僕から逃げようとするの…?こんなに好きなのに。…君が憎いよ」ぼそぼそと、空気に溶かす様に零した言葉はきっと相手には届いていないが床を踏み込み此方に走る相手の行動はしっかりと視界に入っており。後ポケットからすかさず取り出したのはカッターナイフ、相手に突きつける様に差し出せば「…大人しくしてろよ、僕の事好きでいてくれたら殺したりしないから」と理不尽極まりない言葉を無表情で続け)
53:
黒瀬 悠 /どろろ [×]
2015-10-09 21:20:49
□ 小湊 類 : >27
…ン、それで良い。
(何か保健室を利用し憎い理由があるのかはたまた自身の事を苦手意識しているのか、理由こそ掴めずにはいるがこんな表情を浮かべるほどだきっと保健室を利用したくないという気持ちは変わらないのだろう。無理強いは良くないのだろうが、それでもこの広い校舎の中此れ体調を崩している相手が倒れてしまわないかという心配は保険教師としては当然の感情なのだと思っている。漸く頷く相手にニッと子供っぽい笑みを浮かべ肩から手を離せばその頭に手を伸ばしガシガシと乱暴に撫で遣り上記を述べて。相手の眉間に寄る皺は体調不良からやってきているのだろうが、相手を抱えて向かう事は男子高校生にとっては苦になりかねない。タイミング良く鳴り響く授業開始のチャイム音を耳に落とせば相手より先に廊下に向かい覗き込んで生徒の姿を確認し「今なら誰も居ねぇから、早く向かうぞ」と言葉漏らし小さな手招きをして。相手が自分に追いついてから保健室へと歩みを進めつつ、「辛くなったら何時でも言えよ。おんぶでも抱っこでもしてやる」とやや冗談めかして口にし)
(辿り着いた午後の保健室は誰も居らず誰かが訪れた形跡もない。生徒が訪れないという事は良い事だと小さな笑みを零せば中に進み備え付けの椅子を引く。相手に視線を遣り「取り敢えず熱計ってみるか」と言葉掛けながら机の上に置かれた透明のケースの中から体温計を取り出し相手に差し出して。相変わらず顔色の悪い相手、隣の椅子へと深く腰掛けては「ちゃんと食ってんのか?」とその細い身体に対する素直な感想を口にして)
54:
桜木 鴇 [×]
2015-10-09 22:48:40
>響
……それで俺が大人しくするとでも?残念ながら俺はアンタが思ってるほどいい子ちゃんじゃないんでね
(突然出されたカッターに思わず動きが止まり息をのむ。自身でも殺 しきれなかったスピードのせいで避けきれずに刃が頬らへんをかすり少しの鋭い痛みの後、血がじんわりと滲む。それをうっすらと感じながらカッターを凝視して。何故これを予測していなかったのだろうと自分の浅はかさに苛つきながらもそれを隠すように上記を相手に言って。いつも通りの冷静な自分だったならきっとここでわざわざ反抗なんてしないだろう。逃げるチャンスを作るため相手に信頼されるようにもっとうまくするはずだ。それを頭の隅で理解していながらも挑発するような言葉は止まらずに。どうしたんだろう、とぼんやりと考えてみるときっと相手の事は少しは信頼していたのだろうと。だからこそその相手に軟禁されたという事実が衝撃的すぎてうまく感情がコントロールできずに恐怖、怒り、焦り等の全ての感情が今にも溢れだしそうで不安なのだ。そしてその中でも特に強いのが恐怖なのだろう。荒くなった相手の口調、つきつけられたカッターナイフ、この空間。全てが恐怖の対象で。そんな感情のままに相手から少しでも離れたいともう一歩後ろに下がると丁度そこにあったぬいぐるみを踏んでしまいそのせいでバランスを崩し転んでしまって。「っあ!?………クッソ…」視界が反転し情けない声が出る。あまりにも突然だったため一瞬何がおきたのか分からずにポカンとしていたが状況を見て自分が転んだのだとすぐに理解して。相手の前で情けない声を出し無様に転んだという羞恥心と先程とは違う鈍い痛みが同時に襲い頬が熱くなるのを感じながら相手を睨んで。)
(/体調を悪くしていたのですか……!?どうか無理をしないでくださいね、私はこのサイトが好きなのでいつまでも待っていますから!身体を大事にしてください!)
55:
小夜 /どろろ [×]
2015-10-09 23:34:57
□ 東間 尊 : >28
……何とお呼びしたらいいでしょう?
(まるで花の様だ。しなやかで美しい動き、自分の身分をしっかりと弁えているのかその屋敷に相応しいと思える行動。しかしその柔らかな笑顔だけは変わっていないと思った。随分と大人びてしまったが、優しいその笑顔だけは昔の侭で何処か安心してしまった自分がいた。思わず言葉飲み込んだのは、昔の記憶が蘇って止まらなかったからなのかも知れない。相手の表情を見ると過去の優しい記憶達が己の行動を阻む、本心を探られてしまう様で怖かった。意識を他に逸らさなくては任務は全うできなそうだ。宜しく、と手を伸ばした相手に笑み深め此方こそと己の手を差し出すもその手を掴む前にその手は引っ込んでしまう。ふと顔を上げれば其処にあったのは何処か不安を浮かべた相手の表情。何とも解りやすい、理由は面白い程に後ろに転がっていた。彼を見透かす様に突き刺さる視線と、己の才能を探る様な視線。此れでは大人しくなるのも無理は無いかなどと心の隅で考えつつ、背を向け歩き出した相手の後に続き歩き出す。本当はこんな時優しい言葉を掛けてやれたなら良い、昔の様にたわいない話で相手を笑顔に出来たなら良い。こんな思いでさえ此れからは捨てていかねばならないのか。その背を視界に捉えながらそんな思考回路を沈めていく様に、重たい一歩を踏み出す。相手に追いつけば隣に並び、ぽつりと質問を落として)
56:
一之瀬 誠 /どろろ [×]
2015-10-10 00:27:43
□ 一条 花 : >49
ふふ、本当にそうなら先生嬉しいです。
(先に冗談を投げ掛けたのは此方であったがその可愛らしい冗談には思わずくすりと笑みが溢れてしまった。彼女の事を時々妹の様に感じる事がある、故に尚更心配になったり可愛がりたくもなってしまう。保険教師としてそれはどんなものかとも思うが教師である前に1人の人間、そう思うも自然の現象なのだと思う。だからといって贔屓などはしていないのだから良いだろう。上記を口にしつつ棚から紅茶を取り出しマグカップに注いで遣れば近寄ってきた相手の頭をくしゃりと撫でやった後「だと思いました、お子ちゃまには紅茶を。」などと小馬鹿にした様な言葉を添えて甘い紅茶を差し出して遣り。一呼吸、机に置かれた珈琲に手を伸ばし口に含めばほろ苦い大人の味。昔は自身も苦くて飲めなかったのに、今ではこのほろ苦さが美味しいだなんて成長とは不思議なものである。もう片方の手で彼女のカルテを探していれば机に伏せた彼女の長い睫毛が幾度か動き、口から溢れる言葉。「先生の髪は雨が苦手なんです。そんな貴方も毛先が雨と喧嘩してますよ。…それより一条さん、熱を測りましょう」癖っ毛は生まれつきなのだが雨の日になるとこうして生徒に弄られてしまう、踊る様に跳ね上がった髪に手を伸ばせば空気を帯びてふわふわになった髪型に溜息を吐き、しかし落ちた視界に相手の毛先が写れば湿気のせいでやや跳ねた髪、仲間じゃないかと自身の髪から相手の髪に手を移しながら言葉零して。その手を机へと運びケースにしまわれた体温計を取り出すと相手に差し出して遣り)
57:
東間 尊 [×]
2015-10-10 02:47:26
>小夜さん (>55)
お好きなように。…と言いたい所ですが、そうですね。気軽に下の名前で呼んで頂けたら嬉しいです。
(相手が着いてきている事を横目で確認すれば、零された質問に緩く笑いかけながら答え。しかし片方の手の平に肘を置き、顎に手を当てれば冗談交じりに提案を。もし東間と云う苗字で呼ばれる事になったら両親との区別が付かない、という理由も表面上の物。真の理由は少しでも身近に感じて欲しいから。そんな事を考えながら門から屋敷の玄関へと続く道を歩み続けている間、ふと庭に降り立つ複数の小鳥達。戯れる小鳥達に気を取られたのか思わず立ち止まる。己もあの小鳥達の様に自由に空を飛べたらどんなに良いだろう。自嘲染みた笑いを零せばまた屋敷の方へと歩みを進め。玄関まで来た所で途端に其処で待たせていた使用人達に囲まれ、眉を下げて苦い笑みを浮かべる。忙しない様子で玄関の引き戸を開ける使用人も居れば、汚れた羽織の裾を手入れする使用人も居り。このような事くらい、他人の手を煩わせなくても自分で出来るのに。制止する様に片手を挙げて左右に振ると、やはり心配げな表情で己を見つめてくる使用人。己は大丈夫だ。口には出さないが、そんな言葉を告げるかのような笑みを向ける。渋々引き下がる使用人を他所に開かれた引き戸を潜り、屋敷の中に足を踏み入れるとはて、次はどうしようかと腕を組む形で肘に手を当てながら屋敷内を見渡して。)
(/わわ、お身体の具合は大丈夫でしょうか?季節の変わり目は体調を崩しやすいと言いますからね、あまり無理をなさらぬように…!治ってもぶり返してはいけないので、主様のペースでゆっくりと返して頂いて構いません。お身体を大事になさって下さいね…!)
58:
睦月/於莵 [×]
2015-10-10 07:18:16
>50-51
(/主様、お帰りなさいませ!体調が優れなかったとの事ですが、もうすっかり回復されたのでしょうか…?季節の変わり目故に風邪が流行っているようですので、何卒ご無理はなさらないでくださいませ。お返事についてもお気になさらず!楽しさのあまり直ぐにお返ししてしまいがちでご負担になっていないかと不安にもなるのですが、主様のペースでお返し頂けると此方ものんびりとお待ちする事ができますので有り難く思っております…!今後ものんびりと遣り取りをさせて頂ければと思いますので、宜しくお願い致します!)
(他人の温もりに触れる記憶の遠さは最早手を伸ばした所で届くものでは無く、思い出せないそれが驚きと恐怖になって甦ってきてしまったらしい。後頭部の痛みが漸く弱まる頃には木戸番が再び姿を現し、何事か交わされる会話に耳を傾けて。その言葉は己の存在意義を痛い程に浮き彫りにして信頼すら寄せていた彼らへの思いが悉く一方的であった事を思い知らす物、知ってしまった事実をすんなりと受け止めるにはあまりに感傷の余地が有り余る内容であり、単純な思考回路が更に自らを深い悲しみへ誘導して行き。こんな時どんな顔をしたら良いのか分からず、今まで檻の中から見てきた人間の表情を真似る事すらできない。力無く視線を上げて見遣った木戸番の表情は悲哀どころか喜ばしささえ浮かんでおり、合わさる事は決して無い瞳を空虚に見詰め。それ以降の二人の会話はまるで頭に入ってきておらず、脳裏を掠めて行くのは此処で過ごしてきた記憶ばかりで。思えば彼らの視線が此方へ向いた事なんて殆ど無かった。会話をする事も無ければ触れられる事さえない。周りには人が居たのに自分だけが取り残されていたのだろうか。次から次へと浮かんでは悲しい記憶となって消えて行く情景が、幼心に記憶に残る以前居たはずの男を映すと途端に寂しさが込み上げてきて。突然居なくなってしまった。もしかしたら嫌われてしまっていたのかもしれない。これまで考えもしなかった暗い予想がじわりと滲んで視界を悪くする。これは一体なんなのか、疑問を感じた刹那現実に引き戻したのは小さく檻の中へ響いた聞き慣れない音で。開くはずの無い檻にぽっかりと穴が開き、その先に広がる恐怖さえ抱く程広い視界と座り込んだ相手の姿。暖かみを感じさせる声が胸の辺りへ染み込み、膨れ上がる縋ってしまいたい気持ちを抑える術が無い。また嫌われてしまうかもしれないのに、そんな事まで考えられる程落ち着いては居られず。暫しの間その瞳を見詰めていたが、向けられるそれに同情や悲痛の影は無く不思議と安心感を覚える物で。やがてゆっくりと体勢を変えると片足に絡み付いた枷が硬質な鎖の音を響かせ、その重みに片足を引き摺りながら微かな躊躇いを抱いて相手の元まで這って行き)
59:
一条 花 [×]
2015-10-10 20:45:46
> 一之瀬先生/主様
──ふふ、たくさん構ってね。せんせ、
(優しい笑みと共にくしゃり、髪を撫ぜる感覚。そうやって胸のつかえを溶かす様に、甘やかしてくれる大きな掌が時々酷く恋しくなる。次いで掛けられた子供を揶揄う様な意地の悪い言葉には不貞腐れて見せ乍もぽつりと御礼の詞を。白いセーターの袖から覗く指先を伸ばしマグカップを両の手で受け取った後そっと口を付けて。こくんと喉を通せば広がる温かな温度に仄か顰めていた表情も自然と緩んでゆく。甘い紅茶と子供扱い。其れと対照的にお砂糖なんて入ってない苦い珈琲に微かな煙草の余韻。ほろ苦さを帯びた大人の香りを纏う彼が何処か遠い存在に思えた。きっと本当は手を伸ばしても届かない、そんな距離に彼は居るんだろう。「私の髪も雨と仲が悪いの。…はぁい、」再度髪に触れる指に心地良さを感じつつ机に伏せた儘ケースから体温計を取り出す横顔を只見詰めて。揺らう瞳は軈て静かに塞がり瞬きの末にもう一度其方へと向けられた。ゆっくりと起き上がりシャツの首元を緩めては差し出された其れを素直に挟み込み。_ふと窓の外に放られた視線は直ぐに下へ戻される。口元に手を遣ってはこん、と乾いた咳が床に落ちた。小さく眉寄せ喉元まで出かかった物を何とか飲み込んでは短く淡い吐息をひとつ。感付かれて、いないだろうか。何処か不安の色の滲んだ瞳そっと彼へと向けて)
( / 今晩は、お身体の具合は如何でしょうか?朝晩冷え込みますので、暖かくしてお過ごし下さいね…!御返事は主様のご都合で構いませんので、どうかご無理なさいませんよう…。)
60:
どろろ [×]
2015-10-13 20:50:11
( /皆様、暖かいお言葉有難う御座いました´`。本当に優しい言葉ばかりで、トピに対する意識もかなりあがりました。この先も皆様と物語を描き続けたらと思います。ゆっくりまったりなトピではありますが、何卒宜しくお願い致します。大好きです。)
61:
佐倉 響 /どろろ [×]
2015-10-13 20:51:20
□ 桜木 鴇 : >54
…そう、別にいいよ。抵抗を続けるなら殺すし、僕のこと好きじゃない君なんて消えちゃえばいいと思ってるから。
(鼓膜を突き刺す否定の言葉は胸に溢れるドス黒い感情を濃くさせる、大好きだから大嫌い、大好きだからとても憎い、憎たらしい。目の前の相手を今すぐ刺してしまうのではないかという程カッターを握る手に力が篭り突きつけた刃は手と共に震えて。気持ちは膨れ上がるばかり、己の口から零れ落ちる言葉は恐ろしい程に温度を無くし冷たく相手の胸に突き刺さる事だろうと思う。しかし相手は怯むことがない、それは強がりなのかと思うと可愛くも思えた。まるで犬の様だ、こっちに来るなときゃんきゃんと吠えても所詮は力のある人間には敵わない。そう、武器を持つ自身に彼は敵わない。吠えるのは怖いからだ、自身を怯えているからだ。そう思えば力で圧するのは容易いとさえ思ってしまった。一歩と足を踏み込めば視界から消えたのは相手の姿、足元に視線を落とせば転がるのは縫いぐるみで。こんなところで大好きな縫いぐるみに手助けされるとはなどと笑みを浮かべては足早に相手に近寄り床に伏せた身体に跨り馬乗りの状態で首筋にカッターナイフを突きつけ。「ねぇ、僕が殺.せないと思ってんだろ。思うのは勝手だけど僕は本当に殺.すよ」口から零れる言葉は何れも本心であり脅しなどではない。突きつけたカッターナイフを相手の首に徐々に近付け同時に相手の耳元唇寄せ「…解ったら僕の事愛す努力をして?」などと落とし愛おしむ様にその耳にリップ音響す口付けを落とし)
■ 背後様 : _
( /好きだなんて…!嬉しすぎて涙が出てしまいます。トピを好きになってくださり有難う御座います。私も皆様と絡むことが楽しみなのです。体調は完全に回復しましたので大切にお返しさせて頂きますね。)
62:
小夜 /どろろ [×]
2015-10-13 21:12:17
□ 東間 尊 : >57
では、尊様と呼ばせて頂きます。
…もし貴方様が望むのであれば2人きりの時には尊、と呼び捨てにさせて頂きますが。
(下の名前で呼んで欲しい、当たり前に交わされた言葉であり当たり前の様に様付けで相手を呼んで見せたが相手が下の名前で呼んでくれと口にした本当の意味を次ぐ行動に見た気がし思わず再度口を開いてしまった。立ち止まる相手の視線の先には戯れる鳥達。悲しげに細められた瞳の中に映るその鳥に抱くは憧れか何かなのか。この広い屋敷に生きる彼にとっては、自由に羽ばたく鳥達は正になりたい存在なのかも知れない。そう思えば彼はこの屋敷という籠に囚われた鳥の様に思えた。ならばせめて、籠の中にもう一羽鳥がいたならば彼はもう少し自由に羽ばたけるのかも知れない。暗殺者として、相手の心に入り込むのは当然のこと。決して相手の為ではないのだと自身に言い聞かせては貼り付ける優しげな笑みを再び、立ち止まる相手の近く他の者に聞かれぬ様囁く様に言葉零して。進む先、辿り着いた玄関で待ち構えていたのは沢山の使用人。相手を取り囲むその姿は何とも厄介に見え、新しく己らの主人に着く自身には突き刺す様な疑いの眼差しが向けられる。主人の事が大切なのは良く分かるが、これこそ相手を縛る鎖となる事を彼等は知らない。何とも滑稽な、思わず嘲笑う様な笑みが溢れては誤魔化すように下を向き進みゆく相手に続いて戸を潜った。この先の行動を迷う様な相手の仕草を見れば「尊様、宜しければこの私に屋敷を案内して下さいませんか?」と後ろより相手を覗き込む形で近寄りて)
■ 背後様 : _
( /有難う御座います、主は大丈夫です´ `。最近は寒くなってきたので少し流行の風邪にかかってしまったのです。こうして待っていて下さる方がいて、本当に幸せです。本当に有難う御座いました…!この先も大切にお返しさせて頂きます。)
63:
今野 篤郎 /どろろ [×]
2015-10-13 21:27:05
□ 睦月 /於莵 : >58
____良い子だ。
(それはまるで相手に絡み付く鎖を溶かす様に、できるだけ優しくできるだけ安心を含めた手の平で。此方へ寄ってきた相手にくしゃりと笑みを浮かべては少し相手の方へ身体を動かしその頬をするりと撫でその流れのまま先程は触れる事の出来なかった髪を包む様に触れくしゅと撫で上記を呟き。次いで先程の鍵を再び手に取ると足にぐるりと巻きつかれた年月を得てやや錆び付いてしまった足枷に手を伸ばしその鍵を外してやることで初めて相手を自由にしてやり。伸ばした手を相手の脇下に伸ばし頭を撫でていた手を反対の脇下に差し込めば強く引き寄せて腕の中に抱いてやり「お前さんはこれで自由だ。」と木戸番には聞こえない声で落とし。『お客サマ、次の見世物の準備に移りますユエ!申し訳ありませんが早急にお引き取り願いマス!』彼等にはやはり心がないのかも知れない。空になった檻の中を見て楽しげな笑みを浮かべた木戸番が手を出口に振り己らを誘導する。長い時間を共に過ごしながら、同じ空間には居なかった相手と木戸番。言われなくとも、こんな場所など早く忘れさせてやりたい。初めての外にどんな反応を示すかは予想がつかないが相手の腕を己の首に回して前田きにし足早に出口へ向かえばテントの外、広がる青空の下に足を踏み込み。眩しい日差しが相手の髪をきらきらと輝かせては外の世界へ彼が出てきたことを祝福する様に木から鳥達が飛び立ち、此れからの新しい始まりを歌っていた。「……まずは家に帰って風呂に入ろう」ボロボロの服に目を遣ればきっと外の世界に動揺しているであろう相手の背をぽんぽんと撫で遣り)
■ 背後様 : _
( /優しい言葉を有難う御座います´ `。そう言って下さると自分のペースでも出来ますし、待っていて下さると此処へ来るのが楽しみになります…!この先もお待たせしてしまう事があるかも知れませんが、大切にお返しさせて頂きますのでどうぞ宜しくお願いいたしますね…!)
64:
一之瀬 誠 /どろろ [×]
2015-10-13 21:34:32
□ 一条 花 : >59
…如何にかならないものですかねぇ。
(相手の発言を気にしているのか壁に備え付けられた大きめの鏡に視線を遣れば髪に触れ眉間に皺をやる事で自身の髪の癖っ毛具合を嘆き、それから再び珈琲に手を伸ばせばそれを口にしながら机に伏せる相手に視線を遣り「計れたら先生に教えてください」と緩やかな笑みを浮かべ__と、机に伏せられた長い睫毛が揺れ、彼女の口から零れおちた小さな咳。それだけでは風邪なのかも知れないと判断するのだが睫毛が上を向き何処か不安に揺れる瞳が自身を捉え思わず笑みは空気に溶けて消えて。「…風邪ですか?」彼女から持病などの連絡は受けていない、特別行事に対する届け出も出ていない。故に保健室に頻繁に姿を表す彼女の事を”体の弱い生徒”という認識で見ていたがもしかしたら彼女は何か人には言い難い秘密を抱えているのかも知れない。此処で問い出すことは簡単である、何か隠し事をしているのかと聞くことは容易いことであるが然し揺れる瞳はまるで、隠し事をした子供の様なそれだった。ばれてしまうのが怖い、そう言っている様だった。小さな間の後で、静かに問いかけを落としてはまるで何も気付いていない様な態度で、あくまで風邪を心配する様な態度で、心配そうに近寄り隣に腰掛けて相手を見詰め。「…何かあればなんでも言って下さい、先生は一条さんの味方です」それでいてそれを知っても自身は今までと変わらないという事を知って欲しいと遠回しな優しさをそこに落とし)
■ 背後様 : _
( /有難う御座います、もうすっかり元気です´ `。身体の心配をさせてしまい申し訳ありません、無理はせずゆっくりまったり大切にお返しさせて頂きますのでこれからもどうぞ宜しくお願いいたします…!)
65:
どろろ [×]
2015-10-13 21:42:19
× × ×
■ まとめ
( / 素敵なご縁に感謝 )
a . 『 見世物小屋 の 君 』
今野 篤郎 (>5) : 睦月/於菟 (>14)
c . 『 届かない 距離』
黒瀬 悠 (>6) : 小湊 類 (>17)
一之瀬 誠 (>35) : 一条 花 (>29)
d . 『 僕 だけ 見てて 』
佐倉 響 (>6) : 桜木 鴇 (>15)
c . 『 暗殺者 』
小夜 (>33) : 東間 尊 (>27)
× × ×
66:
桜木 鴇 [×]
2015-10-13 23:03:06
>響
ぁ…や……やだ、嫌だ……なんでこんな事……
(早く相手から離れなければと焦れば焦る程体は硬直していき。相手はすぐに近づいてきて。結局また先程と同じ。カッターを首につきつけられる。それだけなら良かったが身体に跨がられ動きにくい状態になり。せめてもの抵抗と相手を睨むがその言葉の冷たさ、そして相手の目を見てその強がりなんてことも考えられなくなって。相手は本気だ。相手の言う通りで確かに今まできっと脅しだろうと、本当に殺 したりはしないだろうと軽く考えていたが相手は本気でやるということに気付き先程よりも強い恐怖が襲いかかってきて。そのあまりに強すぎる恐怖のせいか息が荒くなりほぼ無意識に上記を言い。徐々に近づいてきたカッターナイフが首すじにつくひやりとした感覚と共に耳に軽いリップ音が響き。その音にも怯えたようにビク、と肩をはねさせて。その動きのせいでカッターの刃が皮膚を傷つけて。血がでるがそこまで酷くはない。皮膚が切れただけ。ただそれだけなのだ。が、それだけの少しの傷がこの状況と相手の言葉とその温度のせいでもの凄い恐怖に変わり少しパニックみたいになって。「嫌だ……!やだやだやだ!こわい、しにたくない…!や、やめ…離れ……はなれろ…!」頭が働かず今自分が何をしているのかわからなくなって。頭をうめつくしているのはただ相手から、恐怖から逃げたいということ。息がうまく出来ず酸欠になっているのか手足がしびれている。それがさらに焦りを生んで。過呼吸のようになっているのか。ぼんやりとそんな事を考えながら必死に空気をとりいれようとする。苦しさからかそれとも別のもののせいか、涙が溢れ地面に爪をたてて。)
(/回復されたのですね!良かったです^^主様が大切にかえしてくれるロルにこちらも涙が出そうです←。主様が楽しみに思えるほど文はうまくないですがそう言ってもらえて嬉しいです!)
67:
一条 花 [×]
2015-10-14 02:03:24
> 一之瀬先生/主様
(浮かべられた緩やかな其れは視線が絡んだと同時に曖昧な余韻を残し冷えた空気に消えて。少しの間を経て零れた言葉は不安で埋められた小さな胸に微かな安心を齎した。再度包まれる静寂を切り裂く様に鳴り響いた電子音。首元に手を入れ体温計を取り出せば一度確認した後彼へと手渡し「__そう、かも。だけどほら、熱もないし大丈夫」灯した笑みも声色も、きっと何時も通り。だって今此処で弱音を吐いたとして、嫌われてしまうのが怖かった。そんな恐怖心を煽るように喉奥からは短い咳が数回落ちてゆく。だがまだ会話も呼吸も十分出来る程度。今の内に何とかして止めてしまおうと気を抜いたら今にも溢れだしてしまいそうな其れを強く押し込み。ふと隣に掛け自身を見詰める瞳は明らかに心配の色を帯びていて。視線逸らし何か言い訳を、と口を小さく開かせた刹那ぽつり、落とされた優しさ。思わず瞳を上げる。嗚呼、きっと何か感付かれてしまったんだろう。人と何処か距離を置く性格故か其の優しさに素直に頼る事も甘える事も出来ずに只瞳を柔く細めその心配を溶かすようにしてゆっくりと言葉を紡ぎゆく。彼と向き合い髪先に触れそっと一撫でしてみては)…なあに、それ。大丈夫だよ先生、
( / 体調の方良くなられた様でほっとしました…!毎回主様が大切に紡いで下さる言葉達が本当に大好きです。此方こそこれからもよろしくお願い致しますっ)
68:
東間 尊 [×]
2015-10-14 04:02:50
>小夜さん (>62)
え?…おや、ふふ。是非ともそう呼んで頂きたいです。私の方も小夜、とお呼びしても宜しいですか?
(相手の口から零れ出た思いもよらぬ提案に目を見開き、無意識に間抜けた声を上げ。下の名で呼ばれる事すら、自ら願ったにも関わらず己からすれば予想外の事。その上、敬称を略して呼んで貰える事になろうとは。今まで両親からしか下の名で呼ばれて来なかった。否、両親からも君付けで呼ばれる事が多かった己にとって、呼び捨てにされる事は嬉しいながらも少しだけ恥ずかしいもので。喜んでいるのが悟られてしまわないよう、溢れ出る笑い声を堪える為口許に指先を宛がう。しかしそんな己の努力も空しく表情は心底嬉しげに目元を細めていて。二人きりの時だけとは言え、相手から呼び捨てにして貰えるのならば折角だ。己もそうさせて貰おうと緩く首を傾げながら上記を問いかけ。困ったように軽く辺りを見渡していた際、相手の言葉が耳に入り。組んでいた手を解きそれだ、とでも云う様にぱん、と小さな音を立てて手の平を合わせ「そうですね。…えーと、まずは一階から行きましょうか。」本来ならば屋敷の案内は使用人らが務めているのだが、今回案内するのは己のボディーガードだ。己が案内するのが筋ではないだろうか。後者を述べながらゆっくりと歩み出せば長く続く廊下の途中にある、幾つも並ぶ襖の一つを開ければ「…此処は仕事で先方とお話する際に使う程度ですかね。」其処に広がるのは奥に控えめな生け花が一つ置かれただけの、広々とした殺風景な大広間。取引の際は華やかに飾られていたはず。此処を出入りする事の少ない己は普段のこの部屋の様子を把握しきれておらず、少し困惑した様子で頬を掻いて。)
(/お帰りなさいませ、具合も良くなられた様で良かったです!特に朝と夜は冷えますからね、また風邪を引いてしまわないよう、暖かくしてお休み下さいませ…!そして物語の方が屋敷案内へと移ってしまいましたが、恐らくこのような会話が暫くだらだらと続くかと思われますので、返信に困る際は場面を飛ばして頂いても構いません…!)
69:
睦月/於莵 [×]
2015-10-14 17:24:36
>63
(向けられる笑みを初めて見たような気がする。理由は分からずとも笑ってくれたのだと思うと溢れるような嬉しさが滲み出し、悲しい事実に陰っていた表情を柔らかく綻ばせて。己の目線を辿るようにして此方へ伸びる手が頬に触れた刹那、慣れない掌の感触に体を強張らせるもそのまま髪を撫でる温かさと穏やかに鼓膜を擽る声は逃れたい気持ちを払拭し落ち着きすら与えられる物で。良い子、そんな風に言われたのはいつぶりだろうか。相手の些細な優しさが記憶の片隅に居る男を思い出させて言葉に表し得ない気持ちが込み上げる。いつの間にか足首を拘束していた枷は外され枷の重みに慣れた片足が浮き上がるような妙な感覚に眉を寄せていた頃、相手の腕に抱かれれば耳元で響いた声が幾重にも反響して耳元に残り。まるで実感は無いが、足元の軽さがその言葉に現実味を持たせる。木戸番の声に応じて促されるまま腕を相手の首元へ何と無く回すが、突然高くなる視点に驚くと慌てて腕へ込める力を強め。テントの外へは出たことが無い。見慣れない景色が次第に大きく広がって行き、今までは漠然と不可能なのだと考えていた外の世界の景色が一度に押し寄せてくるようで。途端に眩しい日差しが目を突き刺すと、眉を寄せ両手で目元を擦り。目を開けて居られない程眩しい日差しも方々から聞こえてくる音源の分からない喧騒も初めての事がそこかしこに溢れており、気圧されてしまったのか相手の腕の中で小さく縮こまってしまって。微かに顔を上げ見遣った先に既に木戸番の姿は無い。今となってはよくわからないが、少なくともつい先日までは己の全てであり好きな場所だった。それが離れて行き恐らくこれからは知らない地で知らない物に囲まれた生活が始まる。どんな感情を抱けば良いのかもわからず、ただ切り離されたような寂しさと解き放たれたような解放感に満たされており。背中を叩く優しい手に徐々に落ち着きを取り戻しながら、首元にはしっかりと腕を回したまま忙しなく周囲に視線を迷わせ)
(/お元気な様で安心致しました!できる限り末永く、お世話になれればと思います!何卒宜しくお願い致します…!では、背後は一度失礼致しますので、展開等についても何か御座いましたら再びお声掛けくださいませ!)
70:
佐倉 響 /どろろ [×]
2015-10-20 22:27:00
□ 桜木 鴇 : >66
…駄目だよ、僕の手以外で死.ぬことは許さないから
(自分を映す瞳がじわりと滲み涙となって頬を伝う。息が上手に吸えないせいで震える体は酷く滑稽で。それを視界にとらえてはこみ上げる感情は愛しさ。我ながら歪んだ思考回路だなどと笑みを落とせば手に握っていたカッターを床へと落とす。上記を口にしつつ両手を相手の首にするすると這わせひゅうひゅうと音を立てるその場所に爪を立てれば満足気な表情を浮かべてみせて。それは相手が己の手のひらに落ちた事を確信する様に、逆らえない場所に縛り付けられた事を実感する様に。割れ物を触る様な手付きで、しかし指先は尖らせてもどかしい様な緩い痛み。相手を見つめる瞳の奥に渦巻いているのはきっと欲望。手をするりと床へ滑らせ力を入れて身体を相手から離せば落としたカッターナイフを拾い、相手から離れた壁へ寄り掛かり。「じゃあ今は殺.さないでいてあげる。…でも次はないからね?」口を開けば出てくるのは優しさに似た脅しの数々。相手に恐怖を植え付ける様に、拾ったカッターナイフの刃を出したりしまったりしながら相手を見下ろせばふふ、とまるで子供の様な無邪気な笑顔を向けて。カッターナイフをポケットへと返し、代わりに仕舞い込んだ鍵を手に取れば扉の方へと軽い足取りで歩き「ね。お腹すいたでしょ?なんか食べようね。何がいいかな」などと、先程迄の怒りが嘘であったかの如く今まで通りの、カフェで接していた様な優しい雰囲気を纏いながら問い掛けてみせ)
■ 背後様 : _
( /いえいえいえ!とてもお上手です、というより息子様が可愛くて可愛くて仕方がないです…!(/ハアハア)相変わらず亀さんな主ですが、息子共々これからも宜しくお願いしますね!それでは再びどろろんします!)
71:
一之瀬 誠 /どろろ [×]
2015-10-20 22:27:51
□ 一条 花 : >67
…先生は心配性なんですよ。
(相手の緩やかな、空気に溶けていく様な声を聞きながら考え過ぎかも知れないと思う反面心の何処かでは彼女の抱える”何か”を心配してしまう。相手の指先が髪に触れてはその優しい手付きに「これでは先生が心配されている様じゃないですか」などと冗談を零しつつ今は彼女の中に眠るそれには触れないでおこうと、ゆったりとした瞬きをひとつ落とし。___と、ガララ、と音を立てて開いたのは保健室の扉。相手とのこんな洒落あいは何時もの事であり、自身としてはあまり気にする様なものではない為特に驚く様子もなく視線だけを扉へ遣れば其処に立っていたのはこれまた保健室の常連生徒である『山内愛理』。彼女は特に身体が悪いわけではないが、時間を見付けてはこうして遊びに来たり時にはサボりにきたりと何かと保健室を訪れる事が多い。『…先生誰それぇ』眉間にくっと皺を寄せながら相手と自身を交互に見遣る彼女は如何やらご機嫌な様子。彼女はかなり気紛れな、気難しい存在である。「失礼ですよ山内さん、今日はサボりですか?」困った様に眉を下げてそう口にするも、不機嫌気な相手はふいと顔を背け『…サボりに来たけど私だけじゃないからいーわ』と半ば捨台詞の様に零して扉を閉め出て行ってしまう。そんな背中を見送りつつ小さな溜息を吐きだせば相手へ視線を戻し「すみません、一条さん。彼女、ちょっと厄介なんです。いつもあんな感じなので気にしないでくださいね。」などと口にし相手の髪をくしゃりと撫で、「さて、それより咳が酷くなる前に横になりましょうか。早くベットに移動しないと先生が寝ちゃいます」先程の彼女の態度を気にはしないかと心配しては悪戯な言葉を紡ぎ、出来るだけ相手が気に病まぬ様に工夫をして)
■ 背後様 : _
( /大好きなんて行ってくださる背後様が、私は大好きですよ…!そして早速!モブ意地悪子を登場させてみました!段々と波が立つ様に、ゆっくりゆっくり蝕む虐めをモブ子にはして貰います!汚れ役!その後は甘々、切なく物語紡げたらいいなぁと思いますので宜しくお願いします。まだやはやいよ!など苦情はいくらでもどうぞ、直します(←/) それからそれから、勘違いであったら恥ずかしいのですが素敵なお手紙有難う御座いました…(/小声) )
72:
小夜 /どろろ [×]
2015-10-20 22:28:35
□ 東間 尊 : >68
…ええ、構いません。
(何処か嬉しそうな表情が過去と重なる。初めて会ったあの日も、相手はこんな笑みを浮かべていた。昔からこの籠に捕らわれていた彼にとってみても、自身は小さな救いとなれていたのだろうか?…くだらない、邪魔な感情だ。解ってはいても消しては消しては浮かんでくるこの感情を如何したら良いのだろうか。問い掛けに変わらぬ笑顔で頷けば改めて宜しくお願い致しますと付け足し小さなお辞儀をして。次いで、自身の我儘通り部屋を案内してくれるという相手に着いてゆけば豪華な部屋、高そうな家具の数々が次から次へと目に入り屋敷の広さを思い知らされる。共に使用人の死角になりやすい場所や、工夫をすれば上手く使えそうな部屋の作りなどを確認し暗殺に役立てようとしており。記憶能力は良い方だ、どれほど広い屋敷であろうが任務を全うする為説明される部屋の隅から隅までを暗記して。一通りの案内が終われば、再び訪れる静寂。有難う御座いました、という御礼を落とせば「…とても広いお屋敷ですね。これほど広い屋敷であれば、何不自由ない幸せな生活が送れることでしょう」と言葉を繋げ、相手の屋敷に対する想いを聞き出そうとし。というのも、相手の弱音につけ込むのが目的であり相手の側に行けば行くほど緩む警戒心を解くのが目的である。昔から厳重に守られてきた、まるでガラス玉の相手。相手の警戒心を解くのは然程難しい事ではないとは思うが、怪しまれぬ様慎重に相手に近寄ろうとして)
■ 背後様 : _
( /心配してくださり有難う御座いました´ ` 治ってからもなにかとマイペースな主ですが、これからも宜しくお願い致します!屋敷紹介は屋敷内を考えて頂くのもあれかなと思ったのでお言葉に甘え省かせて頂きました!返しにくい様でしたらなんなりとお願いいたします!)
73:
今野 篤郎 /どろろ [×]
2015-10-20 22:29:11
□ 睦月 /於莵 : >69
知らねぇもんばっかだろ。
(慌ただしく周りを見渡す相手を連れて帰路につく。まるで大きな子供ができた気分だ。下手をすれば誘拐だの騒がれても仕方がない気がするが、幸い今日は人通りが少なく家までの道のりにいるのは野良猫のみ。初めてみるものばかりの世界は、この子の瞳にどんな風に映っているのか。見慣れてしまっていた景色でさえ、この子には新しく、きらきらと輝いて見えるのだろうか。もうすっかり住み慣れたマンションに着き、部屋の前で止まるとポケットから家の鍵を取り出して慣れた様子で鍵を開けて。「ここが今日からお前さんの…そういやまだ名前を聞いてなかったな」扉を開き隙間に足を挟んで足で開ける。昨日作ったカレーの匂いが微かにして、今日の夕飯はこれでいいかなんてぼんやり考えた。相手の名前を聞かなくちゃな、やら、相手の服を如何しようか、やら後から思う事は沢山あるが今はこの子を風呂に入れることが最優先。靴同士をこすり合わせて靴を脱げば、相手を抱えた侭風呂場に直行し風呂場の前で相手を下ろして。「今から”おふろ”に入る。綺麗になる場所だ、お前さんは今日から毎日この”おふろ”に入らねぇとならねぇ。いいか?」子供に言い聞かせる様ゆっくりとした口調で説明しては風呂場の扉を開き、己が先に入って中に入る様に手招きをし)
■ 背後様 : _
( /勿論です!まだまだ始まったばかり、これからも末長く宜しくお願い致します!こちらこそなんでも相談してくださいね´` それではこちらもどろろんです!)
74:
匿名さん [×]
2015-10-21 19:40:42
支援
75:
睦月/於菟 [×]
2015-10-21 20:31:38
>73
(相手が歩みを進める度に流れるように景色が変わって行く。こんな感覚は初めてか、もしくは酷く遠い記憶を掘り返さねばならず。立ち並ぶ建物も目の前を横切る猫も、何もが新鮮で好奇心を湧きあがらせる物ばかりがそこかしこに溢れており。相手の住む場所らしい建物までの道のりはあっと言う間で、解錠する手元を繁々と眺めた後、開かれた扉の奥を覗き込み。ふわりと鼻孔を擽る香りは知らない物だが無性に食欲を煽る。何かをこんな風に食べたいと感じるのも初めての経験で。つい相手の腕に抱かれているにも関わらず其方の方へ身を乗り出していると、敏感な嗅覚がその香りの根源を捉え離れて行くのを察知し。どうやら今は他の目的があるらしく、何やら見慣れない狭い部屋に連れて行かれ。相手の言葉を聞いているのかいないのか、ひたすら視線を忙しなく動かし周囲の状況を把握しようとしていて。その清潔感のある空間で身体を洗われるのだと正確には理解しないまま、先立ってその空間へ足を踏み入れた相手に手招きされると些か不安げに眉を下げて相手を見据え。躊躇う様な素振りを見せつつ足取り重く踏み出すと、恐る恐るといった様子で室内を見渡しながら相手の方へ歩み寄り)
76:
一条 花 [×]
2015-10-22 13:29:34
> 一之瀬先生/主様
…心配し過ぎるのも身体に悪いよ、
(変わらず堪えた様な咳を完全には抑えきれない儘どうか心配しないで、と。紡がれた冗談には小さく笑って見せ乍髪先からそっと指を離した刹那、がらりと開かされた扉。同じ様に音の方へと瞳向けると不満気な表情を浮かべ其処に立つ一人の少女。彼と自身を交互に見遣る其の目付きに胸は微かに不安の色を帯びてゆく。_きっと良く保健室に通っている、とだけ聞いた事の有る同学年の女子生徒だ。思わず気不味そうに視線を落としては幾度か繰り返された会話の後乱暴ではないものの何処か怒りの帯びた音を立て扉が閉まる。重く溶かされた溜息に次いでゆっくりと視線が重なり合えば唇から零れ落ちる言の葉と何時もと変わらない手付きで柔らかに髪を撫ぜる大きな手。横になろうと云う優しい詞の後に付け足された悪戯な其れも自身を気遣っての物だろう。しかし思考を占領するのは彼女の事ばかりで。彼女も彼と一緒に居たかったのではないだろうか。否、もし体調が悪かったのだとしたら__。「先生、やっぱり私、大丈夫だから。今ならまだ──、」小さく眉を下げ未だ椅子に座った儘彼の眸を窺う様に見上げて)
( / そ、其れなら私はもっと大好きです…!(こそ)いよいよモブ子ちゃんの登場ですね、じわじわと波が立ってゆくのも楽しみですっ。 !…海にそっと放った小瓶、ちゃんと届いたようで嬉し恥ずかしいです(あわ、) 大好きだと何度も伝え過ぎて鬱陶しくはないかなぁと思いつつ、気持ちを抑えきれませんでした…!(←) )
77:
桜木 鴇 [×]
2015-10-23 22:49:20
>響
は…ぁ、わ……かった…から、っカッターを、しまって、くれ……!
(相手が自分の体から離れて思わず安堵のためいきをついてしまい。相手の目を見た時に、そこにあったのは欲望の色。それがいつ殺意に変わるか恐ろしくて仕方なくて。先程まで爪をたてられていた場所を手でおおい、安心のせいか力がぬけて。が、また相手がカッターを拾ったのを見て無意識に身体が強ばり。また怒らないようにしっかり相手の言葉を聞き、まだ少し息がきれているせいでとぎれとぎれになりつつも上記を言い。相手がカッターをしまったのを確認し今度こそ本当に安心して。どうやら軽いトラウマになったらしい。そんなことを考えながらも慣れてきたのか段々と冷静になってきて。相手はまた、いつものカフェにいるような態度に戻っていて。本当にいつもと変わらない。場所がこんなおかしな場所でなければ日常の一部分と思えるほど。それがまた逆に辛く思えて、思わず目をそらせば相手の問いに「アンタが食べたいものでいい……好きにしろ」と怒り、屈辱、そして恐怖。いろいろな感情で震える身体を無理矢理抑えながらなんとか相手を怒らせないような内容を選び上記を言って。今更いつものように猫をかぶったところで無駄だろうと思い素の表情、声色で言って。今のうちから相手に逆らわずに従順に、かといって素直すぎて怪しまれるといけないから少しだけ乱暴なことを言っておけばいつか、きっと相手は油断して少しでも隙が出来るだろうと。いつになるかはわからないがそれが希望だ、と絶望に押し潰されそうになりながらも自分に言い聞かせ。その場から逃げるようにまた部屋の隅へ行けば出来るだけ丸く小さく座り、うつむいて。)
(/か、可愛くなんかないですよ!誉めたってなにも出ませんよー(#´∀`#)響くんが素敵すぎてこちらは悶えておりました←。こちらこそ、いろいろと迷惑をかけてしまうことがあるかもしれませんがよろしくお願いします!ではドロンしますね)
78:
東間 尊 [×]
2015-10-24 22:34:03
>小夜さん (>72)
…普通に生活する分には、不自由ありませんね。ただ…いえ、何でもないです。
(日頃から必要最低限の体力しか使って来なかった己にはこの広い屋敷を一通り案内する事だけでもかなり疲労するもので、案内も終わり一息吐くと表情に少しだけ疲れの色が垣間見える。次いで投げ掛けられる言葉に相手の思惑等知る由も無く、廊下の窓から外を見下ろしながらつらつらと述べ。しかし幸せかと問われればそれはまた別の話。目を伏せて小さな溜息を吐く。幼い頃の己が軽率だったとは言え此処まで過保護にされるのは返って負担になる。そんな不満を続けて口から零そうとするも、ふと周りの者達は己の事を想って守ろうとしているのではないか。ならば今己が不満に思っている事はそんな周りの想いを無下にするのと同じ事。そう考えると言葉を飲み込み首を緩く左右に振って何事も無かったかのように微笑みかけ。「…あぁそれと、基本必要な物は部屋に備えてありますが、何か要る物があれば遠慮なくどうぞ。直ぐに手配させますので。」会話を掘り下げられないようにと次に選んだ言葉は、こんな堅苦しい屋敷の中を少しでも居心地良く過ごして貰いたいと云う相手を気遣うもので。このような容姿をしていれば特に小物等の手入れが必要だろうと考えながらもう一度相手の髪やピアスを見つめて。)
(/不束者では御座いますが、此方こそこれからも宜しくお願い致します…!わわ、お気遣い有難う御座います!では本体の方は失礼しますね、相談等御座いましたらお呼び出し下さいませ!)
79:
通りすがりさん [×]
2015-11-03 23:30:24
支援
80:
さすらいの旅人さん [×]
2015-11-07 23:09:24
支援ーっ!
81:
匿名さん [×]
2015-11-15 00:07:15
支援です.
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