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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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自分のトピックを作る
329: 匿名さん [×]
2021-02-01 22:15:42



(/耽美な世界観に惹きつけられて参りました。私で務まるのか不安は拭いきれませんが、秀麗皎潔を演じる娘の本性を皇子様に暴いて頂きたく、また娘も持ち前の不実さで皇子様を誘惑したり、艶めいたお話が紡げればと感じております!魔女に作られた姫らしく魔性の女をイメージしてみたのですが、皇子様のお眼鏡に適うかどうか……ご検討のほど宜しくお願いします。)


名称/セレスティア
年齢/26歳
性別/女
モチーフ/ジャスミン

性格/誰にでも分け隔てなく愛情を注ぎ、献身的に尽くすのは愛されたいから。どれだけ愛されて満たされても渇きはすぐに訪れて、孤独を埋めるために肉欲に溺れる。

身長/163cm
目/少し上がり気味の目尻。瞳の色はグレー。眼差しは慈愛深いものでありながら、こぼれるような劣情を孕んだ婀娜めいた雰囲気をもっている。
髪/夕闇の空を映したような深い青紫色の髪。前髪はリップラインまで伸びており、腰に届く長さの髪を普段はシニヨンヘアにしてまとめている。
全体の雰囲気/黒の長袖のワンピースの上に白の袖なしエプロン、白タイツ、黒いフラットシューズ、必要最低限のメイク。清潔で慎ましやかな姿には純一無雑と評したくなるが、その布の下に隠された白く豊麗な肉体や艶っぽい顔ばせが違和感を抱かせる。

モチーフの名残/髪のところどころにジャスミンの蕾をつけている。夜が深まり日付の変わる時分、2時間だけ真っ白な花を咲かす。身動くたびに漂う、甘く蠱惑的な香りには鎮静効果と緩やかな催淫効果があり、特に花の咲いている間は香りも強くなる。陽射しが苦手。

Like/愛猫、夜、静寂、素敵なこと
Dislike/太陽、神への信仰、喧騒
備考/孤児であったところを老爺に拾われ育てられた。医学に明るい養父の影響を受けて彼女もまたその道を志す。5年前から町医者のもとで診療補助をしている。非常に優秀であり、患者からの評判も良く、町ではちょっとした有名人。
指名/ロメロ皇子

ロル/
(陽射しを苦手としながらも真夏の昼間から王宮庭園に出掛けるようになったのは、ここに居付いている猫との逢瀬がすっかり日課になってしまったからだ。ただ今日は長居しすぎた。日傘を差しているとはいえ、肌を焦がすような暑さに思わず視界が眩み、間もなく左肩に痛みが走る。転んだことに気付いたのは数秒後。手元から離れた日傘は風に揺られながら芝の上で寝返りを打っている。「早く帰って先生に診て頂かないと……」うまく力の入らない右腕で上体を起こすと、心許ない手つきで衣服の上から患部をさすり)



330: 第二皇子ロメロ [×]
2021-02-02 13:09:03


>>セレスティア姫(>>329)

( / 初めましてこんにちわ、背後の性癖で塗り固められた世界に興味を持って頂きありがとうございますー!癒えない渇きという不埒な闇を抱えるお姫様に、色狂いな欠陥のある一部の皇子たちとのシンパシーを感じております…!念のためのご確認ですが、備考欄に記入いただいた生い立ちや来歴は全て魔女に創られたダミーであるという事はご理解頂けておりますでしょうか?偽の記憶、というような旨の描写が見当たりませんでしたので、本当に念のためなのですが…!またひとつご相談なのですが、性格面における情報が少ないことや、その他包括的な相性の観点から見てセレスティア姫を心から愛せる自信に今少し欠けておりまして、互いに相性を見極めるため短期間(最長2週間ほど)のお試し交流を提案させて頂きたいのですが如何でしょうか…!言うまでもなく、セレスティア姫や背後様とお話をさせて頂きたい気持ちは山々ですので、何卒ご検討のほど宜しくお願い致しますー!それでは下部に初回指名いただいたロメロからの返事を置いておきますので、試行期間に賛同いただける場合はそちらへも含めてお返事をお願い致します!)

――――――――

(不肖とはいえ第二の位を持つ皇子なれば、不本意ながらそれなりに公務に励まなければならない場面もある。心底馬鹿馬鹿しいと思いながらも貿易相手からの書簡に対する返事をしたためていた昼下がり、小休憩のため冷たい紅茶を運んできたメイドが物言いたげな視線を投げてくるものだから、白く華奢な手首を掴み身体を引き寄せて唇を奪い数回角度を変えてからそっと耳元へ顔を寄せ「 続きはまた後でね。 」低く囁いて。照れたように足早に去っていく後ろ姿に淡い笑みを落としながら書簡を仕上げ、息抜きにと何の気なしに向かったのは普段あまり訪れない庭園。ふと何かが倒れるような物音と、女性の声が聞こえた気がしてそちらへ足を向ければ――一目で"ただの人間"ではないと思い知らされてしまうような美貌を嫋やかに湛えた姿を目にしてしまい。そのまま一直線に彼女の元へ近寄る、かと思えば視界の端でふよふよと動く日傘の方へ先に歩み寄り拾い上げ、皇位ある立場にもかかわらず姫の傍へと片膝をつき彼女の上に日傘を掲げて。距離が縮まったことで彼女の髪を彩る異質に目が行き、そこでようやく先ほど抱いた衝撃の正体が魔女の魔力である事を理解して「 御機嫌よう、お姫さま。君の白い肌には、今日の無遠慮な日差しは強すぎるよね。 」甘く叙情的な語り口調は夏の暑気とはまた違う熱を誘発する低音で。じっと見つめる視線をゆっくりと左肩へ移し「 …怪我を? 」何の感情も読み取らせないような抑揚のない表情のまま問い掛けを)




331: 匿名さん [×]
2021-02-02 17:19:56


(/こんにちは!早速ですが質問の回答とさせて頂きます。まず備考欄についてですが、「姫は魔女に創られた存在であり、その記憶は全てダミーである」という旨は重々承知しており、その体でおりました。大前提、ということでダミーであることに特に言及しなかったのですが結果紛らわしいことになってしまいすみません。またお試し期間についても是非!と申し上げたいのですが、当方大変筆が遅く、ご提示頂きました期間であれば二回ほどのやり取りで終わってしまう可能性が高く。例えば回数で指定していただくことは可能でしょうか?
最後に、懸念されている“包括的な相性”について具体的に教えて頂くことはできますか?聞いてどうこうとかではないのですが何となく気になってしまって…(こちら面倒なようでしたらスルーでも構いません)。まだ試運転の話がまとまっていないため、一旦皇子様へのお返事は保留とさせて頂きますね。)


332: 極彩の魔女 [×]
2021-02-02 17:44:47


>>331

( / お返事ありがとうございます、ダミーについてはご理解を頂けていたようで安心しました!お試し期間をどの程度にするかですが、回数であれば大体往復5~6回前後のやり取りで互いに結論を出せればと考えております。最後のご質問については、ロル関連(文章の回し方や言葉選び)・背後同士等々、文字通り包括的な事項を含んでおります。無論相性を見られているのは背後とて同じことと考えておりますので、相性不安を感じた場合はいつでも遠慮なく仰って下さいませ!)



333: 極彩の魔女 [×]
2021-02-03 14:53:50



>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君をお待ちしています。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第三皇子ハインツ(>327

: ギュンター姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>320

: ヴォルフラム姫 <<< 第四皇子セス(>277

: フローチェ姫 <<< 第一皇子ジーク(>272

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>319

: ペネロペ姫 <<< 第五皇子エトワール(>324


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。




334: 一見さん [×]
2021-02-03 22:12:03





名称/フィリア
年齢/26
性別/女
モチーフ/黒百合
性格/外見からして確り者と認識されるも本性は次々と男を我が手中にすると言う喰い好き者。愛するのも愛されるのも好きで、この人に愛されたいと思った時にはじわじわと追い詰め我が物に。基本的には恋人にならず得意な言い回しで曖昧な関係と言う線引きをし一線を越えないよう常に保つが奪われるのも嫌われるのも嫌がり手放すことは絶対にしない。普段は使用人と言う立場の為、敬語と礼儀をきちんと使い仕事も確りとこなす。自身に咲く黒百合のせいか自身と周りの女性の容姿を比べては、なぜ自分はこんな容姿をしているのかと疑問を抱くと共に少しの劣等感も抱く。それもあってか自身が手にいれた男性の心は誰にも渡さないと言う気持ちが強い。
身長/165
目/金色
髪/黒百合を連想させる黒い髪に、長さは前下がりのショート。
全体の雰囲気/エドワーディアン式の長袖メイド服を着用しており、頭にはメイドキャップ。自分の肌の色に合ったストッキングを履き、靴は少しヒールの入ったローファー。使用人として働いているため控えめな化粧を施し、口紅は薄い桃色のものを使用。
モチーフの名残/両腕の肘窩から細い茎が腕に纏わりつくように手首まで延び、手の甲には黒百合が咲き誇り、両手の爪は黒い。手の甲の黒百合は何度でも咲く。( 但し、一日時間を要する )自身の黒髪からは黒百合の花弁が何処からともなく稀にひらひらと地に落ち行く。愛情が足りないと無意識に思った瞬間に目眩がし途端に黒百合と花弁を吐き出してしまう。
Like/男性、自分、綺麗なもの、夜間の散歩、花、自身を求めるが故の乱暴な触れ合い、束縛、嫉妬
Dislike/喧嘩、怒鳴り声、裏切り、拒絶、暴力、下劣な者
備考/一人称は私。極彩の魔女により王宮内の使用人と嘘の記憶を植え付けられた上で産み出された存在。夜間は巡回と言う名の散歩に出掛ける。
指名/第七皇子様or第四皇子様
ロル/

( 午前から午後まで己に任せられた仕事をやり遂げ、夜間に向かうは色とりどりの花達が咲き誇る庭園へ。コツリコツリと己の足音だけが響くこの時間がとても恋しく思いながら手に持っているランタンを揺らしレンガの道を歩き、「 綺麗な花ね 」誰もいないのを良いことに一人ごとを呟いては花を見つめ口角を緩やかに上げ淡く微笑んで。すると静かな庭園に響く、猫の鳴き声。かさかさと揺らめく植木の場所へと近付きランタンを地面へと静かに置き、そっと植木を両手で掻き分けようとする間際ぴょこりと顔を出した真っ黒な猫。己の横へと身軽に飛び出た闇夜に紛れるくらいの黒い身体を見ては思わず触れたいと思い、手を伸ばすと猫特有の鋭い爪で手を引っ掛かれ、手の甲に咲く黒百合の花弁が散ると共に熱い熱い、痛み。血液が滲み出る手の甲を押さえつつ、威嚇をし始める黒猫へと苦笑いを浮かべ小声で謝罪をぽつり ) ごめんなさい、怖かったわね。


(:/極彩の魔女様、突然の参加希望失礼致します。素敵な皇子様と素敵な世界観に是非加わりたく、pfを出させて頂きました…!どの皇子様もとても魅力的で指名を悩んだのですが決めに決められず……。pfとロルに問題なしと判断した上で決めていただけると幸いで御座います。)




335: リル=フィシー [×]
2021-02-03 22:17:41



>>極彩の魔女様(>>327)

(/お返事作成で既に数日開いてしまっているため、先に背後会話のみお返しします。お試し期間ありがとうございました!期間を設けていただけたこと、そして今後の縁を繋いでいただけること、大変嬉しく思います。ハインツ皇子に背後が感じた魅力を、リル=フィシーの目線を通しロルやセリフに込めましたので伝わっていれば幸いです。皇子のキャラクターは勿論、姫の不敬な態度をも魅力として引き出してくれる背後様の紡がれるロルが美しくて楽しくて、こちらもメロメロになっております…!険悪になっておかしくない無礼なところのある姫ですので背後様の優しさに甘えてばかりにならないよう改めて気を付け、こちらからも是非、仄暗く美しい王宮にてお相手をさせていただきたく思います。よろしくお願い致します!
 お試し終了に際しまして、姫の容姿、備考の説明文に若干修正を加え、指名を「第三皇子」と明記したものを下記に記載します。ご確認ください)

***
名称/リル=フィシー
年齢/20
性別/女
モチーフ/金魚(朱文金)

性格/良くて夢見がち、悪くて地に足がついていない/ぼうっとしていて一見穏やかだが思慮が浅く、粗野ではないものの無礼/自分は可愛いという認識があり愛でられて当然、愛でない者は目が悪いと思っている/自身への根拠のない自信が大きく、他人の行いをどこか上から目線で見ているためある意味では寛容/触れられるのは苦手だが触れられるほどの傍にいるのは好き/頭は良くない

身長/150センチ+8センチヒール
目/黒目がちなぽっかりと黒い瞳
髪/腰まである癖のない白髪に黒髪が筋のように生えている(本人は黒を青と主張している)
全体の雰囲気/不健康な白い肌にデコルテから下に蔓延る「生まれつきの痣」の赤と黒の斑模様/群青色のドレスで胸元から裾にかけて白レースの長袖、マーメイドラインの裾は魚のヒレのように地面を引き摺っている(ややサイズが合っておらずオフショルダー状態)/黒の8センチヒールパンプス/衣服は上等なものであった事は伺えるがくたびれている
モチーフの名残/顎の下、細い首との境に鰓がある。鰓蓋で閉じているため一見傷のようでもある。水中であれば使えるかもしれないが、常は肺呼吸のためなんの意味もない/「生まれつき」である肌の斑模様、白髪に混ざる黒髪(モチーフとなった金魚(朱文金)の模様)

Like/自分、見られること、綺麗なもの
Dislike/他人の体温、熱(暑)さ
備考/良家の子女であると思い込んでいる街角の「花売り」。同じく花を売る女達と粗末な家に住んでいる。という設定。空籠を持って街角に立っている事はあるが体を売ったの事実はなく、花売りの女達は極彩の魔女の魔法により彼女の存在に疑問を持っていない/子女であるのに侍女がいないのは「隠れるのが上手なのよ」/夢の中でたまに聴ける美しい子守唄が好きで頭の中で繰り返してみるも、歌声には乗せられない

指名/第三皇子
ロル/
(時間などを確認するのは子女の役目ではなく、まんまるの月と星の散らばる暗い空が夜だと知らせているのならばそれ以外の事は頭の隅にもかからない。からっぽの籠を片手にどこかの街角からふらりと向かったのは王宮の庭園で、我が家よりも手入れの行き届いた草木は月光と城からの明かりをぼんやりと受け止めて柔らかく輝きコツ、コツ、とヒールが石畳を打つ微かな音まで吸い込むような暗がりまでもが美しい。クンと姿勢良く咲く花は手折ってほしそうにも見えるがそれではこの庭園の美を崩してしまうと本能的に感じるので手は伸ばさない。それでも、花弁を撫でてやろうかと手を伸ばすと知らぬ間に石畳の僅かな亀裂にはまっていた華奢なヒールは重心をぐらりと崩して前のめりに倒れ込み。「あら……あら、あら。まあ、どうした事かしら」生垣の手前に膝をつき、咄嗟に花壇の煉瓦についた両手は大きな傷はないが赤く熱を持ち細かな砂利や砂がこびりついてしまい)



336: 極彩の魔女 [×]
2021-02-04 16:29:03


>>フィリア姫(>>334)

( / 初めまして、こんにちわ!主得設定で塗り固められた世界観に暖かいお言葉を頂き、参加希望まで頂けて嬉しい限りです、有難うございますー!モチーフの黒百合が持つダークで危うげな魔性を具現したようなお姫様で…皇子達と交わればどのような化学反応が起こるのか今から楽しみです、是非王宮で遊んでいって頂ければと存じます!さて初回のご指名ですが、まずは二名候補を挙げていただき有難うございます。第四皇子は常にだれかの温もりに飢えているのでフィリア姫のニーズとマッチした交流が出来ると思いますが、先に名を挙げていただいた第七皇子について事前に以下お伝えさせて頂きます。第七皇子の初期段階での好感度・優先度は「双子の弟>>>>>姫」となっており、ともすればフィリア姫が苦手とされる拒絶や軽度の暴力に訴える可能性の高い提供となっております。無論それを乗り越え仲を深めることが出来れば病的なまでの独占欲(姫を求めるが故の乱暴な触合い含む)を注がれる事となりますが、一旦上記を踏まえて再度初回指名をどちらにするかご希望をお伺いしても宜しいでしょうか?指名が確定し次第、皇子にてお迎えに上がりますのでどうぞ宜しくお願い致しますー!)



337: 極彩の魔女 [×]
2021-02-04 16:49:29


>>リル=フィシー姫(>>335)

( / お忙しいところ、ご丁寧にお返事を頂き有難うございますー!お互いの意思でご縁を繋ぎ続けられる事、とてもとても嬉しいです!こちらこそ、これからもリル姫および背後様と少しでもより甘く素敵な時間を共有させて頂ければと思いますので、何卒今後とも宜しくお願い致します…!またPFの再提出まで有難うございます、こちらの最新版でサブトピの方にPF移植させて頂きました。改めまして、この呪われた王宮にてリル姫だけの物語を誠心誠意紡がせて頂きますので、どうぞ背後様のペース最優先でこれからも此処での暮らしを楽しんで頂ければ幸いでございます!ご多用と存じますので、特に追記等なければこちらへはお返事不要でございます。本編の続きをのんびりお待ちしております…! / お辞儀)



338: 一見さん [×]
2021-02-04 17:47:15




  >>極彩の魔女様( >>336 )

(:/お返事ありがとうございます…!第四皇子様も第七皇子様もどちらもとても素敵で迷ってしまいます…!第四皇子様と甘い甘ぁいやり取りも想像してとてもグッと来るのですが、今回は苦難を乗り越え病的に求められたいと言う気持ちが強く……。極彩の魔女様さえ宜しければ第七皇子様のヴィルケ様を指名しても宜しいでしょうか…!)




339: 第七皇子ヴィルケ [×]
2021-02-04 19:26:12


>>フィリア姫(>>338)

(一人用にしてはあまりに大きすぎるベッドが二つ、向かい合うように並んでいる。ひとつの寝台からは安らかな寝息が、もう片方からは夜に辟易するような溜息が零れて。今宵はどうにも寝付きが悪く、こんな夜はふわふわとした上等なベッドにすら横たわっているのが苦痛に感じる。平生は双子の片割れの傍から離れることなどないのだが、ベッドを降りて臙脂色のガウンを羽織りながら淡く月明りに照らされるたった一人の弟の寝顔をじっと見つめて。普段彼ら双子の世話をする使用人が見れば絶句を禁じ得ないほど安らかで穏やかな表情は、くるりとドアへ向き直った頃には無へと掻き消えて。眠れない夜の散歩にと足を運んだのは庭園、既に間取りを十分すぎるほど見知った庭では夜間と言えど照明は不要と考え手ぶらで。僅かな外灯と月明りだけを頼りにフラワーガーデンに差し掛かる辺りで、シャァという切羽詰まった猫の鳴き声とかすかな女性の声に眉を顰め。女性に向き合う形で、すなわち猫の背後から足音も立てずに現れれば、先程まで懸命に女性を威嚇していた猫はまるで化け物でも見たような顔をして耳を伏せ、一目散にどこかへと逃げていき。獣は対峙した者の本性を敏く感じるという、それは野良猫が脱兎のごとく逃げなければならないほどの危険な一面を第七皇子が持っている事の何よりの証明となるだろうか。すぐさま闇夜に消えた猫を横目で眺めて短く溜息を吐き、ぎょろりと目玉だけ動かして目の前の女性を見遣り「 見ない顔だね。此処で何してる? 」よもや対峙する彼女が魔女の作品であるとは夢にも思わず、この王宮に仕えるメイドたちの制服とは違う意匠の服装に対して警戒心というよりも容赦のない疑義を抱き、それを露骨に表情へ出しながら――怪我をしたであろう片手を庇う方の手の甲に、造花と見紛う隙もないほど瑞々しい黒百合が付着しているのを発見して。そこで合点がいき、寄せていた眉間からわずかに力を抜き「 なんだ、お前が姫か。…随分らしくない格好だね。 」姫、その称号はきっと彼女にとって覚えのないものだろう。高貴な称号を与えておきながら高級なドレスではなく使用人の服を着せた魔女に対して、内心で嫌悪感を覚えながら片手の甲の花を見つめ「 それ、直に咲いてるの? 」念のために確認を)


( / 此方こそご指名の決定ありがとうございます、早速第七皇子にて絡ませて頂きました!灰汁の強い皇子ゆえ難攻不落かもしれませんが、展開のご相談や指名の変更等いつでも承りますので、どうぞ遠慮なくお申し付けくださいませ!では一旦背後は下がります、今後とも宜しくお願い致しますー!)



340: 匿名さん [×]
2021-02-04 19:45:05


>>トピ主様

外部よりスペース失礼致します。
初めまして、実はひっそりとROM専をしていた者です。
耽美で仄暗いこの世界に私もぜひ参加したいと思い、プロフィールを練っている最中なのですが、一点ご質問がございます。
当Cの職業を【毒見役】にしたいと考えているのですが、それは可能でしょうか?
前提として毒見役が必要な要素がない(警備体制が整っている、毒殺を目論む者がいない等)場合は、改めて練り直したいと思っております。
お手数お掛けしますが、よろしくお願いします!


341: 極彩の魔女 [×]
2021-02-04 21:04:00


>>340

( / 初めまして今晩わ、先ずは主得でしかない世界観に興味を持って頂いてありがとうございます!そしてご丁寧に事前のご相談を頂けたこと、重ねて嬉しく思います。早速質問への回答ですが、結論から申し上げますと「毒見役という設定での参加はOK」でございます!ただし、この国は"極彩の魔女"というただ一点の災厄さえ除けば非常に平和な国ですので、「王国には公式の毒見役は存在しない」という前提にご了承を頂く必要があります。ですので、背後様の想定されているお姫様の最終アウトプットは「毒見役という存在しない務めを偽の記憶として植え付けられた、二重のダミーを背負う姫」という形になると予測されます!それはそれで哀愁や危なげがあって素敵だと個人的には感じておりますが、以上の回答を踏まえて背後様にて最終判断頂ければと思います!)



342: フィリア [×]
2021-02-04 21:16:58




     >>第七皇子様( >>339 )


 ( 猫の鋭い爪により無惨に引き裂かれた皮膚と己に寄生してるかのように咲き誇っていた黒百合の花弁が煉瓦調の地面へ落ちたのを見ては、ポタリポタリと流れ出る血液を溜め息がちにもう片方の手で押さえて。すると威嚇していた猫が何かを見て怯えたように去っていきそれを止める間もなくポカンとしていれば、漸く目の前に立つ人物に気付き。視界に映る、月の光を浴び風により揺らめく美しい銀色の髪と暗闇で怪しく己を見つめるオッドアイ、そして綺麗に整った顔付き。紛れもなく己が支える主達の一人、第七皇子だと直ぐに分かり「 あ……第七、皇子様。申し訳ありません、お見苦しい姿を…!その、巡回している最中猫が迷い混んでいるのを見つけまして 」と慌てて立ち上がり深々と頭を下げ問いに出来る限り冷静を保ちつつ口答を。何時もの自分ならば強気で出るところを、今は相手が貴族な為か気分を害してしまったらどうしよう、とぎゅう、と目を瞑り唇を噛み締め必死に考えながらずっと頭を下げたまま腹部の前で怪我している手を隠すようにもう片方の手で握りしめて。すると聞こえたのは己を罰する言葉ではなくもっと何か、別の意味を孕んだ言葉。姫、と言う己に向けられた言葉を理解できず「 あの、第七皇子様…、姫と言うのはどういう…… 」と失礼であるにも関わらず頭を上げて良いと言う赦しを待つことなく頭を上げ、思わず無意識に口から出てしまった問い掛けをはっと我に返った己は口を手で塞ぐことにより最後まで言いきるのを防ぎ。ほ、と安堵するも束の間問われた問いにぴくりと肩を震わせ恐る恐る花弁が散っていない方の手の甲を差し出すように見せ、あからさまにその手は少しの怯えから小さく震えており。「 じ、直に生えております。生まれた、時から…… 」と偽の記憶を植え付けられ産み出された存在とは露知らず応えては、彼の目を真っ直ぐ見ることが出来ず下へと下げ、不安の色を宿したまま視界に映る彼の足元をただただじっと眺めて )





343: 第七皇子ヴィルケ [×]
2021-02-04 21:42:15


>>フィリア姫(>>342)

……巡回?誰に命ぜられたの。
(要求したわけでもなく垂れた頭を見下ろしながら、夜の闇に溶け込むような彼女の黒髪が月光を反射して艶めく様を特に何の情動も抱かずただ見つめ続けて。こちらからの問い掛けに対する答えを最後まで静聴してから一拍の沈黙。見た所彼女は丸腰、そもそも警護のための巡回は女性使用人の仕事ではない。であれば彼女が夜の庭園に居るのは私的な行動――例えば散歩等ではないかと当たりを付けていながら、容赦なく違和感をたっぷりと忌々しげな声音に乗せて更に詰問を。夜にこそ映える金色の瞳と視線が交錯した瞬間、「 まさか自覚が無いの?つくづく厄介な事をしてくれるね。 」語末に吐き捨てた文句は眼前のお姫様ではなく性悪な魔女に宛てたもの。一歩彼女へと歩み寄っては尊大且つ無意識に腕を組んで見下ろすような体勢を取りつつ「 いいかい、一度しか言わないよ。君はこの国で唯一のお姫様で、明日から兄上達がこぞって君を求める事になる。応じる応じないは君次第。 」意外にも要点を掻い摘んだ説明を与えたのは決して親切心ではなく、"兄上達"の部分のみ若干声量を強調する事で『自分たち双子は関係ない』と言外な拒絶を示していて。差し出された手を躊躇なく掴んでわずかに手前へ引き寄せてじっくりと観察し、なるほどこれは本物だと彼女がお姫様たる確証を得て。確信さえ持てれば用は無いとあっさり手を引っ込め立ち去ろうとした刹那、やけに怯えたような態度が少しだけ興味を引いて立ち止まり)――何をそんなに恐れているの?さっきの猫じゃあるまいし。




344: フィリア [×]
2021-02-04 22:48:51





       >>第七皇子様( >>343 )


 あ…えっと、その
 ( 問いに口答をしたのは良いものの、その先にまた問いを投げられるとは思ってもいなかったのかそれに対する答えは考えておらず一拍置いたあとに出てくる言葉は適切なものではなく、ただただ濁った曖昧な言葉だけ。散歩してました何て言えばどうなることか分からない。素直に口答を出来ずに視線をあちこちへと巡らせていれば鼓膜を揺さぶる冷淡さを孕んでも尚綺麗と思える声で紡がれた言葉。「 え、その……申し訳ありません 」その言葉は己へと向けられた言葉ではない物だと分かるはずもなくただただ無意識に謝罪を口にしては下へと視線を落としひやりとしたこの空気に耐えるかのように唇を一の字に結び。そんな最中その唇をほどかせるような言葉が彼の綺麗な唇から発せられ、思わず下げていた視線を上げれば月明かりを背後に己を見下ろす彼の姿。思わず見とれてしまいそうな雰囲気の彼に言葉が出てこず、ただただ美しい声音で紡がれる言葉を聞き入るだけ。「 皇子様達が、私を?……私は、どうすれば良いのでしょうか…第七皇子様、 」聞き入った言葉の内不穏な単語に不安が掻き立てられ。───求められるのは、とても嬉しく幸せだ。けれども腕を組み告げる彼の言葉からは何か異常性を感じてしまい、どうにも素直に喜ぶことはできず。そんな事を考えながら、眉を下げ救いを求めるかのように問いを一つ。すると戸惑う己の手を綺麗に整った手に握り引き寄せられては、手の甲に咲く黒百合を見つめられそれは直ぐに手放されて。ほんの少し彼の温もりが残り、怪我をしている方の手で手の甲の黒百合を包み込んでは触れられたことに無意識に嬉しく思い。それは、己の性格によるものだろう。す、と瞳を細め立ち去ろうとする彼の背中を見ていればふわりとガウンが揺れると共に振り向く彼が紡ぐ言葉にピクリと肩を揺らし、直ぐに頭を下げてはそれと同時に黒百合の花弁が髪の間から一つひらりとすり抜け、彼の足元へと落ち行くのを目で追う余裕もなく無意識のあまり本性が分かるような失礼な言葉を含めた口答を一つ。 )
 お気に障りましたのなら、申し訳ありません。その、先程から無礼な行動ばかりをしてしまいましたので何時首が飛んでも可笑しくないと───。





345: 第七皇子ヴィルケ [×]
2021-02-05 13:17:38


>>フィリア姫(>>344)

(口籠る様子を見れば得心が行ったように歯切れのよい溜息を落とし。目的はただ事実を確認することであり彼女を問責したいわけではなく、幾分かの哀れみを含んだ声音で「 ……君が嘘つきって事はよく分かった。 」沈黙が問いへの回答と理解し表情から一切の温度を消して。本来なら皇族に対して虚偽の報告は罪科に値する行為だが、家臣や国民相手ならばともかく"魔女の作品"というイレギュラーな存在に対して目くじらを立てる気も起きず、結果として彼女の発言は不問とする慈悲深い結論を言外に告げて。救済を必要とする姫に相変わらず氷のような視線を注ぎながら「 それはさっき教えた筈だよ。お前は兄上達と過ごす事だけ考えればいい 」一度しか言わないという前置きを守りながら再度双子から突き放すように結んで。助けを求める相手が自分ではなく位の高い皇子であれば嬉々として構ってもらえただろうに、と心の奥底で同情のようなものすら抱きながら「 俺からひとつ大切な忠告――いや、警告をしてあげる。 」威圧的に見下げる姿勢はそのまま、一度そっと目を閉じて吐息を。一拍の沈黙の後、すぅと開かれた双眸はそれだけで人を殺せそうなほど鋭く「 俺達双子には近付くな。 」背後に稲光でも背負いそうな迫力でキッパリと言い切って。間髪を入れず、そっと片手を擡げて自分の首に指先を添え「 特にユーリケには絶対に構うな。即刻、俺がその首を斬り落としてやる 」ギョロリと瞠られたちぐはぐの瞳に宿るのは、身を焦がし内臓を煮立たせるほどの規格外の独占欲で。煮えたぎる黒いマグマのような激情は、今は眼前のお姫様ではなく愛する双子の片割れへと一身に注がれている――そう、"今"は。眼光で、声色で、背負った気迫で、全身を使って『ユーリケは俺のものだ』と叫びながら)返事は?



346: 極彩の魔女 [×]
2021-02-05 13:23:26



>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君を募集中です。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第三皇子ハインツ(>327

: ギュンター姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>320

: ヴォルフラム姫 <<< 第四皇子セス(>277

: フローチェ姫 <<< 第一皇子ジーク(>272

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>319

: ペネロペ姫 <<< 第五皇子エトワール(>324

: フィリア姫 <<< 第七皇子ヴィルケ(>345


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。



347: フィリア [×]
2021-02-05 18:05:51




       >>第七皇子様( >>345 )


 ───申し訳ありません。
( 理由を素直に言えず言葉を濁してしまった末に紡がれた言葉が鼓膜を揺らし、嘘をついてしまった己が悪いと素直にその言葉を受け取り双眸をそっと閉じては謝罪と共に頭を下げ。もう嘘なのだとバレてしまった以上罰を覚悟するしか───と諦めたその時、冷たさと突き放すような感情を孕んだ視線が己に注がれると共に慈悲もない言葉がすとんと脳内に落ち「 畏まり、ました。 」頭を上げ自然と出てきた了承の言葉。彼は助けてはくれないのだと特に苛立ちも感じずただただ諦めた様子で彼の整った顔を見つめていれば、「 警告、で御座いますか 」冷えきった温度は変わらず何かあれは危険だと教えてくれるのかと思い淡い期待を抱くも目に映るのは、今にも人を殺めそうな程の狂気を孕んだ視線を送る、宝石のようなオッドアイ。其と目が合った瞬間に体温が急激に冷めていく感覚を覚えながら「 は、はい。……畏まりました 」脅しとも言えるその言葉に逆らうことやどうしてなのかと聞けるはずもなく、催促された返事に対し視線は外さず震えた声で返事を。彼のその右目を見て何か情熱や愛情───そういったものではなく呪いのようなものを感じてはふるりと一度身体が身震いしては震えを押さえようと右手で左手の肘窩を掴み。あからさまに見える拒絶に関わったら命はない、と実感し震える足で何とか一歩下がれば怯えるような表情を浮かべながら、ゆるりと頭を下げ一の字に結んでいた唇をほどき )
 ……肝に銘じておきます。申し訳ありません、





348: リル=フィシー [×]
2021-02-07 01:35:48



>>ハインツ(>>327)

(今まで間近にしか姿を見ていなかった皇子の立ち姿は穏やかな声音や笑みをそっくり彷彿とさせ、ガウンの裾が柔らかく垂れたしなやかなシルエットは男性的でありながら威圧感はない。その代わりとでも言うように匂い立つような妖しげな、あるいは危うい空気が月明りが作る影のため部屋の暗がりとの境界を曖昧にする皇子の存在を強く主張していて。まるで密度の濃いような低い笑い声もどこか今までとは違って感じるが、それを違和感とするほど回転の良い頭はしておらず、寧ろ些細な変化でも与えたのが自分ならば楽しくさえ思え「どうかしら、見た事がないから。イカれさせたのがわたしなら、見たくなってしまうのかも」皇子の心中など計り知ろうともしない傲慢で、ともすれば足を痛めて逃げ道もないという状況に危機感など一片も感じていないと告白することを平然と、誘惑の類ではないのさえ伝わる単調さで言ってのけ。「この髪みたいな青いインクがあれば素敵なのだけれど。きっとわたしが目に浮かぶもの」傾けた体、皇子へ向けた顔のまま、きっとすぐに彼はやってくるという確信のもと思案げな目線を宙に逸らして話しかけるでもないぼんやりとした独り言を零した瞬き一度の間に音もなく静かに沈んだ自分の手の先にはやはり危うげな微笑みを浮かべた皇子がいて。首の位置を戻しても並べば見上げる彼に「わたし、他人の体温って苦手」と短く告げ。サテンについていた手を離すと今度は皇子の腕に目を遣ってつつ、と人差し指を這わせ「でも傍にいてもらうのは好き。……品がないと思っては駄目よ。誰にでも言うわけではないのだから」一拍置いてから唇を尖らせた発言は、皇子と魔女のために在る姫なのだから“誰でも”がいるはずもないが、偽りの記憶の中から考えればふれあいが心地良かったのは間違いなく第三皇子が初めてであり、それをを念押しするようにぐ、と少しだけ這わせた指に力を込めて。それから手を再びベッドへとやると鰓蓋が露わになるほど首を反らして窓を見遣り「夜風がね、冷たかったでしょう。ええと……だからね、あの窓が開けば良いのにって……そう、そうしたら、隣に、あなたに隣にいてって、言いやすいでしょう?」理論立てようとするほど言葉は滑らかさを失い、つかえ、いっぱいに使った脳みそはぱら、と頬に髪を落としながら同意を求める視線を向けていて)


(/今後の展開につきましてご相談があります。リル=フィシーは重症ではないにしろ挫いた足の手当をしていただき、蜂蜜対応の第三皇子と愛でられて当然という姫の相性がうまく?み合い優しい皇子にだいぶ懐いているような状況です。また、もしご縁が繋がった際に別の皇子との交流のきっかけになればという思惑から靴や籠をなくしたと描写しておりました。この二点から、「足が治るまで」「靴が見付かるまで」などの方向で短期的にでも姫が王宮に留まる事は可能でしょうか?)



349: リル=フィシー [×]
2021-02-07 01:54:31



(/連投になってしまい申し訳ありません。>>348の背後会話部分で弾かれた文字があったため訂正致します。おそらく変換時に常用漢字ではないもので変換し気付かないまま投稿したのだと思いますが、念のためふりがな付きでの訂正文とさせていただきます。失礼しました。
 ×(前略)相性がうまく?み合い… → ○(前略)相性がうまく噛み合い(かみあい)…)



350: 第七皇子ヴィルケ [×]
2021-02-08 20:09:22


>>フィリア姫(>>347)

解かれば良い。
(ダミーの記憶を背負うとはいえ、産み落とされたばかりの赤子に等しいお姫様を遠ざけるような酷な真似は優しい優しい兄上方なら絶対にしないだろう。なればこそそれは自分の役目ではないと端から匙を投げつつ度が過ぎるほど従順な様子に浅く顎を引くようにして一度だけ頷き。恐怖に慄き後退する姿へ怪訝そうな目を向け「 ――?今度は何を怖がるの。 」自分の中に蜷局を巻く黒い愛情が他人から見れば畏怖の対象であるとはつゆほども思わず、寧ろ太陽が東から昇るが如く当然のように肩を竦めて「 双子の兄が、その片割れを愛して慈しんで異物から守ってやるのは当然の事だろ? 」魔女とのゲームにおける最重要の駒たるお姫様、そんな大切な存在を臆面もなく異物呼ばわりするのは八人兄弟の中でも第七の皇子以外に居ないだろう。他ならない双子の弟だけを見つめ愛し守り抜く姿は独善的な病んだ兄王とでも形容するのが相応しく、ちろりと獣に引き裂かれた手の甲へ視線だけを移動させ「 その傷。兄上に見せればいくらか気を引けるかもしれないけど、消毒して塞いでおいた方が良い。 」傷に気付いていて放っておいたと分かれば、後に小言が飛んでくる――そんな面倒を回避するためという動機までは言葉に乗せず「 医務室の場所は? 」彼女の記憶に王宮の間取りまでもがインプットされているかは定かではなく、その所在を既知か否か端的に問い掛けて)




351: 第三皇子ハインツ [×]
2021-02-08 20:47:49


>>リル=フィシー姫(>>348)

姫は怖いもの知らずだね。
("俺だって男なんだよ?"――、言った所でこの甘く脆い夜気にはとりとめのない戯言として掻き消えてしまうであろう言葉は喉奥に封じ込め、代わりに含みを持たせるような小さな笑いを零すに留めて。この暗い熱情を目の当たりにすれば彼女はどんな顔をしてどんな声を上げるのだろう、反射的な疑問が脳裏に浮かべば薄く筋張った手のひらで潰れた隻眼を覆う事で疑問が想像に昇華するのを抑制して。想像してしまえば歯止めが利かなくなる恐れもある、たったひとつの失言や暴挙で容易く壊れてしまう硝子細工のようなこの夜へ下卑た欲を以って幕を下ろすのはまさに不本意。目を隠していた手を下へ滑らせ己が首筋に添えながら「 姫のおうちにあるかな?無ければ俺の書斎にあるのを持って帰ったらいいよ。 」言ってから脳裏に浮かび上がるのは、造られた存在たるお姫様におうちなんてものは存在するのだろうか、という疑義。兎も角は有ることを前提にして一旦言葉を結びつつ、腕に触れた確かな感触にこそばゆくなるような喜びを覚え「 光栄だな。リル=フィシー姫のお眼鏡に適った最初の皇子だなんて 」近付いては離れてゆく蜃気楼のように、今しがたまで腕に添えられていたのが夢かと見紛うほどすぐに離されてしまった指先を追うようにゆっくりと首を巡らせながら、許された愛称ではなく正称にてその名を引き合いに出す事で心からの喜色を言の葉へ表現して。かち合った視線と、ややしどろもどろな言葉運びの可愛らしさに思わず首元で待機させていた手を口許へ移動させ綻ぶように小さく笑って。これほど栄誉ある遠回しな命令がこの世にあるだろうか、まだ幾分か緩んだ口許をそのままに柔らかなスプリングを少しだけ軋ませ立ち上がり「 お姫様の仰せのままに。 」子女専属の執事がそうするように、第三の位を鼻にかけることもなく恭しく胸板へ手を添えて。窓の前に立てば長身が一時的に室内へ影をもたらし、静かな部屋へカチリと蝶番の外れる音を響かせながら両開きの窓の片方だけを全開にして「 良い夜風だ… 」ふわりと前髪を揺らした風が潰れた片目のグロテスクな傷跡を僅かに外界へ晒したが、窓の外へ顔を向けていたのが幸いし姫に忌々しいものを見せずに済んだ事を内心のみで安堵しながらくるりとキレ良く踵を返し、今度は靴を脱いでベッドへ上がりボリュームのある枕を背凭れに足を伸ばして座る体勢へ移行し「 おいで。眠ってしまうまで話をしようよ 」手を差し伸べる代わりに砂糖菓子のような甘い声と隻眼の視線をお姫様へと向けて。きっと足を伸ばした方が傷に障らないだろうと、それらの声や目は下心よりも思い遣りを多分に含んでいて)


( / 今後につきましてご相談いただき有難うございます、誤字訂正についても承知いたしました!姫との接触に積極的な皇子達は元よりお姫様を王宮へ出来るだけ長く留めようとしますので、短期・長期問わず王宮へ滞在いただくのは大歓迎でございます!ちなみにですが、ハインツとの初回交流の結びとして考えていた場面は「この翌日、リル姫はハインツの部屋で目を覚ます(ハインツの姿は無い)」であり、その時に3点ほどアイテムをハインツの自室へリスポーンさせる予定でした。1、2点目は「庭園で失くした籠と靴(いずれもハインツが使用人に命じて早朝に探させたもの)」、3点目は群青のフラットシューズ(「足を挫いているのにヒールは苦痛だろう」というハインツの計らいによるもの)です。ですので、王宮に留まるその他の理由として、次回指名いただく皇子にリル姫を引き留めさせようかと思っておりました。無論、指名を選ぶ展開ですし此方からの一案ですので、何なりと背後様からのご意見を頂ければと思います!)



352: フィリア [×]
2021-02-08 21:57:04





         >>第七皇子様( >>350 )

 はい……。
( 彼のほどかれたその唇から静かに綺麗な声音に乗せられ発せられた言葉へ、何事もなく済むよう躾られた犬のように返事と共に頷きを。双眸へ恐る恐る目を向けるも月光を背にしているせいか表情はあまり分からないものの何故か片眼の赤い瞳だけが際立って見え。「 い、いえ───ッ、第七皇子様を怖がるなんて、そんな 」その赤き瞳の奥に渦巻く感情が黒よりも濃い愛情だと己には分かるはずもなく、言葉では言い表せない何か別な、そんな何かを一瞬だけだが再び感じ取ってしまった己は畏怖した表情を浮かべ、問われた質問にピクリと肩を揺らし目線を合わせられずにぽつりと。下手に刺激しては気分を害しかねず、無事に寝床につく為には何とかこの場を上手く切り抜けなければならない。畏怖した表情から一度そっと眼を閉じ、すっと双眸を開き且つ表面上は冷静を保ちつつ鼓膜を揺らす彼の声に耳を傾けながら言葉を考え。けれどもすとんと脳内に落ちた" 異物 "と言う言葉に反応せざるを得ず。彼が言う" 異物 "と言うのは弟君である第八皇子様に関わろうとする他人か、もしくは別の何かか。前者であれば己も含まれるのか、はたまた含まれないのか、此処まで考えられたは良いものの早く返事を返さねばと焦ってしまった己はなるべく気分を害す事のないよう一拍を置いた末、短く息を吸い「 第八皇子様を大切にする気持ち、とても伝わってきます。ですが、異物と言うのは私も含まれるのでしょうか?───きちんと理解できずに申し訳ありません。これからの接し方を考える為にも、どうか教えていただけないでしょうか…? 」と切実な願いを。関わらないようにすれば良いとは考えるもきっと何かの弾みで関わる場面が出てくるはず、その時の対策として聞いておくのも手だと考え。すると気遣う言葉にそんな事も言える言えるのだなと失礼極まりない発言は口にこそしないものの心で呟きつつ「 御気遣い、痛み入ります。いえ、いえ。見せ付ける程のものではありませんので。…、後程処置をしておきます 」御気遣い、ではなく遠回しに面倒事が自身に降りかからないようにする為に言った言葉とは露知らず己は冷静を装いながらぽつり。「 医務室……医──ッ、う? 」医務室の場所はと問われ知っていると答えようとその場所を詳細に思い出そうとするも、唐突に走る頭痛。それも一瞬だけで咄嗟に片手を頭に添え一瞬感じた頭痛に頭の中は真っ白になり、" 魔女により端正に作られた作品かと思いきや突如出てきた欠陥 "己はそんな事露知らず頭に添えていた手を離し頭を振れば眉を下げ申し訳なさそうに )
 申し訳ありません、場所を教えていただけますでしょうか…?


(:/度々丁寧に返していただき誠にありがとうございます…!今回で何往復かしましたが返信しづらい、キャラに違和感がある等ありませんでしょうか…?そして、今回文中に" 魔女により端正に作られた作品かと思いきや突如出てきた欠陥 "と書きましたが、主様的には問題は御座いませんでしょうか?王宮内の地図を全て完璧にインプットされていないと言う感じで書いてしまいましたので…!もしありましたら書き直させていただきますので、遠慮なく仰って下さいませ!/礼)





353: 第七皇子ヴィルケ [×]
2021-02-09 18:26:01


>>フィリア姫(>>352)

――俺を恐れる事でお前を咎めたりしないよ。
(どうやらこちらの一挙一動が彼女を追い詰めるようなものだと受け止められてしまっているらしい、そう悟らせるには十二分な姫の態度に不本意そうに軽く両手を広げて。何故ならそれは好都合、魔女の駒が自分を恐怖してくれるなら、第七はおろか第八皇子にも近付こうとは思わないだろう。思い通りに事が運んでいる微かな爽快感に似た感情から、別段姫に対する害意が湧く筈もなく「 双子(おれたち)の平穏を邪魔しないでくれればそれでいいんだから。 」独善的な皇子の言う平穏とは、今まで通り弟が兄に支配される状況を指すのだろうか。ともかく第八はこの王宮の特異点たるお姫様に興味を抱いている様子なので、自身からすれば愛しい片割れの意識がほんのわずかでも自分以外の何者かに注がれるのは我慢ならず「 俺の――ユーリケと俺の邪魔をするものは全て異物。あいつは繊細でとても脆いんだ、異物に干渉されれば容易に歪ませられてしまうかもしれない。だから俺が守ってやらなきゃ駄目なんだ 」主語を自分単体から双子にすり替えたことからもありありと滲み出る独り善がりな正義感は歪みに歪んでむしろ澄み切るような純度で一身にユーリケへと向けられており。夜風に靡く銀髪がふわりと頬を撫でる感触に双眸を細めながら「 "警告"を守れないのならお前も異物だよ。 」反して言えば、第八皇子に干渉しないのであればこちらから害意を向けることもない。ここまで深堀をして釘を刺したのだ、姫とユーリケが邂逅する場を万が一目撃されてしまえば例えどんな状況であっても独善の皇子は容赦なく剣を振るうだろう。何やら頭痛に苛まれるような様子を心配するでもなく何の気なしにじっと見遣るのは、はち切れんばかりの愛情は第八皇子にのみ向けられているからこそで。「 ……ついて来い。 」口であれこれ説明するのも面倒、であれば案内をした方が早い。丁度部屋に戻る帰り道と重なっていることもあり、凛とした声で告げては返答を待たず踵を返して庭園を抜ける道へと歩み出し)


( / お声掛け有難うございます、此方こそお世話になっております!ご確認頂いた描写については、「欠陥」というよりも、より皇子とのゲームを楽しむために忍ばされた魔女の「遊び心」と今後捉えて頂ければと思います!何せ性悪な魔女ゆえ、より面白そうな展開へ駒を運ぶためなら記憶のひとつやふたつ容易に操作してしまうイメージを念頭に置いて頂ければ!また、こちらこそ第七皇子が警戒心剥き出しですがお返事に窮されることはございませんでしょうか?話の運び的にも幾分か致し方ないとは思うのですが、>347のレスを見ると文章全体を通して同じような台詞のみでしたので、今後も第七皇子との交流をご所望でしたらもう少しフィリア姫の内にある色めいた闇を前面に出して積極的に発言して頂けたら幸いです…!今後の展開やヴィルケとの距離の詰め方についてアイデア等ございましたらいつでもご相談下さいませ!さて初回交流ですが、このままの流れですと次レス辺りで医務室に到着しそこで初回の〆とさせて頂こうと思っております。ひいては次の指名や場面について、ご希望を伺っても宜しいでしょうか?)



354: 極彩の魔女 [×]
2021-02-09 18:30:12



>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君をお待ちしています。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

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: ギュンター姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>320

: ヴォルフラム姫 <<< 第四皇子セス(>277

: フローチェ姫 <<< 第一皇子ジーク(>272

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>319

: ペネロペ姫 <<< 第五皇子エトワール(>324

: フィリア姫 <<< 第七皇子ヴィルケ(>353


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。




355: フィリア [×]
2021-02-09 20:26:29





       >>第七皇子様( >>353 )


 ───!ありがとう、ございます。
( 恐れる事で咎められないのであれば恐れ戦く必要はない、窮地を脱する事が出来た安心感からか緊張は薄れ自然と口角が緩めば先程の畏怖した表情は消え失せ、柔和な笑みを浮かべつつ礼を。第七皇子様は弟君である第八皇子様を酷く溺愛し、愛よりも重たい何かで縛り付けようとしている、のかもしれない。その愛を邪魔しなければ" 異物 "となる事はないと一つの希望を抱きつつ「 はい。心に止めて置きます。 」この首が飛ばないようそう言う他はない。するり、己の冷えきった首を風が一撫でし、彼の絹糸のような銀髪を揺らしていくのを眺めながら「 第八皇子様はとても幸せな方ですね。───私も、第七皇子様のような深い愛情に溺れてみたいものです。 」己の心の内にしまっていたはずの言葉が今になって飛び出し。けれども慌てて口を塞ぐような仕草はせず、それどころか彼の話を聞いていてその瞳の奥に黒く渦巻く愛の楔が欲しいと、私にもその黒き愛の矛先を向けて欲しいと思うように。それは己の性格からくる、悪い悪い癖のようなもので、他人が他人に向けている愛情を欲しいと思ってしまうもの。月夜に煌めく銀髪に、凛とした顔立ちと海よりも深い愛情を宿す双眸───とても美しい。背を向け案内をしてくれるのか歩き出す彼の背へ、聞こえるか聞こえないかの声量で「 楽しみ 」そう呟く己。ぷちりともう片方の手に瑞々しく咲き誇る黒百合を摘み取れば、呪いにも似た愛情を心の内に秘める彼の背を見据え黒百合に口付けをしては己が歩き出すと共に、今感じたこの感情を忘れまいと思い出をこの地に遺すべくその花を煉瓦調の地面へ落とし。黒百合の花言葉は" 愛と呪い "、彼と似ているような似ていないようなと思ったことは敢えて口にしない。少し間を空けそれを詰めるような無謀な真似はせず、後ろに着いて行きつつ彼が歩く度に揺れるガウンを眺めながらぽつりと )
 ありがとうございます、第七皇子様。


(:/返信ありがとうございます…!記憶の操作の件は了解致しました!やり過ぎない程度に表面に出していこうと思います。いえいえ!その警戒心をどのように解こうか必死で謝りすぎたようで申し訳ないです!(/礼)お言葉に甘えさせていただき今回、フィリアの心の闇を出させていただきましたが大丈夫でしたでしょうか…!今後の進展方法は未だ練り練り最中でしてどこから言った方がいいのやら…。(/)次回の〆は了解致しました!次回ですが話してみたかった第四皇子様か第一皇子様のどちらか…!またまた決められずに申し訳ありません!絡みやすい方法で絡んでいただければと考えております…!場面は王宮内を覚えようと歩いている場面がやりやすいのでは…?と思っております。毎回、素敵な皇子様と絡ませていただきありがとうございます…!(/礼))





356: フィリア [×]
2021-02-09 21:43:06





       >>第七皇子様( >>353 )


 ……、!ありがとう、ございます。
( 恐れる事で咎められないのであれば恐れ戦く必要はない、窮地を脱する事が出来た安心感からか緊張は薄れ自然と口角が緩めば先程の畏怖した表情は消え失せ、柔和な笑みを浮かべつつ礼を。第七皇子様は弟君である第八皇子様を酷く溺愛し、愛よりも重たい何かで縛り付けようとしている、のかもしれない。その愛を邪魔しなければ" 異物 "となる事はないと一つの希望を抱きつつ「 はい。心に止めて置きます。 」この首が飛ばないようそう言う他はない。するり、己の冷えきった首を風が一撫でし、彼の絹糸のような銀髪を揺らしていくのを眺めながら「 第八皇子様はとても幸せな方ですね。───私も、第七皇子様のような深い愛情に溺れてみたいものです。 」己の心の内にしまっていたはずの言葉が今になって飛び出し。けれども慌てて口を塞ぐような仕草はせず、それどころか彼の話を聞いていてその瞳の奥に黒く渦巻く愛の楔が欲しいと、私にもその黒き愛の矛先を向けて欲しいと思うように。それは己の性格からくる、悪い悪い癖のようなもので、他人が他人に向けている愛情を欲しいと思ってしまうもの。月夜に煌めく銀髪に、凛とした顔立ちと海よりも深い愛情を宿す双眸───とても美しい。背を向け案内をしてくれるのか歩き出す彼の背へ、聞こえるか聞こえないかの声量で「 楽しみ 」そう呟く己。ぷちりともう片方の手に瑞々しく咲き誇る黒百合を摘み取れば、呪いにも似た愛情を心の内に秘める彼の背を見据え黒百合に口付けをしては己が歩き出すと共に、今感じたこの感情を忘れまいと思い出をこの地に遺すべくその花を煉瓦調の地面へ落とし。黒百合の花言葉は" 恋と呪い "、彼と似ているような似ていないような───恋の部分は分かりはしないものの、思ったことは敢えて口にせず。少し間を空けそれを詰めるような無謀な真似はせず、後ろに着いて行きつつ彼が歩く度に揺れるガウンを眺めながらぽつりと )
 ありがとうございます、第七皇子様。


(:/返信ありがとうございます…!記憶の操作の件は了解致しました!やり過ぎない程度に表面に出していこうと思います。いえいえ!その警戒心をどのように解こうか考えた末に必死で謝りすぎたようで申し訳ないです!(/礼)お言葉に甘えさせていただき今回、フィリアの心の闇を出させていただきましたが大丈夫でしたでしょうか…!今後の進展方法は未だ練り練り最中でしてどこから言った方がいいのやら…。(/)次回の〆は了解致しました!次回ですが話してみたかった第四皇子様か第一皇子様のどちらか…!またまた決められずに申し訳ありません!絡みやすい方法で絡んでいただければと考えております…!場面は王宮内を覚えようと歩いている場面がやりやすいのでは…?と思っております。毎回、素敵な皇子様と絡ませていただきありがとうございます…!(/礼))


(追記:/レス消費申し訳ありません。本文にある花言葉に間違いが有りましたので訂正致しました!
?" 愛と呪い "○" 恋と呪い ")





357: 第七皇子ヴィルケ [×]
2021-02-12 17:19:51


>>フィリア姫(>>356)

――……へえ。お前、なかなか話の分かる姫だね。
(ごく普遍的な価値観から見れば第七皇子が弟へと向ける愛情は異常と判断されて然るべきもの。愛情より暗く重いそれは、適切かは置いておくとしても執着や依存と表現して差し支えないほどの質量を宿し、だからこそ使用人の中にはヴィルケのそういった性質を恐れ煙たがり、時たま勘違いも甚だしくユーリケに同情を向ける輩も存在する。――若しかすると、八人の皇子の中にもそう感じている者が居るかもしれない。そんな中で、兄に愛されることで"第八皇子は幸せだ"と判じたお姫様には予想外とばかりに目をぱちくりさせ、夜気に融けてしまいそうなほどの微かな笑みを唇に凪がせて。「 そうだよ。ユーリケは俺が幸せにするんだ――今までも、これからも。この痕に誓ってね。 」不意に掲げた片手、重力に従いガウンの袖がするりとずり落ちて露わになった手首には爛れたような醜い手枷の痕。睨むような、それでいてわずかに恍惚とするような視線でそれを一瞥する頃、医務室に到着し。さっと手を下ろすことで服に隠れた傷跡にはそれ以上言及する気もなく「 駐在医に話は付けておく。好きな道具を使って治療しなさい 」くるりと彼女へ向き直って、庭園で初めて邂逅した時よりかは幾分かだけ穏やかになった表情で淡々と。言葉端に優しさが滲むのは彼女が自分の信奉する【愛】を理解し、また求める人種であると評価したからだろうか。「 深い愛情は俺だけが持っている訳じゃない。――明日、兄上方に会えば解かるだろうね。 」そう、他の皇子達もまた、それぞれ形の違う様々な情愛を持て余す者ばかり。終ぞお姫様の名前を聞く事もなく、言い終えた皇子は踵を返して仄暗い廊下の向こうへと消えていき)


( / 此方こそご丁寧なお返事有難うございます、訂正も承知いたしました!先述いたしました通り、初回交流はこれにて〆とさせて頂きます。魔女の遊び心に関しては良識の範囲内で表現頂いてOKです、もしグレーな所があればその都度お声掛けさせて頂きますね!そしてフィリア姫の闇、とてもとても良い感じですー!重い愛情は第七皇子の性質と通ずるところもありますし、フィリア姫は愛を求め愛に執着するとっても蠱惑的な性質のお姫様かとお見受けしておりますので、どうぞこれからもそういった魅力を余すことなく発揮して皇子達を手玉に取ってやって下さいませ…!さて次回のご指名について、候補を挙げていただき有難うございます!第四も第一も姫を愛し愛される事を望む皇子ですので基本どちらとも相性は良いのですが、距離の詰め方に相違のある二人でございます。セスは初対面から姫の愛情や劣情を求めて近すぎる程の距離感で犬のようにじゃれてきます。ジークは大人且つ紳士的に、言葉や時間を重ねつつ姫の心を奪わんとじわじわ距離を詰めるタイプです。次回はよりお好みに近い皇子でお迎えに上がろうと思いますが如何でしょうか…!)



358: フィリア [×]
2021-02-12 21:04:31





       >>極彩の魔女様( >>357 )


(:/とても素敵な〆をありがとうございます……!続きが気になりそうなダークな雰囲気での〆に、思わずおお…!となってしまいました。素敵な第七皇子様をありがとう御座いました!(/礼)畏まりました!ではグレーな部分に振れてしまった時はお手数お掛け致しますが、お声がけをお願い致します…!お褒めの言葉嬉しい限りです…!此方も第七皇子様に渦巻く愛情がとてもぐっと刺さって毎回きゅんきゅんさせていただいております!第八皇子様を深く愛している場面が今回見れたわけですがとてもとても好みで…!今後の進展がとても気になってワクワクしてます!他の皇子様達との交流も楽しみにしております!分かりやすい紹介をありがとうございます!次回の指名ですが大人の色香と危なげなダークな雰囲気を漂わせているジーク様にお願いしても宜しいでしょうか…!?絡みやすいように初回を回させていただきましたが、もし絡みにくいようでしたら書き直しさせて頂きますので、宜しくお願い致します…!(/礼))



( 先日お逢いした第七皇子様との交流中に起きたあの不可思議な頭痛と医務室の場所を思い出せない事が忘れられず、何故己は覚えている筈の医務室を思い出せなかったのかと悩みを抱えながら昼の日差しが窓から差し込む廊下を歩いて。まずは一階から二階までと決め訪れたのはこの正面玄関。一日に皇子様や使用人やらを何人も迎え入れるこの壮大なホールな玄関に何ら変わりもなく、辺りを見渡しても何時もと同じ光景。「 そう言えば一ヶ月前に割ったあの花瓶、どうなったのかしら。 」ふと、視界に入った瑞々しく咲き誇る赤い薔薇が活けられている花瓶に眼を向け、思い出された一ヶ月前の記憶にぽつりと呟く己。つい最近極彩の魔女によりその記憶を植え付けられ産み出された存在だと知る由もない己は顎に手を添え、花瓶をじっと見つめた後気のせいかとその場を去り次の目的地へ。廊下を歩いていく度、綺麗に装飾された扉を見て此処はあれとこれと思い出せることが出来たものの何故あの時は───と悩みが延々とループする最中視界に入ったのは廊下の壁にかけられている楕円形の綺麗に磨かれた鏡。歩みを止め悩みに悩む己の顔が写し出されており、と目が合えば小さく吹き出し、なんて酷い顔をしているのだろうか、そんな事を考えては段々と昨日の出来事も偶々思い出せなかったのかもしれないそう思えるようになってきて。再び歩き出し二階へ続く階段を上り踊場に踏み込んだ直後、大きな窓の向かい側で白い鳩が羽ばたく様子が見え其を眼で追うと共に窓へ近付き遠い空へ羽ばたき消え行く鳩を見つめ「 私も飛んでみたいわ 」と羨望の眼差しを雲が流れる空へ向け小さく呟き。 )






359: リル=フィシー [×]
2021-02-12 23:52:23



>>ハインツ(>>351)

おうちに……(そうして自室を思い出そうとしたがどうにも上手く思い出すことは出来ない。自身を子女と思い違った所詮花売りに自室と呼べるものはなく、住処として極彩の魔女が宛がった場所は本来の街角の娼婦達が身を寄せ合って暮らす粗末な一室。しかし魔女の性悪さが込められているのか“リル=フィシー”という個体としての性質か、思い出せないという事実が存在の綻びになることはなく、「普段はお手紙を書かないからよく憶えてないわ」そう簡潔に思考を結んでしまうと「皇子様の物を持って帰ったら、羨ましく思った姉たちに奪われてしまいそう」姉、とは勿論実在するわけではなく思い違いの辻褄合わせに娼婦たちをそう認識しているだけのこと。そんなことよりも夢中になるべき思考は目の前の存在である。自身が身じろぐ分には衣擦れの音しかさせないベッドを、嫌な響きではなく軋ませる皇子の一挙手一投足、声までもを追いかけて視界に捉えると、窓からの月明りを遮った逆光の背中に向かい「わたしもね、最初に会えたのがハインツ皇子で嬉しいのよ。助けてくれてありがとう、本当に」他の皇子を知らないこの夜のうち今だけは確かに唯一の甘く熱い視線で愛しんでくれる優しい皇子様へと、薄い微笑みでもって喜びと感謝を伝え。あくまでも柔らかく、けれど快適な室内にひやりと侵入した夜風に皇子の髪が揺れたのが見えると、外へ向けられたためはっきりと何が見えたわけではないがだからこそ、どうして彼の夕焼けは片方を隠しているのかしらと今まで気にもしていなかった疑問がふっと浮かび。ベッドへと戻ってきた皇子の甘やかな誘いは頬を撫でるようなゆったりとした心地良さで、体温を嫌っておきながらその声もぬくもりのある瞳ももっと間近にという気持ちは誘蛾灯へ突き進む虫に例えても良いほど一切の抵抗も躊躇もなくコロン、と靴を床に転がさせて。いっそ進みにくいまでにふかふかのシーツの海を這って彼のもとへと辿り着けば少しでも動けば触れるほどの僅かしかない隙間を開け手当をしてもらった右足が上になるように横向きに頭と肩を枕に埋めて寝転がり、軽く曲げた膝を悪戯に皇子の脚にくっつけてみせ、右側から見上げると長い前髪が顔を隠しているのが余計に際立つことを発見しつつ「さっきのお話。もしもわたしが怖いもの知らずだったら、皇子様の怖いものはなあに?」きっと隣の皇子様にしか届かない声は彼への親密な囁きのような、いつ微睡みに落ちてもおかしくないような静かさで)


(/回答と素敵な展開を考えていただいていたことに感謝と驚きと喜びで軽くパニックです…!ありがとうございます!大歓迎との嬉しいお言葉ですので、「王宮に留まる」方向でいきたいと思います。よろしくお願い致します。そして、そして、流れからすれば自然だけど流石におこがましいかと思っておりました皇子様のお部屋で夜を明かすことや思いがけない贈り物の提案などいまだパニック中です…あまりに深くグサッと刺さりました…是非とも、厚かましいと思いつつも背後様の考えた展開で進めさせていただければと思っております!そうなると、姫がハインツ皇子にお礼を言わなきゃ、と探していたところ他の皇子様に遭遇するとか、第三皇子の不在を狙って姫と接触しようと訪れた皇子様といった流れになるでしょうか。ワクワクしてしまいます…!それから、初回交流の結びですが背後様のタイミングで回収していただいて大丈夫ですし、もし姫の寝落ち描写が必要であればそのようにしますがいかがでしょうか)



360: 第一皇子ジーク [×]
2021-02-14 00:33:04


>>フィリア姫(>>358)

(昼食を終え自室の書斎にて公務に励んでいても、今日は一向に筆が進まない。それもこれも全て、八人の皇子全員が揃う本日の午餐でヴィルケが公言した"お姫様"の存在が頭から離れないからで。国の健全な経済を守るための貿易公務も勿論大切だが、そもそも魔女とのゲームに勝てなければこの国は終焉を迎えてしまう。であればゲームにおける最重要の駒である姫の存在を無視する事など到底不可能、特に第一の位から最もこのゲームの勝利に責任を感じている長男であれば尚の事で「 ――未だ姿すら拝まない内から、私は既に虜という訳だ。 」万年筆の動きを止めてガラス張りの窓から晴天を見上げては、人によっては苦しげとも判断するような悩ましい笑みを浮かべて。居ても立っても居られず腰を上げて、これといった目的地もなく歩き始める――否、目的地は他でもないお姫様の現在地。ヴィルケの口ぶりによれば王宮から離れるような性質のお姫様ではないらしいが、その情報もどこまで定かか判らない。藁にも縋る思いで、ヴィルケが最初に彼女に出会ったという庭園を、次に庭園の傍の温室を、裏手に回って厩舎を――どこを探してもヴィルケの言っていたような黒髪に給仕服の女性は見つけられず、僅かばかりの焦りが少しずつ胸に湧き始めた刹那、求めてやまなかった黒色に邂逅し「 姫…? 」ぽつんと落ちた小さな言葉は声に出した自覚が無く、ふと彼女が願うような視線を向ける窓へ自分も倣い「 もしあんな風に空を飛べたら、もっと早く貴女を見つけられたかもしれませんね。 」姫の背後に位置する階段を数段残して登り切らぬところで足を止め、平素の穏やかさの中に遂に姫を見つける事が出来た喜色を隠しきれず今の今まで彼女を求めて彷徨っていた事実を滲ませながら「 初めまして、黒百合の姫君。昨夜は弟がお名前も聞かず、失礼を致しました。 」階段のズレ分の差異がある事で身長差は縮まり、此方から見下ろすような形にならなかったのは僥倖だろう。口許には柔らかな笑みを浮かべたまま、眉尻だけを下げて身内の非礼を詫びた後、コツコツと上等な革靴の跫音を響かせ頂上まで登り切り「 第一皇子、ジークと申します。――少々顔色が優れないようですが? 」恭しく胸に手を添え洗練された一礼を。ゆっくりとした所作で顔を上げ、消えない隈に縁どられた己が言うには些か皮肉と取られても仕方のない台詞を心の底からの善意で心配そうに告げて)


( / ご指名の選択、そして絡みやすい文章の先出しまで有難うございますー!とても助かりました、早速ご指名に預かった第一皇子にてお迎えに上がらせて頂きました!第七皇子とはかなりギャップのある優男テイストなジークとの交流を是非楽しんで頂ければ幸いです、指名変更や展開のご相談はいつでも承りますので何かあれば遠慮なくお声掛け下さいませー! / 返信不要)



361: 第三皇子ハインツ [×]
2021-02-14 02:10:37


>>リル=フィシー姫(>>359)

そ、れは――――
(珍しく二の句に詰まるような様子を見せたのは、唯一無二にして最重要の駒であるお姫様に"姉"が存在するという衝撃に虚を突かれたからで。まさか極彩のマドモアゼルはスペアのチェスピースを用意していたのだろうか?一瞬でもそんな疑義が浮かぶのも馬鹿馬鹿しいほど解答は決まり切っていて、退屈なワンサイドゲームを嫌う彼女がそんなアンフェアで恥知らずな真似をする筈もなく、そう脳内で完結させて「 お姉様の分も用意しなくちゃだね。 」顎を引くようにして浅く頷き彼女の無意識な辻褄合わせに倣うように微笑みを落として。姉と誤認する存在が誰なのかはこの際問うまい、彼女が【おうち】に帰る事を望む日が来たのならばともかく二人分の青インクを渡そうと内心で決めてこの話題に区切りをつけ。"最初に会えたのが"、というワードが可憐な声で紡がれてしまえば、彼女は"次の"――即ち自分以外の皇子ともこの先触れ合うのだろうという事実に直面せざるを得ず、唇は緩い弧を描いたまま目許だけに寂しさを灯して「 お礼を言うのは俺の方だよ。君みたいな素敵なお姫様を、たった一夜でも独り占めさせてくれてありがとう。 」執着の獣を容易く刺激する微笑みのなんと美しいことか。しかし逃げ続けた麗しさに今度は初めから向き合い、その微笑みが他の誰かに向けられてしまう狂おしさに姫と接しない方の拳を手のひらに爪が喰い込むほど固く握り締めながら「 俺の人生でいちばん価値のある夜だ。一生忘れないよ、姫。 」足に触れた膝はきっと信じられないほど滑らかな肌をしているのだろう。布越しに振り合うだけでも直接その熱を確かめたくて堪らなくなる衝動だけは獣のせいには出来ず、自嘲気味な乾いた笑い声で微かに夜気を揺らし「 リル姫が俺以外の皇子と結ばれてしまう事。 」聞こえたか否か定かでない音量で本音を吐露した直後、夜が深まったことによる生物的な睡魔から互いに言葉数は少なくなってゆくだろうか。皇子としてではなく男としての威信にかけて姫が眠りに落ちるのをしかと見届け、寝息が聞こえれば華奢な肩が隠れるように毛布をかけながら自分はそっとベッドを降りて。部屋のすぐ外に控える使用人に彼女の落とし物を探すよう言付けた後、ふらりと自室を後にして。再度音を立てないよう戻ってきたのは一時間ほど経過した辺りで、既に並べられていた姫の靴と籠の隣に深い蒼色のフラットシューズを置いて『お姉様には内緒だよ』と流れるような筆記体の青インクを走らせたメッセージカードを添え、無音を守ったままに廊下の奥へと消えて行き)


( / お返事ありがとうございます、展開をお気に召して頂けたようで一安心でございますー!お言葉に甘えて初回交流は今回で〆とさせて頂きましたが、何か初回で書き残した事があれば次レスで消化頂いて構いませんので…!さて、早速次回交流のご指名を伺いたいのですが、現時点で気になる皇子はいらっしゃいますでしょうか?ご参考までに先んじて挙げていただいた案に沿いますと、リル姫にハインツを探して頂くのはスタート地点の前提として、「偶然遭遇する」形になるのは第二、第五、第七、第八皇子、「皇子側がハインツの不在を狙って意図的に遭遇する」形になるのは第一、第四、第六皇子かと!もしご指名が決まっておりましたら、同時に簡潔で構いませんので次回交流の初回文を回して頂く事は可能でしょうか?何卒、ご検討宜しくお願い致しますー!)




362: フィリア [×]
2021-02-14 03:58:18





      >>第一皇子様( >>360 )


( 私もあの鳩の様に自由に飛べたら、きっと何も縛られる事なくあの大空を飛び回っていたことだろう。そんな幻想を抱きつつ向けていた羨望の眼差しはとある一つの言葉が聞こえると共に一瞬困惑の色を宿し胸の内に咲いた違和感に右手で胸部の服を軽く握りしめて。嗚呼、まただ。第七皇子様に" 姫 "と言われた時と同じ、謎の違和感。双眸を閉じぎゅう、と胸の内に咲く違和感を抑え込むかのように今一度胸部の服を握り締めていた手を強め後に離した後に下ろして。そっと再び開いた双眸は落ち着きの色を取り戻し、一拍を置いた末にゆるりと背後へ振り向くと「 ───飛べなくとも、こうして出逢える運命だったのかも知れませんよ? 」視界に映るのは艶やかな黒髪に、御世辞でも健康的だと言えないくらいの色白の肌そして己を捉えて離さないその桃色の双眸───第一皇子様である、ジーク様の姿。甘く鼓膜を揺らす声に柔和な笑みを浮かべその言葉に答えて。まるで絵画から出てきたような姿に浮かぶ文字は綺麗と言う一つの言葉につきる。「 第七皇子様のヴィルケ様、でしょうか?……いいえ、私は使用人と言う立場ですので然程気にしておりません。 」と、非礼を詫びる皇子様へ放念の言葉を一つ。先日の第七皇子様との出来事が思い出されるも非礼と言う非礼が思い当たらず、寧ろ此方が詫びなければいけないと言うもの。眼前に佇む麗人を見上げ「 御逢いできて光栄で御座います、第一皇子様。私は使用人のフィリアと申します。────御気遣い痛み入ります。…ですが、 」先程から気になってしまう、第一皇子様の隈。その隈も彼の美貌を引き立てる一部なのであろうが己には彼の方が顔色がよくないと感じてしまい、失礼ではあるものの其を承知で黒百合が咲く手を伸ばし頬へと触れて。「 第一皇子様もお顔が優れない様に見えます。もっとお身体を大事になさってくださいませ 」一度するりと親指の腹で撫で、甘く囁いて。先日の姫と言われた時から、何時もより誰かに触れていたいと言う気持ちが強くなっている気がする。失礼を百も承知で触れていられるのは、その気持ちが強いからか、はたまた" 姫 "と呼ばれている間は眼前に佇む皇子様に触れられる事が出来る権利が己には有るのだと感じているからなのか。何にせよ、己が触れた人物との間に愛される未来があるのならばどちらでも構わない、そうがむしゃらに何かを求める獣のようにも取れるその姿勢は崩す事なく己を見つめる双眸を見つめ返し、内に秘める獣を隠そうとばかりに微笑んで。 )





363: 第一皇子ジーク [×]
2021-02-15 12:57:12


>>フィリア姫(>>362)

――…?
(背後からでも驚かせないようにと務めて柔らかく声を掛けたつもりだったが、彼女のすぐに振り向かない様子や後ろ姿からでも分かる懊悩のような仕草に言葉や表情には出さないまま胸中に疑問符を抱えて。詩歌やメロドラマの一節のような言葉を贈り返されては、先程の違和感は杞憂だったのだろうかと半信半疑に思考を切り返し「 姫は運命を信じるのですね。 」待望のお姫様から賜った第一声はロマンチシズムに溢れており、正統な王位継承者としてリアリストにならざるを得なかった身からは遠い深窓の令嬢を見るような、一種の感嘆をわずかに声色へ乗せつつ「 フィリア姫。以後お見知りおきを。 」恭しく優雅に一礼し、男性側から女性へ敬意を示す挨拶としてそっと手を差し出し。もし彼女がこの礼式に応えてくれたのならば、直には触れないリップ音だけを手の甲にエアキスとして落とすだろう。そうしてゆるりと手を引っ込め姿勢を正し「 ……使用人、ですか。 」忌々しい魔女の悪戯だろうか。彼女は姫として生み出された存在であるのにアイデンティティは使用人としてインプットされているらしいと悟れば、少し寂しそうな色を微笑みに映し「 貴女は我々皇子にとってかけがえのない、唯一無二の姫君なのです。――と、唐突に告げられても困ってしまうでしょうか。 」ヴィルケのようにゲームの駒としての役割を押し付けるでもなく、目一杯にお姫様自身の感情や心を尊重する穏やかな声音。普段であれば使用人相手には絶対にしない、否、皇族の権威が揺らぐのを予防する為してはならない禁忌とされている先般の挨拶がまさに彼女を姫たらしめる証拠で。「 けれどご安心を。すぐに信じられるようになるでしょうから。 」瑞々しくも妖しげな生花に彩られた手がこちらへ伸びてくるのを拒むことなく受け入れ「 本当に貴女が只の使用人ならば、第一皇子の頬へ許可なく触れる事は許されない筈です。…違いますか? 」ぬくもりや労わりを与えるようでいて、その実形振り構わない欲望を以って皇子の何かを求めるような、人肌の体温と形容するには幾分か熱すぎる秘められた熱を彼女の指の腹から感じ取って。その確かな熱量を盾にするかのように、姫を姫たらしめる自覚を誘発しようと微笑みを返して)


( / 交流中に失礼いたします!念のためのご連絡ですが、>>24に補足がある通り、お姫様はどのようなダミーの記憶を植え付けられていたとしても、初回交流以降は姫の自覚が自然に芽生えるような絡繰りとなっておりますので、今後の交流はそのようにご留意頂けますと幸いです。何卒宜しくお願い致しますー!)




364: 極彩の魔女 [×]
2021-02-15 17:28:16


( / 一部地域に地震が起きた旨、報道にて関知しました。もし参加者様の中に今も心細く大変な思いをされている方がいらっしゃったら…と心配になりまして、ご迷惑かもしれませんが一度だけ呼び掛けをさせて頂きます。突然の事でどれほど恐ろしく、また不便な思いをされていることかと気がかりでなりません。どうぞ一先ず王宮の事は忘れて、御自身や御家族・パートナー様の安全と健康を第一になさってください。王宮はいつまでも皆さまをお待ちしておりますので、もしお時間が出来てお気が向けばいつでも遊びに来てください。その際、少しでも皆さまの御心に癒しをお届けできれば幸いです。該当地域以外にお住まいの方も、明日は我が身と今一度防災を意識いたしましょう。私も有事の備えを見直そうと思います。皆さまの無事と健康を心よりお祈り申し上げます。)


>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君をお待ちしています。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第三皇子ハインツ(>361

: ギュンター姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>320

: ヴォルフラム姫 <<< 第四皇子セス(>277

: フローチェ姫 <<< 第一皇子ジーク(>272

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>319

: ペネロペ姫 <<< 第五皇子エトワール(>324

: フィリア姫 <<< 第一皇子ジーク(>363


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。




365: フィリア [×]
2021-02-15 17:43:03





      >>第一皇子様( >>363 )


 ───ふふ、
( 聴き心地の良い低音声に乗せられロマン溢れる言葉が彼の口から出て来た故に、同じように返したつもりであったが運命を信じるかと問われてはどうだろうかと不意に思い。けれども今のような邂逅も有る意味運命ではなかろうか、そんな考えを持ち得つつ小さく上品な笑みを口許に浮かべ「 普段は信じていませんが、こうして第一皇子様との邂逅には運命を感じてしまいます 」と素直に心の内を明かして。御互いに交わした挨拶の末に差し出された綺麗な手を見つめ答えなければいけないと己の手を差し出せば甘く鼓膜を揺らすリップ音に少しの幸福感が心の内に芽生え淡く微笑みを。「 唯一無二の、姫君… 」何度か聴かされた姫と言う単語に先程のような違和感は感じず何故か心臓は幸せを感じたかのようにそれに答えるかのようにとくりとくりと鼓動して。整った美貌から彼の頬を撫でる己の手の甲へ視線が移動しては何を信じるようになるのか、一瞬疑問が過った末に、脳内で響く美しい声音で紡がれる聴いたことのないような有るような子守唄。何故か頭痛は起きる事なく寧ろ意識も心境も至って冷静だ。呆然と手の甲に咲く黒百合を眺め───嗚呼、私は他の人とは違う存在なのだと、私は彼らの言う通り姫であるのだと今までの出来事を思い返した末にそんな納得の行く思考が生まれ。するりと添えていた手を彼から離し、語られるその言葉に双眸を閉じ耳を傾け聴き終え一拍置いた末にスッと静かに開いてはその問いに「 えぇ、えぇ。───私は、姫。 」と操られたかのような素振りもなく、ただただ心の内の何処かに隠されていた言葉がするりと解き放たれ。彼の頬から離していた掌を眺め、その手に未だ熱く残る彼の体温を愛おしむかのように微笑みを浮かべては「 だから私は貴方に触れる権利がある───そうでしょう?ジーク様 」己だけを見つめる、その桃色の双眸へと見つめ返しては先程のような畏まった言葉は使わず眼前にいる皇子様へその答えを。 )


(:/ご連絡、そして自覚への誘発をありがとうございます…!実は何時自覚させるべきか迷っておりましたもので。主様の手厚い御配慮、感謝致します!極彩の魔女様の子守唄と第一皇子様の誘発を切っ掛けに自覚させてみた(?)つもりでは御座いましたが、展開が早すぎる、何か違う等ありましたら書き直させていただきますので遠慮なくお申し付け下さいませ…!)




366: 匿名さん [×]
2021-02-15 23:32:32





名称/アダム
年齢/30歳
性別/男
モチーフ/蠍
性格/情熱的で好色。息をするように人を口説く。学は無いが地頭は良い。金にも女にも男にもだらしないが、人から人へ渡り歩くような暮らしを楽しんでいる。調子が良く、あちこちで守る気の無い約束をして破ること繰り返し、時には痛い目を見ることすらあるがまるで反省していない。人の孤独に対して抜群に鼻が利くようで、それを足掛かりに心の中へ入り込む狡猾さをもつ。一方で自身の心には何を以ってしても消し去ることの出来ない深い孤独を抱える。嘘も裏切りも己の常套手段であり生きる術そのものと言っても過言ではないが、それらを自分自身に向けられることが恐ろしくて堪らない臆病者。
身長/185cm
目/瞳の色はボルドー。くっきりとした二重の垂れ目と、太い吊り眉。下睫毛が濃く長い。
髪/緩やかに波打つような癖のある黒髪。肩甲骨まで届く長髪で、やんわりとかき上げていることが多い。
全体の雰囲気/端整且つ力強く男性的な顔立ち、持て余すほどの色気、それでいて何処か隙のある笑顔、見るからに遊び慣れしている。基本的にその日暮らしの身分だが、金持ちを関係をもつことも多く貰い物ばかりではあるものの衣服の質は良い。但し堅苦しく窮屈な格好は好まず、ゆったりとした開襟シャツにスラックスとブーツと言った簡素な物が多い。
モチーフの名残/尾?骨辺りから生えた大きく長い蠍の尾。黒く硬質で、先端には毒針をもつ。実際の毒はと言うと体の小さな動物であれば致死量となり得るものの、人間相手では刺された場所に灼熱感を伴う疼痛、暫く痺れを齎す程度のものである。
Like/酒、煙草、肉、葡萄、スキンシップ
Dislike/鳥、蛇
備考/特定の職はもたず、養ってくれる人間を見付けては離れを繰り返しながら暮らす。生後間も無く教会の前に捨てられていた孤児であったところを神父の手によって育てられるも、15歳の頃に若いシスターを次々に誑かしたことを咎められ教会を飛び出した、と言う設定を与えられている。
指名/第二皇子、第四皇子、第六皇子、第八皇子
ロル/(特に目的をもたずふらりと王宮の庭園へ足を運ぶことが癖になりつつある今日この頃。昨晩形ばかりの愛を貪り合った美女の置き土産、無駄に上等な赤ワインを起き抜けに瓶ごとがぶ飲みするような怠惰は何処と無く不安定な足取りに表れていた。風も少なく、陽射しは暖かい――絶好の散歩日和とばかりの陽気であったが、ほろ酔い頭を叱責するように突如として体がぐらりと揺れて。如何やら何かに躓いて転んだらしい。あまりに間抜けな己の状況を理解する頃には掌にじんじんと脈打つような痛みを認め、地面に手をついた拍子に尖った石の欠片で傷付いた掌からゆっくりと血液が伝う様に目を遣ると「…ガキの頃以来だな、ったく」と、渇いた笑いを零して)


(/こんばんは、夜分遅くに失礼致します。魅力的な姫君が名を連ねる中、果たして姫と呼ばれて良いものかどうか怪しい男を連れて参るのもどうかと悩みはしたものの…えいやとばかりに思い切って書き込みに至った次第でございます。丁寧に構築された美しくも何処か仄暗く狂気的な世界観、その中の一要素として参加させて頂くことが叶ったならば…とそんな思いの元、まずはプロフィールを提出させて頂きます。ご確認の上、相性のご判断等々をお願い出来ますと幸いです。宜しくお願い申し上げます。最後に、指名に関してですがどうしてもお一人に絞ることが出来ず、あのような形になってしまいました。申し訳ございません…!)





367: リル=フィシー [×]
2021-02-16 00:04:53



>>皇子(>>361)

(ぬるい水の中にどっぷりと浸かっているような奇妙な心地良い暗闇の中、瞼を閉じているのか開いているのかも分からないままこれが夢であることは理解出来る。その確かな証拠にこの暗闇は鮮烈なまでの、歌声とも音色とも、嬌声や甲高い女の笑い声にさえ聴こえるまるで極彩色のような美しい子守唄に包まれている。いつになく間近に感じる子守唄は触れられる気さえし、そこで漸く自分が胎児のような格好で目を伏せていたことに気付き、空気とも水ともつかないまとわりつく感覚に腕を動かした。瞬間、薄らと開けた睫毛の間に見えたのは暗闇どころか青いまでに清潔な白のサテンのシーツ。二、三度瞬き手を伸ばした先には皇子様の影どころかぬくもりさえなく、のっそりと起きて見渡す部屋は昨晩の記憶通り招かれた第三皇子の私室だがやはり彼の姿どころか気配さえ感じず夜とともに消え去ってしまったかのようにも思える。「夜が明けてしまったから?」記憶が途切れる直前まで見ていた美しい顔を一番に見れなかったことは残念でならずつまらなそうに唇を尖らせて。ずっとここにいれば彼は戻ってくるだろうが退屈を凌ぐすべはなくベッドを抜け出そうと落とした視界にふとどこかに落としたはずの靴と籠がある事に気付き、続けて第三皇子からの置き土産を見付ければ「まあ、内緒って素敵」添えられたカードを手に取ると彼の字をなぞって小さく嬉しそうに呟くと籠の中に丁寧にカードと靴をしまい。脚が短く見えるので踵のない靴はあまり趣味ではないがこのフラットシューズは特別である、そろりと足を通してサイドテーブルまで歩いた履き心地も良い。水差しから一杯注ぎこくりと口をつけると皇子がいなければ綺麗なだけのつまらない部屋に居残る理由はなく贈り物のお礼もしなければならないからと扉へと身を翻してしゅるしゅると裾を引きずり「わたしの好きな色、わたしのドレスの色、わたしの髪の色、三番目の皇子様の髪の色」ぼんやりと歌うように口ずさみながら廊下に出ると、さて皇子様はどこかしらと見当もつかない行く先を考えながら暫し扉の前で長く続く廊下の先を眺め)


(/回収、そして素敵な初回交流をありがとうございました。次回指名ですが、ハインツ皇子と並んで気になっていたセス皇子をお願いしたく思います!簡潔にと思ったのですが交流文から長くなってしまいました…要約すると「第三皇子を探して廊下に出たところ」ではありますが、絡みにくいなどあれば修正しますのでご指摘、ご意見のほどくお願い致します。時間帯は午前中、朝というには少し時間が過ぎたあたりをイメージしていますのでロルの参考になればと思います。他にも不明点があれば補足しますので、よろしくお願い致します!)



368: 第一皇子ジーク [×]
2021-02-16 21:34:39


>>フィリア姫(>>365)

誰よりも先に貴女に出会えた第七皇子(ヴィルケ)は、良い運命を引き寄せましたね。
(第一皇子との出会いに天の配剤を感じるのであれば、姫にとって初めて出会った皇子であるヴィルケには一体何を感じたのだろうか。益体もない思考の奥にわずかにさざめく嫉妬へ、しかし彼女の名前を最初に知った男は己であると上書きするような微かな優越感で蓋をしながら、そんなトロリと流れる黒い蜜の如き感情はおくびにも出さず人当たりよく目許を細め「 仰る通りです。それに、プリンセスに相応しいドレスで着飾る権利も。 」彼女から与えられる呼称が第一皇子の称号から固有名詞に切り替わったことから万事は順調に運んでいると確信を持ちつつ、小首を傾げてお道化るように口角を上げ「 勿論、そのフレンチメイドも良くお似合いですが。 」決してその恰好が"お姫様"に相応しくないと言っているわけではないと前置きを挟んでから一歩距離を詰め「 姫は変身をご所望ですか?もしそうなら、貴女と出会えた思い出にドレスをプレゼントさせて下さい。 」消えない隈がこびりつくほど多忙な第一皇子が、今日この昼下がりに時間を取れたのは奇跡と言って差し支えないだろう。奇跡は有効に使わねばならない、あくまでも最優先されるべくは姫の気持ちなのだと駆け引きも強要もないまっさらな瞳を向けて)




369: 極彩の魔女 [×]
2021-02-16 21:59:01


>>アダム姫(>>366)

( / 初めまして今晩わ、主得な世界観にお褒めの言葉をいただき有難うございますー!重ねて素敵なお姫様をお披露目いただき嬉しい気持ちでいっぱいです、ナイスミドルな男性ならではの情欲的な特性が王宮でどのように作用するか今から楽しみでなりません、是非お好きなだけ皇子達と戯れてやってくださいませ!なお当トピで遊んでいかれる際は、泰然自若としたアダム姫だけでなく、心の底に秘めた孤独との闘いや嘘や裏切りに恐怖する、いわゆる"揺らぎ"の部分を出し惜しみなく発揮して頂ければより王宮での暮らしをお楽しみいただけるかと思います!単純にそれがトピ主の萌に該当するというのも多分にあるのですが、何分それぞれの闇を持つ提供達ゆえ、お姫様側にも弱さや揺らぎがある方がより円満な交流が出来るかと…!以上を踏まえて早速初回のご指名ですが、まずは候補を半分に絞って頂き有難うございますー!アダム姫との相性を鑑みまして、初回は第二か第四にてお相手させて頂こうかと思っておりますが、どちらがより気になりますでしょうか?無論いつでも指名は変更可能ですのであまり気負わず直感で決めて頂いても大丈夫です、指名が決定しましたら早速選ばれた皇子にてお迎えに上がりますので、何卒宜しくお願い致しますー!)



370: 第四皇子セス [×]
2021-02-16 22:25:35


>>リル=フィシー姫(>>367)

(全く第三皇子も罪なことをする。王国の未来を救うため血眼になってお姫様を探している長男の苦労を知りながら、まさに待望の姫が遂に生まれ落ちたのだと兄弟達に公言しないとは。第四の位を持つ自身とて、先ほど偶然ハインツとすれ違わなければまだ見ぬ姫にただ虚しい想いを馳せることしか出来なかっただろう。第三はいつでも上品に微笑んでいるが、今朝の表情ときたら筆舌に尽くしがたいものだった。ふにゃりと緩んだかと思えば思い詰めたように顎を引いたり、彼を不自然な様子にさせた犯人を問い詰めたからこそ幸運にもお姫様の存在に辿り着けたというものだ。居場所こそ最後まで吐かなかったが往々にして独占欲の強い兄弟だからこそ互いの手の内もある程度分かろうというもの。軽やかな足取りで真っ先に目指したのはハインツの自室で、まだ静寂の保たれた廊下に立ちそっと扉へ耳を澄ませ感じ取ったのは誰かの気配。部屋の主人とは先ほど他所で話したばかり、使用人が清掃中ならば扉は開け放って仕事をする――ならばこの気配の主は言わずもがなで。扉のすぐ横、廊下の壁に背を預け腕を組んで出待ちをする最中、上機嫌な鼻歌は小さなハミングとして空気を揺らし。そうして待ちに待った扉の開く音、そしてまさに人魚のような可憐な歌声に組んでいた腕を解いて小さく拳を握り「 ビンゴ! 」はしゃぐように、はたまた噛み締めるように喜色を表してお姫様の前へと歩を進め「 御機嫌よォ、俺達の大事なお姫サマ。 」第三皇子とは似ても似つかない振舞いは第四にとって平常運転、獣のように尖った歯をわずかに見せながら口角を上げあいさつ代わりの笑みを。見れば見るほど想像以上に魅力的な容姿や、先んじて拝聴した透き通るような声に参ったとばかりに片手を額に当て「 ッたくハインツも狡いよなぁ。アイツ、姫を独り占めしたくて俺達に内緒にしたんだぜ? 」兄を貶めるようなつもりは毛頭ないままやれやれと両手を広げて肩を竦め困ったように笑って。そうして一歩、さらに距離を詰め「 俺だって姫のコト独り占めしたいのにさァ。な、今日は俺と一緒に居ようぜえ 」欲しい欲しいと雄弁に語るのは牙の並んだ唇ではなく濡れたようにギラつく二つの瞳。やにわに手を伸ばしたが姫の頬に触れる直前で止めたのは"嫌われたくない"という本能が獣じみた警鐘を鳴らしたからか。愛を、体温を、或いは許しを請うように「 いいだろォ? 」僅かに眉根を寄せ切なげな視線を一身に可憐な姫へと注ぎ)




371: フィリア [×]
2021-02-17 01:07:36





      >>第一皇子様( >>368 )


 そうだと良いのですけれど……ヴィルケ様はとても素敵な方ですね。不覚にもあの御方に愛されているユーリケ様が羨ましいと思ってしまいました。
( そう、先日の邂逅を思い出しては少しだけだが触れられた彼の楔のような愛───私にも打ち込まれないだろうか、そんな淡い期待を抱きながらうっとりとした表情を浮かべ彼との邂逅を果たした外の庭園へと視線を向けつつそう呟いて。思い出を残すかのように置き去りにしたあの黒百合はとうに枯れ果ててしまったのだろうがそれでも構わない、あの運命のような邂逅は忘れられる事なんて出来ないのだから。「 そう、ですね。…ふふ、ジーク様がそう仰るのであれば姫として、いえメイドとしてジーク様のお世話を致しましょうか 」お道化る皇子様からの言葉に眼を丸くさせた後、共鳴するかのように調子を合わせ右手を己の方頬へ添えては恍惚な表情を浮かべると共にお道化てみせて。「 ええ、ええ。では─── 」己からしてみれば色もないこの服装を何か他の色に染められる事が出来るのであれば皇子様のこの誘いには断る理由が見当たらず。それに、多忙な彼の時間を少しでも占領できるのであればこの誘いは受けるべきだとそう捉え、詰められた距離にとくりと心臓が甘く鼓膜する最中己の身体の一部である左手の甲に瑞々しく咲く黒百合を摘み取っては両の手中に納め、眼前に佇む皇子様へ差し出して。「 第一皇子様の……いいえ、ジーク様の色に染められたいわ。貴方のその麗しい黒髪でも、私を捉えて離さないその桃色の双眸でも貴方のお好きな色でも構いません 」その言葉の通り、心の内に秘めていた欲情を手中に納め差し出した黒百合に託し「 私は、ジーク様の色に溺れたいのです 」感情に従うがまま、己より幾分か高い彼を見上げ、求めるかのような情欲に満ちた眼差しを向けて。 )





372: 第一皇子ジーク [×]
2021-02-18 19:15:03


>>フィリア姫(>>371)

――、
(恍惚とした彼女の表情に胸の奥がざわつくのをはっきりと自覚し、同時に甘く暖かく優しい愛とはかけ離れた第七皇子の熱情でなければ姫の渇きを癒すことは出来ないのだと悟ってしまう。執着と呼んでも差し支えないほどの黒い愛情を叩き付けられ自由を縛られる第八皇子、ひいては実弟たる双子たちの間にある関係を良く知っているからこそ、第三者から羨ましいと評価された事を本人が知ればこのうえない皮肉に感じるのだろうと苦々しい胸中を微笑みを薄くすることで表し「 ……ええ。仰る通り、ヴィルケはとても愛情深い子です。 」差し伸べていた手は待ちぼうけを食らったままゆっくりと引っ込め、交代するように差し出された姫の手中には造花とは思えない瑞々しい黒百合。手の甲から生花が咲く、とヴィルケの言っていた事は真実だったのだと得心しながら黒く艶のある花弁に視線を落とし「 激しい愛が燃え上がれば、時に相手を支配したいというエゴイズムに化ける事もあります 」伏し目がちな目許には僅かな哀愁が、それでも緩く持ち上がったままの口角がそれを緩和し一貫した穏やかさは揺らぐことなくゆっくりと黒百合に触れ「 貴女は、愛の業火に灼かれたいのですね。 」脆い花弁を壊さないように、長い指先で優しく掴み上げたそれを贈り返すように姫の耳元へと運び、さながら花飾りの如くやんわり挿して。そこで初めて、お姫様の欲情するような視線と自分の視線が交差し「 ヴィルケが炎ならば私は海です。――とても、とても深い海。その分浅瀬も広大で、身を投げたとて溺れるのには少々時間がかかるかもしれません 」姫の瞳を向けられたのが節操のない兄弟だったのであれば、きっとすぐにでも彼女を攫って各々の目的を欲に乗せぶつけたのだろう。しかし第一の位を持つ皇子の双眸は凪いだ海のように一定の感情を保ち、諭すような声色を結んだ直後にその眦をゆるりと垂れさせ「 溺れてしまえば、二度と陸には上がらせませんが。 」ヴィルケの持っているものとは違う、激しく攻撃するようなそれではなく穏やかながら溢れるほどの独占欲を垣間見せ)




373: 極彩の魔女 [×]
2021-02-18 19:16:12


>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君をお待ちしています。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>370

: ギュンター姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>320

: ヴォルフラム姫 <<< 第四皇子セス(>277

: フローチェ姫 <<< 第一皇子ジーク(>272

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>319

: ペネロペ姫 <<< 第五皇子エトワール(>324

: フィリア姫 <<< 第一皇子ジーク(>372


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。



374: フィリア [×]
2021-02-19 20:56:40




      >>第一皇子様( >>372 )


 ───ジーク様?
( 恍惚とした微笑みを浮かべていれば途端に彼の優しげな微笑みが薄くなるのを感じ取り、彼の胸中や第七皇子様と第八皇子様の関係を深くは知らない己はもしかしたら何か嫌な想いをさせてしまったのではと勘違いを。心配そうに名前を一度呼んで見ては一度覗き込もうとするも返ってきた言葉に杞憂だったかも知れないと思いつつ顔に掛かる横髪を耳へと掛けて。途端に儚い哀愁を感じさせるその表情に失礼ながらもその表情は良く似合うと感じ、そのお顔に触れ、彼の胸中に触れたいとそんな我儘を微笑みを作ることで蓋をし。「 そうね、でもエゴイズムでも元が愛であれば向けられたら幸せよ。行き過ぎは考えものだけれどそれを上手く扱い扱われるのも愛の一種ではなくて? 」と偽の記憶から捻り出した経験から考えを口にして。手中に収められた黒百合が彼の手に渡り次に耳へと飾り付けられ満足げに耳元の黒百合へ触れ。ロマンチシズム溢れる例えに己もと自分の愛を何か別のような物で言い表そうとするも思い付かず、断念。それを頭の片隅に追いやりつつ「 愛の業火に灼かれるのも、ジーク様のような深い海に溺れるのも私にとってはこの上ない幸せよ 」と交差する視線からそらす事なくそれどころか、普通の人より何処か違う異常な愛の形を晒せば己の頬へ手を添え幸せそうな表情で見つめ返して。感情を表に出す己とは違い、感情を余り露にしないその瞳を見つつ言葉から溢れる独占欲を感じとり、ぞくりと背筋が震える感覚に眉を下げうっとりとした表情で吐息混じりに「 まぁ、まあ。上がらせないだなんて、上がりたくないときはどうしたらいいのでしょう?死ぬまで一緒?それとも───……ふふ、 」まるで人魚のお伽噺に出てきそうなフレーズに嬉しそうな笑みを見せ衝動のままそう語って。最後の言葉をまるで勿体ぶるかのような笑みを浮かべては一度息を吸い一拍を置いた末、己の頬に手を添えたまま悪戯に小首を傾げ「 飽きたら捨てられてしまうのかしら?ねぇ、ジーク様 」と皇子様を試すような問いを投げ掛け返事が待ち遠しいと言わんばかりに欲情に満ちた吐息を一つ落として。 )





375: リル=フィシー [×]
2021-02-20 15:24:51



>>セス(>>370)

(第三皇子の揺り籠で上った階段はどこにあるのかしら。彼の居所が分からないため頭に浮かぶのは出会った庭園くらいのものだが、しかし道順など憶えておらずぼんやり考えていた頭に飛び込んできたのは弾んだ知らない声で、反対側から聞こえてきたそれに反応するより前に声の主が回り込んで現れれば驚いているのかも曖昧な表情のまま二、三度瞬いて繊細な服の柄を凝視し。頭上にゆっくりを顔を向ければそこにある褐色の肌と大きく開いた口から覗く牙のような白い艶の輝きを見つめ、「ご機嫌よう。あなたも、わたしに優しい皇子様なのね」思い出されるのは夜が明けたら兄弟たちが放っておかないと言った第三皇子の言葉。雰囲気も容姿も何もかもが違うものの自身に向けられる瞳には昨晩の皇子様の好意的な心地良さと同じものを感じて僅かに目を細め。上背のある皇子がどこか詰め寄るように一歩近付けば本能的に重心が踵に寄りそのままに扉に凭れ、そうすると目の前の第四皇子は影を落とす壁のようであるがこっくりと深みのある琥珀色の双眼には圧迫感ではなく縋るような迫るものがあり、愛らしさを自負しながらもその瞳を可愛らしいものに感じると「そんな、怯えた子猫のような目をしないで」よりのぞき込めばその視線を真っ直ぐに見つめ返し、獣のような鋭い歯も頬に触れることのなかった手に現われた躊躇いを思えばもはや臆病な小動物にさえ思える。「わたし、本当は忙しいのよ。おうちに帰らないといけないし、放っておかれたからハインツ皇子を探さないといけないの。でも、そう見つめられたら……」“かくれんぼの得意な侍女”が家に知らせたにしろ子女がこのまま無断外泊を続けられないという本人の理屈に、独り占めというあのひどく満たされる甘美な誘惑と彼の子猫の目付きを正当化させるべく出した答えは「……レモネードを、ご馳走してくださる?」おしゃべりに夢中で飲み損ねた涼し気な名前の飲み物を理由に、頷いてくれれば一緒にいられるのだと意味を込めて首を傾げてみせ)



376: 通りすがりさん [×]
2021-03-03 16:48:26




支援上げです ↑




377: 通りすがりさん [×]
2021-03-23 00:41:55

支援

378: 匿名さん [×]
2021-04-20 19:21:07

支援

379: 匿名さん [×]
2021-05-04 21:04:59

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