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鬼に纏わる物語[和風/戦闘/BML/指定]/212


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121: 樹雨 錦 [×]
2015-09-10 00:31:07

>焔

耐え性の無い鬼一匹此処にあり。
(こんなにも軽々と菓子に釣られて良いものなのだろうか、態度をころりと変化させ食いつく犬の様な視線に暢気だと数多叩かれる己でも相手の様相は一言呟きたくなるものがり。しかしながらタフな故にそれに気を立てる性分は生憎持ち合わせていない。いつからこんなにも関心事を持たなくなってしまったのだろうと脳裏を過ぎるがそれもいずれかは記憶の淵へと消え去り。仕方なく目の前に差し出された両手の上へ丁重に小包みを乗せ布を引けば江戸の者には珍しいであろう菓子が姿を現し。立て五センチ横十センチ程でしか無いが甘ったるい香りが漂い。「曖昧な感情だね、自分の意思か他人の意思か、まるで迷子だ。」今相手はどのような感情で何をしているのか、見えていればまた違っていたかもしれないがそれも虚しく叶う事は無く。薄笑いを浮かべ菓子を摘まめば相手の口元へと手を伸ばし)


>不知火

錦は鳥の何が欠けようと鳥でしか無いと思うよ。目と足だけになろうとお前さんを人間とは言わない。きっと町の者は忌々しき鳥の肉片とでも答えるんじゃないかい。ああでもそうしたら鳥の価値はなくなってしまうか。
(又もや煽り文句を発してしまっただろうかとあくまでも譫言を宙に浮かばせては我ながら思いやりのない一言だと自嘲し。こうも下らない言葉が出るのだから相手にばかりは日本酒と共に頬張る塩ベースの焼き鳥が好みだとは明かさない方が良いだろうと密かに胸の内で呟き。気付けば手首に掛かる負担によってそろそろ血管が圧迫され指先が痺れと共に冷たくなってきたのを感じ少しばかり眉を寄せてみて。この手はいつ離されるのだろうか、と考えていれば相手が耳を貸そうとするのだから思い掛けない成り行きに鴉天狗からは予想以上の情味を感じ、寧ろ呆れる程で。まさか瞳に情けを掛けているのかと思い当ればなんて鳥頭なのだろうと侮蔑と共に苦笑が零れ「今錦が感じている事が正しければ答えてくれるかなあ鴉天狗----その背に乗らせろ。さもなくば、」態々近付いた距離を逆手に取り不自由な片手はそのままに身を乗り出しもう片手を相手の肩口へ、その先にある羽の付け根に伸ばせば有無を言わせない速さで握り込み、羽毛に指先を埋め最も皮膚に近い箇所に触れ)


>風音

何故に呉の鬼は血に飢えているのだろうね。戦いたくない彼奴と戦いたいお前さんはよく似ているよ、羨ましい程に。
(守るだけの何が詰まらないのだろうかと小首を傾げてみるが高嶺の鬼とだけあってまた他の鬼とは違うものを持っているのかと予測を立てては腕をすり抜けその場にしゃがみ込む様を見下ろす風を装い。主とはぐれるとの状況も中々の見物だがそれよりも気を引き付けたのは一方的な感情の表れで。苛立ったりむくれたりと次々転がる様に変わる心情は何を溜めこんでいるのだろう。しかしながら己には関係ない事だろう、古くから途切れる事の無い鎖の様な契約で結ばれた陰陽師と鬼の関係など他人が分かるはずもない。こうも言葉を無くしてしまえば同じようにその場にしゃがみ込み「錦だってつまらない。」明らかに不貞腐れた声で呟けば小枝を摘まみ地面へと何やらガリガリと書き込みはじめ)


>鈴懸

そうかい?それじゃあ錦は何も聞いていないし気にもしていない、なんにも知らないよ。
(何百年も生きていれば物語の一つや二つ、既に出来上がっているのだろうか、直ぐ真横にある横顔へと視線をやるように顔を向けるがその行為も意味はなさぬだろう。向き直り車椅子へ座らせる為身を屈め上半身を傾ければ少しばかり引き攣る衣の感覚、何かに引掛けたのかと首を捩じるがどうもそのようでは無いよう。妖は人間は脆いというがお前もだろうと悪態を一つ、胸の中へ収め冷たい体温を感じた所で車椅子があるであろう其処へゆっくりと下し。「はあ乗せてしまった。………食う?焼く?」そのまま身体を下へ、相手の足元に膝を付きあえて相手の目線から下へ移り。あからさまな溜息を吐き出し覚悟を決める様に眉を八の字に曲げてはみるがその唇は左右引き上げられ試すような口振りへ変貌し)


>翠月

……………えいっ。
(最早相手は己の制止など小さな戯言程度にしか思っていないのかもしれない、蛇に睨まれた蛙の宜しく一切身動き一つせずに前方へ立ち止まる微かな音を聞き取り。どうしたものかと頭を悩ますが向こうは触れて来ない様子、此れは逆手に取るべきかと片眉を上げて嗜める。やいやいと強気に出るよりも身を引く行為が相手の好奇心をそそるならば、さり気無く懐へと潜り込んだ掌は針のような物体をその手に収め。暫くの沈黙を裂いたのは痺れを切らして行動を起こした自らの振袖の擦れる音、と共に抑揚を感じさせぬ言葉を零して相手の手の甲へと向けて吹き矢に仕込まれている針のように細く小さい矢を自らの指に挟み勢いを付けて放ち)


>呉

わあわあちょっとちょっと…!----あたたっ、見えない上に最近体重が増えたんだから勘弁してよ
(感情的な相手を知れば知るほどもっと探りたくなるのは何故だろうか、こんなにも声を荒げるのだから余程ショッキングなのだろう。指先に感じた感触は一瞬のみ、油断が隙を突いたのか細い腕に押されるなり重心が後ろへと傾けば足をもつらせてバランスを崩すと誰かの墓へと衝突する形で尻餅を付き。暗闇の中一瞬でも足元を感じなかった時間は酷なほど長く感じ吹き出た冷や汗を隠すように俯いては鈍痛のする腰を擦り。これも自業自得なのか、少し相手を虐め過ぎてしまったかと我ながら大人げない事をしでかしたと苦笑し。「誰にも言わないさ。錦だけが知る秘密、忘れて欲しいというのならそこの崖から飛び降りて頭でも打ってこようか?」こんなものでは相手の気は済まないだろうが仕方があるまい、森の奥だけあって傾斜も激しい丘から見える向こう側を指さし)

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