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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
121:
樹雨 錦 [×]
2015-09-10 00:31:07
>焔
耐え性の無い鬼一匹此処にあり。
(こんなにも軽々と菓子に釣られて良いものなのだろうか、態度をころりと変化させ食いつく犬の様な視線に暢気だと数多叩かれる己でも相手の様相は一言呟きたくなるものがり。しかしながらタフな故にそれに気を立てる性分は生憎持ち合わせていない。いつからこんなにも関心事を持たなくなってしまったのだろうと脳裏を過ぎるがそれもいずれかは記憶の淵へと消え去り。仕方なく目の前に差し出された両手の上へ丁重に小包みを乗せ布を引けば江戸の者には珍しいであろう菓子が姿を現し。立て五センチ横十センチ程でしか無いが甘ったるい香りが漂い。「曖昧な感情だね、自分の意思か他人の意思か、まるで迷子だ。」今相手はどのような感情で何をしているのか、見えていればまた違っていたかもしれないがそれも虚しく叶う事は無く。薄笑いを浮かべ菓子を摘まめば相手の口元へと手を伸ばし)
>不知火
錦は鳥の何が欠けようと鳥でしか無いと思うよ。目と足だけになろうとお前さんを人間とは言わない。きっと町の者は忌々しき鳥の肉片とでも答えるんじゃないかい。ああでもそうしたら鳥の価値はなくなってしまうか。
(又もや煽り文句を発してしまっただろうかとあくまでも譫言を宙に浮かばせては我ながら思いやりのない一言だと自嘲し。こうも下らない言葉が出るのだから相手にばかりは日本酒と共に頬張る塩ベースの焼き鳥が好みだとは明かさない方が良いだろうと密かに胸の内で呟き。気付けば手首に掛かる負担によってそろそろ血管が圧迫され指先が痺れと共に冷たくなってきたのを感じ少しばかり眉を寄せてみて。この手はいつ離されるのだろうか、と考えていれば相手が耳を貸そうとするのだから思い掛けない成り行きに鴉天狗からは予想以上の情味を感じ、寧ろ呆れる程で。まさか瞳に情けを掛けているのかと思い当ればなんて鳥頭なのだろうと侮蔑と共に苦笑が零れ「今錦が感じている事が正しければ答えてくれるかなあ鴉天狗----その背に乗らせろ。さもなくば、」態々近付いた距離を逆手に取り不自由な片手はそのままに身を乗り出しもう片手を相手の肩口へ、その先にある羽の付け根に伸ばせば有無を言わせない速さで握り込み、羽毛に指先を埋め最も皮膚に近い箇所に触れ)
>風音
何故に呉の鬼は血に飢えているのだろうね。戦いたくない彼奴と戦いたいお前さんはよく似ているよ、羨ましい程に。
(守るだけの何が詰まらないのだろうかと小首を傾げてみるが高嶺の鬼とだけあってまた他の鬼とは違うものを持っているのかと予測を立てては腕をすり抜けその場にしゃがみ込む様を見下ろす風を装い。主とはぐれるとの状況も中々の見物だがそれよりも気を引き付けたのは一方的な感情の表れで。苛立ったりむくれたりと次々転がる様に変わる心情は何を溜めこんでいるのだろう。しかしながら己には関係ない事だろう、古くから途切れる事の無い鎖の様な契約で結ばれた陰陽師と鬼の関係など他人が分かるはずもない。こうも言葉を無くしてしまえば同じようにその場にしゃがみ込み「錦だってつまらない。」明らかに不貞腐れた声で呟けば小枝を摘まみ地面へと何やらガリガリと書き込みはじめ)
>鈴懸
そうかい?それじゃあ錦は何も聞いていないし気にもしていない、なんにも知らないよ。
(何百年も生きていれば物語の一つや二つ、既に出来上がっているのだろうか、直ぐ真横にある横顔へと視線をやるように顔を向けるがその行為も意味はなさぬだろう。向き直り車椅子へ座らせる為身を屈め上半身を傾ければ少しばかり引き攣る衣の感覚、何かに引掛けたのかと首を捩じるがどうもそのようでは無いよう。妖は人間は脆いというがお前もだろうと悪態を一つ、胸の中へ収め冷たい体温を感じた所で車椅子があるであろう其処へゆっくりと下し。「はあ乗せてしまった。………食う?焼く?」そのまま身体を下へ、相手の足元に膝を付きあえて相手の目線から下へ移り。あからさまな溜息を吐き出し覚悟を決める様に眉を八の字に曲げてはみるがその唇は左右引き上げられ試すような口振りへ変貌し)
>翠月
……………えいっ。
(最早相手は己の制止など小さな戯言程度にしか思っていないのかもしれない、蛇に睨まれた蛙の宜しく一切身動き一つせずに前方へ立ち止まる微かな音を聞き取り。どうしたものかと頭を悩ますが向こうは触れて来ない様子、此れは逆手に取るべきかと片眉を上げて嗜める。やいやいと強気に出るよりも身を引く行為が相手の好奇心をそそるならば、さり気無く懐へと潜り込んだ掌は針のような物体をその手に収め。暫くの沈黙を裂いたのは痺れを切らして行動を起こした自らの振袖の擦れる音、と共に抑揚を感じさせぬ言葉を零して相手の手の甲へと向けて吹き矢に仕込まれている針のように細く小さい矢を自らの指に挟み勢いを付けて放ち)
>呉
わあわあちょっとちょっと…!----あたたっ、見えない上に最近体重が増えたんだから勘弁してよ
(感情的な相手を知れば知るほどもっと探りたくなるのは何故だろうか、こんなにも声を荒げるのだから余程ショッキングなのだろう。指先に感じた感触は一瞬のみ、油断が隙を突いたのか細い腕に押されるなり重心が後ろへと傾けば足をもつらせてバランスを崩すと誰かの墓へと衝突する形で尻餅を付き。暗闇の中一瞬でも足元を感じなかった時間は酷なほど長く感じ吹き出た冷や汗を隠すように俯いては鈍痛のする腰を擦り。これも自業自得なのか、少し相手を虐め過ぎてしまったかと我ながら大人げない事をしでかしたと苦笑し。「誰にも言わないさ。錦だけが知る秘密、忘れて欲しいというのならそこの崖から飛び降りて頭でも打ってこようか?」こんなものでは相手の気は済まないだろうが仕方があるまい、森の奥だけあって傾斜も激しい丘から見える向こう側を指さし)
122:
不知火 [×]
2015-09-10 00:53:41
>樹雨の当主
-----否定はしない。が、だからと言って羽に触れていい理由にはならない。
(この男は一枚岩ではない。そんなことは先程の会話からすぐに分かる。自分だって周囲を煽ったりするし茶化すような言動をするが、相手のそれは少し違うような気がする。いや、違うのだろう。相手の笑顔は笑顔などではない。徹底的に鍛え抜かれて貼り付けられた笑顔。その裏にはとんだ暗闇が隠されているのだろうと本能的に感じ取り。近づけた体を相手の言葉に答えるよりも早く避けようとするが遅かったらしい。自分の肩口を越えて握りこまれれば目を見開き声にならない声を上げ、咄嗟に相手の手首を離して自分の羽の付け根を握る相手の手に触れようとするが弱点を握りこまれているせいで上手く力が入らず。「----ッ、わ、かった。乗せれば、いいんだろ……しかしそれが何になる。貴様は、己に何を求めているんだ……」自分は相手を知らない。なのに相手は自分に何かを求めている。弱い部分を握られ自然と上がる息を整えながらも相手を睨みつけ、相手の問いかけには応と答えるが一方で相手が自分を求める理由を聞かせて欲しいと訴えて)
123:
高嶺 呉 [×]
2015-09-10 01:44:28
(>118/鈴懸)
…毒。これを飲んだら…俺は、
(自分でもどうしてこんな行動をしているかなんて分からなくて混乱するばかり。百鬼夜行を妖怪を人間と同じだなんて言い出せば処刑されることは間違いないだろうけれどそれでも中に譲りたくない思いがあってそれがこんな行動を起こさせているのかもしれない。出来ることならばどちらも戦わず、陰陽師は妖怪と人両方を守れる存在になれるんじゃないかなんて願いと思いがある。暗雲は相変わらず立ち込める江戸の町、暗雲がなくなっても百鬼夜行はすぐそばにいて再び襲う機会を伺っているのは知っていて。また今回も同じことになるだろうとぼんやり考えては視界の隅に映る紙に乗った粉。見つめ紡がれる言葉に耳を傾け暫くしてからぽつりぽつりと独り言のように呟き「…終わったら、死 ねるのか…?」相手の言っていることが本当かどうか分からない嘘を言い本当は飲んだらすぐに命を落とすものかもしれないなのにどうしてこんな事を聞くのだろうか、掌の上にあるそれに手を伸ばし受取れば静かに顔を上げてどこか悲しそうな目で見つめて)
(>120/不知火)
俺は…弱いんだ。逃げることも、受け止めることも…できないで、中途半端なんだよ…。
(なぜこんなにも相手の言葉は響いてくるのか、なぜこんなにも悲しくなってくるのか。妖怪なのに人間を助けようとするなんて人間なのに妖怪と分かり合おうとするなんて。どちらか両極端の選択肢しか見ないように他の選択肢に気付かないようにしてきても、一度見つけてしまったもう一つの道が本当は自分の目指していたとこだなんて知りたくもなくて。でも全部を捨て切ることもできず、全部を受け止めることもできず中途半端に嘘をついて陰陽師としての役目を果たしてきた毎日もう疲れていたのかもしれない。力が抜けていき、もう駄目なのかと思っていたが体を支えられ、止血をされれば何故。怪我を負わせているのに何故そんなに構うのか、しかし相手もそれなりの打撃を受けたのだろう、弱まるのを感じては袖の奥から小さな小瓶を取り出し中の液体を口に含めば両手で相手の頬を包み、見上げる形になるがその唇に口づけをすれば口移しでその液体を飲ませて。「……、妖怪に効く薬だ…俺の残りの霊力と一緒にさせた…少し休めば治るだろう……すまなかった。」口を離し、小さく呟けば最後に一言。こんな一言で全てを許されるなんて思ってもいないが今言わなければいけないような気がして。ゆっくりと相手から離れ短刀をしまうと相手の体を横たわらせ「…でも俺は陰陽師の役目を背負いながら、両方を守れるようになりたい…」ゆっくりと立ち上がれば相手を見下ろし告げると踵を返し、境内の下、長い階段の下に集まる妖怪の群れ。完全に殺めないことはきっと無理かもしれない、でも今は守らなくてはいけない。鉛のような体を引き摺り階段を下りれば地獄絵図のようなその光景に薄ら笑みを浮かべて)
(>121/錦)
知るか…!馬鹿にするお前が悪いんだ
(蹌踉めき尻餅をつく相手に少し力が強すぎたのだろうかと目の見えないことは把握しており少しばかり罪悪感が生まれるも素直に謝れなくて子供のように言い訳をして。拭いきれなかった涙を袖で拭えば続いた言葉に安堵し。誰かに知られたらそれこそたまったもんじゃなく、いい笑いの元になってしまいそうで。いつまでも尻餅をついている相手に手を差し出すが見えないと分からないかと相手の腕を両手で引っ張り立ち上がらせて「別に…言わないならそれで良い。頭を打たなくても良いが…打ちたいなら勝手に打ってこい」秘密、と言われれば何か弱みを握られたみたいで少し引っかかるもそれ以上責めることもできないが後半は素直じゃない故にでた刺のある言葉になってしまい)
124:
不知火 [×]
2015-09-10 02:16:04
>呉
----一人で出来ないのなら、誰かを頼ればいい。お主は、一人ではないだろうに……。
(体が毒を蝕む感覚。人であった頃なら、神であった頃ならこんな毒はどうということもなかったのだろうが、今では自分の命を縮めてくものでしかなく。あぁ、相手に殺されるならある意味それもありかもしれないなんて、相手を抱きとめながらぼんやりと考えていると不意に頬に触れた相手の手。その手にぼんやりしていた意識が少し浮上すると、次の瞬間自分の唇に当てられたのは相手のそれ。柔らかな感覚で繋がる中、口内に広がる不思議な味のもの。流れるままに喉にそれを通すと、かろうじて保っていた体は力が抜けて相手にもたれかかるようになり。相手が言うには妖怪に効く薬らしい。本来は従者である鬼の為に用意したんだろうに。何故相手は自分に使ったのか。詳しく問いただしてやりたいところだが思いの外、毒の効能は恐ろしく。体を横にされると思うように動かず、相手の言葉に返してやりたいのに口さえ上手く動かない。一人神社を降りようとする相手に手を伸ばすことさえも、自分にはできず。自分から離れていく時の相手の顔を思い出すと、やがて薬が回ってきたのか動くようになった口で思わず上記。依然体は重いままだが、ゆっくりと体を起こすと近くに落ちていた錫杖を拾い上げ。それを杖としてつきながら何とか体を立たせ相手に続いて神社の鳥居を過ぎ眼下の妖怪達を視界に捉え「-----我にも立場がある。だからお主と共に戦うことは恐らく難しい……が、助太刀くらいならしてやろう」と呟くと薄く笑みを浮かべ。重い体が痛むのを無視して炎の鳥を生み出せば相手の周囲を守るように飛ばして)
(/すみません、皆様と絡ませてる内にいろいろ定まった部分や付け足したい部分が出てきてpfを書き直したいと思うのですが大丈夫でしょうか……!;;)
125:
樹雨 錦 [×]
2015-09-10 02:48:40
>不知火
んん、何って?それは勿論妖にしか出来ない事を求めるのが人間だろ?千年生きたいから妖を喰らい、強力が欲しいから殺し、はたまた知恵、運、能力。醜いねえ。
(やはり羽の付け根は手応えがあるようだ、随分間抜けな声を上げる相手を尻目に一方は恍けた面をして小首を傾げては変わらず握っている掌を先程手首の仕返しのつけとして力を込めるなど強弱を付けながら握る動作を繰り返し反応を伺い。知りたいと訴える相手に答え出すのはあくまでも世間の一般論、結局の所己自身の思想など語ろうと所詮はただの絵空事。語る気などさらさら無い上に伏せがちな醜いという言葉の裏には己の存在をも含んだ云いようで。そういえばと自由になった片手の感覚を確かめようと指を丸めてみるが未だ痺れは戻らず、仕方なくその手を下ろし一度空を仰ぎ見ては直ぐに下へと視線を向け。「理屈なんてどうでもいい、ただその背に乗りたいだけなのさ。---あ、あとそのもふんもふんの羽をもふるのも理由の一つ?」ゆっくりと羽から手を離せば痺れの治らない手と共に背中に腕を組み相手から一歩身を引けば背を向けるのを待つまでの笑みを浮かべ)
>呉
馬鹿にはしていないよ、ただ、なんでそんなに妖に情けを掛けるのか、不思議でね。
(子供の様に数々の言葉の壁を作りながら意思を見え隠れさせる相手の純粋な部分だけを捉えてしまうと古傷が痛むようで。涙を流す程妖の存在を受け入れている陰陽師が他にはいるだろうか、己と比較など出来ぬ優しい心の持ち主なのか、そこに漬け込んでしまえば相手など直ぐに蜘蛛に囚われ格好の獲物になるに違いない。そうこう考えている内に再び行き成り身を揺すられるようにして起こされるとわあっと一言抑揚のない声を上げ。しっかりと二本の足で地を踏む事によって軸を安定させると密かに胸を撫で下ろし。「打ちにいかなくていいというなら行かない。だって痛いもの。」にんまりと口角を上げ尻についた汚れを叩き下ろせば口を結び)
126:
高嶺 呉 [×]
2015-09-10 02:53:37
(>124/不知火)
…もう少し人間が賢ければこうはならなかったかもしれない。
(何故人は悪いものという対象無しでは生きられないのか。命あるものを何故平等と受け止めることができないのだろうか。結局人間は自分たちを棚に上げることしかできないのかと同じ人間でありながら我ながらとても酷いように思えるがそれはただの綺麗事だと言われてしまえばそれまで。襲いかかる妖怪、あまり強くないとこをみて雑魚だろうそれらを短刀に残った血を頼りに斬り捨てていき。今もこうして殺めているのだからやはり自分も酷いもので思わず苦笑が浮かびそろそろ今回の百鬼夜行も終わる頃か、またすぐに襲ってくるだろう次に備えなくては。自分の鬼はどこへ行ったのやら肩を竦めてもうあまり体力も霊力も気力も残っていなくて終わりにして欲しいと思いながらただ無心で短刀を降っていれば不意に熱い何かを感じ取りまるで守るかのようにあるその炎の鳥に、嗚呼。と最初こそ驚いたが気づけば眉を下げ「つくづく…どちらも物好きか」変わり者の陰陽師に変わり者の妖怪。これはこれで面白いかもしれないと残りの残党を倒していき終わる頃にはもう膝も震えていて短刀を放り投げるとその場に仰向けに倒れ込んで)
(/pf変更承りました!出来上がり次第皆様のpfをまとめた最新のものを更新致しますね!)
127:
不知火 [×]
2015-09-10 03:11:45
>樹雨の当主
-----醜いのは、人も、妖も変わらぬ。求める輩がいれば求められる輩がいる。それだけ、だッ、ッ……。
(自分でもこんなものは情けないとしか思えない。たかが一転を強弱をつけて握られるだけで息が上がるどころか反論する気さえも奪われて。これではまるで首根っこを抑えられた猫のようなものではないかと内心毒づき。しかも結局のところそれらは相手の本音ではない。全くもって心の底が見えない輩だと思うが、ふと考えればこの男に対して自分が抱く感情は自分が普段周囲に言われている言葉と相違ない気がする。あぁつまりこれが同族嫌悪かと気づくと相手の手が羽から離れ、やや荒い息を整えながら相手を見上げれば「---我は、羽毛布団では、ない!!ただ空を飛びたいというのなら素直にそう言えば聞いてやるというのに……まぁいい。ほら、とっとと乗れ」と息が上がってしまったせいでやや顔を赤らめて言いつけ。盛大に息を吐き出せば相手に背を向けて、相手が乗るのを待って)
>呉
----やれやれ。今宵の宴も終焉か。
(戦う相手がせめて全力でその刃を振れるようにと、百鬼夜行の面々からは見えないように鳥を操り。時には相手の背後を狙う妖怪を、時には同時に狙ってくる片方を、また時には遠方から矢で狙う妖怪を次々と焼いていき。バレたら自分が同じ目に遭うのなんてわかりきっているのに。せめてあの九尾の狐にだけはバレなければいいがと考えながら精一杯の援護をし。そして相手がその場に仰向けになる頃には自分もすっかり力尽きてしまい、もはや立ち上がるのもしんどいと石垣の階段で軽く息を切らしながら上記を述べ。よいしょ、とゆっくりと体を立たせれば、何とか動くようになった羽を揺らし相手の方へと近づき「-----随分と不抜けた様だ。残党がいれば一瞬で息の根を止められそうだ」なんて冗談ぽく笑いながら相手に言って)
(/ありがとうございます! 此方も出来次第載せさせて頂きます!)
128:
不知火 [×]
2015-09-10 03:26:53
「昼の世は人の世。なれば、夜の世こそ我ら妖の世と言えよう」
「人と妖の色恋とは……狂ったのはこの時世か、果たして己自身か---その行く末、己が目で確かめさせてもらおう」
名前:不知火
読み: しらぬい
種族:鴉天狗
年齢:見た目22歳前後、実年齢1800歳
身長:173cm
容姿:日が当たっても一切光を見せない漆黒の髪。前髪は目が隠れるほどに、後ろ髪はサッパリと短く整えている。瞳は夜には金色に光るように見える琥珀色で、鋭い切れ長な形をしていて瞳孔は縦長。しかし普段は目を伏せており、己が戦う時に限りその目を開く。顔立ちと全体的なは青年と少年の間のような姿で、体格は程よく引き締まっている。服装は山伏と同じだが白い袈裟は背中が大きく開かれ、麻で出来た法衣も首にかけるようなタイプで本来の物とは微妙に異なる。頭には黒の頭巾を、手には常に錫杖が握られている。足元は紅紐の高下駄を履く。背中には漆黒の大きな羽があり、それを使ってそれらと飛んで移動する。
性格:古臭い言動や行動が多い自称「老いた鴉(爺)」。難しい物言いを好みはっきりとはあえて言わず、何事も遠まわしな発言が多い。良くも悪くもマイペースで話好き。しかも話し相手は敵味方、平時か否かも関係なくその場にいる相手に話しかける。基本的に怒りはしないものの武人気質なところがあるのか好戦的な上、一度戦いとなれば相手に殺気を隠そうともしない。また戦い好きだが人と妖怪が交じり合うこの世の行く末を気にかけており、百鬼夜行に参加しながらも陰陽師や鬼達には興味がある様子。
武器:錫杖。自分の背丈よりも長く、まるで槍のように扱う。
能力:鳥の形をした炎を操る。また鳥として風を読んで周囲のことを察知することも可能。
過去:元々は人間であり、大規模な寺院で生活する稚児の一人だった。名見た目も良く頭も良かったことから将来優れた僧侶として期待されていた。一方で本人もそれを自覚しているが故に高慢な態度を取り、慎ましい僧侶どころか平気で「馬鹿」「阿呆」「坊主は黙って毛でも植えてろ」と暴言を吐く暴れん坊だった。唯一心配性で大人しい稚児が友人としていたが、彼に対しても「泣き虫」「愚図」と口悪くしていたものの友人として気に入っていた。いつしか成長するに連れて男色相手として友人の稚児と共に選ばれ、いよいよ寺院から友人と共に脱走。しかし雨が降っていたせいで地面が泥濘んでおり、足を滑らせて自分だけが崖から転落死した。生前の態度が原因で死後、"鴉天狗"へと転生。暫くはのらりくらり生きていたがいつしかその力を知った人間に神と崇められるようになり、炎を操る守護神として使命を全うすることとなる。人に求められて始めて優しさを知り、人を守ることに意義を見出すが一転。いつしか人から信仰されなくなり神の座から引き下ろされ妖怪へと再び戻る。あまりに理不尽な運命を呪い人を喰らう妖怪として暴れまわった時期もあったが、友人の稚児の子孫達を偶然見かけたことがきっかけでそんな自分が馬鹿馬鹿しくなり今の自分に落ち着いた。
備考:一人称「我、己」二人称「お主、貴様、呼び捨て」。
百鬼夜行の一員として京都から江戸へ訪れる。百鬼夜行の面々には心から信頼しているわけではないが、こうして示しあったのも何かの縁と度々気にかけている。
陰陽師や鬼の面々には過去の一件からその行く末を案じているところがあり、敵でありながら妙に世話を焼いてしまうことがある。でも本人的には「手を焼いてしまうような性格を(鬼や陰陽師が)しているのがいけない」と言ってる。でも満更でもない。
炎の力は信仰の強さによって変わり、神として崇められていた西の方だともう少し力を出せるがあまり神として知られていない東の方では力が落ちる。
今までで名前が何度か変わっており、人間の時は「義真(ぎしん)」、神の時は「迦楼羅天(かるらてん)」。現在の不知火は友人が好きだった言葉から取ったらしい。
余談だが、自称「爺」の癖に実は身長が低い。
(/pf書き直させて頂きました! 過去の部分掘り下げすぎてかなりpf長くなってしまいました……。ちなみに身長の件は、皆様のpfを見ていたら「あれ?そういえば焼き鳥爺一番小さいんじゃね?」ってなって背の順にした結果、今のところ一番小さかったので思わず……← 改めて主様へ、再提出の許可ありがとうございます!ますます爺の爺感のなさがアカンような気もしますが、どうぞお願いします!)
129:
翠月 [×]
2015-09-10 08:26:50
>高嶺 呉
あまり深く考えるな。父親の目の前で殺められては不憫だろう?
(相手を生かしておく事に然したる意味等ありはしない。元より手合わせはしない性分故の事であるが、相手がそれに疑問を呈しているのならばほんの遊び心から真実を幾らか脚色して伝え。昔から陰陽師に追われていた身、相手の父親と顔を合わせないはずも無く。力は確かにあったが、妖を手に掛ける事に対してはあまり良い顔をしていないようだった。現に一度、対峙した際にその様な話を持ち掛けられた事があり。無論己は手を出さず、父親の幻想としか言えない望みに耳を傾けてやっていたが、最終的には歩み寄るその言葉をあっさりと切り捨ててしまったのだった。そんな父親に相手はよく似ている。墓標に背を預け動きを止める相手の眼前へゆっくりと歩み寄りながらその過去を顧みて懐かしむように言葉を並べた後、不意にその父親の墓標へ手を置くと相手の方へ顔を寄せ。迷いも立場も正義感も同情も捨てきれない、そんな目はやはり父親のそれと瓜二つ。愉快げに目を細めるとぽつりと言葉を漏らし)
“共存”なんぞを望む愚かな奴であったな。…お前も彼奴と同じ、愚かで哀れな人間だ。
(/本体から失礼致します!息子様とのお話に際して妄想が膨らむあまりこんな事もありそうだな、と勝手にお父上様との関係を持たせてしまいました…/汗/不都合があれば仰ってくださいませ!)
>鈴懸
…近からず遠からず。少し外れているな。
(女にふしだらだと言う指摘に対しては何と無く自覚している部分もあり、敢えて否定するような事はせず。しかしその憶測には半ば誤りがある。喉奥で笑みを漏らしながら徐に尾をゆらりと揺らし、視線を相手へと落としながら曖昧な否定を口にして。「俺の物でも無い物に執着する程愚かではないだけだ」傍に侍らせていれどもその女達を自分の物にした記憶は無い。一方的に手中に入れそれに固執するのは生憎趣味では無く、それはつまり自分自身誰かに所有される意思は皆無であると言う事。嫉妬される程の価値も自らに見出だせはしないが、相手の言葉は受け手次第では非常に都合良く捉えられてしまう。ほんのからかうつもりであるのか、その言葉には然程の重みも無く口元に薄らと笑みを浮かべながらゆるりと首を傾げて)
鈴懸よ、俺の物になりたいか?
>風音
…強いて言うならば“枷”だ。
(つくづく好奇心を満たす物を追い求める鬼だ。困った事にやはり誤魔化せそうには無い。しかし思い直してみれば相手に心境を吐露したところで不便がある訳でも無いだろう。小さく息を吐き出すと己の中で百鬼夜行と言う物を形容するに最も相応しい言葉を探し、それを探り当てても尚言葉を選ぶような慎重な口調で呟き。己の主観でしかない極めて抽象的な言葉。言うまでも無いが相手の期待に応えられる事は無いだろう。その上枷と言っても自らを縛り付ける物では無い。相手がどんな風に受け取るかは分からないが、それ以上言葉を重ねる事は無く。ほんの僅かな重みを孕んだ言葉を吐き出しておきながら相も変わらず気負いの無い飄々とした風情で尾を揺らし、口角を上げて笑みを向けると緩やかに首を傾げ)
どうだ、期待外れだっただろう?
130:
高嶺 呉 [×]
2015-09-10 08:42:11
(>125/錦)
…別に。情けなんてもんじゃない。ただの自己満足だ。
(自分に向けられた言葉を心の隅で繰り返してみるがそんな立派なものなんかじゃなくてそうしたいと、同じ命だと知ってから平等に扱いたいと今までの行いを棚に上げ身勝手にもただ勝手に行っているだけで。暫く考えた後にぽつりと視線を僅かに下げながら答えると首を降り急に立ち上がらせた事で聞こえてきた間抜けな声が聞こえてきたがあまり気にもしておらず、結局痛いと答えるなら最初から打ちに行くなど言わなければ良いものをと眉を潜め「同じ命なんだよ…見た目や価値観、力、生き方が違うだけで俺達と変わらない…生きてるんだ」今は亡き父の墓標を見下ろしそれを撫でながらポツポツと語り始め。父上が生前に一度だけ語った言葉。凄く印象に残っていて心に響いたのを覚えている。陰陽師として妖怪を祓う姿はとても格好よくて憧れでいてしかしそれ以上に時折妖怪に見せる優しさやそう語り、その本当の優しさと愛に触れた時こうなりたいと思うようになっていた。だが妖怪にそれは通じない者も勿論いて目の前で命を落としたのも嫌になるほど焼き付いて離れなくて。再び座り込むと手向けた花束を撫でて)
(>127/不知火)
……手助けなんてして、良かったのか?
(もう動かない。体が鉛のように重くぴくりとも動かせないのは霊力も尽きている所為と出血の所為もあるだろうか、今までの戦闘のなかで一番の力も精神も使ったのかもしれない。はぁーっと長い溜息を零し夜空に浮かぶ月が見えそれを見上げていればふと近づく気配にそちらへ緩やかに視線を上げ聞こえてきた言葉に暫く黙ってから上記述べ。しかしこちらも妖怪を助けたのは同じ、風鬼や他の陰陽師に知られては怒られるだけでは済まないだろうなんて内心苦笑浮かべつつ瞼を伏せて「…お前は少しは楽になったか?薬が効いていれば良いが…」今はもう動けない、残党に首を取られようとも血を吸われようともそれはもう仕方ないのではなんて思いながら吐息を吐き出し首元に走る痛みに僅かに顔を顰めて)
(/pf提出の䨻ありがとうございます!後ほど皆様のpfをまとめたものをあげさせてもらいますね!)
131:
目無(主) [×]
2015-09-10 09:01:44
>現在状況
>keep1日
>キャラリセ無言1週間
『陰陽師』
□黄燐家当主(おうりん/1名)
(20代/南に邸を持つ)
□高嶺家当主※主
(>4/高峰呉)
□樹雨家当主
(>33/樹雨錦)
□玄雲家当主(げんうん/1名)
(30代/北に邸を持つ)
『妖怪』
【鬼】
□金鬼/黄燐家契約
(>39/焔)
□風鬼/高峰家契約
(>10/風音)
□水鬼(すいき/1名)
(樹雨家契約/能力:水を操る)
□隠形鬼/玄雲家契約
(>32/紫闇)
【百鬼夜行】
□九尾の狐
(>48/翠月)
□鵺
(>73/漆鵺)
□鴉天狗
(>19/不知火)
□大蛇
(>22/鈴懸)
※『水鬼』は怪我を癒したりするときのみ言霊を操れます。メインは水を操るのみです。
※『隠形鬼』は闇を操るとなっていますが、主としては影です。自分の影、他人の影、操れますが影に傷を負わせると自分にも他人にもその傷が返ってきますのであしからず。
132:
高嶺 呉 [×]
2015-09-10 09:18:20
(>129/翠月)
なっ…!貴様っ、父上を愚弄するのか…!
(背中に感じる冷たい感覚にその墓標が父のであると今はいないがそこに味方がいると感じるも不意に距離が近くなり間近にある相手の顔。まるで心の奥底まで見透かしている様な、手の上に踊らされるようなそんな感覚に陥り眉を潜めては顔を逸らししかし告げられた真実。嗚呼やはり父は理想だった。優しくて強くてでもその優しさは一つの大きな弱みでありでもそれでも父を目指したくて密かに歩み寄れるようにと古い文献まで読み漁り、父の手助けができればと思っていたがそんな矢先、目の前で無念の死を遂げてしまった父のあの最期の悲しくも優しい笑みは今でも覚えている。僅かに視線を落とし目尻に涙を浮かべるも鼓膜へ届いた言葉に一気に殺意が込み上げてきて上記声を荒あげ「父上は…っ、お前らにも住みやすいような世にしようとっ…考えていてくれたんだ…!」まるで全てを否定されたようなその言葉に頬を涙が伝えばその細い両手で相手の体を押し退けて)
(/背後様!勿論構いませんとも!話の流れはその都度変わるもの、相談、定時しあい良いものにしていきましょう!)
133:
鈴懸 [×]
2015-09-10 12:38:19
>風鬼
約束などと美化するな、もうとっくに義務に成り果てているくせに。"愛さなきゃいけない"愛など、そもそも本当に愛情かどうかも怪しい。それに君は主人を愛したいんじゃない、本当は主人に"愛されたい"んだろう?
(陥落まであと少し、徐々に自分の言葉に内に秘めていた思いを吐露し始める姿に笑みを深くすると此方に伸びた手を掴み、そのまま引っ張り上げる様にして自分の方に引き寄せて。立っていることすらままならなかった体など引き寄せればすぐに上がる、そうして相手の身体をそのまま自分の胸で受け止め緩く背中に腕を回して支えてやるとその耳元に囁きかけて。恐らく相手と陰陽師の主従は相手が口にした愛することの約束により成り立つもの、そう考えれば過去に何があったのかは既におおよそ見当がついており。人間に恋慕したところで所詮同じ時は生きられないというのにそのひと時の想いが終わっても今なおその時の恋情に縛られる相手は自分の過去に似通った何かを感じさせ、落ちてくる相手に愉悦を感じていた頭に僅かな苛立ちを残して。優しく相手の身体を包み、宥める様にとんとんと軽く背中を撫でながら問いかけにて相手を揺さぶると、薄く開いた唇から牙を覗かせて。)
>不知火
…好きにしていろ、ただし報酬は後ほどきちんと貰うからな。
(普段の気丈な態度は恐らく今に至るまで自分を保つために備えた自己防衛だったのだろうか、己が言葉巧みに人間を騙す蛇だと知っているくせに自分なんかの言葉であっさりその柔らかな心の内を曝け出した姿にどうしてか人間の脆さにも似た何かを感じてしまい。一時神と崇められていた時にでも感化されたのだろうと自己完結させることでその旨を口に出すことはしなかったが、その感覚が少しだけ胸に引っかかりを残して。普段自分を爺などと宣う相手の不器用ながら甘えるような仕草は正直戸惑いを覚えるもので、そもそも誰かに甘えられるような状況に陥る事自体稀なため僅かに体を固くしてしまい。外気に体温を左右される質な上先程まで水の中にいて冷えた体の自分に寄り添って暖が取れるのか自体正直微妙なところだが、これが一夜の寵愛を強請る薄汚い女ならまだしも、ある程度懐を許した同胞をそんな文字通り冷たい理由で振り払うこともできず暫しの間考え込んだ末、困ったような溜息の後に仕方なしという態度でその要求を呑むと身体に回った相手の手に片手を添えながら、濡れてやや艶の増した相手の髪を撫でつける様に頭を撫でて。)
>樹雨の小童
――焼いても食っても、君は別に堪えないんだろう?そんなもの要求したところで私も楽しめないよ。…そうだな、本当に好きにしていいのなら今宵の諍いを止めてきてくれないかね。正直、私はそろそろ飽きてきているんだよ。大した収穫もないし、叶うなら今日のところはもう床に就きたい。…なに、焼いて食われる覚悟があったのならこの程度のことは寧ろ容易いだろう?
(暫しの別離から漸く再び腰を下ろすことが叶った車椅子にやや心地のいいようにもぞもぞと座り直した後、ゆったりとその背に体を預けながら自分の足元で明らかに此方の出方を楽しんでいる様子の相手に視線をやると此方を試しているつもりかその笑みが何となく不快感を煽り苦々しく顔を歪めて。だが実際こちらとしても先程の約束を盾に相手を食っても何の愉悦も感じられず、またそのことで相手がまだ自分の知らない顔を露呈するとも思えなくてため息交じりに首を振ると車椅子の肘掛けに頬杖をついて。それから少しだけ考え込んだ末、ふと未だにこちらに構うことなく繰り広げられている陰陽師と妖怪との争いに目を向けるとにいと僅かに口角をつり上げ、自分にとっては最早意味の感じられない戦となってしまった今宵の争いの仲裁を相手に要求するとわざとらしく欠伸の真似などはさみながら相手の出方を待って。)
>高嶺の小童
…君は馬鹿かね、そんなの欠片も楽しくないじゃないか。私はね、君には私の目の前で毒に身を蝕まれゆっくりとその命の灯を消す最後を見せてもらいたいんだよ。そんなどこで死ぬかも分からないような代物、こんななりの私が渡すとでも思うか?君が致命傷さえ負わなければ死にはしないさ、後遺症を敢えて表現するなら死なない程度に死にたくなる程の痛みが後からやってくるってところだな。
(てっきりこんな薬受け取る事すら拒否されてもおかしくないと踏んでいたのに、あっさりと受け取った上その癖事が終われば死ぬのかなどという何とも慎重なのか愚直なのか分からない問いかけを口にする相手に心底呆れたような声で罵声を浴びせると相手の胸板を指で突きながら自身が思い描いた相手の最後を語り出し。勝手に死なれては面白くないと思うくらいには相手に興味が湧いていたというのに、まるで自殺願望者のような言葉を吐く姿は先程までの高揚感を打ち消すには十分なもので、至極面倒臭そうにその後遺症まで説明をしたやると相手の横をすり抜ける様にして距離を取り。「…次にそんなつまらない言葉を吐いてみろ、興味を惹かれない人間に容赦する程私は寛大ではないよ。」人間と妖怪との間で葛藤する姿に惹かれたからこそその葛藤すら投げ出してしまいそうな相手の今の姿には関心を向ける気になれず、吐き捨てる様に言葉を掛けるとそのまま車椅子を転がしその場を去って。)
>翠月
――…私は、そういう冗談は嫌いだよ。
(重みなど欠片も感じられない相手のからかいの言葉、その言葉に動きを止めると先程まで吸っていた煙管の刻み煙草を落とすように車椅子の肘掛けに煙管を打ち付けて。相手にそんな気がないということくらい此方とて感じ取っているものの、自分にとってその言葉は冗談として吐き捨てられるほど軽いものではなく。恋情を叶えるためその命を何度も散らしたが決して自分自身に恋情を向けられることのなかった自分、だからこそ自分を利用して想いを叶えた人間への憎悪に近い妬みと他人からの執着への飢えにより妖怪にまで身を落とした。そんな自分だからこそ欲している言葉を冗談紛いに口にされたことが侮辱以外の何物にも感じられず、恨み言を囁くような低い声で呟きを漏らすと煙管を懐にしまって。「…興が削がれた、そういう冗談を言いたいなら侍らせた女共にでもくれてやれ。…私は先に戻るよ。」別に相手から真の意味を込めてその言葉を囁かれたかったわけじゃない、しかしそれでも冗談として口にされたこと自体が自分にとっては自尊心を傷つけるには十分なもので。車椅子を漕ぎ出しながら小さな声で先に現在百鬼夜行が根城にする拠点に戻ることを伝えるとそのままその場を去ろうとして。)
134:
高嶺 呉 [×]
2015-09-10 13:31:32
(>133/鈴懸)
……死なない程度に死にたくなる―
(ぼんやりと掌の紙の上に広がる粉を見下ろしていれば何とも好き放題に言う相手。死にゆく様を見たいなんてどこぞの変態か何か言い返したくとも、そんな気力もなくてただ、はっきりと頭に残る言葉を小さく繰り返して。何とも中途半端なものだろうか苦しくて苦しくて、逃れたいけどそう簡単には終わらせてくれないその様はまるで今の自分のようじゃないか。中途半端に気持ちに素直になれず受け止めることも逃げることもできずにいる自分そのもので。はっ、と小さく苦笑を浮かべてはその中途半端ならそれで生きていくのもまた楽しみかもしれない。暫く見つめ、横を通り過ぎていくのを視界の隅で捉えながら静かにその薬を飲んで。しかし喉が焼けるような嫌な苦味に顔を顰め、吐き出したくなるもそれも出来なくて飲み込んでしまえば薄ら苦笑を浮かべ「…確かに、力は戻る感覚にあるな……父上、もしかしたら貴方の願い叶えられるかも知れません。その行く末を俺が見られるかは分かりませんが…」その場に膝を着けば蹲り、何故か込み上げてくる笑いを堪えつつ今は亡き父がいる天に向かい告げるように紡げばよっこいしょ、と横たわり)
135:
不知火 [×]
2015-09-10 16:49:02
>呉
----なぁに。己と気付いたところで奴らにはどうしようもあるまい。それに……気付いた奴のほとんどはもう既に消し炭だ。
(隣で仰向けに寝転がる相手を見やれば、もう動くけるほどの体力など自分にもなくてその場に静かに腰を落とす。こんなに長く戦ったのは久々で、体力と根気には自信があったのだが流石にもう限界。盛大に大きく息を吐きだし、自分を心配する相手の声にはふわりと笑みを浮かべてさも平然と上記を述べ。あの中に自分のような強大な力を持つ妖怪はいなかったし、自分だと気付いた奴らは相手か自分の手によってもうこの世にはいない。もし生き残っていたとしても問題ないだろうと相手を心配させないように目を細め微笑み。「----あぁ。おかげ様でな。此処まで飛べるほどには回復したよ」万全の状態とは当然言えない。しかし相手の薬がなければ飛ぶことさえ出来なかっただろう。相手の心配には及ばないとゆっくり首を振れば、相手の首元に静かに触れ「-----薬を作ってやろうか。痛み止めくらいなら煎じてやれるぞ」と目を伏せ呟いて)
(/我儘を聞いていただいたこと、そしてpfまとめありがとうございます!)
>鈴懸
----あぁ、己に出来ることであれば最善を尽くそう。
(普段こそ憎まれ口を叩かれているとはいえど、自分の方が年を重ねているからと相手との間では自分が引くことが多く。実際憎まれ口も可愛げがあるもので腹が立つなんてことも滅多にないのだが、どんなに妖怪ぶっていてもその生まれは相手とも周囲の妖怪達とも違う。所詮は人間なのだと心が弱った時につくづく気づかされる。相手の体温は決して人らしい温かさはないかもしれないがそれでも自分の心を癒してくれるには十二分。誰かに触れられる場所にまだあるのだと思えるだけで自分の心はこんなにも満たされて。ふと、過去を思い返せばあの時とはぐれてしまったかの友人は誰かとこんな幸せを味わえたのだろうかと感傷的な気持ちが頭を横切り。頭を撫でる相手の手にすり寄れば、「----お主には、我の出自を明けていてもいいかもしれないな」と、隠しているわけでもないが自分からは言うこともない過去を、こうして優しくしてくれる相手には言うべきかと考え。そう小さく呟いて相手の肩に乗せていた額を少し上げて)
136:
風音 [×]
2015-09-10 16:53:38
>不知火
うぐぅうぅぅう……!
(一人、痛みをなんとか紛らわせようともがいていればどこからか駆けてきた相手。痛みのせいか涙目になりながら地面に這いつくばり相手を見上げると呆れたような表情をしていて。それを見るとなんだか悔しくなりうなりごえをあげる。が、無理矢理動こうとしても無駄に辛く疲れてしまい結局相手がいったように動かなくなって。くてん、と脱力しうつぶせの状態で相手の方を見ると問いかける。「なんで治療してるの?なんで殺さなかったの、さっきは答えを聞けなかったけど……あの時アンタは僕を殺せたでしょ、それにあのまま放置しておけばさすがに僕でも死んでるよ」と言い。しゃべるだけでも疲れるのか、かったるそうにため息をつくと相手の答えを待ち。)
>錦
血に飢えてるってわけじゃないけど……似てるかな?僕には正反対に思えるけど……
(相手の言葉に不思議そうに首をかしげて。戦闘好きの自分と嫌いな主様。まさに正反対ではないか。そんなことを言って。どこが似ているのだろうと。そんなことを考えるが相手が不貞腐れたような声を出してしゃがみこみ何かを描きはじめて。何を描いているのか気になり相手の側へと行けばそれを除きこみ「何を描いているの?楽しい?」と問いかけて。相手の返答を待たず自分も同じような枝を探し相手の側に同じようにしゃがみ絵を描きはじめて。楽しいのか、と思い試してみたがもともと絵を描くのは得意ではなかったためすぐに飽きてしまいやめると立ち上がって。)
>翠月
枷………?……ううん、期待外れじゃないよ
(予想外の相手の言葉に驚いたような表情になり。が、続く相手の言葉は否定して。確かにかなり予想外であったけれどもそのひとつの言葉だけでも色々な想像がふくらみ。相手に背をむけ楽しげに笑うと風をおこし、ふわりふわりと石や木の枝を風で浮かすと自分が思ういろいろな枷の形にして。「君のいう枷とはなんなんだろうね、単純に縛るもの?それだけじゃなさそうだけど…楽しいね、戦いとはまた違った楽しさだよ」と言い。おこしていた風をとめるとそのまま重力に逆らわず落ちるものたち。音をたて落ちたそれらを興味無さげに見ると邪魔だとでもいうように蹴飛ばし、相手の方に再度向き直って。)
>鈴懸
っ!……違う……違うよ、僕は愛されなくていい、もう義務になっててもいい、約束じゃなくても……
(相手の方に引き寄せられ驚き抵抗するまもなく相手に寄りかかるような体制になり。相手の手は自分の背中をまるで泣いている子供を慰めるように、落ち着けるように撫でていて。が、その優しげな動作と違う相手の、心を抉るような鋭い言葉はまさに自分が思っていることで。自分の感情を言い当てられびく、と思わず意思に反して素直に反応してしまう。が、それでも否定して。この汚い本心を口にしてしまったら、もう戻れない。只でさえあの綺麗なままいなくなった人とどんどん離れて言っているのにさらに堕ちてしまう。その事が怖くて、見たくなくて。必死に否定しようとして首を横にふり。「愛されることなんか必要じゃない、必要じゃないんだ……楽しいことがあればいい」と相手の言葉にかなり揺さぶられている自分に気づくがそれでもあがいて。)
137:
鈴懸 [×]
2015-09-10 17:37:15
>高嶺の小童
(/丁度キリが良いのでそろそろ一度レスを切らせて頂きますね、お相手ありがとうございました!只今多数の方とお話して頂いていてすぐにまた新たな絡み文から開始する、というのは少々難しいのですが、ある程度レス返しが落ち着きましたらまたお相手お願いします^^)
>不知火
――…君が私に話したいのなら聞いてやろう。ただもし私に気を遣ってだとか、同胞に隠し事をしたくないだとか、そういう他人との関係を理由に打ち明けるつもりなら私は聞かないぞ。
(生前も妖怪に身を落とした後も、これほど他人と長く体を寄せ合ったことなどはたしてどのくらいあっただろうか。相手の身体の温かさに宥めている側の自分まで何だか安心してきてしまい、初めこそぎこちなく強張らせていた体も徐々に背後の相手に凭れ掛かるようにゆったりと構えるようになり。そんな中相手が口にした言葉に肩からやや浮いた相手の頭を見つめながら暫し黙り込むと、他人の過去やら記憶やらを好物に生きる自分には珍しく相手の意思を尊重する姿勢を見せて。相手が神と崇められていた時代があったことは知っている、しかし神となる前妖怪としてその身を得たのであればそこに至る物語も存在するはずだと踏んでいて。恐らく相手が語ろうとしていることはその顕現にまつわることのはず、自分とて顕現した理由などどれだけ近しい相手にも話さずに済むのなら話したくはない内容。相手がそれを話す理由にもし本人の意思以外の要因が絡んでいるのだとしたら、同胞としてそれを聞きたいとは思えず。体に回された相手の手に自分の手を重ね、そっと握りながらその旨を真剣な言葉で伝えるとその上で話すか否かは相手に委ね。)
>風鬼
なら、愛されないまま過ごす日々は君にとって楽しかったのかい?次々に変わっていく主人を一方的に愛するだけの日々、本当にそれは楽しいものだった?…愛情を欲することの何が悪い、君は愛されないなどと誰が決めた、一方的な愛など執着とどう違う。…想い想われ、お互いが幸せになってこそその関係を愛と呼べると私は思っているよ?
(落ちてくることを怖がるように必死に声を上げる姿は最早江戸を統べる鬼の一角とは到底思えぬほど痛々しいもので、人と長く時間を過ごしたせいか人間と同等だと思えるほど脆くなった相手につけ入るのは思いのほか容易く。しかし愛に執着し飢えを感じているくせに虚勢を張って自分を保とうとする相手の姿はますます自分に重なり、まるで自分自身に言葉を浴びせているような感覚に陥りながらもその陥落を助長すると相手の着物の合わせに手を掛け。そのまま襟を引くことで首元を露わにさせると白い肌に指を立て、顎の側面から首筋、鎖骨にかけてそっと指を滑らせると柔らかな皮膚に軽く爪を立てながら口を開き。)
…ここから君の記憶を取り出すのさ。過去を清算し、今なお続くその苦しみを解いてしまえば君は楽になれる。それが汚いこととは私は思わないよ、何かを乗り越えるには誰かの手助けが必要だ。…想いを整理し解決の糸口さえ見つければ、君の今の主人にくらい愛してもらうことも可能かもしれないよ?
138:
翠月 [×]
2015-09-10 18:29:15
>不知火
…手の焼ける烏だ。お前で無ければ焼き殺していたぞ。
(一人尾を撫でていれば頭上から再び相手の声が聞こえ。当初は無視でも決め込んでやろうとつくづく大人げない対応を試みていたと言うのに、予想外にも素直な謝罪の言葉と先程の対応の真意を見出せば小さく息を吐き。甘えたいならば素直にそう口にすれば良い物を、もし尾に触れたのが相手で無かったならば否応なしにその場で殺めていた事は言うまでも無く。見るからに此方の様子を窺うような問い掛けには答えず、半ば忠告にも似た小言を口にする一方こんな奴にも可愛げはある物だ、と呑気に考えており。徐に現在撫でている物とは別の尾を相手の方へ伸ばすと顎から頬に掛けてするりと撫でてやり「どれ、望みを聞いてやろうか」と零す表情には既に余裕を醸した笑みが浮かんでいて。ほんの気紛れに誰かを甘やかしてみるのも良いかもしれない、とそんな風に思ってしまい、相手はどんな反応を示すだろうかと期待半ばに其方へ腕を伸ばし)
もっと此方に寄れ。
>樹雨 錦
(揺れる髪の向こうに僅かに窺えるのは閉ざされた瞳。どうやら深い傷があるようだが、古傷のように見えるもののそれとはまた違った痛々しさを感じさせ。不思議な傷だ。そんな風に思い更に接近せんとした刹那、調子外れな声と共に此方へ向けて発されたのは何か細く鋭い物。反射的に背後へ飛び退くがあまりに油断していた所為か、気付けば手の甲には掠り傷が生じており。久方振りに感じる痛みは認知出来ない程に小さな物、流れる鮮血を見詰めると益々愉快げに口角を上げ。それ程までに伏せておきたい事実があるのだろうか。湧き上がる好奇心を一度内に留めると血が伝う手の甲はそのままにからかうような口調で問い掛け)
…油断していたな。なんだ、そんなに隠し通したい物でも持っているのか?
>高嶺 呉
…笑わせる。均衡を崩したのはお前ら人間の方だ。
(目の前で涙を流す弱い人間の父親と対峙した時の事は、何年経った今となっても鮮明に覚えている。妙に頭に血が上り、まるで自らの感情がコントロール出来なかった。それが何故なのかは今となっても分からないが、父親を擁護するような相手の言葉を耳にした途端僅かでありながらその時と同様な情動を覚え。言葉を選ばなければ何を言ってしまうか分からない。相手の気を慮っているのでは無く、自らを突き動かす物に身を任せてしまえば崩れてしまいそうな何かをはっきりと感じており。嘲るような笑みを浮かべると、妖が人間から情けを受けているようなその物言いに対する否定を口にし)
>鈴懸
…まぁ待て。そう怒るな。
(相手の過去を探ろうとした事は一度も無い。故にほんのからかい程度に掛けた言葉が相手にとっては酷く何かを抉られる物だったのだと察した頃には既にその場を立ち去らんとしている姿が見受けられ。放っておけば良い。去る者をわざわざ追う義理等無いのだから。そう思っているにも関わらず、追ってしまうのはまたいつもの気紛れの所為だろうか。我ながら近頃は自らの心境が読み取れない事があるのを自覚しており。すとん、と軽い足音を立てて相手の目の前に降り立つと、無駄かとは思いながら宥めるような言葉を掛けて。「未だに何がお前の琴線に触れるのかはよく分かっていない。許せ、鈴懸よ」様にならない謝罪の言葉を口にしたまでは良いのだが、こう言った場合どんな表情をすれば良いのかが今一つ分からない。やはり表情には普段通りの飄々とした笑みが浮かんでおり、ただ静かに相手を見据え)
>風音
…この話はもう終わりだ。これ以上お前を楽しませる事は出来そうにない。
(おどけた調子で空中に言葉通りの枷が描き出されるが、恐らくそう愚鈍な思考しか持ち合わせていないと言う事は無いだろう。それとなく察しているには違いない。その上でこの話が退屈でないと言うのだから、相手も相当な物好きであるらしい事が窺え。しかしこれ以上を語るのはどうにも憚られやはり口にするのは難しく、やや強引ながらも適当な理由を付けて一方的に話を終わらせるよう差し向け)
139:
焔(金鬼) [×]
2015-09-10 19:05:35
>主様
(すいません!背後事情によりあと二日ほどコチラに来れなさそうなのですが、出来れば、ここに残りたいです!!(泣)なので、キャラリセはしないで頂きたいです…ダメでしょうか?(土下座)わがままですいません!迷惑ならば、キャラリセしてくれて、構いませんのでっ!)
140:
不知火 [×]
2015-09-10 19:53:00
>風鬼
----なら逆に聞くが。お主はそんなに殺されたいのか。そんなに死にたいのか。
(ごりごりと鉢で薬草を摩り下ろしながら、痛みにもがく相手を見ることさえしなかったが矢継ぎ早に何故殺さなかったと問う相手に苛立ちを滲ませた睨むような視線を向け素っ気なく上記。摩り下ろし終えた薬草を取り、近場に置いていた布を取るとそれで薬草を漉し。再び音を立てながらすり始めると「----言っただろう。戦いというのは心の底から楽しめて初めて意味がある。お主の中には、心の底から楽しめないという澱みが見えた。……だから、その気が失せた」と、淡々と相手の質問に一応の答えを出して)
>鈴懸
----いや、お主に聞いて欲しい。お主"だからこそ"聞いてくれ。
(相手の言葉はまるで自分の内心を見透かしているようで、少しばかり体を固まらせるが既にその問の答えは決めている。相手は自分の始まりを知ったらどう思うだろうか。嫌われるだろうか。どうでもいいと一蹴するだろうか。又は愚かだと嘲るだろうか。どれでも構わない。知ってもらえるのであればそれでいい。握られた手に自分もまた握り返し、「----今、こうしてある前。我は神であった。今でも仏教の中では語られることもある、両翼の守護神として人を守る立場にあった。これは既にお主も聞き及んでいるだろう。そしてそれより前は今よりも力の弱い妖で----更に前は、この世に生を受けた時の己は……人間だったのだ」やがて口をひらけば話し始めて。「西の方でもそこそこ名のある寺院で稚児として育てられていてな。これでも優秀な子供として将来期待されていたんだ。まぁ、些か傲慢が過ぎて何度も僧侶に折檻を食らっていたが、それでも我は優秀な子だった。----だが逃げ出した。あの時、一番仲の良かった友人を引き連れて。お主は知っているか?稚児というのは基本的には教育の為に寺院へと入れられる。しかし中には……物好きな大人がいてな。その慰みモノになっていたんだよ、稚児というのは。以前からそのことは知っていた。だがどこか遠くの話として知らぬふりをしていたが----いよいよ、順番が回ってきたんだよ。我と、その友人に。だから逃げた。雨の中、真っ暗な山を必死に逃げて。逃げて、逃げまくって……気づいたら崖から落ちて死んでいた」自分が落ちた時の友人の顔が今でも忘れられない。走れ、お前だけはと叫んでも離れようとしなかった、あいつの顔が。感傷に押しつぶされるような感覚に相手の手を少し強く握り、耐えしのごうと息を吐く。「それからだ。目を覚ました時には既に己は人ではなかった。背中にはあるはずのない翼が生え、その力は人では到底出来ないようなことを平然とやってのけた。----実感したよ。これが、自分がして来たことへのツケなのだと」傲慢な子供。生前自分を表す代名詞だったそれは、死後の自分を鴉天狗へと変貌させた。生まれ変わり会えるのなら再び共にありたいと、そう思い共に逃げようとした友人との未来など神は与えてくれなかった。「---お主は、そのあやつに似ている。雰囲気も、性格も、全然違うのに……お主の優しさとあやつの優しさは、とても似通っていて……人であった頃を、思い出してしまうのだ。なんとも情けない話だろう?」そう言うと相手の手から自分の手をすり抜けて、くっつけていた体をそっと離す。そのまま相手を見つめ、どこか切なげに笑顔を浮かべると「すまんな、こんな話をして。お主に聞かせてどうという話ではないが……それでも、あやつと似ているお主だからこそ、あやつがいたという事実を誰かと通わせたかったのだ。----あやつが、自分の中にしかない幻影になる前に、な」と述べ)
>翠月
----まさに焼き鳥になる寸前だったというわけか。致し方ないとはいえ……やはり冗談には聞こえないなぁ。
(甘えるなんて性に合わない。だからといって相手に悪いことをしたことが消えるわけではなく、珍しくしおらしい態度で相手の傍まで行くが焼き鳥になる様を想像しては恐ろしさ故に顔を青ざめて。ふと、相手の手が自分の顎に触れ、それから頬へとゆっくり撫ぜればくすぐったさに軽く身を震わせ。あまりされたことがない、誰かのなすがままの感覚に少しの照れと羞恥があるのか軽く頬を染め。相手に促されれば「-----あ、あぁ。こう、でいいのか?」と相手と向かい合うように近づき。しかしやはり照れがあるから、相手と自分の間には微妙に隙間を作っていて)
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(C) Mikle