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毒される様な御噺 ( bml.nl / 指名制 )/81


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50: どろろ [×]
2015-10-09 20:31:20



■ all : _
( / お待たせしております…体調不良の為携帯を放置しておりました、ゆっくりお返しさせて頂きますので暫しお待ちくださいませ ˊ ˋ ;: )




51: 今野 篤郎 /どろろ [×]
2015-10-09 21:01:04



□ 睦月 /於莵 : >45

…人の手さえ知らないのか。
(伸ばした手は何に触れる事なく空中を彷徨い、代わりに得たのは相手の反応で知る過去の孤独な日々。一体彼はどれ程長い時間、人の温もりに触れていないのだろうか。呻き声の様なものをその口が零せば何が何でも此の子を連れて帰って遣らなくてはと何処か使命感にも似た感情を芽生えさせて。「お客サマ」テントの奥より再び現れた木戸番の姿は、此の子から得た印象を帯びてか何処か憎たらしいものに思える。檻の奥で小さくなる相手と木戸番を交互に見遣り、答えを求める様に目を細めては小さな溜息と共に木戸番が再び口を開く「大きくなれば同情は買えず、信じてもらうには大人になり過ぎる。いつかは売り出す予定であったヨウで、今此処でアナタにお売りする事も可能だそうです…本当に連れてイきますか。」その言葉は余りにも残酷に、彼が売り物である事を示すそれであり思わず握った拳に力が篭る。何故彼等は此処まで残酷になれるのか、彼等には心というものがないのか。しかし此処で問題を起こせばきっと此の話は流されてしまう、そう思えば作り笑顔をその顔に貼り付け尻ポッケに沈む財布に手を伸ばし中から有りっ丈の金を取り出し相手に渡す「此の子は連れて行く」揺らがぬ意志は、同情や憎しみから生まれたものではない。ただ純粋に此の子に外の世界を、優しい陽の温もりを教えてあげたかったのだ。人の手は、怖いものではなく優しさに溢れたそれなのだと教えてあげたかったのだ。木戸番は金の枚数を数えると満足だと言わんばかりにぱっと笑顔を咲かせ檻の鍵を此方へと手渡した。「それでは、毎度アリ!」手の内に転がされた鍵を握り締め再び檻へ近付けば鍵穴へと差し込む。ガチャ、と鈍い音を立てて檻の扉が開かれれば中にいる相手の視界にきちんと入る様身体を折り曲げ立膝を立てて座り込み「出よう…此処から」と出来るだけ優しい声色で犬や猫を呼ぶ様にゆるい手招きを織り交ぜながら相手を呼び)




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