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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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自分のトピックを作る
462: 第三皇子ハインツ [×]
2021-12-09 22:05:20


>>シャトン姫(>>461)

まさか。姫が猫舌だといけないから、ね
(容姿が獣じみていようとも、世間知らずが幼さを加速させても、お姫様はお姫様。守り慈しむべき淑女と彼女を認識しているからこそ、ふわり微笑むと共に柔らかく否定をしてから一口。「 …うん。今夜にぴったりの飲み物だね 」姫の口からは今宵最も聴きたかった感想が。呼応するように瞳をそっと閉じて頷き、甘さの中にもすっきりと香るハーブの風味を楽しんで。アルコールには強い方だが、やはり温かい酒は効きやすいのだろうか――じんわりと体の芯から暖まる感覚とともに目を開けると、猫の耳が初めて見る形にぺたりと伏せっていて「 耳、リラックスするとそうなるの? 」興味深そうに問い掛けて再度ホットカシスを口に。かなり早いペースで飲み進めてゆく姿は初めて手にした玩具に夢中になる子猫や子供を彷彿させて微笑ましげに眦を緩め)ふふ……姫。気に入ってくれたなら嬉しいけれど、もっとゆっくり飲まないとすぐに酔っ払ってしまうよ?



463: リル=フィシー [×]
2021-12-10 23:07:55



>>セス皇子(>>458)

ううん、ううん。あついのがいやなの
(チカチカと瞬くように光って見える空中庭園は時間帯のためか地上のものとはまた違った溌溂した美しさがある。言葉にせずともこちらの意をくんで頼もしい日陰となってくれた第四皇子の足を踏まないように、けれどぴったりと影を踏んで歩きながらふるふると軽く首を振って彼の問いを訂正し。日射しも体温もあついのは苦手であるが体温を感じるほどの距離感で太陽から庇ってくれる影の中の居心地は満更でもなく、このままでも十分だとまでうっかりすると口に出かかる。ぼんやりした頭がそれを表に出してしまうよりも先に彼が慣れた手つきでパラソルを広げれば、あら、と首を傾けて足元を改めて見ればテーブルの周りをぐるりと取り囲む大きな日陰は皇子の影もすっかり飲み込んでいて。どこか恭しい言い方で一歩離れた彼の日差しよりも強く、けれど背けたくはならない瞳を見つめて「ありがとう、優しい皇子様。猫の日陰も素敵だったわ」薄っすらと口角を和らげるとソファに静かに腰を下ろして。従者から受け取った飲み物の用意を自ずから行う姿は自己愛を満たしてくれていつまででも見ていられるが、眺めているだけよりは見つめられて構ってほしいというのがこの姫の性分。可愛らしく飾られたレモネードを一瞥してから皇子へと向き直り、「忘れては駄目よ」一言告げるとぱく、と青いストローを咥えて。「リル=フィシーは青色が好きなの」ストローを咥えたままのはしたなさなど気にもせず、やや不明瞭な発音でそう続けて)




464: シャトン [×]
2021-12-12 00:12:18


>>ハインツ様( >>462


耳…?確かに今はとても心地良いけれど、
(冷たい硝子越しの熱い温度が唇に触れる感覚は心地良い、口の中に広がる熱も舌がぴりぴりと熱さとアルコールで痺れる感覚も、猫舌であることに変わりはなくとも気持ちがいい…なにより穢れなど知らないような皇子様の高貴さとは裏腹に、手に持たれた毒のような液体が視覚的にかなり倒錯的。同じものを飲んでいるはずなのに、皇子様の手にしたお酒はどうしてより甘そうに見えるのだろう。まるで柘榴に牙を立てる時のような、そんな背徳感すら覚えてしまうほどに薄暗い光の中でアルコールに濡れた唇が艶やかで。頭に靄がかかったよう、不躾だと分かっていても目が離せない自身を恥じるように再びグラスに唇をつければ不意に問われた言葉。音を明瞭に拾うように耳を立て、それから不思議そうに首を傾ける。無意識なのだろう、時折ぴるると動く耳が話者の方へ向くことも「分かっているのよ?ゆっくり、って…でもだって、美味しいんですもの」と拗ねたように目を伏せれば、温かな痺れに再びぺたりと耳が伏せられることも。やんわりと滲む視界の中で、身体のバランスを保とうと尻尾を椅子の脚に巻き付け、)…ふわふわするの、熱くてこのまま溶けてしまいそうな毒ね。でも皇子様ともっと一緒にいたいのよ、寝てしまうには惜しいわ




465: 第四皇子セス [×]
2021-12-12 13:54:57


>>リル=フィシー姫(>>463)

あついのが――そっか。そおかァ……。
(寂しがり屋の獣の心を染め上げるのは否定しようもない納得感と、それを塗りつぶすほど大きな落胆。睦言よりも枕を交わしてお互いの体温を分け合いたい性分の四男にとっては、それを『いや』とする事実はまさに落雷に打たれたようなショックを齎して。強引で獣じみた触れ合いは大好物だが本気で嫌がる御婦人を無理やり組み敷くような真似はしたくない、でも可愛らしいお姫様に興を惹かれて仕様もないのもまた事実。分かりやすくしょんぼりと手元のグラスに視線を落として「 困ったなァ 」正直にぽつんと零し。自分の体温を下げられる場所でなら触れ合える、だなんて発想は獣の脳には未だ浮上していない様子で、ふと差し出した片方のストローに引力を感じては面を上げて「 ――~~ッ、 」もしこのストローが自分の指先だったなら――と益体もないどころか良からぬ想像を掻き立てるような姿に、一挙に双眸を熱に濡らして困ったような表情で歯を食いしばる。彼女が熱を厭わないただの人間だったなら、このまま攫うように襲いかかって白い肌を暴けたかもしれないのに、ともどかしさを感じながらもお利口に爪牙を制御しながら前髪をくしゃりと握りつぶして「 やっぱり魔女は最高に意地悪だよなァ…… 」目の前のお姫様が魔女の存在を認識していないとは知らないまま、呟くように苦言を呈して)



466: 第三皇子ハインツ [×]
2021-12-12 14:16:04


>>シャトン姫(>>464)

ピンとしている時も可愛いけれど、そうして垂れているのも愛らしいね
(煮え切らない返答に、きっとそれは無意識な不随意運動なのかと察しを付けて。初めてのアルコールに夢中になっているお姫様を心の底から可愛いと思うけれど、それが愛玩動物に向ける感情に近いのか、それよりもっとドロドロした熱情に近いのかは判断出来なくて。乱れることなく見つめてくれるまるくておおきな瞳も何もかもが愛くるしく「 ……俺の顔、赤いかな? 」決して平素と変わっていない顔色のまま、少し照れくさそうに小首をかしげて。あまり表情の変わらない猫姫だけれど酒気に浮かされたのか今夜はいつもより感情が伝わってくる気がする、拗ねたような様子もやっぱり可愛いとしか思えなくて「 次々飲んじゃうくらい美味しい?それなら良かった、嬉しいな 」どれだけ眺めていても飽きないお姫様を見つめているだけで胸が暖まる心地で、ついついホットカシスを喉に流し込むのを忘れてしまう。自分よりも遥かに中身の減った彼女のグラスと、支えを欲するような尻尾の動きを目敏く捉えては微笑みのまま席を立ち「 ふわふわの姫も見てみたいけれど、後で体調を悪くすると可哀想だから 」そう言って彼女の前にカシスを割るのに使ったハーブティーのカップをチェイサーとして差し出して。一つ上の兄や一つ下の弟なら、お姫様が酩酊するまでお酒を取り上げるような真似はしないだろうけど――そう内心で苦笑しながら「 俺も時間に許される限り姫の傍にいたいよ。――もし眠りたくなったらいつでも言ってね 」乾杯の前に問いかけようと思っていた質問も、この優しく甘く穏やかな時間には不似合いな気がして。もし彼女が忘れてしまっていなたならば、あの問は心にしまっておこうと決めて赤い液体を一口嚥下して)



467: 極彩の魔女 [×]
2021-12-12 18:30:13



>さあ、子守唄の最後の一小節。王宮に生まれ落ちる準備は出来たかしら?


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>442

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>465

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>466


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。




468: リル=フィシー [×]
2021-12-12 19:03:58



>>セス皇子(>>456)

(ぽつりぽつりと零れる第四皇子の落胆も葛藤も回転の鈍い姫のおつむに届くには些か強さが足りず、唯一伝わるのは鋭い眼光に再び子猫の怯えが現れたこと。大きな体のどこにそんな可愛らしい子猫が隠れているのか、前髪を掴んだ仕草で顔が見えなくなってしまったのを残念に思いながらテーブルに置かれたレモネードのグラスを両手で引き寄せると咥えたストローを挿して。一口吸い上げた冷たい甘酸っぱさをこくりと飲み込むと「おいしい」と一言、そしてグラスを目の前に掲げ氷を浮かばせる透明なレモンイエローと僅かに出来た結露のキラキラした輝きを楽しむようにゆらり、ゆらりとグラスを揺らし、涼しい色合いに目を奪われるのも確かだが、今はもっと魅力的で濃厚な色がすぐそこにあることを知っているのでやはり物足りない。「子猫は、意地悪な誰かさんの方が気になるのかしら」そんな言葉とともにグラスを下ろし、膝元でまたゆらりとレモンイエローを揺らしながらその動きをじっと見下ろす眼差しがどこかつまらなそうなのが、項垂れた拍子に肩から落ちた髪のせいで皇子様からは見えるだろうか。彼の発した『魔女』の意味は勿論姫には通じないし、どれほど彼がお利口に理性を働かせているのかも分からない。この姫に分かるのは第四皇子が自分以外の誰かを思い浮かべていることだけ。「ここにリルがいるのに……」する、と結露を掬いながらグラスを指で撫で、氷のお蔭でよく冷えた小さな指先を断りもせず第四皇子の褐色の頬へと伸ばし、そのまま触れてしまったらその冷たさに子猫がどんな反応をするのかが楽しみでもある。「ハインツ皇子もあなたもわたしを放っておくなら、やっぱり、おうちに帰らないと」綺麗なものはあるだけで素晴らしいが、その素晴らしいものに構ってもらう快感を得てしまった今では隣でよそ事に目を向けているなどつまらなくて仕方がない。苦手な体温だって甘い時間のためなら受け入れられることを昨晩とここまでで学んだ。水滴が手の平を伝うのも構わず触れようと伸ばした手もそのまま、どうする、とまるで問うようにぽっかり黒い瞳で見つめ)




469: リル=フィシー [×]
2021-12-12 19:10:08



(/リル=フィシーの背後です。>>468にて安価ミスがありました。セス皇子への返答、正確には「>>465」となります。確認不足により連投となってしまい申し訳ありませんでした…!)




470: 第四皇子セス [×]
2021-12-12 20:10:07


>>リル=フィシー姫(>>468)

(意地悪な誰かさん、の代名詞で否応なしに回想させられたのは、目が眩むほど華美なのに一切の下品さを感じさせない派手な帽子と、一見慎ましやかな未亡人を思わせる黒いレースの下から男をいざなう赤い紅い唇。目の前のお姫様は確かに比肩するもののないほど可憐だが、それとはまた違った趣の魅力を備えた魔女にいつの日か言い放たれた『お預けよ』の命令にも似た言葉が、ただの記憶とは思えないほどの破壊力で皇子の脳内をぐしゃぐしゃに引っ掻き回す。その所為で金魚姫の御言葉をいくつか聞き逃し、こちらへ伸びてきていた指にもその冷たさに触れられはじめて気付く始末で「 ッ、! 」この場にいない魔女へ奪い取られていた意識が強制的にお姫様の元へと引き戻され、予想外の感触にさながら驚いた猫のように肩を跳ねさせて。相手が獣だと分かっているのかいないのか、兎も角飢えた肉食獣へ不用意に指を差し出すのなら噛みつかれても仕方がないとばかりにギザギザの歯で氷のような指先を捉える。もちろん肌を傷つけない程度に手加減をした甘噛、そして直後に「 ――――おうち? 」怪訝そうに眉間を寄せて、最初に姫がそうしたように少し調子の外れた語勢のまま「 姫にそんなモンあるわけねえだろ?、あるとしたら"俺たちの王宮(ここ)"しかありえねえじゃんか 」形はあやふやだけれど確かに存在する違和感が、熱に浮かされた獣の心を少しずつ冷静に律してゆく。彼女はほんの数日前にこの王宮へ魔女から産み落とされたばかり、この箱庭の外に居場所などあろう筈もないと簡潔な道理ならばあまり聡明とは言えないかもしれない第四皇子にも察しはついて、決して詰るような調子ではなくあくまでも謎を解明したいという探究心や好奇心からお姫様をまっすぐに見つめて)なあ、どこに帰るって?

( / 背後様、ご丁寧にありがとうございます…!安価ミスは私もしてしまうことがありますので、お互い様ということでどうぞお気になさらず…!、さて本編ですがことの成り行きで少々シリアスモードに入りそうになっておりますが、もしまだ『魔女にまつわるお姫様の真実』に近付きたくなければ次レスにて路線修正を行いますので遠慮なくおっしゃってくださいませ!)



471: 極彩の魔女 [×]
2021-12-13 19:24:35



>さあ、子守唄の最後の一小節。王宮に生まれ落ちる準備は出来たかしら?


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
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●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>442

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>470

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>466


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。




472:   フィリア   [×]
2021-12-14 08:03:42





       >>第六皇子様 ( >>390 )


 
 ( 陽射し降り注ぐ庭園、ゆらり揺らめく影を引き連れてなにか、何かまたこの間のような忘れられない出来事が有るかもしれないと淡い期待を抱きつつ"掃除をして来ます"と一言使用人達に告げ訪れたこの場所。告げて訪れてきてしまった以上形だけでもと掃除用具を指定の倉庫から取り出してきては、少しやっておこうと箒を取り出した、矢先。後ろ斜め右上方向から聞こえてきた葉が擦れる音と直後にドッと何かが落下して固い地面にぶつかったであろう、鈍い音。振り向いて地面を確認してみれば「あ、ら……?」ぞわりと、背筋に嫌な感覚を覚え。何処かで見覚えがあるような姿をしたそれは、初めてこの庭園で第七皇子様に出会った日に遭遇した猫で。咄嗟に引っ掛かれた事のある部位を背に一瞬警戒するも、あの頃とは違って元気のない様子。もしかして、高い木に上ったは良いものの降りれず、けれども無理矢理降りて着地に失敗してしまったのかゆらゆらと身体は揺れていて。一度傷つけられたとは言え、己と同じくまだ生きている。警戒されて、また引っ掛かれたらとあの出来事が過るも考える隙もなく身体は動き猫を優しく抱き上げては傷に障らないように屋敷に戻るべくそちらへ向けるも余り医務室に用はない己はまた場所を忘れ。「えっ、と。何処だったかしら……あ、」と視界に入った人影に駆け寄り近くへ着いた途端にその人影が誰なのか瞬時に理解して。第六皇子の、リヒャルト様。今回関わるのは初めてであり尚且つ接し方すらも分からない。失礼に思われるかもしれない、と思考を巡らせるも早くしなければと言う思考が勝り口は自ずと開いて。 )
 ────すみません。医務室は、何処ですか?


 (:/お返事が遅れてしまい申し訳ありません。ブランクありのレスになってしまいましたが、もし絡みにくい等あればおっしゃってくださいませ。また、絡み文と接し方と色々ありがとうございます……!これにて本体は下がりますので、よろしくお願い致します/礼)






473: 第六皇子リヒャルト [×]
2021-12-14 19:34:28


>>フィリア姫(>>472)

――――何、
(げそりとやつれたようにも見える表情は何らかの理由で大きな負荷のかかった精神によるもの。消えない隈こそ拵えていないものの隠しきれない疲労の色はどこか長男の雰囲気に重なるところもあり、ただ愛想の良い彼とは真逆の突っ慳貪な態度で視線だけを声のした方へ向けて「 ノワール……? 」ふと呼んだのは今皇子たちの話題の中心であるお姫様の名前ではなく、その腕に抱えられた黒猫の姿。もし彼女に使用人としての記憶が精巧に植え付けられているのだとしたら違和感を感じるやもしれない――今、皇族に公式な名を持つ飼い猫などいないはずなのだから。兎も角皇子はその小さな猫を見た途端に明らかに目の色を変えて「 どうしたの、そいつ…っ 」疲れ切った自分に鞭を打って立ち上がる、その動作はやけに軽やかでどこか焦りを含んでいて、何事をも諦めきったような普段の第六皇子らしからぬ真剣さで彼女の元へ歩み寄りノワールと呼ばれた黒猫を覗き込んで。さすがに獣医ではないためぱっと見ただけで容態は判断出来ず、性急な仕草で――平素の彼ならば絶対にしないことだが――お姫様の肩を抱くようにして方向転換しそのまま足速に医務室へと向かい、部屋に誰も居ないと分かれば自らの手で応急処置をするしかないと即断で腹を括ったらしく、皇族として身に着けていた華美な上着を脱ぎ捨てながら顎で診察台を示して「 そこに寝かせて。それ以上揺らさないで 」淡々と、それでいて何としてでもその黒猫を助けるのだという確固たる意志を孕んだ声で指示を出しテキパキと治療に使う道具をかき集めていき)


( / いえいえ、ご都合の良い時に遊びに来て頂ければOKですのでどうぞお気になさらないで下さいませ!原則一ヶ月のお留守でその時の絡みはリセットとなりますが、今後とも何かご相談やご質問、リクエストがございましたらいつでも何でもおっしゃってください~!それでは、こちらこそ今後とも宜しくお願い申し上げます! / お辞儀)



474: 第七皇子ヴィルケ [×]
2021-12-14 23:19:52



――――静かな夜だね。
ユーリケは眠ってしまったし少し退屈だな…、独白がてら少し俺の話を聴いてくれる?

俺はヴィルケ、王位継承の権利のある兄弟の中では最年少にして唯一の双子。
第七皇子と呼ばれるけれど、特に位に興味はないな。俺はユーリケの双子の兄、肝要なのはただそれだけ。

破廉恥な魔女が傍迷惑なゲームに俺達を巻き込んだみたいだけど、俺には興味ないね。ジーク兄様には少し気後れするけどさ。
もっと言えばこの国や王宮がどうなったって構わないよ。ただユーリケが俺の傍に居ればそれだけでいい。

――俺がユーリケに依存してるだって?…はン、笑止の至りだな。
俺達はこの世で唯一特別の絆を持った双子、そして俺はあいつの兄。弟の傍にいて守ってやるのが兄の宿命だろ?
双子にはただお互いがいればいい。俺達はふたりでひとりだから。

……なのに、あの魔女のせいで最近困ってるんだよ。お姫様とやら、お前はとても邪魔な存在だ。
獣の一部に植物の特徴?、そんな珍しいものがくっついてるせいでユーリケの興味を引いてしまってるんだよ。……狡いよ、俺にはないものでユーリケを誘惑するなんて…。
とにかくあんな毒婦に生み出されたんだ、お前があいつにどんな悪影響を及ぼすか分かったものじゃない。
だから忠告しといてやる。お前はユーリケに近付くな。

ユーリケをとられるのが怖いだけ…?、つくづくおめでたいね。
どちらが正しいか、どちらの傍にいるべきか。あいつはようく分かってるよ。
心配しなくても、兄上方の殆どはお前に興味津々だ。そっちに構ってもらえばいいだろ?

お前が美しいのは認めよう。
ただユーリケは俺だけのものだ。……お前も俺のものになりたい?



●第二皇子の独白 : >135

●提供 : >380

●キャラシート雛形 : >4

●秘密の欠片 : >8>24




475:   フィリア   [×]
2021-12-15 00:53:10





       >>第六皇子様 ( >>473 )


 ( 己の腕の中で私に対し警戒心を抱きながら揺れる不安げな色を瞳に宿す猫は、皇子が呼んだ名前にピクリと反応するなり少し警戒が緩んだようで表情が柔らかくなるも痛みが勝っているのか猫は目の前の主人に助けを求めて一生懸命声を出していて。呼ばれたノワール、と言う名前に違和感を覚えることなく欠陥が所々出てきている己はすんなりと飲み込み。余程の大事な家族、と言うものなのだろうか覗き込むなり端整なその表情が焦りと不安に歪んだのを見逃すはずもなく、心は何故か嫌な音を立てて軋み「高い木から、落ちてしまったようなのです。」と先程の場面を思い出し推測を紡ぎながら医務室へと皇子の手に抱かれるがまま向かって。生きている人間の暖かさと生きている猫の体温を同時に感じている間───もし、もしも。私が倒れても皇子様達は同じ様にあの綺麗な顔を歪ませてくれるのかしら。なんて今の状況では浮かばない思考がドロリと脳と心境を侵略し始めて。その侵略を止めるべくぎっ、と唇を一度噛み締め血が滲むのを感じては段々とその思考は消えて行き廊下の奥を見つめ。医務室に着くなり未だに弱々しく鳴き続けているノワールを優しく診察台へ寝かせれば不安を宿した瞳が己を見上げ。嗚呼、まだ警戒されているのだろう。弱っている所に不安要素を持ち込む訳にはいかないと、つい最近ノワールに引っ掛かれた手の甲の黒百合を見つめ眉を下げ異様に咲き誇るその華を掴みむしり取ればゴミ箱へと捨て入れ。それを気にすることなくノワールへ手を伸ばしなるべく頭を揺らさないよう人差し指で頬の毛先を一撫でし「ノワール、ごめんなさいね。……痛いところ、教えてくれる?」と人の言葉を理解できるか分からないまま告げれば暫し見つめられた後、右前足を舐め始めたのを一瞥「リヒャルト様、どうやら右前足が痛むみたいです。……意識ははっきりしていますので頭打ってないと思います。」と素人ながらも冷静に判断した上でそう口にしては未だに焦りを抱えているであろう皇子様へ。 )





476: 第六皇子リヒャルト [×]
2021-12-16 01:28:23


>>フィリア姫(>>475)

…………、
(応急処置に必要な道具を箱にまとめて診察台へ振り返った刹那、ぎょっとしたように目を瞠りながら眉をしかめる。視線の先には使用人の服を着たお姫様、その白く華奢な手の甲には人に咲く筈のない黒百合――どう見ても装飾の類ではなく体内から伝って咲いているそれを躊躇なく毟って捨てた様子に第六皇子が感じたのは……「 ……ああ、 」リヒャルト様、と名を呼ばれたことに辛うじて返事を。普段大きく起伏することのない感情は焦りを始めとする情動に揺さぶられていたものの、お姫様の冷静な声と助けを求めて弱々しく鳴く愛猫――厳密には野良猫である彼女には相応しくない肩書ではあるが――の鳴き声に混沌としていた脳内は確実に片付いていき徐々に平静を取り戻し。診察台の上に大人しく身を横たえる彼女と目を合わせて静かにまばたきをしたのは、猫相手にリラックスを促すTips。物言えぬ動物が確かに何かを求めてじっとこちらを見つめる瞳は何にも変え難く愛おしい――そう、皇子という立場に媚びるだけの人間の浅ましい視線とは雲泥の差。「 大丈夫だから 」ふわり、語りかけた声色はきっと兄弟たちでさえ数えるほどしか聴けた試しのないほど慈愛に満ちていて。そこからは見様見真似ではあるものの手際良く診察を進め、真剣な眼差しをノワールに注いだまま「 ……うん、骨折も脱臼もしてない。多分捻挫だね 」傍に控えてくれているであろうお姫様へも聞こえるようにと律儀に声を張ったのは、大切な彼女の窮地に救いの手を差し伸べた恩人だと認識しているから。患部への急激な血液の流入を緩和し炎症を抑えるためのアイシングと圧迫を済ませ「 3日は安静にしていないとだめだよ。……あんまり心配かけるなよ、ノワール…。 」使用人としてこれまでのリヒャルトの姿を見守ってきたという記憶が植え付けられているのだとしたら、これほど愛情に満ち満ちた彼を俄には信じられないだろう。他の兄弟に勝るとも劣らない深い愛を心の底に秘めた六男、その矛先は未だ人間に向いたことはなく動物たちへ注がれるばかり。適切な処置を終えて安堵したのか診察台に両手を付いて項垂れるように深く吐息を、少しの沈黙の後にゆっくり姿勢を正してお姫様へ向き直り。照れくさそうに少しまごついた様子を見せるが一拍の後に腹を括って真っ直ぐに金色の双眸を見つめて「 姫――――フィリア、だっけ。ノワールを見つけてくれて、……ありがとう。心から感謝する 」誰かに面と向かってお礼を言うなんて、随分久しぶりのような気がして言い終わるなりすぐに視線を逸らして。自分の意志ではコントロール出来ない幼稚な羞恥心から頬に朱が差してゆくのを止めるすべは持たず、斜め下の床を見つめたまま)……何かお礼がしたいんだけど。



477: 極彩の魔女 [×]
2021-12-18 16:51:02



>ねえ、姫。ぼくらに求愛される準備はいい?



>こんな姫が居たらいいな。(>173



: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


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: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>442

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>470

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>466


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。



478: 極彩の魔女 [×]
2021-12-18 22:47:36



●午前0時の鐘が鳴っても皇子は姫を帰さない。


●眠りに落ちるまで短~中レスにてお姫様募集中



479: 極彩の魔女 [×]
2021-12-19 14:19:16



>ねえ、姫。ぼくらに求愛される準備はいい?



>こんな姫が居たらいいな。(>173



: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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480: 極彩の魔女 [×]
2021-12-20 13:30:45



>さむくて、かわいて仕方がないんだ。お願いだからそばにいてよ、


>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
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>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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481: リル=フィシー [×]
2021-12-20 21:50:31



>>セス皇子(>>470)

(自身の指が冷えれば触れたものを余計に熱く感じるなど当然のこと、とはいえこの姫は行動の結果が自分に都合の良いものになるとしか回転しない。褐色に触れたはずの指が途端に熱い息遣いに晒されれば普段は見えにくい白目が垣間見えるほどぽっかりの目玉を丸くしてハッと息を飲み込み、肩をビクリと跳ねさせ、そうして手元が狂うと持っていたグラスが滑り落ちて。幸い高さがなかったので割れなかったもののレモネードが裾を濡らす、だが今はそれに構う暇がない。瞬くのを忘れるほんの一瞬にちくり、と感じたのは指に触れた皇子の牙が皮膚を傷付けたのではなく冷え切った指先に感じた口内の熱のせい、喉で詰まったような息を吐かないうちに手を引き返すともう片手でひどい火傷でもしたようにちくりちくりと熱に疼く指を胸元で包み。そこで漸く思い出した瞬きを二、三度目繰り返しながらも目線は第四皇子の、やっとこちらを向いた瞳を見つめ返し、「おうち、あるわ」どうしてそんなことを訊くの、といった具合に小首を傾げて。第四皇子が気付いた違和感は魔女仕掛けの姫にはまだ気付きようがなく、問いかけの意味を深く勘繰ることさえ出来ない。質問されているのは自分なのに、まるで皇子様をの琥珀色をぞき込めば答えがあるように目線を動かさず「わたしのおうちは……」さも当然と続けた住所は王国の片隅、それも多少の貧しさが集まっている地域。「侍女だっているのよ。かくれんぼが上手なの」そう言うと視線を手元に遣り、未だ疼く指を冷まそうとふぅー、と息を吹きかけ)


(/確認ありがとうございます。『魔女にまつわるお姫様の真実』というワードに背後がドキドキしてしまいます!今回のやりとりだけで核心を突くようなことはないと思いますので、このまま皇子様の好奇心による謎解きモードを続けられたらなと思います。接触による交流をとれないセス皇子が、兄弟に先んじて姫の偽りの記憶を知る…というのが面白いような気がします…!
 その際、出来れば今回のやりとりで「姫が王宮に留まる」という選択をさせたいと思っておりましたので、謎解きをしながらその方向に誘導するセリフ(愛されたがりなので、「一緒にいれたら嬉しい」のようなこと)を入れていただくことは可能でしょうか?見当違いなことを言っていたら申し訳ありません)




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