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ゔぃらん部vs生徒会!(日常/学園コメディ/3L)/89


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自分のトピックを作る
61: 常盤 刹那 [×]
2025-05-27 20:14:32

>57 伊多狩 秀

失礼しますね。
……へぇ、中ってこんな感じだったんですね。初めて知りました。
(明るい声で一言言うと、扉を開けて中に入る。にこりとお淑やかな笑顔を浮かべつつ、ぐるりと部屋全体を見回してみる。とはいえ、さすが生徒会と言ったところ。ヴぃらん部の部屋とは比べ物にならないくらいきちんと整理されており、空気すらも澄んでいるように思えた。お茶会にはぴったりの場所というものだ。)

えぇ、お好きですか?
シフォンケーキ…!素敵ですね。ありがとうございます。
(ティーセットを机に置いてカップを配る。持参したのはウェッジウッドのティーセット。その中でもお気に入りの『ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル ガラパゴス』博識な彼なら興味を持ってくれるだろうか?なんて期待して今回はこれを選んだ。彼が用意する間に慣れた手つきで紅茶を注ぐ。ダージリンの香りを少し楽しんだ後、シフォンケーキ、の言葉にぱっと笑顔を作る。素性を知らなければ、その姿は可愛らしい令嬢のようで。ポケットにしまった小瓶はそのままに。水面下での攻防戦はまだ始まったばかり。)

なんというか、緊張しますね。対談みたいです。
(ふわりと笑って告げる。もちろん緊張はしていない。正面に座った彼の出方を伺って、ピリついた空気を楽しむ。あぁ、これだ。このくらいの刺激が今は丁度いい。)

>58 黒城 漆

自由領域……うん、確かにその響きはいいですねぇ。あ、でも、一瞬じゃつまらないじゃないですか。
(演説のように声を張り上げる様子をただニコニコと見ていた。難しいことを言っているようで、内心はもっと簡単なのだろう。つまり、好きなものを好きだと言える世界を作りたい…みたいなものだろうか。よくもあそこまでスラスラと言葉が出てくるなぁと感心しつつ呑気に聞いていると、引っかかる言葉。一生続いてこその征服。純粋な目で、心の底からの、本音で彼に告げて。)

…ふふ、なぁんだ。ならよかったです。
(言っていることの半分以上はよくわからない言葉で隠されてしまうけれど、彼の本音が聞こえた気がして、思わず笑いが溢れた。なんだかんだいって気遣いができて仲間思いの彼、その口から発せられるのは照れ隠しで。ヴィランであるから仕方ないけれど、言葉の裏の本当を知っていればどうってことない。刺激を求める彼女がまだこの部をやめていないのは、そんな人柄を知ったから。やってることにさほど刺激はないけれど、あのメンツだから刺激的に感じる。)

そうですねぇ、でも私は参謀ですよ?主導者の座を狙って貶めようと考えていたり…?
(小悪魔のような笑みを浮かべて相手の反応をひとしきり楽しんだ後、まぁ、貶めようとは思ってないですけど、と付け加えて。)

困らせたい、って言うのは、本当ですけどね。
(じっと彼の目を見る。ギラリと目を光らせて、口元は可愛らしく笑っているけれど、その目が本気だということを何よりも主張している。)

62: 一宮 和久 [×]
2025-05-27 20:47:05



>54 伊多狩 秀

───…アレルギー、ではないけど。

(生徒会室の扉を開いて直ぐ、目を引く赤いセーターを視界に捉えたのと同時、唐突に問われた言葉に一瞬扉を閉める手が止まった。どうしてここでその話題が出るのか。よく見れば室内にはもう一人、何故か用務員の姿がある。口を閉ざしたまま二人を訝しげに観察し、それから薄く唇を開くと一先ずは返答を。軈て近くの椅子に鞄を置きながら状況を説明する彼の言葉に耳を傾け、用意されていく道具から目を逸らすように視線を落とした)

…なるほど、その猫なら俺も見たよ。多分あの黒猫だろ?自販機近くの窓から見えるところにいたんだけど、今はどうかな。

(正直動物は好きだし、保護したい気持ちは大いにある。何より会長直々の頼みを断る理由もない───が、返事を迷うように先ず口を突いたのは先程自分も見掛けたという旨の報告。例え快く引き受けたとして、近付くだけで逃げられてしまう己が果たして役に立つだろうか。寧ろ邪魔をする可能性が高い。数秒程机上を見詰めて沈黙を落とし、悩んだ末に緩慢な動作で彼へ視線を戻すと柔和に口角を上げた。自分は捕まえられないだろうけど、という言葉は飲み込んで)

うん、俺も手伝おうか。人手は多いに越したことはないだろうし。


>55 来栖 カカオ

え…───はは、見てたの?

(歩き出した瞬間、背後から聞こえたのはどこか面白そうに揶揄を含まれた言葉。思わず足を止めて振り返れば、下級生の少女が立っていた。この子は確か、例の部に所属している一年生か。何度か交流はあるが、未だ掴めない独特な生徒のうちの一人だ。高い位置で括られた長い銀髪がふわりと風に揺れるのを自然と目で追い、一度瞬いてから改めて向き直ると小さく息を吐くように軽やかな笑みを)

そうだなぁ……少し苦かった、とでも言っておこうか。逃げられなければ一旦保護するつもりだったけどさ。結果はまあ、見ての通り。

(負け犬の遠吠え、先程の状況を見られていたのなら強ち間違ってはいない。特に煽られたとも思わず平素通り、聞かれた事に少し逡巡してから言葉を返した。あの場面を見られただけでは大したからかいのネタにもならないだろう。──それとも、この少女は意地でもこちらの反応が崩れるのを見ようとするのだろうか。彼女の表情を観察するように軽く首を傾け、その瞳を覗き込んで)

ああでも、君なら上手に捕まえられたのかな。


>56 常盤 刹那

……常盤か。珍しいな、君の方から絡んでくるなんて。

(校舎の見回りついでに生徒会室へ足を向けたところで、楽しげな響きを持った声が背後から届いた。何の事か、なんて聞かずとも今し方の猫との攻防を見られていたのだろう。目先の可愛さに目を奪われて、近くに人がいた事に気付かなかった。否、一度見られたところで困りはしないが。ゆっくりと振り返って自分より低い位置にある彼女の黒い瞳を捉え、あくまで落ち着いた態度を崩さず表情を和らげて)

残念だけど、期待しているような面白いことはないと思うよ。ほら、猫ももう居なくなってしまったわけだし。

(普段、ゔぃらん部として行動を起こした時にだけ事情聴取や声掛けをするのみで、私的な交流がなかった彼女が何故近付いてきたのか。よく考えずとも答えは決まっているようなもの。ほんの少し苦笑を滲ませた気さくな笑みで近くの窓から見える中庭を指差し、これで彼女は身を引くだろうかと密かに目を細めて)


>58 黒城 漆

(突然の事だった。猫の愛らしい姿を見れただけでも運が良い方だ、と。内心で気分を持ち上げながら歩いていた己の目前に、黒い何かが飛び出てきたのは。ふわりと舞う黒いマントが視界に広がり───衝突目前で止まった彼の姿を確認すると、驚きで薄く開いていた双眸をそっと細めた。日頃何かと悪戯を仕掛ける集団の主な首謀者とでも言うべきか。こちらを見るなり独自の世界観で話し始める彼を瞳に捉えたまま、小さく口元へ笑みを浮かべては緩慢にその肩へ片手を伸ばした)

───うん、ごめんね。水を差すようで悪いんだけど、今の勢いで人にぶつかったらどうなるか分かる?……例え今みたいに衝突を回避できても、驚いた相手が転んで怪我をする可能性だってあるんだ。それは君も同様にね。

(今回は相手が自分だった事もあり見逃そうかとも思ったが、今後の為にもそうはいかない。もし彼よりも小柄な生徒がこの場に居たら、と想像して普段より幾分か落とした声で説教じみた言葉を並べる。けれども叱るという行為の不慣れさにどうしてもむず痒くなると直ぐに表情を解し、ヴィランであろうとする彼が重く受け止めてくれるかはさておき、廊下を駆ける原因となったものは何だったのかと正体を確かめようとし)

あー、…説教はあまり得意じゃないんだ。今後は廊下を走らないでくれる事を祈るよ。───…それで?君が夢中で追いかけていた“眷属”っていうのを聞いてもいいかな。




63: 常盤 刹那 [×]
2025-05-27 21:14:11

>62 一宮 和久

ふふ、こんにちは。一宮さん。
そうですか?まぁ、気まぐれな人間の暇つぶし、とでも思ってくだされば。
(ふわりと可愛らしく笑って挨拶をした後、珍しい、と言われたことに対してこてん、と首を傾げる。確かに生徒会の仕事での時くらいしか話さなかったかも、なんてのんびり考えて。淡茶色の瞳に見つめられつつ、彼の全体像をじっくりと観察する。金色の髪を上手く束ねて、耳にはピアス、加えて緩く着崩したシャツ。ぱっと見、怖そう、とか、生徒会らしくない、とか、そういった印象を受けられそうな見た目をしている。けれど妙に落ち着いていて、俯瞰していて。それが彼の持つ独特な雰囲気を作り出しているのだろう。刺激的、とは少し違う。初めに抱いた印象は『よくわからない人』だったから。だから自然と会話をすることはなかった。けれど今、興味がわいた。気まぐれな自分の思考に少しだけうんざりしつつ、言葉を続ける)

そうですね、猫さんは居なくなってしまったけれど、面白いものならまだありますから。
動物、お好きなんですか?
(視線を彼に戻す。向けるのは純粋な好奇心。そしてやはりピリリと辛いスパイス。先ほどの行動からして、どうやら動物が好きなのであろうことは把握できる。けれど好かれる体質ではないらしい。その事実に勝手に親近感がわく。)

動物に好かれる人って、一体何がどう違うんでしょうね?
(腕を組んでうーん、と考える。あくまで、帰る気はない、と行動で示して。動物は本能が働くというし、自分の場合は動物なりに何かを感じ取っているのだろう。もちろん動物に苦しんでほしい、なんて感情は抱いたことがないし、抱くつもりもないのだけれど。では、彼の場合はどうだろう。そんな純粋な疑問をぶつけてみる。)


64: 来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-27 21:35:17

>56 常盤刹那

(ほんの一瞬、息を飲んだ。心のどこかがざわめく。けれど、それでもカカオは目を逸らさない。頬は確かに熱い。でも、今の彼女にはそれを隠す余裕すらない。)

……バカ。
そんなこと、簡単に言わないでよ。

(そう言いつつも、声は怒っていない。むしろ呆れたような、けれどどこかくすぐったい響きを含んでいる。指先が、刹那の胸元の服をそっと掴む。しっかり、でも優しく。)

“壊していい”って言葉は、“信じてる”って言葉よりも、ずっと危ないんだから。

(瞳を細める。けれどそこには怒りも拒絶もない。ただ、静かに、真っ直ぐに見つめ返す。カカオの目は、夕日に照らされて赤く、透けるように揺れる。)

……でも。
あたしも、“壊されるなら”……って、今ちょっとだけ、思っちゃった。

(声が震える。でも、それは恐怖じゃない。刹那の言葉に、カカオの中の“何か”が確かに反応した証。静かに目を伏せたかと思うと、すぐにまた見上げる。今度は、ほんのり意地悪な笑みを浮かべて。)

……あたしが“壊れてく”とこ、ちゃんと最後まで見ててね。
中途半端に壊したら、許さないから。

(それは、挑発であり、約束であり、恋の続きだった。少女が放ったのは、覚悟と願いの入り混じった、“とても甘くて危険な肯定”だった。)

……ずるい。ほんと、ずるいよ、先輩は。

(頬に触れた手が、あたたかくて。握られた指が、安心で。「おいで」なんて、そんな簡単に言わないでよ──と、心の中でぶつぶつ言いながら)

……逃げ道、なくなっちゃったじゃん。

(それでも、ほんの一歩だけ踏み出して。手を引かれるより先に、自分の意思で、寄っていく。ぴたりと身を寄せ、そっと肩を預けるようにして。抱きしめられる前に、彼女自身が“抱きしめに来た”みたいに)

……じゃあ、ちょっとだけ。
今日だけ、あたしのこと、大事にして。

(その声は、甘えでもワガママでもなく、“お願い”。
ただ少しだけ、自分を預ける選択をした、彼女なりの誠実な一歩)




>57 伊多狩 秀

あーあ、それもうフラグ立っちゃったじゃん。
『紅茶ぶちまけた会長(三年)』って伝説、来週には校内放送で特集されてるかもね?

ま、安心して? あたしはやさしいから。
“おっとっと、ぶちまけちゃった!”って即座に顔芸までしてくれたら、逆に好感度上がるって。

(言葉のひとつひとつに悪意はない。けれど、その声色には確かな棘と、くすぐるような皮肉が込められていた。ペットボトルの底をくいと指先で突き上げながら、彼女は飽きることなく会長の表情を見つめている。茶化しているのか、試しているのか──あるいはその両方。笑顔の奥で、何かを崩してみたいという好奇心が静かに光っていた。)

そっちがその気なら、あたしも本腰入れてキャッチコピー量産しとくか。

(カカオは口元だけで笑いながら、ポケットからスマホを取り出して、ふと画面をスリープ解除する。だが写真を撮る素振りは見せない。ただの仕草。それも“からかい”の延長戦。)

……ふぅん、じゃあ聞くけど、
“問題児じゃない”って、誰基準? あんたの中で決めたカテゴリで、あたしを無罪放免にしてくれるの?

(皮肉を滲ませた声色で返しつつも、その瞳はわずかに揺れている。否定してほしいわけでも、肯定されたいわけでもない。ただ、“枠”に収まることを拒みたくて、会長の言葉の裏を試すように噛みつく。突っぱねながらも、その答えに一抹の期待を滲ませて)




>58 黒城 漆

(換気の悪い、少し湿った空気が部室の隅々にこもっている。窓の外から差し込む午後の薄曇りの光が、埃混じりの空気にぼんやりと影を落としていた。そんな重苦しい空気を背に、カカオはゆったりと椅子に腰掛けたまま、眉一つ動かさず淡々とした声音を響かせる。)

……購買部の番人に媚びてメロンパンを独占とか、まさに悪のカリスマの発想だね。だがな、部長、甘味の覇権とか言う前にまずは『懐柔の具体策』を考えてからにしろよ。思いつきで征服計画語るのは、ただの食い逃げ予告みたいなもんだ。

(声は冷静で滑らかだったが、その裏にほんの僅かな苛立ちが潜んでいるのを、部長は感じ取れたかもしれない。)

あと、そのメロンパン、あたしは譲らない。勝手に震撼してくれ。こっちは味の評価をするっていう使命感で買ってるんだ。甘さ、食感、クリームの濃度…それを楽しむのに、部長の無鉄砲な作戦は邪魔でしかない。

(声のトーンがわずかに低くなり、言葉は鋭く突き放す刃のように響く。まるでその無計画さを厳しく断罪するかのように。)

……まあ、そんなバカ騒ぎが少しはこの部の“ほろ苦さ”を作ってるっていうなら、あたしはそれも悪くないと思ってるけどね。

(カカオは視線を部長の動きから離し、手元のメロンパン包みを軽く指先で弾いた。)



>57 伊多狩 秀

あーあ、それもうフラグ立っちゃったじゃん。
『紅茶ぶちまけた会長(三年)』って伝説、来週には校内放送で特集されてるかもね?

ま、安心して? あたしはやさしいから。
“おっとっと、ぶちまけちゃった!”って即座に顔芸までしてくれたら、逆に好感度上がるって。

(言葉のひとつひとつに悪意はない。けれど、その声色には確かな棘と、くすぐるような皮肉が込められていた。ペットボトルの底をくいと指先で突き上げながら、彼女は飽きることなく会長の表情を見つめている。茶化しているのか、試しているのか──あるいはその両方。笑顔の奥で、何かを崩してみたいという好奇心が静かに光っていた。)

そっちがその気なら、あたしも本腰入れてキャッチコピー量産しとくか。

(カカオは口元だけで笑いながら、ポケットからスマホを取り出して、ふと画面をスリープ解除する。だが写真を撮る素振りは見せない。ただの仕草。それも“からかい”の延長戦。)

……ふぅん、じゃあ聞くけど、
“問題児じゃない”って、誰基準? あんたの中で決めたカテゴリで、あたしを無罪放免にしてくれるの?

(皮肉を滲ませた声色で返しつつも、その瞳はわずかに揺れている。否定してほしいわけでも、肯定されたいわけでもない。ただ、“枠”に収まることを拒みたくて、会長の言葉の裏を試すように噛みつく。突っぱねながらも、その答えに一抹の期待を滲ませて)



>58 黒城 漆

(換気の悪い、少し湿った空気が部室の隅々にこもっている。窓の外から差し込む午後の薄曇りの光が、埃混じりの空気にぼんやりと影を落としていた。そんな重苦しい空気を背に、カカオはゆったりと椅子に腰掛けたまま、眉一つ動かさず淡々とした声音を響かせる。)

……購買部の番人に媚びてメロンパンを独占とか、まさに悪のカリスマの発想だね。だがな、部長、甘味の覇権とか言う前にまずは『懐柔の具体策』を考えてからにしろよ。思いつきで征服計画語るのは、ただの食い逃げ予告みたいなもんだ。

(声は冷静で滑らかだったが、その裏にほんの僅かな苛立ちが潜んでいるのを、部長は感じ取れたかもしれない。)

あと、そのメロンパン、あたしは譲らない。勝手に震撼してくれ。こっちは味の評価をするっていう使命感で買ってるんだ。甘さ、食感、クリームの濃度…それを楽しむのに、部長の無鉄砲な作戦は邪魔でしかない。

(声のトーンがわずかに低くなり、言葉は鋭く突き放す刃のように響く。まるでその無計画さを厳しく断罪するかのように。)

……まあ、そんなバカ騒ぎが少しはこの部の“ほろ苦さ”を作ってるっていうなら、あたしはそれも悪くないと思ってるけどね。

(カカオは視線を部長の動きから離し、手元のメロンパン包みを軽く指先で弾いた。)




>62 一宮 和久

(向き直った和久の視線を、カカオは真正面から受け止める。だがその銀の瞳には探るような色も、責めるような色もない。──むしろ、弄ぶ準備をする手のひらのような余裕。彼の問いかけに、わざと大仰に肩をすくめてみせると、目線だけでそらりと芝の方を向いた)

あー……どうだろ。あたしがやったら、途中で飽きて追いかけるのやめちゃうかも。
でも──あんたみたいに嬉しそうな顔は、たぶんしないな。

(悪戯をしかける猫のような笑み。軽やかに一歩詰めると、和久のペットボトルにちらりと視線を落とす。手にしたお茶を挟むように両手で覆うと、まるで心音でも確かめるかのように少し傾げる)

ふぅん……ちょっとは動揺してると思ったのに、冷たいね。
……じゃあさ。
逃げたのが猫じゃなくて、あたしだったら──どうする?

(わざとらしく口元を歪めて問いかける。声のトーンは変わらず、どこまでも楽しげ。だがその中に、ごく僅かに熱を孕んだ気配。試すように、揺さぶるように。彼の「崩れ」を探して、仕掛けた指先はまだ止まらない)



65: 階 千暁 [×]
2025-05-27 21:36:56



(/参加許可ありがとうございます!早速初回の文を用意いたしました。ご負担でなければお相手よろしくお願いいたします!個性豊かな皆様とお話できることを楽しみにしております!)


>ALL

まいどあり~!なんか面白いネタあったら教えてね~。

(放課後の特別教室棟、最上階の階段の踊り場にて依頼人と面会。今回の依頼は浮気調査。彼女の潔白が証明されて一安心の彼氏殿から報酬の駄菓子の詰め合わせを無事に頂戴。足取りも軽やかに階下へ駆け下りる背中にひらりと手を振り営業スマイルでお見送りを。――足音が遠ざかると再び静けさを取り戻す。この辺りは専用の部室がない文化部の部員がちらほらいる程度で人通りは少ない。密会にはうってつけだがゴシップ以外のネタ探しには不向きである。本日の仕事も片付いてしまったし、新聞部らしくネタ探しの旅に出るか。それとも幼馴染の暗黒結社のアジトにでもお邪魔しようか。生徒会の動向を追うのも悪くない。スラックスの色味に合わせた羽織をふわりと翻し、ご機嫌に鼻歌を交えながら心が躍る事件を求めて階段を下り始め)




66: 来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-27 21:52:45

>all様
(/すみません!!投稿にミスがありました!!ご迷惑おかけします_○/|_)

67: 伊多狩 秀 [×]
2025-05-28 01:07:38



>58 黒城 漆


そんなに良いモノを食べているわけではないよ。みんなと同じさ。
……ふふ、ハンバーグか。僕もファミレスに行った時はハンバーグを頼むよ、食べ盛りだしね。

( 彼が言うように生徒会長といえど一般家庭で育った人の子。食卓に出てくる料理や食の好みは案外普通だった。意外そうな反応を示す彼には内心しめしめと手のひらを擦り合わせて。君の方は…と問いかける前に勝手に白状しだした声に少し驚いたあと笑い声を上げて。好物はハンバーグという答えに幼い印象を抱きながら、"ファミレス"なんて通俗的なワードを用いてさらなる人の子アピールを )

……黒城くんは、なかなか語彙力があるよね。普段から本を読んでいたりするのかい?

( 話題は変わり、彼の言葉遣いの話へ。本棚から適当な参考書を一冊取り出し流し読みをしながら、少しずつ彼の情報を引き出そうと)


>61 常盤 刹那


ああ、紅茶は好きな方だよ。リラックス効果もあるしね。
……なんだか面白い絵柄のティーカップだね。何のスケッチだろうか…。

( ふと彼女が持ち込んだティーセットが目に留まり、徐に持ち上げてじっくり鑑賞を。芸術作品をあしらったようなティーカップは船やカメのようなものが描かれている。おそらく高級品だ。並の高校生が持っているようなものではないと思うが、家から持ち出してきたのか否か。分からないが、なかなか悪くないと彼女のセンスに感心して)


自然体でいてくれて構わないよ。──……まずは、昨日の話の続きをしようか。
生徒会長という立場は窮屈ではないのか。それが常盤さんの疑問だったよね。
……君は優等生だし、期待されるプレッシャーを知っているからあんなことを聞いたのではと思うんだけれど、違うかな。


( 緊張するという言葉に何を今更…と呆れる声は飲み込んで。柔和な雰囲気はそのままに、昨日のやりとりについて言及し始める。しかし核心を突くには彼女の思考への理解が足りず、今現在なんとなく察していることを頼りに質問をするしかないようで)



>64 来栖カカオ


顔芸か。……そうだね、練習しておくよ。

( そんなことするわけがないと言いたい気持ちをグッと堪え、冗談か否か分かりにくい表情で彼女の言葉を受け入れて。必要以上に反発したところで何も生まれないし、じゃれているような言葉の応酬の中で少しおどけてみたくなってしまったようだ)

どうだろう、僕は裁判官でも何でもないしなぁ。……でも、個人的には、来栖さんは悪に染まりきっていないのでは?なんて考えているよ。

( 今日生まれたやりとりの中で感じたことを口にする。ゔぃらん部に所属し、言葉が鋭く、こうして上級生を揶揄う彼女は一見すると悪に見えるが、腹の底までは黒に染まっていないのではないかとわずかに揺れる瞳を見つめ返し)


>62 一宮 和久


ありがとう、助かるよ。

( 存外真面目な彼のことだからすぐに承諾してくれるだろうと踏んだが、どことなく歯切れが悪く返答に困っている様子。珍しいな…なんて思いつつその理由を測りかねて思わずじっと彼を凝視してしまうが、こちらに視線が戻れば微笑みを浮かべ。最終的には首を縦に振った彼に感謝を伝え、捕獲道具を手渡した)

───……一宮くんの目撃情報を参照するとこの辺りかな。日が暮れる前に見つけてあげないとね。

( その後、生徒の人影もまばらになった中庭へ用務員と金髪の彼を引き連れ向かう。ふと日が傾き始めた空を見上げ、捜索時間には限りがあることを示唆して。出来る限り今日中には保護したいところだ。まずは何処から……と何となく木の茂みの方に視線を動かすと、ほんのりと発光する2つの丸い何かとかっちり目が合う。それは探していた猫の目だった。予想よりもずっと早い邂逅に少し目を見張り、「……一宮くん、いたよ」と小さく彼を呼んで )


>65 階 千暁
( 絡み失礼いたします!よろしくお願いします。


──……ごめんね、君の気持ちには応えられない。

( 廊下の片隅、とある女子生徒に呼び止められ話を聞いたが最後。顔を真っ赤にした彼女が口にしたのは恋愛感情の告白、そして「付き合ってください」というお決まりの言葉。こういったシチュエーションは月に1回、必ずと言っていいほど起こるものでその度に首を横に振っている。もうすぐ受験があるから、生徒会の仕事が忙しいから、恋愛に興味がないから、と適当な言い訳を申し訳なさそうに眉を下げながら言えば大抵は諦めてくれる。そうして今も涙を浮かべた女子生徒の背中を見送り、小さく溜息をこぼして。しかし、階段から降りた彼の存在には気付いていないようだった)




68: 仙道 凛 [×]
2025-05-28 01:11:09

>52 来栖 カカオ
(/ありがとうございます、よろしくお願いします!)

(来栖が音も立てずに近づいたからか、それとも書くのに集中しすぎて気づかなかったか…或いは両方か不明だが、声をかけられるまで相手の存在に気づかずそちらを向きながら咄嗟に手帳を自分の身体に押し当てて書いてる内容を隠して。今開いているページは恐らく見られてしまったが、やはりいろんな情報が書かれている分見られるのは嫌なのだろう。とは言っても、表情の変化は一切ないが…)

…そう、あの落書きについて調査を続けてる…。犯人候補は3人にまで絞れた…。

(目の前の生徒…ヘアスタイルや服装のことで毎日のように教師との攻防を繰り広げ、ヴぃらん部に所属している元不登校の生徒「来栖カカオ」…彼女のことも当然知っており、笑みのようにもとれる口端の僅かな動きを見逃さず、調査の進捗を簡単に話して。正直犯人は誰なのかは予想はついているのだが…)


>>53 一宮 和久
(/ありがとうございます、何考えてるか分からない子ですがこちらこそよろしくお願いします!)

…!……一宮先輩…。

(先程の生徒から得た情報と今まで得た情報、そして犯人候補のページを見比べていると何かが右の二の腕を擦り。何が擦ったのだろうかと顔を上げると、見慣れた相手…同じく生徒会に所属している会計担当、学年が1つ上の一宮和久。彼が教材か何かが入った段ボールを2つ持っており大方その段ボールで視界が塞がっていた上に、小柄な凛が丁度見えずに段ボールが二の腕を擦った…といったところだろうか。)

…大丈夫です、どこも怪我はしてません。私の方こそすみません、書くのに夢中で気づかず…

(不良生徒と思わせる見た目だが、中身はそんなことはなく申し訳なさそうに謝罪し心配してくれる一宮。怪我という怪我はしておらず、そのことを伝えて。自分の悪い癖だが、書くこと…情報収集に集中すると周りのことが見えなくなることがあり、こちらも謝罪して)


>54 伊多狩 秀
(/ありがとうございます、こちらこそよろしくお願いします!)

…生徒会長…お疲れさまです。はい、計13カ所に似たような落書きがされた…あの案件です…。情報収集の結果、犯人候補が3人まで絞れました…。

(生徒から得た情報をまとめて見返している最中、死角…自分の右側から聞き慣れた声が聞こえてきて。声がした方を向くと、そこには見慣れた相手…生徒会長が居てにこやかな様子で労いの言葉をこちらにかけてくれており。生徒会長に挨拶し、進捗を簡単に説明する…落書きされて箇所が意外と多く、意図的に13にしてるかそれともまだ書いてる最中かは不明だが、短い期間で落書き事件の犯人候補を3人にまで絞っており)

…私も、あの部活……もっと言えば、部長の仕業だとは思っています…。ですが、まだ決定的な情報がないので…

(生徒会長と同じくヴぃらん部…黒城の仕業という予想はついており。3人の犯人候補の中にも黒城が入っている…が、データ至上主義な凛はやはり決定的な情報が手に入るまでは決めたくないらしい。真面目なのか、それとも情報が欲しいだけか…恐らく後者だろう。)


>56 常盤 刹那
(/ありがとうございます、よろしくお願いします!)

…貴方は確か、常盤先輩…ですよね…?

(何処からか自分名前が聞こえてきて、声がした方を向くと…成績優秀で才色兼備、絵に描いたような優等生のイメージがある…が、何故かヴぃらん部に所属している常盤刹那がそこに居た。常盤の期待とは裏腹に驚くどころか一切表情を変えず、相変わらず何を考えているかわからない表情を向けて。当初常盤がヴぃらん部に所属している理由が全くわからなかった…が、情報収集を進めていくにつれて彼女の素性に気づきつつある。当然表情が変わらないため、悟られる心配はない。)

…つい最近起きた落書き事件について…情報収集をしてます…。

(イマイチ警戒してるかどうかはわからないが、十中八九彼女が所属している部活の部長の仕業であろう事件の調査をしていることを明かして。進捗はかなり進んでいる方で、犯人候補がかなり絞れてきた状況だ…当然、犯人候補の中に黒城が入っており)


>58 黒城 漆

(得た情報をまとめ、確認も終えたところで再び情報収集をしようとしたところ…犯人候補、しかも1番の有力候補である黒城が現れ。相変わらず常人が聞けば理解できないような発言だが…黒城の情報を持つ凛は脳内で翻訳を始めて。闇の紋章…恐らくはあの落書きのことだろう。妙な呼び方をされたことは気にすることなく、どうにか黒城から有力な情報が得られないかと考えており)

…そう…生徒会役員としてではなく、私個人であの紋章の調査をしています…。あの紋章…実に素晴らしい、同じ紋章が複数、一定箇所に刻まれているのを見た限り…大悪魔召喚の儀式、といったところでしょうか…。是非とも、あの紋章を描いた人物に会いたいものです…。

(こちらを見る彼の瞳が少し揺れていることに気付き、恐らくはあの落書き…紋章の感想が気になっているのだろうと考察して。凛の口から、まさかの発言が飛び出す…表情は変わらず心にも思ってないことだが、黒城が喜びそうな言葉選びやあの紋章の意味等を考察して話して。黒城の情報を握ってるからこそできることだろう…是非とも紋章を描いた人物に会いたいと、黒城の目を真っ直ぐ見つめながら告げて)

69: 来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-28 06:37:11

(/初めまして!all文絡みますね!) >65 階 千暁

(銀髪のポニーテールが揺れた。刈り上げたサイドのラインに蛍光灯の白がひっかかり、ふと目を引く。階段の踊り場――隅に寄りかかるように立っていたカカオは、黒タイツに包んだ脚をくいっと組み替えた。ミルクチョコ色のカーディガンの袖を肘まで捲って)

 ……おつかれさま、名探偵さん。なんか一人で楽しそうじゃん?

(緩んだネクタイと出したままのシャツ裾。スカートは短め、だけど脚元はピシッと冷ややか。ローファーの踵からは、ぶら下がったマカロン柄のキーホルダーがちり、と控えめに鳴る。カカオの瞳が、階段を下りるその人影に向けられる。上目遣いではない。ただ、少しだけ顎を引いて、胡乱げに睨むように。)

で、今度はどこで遊びまわるつもり? まさか、また“悪の組織”に顔出すとか言わないよね。さっきまでいた依頼主くんより胡散臭い顔してるけど?

(飄々とした笑みにはつきあえない。けれど、無視するには惜しい存在。カカオは唇の端をわずかに吊り上げて、棒付きキャンディをくわえ直すと、からかうように視線を逸らした。)



>67 伊多狩 秀

練習、ねぇ……?

(声にほんのりとした嘲笑が混じる。カカオは眉を軽くひそめ、微かな笑みを浮かべながらもその目は鋭く会長を射抜いていた。)

まあ、会長が顔芸で自分の品位を下げるところを見られるくらいなら、私だって迷惑は被らないけど。

(ペットボトルの底をくいと指先で押し上げる仕草を止めず、わざとらしく間を取り、続けた。)

だけど、あんまり期待しないほうがいいよ。意外と真顔のほうが、みんなにとっては“おっとっと”なんだから。

(言葉の端々には、からかう以上の冷徹さが潜み、会長の背筋をさりげなく震わせる。カカオの静かな挑発は、まるで微かな風のように、張りつめた空気を揺らしていた。)

優等生ってすごいね。根拠もなく誰かの“本質”を信じられるんだ。……それ、誰にでもやってるとそのうち痛い目見るよ?
(笑みを浮かべているが、声色は鋭く冷たい。会長の言葉に揺れるどころか、突き放すような反応。しかしその視線には、どこかで刺さらなかったことへの苛立ちが滲む。)




>68 仙道 凛

(来栖カカオは凛の素早い手帳のガードに対し、あからさまに「やれやれ」と肩をすくめる仕草をしてみせる。ただしその目はまだ凛の手帳のページの隅の端っこを名残惜しそうに追っていた。)

……あーあ、見せてくれてもよかったのに。どーせ、あたしの名前も載ってるんでしょ。

(まるで「それが当たり前」のように、ため息まじりにぼやく。悪びれる様子は一切ない。凛の冷静さと無表情の中に、どこか探るような眼差しを見つけると、わざとらしく首を傾げながら)

……で? 三人のうち一人って、それって、つまり、あたし含めてあと二人ってことになるけど。 そんなにグラフィティの才能がありそうなやつ、他にいたっけ?

(カカオの声は相変わらず眠そうで平坦。けれど、指先だけで制服の裾をくしゃくしゃといじるしぐさには、どこかいたずらを仕込む前の子どものような雰囲気が混ざっていた。凛の分析的な目を楽しんでいるかのような、そんな余裕のある挑発だ。)

ま、どっちでもいいけど。 犯人を追い詰めるなら、もうちょい決定的な証拠が必要でしょ。たとえば――

(ここで、彼女はポケットからくしゃくしゃになった紙切れを一枚、凛の前に放り投げる。そこには、例の「ダサいアート」と酷似したモチーフの“下書き”が描かれているようだ。ただし、誰が描いたかは不明なまま。)

……たとえば、こーゆーの。

(にや、とまではいかない。その一歩手前の、限りなく無表情に近い笑みを残して、カカオはすっと身を翻そうとする。まるで「どう使うかはアンタ次第」とでも言いたげに。)


70: 一宮 和久 [×]
2025-05-28 09:01:23



>63 常盤 刹那

(気まぐれな人間、と。彼女の可愛らしく笑う表情を静観し、どこか含みを持たせてその言葉を反芻する。己から見た印象と一致する自己分析にふっと小さく息を吐き、同様に観察しようとする眼に気付くと興味深げに一度瞼を伏せ、それから艶やかなワインレッドの髪が隙間風に優しく揺られるのをその瞳に映した)

へぇ、それは良かった。…けど、その面白いものが何なのかは聞かないでおこうか。───そう見えた?普通だよ。

(別に好奇心を向けられる事は嫌いではない。だが、彼女の“面白い”とする対象である事を容認してしまえば一気にペースを乱され始める事は明白。本当に自分の事かはさておき、ここは知らぬ存ぜぬのまま曖昧にしておくのが適切だろう。一方的に遊ばれる気はない、と気持ち程度の抵抗に彼女の問いかけには敢えて頷かずに)

はは、───ねぇそれ、俺に聞く?見てたなら分かると思うけど、動物に避けられる点では筋金入りだよ。

(動物に好かれる人と自分の何が違うのか、理由を知っていたら今頃あの黒猫をこの手で撫でていた事だろう。思わず僅かな笑声と共に手の甲を口元へ当てて軽く顔を伏せ、しかし直ぐに顔を上げると自分を指差しゆったりと首を傾ける。この体質は生まれつきと言っても過言ではない。以前誰かに動物を寄せ付けない特殊なオーラでも纏っているのか、もしくは呪いの類ではないかとまで言われた記憶が頭を過ぎり、複雑な心境で猫の居なくなった木陰へ視線を流し)


>64 来栖 カカオ

(表情について指摘されると静かに唇を閉じた。上手く抑えたつもりだったが漏れていたのか、はたまた彼女の観察眼が鋭かったのか。はったりで引き出そうとしている可能性を考慮して言葉を返す事はせず、不意にペットボトルを持つ手へと重ねられた彼女の体温に視線を下げた。意図的に距離を縮め、仕掛けられる仄かな熱にペットボトルを握る指先が小さく反応し、じっと彼女の瞳を見詰める)

……ああ、君自身が猫みたいなものなのか。

(先ず自然と口を突いたのはそんな言葉だった。彼女の表情に浮かんだ笑みはどこか挑発的な猫のようで、ほんの少し“撫でてみたい”という感情が浮上する。だがそれも一瞬の事、恐らくこちらの動揺を誘い出そうとしているのだろう、彼女の思惑には変わらぬ緩やかな笑みを返し。欲しているのが崩れる姿だと理解していながら。まるでからかうように、空いている片手を彼女の手にそっと添え)

聞いてもいいかな。───俺がなんて言えば君は満足するの?どこまでも追いかけて捕まえる、とか。自ら戻ってくるように甘い罠を仕掛ける、とか。…そういうのが好み?


>65 階 千暁
(/初めまして、早速絡ませていただきました。よろしくお願いします…!)

(放課後の見回り中、すれ違う生徒たちと軽く挨拶を交わしながら校舎を歩いていた己はとある悪戯を目にした。一階の階段下。何の配慮かは分からないが、階段の中央を避けた両端の方にカラフルな紙が幾重にばら撒かれ、窓から差し込む光により表面がキラキラと反射していた。確かめるべく足早に階段下まで歩み寄り───それが妙な落書きが描かれた色とりどりの画用紙だと判明した。更によく見ると下から数段も同じくやられている。犯人として思い当たる顔はあるが、毎度ながら趣旨がよく分からない。一先ず回収して会長に報告しようと手を伸ばし、不意に誰かが上階から下りてくる足音が聞こえると、顔を上げて片手で制しながら忠告を)

───あ、そこ気をつけて。両端の変なやつ踏まないように真ん中通ってね。転けたら危ないから。


>67 伊多狩 秀

あ、本当だかわ、───。

(捕獲道具を手にこの体質を伝えるか否か、もしくは何か良い捕獲案が浮かばないか、と傍らで思考を巡らせていた最中。彼の声に一時思考を止めるとそっと隣へ移動し、その視線の先に猫の姿を捉えた。先程振りの愛らしいまん丸な二つの眼に思わずと漏れかけた“かわいい”という言葉は途中で切り、誤魔化すように一度視線を背けて口を閉ざす。まあ、彼はそう詰めてこないだろう。謎の信頼感に小さく息を吐くと再び猫へと目を向け───瞬間、猫は条件反射のように数センチ程後ろへ下がった)

……なんか、うん。こういう時って、挟み撃ちにしたほうが逃げられる心配もないのかなって。俺が反対側に……行くのは、やめておいたほうが良さそう。

(徐々に後退りする猫の様子を見るに、現状自分が少しでも動けば先程のように全力で逃げられるのは目に見えている。ならばそれを利用して彼らに捕獲してもらう他ない。上手くこの体質を使えれば良いのだが、一先ずは彼の同意を得られるだろうかとほんのり困ったような笑みと共に隣へ視線を流して)


>68 仙道 凛

怪我がないなら良かった。───ああ、気にしなくていいよ。不注意でぶつかったのは俺だから。…また何かの情報を集めてたのか?

(お互い周りを見れていなかった、という点では確かに反省は必要だろう。とはいえ前方を確認できない高さの荷物を抱え歩いていた己の方がより注意すべきだったのは確かで、律儀にも謝罪する彼女に頬を緩めて首を振る。普段ミステリアスな部分が多い彼女だが、多少表情が乏しかろうと可愛い後輩である事に変わりはない。それから一呼吸置くと、何やら書き留めていたという黒い手帳へ視線を落とし)

最近だと確か……もしかしてあの落書きの?

(一つ思い当たる件の悪戯を口にすると、彼女の隻眼を覗き込むようにゆっくりと首を傾けた。恐らく犯人については殆どの生徒が同じ顔を思い浮かべているのだろうが、未だ特定とまではいっていない。情報収集を得意とする彼女は何か証拠を掴めているのだろうか。そんな探るような気持ちで僅かに笑みを深めて)




71: 匿名さん [×]
2025-05-28 10:20:46

(/はじめまして、こんな感じのクセ強変人科学教師で参加希望ですが、どうでしょうか?)

名前:卦道 一折 (けみち いおり)
担当教科:物理・化学・生物・地学
性別:男
容姿:身長182cm程で細身。髪はクリーム色に近い白髪で髪を肩くらいまで伸ばしている。目は細くまたどこか虚ろで瞳は琥珀のような朱色。服装は白のポロシャツの上に白衣をはおり、黒のスラックスに白の靴下、黒い革靴を履いている。
性格:少々皮肉屋で飄々とし、自分のやりたいことがあれば学校内であろうと誰に邪魔されようと第一優先する教師らしからぬ生粋の遊び人かつ利己主義者。言っちゃえばダメ人間のクズ。
自他ともに認める大天才なのだが、多少なりとも倫理観が抜けており、何処か子供っぽい一面も。しかしある程度の教師としての責任感は持ち合わせており、授業自体はちゃんと行っていたり、時折的を得た発言をすることも。
生徒をキッズと呼び、見下した態度をとっているが、別に子供が嫌いなわけでなく逆に彼なりの年下に対する接し方。同じ教師たちに対しては飄々としているのは変わりないが、気に食わない人物以外には見下した態度はとらず、相手によっては敬うような態度をとっていたりする。

備考:32歳独身。一人称は私。風嶺私立学園高等学校の卒業生で博士号を取得するほどの高校始まって以来の大天才。研究所で勤めていたが、とある事情からその研究所を辞め、理事長からその実力を買われ、この高校の教師になった。
教師としての実力は本物であり、1年から3年ほぼ全てのクラスの物理・化学・生物・地学の授業を担当し、また印税目的で授業で使う教科書も自ら手がけたものを使用している。
実験室およびその準備室を完全に私物化しており、特に準備室には大量のお菓子やインスタントの買い溜めや積みプラやホビー、家庭用ゲーム機などが山積みされて置かれている。「実験」と題して、中庭に小池を作ったり、落ち葉をかき集めて焼き芋をしたり、準備室に置いてあるホビーで生徒達と遊んだり…と教師らしからぬ蛮行を働いている。昔からいる教師いわくこれでも昔よりはマシになった方らしい。また、これら蛮行に関して、他教師はもちろん知っているが、他の教師にも個性的な考え方を人物がいたり、実力で黙らされていたりで黙認状態。
しかし生徒会はそうはいかないようで、見つかった際には「実験」のためと言い訳を毎度しては一目散に逃げる。だが過去に「実験」で使っていた物を押収されたり、実験室およびその準備室に家宅捜索ならぬ教室捜索されたりしている。
生徒達からの評判は態度はあれとはいえ、授業がわかりやすかったり、遊んでくれたりすることから一定の支持を得ている。
ヴぃらん部に対しては自身も蛮行を働いているためか同じ穴の狢だと思っており、また単純に興味があるため、部員に対してよくちょっかいをかけに行ったり、悪事に助力をしたり、発破をかけたりしに言っている。しかし、ヴぃらん部の顧問になりたいとかでは無いらしく、理由は責任を負うのが嫌だからだそう。
実験室にハエトリグサをポッドで栽培しており名前はパラサイト。
普段「実験」の時以外は実験室に入り浸っているため
生徒からマッドサイエンティストやドクターなどと変なあだ名をつけられている。なお、本人はそのあだ名を気に入っているご様子。
特技 機械いじり全般 逃げ足
趣味 実験 ゲーム、ホビー、アニメ、特撮
好きな物 混沌 お菓子(特にスナック系と甘い物)
嫌いな物 融通の効かないもの
募集:どんな方でもどうぞ

72: 常盤 刹那 [×]
2025-05-28 10:47:25

>64 来栖カカオ

…ふふ、ごめんね?
でも、止められなかったから。
(そこ声から、彼女が怒っていないということは察せられた。けれど、あんな攻撃を喰らって、猛毒を浴びて、言葉も気持ちも止められなかった。もちろん「止める気なんてないけど」。ぽつり、と呟いた言葉は彼女に聞こえるか聞こえないかわからないくらいで。優しく、けれど確かな力を持って掴まれた指に視線を落とす。少しだけ震えているのは、彼女の手か、それとも自身の瞳か。)

そう…。“好き”よりも、“信じてる”よりも、ずっと、刺激的でしょ?
(風に揺れる銀色の髪をさらりと撫でる。さっきまでは全然見てくれなかったのに、と内心少しだけ拗ねてみて。でもそんなことどうでもいい。今が最高なら、それで。見つめられる時間は永遠にも感じられて、それも悪くないかも、とらしくない思考まで働いてしまう。)

……もちろん。
私だけで、確実に、最後まで……再起不能になるくらい、どろどろに壊してあげる。
(少女の小さな反抗。危険な挑戦。甘くて危険な肯定を受け取って、少しだけ目を閉じる。今の言葉を、光景を、決して忘れないように心に留めるために。ゆっくりと目を開く。にっと口角をあげ、目を細めて。愛おしいものを見る目、けれど独占欲を隠さなくなった目。それが彼女にとっての“初めての恋の証明”だった。)

……。
(彼女の言葉に、笑顔のまま耳を傾ける。反応はせず、けれど優しい顔は崩さずに。するりするりと逃げてしまうなら、その逃げ道を塞いでしまえばいい。側から見たら踏み出されたのは小さな一歩。少しだけ縮まった距離。けれど2人の距離はもっとずっと短くなった。抱きしめられたような、抱きしめたような、そんな感覚。)

……よくできました。
でも、今日だけ、は無理かも。
(優しく頭を撫でる。頭がぼーっとしてしまうのは、ふわりと香るバニラのせいだろうか。無理かも、なんて嘘。無理だ。今日だけなんて。それでも、かも、なんて付けてしまったのは、可愛い後輩への少しの意地悪と照れ隠し。この時間が一生続いてほしい。さっきからずっとこの考えが頭から離れなくて、刹那らしくない。)


>67 伊多狩 秀

それならよかったです。あ、もちろん、変なもの入れたりしてませんのでご安心を。
……さすが生徒会長、このスケッチはチャールズ・ダーウィンに同行した画家のスケッチなんですよ?ブラジルの熱帯雨林を見て、“歓喜の混沌”なんて言ったそうです!カップに描かれているのはカトレア、アマガエル、アゲハ蝶で………って、すみません、興味を持ってくれる方あまりいなくてつい…
(疑り深い彼を不安にさせるために、安心する一言を。にこりと笑ってさらに不安を増強させる。もちろん何も入れていない。とはいえ、飲まない、なんて興ざめなことをするような人でもない。一体どんな反応を示してくれるだろうかと期待の眼差しを向けて。
彼の興味が移ったのはティーカップ。予想通り興味を示したことに、また今までとは違う雰囲気を纏ってぱっと笑顔になり。純粋な喜び。それが真っ直ぐ伝わる軽やかな声で、少しだけ早口に説明をする。少し話して、はっと我に帰って口を抑える)

ではそのように…。
そうですねぇ…。確かに、相手が望むように振る舞う術を身につけたのは“期待”のようなものですが、あれなんというか、別のもので…
(意外な答えに少しだけ頭を捻る。振る舞うのは得意、けれど窮屈だと感じるのは期待やプレッシャーではなくて。似たような性質の彼との違いを知りたい、純粋な質問。)

私は……単純なんです。これは生まれ持った性格で、だから秩序や統治が嫌い。伊多狩さんもきっとそうなのに、どうしてわざわざ統治するのかわからない、という疑問です。


>68 仙道 凛

ふふ……そうですよ?
こうやって話すことはあまりなかったですね?
(警戒心を解くような、優しい微笑みを浮かべて話し出す。何か情報を得てはそれを記録する目の前の少女。目にかかる前髪も相まって表情は今だに変わらず、内心を読み取ることもできない。けれどあの様子だとこの学園の生徒のある程度の情報なら知っているのではないか、と思ってしまうほどで。)

落書き事件ですか…ご苦労様です。
何かいい情報は得られましたか?
(自分は全く関係ないかのように堂々と、可愛らしい笑顔のまま問いかける。とはいえ、きっと犯人なんてわかっているのだろう。この学校でそんなことをするのは、模倣犯がいない限りヴぃらん部しかないのだから。ちらりと手帳に目をやる。それでも彼女が情報を集めるのは彼女の性格上のことなのだろう。確かに証拠や証言があることは大切だが、物的証拠でもない限りあまり意味を持たない。聞き込みの情報をメモして、提示したからと言って証拠能力もほとんどない。それなのに彼女が記録をとり続けることに興味が湧く。)

手帳、いつも持ってますよね。
記録をとることに、何か理由やこだわりがあるんですか?


>70 一宮 和久

聞かなくていいんですか?残念です。
……そうですか、てっきりお好きなのかとばかり。
(少しだけ眉を下げて残念そうな顔をする。先ほどの状況からするに、普通、という返答にくすりと笑う。敵に易々と情報を教えてしまっては、確かに面白くない。きっと自分のペースを乱されないための防衛。その壁が壊れた時、妙に落ち着いた彼の雰囲気はどうなるのだろうか。少しだけ動いた興味と好奇心の歯車は、先ほどよりも速く、確実に動き出す。)

筋金入りですか。なんというか意外です。好かれそうなイメージがあったので。
(溢れた笑い、動作、それに伴って揺れる金色の髪。これも彼を『よくわからない』と感じる理由の一つ。無邪気さと愛嬌を持っていて、人の懐にすっと入っていけてしまうのに、掴もうとしたらするりと逃げてしまう、そんな曖昧さを持ち合わせているから。今だってそう、笑ったかと思えば、すぐに元に戻ってしまう。彼の目線をたどって木陰に目をやる。一呼吸おいて、向き直る。)

なんというか、一宮さんは変わってますね。
苦手、なのかもしれません。
(少しだけ刺激のある言葉。けれど悪意は全くない声色で。柔らかい、少し困った笑顔で告げる。振り切っている人の方が、壊れた時にわかりやすいし壊しやすい。けれど曖昧な人、特に彼のような人は、するりとかわされてしまいそうで。けれど、苦手なだけで嫌いではない。現に興味をしめいているのだから。一体どんな返答をされるのか、とやはり刺激を求めて)

>65 階 千暁(/絡み失礼します)

(人の少ない放課後の廊下。気まぐれで特別棟の散歩をしていれば、甘酸っぱい青春の香り、その終わりを告げる鐘の音が聞こえてきて物陰からひょいと顔を覗かせる。目の前にはクラスメイトが2人。そういえば最近付き合ったとか言ってたっけ、なんて考えていれば、聞こえてきたのは『もう知らない!』という大きな声と、続け様に聞こえたパチン、と乾いた音。泣いて去る少女と、呆然と立ち尽くす少年。察するに、受験が忙しいという理由の別れ話。綺麗な別れとはいかなかったようだった。不幸な空気が流れる中、1人だけうっとりと目を細める。不幸なことに、ではなくて、2人の人間の関係が壊れたことに。)

良いものみれちゃった。
(思わず声を漏らす。軽い足取りで部室にでも行こうか、なんて考えていれば、随分と上機嫌な鼻歌が聞こえてくる。ちらりと階下を見れば見知った人間がいて。)

こんにちは。階さん。何かいいことでも?
(ふわりと笑って問いかける。けれどいつも通りの笑みとは少し違った、先ほどの興奮がまだ冷めないというような笑顔で。)

73: 来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-28 17:08:09

>70 一宮 和久

(冷えたペットボトルを挟んでいた指に、そっと重なる温もり。──意外な接触に、一瞬だけ瞳が細められる。彼の反応を探るために仕掛けたつもりが、今度は自分の方が距離を詰められた格好だ。和久の手のひらは驚くほど静かで、熱っぽくも強引でもない。ただ、彼女の遊戯に付き合うように穏やかに重ねられているだけ。それがかえって、くすぐったくて、少しだけ──悔しい)

(けれど、崩れない。でも逃げもしない。そして、返ってきたのはまるで逆にこちらを試すような問いだった。あたしが何を言われたら満足するのか? どんな言葉なら気が済むのか?──なんてずるい。そんなの、こっちのセリフじゃん)

……
…………。

(けれどカカオは、にぃ、と唇の端を持ち上げると、ほんのわずかに眉を下げる。挑発から一転、やや呆れたような、けれどどこか艶のあるトーンで)

ふふ……そーゆーの、得意だよね。一宮先輩ってさ、“効きそうなセリフ”選ぶの。丁寧に、やさしく、逃げ道つけてくるの。

(逃げ道、ではなく──“余地”。ここで照れろ、と。ここで揺れろ、と。わかってるよ、そんなの。けれど、彼がヴぃらん部の宿敵である事実は変わらない。彼女にとって和久は、見ていて面白い相手だ。よく練られた返しをしてくる、観察していて飽きないタイプ。でも、惹かれているわけじゃない。だからこそ──)

でもさ、もし“甘い罠”が欲しいなら……あたし、自分で作るよ。

(重ねられた手にそっと力を入れて、ほんの一瞬だけ強く握る。そして──ぴたりと触れていたその体温を断ち切るように、するりと自分の手を抜いた。彼の目を真っ直ぐ見つめながら)

気まぐれな猫ってのは、そういうもん。…ね?

(いたずらっぽくウィンクしてから、ひらりと後ろに一歩下がる。遊びのカードはまたひとつ、切られた。けれど、勝負は終わってない──そんな気配を残して、風のように表情を変えて)




>72 常盤 刹那

(……やられた。完全に、一本取られた。彼女の中で“何か”が静かに崩れていく音がする。それは怖い。でも、不思議と嫌じゃない。)

……ほんと、ずるいんだから。

(刹那の目を見たまま、ふっと小さく笑った。嬉しい、とも違う。負けを認めるような笑み。けれど、唇の端はほんのり震えている。自分でもどうしようもないほどに。)

“どろどろに壊してあげる”ってさ──
そう言ってくれるの、きっとあたしだけだって……わかってるくせに。

(彼女の声は、静かに、でも確かに心の奥に触れる温度で。もう逃げられないって、カカオ自身が一番よく分かっていた。)

……じゃあさ。

(そっと、刹那の手を取る。今度は自分から。その手を、自分の頬に当てて──ぎゅっと、目を閉じた。まるで、壊される準備をするみたいに。)

壊していいよ。
ただし……責任は取ってね?

(ゆっくりと目を開く。そこには、いつもの生意気さはない。代わりに浮かぶのは、覚悟と──ほんの少しの、震え。)

あたし、初めてなんだ。
“壊れてもいい”って思えたの。

(声は小さい。でも、その分だけ真っ直ぐで、重かった。それは告白であり、命令であり、彼女の精一杯の「信じる」の形。)

だから……
壊れるとこ、最後まで見てて。

(唇が、わずかに笑う。けれどその目は、ずっと真剣だった。少女の中の、恋という名前の猛毒が、静かに全身に回っていく。)


74: 常盤 刹那 [×]
2025-05-28 17:48:29

>73 来栖カカオ

そうだよぉ。私はずるいの。
カカオちゃんだから、壊したいの。
(きっともう目が晒されることはない。回り出した歯車は、刺激的な恋の知らせ、そして、破滅へのカウントダウン。笑った唇が震えているのを見て、自分の人差し指でそっと触れる。大丈夫、と優しく諭すように、もう逃さない、と自分の独占を示すように。)

……うん、大丈夫。ちゃんと責任とるよ。
(開かれた目には覚悟が宿っていて。それでもまだ震えていたからぎゅっと手を握る。こうすれば怖くないでしょ?と示すように笑って。)

…私も初めてだよ。こんなに“壊したい”って思えたの。
(単なる破壊衝動ではない。刹那にとっての壊したいは愛しさの象徴であり、危険な恋であり、告白だから。目の前で少しだけ震えて、それでも、こんな自分でも信じてくれて、最強の微笑みを見せてくれた少女への誓い。)

カカオちゃんが壊れたら、きっと私も壊れちゃう。
(くすりと笑って、でもその目は真っ直ぐで。嘘は一つも含まれていない。これも初めてだった。自分も壊れていいか、なんて思えたのは。銀色の髪を揺らして、綺麗に笑う少女。彼女を壊す時は、その時は……)

私の理想の世界で壊してあげる。狂った世界で、カカオちゃんだけを、特等席で壊してあげる。
だから……それまでは、大事にさせてね?
(それは未来の約束。大切の証明。今壊してしまうには、世界は綺麗すぎた。最高の舞台で、彼女を壊したい、そんな純粋な夢で。そしてその暁には、一緒に狂ってしまいたい。)

75: 来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-28 19:03:34

>74 常盤 刹那

こんなふうに「大事にさせて」って言われるなんて、聞いてないんだけど。

(声はぼそりと呟くよう。でも刹那の目を真っ直ぐ見つめたまま。逃げる気なんてもうなかった。むしろ、その世界に自分から落ちていくように。)

──でも、ズルいから、
きっと“大事”のふりして、ゆっくり壊してくんでしょ?
ねえ、先輩。
あたしが全部バラバラになった時さ、
その欠片、一個も落とさずに拾ってよ。

(ふっと笑う。強がりでも、虚勢でもない。壊れるって決めたからこその、静かな覚悟の笑み。)

……どうせなら、綺麗な終わりがいい。
泣き喚いたりなんか、あたしらしくないし。

だから、お願い──
最後まで、ちゃんと見届けて。
壊れたあたしが、先輩だけの“作品”になれるように。

(その声は、風の音よりも静かで、けれど確かに、ふたりの距離を一歩だけ近づけていた。毒と毒が、少しずつ甘く混ざっていくように──)



76: 伊多狩 秀 [×]
2025-05-28 19:52:17




>68 仙道 凛


ああ、そう言うと思ったよ。
……情報が足りないならば取りに行けばいい。というわけで、ゔぃらん部の部室に乗り込んでみないかい?

( 決定的な情報がなければ動かない。それが彼女の意思であるならば尊重するが、これほど調査してもそれが見つからないというのは捜査が難航しているように感じて。会長として何か手助けが出来ないかと。すると、つい先ほど通りがかった例の部室に人の気配がなかったことをふと思い出し、突拍子もない提案を持ちかけて )

ちょうど部員達は出払っているようで、今が絶好のチャンスなんだ。どうだろうか。

( 目の前の彼女からしたら突飛な案かもしれないが、自身は手応えを感じていて。生徒会の権限で部室に乗り込むことは容易だし、彼女の手帳に秘められた情報をまるで警察手帳のように提示して状況説明をすれば誰にも咎められることなく家宅捜索(部室捜索)を実行できると踏んでいた )


>69 来栖カカオ


──……ッフ、やっぱり、君は攻略が難しいな。甘い言葉を吐くだけでは絆されないようだ。

( 鋭く、冷たい視線と言葉が心に刺さり、選択肢を間違えたことを悟る。つい先ほど彼女の笑い声を聞いたのが遠い過去のように思えた。しばらく押し黙った後、鼻先で笑うように息を漏らすと脱力して壁に寄りかかり。横目で彼女を見るその顔からは笑みが消え、真っ黒な瞳が相手を捉えていて)

気難しい君が、ゔぃらん部に居心地の良さを見出している理由がますます気になってくるね。残念ながら僕には聞き出す手腕が備わっていなかったらしいけれど。

( いかにも残念そうに吐き出すと、視線を逸らし遠くを見つめ。あの悪のカリスマがどのようにして難攻不落な彼女を部に引き込んだのか。一度気になっては知らずにはいられないが、彼女の信頼を得られない限りは諦めるしかないのだろうか )


>70 一宮和久


( 不意に何かを言いかけた声が真隣から聞こえ、ちらりと横目を使い発生源と思われる彼を見て。気まずそうに視線を背ける彼の"触れてほしくないオーラ"を感じ取り何やら面白い予感をひしひしと覚えるものの、優先すべき仕事を思い出し彼への反応はほんの少し目を細め微笑む程度にとどめておき。彼が木陰へ視線を戻す動きに合わせこちらも流れるように猫を見たが、低姿勢で後退る様子に逃げられてしまう恐れを察知し僅かに焦りを感じて。先ほどまで大人しく此方を覗くだけだった猫が急に怯えるような仕草を見せたことに疑問を抱く。そして、彼の何かを悟って諦めたような口ぶり。徐々に、彼に手伝いを頼んだ際に若干気後れしていた理由に合点がいく )

……名案だね。僕が後ろから回り込んでみようか。一宮くんはこのままで、用務員さんは僕たちの間を埋めるように立ってくれると助かります。

( 提案に頷き、それぞれに指示を出すとゆっくりと動き出して。すり足でなるべく音を立てず、視線は一時の方向に。決して君目当てではないと猫相手に演技をしながら着実に距離を縮めていく。猫はというと、正面からの視線に気を取られるばかりでこちらに気付いていない。その隙を狙い、上からネットを投げ込み───捕獲に成功した。怯えきって暴れる黒い小さな命を抱き抱え、宥めるように撫でると次第に落ち着きを取り戻し、すっかり大人しくなって。)

……ふぅ、よしよし。捕まえた。


>72 常盤刹那


チャールズ・ダーウィンといえば確かビーグル号……だったかな。それに同行した画家のスケッチかい、それは貴重だ。
いや、好きなものについて語る時は熱くなるものさ。良い趣味をお持ちのようだね。

( わざわざ異物混入はしていないと言及することをかえって訝しく思いながら一口飲んでみせる。ダージリン特有の独特な風味が口に広がり、不審な味はしない。ひとまず安心してよさそうだ。そしてティーカップについて目の色を変え熱く語る彼女を新鮮な気持ちで眺め、同調して。珍しく純粋な一面が垣間見え、その一瞬だけは空気が和んだような気がして思わず拍子抜けする。案外年相応の少女のような顔もできるようだ )

僕が生徒会長になったのは、権力を振り翳すためではないよ。……ただ、ゲインロス効果というものがあるだろう?
正義側に立ち信頼を得ながらも、少しだけ人を揶揄ってみて「あの優しい生徒会長がそんなことをするんだ」という驚く顔を見た時……なんだかとても興奮してしまうだろう?

( 彼女の返答を聞き、顎に手を添え思案しながら。平然と口にしたのは清廉潔白な会長様らしからぬ特殊性癖の告白。もちろんこの部分の録音データは編集でカットするつもりで。語りかけるように語尾を跳ね上げたのは、性質の似ている彼女なら気持ちが分かるのではないのかという期待からだ)




77: 来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-28 21:34:48

>76 伊多狩 秀
(夕暮れの光は差さず、蛍光灯の白い光が長く伸びる床に落ちている。部活帰りの足音もまばらで、ふたりの言葉だけが廊下に響く。)

──……ほんと、厄介な上級生。

(カカオはそう呟きながら、視線をそらすでもなく、会長の顔を正面から見据えていた。一度刺したはずの言葉は、確かに相手の胸元に届いた。届いたはずなのに──そのまま引き下がらない。いや、わざと傷を見せるようなことはしても、退いたわけではない。……何、あの顔。泣きも笑いもしないくせに、また何か言おうとしてる──会長は静かに壁に寄りかかりながら、どこか空を仰ぐような視線を流していたが、その黒い瞳はふいに彼女へ向き直った。無理に笑おうともせず、否定も肯定もせず、ただ言葉を真っ直ぐ返してくる。カカオはそこで、ようやく気づく。この人、私を言い負かそうとしてるわけじゃない。ただ──逃げてないだけだ。一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、彼女の眉が揺れる。)

……あたしが気難しいって分かってて近づくあたり、会長の方が“悪役”なんじゃない?

(そう言って、ペットボトルのキャップを指先でくるりと回しながら、何でもないように笑った。蛍光灯の光が瞳の奥で反射する。その笑みには、つい先ほどまでの冷たさが、少しだけ溶けかけていた。)

簡単には話さないよ? あたしが部にいる理由なんて、そう簡単に喋るようなものじゃないし。

(それでも、少しだけ間をあけて──)

……ま、もうちょっと会長が粘るなら、気が変わるかもだけど。


78: 常盤 刹那 [×]
2025-05-29 10:05:57

>75 来栖カカオ

うん……でも、こっちの方が伝わるでしょ?
(こちらに“堕ちてきた”少女を優しく受けとめるような声色で。)

それは秘密。……でも、そうだとしても、じっくり、カカオちゃんが気がつかない、ゆっくり壊すから、だから大丈夫。
………どんなに小さくも、全部拾う。
(人差し指を口元に持っていって「しっ」といたずらに笑う。けれど彼女を不安にはさせないように、信じて、とでもいうように微笑みも加えてみせる。)

──綺麗に壊れてくのも、悪くないかもね。

じゃあ、私からもお願い。
カカオちゃんらしく、私に狂って。
そうしたら、世界で1番な、私だけの作品にしてあげる。
(綺麗に壊れる、なんて発想を持っていなくて。少しだけ想像してみる。そんなのも悪くないかもしれない、と優しく笑って。
可愛らしいお願いをされて、こちらも少しだけ甘えてみる。私だけを見ていて、と再び毒
を加速させるように。身体が痺れているように感じるのは毒のせい。今は解毒剤は必要ない。ずっと彼女の毒に蝕まれていきたい。)

刺激的な毒のあとは、甘いチョコレートでお口直しはいかが?
(いつものように可愛らしく笑ってポケットから取り出す。毒が一気に回ってしまう前に、甘いミルクチョコレートで休戦を。)


>76 伊多狩 秀

えぇ、その通り、さすがですね。
スケッチをティーカップに、なんてなかなか無いものなのでとても魅力的なんです。
…ふふ、ありがとうございます。生徒会長は何か趣味がおありなんですか?
(趣味を否定されなかったことに少しの安心と、興味を示してくれたことへの嬉しさから、幼い少女のように無邪気に笑う。一口紅茶を口に含んだ後、今度は話題を彼に向ける。彼に“素敵な”趣味があるのはなんとなく知っているけれど、その他に何かあるのだろうか、と純粋な疑問を向けて。)

なるほど…ゲインロス効果…。
確かに、そういう反応はとても面白いですね。
……品行方正で信頼の厚い生徒会長が、会話を録音している、とかそういうギャップも、ですか?
(相手の返答に頬を少し赤らめて目を細めて賛同する。少しだけうっとりした後向き直って。
にこりとした笑顔は崩さず、けれど目は真っ直ぐ相手を捉えて。丸腰とはいえ手は抜かない。気のせいならそれでいい。トントン、と自身のポケットを示してみて。バレないためには自身に身につける場所で、雑音が入りにくい場所、そんな推理を頭の中で巡らせて。)

79: 来栖カカオ [×]
ID:f23dc50ef 2025-05-29 12:44:26


>78 常盤 刹那

(ぽとん、と渡されたミルクチョコレートを受け取って、手の中で転がす。その感触は、どうしようもなく“やさしい”のに、どこか“終わり”のようで。)

ふふ……毒のあとに甘さとか、どこまで優しいんだか。
ねえ先輩、それってやっぱり、毒を最後まで味わわせるための“前菜”でしょ?

(視線を落とさず、じっと見つめる。けれどその目には、もう怯えはない。震えもない。ただ、惹かれて、堕ちて、それでも笑ってる少女の目。)

“私だけの作品にしてあげる”って──
ほんと、先輩って傲慢。でも、そこが好き

(チョコレートを口に運ぶ。ひとくちで、優しい味が広がる。なのに、なぜか涙が出そうになる。これはきっと、毒のせい。そう思えば、全部辻褄が合うから、安心できる。)

……うん。狂ってあげる。
先輩に、壊されてあげる。
でも、“あたしらしく”って言ったの、先輩だからね?

(口の端を上げる。強がりでも虚勢でもない、カカオの本音の“反撃”。)

だったら、どこまでも“カカオちゃん”で狂ってあげるよ。
喚いたり、叫んだり、みっともなく足掻いたりはしない。
だけど──最後の最後、
あたしの芯まで見てくれなきゃ、許さないから

(ぐっと前に出る。刹那先輩との距離がほとんどゼロになるくらい。吐息の熱さまで感じられる距離。だけど、怖くはなかった。ただ、確かめるように。)

欠片、拾ってくれるって言ったよね?
だったら、その一片も落とさない覚悟、見せてよ。

……壊すって、そんなに簡単じゃないんだから

(甘い毒の残り香を噛みしめながら、唇の端に残ったチョコを、指で拭う。そして、それをそっと舐めとる。まるで最後の“同意”みたいに。これは、契約。ふたりだけの世界が、静かに開いていく音がした。)

 

(──こうして、カカオは堕ちた。
けれど、それは刹那の計算通りなんかじゃない。
むしろ──予想以上だった。

 

毒と毒が、愛という名の劇薬で、ひとつになっていく。
それは始まり。狂いながら、守られて、
世界でいちばん繊細で危険な“恋愛作品”が、静かに仕上がっていく音だった。)


(/このシーンはこれで〆とさせていただきます。続きがあるなら、またそのときに。素敵な時間をありがとうございました!)


80: 一宮 和久 [×]
2025-05-29 18:29:31



>72 常盤 刹那

───苦手?

(ふと、彼女が口にした単語が耳に残った。苦手と言いつつもどこか僅かに下がった眉尻、そしてその柔らかな微笑みを見れば、嫌われたわけではない事くらい直ぐに分かる。腹の内で何を思っているのかまでは分からないが、これもまた己の反応を期待されているようで密かに双眸を細めた。彼女と親しいかと言われると答えは否、だろう。けれども、この短時間でのやり取りだけでこういった刺激を好む質だという事は何となく察せた。───しかしまあ、特段面白い返しは用意できないだろう。緩く首を傾げたまま彼女の真っ黒な瞳をじっと見据え、ほんの少し腰を屈めて目線を合わせる)

君みたいな手強い子にそう思ってもらえるのは嬉しいよ。…少なくとも、現時点ではそこが興味の対象って事だろうから。

(特に何も考えず口を突いたのは存外爽やかな言葉で。恐らく彼女の発言と表情の齟齬を噛み砕いて解釈したのだろう。例え否定されても構わない、と。そう暗に滲ませた平素通りの表情で目前の彼女を見詰め、何が返ってくるだろうかと待つようにこちらは閉口して)


>73 来栖 カカオ

……へぇ、

(彼女の認識には思わず一つ瞬き、まるでそんな意図はなかったかのように緩慢に首を傾けた。だが、今それを口にしたという事は己の言葉が多少なりこの少女には効くものだった、と自ら告げるようなもの。一瞬そこを突いてからかってみようかとも逡巡し───そっと開きかけた唇を閉ざすと、体ごとするりと離れていく彼女を見送った)

ああ、君って確かに他人の誘惑には乗らなそうだよね。いくら足掻いても這い上がれないような、底なしの沼に沈めるくらいの事はしないと捕まってくれない感じ。……うん、君はそうでないと。

(掴み所のない猫のように軽やかに、悪戯に片目を閉じるその表情にふっと相好を崩して顎へと片手を添えた。わざとらしく彼女の内面を探るように頷きながら勝手な印象を並べ立て、最後には対立する者同士、簡単には気を許さない彼女の姿勢に満足げな言葉を呟いた。それから徐ろに食指を立てて見せると、含みを持った笑みと共に先程の認識をやんわりと否定しておく。褒め言葉だったのかはさておき、その真偽は彼女の判断に任せるとして)

そうだ、一つ訂正しておきたくてさ。俺は別に得意じゃないよ、“言葉遊び”。褒められて悪い気はしないけどね。


>76 伊多狩 秀

(思った通り、仕事優先でこちらの些細な言動など気にしていない彼に小さく息を吐き、その場で待機しながら二人の動向を見守った。十中八九こちらに猫が逃げ込む事がないのは分かっていたため、捕獲道具はただ手に握っているだけで構える事はない。用務員と彼の動きを視界の端に捉えながら猫の注意を引きつけるように丸い瞳を見詰め続け───ネットにより捕獲される姿に僅か頬を緩めた。小さな生命体を抱き上げる彼の姿を遠目に眺めて「……いいな」なんて独りごち、羨ましさに薄っすらと瞳へ影を落とした)

───お疲れ、案外早く捕まって良かった。正直もっと苦戦するかと思ってたけど、伊多狩って動物にも好かれやすいんだね。

(直ぐに思考を切り替え、普段と変わりない気さくな調子で片手をひらりと上げながら彼の方へと少しだけ歩み寄る。それでも距離は絶妙に離した位置で止まり、折角落ち着いた猫が腕の中を飛び出してしまわないように視線は彼にのみ向けておく。恐らく後の事は彼と用務員に任せておけば良いだろう。あまり猫を刺激するわけにもいかないし、と一人でに思案し。ここは片付けという名目で一足先に戻っていようと思い至っては、道具を受け取るべく彼らに向けて片手を差し出し)

ねぇ、道具ってもう使わない?良かったら先に戻って片付けておくよ。




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