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冒険者ギルドの日常/1043


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960: エリーゼ [×]
2025-09-21 16:56:19

>959

レドくん…うぅ…ありがとにゃ。それならちょっとだけ…私の…忘れたくとも忘れられない思い出話を聞いてほしいのにゃ…

(自身の態度を咎めるどころか、包み込むような穏やかな笑みを向けるレドの温かさに触れて、エリーゼは瞳を潤ませた。レドの言う通り、これから国の運命をも左右する使命を共に背負うことになった仲間だ。涙を拭うと、意を決して自身の心を蝕むトラウマの根幹を語り始めた。)

あれは第二騎士団長に任命された日、王城に出向いて諸先輩方に紹介の挨拶に伺ったのにゃ。あまり歓迎はされにゃかったけど……それでも、少しでも親睦を深めようと、全体の挨拶が終わった後に歳の近い次席補佐官殿に個人的にお声掛けしたのにゃ。その時は知らにゃかったのにゃ、あの人が敬虔な聖教の信徒だって…呼びかけた時に触れてしまったのが不味かったにゃ。怖い顔で、凄い力で首を絞められて…苦しくて抵抗したら、尚のこと怒らせてしまったにゃ。「これは害獣に対する躾です。」って髪を掴まれて…何度も、何度も床に頭を打ち付けられて……痛くて…怖くて…でも、躾に対する感謝を示すまで止めないと言われたのにゃ。だから…助かりたい一心で嫌なのに笑顔を作って…ありがとうございますって何度も言ったのにゃ…結局気を失うまで止めてもらえなかったのにゃけど……その日から、この笑顔がこびり付いて離れないのにゃ。笑顔を作っていないと死んでしまうって、きっと生存本能に刻まれちゃったんだにゃ…にゃはは…

(過去を語るエリーゼは落ち着かないのか終始ソワソワと尻尾を振っていた。言葉にしたことで記憶が鮮明に思い起こされ、途中で何度も言葉を詰まらせたり過呼吸気味になりながらも、必死の思いで言い終える。初めて「仲間」にトラウマを打ち明けられたことで多少心が軽くなったのだろう、最後には笑顔をやめられない自分の現状を冗談っぽく言ってみせた。多忙な身でありながら、彼女が今回の騒動の最前線で戦うのは、これ以上この国で種族間のいらぬ争いや理不尽をなくすため、自分と同じ苦しみを他の誰にも経験させたくないという意志の表れであった。)

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