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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1582


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1041: リリー・フリント [×]
2024-06-09 15:53:31





指名:レンブラント or カナニト
希望ルート:

名前:リリー・フリント
性別:女
年齢:16歳
職業:ピアニスト

性格:ふわふわとして優柔不断そうな外見からは反して存外しっかり者で自分の意見はしっかりと持っているタイプ。顔を合わせる事の少ない両親からは蝶よ花よと甘やかされながら育ち、我儘放題では無いものの王室育ちの令嬢さながら少々世間一般とはズレた感覚を持つ世間知らず。何かイレギュラーが起こった際には自己犠牲の精神が前面に出る事勿れ主義で、外的要因のストレスには弱く溜め込みがち。感情表現豊かで表情がくるくると変わるものの、喜怒哀楽のうち怒の感情のみが大きく欠落しており滅多な事では機嫌が悪くなるだなんて事は無いだろう。自分自身でも気付いていないが、執着心並びに独占欲が強く心の隙間にするりと入り込んでくるものに対して無条件に信じ、依存してしまう節がある。

容姿:淡い栗色の髪は緩く巻いたような癖のついた腰の辺りまでの長さのロングヘアで、前髪はセンターパート。サンタマリアアクアマリンのような透き通った水色の虹彩は少し垂れ目がちな瞳で、持ち上がった口角と合わさり柔らかくゆったりとした印象を与える事だろう。シフォン素材の淡色ワンピースにウエストの辺りでブラウンのベルト、足元は3cm程度の高さのパンプス姿。身長は158cmで女性らしい凹凸がはっきりとした体躯。アクセサリーの類は左右のロブに1つずつのワンポイントピアスのみ。

備考:コントラバス奏者の父とフルート奏者の母の間に生まれた一人娘。有名オーケストラに属する両親は世界中を飛び回っている為に、別で暮らす時間のほうが長く幼少期からお世話になっているのは母方の兄であるピアノ講師の家。音楽の才能は両親から多分に引き継いでいたようで、音楽に興味を持ったのは3歳の頃。よく耳にしていた音がピアノ且つ師となる人物が身近にいた事が影響してか、瞬く間に上達し大きな舞台へと立ったのは10になる年の事。弱冠10歳のピアニストなんて持て囃される反面、クラシックの世界では親の七光だとコソコソされる事が多く満足に弾く機会が無い事がストレスだったが音楽のストレスは音楽で晴らしてしまえ、との考え方をしており名前も顔も出す事無くジャズバーで週に2回程の演奏を行い気を紛らわせている。趣味も特技も音楽、と答える程度には音楽の世界にどっぷりと浸かっており浮世離れした思考は携わった舞台演劇だったりバレエの演目だったりによるもの。

ロルテスト:
( 最後の一音を余韻たっぷりに弾ききれば一瞬の静寂の後に会場中に響き渡る割んばかりの拍手。椅子から立ち上がり優雅に一礼をした後に舞台袖へとゆったりとした足取りで捌ければブザーの音と共に段々と下がってくる幕。ヒソヒソとされている声が聞こえない訳では無いが、親の名があるのは事実。にっこり、何も聞こえていないような振りをして 「 お疲れ様です、お先に失礼致しますわ 」 なんて声を掛ければ罰の悪そうな顔をするのならば初めから言わなければ良いのに。小さく溜息を吐きつつ与えられた控室へと到着すれば初めに窮屈なコルセットを外し、次に綺麗に結い上げられていた髪を解くためにピンを外そうか。心に残るモヤモヤとした黒い影を見て見ぬふりをしても良いが、確か今日は伯父さんも教室があるからと不在だったはず。普段お世話になっているあの場所は開いていたかしら、ああその前に一度家に戻ってから……思考をあちらこちらに飛ばしながら着替えを済ませ結っていた後の付いた髪は高い位置で一つに纏めて帰宅の準備を整え、さあ帰ろうと振りむいたところで部屋の中央、机の上に置いてある封筒の存在に気が付いた。「 こんな物、入ってきたときにあったかしら…… 」 ぽつと口を突いて出た言葉は誰の耳に届く事なく宙に溶けて消えてしまう。おずおずと手に取ったのは、今日一日この部屋を使う人間は己だけだと知っているからの事。きっと頭を巡らせている時に誰かが入ってきて置いたんだわ、そうじゃ無ければおかしいもの。そんな風に結論付けてしまうのは己の短絡的な思考のせいか。お行儀の悪い行為だとは理解しつつも、この場にあるはずの無いペーパーナイフの類を探すよりも先に封筒の隙間へと細い指を差し込み開封すればパラパラと落ちる黒い封蝋。中に目を通し、誰かの悪戯かしら?そう首を傾げたところで意識が途絶えた。再び意識を覚醒させる材料となったのは扉をノックする軽やかな音。くあ、と小さな欠伸を漏らしつつ片手で霞む目を擦りながらベッドから降りて 「 ……伯父さん?ノックするだなんて珍しい 」 己の部屋を訪れる人間なんて同じ屋根の下に住んでいる血縁者くらいもの、と対して警戒心を抱きもしないのは未だ周囲を見回し自室との相違に気がついていないからこそ。「 どうかしたの?昨日も変わりなかったわよ 」 ドアノブを回して扉を開き、廊下に立つ見慣れたはずの姿を視界に入れようと視線を持ち上げ )


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こんばんは、ご機嫌麗しゅう……だなんて堅苦しい挨拶からごめんなさい。先に来ているお姉さんがいるから、私の方からは簡単に失礼させてもらうわね。

先ず指名に関してのお話なんだけれど、悪魔の兄弟のうちどちらに先に会ったとしても翻弄される事は変わりがないだろうしお好きな方でお迎えに来てくださって構わないわ。
それと、ルートに関する事なのだけれど、空欄なのは初めのうちは全ルート視野に入れたまま交流を深めたいってお願いなのと……お恥ずかしながらこの歳まで “ 恋愛 “ というものに触れた事が無くって…。恋愛ルートに入るのなら少し自分の気持ちに気がつくまでに時間がかかってしまうかも知れないという事だけ先に理解しておいてくださるかしら。

あとは……そうね、明らかな依存先だったピアノに満足に触れられない状態が長く続くとしたらきっと私の依存先は簡単に変わってしまうと思うわ。それを許してくれる人たちと深い仲になれたら嬉しい、だなんて我儘かしら。

あまり多く話すぎるとご迷惑だろうし、お伝えしておきたい事はお伝え出来たから私はこの辺りで失礼するわね。ふふ、本当は私が出てお話をしたいのだけれど、私もお姉さんも、お兄さんのお話もってなったら大変な事ぐらい重々分かっているつもりだし、迷惑になる事は避けたいもの。先に来ているお姉さんと一緒で何かあれば今お話をしているの最中のお兄さんにでもお伝えくださればお答えさせてもらうわ!





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