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1290:
ニール・グレイ [×]
2024-07-15 20:24:51
>クォーヴ(>1284)
(己の拙い五文字と艶めく戯れ、そこに彼の微笑みが乗せられて、「――ん、」誘った唇が重なる一瞬、思わず声が洩れ出たのは、それが普段の彼から考えられない程の情火を伴っているものだったから。冷たい筈の唇が触れる度、まるで熱を移され火照る錯覚を味わいくらり揺れた頭の内、合わされた額に朧に蕩ける瞳がまた彼を映して。「……うん。」たった一言なのに、身体を擽ったく痺れさせるその想い。嗚呼、こんなにも貴方は“俺”を見詰めてくれる。だから応えて、応えさせて、愛の証跡を此処に――瞬きもしない貪婪で一途な紅の焔が、そう語る。……彼の促しに、躊躇いなど在る筈が無い。愛しい掌へ従順に上向き差し出す舌の先、そこに絡まる感触に背筋を甘く粟立てた一瞬、彼の牙を感じ取って。「…………、」細く息を吐く、彼の為に。全身ごと舌の力も抜いて、切り易いように。ぶつりと境界を鈍く貫くその時さえも、何もかも彼に委ねて。――脳を裂く稲妻のような痛み。喉が微かに蠢いて、額に仄かな汗が滲んで、それでも終わりまで彼の瞳を見詰めて、無抵抗に身を弛緩させる。そして、やがて彼によって己の一部が噛み切られた後、一にも二にも彼の名を呼ぼうとして、しかしそれは口腔をあっという間に満たした鉄の味が気管を塞いだ事で叶わず。ごぽり溺れたような音に続いて噎せ込む咳だけが、真っ赤な雫と共に口から零れ落ちる。それに煩わしげに身動いで顔を逸らし俯け、また溢れ滴る呼吸の弊害を床へと吐き出した次、しゅうっと通る蛇の如き鋭い吐息が生存を告げて。『クォーヴ、』不意に彼を呼んだのは声ではなくて、その胸元に滑らせた食指。向かい直した愛と執念にぎらつく瞳をにんまりと、身を侵す己が苦痛なんて気取らせないほどの法悦へ細めた後、『頑張ったね。』意志と同じく強い筆圧の指先で再び綴るは、想い人への甘い称賛。直後に彼の髪をわしゃわしゃと両手で思い切り撫で乱す仕草から、そこに子供を褒めるような悪戯さが含められているのも、願いを成し遂げた彼に受け取ってもらえるだろうか。)
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