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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1582


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自分のトピックを作る
1287: 蘭玲 [×]
2024-07-15 17:11:28





>ヴィンス( >1285


>Ⅲ.お互いにときめきを感じないと出られない部屋(制限時間:45min)


( 突如として暗転した視界はきっと平穏な日常に生きる人物であれば立ち眩みの類だと判断し、目を覚ました後に広がる景色が見た事もない空間であれば取り乱すのだろうが、何分己は裏の世界に生き一度は同じような出来事を経験した身。変に眠ってしまった時特有のズキリとした頭の痛みは感じるものの、焦りもしなければ落ち着いた様子で 「 ……何、ここ 」 辺りを見渡しても見えるのは一面の白。屋敷に拐かされた時と同じ何か不可視の力が働いた結果だろう、なんて予想を立てるのは簡単な事で面倒な事に巻き込まれたとばかりに溜息を一つ。見た限りでは窓や扉など外へと繋がり出入りが出来るようなものが無いだけで何の変哲もない部屋だが、危険がないと決まった訳ではない。その場に留まりつつも再度目を凝らすようにして部屋の中を注意深く観察していれば、先程目を覚ました時に気が付かなかった事が不思議な程の距離に見慣れた赤紫の髪を持つ想い人の姿が 「 ……ヴィンス? 」 恐る恐るといった声色は確実に彼だという保証が今のところ無いため。問い掛けに返答が有り彼だと確証が持て次第駆け寄り、冷たい頬へと両手を添え無事を確認するつもりで )





1288: リーパー [×]
2024-07-15 17:12:04





>レナード( >1286


まァ、アンタからすりゃそんなモンか
( 特段肯定的な返しを期待していた訳ではないためか落胆も憤慨も表層上に表すことはなく。この屋敷での人間の扱いは食用以外のそれで無い事は理解しているのだが、いざ最期を見てしまった際に人間側へと感情移入してしまうのは未だ人間らしい心を失っていない証拠か。鼓膜を揺さぶる声色は皮肉や揶揄いが含まれたそれで無い事を察すれば、何とでも言えとばかりにちらりと視線を向けるのみに留めるのは彼と対面する際にそんな一面を出している事の自覚があるから。「 ……ッハ、そんなコト出来りゃ良いがなァ 」 果たしてどれだけの徳を積み、どれだけ気に入られれば成せる技なのだろう。一笑に付したのは日陰に生きていた己には到底無理だろうと、そう判断しての事で。振り向いた彼からの思い掛け無い言葉に数度瞬きを繰り返すのは、口元が見えないせいで感情を上手く読み取れない事に加え、眉間の皺が解けているせいか平素より幾らか穏やかに見えるから。「 何のもてなしも出来ねェぜ? 」 くるり視線だけで見渡すのはこの屋敷に連れ去られて以降、手を加えた形跡すらも無い室内。時折通りかかる誰のかも分からない使い魔に頼めばお茶の準備くらいはしてくれるだろうが、生憎己も何かを腹に収める気分ではない。思い立ったようにベッドから降り、ゆっくりとした足取りで彼の元へと近付いて 「 それとも、オレが寝るまで見守っててくれるッてか? 」 普段の意地の悪さが残る笑みは鳴りを顰めた表情を浮かべ、伸ばした手は彼が拒む事が無ければ頬へと触れるだろうか。暫くした後ふっと短く息を吐き出し “ なんてな ” なんて声と共にひらと片手を振りつつ離れるつもりで )





1289: レオ [×]
2024-07-15 20:11:04



>ラザロ(>1283


ああ。まだ狩りの仕方を教わる前の事だ。
(問いに返す何気無い言葉に滲む追憶が、いつもより穏やかな香を印象付ける。「……あの頃は“頼むからじっとしてくれ”と、猟犬共々ハーゲンによく綱を括られていたな。」この姿と相違無い年の頃、一言一句全て覚えるほど聞き慣れたお咎めに付随する行為はきっと苦肉の策だったのだろうと、好奇の旺盛さで何度も解いてしまっていた手を今になって見詰め、ふっと柔く笑う。「ふむ、木彫りか……」得られた賛同へ喜ばしげに浮かれて、彼から転がり出た工作の代表に想いを馳せ、「…良いな。笛なら昔作った事がある。久方ぶりに挑んでみるとしよう。」かつて削り上げた小さなそれを、今の手でも余りある指尺で表しつつ、これからの楽しみを長閑に語る。――戻した話題に答える彼の声に些かの剣呑を感じ取ったか、とっとほんの一瞬僅かに跳ねた心臓に合わせて、己も身を起こす。……身ごと背いた表情は窺えない。だからせめて、彼の言葉を取り零すまいと息さえ潜めて、「……ああ。」途切れてしまった声に続けて、静かに相槌を打つ。彼の感情に否定も慰めも無く只寄り添い、その広い背に自らの背を預けて、「…私は“君”の獲物だ。私は君の命を繋ぐ為に居る。」まずは一つ、事実を。それから、「……しかし、あの夜のような喰われ方は、納得がいかない。」あの日、あの瞬間。感じた強烈な寂寥に陰る色で此方も俯いた後に。「――一つ、約束をしてくれ。」元の姿と同じ、規律正しい芯の通る凛とした声。体勢はそのまま、凭れた背越しに見上げた彼の顔を真っ直ぐ見詰めて、「いつかこの先、私を喰うその時――“いただきます”と。他でもない“君”の言葉で、私の目を見て、その一言を言ってほしい。」危険溢れるこの屋敷の中、未来など不確かで、約束など守りきれる保証も無くて、それでも、「君なら、出来るだろう?」祭りの夜を恥じ入る彼のその逞しい誇りにこそ、全幅の信頼を乗せて。詫びを受け取る代わり、他の何にも阻ませない互いだけの宣誓を結ばんと、そう朗々言の葉を紡いだ。)




1290: ニール・グレイ [×]
2024-07-15 20:24:51



>クォーヴ(>1284


(己の拙い五文字と艶めく戯れ、そこに彼の微笑みが乗せられて、「――ん、」誘った唇が重なる一瞬、思わず声が洩れ出たのは、それが普段の彼から考えられない程の情火を伴っているものだったから。冷たい筈の唇が触れる度、まるで熱を移され火照る錯覚を味わいくらり揺れた頭の内、合わされた額に朧に蕩ける瞳がまた彼を映して。「……うん。」たった一言なのに、身体を擽ったく痺れさせるその想い。嗚呼、こんなにも貴方は“俺”を見詰めてくれる。だから応えて、応えさせて、愛の証跡を此処に――瞬きもしない貪婪で一途な紅の焔が、そう語る。……彼の促しに、躊躇いなど在る筈が無い。愛しい掌へ従順に上向き差し出す舌の先、そこに絡まる感触に背筋を甘く粟立てた一瞬、彼の牙を感じ取って。「…………、」細く息を吐く、彼の為に。全身ごと舌の力も抜いて、切り易いように。ぶつりと境界を鈍く貫くその時さえも、何もかも彼に委ねて。――脳を裂く稲妻のような痛み。喉が微かに蠢いて、額に仄かな汗が滲んで、それでも終わりまで彼の瞳を見詰めて、無抵抗に身を弛緩させる。そして、やがて彼によって己の一部が噛み切られた後、一にも二にも彼の名を呼ぼうとして、しかしそれは口腔をあっという間に満たした鉄の味が気管を塞いだ事で叶わず。ごぽり溺れたような音に続いて噎せ込む咳だけが、真っ赤な雫と共に口から零れ落ちる。それに煩わしげに身動いで顔を逸らし俯け、また溢れ滴る呼吸の弊害を床へと吐き出した次、しゅうっと通る蛇の如き鋭い吐息が生存を告げて。『クォーヴ、』不意に彼を呼んだのは声ではなくて、その胸元に滑らせた食指。向かい直した愛と執念にぎらつく瞳をにんまりと、身を侵す己が苦痛なんて気取らせないほどの法悦へ細めた後、『頑張ったね。』意志と同じく強い筆圧の指先で再び綴るは、想い人への甘い称賛。直後に彼の髪をわしゃわしゃと両手で思い切り撫で乱す仕草から、そこに子供を褒めるような悪戯さが含められているのも、願いを成し遂げた彼に受け取ってもらえるだろうか。)




1291: ヴィンス [×]
2024-07-16 21:06:36



>蘭玲(>>1287)


~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

>テーマ:お互いにときめきを感じないと出られない部屋
>制限時間:45min
>親密度:◆◆◆(両想い)

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(連れ去られる直前、何をしていたのかも思い出せない。視界を染め上げる黒い茨に何となくの察しはついて、何か面倒事に巻き込まれる予感にただただ面倒だと感じたことだけは記憶に新しく、床に仰向けに寝そべった姿勢にて意識の浮上とともにゆっくりと目を開けては仄暗い屋敷では見慣れない天井の白さに少し目を細めて。名を呼ばれれば、これまた緩慢な所作でそちらを見遣って「 ……蘭、 」寝起きでやや掠れた声でそう応えて。元来声を出すのも面倒な性分、呼名に対して目線だけで応答する事はあれど相手の名を呼び返す事などそうそう無い。それこそが怠惰な怪物にとって少女が特別な存在である何よりの証拠、起き上がりもしないまま頬を包む体温に喜怒哀楽の一切が抜け落ちたような表情こそ動かないものの自らの腹に乗せていた手の袖口から穏やかな橙色の花が咲き「 怪我、ない? 」今度は掠れぬ声でこちらもまず気にかけるのは愛しい人の安否。問い掛けの直後、寝そべる己の頭上辺りにパサリと黒い手紙が無の空間から転送されて。目線だけで少し上を向き、しかし特段危険な魔力の気配等を手紙から感じられなければ手を伸ばすのは面倒で、視線を彼女の顔へと戻してアイコンタクトにて内容の確認を任せたい旨を伝えて)




1292: レナード [×]
2024-07-16 21:08:59



>リーパー(>>1288)


……出来た奴を知ってる。だから不可能じゃない
(まるで誰かの伝聞を跨いで話すような調子にて、確かに前例はあると。くるり、その場で踵を返せば上等な跫音が微かに一度だけ響いて「 お前も出来そうだけどね。寂しがり屋な上に欲張りだから 」隠すものの無くなった様相の全貌、口許に浮かんでいたのは微笑ではなく感情の読めない無の表情。ゆえに揶揄ではなくただ彼の本質をそう評価しているという本心だけがそこに在り、部屋を一巡する視線を追うようにインテリアを見渡して「 …ほんと殺風景。お前らしいけど 」シンプルな感想には僅かな哀れみを添え、しかし彼が自分の好きな物で部屋をいっぱいに飾ったりする姿が想像できず直ぐ様声から色は消失する。何より、代償を重んじる彼は気軽に何かを頼めないのかもしれないと想像すれば「 何か欲しいならリーシュに頼めば?喜んで世話焼いてくれるんじゃない 」既に絵画や剥製等、殺風景な部屋を装飾するものを創る約束をしているなんて思いもよらずにそう提案してから、頬に触れた体温を甘受して。普段なら気安く触れるなと払い除ける確率の方が高いだろうに、僅かに離れていった手首を目にも留まらぬ敏捷性にて淡く掴みこちらへ軽く引き寄せるようにして見つめ合い「 今夜の俺は気分がいいんだ。お前の間抜けな寝顔を拝んでから帰ってあげる 」ニ、と口角を僅かに上げれば純白の牙が月光を反射して)




1293: ラザロ [×]
2024-07-16 21:10:39



>レオ(>>1289)


テメェにも腕白な頃があったってワケだ。何だよ、今は遠慮してンのか?
(落ち着いていて無駄な行動はしないように思える相手の幼少期を想像すれば、きっと子供は風の子を地で行くやんちゃ坊主だったのだろうと察しがついて軽く笑って。今はその頃と遜色ない姿だろうにそこまでお転婆に見えないのはきっと精神は実年齢のままだからだと察しはついているが揶揄うように語尾を上げて「 大工仕事で端材が出るんだ、気に入ったやつがありゃ持って帰っていいぜ 」どうやら乗り気な創作意欲をアシストするように自身がベンチを作った際の余った木材があることを思い出し、明日一緒に見に行くかと内心で予定を一つ追加して。背中に感じる今にも消えてしまいそうな儚い重みと確かな体温に握り込まれた両拳にはぐっと更に力が籠もり、元より自身以外に喰われてやる気はないと聴こえる言葉にわずかに瞠目して。腹を満たせれば何でも良いはずなのに、確かにあの夜貴方を喰らう気は最初から無かったし黒薔薇による悪戯にも腹の底から不本意だと感じた気持ちが脳に去来しては「 俺もだ 」と短く応えて。思いがけない約束の願いに此方からも首を捻って背後の彼を斜めに見下ろし「 ……。……おう、任せとけ 」僅かに含んだ間には一体どんな感情が動いたのだろうか。少し伏し目がちに沈黙した後さっと前を向いて数回浅く頷いてからそう答え、身体の向きを反転させては大きな手のひらで再度羊毛をわしゃりと撫でてそのまま脳天に手を置き「 この俺は、ドラゴンのラザロは一度立てた誓いは破らねえ。だからテメェも、その夜が来る前に俺以外の誰かに喰われねえように用心しろよ 」相手が子供の姿だからか、今は食指は伸びないし食欲もそそられない。けれど表面的な容姿ではなくたとえ縮んでいても変わらぬ精神性に約束を懸けて)




1294: クォーヴ [×]
2024-07-16 21:13:31



>ニール(>>1290)


(恋人同士の緩やかな戯れの先、脳にイメージしていたのは無慈悲な命狩りの鎌に似た鋭く研ぎ澄まされた断頭台。自らの歯列をギロチンに見立て、対象の首を余計な苦痛なく寸断する遠慮も躊躇いもない純粋な刃を――その試みが上手くいったかは分からないけれど、腔内に流れ込んできた生暖かい鮮血と舌の上でころり転がった小さな肉片が二人はやり遂げたのだと言葉なく語って。獲物を物理的に経口摂取することのない死神には血も肉も受け入れ難く、きっと愛しい愛しい彼のものでなければ一も二も無く吐き出していただろう。それなのに甘く舌の上を流れる美酒と同時に蕩けるショコラのように錯覚してしまうのだから、愛はきっと死神にとっては劇薬だ「 ニール、ニール 」それらを飲み下したのは死神にとって有り得ないこと。酩酊に殴られたようにも感じられる表情はきっと痛みに耐えてくれたであろう彼に呼応するような悲痛な面相にも見え、両頬を包む込んで何度も泣きそうな声で名を呼ぶ。飲み下し切れない血液が唇から垂れるのを視認しては「 ああ…、だめ、 」反射的に両手の先に魔力を集めようとしたのは早くその流血を止めて苦痛を和らげたかったから。しかし魔法の封じられたこの箱庭ではまるで折檻のように指先にビリと痛みが流れ「 ッ、あ 」と小さくそれに喘ぎ。出口はまだ開かないのか、周囲を見渡そうとした刹那に胸元に圧を感じれば一切の挙動を、呼吸すらも止めて「 ……っ、ニールこそだよ…ッ 」苛烈な程の妄愛は聖母マリアの無償の母性すら感じさせるほど純烈で清らかで、神を見たような心地にも似て泣き出しそうになるのを堪えながら髪が乱される感触にくしゃりと泣きそうに表情を歪めて。ふと、パキパキという音と共に壁の一部に空間が生じればその向こうには紛れもない愛しい人の自室の風景。今抱き締めればもっと血が出てしまうかも、そんな思いから今すぐにでもきつく抱擁したいのを我慢して「 行こう、ニール。早く血を止めなきゃ、はやく 」死神がこんなに焦る姿はきっと長年の付き合いたる屋敷の面々も見たことがないだろう、恥も外聞も忘れてただ貴方の命を守らんと双肩に手を添え支えるように出口の方へと進もうとして)




1295: 執事長 [×]
2024-07-16 21:14:45



>ゲリライベント:明晰夢の廻廊開催中!【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/2024/06/25/211417


>新規住人を1名追加/鬼♂


>通常交流・イベント交流問わず、ご新規様・常連様・お試しの方等々、演者様を募集中です[ 今夜の案内役:クォーヴ ]



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●レオ × ラザロ ⇒ 【 >>1293 】 ※日常イベント「九尾の神通力」発生中
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1296: レオ [×]
2024-07-18 01:37:02



>ラザロ(>1293


(彼からの笑いに頷きかけたが、その前に連なった問いにそれが止まる。一瞬答えあぐねた様子だったものの、この短時間で何度も聞けば、対人に鈍い流石の狩人にも揶揄の色味は理解出来て。「…見た目がこうでも、中身まで変わった訳ではない。」けれどもその対応は経験不足。困惑か戸惑いか眉を垂らして八の字に寄せつつ、いつもの朗々さを声から欠いて目をさ迷わせ、「…解っていて訊いているだろう。」しかし先程よりは多少なりと言葉を返す。「本当か?では、幾つか頂こう。」正しく渡りに舟、ぱあっと輝く声に綻ぶ笑顔は明日への期待、そしてこれからの愉楽を一目に伝える。――ぶつかり合った互いの目線。探りも疑いもしない瞳で待ち、聞き終えたその答えに何とも嬉しそうに眦を柔らかく細めて、「ああ、勿論。」撫でるその掌を受け止める。そこからもう一つ、返された約束に躊躇い無く是を贈り、「君の為の私の命だ。他の誰にも渡さない。――君に誓おう、ラザロ。」自らの心臓に片手を置いて、凛と真摯に彼と彼の命へ契りを立てる。……この誓いがあるならば、彼にそう告げてもらえるのならば、“その夜”が何時来たとてきっと不服も未練も残らない。「…ありがとう、ラザロ。」その穏やかさに満ちる礼の言は、己でも何を対象とするかは知れず、だが心の底から湧く喜色に口から零さずにはいられなかったもの。ふっと吐いた安穏の息のついで、それまで感じていた緊張も解けたらしい、くあ、と大きな欠伸が溢れ出て。「……む。少し眠くなってきたな。」昔同然に情報量の多い五感の処理疲労、すっかり温まった身体、それに彼の存在と匂いの安心感。そのどれもが相俟っての相乗効果で誘発されたそれを呟きつつ、ほんのり重くなった瞼をむず痒そうに手の甲で擦ってはゆったり瞬きを繰り返す。)




1297: ニール・グレイ [×]
2024-07-18 01:45:35



>クォーヴ(>1294


(愛しい声が呼ぶ名を聞きながら咳き込む合間、己は噛み切った直後の彼の喉元、“自分だったもの“が確かに嚥下された光景を思い返す。痛みばかりが刺々しく支配している思考へのその甘い毒、ぞわぞわ広がる得も言われぬ恍惚が苦痛を少し遠ざける。今にも泣きそうな彼の顔は、此方の所作と相俟って子供っぽくも見えて場違いに微笑みが零れてしまう。…不意に何かが罅割れるような、枝が壁を伝うような音に視線を上げる。壁に開いた空間の向こう、広がる見慣れた部屋に課題の達成を再認識する数秒の隙を突き、また喉を塞ぎかけた赤に噎せ背を僅かに丸めて。同時に巻き込み気味になった肩に彼の手、ちろり見上げれば言葉に違わない焦燥に染まった表情。珍しいそれに見入ったのも一瞬の事、促しに踏み出しそうになる脚をぐっと突っ張って逆らい――むにぃ、と伸ばした指先で彼の片頬を摘まんで引っ張る気の抜けた仕草を敢行。「ぅ、おーヴ、」それから今度こそ発した肉声は文字通りの舌足らず、溢れる雫も邪魔してもどかしい血濡れで、それでも彼の名を紡いでみせた。そして向かい合ったその胸元、人間であれば心臓の位置へ、『落ち着いて。』頬を離した食指が沈着と、力強くそう一言。……もっとも、失った血と侵す痛みの分だけ肚の奥底から煮え湧く生への欲動と、先の恍惚や戯れの艶熱が混ざってぎらぎらのぐちゃぐちゃ、普段は“お行儀悪い”と隠す獣の本能が剥き出しな深紅の瞳では、それに説得力など無いかもしれないが。『ねえ、』深く吐いた息でケダモノの唸りを灌いだ後、ふとまたにんまり口の端を悪戯に上げて指が告げるのは、『部屋まで抱っこしてくれる、ダーリン?』焦る彼とは正反対に呑気で、心配や危惧など露知らずといった、恋人にべったりと甘える要求。わざとらしく小聡明い言葉でそう綴り終わるや否や、彼の是非を聞く前に肩に両腕を巻き付ける。そのまま擦り寄った首筋や見上げた頬へ、未だ零れる紅に濡れる唇で擽るようにキスをして戯れつき、鮮やかな生命の色で象られた己の痕跡を彼へ幾つも残していく。)




1298: 蘭玲 [×]
2024-07-18 19:57:12





>ヴィンス( >1291


( 返ってきたのはやや掠れているように聞こえるものの、普段と変わらぬ呼び名。それに緩く口角を持ち上げて笑みを見せる事で返答の代わりにして。表情筋は動く事がないものの、咲いた花が彼の心情を雄弁に語ってくれる事は知っているために特段感情が揺れ動く訳ではない。袖口に咲いた橙の花は視界の隅へと捉えながら 「 勿論、平気 」 同じように安否を気に掛けてくれる事が堪らなく愛おしく、頬を包んでいた手の親指で彼の目元を緩く撫でるように触れて。彼の頭上へと視線を向けるのは紙が落ちたような音が聞こえてきたから。こんな非日常的な空間でも流石と言うべきか、常と変わらぬ怠惰さを見せる様子に苦笑を浮かべつつも素直に黒い手紙へと手を伸ばすのは想い人たる彼に対しての信頼の証。寝転がったままの彼の隣へと座り封を開いて 「 制限時間45分以内に互いがときめきを感じられれば出口は開かれる。制限時間を過ぎればここが互いの墓場となる…? 」 手紙の内容を読み上げるのは、きっと彼は目を通すことすら面倒臭がるだろうと思っての事 「 ときめきって……感じようと思って感じれるものじゃ無いでしょ… 」 呆れ半分の声色で呟くように落とし、手紙から視線を彼の方へと戻すと共に手に持つそれを彼も見れるようにと文面が書かれている方を向けて )





1299: リーパー [×]
2024-07-18 19:57:43





>レナード( >1292


本当に出来ンなら、レナードの部屋から見える場所に咲いてやんよ
( 表情に何の色も滲まない彼の反面、口角の片側だけを持ち上げて見せ。揶揄うつもりは無いのだろうが、他の誰かに出来たとて己にとってはたらればの話。かと言って死して尚誰かに個として認識してもらえる話を素直に聞き流す程欲が無い訳でもなければ考える素振りから見て取れるだろうか。そんな折に耳に入ってきた交流のあるヴァンパイアの名前にきょとんとした表情で 「 マリーシュカとはもう約束してんだけど 」 僅かに首を傾けるのは昔馴染の事を気に掛ける彼女の事だから、何かしらの形で話をしているものだという思い込みによるもの。伸ばした手がすんなりと頬に触れた事に対しても内心驚きがあったものの、表層上へとそれが顔を出す事はぐっと堪える事が出来たのだが、離れようとした途端に掴まれた手首に 「 は、 」予期せぬ出来事に漏れ出たのは間の抜けた声。思いもよらぬ方向へとかけられた力は僅かなものだが、ぐらりと傾く身体は咄嗟に反応出来る訳もなく彼の方へとバランスを崩れ。やや見上げるようになりながらも交わる視線の先に口角の持ち上がった笑みが見て取れれば僅かに瞠目して。彼の手を煩わせる事なく体勢を整えれば、無理に掴まれた手を振り解くような事もせずに視線だけを向け 「 ……調子狂う 」 ぼそり呟くのは恒と違う彼の様子から。おぶって自室に連れ帰ってくれたのも、先程の発言も。きっと本当に機嫌が良かったから、その一言に限るのだろうが特別扱いされるような、そんな擽ったさが何処となく居心地が悪く感じるのは長らくそんな感覚とは無縁だったから。「 部屋いるなら突っ立ったままじゃなくてどっか座れよ 」 振り解く事が出来ない程の力で掴まれている訳ではない手を解かないのは、触れられている事が嫌では無いから。彼の方から離されるまではきっとそのままの状態で )





1300: アビス.レイ [×]
2024-07-18 20:00:21

、、俺も参加していいか?
(主/どうも!オリキャラで参加希望です!参加して宜しいでしょうか!)

1301: ラザロ [×]
2024-07-18 22:33:03



>レオ(>>1296)


よォし、じゃあひとつ例題だ。暇持て余してるテメェの部屋に、会ったことねえ奴が来るとする。お行儀よくノックして、『自分はラザロの友人で、レオと話す許可も得ている』とよ。どうする?
(ここ最近ずっと胸の内を曇らせていた忸怩たる思いは小さな彼との約束にて昇華され、まるで父親が自らの小さな息子へクイズを出すかのような朗らかな調子で語り掛ける。胡座をかいたまま両肘をそれぞれ膝の上に乗せるようにして体勢は前のめりに、試すような眼差しながら口角は上がった状態にてこの屋敷における日常のワンシーンを例にと上げて回答を待ち「 俺を唸らせる答えを出せたら寝かせてやらァ 」多少パワハラ気質な発想にも勿論悪意はなく、子供特有の幾ばくか丸みを帯びたほっぺたをぽにょぽにょと数回柔く摘んで。自分はといえばそのまま最初の体勢にて一足先にベッドに横たわり「 俺が寝ちまう前に答えなきゃ、今夜は眠れなくなっちまうぜ 」意地悪な急かし方は特に目を掛けている獲物の反応を見たいがための稚拙な戯れ。ケラケラと楽しそうに笑いながら多少のタイムラグはあったものの相手につられてギザギザの牙を晒して大欠伸を零し)




1302: クォーヴ [×]
2024-07-18 22:35:10



>ニール(>>1297)


(帰還を阻む力にまだこれ以上何かあるのかと胸中で黒薔薇を恨めしく思いかけた寸でのところで、その根源が思いもよらぬ所から発せられていたと気付く。支配者の傍迷惑な悪意で満たされたこの空間に長居は無用と解っている筈なのに何故、そんな風に明らかな困惑を湛える眼差しにて覗き込むように相手の表情を伺い「 なあに…、? 」痛々しい音で紡がれた名に恐る恐るといった様子で応え、鎮静を促す言葉には息を詰まらせたような音だけを返してだったら早く此処から出ようよと言いたげに眉を下げて。何もこんな所でせずとも良いおねだりに困った表情のまま瞠目すること一秒、様相は崩さずしかしふっと穏やかに口許は笑って「 そうだね、頑張ったもんね 」暢気とも言える彼の行動の数々は黒薔薇の本当の恐ろしさを知らないからなのだろうか、否彼ならばそんなもの気にも掛けずに自分のやりたいように振る舞うのだろう。そんな貴方を好きになったのだから、可愛いお願いを却下するなんて有り得ない。此方から彼の肩へと手を回し、もう片方の手で相手の両膝の裏から抱え上げるようにして持ち上げ「 ……口の傷、治るまでキスはお預けにしようか 」いくつもの唇の痕から香る鉄にどう足掻いても深い傷を負わせてしまったのだと今夜何度目かの実感を抱き、出来るだけ振動を与えないよう注意を払って暗い道を進みながらそう提案を。勿論自分だってそんなの辛い、だから「 その代わり、口以外にはいつもの百倍キスさせてね 」ふ、と柔らかく微笑み真っ白な髪へと淡い口付けを落とす。そうして部屋に戻れば、背後で白い箱庭への通路はピシピシと音を立てて閉じてゆくだろう)


【 今回のテーマでの脱出は成功です。イベントへのご参加ありがとうございました。期間中は何度でもエントリー可能ですので、もし別テーマにもご興味ありましたら再度エントリーいただけると嬉しいです。改めまして、素敵な明晰夢をありがとうございました 】




1303: ヴィンス [×]
2024-07-18 22:36:44



>蘭玲(>>1298)


(一先ず相手の安全を確認できれば今度は左耳の付け根あたりから又一つぽわりと薄橙の花が咲いて。楽しいお喋りが出来るわけでもないし気の利いた事を言うのが得意なわけでもない、おまけに表情筋の死んだ怠惰な怪物と来ている、そんな自分を慈しんでくれる体温には確かに胸のあたりが仄かに色づき熱を持つような心地を覚えて。謎の手紙の内容を読み上げてくれた事に内心で“流石、俺のことよくわかってる”と感じて。ときめき、あまりピンとこない言葉の強要に加えて剣呑な結末を一方的に提示する内容には面倒臭い以外の感想が出てこず、鎖骨の襟口辺りから灰色の小さな花がひょろひょろ数輪開く。続いた彼女の呆れたような呟きに同感するも声はおろか首肯の一つもなければきっと何を考えているのか全く伝わっていないだろう。やにわに下からゆっくりと片手を伸ばし、彼女の頬に添えればぐっと手前に引き寄せ、自らも腹筋の力で上体を持ち上げる事で冷たい唇を彼女のそれに不意打ちと重ね合わせ、やがて腹から力を抜きぽてっと頭を床に預け「 …感じた? 」ときめき、と視線だけで続きを綴ってはいつもの無表情にてじぃっと見つめて)




1304: レナード [×]
2024-07-18 22:38:00



>リーパー(>>1299)


そしたら俺が直々に水をあげる。気が向いた時だけね
(永遠に枯れない黒薔薇に水遣りは不要だと察しの良い彼ならば気付いているのかもしれないが、テンポよく返したのは単に言葉の応酬に戯れを混ぜただけのこと。確実に叶えられない約束はしない、という彼の流儀に倣い自らも保険の一言を抜け目なく付け足して「 ……初耳。どういうつもりなんだか 」仏頂面に相応しいジットリした目つきは僅かに驚きに瞠られて、前夜だったかその一つ前だったかに会話をしたばかりの馴染からそんな話題が出なかった事に何だか胸がざわつくような心地を覚えて又むきゅっと眉間に皺を寄せ。気にかけてやれとは言ったが自分に内緒で馴染と彼が仲を深めるのは何だか気に食わない、次の食事候補たる彼を横から掻っ攫われるやもしれぬという可能性が浮上したのが面白くないのだろうか。不機嫌に傾きかけた心地も不意を突かれた彼のリアクションにて好ベクトルに持ち直し「 寝顔を見たら帰るんだから、座るなら此処でしょ 」あっけらかんとそう告げれば一応彼の個室であるにも関わらずつかつかと遠慮なしに歩みを進めて。その間も掴んだ手首は離すことなく彼を引っ張るようにして、慣性のままベッドに乗るようにと導けばそこで初めて解放し自身はベッドの縁へと腰掛けて「 そんなフラフラなんだから直ぐ寝付けるよね? 」プレッシャーを感じさせる気があるのかないのか、一瞥を向ければ枕をぽふと軽く叩いて)




1305: クォーヴ [×]
2024-07-18 22:39:59



>アビス(>>1300


やあこんばんわ、はじめまして。僕は今夜の案内役のクォーヴ、お屋敷に興味を持ってくれてありがとうね。
グランギニョルの演者としてお屋敷に入るには準備が必要でね、トピック冒頭の案内記事からHPに飛んでもらってルールや世界観を確認の上ロルテストを含むプロフィールを書いてもらわないといけないんだ。誰も彼もが黒薔薇に選ばれて攫われてくるわけではないから、プロフィールを用意してもらっても必ずお屋敷に入れるってわけじゃない事は事前にお伝えしておくね。
それと…ルールにもある通りこのお屋敷では中~長文でのやり取りがメインになるのだけれど、その辺りは問題ないかな?平均して1レス500文字辺りが目安だから、もし短い文章でさくさくやり取りがしたい場合はお屋敷で暮らすのはオススメ出来なくて。…ああそれとね、此処では完也推奨だから、差し支えなければ次から君自身の口調でお返事をくれると助かるんだけど…いかがかな?




1306: レオ [×]
2024-07-19 22:52:50



>ラザロ(>1301


……ふむ、
(目を擦る手を下ろしたその矢先、誓いの時より少々ばかり距離の近付いた彼からの例題。七匹の仔ヤギさながらのその光景を思い浮かべては、瞬きと共にほんのり鈍い思考を回し始める。だが本格的に考え込むその前に、頬に受けた感触に不意を打たれて、むあ、と何とも情けない驚きの声が緩く上がる。しかし悪意害意の無い彼にはされるまま、「…中々難しい事を言うな。」冗談に追加された条件へ唸りを洩らして、顎を指先で押さえつつ頭を巡らせる。座った姿勢は正したまま、むっと微かに眉間に皺を寄せて悩む刹那、また届いた声に今度は口をもごつかせて眉を垂らす。「待ってくれ、それは困る。」答えを聞かせられない事にも、よもや眠れないかもしれない事にも焦って、笑う彼とは対照的に弱った様子で言葉を返した後。「……そうだな、まず不用意に扉を開かない事は第一だ。礼儀に則った行動しているからといって、安全な相手であるとも話が通じる相手であるとも限らない。」始めに出た答えは基本中の基本、そして先日話した怪物との出来事から、いやに実感を帯びた部分。「それから……私がラザロの獲物である事も、念の為伝えておくだろうか。」思考の迷いを示すように視線は彼方此方うろうろと、それでも誰彼構わずノックに応えていた頃よりは、警戒の情緒は随分育っているようで。「……言葉が嘘か本当か見抜ければ、それが最も良いのだろうがな。」膨らむ髪の根元に五指を掻き入れつつ、一番の悩み所をぽつり落とす。…人に関わってこなかった弊害。動物相手に感情や行動を読む術の方が長けている分、対人の交渉術や見識眼など皆無に等しい。「……“許可を得た”という証でもあれば、幾らかマシかもしれないが…」悩む内、熟考に慣れない頭へ段々舞い戻り始めた眠気に、思考は取っ散らかりだした様子、本題とはやや逸れた方向に考えが及んでいく。「たとえば合言葉、合図だとか…」茫洋とした言葉の途中で再びの大欠伸。続く言葉も霧散して、座りっ放しの頭はベッドに倒れ込まない寸ででぐらぐら、器用で豪快な舟を漕ぐ。)




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