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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1006


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511: レオ [×]
2020-09-06 13:32:52



こんにちは、執事長。イベントと聞いて居ても立っても居られなくなってな、つい顔を出してしまった。参加条件をよく読み、先出し文も書いてきたが…これで良かっただろうか?
ああ、指名は勿論ラザロだ!彼と共に、屋台の甘味も、遊びも、出来る限り目一杯満喫させてもらいたいと思っている。では、検討宜しく頼む!


***

(街を敬遠していた己にとって、祭り、というものは縁の無いものだと考えていた。少なくとも山上から麓の先に見える賑やかな灯りや、其処から上がる大輪の色彩に、感慨一つ感じぬ程度には。だから自分は、あれに関わりもせず山に生きるのだと、そう思っていた。…しかし、今身に纏うは普段の山に溶け込む装いでは無い。夏の夜空の下、花火に照らされるのがよく似合う──所謂浴衣、というもの。新緑色を基調に、それより深い色と淡い色を各々合わせて笹の葉の紋様が細かく描かれたそれと、大地を思わせる赤褐色の帯を己に着付ける使い魔を見詰めながら、何とも言えぬ顔で唸る。「む、う…これは、動き難いな…」髪は頭の後ろで団子状に一纏めにされていき、項がさっぱりと空気に晒される感覚に尚一層気分は落ち着かない。着付けの最後、纏めた髪の留め具を選ばんと、使い魔が複数あるそれらを見比べる。その後ろから何気無しに送った視線の先、留め具の一つに強烈な程目を引かれ、指を差す。「すまない。その…これにしてもらっても、構わないだろうか?」只されるまま着せられていた衣装の仕上げ、身に付ける物に頓着も執着もしない己が、唯一選んだそれ──今宵誘う彼の鱗を想起させる、紺碧の玉が二つ飾られたものを髪に挿してもらう。「うむ。…ありがとう。」満足げに笑んで片付けを行う使い魔を眺めるが、ほんの少しの不安にその表情が曇る。その原因は、彼に送る手紙の事。“祭り、行きたい。君、一緒。”…此所に来た後どころか、来る前ですら然程持った事の無いペンと便箋にて、自分の知る綴りも怪しい単語を何とか絞って並べて作り上げた、丸く小さな幼い文字の拙い誘い。そんな文としてすら成り立っていないものを受け取った彼は、果たして来てくれるのだろうか。その靄が掛かって頼り無く、それでも期待の光が混ざった複雑な顔を扉の方へと向けつつ、去り行く使い魔に手紙を託した。)




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