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―Φ― エインヘリャルの痛哭 ―Φ―[ ダークファンタジー / キャラロスト有り ]/91


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自分のトピックを作る
72: μ [×]
ID:09beb1e04 2022-03-27 16:18:33



>ヒースPL様

( / PFの御提出有難うございます。まずはお先に追加質問へ回答させて頂きます。

Q:成人年齢やお酒が飲める歳は共通で決まっているのでしょうか?国ごとに差があるとしたらどのくらいでしょうか?
A:人類で言えば大体18歳~程度でしょうか。ただこの戦乱の時代、酒は貴重品とまではいきませんが、一般市民が湯水のように飲むというよりは命を賭けて戦う戦闘員に対する娯楽としての側面がやや強いとイメージ下さい。

Q: 出身を港町に設定してしまったのですが、そもそもこの大陸は海に面している箇所があるのでしょうか?また島国などは存在しますか?
A:海に面している箇所はあります。実際に獣人側の代表戦力の一柱である隻眼の鮫ギリク率いる「海洋遊撃隊」なるものが存在し、海に面した土地は時たま彼等の襲撃を受けることもあります。島国の有無は現時点では明言出来ませんが、NPCに聞けば判明するでしょう。

Q:一般的なギルドの規模はどのくらいなのでしょうか?一番大きなギルドと一番小さなギルドの規模もあわせてお聞きしたいです。
A:ざっくりイメージですが、MAXで800人、MINで50人程度です。TYPは200人前後とご認識ください。大手ギルドは第一首都セント=アグナルから大陸を股に掛けて貿易する「シャルティナ商工会」です。

さて、ここからはヒースさん御自身のお話になります。
改めましてPFのお披露目有難うございます。どちらかと言えば諍いの世に疑問を抱く正統派な平和思想の女性ということで、このままですと当トピのダークファンタジー寄りの世界観にはそぐわない面があるやもですが、その辺りは物語の中でカバーしていければと思っております。暗く血生臭い世界観ゆえ、【彼】を取り巻くストーリーが必ずしも美しいハッピーエンドになるとは限らない事には予めご了承を頂きたくお願い申し上げます。また、固有魔法がかなり汎用性の高いものかと存じますので、大丈夫かとは思いますが、もし気になる点がございましたら都度こちらからお声掛けさせて頂くやもです。また、変化には強くイメージすることが肝要とありますが、そのイメージとは変化先のモノの姿形だけではなく、どんな構造でどんな原理なのかを理解しておく必要があると解釈しましたが、認識に相違ございませんでしょうか?もし成り立ちがよく分かっていないものでもイメージ(想像)で再現出来てしまうということであれば許可し難いかと考えており、そこのご確認です。
続いて、参考に名前を挙げていただいた2名に関して、なぜ会ってみたいのか・会ってどうしたいのかを簡潔に記載いただけますでしょうか。
また、物語のスタート地点(ヒースさんの現在地)は故郷ミルキーウェイという認識でよろしかったでしょうか。ヒースさんの目的達成の第一歩は【彼】が頭目となる組織についての情報を集めることかと思いますので、まずは第一首都もしくは第二首都等、人口の多い場所を目指して旅に出ることになるかと想像していますが、他に開始時点の進め方に対するご希望がありましたらお伝えください。
ヒースさんにとって重要NPCとなる【彼】のプロフィールですが、ユアストーリーに記載があること以外で性格や容姿・設定に織り込んで欲しい要素がございましたらそちらも合わせてお伝え下さい。

以上、今後とも宜しくお願い申し上げます。)




73: 名無しさん [×]
2022-03-28 03:23:54



>72

(/プロフィールのご確認&質問へのご回答ありがとうございます…!主様からのご指摘を踏まえ、後ほど改訂版を投稿させていただきますね。少々お時間いただくかと思います。
物語がハッピーエンドになるとは限らないということは重々承知しております。ロストに関しても大丈夫です。
そして固有魔法についてですが、主様の解釈通りで間違いありません。チートにならないよう気をつけてロールするつもりですが、何か問題があれば都度遠慮なくご指摘いただけたらと思います。
始まりは故郷での仕事を辞めた後ロトンに新たな居を構え、そこで情報収集するイメージでおりました。ですが大きな首都を旅した方がストーリーに広がりが出るのでは?ということであれば、そういった形でも大丈夫です!

彼に関しては……黒髪で背が高く、色白なイメージです。ロン毛、タレ目、筋肉質、派手好きなどのイメージはあまりありません。本当は心優しい少年だったにも関わらず、卒業後何かきっかけがあって悪の道へ進んだ……というよりは、獣人に対する深い恨みはずっと抱えていたが、長年詰めてきた緻密な殲滅計画の過程でそれを隠す必要がなくなったため、今は思いのままに振る舞っているような…ギルド時代の穏やかな人当たりとは真逆の本性を想像しています。)




74: 名無しさん [×]
2022-03-28 16:04:34



名前 / ヒース・マグパイ
性別 / 女性
年齢 / 28歳

容姿 / ちょうど肩甲骨が覆い隠れるほどの長さの黒髪が、重力に従い真っ直ぐ伸びている。手入れに気を使っているため傷みが少なく褒められることも多いが、どうにも一本一本が細いことが少し気になっている模様。自宅では一つにくくっているが、外ではおろしていることがほとんど。軽く梳いた前髪を眉下で揃えていて、日によって分け目は変わるが左右どちらかに流している。末広二重の黒い瞳は若干猫目気味で、笑っていないと鋭い印象を与えることもしばしば。睫毛が長く上向きなことを気に入っていて、左目周辺に黒子が4つもあることを気にしている。鼻はやや低めで、淡く色付いた唇は薄くないが小ぶり。眉は細すぎず太すぎず柔らかなアーチを描いており、全体的に派手な顔付きではない。色白で輪郭は卵型。
身長は170cmと高めだが、女性特有の曲線的な体躯をしているため男と間違えられたことはない。白いタートルネックにキルトのロングスカートを履いており、ちょうど背中が隠れるくらいのケープを羽織っている。色は深く鮮やかな群青で、合わせ目には螺鈿のようなボタンがついている。光が当たるととびきり綺麗でお気に入り。足元は踵の低いパンプスを着用。

特徴 / 変化魔法。対象の姿形や状態を全く別のものに変化させることができる。どんなものに変えたいのか明確にイメージ・理解出来ているかどうかが重要で、難易度は高いが生物(といっても小動物でしか試したことはない)に対しても使用可能である。曖昧に思い描いた状態で魔法を行使した結果何も起こらないならまだマシで、中途半端に変化させてしまうと元に戻らない可能性があるという危険な側面も孕んでいる。自分自身に使用し動物に変化できないか模索しているが、失敗時の恐怖心からか苦戦中。

性格 / 感受性が非常に豊かで、涙が出ることも何かを腹立たしく思うこともきっと人より多い。しかし他人に優しくいたいという思いがあるため、対人上はつとめて温厚で人当たりが良い。幼少期に戦火を目の当たりにした影響か争いごとに敏感で、日常の小さなものでもなるべく避けたいと思っている。よって何かを排斥したり、誰かを悪く言っているのを聞くのが好きではない。
悪鬼と精霊の対立構造は肯定こそしないが理解できるものの、人類と獣人がいがみあっている歴史には幼少より疑問を抱いている。ただそういった考えを大っぴらにすることを良しとしない風潮に取り巻かれていることは理解しているし、純血主義者自身に対する嫌悪や敵対心などは決してない。人そのものではなく思想教育を悪だと思っている。座学の成績は全般的に優秀で、特に薬草学が秀でていた。体を動かすのは苦手。

目的 / あの人に誰も殺めてほしくない。あの人の傘下に入り、時間をかけて改心を促したい。

得物 / 護身用の小さなナイフを一本

ユアストーリー / 人類の生活拠点の南に位置する港町ミルキーウェイにて、ごく一般的な男女の間に長子として誕生。いずれは昔両親が所属していた地元のギルドに与する予定だったが、獣人族と分かつ国境すぐそばの主要港であったためか、ある日を境になんの前触れもなく故郷が戦場へと変わってしまう。それに巻き込まれた形で父を失い、命からがら母と二人で人類拠点北端に位置する山岳ロトンへ疎開し、その地でギルドに所属することとなった。
14歳頃、ギルド内の1つ年上の少年に淡い恋心を抱く。彼は容姿端麗・成績優秀・性格温厚と非の打ち所がない人間で、遠方から越してきたヒースにも分け隔てなく優しくしてくれた。恋人になりたいなどと考えたことはない。ただ気安い友人になれたらと夢想し、ヒースはいつも彼を目で追っていた。
比較的規模が大きいこのギルドの中で、子供からも大人からも信頼されていた人。友人、と呼称するのは烏滸がましいかもしれないが、わたしと彼は見かけたら必ず挨拶をする程度の関係になった。それまでといえばそれまでだが、やがて彼はギルドを離れ、その一年後、わたしも母と共に復興中の故郷ミルキーウェイへと帰還した。
地元で図書関係の職について10年近く立った頃、ロトンへの納品の仕事が舞い込む。ギルドを出て以来一度も訪れていなかったため喜んで足を運び、かつて世話になった人たちに顔を見せた。その挨拶回りの最後、最もお会いしたかった恩師と再会した際、ヒースは思いもよらない話を耳にする。
「"彼"は実に素晴らしい教え子だった。明るい道を進むと信じていた。しかしあの子の心は今──いや。本当は昔から、健康ではないのだ……」
聡明な恩師が慎重に言葉を選びながら教えてくれたこと。近頃ロトンでは、獣人を殲滅するために悪鬼と手を組んだ組織がいるという噂がまことしやかに囁かれており……その中心に、"彼"の存在があるのだと。ヒースは幼少期に故郷を追われた経験から諍いが人一番苦手で、人と人との殺し合いを思うと心が痛む性質だった。直接そのことについて語らった経験はないが、この恩師もきっとそのきらいがあり、何かとヒースを気にかけてくれていたのだった。"彼"はといえば、多くの人と同じように純血に誇りがあるようだったが、表立って獣人への悪感情を見せたことは知る限り一度もない。そんな人がまさか、悪鬼と手を組んでまで獣人を追い詰めようとしているなんて……到底信じがたいことであった。
しかしこの老賢が、なんの裏付けもない噂話を元教え子にするような人でないことは誰よりわかっている。話を聞き進めるごとに胸は痛んだ。彼が孤児であることは知っていたが、「両親の命を獣人に奪われていた」なんて……ヒースは知らなかったのだ。──そして思う。『彼が悪鬼の手を借りるまでの復讐の鬼になってしまったのは、彼自身のせいではなく、環境に原因があるのではないか?』
ヒースは彼がギルドを去ってすぐ、手紙を出そうと考えたことがある。しかしそこまでの仲ではないだろうと思い直し、結局そうはしなかった。考える。もしあの時ああしていれば……何かが変わっただろうとは言わない。何も変えられなかったかもしれない。けれどもヒースは彼の現在を嘆き、過去を悔い、決意した。彼の近くにいながら、何も渡せなかった責任の一端を負うことを。あの人を愛する者として、あの人のもとで行動を起こさなくてはいけないと思った。何が出来るかはわからない。ただどうしても、そばにいたいと強く思う。明るい道を歩いてほしい。全ては勝手な押し付けかもしれない。ただ彼に、誰も殺めてほしくなかった。
物語重視希望 3L可 交錯可
出会いたい人 / 恩師、彼、彼の部下など

参考 / 創世の魔術師イグツェンシア→民族浄化主義の主導者と思われるため気になります
賢者アグナル→排他的な思想教育の重要人物の可能性があるので気になっています
茨の領主グウェン→一つの地への滞在が長引くようであれば薬草の知識を活かせる働き口を探そうと思っているので、薬草園の管理人などとしてご縁ができるやもと思っています
隻眼の鮫ギリク→20年ほど前の港町ミルキーウェイの襲撃に彼が関わっているのであれば気になります


(/こんにちは。プロフィールの修正が完了したので投稿させていただきます。
お手隙の際にでもご確認よろしくお願いいたします。)



75: μ [×]
ID:09beb1e04 2022-03-28 23:22:57



>73>74 ヒースPL様


( / ご理解賜り感謝致します。また、改訂版のPFも確かに受領致しました。オープンワールドに近いトピックの性質上、最初から一つの都市へ留まることは非推奨ですので、スタート地点はロトン、時系列は恩師から【彼】にまつわる話を聞いた直後ということで、後ほどプロローグを投下させていただきます。また、それに合わせて恩師と【彼】のNPCプロフィールも作成させていただきます。【彼】へのご要望については承知致しました。
また、参考に挙げた人物と会うチャンスを作るために、今後NPCとの会話の中でも積極的に情報収集をしていって頂ければと思います。こちらからもストーリーの枝葉を増やすための工夫はしますので、宜しくお願い致します。優しさゆえにどこか危うく、一途さゆえに滅びの香りすら纏うようなヒースさんがどのように大陸での生を謳歌するか楽しみです。何卒、今後とも宜しくお願い申し上げます。)



76: μ [×]
ID:09beb1e04 2022-03-29 00:11:31


>ヒースPL様

( / プロローグに先んじて以下の通り現時点でのNPCプロフィールを投下します。物語の開始まで今暫くお待ち下さい。)


名前 / イレイズ
性別 / 男性
年齢 / 29歳
容姿 / 氷のような冷たい表情、冴えた月のようなソリッドシルバーの切れ長な双眸、艷やかだが何かを拒絶するような深いブラックの短髪。前髪は重ためのM字バングで時折目を陰らせる。身長は188cm程度、すらりと長い手足に腰の位置も高く、氷の彫像のような儚くも精悍な顔立ちも相俟ってギルド所属時代には幾度も劇団の花形として勧誘を受けていたほど。ぱっと見で戦闘員とは思い難いほど線が細く色白で、健康な人間というよりかは夜に生きる吸血鬼のような印象の男性。白いブラウスに黒のスキニー、足元は革靴。白い獅子のたてがみのようなファーがふんだんにあしらわれた黒のロングコートを気温に関係なく羽織っている。両手の甲に尾を噛む蛇のような入れ墨。
特徴 / 固有魔法『虚像』。現時点での詳細不明。
性格 / 本性は人面獣心のサイコパスに近い。感受性や共感能力に欠けるが、相手がどんな言葉や態度を欲しているかは分かってしまうため、周囲からは人当たりのよい柔和で温厚な人物と評価されていた。自分の目的のために生き、命を燃やし尽くすことを望む。
目的 / 悪鬼の力を利用して、全ての獣人を掃討もしくはどこかへ追放すること
得物 / 二器一対のスティレット(全長約50cm)、一振りのフランベルジェ(全長約160cm)
ユアストーリー / 人間。本名は「ルヴィク」であり、現名を名乗り始めたのはロトンのギルドを去った後。出身は第二首都レシエンタから大陸中央部へ寄った位置に存在した『聖都アミルカラ』。ここの住人は特に純血主義思想の強い者が多く、例に漏れず選民意識を植え付けられて育つ。アミルカラでは精霊に対する信奉も厚く、守りに特化した名のある精霊『拒絶のゼドナ』を筆頭に防衛布陣が敷かれていた。両親は心身ともに至って健全な優しいひとびとだったが、行商中に獣人の山賊に襲われて死去。「次の誕生日には帰ってくるから」と結んだ約束を守れなかった両親にも、彼等の命を“自分に許可なく”奪った獣人にも失望と憤怒を抱く。ルヴィクが9歳の頃の出来事だった。その1年後、悪鬼と獣人の連合軍からの急襲・猛攻に耐えきれず『拒絶のゼドナ』の砦は瓦解。アミルカラは壊滅。この時、彼の心に「精霊の力は確かに侮れないが、過信も出来ない。精霊を打ち破る力を持つ悪鬼こそ手駒として相応しいのではないか」との思想が芽生える。彼は齢10歳にしてあることを決意したのだ。


名前 / ウェイン
性別 / 男性
年齢 / 65歳
容姿 / サンタクロースのようにふわふわと広がる白い口髭はところどころ煤けており、頭頂部はつんつるてん。高めの頬骨に押し上げられるように目尻はいつも微笑みを呈するように細められ、髭に隠れて口元が見えずとも如何にも好々爺といった様相。身長は175cm程度。ずんぐりして見えるオーバーオールはすっかり汚れがしみついており、いつでも革製の分厚いグローブをはめている。
特徴 / 本人曰く「攻勢に向いた魔法は持っとらんよ」とのこと。
性格 / 非常に思慮深く温和。声高らかに叫べるほどの力を持っていないと理解しているからこそあまり人に公にはしていないが、密かに全ての種族が争い合うことなく暮らせればいいと願う。
目的 / 娘夫婦と孫たちに囲まれ、誰にも迷惑をかけることなく静かに天寿を全うすること
得物 / 鍛錬用の手に馴染んだハンマー
ユアストーリー / 人間。生まれは第一首都セント=アグナル。現在はロトンに居を構える鍛冶職人でありギルドの講師でもある。鍛冶匠ナラクと何かしらの関係があるらしい。




77: ???&???→ウェイン [×]
ID:09beb1e04 2022-03-30 00:59:18



>ヒース


【 エピソード・ヒース / Ⅰ.虚像の救世主 / 大陸中心部、とある野営地 】

ぱち、ぱちと火花の爆ぜる音が心地よい晴れた夜。
2人の人間を暖めるために焚かれた炎を挟んで、対面する男女。いずれも若く見える。
女はどこか拗ねるような雰囲気を持ちながら膝を抱きかかえるようにして膝小僧に顔を埋め、男は胡座をかいたまま困ったように乱雑に髪を掻きむしって

「……つーか。もう十分じゃないスか。」

辟易するように、或いは相手を宥めるように。
女は顔さえ上げなかったが、肩がふるりと僅かに身動いだのを男は見逃さず説得の好機かと言葉を続け

「ミリアもオレもよく頑張ったっスよ。けどこの世の中、話が通じる奴のが少ねえんス。諦めて帰――」
「嫌」

男の言葉を遮って、女は姿勢を動かさないままやけにはっきりと拒絶を。
少しの間を置いて、男の深い深い溜息。

「救世主様を見つけて、恩を返すの。それに、私に帰る場所なんてないって分かってるでしょ?」
「や、だからそれは」
「あの方だって言ってくれた。“居場所が無いなら俺の所においで”って」

男は反射的に傷ついたような表情を浮かべた。
女が膝に顔を埋めていたのでその顔を見られなかったことを安堵し、何度目かの決意のためにグッと言葉を飲み込んで

「…………明日に備えて寝た方がいいっスね。火の番は俺が。」

この身も心も少しずつ削られていくような旅はまだまだ終わりそうにない。
数分後、毛皮で出来た簡易な寝床に胎児のような体勢で横たわって寝息を立て始めた女を見つめて

「俺がミリアの居場所になるっつー未来は、ハナッから除外されてるんスね」

男は自嘲するように笑った。


Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ―Φ


【 大陸東北部・山岳ロトン / ウェインの鍛冶場 】

目の前の彼女はとても美しく育ったと思う。
戦場に身を置かずして生きる術を学ぶギルドで、彼女が熱心に座学へ注力していたあの日々が懐かしい。
だからこそ、彼女が目で追っていた【彼】にまつわる血腥い話を伝えるかどうか悩んだし、言葉を選ぶのも難しかった。

「……誤解せんで欲しいんじゃが、儂はヒースを焚き付けたいわけじゃあないのだよ」

鉄を打つ者のいない鍛冶場はやけに静かだった。
木の桶をひっくり返しただけの粗末な椅子の上で、老人は深く吐息して

「人は成長すると自ずと我が道を選ぶものじゃ。あの子はあの子の道を選んだ。……悲しいが、それも決断じゃよ。じゃから君も今まで通り、君の道を歩みなさい」

決して広いわけではない仕事場で、手を伸ばせばすぐ相手に届く距離。
激励の意を込めて彼女の肩をトンと叩き、まだ明るい昼下がりの陽光が差し込む格子窓を見上げて

「にしても、遠いところ納品ご苦労じゃった。良い天気で何よりじゃ。このままミルキーウェイへ戻るのかい?」


( / お待たせ致しました。エピソード・ヒースの序章が始まります。前半はいずれ交わるであろう未知のNPCの一幕ですのでお返事は不要です。このままもう少し恩師との会話で情報を引き出そうとするもよし、ロトンで他に寄りたい場所があればそこへ移動してもらってもよし、ミルキーウェイへの帰路につくもよしです。どのような行動をされてもゆく先々でNPCを用意しますので、どうか積極的にこの広い大陸と世界観をご堪能下さい。今後とも、宜しくお願い申し上げます。)



78: ヒース [×]
2022-03-30 10:03:59



>ウェイン

 わたしが最後にここを訪れてから、実に10年近い月日が流れていた。
 体中に広がっていたうきうきはようやく落ち着きを取り戻し、今はどちらかと言うとどきどきしている。まるで友人の家を訪ねるような気軽さで来てしまったけれど、ご迷惑ではなかっただろうか? ……そういった不安が芽を出し始めたが、ここまで来てお顔を見ずに帰るという選択肢はさすがになかった。第一、先生のことだからきっとわたしが訪ねてくることなんてもうご存知でいらっしゃるはずだ。この扉を叩いたら、あたたかく迎え入れてくださるのだろう。あの日々と何一つ変わらない、優しい温度の先生が。

 かつてより幾分大人びたノックで、中の様子を伺ってすぐのこと。どうぞ、と一つ声がした。先生だ、すぐにわかった。嬉しくなったわたしは「失礼いたします!」と元気よく返事をし……だがその明るい声とは裏腹に、少しの緊張を滲ませながらゆっくりと扉を開いた。
 鍛冶場は茶色とグレーで構成されていて、こじんまりとした円形をしている。昔とおんなじだ。壁にさまざまな鍛冶道具が釣り下がっていて、恩師はその中央に腰を掛けていた。前より髭が白くなられた気がしたが、その他はわたしの知っている先生のままだ。
 わたしはこの再会にたまらなくなってしまって、足早に先生の前へ歩み出た。

「先生、本当にお久しぶりです! 今日この近くで本の納品の仕事がありまして、またとない機会だと思いご挨拶に伺いました。……名乗り遅れてごめんなさい。もう10年近く前にギルドを卒業した、ヒース・マグパイです」

 先生が正面の椅子に座るよう促してくださったので、わたしはぱっと腰を下ろした。まるで子供に戻ったみたいだ。実際、すでに気持ちも言動もいくつか若返っているように思う。先生の前で、大人の振る舞いをすることが多少気恥ずかしかったのかもしれない。恩師は目を細くしてわたしを見て、それがどうにもくすぐったかった。

 それからは互いの時を遡るようにして、丁寧に近況を報告し合った。恐らくわたしはずっと笑顔であったし、先生も優しい表情をされていた。わたしの仕事の話に一区切りつき、「またロトンに、そして先生のもとにやって来られた巡り合わせに感謝しています」と……現状に礼を述べたあとのこと。それを聞いた先生が、やけにゆっくりと口を開いた。
 『きみにこれを伝えるかどうか、正直今でも迷っておる。じゃが、これも何かの巡り合わせのように思うのじゃ──』やけに慎重な前置きをして、とうとう視線を落とすから……わたしもつられて目を逸らした。煤けた床をなぞるように見る。頭の芯が冷たい。なんだか怖いことが起こる予感がして、それがすごく嫌だった……。

 少しの沈黙が流れたあと、先生はわたしを真っ直ぐに見つめた。わたしも顔を上げざるを得なくて、恐る恐る見つめ返す。喉がきゅっと縮まって、心臓が不安がっていた。先生の目が、わたしを出迎えてくださったときのものとは全く別物だった。
 嫌な汗が背中を伝う。良くないことを言われると思った。わたしの心を強く揺さぶるような何か……。それが今、無情にも投げかけられようとしている。

「ヒース。きみは現在のルヴィクについて……何か"悪い噂"を聞いたことはないかの?」

 それだけ言って、先生はまた言葉を詰まらせた。わたしは声さえ出なかった。



(/素敵なプロフィールと物語の始まりをありがとうございます…!イレイズが本当に好みど真ん中でひっくり返りました。何度も何度も読ませていただいております。彼の言葉を聞ける日が心より楽しみです…!
ウェイン先生も想像通りの人物像でとても嬉しいです。見た目も好きです!
前半部分に登場したNPCも、今後どんなふうに関わってくるのか今から本当に楽しみになりました。それと筆が乗って始まりの部分を少し描写してしまったのですが、こちらはスルーで大丈夫です。次レスにお返事を投稿いたしますので、そちらのご確認をお願いいたします。
質問、ご指摘などは遠慮なくしていただけると幸いです。文体やロールプレイなど相性不安の面は大丈夫でしょうか…?問題ないようであれば、これからよろしくお願いいたします…!)



79: ヒース [×]
2022-03-30 10:23:22



>77

 先生が窓の方へ視線をやるのにつられて、わたしも格子から覗くその爽やかな景色をそっと見た。空の色、木の葉の揺らぎ。飛び込んできた情報がきちんと脳内で処理されていることを自覚して、今のわたしはちゃんと冷静だ、とひとりでに安堵する。これは勢いなんかじゃない。ましてや自棄でも決してない。
 そして一つ、意を決したように息を吐く。わたしは極めて冷静に、目の前の恩師へと向き直った。

「はい。戻ったら仕事を辞めて……彼を探しに出ようと思います」

 一区切りついてほしそうだった話題を掘り返す。わたしにとって何より重要なことだった。先生、本当にごめんなさい。でももう決めてしまいました──。謝ったところで意思は変わらないから、謝罪は心の中だけでした。奥歯を噛みしめる。先生の責任は一つもない、全てわたしが選んだことだ。だからこれはわたしの道。

「わたし、もう後悔したくないんです。あの人を想いながら、あの人に添おうとしなかったことを」

 返事を待たずに言葉を重ねた。わたしの浮かれた視線の先で、日々を過ごしていたあの人を思う。彼はいつも同じものを見ているような気がしていた。一体何を見ていたのか、幼いわたしは気付けなかったし……今後知れたとしても、きっと同調はできないけれど。

「けれど、まだ間に合うと思うんです。わたしの手で何かを変えられるはずだと、過信しているわけじゃありません。でも、彼の目にも! ……違うものが見えることくらいなら、きっとあると思うんです……」

 先生。彼のことを教えてくださって、ありがとうございます。涙が溢れてしまいそうだったから、声に出すことはしなかった。その代わり深く頭を下げて……しばらくの後に顔を上げる。恩師の目には、教え子に対する深い慈悲が宿って見えた。わたしは恩知らずで、命知らずなのかも知れない。そう思いながら、また図々しくも口を開いた。

「お願いします。先生が知っている範囲で構いません。先生が知っている彼の全てを、どうかわたしに教えてください」



80: ウェイン [×]
ID:09beb1e04 2022-03-30 22:35:01



【 大陸東北部・山岳ロトン / ウェインの鍛冶場 】


>79 ヒース

「……そうかね、」

暗い道を進む彼の影を追うのだ、と。
彼女ならばそう言いかねないと心の中で憶測していながら噂のことを伝えたのだから、その決断に水を差す資格など自身にはなかった。
ただ現実を噛みしめるように少しだけ沈黙して、受け入れるように一度だけ頷いた。

「願わくば、きみたちが少しの間でも互いを見つめ合い、そして同じ方向を見つめられる時が来らん事を。」

それで、大切な教え子であるふたりが幸せになれるのだとしたら。
ヒースが願う平和の炎が、イレイズの溶けようもない氷に亀裂を入れられるのだとしたら。
例え何を見つめようとも構わない。そんな風に思えるほどには彼等を大切に想っているし、世界に対しても薄情だったのだとこの歳になって教え子に気付かされる。

「ふむ…。ここから市場に向かって歩く途中で、空いているあばら家があったのを覚えているかね。そこに少し前に疎開――否、避難してきた親子がおってな。その“セドリック”という少年が言っていたのじゃ、『もうすぐ虚像の救世主様が獣人を根絶やしにしてくれる』と。細かい事は、その子から聞くとよいかもしれん」

博識な自身でさえ知り得ない、『虚像の救世主』というワード。それについてもっと掘り下げようと少年に人物像を問うた結果、まだギルドにいた頃のルヴィクとあまりに面影が重なるのだ。

「あの子は――ルヴィクは、今はその名を捨てているやもしれん。儂が分かるのは、それだけじゃ」

普段はにこにこと暖かい表情も、今は真剣さの中に複雑な表情を織り交ぜ目を伏せて。


( / NPC2名、お気に召していただけたようで何よりです。諸々の相性面につきましては、お互い何かあれば遠慮なくすぐに伝えるということで宜しくお願い致します。これはお願いですが、レス冒頭に【】で現在地を示して下さい。また、次回以降で構いませんので、NPCの過去の発言についてロル内に記載される際は事前にご確認をお願い致します。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。)



81: μ [×]
ID:09beb1e04 2022-04-01 21:31:39



●現在の募集:特殊枠1名募集中(>>63


●参加者様リスト

Φ人間Φ

・ロヴァル / 男 / 36歳 / >21 / 現在地:イチイの谷(大陸東南部) 
・ヒース・マグパイ / 女 / 28歳 / >74 / 現在地:山岳ロトン(大陸東北部)

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ライカ / 女 / 21歳 / >55 / 現在地:農村ガルム(大陸南西部) 

Φ悪鬼Φ


●進行中のエピソード

・ロヴァル:Ⅰ.深碧のタリスマン >23~(最終更新>43
・ライカ:Ⅰ.獅子王の憂鬱 >59~(最終更新>62
・ヒース・マグパイ:Ⅰ.虚像の救世主 >77~(最終更新>80


●NPCリスト

Φ人間Φ

・ナジャ / 非戦闘員 / >20 / 生存
・アクセル / 『狩人』 / >20 / 生存
・イレイズ / ??? / >76 / 生存
・ウェイン / 非戦闘員 / >76 / 生存

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ギリオン / 『鳴動の黒馬』 / >57 / 生存
・ハイガ / 雪豹の獣人 / >57 / 死亡

Φ悪鬼Φ


●これまでのQ&Aまとめ

>8
>19
>28(魔導騎士団について)
>41
>49
>68
>72




82: μ [×]
ID:09beb1e04 2022-04-03 13:55:37



●現在の募集:特殊枠1名(>>63)、一般枠1名


●参加者様リスト

Φ人間Φ

・ロヴァル / 男 / 36歳 / >21 / 現在地:イチイの谷(大陸東南部) 
・ヒース・マグパイ / 女 / 28歳 / >74 / 現在地:山岳ロトン(大陸東北部)

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ライカ / 女 / 21歳 / >55 / 現在地:農村ガルム(大陸南西部) 

Φ悪鬼Φ


●進行中のエピソード

・ロヴァル:Ⅰ.深碧のタリスマン >23~(最終更新>43
・ライカ:Ⅰ.獅子王の憂鬱 >59~(最終更新>62
・ヒース・マグパイ:Ⅰ.虚像の救世主 >77~(最終更新>80


●NPCリスト

Φ人間Φ

・ナジャ / 非戦闘員 / >20 / 生存
・アクセル / 『狩人』 / >20 / 生存
・イレイズ / ??? / >76 / 生存
・ウェイン / 非戦闘員 / >76 / 生存

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ギリオン / 『鳴動の黒馬』 / >57 / 生存
・ハイガ / 雪豹の獣人 / >57 / 死亡

Φ悪鬼Φ


●これまでのQ&Aまとめ

>8
>19
>28(魔導騎士団について)
>41
>49
>68
>72



83: 悪鬼希望 [×]
2022-04-06 17:25:52

>主様

(初めまして。戦火と人々の思惑が彩るダークファンタジーに興味を惹かれ、悪鬼にて参加させて頂きたくお声掛けしました。それにあたり、幾つか質問したい点がありますのでお答え頂けると幸いです。
1.悪鬼にとって精霊の生命力はどの様な毒となるのか。又、精霊の生命力の性質について現状開示可能な範囲でお聞きしたいです。((病気的な害なのか火傷的な害なのか、目に見えるのか、どれ程の距離まで届くのか等))
2.上記に関連して、悪鬼と精霊が直接戦闘をするのは可能なのか。((精霊の生命力のせいで、戦闘以前に悪鬼が倒れる様なことはないのか等))
3.悪鬼の魔術について、近くにエネルギーとなる獣人がいなければ使えないとあるが、電池の様に予め蓄えておき、獣人から離れても一、二発は使用できるといった事はないのか。又、最も得意とする凶悪な魔術の他にも魔術を会得していても良いのか。
4.悪鬼にも精霊へ対抗する為の組織や軍の様なものが存在するのか。又、統率者や、上記組織がある場合の上官等はどの様にして決められているのか。
5.悪魔に似た容姿にした場合、羽によって飛行することは可能なのか。又、悪鬼の容姿はどの程度人間から離れているのが好ましいか。
6.人類で言う"アレイオン"の様な、一般的な動物種ではない所謂"魔物"や"モンスター"はこの世界に存在するのか。
7.科学より魔法に頼って生活しているとあるが、魔法の発展によって生み出された"魔法道具"の類は存在するのか。((動かせる義手.義足や、悪鬼であれば憎悪の力を溜めておける宝玉等))

以上になります。キャラクターの設定について幾つか迷っておりまして、ご返答頂いたものを参考に決めていこうと考えておりますので、もしかするとまた新たにお聞きする事があるかも知れませんが、どうぞ宜しくお願い致します)

84: μ [×]
ID:09beb1e04 2022-04-08 18:28:28


>83 悪鬼希望様

( / 参加希望およびご質問有難うございます。現時点で回答できる範囲ではありますが、以下ご参照ください。

Q:悪鬼にとって精霊の生命力はどの様な毒となるのか。又、精霊の生命力の性質について現状開示可能な範囲でお聞きしたい
A:概念的に例えるならば人体と放射能のようなものです。精霊と物理的距離が近くなればなるほど、悪鬼はその身を徐々に蝕まれます。同じ距離で精霊の生命力に晒されてどの程度の時間を崩壊せずに耐えられるかは個体差がありますが、一般的な精霊であれば出会ってすぐに重大な異常を感じるほどではないと現時点ではご理解ください。精霊の生命力についての詳細はぜひ物語の中で情報収集して解き明かしていただければと思いますが、現時点では「人間の体内に流れる魔力とは別物」「色や匂いはなく、ただ悪鬼であればほんのり『なんだか気持ち悪い、なんだか嫌な感じがする』と虫が知らせるような不可視のエネルギー」「“銀行の姫君”の健康状態によって強弱が左右されるのではないかと噂されている」とお伝えしておきます。

Q:悪鬼と精霊が直接戦闘をするのは可能なのか
A:可能ですが、お察しの通り長期戦は不利です。精霊を視認できる距離で戦闘を繰り広げる内に、知らぬ間にドットダメージが蓄積されていくようなイメージです。精霊の生命力をある程度緩和・遮断する術に興味があれば、それもストーリー内で動いて探ってみて下さい。

Q:悪鬼の魔術について、近くにエネルギーとなる獣人がいなければ使えないとあるが、電池の様に予め蓄えておき、獣人から離れても一、二発は使用できるといった事はないのか。
A:悪鬼単体では成し得ませんが、技術として実現することは可能です。ストーリー開始時点では手にすることは出来ませんが、手に入れたい情報や特別な力の中で優先順位を決めて是非物語の中で理想の悪鬼への接近を図って下さい。

Q:最も得意とする凶悪な魔術の他にも魔術を会得していても良いのか
A:記載にあります通り、悪鬼が行使出来るのはひとつの『凶悪な魔術のみ』です。

Q:悪鬼にも精霊へ対抗する為の組織や軍の様なものが存在するのか。又、統率者や、上記組織がある場合の上官等はどの様にして決められているのか。
A:悪鬼は他種族に比べて組織への帰属意識が薄い者が過半数を占めますが、ある種のカリスマが頂点に立つグループは存在します。つまり「戦闘力=悪鬼としての価値であり、自分より強い者に本能的に惹かれる」というような性質を持つ悪鬼が多いようです(PL様のキャラにそのような性質を盛り込むことは全くもって自由であり、強制はしません)。悪鬼全体の統率者たる“黄昏のシャザール”がどのようにして統率者になったか、巷では「名だたる悪鬼の猛者たちと手合わせした結果、“黄昏のシャザール”が圧倒的に強かったから」だと噂されています。悪鬼の中での代表的な組織としては、魔鎧の騎士ヒルトリウを筆頭とする『アケルダマ』、夢幻のウェルキリアに心酔し付き従う『幻影の子ら』が挙げられます。

Q:悪魔に似た容姿にした場合、羽によって飛行することは可能なのか。又、悪鬼の容姿はどの程度人間から離れているのが好ましいか。
A:(特殊なものは要相談ですが、)飛行や潜水等、身体的特徴に沿った機能を付与頂くことは可能です。悪鬼の容姿は人体をベースにした者からスライム状の者まで幅広く存在しますが、獣人や人間と並んでも遜色のないほど他種族に似通った容姿は非推奨です。個性の見せ所かと思いますので、ある程度自由にメイキングいただければと思います。

Q:人類で言う"アレイオン"の様な、一般的な動物種ではない所謂"魔物"や"モンスター"はこの世界に存在するのか。
A:『現時点では』存在しません。

Q:科学より魔法に頼って生活しているとあるが、魔法の発展によって生み出された"魔法道具"の類は存在するのか。
A:存在します。簡単な日常生活を補助する義手・義足等は普及していますが、戦場で大いに効果を発揮するような特別なものは希少価値が高く非常に高価で、また作成できる者も大陸内で一握りです。これも繰り返しになってしまいますが、欲するのであればストーリー内で動いてみて下さい。

以上、今後とも宜しくお願い致します。)




85: μ [×]
ID:51ffa25f0 2022-06-07 22:18:34



●現在の募集:特殊枠1名(>>63)、一般枠種族問わず1~2名


●参加者様リスト

Φ人間Φ

・ロヴァル / 男 / 36歳 / >21 / 現在地:イチイの谷(大陸東南部) 
・ヒース・マグパイ / 女 / 28歳 / >74 / 現在地:山岳ロトン(大陸東北部)

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ライカ / 女 / 21歳 / >55 / 現在地:農村ガルム(大陸南西部) 

Φ悪鬼Φ


●進行中のエピソード

・ロヴァル:Ⅰ.深碧のタリスマン >23~(最終更新>43
・ライカ:Ⅰ.獅子王の憂鬱 >59~(最終更新>62
・ヒース・マグパイ:Ⅰ.虚像の救世主 >77~(最終更新>80


●NPCリスト

Φ人間Φ

・ナジャ / 非戦闘員 / >20 / 生存
・アクセル / 『狩人』 / >20 / 生存
・イレイズ / ??? / >76 / 生存
・ウェイン / 非戦闘員 / >76 / 生存

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ギリオン / 『鳴動の黒馬』 / >57 / 生存
・ハイガ / 雪豹の獣人 / >57 / 死亡

Φ悪鬼Φ


●これまでのQ&Aまとめ

>8
>19
>28(魔導騎士団について)
>41
>49
>68
>72
>84(主に悪鬼関連)



86: ノイギーア [×]
2022-06-11 08:17:58

名前 ノイギーア=シュテルン

性別 女性

年齢 13歳

容姿 毛先がハネた紫がかった黒髪にギョロッとした金色の瞳を持つ、口に八重歯がある。シワになってるカーキのシャツに白がベースの黒いストライプが入ったネクタイを着けて、下はサスペンダーの黒いショートパンツ、ブカブカの白衣を前を開けて着ており、所々汚れている。足元は黒いサイハイソックスに茶色の編み上げショートブーツ、頭には常にゴーグルを着けており、戦闘時だったり、探究心が加速した時に下ろして目に着ける、また、やけに大きい丸型の茶色いリュックを背負っている身長は147cm

特徴 自身の体に磁力を持たせる固有魔法、S極にN極にもなれるので、金属を引き寄せたり跳ね返したりすることが出来る。

性格 好奇心旺盛で一度物事に興味を持つと解き明かすまで終われない、他人の制止も聞かない。

目的 世界の有りと有らゆる全てを解き明かす事。

獲物 毒薬や痺れ薬や、煙幕に使える薬品。

ユアストーリー 幼い頃から年齢に見合わない態度と頭脳を持ち合わせる天才少女、学校の勉強は幼児向けの課題から世界最高峰名門大学のテスト問題の何から何までを舐め回すように全て解いてしまった為、新しい事を見付けようと飛びに飛び級して7歳で科学者になる、一から新しいものを見出す楽しさに心を討たれ、「いっそ世界中の全てを発見し解き明かしてしまおう!」と、世界を研究する旅に出た。また、八重歯があるせいで獣人もどきだと揶揄われる事があるが、世界規模でものを見ているので種族がどうのなんて全く気にしないし寧ろ「種族」という概念にすら探究心を向けているので「ありがとう!」と礼を言ってしまい誰も揶揄わなくなった。家庭や学校でもかなり変人扱いされていたがこれに関しても「ならばいっそ自分自身も解き明かしてみせようか!」と返答するので最早相手にされない。身長を指摘すると怒り出す。

(/失礼します。素敵な設定を見つけた次第ですので、このキャラで参加希望です。大丈夫でしょうか。)

87: μ [×]
2023-03-11 14:22:10




>86 ノイギーア様

( / 参加希望有難うございます、そして長らく留守にしてしまい申し訳ございません。PF拝見致しました。内容や文章量から少々相性に不安を感じてしまい、恐れ入りますが今回は御縁をお見送りさせて頂きたく。ご興味を持っていただきありがとうございました。)





88: μ [×]
2023-03-11 14:25:19



●これより再稼働・再募集をさせていただきます。募集要項は以下をご参照ください。
  すでに参加者様として登録された方のカムバック大歓迎です。


●現在の募集:特殊枠1名(>>63)、一般枠種族問わず1~2名


●参加者様リスト

Φ人間Φ

・ロヴァル / 男 / 36歳 / >21 / 現在地:イチイの谷(大陸東南部) 
・ヒース・マグパイ / 女 / 28歳 / >74 / 現在地:山岳ロトン(大陸東北部)

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ライカ / 女 / 21歳 / >55 / 現在地:農村ガルム(大陸南西部) 

Φ悪鬼Φ


●進行中のエピソード

・ロヴァル:Ⅰ.深碧のタリスマン >23~(最終更新>43
・ライカ:Ⅰ.獅子王の憂鬱 >59~(最終更新>62
・ヒース・マグパイ:Ⅰ.虚像の救世主 >77~(最終更新>80


●NPCリスト

Φ人間Φ

・ナジャ / 非戦闘員 / >20 / 生存
・アクセル / 『狩人』 / >20 / 生存
・イレイズ / ??? / >76 / 生存
・ウェイン / 非戦闘員 / >76 / 生存

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ギリオン / 『鳴動の黒馬』 / >57 / 生存
・ハイガ / 雪豹の獣人 / >57 / 死亡

Φ悪鬼Φ


●これまでのQ&Aまとめ(かなり濃い内容なので閲覧は任意です)

>8
>19
>28(魔導騎士団について)
>41
>49
>68
>72
>84(主に悪鬼関連)




89: 匿名さん [×]
2023-03-11 16:45:36




(/お初にお目にかかります。綿密に作り込まれたダークファンタジーな世界観に惹かれ、現在精霊のキャラクターにて参加を検討している者でございます。
作成に当たってお聞きしたい点がいくつかございまして……

・pfの年齢の項目に関して人間と獣人のみ必須とあります。精霊は生まれた際に姿は完成され、身体的成長は無いと過去のご回答にありましたが、年齢の概念は存在するのでしょうか?
もしくは正確な数字は分からずとも、生まれてまだ若い、長生きしている……といったアバウトな年功序列的なものがある感じでしょうか?

・人間には教育機関が存在しておりますが、精霊にもそういった教育機関が存在するのでしょうか?もし仮に存在しない場合、精霊たちはどのような手段で一般教養を学んでいくのでしょうか?

・当方のキャラクターなのですが、大雑把に申し上げますと、「氷の魔法を得意としている」設定で検討しておりまして……四大元素のうち、大元は水になるのかな?と思っておりましたが、良く良く考えると温度変化(熱)も含むため火も該当してしまうのかな?と言った感じで悩んでおりまして……。複合属性の有無等、現時点でお伝えできる範囲内で構いませんので、魔法に関してもう少し詳しくお聞かせ願いたく存じます。

・目的に関してですが、ざっくり申し上げますと「見聞を広げるために旅に出る」といった感じで検討しております。人間と組んで獣人と戦うついでに種族の目的である悪鬼も退治したり、人間の生活を見て、触れて、感じて、旅をして経験を積んでいく……という感じで各地を旅したり、冒険者的な立場も良いかなと考えているのですが、精霊も冒険者になることは可能なのでしょうか?また、ギルドは教育機関的なものと、過去のご回答にございましたが、数々の創作物にあります冒険者組合のような、冒険者ための組織は存在しますでしょうか?


長々と申し訳ございませんが、以上数点、ご回答よろしくお願い致します。)






90: μ [×]
2023-03-11 18:21:09



>89 匿名さん


( / はじめまして、事前の御質問ありがとうございます。早速以下回答させていただきます。


・精霊の年齢感について

Q:精霊は生まれた際に姿は完成され、身体的成長は無いと過去のご回答にありましたが、年齢の概念は存在するのでしょうか?
A:概念自体は存在しますが、精霊にとって年齢はあまり意味を成しません。明確な寿命のある人類や獣人と違い、精霊は銀光の姫君さえ存命であれば死する事はないため、誕生から経過した時間をわざわざ数えている個体のほうが奇特なためです。

Q:正確な数字は分からずとも、生まれてまだ若い、長生きしている……といったアバウトな年功序列的なものがある感じでしょうか?
A:まさにご認識の通りです。精霊が黎明樹の虚から生み出される頻度は非常に低いため、人類に比較すると精霊の母数は少なく、精霊同士は大体顔見知りです。特に著名人として記されている精霊たちが長寿且つ発言力のある個体とイメージして頂ければ。

・精霊の教育について

Q:人間には教育機関が存在しておりますが、精霊にもそういった教育機関が存在するのでしょうか?もし仮に存在しない場合、精霊たちはどのような手段で一般教養を学んでいくのでしょうか?
A:生まれた瞬間から容姿が成熟しているように、精霊は基礎知識や銀光の姫君への忠誠を完璧に備えた状態で誕生します。そのため教育機関は存在しませんが、生まれたばかりの精霊に色々と世話を焼いたり応用知識や他種族の知識を吹き込む精霊は数多存在します。そういった先輩精霊以外にも、生涯の中で出会った様々な存在から知識を経ていくため、基本的には長寿な精霊のほうが博識です。

・四大元素魔法について

Q:複合属性はあるか?
A:存在します。精霊が得手とするのはあくまでも四大元素を源流に持つ魔法ですので、そのどれかをかけ合わせることも可能です。中には轟雷のレイシャのように、自然にまつわる属性を得手とする個体も存在します。基本的には一つの属性だけを極める精霊の方がより強大な力を得ていくイメージですが、氷を主力属性としていただくことは可能です。

・目的について

Q:ざっくり申し上げますと「見聞を広げるために旅に出る」といった感じで検討しておりますが、精霊も冒険者になることは可能なのでしょうか?
A:もちろん可能です。ただ、匿名様御自身もざっくりと仰っておられる通り、このままではあまりに目的がアバウトすぎるので、本番のPFをお披露目いただく際にはもう少し具体性を持たせて頂けますと幸いです。どんなテイストの物語を紡ぎたいかにもよって目的のカラーも変わってくるかと存じますので、もし必要であればその辺りいつでもご相談に乗ります。

Q:数々の創作物にあります冒険者組合のような、冒険者ための組織は存在しますでしょうか?
A:このスレッドではメインになる団体ではないため公式にオープンにしてはいませんが、存在します。ただ冒険者ではなくハンターとして呼称される場合がほとんどであり、大陸中を旅して遺跡や宝物を巡り戦ういわゆるトレジャーハンターや、各陣営から重要人物として指名手配されている人物を追跡するバウンティハンター等が存在します。それぞれ種族問わずハンターとして活動している者もちらほらではありますが存在し、人類側には人間と精霊のハンターで構成された「大陸浄化ハンター協会」、獣人側には獣人と悪鬼のハンターで構成された「獣魔狩猟隊」が大手機関として存在します。

以上、今後とも宜しくお願い申し上げます。)




91: μ [×]
2023-03-14 22:08:02



●現在、新規参加者様募集中です。募集要項は以下をご参照ください。
  すでに参加者様として登録された方のカムバック大歓迎です。


●現在の募集:特殊枠1名(>>63)、一般枠種族問わず1~2名


●参加者様リスト

Φ人間Φ

・ロヴァル / 男 / 36歳 / >21 / 現在地:イチイの谷(大陸東南部) 
・ヒース・マグパイ / 女 / 28歳 / >74 / 現在地:山岳ロトン(大陸東北部)

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ライカ / 女 / 21歳 / >55 / 現在地:農村ガルム(大陸南西部) 

Φ悪鬼Φ


●進行中のエピソード

・ロヴァル:Ⅰ.深碧のタリスマン >23~(最終更新>43
・ライカ:Ⅰ.獅子王の憂鬱 >59~(最終更新>62
・ヒース・マグパイ:Ⅰ.虚像の救世主 >77~(最終更新>80


●NPCリスト

Φ人間Φ

・ナジャ / 非戦闘員 / >20 / 生存
・アクセル / 『狩人』 / >20 / 生存
・イレイズ / ??? / >76 / 生存
・ウェイン / 非戦闘員 / >76 / 生存

Φ精霊Φ

Φ獣人Φ

・ギリオン / 『鳴動の黒馬』 / >57 / 生存
・ハイガ / 雪豹の獣人 / >57 / 死亡

Φ悪鬼Φ


●これまでのQ&Aまとめ(かなり濃い内容なので閲覧は任意です)

>8
>19
>28(魔導騎士団について)
>41
>49
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>72
>84(主に悪鬼関連)
>90(主に精霊関連)



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