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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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351: 第三皇子ハインツ [×]
2021-02-08 20:47:49


>>リル=フィシー姫(>>348)

姫は怖いもの知らずだね。
("俺だって男なんだよ?"――、言った所でこの甘く脆い夜気にはとりとめのない戯言として掻き消えてしまうであろう言葉は喉奥に封じ込め、代わりに含みを持たせるような小さな笑いを零すに留めて。この暗い熱情を目の当たりにすれば彼女はどんな顔をしてどんな声を上げるのだろう、反射的な疑問が脳裏に浮かべば薄く筋張った手のひらで潰れた隻眼を覆う事で疑問が想像に昇華するのを抑制して。想像してしまえば歯止めが利かなくなる恐れもある、たったひとつの失言や暴挙で容易く壊れてしまう硝子細工のようなこの夜へ下卑た欲を以って幕を下ろすのはまさに不本意。目を隠していた手を下へ滑らせ己が首筋に添えながら「 姫のおうちにあるかな?無ければ俺の書斎にあるのを持って帰ったらいいよ。 」言ってから脳裏に浮かび上がるのは、造られた存在たるお姫様におうちなんてものは存在するのだろうか、という疑義。兎も角は有ることを前提にして一旦言葉を結びつつ、腕に触れた確かな感触にこそばゆくなるような喜びを覚え「 光栄だな。リル=フィシー姫のお眼鏡に適った最初の皇子だなんて 」近付いては離れてゆく蜃気楼のように、今しがたまで腕に添えられていたのが夢かと見紛うほどすぐに離されてしまった指先を追うようにゆっくりと首を巡らせながら、許された愛称ではなく正称にてその名を引き合いに出す事で心からの喜色を言の葉へ表現して。かち合った視線と、ややしどろもどろな言葉運びの可愛らしさに思わず首元で待機させていた手を口許へ移動させ綻ぶように小さく笑って。これほど栄誉ある遠回しな命令がこの世にあるだろうか、まだ幾分か緩んだ口許をそのままに柔らかなスプリングを少しだけ軋ませ立ち上がり「 お姫様の仰せのままに。 」子女専属の執事がそうするように、第三の位を鼻にかけることもなく恭しく胸板へ手を添えて。窓の前に立てば長身が一時的に室内へ影をもたらし、静かな部屋へカチリと蝶番の外れる音を響かせながら両開きの窓の片方だけを全開にして「 良い夜風だ… 」ふわりと前髪を揺らした風が潰れた片目のグロテスクな傷跡を僅かに外界へ晒したが、窓の外へ顔を向けていたのが幸いし姫に忌々しいものを見せずに済んだ事を内心のみで安堵しながらくるりとキレ良く踵を返し、今度は靴を脱いでベッドへ上がりボリュームのある枕を背凭れに足を伸ばして座る体勢へ移行し「 おいで。眠ってしまうまで話をしようよ 」手を差し伸べる代わりに砂糖菓子のような甘い声と隻眼の視線をお姫様へと向けて。きっと足を伸ばした方が傷に障らないだろうと、それらの声や目は下心よりも思い遣りを多分に含んでいて)


( / 今後につきましてご相談いただき有難うございます、誤字訂正についても承知いたしました!姫との接触に積極的な皇子達は元よりお姫様を王宮へ出来るだけ長く留めようとしますので、短期・長期問わず王宮へ滞在いただくのは大歓迎でございます!ちなみにですが、ハインツとの初回交流の結びとして考えていた場面は「この翌日、リル姫はハインツの部屋で目を覚ます(ハインツの姿は無い)」であり、その時に3点ほどアイテムをハインツの自室へリスポーンさせる予定でした。1、2点目は「庭園で失くした籠と靴(いずれもハインツが使用人に命じて早朝に探させたもの)」、3点目は群青のフラットシューズ(「足を挫いているのにヒールは苦痛だろう」というハインツの計らいによるもの)です。ですので、王宮に留まるその他の理由として、次回指名いただく皇子にリル姫を引き留めさせようかと思っておりました。無論、指名を選ぶ展開ですし此方からの一案ですので、何なりと背後様からのご意見を頂ければと思います!)



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