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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/780


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761: 執事長 [×]
2021-09-23 10:49:38


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762: 執事長 [×]
2021-09-24 21:18:46




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763: 執事長 [×]
2021-09-25 17:14:31



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764: 執事長 [×]
2021-09-27 20:14:22



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765: リュカ・キャンディ [×]
2021-09-28 19:16:29





>シャルロットちゃん/ユギンさん ( >743

なるほどー!了解でーす。
何から何まで説明ありがとお、ユギンさん!すっごくわかりやすかったあ、このままキャンディの学校の先生になってほしーぐらい!
今のところ、ほかに質問はないから、とりあえずダイジョーブ!
じゃあ、初夜が終わるまで、お付き合いおねがいしまーす!


( 肯定とも否定とも似つかない応えを返した少女に、ひとまず機嫌を損ねた様子はないようで安堵する。にこりとした笑顔と差し出した手はそのままに、機械染みた動きで首を傾げた少女の表情は最初のまま変わることがない。しかし、かけられた言葉には尋ねるような響きが含まれていて、「っうん、シャルロットちゃんと~…その~…、仲良しになりたいの!…ほらっ、袖振り合うも多生の縁って言うでしょ?シャルロットちゃんといっぱいお話しできたらうれしいなって!」興味をこちらに向けたことに、作られた笑顔からすっと緊張が抜けて、声にも喜びが混ざる。釣れた。と狸な自分が顔を出す反面、幼子のような純粋な問いにつけ込む自分への罪悪感がせめぎ合うがしかし、少女の問いはもっともだ。現時点でこの状況は誘拐に近しい。その誘拐された側から友好的な態度を寄越したのだ。その異質さを重々理解している。「え、っと、握手、知らない?」見開かれた瞳を写すようにこちらもきょとんとしたように丸くなった。相も変わらず宙を浮き続ける手に思わず視線をやってしまう。握手を知らない人なんて初めて_、いや、少女は人とは異なるものに見える。異なるものだった場合、人間たちの挨拶など知らなくても全くおかしくはないのだ。変わらぬ焦点に、まるまるとした大きな瞳に射抜かれつつ、説明をと頭をフル回転させる。「うんと…、握手っていうのはね、初めて会った人に、よろしくねって挨拶するために、お互いの手と手を合わせて握りあうことのことだよ。…アタシ、今手を出してるけど、これが握手しましょーねって合図で、シャルロットちゃんがアタシと同じ手を出して、手を繋いだらそれが握手になるの。」両手を使い、身振り手振りで手を握り合わせ説明するが、伝わっている自信はほとほと無かった。こんなことして何になるのと問われてしまえば黙りこくる他ないのだ。不安げな瞳のまま、相手を見返せば、「…選ばれた?いったいなにに…、」自分がここにいる理由。その回答をすんなりと教えてくれたことに面食らうが、肝心の主語がない。選ばれた?自分自身、家柄も性格も容姿も選別されるほど際立っていないし、秀でた特技や、まして特殊な何かなど持ち合わせていない。まったく身に覚えがないと口を開きかけるが、少女が振り向き、続いた言葉に絶句した。「は…?え、まって…、どっ、どういうこと…?」困惑のあまり発する言葉は途切れ途切れで、音にならず消えていった言葉もあった。誘拐されたものが無事に帰れることなんてそうそうない。わかっていた。しかし、はっきりと言葉にされれば、わかった、そうだと利口に振舞おうとする頭も、すっかり機能しなくなる。それまでどう懐柔しようか、どうして誘拐されたのか探っていた思考も同時に静まり返った。少女と向かい合わせの中、徐々に俯く頭と視線。それは嘘だ。大丈夫、本当だとしても逃げればいい。と慰めのような言葉も空しく強烈なまでに胸の内を支配したのは家族、友達に会えなくなるという恐怖。それは心配なんかじゃない、もっと利己的なもの。「…ひとりは、いやだ…、」ぽつりと零した言葉は無意識で。次の瞬間、ばっと、顔をあげると、先ほどとは打って変わって少女に縋るような瞳で訴えかけ、)
でっ、でも!アタシ、家族が居て…っ、か、帰らないとっ、心配させちゃう、から…。おねがい、かえして…。





766: グレン [×]
2021-09-28 21:14:08





>ハイネ( >760


はは、自分にだけは素直に生きたいだけだよ。
( 彼の返答があるまでの間はカップに入った紅茶を流し込む事で無理に間を埋める事無く沈黙の時間を乗り切って。口端に浮かべた柔い笑みはそのままに、彼の言葉を聞く際は多少なりとも真面目そうな風体を装って「 他者との縁は出来る限り繋いでおいた方が良かったりするからね。勿論僕は君ともいい関係を築きたいと思っているよ 」首肯にて返答を返した後口にしたのは偽りの皮を被せた本心。彼が宙で指先を振ったかと思えば浮かんでくる淡い光に視線を奪われ。片手を差し出すのは舞台上でも慣れた所作──無論、自分はどちらかと言えば彼の方の立場ではあったのだが。差し出された手におずおずと手を乗せれば人肌とは違うひやりとした感触に僅かながら身体を強張らせて。その手の中指に嵌ったのは先程彼が宙に描き出した黒く輝く指輪。装飾品の類を身に着ける事が私生活の中では殆ど無い身からすれば、それは物珍しく興味津々といった風体を隠す事無くそれへと視線を注ぎ。そのせいで彼の言葉に気が付くのが遅れ、ワンテンポ程置いてから眉を顰めて「 ……食べられる、って? 」それで思い出すのは昨日意識を手放す前に目にした手紙の内容。全くの同じ言葉では無いが殆ど同意のそれに語尾が震え。引っ込める事も忘れた手は離されれば、そのまま重力に逆らう事無くすとんと落ちて )





767: シャルロット [×]
2021-09-29 21:51:30



>リュカ(>765


(恐れる対象である筈の怪物を前にして喜色を滲ませる少女を、ただじっと見つめる。その眼はねずみを狙う猫のように真っ直ぐに逸らされることなく、蓋し生命を感じさせない濁りはそのままに緘黙すること数秒。「 ……私と、仲良しに、なりタイ。そんな仔、ハジメテ 」表情に出ることのない胸中のざわめきの名を感激であると自覚するにはあまりに精神が未熟すぎて、抑揚なくぽつりぽつりと言葉を落とすに留まって。難しい言葉も分からなければ握手の事だって知らないけれど、眼前の貴女がそれを望むなら拒む理由もなく待ちぼうけを食らったままの暖かい手にそうっと近付いて。死人じみた、というよりも機械じみた無機質な冷たさをもつ手のひらを貴女のそれに重ねて、“言われた通りに”ギュッと握り。それは自分にとってはただ少し力を込めただけの戯れに過ぎないか弱さで、けれども人の身からすればあわや手の骨を砕かれるかと恐怖を感じる程の怪力で。力を入れたのが一瞬だった事が功を奏したか、後は淡い力で、けれど決して繋いだ手は解かないまま「 コレ。離したくナイ 」と至極素直にリクエストを告げて。貴女にしてみればいつ駆動するかも分からない粉砕機に手を突っ込んでいるのと同義だが、機械じかけの怪物は数え切れないほどの人間を壊してきたくせにヒトの脆さを忘れてしまっている様子。先程まで喜びに煌めいていた貴女の淡い青の双眸が不安に揺れるのを一切温度のない瞳で見つめ返しながら、“一体何に”の問に対して「 私達の使イ魔に。或イは黒薔薇に 」と自分にとっては簡潔な解を渡して。これまでの貴女の印象は他の一山いくらの獲物たちと一線を画していたが、事実を告げた途端に見飽きたような狼狽が顔を出した事に対してぱち・くりと大きく一回まばたきをして。帰して、の要求には初めて表情の変化を見せる――血色感のない眉間にギギギとわずかなしわを寄せることで不服を表し「 私と仲良くなりたいッテ、アナタ言ったばかりじゃナイ。キャンディは嘘つきな仔ナノ? 」今までぼんやりと空を掴むようだった怪物のまとう雰囲気が、みるみる不穏な冷たさを帯びるのを感じ取れるだろうか。問い掛けの後、すっと眉間から力を抜けば零れ落ちそうなほど双眸をかっ開いて「 ネエ。 」と返事の催促を。その直後、繋いだ手を引くようにして大きな窓辺に歩み寄っては両開きのそれを開け放ち。そこから見えるのは恐れを抱くほど大きな満月と、その下に広がる果てしない黒茨の森で「 私に嘘つくナラ、アノ森に入ればいいワ 」それは事実上の死刑宣告。森に辿り着くまでの間に他の怪物に見つかって喰われてしまうのが関の山だが、ぼうっとしているようで自分のものにならない存在に対しては残酷なまでの峻烈さを見せる小さな怪物は、森を見下げていた視線を貴女の横顔へと移し「 私と仲良くなるナラ、アナタは私とズット一緒 」独りは嫌という貴女の切実な想いを汲んでのことか、それとも純粋な蒐集癖からの発言か。温度のない夜風が頬を撫で、一本一本細い赤毛が軽やかに揺れ)




768: ハイネ [×]
2021-09-29 22:43:26



>グレン(>766


妙なことを仰る。与えられるがままに偽りの仮面を被る貴方のご職業はそのお言葉と対極では?
(低く喉の奥で転がすような笑いは、ヒトが暴かれたくないと切に願う過去を白日の下に晒し断罪する閻魔を彷彿させ。半分以上中身の残ったティーカップに視線を落とし、これ以上味気のない液体を口に運ぶ気は起きず短く溜息を吐いて「 ご用心を。俺のようにお行儀の良い隣人ばかりではありませんから 」今度は忠告めいた口調ではなく、にっこりと人当たりのよい笑みと共に軽口のニュアンスを含ませて。スラムに身を置く貧しい子供が初めて機械じかけの玩具を手にしたような、喜びよりも驚きや好奇の勝る表情を愛おしげに眺めては片手を自身の胸に添え「 ああ、やはり貴方の白い肌にはその指輪がよく映える。もっと相応しいアクセサリーも用意できますが――それはまた次の機会に。 」きっと貴方の部屋を再訪するという旨を滲ませ、そこで話を結んだつもりで組み上げていた脚を解いてソファーから立ち上がり。そこで可愛らしくも震えた声が鼓膜を擽れば、両手は後ろ手に組んだままわずかに首を傾けて「 おや? お利口な貴方ならば言わずもがな理解したと思いましたが、買い被りでしたか 」ふ、と吐息に笑いを混ぜてゆったりと歩き出し、一歩を踏みしめる度に叙情のように言の葉を紡ぎながら貴方の背後へと回って「 黒薔薇の招待状、見知らぬ屋敷への誘拐、背後にはヒトならざる怪物……ええ、貴方のご想像の通りですよ 」成長した男性にしては少し華奢な目の前の双肩に、温度を感じさせない自身の両手をそっと置いて。そのまま腰を折り曲げ身を屈めることで耳元へ口を寄せて「 俺は食べるより愛でる方が好きですが 」悪魔が不安に揺れる人間を誘惑するかのような、とろりと甘い蜜のような含みをもたせて囁き。食べられるのが怖いなら、俺の傍を選びなさい――そう言外に示して)




769: リュカ・キャンディ [×]
2021-10-02 01:16:48





>シャルロットちゃん ( >767


ちがう…、う、嘘つきなんかじゃっ…!
( 焦りのままに吐露した言葉が少女にどのような影響を与えるのか考えもしないまま発したようで、先ほどまで凪いでいた表情が初めての変化、しかも良くないほうに傾いていく様子に、ぁ、と小さく息が漏れた。先ほどまでのどこか掴みどころのない無垢な少女から、人と異なるものへ。一気に肌を刺すような圧倒的なオーラが身を包んでいくのがわかる。怒っているのだ、この少女は。仲良くなろうといった自分、そしてそれに応えてくれた少女に放つ言葉にしてはあまりにも自分勝手すぎた。少女は仲良しになりたい子は初めてと言った、ではこの屋敷に少女は友達がいないのかもしれない。そんな少女の言葉に偽りの仮面をかぶり、偽りの人間関係を築いて、心の奥底では本当の友達を求めている自分が共鳴して。「っちがう!キャ、キャンディは!嘘つき…っ、なんかじゃ…、」嘘つきという言葉に頭を出した癇癪に縋るような表情から一変、くわり目を見開き、目じりを吊り上げる様子は苛烈なようで、嫌われたくない、そんなことを思われたくないという恐れや弱さで揺らいでいるのが見えるだろう。だが、少女の言っていることは正しい。嘘つきと断じられてもおかしくない。その考えを映したように癇癪はすぐに引っ込み、徐々に勢いを無くす語尾だけが空を揺らして。仲良くなりたい、そう言った自分に懐柔といった考えが含まれていたとしても、少女の初めてという言葉が何度もリフレインする。逡巡の末、能面のように表情を落とした少女の呼びかけに恐る恐る答える。「シャルロットちゃん、ごめ、ん…、アタシっ__!?」突如、ぐん、と引っ張られた手に不意を突かれた。言葉も言い終わらないまま、半ば引きずられるようにしてついていく。同意を共わないそれに振り払うという選択もできたのだろうが、繋がれた掌に自分の教えたまま握手を返してくれた少女の思いを逆なでにするだろう。自分の説明した通りに握られた掌の恐怖はいまだ残っており、一瞬で骨を軋ませたこと怪力に漏れ出た悲痛な声が、自分の説明通りにやっただけの少女に届いていないかだけが心配だった。ただ、この何もかもが不明で、右も左もわからない恐ろしい状況に誰かを感じる掌、たとえ温度がなくても、少女がふと思えば瞬時に壊せてしまう掌だとしても安心してしまうのは本格的にイカレ始めてしまっているのだろうか。そんなことを考えていただからだろう、いつの間に開け放たれた窓の下、洞のように真っ暗な闇が満月に照らされて黒い茨を映し出す。見つめていればそのまま呑み込まれてしまうような風景に、思わず繋がれた掌に力が入った。こちらから精一杯力を込めたところで、少女からしてみれば赤子がじゃれついているようなもの。その力関係がより一層恐怖を煽って。「シャル…っ、ねえ、シャルロット!ごめんなさいっ、うそっ、嘘つかない!も、もう、……かえしてって、言わない、から…っ。」血反吐を吐くような思いで言葉を吐き出した。最後のその言葉を吐くのに躊躇いの間があったが、震える声のままぽつり、ぽつりと落としていく。もう、帰れない。絶望の胸中に一筋の光が差し込む。「ぇ__?ず、っと、いっしょ…?」その言葉を聞いた瞬間、じわじわとせり上がってきたのは、喜びだった。うまく言葉を咀嚼できないまま、真偽を確かめるように少女と目を合わせれば、「…ほ、ほんとーに?アタシとずっと一緒にいてくれるの…?明日も、明後日も、そのまた次の日も、アタシに会いに来てくれる?たくさん話して、仲良しになれる?」じっと見つめ、捲し立てるようにぶつける問いは、少女へ答えを求めるようで、拒絶を恐れている証拠。体温の上がった体には夜風が涼しく、少女の髪を揺らす。月明かりに照らされ反射する赤毛を撫でる風にも嫉妬するかのような焦げた視線を向ければ、ほんの少し近づいて、繋いだ掌の上からもう一つの手を覆いかぶせるようにして被せ、「キャンディ、シャルロットちゃんと仲良しになりたい。さっきは変なこと言ってごめんね、許して、くれる?」その変わり身の早さは奇特に見えるだろうが、自分の求めているものをくれるかもしれない、そんな欲望でいっぱいの頭にはそんなことに気づくはずもなく。瞳に悦を浮かべ、見つめる自分は少女の瞳にどう映っているのだろうか。待てをする忠犬のようにじっと答えを待ち、 )





770: レオ [×]
2021-10-03 14:24:31



>ラザロ(>750

(地を駆けずった鼠への己の反応を可愛い等と呵々大笑され、羞恥に似た感情が芽生えたのも束の間、自身の問いに答えが返される。「…ほう。不思議なものだな。」最早すっかり信じきった出鱈目に、再び興味津々とその細い花火を見詰めていれば、不意に彼が視界から落ち、それを追いかけた視線の前に二本、見詰めたものが差し出される。「ふむ、勝負事か。私はあまり得意ではないが…」次いで成されたのは、競うという事そのものに慣れていない自身にも、至極簡単で簡潔なルールでの勝負の提案。「…君とならば、面白そうだ。」勝負事に娯楽や愉悦は見出だしていない筈で、しかし祭りに浮かされた今、それが随分と魅力的に思えて口角が上がる。続けてはしゃぐ色に染まる返事と共に、その仕草で誘われたまま、彼の手にある花火の片方を掴み、自らも火の前へと屈む。「……では、やるぞ。」仄かな緊張に花火持つ手と頬に力を僅かに籠め、それから少しの間を置いて、勝負開始の宣言の後に手の物を火の玉へ。先端が燃えて一秒、ぱち、ぱっ、ぱらぱら、と弾ける細い音を立てて、地に広がる松葉達や樹木の枝先にも似た灯りが、花火を中心に何度も飛び回る。「…おお。」一瞬の合間に散り消えてはまた新しく生まれるその灯りに見惚れて、思わず勝負である事を寸時頭から逃し、感嘆を洩らしながら些か呆けた顔を近付ける。だが、直ぐ様はっと慌てて顎を引き、崩れかけた体勢を整えんと身動いだ瞬間──ぽた、と小さな灯火の種が地面へと落下した。「……む?落ちた、のか?」それから間も無く、輝きさえ失っていく様まで見届けた目を二度程瞬かせて初めて、その火は先の花火と違い、糸に似た見た目同然に極繊細で、振れば露の如く落ちるものなのだと理解する。「先程のものよりも随分脆い…いや、弱いもの、なのだな、これは…」呆気無く終わった線香花火の、その残りを未だ持ったまま、知れず名残惜しげに眉尻を垂らして呟いた。)




771: シャルロット [×]
2021-10-10 21:04:23



>リュカ(>769


……ゴメンナサイばかりじゃわからナイわ。
(嘘つきかどうか、YESorNOではっきりと答えられる単純な問いを投擲したつもりだったが、否定したり口籠ったり謝罪の言葉を繰り返す要領を得ない様子に困ったようにぽつり呟き。それは人間の母親が癇癪を起こした子供の事を理解してあげたくとも情報が足りず理解に及ばず困ってしまうそれに似ていて。もう嘘はつかない、その宣言に淡く吐息した後空いている片手で貴女の頬に触れ「 キャンディは欲張りさんナノね。ねえ、ワタシは忙しいノよ。コノお屋敷でやらなくちゃダメなことが沢山あるノ。アナタがワタシのものになるナラ、我儘はダメなのヨ? 」"わかる?"とでも言いたげな、どこか諭し窘めるような優しい色を声に含ませる。今までただ無機質で冷たさを感じさせる声色ばかりだったことを鑑みれば、その声はひどく甘やかに感じられるだろうか。痛々しいほどに他者を求める貴女に言い知れぬ愛しさを確かに感じながら、触れたままの柔らかくも冷ややかな手でそっと滑らかな頬を一撫でして「 ダメ。まだ許さナイ 」迫力も抑揚もない茫洋とした声ながら、音のない夜風に彩られた部屋の静寂を揺らすには十分で。全てを計算できるような能はネジの足りない怪物には備わっていないけれど、ここでまだ許さないと断言しておくことで貴女に継続的な負い目を感じさせ、よりコントロールしやすくなると無意識のうちに直感で気付いたがゆえの発言で「 キャンディ、アナタはとっても可愛いノ。だから他の怪物に食べられちゃ嫌ナノ。アナタも嫌デショ?ずっとワタシのものでいたいデショ? 」誘導尋問と呼ぶにはあまりにお粗末な洗脳じみた言葉を羅列させながら、“食べられる”だなんて貴女にとっては物騒な言葉を散りばめて。何の感情も反映しない無表情と比べ物にならない程に欲しい欲しいと叫ぶ黄緑の瞳は窓の向こうの月を背負って爛々と煌めき「 ネエ、キャンディ? 」カクリと小首を傾げ、求めるのは他でもない貴女の同意で)




772: ラザロ [×]
2021-10-10 21:45:08



>レオ(>770


おう、そう来なくちゃな。
(手の中に残ったひとつを貴方と同じタイミングで炎に晒し。先程までの鳴り物入りの花火とは打って変わって静かに控えめに燃え始めるそれに対して眦を細め、対面する貴方が漏らした感嘆に応えるように「 これァ良い火だ。上品で澄んでやがる 」炎とは本来破壊の権化。全てを飲み込み灰に変える暴力を秘めていながらも、技術次第ではこんなにも儚く美しいものになれる。竜が手にしていた小さな灯火も貴方とほぼ同じタイミングで地面に吸い込まれ消えていき「 何ンだ、引き分けかよ 」白黒ハッキリつける事を好む性分が為にガシガシと前髪を掻き毟って不服を評するも、どこかしゅんとした様子の貴方を見ればふっと息を吐いた後片方の口角を上げながら髪型を崩してしまわないよう気をつけつつ貴方の頭へと手を触れ「 火ってのは本来コントロール出来ねえほど強ェからな。それを魔法に頼らずここまでお行儀よく出来ちまうんだから、テメェら人間の技術力ってのも大したモンだ 」怪物にしては珍しくヒトそのものを認める発言を。それで慰めているつもりなのだから相変わらず不器用で、パンパンと着物の裾を払って立ち上がり「 今から見に行く打ち上げ花火はド派手だっつう話だ。辛気臭ェ顔はここまでだぜ、レオ 」無事に東屋へ辿り着くまでどんな怪物にも邪魔されないようにと、再度手を繋ぐために武骨なそれを差し出して)




773: 執事長 [×]
2021-10-16 11:40:23


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774: リュカ・キャンディ [×]
2021-10-16 23:15:26





>シャルロットちゃん ( >771

わあお、ごめんなさぁい~。前回のお返事、セリフ消し忘れてて連続になっちゃってたみたい。
全然気付かなかった~、読みづらくてごめんねえ?以後気を付けまぁーす!(蹴り推奨)


( ひたりと触れる冷たい掌に光悦とした表情を隠さないまま懐くと、期待を隠さない瞳で少女を見つめるが、忙しいという言葉に徐々に表情を歪ませる。少女はこの大きな屋敷に住まう者なのだから、やることがあると言われればそうだろう。それでも大きな屋敷だからこそ、この中で少女に放置でもされてしまえば食欲よりも先に心の飢餓で飢えてしまう。その懸念も我儘であるとするならば、押し黙るほかなく。「…わかった。寂しい…、けど、我慢する。我儘は言わない、シャルロットちゃんと一緒にいたいから。」少女の言葉はまるで麻薬のようにすんなりと耳に入って。少女のものに、少女の所有物になる。そんな発言に違和感も持たないままうなずく。所有されるという背徳感といつか捨てられてしまうのではないかという恐怖感に襲われるが、その感情を発散させる場所も無く、結局発言主である少女にすがることしかできない。どんどんと雁字搦めになっていく様はひどく滑稽に見えるだろう。最初よりも色づいた声色に毒されるまま、少女のなすが儘になっていく。撫でられた頬を無防備に曝け出したまま、次の言葉に耳を傾けるが、突如の否定に目を見開く。「な、んで?…どうして?…ね、シャルロット、キャンディもう一回謝るから、許して…?あなたがいないとアタシ…!」死んでしまう。その一言を必死に呑みこむ。本心を曝け出して、受け入れてもらうということがいかに恐ろしいものか散々身に染みている心は、異常な感情の起伏を見せる自身に対して淡々とした少女にあと一歩を踏み出せないでいる。静けさに溶けてしまいそうなほど委縮した体に震える言葉だけが落ちていく。「他の怪物?食べられる…?それってどういうこと、」続けざまに放たれた言葉に気になる言葉が一つ、二つ。帰れない。そのことでいっぱいだった頭には考えもしなかったことだ。まるで浮ついた心を見透かしたように冷水を浴びせられた頭では到底理解が追い付かないことばかりで。辛うじて判断のつく少女のものでいたいか。それは当然だ。完璧ではない自分を必要としてくれた。ずっと一緒だとも言ってくれた。それは生涯に渡って求めて来た言葉。こちらの返事を待つ瞳は光を吸収し、月明かりだけの部屋の中、宝石のように輝いている。凄みを帯びた瞳に催促する言葉は、少女が自分を求めている証拠のように思えて、覆いかぶせた手と繋いだ手を目線の高さまで持ち上げれば、繋がった少女の手をリードするように下から掬い上げ頬にそっと懐かせて、「キャンディ、約束したもん。シャルロットちゃんと一緒にいたいの、ずーっと。…だから我儘は言わないし、シャルロットちゃんが嫌がることもしたくない。他の怪物さん?はよくわからないけど…、食べられちゃうのもきっと痛いからイヤ。アタシ、もし本当に食べられちゃうのなら…シャルロットちゃんがいい。シャルロットちゃんのものに、なりたい。そしたらシャルロットちゃんの傍にずっといられる。」心からの言葉は、少女がこの飢餓感を埋めてくれる存在だと確信してやまない。うっすらと浮かんだ笑みは少女に向けたものか、自身の充足感ゆえか。「ねえ、アタシのことモノにするなら、大事にしてねえ?」間延びした甘えた声色は強請っているような、懇願しているような絶妙な塩梅で尋ねて、 )





775: グレン [×]
2021-10-17 22:40:05





>ハイネ( >751 )


……だからこそだよ。僕ぐらいは僕自身の事を求めてあげなくちゃならないだろう?
( もしこの場に居るのが自分とは全くの別人であれば彼の様子に苦々しさを露わにしていたかも知れないがそんな色を微塵も滲ませる事をせず、代わりに浮かべるのは柔らかな笑み。普段求められるのは素の自分とは対極の位置にある自信に満ち溢れ王子然とした姿の自分。カップの中の液体を流し込み、これ以上は彼に何かを言われようとも軽く口角を持ち上げるだけに留めるつもりで。左手の中指へと嵌った指輪を光に透かすように僅かに持ち上げ、光の反射で光って見えるそれを見つめる視線は無邪気な子供、なんて言葉が適切だろうか。そんな事をしていたのも暫しの間。ゆったりとした歩調でこちらへと近付く彼に、脳内では警鐘が鳴り響くも足は床に縫い付けられたように動かす事が出来ず、距離を詰めた彼の手が肩に乗るまで然程時間も掛からない事だろう。触れているのに体温を感じないどころか、ひんやりとした感覚は理解したく無い事を現実だと知らしめるようで、緊張から嚥下する際にごくり、と喉を鳴らし。耳元で囁かれた言葉は甘美な誘惑と化し、見知らぬ誰かに食べられてしまうのならば、なんて思考に囚われるのは一つの悪い癖か。なるべく多くの人との関係を──それが人ならざる者であったとしても、繋ぎ止めておきたいというのは紛れもない本音。しかし、それが自分の命と交換になる可能性があるならば別問題になってくる。籠の鳥でいる事で安全なのだとすれば、今迄の生活と何かが大きく変わる訳では無いのだからそれで良いじゃないか「 ……その言葉、信じていいのかな 」彼の言葉を鵜呑みにして全て信じた訳では無いが、今現在自分が置かれている状況を聞いて判断するには彼からの情報しか無い事も事実。一つ大きく息を吐き出してから、彼の方を向くように軽く首を捻って )





776: グレン [×]
2021-10-17 22:43:45




おっと、アンカーの数字を変えるの忘れたままだったみたいだ。>775のアンカーは正しくは>768だね。
連投ごめんね、今度から気をつけるよ。





777: レオ [×]
2021-11-12 23:40:00



>ラザロ(>772

……む。
(勝敗も然る事ながら、脆いと知らず振り回した火が失せ、項垂れた感情を引き上げたのは彼の大きな手。結われた髪が解けぬ程度に加減されたその手に、ふっと目を上げた所に重なる発言に、萎れていた胸中にはむず痒い何かがじわじわと湧く。嬉しいとも違うような、恥ずかしいとも違うような、初めて味わうそれは表情さえも同じく曖昧に、だが仄かに色付いたものに変えていく。──これは、一体。そうしてその正体を探る事に意識が向いて、言葉に返事も出来ぬまま、気が付けば彼は既に立ち上がっていた。「っ、と…ああ。折角の、君との祭だからな。最後まで、楽しまなければ。」一瞬忘れてしまった祭の音や色を、また自身の内に取り込んで、差し出された彼の手を取る。それを支えに自らも両足を確と地に付け、次の──もしくは、最後の、恐らくはとっておきの楽しみである打ち上げ花火を彼と共有すべく。頬の弛む面持ちと同様に、どうにも浮かれる歩みを隣の彼の導きに合わせて、最終目的地である其処へと向かった。)




778: 匿名さん [×]
2021-11-30 22:04:47


支援上げ

779: 執事長 [×]
2021-12-07 18:13:43




>グランギニョルの大切な演者様へお知らせ

長らく連絡も出来ず申し訳ございません、黒薔薇屋敷の管理人でございます。
私達の世界は最近めっきり冷え込んで参りましたが、体調等崩されておりませんでしょうか?
お仕事や私生活等、ご多忙な日々とは存じますが、どうぞお体ご自愛下さいませ。

この度、背後事情により一時的に黒薔薇の屋敷を閉館させていただく運びとなりました。
皆様との文章交換はとても楽しく、執筆の時間を確保できない今でも羽休めに皆様とのログを読み返しては癒やしを頂いている管理人です。
状況が落ち着きましたら必ず稼働再開させて頂きますので、何卒御承知おき頂けますと幸いです。




780: 匿名さん [×]
2022-03-01 19:59:20



支援上げ



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