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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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339: 第七皇子ヴィルケ [×]
2021-02-04 19:26:12


>>フィリア姫(>>338)

(一人用にしてはあまりに大きすぎるベッドが二つ、向かい合うように並んでいる。ひとつの寝台からは安らかな寝息が、もう片方からは夜に辟易するような溜息が零れて。今宵はどうにも寝付きが悪く、こんな夜はふわふわとした上等なベッドにすら横たわっているのが苦痛に感じる。平生は双子の片割れの傍から離れることなどないのだが、ベッドを降りて臙脂色のガウンを羽織りながら淡く月明りに照らされるたった一人の弟の寝顔をじっと見つめて。普段彼ら双子の世話をする使用人が見れば絶句を禁じ得ないほど安らかで穏やかな表情は、くるりとドアへ向き直った頃には無へと掻き消えて。眠れない夜の散歩にと足を運んだのは庭園、既に間取りを十分すぎるほど見知った庭では夜間と言えど照明は不要と考え手ぶらで。僅かな外灯と月明りだけを頼りにフラワーガーデンに差し掛かる辺りで、シャァという切羽詰まった猫の鳴き声とかすかな女性の声に眉を顰め。女性に向き合う形で、すなわち猫の背後から足音も立てずに現れれば、先程まで懸命に女性を威嚇していた猫はまるで化け物でも見たような顔をして耳を伏せ、一目散にどこかへと逃げていき。獣は対峙した者の本性を敏く感じるという、それは野良猫が脱兎のごとく逃げなければならないほどの危険な一面を第七皇子が持っている事の何よりの証明となるだろうか。すぐさま闇夜に消えた猫を横目で眺めて短く溜息を吐き、ぎょろりと目玉だけ動かして目の前の女性を見遣り「 見ない顔だね。此処で何してる? 」よもや対峙する彼女が魔女の作品であるとは夢にも思わず、この王宮に仕えるメイドたちの制服とは違う意匠の服装に対して警戒心というよりも容赦のない疑義を抱き、それを露骨に表情へ出しながら――怪我をしたであろう片手を庇う方の手の甲に、造花と見紛う隙もないほど瑞々しい黒百合が付着しているのを発見して。そこで合点がいき、寄せていた眉間からわずかに力を抜き「 なんだ、お前が姫か。…随分らしくない格好だね。 」姫、その称号はきっと彼女にとって覚えのないものだろう。高貴な称号を与えておきながら高級なドレスではなく使用人の服を着せた魔女に対して、内心で嫌悪感を覚えながら片手の甲の花を見つめ「 それ、直に咲いてるの? 」念のために確認を)


( / 此方こそご指名の決定ありがとうございます、早速第七皇子にて絡ませて頂きました!灰汁の強い皇子ゆえ難攻不落かもしれませんが、展開のご相談や指名の変更等いつでも承りますので、どうぞ遠慮なくお申し付けくださいませ!では一旦背後は下がります、今後とも宜しくお願い致しますー!)



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