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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
41:
ハンナ・ホフマン [×]
2021-08-01 15:27:37
>39 ガードナーさん
あら、銀行員も素敵じゃありません?
( どこか後ろめたそうに苦笑し、夢がないことを自責する彼が、何に思い悩んでいるのかわからず首を傾げる。そもそも夢を持つのが理想なんてことは無いと思っているし、夢なんて見られるのは、進路を自分で決められる恵まれた人間だけだと言うことも知っている。誇りを持って働いている父の部下達の顔を思い出せば失礼ではないか、とさえ思えてきて一瞬表情を曇らせるも、先程まで世俗的なことを述べていた口で、ぼんやりと頼りなげに夢を語る姿を見れば、歳若い彼に弟が重なって溜飲を下げ。すました顔でティーカップに口をつけると、厳格で融通の聞かない父の顔を思い浮かべて、爽やかに自分の意見を述べる。途中で一瞬父が銀行家であることを述べかけて、『銀行員』に後ろめたさのある彼に嫌味になるかと口を噤み。 )
ガードナーさんの仰る夢、が何かは分かりませんが。独創的なものだけが夢だとお考えですか?
私の父は……、芸術などに理解のない古い考えの人ですが、私は父の庇護下で大した苦労もせずに生きてまいりましたし、それが父の誇りだと知っていますわ。
>40 レオン・ダントン
( カウンターで2人で話すには少々大袈裟になってきた相手に話ぶりに、上品な手袋をした手で口を押さえて可笑しそうに笑い声をあげる。彼が店中の耳目を集めている時と変わらない、人を惹き込む力のある話術は心地よく。いつも遠巻きに眺めているだけのそれが、自分のために消費されている贅沢に気持ちが良くないわけがない。教育にも恵まれなかったであろう彼が高い志を持ち、実際に幾つもの壁を乗り越えて未来に突き進む姿は素晴らしく輝かしくて、些か眩しい。カウンターの奥を見る振りをして視線を逸らすと、レオンの空になったグラスを見たウエイターが次のグラスを用意しかけているところで。それを手を振って断る代わりに水を頼むと、レオンに向かって両手を上げて降参の意を示し。レオンの将来の話を拾って微笑めば、少し困ったことがある、といった全く深刻ではない風に自分の将来を述べて。まだまだ盛り上がっている背後の学生席をちらりと見てからレオンに向きなおって。 )
ふふ、お父様と仲がよろしいのね。きっと沢山の方があなたに救われるのでしょう。私はその活躍を新聞で知るんです。あ、これからはもっと違うメディアが生まれるかも……
とにかく、結婚でもすれば今までのように自由にはいきませんから。随分先伸ばしにしてきましたが、いつ両親が縁談を持ってきても文句の言えない年齢になりました。これでも結構親思いですのよ。
……ああ苦しい。皆さん何でこんなことしたがるのかしら?ご存知?
42:
カレアム・ガードナー [×]
2021-08-01 22:32:41
>40 レオン
そうなんですね。ここに訪れて、何か新鮮に感じたものはありましたか?
わたしはここの出身です。しかし、夜になると酔いつぶれている人がいるせいか、わたしが小さい頃はこういった場所にはあまり行かせて貰えなくて…。場慣れしていないせいで友人には田舎者と揶揄される始末です。
( 再び純粋に疑問を投げかけた。そのあとに自分のことを述べたかと思うと、わたしは田舎者っぽいのかもしれません、と言ってクスリと笑う。
場慣れしているかは置いておいて、ここの雰囲気は好きなんですが、とも付け足す。
二人でのんびり歩いて行けば、ベンチが目に映る。少し止まりましょう、と言って腰をかけて)
>41 ハンナ
もちろん銀行員という仕事は立派だと思いますし、簡単になれるものでもないことは重々承知しています。
問題はそこではなくて、なぜわたしはわざわざ文学を学んでいるのかという点です。
本来なら作家になりたいだとか、本を書くのは苦手でも出版社として関わりたいだとか、関連するような何らかの夢や、やりたいことがあれば本望ですが…そういった夢はありませんから。
“このままでいいのか”なんて自問してしまえば立ち止まってしまいます。好きなことに好きなだけ時間をかけられるのは歳若い今です。
( 相手が自分の発言で表情を曇らせたことを汲み取る。銀行員に対してではなく自分の話の薄さに後ろめたさを覚えたのであって、銀行員に対してのそれは誤解であることを述べ、不快な気持ちにさせてしまって申し訳ないとも述べた。夢という漠然とした話題にも関わらず、はつらつと自分の意見を述べる彼女に感心したように大きく頷いて )
はい、正直のところ、夢は独創的なものだとは信じています。
それにしても、あなたのお父様は…親を誇りに思ってくれるあなたのような娘がいてとても幸せだと思いますよ。
ハンナ・ホフマン様
(/誤解を招く表現でお伝えしてしまったようで、申し訳ありません。
上記のように、カレアムは「やりたいことが見つけられないのにハンナさんに偉そうに物を言っている自分」に後ろめたさを感じていていて、「銀行員」自体にはそんなことは思っていません。
私の文才が無いために、ご迷惑をおかけしました。大変失礼致しました。
いつもお相手してくださりありがとうございます。楽しませていただいております。)
43:
レオン・ダントン [×]
2021-08-02 21:38:46
>41 ハンナ
( 話しぶりを笑う彼女の姿を見れば、嬉しさからか、それとも彼女のことを愛くるしいと思ったからなのか、目を細めて。縁談について平然と深刻ではなさそうに話すハンナ。社会風潮や結婚によって、未知の世界へと果敢に挑む行動力と、それを可能にさせてしまうほど貪欲な探究心を封じ込めてしまってよいのだろうか。そして彼女は本当に結婚についてなにも思っていないのだろうか。未だ世界を知らないのに。そんなことを思いながら彼女の話を聞き、口を少し歪ませて微笑むものの、瞳は哀愁を映していて。ハンナに飲み比べについての疑問を投げかけられれば、肩をすくめて笑い。水が入ったグラスを、飲み比べをするきっかけを作ってくれた学生たちに向ければ、乾杯の仕草をして )
さあ、私にもさっぱりです。しかし、あなたとの勝負は実に楽しかった。ひとり景色を眺めながら飲むのも良いですが、あなたのような方と飲むのも素晴らしい。
学生たちに乾杯。
>42 カレアム
きみが田舎者か、それはおもしろい。なら私はなんだろうな。ふむ…蛮人といったところか。
ヴィエンヌに来たとき、すべてが新鮮だった。いや、今も慣れんな。ほら、見てごらん。どの路地も大通りも、すべてが芸術品だよ!ティウ川のせせらぎに耳を澄ませれば、流れゆく記憶と時代が聴こえてくる。
ああ、美しきヴィエンヌ。
( 世界有数の大都市ヴィエンヌの出身であるカレアムが、自分のことを田舎者と云うのを聞けば、地方出身であるレオンは、はっはっはっと大きく笑い。彼にヴィエンヌについて訊かれ、それに答えようとすれば、ヴィエンヌへの愛情の波が一気に押し寄せてきたのか、ダムが決壊したかのごとくドッと語り出して。もちろん話している最中も腕を大げさに広げたりしながら歩き。彼にベンチに座るように促されれば、ああ、と言って腰掛け、背もたれの上に肘を置き足を組み。店内での最後の会話をふと思い出せば、カレアムに顔を向けて )
そういえば、きみは物書きの道には進まないと言っていたな。
他になにかやりたいことでもあるのかね。
44:
ハンナ・ホフマン [×]
2021-08-05 13:35:36
>42 ガードナーさん
そう、独創的、本当にそうかしら。
( ハンナの問いかけに悩むことなく肯定するカレアムにそれ以上追及することなく、ティーカップに手を伸ばし空になっていることに気づく。夢の性質についての意見の相違には柔らかに微笑むことが出来たが、自分が良い娘だと言われればつい乾いた笑いが漏れた。そろそろ家の者が来てもおかしくない時間に、次の注文をするか迷いつつ、謝罪する相手に向き直れば「いいえ、害しておりませんわ。」とにこやかに首を振って。ハンナに問いかけているようで自問自答している様子に、うーん?とあけすけに首を捻れば、何とか口には出さなかったが『そんなこと』と言いたげにアッサリと放り投げて。若くて、大学に通えるほどに裕福で、そして男性である相手に嫉妬とまではいかずとも、その立場を欲する者は幾らでもいるのだと、微笑みながらも、意思の強さを滲ませた目で、まっすぐにカレアムを見つめて。 )
……こちらが聞きたいですわ。
どうして文学を選んだのかしら、私があなたのように好きな風に時間を使えたら、きっともっと自由だわ。
(/いつもお世話になっております。
こちらこそ誤解を招く表現で申し訳ございません!
カレアム様が銀行員を後ろめたく思っているとはハンナも思っておりません。ただ夢を持たないのは悪とした上で、銀行員を夢がないとした点に一瞬眉を顰めたという感じでしょうか……。ハンナとしては堅実な将来図は夢では無いのか?と純粋な疑問を持った感じです。ロル最後の『銀行員』は、上記を含んだ『(曰く悪である夢のない職業の)銀行員(を志望すること)』といった意味でした。こちらの文才のなさでご迷惑おかけして申し訳ございません。
丁寧なお返事と軌道修正ありがとうございます。それを受けて今回こちらも更に軌道修正をしましたが、このやり取りで話題がズレていると感じるようでしたら、一度2回分のレスを遡ってそこから始めるという形をとっていただくのもアリかなと考えております。
いつも素敵な息子さんとのお話を楽しませていただいております。これからもよろしくお願いいたします。 )
>43 レオン・ダントン
ええ、私も。お話はとっても楽しかったですわ。
乾杯。
( 急な質問に嫌な顔もせず、気さくな仕草でグラスを掲げるレオンに、小さく笑って水のグラスで乾杯する。ハンナの話を、傲慢に笑い飛ばすでもなく、自分のことの様に憤るエゴでもなく、哀愁を映した瞳で静かに笑うだけのレオンの様子は誠実で、多くの不満を笑みで隠しているだけの自分に一番寄り添っている様に感じ、その心地良さに甘えてしまいたくなる。誠実で清廉な相手を前に、尊敬とも自分への羞恥ともとれない感情が湧き一瞬俯くと、パン!と軽やかに手を叩いて顔を上げ。 )
……そう!勝負ですもの。なにか賞品を決めなくては。
私にできることならなんでも仰って!まだお飲みになる?
( 無邪気な笑みを浮かべて、両手をグッと握れば、ほんの少しだけ前のめりにレオンの顔を覗き込み。 )
45:
カレアム・ガードナー [×]
2021-08-07 11:00:19
>43 レオン
蛮人だなんて、そんな…。あなたこそ実に面白いことをおっしゃいますね。
流れゆく記憶と時代…。これからはきっと、今より発展した世になるでしょうから。ヴィエンヌという芸術品が、時代の流れで朽ちないことを願うばかりですね。
あぁ、実はやりたいと思っていることは特にないんです。
深い意味はありませんよ。
弁護士を志している立派なあなたとは違って、具体的な自分の将来像を描けずにいるんです。
確かに文学は好きだし、大学で専攻しようと決めました。
しかし、この先、一生隣り合わせになりたいかと言われると…。わたしだったら文学への熱意を失ってしまうかもしれない。
尤も若造らしい感情ですよ。
( それなら自分は蛮人だと口にする相手に、思わず笑みをこぼして。大袈裟な身振り手振りで話す彼の話に相槌を打つ。
情熱的にヴィエンヌを語り出す相手の言葉に反応し、しみじみと未来のヴィエンヌを思い浮かべて。
カフェで交わした最後の会話のことを訊ねられれば、それに答えて )
> 38ハンナ
そうなんですか、それは意外です。
先程からの様子から察するに、あなたは嘸かし好奇心が旺盛であろうと…いえ、失礼。今の言葉は忘れてください。
かく言うわたしは、やりたいことは特に決めていません。
いや、まだ決まっていません、と言った方が妥当かもしれません。
本来ならば自分が進みたい道のために、大学で学ぶことが今の風潮でしょうが…。
( 何かを書いた経験はないと言う彼女を意外に思って。
それに続き自分について、やりたいことは決まってないと述べる。そう考えたらわたしはとんだ親不孝な人間ですね、と苦笑いをして。
先程注文したコーヒーが出されると、ウェイターに会釈をしてカップを傾ける。苦笑いの表情を真顔に戻すと、何かを思いついたかのようにして再び口を開いて )
そういえば…あなた、今日は一人でここに?
ハンナ・ホフマン様
(/お気遣いありがとうございます。ハンナ様の趣旨、承知しました。
また、僭越ながら >38まで遡らせていただきました。
二回分遡るというのは>38のハンナ様の質疑の場面から続けるという形でお間違いないでしょうか?違うようでしたら、またレスし直しますので遠慮なくお申し付けください!)
46:
カレアム・ガードナー [×]
2021-08-07 11:04:30
ハンナ・ホフマン様
(/度々申し訳ありません。正しく表示されなかったため、訂正致します。
上記は>38 に宛てたものです。こちらこそ、これからもよろしくお願いします。)
47:
レオン・ダントン [×]
2021-08-07 16:27:27
>44 ハンナ
では……こういう賞品はどうかな。
( 彼女が手を叩く時はなにか面白いことを思いついた時。今度はどんな面白いことを思いついたのかと心を躍らせながらハンナの話を聞いていれば、案の定賞品を決めさせるという興味深いもので。しかも"なんでも"ときた。なら単純に飲み物を奢ってもらうだけというのもつまらない。彼女の愛嬌のある顔から目を下に逸らし、どうしようかと悩んで。もちろん、楽しそうな気分を隠しきれないような顔つき。何秒か経ったあと目を逸らしたまま上記を述べ。小さく咳払いをしたと思えば、彼女の瞳をしっかりと見つめ、右の手のひらをゆっくりと差し出して微笑みながら )
マドモアゼル・ホフマン。
今度、ご一緒にディナーへ行っていただけませんか。
>45 カレアム
熱意を失うかもしれない。そう考えられるだけで十分立派ではないかね。
…とにかく、君には将来を考えるだけの時間と金がある。これからじっくりと考えていけばいい。そうだろ?
( やりたいことがないというカレアムの話を、目の前の川に目線を向け小さく頷きつつ聞いて。"立派なあなた"と言われれば、いやいや、と顔の前で手を一回振り。たしかに成り行き任せで文学に関する職に就いてしまって、後悔しながら生きていくよりかは全然良いだろう。そんな風に彼なりにきちんと自己分析ができていることに感心し、そして賛意を示して。それに彼はまだ若いし金もある。少なくともその日暮らしの労働者達よりは。そんなことを思いながら、同じ若者として彼に返事して )
48:
ハンナ・ホフマン [×]
2021-08-09 15:42:57
>45 ガードナーさん
……それなら、きっとこれから見つけるのね。ここはとってもいい場所ですわ。
夢を見るにはうってつけの場所ですもの。
( 自分を好奇心旺盛そうだと初対面で見抜いた相手を一瞬まじまじと観察してから、曖昧に笑い声を返事として。親不孝だと苦笑いする相手に思い当たる節を感じて微笑めば、静かな、しかし確かに若さの蔓延する店内をぐるりと見回して。相手に合わせてティーカップに口をつけるとまた振り返り、困ったように眉尻を下げつつも、楽しそうにクスリと若い男を指さして。テーブルに上半身を預けて寝こける、カレアムと同じくらい若い男との関係こそ名言はしなかったが、お揃いのブラウンの癖毛に、瞳は見えないものの、小さく尖った鼻はハンナによく似ていて。 )
まさか!彼のエスコートで……来たはずなんですけれど。……今は、家の者を待ってるんですの。
>47 レオン・ダントン
……それが、賞品になると仰るの?ムッシュ・ダントン。
( 軽快なお喋りと、優雅な振舞い、たまたま居合わせたこの席でさえもレオンとの時間は心地よく、うっとりするような申し出ではあったが、その右手をすぐとることが出来ずにレオンを見つめ返す。突飛な行動が多くとも、ハンナはまだ若く、世間知らずな令嬢でもあり。既にデビュタントも済ませた身で、その手を取るのが大人達や、暇を持て余した上流階級の若者達にとって過大な意味を持つことを知っている。眉を顰められることには慣れてはいるが、人を巻き込むとなれば話は別で。その申し出がどういう意味を持つのか知っているのか、と暗に問う瞳は揺れていて。その瞳の揺れは不安よりも、目の前の男がそんな古い価値観を笑い飛ばしてくれることへの期待を表していて、レオンの手の数cm上に、繊細な手袋に包まれた手をおずおずと差し出せば、うずうずとした表情も隠さず、その手を取りたいという意思をダメ押しとばかりに口に出して。 )
そう仰るのなら、勝負ですもの、お断りはできませんわ。
49:
レオン・ダントン [×]
2021-08-11 00:03:11
>48 ハンナ
( 手が置かれるまでの空白。傍から見れば短い時間だったかもしれない。しかし、ハンナにとってそれがどれほど長く苦しいものだったかは想像に難くない。もちろん、レオンにとっても。上流階級の令嬢と労働者階級出身の男。彼自身、この二つの関係の絶対性を知っていた。それらは、生活全体を縛るものとして決定されたふたつの地位。そして、世にあるすべての地位と同じように、偶然によって、貧富の差によって、お偉方によって、定められた地位。彼がいくら紳士然としていようとも、大富豪になったとしても"労働者階級の出"という肩書きが消えることはない。そんなレオンのことを見つめ返す彼女の力強い瞳。こちらから申し出たにも関わらず、レオンの顔には期待や焦り、不安が合併したようなものが浮かんでいて。それから、ハンナの手がほんの少し上に置かれる。彼女の決断に感激し、笑みを零さずにはいられなくて。感謝を伝え、彼女の指先を優しく包み込む。ああ、そうだ、と手を離せば、おもむろに内ポケットからペンと小さな手帳を取り出して。レストランの名前を走り書きし、引きちぎった紙を彼女の前にゆっくりと置けば )
ありがとう、ハンナ。
…小さい店ですから、あなたのお口に合うか分かりませんが。ただ、ここのバンドは素晴らしいですよ。
50:
カレアム・ガードナー [×]
2021-08-11 17:19:16
>47 レオン
そうですね、じっくりと…。焦らないようにします。
…今の聞こえました?
音楽という名目の芸術を、こんな遅くまで磨き上げている方もいらっしゃいます。
“わたしが将来像を磨くのも、あなたが弁護士になる夢へ進歩するのも時間をかけろ”と言われているように感じます。
…やっぱり、わたしには歯の浮くような台詞は似合いませんね。
( 同じく若い相手に助言をしてもらえば、ありがたく思いつつも、微かに憂いを帯びた目で夜空を仰ぎ、応答して。
そのとき、誰もが耳にしたことがあろう有名な曲のフレーズが耳に入る。夜であるため、それはごく小さな音だったが、恐らく音楽家がコンサートのために練習していると予想し。再びレオンの方を向いて格好をつけた言葉を発するも、思わず苦笑いをして )
>48 ハンナ
そうでしたか。てっきりあなた一人だけかと。
彼はお疲れの様子ですね。
ここで酔い潰れる面々の長話に引っ掛かりたくなければ、一人での行動は避けることを薦めようと思ったのですが。
…しかし、その必要は無さそうですね。あなたならどんな話題でも興味を持って聞いてくださるから。
( 相手が指をさした方向に顔を向ければ、一人の青年がぐったりと体をテーブルに預けている。疲れているのだろうと頬を緩めると、連れがいるのかを確認した理由を述べて。
ひょっとして、彼女の好奇心に勝てるものはこの世に無いのではないかと ふと思って )
51:
レオン・ダントン [×]
2021-08-13 15:23:37
>50 カレアム
君からそんな言葉が聞けるとは。…だが、くれぐれも時間をかけすぎるなよ。"まだ"二十代なんて言っていたら、そのうち、"まだ"四十代になってるかもしれんからな。
( カレアムから演奏が聞こえたかと尋ねられれば、顔を上げ耳を澄ましてみる。たしかに、音は小さいが、美しいメロディが聞こえてくる。ゆっくりと目を閉じて、小さく頷きながら堪能する。そうして聞き入っていると、カレアムが何時に無く洒落た台詞が云い。彼からそんな言葉が聞こるのかという驚きや嬉しさなどの感情が湧き出てきて。しかし、相手が苦笑するのを見れば、ふふっとつい笑って。いまだ小さく流れ続けている曲。まるで我々のためだけに演奏してくれているかのような錯覚に陥り、優越感に浸って。そうやってその旋律に再び聞き惚れていたとき、音楽についての話題を彼に振ってみる。そして、ヴィエンヌ人なんだから当然、とでも言うような口調で彼に同意を求めて )
音楽か。わたしは音楽も好きでね、コンサートにたまに行くのだ。まあ…金に余裕があるときだがね。もちろん、きみも好きだろう?
52:
ハンナ・ホフマン [×]
2021-08-15 16:10:03
>49 レオン・ダントン
まあ……まあ、まあ!
私、このお店行ってみたかったんですの!
( レオンの焦りや期待の混ざった様な困ったようにも感じられる表情が、手をとると笑みに変わったのを見てほっと胸を撫で下ろす。友人と夕食を楽しむのに身分や性別など関係ない、自らの信ずる選択であっても、初めて父や弟以外の手をとるのには相応の覚悟がやはりいって。相手からすれば大した意味の無い行動でも、ハンナの中では大きな一歩に、内心ドキドキしながらメモを覗き込めば、パッと表情を明るくして無邪気な声を上げる。屋敷からこの店までの道中で、確かに多少庶民的ではあるが食欲を掻き立てる香りと、楽しそうな声と音楽には何度も視線を奪われた、とはいえハンナが父や弟と入るような格の店でもなく、専ら最近の興味の向かう所のひとつで。少々賞品の趣旨から外れてはいるものの、心底嬉しそうな好奇心に輝く目を、メモからレオンに向ければ、メモを大切そうに胸に抱いて。 )
ありがとうございます、楽しみにしておりますわ。
>50 ガードナーさん
疲れ……どうかしら?
あら、もしかして、だからこうやって付き合ってくださったの?
( どうやら気持ちよさそうな寝息を立てている弟が抱えている酒瓶はカレアムから見えないらしい、基本的に弟に甘いハンナではあるがこの時ばかりはジトリと弟を見やって。親切な忠告を口にするカレアムに目をパチクリさせれば、口を抑えてクスクスと笑いながら首を傾げて。)
53:
カレアム・ガードナー [×]
2021-08-16 21:15:44
>51 レオン
ごもっとも。焦りは禁物ですが、節度を。
( どんどん年を取って、結局はチャンスを逃がす、なんてことにはならないようにと忠告する相手に深刻な表情で頷いて。
しかし、自分の格好つけた言葉に驚くレオンを見て、照れくさくなり、先程の表情など崩れてしまった。
相手の音楽についての話に相槌を打ちながら、未だに小さく聞こえる曲の心地よさに頬を緩ませて。たまにコンサート会場へ足を運ぶと言う相手に、音楽が好きかと聞かれれば、もちろんです、と迷いなく答えて )
いつか予定が合えば、是非あなたとコンサートに行きたいです、ダントンさん。
>52 ハンナ
…長い話に付き合わされた方を何回か目にしているんです。
まぁ、それも”ラ・リヴィエールらしさ”だと言ってしまえば、それまでですけれども。
( 察するにハンナとは親しいであろう男性に対し、“それはどうか”と やや投げやりな彼女の発言に思わず微笑んで。
ラ・リヴィエールで一人で時間を潰していれば、長話に捕まった者を何人か見たことがあると小さくため息をつく。
今度は上品に笑う彼女に、話に付き合ったことについて問われれば、真剣な表情に戻り口を開いて )
だって、あなたが忙しなく表情を変えて、わたしの話に付き合ってくださいますから…付き合ってくださったのは寧ろわたしの方です。
また別の日にでも、あなたとゆっくりお話しできる時間があれば嬉しいですね。今度はあなたにお話ししてもらう番です。
54:
レオン・ダントン [×]
2021-08-17 22:12:23
>52 ハンナ
ええ。
( 紙に書いた店の名前を知っていたこと、前からそこに興味を持っていたというハンナの予想外の返答に少し驚いて。それもそのはず。あの店はいわゆる"上流階級"なんていう者たちが近付くような場所ではなく。しかし、今回のディナーの相手は、そんな頭の凝り固まったブルジョワ連中ではなく、目の前の良くも悪くも庶民的な淑女。そのことを思い出せば納得して。憧れの店に行けることになって心底嬉しそうな表情をするそんな彼女を見れば、こちらの顔にも自然と笑みが浮かび上がり。グラスの水を飲み干せば、さて、と言って。まだ帰るには少し早い時間ではあるが、先の対決で飲みすぎたらしく。席からゆっくりと立ち上がれば、テーブルの上の帽子を手に取り、それを胸に当てお辞儀をし。)
そろそろ失礼させていただこうかな。
今夜は楽しい時間をありがとう。
では、メモの日時にまた。失礼。
(/いつもお世話になっております。レオンの後ろの者です。私としたことが、レオンがメモにディナーの日時を書く描写を入れるのをすっかり忘れておりまして、勝手ながら書いたことにさせていただきましたが宜しかったでしょうか…。また、今後の展開のご相談なのですが、レオンがレストランの店先でハンナ様のご到着を待っているというものでも宜しいでしょうか。ハンナ様とのディナー、楽しみにしております。それでは、失礼しました。 )
>53 カレアム
( クールで、普段一人でいることの多いカレアムが、コンサートに一緒に行きたいと云ってくれるのを聞けば、嬉しさと驚きが混じった表情をして。そういえば、とオーケストラのコンサートを聞きに行こうかと思っていたことを思い出し、彼をそれに誘って。また、カレアムがレオンのことを他人行儀に苗字で呼ぶのを聞けば、どうかレオンと、と自分のことを名前で呼ぶようにと勧めて )
ふむ…ちょうど今度のコンサートに行こうと思っていたのだが、よければ一緒にどうかね。
55:
ハンナ・ホフマン [×]
2021-08-18 16:42:48
>53 ガードナーさん
ふふ、それでもお陰で絡まれなかったのは事実ですわ。ありがとうございます。
( そもそも認めてしまえば良いものを、ハンナの質問に正直に答えるカレアムの不器用な誠実さに、好感を覚え。自分が話すというのは得意ではないが、穏やかな彼との会話の時間はきっと心地よいものになるだろう、とより一層華やかに微笑んで立ち上がり。ラ・リヴィエールの扉を見遣れば、使用人風の男と御者風の男が2人所在なさげにこちらを窺うように立っていて。そのままカレアムに向かって優雅なお辞儀をすると、滑るようにゆったりと扉に向かい。 )
でしたら話したくなるようにさせてくださいな。
家の者が参りましたので失礼致します。
御機嫌ようムッシュ・ガードナー。良い夜を。
(/お世話になっております。ハンナの中の者です。今後の展開ですがこのまま何もなければ、またラ・リヴィエールで偶然お会いする形で今晩のところはお別れ、で宜しいでしょうか?
今何かあれば、呼び止めていただければ弟を先に返してカレアム様にお付き合い致します。どうぞよろしくお願い致します。 )
>54 ダントンさん
こちらこそ、素敵な夜になりました。
ええ、お気をつけて。
( 興奮するハンナに微笑ましそうな笑みを浮かべるレオンに気づくと、こほん、と恥ずかしそうに調子を整えて。レオンが立つのに合わせて立ち上がれば、ドレスの裾を持ち上げてお辞儀を返し。立ち上がったことでじんわりとシャンパンのまわりが早くなるのを感じながら、頬をアルコールに染めてにっこりと微笑んで。 )
(/こちらこそ大変お世話になっております。メモについて把握致しました。勿論全く問題ございません。雰囲気ある素敵なお誘いで、ハンナはこのメモを今後も大事に取っておくんだろうな、など想像が膨らんでしまいました!
今後の展開についてもかしこまりました。そちらでよろしくお願い致します。 )
56:
レオン・ダントン [×]
2021-08-19 22:05:42
>55 ハンナ
( 夕陽でピンク色に染まったヴィエンヌの空。季節やこの街の緯度が高いせいなのだろう。スーツベストに留めてある懐中時計を覗けば、針は既にディナーの半刻前ほどを指している。スーツを整え、帽子を被り、ドアを開けると、多くの人が行き交う通りに出て。彼らの間を縫うようにして歩道の縁まで歩き、指を2本歯の間に挟んで笛を吹く。すると、前方を走っていたハンサムキャブがレオンの目の前でゆっくりと止まり。お世辞にも座り心地が良いとは言えない車両に乗り込み、後ろに立っている御者に目的地の名前を告げれば、御者が屋根越しに鞭をふるい、馬車が動き出す。がたがたと揺れる馬車の中、窓から街の景色を覗いてみると、そこからは、ワッフルのように几帳面に敷き詰められた石畳の上で、蹄の音と車輪の音を街中に響かせながら走る華麗な馬車達や、ベージュ色を基調とした石造りの建物達が隙間なくずらりと並んでいる様子が見えてくる。しばらく走った後、緑色のオーニングが一階部分に取り付けられた、やはりベージュ色の建物の前で馬車が止まる。御者に礼を述べ、金を払えば、レストランの入口近くまで歩いて。彼女が先に待っていたらどうしようかと辺りをちらりと見渡すも、幸いまだ着いていないらしい。壁にもたれかかり、腕を組み少し俯く。木枠で囲まれた窓から漏れてくる暖かな照明に楽しそうな笑い声、そしてバンドの演奏。それらに耳をすませ、今夜起こることに胸を躍らせながら、もうすぐ来るであろう今夜の特別なディナーの相手の到着を気長に待つことにして )
57:
カレアム・ガードナー [×]
2021-08-19 23:34:52
>54 レオン
えぇ!是非ご一緒させてください。…都合の良い日はいつですか?
( 相手を苗字で呼べば、名前で呼ぶようにと言われたことで、いつもの自分のよそよそしさが大っぴらになっていることに少し頬を赤らめて。
コンサートに誘ってくれた相手を見て、自分の感情の起伏は普段通りであるものの、目を輝かせる。ヴィエンヌの静かな夜と、流れてくる小さな音楽には似つかわしくない声を上げて是非、と一言。相手の予定が合う日を訊ねて)
>55 ハンナ
はい、良い夜を。ではまた。
( 家の者が迎えに来たと言って立ち上がった彼女を見て、自分も立ち上がれば、あなたも良い夜をと返事をして。相手がお辞儀をすると、それに応えるようにこちらも頭を下げて。”話したくなるようにさせてくださいな”といった相手の発言に少し戸惑ったものの、彼女との優雅でありつつものんびりとした会話をすることを期待して)
58:
レオン・ダントン [×]
2021-08-20 18:50:27
>57 カレアム
( 平然を装いつつも、どこか興奮を隠せずにいるカレアムの姿。打ち解けてくれた証拠なのだろうか、と思うと嬉しさや微笑ましさが胸から込み上げてきて。コンサートの公演日を確認するため、ジャケットの内ポケットからメモ帳を取り出して開いてみる。ベンチの横にあるガス灯の微かな光を頼りに、ページを上から指で辿っていけば、ヴィエンヌ音楽院管弦楽団の定例演奏会、と走り書きされたメモを見つけて。それをカレアムにも見せるため、メモ帳を彼の方へ傾ければ )
たしか……うん、二週間後の日曜日はどうかね。
59:
ハンナ・ホフマン [×]
2021-08-21 23:55:33
>56 ダントンさん
( 揺れる辻馬車から、夕刻の美しいヴィエンヌの街を眺める。行先も相手も告げずに屋敷を抜け出して来たから、屋敷の四輪馬車は使えなかった。万一の時のための書き置きの口実に弟を使ってしまったが、普段は彼に付き合っているのだから、今夜くらいは上手く誤魔化しておいてくれるだろう。慣れない辻馬車の乗り心地は快適とは言いがたかったが、その不規則な揺れは今のハンナの心の律動のようで不快ではなかった。緑のオーニングの建物の前に馬車が止まったため、料金とチップを払う。相場は分からなかったが、御者の表情を見れば、どうやら多すぎたことは確かなようだ。その代わりか扉を開けて不慣れな手を差し伸べてくれる御者に、微笑んで手をとると、狭い馬車から降り立って。御者にお礼を言って振り返り、壁にもたれかかるレオンを見つけると満面に華やかな笑みを浮かべ。ブルーのリボンで編み上げた娘らしい髪型の後れ毛と、白地にブルーのストライプのドレスの裾を揺らして駆け寄って。 )
こんばんは、ムッシュ・ダントン。
私、時間通りについたと思うのですけれど、お待たせしてしまったわ。
>57 ガードナーさん
( 藍色に沈んだ街並みを蜂蜜色の街灯が暖かく照らすヴィエンヌの夜、を美しく映し流れるティウ。ラ・リヴィエールのテラス席でそのせせらぎに耳を傾け、色とりどりのカードを広げて書き物をする時間。これ以上ない完璧な時間でありながら、今晩は何処か心ここに在らずといった様子で、しまいには退屈そうに油断した欠伸をふわり。 )
60:
カレアム・ガードナー [×]
2021-08-23 00:17:16
>58 レオン
( わざわざ自分の方へ傾けてくれたメモ帳を見て、相手の大胆な走り書きを読めば、自分の手帳を取り出し、二週間後の日曜日の予定を確認する。その日は空いていると頷けば、コンサート会場内いっぱいに広がる、美しい音色の想像を膨らませて。楽しみだと言えば、闇に目が慣れてしまったせいで気づかなかったものの、このときはもう遅い時間で。これ以上相手を留めてしまっては、と思い、ゆっくりと立ち上がり )
その日にしましょうか。…とても楽しみにしていますよ。
もう夜も遅いので、そろそろわたしは失礼します。
(/いつもありがとうございます。もし、帰ろうとするカレアムに何か用があるのなら、遠慮なく呼び止めていただければと思います。特にない場合は、このままコンサートの日へ飛ばそうかと考えております。)
>59 ハンナ
…すみません、ホフマンさんですよね?
こんばんは、ガードナーです。
( 街灯の光が闇に溶けるような時分。ヴィエンヌをゆったりとした足取りで歩く。大学で課題の片を付け、リフレッシュに読書がてら飲み物でも、と思いラ・リヴィエールへ。鞄の持ち手を握りしめ、ふとテラス席を見やれば見覚えのある人物がいることに気がつく。
何やら書き物を広げているその人物が誰なのかが分かった次第には扉を開けて。ウェイターに紅茶を注文し、テラス席に顔を出せば確認するように話し掛けて )
(/背後様への返信を忘れていました…申し訳ありません。ラ・リヴィエールで再会したという展開でいきたいと思いますのでよろしくお願いします。)
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