( 彼女のルビーの目をまっすぐに見据えて、そう一言だけ答える。そう、ここは怖い場所なのだ。人の不幸は蜜の味だなんて言葉が人界にはあるらしいが、この世界に生きるものたちはまさにこれは具現化したかのような存在ばかり…否。そんな存在しかいないのである。わかっていればいい、と彼女の頭をなでようとしたシャロの手は彼女の続けられた言葉に水面から手を挙げる前にぴたりと動きが止まり。「 I see…そういうこと。それならせめて警戒心は持つべきねbaby.どんなに強い力を持っていても、場数を経験した相手はしぶといものよ。」ちゅ、と彼女の頬にキスを落としてはOK?と先ほどまでの雰囲気とは一転、一番最初のやさしい彼女の雰囲気に戻っており。 )