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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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475:   フィリア   [×]
2021-12-15 00:53:10





       >>第六皇子様 ( >>473 )


 ( 己の腕の中で私に対し警戒心を抱きながら揺れる不安げな色を瞳に宿す猫は、皇子が呼んだ名前にピクリと反応するなり少し警戒が緩んだようで表情が柔らかくなるも痛みが勝っているのか猫は目の前の主人に助けを求めて一生懸命声を出していて。呼ばれたノワール、と言う名前に違和感を覚えることなく欠陥が所々出てきている己はすんなりと飲み込み。余程の大事な家族、と言うものなのだろうか覗き込むなり端整なその表情が焦りと不安に歪んだのを見逃すはずもなく、心は何故か嫌な音を立てて軋み「高い木から、落ちてしまったようなのです。」と先程の場面を思い出し推測を紡ぎながら医務室へと皇子の手に抱かれるがまま向かって。生きている人間の暖かさと生きている猫の体温を同時に感じている間───もし、もしも。私が倒れても皇子様達は同じ様にあの綺麗な顔を歪ませてくれるのかしら。なんて今の状況では浮かばない思考がドロリと脳と心境を侵略し始めて。その侵略を止めるべくぎっ、と唇を一度噛み締め血が滲むのを感じては段々とその思考は消えて行き廊下の奥を見つめ。医務室に着くなり未だに弱々しく鳴き続けているノワールを優しく診察台へ寝かせれば不安を宿した瞳が己を見上げ。嗚呼、まだ警戒されているのだろう。弱っている所に不安要素を持ち込む訳にはいかないと、つい最近ノワールに引っ掛かれた手の甲の黒百合を見つめ眉を下げ異様に咲き誇るその華を掴みむしり取ればゴミ箱へと捨て入れ。それを気にすることなくノワールへ手を伸ばしなるべく頭を揺らさないよう人差し指で頬の毛先を一撫でし「ノワール、ごめんなさいね。……痛いところ、教えてくれる?」と人の言葉を理解できるか分からないまま告げれば暫し見つめられた後、右前足を舐め始めたのを一瞥「リヒャルト様、どうやら右前足が痛むみたいです。……意識ははっきりしていますので頭打ってないと思います。」と素人ながらも冷静に判断した上でそう口にしては未だに焦りを抱えているであろう皇子様へ。 )





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