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587:
マリーシュカ [×]
2021-05-02 21:22:45
>ガートルード(>584)
あら、まあ――――使い魔(あのこ)の言っていた通り、とっても綺麗な子。
(開かれた扉の向こうに、芯のある透き通るような声から容易に想像できる容姿端麗な獲物の姿を認めれば一層微笑みを深め、お上品にはしゃぐように白く華奢な手を口の前でそうっと張り合わせて。傍から見れば同年代たる貴女のことを〝 子 〟と呼ぶのは、人間の世界でカメラが発明されるずっとずっと前から生き続けているヴァンパイアの癖で。少しの間だけ惚けていたような貴女の様子に愛おしげに〝 ふふ、 〟と吐息だけの笑いを零した後「 黒薔薇のお屋敷へようこそ、……ジェネヴィーヴ?お名前がふたつあるのかしら 」両手を最初の位置へ戻しながら、紡がれかけたもうひとつの名前を気にするように微笑んだまま僅かに首を傾げると、廊下から差し込む月光に反射する金髪が一房ハラリと流れ「 ミスもミセスも必要ないわ。此方こそ、どうぞよろしくね 」挨拶を済ませた後、貴女が部屋に招き入れてくれたことに嬉しそうに目を細めて歩を進め、ベッドの対面に位置する一人掛けのソファに腰を下ろし。貴女のお仕事が女優だと知った今、幾度か繰り返された〝企画〟の言葉に内心で納得しながら膝の上で軽く両手を重ね合わせ「 種明かしの手始めなのだけれど、貴女が今ここにいるのは企画でもお芝居でもないの。私達は貴女からお仕事を取り上げてしまったわ――本当にごめんなさい 」これまでに関わりを持った獲物から窺い知る限り、人間界での女優というのは限られたものしか成りえぬ輝かしく華やかな職業らしい。きっと貴女もそのお仕事に誇りを持っているのだろうと推測したらしく、心苦しそうに眉を寄せ顎を引くように薄く俯いて「 黒薔薇のお屋敷はね、貴女が居た世界とは何もかもが違う場所なの。永遠に夜は明けず、決して出る事は出来ないわ。――貴女は帰れないの。 」柔らかな指先に少しだけ力がこもり、黒いドレスにわずかなしわを刻む。何度伝えても慣れる事のない感覚に辛そうな表情を少し深めてから顔を上げ「 私の事を信じられなくてもいいの。ただ、絶対に独りでこの部屋を出ないで頂戴 」人当たりの良い柔らかな表情は真剣そのものに染め上げられ、半ば請うような調子で忠告を告げて)
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