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【紛い物とヒロイック】指名・登録制/NBL/140


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自分のトピックを作る
21: どこかの兄弟 [×]
2021-04-24 19:11:00




◇追記◇
・募集時は開始・終了時を告知させて頂きます。いわゆるリアルタイム式のトピとなります
・男女や容姿は問いませんが、異種人外はご遠慮ください
・強制ではありませんが、上下空白を開けて頂けると助かります
・登場人物は増える可能性があります
・ある程度の確定ロルを使用する場合がございます。気になる場合は仰ってください
・登録された方につきましては、二度目からは名前と最終レスナンバーをご提示頂ければ参加可能となります。プロフをご提出いただくのは、無登録の方かはじめに登録される方のみとなります
・ご質問などは気軽にお尋ね下さいませ。





22: どこかの兄弟 [×]
2021-04-24 19:13:06




【 世界の案内板 】

▼世界と地図     (>1
▼彼らのこと     (>2
▼エンドと注意・登録 (>3) 
▼PFとコピペ    (>4
▼追記        (>21

君たち!早く準備しなよ……お待ちかねの" あの子 "が来るかもしれないんだよ?

(/募集を開始致します。ご興味がありましたら、気軽にお立ち寄りください)






23: どこかの兄弟 [×]
2021-04-24 19:19:33



【主演の皆様】

>6) エマ様
>13) クレア様





24: どこかの兄弟 [×]
2021-04-25 19:38:49




【 世界の案内板 】

▼世界と地図     (>1
▼彼らのこと     (>2
▼エンドと注意・登録 (>3) 
▼PFとコピペ    (>4
▼追記        (>21


【主演の皆様】

>6) エマ様
>13) クレア様

さて、看板を磨かなくちゃね。僕たちも、いつだって欲してるんだから。

(募集を開始致します。ご興味がありましたら、気軽にお立ち寄りください)





25: どこかの兄弟 [×]
2021-04-26 15:09:20




【 世界の案内板 】

▼世界と地図     (>1
▼彼らのこと     (>2
▼エンドと注意・登録 (>3) 
▼PFとコピペ    (>4
▼追記        (>21


【主演の皆様】

>6) エマ様
>13) クレア様

ふあぁ……ん?サボってなんかないさ。

(募集を開始致します。ご興味がありましたら、気軽にお立ち寄りください)






26: シクラメン [×]
2021-04-26 17:15:31



登録:登録
指名:ゴルド・バル
目指すエンド:トゥルーエンド

名前:フォルカー・バルデンヴィッヒ
性別:男
身長:165cm
年齢:15歳
性格:自己評価が低く他人に対して警戒心が強い内向的な性格。誰かと仲良くなりたい気持ちはありつつも、もし兄と比べられてしまったら、その友人さえ兄に掠め取られてしまったらと考えると一歩踏み込めず、結果的に突き放すようなツンケンした物言いになってしまう。だが性根は優しく思いやりがあるため、己の態度によって相手が少しでも傷付いた素振りを見せると慌ててフォローを入れるなど不器用な一面も。また、音楽に関しては極めて真面目な努力家であり、寧ろそれにばかり傾倒していたが為に対人関係が疎かになってしまった節がある。
容姿:ゴールドブロンドの髪の毛は前髪は眉を隠す程度の長さで左に流し、サイドは耳半ばまで、襟足は少し刈り上げて短めにしたミディアムショートのボリュームのあるストレートヘア。顔の輪郭は卵型、細めの眉の下に長い睫毛に縁取られたサファイアブルーのぱっちりとした双眸、筋の通った高い鼻梁と程良く厚みのある血色の良い赤い唇が年齢相応の幼さを残しながらも均整の取れた顔立ちを演出している。肌は色白で、無駄な脂肪の無い細身の体躯。服装は清潔感のある白いワイシャツに灰色のベスト、青く輝くビジューが印象的なループタイ、踝丈の黒いズボンに同じく黒一色のショートブーツといった落ち着いた印象を与えるものを好む。
備考:とある音楽家の次男として生まれる。ヴァイオリン、ピアノ、フルートなど一通りの楽器は扱えるが何せ抜きん出た才能に恵まれず、逆に突出した才能を持ちプロのヴァイオリニストとして華やかに音楽界へとデビューを果たした兄と常に比較され続ける人生を送ってきたため、現在のように心を閉ざすようになってしまった。曲を奏でようとするたび、兄に対するコンプレックスと音楽を愛する心との葛藤に苛まれている。

ロル:
(草花が艶やかに色付いて華やぐ穏やかな春の午後、自宅の一室にて豪奢なピアノの鍵盤を一心不乱に叩く少年の容貌はしかし外の陽気とは裏腹に曇りがちで、程なくして激しく情熱的な旋律は最高潮の盛り上がりを見せたその直後に不協和音に変わりフォルカーは十本の指を募る憤りに任せてモノクロの鍵盤に叩き付けた。──足りない。こんな中途半端な音色では到底兄に敵いやしない。純粋に奏でることを楽しめない今、楽器に向き合うことすら億劫になってしまい、深々と溜め息を吐いてから立ち上がって気分転換に屋敷の図書室へ向かうことにする。フォルカーは精神的な休養を欲する時、良く本の世界に没頭した。心が踊るような冒険や身を焦がすような恋、何れも自分とは無縁なファンタジーだからこそ焦ったい現実を忘れることが出来る。やがて辿り着いた部屋の扉を開け放てば古紙特有の香りが鼻腔を擽り、同時に晴れていく心の憂いを自覚しながら絨毯の上を歩き進めては手頃な本はないものかと棚に並ぶ幾つもの背表紙に目を走らせていたその刹那、ふと目に止まったのは臙脂色の草臥れた一冊の本。はて、この図書室には数えきれぬほど出入りしているが果たしてこのようなものは在っただろうかと不可思議に思いつつも心惹かれるがまま片手を伸ばし、表紙を開いて目に飛び込んできた文章、その一節を読み上げた瞬間眩い光が視界一杯に広がっていき、驚く間もなく反射的に顔の前に腕を翳し固く瞼を閉ざして。)


(/こんばんは、初めまして。作り込まれた世界観と魅力的なキャラクター様に強く心を惹かれまして、参加を希望するに至った次第です。描写の相性もあるでしょうし、何より当Cの性格や背景が少し暗いものとなってしまったので主様がそういった設定が苦手でしたら遠慮なく断って頂いて構いません。何卒ご検討のほど宜しくお願い致します。)




27: クレア・バーキン [×]
2021-04-26 17:45:54





 >19 / フール


…花嫁、ね…
( それほどまでの期間も見ず知らずの人物を待ち続けていたのか、そもそも数十年だなんて何かの間違いじゃ無いのか。普段であれば浮かんでくる疑問も靄のかかる思考では上手く処理をする事が出来ないようで、素直に受け入れる他仕方がない。言葉の端々に紛れ込む結婚を示唆するワードに記憶の中へと思考を持っていかれてしまっていたのだが、頬へと触れる人の体温に視線を持ち上げ笑みを浮かべて。ぼうっとした思考ながらも所々どこか引っ掛かるのは彼が昔の自分を知っているかのような言葉を紡ぎ出す事。それをはっきりと口にする事も問いただす事もしないものの、じっと彼の青い瞳を見詰め。「 フール、フール…、……私はクレア、クレア・バーキン。好きなように呼んで。あぁ、でも出来れば名前で呼んでくれると嬉しいわ 」覚え込むように数回彼の名前を口にしてから告げるのは此方も名前のみ。他の情報など特異な状況下では意味を持つのか分からないためではあるが、半分は接するうちに伝わるであろうとの気持ちも込めて。手の甲へと触れる柔らかい感触は拒む事なく受け入れたところで思い至ったのは風雨を凌げる寝場所について。熱心な信者では無いが流石にこの場で眠りに落ちれるほど神経が図太い訳でもない。ここが何処かなんて分からない今、頼る事が出来る人物は目の前の彼だけ。空いている手を腰に回る彼の腕の上に置いて )
……ねえ、私はどこにいたらいいの?流石にずっとこの場所にいる訳にはいかないでしょ


( / 先日はお相手有り難うございました!本日も時間の許す限りお相手をしていただければと思います。少々私用にてレスにお時間をいただくかも事があるかも知れませんがよろしくお願いします。 / 蹴り推奨 )





28: ゴルド・バル [×]
2021-04-26 17:53:24




>26)フォルカー様

( 固く目を閉じて長椅子に腰掛けていた。幾度捧げたかもはや覚えていない祈りを天に放りながら、ただ、じっと待つ。「………また、今日もだめか 」漏らした独り言と共に、やや重だるい腰を上げて席を立った。この一連の動作も手慣れたものだった。期待を裏切られるのには慣れているのだ。ただ、やはり諦めきれないのは性分故か、原因不明の焦燥のせいか。「 …やめておこう 」かぶりを振って踵を返す。似合いの青空がこのチャペルの外には広がっている。ざわりと波だった感覚が頬に伝って、「 ……? 」ふわりと一筋の光がさした。瞼の上を焼いたそれに思わず振り向けば、「 あ…… 」自然と上げた目線は、しっかりと壇上の" 彼 "の姿を捉え。理解が追いつくまでの数秒間、壇上の彼とともに揺れるカーテンに立ち尽くして。そうしていざ脳内が" 待ち焦がれていた者が来たのだ "という事実を受け止めると、全身が総毛立つような悦楽と、瞳の奥に熱い光が宿るのが感じられた。ついに、ついに!徐々に薄れてゆく光のベールに包まれた彼の人の元へ、一歩二歩と駆け寄って。「 僕の姫様!ああ、やっと来てくれた。さあ、こちらへおいで下さい… 」相手の返答も聞かぬまま、うっとりとした目で見つめながら片膝をついて )




(/ご訪問ありがとうございます!世界に関するお褒めの言葉もありがとうございます。身に余る光栄でございます。内向きでありながらも芯のところでは慈愛の精神がある素敵な息子様で、お相手させていただけることこちらも嬉しく思います。PFに不備は見当たらないため、こちらで登録させて頂きます。それでは、よろしくお願い致します※蹴り可)






29: フール [×]
2021-04-26 18:12:05




>27) クレア様

何だ、花嫁になるのは不満か?
( 独り言のように落とされた呟きにからかうような笑みを浮かべる。その癖きゅうと細められた目からはかけらも愉快げな様子など感じられないのだから難儀なものだ。つまりはどうあっても逃がす気などないと、そういうことになるだろうか。「 花笑む、っつーんだろ、そういうの 」対峙した笑みには緩やかに片眉をあげることで答えて。曖昧なままの思考から浮き出る笑みに似合いの言葉を探しては、昔々に聞きかじった陳腐な称賛を添え。「 ……クレア?お前、クレアって言うのか。初めて知った…… 」クレア、クレアと数度復唱した後に、「 クレア 」もう一度短く呼ぶ。それはまるで噛み締めるようでいて、徐々に緩まる頬の肉を止めることはできなかった。腕の上の掌の小ささを改めてと言う風に認識したなら、どうやら" 彼女 "はここを受け入れてくれているようだと少しの安堵の念を混ぜ。「 どこ、か。そうだな、俺が考えるに……今お前が取れる行動はふたつ。さっき言った俺の家でやすむか、それともこの世界を歩くかだ 」質問内容には数秒にも満たぬ逡巡。彼女は落ち着ける場所を欲しているのではないかと推測するに至ったものの、敢えてと言わんばかりに現在進行の選択のみを提示して。前者を選べど後者を選べど、順番が前後するだけでさほど変わりはないものの、選択肢を与えぬのでは暴力と変わりない。既に監禁じみたことになっているのは棚に上げ、" どうする "と問うように周囲に目を走らせて )









30: クレア・バーキン [×]
2021-04-26 19:24:11






 >29 / フール


今はまだ、ね。
( からかうような口振りで、しかし細められた目元に滲む色は口調からは感じられないもので。その視線と交えている事を良しとしない思考は根底にある " 結婚 " に対しての決して肯定的ではない感情を隠す為。ふい、と不自然にならない程度に視線を逸らして。「 綺麗な褒め言葉を知ってるのね、そんな風に言われた事なんて無かった 」耳に届いた称賛の言葉は本の中では何度か目にした事はあるものの、実際に掛けられた事のない言葉。無論自分がそんな言葉を掛けられるとは思ってもおらず、一瞬驚きに僅かに目を開いてから笑みを深めて。「 だって今初めて言ったもの、おかしな人 」自身の名前を呟くにつれて次第に口元が柔んでゆく彼に、くすくすと小さな笑い声を漏らし。「 歩く…?たしかにここのことは分からない事が多いけれど… 」質問の意図が伝わっていなかったのかと訝しげな視線を向けるも、様子を窺うにそういった訳では無さそうである。今すぐに休息を取らなければならない程疲れてもいなければ、いつまでこちらにいる事になるか分からない身。多少なりともこちらの事を知っておいても損にはならないのでは無いか、と思考を働かせ。周囲へと目を向ける彼と視線を交える事が叶ったのならば、「 もし歩く、って言ったら道案内はお願い出来る? 」小さく首を傾げながら問いを投げかけたものの、何処かで彼なら断らないのでは無いか、という気がしていることは確か。現状として頼れる相手が彼しかいないのだから、断られたとしてもどうにか説得をするつもりで )






31: フォルカー・バルデンヴィッヒ [×]
2021-04-26 19:40:35



 >28 ゴルド・バル様


──えっ?
(永遠に続くかのような時間。果たして時計で換算すれば如何程の時が刻まれたのだろうか、眩い光が徐々に収まっていき腕を下ろして恐る恐る瞼を開いたその瞬間、目の前に広がる見慣れない景色に思わず間の抜けた声が赤い唇から零れ落ちて。清廉さを象徴するかのようなくすみ一つ無い真っ白に塗り立てられた壁、床に真っ直ぐ敷かれた赤い絨毯、左右に広がる長い長い椅子、背後から射し込む虹色に輝くステンドグラス越しの陽光。そして──蜂蜜色の柔らかい髪が美しい、“彼”。戸惑う己の前へと駆け寄ってきたその端麗な青年は華やかな容姿とは裏腹にあろうことか自分の前に跪いてくるのだから驚きは一入であり、全てに理解が追いついていないというのに名も知らぬ彼ときたら自身のことを“姫様”などと呼ばわるではないか。澄んだ水色の瞳に少しばかり気圧されてしまい、後退りしながら問い掛ける。「此処は、何処なんだ……?」絞り出した声は自然と震えていた。疑問はそれだけに留まらない。「それに、姫だって?僕は男だぞ」周囲を見渡してみても女性らしい姿は一つとして見当たらない。それどころか己と青年以外に人らしい姿さえないのだ。彼は何か勘違いをしているに違いない、と決め付けるように怪訝な眼差しを向けて。)




32: フール [×]
2021-04-26 20:00:12





>30) クレア様

ふん、
( 嘆息に近いような短い返答を合図にして、未だ平行線を辿るであろう会話の終止符へと代え。あまり待つ気はないのだと、そう伝えるには些か早急に過ぎるかと、自身にしては珍しく自制が働いた為であった。逸らされた視線の先に対象がないことを確認しては、ややぶっきらぼうにこちらも視線を外して。「 口説くなんてガラじゃねぇんだがな……、一番乗りだったなら良かったかもしれん 」明後日の方向を向いたまま、穏やかに表情を変える彼女の顔をちらりと盗み見る。教養のない自分が思いついたくらいなのだから、さぞ言われ慣れているのだろうなどという僻んだ期待を塗り替えられ、浮上した気分を誤魔化すようにひとつ咳払い。「 ……ああそっか、うん、そうだな。クレアは初めてだ 」鈴の音のような笑い声は" なにか "の引き金となった。一瞬だけ浮かべられたハッとした表情は、違和を与えるかもしれないし、あるいはさざなみの中の笑い声に紛れ、何事もなかったかのようにお終いとなるかもしれない。しかしながらこれもまた、特に意味のあることではないはずのものであって、どうでも良いのだと瞬きをひとつ。「 まぁ、分かんなくて当然だな。お前が居た世界とは違うんだし…… 」気遣いには少し届かず、かと言って突き放すでもない物言いで、怪訝そうな視線を流し。かち合った視線を絡ませるようにして、「 お安い御用だな。道案内は得意なんだぜ……、花の咲く場所を見つけるのもな 」告げられた" お願い "にはなんの躊躇いもなく承諾の意を伝える。むしろどこか嬉々としているような、弾むような声色がそこには混じっていた。内心などいざ知らず、そうと分かればと言うかのように空いた腕を出口へと差し向けて踏み出しながら )
さて……何処へ行く?森を歩くか、それともチャペルの周りを歩くか。




(/失礼します。選択肢が発生致しました。下記よりお選び頂ければと思います。

▼森へと行く
▼チャペルの周囲を回る
▼チャペル裏へと行く

それでは、また何かあれば。)








33: ゴルド・バル [×]
2021-04-26 20:22:49




>31) フォルカー様

( 稚さを残す顔が驚愕の色を宿すのを目にしては、無理からぬ事と思うと同時、どうにも嬉しさが勝ってしまって既に緩んだ筈の頬がまた緩む。見上げた少年から放たれる一音一音を耳にしっかりと焼き付けて、怯えたように後退する" 彼 "との距離を、片膝を摺るように詰めて。「 どことは、難しい問でございます、姫様。此処には国や境目などという概念がございませんので、説明しようにも方法があまり……。実際見てもらうしかないかもしれません 」震動する声には少年らしい怯懦が感じられる。申し訳なく思う心は持ち合わせているけれども、それで逃すほどお人好しな訳ではなかった。そも、逃す方法など最初から調べてはいない。「 いいえ、貴方は僕の姫様です。だって此処にいらっしゃるのですからね。それが全ての答えなのです。お分かりいただけましたでしょうか? 」大仰、という言葉が似合うくらいに両手を広げて啖呵を切る。勢いで押し切ってしまおう──という考えがなかったでもないのだが、あまりにも芸がないかと考え直して。広げた両腕をゆっくりと戻しながらスッと背筋を伸ばして立ち上がり。「 ね、姫様。男だとか女だとか、あまり関係ないのです。僕はゴルド、ゴルド・バル。……貴方の従者です 」説明の体を成していないような言葉を繰り返しにしながら左手を胸に当て、さぁと言わんばかりに右腕を差し出して )






34: クレア・バーキン [×]
2021-04-26 21:10:39






 >32 / フール


( 結婚だのという話へと終止符が打たれれば僅かながら表情に安堵の色を滲ませるのは、嫌な記憶がある故仕方の無い事なのだが彼に不快感を与えてしまったのでは無いか、と思い至れば様子を伺うように視線を持ち上げて。「 たしかに慣れてそうには無いけれど、私はそっちの方が好きかな。言い慣れてる人の言葉は軽く感じるの 」お世辞の飛び交う社交場に足を運ぶ機会も多かった。その経験から身についたものと言えば、顔色を窺う能力と口にする言葉の重みを理解する能力。特に称賛に関する言葉は口にし慣れていれば薄っぺらく感じてしまうもので。一瞬だけ彼が見せた表情は見なかった事にするには違和感が強く、かと言って咎めるには見間違いとでも言えるほど僅かな時間で。口に出して尋ねてみるべきかとも考えたが、接してきた僅かな時間だけでも分かるほど口の美味い彼の事だ、きっとはぐらかされて終わりになってしまうだろう為一先ずはその違和感は胸に仕舞っておくことにして。「 でしょ、もし外に出て迷子になった、なんて事になったら嫌だもの。…よかった、断られたらどうしようかと思ってた 」僅かに茶目っ気を含むようなそんな声で。先までと比べ弾んでいるような喜色を含む声色に瞬きを二度ほど繰り返してから、足を進め始めた彼に連れられるように出口へと。「 …森も気になるけれど、まずはチャペルの周りをぐるっと見てみたいかしら 」考え込む素振りを見せた後、興味を惹かれるものよりかは恐らく長い時間を過ごす事になるであろう場所を見て回る事が先だろう。知識欲を満たす時間は今後もあるはず。歩き始めにワンテンポ程遅れたためか歩幅の問題か、横並びよりかは半歩ほど後ろにずれた位置にて足を進めつつ、見知らぬ場での頼りとなる指を絡め握った手は解かれる事が無ければそのままにしている心算で。チャペルの外へと出ればどっち回りに周辺を回るかは彼に委ねようと横顔を見上げ )






35: フォルカー・バルデンヴィッヒ [×]
2021-04-26 21:13:05




 >33 ゴルド・バル様


わ、解らない……全然、全部、解らない。
(まるで淀みを感じさせない青年の声にはある種の圧さえ感じられた。穏やかで尚且つ丁重でありながらも、有無を言わさぬような。自らが投げ掛けた質問に対する答えはそのどれもが己の欲していたものとは程遠く、特に曖昧さを極める場所に関しては「僕は、確かに図書室に居た筈なのに……此処はまるで」──"チャペル"じゃないか。そう口にしようとしてハッと気が付く。広々とした美しいチャペル、王冠を戴した見目麗しい王子様のような青年。そう、これではまるで──。そこまで思い至ったところで、尚も己を姫と言い張るゴルド・バルと名乗った青年が差し伸べてきた右手が目に止まる。その洗練された所作は優雅と言うに相応しく、気品溢れるそれには状況が状況でなければ見惚れてさえいただろうが、未だ混乱の収まらないフォルカーはその掌の上に自らのそれを重ねようとは思えなかった。「……僕は、"姫様"じゃない。フォルカー。フォルカー・バルデン──、いや。"ただのフォルカー"だ」どうしても、彼の主張を認めることは出来なかった。首を縦に振るには未だ情報が足りなさ過ぎる。一先ずは誤解を解かねば、との考えから自身も名乗りを上げるに至るが、しかしフルネームを口にするのは些か憚られて半端に口を噤んでしまう。"もし、目の前の青年が兄のことを知っていたら。"その恐怖が脳裏を過ったのだ。故にこそ、「フォルカーと呼んでくれ、……ゴルド」自らを従者とまで称してみせる彼に、躊躇いがちにそう告げたのだった。)





36: フール [×]
2021-04-26 22:04:07





>34) クレア様

……んな顔すんなよ、怒ってねぇよ。
( 気遣わしげな視線を感じれば" しまった "とばかりに顔を歪め。急げば時間を無駄にするなどという先人の言葉が脳裏を掠め、フォローに回るかのように深みのある明るい茶の髪をさらりと撫でる。「 軽薄野郎は好かねえってか……、俺だってまぁ好ましいとは言わんがな。まぁでも、淡白が過ぎるようなら言えよ 」どうやら自身よりも遥かに経験が豊富なようだと口振りから察せば、らしくもなく譲歩の姿勢を見せて。恐らくだが、自身にもっと語彙が備わっていれば心からの賞賛の意を伝えられた筈なのだ、それこそ毎秒といってもきかないくらいに。だがそれは仮定の話であって、今はただだらりと過ごしてきた日常を悔いるほかない。" 彼女 "に与えたかもしれない疑問はきちんと拭えただろうか、問い掛けられなかったことをひとまずは答えとして向き直り。「 迷子になんかするはずねぇだろ、折角来たお前を 」戯けた声色を耳に入れては心外だと言わんばかりの表情を浮かべ。断るという選択肢だって自身の中には浮かんですらいなかった、大抵の願いは叶えたいと思っているのだ。それが実行可能かは兎も角として、それが自身の甲斐性であり楔となればいいと、そう。「 了解、俺とデートと行こうか。 」出口からは陽光が差し込んでいる。眩しさに目を細めて、開かれたままであった扉の外へ。外へ出た瞬間にゆっくりと閉まり出す扉を後ろにきょろきょろと見回し、チャペルを囲うような形で配置されている家屋を確認して。「 ……こっちから行くか 」特に理由があったわけではないが、右へと一歩踏み出す。かと思えば説明のためか緩やかに足の動きを止め。「 ここから家がいくつか見えるだろ……、俺達が住んでる家なんだ。後であいつらにも紹介しないと 」チャペルのすぐ側には、白い石の敷き詰められた歩道がある。自らと彼女の立つ地面の上、光を受けて輝くそれに構わず、「 まあでも家も気分屋だから、明日には位置が変わってるだろうな 」雑談と思しき話を続けて )








37: ゴルド・バル [×]
2021-04-26 22:05:57




>35) フォルカー様

お可哀そうに、姫様。ですが僕は姫様の味方ですよ。僕以外は、姫様を害するかもしれませんがね……
( 理解不能を繰り返す彼に、安心させるように労りの声を掛け。ついでと言わんばかりに付け足された言葉はとても穏便とは言い難いものだったけれど、" 彼自身の自由を奪うにはちょうど良いかもしれない "なんて胸の裡の打算はもちろん、言葉にされることはなく。「 図書室?お望みとあらば、図書室に行くことも出来ますよ。この" チャペル "の中に限っては、あると信じればそこへ行くことができるのですからね── 」気づきがあった箇所はどこか?途切れさせた言葉にトドメを刺すように、明確化した場所の名前を突きつける。そう、ここは婚姻を結ぶ場所。重ねられなかった掌を名残惜しそうに見つめれば、仕方がないと言う風に無造作に距離を詰めて。壇上はそう広いものでもない、祭壇の後ろには広すぎるほどのスペースがあると言えど、光差すこちらと比べ、棚の奥深くのような暗さがあるのだ。後退りにも限界があるだろうと、若干仄暗い思考を隅に隠して。「 ……フォルカー?ただの、フォルカー。なるほど。姫様はそう呼ばれるのがお望みなのですね 」主旨を汲み取ることはせず、こちらの考えも曲げず、ただ復唱することで誤魔化した。一瞬の躊躇は何であったのやら、しかし詮索して怯えを深くさせたくはない。「 フォルカー、いつまでもそこで縮こまっていては、僕はどうにも動きようがありません。一先ず僕の家で落ち着くのはいかがでしょう──? 」にっこりと人好きのする笑みを浮かべては、両手を後ろに組んで腰を曲げ )






38: フォルカー・バルデンヴィッヒ [×]
2021-04-26 22:55:04




 >37 ゴルド様


……どういう意味だ、それは。此処はそんなに危険な場所なのか?
(彼が口にした言葉の羅列、その中に然り気無く混じる不穏な単語にぴくりと肩が震え、更にじりじりと後退ってしまう。目の前の青年の言動といいこの場所の非現実的な雰囲気といい、少なくともこのチャペルが自身の信じている常識が通じないことだけは目に見えて明らかなのだ。この期に及んでは他にどのような憂いがあろうと何ら可笑しくはない。そして、青年の美しい唇が紡ぎ出したその名称は己が抱いた憶測を肯定するもので、「そんな馬鹿な。だってチャペルは、結婚式を挙げる場所じゃないか」俄かには信じ難い、それ故に自らの考えを否定するかのような発言をしてしまって。──と、その時。トン、と背中が瀬戸際に当たってフォルカーは退路を断たれたことを否応なく思い知らされることとなった。しまった。そう思った時にはもう遅い。より一層縮まった距離感は初めて出逢った人間にするものではなく、物理的にだけでなく精神的にも追い詰められてしまったフォルカーはおずおずと、しかし虚勢を張りながら「──僕も腰を据えて話をしたいと思っていたところだ。訊きたいことが山ほどある。全部答えてもらうからな」意識して震えを抑えた声でそう言った。彼の言うことが正しいのであれば、此処には何らかの危険が潜んでいるかもしれないのだ。ならば一刻も早く立ち去るべきだろう──これから行く先が安全である保証もまた存在しないのだが。)





39: ゴルド・バル [×]
2021-04-26 23:22:46





>38) フォルカー様
 
危険?危険などありませんよ。何せ僕がお守りしますから。
( 目論見は失敗に終わったらしいと彼の様子を見て当たりをつける。やはり脅しでは信用を損なってしまうのかもしれないと、やや手遅れな悔恨を笑顔のうちに秘め。だが危険ではないと撤回するにはタイミングが悪いと判断し、誤解はそのまま据えておくことにして。「 そのとおり、フォルカー。貴方は僕と結婚するんですよ……、そういうことになっているんです 」追い詰めたらしいことを知り、動きが止まったのを良いことに自身よりも低い位置にある頭に手を載せて、髪に手を通して撫で。はたかれるかもしれない───まあそれも致し方無しと笑顔は崩さず。美しい碧の瞳を狙うように見つめながら、" おいで "と招くかのように瞳の奥に光を宿す。「 フォルカー、貴方は、僕が思うより賢いみたいですね……。いや、度胸があるって言ったほうがいいのかな?もちろん、手取り足取りお答えします。でもやはり、ここでは嫌でしょう──? 」去勢とはいえ張れるだけ、年若い少年にしては並でないことである。無意識のうちに侮っていたのかもしれない自身の思考を恥じては目を伏せて。しかしそれすらも好ましいと、逃さないとの意を新たに固めて踏み出す一歩を催促し。「 さ、行きましょう、フォルカー。道案内は任せてください 」もちろんのこと、彼の要求には答えるつもりでいる。どさくさに紛れてこの手を取ってはくれないかと、先程と同じく手のひらを上に向けて差し出し )






40: どこかの兄弟 [×]
2021-04-26 23:51:53




( /募集を停止いたします。覗いて下さった方、訪れて下さった方、ありがとうございました。それではまた、チャペルに風が吹いたとき。 )





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