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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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自分のトピックを作る
141: フランチェスカ [×]
2020-09-28 22:34:25


>ジーク皇子(>139

(無様に転んだとてただでは起きぬ、擦り剥いた膝のひりつく痛みがぷんすか胸を染め上げる苛立ちを助長して"ああもう…!"と悪態を吐く一秒前。人の気配と足音に誘導されて目を向けた先、国民であれば誰もがよく知るであろうご尊顔が豆鉄砲を食らったような表情を浮かべているではないか。"あなたが、"確かにそう聴こえた言葉の続きは想像しあぐねて「 あたくしが何か…? 」吊り上がった眉をしゅんと下げて困り顔を演出。第一皇子は変わったお方なのね、なんて暢気に考えていればその高貴な位を持つ方が膝をつくのを目撃して思わず「 あら 」と軽く驚き。けれど当然よね、だってあたくしは名家の令嬢なのだもの…呆れるほど傲慢な思考回路に悪びれるどころか満足そうに口角を上げて。その時脳天に落雷が落ちたような衝撃を受けた、だって皇子様があたくしの事を"姫"ってお呼びになったのよ。お姫様、に対する憧れはもはや執念と呼べる域にまで育ってしまっており、そのたった二文字に喜びを隠せずふわっと破顔して「 まあ、キザですこと。 」ひらひらのパゴダスリーブで口元を上品に隠しつつ、くすくすと空気に溶けるように笑い「 よろしくてよ、皇子様。このフランチェスカを攫うのだもの、うんと丁寧でなくては嫌よ 」もうすっかりお姫様気分で皇子の首へ腕を回すように図々しくも体重を預け、身を捩った反動で首に咲いた青い薔薇がぽとりと胸元へ落ちて)


(/参加許可だけでなく、そのようなお褒めの言葉まで頂けて大変恐縮です。是非、末永く宜しくお願い致します。あろうことか第一の皇子様に対して高慢で失礼な振る舞いを連発しておりますが、これはちょっと…と思ったら遠慮なく仰って下さいませ。蹴り推奨とあったのにお返事を失礼致しました、此方こそ今後とも何卒よろしくお願い申し上げます!)




142: セレーナ [×]
2020-09-29 13:59:36




>140__ジーク様


ええ。自分で立てた誓いですもの、きっと果たしてみせましょう。
(彼のご機嫌な声を聞くと連動する様に此方まで気分が上がってしまう。確かに、と一人頷きながら胸元に手を当て、弾んだ心のまま何処か調子良く宣言を口にした。決して軽い気持ちで発した言葉ではないが、己の誓いは彼に望まれなければ意味を成さない。果たしてそんな機会があるだろうか、などという思考は霧散させて。「 ……どうかお気遣いなく。もう足の怪我も治りましたし、こちらから会いに行かせてくださいな 」提示した曜日から即座に日にちを指定され、問題ないと相槌を打とうとした所で、続く申し出には一度言葉を飲み込んだ。先日は怪我を心配した彼に例の二択を提示され 此方が折れたものの、今回はそれらしく甘えられる理由がなかった。この辺りのお店で食事をするなら都合が良いのだろうが、そうなると尚更送迎は不要になる。少しの間考え込む様に沈黙が続き、軈て" 会いに行く "という部分は先程誓った事でもあるからと彼の厚意へ断りを入れる事にして。不意に食の好みを尋ねられては視線を宙へ放り、そっと首を傾け「 …煮物料理、でしょうか。───ジーク様は何がお好きなのですか? 」基本どんな料理も好んで食べる故に、その中から選ぶとなると悩ましい。今までで特に気に入った料理は と記憶を手繰り寄せ。ふと頭に浮かんだそれをぽつりと口に出しては、続けて同様の質問を返し)


(/わざわざご相談くださり有難うございます!ご提案くださったパターンで考えてみたのですが、セレーナの性格上 断る方が自然かと思いましたので、前者の方を選ばせて頂きました!なので待ち合わせの城にてロメロ様と交流、その後 ジーク様と合流してディナーへ、の流れでお願いできればと。そこで次の約束を取り付け解散、約束とは別の日にいつものお散歩に来た所を皇子様と遭遇 というのも良いですし、可能であれば城下にお忍びで来ていた皇子様が落とし物だったり何かしらの理由で困っている所をセレーナが見つけて…という展開に繋げるのも良いなとざっくり考えているのですが…!こういった流れは如何でしょうか?これは無理そう、等々あればご指摘くださいませ!)




143: ジーク/第一皇子 [×]
2020-09-29 18:44:23


>>フランチェスカ姫(>>141)

(対峙する相手を第一皇子と認識していてもなお、遜りも媚びもせず自らのペースを貫く彼女に此方も驚いたように流れ星の如き一瞬の瞬きを。面を食らったとて気を悪くするほど狭量ではなく、寧ろ彼女のそんな態度がどこか新鮮に思えて綻ぶように吐息だけの笑いを零し「 お任せを、フランチェスカ姫。 」抱き上げた身体はまさしくひとひらの花弁のよう。吹けば飛ぶように軽いのに、密着して直に感じる彼女の可憐な存在感に目が眩む心地でいれば、胸元へ落ちてしまったそれはそれは綺麗な青い薔薇を切なげに見つめ「 ああ…。申し訳ございません、もう少し慎重にすべきでしたね 」惜しむような声と共にしゅんと眦を落として。その後、傍に控えていたメイドに申し付けて救急箱を取りに行かせてくるりと踵を返し目線で庭園を抜けた先の白い東屋を示し「 あのガゼボでお膝の手当をしましょう。ここではあなたが日焼けしてしまいますから 」きめ細かな白磁のような肌、きっと日頃から手入れを惜しまず女性として美を保つ努力をされているのだろう。太陽にすらそれを邪魔させまいとゆっくり一歩目を踏み出し「 素敵なお召し物ですね。サロン帰りでしょうか? 」彼女を抱きかかえる手のひら越しに伝わるのは最高級と思しきシルクの滑らかな手触り。加えて堂々とした立ち居振る舞いからきっと彼女は高貴な身分という"設定"なのだと察し、であれば王宮内で時たま開催される名士達の集会にて彼女が雄弁を揮う姿も想像に難くなく、口角はほんのりと上げたまま視線を落として問い掛けて)




144: ジーク/第一皇子 [×]
2020-09-29 19:05:33


>>セレーナ姫(>>142)

それは私とて同じ事です。どちらが先に誓いを果たすか――楽しみですね。
(現時点の印象としては、彼女は――否、自分も衝動的に行動を起こすタイプではない。相手に会いたいと心から欲したとてそれを言葉に乗せて要求出来るかは別問題、そのうえ彼女に"会いたい"と思われるような日が来るのかも不明。しかし未来は分からないからこそ面白い、語尾に期待を滲ませこの話題を閉じて。謙虚で律義な彼女が迎えを断るのはもはや決定事項のようなもの、返答に間が空いた事に困らせてしまったかと胸中で少し悔いるが、此方からフォローを入れる前に答えを預かりあまりに彼女らしい言葉にくすりと綻ぶように笑って「 …承知致しました。それでは、水曜の18時に私達が出会った場所で待ち合わせましょう。 」下手な場所を指定して彼女が迷ってしまわないようにと、二人にとって縁深い其処をランデヴー地点と決し「 煮物料理、ですか。それはいわゆるブイヤベースやラタトゥイユを指しておいでで? 」彼女の好きなものをご馳走したい、その一心で贈った問いにイタリアンやフレンチ等のジャンルが返ってくるかと思いきや予想外の返答に目をぱちくりと。気付けばずっと外気に晒されていた上半身がさすがに肌寒さを訴え、手近にあったガウンを羽織りながら確認を返し「 私は――大抵のものを美味しく頂けます。強いて言うなら肉よりも魚の方が好みですね 」皇族たるもの国民の模範として好き嫌いなく貴賤関係のない食事を美味だと嗜むべきだ、そんな厳しい父の躾の賜物かこれといって苦手なジャンルは思い浮かばず。脂ぎったものよりはさっぱりとした淡白な料理を好む傾向にあるかと記憶を探り、そこで余計な情報がシャボン玉のように浮かび上がって" あ、 "思わず短く声を上げ「 パクチー。…あれだけは、何度挑んでも返り討ちにされてしまいます 」たくさんの好きなものから一番を選ぶのは難しいが、数少ない苦手なものは呆気なく想起されるものだ。年甲斐もなくはにかむような声色で取り繕うことなく素直に弱点を告げて)


( / お返事頂き有難うございます、では1のパターンで参りましょうー!皇子によるお忍び城下町ショッピング、なんて素敵なアイデア…!誰に何を買いに行かせようか今から悩むのが楽しいです、素晴らしいシチュを有難うございます!背後様のように積極的に提案を下さると此方も楽しさ倍増ですし、何より能動的に楽しんで頂けて心から嬉しいです…、是非今後とも宜しくお願い致しますー! / 蹴り推奨)




145: 極彩の魔女 [×]
2020-09-29 20:10:00



>姫、僕等の大切な姫。どうか怖がらないで僕等に身を預けて、王宮の全てを見せてあげる。



: お姫さま大募集中! :

: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>121】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: オーレリア姫 <<< 第三皇子ハインツ(>44

: イヴ姫 <<< 第七皇子ヴィルケ(>56

: メルキオル姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>65

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>144

: ルチア姫 <<< 第四皇子セス(>118

: フランチェスカ姫 <<< 第一皇子ジーク(>143



●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。




146: 極彩の魔女 [×]
2020-09-30 19:01:06



●●● イラストメーカーが苦手な方は閲覧非推奨 ●●●


>一部イラストリニューアル


●この度、イラストメーカーさんからイメージ画像をお借りしました。あくまでもイメージを掴んでいただく為のものですので、細かいニュアンスの差異は気にしちゃ駄目…!


●皇子の服装 … 性格や個性によって着こなしに癖があれど、基本的には白・金・赤基調の礼装。場面によってはゆったり私服のケースも。


:ジーク / 第一皇子 / 28y / https://d.kuku.lu/32622d6b7c
 利口で慈悲深い / 求められれば心も体も差し出す / 与える振りをして絡め捕る / 紳士然とした振舞の裏に隠れた独占欲
 185cm / 穏やかな桃色の目 / こびりついた隈を誤魔化すような微笑 / サラサラの黒髪を後ろで一結び / 痣やら切り傷やらでいっぱい
 魔女と肉体だけの愛人関係にあるがそこに愛はなく、いつか寝首を掻いてやらんと虎視眈々に睦言を吐く。姫への求愛に真剣に積極的。
 「 私だけの姫になって下さいませんか。兄弟たちに誑かされるあなたを見るには、私は些か狭量だったようです 」

>おねがい、すべてを捧げさせて。すべてを受け止めて、二度とはなさないで。


:ロメロ / 第二皇子 / 27y / https://d.kuku.lu/18164b5eee
 奔放 / 且つ淫蕩 / 薄っぺらい愛情劣情 / 我儘 / 来るもの拒まず去るもの逃さず
 184cm / 薄紫の垂れ目 / 口許にほくろ / 藍色の髪、瞼にふわりとかかる濡れパーマ / 鬱血痕まみれ
 8人兄弟の中で唯一の妾腹。魔女に床に誘われる仲だが彼女を憎んですらいる。姫への求愛に不純に積極的。
 「 渇きと疼きでおかしくなりそうなんだ、この意味、分かるでしょう? 」

>すきだ、あいしてる、なんて。思ってなくても言えるんだよ。


:ハインツ / 第三皇子 / 26y / https://d.kuku.lu/80d9d16901
 万人にゲロ甘対応 / 心の闇は深海並み / つまりは危ない人誑し / ストーカーまがいな執着心の持ち主
 180cm / 夕焼け色の隻眼 / 潰れた右目を前髪で隠す / 青みがかった黒の上品な短髪
 魔女と定期的にお茶会を開いており、恐らく兄弟の中では最も彼女をよく知っている。姫との接触に積極的。
 「 君が死んだら、心臓に一番近い骨を頂戴。それで俺を貫いて、すぐに追いかけるよ 」

>薄い唇からは、甘美な蜂蜜がとめどなくこぼれてる。一口なめたら、もう戻れない。


:セス / 第四皇子 / 23y / https://d.kuku.lu/31ef8dd92a
 寂しさ所以の色狂い / 強引 / 強がり / 根は脆い / 承認欲求を満たす為なら犬にも狼にもなる
 182cm / 褐色肌 / 琥珀色の獣の眼光 / ギザ歯 / 無造作に鎖骨まで伸びた黒髪 / 肩に銃創
 魔女を床に誘うが面白がられてお預けを喰らっており、メイドや執事に手当たり次第手を出している。姫へも然り。
 「 なァ、来いよ。泥々に熔かして、何もかも忘れさせてやるよ 」

>すべてをわすれてしまいたいのは、どろどろに熔けてしまいたいのは、きっと彼のほうなのにね。


:エトワール / 第五皇子 / 22y / https://d.kuku.lu/3a96adebb0
 素直で甘えた / 純真無垢 / 故の残忍さ / 妙に核心を突く / 揺れる心を愛おしむ壊れた博愛感
 178cm / 檸檬色の縦長の瞳孔 / ミルクティー色の猫っ毛 / 星の形の泣きぼくろ / 誰にも見せられない傷跡がある
 魔女に可愛がられながら、彼女の心の闇を暴こうと兄にひっついてお茶会に参加している。姫との接触に積極的。
 「 本当は、僕にぐちゃぐちゃにされたいくせに。××のことなら、お見通しだよ 」

>こわすのは、期待しているから。この世にこわれないものがあると、証明したいから。


:リヒャルト / 第六皇子 / 20y / https://d.kuku.lu/ad7d24869c
 達観 / 諦観 / かなりすれていて厭世的 / そして内罰的 / 煌びやかな兄弟たちに狂おしい程嫉妬している
 175cm / 涼しげなスカイブルーの目 / 金髪のツーブロ / 腹部にケロイド
 魔女に揶揄われ弄ばれ、かなり精神的に参っている。この国がどうなろうがどうでもよく、姫への求愛にも消極的。
 「 甘い言葉で傷を舐めるくらいなら、僕を打ってぼろぼろに壊してよ 」

>苦いものしか甘いと感じられなくなった、あわれな獣に存在証明を。


:ヴィルケ / 第七皇子 / 18y / https://d.kuku.lu/6193cf25dc
 独善的 / 形振り構わない独占欲と執着心の塊 / 歪んだ王子様気質 / 昔から双子の弟(ユーリケ)を呪縛している
 176cm / 右目が赤、左目が黒 / 一卵性ゆえに双子と瓜二つ / 肩までの銀髪 / 醜い手枷の痕
 自分の邪魔をするなら魔女だろうが姫だろうが八つ裂きにする勢い。姫に対しても無関心だが、弟が興味を持つため嫉妬している。
 「 逃がさないよ。ユーリケも、お前も、俺のものだ。俺だけのものだ 」

>この世でいちばん好きなもの?そんなの、僕の弟に決まってる。


:ユーリケ / 第八皇子 / 18y / https://d.kuku.lu/78311059c9
 空虚 / 臆病 / 優しくされるとチョロい / 過去の出来事から双子の兄(ヴィルケ)が怖くて堪らない
 176cm / 右目が黒、左目が赤 / 一卵性ゆえに双子と瓜二つ / 肩までの銀髪 / 醜い首輪の痕
 自分を兄から逃がしてくれるなら魔女でも姫でも大歓迎。姫に興味があり、不器用なりに接触に積極的。
 「 逃げようよ。こんなところ、もういやだ。お願い、僕の手を取って離さないで 」

>この世でいちばん怖いもの?そんなの決まってる、僕と同じ顔をした悪魔だ。

※双子はセットで同時指名可能、個別指名も可能




● @yasubaru0様、龍角様、@Y_at様、クラクラ様…Special Thanks!!! ●





147: セレーナ [×]
2020-10-01 01:02:21




>144__ジーク様


───ありがとうございます。では、水曜日の18時に あの場所で。
(気軽に世話を掛けられる相手ではないが、かといって遠慮し過ぎるのも憚られ。ふと、厚意を断られて嫌な思いをしていないかと不安が過ったところ、特に気にした様子も無く返事を貰えるとほっと表情を和らげ、声色明るく予定を復唱して。「 ええ。……少し分かりにくかったですね。──今のは無かった事に、フレンチと訂正させてください 」昔から好んで食べる事の多かった物として、思い付いたまま零してしまった言葉。それに対し確認を投げられると一つ頷くも、今の返答では伝わり辛かっただろうかと小さく苦笑を。ジャンルに拘りが無い故にざっくりと答えてしまったが、強いて挙げるならばと今一度悩んだ後 仕切り直す事にし「 奇遇ですね。私もどちらかと言うとお魚派で、 」彼にも好き嫌いが殆ど無いらしい。その中で唯一挙げられた好みについて思わず同意を示すが、一人舞い上がっている様で語尾を濁し。こほん、と小さく咳払いを。「 まあ…。ふふ、苦手な物でも何度も挑まれるなんて、ジーク様は偉いですね 」軈てはにかむ様な声音で吐露された食材の名。苦手な物などなさそうだ、と勝手ながら思っていたけれど、皇族だからと全てが完璧なわけではない。改めて認識した事で親しみは増し、何処か幼子に向ける様な台詞を柔く零して)




148: ジーク/第一皇子 [×]
2020-10-01 18:55:17


>>セレーナ姫(>>147)

(約束が形になった瞬間、胸をほんのりと暖めるような、それでいて待ち遠しさにじりじり焦がれるような感覚が去来する。彼女も同じようにこの約束を心待ちにしてくれるだろうか、そこまで望むのは強欲と分かっているからこそ、今は幾分か明るさを帯びた彼女の声色で満足しておくとしよう。「 いえ、具体例を知れて私は嬉しかったですよ。――折角 王宮まで遊びに来て頂けるのだから、水曜はフレンチのシェフに腕を揮わせましょう 」約束が決まる前から城下町に存在する屈指の料理人が経営するレストランをいくつかリストアップしていたのだが、普段から文句無く上質な料理を振る舞ってくれるシェフの務める我が王宮でディナーとなればまさにお墨付きで。コースには魚料理を入れさせよう、と密かに思案すれば浮かび上がるのは白身によく合う白ワインで「 姫はワインを嗜まれますか? 」アルコールを好むか、あるいはどの程度飲めるのか、それらをひっくるめて広義に問い掛けつつ母親のような言葉には思わず目をぱちくりさせて一瞬沈黙。すぐに吐息を押し出すようにして短く笑って「 あなたはきっと良妻賢母となるのでしょうね。 」父も母も厳しく、長男に対してそう容易く誉め言葉を与えてくれるような人達ではなかった。新鮮な気持ちで素直に彼女の言葉を受け取り、まさに母性溢れる台詞へ思ったままの感想を落とそう)




149: 極彩の魔女 [×]
2020-10-01 19:55:09



>ねえ、姫に会いたい。君の声を聴きたいな。お願い、聴かせてよ――僕らが夢を奏でるから。



: お姫さま大募集中! :

: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: オーレリア姫 <<< 第三皇子ハインツ(>44

: イヴ姫 <<< 第七皇子ヴィルケ(>56

: メルキオル姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>65

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>148

: ルチア姫 <<< 第四皇子セス(>118

: フランチェスカ姫 <<< 第一皇子ジーク(>143



●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。




150: セレーナ [×]
2020-10-02 19:23:37




>148__ジーク様


(纏まった約束に気持ちは逸るばかり。あの日の幸運は続かないものだと思っていたけれど、こうして再び会う約束を交わしているのだから驚きだ。未だ現実味の無い現状にあらゆる感情を燻らせながら吐息し、彼がディナー場所に王宮を選んでは「 まあ、宜しいのですか? 」と目を瞬かせた。城下でお店を探すものだと思っていたが、流石にそれは候補から外れていた。己のような市民が王宮で食事をするなど烏滸がましいこと。そう咄嗟に首を振ろうとし───ふと、遠慮する言葉は胸に仕舞い込む「 …ふふ、何だか緊張してしまいますね 」先程も申し出を断ったばかり、全てに遠慮していては彼も気分を害してしまうだろう。食事のマナー等は大丈夫かと心配事を頭に はにかみ混じりの笑みを。「 あまり口にする機会はないのですが、人並みには 」酒類を口にしたのは成人してからの数回程度。アルコールに強いかの判断はし兼ねるが、薄らと火照りを感じる事以外 少量のアルコールで酔い潰れたりはしていなかった筈。以前の事を思い出しながら返答し、次ぐ褒め言葉には「 そうなれたら、とは思うのですが──まずはお嫁に貰ってくださる方がいらっしゃるかどうか 」なんて曖昧に零しつつ、声色明るく軽口を叩く。それらしい出会いもなく二十代も半ば、" 良妻賢母 "を目指すにしても、婚期を深刻に捉える事なくのほほんと暮らしていては難しいだろう。何処か他人事の様にそんな事を考え、まだ当分は独り身だろうかなんてくすりと笑んで)




151: ジーク/第一皇子 [×]
2020-10-05 19:32:11


>>セレーナ姫(>>150)

どうか気負わないで、私と料理を楽しむ事だけを心に。
(緊張、その言葉に思わずはっとする。魔女に作られた姫とはいえ、彼女の記憶は一般家庭で育ってきた良き庶民のものなのだろう。であれば王宮で皇族と同じものを口にするのが如何にプレッシャーかは察するに難くなく、リラックスを促すようにゆったりとした調子でマナーに縛られる必要はないと前置きして。普段から様々な美酒を嗜む身からすれば、彼女の酒に対して拒否感のない答えには「 それは上々。 」と嬉しそうに声を弾ませて。独りで呑んでも楽しいのだから、姫が一緒ならきっと至福の時になるだろうと今から心は高揚し。貰い手云々の話には思わず"ハハ、"と明朗な笑みを落として「 それなら心配ご無用ですよ。あなたはとても魅力的な女性ですし――"出会うべくは必ず出会う"、そういうものですから 」女性にとっては生涯の伴侶に出会えるか否かはかなりシリアスな話題かと思えば、一片も思い詰めていない声音に些か残念なような心地を覚えて。もし彼女が自分以外の皇子に心を奪われたなら…?それはそれで王国の未来は救われる、それで大金星な筈なのにどうにも胸に靄が残る想いで。姫、あなたは運命を信じますか――そう問い掛けようと息を吸った所でリンと小さくベルが鳴る。直通の電話がずっと通話中なので魔女が直接遣いを出したのだろう。この甘く穏やかなひと時に水を差された不快感をぐっと堪え「 ああ、お喋りが楽しくてつい長電話をしてしまいました。もっとあなたの声を聴いていたいですが…続きはディナーの夜に。 」紡ぐ言葉は全て本心、このまま魔女の褥になど向かわずあなたを攫いに行けたらどんなにいいだろう。そんな熱情を込めて次の約束へ思いの丈を託し「 おやすみなさい、姫。素敵な夢を。 」彼女からの挨拶を待った後、特に追加の言葉が無ければこちらからそうっと受話器を置いて。余韻を楽しむように瞳を閉じて深呼吸、次に瞼を開けば覚悟を決めたような面持ちで自室を後にするだろう。)


( / 少しお返事に間が空いてしまってすみません、そろそろキリの良い頃かなと思い電話交流を〆させて頂きました!お気持ちにお変わりが無ければ次はディナーデートという事で、王宮に足を運んだ旨の文章をお願いできますでしょうか…!まずはそちらへロメロにて絡ませて頂く予定ですが、指名変更等ございましたら遠慮なくお申し付けくださいませー!)




152: 極彩の魔女 [×]
2020-10-05 19:33:34





>姫、僕等の大切な姫。どうか怖がらないで身を委ねて、王宮の全てを見せてあげる。



: お姫さま大募集中! :

: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: オーレリア姫 <<< 第三皇子ハインツ(>44

: イヴ姫 <<< 第七皇子ヴィルケ(>56

: メルキオル姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>65

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>151

: ルチア姫 <<< 第四皇子セス(>118

: フランチェスカ姫 <<< 第一皇子ジーク(>143



●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。




153: 極彩の魔女 [×]
2020-10-06 18:24:04



   ● こんなお姫様がいたらいいなあ ●


※あくまで妄想&サンプルです!


>あざと可愛い元気で強欲な肉食系姫

 ⇒女性 / シンプルに性癖!計算された初心・無防備とか性癖…!自分の魅力を熟知・駆使して皇子達を次々と手玉に取って頂きたい…!


>大人の色香漂う妖艶系姫 or 不埒な食い合い前提のジゴロ系姫

 ⇒性別自由 / どちらからともなく誘惑し合うような、毒の蜜を口移しするような危うくも色めいたお話を紡げれば…!


>皇族推しのリアコ系姫

 ⇒性別自由 / 式典やパレードで遠くから眺めるだけだった皇族からある日いきなり「姫」と呼ばれ過剰ファンサされて…?!兄弟全員の推しでも、誰か一人のソロ推しでも!


>愛に飢えた死にたがり系姫

 ⇒性別自由 / 一切愛された記憶を与えられなかった姫、誰も愛してくれないなら今すぐ死んでやるー!と決意を固めた瞬間、運命的に現れた皇子に求愛されて…?!


>皇子を翻弄する年上の紳士・淑女系姫

 ⇒性別自由 / 皇子達より一回りか二回り人生の先輩、でもその知識や記憶は魔女に植え付けられたダミー、そんな儚さをスパイスに出来れば…!


>御伽噺に憧れるファンシー系姫

 ⇒女性 / 白馬の王子様と運命の出会いを夢見ながら" プリンセス "に焦がれ憧れる女性が、実は本当のお姫様で…?!


>デレ多めのツンデレorクーデレ系姫

 ⇒性別自由 / 獣モチーフ / 言葉は天邪鬼でも耳や尻尾は素直にぴこぴこ動いちゃう、めっかわな姫を愛でたい…!



● 妄想に御目通し頂き有難うございました!宜しければご参加お待ちしております! ●





154: 黒猫 [×]
2020-10-07 06:14:07


(/トピ主様の素敵な妄想に誘われて参加希望でございます!ご検討いただけますと幸いです)

名称/ シャトン / とある貴族の妾の子
年齢/ 23y
性別/ 女
モチーフ/ 猫(黒猫)

性格/ 気紛れで奔放、かと思いきや心を許した相手の傍に寄り添ったりと猫そのもの。気に入ったものを大切にしているつもりだが、愛情の表現が得意ではなく誤解されがち。与えられた愛に必死に応えようと努力をするが、その愛に溺れることは恐ろしいと感じる不安定さがある

身長/155cm
目/月の光を落としたような金色、つり目では無いが眼光は強く見える
髪/夜の闇に溶けるような黒に近いネイビー。腰の上までふわふわと背中に流れている
全体の雰囲気/肌は夜闇に浮かぶ雲のように白く、唇は薄い赤色。黒いワンピースのような薄手のドレスの裾から白いレースのパニエが僅かに覗く。赤色の低いヒールのパンプス、飼い猫を示す首輪のように首に赤い痣がぐるりと残っている
モチーフの名残/頭の上で時折動く猫耳、ドレスの裾覗く髪と同色の尻尾

Like/夜、甘いもの、温かい場所、広い場所
Dislike/昼間、苦いもの、寒い場所、狭い場所、束縛

備考/庭へやってきたこの日は、半年に一度町へ出ても良いと決められていた日。妾の子ということもあり不便な生活を強いられており、首の痕は首輪の傷。護衛の目を盗み庭へ逃げ込んだ

指名/差し支えなければおまかせでお願いさせて頂きたいです…!上記PF含め、不備や不都合な点などございましたらご教示ください

ロル/(タッタッと不慣れなパンプスで迷い込んだのは花々が咲き乱れる広く美しい庭の中。アリスになれない黒猫は、花を眺める人々の間をすり抜け、庭の端へ足を向けた。ゆらゆらとドレスの裾から覗いた緒が揺れ、周りの脅威に怯えるように耳がピクピクと動くが、視線は目の前に咲き誇る白い薔薇に吸い寄せられて。なんて、綺麗なのだろう__と指先に触れた茨、息を詰め指を引けばぽたりぽたりと指先から溢れた赤が白い薔薇に斑点を残してしまい、薔薇を汚してしまったことに慌てて周りを見回し、)


155: 極彩の魔女 [×]
2020-10-07 18:11:48


>>シャトン姫(>>154)

( / 今晩わ初めまして、先ずは私得な妄想の煉瓦で構築されたこの世界へご興味を持って頂き有難うございますー!外見・内面ともに猫という生き物の魅力をギュッと凝縮したような、名前までモチーフに染まったお姫様とお話出来るのが今から楽しみでございます!仄暗く闇を感じるダミーの記憶と、首筋の痣が痛々しくも放っておけない雰囲気を醸し出しておりますね…!さて初回の指名ですが、同じ妾腹で束縛が嫌いという共通点のある第二皇子ロメロか、懐かれても引っ掻かれても関係なく姫を過保護に甘やかす第三皇子ハインツあたりはいかがでしょうか!ロメロについては>135で自分語りをしておりますので、そちらも参考にして頂ければと…!もし他に興味のある皇子が居ましたら、遠慮なく仰ってくださいませー!)




156: 154(シャトン) [×]
2020-10-07 19:11:25

(/こんばんは、トピ主様。この度は素敵なトピの運営ならびに世界観をご提供いただき本当にありがとうございます!魅力的な息子様達の生きる場所に娘を投じれることが、今から楽しみでございます。些か癖のある娘かとは存じますが、何卒よろしくお願いいたします!身勝手なお願いごとではございますが、それではぜひ第二皇子様に娘をお預けさせていただけますでしょうか…共通点を餌に、猫を誑かしてやってくださいまし。引き続きよろしくお願いいたしますー!)

157: セレーナ [×]
2020-10-07 19:38:49




>151__ロメロ様


(ディナーの約束を交わしてから早二日。彼と会える日を待ち遠しく思っていたものの、いざ約束の時間が迫ると徐々に落ち着かない心地になってゆく。楽しみな事に変わりはないけれど、ふとした心配事にぼんやりと考え込んでしまったり、胸中は朝から忙しないものだった。──軈て夕陽が眩しい時刻となり、店の戸締りを両親に任せて二階へ上がる。王宮にお邪魔するとなるとそれなりに身嗜みは整えていかなければならない。とはいえ、一国民である己がドレス等持っている筈もないのだが。前日の内に悩んで決めておいた黒色のワンピースを手に取り、普段はあまり着ない上品な雰囲気のそれに心なしか身を引き締める。それから着替えを済ませ、下方で緩く結っていた髪を高い位置で纏めたりと身支度を進めていき───数十分後、出掛ける準備を終えれば一度両親の元へ足を向け" いってきます "と一言告げるなり家を出た。外はほんのり薄暗く、辺りを行き交う人々もそう多くはない。涼やかな風に頬を撫でられながら目を細め、庭園へ行くのはあの日以来だから、と緊張を紛らわせるよう心躍らせつつ歩き慣れた道を辿り。そうして約束の場所に着いたのは待ち合わせよりも早い時間。不安だ何だと悩みはすれど、案外彼と会える事に対する感情の方が優っていたらしい。然し、第一皇子である彼が忙しいのは言わずもがな。多少遅れる事も視野に入れ、近くの植物を普段通り眺めて暇を潰そうかと周辺へ視線を流し)


(/いえいえ、此方も速い方ではありませんし返信速度についてはお気になさらず…!そして〆の文有難うございます!特に変更等は御座いませんので、早速新たな展開へと移行させて頂きました。無駄に長くなってしまいましたが、不要な部分は読み流してもらって大丈夫です…!もし絡み難い等あれば何なりと申し付けくださいませ!)




158: ロメロ / 第二皇子 [×]
2020-10-07 20:01:15


>>シャトン姫(>>156)

(ある昼下がり、過ごしやすい気温ではあるが大嫌いな礼装を纏えば二重の意味で暑苦しい。わずかに眉間を寄せながら、顎のすぐ下まで詰まった襟と肌の間に、筋張った手の人差し指を突っ込んでグイと隙間をこじ開け呼吸を緩め。ふと廊下で鉢合わせたのは一度だけ関係を持った若いメイドで、彼女の物言いたげな視線と態度を流れるように唇を奪う事で封じ込めて。途端に頬を染めた彼女にウインクだけを残して足を止める事無く進み、息抜きの為にと珍しく庭園へ顔を出す。偶然ローズガーデンへ目的地を定め、接近するごとに大きくなる軽快な足音に意識を取られ何の気なしにそちらを見遣れば、そこには女性の後ろ姿。庶民にしては上品な身形、その服装からどこぞの令嬢が散歩にでも来ているのだろうと素通りしようとした刹那、夜色の髪に紛れてぴこりと動く獣の耳に思わず口笛を。それはきっと彼女に自身の接近を気付かせるのに十分な音量で「 こんにちわ。薔薇を見てたの? 」穏やかだけれどどこか腰に響くような、甘い低音にて挨拶を。後ろ姿だけで彼女の美しさはひしひしと伝わるが、こうなればご尊顔を拝みたいと思うのが男の性というもので、横に並び立つように位置を取ってから彼女の瞳から唇へ視線を落とし、順に血の滴る指先に気付いて「 ……いけない薔薇だね、" 姫 "を傷付けるなんて。君があんまり可愛いから嫉妬したのかな 」人にあらざる獣の欠片を見れば、彼女が魔女の生み出したお姫様であることは一目瞭然。かねてより興味のあった存在だけに、いつもの調子で口説き文句を散りばめながら" 見せて "と小さく前置きをしてそっと怪我をした手へ触れようと試みよう)


( / 初回指名、選んで頂き有難うございます!それでは早速第二皇子にて絡ませて頂きました、シャトン姫も猫の魅力で皇子をメロメロにしてやって下さいませ!指名はいつでも変更可能ですし、絡みにくい等ありましたら都度遠慮なくお申し付けくださいね!それと一点、細かい事で申し訳ないのですが、冒頭のルールに記載がある通り上下空白をお願いできますでしょうか?そちらの方が見易いので、次レス以降ご協力頂けますと幸いです…!それでは、此方こそ今後とも宜しくお願い致しますっ! / 蹴り推奨)




159: シャトン [×]
2020-10-07 21:18:55




>>ロメロ様(>>158



(甘い薔薇の香りに鉄の匂いが混ざり落ちていく。綺麗なものを汚してしまった、この庭の持ち主に見つかったら怒られてしまう…混沌とした思考を奪うように、“色々な人の香り”が混ざった誰かの気配が。続いて、誰かに快い挨拶をされた覚えのない貴族の娘には…耳から髪の先、しっぽの先までぶわっと毛が一瞬揺れる程度に“刺激的な”声が。耳が人より敏感に音を拾うものだから、その知らない体験に驚いたまま顔を向ければ、最初に目に入ったのは薄紫色のキャンディのような瞳。その後ゆっくりと視線は髪、耳、頬、喉元…と輪郭を辿り。少しばかり緩まされた襟元を含めたとして有り余る気品と、相反した夜の湿った気配、暗い部屋の中に住む猫でも聞いたことのある見目_追っ手に怯え、とんでもなく目立つ場所に逃げ込んでしまったらしい。絡め取るような言葉と共に伸ばされた指先から、本能的に逃れるように手を引いて「__御手を汚してしまいます、それよりも薔薇が」と言い訳で唇を汚す。けれど、非礼があったことが知れたら?…それはそれで恐ろしい、「流石の私も、御尊顔は数度お見掛けしております…皇子様の薔薇を穢してしまって」と頭を垂れるように僅かに膝を折り挨拶を。“姫”だなんて恐れ多い、と思うのに、溶けた砂糖のように“その呼び名は正しいのだ”と勝手に受け入れた自分自身には気が付かないまま。逃げている最中、あまり目立ちたくはないと望めば望むほど、神様は意地悪をするようで通り過ぎる人々がちらりちらりと視線を寄越してくる。数歩後退し、逃げ道を望む小さな迷い猫はにゃあとも鳴かずに、血が伝う指先ごとぎゅっと胸の前で握り締めて)






160: ロメロ / 第二皇子 [×]
2020-10-07 21:46:16


>>セレーナ姫(>>157)

(豪奢なインテリアに囲まれても、今日の出来事を思えば虚しさが絶えない。午前中に行われた遠方の式典で、完璧な振舞と完璧なスピーチを披露した唯一の兄に向けられる喝采と、民からの熱烈な眼差し。それを兄の後ろに控えながら見ていた時の形容しがたい感情がもやりと首を擡げるようで、静けさの中に溜息を落としてベッドから起き上がる。とうに脱ぎ捨てた礼装には目もくれず、ロココ調のアビ・ア・ラ・フランセーズをラフに着こなして息抜きにと庭園へ向かう。既に夕暮れ時も過ぎた頃、さすがに庶民の姿もまばらな庭園の一角に佇む女性の姿を捉えては、口角に薄い笑みが乗る。それは紛れもなく、唯一の兄が医務室にて何やら懇ろな雰囲気を出していた相手で、肉食獣のように物音もなく背後へ迫り「 ひーめ。何か探し物?もうすぐ完全に日が落ちるよ、君みたいな美人は早く帰らなきゃ。じゃないと君を見初めた悪魔に攫われてしまうよ。 」軽くはない、けれど絡みつくような重さもない、色めいた不思議な重さを含む声色で声掛けを。大きくも小さくもない声量に滲み出るのは上品さか気怠さか判別がつかず、周囲を見回すような仕草を見せていた事を気にしていつの間にか肩を並べる位置に陣取り「 ほら、逢魔が時って言うでしょ?お困り事なら手を貸すよ。 」髪をアップスタイルにしている事で露見するうなじにどうしようもなくそそられる、彼女が兄のお気に入りならば尚のこと興味を惹かれないわけがなく。下心を巧妙に隠し伏し目がちな微笑みを向けて)


( / 暖かいお言葉有難うございます、これからも互いに無理なく王宮での暮らしを楽しんで頂ければ幸せに存じます…!先出し文にも感謝いたします、お洒落に精を出すセレーナ姫の舞台裏が可愛くて、ジークにも見せてやりたい思いでいっぱいでございます…!では早速ロメロとのひと時を開幕させて頂きますが、何か御座いましたらいつでもお声掛けくださいませー! / 蹴り推奨)




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