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冒険者ギルドの日常/1042


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自分のトピックを作る
944: レド [×]
2025-09-14 22:37:56

>942

…………大ありですな、閣下。いざ証拠が出なければどうなさるおつもりで?……まさか作れと?

(なんと俺とアリシアの関係を知っている!エリーゼの仕草で事の次第を察すると、呆れ顔をフランツに向けて。なるほど身分違いの二人が結ばれ、かつアリシアを騎士の重圧から解放するには良い条件である。だが肝心の「悪魔」の話がフランツから出なかった以上、アリシアを逮捕したところで彼女が「悪魔」から解放される保証は無い。
その上で、万が一悪事の証拠が出なかった場合の対処をフランツに尋ねて。と言ってもさっきからアリシア逮捕が決定事項かのように話を進めている以上、非道な答えが返ってくるのは目に見えているわけで、これはその確認に過ぎない。肝心な質問には答えず一方的に話を進め、どこまでも人を見下し、恩着せがましい言い草で人の恋心に付け込む。このフランツという政治屋は信用するに値しない。従ったところで約束を反故にするだろう……と、レドの視線は冷めきっている。エリーゼの願いも空しく、早くも交渉決裂の予兆が見え始めた。)

945: フランツ/エリーゼ [×]
2025-09-15 14:25:08

>944

ハァ…いやはや、ここまで強情とは。我々としては確実に証拠が出ると踏んでこうして依頼しているのですがねぇ。もし万が一、貴方が懸念するように彼女が清廉潔白な単なる聖教の信徒だったのならば、その時に改めて考えるとしましょう。

(思いもよらないレドの反発にフランツは呆れ顔で大きく溜め息を吐いた。宮邸としては既におおよその調べは付いているが、近衛隊の閉鎖性により内部調査が出来ない為に証拠の入手が困難な状況にある。そこで剣術指南役に選ばれたレドに白羽の矢が立った訳だが、処分後のアリシアの引渡しを提示してもなおレドが同意しないことにフランツは頭を悩ませる。根本原因たる「悪魔」について、言ったところで与太話だと一蹴するだろうが、フランツが認識していないことで双方の納得の行く着地点を見出せず話が平行線を辿るのは当然であろう。しかし、そんなことは知る由もないフランツは尚も説得を続ける。)

なにも彼女を貶めたいが為にこのような依頼を出している訳ではありませんよ。我々の最優先事項は抗議運動の沈静化。その為にも事件の原因たる彼女に形だけでも処分を下す必要があるんです。これを放置すればどうなることか…想像するだけでも恐ろしい。民の不満はやがて分断の火種となり戦火となる。貴方もその年齢であれば記憶に残っていることでしょう。あの忌々しい飢饉の記憶を、凄惨な結末を。あのようなことは二度と起こさせてはならない…その為にも貴方の協力が必要不可欠なんです。

(そもそもとして宮邸にとってアリシアの処遇はさして重要ではない。抗議運動の沈静化が主目的であり、アリシアへの処分は対外的なアピールの面が強いのである。宮邸が約束を反故にする可能性というレドの懸念を推察してか、そういった内部事情に触れつつ、さらに過去の忌々しい事件を引き合いに出して事の重大さを説明する。かつて飢饉への不満から生まれた反乱分子が殺戮されたように、今回の抗議運動も新たな殺戮の火種になりかねないからである。過去を語るフランツの拳は強く握られており、この国の安寧の為ならば手段を選ばないという強い意志をその瞳に宿していた。私利私欲の為だけに働く役人であればこういった交渉に自ら出向くことはない。少なくとも貴族としての自分の身分と役割に誇りを持っているからこその行動力である。
振る舞いこそ変わらないものの、感情の昂りを察してかエリーゼはすかさずフランツを扇子であおいだ。相変わらずどこまでの気の利く護衛である。)

946: レド [×]
2025-09-16 06:23:47

>945

むむむ……ならばルミナ姫の事はどうお考えですか。口で何と申されても、この国が聡明で慈愛ある彼女が政争や謀略によって追われる地であることは事実……はっきり言って私はこの国に義があるとは思えませぬ。

(思ったよりも誠意があり、また信念を感じられるフランツの主張に押されると、冷や汗をかきながら姿勢を正して。もしかしたら「悪魔」の話も通じるのではという気持ちが芽生えつつも、まだ最大の懸念が捨てきれない。困り顔で最大の懸念……第一王女に対する見解を質問すると、プイッと顔を背けてしまい。
近衛隊に対抗できる勢力の大きさと策謀を好む点からして、フランツとエリーゼは第一王子派とレドは見ていた。この質問の目的は、綺麗事を並べても死んだ政敵の話になればボロが出るだろうという探りが一つ。もう一つは、この話も体よくアリシアを排除して近衛隊をも掌握せんとする第一王子の狡猾な策であり、ほとぼりが冷めたら第一王女のように自分もアリシアも始末する気だろうという疑念の表明である。聡明で慈愛に満ち、尊敬するクレアも慕ったと言われる第一王女。その彼女が第一王子との争いに敗れ他国へ逃れるも、都合よく起きた革命で処刑された悲劇。レドにとってそれはこの国自体が後継者争いという私利私欲にまみれている現状の象徴であり、この国に対する不信、そして憎しみの根幹であった……「こんな無道が許される国など、全部燃えてしまえ」と。)

947: フランツ/エリーゼ [×]
2025-09-16 19:12:13

>946

ほぅ…これまた懐かしいお名前を。えぇ、ルミナ王女殿下の顛末には同情致しましょう。しかし、それまでのお話です。ここで誰が正しいなどと論ずるつもりはありません。常に我々が目を向けるべきなのは今を生きる民なのですから。権力争いにかまける王族への懸念は理解します。時に中央のいざこざが民に波及することもあるでしょう、そうならない為にも常々我々が手を回している訳ですが…不満が拭えないと言うのであれば、この騒動を解決した後にご自身でアリシア殿をお守りすればいい。その刀は決して飾りではないのでしょう?

(この国の内情に対するレドの見識にフランツは感嘆を漏らしつつも、故人への見解は程々に今まさしく直面している問題の重要性を改めて説いた。レドの推察通りフランツは派閥で言えば第一王子派である。しかし、それは単に第一王子の王位継承順位が高い為に無用な争いを避けるべくそこに与しているにほかならない。フランツにとって重要なのは今を生きる民の生活であり権力争いは二の次。この男はどこまでも現状主義者なのである。フランツとしては正義などという綺麗事では民は食わせられないという考えが根底にあるため、血に塗れた王位争いの結末などどう転んでも良いと考えているが、レドの懸念にも自分なりの解釈で一定の理解を示しつつも、一先ずは目の前の危機を解決すべきだと語気を強めた。その後に出来うる限りの根回しをすることを前提で、不満が払拭できないのなら自分でアリシアを守ればいいと提案する。冒険者という身分があれば最悪はアリシアを連れて国外に逃げることも、そのアリシアに見初められた剣技で物理的に守ることも出来るだろうと、レドの腕を見込んでこその発言である。)

948: レド [×]
2025-09-17 20:30:08

>947

なんとご無体な……だが言われてみればそうである。
……アリシア様の処遇は閣下にお任せしてよさそうですな。本題に戻りましょう。

(政敵に対しては一転して素っ気ない態度を取るフランツを脇目に見ながら溜息を吐いて。ルミナ姫を死に追いやってきながら酷い言い草……だがそこに王家統一と民の安泰を最優先とする彼なりの信念を見た。立場や思想は相容れないだろうが、少なくともこの件に関しては信用できる筋の通った男のようだ。ならば過ぎた事や曖昧な未来の問答をしている暇は無い……フランツの粘り強い説得を通してようやく重い腰を上げる気になったレドはアリシアの話に集中すべく、改めて姿勢を正してフランツに向き直って。)

……フランツ閣下に意見具申します。ご懸念の通り今のアリシア様は危険です。騎士学校を卒業なさるまではお優しかったようですが、今の彼女は魔物です。「地獄の門」という魔物の技を使うからだけではありません。頭の中も魔物に成り果てております!
今のアリシア様は度を過ぎた人間種至上主義者です。彼女にとって先の少年殺しなど座興に過ぎない。いずれはここにいるエリーゼ殿も、あのバカ……あ、いや、副団長閣下を含め、あらゆる獣人やエルフ、否、邪魔になるなら人間をも殲滅なさるおつもりでしょう。
実は今、「勇者」レイラも頻繁に彼女の勧誘を受けております。私の剣術指南招聘を含めて戦力拡充の一環と見えます。このままでは内戦突入は必至です。聖教国ばかりかフリード共和国の介入を招いた末に、この国は焼き尽くされるでしょう……今はまさに危急存亡の秋(とき)。事を起こすなら今かと存じます。

(背筋を伸ばして膝に手を置き、冒頭の質問の回答としてアリシアに関する現状報告と意見を述べて。フランツが拾ってくれる事を期待して「悪魔」特有の魔法・「地獄の門」の事も伝えてみる。冷や汗をかき、時折目を伏して苦しそうにしているのは愛する人を裏切るのが辛いからだが……彼女を救うためには今ここで依頼を受けるしかない。既にアリシアも副団長エリスの襲撃にまで及んだ以上、今後行動がエスカレートするのは間違いない。そうなればもう、免罪の余地は無くなってしまう……)

エリーゼ殿!「勇者」とは、自由の表象……我々が嫌うのは獣人では無い。誰かの走狗として使われることだ。
特に私は先の農民弾圧の生き残りにして、アリシア様から愛と名誉を賜った立場ゆえ尚のこと。彼女を裏切って密偵(イヌ)に成り下がるのは心苦しいが、三方良しの結末とするためには止むを得ません。私情は捨てましょう……

(聖教国と関わりの深い「勇者」の一味として自分を警戒しているであろうエリーゼの方を向きながら、「勇者」に連なる者としての信条と、自身の素性を明かして。本来であれば自分たちを弾圧した国家に与するなど御免である。ましてや剣術指南の名誉を捨て、愛したアリシアの恩を仇で返すなどもっての他だ。だがこの国の平和・アリシア・そして自分自身のため、受けざるを得ない話でもある。受諾を決意すると、立ち上がって右手を額に当て敬礼し、叫んで。)

この度の御下命、謹んでお受けいたします。近衛隊の調査を為せるのはアリシア様の信を得たこのレドを置いて他にありません!

949: フランツ/エリーゼ [×]
2025-09-18 13:53:23

>948

そのご決断に敬意を表します。アリシア殿の置かれている状況についても、宮廷の方で新しい観点から調査を致しましょう。ああ、細かい擦り合わせについては騎士団に身を置くエリーゼと行った方が良いでしょうね。私は多忙の身ゆえ、これにて失礼致します。

(レドの決断を聞いてフランツは満足そうに口角を吊り上げると、立ち上がって拍手を送った。魔法は専門外のフランツにとって「地獄の門」と聞いて思い当たる節はないが、レドの表情を見るに出鱈目を言っているとは思えず、宮廷主体で独自の調査を行うことを約束してみせた。宮廷の情報収集能力を持ってすれば「魔を総べし者」に辿り着くのはもはや時間の問題であろう。レドの協力を取り付けたことで後は細部を説明…と言いたいところだが何もこの国の問題はこれだけではない。多忙なフランツはこの場をエリーゼに託して颯爽と部屋を出た。)

わ、私にゃ…!?行っちゃったにゃ…ええと、それじゃレドくん!君の心意気は分かったからまずは楽にしてほしいにゃ。

(騎士団長格だけありこの後自分がすべきことは即座に理解したが、予想外の押しつけにエリーゼは目を丸くした。気を取り直してレドに向き直ると、護衛任務を終えたこともあり、ここで初めて瞬きをする。レドの決意を聞いてその心意気を十分に理解しつつも、エリーゼ自身はあまり畏まった空気を好いていないのだろう。レドに楽に座るように促して自身も先程までフランツが使用していた椅子に腰掛けた。)

近衛隊の剣術指南役と言うことは、勿論王城内にある近衛隊庁舎で寝泊まりすることになるにゃ。慣れない場所に不安を覚えるかもしれないけど…安心てほしいにゃ。ふふん、何を隠そう別任務という建前で私も同行する予定だからにゃ!もしかしたら君にとってその方が不安かもしれないけど…にゃはは…

(エリーゼはひとまず、レドが剣術指南役として派遣された後の流れを簡潔に説明することにした。近衛隊の指南役となれば当然寝泊まりする場所は城内に置かれた近衛隊庁舎になる。そのような場所でどう緊密な連携や連絡を取るのかという話だが、別任務という建前でエリーゼも同庁舎に同行することが決まっているようだ。エリーゼは自身の胸に手を添えて自信満々に微笑んで見せるが、すぐに自嘲気味の苦笑いへと切り替わる。元から自己肯定感は低い方ではあるが、辛い過去までも明かし愛する人すら裏切る選択を取ったレドを少しでも元気付けようとして明るく振舞ったもののテンションが長続きしなかったのだろう。)

950: レド [×]
2025-09-18 20:23:50

>949

……俺が君なら許さないだろう。こんなものが正義で良いはずがない……
アリシア……臆病な俺を……許してくれ……

(フランツが退室しても敬礼を崩さず、ぼーっと突っ立ったままブツブツ呟いて。本来なら悪魔だろうと愛した者を守り殉ずるべきだった。そしてクレアが慕った第一王女の仇などに従わず、いずれ彼らが牛耳る国を滅ぼし、本懐を遂げることが正義のはずだった。だがそれと真逆の、正義とは程遠い決断を下してしまった。アリシアはおろか、クレアにもレイラにも背いた気になり、苦しそうに目を閉じて。
だがこれで良いんだ。アリシアを救うため、人間世界の悲惨へ至る賽を投げさせないためには仕方なかった……と目を閉じながら言い聞かせているとエリーゼの声が聞こえてきたので、「え、ああ。じゃあ遠慮なく」と気の抜けた返事と共に座り直して。)

エリーゼ殿も?第二団長まで御出陣とはすごい力の入れようだな。
俺は平気ですよ……それよりエリーゼ殿の方が危険でしょう。なにせ獣人とあらば、子供だろうと容赦しないのが近衛隊ですから。

(エリーゼの人柄もあり、一転和やかになった空気に合わせて砕けた敬語を使いつつ、前のめりになりながら彼女の話を聞いて。彼女の言う通り第一王子の手の者が同行するのは不安だ。しかしもう引き返せないのだから今更四の五の言う気は無い。むしろこの任務、近衛隊が獣人を敵視する以上彼女の方が危険だろう。いずれ戦う運命ならば、この機会に近衛隊と彼女を潰し合わせるべきなんだろうが……優しくて腰の低い性格までもがクレアの再来に見えるからか、そんな気にもならない。自嘲する彼女に苦笑いを返して気遣いつつ、話の続きを聞くことにして。)

951: エリーゼ [×]
2025-09-18 21:53:50

>950

レド君は優しいにゃんね。でも心配は無用にゃ。こう見えても私は結構強いのにゃ!ふふっ、それにいざと時はきっとレドくんが助けてくれる筈にゃ。

(惨い決断を迫られて傷心中だと言うのに、それでも人のことを心配出来るレドの人柄を前にして思わずエリーゼの笑みは柔らかいものとなる。もっとも、エリーゼの実力ならば並の近衛兵など脅威ではなく、その近衛隊の実質的なトップのアリシアが認めた程の実力者であるレドに背中を預けられるなら、尚のこと恐れるに足らないだろうと確信を抱いてすらいた。)

ああ、それで話の続きにゃんだけど…私の身分だと近衛隊の庁舎を自由に動き回れないのにゃ。そこで主に庁舎内の捜索はレドくんにお願いして、私は宮廷とレド君を繋ぐ連絡役に徹しようと考えているにゃ。面倒事を押し付けてるみたいで申しわけにゃいけれど…それで異論はないかにゃ?

(エリーゼはその役職や獣人としての容姿が目立つことで近衛隊の庁舎内を自由に動くことは難しい。そこでアリシアからの信用を勝ち取っているレドが足となり、エリーゼは宮廷からの指示やサポートの仲介に徹しようと考えているようだ。当然リスクや労力がレドに片寄っている提案のため、エリーゼは申し訳なさそうに眉尻を下げ、下手に出て確認を取った。)

952: レド [×]
2025-09-18 23:13:31

>951

フッ、もちろん。最初からそのつもりでした。その上貴女が伝令なら申し分ない。幸運にもアリシア様の旧友の近衛兵から助力が得られそうです。上手く動かしてみせましょう。
それで……俺は何を探ればいいんです?フランツ閣下が仰るにはもう見当が付いてるようですが、できれば事前に把握しておきたいです。なにせアリシア様は警戒心の強い方、無闇にフラフラすれば怪しまれるんでね。

(背もたれに背中を預けゆったり座り直すと、待ってましたとばかりに笑みをこぼしながら提案を快諾して。むしろエリーゼの協力が得られるのが意外だった。しかし彼女も親しみやすい性格だ。なんだかシエルみたいだな……ああそうだ、と、シエルの事も伝える。
後は肝心の調査の内容である。アリシアの警戒を招かないためにも事前に叩き込まねば……と、再度身を乗り出して尋ねて。)

953: エリーゼ [×]
2025-09-19 11:44:57

>952

それは心強いにゃぁ。そうそう、肝心な捜し物にゃんだけど。大量の金塊、それが近衛隊庁舎のどこかに隠されている筈にゃ。アリシア・ライデンが近衛隊の指揮権を持って半年間、かなりの頻度で聖教国の荷馬車が近衛隊庁舎に立ち寄るようになったのにゃ。その荷馬車の外観から判断できる痛み具合から推察するに相当な重量の代物が積まれていたことが明らかで、それこそ金塊でも積んでいないと説明がつかないような痛み方だったのにゃ。おそらくは来たる内戦への準備資金…と宮廷は睨んでいるようにゃ。

(相変わらずニマニマと微笑みながらレドの交友関係に感心しつつ、寄せられた質問に経緯を交えながら答えた。宮廷のいう買収の証拠、それは近衛隊庁舎に隠されているであろう大量の金塊である。近衛隊庁舎に立ち寄った馬車の痛み具合からもそれは明らかで、その用途は内戦の準備資金と見るのが自然であろう。この時点で国家反逆罪の罪状で捌くことを視野に入れてもおかしくはないが、あくまで買収に留めるのは宮廷が出来る最大限の温情であった。)

954: コンラッド/エルフリーデ [×]
2025-09-20 00:07:02

前日譚「新たなる脅威」

まあ…綺麗な麦畑ですねぇ。フフッ、こうして長閑な光景を見ていると…無性に壊したくなります。

やめておけ、グリムハルト。此度の任務が成功した暁にはこれらは全て我々のものだ。無為に壊したところで得はない。

(何処までも続く広大な麦畑の傍らを一輛の馬車が進む。窓から覗く圧巻の光景に、グラキエス帝国の軍人エルフリーデは感嘆を漏らした。眩い陽の光を反射して黄金色に輝く畑、汗を拭いながら黙々と作業に勤しむ農夫。なんとも長閑な光景を前にして、エルフリーデは抑え難い破壊衝動に駆られる。冗談めかしたような物言いで、しかし、覗き込むようにして窓に添えられた彼女の手にはドス黒く禍々しい魔力が蓄積されていく。見かねた同行者コンラッドは腕を組んだ姿勢で彼女を一瞥すると、言葉で制止した。帝国において弱肉強食は国是、弱い者が強い者に従うのは道理である。エルフリーデは不貞腐れたように小さく溜息を吐くと、その手に込めた魔力を散開させた。)

しかし長い道のりですね。帝都から丸四日馬車を走らせてやっと王国入り。王都まではあと半日といったところでしょうか。これだけの労力を掛けたのですから確実に成果を持ち帰りたいですねぇ。

うむ。聖教国が本腰を入れているのだ、内戦に匹敵する騒動があるのは間違いないだろう。その隙に乗じてこの国を取る。それまでは目立つ行動は厳に慎め。

はいはい…分かっていますよ。あのカルト国家と貴方の言葉を信じますとも。

(咎められたことに対する些細な腹いせに、エルフリーデは決して軽くはない費用や労力を引き合いに出して少しでもコンラッドに重圧を掛けようと試みる。しかし、返ってきたのは淡々とした背景説明と更なる小言であった。まったくこの堅物は意に返していないと、そう悟ったエルフリーデは隠すこともなく不貞腐れてコンラッドから視線を外すと、軽蔑している聖教国と彼を並べることで下らない腹いせを終えた。
斯くして、内戦に一枚噛むべく送り込まれたこの二匹のハイエナが王国の未来に暗い影を落とすことになるのかはまだ誰も知らない。)

955: レド [×]
2025-09-20 01:56:44

>953

そうか、そんなことまで……どのみちアリシア様の天下も半年で終わるのか。「不義にして富みかつ貴きは浮雲の如し」、アリシア様に相応しい言葉だな……
……おっと、アリシア様もやりたい放題してくれる。でも実際は巧妙に隠していることでしょう。場所を教えてもらえる程にまで信を得なければ……また馬車が来ることがあれば、搬入に立ち会いたいものです。

(聖教国から金塊を……アリシアの行動が予想以上に度が過ぎたものと知ると肘掛けに頬杖を突いてぼーっと明後日の方を向き、「不正で得た富や名誉など浮き雲のように儚い」という東方の言葉を呟いて。ひとまず宮廷が微罪で済ませてくれることに安堵しつつも気は晴れない。どのみちアリシアは騎士としての立場を追われるのだ。身も心も浮き雲のように儚いアリシアを平民に、そして罪人に貶める。殺すより惨い所業かもしれない……と考えると、涙がひとすじ溢れて。
……だがもう引き返せない。思い直すと頬杖をやめ、エリーゼに向き直って方針を語って。)

それで?俺の方はいただけるんでしょう?賄賂じゃなくて、正当な見返りを。アリシア様の件とは別でね。
冒険者にとって信義により立つ任務の不履行は、万死に値すること。こんな裏切りが噂になれば俺も仕事がもらえなくなる。いや、「勇者」に連なる者が獣人に手を貸したと聞かれればレイラも聖教国から追われてしまう……下手したら俺達は明日から生きられなくなるんだ。それなりの誠意を見せてもらっても理不尽では無いと思いますがね。
それともやっぱり……三途の渡しの六文銭で払うつもりかな?

(金塊の話で思い出したのか、突如荒くれ特有の鋭い目つきに戻ると、指で輪っかを作って誠意……金を要求して。更にはニヤけながら貰うに相応しい根拠をあれこれ並べ、死者に銭を供える東方の風習に触れつつ、「任務が終わったら消すつもりじゃないだろうな」と言わんばかりにキッと睨みつけて。その身振り手振りは大げさだ。実際は本気でたかる気など無く、単にエリーゼをからかいたいだけのように見える。
それにしてもレドは東方の言葉や風習にも通じているらしい。武勇はもちろん知識に自信があるからこそ東の国の刀の剣術指南を受けたのだろうが、この国の一農民がどこで覚えたものか……)

956: エリーゼ [×]
2025-09-20 09:47:54

>955

にゃにゃ…?三途の…なんにゃ…?難しい言葉はよく分からにゃいけど、報酬はそれなりの額を期待していいと思うにゃ。押収した金塊も国庫に収められる筈にゃから、宮廷の懐には余裕があるのにゃ。私はお給金が増えるどころか、デュランダルを空けている間にも仕事が増えていくのにゃけど……

(唐突なレドの変わりようにエリーゼの笑みは若干引き攣り、困惑の色が見えた。東方の知識に疎いエリーゼは聞いたこともない言い回しに頭を捻るものの結局その意味に辿り着けず、ピンと立っていた耳が降参だと言わんばかりにふにゃりと倒れる。諦めて分かる範囲でレドの質問に答えることに決めると、宮廷の懐事情も含めてそれなりの額の報酬を期待していいのではないかと推測してみせた。なぜエリーゼでも具体的な金額が分からないのかと言うと、報酬は彼女にとって無縁な話しであるため聞かされていないのである。やりがい搾取で定額で使い倒されるのが公僕であり、今騒動を解決するまでエリーゼの仕事は溜まり続けるのである。その現実を語るエリーゼは、可愛らしい笑みに似合わない死んだ魚のような目をしていた。)

それにしてもレド君は物知りにゃんね。さっきの難しい言葉も…いったいどこで習ったのにゃ?

(語っていて悲しくなる現実から目を逸らす為にエリーゼは自ら話題を変える。学校に通える筈もない農村の出であるレドが異国の風習に詳しいのは何か理由があるのだろうか、小首を傾げ、先程のやり取りの最中から気になっていたそんな素朴な疑問を投げかけた。)

957: レド [×]
2025-09-20 20:09:28

>956

なに、特別手当も引き継ぎも無し!?ひどいじゃないですか……うん、俺の話をしましょう。まあ単純な話。俺の剣の師から教わったんです。俺はデュランダルから離れた山里の農村の出。だけど農作業の思い出はほとんど無い……小さいころ親ごと村を盗賊団に滅ぼされたんでね。
そんな俺を近所で隠遁していた元冒険者の老人が引き取ってくれました。名は「松に鶴」で「ショウカク」。名前通り松のように黒い肌、背が高く真っ白な服の似合う、鶴を見たような男でね。俺は東国から来たこの老人に東刀の扱いばかりか、色々な教養や作法も叩き込まれた。俺にとってはこの老人こそが騎士学校で……俺はこの老人の遺産なんです。

(危険な特別任務に赴く騎士団長に対するものと思えない、エリーゼの雑な扱いに愕然として。頭を掻きながら「変な事聞いちゃったなぁ」と反省すると、あまり扱いの良くなさそうな彼女の話は止め、自分の生い立ちの話に切り替えて。早くに親も家も亡くした自分を、東国から来た東刀使いの老人が親代わりとなりマンツーマンで指導した成果……そんな自身の教養の源を、ゆったりと腰掛けながら遠い目で語って。)

俺は勉強が嫌いでね。そんな俺に「勉強しろ!」「腕自慢なんかこの国には腐るほどいるンだ!頭で差をつけろ!」「東刀使いなら東の国の蘊蓄ひとつぐれぇ喋れるようになっとけ!偉い人にはウケがいいからな!」って、決まったように吠える口うるさい師匠(オヤジ)だった!師匠(オヤジ)とは別に目標となる人……強くて礼儀正しくて、師匠(オヤジ)よりかは清らかな剣士を見出してからは多少やる気になりましたけどね。そうなったらなったで「おめぇ悪魔にでも憑かれたか?」って**た顔でぬかしやがったし。ああもう……
ガサツなくせにやたら知識のある男だった。多くは語らない男でもあったが、今思えばこの国で宮仕えしてた経験があったんでしょうね。それこそ剣術指南のような……口うるさい指導も、俺もまた城勤めが務まる洗練された剣士に育てたいという愛の裏返しだったのかな……
ま、おかげでこうして近衛隊に招かれ、そしてデュランダルの守りたる貴女の直属で仕事ができるんだ。並の冒険者じゃ声すら掛からない仕事と人に関われたんだから、師匠(オヤジ)には感謝しなきゃいけませんね。ふふ。

(そんな老人との勉強の光景を、指差して怒鳴る老人の真似を交えながらうんざりした顔で語って。なお、老人とは別に目標となる剣士を見出してからは勉強に身を入れるようになったと言う。自身のポニーテールはその剣士にあやかったものなのか、その話になるとポニーテールをいじっており。
一介の冒険者にしては妙に教養と礼儀のあった老人を城勤めの経験者と推察し、どこにでもいる武勇一辺倒の猪武者とは一味違う、文武両道の剣士に育てたかったが故の口うるさい指導だったのだろうと語るころには、レドの顔も穏やかになっており。何だかんだで親代わりとして自分が持つ全てを叩き込んでくれた老人には感謝しているのだろう。その甲斐あってエリーゼのような身分高い人との仕事に携われたのだと、身分の割に自信の無い彼女を持ち上げ、話の締めとして。)

958: エリーゼ [×]
2025-09-21 09:32:08

>957

…っ……ええと、いい師に恵まれたにゃんね…!やっぱり厳しさの裏には愛があるべきなのにゃ。培ったその知、その力、存分に振るって欲しいにゃ!

(不運にもレドが語った師の特徴はエリーゼが最も恐れる人間を連想させた。黒い手袋、真っ白な軍服、東刀の使い手で教養深い。全くの別人の筈なのに一度連想してしまったものはそう簡単には頭から消えず、怒鳴る仕草の真似事さえもビクンとエリーゼを震え上がらせる。レドが語り終える頃にようやく正気を取り戻し、少し青ざめた顔色ながらも目一杯の笑顔でレドの敬愛する師を称えた。そんな精神状態ながらもしっかりと話は聞いていたようで、「愛」を表すハートを尻尾で形作っておどけて見せながら、師の元で培った知識と技術を愛する人の為にも存分に振るうようにエールを送る。)

959: レド [×]
2025-09-21 15:23:22

>958

エリーゼ殿!人の話を聞いて……あっいや、獣人の尻尾ってこんな芸当までできるのか。御器用なことで……
……エリーゼ殿、ここから見えるデュランダル全てが貴女の縄張り(シマ)なんでしょう?その歳ですごい名誉じゃないですか。眼下では腕自慢の冒険者どもが蟻のように蠢いてるが、束になっても貴女には勝てないでしょう。俺も含めてね。なのに……さっきから何をそんなに縮こまっているんです?正直騎士団長の振舞いとは思えません……

(せっかく大変な身の上話を披露したのに、きちんと聞いていないエリーゼに呆れ果てて立ち上がるが、尻尾のハートに思わず怒る気がそがれてしまい、困惑した苦笑いを浮かべて。
どうやら今の話でエリーゼのトラウマを刺激してしまったらしい。怒鳴った時に怯えてたから上司のことなんだろうか……と思いつつ、カツカツと足音を響かせながら窓際へ歩き。外から見えるデュランダルの街並みを指し、この一帯を治めるエリーゼの功績、そして彼女の実力を讃えて。その表情は真剣そのもので世辞では無い。今までの身のこなしからして実力は俺より上だろう。それなのに役人の太鼓持ちに神経をすり減らしたり、やたら卑屈な笑いを浮かべたりと、まるで下僕みたいな態度……きっと自らが仕える騎士団に貶められたのだろう。そういうところも「クレアの再来」なんだろうな……と同情を覚えると、窓を背に穏やかな笑みで語りかけて。)

同じ使命を背負う身の上、今のうちに愚痴ぐらいは聞きますよ。「仲間は大切にしろい!」と、師匠(オヤジ)も言っている。


960: エリーゼ [×]
2025-09-21 16:56:19

>959

レドくん…うぅ…ありがとにゃ。それならちょっとだけ…私の…忘れたくとも忘れられない思い出話を聞いてほしいのにゃ…

(自身の態度を咎めるどころか、包み込むような穏やかな笑みを向けるレドの温かさに触れて、エリーゼは瞳を潤ませた。レドの言う通り、これから国の運命をも左右する使命を共に背負うことになった仲間だ。涙を拭うと、意を決して自身の心を蝕むトラウマの根幹を語り始めた。)

あれは第二騎士団長に任命された日、王城に出向いて諸先輩方に紹介の挨拶に伺ったのにゃ。あまり歓迎はされにゃかったけど……それでも、少しでも親睦を深めようと、全体の挨拶が終わった後に歳の近い次席補佐官殿に個人的にお声掛けしたのにゃ。その時は知らにゃかったのにゃ、あの人が敬虔な聖教の信徒だって…呼びかけた時に触れてしまったのが不味かったにゃ。怖い顔で、凄い力で首を絞められて…苦しくて抵抗したら、尚のこと怒らせてしまったにゃ。「これは害獣に対する躾です。」って髪を掴まれて…何度も、何度も床に頭を打ち付けられて……痛くて…怖くて…でも、躾に対する感謝を示すまで止めないと言われたのにゃ。だから…助かりたい一心で嫌なのに笑顔を作って…ありがとうございますって何度も言ったのにゃ…結局気を失うまで止めてもらえなかったのにゃけど……その日から、この笑顔がこびり付いて離れないのにゃ。笑顔を作っていないと死んでしまうって、きっと生存本能に刻まれちゃったんだにゃ…にゃはは…

(過去を語るエリーゼは落ち着かないのか終始ソワソワと尻尾を振っていた。言葉にしたことで記憶が鮮明に思い起こされ、途中で何度も言葉を詰まらせたり過呼吸気味になりながらも、必死の思いで言い終える。初めて「仲間」にトラウマを打ち明けられたことで多少心が軽くなったのだろう、最後には笑顔をやめられない自分の現状を冗談っぽく言ってみせた。多忙な身でありながら、彼女が今回の騒動の最前線で戦うのは、これ以上この国で種族間のいらぬ争いや理不尽をなくすため、自分と同じ苦しみを他の誰にも経験させたくないという意志の表れであった。)

961: レド [×]
2025-09-21 18:26:11

>960
エリーゼどの!?ああっ、ごめん!ごめんなさい!俺よりよっぽど辛い話をさせちゃって……ごめんなさい。
(なんたる無道、聞くに堪えない。これが騎士団のすることか!させるべきじゃなかった、こんな話……慌ててエリーゼに駆け寄ると肩を抱き寄せ、申し訳なさそうに頭を伏せて。)

……なにが害獣だ。テメーの方がよっぽど人の道から外れてるじゃねーか。そうと知ってたらこんな話、受けるんじゃなかった……!
エリーゼ殿!次席補佐官(じせき)を殺(と)るんだ!うちの姉さんにも加勢してもらおう。「辱めを受けたら、同じ目に遭わせる」それが東刀使いの掟だっ!!!
(だがエリーゼの肩から離れたレドの顔は温かさの欠片も無い憤怒の表情に変わっていた。レドは命より誇りを選ぶ男、そして恥辱をそそぐためなら国が滅びても構わないとする男だ。完全に頭が血が上り、怒りのあまり本来の目的を忘れたレドは腰から刀を外してガン!と鞘を床に突き立てると、任務そっちのけで、レイラまで巻き込んでまで次席補佐官を討とうと言い出して。)

962: エリーゼ [×]
2025-09-21 20:18:58

>961

…レ、レド君!落ち着いてにゃ!?もう過ぎたことにゃ!私は大丈夫にゃから…今は目の前のことに集中すべきにゃ。その気持ちだけで、十分嬉しいのにゃ。

(肩を抱き寄せられ、トラウマで乱れた心が落ち着いたのも束の間に、豹変したレドを前にしてエリーゼは額に汗を流しながらアワアワとした様子で説得を試みた。恨みが微塵もないと言えば嘘になるが、祖国の為に身を粉にして働くエリーゼにとって復讐なんてものに興味を抱いたこともない代物で、そんなことに労力を割くならば事件の一つや二つ解決すべきといった正義感の持ち主である。自分なんかの為にここまで怒ってくれるレドに感謝はしつつも、自分を想ってくれるのなら目の前の任務に集中してほしいと、真剣な眼差しで訴えた。)

963: レド [×]
2025-09-21 23:53:13

>962

う……ううむ、そうおっしゃるなら。ただ……これは「勇者」の関係者じゃなくて一人の剣士としての意見になるが……考えておいてください。名誉ある騎士を獣人だからと辱める無道、とても見過ごせない。それにここまで軽んじられてはいずれ任務に障るでしょう。せめて貴女の上司に相談を……

(エリーゼ本人に止められると急にトーンダウンして、憮然としながら彼女の隣に腰掛けて。興奮した息を落ち着かせながら渋々思い直すも、それでもエリーゼを指差し、祖国のため、そして自分のために、いずれは報復すべきだ。それが無理ならせめて上司に相談すべきだと、ギラついた目を向けて。勇者の関係者としては獣人に、まして第一王女の仇の一味なんかに協力したくは無いのだが、それでもエリーゼに対する仕打ちは人として我慢ならず、ついいきり立ってしまった。)

それにしても副団長閣下は何を遊んでるんだ!?人事の相談は無理でも、王国の知恵袋ならこういう時にこそ同席して献策すべきなのに!肝心な時に出てこないで余計なところでしゃしゃり出やがって、あのバカエルフ!

(まだ怒りが収まらず、辺りをキョロキョロすると副団長エリスの不在に腹を立て、拳を握り締めながら怒りに震えて。レドの怒りの原因はこの国難に献策すべき時に出席しない怠慢が一つ。昨日の敗北の屈辱が一つ。そして何を考えているのが全く掴めないのが一つだ。どうやら副団長と宮廷は連携していないようだ。昨日の襲撃だって、第二騎士団との共同作戦だったらとても勝ち目は無かった。いかにもずる賢く勝ち馬に乗るタイプに見えるのに第一王子派では無い……?忠誠を誓うのは現国王だけ?ならなんで昨日俺とアリシアをあっさり見逃したんだ。国王の命で来たのは間違いないはずなのに……考えるほど考えがまとまらない苦悩が抑えられず、天井を仰ぎながら手で顔を覆って。)

あんにゃろう……まさか俺がこうやってもがいてるのを笑ってるんじゃないだろうな。

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