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618:
ギンハ [×]
2021-05-07 21:44:31
>プリケル(>616)
――死神の名はクォーヴ。春風の如く柔らかく心地よい言葉を吐くが、そうして育んだ記憶を喰らうのを悦びとする。獅子頭……、レオニダスはかつて人に崇められた旧い神であったが、今はこの屋敷で何かに苦しむように殻を閉じておる。何、どちらも穏やかで品のある怪物なのだ。でなければこの吾の友には相応しくなかろうて
(怪物の友のことを知りたいとは酔狂だなと感想を呑み込むのに一呼吸置いて、先ほど話題に挙げた2体の怪物についてあくまで九尾自身が抱く印象や感想を伝えて。後者のことを語る際には、怒りや不機嫌とは違う愁いを帯びた感情にわずかに眉をしかめ「 とはいえ、奴らがそちに会うのを禁ずる権利は吾にあらず。そちはこのギンハが特別目にかける獲物なのだ、奴らの耳に伝わり興を引くのは時間の問題であろうな 」言い終えた直後、パチリと扇子を閉じて。獲物に対する独占欲を完全に満たす方法はどれも血生臭く、現時点でそれを強行する気は無くもしかしたら後日2体が貴女を訪れるやもと案に示唆して。「 だからひとりで出歩いてはならんのだ。この屋敷を迷わず闊歩出来るのは我ら怪物と使い魔だけなのだからな 」ペシ、と扇子の先で貴女のつむじ辺りを軽く叩きながら今宵何度目かの曲がり角を超えて。その先には何の変哲もなく広がる廊下と、十数メートル先に洋風な造りにはあまりに奇妙な大きな障子が閉じた状態で鎮座しており。障子には二羽の鶴が向かい合い仲睦まじく首を絡める寸前のような絵が描かれていて、向こう側から何かで照らされているかのように光り輝いている。あと数歩進めば障子に手が届く程度の距離で一度立ち止まり、扇子を袂へ戻してから膝を曲げることで隣り合う貴女と目線を合わせ「 そちを縛るものが恨めしい。今宵は吾と吾の庭園だけを心にせよ 」永遠に家に帰らずに済むのが嬉しいだなんて正常な少年少女の思考でないことだけは怪物にもはっきりと理解でき、未だ窺い知らぬ貴女の闇を溶かし慰めてやれたらどんなに良いかと歯噛みするような表情でそっと華奢な肩に触れ。せめて今夜だけは忌まわしい記憶を一時でも忘れさせてやりたいと、怪物には不似合いなエゴと決意と共に曲げていた膝を伸ばしてシャンと障子に向き直り「 あれは東洋の扉だ。――そちが開けてみるか? 」どこか試すことを楽しむような目つきで、唇の端に微かな弧を描きながら問い掛けて)
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