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名無しさん [×]
2022-03-28 16:04:34
名前 / ヒース・マグパイ
性別 / 女性
年齢 / 28歳
容姿 / ちょうど肩甲骨が覆い隠れるほどの長さの黒髪が、重力に従い真っ直ぐ伸びている。手入れに気を使っているため傷みが少なく褒められることも多いが、どうにも一本一本が細いことが少し気になっている模様。自宅では一つにくくっているが、外ではおろしていることがほとんど。軽く梳いた前髪を眉下で揃えていて、日によって分け目は変わるが左右どちらかに流している。末広二重の黒い瞳は若干猫目気味で、笑っていないと鋭い印象を与えることもしばしば。睫毛が長く上向きなことを気に入っていて、左目周辺に黒子が4つもあることを気にしている。鼻はやや低めで、淡く色付いた唇は薄くないが小ぶり。眉は細すぎず太すぎず柔らかなアーチを描いており、全体的に派手な顔付きではない。色白で輪郭は卵型。
身長は170cmと高めだが、女性特有の曲線的な体躯をしているため男と間違えられたことはない。白いタートルネックにキルトのロングスカートを履いており、ちょうど背中が隠れるくらいのケープを羽織っている。色は深く鮮やかな群青で、合わせ目には螺鈿のようなボタンがついている。光が当たるととびきり綺麗でお気に入り。足元は踵の低いパンプスを着用。
特徴 / 変化魔法。対象の姿形や状態を全く別のものに変化させることができる。どんなものに変えたいのか明確にイメージ・理解出来ているかどうかが重要で、難易度は高いが生物(といっても小動物でしか試したことはない)に対しても使用可能である。曖昧に思い描いた状態で魔法を行使した結果何も起こらないならまだマシで、中途半端に変化させてしまうと元に戻らない可能性があるという危険な側面も孕んでいる。自分自身に使用し動物に変化できないか模索しているが、失敗時の恐怖心からか苦戦中。
性格 / 感受性が非常に豊かで、涙が出ることも何かを腹立たしく思うこともきっと人より多い。しかし他人に優しくいたいという思いがあるため、対人上はつとめて温厚で人当たりが良い。幼少期に戦火を目の当たりにした影響か争いごとに敏感で、日常の小さなものでもなるべく避けたいと思っている。よって何かを排斥したり、誰かを悪く言っているのを聞くのが好きではない。
悪鬼と精霊の対立構造は肯定こそしないが理解できるものの、人類と獣人がいがみあっている歴史には幼少より疑問を抱いている。ただそういった考えを大っぴらにすることを良しとしない風潮に取り巻かれていることは理解しているし、純血主義者自身に対する嫌悪や敵対心などは決してない。人そのものではなく思想教育を悪だと思っている。座学の成績は全般的に優秀で、特に薬草学が秀でていた。体を動かすのは苦手。
目的 / あの人に誰も殺めてほしくない。あの人の傘下に入り、時間をかけて改心を促したい。
得物 / 護身用の小さなナイフを一本
ユアストーリー / 人類の生活拠点の南に位置する港町ミルキーウェイにて、ごく一般的な男女の間に長子として誕生。いずれは昔両親が所属していた地元のギルドに与する予定だったが、獣人族と分かつ国境すぐそばの主要港であったためか、ある日を境になんの前触れもなく故郷が戦場へと変わってしまう。それに巻き込まれた形で父を失い、命からがら母と二人で人類拠点北端に位置する山岳ロトンへ疎開し、その地でギルドに所属することとなった。
14歳頃、ギルド内の1つ年上の少年に淡い恋心を抱く。彼は容姿端麗・成績優秀・性格温厚と非の打ち所がない人間で、遠方から越してきたヒースにも分け隔てなく優しくしてくれた。恋人になりたいなどと考えたことはない。ただ気安い友人になれたらと夢想し、ヒースはいつも彼を目で追っていた。
比較的規模が大きいこのギルドの中で、子供からも大人からも信頼されていた人。友人、と呼称するのは烏滸がましいかもしれないが、わたしと彼は見かけたら必ず挨拶をする程度の関係になった。それまでといえばそれまでだが、やがて彼はギルドを離れ、その一年後、わたしも母と共に復興中の故郷ミルキーウェイへと帰還した。
地元で図書関係の職について10年近く立った頃、ロトンへの納品の仕事が舞い込む。ギルドを出て以来一度も訪れていなかったため喜んで足を運び、かつて世話になった人たちに顔を見せた。その挨拶回りの最後、最もお会いしたかった恩師と再会した際、ヒースは思いもよらない話を耳にする。
「"彼"は実に素晴らしい教え子だった。明るい道を進むと信じていた。しかしあの子の心は今──いや。本当は昔から、健康ではないのだ……」
聡明な恩師が慎重に言葉を選びながら教えてくれたこと。近頃ロトンでは、獣人を殲滅するために悪鬼と手を組んだ組織がいるという噂がまことしやかに囁かれており……その中心に、"彼"の存在があるのだと。ヒースは幼少期に故郷を追われた経験から諍いが人一番苦手で、人と人との殺し合いを思うと心が痛む性質だった。直接そのことについて語らった経験はないが、この恩師もきっとそのきらいがあり、何かとヒースを気にかけてくれていたのだった。"彼"はといえば、多くの人と同じように純血に誇りがあるようだったが、表立って獣人への悪感情を見せたことは知る限り一度もない。そんな人がまさか、悪鬼と手を組んでまで獣人を追い詰めようとしているなんて……到底信じがたいことであった。
しかしこの老賢が、なんの裏付けもない噂話を元教え子にするような人でないことは誰よりわかっている。話を聞き進めるごとに胸は痛んだ。彼が孤児であることは知っていたが、「両親の命を獣人に奪われていた」なんて……ヒースは知らなかったのだ。──そして思う。『彼が悪鬼の手を借りるまでの復讐の鬼になってしまったのは、彼自身のせいではなく、環境に原因があるのではないか?』
ヒースは彼がギルドを去ってすぐ、手紙を出そうと考えたことがある。しかしそこまでの仲ではないだろうと思い直し、結局そうはしなかった。考える。もしあの時ああしていれば……何かが変わっただろうとは言わない。何も変えられなかったかもしれない。けれどもヒースは彼の現在を嘆き、過去を悔い、決意した。彼の近くにいながら、何も渡せなかった責任の一端を負うことを。あの人を愛する者として、あの人のもとで行動を起こさなくてはいけないと思った。何が出来るかはわからない。ただどうしても、そばにいたいと強く思う。明るい道を歩いてほしい。全ては勝手な押し付けかもしれない。ただ彼に、誰も殺めてほしくなかった。
物語重視希望 3L可 交錯可
出会いたい人 / 恩師、彼、彼の部下など
参考 / 創世の魔術師イグツェンシア→民族浄化主義の主導者と思われるため気になります
賢者アグナル→排他的な思想教育の重要人物の可能性があるので気になっています
茨の領主グウェン→一つの地への滞在が長引くようであれば薬草の知識を活かせる働き口を探そうと思っているので、薬草園の管理人などとしてご縁ができるやもと思っています
隻眼の鮫ギリク→20年ほど前の港町ミルキーウェイの襲撃に彼が関わっているのであれば気になります
(/こんにちは。プロフィールの修正が完了したので投稿させていただきます。
お手隙の際にでもご確認よろしくお願いいたします。)
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