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42:
今野 篤郎 /どろろ [×]
2015-10-06 15:07:45
□ 睦月 /於菟 : >38
…この子は、
(唖然としてしまったという表現が1番合うのかも知れない。こんな非道な出来事を許す場が合って良いのだろうか、まるで人として扱いはしないこれでは動物と同じ様な扱いではないか。己れに近付き小首を傾げる相手の表情は、言葉では言い表せない複雑なものでありその汚れない瞳は人間のものというよりはやはり動物を思わせるそれであった。ぽつりと落とした一言をにっこりとした表情の木戸番が拾い『へい、今年で16になるこの少年、なんと虎の腹から産まれた虎の子供!世にも奇妙な産まれ方をしたのでございます!そしてこれまた奇妙な喋り方…』と口を開く。虎の腹から産まれたなどと、全くに信じられぬ出来事だが瞳に少年を写せばそれは真実なのではないかと思えてしまう。べらべらと喋る木戸番に視線を遣れば、まるで嬉しそうなその表情。所詮あちら側から見ればこの子はただの商品でしかないのだとそんな現実を目の当たりにすればそれこそ不憫に思え冷たい檻の中で過ごす少年と温かな陽の光を浴びる事が出来る木戸番との差に微かな怒りさえ浮かんでくる。こんなに純粋な瞳をした少年を見て、見て見ぬ振りをして、果たして自身は明日からも平然としていられるのだろうか。思い立ったら直ぐ行動するのは昔から、気付けば木戸番に手を伸ばしその肩を掴みながら「この、…この子を俺に売ってくれないか」と言葉紡ぎ。驚く木戸番が次の言葉を紡ぐ前に「それなりの金は払う、頼む」と続け。きっとそんな言葉を投げ掛けたのは自分が初めてだったのだろう、驚きの表情は困惑となり木戸番はこの見世物小屋を仕切る者に話をしてみると奥へと消えていった。そんな背中を見送れば再び相手に向き合い、檻へと手を伸ばして「…お前さんも、陽の光を見たいだろ」と零して)
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