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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
986:
グレン [×]
2024-05-29 13:03:15
>ハイネ( >984 )
……ふふ、どうだろうね。
( 悪癖である思考の渦に囚われたのは人目がある、そんな思いからか時間にしてほんの数秒。瞬きをする間に恒の様相へと戻るのは仮面を被り慣れた故の事。一端と言えど出自を口走ってしまったのは一人になる時間が少なく気付かない間に鍍金が少しずつ剥がれてきているからか、それとも彼に知って欲しいと心の何処かで思う気持ちがあるからか 「 少なくとも終焉はハイネの手で、そういう約束だろう? 」 明確な答えへと昇華を避けたのはもし彼が見てくれなくなったら、そんな思いを包み隠す為の逃げの選択。こちらを真っ直ぐに捉える金の瞳を見詰め返し、ゆるりと首を傾げた。──植物に対するものとしては違和感を抱く返答、彼の後に続くよう垂れ幕へと近寄り通れるだけのスペースを開けられれば、ちらと彼の方へと視線を向けてから恐る恐る足を踏み入れた瞬間 「 ……は? 」 浮遊感と共に身体に巻き付く蔦の感覚に漏れ出た声は素っ頓狂で飾り気は一切無く。「 ハイネ、これどうしたらいい? 」 ジタバタと暴れる、なんて事をしないのはそうする事で余計に危ない目に合うという経験則と、本能的に感じる彼の所有物を傷付けてはならないという自制心。然し意図しない浮遊故、声色にはほんの少しの焦りが滲み出ているだろうか )
987:
ハイネ [×]
2024-05-29 16:37:57
>グレン(>>986)
ふふ、誤魔化すのは下手なご様子で
(見透かすような目はいつもの事だが、過去を暴いたとて鬼の首を取ったような態度は取らず軽口を叩くに留めるのは美しいコレクションの出自は些末な問題ゆえ。来歴の中に刻まれた数々の客に弄ばれたという一点のみは受け入れ難いというだけで、しかし怪物の中では死神を使うというアンサーが出ているためあの夜の腹綿が煮えくり返るような嫉妬の炎にはもう灼かれることはなく「 おや、そんな約束でした? 」くつくつと笑いながら並べる言葉は本音と冗談の区別は付かず、ただ易々と無償の安心感など与える柄ではない性根ゆえ。それでも貴方を可愛い可愛いと思う偏愛に似た何かは混じりっけのない本物で、予想通り巨大な木の蔓に捕らえられどんな反応を見せてくれるかと顎に手を添え観察モードへ「 きちんとお願いすれば降ろしてもらえますよ。それは素直な子供や仔犬のようなものですから 」小部屋の全体に根とも蔦とも枝ともつかない赤色の帯が張り巡らされ、その中心に座する髑髏のような樹相の赤黒い木は少なくともハイネより優に大きな幹を持つ。どこが子供なのかと抗議されそうな巨体ながら、貴方に絡まる蔓はきっと害意なくあくまでじゃれついているだけの仔犬のようで「 …それの蔓からは寂しさや孤独感を助長する樹液が滲み出ていますから。早く俺の腕の中に戻ってきなさい 」そう付け足した情報もまた嘘か真かあやふやなもの。それ以上の言及はせずあくまで相手の判断に任せながら、傍にあった簡素な椅子へと腰掛けて空中の貴方を見守って)
988:
グレン [×]
2024-05-29 18:25:49
>ハイネ( >987 )
( 彼の言葉に怪訝な表情を浮かべるも、成程確かに害を成そうとする動きでは無く、はしゃいだ仔犬がじゃれついて来るような動きに見えなくも無い。然しそうだとしても部屋中を赤で塗り潰すような勢いで張り巡らされた木に果たしてお願いが通じるのか。身体を支える蔓をさするように撫でていれば次いで耳に届いた言葉に身体を強張らせ 「 そういう事は早く言ってもらっていいかな 」 果たしてそれが嘘か誠か自身に判断をすることなど出来ない。本当だったとして彼の前で虚栄心さえ張れないほど仮面を外してしまうのは未だ避けたいのが本音。早く下ろして欲しい気持ちが先走り身を捩ったりと試みてみるも、植物は遊んでくれていると勘違いをしたのか逆に蔓をぎゅうっと締め付けて来て抜け出す事は叶わず 「 あああ、もう……… 」 ゆっくりと然し確実に心の隙間を広げられていくような感覚があるのは先程の言葉のプラシーボ効果か出自の話をした為か、はたまた本当にこの植物にそんな効果があるのか。その何れにせよ今の状態がまずい事は理解が出来る。一先ず早くこの状況を脱しなければ、その一心で記憶を辿りヒントとなるであろう言葉を振り返り「 ねえ、いい子だからさ、下ろしてよ。遊びたいだけなんだよね 」 一度小さく深呼吸をして気持ちを落ち着けるやうな素振りを見せるも、内心の焦りを隠す事は出来ずに普段よりもやや早口に言葉を紡ぎ出し。ゆっくりとした動きではあるも、地上が近付いているのを確認すれば 「 いい子、いい子 」 と小さな声で。地上へと下ろさされ、身体に巻き付いていた蔓を植物が全て回収すればその場にへたりと座り込んで )
989:
ニール・グレイ [×]
2024-05-29 19:28:56
>ハイネ(>985)
……ただいま。
(賛辞に、何より人間であると称された事に一層と笑みを深める。悪戯に放ったそれは素気無くフラれて、「ふふ、つれないねぇ。」しかし此方も只の戯れ、残念がる台詞は形ばかりに留めて両手を退かせる。元の姿勢、彼の手元に現れる美しい彼女にすっかり見惚れてしまい、近付いた金の双眼への反応が出遅れ、心臓を握り込まれるような眼光に笑顔を固めたままで一瞬止まった後。「……うん、もちろん。こんなに素敵な子、何を擲ったって守り通すよ。」静かに紡ぐ、誓いの言葉。そこに笑う軽さは無く、かといって切り貼りされた獣の音声でもなく、フェロメナへの愛しげに柔らかい色だけを持たせて彼の瞳に了承を返す。それから、暫し預かる彼女の居場所を問われて、一度部屋全体をぐるり見回し、「そうだねぇ…オレちゃんがよく居るのは窓の辺りだから、その正面の、」陽光を気にせず寄れる窓辺にまず一目。続けてその向かいに設けられた棚を指差す為に突いていた手を離して上体を傾けた瞬間――ぺしゃん、と熟れきった果実の如く身の全てがベッドへと潰れ落ちる。「……あれ、」事態を受け止めかねて洩れた声と瞬き。すぐ様立て直そうと手足を藻掻かせたが、とっくに限界を迎えていたそれらに二度と力は入らず、身体はシーツの海を蠢くばかり。「あー…はは、ごめんねぇ、起き上がれないみたい。……えっとね、あの棚上にお願い。」やっとの事で寝返りを打って仰向けに転がれば、それが精一杯と苦々しく眉を下げて彼へ謝り、改めて彼女の場所を指し示す。「ねぇ、ハイネ。」その後、重力に従い白髪のカーテンが開けきったその瞳で、彼を見上げてにっこり満面、今回ばかりは口を大きく開いた屈託の無い笑みを浮かべる。「貴方とのお出掛け、オレちゃんすごーく楽しかったよ。」名も無きケダモノとの遭遇も、アクアリウムでのぎらつく取引も、こんな身を削りきる程の歪みも引っ括めて“良い思い出”と評して。「……今度また、オレちゃんと遊んでくれる?」怪物を前に喉も腹も晒す服従にも似た無防備な体勢で、夕暮れ時の子供のような一言をのんびり呑気に投げかけながら、ゆるり首を傾げた。)
990:
ハイネ [×]
2024-05-30 18:28:38
>グレン(>>988)
(物言わぬ代わりに雄弁に蔦を遊ばせる樹木と、夜毎様々な表情を見せてくれる人間。自分のお気に入り同士が同じ画角に収まるのは紛れもなく眼福で、のんびりと椅子の上で足を組みながら「 ああ、良い画ですねえ 」と暢気にご満悦。もはやこれを趣意として今夜の目的地を定めたのでは、と勘繰られても仕方ないほどご機嫌そうに自らの編み上げられた黒髪を撫でながら特別なショーを楽しんで、地上へ生還したお気に入りへと視線を注ぎ「 上手に手懐けましたね。俺としてはもう少し長く戯れ合いを見ていたかったですが 」今度は自身へと伸び来る赤い蔦に片腕を預けて自由に巻き付かせて片手間に遊んでやりながら「 ご褒美のハグ、要ります? 」座した姿勢のまま目線の差異だけ貴方を見下ろし、上機嫌な声色でそう問い掛ける。真偽の定かでない樹液の件はどう作用しているのかと、それも楽しげな様子で見守って)
991:
ハイネ [×]
2024-05-30 18:42:27
>ニール(>>989)
――――よろしい。
(その決意が舌先三寸ではないことを確かめるような間を置いてじっと見つめ、信用に足ると判断したのかすっと目を閉じて頷いて。慣れない環境に戸惑うようにちかちかと小刻みに色を変える淑女も、傍に主と貴方がいると分かれば立ちどころにほんわりと淡い暖色を示すだろう。場所の指定を待つようにその出所を見つめていれば脆いトランプタワーのように崩れ落ちた姿にゆるゆるとかぶりを振って「 見ていられませんね。今夜からはきちんと食事を摂りなさい、折角なら俺達に美味しく食べられたいでしょう? 」人とはたった2週間でこんなにも縮んでしまうのかと、改めてその体躯をまじまじ刮目すれば驚いてしまう程。衰弱させる原因を与えたのは自身にも関わらず今度は肉付きを取り戻せと怪物らしい傲慢な指示を出してから指定通りの場所へと淑女の仮住まいを設置して「 ああ、可愛いフェロメナ。この獲物がだらしなく健康回復を怠れば怒ってあげるのですよ 」あの部屋に比べれば格段に小さなアクアリウムに収まる彼女に申し訳無さそうな表情を見せるも、すぐに横目で貴方を見れば悪戯っ子の笑みへと早変わり。その後、追加で何かぼそぼそと告げたのはきっと魔族の言葉で2週間後に迎えを寄越すといった内容だろうか。名を呼ばれればまたベッドへ向き直り「 貴方が相応の対価を示せるのならば、喜んで。 」条件付きではあるが快諾を示したのはこの凝り性な怪物も楽しめたという事だろう。無防備な肢体には敢えて触れずに「 それでは、悔いなき十四夜を 」そう言い残せば、今夜の目的は全てコンプリート。踵を返し、フェロメナにも穏やかな一瞥をくれれば扉から部屋を後にするだろう)
992:
グレン [×]
2024-05-30 19:06:16
>ハイネ( >990 )
( 無理矢理こじ開けられた虚しさにも似た喪失感が堪らなく不愉快で、寂しくて満たして欲しくて。けれどもこの屋敷で一度に大多数の賞賛を浴びる事も、幼少の頃のような歪な評価を受ける事も叶わない事に薄い唇を噛み締めれば次第に口の中に広がっていく鉄の味。やけに上機嫌な声が耳に届けば、ゆっくりと顔をそちらの方向へと向け。ふるり、首を左右に緩慢とした動作で振ってから然程離れていない距離をゆっくりと近付いて行き 「 ハグだけじゃ足んない 」 座す彼の膝の上に向かい合うように腰を下ろし、両の手は彼の首の後ろに回し緩く組み合わせるようにして。じっと金の瞳を見詰める事数秒、軽いリップ音と共に体温の感じない唇へと自身のそれを重ね合わせ 「 もっと僕を…俺を見て、もっと愛して……もっと満たして 」 唇を食み甘えるような軽い口付けはこうする事で得られる汚れた愛情しか知らないから。きっともっと上手な甘え方もおねだりも平素であれば出来るはずだが、今は手段を選ぶより何より早く心に生まれた隙間を埋めたい。もどかしさから目尻にはじわりと涙が滲み、表情や言葉を取り繕う事さえ難しい 「 もっともっと、俺の事で一杯になってよ 」 頭を彼の肩へと預けるように置いて見上げる表情は様々な感情が入り混じった筆舌し難いもので )
993:
ニール・グレイ [×]
2024-05-30 20:14:12
>ハイネ(>991)
――ふふ。そうだねぇ、とびきり美味しくならなきゃ。
(貴方がそうしたのに、などという咎めは無粋と笑ってみせて、ただ掛けられた声に乗っかり軽口を返す。小さなアクアリウムの行き先を見届けた次、また彼がフェロメナへと向けた言葉へ表情を苦く萎れさせ、「フェロメナに怒られちゃうの、困るなぁ。気を付けないとねぇ。」今は山吹色の尾を揺らす彼女を見詰めて冗談とも独り言とも取れる呟きを洩らし自らの頬を指の背で擦る。聞き取りの出来ない言語の後で、此方に合わせた色好い返事を聞けば瞳は一層と純粋な輝きを宿して、「それじゃあ、考えとかなくちゃねぇ、対価。」今回の代価でここまで追い込まれたというのに、尚も無邪気に。彼との次の夜へ思いを馳せる内に、彼はドアの方へと。「……またね。」去っていくその背に“いつか再会を”と一方的な約束をして、寝転がったまま見送った。――扉が互いを隔てた後。暫くは山吹色を纏う美しい淑女をじっと眺め、穏やかな静寂の時を過ごす。その目が一つ瞬いた折、「……いっ、」走った鋭い痛みに喉が動いて、両手を何とか眼前へと持ち上げてみる。……犇めき合う無数の牙の痕。夥しい数の全てが皮膚の破けたものばかりであるから、どれが痛んでいるのか、もしくはどれも痛んでいるのかは解らず。その苦痛と衝動の名残を見詰め此度の十四夜、ヒトから蛇へと変貌していった陰々たる至福の記憶を揺らす瞳に、ふと何かの姿が映る。両腕をだらり垂れ下げそちらを見やれば、どの怪物の使い魔か、カラスが此方をじっと覗き込んでいて、どうも心配げにも思えるその仕草にいつもの“人間らしい”笑みを向け、「ねぇカラスさん、」明るく、されどのんびり、長閑な春風が如き声で呼び掛けて。「オレちゃん、お腹空いちゃった。……今日のご飯はなぁに?」ぽん、と自らの腹に五指を開き置きつつ、久し振りの“空腹”を訴えて食事を頼んだ。)
***
はぁー…ここまでいっぱい付き合ってくれてありがとねぇ。もうどうなっちゃうかもオレちゃん自身解らないような、わくわくとどきどきの展開ばっかりで、ジェットコースターみたいに楽しかったなぁ。…まあ、オレちゃん乗った事無いんだけど、そこは想像でね。
一旦区切りも付いて丁度良さそうだから、次は狩人さんのお話にしようよ。始めの指名はもちろん、一つ目さんの彼女でね。…言葉にし難い感情が形になった時、ふたりはどんな顔になるのかな。オレちゃんもしっかり見ておかなくちゃね。
それじゃあ、オレちゃんはそろそろ狩人さんと交代して、美味しいご飯とふかふかベッドを楽しみに行こうかな。早く元気にならなきゃ、みんなにがっかりされちゃうからねぇ。
……あ、そうだ言い忘れてた。此処の宝箱にね、今の想い出大事に仕舞いに行くから、気が向いたら見に来てね。
じゃ、今度こそ、狩人さんと代わるねぇ。……ふふ、またね。
994:
ハイネ [×]
2024-05-30 22:39:32
>グレン(>>992)
……ふふ。
(予想以上に素直に効いたらしいそれは、普段甘えてこない気紛れな猫が膝に乗ってくれた時のような悶えんばかりの愛くるしさを引き出し思わずといった様相で口を抑えれば緩みきった口許から吐息と共に笑いが零れて。膝に乗るのが物言わぬ猫ではなく絶世の美男なのだから、感情の昂るまま愛でなければ失礼というものだろう。小鳥の啄みのような可愛らしいキスにはふっと隙間風のように笑って「 おねだりの割には控えめなキスですが 」それがまた愛玩欲をくすぐり、それでもまだ焦らすように冷たい指先で唇をなぞるに留め。余裕なさげな様子がまた支配感を刺激して、腹の奥で疼くのはこのまま恥も外聞もなく啼かせてしまいたいという嗜虐心。目元に滲む至高のご馳走を指先で掬い取れば青とも赤ともつかない舌をちらり見せつけるように舐め取って「 可愛いグレン、もっと貴方自身をこの俺に見せなさい 」いつもの掴みどころのないような貴方も素敵だが、一人称の変わった今のほうが断然そそられる。その変化を貴方自身、と表現すれば緩急のある所作で後頭部を引き寄せては唇を奪い。舌を絡め取りながら数回角度を変え、一旦口を放せば耳の輪郭をなぞるように冷たいそれを這わせては耳たぶを甘噛みし、そのまま首筋に辿り着けば喉仏から指三つ分ほど逸れた場所に痛みを伴うほど強く吸い付き、そう簡単に消えないであろう鬱血痕を刻んで)
995:
キルステン [×]
2024-05-30 22:49:51
>ニール(>>993)
Hi、子蛇ちゃん。此方こそ自己中なハイネのお遊びに付き合ってくれてお礼を言わなきゃだわ。本人は勿論、見守ってたアタシもハラハラしながら楽しませてもらっちゃった。アリガト。
ああ、若い狼――子犬ちゃんみたいな彼のコトね。ええ、事前の打ち合わせ通りミリアムを向かわせるわ。その前に、>>797で保留になってたお祭りの夜の戦利品のことだけど解釈は決めてくれたかしら?それが明確になり次第、あの騒がしいギャルを呼んでくるわ。宝箱も後ですぐ確認しに行くわね、アリガト。
ゆっくり休むのよ、ニール。アンタが眠ってる間に傷薬でも塗ってあげるから。
996:
グレン [×]
2024-05-30 23:32:27
>ハイネ( >994 )
……だって、
( もごもごと口の中で呟くのは、拒まれたらなんてたらればの話。唇をなぞる指の感覚でさえもどかしくて仕方が無く、言葉として紡ぎ出す事はないものの期待の熱を帯びた視線はもっともっと、と言外の懇願を。「 俺、自身…? 」 己の中では特段先程までと何かを変えた自覚も無い。ゆら、と瞳の奥が揺れるのは、彼が求める事は弱味を見せるのと同義であるため。けれども、きっと、そんな風に淡い期待を抱いてしまうのは彼に対して予想以上に心を許しているからか 「 ……ハイネは、“ 俺 ” を見ても幻滅しない? 」 後頭部に回った手が彼の方へと顔を引き寄せ、唇が重なる直前小さく誰に聞かせるでもない独り言を呟くように落とした言葉は距離的に届いているだろうか。顔が離れる間際ちう、と口内を蹂躙するかのように動き回る舌先に吸い付いてから離れ、まだまだ物足りなさはあるものの子供が悪戯を成功させた時のような笑みが見て取れるだろうか。耳から首元へと触れる感触の擽ったさに軽く身を捩っていれば 「 ……んっ、 」 首筋に感じる慣れていない痛みに思わず漏れ出た声は予想外に甘ったるく、自分自身驚きのあまり片手の甲で口元を隠すように押さえ、ぱちぱちと数回瞬きを繰り返し 「 今の、は……? 」 じん、と熱を持ったような、けれども薄い皮膚が破れたような感覚は無いそんな痛み。一瞬口を押さえた方の手で彼の瞳に映る己の身体の中、色が変わっている部分を指先でつつ、となぞって )
997:
ハイネ [×]
2024-05-31 18:01:54
>グレン(>>996)
ふ…、お馬鹿さん。
(健気な反撃かそれともまだ足りないという催促か、淡く感じた舌を吸われる感触には愛おしむように目を細め、口付けの前に届いていた問い掛けには吐息を漏らすような笑いにて応えて「 伝えたでしょう、俺に飽きられないよう万華鏡になりなさいと。貴方が俺に見せる自分が尽いた時、それが俺の幻滅する時ではないですか 」どんな貴方が隠されていたとしても、美しい容姿があるのならば真の失望にはきっと値しない。ただ優しく寄り添うだけではないエゴまみれの理論は、だからこそ口先三寸ではないと伝わるだろうか。幼少期散々弄ばれたとはいえ痕を刻まれることには不慣れだったのだろうか、そう感じてしまう初々しさの残るリアクションに気を良くしたように微笑みを深めて「 寵愛の証ですよ 」端的に、だけれど甘い響きで伝えればそこをなぞる貴方の指に自分の指を絡めるように重ねて「 鏡を見るたび、俺に可愛がられている事を思い出せるでしょう? 」一緒に過ごせない夜、貴方が耐えているであろう寂しさを怪物なりに埋めたつもりだろうか。重ねた手にきゅっと柔く力を込めて、それから自らの口許へ導き冷たい舌先で自身にない体温を宿す指先をちろりと舐めてはじっと瞳を見つめて)
998:
レオ [×]
2024-05-31 19:27:55
>キルステン(>995)
では、ニールに代わって、今夜からは私が話をさせてもらおう。彼は休まねばならないからな。
…ああ、そういえば。ならば、そうだな…折角部屋を訪れてもらう事だ、品を持った彼女から直接受け取らせてほしい。訪問の口実もそうだが、そちらの方がラザロに関する相談の流れも作り易そうだ。
今夜より暫し世話になる。…不手際が無いよう努めるが、何かあればはっきり言ってほしい。では、宜しく頼む。
999:
グレン [×]
2024-05-31 19:42:56
>ハイネ( >997 )
( もごもごと口の中で紡ぎ出す言葉はどれも後ろ向きなそれ。彼からの言葉が口先だけのものでは無いだろう事は百も承知なのだが、己はそれを素直に受け取っていい人間では無い、そんな思考がストップをかける。それでも何か言葉を、と口を開いては声が喉に突っ掛かり口を閉じるなんて事を繰り返す事数回目にして 「 ……ハイネは、“ 俺 ”を見たい? 」 震える声は最終確認の為に絞り出したようで、至近距離だからこそ耳に届く程度の所々掠れたもの。寵愛の証、実に耳障りが良く甘ったるいそれに緩く口角を持ち上げ。己の肌を撫でる手に重なる冷たい肌の感覚にどうしたのか、と緩く首を傾けながらきっと随分と手加減をした力の加え方で握り込まれ誘われる先を視線で追いかけ。己の指先がじんわりと熱く感じるのは触れている体温を感じない肌との対比か、それとも本当に己の体温が上昇しているのか。どちらにせよ熱に浮かされたようなうっそりとした瞳で見詰め返し 「 じゃあ、消えそうになったらまた付けてくれる? 」 絡め取られていないもう片方の手を伸ばし、自身には痕が付いているのと同じ辺り、彼の首筋を人差し指の爪先で軽く引っ掻くように撫で )
****
こんばんは、キルステン。お話の途中で呼び出しちゃってごめんね。
予想以上に早まった気がするんだけど、遅かれ早かれ魅せる時が来るんだから今でもいいかなって思ってね。ハイネに投げた僕を見たいかどうかの質問、その返答がイエスかノーかによって多分次に僕が出てくる時が鬱々としてしまうか変わってくるだろうからお伝えさせてもらうよ。
もし、ハイネがイエスで答えるなら僕は三日後に僕の部屋に来てってお願いをするつもりだ。そうしたらきっと僕はジメジメとした負の感情に捕らわれている時の顔を見せることになると思う。今の状態だったら二日もあったら仮面が全部外れるのに十分だと思うからさ。
逆にノーであれば、三週間は僕の部屋に近付くなって言うかな。脱げかけた仮面を被り直す方が時間がかかるんだよね。ただ、その代わり次に会う時はいつも通りの完璧な僕である事を約束するよ。
はは、ダメだな。言葉がしっかりと纏まらないくらいにはダメージを受けてるみたいだ。言葉の意味が上手く伝わらない箇所があったら遠慮無く教えて欲しいな。ちゃんと伝えられるようにするからさ。
1000:
キルステン / ミリアム [×]
2024-06-01 09:00:57
>レオ(>>998)
ハァイ、Hunter。お久し振りね。
戦利品について了解よ、あのコの口実まで配慮してくれてアリガト。勿論何かあればすぐ声を掛けるわ、だからアンタも遠慮するンじゃないわよ。
お祭りの後じゃ静かすぎるかもしれないけれど、アンタにとって実りある夜になるコトを祈ってるわ。
***
ミリアム:
(どんちゃん騒ぎの夏祭りから数度の夜を超えた頃。標準的なサイズのバスケットも単眼の怪物の痩躯と骨のように細くなった腕には矢鱈と重そうに映るだろうか。――祭の夜、ドラゴンと寄り添う貴方を見送って数刻後に夜空へ鳴り響いた爆発音は何だったのだろう。それが黒薔薇の悪戯によって大輪の花火を目にした怪物を理性なきケダモノへと変えてしまう代物だとは露知らず、地響きすら伴うような音と共に一瞬ぱっと夜空が照らされた程度の認識だった自身や他の住人にはその効果は及ばなかったらしい。後で訊いてみよ、そんな風に思いながら到着したのは戦利品を勝ち取った狩人の扉の前。リズミカルな明るいノックの後「 ちっすー、ミリアムだよーん。水風船の景品、お届けに上がりやしたー 」気の抜けるような挨拶から、戯けたようにどこか江戸っ子じみた口調を作って来訪の目的を告げよう。もし貴方が扉を開けてくれたのなら、空いた方の手でピースサインを作って自身の目元に添え、二本の指をちょきちょきと開閉させてみせて「 あーしの屋台の後も楽しめたー?なんかさぁ、途中でめっちゃデカい音鳴ったよねー 」世間話のような調子で悪意の花火を話題に挙げたのは、無論それを鑑賞してない自身にはそれが何をもたらす物なのか分かっていないためで)
1001:
ハイネ / キルステン [×]
2024-06-01 09:20:44
>グレン(>>999)
(目の前の美しい生き物が初めての夜のような自信たっぷりの強かさを翳らせ、何かを心から躊躇し葛藤に苦しむような様子を見て取れば、あまり気の長い方ではない怪物も言葉による催促も苛立ちを抱くこともなくただ静かにそれを見守って。やがて淡く然し確かに落とされたのは自身にとっては愚問と一蹴するような内容の確認、いつもならば何度も同じ事を言わせるなと叱咤するところだが今夜ばかりはやれやれと溜息を吐くに留めて「 見せなさい 」端的にそう告げたのは徹頭徹尾その回答がYESに他ならないことを再三に渡って貴方に告げてきた自覚があるから。何をそんなに恐れるのか自尊心の塊である怪物には一切理解できないまま、どうでもよい相手なら馬鹿馬鹿しいと突き放す所をむしろ寄り添うように握った手にふわりと力を込めてみせる当たりに特別扱いの証拠が滲んで。「 ええ。俺が貴方を愛でる度に刻んであげましょう 」大したものではないのにやけに艶かしく存在感を放つ痕、端正なかんばせと平素よりフォーマルな服装とのアンバランスさに見惚れてる間に首筋を引っ掻く手は甘んじて受け入れ、次はその痕が消えかかる頃に部屋を訪れようかと淡く思考して)
***
いいえ、いつでも声を掛けてと言ったのはアタシ。だからアンタが謝るコトなんてひとっつも無いわ。
事前の分岐相談アリガト、助かるわ。言わずもがなハイネは全力YESみたいね。脱皮の前は何かしら痛かったり痒かったりダメージを伴うものよ、その先にもっと魅力的なアンタが待ってるってみんな信じてるわ。勿論、アタシもあの性悪も含めてね。
追加の相談がなければアタシの方にはお返事不要よ。
1002:
執事長 [×]
2024-06-01 09:24:51
>ご新規様・常連様・お試しの方問わず、置きレスにてのんびりお相手様を募集中です[ 今夜の案内役:レンブラント ]
>現在新たな住人(1名)を準備中
>ルート選択にお悩みの方へ(>>950)
▼ 提供一覧 ▼
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▼ PF作成はこちら ▼
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▼ 世界観・ルール ▼
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◆ルシアン(>>19)
◆ザカリー・アーバーン(>>93)
◆レオ(>>147)
◆ニール・グレイ(>>244)
◆シャラメ(>>395)
◇ミネルヴァ(>>489)
◇プリケル(>>559)
◆リーパー(>>576)
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▼ 現在のブックマーク(最長1ヶ月間保持) ▼
●レオ × ミリアム ⇒ 【 >>1000 】
●グレン × ハイネ ⇒ 【 >>1001 】
▼ 日常イベント ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/events】
▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼
1003:
グレン [×]
2024-06-01 10:37:57
>ハイネ( >1001 )
( 端的に、然し捉え違えのなど無い程明確な返答に瞠目するのはここまで愛でられ特別扱いされようとも己が自信の無さの表れか。きゅっと口を引き結んだ後に意を決したように 「 ……じゃあ、三日後の夜、部屋に来て 」 普段なら見て見ぬふりが出来る程度の心の隙間は一度気に掛けてしまえば知らん顔なんて出来ない程に大きく広がるもの。きっと今の未だ満たされない欲を抱えたまま、一人きりになれば無視をして平素通りの “ グレン ” を演じる事が出来なくなるなんて百も承知。喉からはもっともっと、と足りない物を欲しがる言葉ばかりが迫り上がってくるも、それを呑み込み歪な笑みを浮かべ 「 約束だからね 」 握られた手を自分から離す事はしないものの、彼の膝の上から降り 「 ……俺の我儘聞いてくれてありがと 」 ぽつ、と溢した少し早い今夜の蛾外出への礼はきっと部屋に到着する頃には口を開いたら一人は嫌だと意図せず出てきてしまいそうだから。椅子に座ったままの彼の手を軽く引き言外に部屋へと戻ろうと伝えようか )
****
いつまで経ってもハイネに弱音ばかり吐いちゃいそうだし、そろそろ幕引きかなって思って失礼するよ。案内役が変わったタイミングでキルステンにお礼伝えられなかったから、伝えてくれるとうれしいな。
今回も随分ハイネに甘えちゃったけど、次はきっと非にならないくらいジメジメした僕が出てきて甘え倒すだろうからよろしくね。ってだけ残して、そろそろ彼奴の方かなって思っているんだけれど事前に相談させてもらっていた通りで大丈夫かな?嗚呼、もちろんレナードへの招待状は彼奴に書かせるつもりにしているよとだけ添えておこうかな。
1004:
ハイネ / レンブラント [×]
2024-06-01 16:34:29
>グレン(>>1003)
――楽しみにしていますよ。
(次なる来訪について先手を打たれれば数秒間沈黙するも、すっと目を閉じてそう答える事で快諾を示して。今ここで見られると思っていた異なる貴方、まるでお預けを食らったような心地ではあるが三夜熟成させた方が美味しくなるやもと考えを巡らせては手を引かれるまま立ち上がり「 ちゃんとお礼を言えて偉いですよ 」誂っているのか子供扱いしているのか判別がつかないほどには通常通りの声色でそう告げ、仔犬たる赤い大樹へ挨拶代わりの目配せをすれば温室を後にして。温室の扉を開いた目前に来た時は無かった別の扉が現れており、しかしまるで分かっていた事のように訝しむことなくそれを開けばそこは紛れもなく貴方の部屋。「 いってらっしゃい、グレン 」自室へ送り届けたにしては似つかわしくない言葉は、貴方がこの三日間で何かしらと向き合うのだろうと推測しているから。きっと三日後に迎えに来る、言外にそう約すように告げれば外側から特性の錠をかけるだろう)
***
――毎度。交代のタイミング悪うてご免なぁ、キルステンにはちゃぁんと伝えといたるから安心し。
ジメジメしたイケメンてあんま想像つかへんけど、…っふは、ハイネも俺も楽しみにしとくわなあ。ああ、ハイネからの言葉は締めのつもりやから加筆しときたいことなければお返事は大丈夫やで。
君らも交代するんやね、勿論打ち合わせ通りで構へんよ。あの寂しがりで可愛いリーパーと久々に会えて嬉しいわ、物語の進捗はどないやろねえ。招待状おおきに、届き次第あのオレサマヴァンパイアが向かう筈や。お手数かけてまうけどよろしゅうなあ、特段の相談がなければこっちにはお返事必須ちゃうからねえ。
1005:
レオ [×]
2024-06-01 16:47:36
>キルステン/ミリアム(>1000)
うむ、久し振りだな。
有り難う。では、此方からも遠慮はせずにいよう。
…祭りの賑やかさも好ましかったが、山の夜のような静かな時間も私には馴染み深い。この夜に掴める何かがあると、私自身も祈っておこう。
***
(祭から目を覚まして少しの夜の後。あの夜の熱はもうすっかりと引いていたが、ベッドサイドへ飾った硝子の空瓶を、月明かりに透かして眺める間は口許が浮かれて弛んでいる。――ふと、ノック音が響く。そちらを向いた丁度に名乗り、用件も続いてあの印象深い姿を思い出し、「ああ、わざわざ有り難う。少し待ってくれ、今開ける。」此方も礼と行動を簡潔に告げつつ、空瓶を置いてドアへと近寄る。無論言葉通り警戒無くそれを開ければ予想に同じ、鮮やかな色をした極端な程華奢な彼女の姿。「うむ、勿論だ。」問い掛けにはまず明朗な返答を、続けて、「大きな音ならば、恐らく花火だろう。あれは素晴らしいものだな。炎で出来た花が空に咲くなど、私も初めて見たもので…」あの大輪について、出た話題のまま話をしていくが――ふと、言葉が萎れる。同時に表情も、視線は泳ぎ眉が下がって、何か戸惑う色を正直に滲ませて。……思い出したのだ。あの不完全な怪物の言葉を。悪意ある何かに支配されたドラゴンの姿を。「……その、」また彼女に向き直る。しかし掛けた声に先程の晴々しさは無く、思い悩む鈍さを見せて。「君さえ良ければ、私の話し相手に……」紡ぎかけた部屋への招きは、自らゆっくりと振ったかぶりに断ち、「…いいや、違うな。相談、が正しいだろう。あの祭の後、私一人では解決し難いものが生じたから、君の力を借りたい。」嘘も誤魔化しも出来ない実直な性分、きちんと明確に話を誘う理由を彼女に告げて。「……構わないだろうか?」真っ直ぐに対等に、その不可思議な紋様で描かれた目玉の意匠を見詰め、今度は少しばかりはっきりと芯を通した声で彼女の返答を尋ねた。)
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