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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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361: 第三皇子ハインツ [×]
2021-02-14 02:10:37


>>リル=フィシー姫(>>359)

そ、れは――――
(珍しく二の句に詰まるような様子を見せたのは、唯一無二にして最重要の駒であるお姫様に"姉"が存在するという衝撃に虚を突かれたからで。まさか極彩のマドモアゼルはスペアのチェスピースを用意していたのだろうか?一瞬でもそんな疑義が浮かぶのも馬鹿馬鹿しいほど解答は決まり切っていて、退屈なワンサイドゲームを嫌う彼女がそんなアンフェアで恥知らずな真似をする筈もなく、そう脳内で完結させて「 お姉様の分も用意しなくちゃだね。 」顎を引くようにして浅く頷き彼女の無意識な辻褄合わせに倣うように微笑みを落として。姉と誤認する存在が誰なのかはこの際問うまい、彼女が【おうち】に帰る事を望む日が来たのならばともかく二人分の青インクを渡そうと内心で決めてこの話題に区切りをつけ。"最初に会えたのが"、というワードが可憐な声で紡がれてしまえば、彼女は"次の"――即ち自分以外の皇子ともこの先触れ合うのだろうという事実に直面せざるを得ず、唇は緩い弧を描いたまま目許だけに寂しさを灯して「 お礼を言うのは俺の方だよ。君みたいな素敵なお姫様を、たった一夜でも独り占めさせてくれてありがとう。 」執着の獣を容易く刺激する微笑みのなんと美しいことか。しかし逃げ続けた麗しさに今度は初めから向き合い、その微笑みが他の誰かに向けられてしまう狂おしさに姫と接しない方の拳を手のひらに爪が喰い込むほど固く握り締めながら「 俺の人生でいちばん価値のある夜だ。一生忘れないよ、姫。 」足に触れた膝はきっと信じられないほど滑らかな肌をしているのだろう。布越しに振り合うだけでも直接その熱を確かめたくて堪らなくなる衝動だけは獣のせいには出来ず、自嘲気味な乾いた笑い声で微かに夜気を揺らし「 リル姫が俺以外の皇子と結ばれてしまう事。 」聞こえたか否か定かでない音量で本音を吐露した直後、夜が深まったことによる生物的な睡魔から互いに言葉数は少なくなってゆくだろうか。皇子としてではなく男としての威信にかけて姫が眠りに落ちるのをしかと見届け、寝息が聞こえれば華奢な肩が隠れるように毛布をかけながら自分はそっとベッドを降りて。部屋のすぐ外に控える使用人に彼女の落とし物を探すよう言付けた後、ふらりと自室を後にして。再度音を立てないよう戻ってきたのは一時間ほど経過した辺りで、既に並べられていた姫の靴と籠の隣に深い蒼色のフラットシューズを置いて『お姉様には内緒だよ』と流れるような筆記体の青インクを走らせたメッセージカードを添え、無音を守ったままに廊下の奥へと消えて行き)


( / お返事ありがとうございます、展開をお気に召して頂けたようで一安心でございますー!お言葉に甘えて初回交流は今回で〆とさせて頂きましたが、何か初回で書き残した事があれば次レスで消化頂いて構いませんので…!さて、早速次回交流のご指名を伺いたいのですが、現時点で気になる皇子はいらっしゃいますでしょうか?ご参考までに先んじて挙げていただいた案に沿いますと、リル姫にハインツを探して頂くのはスタート地点の前提として、「偶然遭遇する」形になるのは第二、第五、第七、第八皇子、「皇子側がハインツの不在を狙って意図的に遭遇する」形になるのは第一、第四、第六皇子かと!もしご指名が決まっておりましたら、同時に簡潔で構いませんので次回交流の初回文を回して頂く事は可能でしょうか?何卒、ご検討宜しくお願い致しますー!)




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