TOP > オリジナルキャラなりきりチャット

魔界日常 (初心者/途中参加いつでも)/137


最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
83: シャロン [×]
2023-02-26 23:53:28


>>モヴィ

ふふ、そうね。
今夜は寝かさないわよDarling.

( 今夜の自分は彼の『友達』ではなく『恋人(人では無いのだが。)』。なので敢えて彼の横を歩かず、彼にエスコートをされているように半歩だけ後ろを歩く。これはシャロがよく実践するテクニックのひとつ、なんやかんや言って男は少し守りたくなる女の方が好きなものなのだ。知らんけど。と、彼の言葉にくす、と小さく微笑めば冗談交じりにも艶が混じったようにも感じる不思議な声色で言葉を返し。 )


>>アリサ

ふふ、威勢のいいこと。

( 慣れたようにこちらへ泳ぐ彼女に、思わず小さな声で零す。普通自分がセイレーンだと伝えたら相手がこうして近寄ってくることはおろか、同じ湖に入ろうとなんてしない。シャロはその物珍しさが面白いのか、特に危害を加える訳でもなく笑うだけで。彼女の手をそっととると、人魚らしい滑らかさで水面を滑っていき。人間には少しスピードが早いかしら、?だなんてちらりと彼女の方を見て。 )



84: キール/カイム [×]
2023-02-27 06:03:57

キール
>>シャロン

「あぅ…僕なんか食べても美味しくない、と思う」
(キールは顎を上げられたまま、彼女の言葉に身を固くする。見る者全てを惹きつけるような微笑みと、食べられてしまうかもしれない恐怖にいろいろな意味でドキドキしてしまう。と、普段何事にも動じないキールにしては珍しく目を泳がせて。しかし、自分の種族を一発で当てられると、相手の顔をまじまじと見つめ)
「…え、どうしてわかったの? おしゃべりしてるとき、牙が見えちゃってたのかな」
(カラコンで隠している赤い瞳や血液の摂取など、吸血鬼の特徴らしきものは見せていないはずなのに、と正体を見抜かれた要因を推測しては、「お姉さん、すごいね」と彼女に尊敬の眼差しを向けて)

>>モヴィ

「OK、モヴィ。僕はキール・ノスフェラトゥ。ただの吸血鬼だよ」
(会計を済ませてこちらに視線を向ける彼に頷いて、キールも名前を名乗り。バーを出て、暗い赤色の空を見上げれば、すっかり夜だなぁとのん気なことを思いつつ、傘を広げて。傘の柄を両手でしっかり持ちながら、モヴィのほうを向き直ると頭を軽く横に傾け)
「僕の家はね、この街を出てちょっと歩いたところにあるお城なんだ。モヴィはどこに住んでるの?」

>>アリサ

(キールも友人は少ないため、あまりヒトのことは言えないが……どうやら、彼女は複数人で行う遊びをあまり知らないようだ。それでも、懸命に絞り出してくれた遊びの提案に対し、キールは「あぁ」と小さく声を出し)
「鬼ごっこ…だね。いいね、それ。やってみようよ。場所は、この森の中でいいよね?」
(静かなトーンで了承しては、鬼ごっこの範囲を相手に確認して)


カイム
>>リエル

「……恩に着る」
(この壊れた建物に誰かが居るとは思わず、そんなつもりではなくとも不法侵入してしまった。にも拘らず、予想外の丁寧な応対を受けたため、カイムは一瞬意外そうな表情で彼を見てから一言返し。とりあえず建物の壁際に槍を立てかけ、楽な姿勢で座り込むと静かに息を吐いて。案の定、全身に浴びている返り血を指摘されれば、気だるげに顔を上げて相手の背負っている鎌へと視線を向けながら)
「いや、今日は休暇。3ヶ月ぶりに『ご馳走』でも…って人間を捕食したはいいが、ちっとばかし抵抗されてな。ま、人間の悪あがきなんざ痛くも痒くもねぇし、どうでもいいけど。…で、そういうお前は? 仕事は片付いてんのかよ、死神?」

>>シャロン

「ノスフェラトゥ一族をご存知でしたか。最近はあまり表には出ておりませんが……偉大な吸血鬼一族として、魔界に広く知られているようですね」
(驚きを露にする彼女に愛想よく微笑みながら述べる。ノスフェラトゥの名を聞いてすぐにぴんと来た様子の相手に感心するが、「ええ、当主様は実にお強い、ですが私はまだ見習いの身ですよ」とやんわり謙遜を付け加え。アクセサリーに関して、彼女は困り笑いを見せてはいるが、カイムの本性には気づいていないらしく心の中で安堵して。やはり、歌を仕事にしている彼女には喉に良さそうなキャンディーを、と配慮して正解だったようだ。蜂蜜味のキャンディーを彼女に渡し、感謝されれば、「お喜びいただけて何よりです。…あ、そろそろ戻らなければなりませんね。午後のおやつの時間に遅れてしまいますと、厳しい折檻が……というのは冗談ですけれど、坊ちゃんがちょっぴり拗ねてしまうかもしれません」と冗談を交えながら時間を気にし始め)

>>アリサ

「この俺に二言はねぇよ……あ、そういや名前言ってなかったな。俺はカイム・イーディス。見ての通り、執事やってる悪魔だ」
(キラキラした目で聞き返されると、口端を上げニヤリと笑いながら肯定して。その後、ふと思い出したように呟いてから、片手を胸元に当てつつ自己紹介し。だが、自分の提案に対して嬉しそうな反応をする彼女を見ているうちに、若干呆れ顔になって、「なんか普通に話してるけどさ、悪魔が怖くねぇの?」と屈んだ体勢のまま何気なく尋ね)

>>モヴィ

「そうかぁ? 速く飛べるだけって、ありきたりだし地味だろ…まぁ、確かに便利ではあるが……速いだけじゃ俺の欲しいもの全部は手に入れらんねぇ」
(羨望の声が耳に届くなり、片眉を上げて半信半疑というような表情を浮かべる。かつて貧しい生活を送っていた時期では、店から食料を盗んで逃げたときや、スラムのようなところで野蛮な輩に喧嘩を吹っ掛けられたときなど、挙げればキリがない程活用してきた能力だ。しかし、カイムという悪魔はあまりにも欲深い。生活が安定してきた現在においても、まだ満ち足りていないと感じるばかりだった。モヴィが自分の能力を羨んでいるというのは本心なのだろうか、それとも単なるお世辞なのか……ちらと彼を窺い見るが、はっきりと判断できず、また俯いて。2杯目のカクテルを飲むと、酔いがまわり始めたのか体温が上昇し、「はぁ…あつ」と熱っぽい吐息を小さく漏らしつつ、左手でネクタイを緩め)

85: モヴィ/アリサ [×]
2023-02-27 09:34:48

>83
>シャロン
「じゃあ、寝不足による肌荒れの覚悟しとかなきゃね。」
(彼女の冗談にこちらも冗談を交えて返事をする。もちろん、モヴィだって邪な気持ちで彼女を家に誘っているわけではない、これは今日のシャロンへの"お礼"なのだ。そうしているうちに、とうとう家の目の前まで来た。外観の大きなその家はもちろん中も広い、モヴィは「ここが、僕の家です!」と紹介し、玄関のドアを開くと「さぁ、Honey。どうぞ中へ…」甘い声色で、手のひらを上に向けた"お先へ"のジェスチャーをして)

>シャロン
(今、人魚さんに手を引かれて一緒に泳いでいるなんて、夢のよう。自分はただエスコートされるまま、両脚をパタパタと小刻みに動かすだけだけど、それでも気分はとても良かった。ちらりとこちらを見るシャロンにアリサは満足げな笑みを浮かべる。特に遅れるような様子もなく、順調に泳いでいる。「人魚さんは泳いでる姿もほんとうに、きれいだね!」などと言って)

>84

>キール
(名前を聞いたとき、吸血鬼は吸血鬼でもあのノスフェラトゥ家だったとは、と驚いたが。あえて口には出さなかった。モヴィは仲良くするのに身分は関係ないという考え方を持っているからだ。外に出て、傘を広げてこちらを見る少年にモヴィは笑顔で)
「僕のお家はここからそう遠くない場所…あっちにあるよ。」
(家がある方向を指でさし)

>キール
「うん、ここでやろう…!」
(相手からの確認に頷きながら答える。そうか、あの遊びは鬼ごっこというのか、何度かしている子供達がいて、名前だけ知らなかった。また、一つ新しいことが知れたと、アリサは嬉しく感じた。そこで、あることを思い出し続けて「おにごっこ、って…追いかける人と追う人を決めるんでしょ?…キールおにいちゃんは、どっちやりたい…?」と聞いて)


>カイム
(執事?なんか、名前は聞いたことあるような気がする。どういう意味なのか、アリサは未だによく分かってないが、この悪魔さんの名前がカイム・イーディスであること、その執事とやらをやっていることは理解する。続いて相手の問いかけに対し「…あ……そういえば、悪魔さんって…こわい存在だったね」と思い出したように小さく呟く、というか、今までずっと忘れてた。悪魔といえば人間に悪いことをする邪悪な存在、極悪非道といっても過言ではない。本来ならばもっと警戒すべきだが)
「……でも、私は別に怖くない。」
(冷静みを帯びた声で言えば、彼の手を取り握ると「私、アリサ。カイムおにーさんの好きに呼んで」と微笑んで名乗る。目の前の彼に関しては、今のところ敵意や殺意のようなものは感じないし、こうして、屈んで話してくれたりするところを見ると、子供に手をあげるようにも見えない。アリサは自分の勘を信じて、警戒どころか安心していて)

>カイム
(力を使っても、欲しいものが全部手に入らない…か。その感触に似たものはモヴィにも覚えがあった。モヴィは自分の力を乱用しない、力を使って手に入れても虚しくて、本当に欲しいものは手に入らなかった。そんな時期もあったなぁ、感傷に浸りながらウイスキーのおかわりを一つあおって、カイムの方をまたチラリと見る。二杯で酔いが回ってくるあたり、酒はあまり強くないのか、とお思いつつ。ふと口を開いて)
「…君は今も何か欲しがっているの?」

86: シャロン [×]
2023-02-27 10:29:57


>>84
>>キール

Oops!ほんとうに吸血鬼なの?

(ぱちり、と大きな瞳を丸くさせる彼にこちらも驚いたように目を開いては口元に手を添えてぽつりと驚いたように小さな声を漏らし。吸血鬼?こんな小さな男の子が?と改めて彼をまじまじと見るも、吸血鬼らしい要素はおおよそ見つからない。シャロンにとって吸血鬼といえば、目が怪しく血の色に光り・血液を吸うための傷を作るために歯が尖っていて・それからどんな美女をも虜にしてしまうような色男だ。目の前の少年はそのどれもに当てはまっていない。牙は見えていないが。「…人界の東の言葉に`事実は小説よりも奇なり`って言葉があるけれど、そのとおりね…。」と彼の両頬にそっと手を添えては吸血鬼の子供ってことなのかしら、と自己解釈をして。 )


>>カイム

あら。たくさん引き止めちゃったわ。
ごめんなさい、素敵な方だとつい長くおしゃべりしちゃうわ。

( ふ、と自身の時計を見る相手にこちらも柔らかな笑顔で答えればそういえば彼は職務中だったことを思い出し。色男と話すのは実に有意義で楽しい時間ではあるが、彼の雇い主である`坊ちゃん`の期限を損ねさせるわけにはいかない。何せ相手は吸血鬼一族のお坊ちゃんなのだ、一介の歌姫如きがその坊ちゃんの執事を独り占めするわけにはいかない。シャロはふと名刺を取り出せば、サラリとペンで次のショーを開催するバーの名前を書き、最後に名刺にちゅ、と赤いキスマークを残せば「次はここで歌ってるの、よかったらまた聞きにきてちょうだい。」と蠱惑的に微笑みながらふと彼に近づき、そのまま胸元に手を添えて名刺を中に入れ。そうして彼からまた離れると「Bye、カイム。」と投げキスをして、壊れていないほうのヒールもするりとぬいでしまえば片手にどちらのヒールも持ち、鼻歌を歌いながら裸足でタイルを優雅に歩いて。 )



>>85
>>モヴィ

Thanks.

( レディーファースト、と先に中にエスコートをしてくれた彼へお礼の言葉と共に彼の額に感謝のキスを落としてはにこりと微笑んで。そういえば誰かの家に入るだなんて久しぶりね、だなんて最近自分がそこまで`夜遊び`をしていなかったことに気づく。いつもは歌を歌っているのが楽しくて、仕事のほかにも無償でふらりと立ち寄ったバーで歌って、それから満足して家に帰って眠って…という生活ばかりしていた。むろんその間人間の男はおいしくいただいていたので、夜遊びが必要というだけで遊んでいなかったわけではないのだが。シャロンはくるりとマーメイドドレスをひらめかせながら振り向けば、「 さあdarling,何をして遊んでくれるのかしら? 」と微笑みながら彼のほうへ手を伸ばして。 )


>>アリサ

うふふ、アリサは褒め上手ね。

( きれい、と直球な言葉で褒められるとなんだがむずがゆくなってしまって、シャロンは少しだけ頬に朱を散らして笑う。普段から言われなれている言葉ではあるものの、その多くは情欲を孕んでいたり何かしらの欲望が絡んでいることが多いためこうして裏表のないまっすぐな言葉で褒められるのはどうにもくすぐったいような感覚になってしまう。「 アリサも泳ぐのがとっても上手、いつでも水の中で生きていけるわ。 」そんなことを述べながら彼女の手を引きながらゆったりと金魚のように優雅に旋回をする。こうして誰かに素直に身を預け水に溶け込むというのは意外と難しい行為で、だが彼女はそれをなんなくこなしているのを見るとどうやら水との相性は良いようで。 )



87: ナーファ [×]
2023-02-27 11:46:33

>リエル

そうですか……あ、特に用があるわけではないんですよ。仕事も終わって暇だったもので。

(答えられて数秒考え込む。ただの元天使の勘だが、彼が纏う雰囲気は人界でよく見かける死神とは、何かが違う気がする。何か用でもあるのかと聞かれると、特に隠す理由もないので普通に答え)

>クローズ

あれですか?……いいえ、あいつらとは関わったことはないです。

(相手の言葉に反応に顔を向けると、すでに去り人ごみの中に紛れているであろうさっきのごろつきたちは知り合ったこともないことを説明し)

>モヴィ

いえ、特に怪我とかはないです。ただたかられて居ただけなので

(そう言い放った後にご心配なく、と付け加え、この人も自分の容姿を見て珍しく思ったのだろうか、と少し考えて)

>シャロン

……はい、問題ないです。助かりました。

(ほっと胸を撫で下ろし、深々と頭を下げる。相手は何者で、何が合って自分を助けたのだろうか。天使が嫌われることくらいは知っている。どうやって切り抜ければ良いものかと考え)

88: モヴィ/アリサ [×]
2023-02-27 12:17:59

>86
>シャロン
「まずはリビングへ…そこで僕が手に入れた自慢のワインをご馳走するよ」
(モヴィは今まで女性の相手をしたことなかったが、慌てることなく、いつもの調子を保ったまま。ウインクして返事を返せば、彼女の手を取り再度エスコート、少し廊下を歩けば、そこはリビング、大人一人分寝転んでも問題なさそうな赤いソファに広いテーブル。大きなテレビと、キッチンもちゃんとある。男性の一人暮らしだというのに、綺麗に片付けられている。ちなみに寝室は二階。モヴィはシャロンをソファまで誘導し)
「すぐ用意するから。座って、少し待ってて…Honey。」
(ちゅ、と。モヴィはシャロンの白魚のような手の甲に柔らかいキスを落として)

>シャロン
「……!。えへへ…人魚さんに褒められちゃった」
(誰かに褒められたのは初めてで、心から嬉しくて、ちょっぴり驚いた。「泳ぐの楽しいね。シャロンおねーさん」と付け加える。森に住んでいる種族がこの辺りにまで及んでなくてよかった。と改めて思った。もし及んでいたら今頃邪魔されていただろう…アリサはひんやりとした水の感触を感じながら、優雅に泳いで)


>87
>ナーファ
「そっか、よかっ…たわけではないね。脅されてたもんね」
(優しく眉尻を下げた表情で言うと「そういえば、君。新しく魔界に来たばかりでしょ?よかったら…街、案内しようか?」と付け加えて)

89: シャロン [×]
2023-02-27 16:29:19


>>ナーファ

…Hey Baby.何を怯えてるの?

( 正に警戒しています、という目でこちらをおずおずと見つめる相手へハッと吐き出すような笑いを漏らせば上記を問いかけて。生憎天使様にも堕天使様にも興味のない性質からして、世間一般的に嫌われていることは知っているが正直なところシャロンはどうでもよかった。困っている奴がいたから助けた。ただそれだけである。ただ注意したいのがコレが正義感から行った行為ではなく、ただ単にそういう気分だったからという実に自由かつシンプルな理由だった。次見たときは別に助けないかもしれない。「 私、羽のある者は食べないわよ。だって口がぱさぱさするし暴れるときに羽根が待って邪魔なんだもの。 」と冗談交じりに皮肉じみた笑顔と共にそう告げれば、相手の羽をちらりと見やり。最も、決して冗談などではなく本当に口がぱさぱさするから食べないだけなのであるが。あと単純に人間の男の肉のほうが美味い。 )



>>モヴィ

ええ、darling.
(ちゅ、とこちらの手の甲に柔らかな唇を落として待っていてと告げた彼のことを見送れば、くるりと部屋を見やる。言われなければ女性の部屋のようにも勘違いするほど小綺麗で、手入れが行き届いている。マメなのね、なんてぼんやりと考えながら彼を待ちつつ、「…いつもああしていれば、女のはモテるでしょうね。」だなんて独り言ちて。最も彼が求めているのはお姫様じゃなくて王子様なので意味はないことなのだが、それにしたって`一晩の恋人`となってからの彼のエスコートや言葉、声色に至るまでオンナをオトすには十分すぎるほどの色気で。シャロンはソファにゆっくりと沈むと、今更お酒が回ってきたのかとろりと目をとろけさせて。 )


>>アリサ

ふふ、たのしい?それはよかった。

( 彼女の金色の絹糸のような髪が水に濡れ、湖に差し込んだ太陽の光に反射してきらきらと輝いている。ここは魔界だというのにこの場所だけは天界のように美しく荘厳であった。そういえば、彼女はどうしてこんな所に一人で居たんだろう。こんなに小さいのに。ふとそんな疑問が浮かべば、彼女へと「 ねえ、アリサはどうしてこんなところにいるの?貴女のような幼い子、こんな森の中では危険だと思うのだけれど。 」と正直に問いかけてみて。 )




90: モヴィ/アリサ [×]
2023-02-27 18:52:03

>89
>シャロン
(キッチンへ行き、今日はワイングラス二個と、家庭用小型ワインセラーから高級のを一本用意する。シャロンは喜んでくれるだろうか、そう思いながら用意したものを丸いトレイに乗せて彼女の元へ運んでいき)
「…大丈夫?シャロ」
(テーブルの上に飲み物とグラスを乗せたトレイを置きながら、彼女が今頃になって酔いが回り始めていることに気づき、身を案じて)

>シャロン
「きけん?どうして?……私は、毎日いろんなところに行くのが好き。でね、今日は森に来たんだけど、することがなくて退屈してて…そしたら、シャロンおねーさんのお歌が聞こえて…」
(相手の問いに、アリサは首を傾げながらただ素直な説明を述べる。彼女は何が危険で、どう危ないのか、という認識が甘い部分があった。最も自分に自信があるとか、そんなおごった理由ではないが)

91: キール/カイム [×]
2023-02-27 19:49:58

キール
>>モヴィ

「そっか、街に近くて良かった。それじゃあ、行こうか」
(吸血鬼のノスフェラトゥ一族だと名乗った途端、声を上げて驚く者も、突然態度を変える者も幾度となく見てきた。だが、彼はこんな自分にも普通に接してくれている。顔には出さないが、キールは上機嫌になって傘をくるりと回転させ)
「……ねぇ、モヴィは普段何をしている悪魔なの?」
(吸血鬼の城へ向かい歩き出しながら、ふと浮かんだ疑問を投げかけて。まさか、一日中お酒を飲んでいるわけではないよね、という心配は心の中にしまいつつ、モヴィに視線を向け)

>>アリサ

「うーん……いーにーみーにーまーにーも」
(鬼ごっこの鬼をどう決めようか、と口元に人差し指を当てて少々考え込む。自分のやりたいほうを選んでもよかったのだが、今日は公平に決めるとしよう。口元に添えていた人差し指を、『どちらにしようかな』と歌に合わせて自分と相手に交互に向け)
「じゃ、最初の鬼は僕がやるよ。10秒数えたら、追いかけるからね」
(自分を指差しながら抑揚のない声音で宣言して。広げたままの傘をそっと地面に置くと、両手で顔を覆ってカウントを始めようとし)

>>シャロン

「ん、本当。そうは見えないかもだけど、純血種の吸血鬼。ちび吸血鬼ってよく言われるけど、年はひゃく…ひゃく…えっと、14歳?なんだよ」
(青紫色の目を見開く彼女に、こくと頷き返す。驚いている様子を見るに、さっきのクイズは当てずっぽうだったのかな、とぼんやり考えて。吸血鬼らしく長命だと言いたかったのだが、100歳を越えてから数えるのをやめてしまったため、うろ覚えの実年齢を適当に答えて。信じられないという目でじっと見られると、キールは徐に右目へと指を伸ばし、青銀色のカラコンを外して赤い瞳を見せ。ついでに、牙もよく見えるよう口を開ければ、「ほら、目もちゃんと赤いし、牙だってあるんだよ……だけど吸血鬼にも、いろいろなタイプがいる。だから、伝承も一つじゃない。嘘も真実も、たくさんある。僕も時々、他の吸血鬼のことがわからなくなるよ」と冷静な口調で言って)


カイム
>>アリサ

(やはり、目の前にいる少女は相当の変わり者らしい。カイムは、人間にとって悪魔は極めて恐ろしい存在だろうと思い込んでいた。だが、アリサはカイムに言われるまでそのことを忘れていたというような反応をしている。呆れ顔をそのままに、カイムは脱力したように左肩をがくっと揺らし)
「お前…見かけによらず豪胆なんだな。別に怖がってほしいわけじゃねぇから、好都合ではあるけども」
(怖がる素振りを一切見せずにこちらの手を握ってくる彼女にそう言いながら、背中の翼をひらりとはためかせる。悪魔の中には、攻撃的で人間に敵意をむき出しにする者も存在する。が、カイムは比較的穏やか、というより無駄に敵を作りたがらない性分だった。目線を落とせば、白手袋を着けた自分の大きな手と彼女の小さな手が視界に映る。力加減を誤れば潰してしまいそうだ、と相手が死者であることを忘れかけ、自分は握り返さず彼女に手を委ねることにして。彼女の名前を聞くと、「アリサ? 鏡の国の…?」と無表情で呟き)

>>モヴィ

「富、名声、力、知識、技術…その他諸々、価値があると思う物全部だ。愛と快楽は…あってもなくてもいい」
(グラスに半分ほど残っているカクテルをじっと見つめながら、モヴィの問いかけに答える。もし、自分にもモヴィのような能力があれば、積極的に他者を利用して野望を叶えられるのに。と、無意識に妬みのような感情を抱きつつ、静かに息を吐いて。軽く気分転換とばかりに、顔を上げて店内に意識を向ければ、客の数が増えてきていることに気づく。自分たちのような一人客もいれば、グループ客も入っており。不意にカウンター席の彼へと視線を戻せば、「…他の奴とは話さなくていいのか? 俺の相手ばっかしてちゃ、出会いのチャンスがなくなるぜ」と意地の悪い笑みを浮かべ)

>>シャロン

「いえ、先に声をおかけしましたのは私ですから…シャロン様はお気になさらず。長々と立ち話にお付き合いさせてしまい、申し訳ありません」
(申し訳なさそうな表情で首を横に振ると、一度頭を下げて。優れた容姿と歌声に加え、人柄まで魅力的な彼女との会話が楽しいあまり、つい時間を忘れてしまった。思いの外、会話が弾んでしまったようだと少々焦るも、別れ際の彼女の言葉にはっと息を呑んで。ヒールを脱ぎ、素足で颯爽と歩いて行くシャロンの後ろ姿を見送れば、「は? かっけぇ……」と呆然気味にうっかり素を出して呟く。やがて、胸ポケットに手を伸ばし、先ほど彼女に入れられた名刺を一瞥すると)
「…次はここか。仕事、代わりの奴を探さねぇと……ま、代わりがいなくても、数時間離れるくらいいいだろ。どうせ文句言わないしな、あのクソガキは」
(左サイドの髪をばってんに留めた赤いヘアピンを左手の人差し指と中指でトントンと数回つつく。バーの場所や営業時間を思い出し、スケジュールの調整へと思考を巡らせては、名刺に残されたキスマークをそっと指でなぞりながら歩き出し)

92: モヴィ/アリサ [×]
2023-02-27 21:15:11

>91
>キール
「ふふ。僕はねぇ、人間をだらしなくさせちゃうお仕事をしてるんだよ。」
(キールの方を見て、妖しげなウインクを一つ、穏やかな表情とは裏腹の妖艶さは、人を惑わせる時、そしてそれを暗示するかのように「こんな風に」と自身のゆらゆらとした尻尾を、キールの日傘を持つ手に絡ませる。もちろんキールが解こうと思えば解けるほどの易しい力加減で。モヴィは仕事をするとき、いつもこのモードに切り替わるが、今は少年との楽しい時間なので、すぐに戻り。尻尾は絡ませたままで)
「坊やはいつもお城で何してるの?」
(普通の笑みで聞いて)

>キール
(アリサは吸血鬼に詳しくない。吸血鬼は血を飲み、いくつか弱点がある。その程度の情報しかないので、このキールおにいちゃんがどれほど追いかけるのが速いとか、どれほどの身体能力があるのとか全く分からない。このさい知るいい機会かもしれない、相手がカウントを始めたとき、アリサは背を向けてまず普通に走って、相手から離れて行って)

>カイム
「…?なにそれ、私は……」
(彼の呟きを耳が拾って、アリサはこの悪魔さんは何を言っているんだろうと思った。鏡の国?そんな場所、魔界にあっただろうか、と思いつつ。自分のことを言おうとしたとき、アリサは少し止まった。その後すぐに「死人のアリサ、だよ」と付け加える。始めて自分の肩書きを言った。もちろん、何も間違ってない。実際、自分は死んでいて、誰がつけたのか知らないアリサなのだから)

>カイム
(欲深な相手にモヴィはとても興味が惹かれた。ここまで強欲な相手は生まれて初めてだ。モヴィは楽しくて、ついまた酒を一気飲みして「マスター、おかわり!」と機嫌よく言い。意地悪な笑みを浮かべながら、水臭いこと言う悪魔には「ご親切にどうも。でも、出会いなら今ここに…君が!」とカイムを指差して、ニッと明るく笑い。)
「…もっとお話ししたいなぁ、ダメ?」
(首を傾げて相手に問う。これはナンパではない、モヴィはなんとなくだが、相手に自分と似たような境遇を感じていて)

93: シャロン [×]
2023-02-27 23:29:36



>>90
>>モヴィ

ん、へーきよ。

( へにゃり、と笑う彼女はいつもよりも何処か幼く、それから火照った肌や肩に張り付いた深い海の髪がやけに扇情的なちぐはぐな様子で。ふらり、とソファから立ち上がって彼の元へ歩けばそのまま彼の持つトレイの上のワインの銘柄を見て「いいワインね。」とにぱにぱ微笑んで。やはりバーの中にいる時は歌姫のスイッチが入っていて別の屋内に入った途端に酔いが回ったのか、はたまた気の許している彼と二人きりだからこそ回ったのか。恐らくどちらも噛み合ってのこの様子なのだろう。シャロははらりと落ちてきた髪をまた耳にかけ直しつつへにゃへにゃと笑えば彼と目線を合わせてまた笑い。どうやら普段セクシーなお姉さんである彼女は酔うと幼くなるようで。 )

>>アリサ

……もしこわぁい魔物に襲われたらどうする?

( ぴたり、とゆったりと泳ぐのを止めてはふと静かな声で彼女に問いかけて。無論彼女が沈んでいかないように自分が支えた状態で。だが。先程まで穏やかな春の湖に溶ける声色だったシャロの声が、深海のように冷たくなる。「 Baby,この世はあなたが思っているほど素敵な世界じゃないのよ?ここは魔界。天界とは違う。 」にこり、と微笑んだその笑顔は上辺だけの冷たい笑顔で、瞳にはいつの間にか暗い海の色が浮かんでいて。 )


>>91
>>キール

OMG……。
これは大変な失礼をしてしまったわ。悪気はなかったの、ごめんなさいね。

( 彼の顕になった血のような真っ赤な瞳と、告げられた実年齢。そして牙。シャロンはまだ驚いたような表情を浮かべているものの、〝年上に失礼な態度をとってしまった〟ことに対してはきちんと洗礼された仕草で頭を下げて。そういえば吸血鬼は不老不死なんだったか、と合っているのか間違っているのかすら曖昧な情報を思い出せば「 驚いたわ…あなたも血を飲むの? 」とごく単純な疑問をなげかけて。 )


>>カイム

Hi,ようこそ。
─────どうぞ楽しんで。
( 〝とあるバー〟にて。緩くウェーブしたクリーム色の髪は珍しくアップヘアに、胸元のざっくり空いたスリットワンピースは夜の海の色で裾に行くにつれキラキラとビジューが光っている。いつもよりも少し格式高いバーでの仕事は少し緊張するが、その分客層も穏やかで金払いがいい為ギャラの他での収入が見込める。シャロンはそんなことを考えているのをおくびにも出さずににこりと美しい笑顔を浮かべては、チェリーレッドで彩られた唇から音色を奏でる。今日は楽器隊の調子も良く、シャロンの調子も良い。エルヴィスマイクをセクシーに撫でながら奏でる歌は、妖艶ながらもバーの雰囲気を崩さない穏やかなブルースで。 )

(/場面転換させていただきました、、、!!)


94: 一見さん [×]
2023-02-27 23:34:49

>ナーファ
そうか…….
(少し体がふらつき)
>アリサ
…どうせ会わないよ
(タバコをもう一本吸い始め)

95: モヴィ/アリサ [×]
2023-02-28 00:31:54

>93
>シャロン
(いつも大人の魅力溢れるシャロンしかモヴィは知らなかった。酔いが回っていつもの妖艶な雰囲気とは一変し、幼く見える彼女にモヴィはギャップで目を見開く。もしこれが自分以外の男だったら、どうなっていたことか…。なんて考えながら、モヴィは彼女を連れソファへ向かい)
「これは今日のお礼だよ、Honey。……君がいなかったら、僕は王子様ショックでマスターに店で一番度の高い酒をボトルで持って来させるところだった」
(彼女を再度、ソファに座らせる。そして、ワインのコルク栓を開け、赤色としたワインを二人分のグラスに注ぎ「そうなったら。僕、あのお店から出禁くらってた~」なんて、おどけて言って)

>シャロン
「!…」
(ビクッ、とアリサは少し身を震わせた。先ほど優しい人魚のおねーさんとは違う。歌で人を惑わすセイレーン…やはり、彼女も魔界の住人か。冷たい声は聞くだけで耳が凍りそうだ、冷たさを感じる表情も見ているだけでより寒く感じる。ただでさえ今、彼女の雰囲気が変わったことで、ひんやり程度だった湖が急に冬のように冷たく感じるというのに、アリサは心の中で自分の油断を反省する。そして、ふと生前を含め、ここに来るまでの今までの記憶を思い出しながら、口を開いて)
「…うん。魔界は人間にひどいことする種族がいっぱいのとっても怖い場所。人間の魂が来ていいところじゃなくて、普通は冥府とか…私みたいな小さい子は、天使様いっぱいの天界に行く」
(縦の瞳孔を持つ赤い瞳をシャロンの目と合わせ、泣きそうなる心を抑えて、淡々と話して「でも、私はどちらにも行けなかった。罪人で…この世界のヒトたちと同じ"力"を持っているから。」わずかに震える唇で続けて)


>94
>クローズ
「…もう、ここには来ない?」
(寂しげに聞いて)

96: シャロン [×]
2023-03-01 10:49:14


>>95
>>モヴィ

まぁ。…うふふ、あの店で一番度の高いお酒はspirytusでしょう。死んじゃうわ。

( グラスに注がれたワインは、シャロンの唇と同じ赤々としたワインレッド。ふわりと鼻腔を擽る芳醇な香りも相まって、嗚呼確かにいいワインだなとシャロンはぼんやりと思い。特に何をしたわけでもないのにこんなに極上の酒をいただけるだなんて。グラスの中で揺れるワインを見ながらくすくすと彼の言葉に思わず笑ってしまえば、そういえば以前マスターが人界で一番強いウォッカをくすねてきたと自慢していたことを思い出して。確かスピリタスの度数は97あたりだっただろうか、ショットならいざ知らずボトルで飲んだら出禁の前に更にひどい目にあいそうだと。 )


>>アリサ

That's exactly.

( 彼女のルビーの目をまっすぐに見据えて、そう一言だけ答える。そう、ここは怖い場所なのだ。人の不幸は蜜の味だなんて言葉が人界にはあるらしいが、この世界に生きるものたちはまさにこれは具現化したかのような存在ばかり…否。そんな存在しかいないのである。わかっていればいい、と彼女の頭をなでようとしたシャロの手は彼女の続けられた言葉に水面から手を挙げる前にぴたりと動きが止まり。「 I see…そういうこと。それならせめて警戒心は持つべきねbaby.どんなに強い力を持っていても、場数を経験した相手はしぶといものよ。」ちゅ、と彼女の頬にキスを落としてはOK?と先ほどまでの雰囲気とは一転、一番最初のやさしい彼女の雰囲気に戻っており。 )



97: キール/カイム [×]
2023-03-01 11:01:20

キール
>>モヴィ

(一瞬だけ雰囲気が妖しく変わったモヴィを不思議そうに見る。すると、彼の尻尾が思いがけない動きで自分の手に絡んできたため、わ、と微かに声を漏らし。街や学校、城など様々な場所で悪魔を見かけるため、珍しい種族ではないはずだが、尻尾を使ってキールの体に触れてくる者はいなかった。尻尾が絡んでいるとはいえ、きつくはないし、問題なく歩けそうだとキールはそのままにして)
「僕? お勉強したり、お菓子食べたり、血を飲んだり、従者に遊んでもらったり…してるかな。
やることがなくなったら寝るよ。ぐーてなはと」
(モヴィが優しげな雰囲気に戻ったことでキールも安心し、ゆったりとした口調で返答して)

>>アリサ

「アイン、ツヴァイ、ドライ……」
(両手で視界を覆いながら、ゆっくりとカウントしていく。逃げ役であるアリサの足音が次第に遠ざかり、数え終わる頃には辺りは静寂に包まれて)
「……アハト、ノイン、ツェーン」
(顔から手を離すと、先ほど地面に置いた愛用の黒い傘を持ち上げる。アリサの逃げた方向に関しては確信が持てないまま、自分の直感を信じて森の中を歩き出し。進行方向に大きな木を見つけると、そちらに向かい助走をつけて軽々と3段ジャンプで上昇し、木の高い位置にある枝の上に登ると腰掛けて。じっと周囲を注意深く見渡すが、アリサを見つけられず、黙って首を傾げ)

>>シャロン

「ん…全然気にしてないよ。子ども扱いされるのは慣れてる。僕のほうこそ、驚かせてごめんね」
(再びカラコンを装着し、数回瞬きする。相手の丁寧な謝罪を受け止めれば、彼女に悪気が無かったのだと伝わり、小さく頭を横に振って。また、吸血鬼からしてみれば至極当然とも言える素朴な疑問が耳に入ると、素直に頷き)
「うん、毎日人間の血を飲んでるよ。でも、僕はまだ人間から直接吸えなくて…血液パックをもらってるんだ」
(少し眉尻を下げ、残念そうな表情を浮かべると、手に持っている傘の柄を握り締め)


カイム
>>アリサ

「あー…いや、今のは忘れてくれ。どこにも存在しない世界の話だ。それに、お前が何者とか、魔界に来るまで何があったとか、俺は全然興味ねぇから」
(人界で作られた童話のタイトルが通じないとは、と呆気にとられつつ肩を竦める。だが、知らないならそれでも構わない。というのも彼女が肩書きを言う直前、少々躊躇っていたように見えたからだ。自分の過去を話したくないのか、過去を思い出せないのか、何かしらの事情がありそうだと察して。立ち上がり、軽く伸びをすれば、相手を見下ろしながら口を開き)
「キティ、お前いつもこの森にいるのか? 街とか、他のとこ行かねぇの?」

>>モヴィ

「…は? 俺?」
(豪快に酒を飲み干し、明らかにテンションが上がっているモヴィに対してぽかんと口を開ける。
こちらに向けられた指先を見ると、つられて同じように自身を指差しながら怪訝そうに聞き返し。そして、モヴィからの誘いにどう答えようかと逡巡する。以前のカイムなら、一人で静かに酒を飲みたいからと即座に断っていたかもしれない。相手が噂通りの悪魔であれば、なおさらだ。しかし、聞いていた噂と違い、モヴィからは男を誘ういやらしさのようなものが感じられない。もっと純粋な何かだろうと考えて)
「……いいけど、これ飲み終わったら帰るからな」
(そう言ってカクテルグラスを指し示し。相変わらず素っ気ない口振りだが、ようやくモヴィに対する警戒心を解いて)

98: モヴィ/アリサ [×]
2023-03-01 12:46:45

>96
>シャロン
「死ぬ、かぁ。お酒では死にたくないなぁ」
(確かにあの店のどの高い酒はボトルで飲めば、モヴィでも二日酔いでは済まされないだろう。それを含めてシャロンには感謝しているのだ。彼は酒豪ではあるが、死ぬほどの酒好きではない。飲み比べをするときも、ちゃんと自分の限界を計りながらやる。しかし、ヤケになると度がすぎるほど高かろうが、関係なく飲もうとするところがある。それを自覚しつつ、モヴィはワインの入ったグラスをシャロンに渡し、自分もグラスを持って彼女の隣に座り「乾杯しようか」と誘って)


>シャロン
(OK?、おねーさんにそう聞かれれば、アリサは「はい。」と頷き返事をする。彼女の言う通り、自分はこの世界に来てから警戒どころか、ようやく自由になれたことへの嬉しさしか頭になかった。もっと気をつけなきゃ…と思いつつ、シャロンの顔をじーっと見つめた。今はもう優しいさっきまでのおねーさんに戻っていて、ホッとしたが。アリサは先ほどからどこか不思議な感覚だった。危険の認識が甘いと分かった途端、シャロンの雰囲気が一変してから今まで、ずっと続いている感覚だ。これが何なのか、今のアリサはまだ知らない)
「…ありがとう、シャロンおねーさん。私…また新しいこと覚えられた」


>97
>キール
「そっかぁ!ちゃんとお勉強もしてるなんて偉いね!」
(感心しながら、キールの頭をサラッと優しく撫で「君の将来が楽しみだな」と付け加える。相手が城に住んでる吸血鬼であるとは分かっているものの、性格上ついつい子供扱いしてしまう。怒られるかな…などと思って、そろそろとキールの手から尻尾を離して)

>キール
(しばらく走って、後ろからの足音がしないので、一旦立ち止まる。後ろや左右を見渡してみるも、どうやら鬼はまだ来ていないよう。今頃、探しているのだろうか。この森は木が多い、自分は何回も出入りして土地勘があるのでともかく、彼は大丈夫だろうか。と少し心配になりつつも、走らなければ意味がないので、今度は少し速度を落として走り)

>カイム
(過去や経緯に興味がないというこの悪魔は、私に気を使ってくれているのだろうか。そう感じながら、立ち上がる相手を見上げて)
「街にもよくおさんぽ行く。でも、それ以外は行ったことない」
(相手の問いに答えながら、アリサは街のある地区がある方向を指差す。「あそこ、たまにお菓子くれるんだよ」と付け加える。彼女は基本、この厄災の森か広い街のある範囲でしか出入りしない。理由は徒歩で楽に行けること、その範囲内でたまによく分からないイベントがあって、お菓子を無料提供することがあるからで)

>カイム
「やったぁ。そ~、こなくっちゃ!」
(断られると思いながらの誘いだったから、彼の返答に気分を良くし、マスターからの酒のおかわりを受け取り「付き合ってくれるお礼に、今日は僕がおごります!」などと、笑顔で気前のいいことを言う。一口あおる。もちろんちゃんとお金は持ってるし、彼の飲み代を払うぐらい余裕で)
「ねぇ、君ってさ。このバーにはよく来るの?」

99: シャロン [×]
2023-03-01 14:06:11


>>97
>>キール

?`まだ`ってことは`いつか`はできるのかしら。

( 少年らしく残念そうに眉を下げる彼の様子にこてりと首を傾げれば、シャロンはごく単純な質問を投げかける。職業柄吸血鬼様となんてお話をする機会はないし、同じ魔界にいるとはいえどこか物語上の登場人物としてしか吸血鬼のことを知らない。確かにシャロの知っている吸血鬼は皆成人男性ほどの背丈があるし、人間の女の柔い首元に牙を立ててそこから官能的とも言える女の生き血を啜っているイメージがある。輸血パックは新鮮味にかけるような気がするのだが、味の変化や血液型・性別体型人種によっての変化などはあるのだろうか。初めて出会う種族というのはやはり質問が多くなってしまうもので、さらりと肩から流れた髪を払いながら「 darling,貴方が好んで飲むのは人間だけなの?それとも魔族の血も甘いもの? 」と心の中で浮かんだ疑問の中でも一番気になることを素直に問いかけてみて。最も、魔族のものも摂取するといわれてもふうん、としか思わないのだが。自分も魔族の肉はたまに食すし。不味いけれど。あと固い肉が殆どなので租借が面倒なのだが。 )



>>98
>>モヴィ

OK,sweetie.出会いに。

( 彼からワイングラスを受け取れば、未だにとろりと溶けかけた優しい瞳のまま彼と乾杯を。友人との乾杯の時にはこんな台詞は言わない。何てったって今夜だけは彼の恋人なのだ。重く甘いはちみつのようなシャロンの声色とは裏腹に、軽くぶつけたグラスの音は小気味よい音を立てて部屋の中に消えて。くい、と一口煽ったワインは思うほかフルーティで、それでいて芳醇だった。ワインに飲みやすいというのもあまり誉め言葉ではないと聞くが、正直なところ酒に酔っているシャロンにはアラ飲みやすいワインねとしか感想が浮かばずに。「 ──いい夜だわ。 」すらりと組んだ足をふらふらと揺らし、真っ赤なペディキュアの塗られた自身の足元に視線を落としながらそっとつぶやく。歌も歌い、極上の酒を飲み、それから目の前には美しい男がいて。ふ、と形の良い唇を釣り上げては彼のほうへそう告げてはまた美しく微笑んで。 )


>>アリサ

Good girl.

( こちらに素直にお礼を告げる人形のような美しさの少女に、シャロンも優し気な笑みで答える。こんな幼い少女に危機感を持てだとか警戒心を持てだとか、そんなことを言うのは実に酷だしシャロンはこんなことを言っているがこの世界をどう生きるのは彼女の勝手ではある。手っ取り早く権力のある金持ちと一晩を共にしてしまえば生きるのも楽なのだろうが、幼い彼女はそんな考えにすら至らないほど`純粋`であるのだろう。彼女のいう能力さえなければこんな魔界などには堕ちてこなかったはずの魂だ。「 かわいいお人形さん、この世界で生き残るのはかわいい女でも美しい女でもない。賢い女よ。どうか賢くありなさい。愚かなのは可愛いけれど生きるのには向かないわ。 」彼女の陶器の頬をしっとりとした手でなでる。この言葉はどこか自分に言い聞かせているような雰囲気をにじませており、シャロンはそれをごまかすように「 さ、いつまでも水中にいるのはその体には向かないわ。いらっしゃい。 」と彼女の手を引いて湖の畔までひらひらと揺れる深い青紫色のヒレを揺らしながら泳いで。 )



100: モヴィ/アリサ [×]
2023-03-01 15:14:15

>99
>シャロン
(乾杯をして、彼女が一口飲んだ後に自分も一口飲む。味も風味も他のワインとは一味違う、なんて美味しいのだろう。グラスの中で揺れるワインに目線を落とし、数回瞬きをし、ふと彼女の言葉を耳にすれば、振り返って「___そうだね。」ただ一言を優しく呟く。モヴィはこれまで、女性を家にあげたことはなかった。というのも、彼は異性に対し苦手意識を持っている。それが転じて今に至るのだが、彼女__シャロンだけは違う。家にあげ、隣に座り、共に酒を飲む、一日だけの恋人にだってなれる。シャロンがこちらを向いて美しく微笑めば、自然と自分も口角をあげる。その表情は、やや男らしさもあり繊細で)
「…僕は幸せ者だなぁ」
(自分如きの悪魔に彼女はあまりに勿体無さすぎる。遠回しに気持ちを小さく吐露すれば、また一口あおって)

>シャロン
(彼女の素敵な手に惹かれて泳いでいる間、アリサは少し呆気にとられていた。"賢くありなさい"なんて言われたのは初めてだったから、岬に着いて、アリサは先に水中から上がり)
「……ねぇ、おねーさん。おねーさんはどうしてそこまで親切にしてくれるの?」
(自分に魔界での生き方を教えてくれる彼女に抱いた疑問はたった今、口に出したことただ一つ。それだけがアリサの中でとても気になること、何か理由があるのか否か、それだけが知りたくて、僅かな緊張を押し切り聞いてみて)

101: クローズ [×]
2023-03-01 23:16:45

>アリサ
来るわけ…ねぇ…だろ…
(少しふらつきながら)

102: シャロン [×]
2023-03-02 10:29:20



>>100
>>モヴィ

あら。
目の前にこんなにいい女がいて不幸せだなんて言ったらその口から食べてやるところだわ。

( どこか、吹いたら消えてしまいそうな彼の雰囲気にシャロンはにこりと美しい笑顔を浮かべて彼の頬にぷすりと自分の指をついて。彼の男らしい表情を見るのは好きだが、そんなに悲しそうな顔をしてほしかった訳ではない。シャロは冗談交じりにそんなことを言いながらグラスをテーブルに音もなく置き、「 見たでしょう、バーから出るときの男たちの顔。darling,あなたは今誰よりも勝ち誇って笑っていいのよ、歌姫様を持ち帰っているんだから。 」そう言ってすらりと長い足を組みなおせば、そうでしょう?と彼のほうへ笑いかけて。 )



>>アリサ

どうして?
…ふふ、野暮なことを聞くのね。女が宝石をかわいがるのに理由があって?

( 彼女から突然問いかけられたことにシャロはきょとんと海の色をした瞳を丸くすれば、すぐにふは、とあきれたような笑顔を零してさも当然のように答えて。その表情は百戦錬磨の夜の蝶にも、世界を股にかける大泥棒のオンナにも見える。シャロンも同じく畔にあがり、数回ヒレを上下に振ればそのヒレはいつの間にやら彼女の美しく長い足に代わっており、人間の足でも水の中に入ることはできるのか濡れた髪をセクシーにかきあげながら足先を湖にひたして。 )





最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle