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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
908:
レイラ [×]
2025-06-29 22:26:46
>906
ふむ…何やら面倒なことになったな。そういった謀には疎いのだが…そうだな、私に言えることは一つだけ。レド、お前は自分の正義を貫くといい。
(レドの口から語られたアリシアや宮廷の謀略を聞いて、紅茶を一口含みながら難しい顔で眉を顰めた。普段から人と群れることのないレイラにとって国家規模の謀略など気の遠くなるような話であろう。事の全容も、レドの意志の行く末も分からないが、そんなレイラにも幾つか分かるものがあった。それはレドが面倒事に巻き込まれたということ、そして胸に何か大きな葛藤を抱えていることである。ここは姉として気の利く言葉の一つでもかけるべきだと思い至ると、ブンブンと首を横に振って顰め面を振り払い、自信に満ちた真っ直ぐな瞳をレドに向けて己が正義を貫けと背中を押した。)
909:
ウラル [×]
2025-06-30 01:35:14
>907
そっかぁ…そうだよねぇ…仮にアヤトくんと同年代くらいの見た目でも年上だろうしぃ、身体能力も獣人の方が上だよねぇ…。…あ~、確かにそうかも~。この間デュランダルに聖教国の人が来てたんだけどぉ、普通に話しかけられたよ~?私が半獣人だって、気づいてない感じだったねぇ。
(アヤトと同世代に見える獣人は十中八九アヤトより年上、おまけにそのくらいの獣人でも人間の男性に勝てるくらいの身体能力を持っている者も中には居る…奪い合う世界にいる獣人は尚更そうだろう。当時のアヤトは恐らくそんな獣人を羨ましく思ったり悪く思ったりしただろうと察しつつそう告げて。アヤトの言う通り、獣人や半獣人に見えないのは大きなメリットだ…つい最近何かしらの用でデュランダルに来ていた聖教国の司祭達に普通に話しかけられたことを話して。しかも、明らかに半獣人だと気付いていない様子だった…そう考えれば、獣人としての強みはあまりないがこの現代を生きやすく恵まれてると考え「ちなみにピット器官はねぇ、熱を感知できる器官だよ~」と、ピット器官の説明を簡単に説明して。困惑気味に尋ねるアヤトに「なんでもないよ~?アヤトくん、困ったことがあればなんでも相談してね~?」と、ニコニコ笑いながら答えて。普段であれば普通に見えるのだが、この状況では他意があるように見える。というより、今まさに困ったことが起きている。)
…今、子供っぽいって言いかけたでしょ~?私もう子供じゃないもん、お酒飲めるし~………えーっと…………お酒飲めるもんっ!
(至極どうでもいいところだけ勘が鋭く、子供っぽいと言いかけたアヤトのことをジト~っと見ており。自身の胸に手を添えて、目を閉じながらもう子供じゃないと主張し、大人だからこそできることを挙げていく…………が、お酒以外思いつかず。煙草や葉巻の類は吸わず、普段自分がしてることを思い返しても大人だからこそできることが思い当たらず、商売に関しては未成年でもできる。最終的にお酒でゴリ押しして。)
うん…その東刀、なんだか私が読んでた小説に出てくる剣に似てるねぇ。普段は持ち手しかないんだけど、魔力でできたエネルギー状の刃が出てくるんだよぉ。
(恐らく実際に見ても東刀ではなく、やはり持ち手にしか見えないだろうと思い同じく苦笑いしながら頷いて。その東刀で思い出したことがあり、ウラルが読んでた小説に似たような剣が登場してたこと…その剣も一見持ち手だけに見えるのだが、魔力を流せばエネルギー状の刃が出てくる…ビームソードのような剣だ。ひょっとして、その東刀も似たようなことができるのだろうかと思いつつ「うん、楽しみにしてるねぇ~?」と、笑みを浮かべながら告げて)
うん…!
(後ろを警戒しながらアヤトについていくように奥に向かって走り出して。もう新たな杖が現れたのだろう、後ろから火の玉の追撃が来てそれをかわしながら走り。…だが、割とすぐに追撃は止み何も来る様子がない……何があるかは分からないため、マグナムは仕舞わず握ったまま走り。)
ふぅ…大丈夫だよぉ、誰でもこういうミスはしちゃうからねぇ~。私はどこも怪我してないよぉ、アヤトくんは…?
(走った距離はそこまで長くなく、普段ならウラルも呼吸が乱れることはない…だが、取り乱していたため少しだけ呼吸が乱れており。アヤトの呼吸は乱れている様子はなく、アヤトの身体能力の高さとこういった事態でも取り乱すことのないほどの冷静さから改めて彼の実力の高さを実感しつつ呼吸を軽く整えて。誰にでもこういったミスはあると笑みを浮かべながらフォローして、自分は怪我をしてないことを伝えて、恐らく大丈夫だと思うがアヤトに何処か怪我してないかと尋ねて。そんなアヤトが楽しそうに見えて「フフ、アヤトくん楽しそうだねぇ?」と告げて)
(/大丈夫ですよ、無理をなさらず自分のペースで大丈夫です!)
910:
クレア [×]
2025-06-30 06:55:14
>905
ありがとうございます。では…ここは無難にフライドポテトを一つ。あ、あとビールをもう一杯お願いします。
(いくらでも頼んでいいと言われてはキラキラした瞳でメニューを眺めながら礼を言って。欲を言えば全部頼みたいくらいには魅力的な品々が並んでいるが、流石に申し訳ない上にそもそもそれだけの量を食べられない。しばらくの思考の後にフライドポテトを頼み、思い出したかのように声を上げてビールも追加で注文した。)
911:
ミミ [×]
2025-06-30 12:39:38
>910
じゃあ私は~…エビフライと…あといつもの奴ちょうだい
(クレアに続いて、特にメニューを見ること無く料理とミミがいつも頼んでいるお酒を注文して。2人の注文を聞いた店主はすぐに準備して…ほどなくして2人に注文した品と酒が届いて。パセリを散りばめたそこそこの量の細切りのフライドポテトと、先程と同じビール。そこそこの大きさのエビフライが4~5本盛り付けられた皿と、聖教国で飲んだのと全く同じリキュール…2人にそれぞれ、頼んだ料理をつけながら食べるであろう調味料の入った小さな器を渡して)
そういえば、クレア…これからどうするの?聖教国からは護衛の件で何度か指名されると思うけど、他の依頼も受けるの?
(ミミが思い出したように、クレアの今後について尋ねて。今まで依頼に行かず酒を飲んでいて、今回の聖女の護衛がブランク明けの依頼だった。聖女の護衛以外に、これから他の仕事もするのかと首を傾げながら問いかけて)
912:
レド [×]
2025-07-01 18:12:34
>908
自分の、正義……
(「自分の正義を貫け」というレイラの言葉にはっとして、反芻するように呟くと、手に持っていたマグカップを一口付けて。昨夜のキスの味を今一度味わうかのように、口の中で牛乳を噛み締めながら飲み込むと顔を上げ、同じく真っ直ぐな瞳でレイラを見つめて)
……アリシアの友達が言うには……昔はアイツも真面目で優しい奴だったのに、卒業試験の当日になって、急に今みたいな悪魔じみた女になったそうなんです。実際見てみると騎士学校で習いそうもない技を次々出したり、「地獄の門」なんて騎士の物とは思えない、とんでもなく禍々しい魔法まで使い出したり……昨日今日で出来る真似じゃない。本当に悪魔に憑りつかれたとしか……
……レイラさんやクレアさんには悪いけど、俺はどうにかしてアリシアを救いたい。せめて心の中に巣食う悪魔から、アイツを解き放ってやりたいですッ!
(両手で握りしめるマグカップを震わせながら、これまで見てきたアリシアに関する見解と、彼女に自分がしたいことを主張して。レイラの立場からすれば、今のアリシアの性格が悪魔に憑かれた事に因るものと説明されても妄言にしか聞こえないかもしれない。しかもお互いが慕うクレアの実家を奪った一族に絆されるとは、レイラやクレアへの裏切りとも取れる。だが、今のレドにとってはこれが自分の正義のようだ。ついには興奮のあまり、マグカップを置くなり泣きそうな顔をしながら立ち上がってしまい。)
913:
レイラ [×]
2025-07-02 23:22:25
>912
ふむ…地獄の門…か。その魔法には覚えがある。かつて対峙した上位悪魔が使用していてな。本来人間が扱えるものではない筈なんだ。悪魔憑きなど御伽噺の類いと思っていたが…存外有り得ない話ではないかもしれん。
(「地獄の門」その名を聞いてレイラは神妙な面持ちで顎に手を添えて俯いた。「魔を統べし者」を初めとしてかつて対峙した上位悪魔達が好んで使用していた共通の魔法。本来人間が使える筈のないそれをアリシアが使ったと言うのなら、悪魔憑きなどという突拍子もない話が現実味を帯びることとなる。感情的になったレドの言動から嘘を吐いているとは到底思えず、レイラは再び顔を上げると、真剣な表情でレドの見解を肯定した。)
言っただろうレド、自分の正義を貫けと。あの女がどうなろうと知ったことではないが、お前が救いたいのなら救えばいい。そこに私や姉様の理解など不要だ。
(レイラは言葉を続けてレドの主張までも肯定する。彼女としてもアリシアを毛嫌いこそしているものの、なにも消してしまいたい程に憎んでいる訳ではない。それに背中を押した以上は弟が自分の思う正義を成したいと言うのならそれを否定することは許されないだろう。姉としての信念を元に相変わらず自信に満ちた瞳を向けて、繰り返し自分の正義を貫けと語った。)
914:
クレア [×]
2025-07-03 12:21:30
>911
そうですねぇ…蓄えもありますし、しばらくの間はまたのんびりしようかなと思っています。
(ビールを再びあおりつつ、小首を傾げて少し考えた後にミミの質問に答えた。かつて活躍していた頃に貯めていた資金はまだ底が見えていない上、酒以外に趣味もない。短い余生を過ごすには十分過ぎる程に余裕があるため、今回の依頼のように特別な事情がない限りはしばらくまた飲んだくれているつもりのようだ。)
915:
エリーゼ/セレステ [×]
2025-07-04 08:52:17
過去編「洗礼」
僭越ながら本日より第二騎士団長の任を賜りました。エリーゼ・リファイスです。皆様方と肩を並べられること誠に光栄に思います。若輩の身でありますが、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします!
(王城内に備えられた会議室、騎士団の上位役職者が集う円卓を前に、エリーゼは緊張で猫耳をピクピクと震わせながらも元気一杯に声を張り上げて恙無く自己紹介を終えた。頭を下げながら、癖である「にゃ」という可愛らしい語尾が出なかったことに内心で安堵する。しかし、顔を上げ周囲を見やると拍手を返したのは王国騎士団長のみ。ほかの上位役職者達は興味が無さそうに各々が持ち込んだ資料に目を通していた。歓迎されていない…それを自覚するとキュッと胸が締め付けられるような感覚に囚われる。それもその筈で、数々の功績を元に厳格な審査を経てその地位についた彼らとは違い、エリーゼはたまたま空席に国王の一存で滑り込んだだけのポッと出の存在だ。彼らにしてみれば手放しに歓迎出来る訳がなかった。失意のまま席に着くも、このままでは終われない。仕事上彼らの協力が必要不可欠な為、この定例会議が終わったらまずは個人的な関係から構築しようと心に決めた。)
あ、あの!ヴァレンヌ卿っ!少しお時間いいでしょうか!
(定例会議が終わり、各々が足早に会議室を後にする。上位役職者はその殆どが寝る間もない程の激務である為時間を惜しんで急ぐのも当然であろう。せめて誰か一人でも良好な関係を築こうとエリーゼも慌てて会議室を出ると、周囲に流されずにゆったりとした足取りで日に照らされた廊下を歩む一人の女性の姿が目に付いた。セレステ・ヴァレンヌ、次席補佐官を務める彼女は上位役職者で唯一エリーゼと歳の近い稀有な存在である。これを好機と捉えたエリーゼは、姿が見えなくなる前に廊下を駆け出し、セレステの背後で立ち止まり緊張を振り切って声をかけた。)
チッ…なんでしょう?仕事に関することであればお聞きします。
あっ…いえ、そういうのではなく…同じく祖国に忠誠を誓った身、折角ですし親睦を深められればと思いまして!お忙しい身であることは重々承知していますが、少し立ち話でもどうでしょう…?
興味ありません。では。
(振り返りざまに舌打ちをされたような気がしたが、きっと思い違いだろう。まだ要件すら話していないのだ。向けられた高圧的な視線に怯みながらもエリーゼは曇りのない真っ直ぐな瞳を向けて、同じく祖国を守る仲間として親睦を深めたい旨を伝えた。最初からガツガツ行くのではなく、ちょっとした立ち話から順序だてて交流していこうなんて遠慮がちに構えていたつもりだが、セレステはそれすらも興味がないと切り捨て踵を返した。)
まっ、待ってください…!
(知らぬ間に何か粗相を働いてしまったのだろうか…?ついこの前まで地方勤務の一般騎士だった身の上。高貴な場に於いてまだ知らない常識があったとして何ら不思議はないと、そんな不安が頭を過ぎる。せめて原因を聞いて必要なら詫びを入れよう。誠意に突き動かされるままにエリーゼは立ち去ろうとするセレステの手を掴む。その行為が彼女の逆鱗に触れるとも知れずに。)
触るなッ!害獣風情がッ…!
…うぐっ…苦しい…にゃッ…!
(手が触れた瞬間、鬼の形相で振り返ったセレステに首を鷲掴みにされて、めり込む程に壁に叩きつけられる。衝撃で頭部からは血が滴り、首を絞められていることも相まりエリーゼは薄れゆく意識の中で命の危機を感じ取った。死にたくない…!その一心で腰に携えた剣を抜いて思いきりセレステの脇腹に振りかぶる。経験で劣ると言ってもエリーゼも王国武術大会優勝者、常人であれば今の一撃を受けて致命傷は免れないだろう。しかし、無慈悲にもセレステには傷一つ、服のシワ一つ与えることは叶わなかった。確かに刃はセレステに届いているが、まるで目の前のそれが不変の存在であるかのように手応えが感じられないのだ。もはや抵抗のすべもないことを悟ると、エリーゼの顔からは一層血の気が引いた。)
人間様に生かされている獣の分際で私に抵抗するとは…躾が必要なようですね。
ひっ…ごっ、ごめん…なさっ…うぐぅ…!
これは躾だと言いましたよね?示すべきは謝罪ではなく感謝の心です。
…ありがとう…ございまっ…ぐぁっ…!
なぜ笑顔ではないのですか?上っ面だけの感謝は不要です。
…ハァ…ハァ…ありがとうございます…うぅっ…!なんで…
よく出来ました。ではもう一回。
(エリーゼは首を掴まれたまま、今度はうつ伏せで床に寝かされる。躾とやらを前に恐怖に顔を引き攣らせながら発せられた命乞いを意味する謝罪は無慈悲にも顔を床に叩きつけられる音で掻き消された。どうやらセレステのお気に召す返答ではなかったようで、ゴミを見るような冷たい眼差しをエリーゼに向けて、謝罪ではなく感謝をしろと淡々と告げる。恐怖心に突き動かされるまま震える脳をなんとか働かせ、エリーゼは言われるまま感謝を述べるが、理不尽にもそれすらも再び顔を床に叩きつけられて掻き消された。なぜ笑顔ではないのかという疑問に唖然としながらも、息も絶え絶えにエリーゼは笑顔を作り、感謝を述べる。が、今度は言い終えたと同時に再び顔を床に叩きつけられた。その瞬間、エリーゼの心の中で何かが壊れる音がした。その後も何度も何度も笑顔の感謝を強要されては叩きつけられてを繰り返し、気を失って目覚める頃には通りがかった騎士によって医務室に運ばれていた。獣人の回復力ゆえか身体の傷は驚く程にすぐに治ったが、精神に負った傷はそうはいかない。刻み込まれた恐怖により、この日を境にエリーゼの顔から笑みが抜け落ちることはなかったという。)
916:
レド [×]
2025-07-04 13:22:35
>913
ううっ、そこまで俺を買ってくれるなんて……ありがとう姉さん……あっいやレイラさん……
(なんという度量の大きさ……自分を尊重してくれるレイラに感極まって、立ち上がったまま目頭を抑えて震えて。しかも「地獄の門」の話を通して悪魔憑きの話もすんなり信じてくれた。これも勇者として上級モンスターと渡り合った知識と経験の賜物だろう。嬉しくて頼もしくて、つい「姉さん」と口を滑らせた瞳は、嬉し泣きを堪えようと潤んでおり。)
>915
(/えっと、いい人なんですよね……?次席補佐官殿……)
917:
レイラ [×]
2025-07-04 16:12:37
>916
ふふっ、わざわざ言い直さなくてもいいんだぞ。本当の姉だと思っていつでも甘えてくれ。
(口を滑らせて即座に言い直したレドの様子を見てレイラは思わず笑みを零す。ソファから立ち上がり歩み寄ると、自身より頭一つ分背の高いレドの頭を撫でる為につま先立ちで足をプルプルと震わせながら、なんとかその頭に手を添えた。いつでも甘えていいと格好付けた言葉とは裏腹に、キツイ姿勢を痩せ我慢しているせいか顔は引き攣り額には汗をかいていた。)
(/獣人以外にはとてもいい人ですよ^^;仕事の話であれば聞いてくれようとする分聖教国の人間よりはマシなレベルで獣人にも優しいと言えるかもしれません…)
918:
ミミ [×]
2025-07-04 16:39:20
>913
あ~…まぁでも、それがいいのかなぁ。いきなり復帰とかは、難しいだろうし…
(クレアの今後を聞き、色々思うところはあったものの…敢えて何も言わず頷いて。今回の依頼を見返して、何度も禁断症状が現れてしまうクレアを思い出ししばらく単独での依頼は無理だろう。また大きな依頼が来た場合、また誰かが側で支える必要があると判断して。というより、明日会うであろうレイラにこのことを知られると、余計関係が悪化するような…と考えたが、流石にこれは当人達の問題。自分が首を突っ込むことではない…いや、突っ込んだら突っ込んだで余計こじれる気がする…なんてことを考えながら、静かにリキュールを一口飲み)
919:
レド [×]
2025-07-04 22:08:45
>917
ね、姉さん……
(必死で小さな身体を伸ばして自分の頭を撫でようとするレイラが微笑ましくて、そして頭に伝わる優しい手の感触が気持ちよくて、顔を赤らめながらはにかんで。だが、話さなければならない。レイラの態度が一変して、彼女に斬り捨てられてもおかしくないことを……レイラが頭を撫でやすいように中腰になりつつも、急に神妙な顔になって)
……話を続けましょう。アリシアがその「地獄の門」とかいう変な魔法を使ってくれたおかげで刺客を追い払えたんですが、アイツもそれで力を使い果たして倒れてしまった……いっそその隙にアリシアを討てばよかったんでしょうが、アイツの友達も「アリシアちゃんを悪魔から救いたい!そのために近衛隊に入ったっす!」って言うもんだから捨て置けなくて……
救援も来る気配が無いし、夜の草原で野宿するのも危ない。だから……近くの宿に逃げ込んで、力尽きたアリシアを徹夜で守る他なく……それで帰りが遅くなったんです。
(顔から汗を垂らしながら、神妙な面持ちでアリシアを宿に連れ込んだことをついに明かして。今までの様子からして昨晩通りがかった馬車にいたのはレイラでは無いと見た。が、風の噂で昨日の事がレイラの耳に入るとも限らない。後から彼女の追及を受けるよりは自分から話すべきだ……無論、そう説明するより他に無いとはいえ、好かない女と一晩共にして朝帰りしたと知ったレイラに激怒されるのは覚悟している。もう、今までの優しい態度を翻されて、どんな仕打ちを受けても構わない……静かに目を閉じながら、彼女の反応を待って。)
920:
レイラ [×]
2025-07-07 13:15:22
>919
あの女と…宿に…?そ、そうか…お前も年頃だからな。そういうこともあるのだろう…わ、私は急用を思い出したからこれで失礼する…しっかり身体を休めておくんだぞ…
(アリシアと一夜を共にしたと聞いて、レイラは動揺を隠せずに後退った。レドの年齢を考えれば異性とそういった関係を持つことは何ら可笑しいことではない。理解を示しつつも、よりによって相手がアリシアな上に、純真無垢なレイラにはその手の話題は少々刺激が強かったようで、顔を真っ赤に染めて慌ただしく部屋を後にする。去り際にレドの身体を気遣う言葉を残したことから、困惑しつつも怒りの感情は特に抱いていないようであった。)
921:
レド [×]
2025-07-08 12:32:07
>920
あっ!違っ、待っ……!……ああ、嫌われたかな……
……アリシア、俺の正義……俺を心から愛してくれたお前を救う手立て、さっぱり思いつかない。これ以上魔道に堕ちる前に、剣をもってお前を哀れな人生から解放してやることしか……
(レドは勇者様が自分以上にウブだとは知らない。話を聞くなり急に慌てて部屋から出ていくレイラに手を伸ばして引き留めようとして。ああ、軽薄な男だと嫌われたか……レイラが想像しているであろう共寝などはしていないが、それに等しい事をしでかした以上申し開きは無意味だ。彼女に去られると膝から崩れ落ち、まるで母親に置き去りにされた子供のようにしょんぼりとして。
一人きりになると、床に膝をついたままマグカップに口をつけて。口の中にミルクの味が広がるたび、アリシアへの想いが強くなり、そして空しくなる。アリシアが本当に悪魔に憑かれているから何だというのか……悪魔を祓う手段が無い以上、もう彼女を討つしか無いように見える。テーブルに薄汚い上半身を突っ伏すと、逃れ得ぬ運命に抗えない無力さに涙して。レドの他に誰もいない応接室とその外に、青年のすすり泣きが響き。)
ううっ……俺は弱すぎる。人としても、剣士としても……
922:
宮廷役人/エリーゼ [×]
2025-07-08 22:42:24
さて、そろそろ時間ですねぇ。ククッ、果たしてどんな青年が来るのか楽しみです。
本当に来るんですにゃ?勇者の弟子とやらが聖教国の不都合になる事に協力するとは思えにゃいですけど…
彼はきっと来てくれますよ。そう私の勘が告げています。
はあ…
(中央庁舎の最上階に備えられた会議室、その窓から夕焼けに照らされた街並みを眺めながら、白髪混じりの初老の役人が楽しげにレドの到着を待っていた。その背後に付き従うように佇んでいるのはデュランダル一帯を管轄とする第二騎士団の長エリーゼ・リファイス。騎士団長クラスを護衛につけていることからこの役人の地位は相当なものなのだろう。一見すると両者の表情も相まり楽しそうに談笑しているようにも見えるが、エリーゼの方は笑みこそ浮かべているものの尻尾は微動だにせず垂れ下がり、随分と不服そうな物言いをしていた。獣人の立場からすれば勇者の弟子などという肩書きの男を信用できないのは当然であろう。そんな様子を気にもかけず、役人は己の勘とやらを信じて一層口角を吊り上げた。)
923:
レド [×]
2025-07-09 00:13:16
>トピ主様
(/すみません!ちょっと返信遅くなりそうです!
ミミさん(>918)からレスありますので、その間ご対応よろしくお願いします!)
924:
トピ主 [×]
2025-07-09 00:20:20
>923
ご指摘ありがとうございます!すっかり見落としてしまっていました…(^^;
ミミさんすみません…
925:
クレア [×]
2025-07-09 00:41:49
>918
ただ、いつまでも怠けている訳にもいかないので、もしまた大きな依頼を受ける機会があればミミちゃんにご協力をお願いするかもしれません。その時はよろしくお願いしますねっ!
(金銭的に余裕があってもいつまでも怠惰な生活を送ることは健全とは言えない。少しずつでも身体を慣らすためにもそう遠くないうちにまた依頼を受けようと決めたクレアはミミに笑みを向けると、元気一杯に今後の協力をお願いした。)
さて…明日もありますしそろそろお暇しますね。今日は本当にありがとうございました。
(本音を言えばもっと飲みたいがこれ以上は明日に支障が出る。酒への欲求をグッと堪えて立ち上がるとぺこりと頭を下げてミミに礼を言った。依頼の同行のみならずその後にこうしてご馳走まで振舞ってもらい、クレアにとって今日の出来事は前を向く大きなきっかけになったことであろう。顔を上げると、ミミに手を振りながら名残惜しそうに店を後にした。)
926:
ミミ [×]
2025-07-11 01:00:42
>925
もちろんだよ、戦力として力になれるかは微妙だけど~…私にできることなら何でも協力するよ。
(今までのように立ち止まらず、少しずつ前に進み始めているクレアに笑みを返しながら頷き。Aクラスであるミミも決して戦闘力が低いわけではないのだが、カグラのような敵相手には少々不安な様子。いや、今回が異例だった気がしなくもないが…ともかく、自分ができることであれば協力すると告げて)
いいよ~、また飲みに行こうね?今日は本当にお疲れ様、ゆっくり休むんだよ~?
(恐らくはまだお酒を飲みたいのだろうと察して、今回はレイラと会う予定があるため無理だがまた今度飲みに行こうとふにゃりと笑いながら告げて。クレアに労いの言葉をかけながら手を振り返し、クレアの姿が見えなくなるまで見届ける。前に進み始めたんだ、要件は不明だがレイラと会うのも大丈夫だろう…ミミは少し経ってから会計を済ませ、店を出る。途中でオルトロスの夜食に美味しそうな食べ物を購入し、届けてから自宅に戻った。)
927:
レド [×]
2025-07-11 12:43:46
>922
「さあ着いたよ、中央庁舎!ここで移住手続するんだよ!」
「な、なぁアーダンよ。ホントにここでいいんだよな?王宮にしか見えないが?」
「アハハ、間違いないって。ホラ、ああして中に入ってく人達もみんな移住者だよ。さ、並ぶ時間が勿体無いからボクらも急ごう!」
「ちょっ、引っ張るなって!……ああもう、都会はハンパないな……」
(朝のデュランダル中央庁舎。冒険者となるため長年暮らした里山からデュランダルへ下りてきた農民・レドは、ここで移住に必要な諸手続を行い冒険者生活の第一歩を踏み出さんとしていた。王宮のごとき威容を誇る中央庁舎に呆然とするレドの手を掴み、同じ目的でやって来た移住者の群れに向かって引っ張っていく小柄な眼鏡の青年は、彼の旧友・アーダン。田舎者のレドと違い、王都の古参騎士の家に生まれた彼はデュランダルの案内などお手の物である。この光景はとうの昔の出来事……時期にして3年ばかり前のことだ。)
……あれからもう三年か。王国の人間に呼ばれてここに来るなんて、昔は想像もできなかった。
アーダン、あの日のように、どうか俺を導いてくれよ……
(そして現在、中央庁舎を正面に捉える大通りに佇むレドは、在りし日の思い出に浸りながら閉じていた瞳を静かに開くと、夕陽で茜色に染まる中央庁舎の頂……奇しくも件の役人達が控える会議室の辺りを見上げて。
一通りの準備を整え、汚れた身なりも小綺麗に改めたレドは要求通り宮廷役人の下へ参じようとしていた。しかし宮廷が国王直属たる近衛隊の人事に介入してきた上、昨日副団長に闇討ちされたばかり。不穏な臭いしかしない。いや命の危険すらある。亡くなった旧友の名を呟いて縋ろうとする姿は、そんな不安の表れだろう。)
勇者レイラ・ハートの弟子・レドである。近衛隊剣術指南の件でお話があるとの事で参った。担当者へお取り次ぎ願いたい。
(不安を払うようにズンズンと歩を進め、陽が落ちて人がまばらになった庁内へ入ると一直線に受付へ迫り、無表情かつ淡々とした口調で受付係に案内を頼んで。
レイラに似た「レド」とは「氷」の意。凍てつく冬の日に生まれた故の名である。今の彼にとってここはもう敵地だ。受付係に対して、名前の通り氷柱のごとく鋭く、そして冷たい視線を突き刺して。)
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