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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
603:
ユギン/ラザロ [×]
2021-05-04 21:12:50
>レオ(>601)
――レオ!やあやあようこそ、本当にとっても久し振りだね。長らくお屋敷を空けていたけれどまたこうして君に会えてとっても嬉しいよ。君との縁がまだ繋がる事に心から感謝しなきゃだね。…そうそう、今夜の案内役は僕なんだ。本編ではまだ君と出会えていないけれど、機会があればお話出来たら嬉しいな…ふふ。
そうそう、宝箱の方にもメッセージをくれてありがとうね。執事長からの返事は同じく宝箱に入れておいたから、気が向いたら見てみてね。勿論、あちらへのお返事は不要だよ。
さて、お祭の続きからだったね…アンカーの提示ありがとう。レオとラザロの夏祭りを見返していたら、とっても懐かしくて暖かい気持ちになったよ。僕からすれば少し妬けたけどね、良いなあラザロは。嗚呼、念のためのおさらいだけれど、祭におけるレオの服装は>511、ラザロは>512に記載のある通りだよ。
前置きが長くなっちゃったね。ふたりの夏祭り、どうか心行くまで楽しめますように。
***
どうした、どっか痛ェのか?やっぱギレルモの野郎に何かされてたんじゃねえだろな?!
(ラムネは人間界の飲料ゆえに、怪物たる自分では味も感じられなければ炭酸による刺激など皆無に等しいもので。それこそ少しベタつく水を喉へ流し込んだ気でいたがゆえに、何かしらの違和感を感じたような貴方のリアクションに目敏く反応して。武骨な両手で貴方の頬を挟み込み、半強制的に顔の角度を変えさせながらズイと顔を寄せて異常が無いかを探る。先ほどあんなハプニングがあったからこそ珍しく過保護な様子で「 口ン中とか切ってなけりゃいいんだけどよ… 」ぶつぶつ独り言を呟きながら、ともすれば空っぽになった貴方の口腔内を奥まで視診するつもりのようで。そこで貴方が指差した方に気を取られて「 あ? 」と返事代わりの声を短く落としぐるりと身を反転させてそちらへ目線を向ければ、カラフルな水風船が浮かぶビニールプールの屋台とそれを守る見知った怪物の姿を見届け「 ああ、ありゃ"水風船すくい"っつう遊びなんだと。水に濡れたら千切れちまう釣り針であの丸いやつを掬い上げて、たくさん掬えりゃ景品が貰えるって寸法だ。ったく人間っつうのはよくもあんなチマチマした遊び思い付くよなァ 」事前に頭に入れておいた祭道楽の知識から質問に対する回答を告げた後、豪快でとても手先が器用とは言えない自分には到底縁遠いレクリエーションに対してハンと鼻を鳴らし「 興味があるなら行くか? 」あくまで自分は貴方が楽しむのを見ているだけのつもりで気軽に意思確認をしながら貴方へと向き直れば、先ほどの貴方の反応を思い出して「 ゆっくり飲めよ。飲みきれなけりゃ俺が片付けてやるからよ 」炭酸で胃や喉に負担がかからないかと心配しつつ、任せとけと言わんばかりに親指で自分を指し片方の口角を吊り上げて)
604:
レナード [×]
2021-05-04 21:43:02
>リーパー(>602)
……なんだ、馬鹿じゃあないみたいだね。次は最初から素直になりなよ。
(中には獲物として拉致されてもなお、命知らずにも怪物に牙を剥く活きが良過ぎる者も存在する。傲岸不遜なヴァンパイアに言わせてみればその輩は身の程を知らないただの愚か者で、だからこそ貴方もその類だと考えていた当てが外れてはフッと張り詰めていた空気を和らげて。どうやら素直な獲物を好むらしい怪物はクイと指を曲げる事で魔力により置かれたナイフを空中にて手繰り寄せ「 仕事、ねえ。お前がシリアルキラーだって言うなら、その血生臭い名前にも納得だけど。 」先に名乗らせておきながら気紛れに自分の名前も明かさぬまま、冷たい刃物を角度を変えて眺めながら口角にわずかな弧を描き「 この屋敷の死神たちとも仲良くなれるんじゃない? 」冗句と本気の判別がつかない調子で他の怪物の存在を示唆しながら、今のところ貴方の相棒を返却するつもりはない様子で。さてどう処分したものかと手持ち無沙汰に刃物を観察していれば、予想外にもすんなりと無茶苦茶な理不尽を受け入れるような貴方の言葉に思わずわずかに目を瞠り、刃から声の主へと視線を移して「 ――その通り。この状況で笑っていられるなんて、随分変わった獲物だね。 」不機嫌な炎を燻ぶらせていた双眸は一抹の興味の色を呈して。屋敷へ攫われてきた人々は普遍的な価値観ではひどく気の毒だが、ヒトを家畜と割り切る自身は貴方を可哀想だなんて微塵も思わず、だからこそ他の獲物のように理不尽な現実にギャアギャアと泣き喚いたりしない事に感心したのだろうか。本当に体重があるのか不審になるほど足音の一つもなく、貴方の座すベッドの前に一瞬で移動すれば手にした刃を暖かく脈打つ首筋に戯れに添え、自身の唇は形の良い耳元に寄せて「 今夜俺に喰われるかもしれないって、本当に理解出来てる? 」まるで興を引かれた獲物に少しちょっかいをかけて甚振るような、捕食者の愉悦をわずかに囁くような声に乗せて)
605:
アヴァロン [×]
2021-05-04 21:49:03
>クォーヴ (>599)
うむ、承知した!如何なる時も己の道は己で選択しなければならない、改めて肝に銘じておこう。
迎えの手配に感謝する。黒薔薇の屋敷で迎える最初の夜だ、私も存分に楽しませてもらう。では、宜しく頼むぞ!
(起き抜けと呼ぶにはあまりに体が重く、普段ならば直ぐにはっきりと明瞭さを取り戻すはずの意識が依然ぼんやりとしていた。まさか夕食に何か盛られでもしたかときな臭い予感の傍らで、扉の向こう側から聞こえる声に聞き覚えが無いことを認識するや否や全身がぴりりと警戒態勢に入る。それは恐らく騎士としての本能であり、扉を開くその音と呼び掛ける声の主へ向かって鋭い眼差しを向けた――が、予想とは大きく異なる邂逅に堪らず警戒心は驚きへと打って変わることとなる。優しく穏やかな振る舞いも去ることながら、何より驚いたのは彼の姿であった。漂うと言うよりは纏わりつくようにして彼の身を包む黒煙は空気中へ溶け込むことはなく、ただその場で揺らめいている。如何やら衣服の類として役目を担っているようだが、無論目にしたことは無い。更には彼の目、"人間"のそれとは明らかに構造が異なっている。動揺はらしくもないが、今回ばかりは流石に理解が遅れを取って絶句した。とは言え、一方が名乗ればもう一方も名乗らなければ無粋と言うもの。「あ、ああ…」とやや歯切れの悪い一声の後、直ぐにでも動き出せるようにと寝台の外へ両脚を下ろし立ち上がると「私はアヴァロンだ。――すまない、少々理解が追い付いていないものでな。貴殿に敵意が無いことを祈るが…失礼、屋敷と言ったか?」と、怪訝そうな顔をして問い返す。この状況も、掛けられる言葉も、彼と言う存在そのものも、何一つ納得出来ないまま注意深く彼の動向を窺い、やがて再び口を開くと「…此処は何処だ?」と静かに尋ねて)
606:
クォーヴ [×]
2021-05-04 23:07:11
>アヴァロン(>605)
おや、名前まで勇ましいね。君はまさに騎士道の権化ということかな?
(無論、人間界にいた頃の貴方の職業は未だ知る由もない。しかし屋敷の中でも博識を謳う長寿の怪物は、貴方の名前から以前書庫で目にしたことのある物語を想起しピンと食指を立ててわずかに首を傾げ。立ち上がった貴方の予想以上の上背を座した姿勢のまま見上げれば、立てた指を自身の顎と頬の中間あたりに柔く押し当て微笑んで「 大丈夫、知りたいことは全て教えてあげるから。さあ座って、お目覚めにハーブティーはいかがかな? 」あくまでものんびりとしたペースは崩さずに、自分から見て東に位置する一人掛けのソファを手で示して。そのまま流れるように手を振れば、さながら指揮者に従うオーケストラのように使い魔のカラスがパタパタと現れ、魔法でふよふよ浮かぶティーセットの用意をし始めて。何の説明もないまま現実離れした芸当を見せられた貴方を慮ってか「 ああ、彼らのことは気にしないで。とっても有能でお利口な、僕の召使みたいなものさ 」呼応するように得意げにカァと鳴いた使い魔に微笑を向けた後、抱えていた鉢植えをそっと床に置いてから貴方へ向き直り「 此処はね、黒薔薇のお屋敷だよ。君が元居た世界とは全く位相の違う場所で、僕みたいな怪物が住んでいるんだ 」静かに組んだ両足、その膝の上で両手を組み合わせながら至極落ち着いた口調で――終始緊張感の欠ける微笑を浮かべたまま縷々と説明を紡ぎ。合間に自分もヒトではないと暗に告げながら「 君も今夜からここに住む事になる。囚われる、と表現する方法もあるけれど、衣食住の世話は彼らが完璧にこなしてくれるし、怪物が一緒なら屋敷を散歩する事だって出来るよ 」この屋敷に軟禁される事実を少しでも快方に向かわせるような言葉選びをしながら、組んでいた両手を解いて浅く肘を曲げつつ両翼を広げるように開いてみせて。そして一つ前の姿勢にゆっくりと戻りながら「 ここからは忠告だけれど、 」と前置いて「 ひとりで部屋を出る事はオススメできない。どうか気を悪くしないで欲しいのだけど、君がいくら名うての豪傑でもバケモノに敵う道理がないからね。 ――一方的に説明しちゃった、ごめんね。君からも何かあれば遠慮なくどうぞ 」既に手遅れやもしれないが、貴方の消化不良を少しでも解消せんと人当たりの良い柔和な様相を呈して)
607:
レオ [×]
2021-05-05 00:32:03
そうだな、とても喜ばしい。いつか君と話せる夜も、楽しみにしているぞ。…うむ、執事長からの返事も、勿論確かめたとも。宝箱にきちんと、大事にしまっている。
ああ、服装の記載までありがとう。……私もラザロとのやり取りを振り返って、胸が何やら暖かくなった。いつかは君とも、こういった感情を味わえるのだろうな。
では、ラザロとの祭りの一時、目一杯楽しませてもらおう!
***
>ラザロ(>603)
いや、だいじょ……っぶ!?
(ぴりぴりと細かな刺激が走る甘いものを飲み下した直後、上がった彼の声に否定を返そうとして、しかしそれは顔を覆いかねない程に大きい両手によって半端に阻まれる。それから其処に籠められた力に抗う術は無く、半ば強引に彼と向き合い、此方を──正確には此方の口腔を注視せんとする様を驚きに丸めた目へ映す。だがそれも一瞬の事、紡ぎかけで言葉を止めた為に薄く開いたままの唇を、極力大きな“あ”の形に変え、その柔い内側には一つの傷も無いと彼自身に確かめてもらう事を、崩れてしまった無事の声の代わりにさせる。次いで、指差した先の屋台の情報を彼から貰い、けれどもその要領を得られず僅かに首を傾ぐ。「……水風船、を掬う?ふむ…成る程、釣りの真似のようなものか。」己の口で彼の言葉を繰り返して漸く、その遊びの概要を掴み、また遠目に水に浮かぶ風船達を視界に捉える。「…行ってみるか。」再度彼と合わせた瞳には好奇が彩りを添え、是を返す声音も同じ色を咲かせる。「ああ。頼りにしているぞ、ラザロ。」その最後、先の炭酸への反応の為に贈られた言の葉へ頬を弛め、目を細めて朗らかに頷いた後、己の興味を引くその屋台を目指して足を踏み出した。)
608:
アヴァロン [×]
2021-05-05 08:34:46
>クォーヴ(>606)
いや、真の騎士道を体現するには甚だ未熟な身だ。しかし、志す者であると言うことに相違は無い。(得体の知れないこの状況下では警戒を解くことも未だ叶わず、それでも育ての親である神父から貰った大切な名を褒められることに悪い気はしなかった。胸に拳を押し当て、真っ直ぐに彼の眼差しを見返しながら答える姿は俄かに堂々たる騎士の威厳を取り戻し始めて。一貫して穏やかな振る舞いを続ける彼の前に、少なくとも今の彼を頭ごなしに敵と見做すべきではないと判断するだけの冷静さは一先ず取り戻したのか、指し示されたソファへ静かに腰を落ち着けて「お気遣いに感謝する。頂こう。」と頷いた。それにしても、先程から立て続けにこれまでの自身の常識を簡単に覆す事象が起こるものだからそのひとつひとつに驚きを禁じ得ない。腕の良い手品師なのか、或いは魔術の類か。そんな混乱を見透かしたかのような言葉が掛けられると、優雅に羽ばたくカラス達へ釘付けになっていた視線をはっとした様子で彼へと戻し「それは結構なことだな…これ程繊細な動きを仕込む術があるとすれば、我が王も嘸かし驚かれ、お喜びになるだろう。」と、動揺と言う隙を見せぬよう微笑んでみせる。ゆっくりと対話する環境が整ったところで彼が触れた本題、その内容には驚きも戸惑いも通り越して最早唖然とする他無かったが、まずは口を挟む事なくただ難しい顔をしたまま黙って耳を傾けた。他者との対話はターン制、律儀に彼の持ち時間の終わりを待ち、漸くこちらにその順番が回ってきたことを彼の問い掛けから察すると、深く深く息を吐く。そして、何を思ったか右手で自身の頬を力強く叩いたかと思うと、じんじんと確かな痛みを伴って熱を持ち始める頬に今度こそ諦めと決意の入り混じった複雑な表情を浮かべ「……… なるほど。何か悪い夢でも見ているのではないかと、僅かでも期待した己を恥じねばならんな。逃避は騎士にあるまじき行為だ。クォーヴ殿と言ったか、丁寧な説明にまずは感謝しよう。」と、努めて冷静さを保ったままの低い声で告げた。逃避は最早無意味。直面する他無くなった唐突且つ理不尽な状況にどう対処していくべきかと思案しつつ腕を組むと「取り急ぎ貴殿に聞きたい事は2つだ。ひとつ、何故私は此処へ連れられ、囚われたのか。ふたつ、私はどうすれば此処から元居た世界へ帰ることが出来るのか。」と、単刀直入に尋ねて)
609:
ラザロ/ミリアム [×]
2021-05-05 15:05:13
>レオ(>607)
ミリアム:
――――お?マジ待ちくたびれたしーやっとお客さん来たっつーの。はーい寄ってらっしゃい見てらっしゃい、豪華景品揃ってるよーん!
(面倒臭がりなドリアードから店番を替わったはいいものの、来る気配のない客を待ち続ける退屈と自分も黒薔薇の気紛れを堪能するため祭を見てみたいという欲求のダブルパンチに、椅子の背凭れにぐでぇと体重を預けたまま待ち惚けていれば、一人と一体の足音が近付いてくるのを耳聡く感じ取ってガバッと上体を起こしてその勢いのまま弾かれるように立ち上がり。不可思議な模様がデカデカと鎮座する布で目元を隠している様は一見して不気味と表現できるが、来客に心から嬉しそうにパチパチと手を叩きながら燥ぐ姿はともすれば貴方よりも幼いように捉えられても仕方がないほど無邪気で。盲目の分、他の五感が優れているのかスンスンと鼻を動かせば来客の片方が見知った怪物であると判別できたらしく「 ラザロの兄貴じゃーん。浴衣着てお祭ーってガラじゃないのにどーいう風の吹き回しー? 」間延びするような、とも少し違う独特の軽快な語り口調にラザロは鬱陶しそうに肩を竦める事で応えて。屋台一つを隔てて、先ほどよりも大袈裟に鼻をひくつかせてずいっと貴方へ顔を寄せ。そしてすぐにニンマリと笑って「 ははーん、あんたが噂のラザロのお気に入りっつーわけね。健康でいーにおいじゃん、さては好き嫌いとかしない派っしょ!いや~感心感心っ 」フレンドリーと言うべきか馴れ馴れしいと言うべきか、初対面の貴方の肩をバンバンと叩きながらひとしきり満足した後、屋台の下に屈みこんで何かを手に取り、50cm四方の小さな黒板を取り出し貴方へ見せるように胸の前で掲示して)じゃじゃーんっ!これがあーしの屋台であーしが考えたスペシャルスイートな景品だよんっ
黒板:
●水風船10個以上…いつでも使える!赤裸々本音チケット!
⇒1回限りで絶対に相手の本音を白状させるおまじないを刻んだチケットだよ!
○水風船7~9個 …万能!人間界のブツお取り寄せチケット!
⇒時空を超えて人間界の物質をひとつだけ召喚できるよ!おっきすぎるもの重すぎるもの危ないものはNG!
○水風船4~6個 …メチャアゲ!ミリアムとガールズトークチケット!
⇒スーパーカリスマギャルことミリアムをいつでも呼び出してお喋りできるチケットだよ!
○水風船1~3個 …密室デート?!お屋敷の映写室を一晩貸し切りチケット!
⇒広ーい映写室でお好きな映画を一晩見放題!もちろんお供は必須だよ!
○参加賞 …皆にプレゼント!ミリアムチョイスの甘辛お茶請けアソート!
⇒もちろん人間用・怪物用の2種類取り揃え!後日お部屋にお届けするよ!
ラザロ:
なんっじゃこりゃ…。
(カラフルな星やらハートやらに所狭しと彩られた黒板の内容に目を通すと思わず愕然として。特に豪華な上位の景品には思わず黒板を指差して「 お前コレ、わざわざ自分の魔力消費して準備したんだろ?飯食わねぇガリガリフラフラの奴が何無茶してんだよ! 」喧々とガラ悪く吠えたてるが内容はといえば仮にも同胞たるサイクロプスを心配しての事。言われた本人はといえば、折角のお祭りだし奮発しなきゃ損じゃんと言わんばかりに下手糞な口笛で誤魔化して。ドラゴンは頭痛のするような面持ちで深く溜息を吐いて貴方を見つめ「 なぁ、これはテメェにとって魅力的な景品か?だとしたらどれ狙いだよ? 」と辟易した様子で問い掛けて)
610:
クォーヴ [×]
2021-05-05 15:42:40
>アヴァロン(>608)
いやはや、素晴らしいね。強靭な肉体と誇り高い魂……一目見ただけで君がその双方を手に入れた武人だと判るよ。さぞかし君は騎士団の要だったのだろうね。
(使い魔が用意してくれたティーカップへ手を伸ばしながら、心からの感想を贈ろう。魂を刈り取り喰らう死神にとってどれほど貴方の魂が魅力的か、垂涎する想いは全く表には出さずあくまで紳士然とした振舞いでカップに口を付け。やはり人間界の飲料では味を感じられないなと脳の片隅で再認識しつつ、過去形にて言葉を結ぶことで貴方は凱旋門を二度とくぐることが出来ないと示唆しながらカップを置き。手のひらを上に向けてそっと差し出せば、察したかのように使い魔がそこへ停まり「 崇高な騎士様からお褒めの言葉を頂いたよ。君も彼の王へ仕えたい? 」カラスを見つめてゆったりと提案をした後、血相を変えてギャァギャァと拒否を示す使い魔に思わずふっと息を吐き出すように笑いかけて「 ふふふ、冗談だよ。下がっていいよ、ありがとう 」主人からの魔力の供給が絶たれれば消滅する運命にある使い魔にとって、主人と離れることは絶対的な死を意味する。つまり何食わぬ顔で放たれた死神の冗談は使い魔にとって文字通り寿命の縮まる心地がしたことだろう。無論そんな事情を未だ知る由もない貴方にとって一連のシーンは茶番に映るか、それとも穏やかな死神の狂気の片鱗を目敏く感じ取るだろうか。直後、渇いた音が部屋に満ちればキョトンと目を瞠って赤くなった頬を見つめ「 ――吃驚した。そうだよね、夢だと願うのも無理はないよ 」驚きの表情はすぐに平素の微笑へと溶け去り、再度ティーカップを手にして「 流石だね、もう僕の話を理解するなんて 」投げかけられた問いにまずは感想を。置かれている状況を理解する能力と、現状を打開するための情報を的確に得ようとする優秀な思考回路に貴方の魂への期待は高まるばかりで微笑みを深め「 君は元の世界へは帰れない。いつしかこのお屋敷で怪物の為の尊い糧となった後も、ヴァルハラの扉は開かれないんだよ 」決定的且つ簡潔にひとつめの解を渡した後、婉曲な言い回しで貴方の運命を叙情詩のように綴り上げ、ハーブティーを一口嚥下してそっとソーサーへ戻し。カチャリと白磁同士の触れ合う音が部屋の静寂へやけに響いて、「 そうだ。 」と何かを思い出したかのような言葉を契機に自分の脇へ置いていたテーブルヤシの鉢植えを貴方へ差し出して「 観葉植物はお好みかな?その青い子が枯れないうちは、きっと誰も君を食べられないよ。だから大事にしてくれたら嬉しいな 」瑞々しい植物の花言葉になぞらえた歓迎の証は、さながら貴方にとっての一時的な警報装置の役割を果たすだろう。貴方を自分のための獲物として出来得る限りキープしておきたい下心を、貴方を他の怪物から庇護する親切心とすり替えながら受け取ってくれるのを待って)
611:
執事長 [×]
2021-05-05 19:42:24
>置きレス交流の導入に伴い、現在交流中の皆様宛てに最終レス№の一覧を以下に記載いたします。仮登録・本登録問わずブックマークしてありますので、宜しければご活用ください。
>常連様・ご新規様問わず、のんびりペースで募集中[ 今夜の案内役:レオニダス ]
※半年ほどなりきりから離れておりましたのでリハビリしながらとなりますが、それでもよろしければお相手頂けますと幸いです。なおトピック冒頭に記載がある通り、以降は伽羅口調でお返事をさせていただきますので、ご承知おきの程 宜しくお願い致します。
※無登録でのお試し、PF提出も常時受付中です!
▼ 提供一覧 ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters】
▼ PF作成はこちら ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome】
▼ 世界観・ルール ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/world】
▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼
◆ルシアン(>>19)
◆ザカリー・アーバーン(>>93)
◆レオ(>>147)
◆ニール・グレイ(>>244)
◆シャラメ(>>395)
◇ミネルヴァ(>>489)
◇プリケル(>>559)
▼ 現在のブックマーク(最長1ヶ月間保持) ▼
●ガードルード × マリーシュカ ⇒ 【 >>587 】
●プリケル × ギンハ ⇒ 【 >>596 】
●リーパー × レナード ⇒ 【 >>604 】
●レオ × ラザロ / ミリアム ⇒ 【 >>609 】
●アヴァロン × クォーヴ ⇒ 【 >>610 】
▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼
612:
リーパー [×]
2021-05-06 10:57:09
>レナード( >604 )
………気が向けば、な。
( 素直に首を縦に振る事をしないのは小さな反抗心ではあるが、此処で変に守るべきルールを作り後で破った場合を考えての事でもあり。あまり無闇矢鱈に約束事をしない方が身の為だ、とは元の生活で培った教訓。守れもしない約束をするから家まで巻き込んで身を滅ぼすんだ──過去の思い出したくも無い記憶が頭を持ち上げ掛けた事に一瞬苦虫を噛み潰したような表情を浮かべるも、視線の隅に宙を漂うようにして移動していくナイフに気が付けばその動向を視線で追いかけ。「 シリアルキラーの定義が何人殺ッたかによるが、まぁ似たようなモンだな。…ンで、アンタは? 」此方が名乗ったとて名前を告げる様子のない彼に軽く眉根を寄せ。しかし次いで聞こえてきた他の住人を示唆する発言に片眉を持ち上げて「 ……へぇ、アンタ以外にも人いるんだ 」架空話でしか聞いた事のない名称、それだけであれば単に聞き間違いで済ませていたであろうが、つい先程宙を移動した自分の持ち物も見ている。恐らくきっとこの部屋に居る彼を含め、所謂人間と称される生物ではないのだろう、なんてぼんやりとした思考で。多少のことであれど興味を持たれたのだろうか、まるで滑るように──そう表現するのが的確な程軽やかに足音無く移動をしてくる彼のことを体制の差故に段々と見上げるようになりながら「 まともな死に方なんざ願えるような身じゃねぇからな。人としてじゃなくても誰かに認識されながら**るなら万々歳、ッてな 」こまめに手入れをしていた片身のような刃物。もし肌へと触れた状態で軽くでも引こうものなら、皮膚が裂け血が滲むであろうその切れ味は自覚済み。だが、それを理解していて尚身体を強張らせる事もせず、寧ろ自分の方から刃へと肌を寄せ瞼を閉じ、挙句クツクツと喉奥を振るわせるような笑い声を漏らす様は見方によっては生への執着心の薄さと見てとる事も出来るだろうか。耳元で聞こえる声に多少の擽ったさと先程までよりも強く鼻先を掠める嗅ぎ慣れた匂いを感じ取れば薄らと瞼を持ち上げて「 ──嗚呼、矢ッ張りだ。アンタ血の匂いがする 」強く、といっても余程嗅覚が優れているかその匂いと馴染みのある人でなければ気が付かない程度のもの。無論、自身は後者の方であり何処が一番強く匂うのかの判断は見当がつくはずもなく。近い距離で視線を合わせた後、それが何処から香ってくるのか探り当てるために顔を寄せ、すん、と鼻を動かし )
613:
レナード [×]
2021-05-06 19:06:51
>リーパー(>612)
(興味を持たない獲物に対してならば、相手の表情の機微など気に掛ける価値も無く意識すら向けないだろう。しかしヒトでありながら死神を冠し、お誂え向きにマーダーである事を否定しない貴方の表情を歪めたものとは何なのだろうか――考えたとて益体もない思考には「 レナード。 」と短く名乗る事で歯止めをかけ「 当然でしょ。ヴァンパイアなんだから 」どうやら鼻の利く獲物らしいと片手間な感想を抱きながら、視線を受け止めるように二つの琥珀を見つめたまま首筋の刃を左頬へと滑らせて。さすが相棒と呼ぶだけあって、命を奪う力のある銀光を急所へ添えられても狼狽する気配一つ見せない態度に無表情のまま薄く刃を引き。よく手入れされていて切れ味も申し分ないこの刃であれば、切られた痛みも然程感じず傷もすぐに治るだろう。トロリと蜜のように流れ出た血液を指先で掬い取り、白い顎を反らせて口腔へ垂らすようにそれを舌の上へ。美食家たちがワインを嗜むように舌で転がし、何か物を言うでもなく頬という目立つ場所に傷を付けた事に対して「 それ、他の怪物と話す時のネタになるね 」とサイコパスじみた、温い言い方をすれば呑気な言葉を謝罪代わりに吐いた後、パチンと指を鳴らしてコウモリの使い魔を呼び「 塞げ。 」顎先でクイと貴方の頬の傷を示しながら命を下し、消毒液やらガーゼやらを魔法で浮かせながら器用に傷の手当てをする使い魔を尻目に自身はくるりと踵を返して背を向け、数歩扉へ向かって歩を進めた後に立ち止まり「 ――お前はもっと美味くなれる筈だ。熟すまで生きていられたら、この俺がお前の名前を呼びながら殺してあげてもいいよ。 」わずかな衣擦れの音と共に振り向けば、そこには先ほどまでの仏頂面ではない微かな笑みが薄く敷かれていて「 嬉しいでしょ?寂しがり屋のリーパーくん 」返す気配の見られないナイフを指先でくるくると回しながら揶揄するような口調で名を呼んで)
614:
プリケル [×]
2021-05-06 21:58:09
>ギンハ(>596)
そっか、ギンハ様には友達が居るんだね。羨ましいな。
(自身が答えた途端機嫌の良い声を上げる彼に目を瞬かせ、ちらりと後ろに目をやるとその九つの尻尾は弾むように揺らめいており、やはり先程の推察は間違っていないようだと確信を抱きつつ視線を彼の横顔に向け直すと話題に挙がった耳慣れぬ二種類の三人称に思いを馳せ、この屋敷に住んでいるのだろう未だ見ぬ存在を想像してみて。「水を?……ううん、怖くないよ。私泳げるし」ふと、鼓膜を揺るがした問いに緩く首を傾げるも、水を不得手とする人種も確かに数多く存在しているからそれを慮ってくれているのやもしれぬと思い至ればゆっくりと首を左右に振り、少なくとも自分にはそのような恐怖症は無いと強がりではなく言い切ってみせ。そのような言葉を交わしながらも屋敷の中の様子がどうにも気になってしまい、彼の同意を得なくては部屋の外に出ることもままならないとなると今のうちに少しでもこの場所について知っておこうと、廊下の壁や床、空間へと忙しなく視線を配っていて。)
615:
ギンハ [×]
2021-05-06 22:52:53
>プリケル(>614)
――――。
(この屋敷に幾千年も囚われ続けている自身ならばともかく、ここへ攫われてくるまではある程度自由の利く人間界で暮らしていた貴女ならば友人のひとりやふたり居て当然、その考え方が自分の先入観なのだと今身を以って実感し。そちには友が居らぬのか、等と反射的に思い浮かんだ不躾な言葉は吐息に乗せる事無く、代わりにバサリと一際大きく扇子を振る事で注意を引いたつもりで「 吾の知己に会うてみたいだなどと欲張りを言うでないぞ。そちには吾が居るのだからな 」ふんす、と息を吐くと同時にそうだそうだと囃し立てるようにいくつかの尻尾が柔く地面を打って。こうして自身と共に過ごしている間だけは孤独ではないのだと、果たして遠回しな励ましは伝わっただろうか。「 ふむ、尚良い。水を恐れる者には少し刺激が強いやもしれぬからな、これで愁眉も開けたわ 」水に恐怖心が無いことの裏が取れた直後、傍を飛んでいたコウモリの使い魔に魔物の言葉で小さく囁くように『大掛かりな風流』の準備をしておくよう命を下し、飛び去ってゆく使い魔を追った視線の先に辺りを見回す貴女が映り。その真意がどうであれ、幼い者を好んで関わってきた自分のフィルターには好奇心旺盛な年相応の少女のように映り、内心で微笑ましく思いつつも表情筋は緩めずに「 道を覚えるのは徒労であるぞ。扉は無限に増殖し、廊下は気紛れに湾曲し、昨晩まで階下へ降れたはずの階段が上へ伸びておる。狂った屋敷であろう 」心地よいのは永久に続く廊下に敷き詰められた質の良い絨毯の感触だけで、窓から差し込む月光とぽつりぽつりと浮かぶ燭台の僅かな灯りしか光源のない内装は、本能的に太陽を求める人間からすればそれだけで長くいれば気が触れるほどの不気味さで。歩みを続ける九尾と少女を天蓋から見守る月を窓越しに見遣りながら「 そちが昼より夜を好む性分であればよいのだがな 」と半ば独り言のように呟いて)
616:
プリケル [×]
2021-05-07 01:02:24
>ギンハ(>615)
じゃあ、その人達がギンハ様にとってどんな友達なのかを知りたいな。それくらいはいいでしょ?
(まるで自身の思考を読んだかのような彼の言葉を耳にしてもなお好奇心が擦り減ることはなく、直接会うことが叶わないとしてもどのような関係性を築き上げているのかを知ることでこの欲求を満たせないものかと問い掛けてみる。そして、自らの移ろう視線の先を察したのだろう神獣が告げた事実に目を見開き、「えっ、そうなの?毎日景色が変わるんじゃ、道に迷っちゃいそう……」ならば今し方視界の端に映った階段も明日には立ち消えているのかもしれないのか──と、俄かには信じられない心地のままその傍らを通り過ぎるけれども今更彼の説明を不思議には思えど疑うつもりはなく、そのように日々移ろい行く奇怪な屋敷に己も身を置いているのだという現実にどこか浮足立つ心を自覚して。「夜は……嫌い、だった。でも今はそんなことないよ。あの息苦しい家に帰らなくていいんだから」絨毯の上を歩き進めながら彼につられて硝子越しに夜空に浮かぶ月を見上げ、双眸を細めて同じく呟くのは偽らざる本音であり。昼間過ごす学校も決して居心地の良いものとは言えなかったが、それでも自宅に比べればまだ幾らかマシであった。特に夜は父に絵のモデルになることを強いられていたこともあり、今こうしてあの目に晒されずに自由に呼吸が出来ている幸運を喜ぶべきだろう、と声には自然と喜色が滲み。)
617:
リーパー [×]
2021-05-07 10:05:41
>レナード( >613 )
……へぇ、血が食事ッてワケか。
( 誰に言うでもないポツリと溢した独り言のような声。この距離感にいる彼の耳には届いている事だろうが、若しそれに返答があったとしてもチラ、と視線を向けるだけに留まる筈。急所へと当てられていた刃が頬へと移動すれば残念だ、とでも言わんばかりの息を細く吐き出し。どうせ死ぬなら相棒で、そう思い始めたのは何時頃の事であったかは定かでは無いが、恐らく初めかその次の殺しを行った際だったか。そんな事を考えていれば不意に、紙で指先を切ったような感覚を覚え。彼の持つ刃物に薄く赤色が付着している事、頬に触れた指先に赤い液体が乗っている事で合点がいき。目立つ場所に傷跡を付けられた事に関しては然程気にも留めておらず「 ──レナードに味見された、ッて? 」などと口の片端を持ち上げにぃ、と笑うのは少なからずサイコパスじみた思考を持っているからだろう。この程度の傷口放っておいても直に塞がる、そう考えていたものの現れた蝙蝠が手当を始めれば、何年も人から手当をされるだなんて事と無縁の生活を送ってきていた為にソワソワとしながらそれを受け入れて。そのまま立ち去っていくのであろうかと思えた彼の背を見ていれば耳に届くのは揶揄うようなそんな軽妙な物言い。普段であれば苛立ちを隠すことなく声を荒げていただろうが、振り返った際に見えた先までとは違い、薄らとではあるが確かに彼の顔に浮かべられた笑みに瞠目し「 ──ンなら、死なねぇようにしとかねぇとな 」それが例え命を落とす瞬間であっても自分にとっては " 誰か " が何も通さずに " 自分 " という存在を見てくれる事は嬉しい、というものに分類されるという事なのだろうか。無意識のうちに顔に浮かんでくるのは緩く柔らかいもので、彼がそれに気付かなくとも声色にまでそれは滲んでしまっているはず。「 ソレ、ホントなら返せッて言うとこだが、レナードが持っとけよ 」未だ彼の手中にあるナイフを捉え。仕事道具、相棒、自身の片身、そう称する事の多いそれを手放すのは少なからず抵抗の意思が無い事を示し、平素であれば誰かに預けるだなんて以ての外。手元にないのであれば捨ててしまえ、との考えのそれを人の手に渡すのは矢張り先程の言葉が大きいのだろうか。背よりも後ろについた手で身体を支えるような、幾らかリラックスしたような体勢で )
618:
ギンハ [×]
2021-05-07 21:44:31
>プリケル(>616)
――死神の名はクォーヴ。春風の如く柔らかく心地よい言葉を吐くが、そうして育んだ記憶を喰らうのを悦びとする。獅子頭……、レオニダスはかつて人に崇められた旧い神であったが、今はこの屋敷で何かに苦しむように殻を閉じておる。何、どちらも穏やかで品のある怪物なのだ。でなければこの吾の友には相応しくなかろうて
(怪物の友のことを知りたいとは酔狂だなと感想を呑み込むのに一呼吸置いて、先ほど話題に挙げた2体の怪物についてあくまで九尾自身が抱く印象や感想を伝えて。後者のことを語る際には、怒りや不機嫌とは違う愁いを帯びた感情にわずかに眉をしかめ「 とはいえ、奴らがそちに会うのを禁ずる権利は吾にあらず。そちはこのギンハが特別目にかける獲物なのだ、奴らの耳に伝わり興を引くのは時間の問題であろうな 」言い終えた直後、パチリと扇子を閉じて。獲物に対する独占欲を完全に満たす方法はどれも血生臭く、現時点でそれを強行する気は無くもしかしたら後日2体が貴女を訪れるやもと案に示唆して。「 だからひとりで出歩いてはならんのだ。この屋敷を迷わず闊歩出来るのは我ら怪物と使い魔だけなのだからな 」ペシ、と扇子の先で貴女のつむじ辺りを軽く叩きながら今宵何度目かの曲がり角を超えて。その先には何の変哲もなく広がる廊下と、十数メートル先に洋風な造りにはあまりに奇妙な大きな障子が閉じた状態で鎮座しており。障子には二羽の鶴が向かい合い仲睦まじく首を絡める寸前のような絵が描かれていて、向こう側から何かで照らされているかのように光り輝いている。あと数歩進めば障子に手が届く程度の距離で一度立ち止まり、扇子を袂へ戻してから膝を曲げることで隣り合う貴女と目線を合わせ「 そちを縛るものが恨めしい。今宵は吾と吾の庭園だけを心にせよ 」永遠に家に帰らずに済むのが嬉しいだなんて正常な少年少女の思考でないことだけは怪物にもはっきりと理解でき、未だ窺い知らぬ貴女の闇を溶かし慰めてやれたらどんなに良いかと歯噛みするような表情でそっと華奢な肩に触れ。せめて今夜だけは忌まわしい記憶を一時でも忘れさせてやりたいと、怪物には不似合いなエゴと決意と共に曲げていた膝を伸ばしてシャンと障子に向き直り「 あれは東洋の扉だ。――そちが開けてみるか? 」どこか試すことを楽しむような目つきで、唇の端に微かな弧を描きながら問い掛けて)
619:
レナード/レオニダス [×]
2021-05-07 22:04:15
>リーパー(>617)
この俺が期待してあげてるんだから、簡単に他の奴に喰われて失望させないでよね。
(喰う喰わないの剣呑な会話の間に両者の微笑が交わる、異様な光景とどこか生臭い湿り気を帯びた空気。不思議とそれを不快に思わず久し振りに愉しいと思い始めているのだと言い終えてから気付き、後ろへ捻っていた首を前方の扉へと戻して「 嫌だね。預かったら返さないといけなくて面倒じゃないか 」勝手気侭な野放図は手中のナイフの刃を弾き、コイントスの要領で手中から虚空へと手放せば一瞬だけ明滅した黒い光に吸い込まれるようにナイフは綺麗さっぱり姿を消していて「 誰の部屋に飛ばされたのかはお楽しみ。安心しなよ、お前の相棒は近いうちにどっかの怪物が返しに来てくれるだろうから 」ひらひらと手を振りながら無茶苦茶な置き土産を言い残し、ランダムに選ばれる怪物には自分も含まれているとは言葉にしないまま扉を開いて。もし背後から声が上がったとして、それが不平不満の類なら気紛れな怪物は振り返ることなく廊下の奥へと消えるだろう)
***
――交流中に済まないね。私はレオニダス、今宵の案内役だ。
君の方から追加で発言・描写しておきたいことが特になければ、初回交流はこれにて〆となる。何か伝え残しがあれば遠慮は無用なのだよ。
初回の〆も秒読みということで君に相談なのだが、もし屋敷での暮らしを続けたいと君が望んでくれるのであれば、次回指名の希望を伺いたい。その時点で君の本登録は成立し、特殊キャラの3名についても自由に指名が可能となる。PFについても、>576から変更や追記があれば修正版を頂戴できるだろうか。
レナード……、彼の笑った顔など同居人である私すら久しく見ていなかった。有意義な交流が出来たのも全て君のお陰だ、とても楽しかったよ。ありがとう。
620:
執事長 [×]
2021-05-07 23:13:38
>常連様・ご新規様問わず、のんびりペースで募集中[ 今夜の案内役:レオニダス ]
※半年ほどなりきりから離れておりましたのでリハビリしながらとなりますが、それでもよろしければお相手頂けますと幸いです。なおトピック冒頭に記載がある通り、以降は伽羅口調でお返事をさせていただきますので、ご承知おきの程 宜しくお願い致します。
※無登録でのお試し、PF提出も常時受付中です!
▼ 提供一覧 ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters】
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▼ 世界観・ルール ▼
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▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼
◆ルシアン(>>19)
◆ザカリー・アーバーン(>>93)
◆レオ(>>147)
◆ニール・グレイ(>>244)
◆シャラメ(>>395)
◇ミネルヴァ(>>489)
◇プリケル(>>559)
▼ 現在のブックマーク(最長1ヶ月間保持) ▼
●ガードルード × マリーシュカ ⇒ 【 >>587 】
●プリケル × ギンハ ⇒ 【 >>618 】
●リーパー × レナード / レオニダス ⇒ 【 >>619 】
●レオ × ラザロ / ミリアム ⇒ 【 >>609 】
●アヴァロン × クォーヴ ⇒ 【 >>610 】
▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼
621:
リーパー [×]
2021-05-08 09:39:51
>レナード/レオニダス( >619 )
無抵抗のまま喰われるようなヤワな野郎じゃねぇし、アンタにだってタダで喰われてやるつもりはねぇよ。
( 側から見れば、否常識的に考えれば笑みを交えながらする会話では無いが、怪物である彼と半ば人の道を踏み外している自分となのだからそれでいい。再び扉の方へと向き直った彼の手から放り上げられた刃物はその中に戻ってくる事は無く、まるでそんな物初めから無かったかのように宙に吸い込まれて無くなり。おい、そんな風に声を掛けて文句の一つでも投げてやろうかと思ったが、それよりも早く出て行く姿に軽い舌打ちを「 ッたく、返さなくていいつってんのに 」背中を見送った後、扉が閉まればそのままベッドへと倒れ込み。相棒も居らず部屋からも一人で出るなと言われてしまえば時間はどう潰そうか。一先ずは未だに隅の方に顔を覗かせる嫌な記憶を奥底へと仕舞い込むべく一眠り、そう考えれば無い頭を働かせた事で若干の疲労も感じていたのだろう。次第に意識は夢の中へと落ちていくはずで )
****
ドーモ、案内ありがとさん。どうせだったらッてコトで返したが、コレで〆で構わねぇからな。
俺がいて問題がねぇようだったら今後もこの屋敷の世話になりてぇと思ってるし、これからもヨロシク頼むわ。PFは今のトコ加筆修正はねぇんだが、今後加筆するなんてコトも可能か、ッてだけ。指名に関しては次もレナード、とも考えたんだが話題になりそうな傷があるコトだし、別の──そうだな、レンブラントかジョネルのどっちかに相手してもらいたい。嗚呼それと、アンタ含め特殊キャラの人らもまだ名前挙げれてねぇ人らもなんだが、何時かは話してみてぇッて思ってはいるが俺の人間性がアレなモンでな。合わねぇだろうなッてヤツがいりゃ先に教えといてくれると助かる。
ンじゃあ、俺は相当レアなモン見れたってワケだ。……まぁなんだ、アイツに直接は小っ恥ずかしくて言えたモンじゃねぇがレナードと話してる間ただのガキみてぇになっちまうくらい愉しかったし、アイツは何気ないかも知れねぇが名前を呼んでッてアレ、嬉しかった。ありがとうな。……なんて、ガラでもねぇコト言うモンじゃねぇな。わりぃ、人と話す機会が早々ねぇから話し始めるとつい長くなっちまう。特に何も問題無くて端折れるトコがあんなら端折ってやってくれ。
622:
レンブラント/レオニダス [×]
2021-05-08 13:13:38
>リーパー(>621)
〆、拝見させてもらったよ。ご丁寧にありがとう。
君がこの屋敷に残ってくれると聞いて胸の痞えが下りたよ。此方こそ、これからも宜しく頼む。PFの加筆は勿論自由に行ってくれて問題ない。君のアイデンティティが覆されるような変更の場合は要相談、とだけ覚えておいてくれれば良い。ふむ、その2名であればどちらでも直ぐに向かわせられるが、今回は初期から名前を挙げてくれていたレンブラントでお迎えに上がろうと思う。時間軸としてはレナードが訪れた夜から2日後としてあるが、怪物不在の2日間は決まった時間にコウモリの姿をした使い魔が来て食事や衣類の世話をしてくれたと理解しておくれ。それが人間における屋敷での生活のデフォルトとなっている。
――私のようなしがない獣にも興味を抱いてくれているのか。…それは嬉しい。相性云々については君がこの屋敷でどんな変化を遂げていくのかに従って変遷するものだ、もし今後の指名に対して不安があればその都度一緒に考えさせてもらうという形でも構わないだろうか。
……ふふふ。君の本音が聞けるのならば案内係も役得だな。君がこの屋敷で少しでも良い時間を過ごせたのならば、私達にとってそれほど嬉しい事はない。これからもありのままの君で、怪物達との物語を紡いでくれたまえ。(*蹴り可)
***
レンブラント:
(レナードが貴方の部屋を訪れてから丸二日ほど経過した頃だろうか。尤もこの世界では永遠に太陽は昇らぬゆえずっと月が顔を出したままであり、見飽きた扉を開ける事で悪魔は二晩振りに自分の部屋へと帰還して。一息付きながらスーツのジャケットを脱いで椅子の背凭れへ無造作にかけた所で、いつの間にかデスクに置かれているナイフの存在に気が付いて。それが獲物のものであることは刃に染みついた人間の匂いにより火を見るよりも明らかで、何の気なしに手に取った其れからよく知ったヴァンパイアの魔力を感知すれば、悪魔は蛇のような瞳を細めてニィと愉悦の笑みを浮かべ「 相っ変わらず気紛れやねぇ君は。俺に招待状(ナイフ)が届いた事、後悔せんかったらええけど 」誰に向けるでもない独り言。新入りというだけでも興を引くのに、加えてプライドの高い同胞が目を付けた獲物となると少し粉を掛けたくなるのは悪魔の性。今しがた脱いだばかりのジャケットを勢いよく羽織れば自らを黒い霧に変え一瞬にして姿を消し、向かったのは貴方の部屋の扉の前――ではなく鍵穴からザザザと侵入し既に部屋の中へ。扉の内側にて悪魔としての姿を現し「 ばぁ。――んふふ、吃驚したやろ? 」白い片手をかっ開いてお道化たように目を瞠り。すぐにその手を顎に添えて肩を揺らして含み笑い「 ふぅん……君みたいな可愛い子ぉがこないな物騒なモン持ち込んだんか。人は見かけに寄らんなぁ 」指と指の間に刃を挟むようにして提示したのは貴方のナイフ。〝 あ、そや 〟と我に返ったかのように呟いた後「 俺はレンブラント、レナードと同じようにこン屋敷に住んどるモンや。よろしゅうに 」独特の訛りと共に空いた手を胸に当てて軽く一礼を。頭を上げれば肉食獣が獲物への距離をじわじわと詰めるように、直線ではなく部屋の壁に沿うようにゆっくりと歩みを始め「 嫌ァ俺も吃驚したんよ。部屋帰ってきたら急に身に覚えん無い刃物が置いてあるんやもん。……コレ、君の大事なモンなん? 」世間話のように深刻さとは程遠いトーンで会話を展開しながら、自分と同じ色の虹彩を流すような目で見つめて)
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