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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/902


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748: リーパー [×]
2021-08-31 20:50:53





>レナード( >745

( 唇を離した先、常は飄々とした様子の彼が狼藉している様に、してやったりとばかりに弱々しさは残るだろうが片側の口端を持ち上げてみせるのは彼の記憶に弱った姿を少しでも残したくは無いという精一杯の強がり。しかし、普段であれば珍しく僅かだが赤みの差したように見える頬を指摘して笑い声を漏らしていただろうが、勿論のことながらそんな余裕など持ち合わせているはずもなく。終焉を迎えた後の約束事など無意味だと一笑に付しただろうが、それも悪くは無いと思えるのは彼に絆されてしまったからか、はたまた今日この日に至るまでに自分の考えが変わったからか。どちらにせよ深く考えた所で答えに辿り着ける訳も無く、早々に思考を放棄してしまえば薄く、本当に薄く表情を和らげる事で名前を呼ばれる嬉しさを表したつもりで。首筋の皮膚を突き破る牙に痛みを感じる事も無く、きっと自分が迎えるはずだったどんな最期よりも穏かな表情を浮かべたまま、力の抜けた身体を彼へと預けたまま人生の幕を降ろすまでの時間は然程かから無いはず。意識がふつりと途切れる間際「 ……すき、 」最後の吐息に乗って出た言葉は殆ど声帯を震わせる事の無い音とすら判別出来るか分からないもの。それが彼の耳に届くか届かないか、その未来を知ること無く終焉を迎え二度と目覚めぬ眠りへとついて )

****

夢の幕引きはこの辺りだろッて踏んで失礼すんな。
いつかあるかも知れねぇ夢、俺としてはすげぇいい夢見れたッて満足してるし、アンタにとっても同じだったら嬉しい。
んで、次の話だけどそろそろ俳優野郎を屋敷に引き込みたいし、アイツの方の物語を紡げたらって思ってる。一応、アイツの詳細を置いてるのは>644初回指名はハイネって話でまとまってた気がする、とだけ。

久々にレナードと話せてすげぇ楽しかったし、初対面の時のツンツンした感じ懐かしくなったから、また近々会いに行くッてアイツに伝えといて。





749: テオ [×]
2021-09-11 20:18:00



>ニンファ(>746


痛くナイ。……触って、ミル?
(痛いか、苦しいか、美味いか――YESかNOで容易に回答できる問はおつむの足りない怪物でも得意とするところ。ゆる、ゆると緩慢な仕草でかぶりを振ってから、怪物である己の身を心配してもらったのだという幸運には気付かず、反対にただの好奇心ゆえの質問だと独断し縦に長い巨躯を膝を曲げることで縮めてみせて。宝石商が見つければ喉から手が出るほど欲しがるだろう透き通った珠のような2つの青をじぃっと見つめながら「 …………ゴメン 」無力な怪物にはどうにもしてやれない。可愛らしい獲物の願いは叶えてあげられないのだと決まり悪そうに目を伏せ、家畜とは違うという言葉に視線だけを再度貴女へ向け「 ニンファ、牛と豚でお腹イッパイにナル。オレ達、ならナイ。ニンファじゃないとダメ 」生き方も食事も根源たる種族もアイデンティティも、何もかも異なる少女からの言葉には首肯を贈ることは出来ない。人の食事では満たされないことを伝えながら「 ニンファ、牛さんと豚さんにアリガトって言う。そして食べル。オレもニンファにアリガトって言う。そして食べル。何が違うノ? 」恐らくIQは若年たる貴女と同等なのだろうか、流暢とは言い難いながらもこの屋敷での摂理をゆっくりと静かに伝え、そうこうしている内にエネルギーに飢え始めた怪物は屈めていた膝のうち片方が不意に脱力し、図らずも可憐な少女の前に跪き祈るような体勢になりながら「 大事に、食べるカラ 」ひとかけらも無駄にしたりしないと、凶暴さの中にアンビバレントな穏やかさとある種の誠実さを讃えながら、貴女への冀求のままに武骨な片手を伸ばして)




750: ラザロ [×]
2021-09-11 20:57:42



>レオ(>747


ッたりめえだろ。
(炎において右に出る者なし、自分ではそう不遜に信じていてもなお相手の心はそうは感じないかもしれない。いくら獲物の身体を力で捻じ伏せ貪れても心までは掌握出来ないことを理解していたがゆえに、およそ毒気や計算とは程遠い純粋な笑みを目にすれば、内心の安堵を悟られないようにケッとそっぽを向いて。横目でちろりと鼠が最初に爆ぜる瞬間を見遣れば、見たことのない玩具に驚く猫のような挙動を見せた彼に「 ――ック、ハハハハ!テメェはマジで可愛い奴だよなァ、レオ 」碧い鱗にびっちりと彩られた野太い尻尾をビタンビタンと地に打ち付けながら吹き出すように大笑いし、その素直なリアクションの数々を堪能すれば次に指差された線香花火を手に取って「 そりゃそうだろ?火着けて燃えるモンにゃあ大体宿ってンだよ 」一度披露した似非の知識に引っ込みがつかなくなりまたしても出鱈目を重ねて。花火のために出しっぱなしにしていた小さな火の玉の前にヤンキー座りの要領で身を屈めながら「 これァ今までみてえな派手さは無ぇがよ、ひとつ面白ぇ勝負が出来るんだ。パチパチ燃えるコイツを長く維持出来た方が勝ち、逆に先に燃え尽きた方が負け。分かり易いだろ?俺ァ今んトコ2勝0敗だぜ 」祭が始まる前に、花火の屋台を任された怪物3体で総当たり戦でもしたのだろう。イカれたゾンビと吸血鬼もどきには勝利したとしたり顔で告げながら、2本の線香花火を下から手を伸ばすことで差し出して好きな方を選ぶように示唆して)




751: ハイネ [×]
2021-09-11 22:05:48



>リーパー(>748


リーパー、素晴らしい幕引きを感謝申し上げます。黒薔薇達の拍手喝采がここまで聴こえてきそうですね。
あの気難しいヴァンパイアが可愛らしく頬を染める姿など、俺ですら見たことがありません。後で少し揶揄ってやりましょうかね、――無論あれは胡蝶の夢と一蹴されかねませんが。
ああ、首を長くして待っていましたよ。ようやくあのお顔の綺麗な俳優さんと相見える事が出来るのですね。
彼のプロフィールや事前の相談内容については、再度熟読させて頂きました。巧妙な仮面と弱々しい本体の狭間で揺れ動く彼の姿には実に唆られます。願わくば彼を俺だけの獲物として永劫に閉じ込めたいものですね。……無論、抵抗はご自由にどうぞ。フフ。

さあ、彼への期待を綴ればキリがありませんから、早速もうひとつの初夜を始めましょうか。
俺は一度下がりますが、何か追加のご相談があれば遠慮なくどうぞ。


***


>グレン(>644


――――ああ、壊れてしまった。
(心から惜しむような表情とは裏腹に、仄暗い部屋へぽつんと落とされた声はひどく淡々としているようにも思えて。ベッドに横たわるのは弱冠二十歳前後の美しい青年で、眠っているような横顔は透き通るほど白く生気はまるで感じられない。羽毛の下に隠された裸体を"可愛がって"いた張本人は、ギシ、とスプリングを軋ませてベッドを降り、直ぐ側に控えていた蝶の姿をした使い魔へ「 また新しいお気に入りを探さなければなりませんね 」と声をかけ。主の要求に応えるようにリン、と澄んだ鈴の音を響かせながら翅を羽ばたかせた使い魔に、ダークエルフは僅かに瞠目した後 薄い笑みを口許へ流し「 ……流石、お前は有能ですね 」美しい男性の新入りがいるとの報告に賛辞を言い終えるや否や、燕尾服の裾を整えて砂のように姿を消し、再度顕現したのは貴方の部屋の前。統計的に多くの獲物は怪物からのノックに対して警戒心を以って応えなかなか扉を開けないものだが、拍子抜けなほどあっさりと開かれた扉の奥に認めた美丈夫の佇まいには一瞬呼吸を止め「 さて、今宵の俺には些か幸運が過ぎますね。まさか貴方のような綺麗なヒトに出会えるとは 」大袈裟な台詞は狂言ではなく、心から涌き溢れたもの。この新入りは他のどの怪物の目にも触れさせてはならないと即座に決断し、紳士然とした微笑みを絶やさぬまま「 どうやら人違いをなさっているご様子。俺はハイネ、誇り高きダークエルフの一族です。以後お見知り置きを 」拉致されてきたばかりの貴方に種族を述べても荒唐無稽だと切り捨てられるのが関の山だが、それでも素性を宣言しておくのは種族に対する誇り故か。胸に手を当て恭しく一礼した後、手のひらで貴方の部屋の中を指し示し「 今、お茶の用意をさせますよ 」"貴方が礼節を弁えているなら席につきなさい。"そんな有無を言わさぬ圧力をお茶のお誘いへ言外に醸し出しながら、貴方が踵を返したならば自分もそれに付き従う形で部屋へお邪魔しよう。もちろん、後ろ手に静かに鍵をかけるのも忘れずに)




752: 執事長 [×]
2021-09-12 14:59:57



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753: グレン [×]
2021-09-12 16:27:52





>ハイネ( >751


やあ、ハイネ。随分と待たせてしまったみたいで悪かったね。何か追加での相談、という訳ではなくて簡単にでも挨拶をさせて貰えたら、と思って出てきただけなんだ。
ハハ、暫くはフラフラとするだろうけれど、首輪を付けられて囲われるのも悪くは無いかもね。唯その時は俺も君のこと離してあげられそうに無いかも知れないけれど。

なんて冗談はこの位にして、物語の方に集中しようか。嗚呼、これには返信不要だけれど、何かあった時には何時でも呼び出してくれて構わないからね。

****


( 扉を開けた先にあったのは見慣れたマネージャーでは無く、凡そ人だとは言い難い外見をした人物。起き抜けの頭の霞がいきなり晴れる訳も無く数回瞬きを繰り返し、僅かに眉根を顰めたまま耳に届いた名に聞き覚えがあるかと巡らせたところで思い当たらず。ならば勝手知ったる人物と同じように、では無く普段通り人前に出る仮面を被り求められる限り完璧な何処に出しても恥ずかしくない" グレン "を演じる方が早く、自分を護るにも確実だ。そんな風に思い至ってしまう程に演じる事が日常へと溶け込んでしまっている。浮かべ慣れた人当たりの良い笑みに表情を和らげ「 嗚呼、僕の所を訪ねて来るなんてエドくらいのものだと思っていてね。早とちりしてしまったみたいだ 」告げられた日常生活では耳馴染みのない言葉は悪い夢か聞き間違いのどちらかだろうか。室内を指す掌と言外の様相に、はっと気が付けば促されるように踵を返し。振り返り今一度内装を見たところで気が付いたのは、今いるこの場所が自室以外の何処かだという事。否、扉を開け見知った人物以外がそこにいた時点で、若くは目が覚め見慣れぬ天井を目にしていた時点で理解したく無いと頭が否定していただけで気が付いていたのやも知れない。ガチャリ、鍵を閉める音が実際に聞こえているはずの音よりもやけに大きく鼓膜を揺さぶる。表面上では何でもないような表情を浮かべ平常を取り繕っているが、心臓が早鐘を打ち頭の奥底では警鐘が鳴り響く。ごく自然な流れで扉に近い下手側の席へと浅く腰を掛けたのは警戒心ゆえのものと、出自故の日常で染み付いたものとが半々といったところか。一頻り視線を動かすだけで見渡せる範囲をじっくりと観察した後、彼へと視線を戻して「 ……えぇと、先ずは僕も名乗るべきだね。自己紹介が遅くなって済まない、僕はグレン、しがない新人俳優だよ 」精一杯の虚勢で何時も通りを演じてはみるものの、目が覚めたら知らない場所でした、なんて現実離れした現状に焦りと緊張で喉の奥の方が張り付いている感覚が離れない。乾く唇を舌先で軽く舐め濡らし、テーブルの上へと組んだ手を置いて「 ねえ、ハイネ。此処が何処で、僕が置かれているのがどんな状況なのか聞いてもいいかい?実はさっき目が覚めたばかりで何も分からないんだ 」最低限声の震えは無いはずだが、心の内を上手く隠し通すのは難しい。彼が目前へと座り真正面から自身を捉えているのであれば、上辺だけを取り繕い瞳の奥が不安に揺れているのが目視出来るはずで )





754: ハイネ [×]
2021-09-13 11:32:55



>グレン(>753


(ダークエルフが稀有なほど美しい種族という自負はあれど、人間の価値観から見れば禍々しい異形であると理解していた故に、畏怖でも狼狽でもない飾り気なしの微笑を貴方が浮かべた事に違和感にも似た感心を抱き。無闇に泣き喚かれたりヒステリーを起こされないのならばそれに越したことはなく、その微笑が純粋なものかそれとも虚勢であるかは一旦度外視して「 エド、とやらは貴方のご友人ですか?何にせよ親しい間柄なのだとすれば、さぞ貴方の事を心配しているでしょうね 」世間話のような調子でマネージャーの彼について慮る口調はやけに他人事じみており、背後で貴方がお行儀よく下座へ着いたのを知覚しながら巨大な月を映す窓を優雅に開け放ち。すると蝶の使い魔が数匹ひらひらと飛来して、同時に魔法の力で浮かせたティーセットとお茶菓子の類をテーブルに並べてゆく。人間界の上質なホテルでお目にかかれるアフタヌーンティーと遜色のない飾り付けを手早く終えた使い魔たちに「 ご苦労 」と労いの言葉をかけ、窓は開けたまま貴方の向かいに腰掛けて。向かい合っていない時間でもしっかりと貴方の声に耳を傾けていた事を示すべく「 成程、合点がいきました。そのマスクならスポットライトに照らされても何も恥ずかしくない――むしろ輝きを増すでしょうね 」職業について言及した後、カチャリとティーカップを手に取って。ここが貴方の部屋といえど今宵のお茶会のホストは自身、ゆえに先に手を付けねば可愛らしい新入りが恐縮してしまうだろうと思っての事で、怪物にとっては特に味も感じられない人間のための紅茶を一口嚥下して。核心に迫る問には真っ直ぐな視線で貴方の瞳を捉えたまま数秒沈黙し、再度ささやかな音と共にソーサーへカップを戻し「 ……心中お察しします。さぞ不安でしょうね 」相手が何も分からない無垢な雛鳥ならば、例え屋敷の真実と相違があろうとも自身が教えた事が彼にとっての真実であり常識となるのではないか。折角巡り会えた新しい有望株に対する支配欲を卑劣な手段で満たすことも出来た筈だが、高潔さがそれを思い留まらせ「 ここは黒薔薇の屋敷、貴方の元いた世界とはまた別の場所。今は信じられずとも、永遠に沈まない月が時間と共にそれを証明してくれるでしょう 」背後の窓から後光に月を背負う形で、静かに事実を語り始め「 貴方の次の役柄はこの屋敷の住人となる事。もちろん俺は貴方を歓迎します。……俺以外の住人も恐らくそうでしょうね 」語尾にわずかに忌々しさを含ませたのは、美しい獲物を嗜食する怪物は自身以外にも多く存在するから。ゆっくりとソファから立ち上がりながら言葉の調子を流れるようなそれに戻し「 俺のように言葉の通ずる隣人ばかりとは限りません。だから一人で出歩いてはいけませんし、俺以外の訪問者も拒むのが吉でしょう。それが出来ないのなら、俺とグレンだけの特別な部屋を用意して差し上げますが、いかがです? 」獣が牙を隠して歩み寄るように、人面獣心のシリアルキラーが刃物を背にして忍び寄るように。自分以外の怪物と接触しないことを約束させるか、拒むのならば閉じ込めてしまおうと遠回しに欲望を滲ませて)




755: 執事長 [×]
2021-09-13 21:48:13



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756: 執事長 [×]
2021-09-16 11:39:34




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757: 執事長 [×]
2021-09-18 15:34:18




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758: 執事長 [×]
2021-09-19 16:01:59



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759: グレン [×]
2021-09-19 23:01:02





>ハイネ( >754 )


エドは、…そうだね、友人みたいなものだよ。心配しているかは分からないけど。
( 頭に過ぎるのは飽くまで仕事の内なのだろうが、自身の損得勘定を抜きにして自分を見てくれていたマネージャーの事。慣れた顔を思い浮かべた事でふ、と肩の力が抜けたのは彼が此方へと背を向けているのも一端を担っているだろう。彼が窓を開けたと思えば室内へと舞い込んでくる蝶に宙へと浮かぶティーセット。今までの生活では見た事のない光景に数回目を瞬かせているうちに、目前へと用意されたのは写真でしか見た事が無いようなアフタヌーンティーの一式。言われ慣れた事もあり、最早感じるものがなくなってしまった褒め言葉だが、父親と比較をされないというだけで多少心に余裕が生まれたのも事実。礼の言葉の代わりに柔らかく口角を持ち上げてから彼に倣い、カップの紅茶を一口。柔らかいながらに心地のよい渋み、ほんのりと舌に残る甘さに、こんな時でさえじんわりと緊張感が解れるような気さえするのだから不思議なものだ。ふう、と軽く息を吐き出してから殆ど音を立てる事なくソーサーへとカップを置いて。同情をするかのような言葉に次いだのは俄には信じ難い事実。確かに昨夜急足で帰路に着いたのは夕刻だったはず。だがしかし、今もなお月が顔を出しているのは自分が寝過ぎたせいか、それとも彼の言葉通り元の世界とは別の場所なのか。もし前者なのだとしたら、仕事の話だと叩き起こしに来るマネージャーはどうしたのだろうか。後者であればあの真面目な彼が顔を見せない事も、太陽でなく月が未だ顔を出している事も納得がいく。ならば決まっていた仕事は、舞台に立つ者として認められつつあった自分の立場はどうなるのだろう。言いようのない不安や緊張でどくりどくり、と耳の近くで心臓が脈打っているのかと思う程鼓動がはっきりと分かる。彼が話終わるまでじっと耳を傾けて「 成程……分かったような分からないような 」深い溜息を細く吐き出す事でマイナス思考に陥り掛けた思考を押し留め、煩い程の脈を僅かに抑えてから苦笑を浮かべ「 …ただ、今の話が本当だとして。閉じ籠もっているのが安全なんだろうけど、他にも人が居るのなら会ってみたいっていうのが僕の本音かな。嗚呼、勿論君さえ良ければ一番に頼らせてもらうつもりだよ 」四六時中誰かと同じ場所へと居るのはずっと完璧な姿を演じる事になるのと同意。幾ら演じ慣れていようとそれは出来る事ならば避けたいが彼の言葉を鵜呑みにする程頭が弱いわけでも無い。折衷案として付け加えた言葉で彼が納得してくれるかは不明だが、どうだろうかと問わんと首を傾げて )





760: ハイネ [×]
2021-09-21 05:45:08



>グレン(>759


――――、成程。肝の据わったヒトですね、貴方は
(数秒の沈黙の後、第二関節で淡く折り曲げた人差し指を自身の青い唇に添える形でくつくつと含み笑いを。他の怪物の危険性を理解しきれていないのか、はたまた理解していてもなおナニカとの繋がりを求める寂しがり屋か。強欲だな、と抱いた感想を耳触りの良い言葉に置き換え評価しつつ長い足を組んで「 新入りの存在を同胞達へ秘匿するのは難しい。貴方の存在は火が朽木を伝わるように止めどなく住人の耳に入り、興味を持った者がこの部屋を訪れる。貴方は拒否ではなく受容を選んだのですから、どんな怪物が来ても文句を言ってはいけませんよ? 」ここで自身の寵愛を受け入れなかった事を後悔すれば良いのに、そんな悪戯心は哀れみを隠そうとしない微笑の奥に仕舞い込んで小首を傾げて。伸ばされた鋭い爪のせいで異様なほど長々として見える指を指揮棒のように振るえば、黒とも紫ともつかない淡い光が二人の間に小さく渦を巻き、やがてそれは黒く煌々と輝く指輪の形を成して「 貴方を最初に見つけたのはこの俺です。そして貴方が水先案内人として選んだのも。これはその証です 」手のひらを上に向けて左手を差し出す、それはご令嬢をエスコートせんとする貴族にも似た所作。貴方が左の手を重ねてくれたのならばそのまま、もし拒むのならば不可視の魔力を行使してでも片方の手を差し出させる算段で、形の良い中指へと指輪を嵌め込ませ「 貴方が他の怪物と逢瀬を楽しむ間、俺も貴方を吟味させて頂きますよ。結論が出るまで、貴方が誰にも食べられませんように――これはその御呪いも兼ねて差し上げます 」人肌のぬくもりを名残惜しむように指先へ冷たい唇を寄せてから、飛び立つ前の小鳥をそっと自由な空へ解き放つように緩やかに手を引いて)




761: 執事長 [×]
2021-09-23 10:49:38


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762: 執事長 [×]
2021-09-24 21:18:46




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764: 執事長 [×]
2021-09-27 20:14:22



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765: リュカ・キャンディ [×]
2021-09-28 19:16:29





>シャルロットちゃん/ユギンさん ( >743

なるほどー!了解でーす。
何から何まで説明ありがとお、ユギンさん!すっごくわかりやすかったあ、このままキャンディの学校の先生になってほしーぐらい!
今のところ、ほかに質問はないから、とりあえずダイジョーブ!
じゃあ、初夜が終わるまで、お付き合いおねがいしまーす!


( 肯定とも否定とも似つかない応えを返した少女に、ひとまず機嫌を損ねた様子はないようで安堵する。にこりとした笑顔と差し出した手はそのままに、機械染みた動きで首を傾げた少女の表情は最初のまま変わることがない。しかし、かけられた言葉には尋ねるような響きが含まれていて、「っうん、シャルロットちゃんと~…その~…、仲良しになりたいの!…ほらっ、袖振り合うも多生の縁って言うでしょ?シャルロットちゃんといっぱいお話しできたらうれしいなって!」興味をこちらに向けたことに、作られた笑顔からすっと緊張が抜けて、声にも喜びが混ざる。釣れた。と狸な自分が顔を出す反面、幼子のような純粋な問いにつけ込む自分への罪悪感がせめぎ合うがしかし、少女の問いはもっともだ。現時点でこの状況は誘拐に近しい。その誘拐された側から友好的な態度を寄越したのだ。その異質さを重々理解している。「え、っと、握手、知らない?」見開かれた瞳を写すようにこちらもきょとんとしたように丸くなった。相も変わらず宙を浮き続ける手に思わず視線をやってしまう。握手を知らない人なんて初めて_、いや、少女は人とは異なるものに見える。異なるものだった場合、人間たちの挨拶など知らなくても全くおかしくはないのだ。変わらぬ焦点に、まるまるとした大きな瞳に射抜かれつつ、説明をと頭をフル回転させる。「うんと…、握手っていうのはね、初めて会った人に、よろしくねって挨拶するために、お互いの手と手を合わせて握りあうことのことだよ。…アタシ、今手を出してるけど、これが握手しましょーねって合図で、シャルロットちゃんがアタシと同じ手を出して、手を繋いだらそれが握手になるの。」両手を使い、身振り手振りで手を握り合わせ説明するが、伝わっている自信はほとほと無かった。こんなことして何になるのと問われてしまえば黙りこくる他ないのだ。不安げな瞳のまま、相手を見返せば、「…選ばれた?いったいなにに…、」自分がここにいる理由。その回答をすんなりと教えてくれたことに面食らうが、肝心の主語がない。選ばれた?自分自身、家柄も性格も容姿も選別されるほど際立っていないし、秀でた特技や、まして特殊な何かなど持ち合わせていない。まったく身に覚えがないと口を開きかけるが、少女が振り向き、続いた言葉に絶句した。「は…?え、まって…、どっ、どういうこと…?」困惑のあまり発する言葉は途切れ途切れで、音にならず消えていった言葉もあった。誘拐されたものが無事に帰れることなんてそうそうない。わかっていた。しかし、はっきりと言葉にされれば、わかった、そうだと利口に振舞おうとする頭も、すっかり機能しなくなる。それまでどう懐柔しようか、どうして誘拐されたのか探っていた思考も同時に静まり返った。少女と向かい合わせの中、徐々に俯く頭と視線。それは嘘だ。大丈夫、本当だとしても逃げればいい。と慰めのような言葉も空しく強烈なまでに胸の内を支配したのは家族、友達に会えなくなるという恐怖。それは心配なんかじゃない、もっと利己的なもの。「…ひとりは、いやだ…、」ぽつりと零した言葉は無意識で。次の瞬間、ばっと、顔をあげると、先ほどとは打って変わって少女に縋るような瞳で訴えかけ、)
でっ、でも!アタシ、家族が居て…っ、か、帰らないとっ、心配させちゃう、から…。おねがい、かえして…。





766: グレン [×]
2021-09-28 21:14:08





>ハイネ( >760


はは、自分にだけは素直に生きたいだけだよ。
( 彼の返答があるまでの間はカップに入った紅茶を流し込む事で無理に間を埋める事無く沈黙の時間を乗り切って。口端に浮かべた柔い笑みはそのままに、彼の言葉を聞く際は多少なりとも真面目そうな風体を装って「 他者との縁は出来る限り繋いでおいた方が良かったりするからね。勿論僕は君ともいい関係を築きたいと思っているよ 」首肯にて返答を返した後口にしたのは偽りの皮を被せた本心。彼が宙で指先を振ったかと思えば浮かんでくる淡い光に視線を奪われ。片手を差し出すのは舞台上でも慣れた所作──無論、自分はどちらかと言えば彼の方の立場ではあったのだが。差し出された手におずおずと手を乗せれば人肌とは違うひやりとした感触に僅かながら身体を強張らせて。その手の中指に嵌ったのは先程彼が宙に描き出した黒く輝く指輪。装飾品の類を身に着ける事が私生活の中では殆ど無い身からすれば、それは物珍しく興味津々といった風体を隠す事無くそれへと視線を注ぎ。そのせいで彼の言葉に気が付くのが遅れ、ワンテンポ程置いてから眉を顰めて「 ……食べられる、って? 」それで思い出すのは昨日意識を手放す前に目にした手紙の内容。全くの同じ言葉では無いが殆ど同意のそれに語尾が震え。引っ込める事も忘れた手は離されれば、そのまま重力に逆らう事無くすとんと落ちて )





767: シャルロット [×]
2021-09-29 21:51:30



>リュカ(>765


(恐れる対象である筈の怪物を前にして喜色を滲ませる少女を、ただじっと見つめる。その眼はねずみを狙う猫のように真っ直ぐに逸らされることなく、蓋し生命を感じさせない濁りはそのままに緘黙すること数秒。「 ……私と、仲良しに、なりタイ。そんな仔、ハジメテ 」表情に出ることのない胸中のざわめきの名を感激であると自覚するにはあまりに精神が未熟すぎて、抑揚なくぽつりぽつりと言葉を落とすに留まって。難しい言葉も分からなければ握手の事だって知らないけれど、眼前の貴女がそれを望むなら拒む理由もなく待ちぼうけを食らったままの暖かい手にそうっと近付いて。死人じみた、というよりも機械じみた無機質な冷たさをもつ手のひらを貴女のそれに重ねて、“言われた通りに”ギュッと握り。それは自分にとってはただ少し力を込めただけの戯れに過ぎないか弱さで、けれども人の身からすればあわや手の骨を砕かれるかと恐怖を感じる程の怪力で。力を入れたのが一瞬だった事が功を奏したか、後は淡い力で、けれど決して繋いだ手は解かないまま「 コレ。離したくナイ 」と至極素直にリクエストを告げて。貴女にしてみればいつ駆動するかも分からない粉砕機に手を突っ込んでいるのと同義だが、機械じかけの怪物は数え切れないほどの人間を壊してきたくせにヒトの脆さを忘れてしまっている様子。先程まで喜びに煌めいていた貴女の淡い青の双眸が不安に揺れるのを一切温度のない瞳で見つめ返しながら、“一体何に”の問に対して「 私達の使イ魔に。或イは黒薔薇に 」と自分にとっては簡潔な解を渡して。これまでの貴女の印象は他の一山いくらの獲物たちと一線を画していたが、事実を告げた途端に見飽きたような狼狽が顔を出した事に対してぱち・くりと大きく一回まばたきをして。帰して、の要求には初めて表情の変化を見せる――血色感のない眉間にギギギとわずかなしわを寄せることで不服を表し「 私と仲良くなりたいッテ、アナタ言ったばかりじゃナイ。キャンディは嘘つきな仔ナノ? 」今までぼんやりと空を掴むようだった怪物のまとう雰囲気が、みるみる不穏な冷たさを帯びるのを感じ取れるだろうか。問い掛けの後、すっと眉間から力を抜けば零れ落ちそうなほど双眸をかっ開いて「 ネエ。 」と返事の催促を。その直後、繋いだ手を引くようにして大きな窓辺に歩み寄っては両開きのそれを開け放ち。そこから見えるのは恐れを抱くほど大きな満月と、その下に広がる果てしない黒茨の森で「 私に嘘つくナラ、アノ森に入ればいいワ 」それは事実上の死刑宣告。森に辿り着くまでの間に他の怪物に見つかって喰われてしまうのが関の山だが、ぼうっとしているようで自分のものにならない存在に対しては残酷なまでの峻烈さを見せる小さな怪物は、森を見下げていた視線を貴女の横顔へと移し「 私と仲良くなるナラ、アナタは私とズット一緒 」独りは嫌という貴女の切実な想いを汲んでのことか、それとも純粋な蒐集癖からの発言か。温度のない夜風が頬を撫で、一本一本細い赤毛が軽やかに揺れ)




768: ハイネ [×]
2021-09-29 22:43:26



>グレン(>766


妙なことを仰る。与えられるがままに偽りの仮面を被る貴方のご職業はそのお言葉と対極では?
(低く喉の奥で転がすような笑いは、ヒトが暴かれたくないと切に願う過去を白日の下に晒し断罪する閻魔を彷彿させ。半分以上中身の残ったティーカップに視線を落とし、これ以上味気のない液体を口に運ぶ気は起きず短く溜息を吐いて「 ご用心を。俺のようにお行儀の良い隣人ばかりではありませんから 」今度は忠告めいた口調ではなく、にっこりと人当たりのよい笑みと共に軽口のニュアンスを含ませて。スラムに身を置く貧しい子供が初めて機械じかけの玩具を手にしたような、喜びよりも驚きや好奇の勝る表情を愛おしげに眺めては片手を自身の胸に添え「 ああ、やはり貴方の白い肌にはその指輪がよく映える。もっと相応しいアクセサリーも用意できますが――それはまた次の機会に。 」きっと貴方の部屋を再訪するという旨を滲ませ、そこで話を結んだつもりで組み上げていた脚を解いてソファーから立ち上がり。そこで可愛らしくも震えた声が鼓膜を擽れば、両手は後ろ手に組んだままわずかに首を傾けて「 おや? お利口な貴方ならば言わずもがな理解したと思いましたが、買い被りでしたか 」ふ、と吐息に笑いを混ぜてゆったりと歩き出し、一歩を踏みしめる度に叙情のように言の葉を紡ぎながら貴方の背後へと回って「 黒薔薇の招待状、見知らぬ屋敷への誘拐、背後にはヒトならざる怪物……ええ、貴方のご想像の通りですよ 」成長した男性にしては少し華奢な目の前の双肩に、温度を感じさせない自身の両手をそっと置いて。そのまま腰を折り曲げ身を屈めることで耳元へ口を寄せて「 俺は食べるより愛でる方が好きですが 」悪魔が不安に揺れる人間を誘惑するかのような、とろりと甘い蜜のような含みをもたせて囁き。食べられるのが怖いなら、俺の傍を選びなさい――そう言外に示して)




769: リュカ・キャンディ [×]
2021-10-02 01:16:48





>シャルロットちゃん ( >767


ちがう…、う、嘘つきなんかじゃっ…!
( 焦りのままに吐露した言葉が少女にどのような影響を与えるのか考えもしないまま発したようで、先ほどまで凪いでいた表情が初めての変化、しかも良くないほうに傾いていく様子に、ぁ、と小さく息が漏れた。先ほどまでのどこか掴みどころのない無垢な少女から、人と異なるものへ。一気に肌を刺すような圧倒的なオーラが身を包んでいくのがわかる。怒っているのだ、この少女は。仲良くなろうといった自分、そしてそれに応えてくれた少女に放つ言葉にしてはあまりにも自分勝手すぎた。少女は仲良しになりたい子は初めてと言った、ではこの屋敷に少女は友達がいないのかもしれない。そんな少女の言葉に偽りの仮面をかぶり、偽りの人間関係を築いて、心の奥底では本当の友達を求めている自分が共鳴して。「っちがう!キャ、キャンディは!嘘つき…っ、なんかじゃ…、」嘘つきという言葉に頭を出した癇癪に縋るような表情から一変、くわり目を見開き、目じりを吊り上げる様子は苛烈なようで、嫌われたくない、そんなことを思われたくないという恐れや弱さで揺らいでいるのが見えるだろう。だが、少女の言っていることは正しい。嘘つきと断じられてもおかしくない。その考えを映したように癇癪はすぐに引っ込み、徐々に勢いを無くす語尾だけが空を揺らして。仲良くなりたい、そう言った自分に懐柔といった考えが含まれていたとしても、少女の初めてという言葉が何度もリフレインする。逡巡の末、能面のように表情を落とした少女の呼びかけに恐る恐る答える。「シャルロットちゃん、ごめ、ん…、アタシっ__!?」突如、ぐん、と引っ張られた手に不意を突かれた。言葉も言い終わらないまま、半ば引きずられるようにしてついていく。同意を共わないそれに振り払うという選択もできたのだろうが、繋がれた掌に自分の教えたまま握手を返してくれた少女の思いを逆なでにするだろう。自分の説明した通りに握られた掌の恐怖はいまだ残っており、一瞬で骨を軋ませたこと怪力に漏れ出た悲痛な声が、自分の説明通りにやっただけの少女に届いていないかだけが心配だった。ただ、この何もかもが不明で、右も左もわからない恐ろしい状況に誰かを感じる掌、たとえ温度がなくても、少女がふと思えば瞬時に壊せてしまう掌だとしても安心してしまうのは本格的にイカレ始めてしまっているのだろうか。そんなことを考えていただからだろう、いつの間に開け放たれた窓の下、洞のように真っ暗な闇が満月に照らされて黒い茨を映し出す。見つめていればそのまま呑み込まれてしまうような風景に、思わず繋がれた掌に力が入った。こちらから精一杯力を込めたところで、少女からしてみれば赤子がじゃれついているようなもの。その力関係がより一層恐怖を煽って。「シャル…っ、ねえ、シャルロット!ごめんなさいっ、うそっ、嘘つかない!も、もう、……かえしてって、言わない、から…っ。」血反吐を吐くような思いで言葉を吐き出した。最後のその言葉を吐くのに躊躇いの間があったが、震える声のままぽつり、ぽつりと落としていく。もう、帰れない。絶望の胸中に一筋の光が差し込む。「ぇ__?ず、っと、いっしょ…?」その言葉を聞いた瞬間、じわじわとせり上がってきたのは、喜びだった。うまく言葉を咀嚼できないまま、真偽を確かめるように少女と目を合わせれば、「…ほ、ほんとーに?アタシとずっと一緒にいてくれるの…?明日も、明後日も、そのまた次の日も、アタシに会いに来てくれる?たくさん話して、仲良しになれる?」じっと見つめ、捲し立てるようにぶつける問いは、少女へ答えを求めるようで、拒絶を恐れている証拠。体温の上がった体には夜風が涼しく、少女の髪を揺らす。月明かりに照らされ反射する赤毛を撫でる風にも嫉妬するかのような焦げた視線を向ければ、ほんの少し近づいて、繋いだ掌の上からもう一つの手を覆いかぶせるようにして被せ、「キャンディ、シャルロットちゃんと仲良しになりたい。さっきは変なこと言ってごめんね、許して、くれる?」その変わり身の早さは奇特に見えるだろうが、自分の求めているものをくれるかもしれない、そんな欲望でいっぱいの頭にはそんなことに気づくはずもなく。瞳に悦を浮かべ、見つめる自分は少女の瞳にどう映っているのだろうか。待てをする忠犬のようにじっと答えを待ち、 )





770: レオ [×]
2021-10-03 14:24:31



>ラザロ(>750

(地を駆けずった鼠への己の反応を可愛い等と呵々大笑され、羞恥に似た感情が芽生えたのも束の間、自身の問いに答えが返される。「…ほう。不思議なものだな。」最早すっかり信じきった出鱈目に、再び興味津々とその細い花火を見詰めていれば、不意に彼が視界から落ち、それを追いかけた視線の前に二本、見詰めたものが差し出される。「ふむ、勝負事か。私はあまり得意ではないが…」次いで成されたのは、競うという事そのものに慣れていない自身にも、至極簡単で簡潔なルールでの勝負の提案。「…君とならば、面白そうだ。」勝負事に娯楽や愉悦は見出だしていない筈で、しかし祭りに浮かされた今、それが随分と魅力的に思えて口角が上がる。続けてはしゃぐ色に染まる返事と共に、その仕草で誘われたまま、彼の手にある花火の片方を掴み、自らも火の前へと屈む。「……では、やるぞ。」仄かな緊張に花火持つ手と頬に力を僅かに籠め、それから少しの間を置いて、勝負開始の宣言の後に手の物を火の玉へ。先端が燃えて一秒、ぱち、ぱっ、ぱらぱら、と弾ける細い音を立てて、地に広がる松葉達や樹木の枝先にも似た灯りが、花火を中心に何度も飛び回る。「…おお。」一瞬の合間に散り消えてはまた新しく生まれるその灯りに見惚れて、思わず勝負である事を寸時頭から逃し、感嘆を洩らしながら些か呆けた顔を近付ける。だが、直ぐ様はっと慌てて顎を引き、崩れかけた体勢を整えんと身動いだ瞬間──ぽた、と小さな灯火の種が地面へと落下した。「……む?落ちた、のか?」それから間も無く、輝きさえ失っていく様まで見届けた目を二度程瞬かせて初めて、その火は先の花火と違い、糸に似た見た目同然に極繊細で、振れば露の如く落ちるものなのだと理解する。「先程のものよりも随分脆い…いや、弱いもの、なのだな、これは…」呆気無く終わった線香花火の、その残りを未だ持ったまま、知れず名残惜しげに眉尻を垂らして呟いた。)




771: シャルロット [×]
2021-10-10 21:04:23



>リュカ(>769


……ゴメンナサイばかりじゃわからナイわ。
(嘘つきかどうか、YESorNOではっきりと答えられる単純な問いを投擲したつもりだったが、否定したり口籠ったり謝罪の言葉を繰り返す要領を得ない様子に困ったようにぽつり呟き。それは人間の母親が癇癪を起こした子供の事を理解してあげたくとも情報が足りず理解に及ばず困ってしまうそれに似ていて。もう嘘はつかない、その宣言に淡く吐息した後空いている片手で貴女の頬に触れ「 キャンディは欲張りさんナノね。ねえ、ワタシは忙しいノよ。コノお屋敷でやらなくちゃダメなことが沢山あるノ。アナタがワタシのものになるナラ、我儘はダメなのヨ? 」"わかる?"とでも言いたげな、どこか諭し窘めるような優しい色を声に含ませる。今までただ無機質で冷たさを感じさせる声色ばかりだったことを鑑みれば、その声はひどく甘やかに感じられるだろうか。痛々しいほどに他者を求める貴女に言い知れぬ愛しさを確かに感じながら、触れたままの柔らかくも冷ややかな手でそっと滑らかな頬を一撫でして「 ダメ。まだ許さナイ 」迫力も抑揚もない茫洋とした声ながら、音のない夜風に彩られた部屋の静寂を揺らすには十分で。全てを計算できるような能はネジの足りない怪物には備わっていないけれど、ここでまだ許さないと断言しておくことで貴女に継続的な負い目を感じさせ、よりコントロールしやすくなると無意識のうちに直感で気付いたがゆえの発言で「 キャンディ、アナタはとっても可愛いノ。だから他の怪物に食べられちゃ嫌ナノ。アナタも嫌デショ?ずっとワタシのものでいたいデショ? 」誘導尋問と呼ぶにはあまりにお粗末な洗脳じみた言葉を羅列させながら、“食べられる”だなんて貴女にとっては物騒な言葉を散りばめて。何の感情も反映しない無表情と比べ物にならない程に欲しい欲しいと叫ぶ黄緑の瞳は窓の向こうの月を背負って爛々と煌めき「 ネエ、キャンディ? 」カクリと小首を傾げ、求めるのは他でもない貴女の同意で)




772: ラザロ [×]
2021-10-10 21:45:08



>レオ(>770


おう、そう来なくちゃな。
(手の中に残ったひとつを貴方と同じタイミングで炎に晒し。先程までの鳴り物入りの花火とは打って変わって静かに控えめに燃え始めるそれに対して眦を細め、対面する貴方が漏らした感嘆に応えるように「 これァ良い火だ。上品で澄んでやがる 」炎とは本来破壊の権化。全てを飲み込み灰に変える暴力を秘めていながらも、技術次第ではこんなにも儚く美しいものになれる。竜が手にしていた小さな灯火も貴方とほぼ同じタイミングで地面に吸い込まれ消えていき「 何ンだ、引き分けかよ 」白黒ハッキリつける事を好む性分が為にガシガシと前髪を掻き毟って不服を評するも、どこかしゅんとした様子の貴方を見ればふっと息を吐いた後片方の口角を上げながら髪型を崩してしまわないよう気をつけつつ貴方の頭へと手を触れ「 火ってのは本来コントロール出来ねえほど強ェからな。それを魔法に頼らずここまでお行儀よく出来ちまうんだから、テメェら人間の技術力ってのも大したモンだ 」怪物にしては珍しくヒトそのものを認める発言を。それで慰めているつもりなのだから相変わらず不器用で、パンパンと着物の裾を払って立ち上がり「 今から見に行く打ち上げ花火はド派手だっつう話だ。辛気臭ェ顔はここまでだぜ、レオ 」無事に東屋へ辿り着くまでどんな怪物にも邪魔されないようにと、再度手を繋ぐために武骨なそれを差し出して)




773: 執事長 [×]
2021-10-16 11:40:23


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774: リュカ・キャンディ [×]
2021-10-16 23:15:26





>シャルロットちゃん ( >771

わあお、ごめんなさぁい~。前回のお返事、セリフ消し忘れてて連続になっちゃってたみたい。
全然気付かなかった~、読みづらくてごめんねえ?以後気を付けまぁーす!(蹴り推奨)


( ひたりと触れる冷たい掌に光悦とした表情を隠さないまま懐くと、期待を隠さない瞳で少女を見つめるが、忙しいという言葉に徐々に表情を歪ませる。少女はこの大きな屋敷に住まう者なのだから、やることがあると言われればそうだろう。それでも大きな屋敷だからこそ、この中で少女に放置でもされてしまえば食欲よりも先に心の飢餓で飢えてしまう。その懸念も我儘であるとするならば、押し黙るほかなく。「…わかった。寂しい…、けど、我慢する。我儘は言わない、シャルロットちゃんと一緒にいたいから。」少女の言葉はまるで麻薬のようにすんなりと耳に入って。少女のものに、少女の所有物になる。そんな発言に違和感も持たないままうなずく。所有されるという背徳感といつか捨てられてしまうのではないかという恐怖感に襲われるが、その感情を発散させる場所も無く、結局発言主である少女にすがることしかできない。どんどんと雁字搦めになっていく様はひどく滑稽に見えるだろう。最初よりも色づいた声色に毒されるまま、少女のなすが儘になっていく。撫でられた頬を無防備に曝け出したまま、次の言葉に耳を傾けるが、突如の否定に目を見開く。「な、んで?…どうして?…ね、シャルロット、キャンディもう一回謝るから、許して…?あなたがいないとアタシ…!」死んでしまう。その一言を必死に呑みこむ。本心を曝け出して、受け入れてもらうということがいかに恐ろしいものか散々身に染みている心は、異常な感情の起伏を見せる自身に対して淡々とした少女にあと一歩を踏み出せないでいる。静けさに溶けてしまいそうなほど委縮した体に震える言葉だけが落ちていく。「他の怪物?食べられる…?それってどういうこと、」続けざまに放たれた言葉に気になる言葉が一つ、二つ。帰れない。そのことでいっぱいだった頭には考えもしなかったことだ。まるで浮ついた心を見透かしたように冷水を浴びせられた頭では到底理解が追い付かないことばかりで。辛うじて判断のつく少女のものでいたいか。それは当然だ。完璧ではない自分を必要としてくれた。ずっと一緒だとも言ってくれた。それは生涯に渡って求めて来た言葉。こちらの返事を待つ瞳は光を吸収し、月明かりだけの部屋の中、宝石のように輝いている。凄みを帯びた瞳に催促する言葉は、少女が自分を求めている証拠のように思えて、覆いかぶせた手と繋いだ手を目線の高さまで持ち上げれば、繋がった少女の手をリードするように下から掬い上げ頬にそっと懐かせて、「キャンディ、約束したもん。シャルロットちゃんと一緒にいたいの、ずーっと。…だから我儘は言わないし、シャルロットちゃんが嫌がることもしたくない。他の怪物さん?はよくわからないけど…、食べられちゃうのもきっと痛いからイヤ。アタシ、もし本当に食べられちゃうのなら…シャルロットちゃんがいい。シャルロットちゃんのものに、なりたい。そしたらシャルロットちゃんの傍にずっといられる。」心からの言葉は、少女がこの飢餓感を埋めてくれる存在だと確信してやまない。うっすらと浮かんだ笑みは少女に向けたものか、自身の充足感ゆえか。「ねえ、アタシのことモノにするなら、大事にしてねえ?」間延びした甘えた声色は強請っているような、懇願しているような絶妙な塩梅で尋ねて、 )





775: グレン [×]
2021-10-17 22:40:05





>ハイネ( >751 )


……だからこそだよ。僕ぐらいは僕自身の事を求めてあげなくちゃならないだろう?
( もしこの場に居るのが自分とは全くの別人であれば彼の様子に苦々しさを露わにしていたかも知れないがそんな色を微塵も滲ませる事をせず、代わりに浮かべるのは柔らかな笑み。普段求められるのは素の自分とは対極の位置にある自信に満ち溢れ王子然とした姿の自分。カップの中の液体を流し込み、これ以上は彼に何かを言われようとも軽く口角を持ち上げるだけに留めるつもりで。左手の中指へと嵌った指輪を光に透かすように僅かに持ち上げ、光の反射で光って見えるそれを見つめる視線は無邪気な子供、なんて言葉が適切だろうか。そんな事をしていたのも暫しの間。ゆったりとした歩調でこちらへと近付く彼に、脳内では警鐘が鳴り響くも足は床に縫い付けられたように動かす事が出来ず、距離を詰めた彼の手が肩に乗るまで然程時間も掛からない事だろう。触れているのに体温を感じないどころか、ひんやりとした感覚は理解したく無い事を現実だと知らしめるようで、緊張から嚥下する際にごくり、と喉を鳴らし。耳元で囁かれた言葉は甘美な誘惑と化し、見知らぬ誰かに食べられてしまうのならば、なんて思考に囚われるのは一つの悪い癖か。なるべく多くの人との関係を──それが人ならざる者であったとしても、繋ぎ止めておきたいというのは紛れもない本音。しかし、それが自分の命と交換になる可能性があるならば別問題になってくる。籠の鳥でいる事で安全なのだとすれば、今迄の生活と何かが大きく変わる訳では無いのだからそれで良いじゃないか「 ……その言葉、信じていいのかな 」彼の言葉を鵜呑みにして全て信じた訳では無いが、今現在自分が置かれている状況を聞いて判断するには彼からの情報しか無い事も事実。一つ大きく息を吐き出してから、彼の方を向くように軽く首を捻って )





776: グレン [×]
2021-10-17 22:43:45




おっと、アンカーの数字を変えるの忘れたままだったみたいだ。>775のアンカーは正しくは>768だね。
連投ごめんね、今度から気をつけるよ。





777: レオ [×]
2021-11-12 23:40:00



>ラザロ(>772

……む。
(勝敗も然る事ながら、脆いと知らず振り回した火が失せ、項垂れた感情を引き上げたのは彼の大きな手。結われた髪が解けぬ程度に加減されたその手に、ふっと目を上げた所に重なる発言に、萎れていた胸中にはむず痒い何かがじわじわと湧く。嬉しいとも違うような、恥ずかしいとも違うような、初めて味わうそれは表情さえも同じく曖昧に、だが仄かに色付いたものに変えていく。──これは、一体。そうしてその正体を探る事に意識が向いて、言葉に返事も出来ぬまま、気が付けば彼は既に立ち上がっていた。「っ、と…ああ。折角の、君との祭だからな。最後まで、楽しまなければ。」一瞬忘れてしまった祭の音や色を、また自身の内に取り込んで、差し出された彼の手を取る。それを支えに自らも両足を確と地に付け、次の──もしくは、最後の、恐らくはとっておきの楽しみである打ち上げ花火を彼と共有すべく。頬の弛む面持ちと同様に、どうにも浮かれる歩みを隣の彼の導きに合わせて、最終目的地である其処へと向かった。)




778: 匿名さん [×]
2021-11-30 22:04:47


支援上げ

779: 執事長 [×]
2021-12-07 18:13:43




>グランギニョルの大切な演者様へお知らせ

長らく連絡も出来ず申し訳ございません、黒薔薇屋敷の管理人でございます。
私達の世界は最近めっきり冷え込んで参りましたが、体調等崩されておりませんでしょうか?
お仕事や私生活等、ご多忙な日々とは存じますが、どうぞお体ご自愛下さいませ。

この度、背後事情により一時的に黒薔薇の屋敷を閉館させていただく運びとなりました。
皆様との文章交換はとても楽しく、執筆の時間を確保できない今でも羽休めに皆様とのログを読み返しては癒やしを頂いている管理人です。
状況が落ち着きましたら必ず稼働再開させて頂きますので、何卒御承知おき頂けますと幸いです。




780: 匿名さん [×]
2022-03-01 19:59:20



支援上げ



781: 執事長 [×]
2024-04-24 19:38:26




>トピ運営再開のお知らせ


皆様大変ご無沙汰しております。お変わりなくお過ごしでしょうか?
長らく屋敷を離れておりましたが、少しずつ時間を取れるようになってきたので黒薔薇屋敷の扉を再び開かせていただくことといたしました。
なりきり交流にかなりのブランクがあるため文章の量・質ともにリハビリ状態、またリアル事情によりけりでお返事のペースにもムラがある状態からの再開となりますが、それでもよろしければお屋敷にて怪物とのひとときを一緒に過ごしていただけますととてもとても嬉しいです!
かつての素敵な演者様、まだ見ぬ未来の演者様、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
以後、トピ推奨ルールに則り完也での対応とさせていただきますこと、ご承知おきの程よろしくお願いいたします。




>のんびりペースでお相手様募集を再開させていただきます[ 今夜の案内役:マリーシュカ ]


 ※無登録でのお試し、PF提出も常時受付中です!


▼ 提供一覧 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters


▼ PF作成はこちら ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome


▼ 世界観・ルール ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/world


▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆ルシアン(>>19
◆ザカリー・アーバーン(>>93
◆レオ(>>147
◆ニール・グレイ(>>244
◆シャラメ(>>395
◇ミネルヴァ(>>489
◇プリケル(>>559
◆リーパー(>>576


▼ 日常イベント ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/events



▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼






782: 執事長 [×]
2024-04-27 10:53:49




>置き/即レス問わず、現在は常時お相手様募集中です


>世界観やルート・イベント等に対してご不明な点、また提供指名について事前のご相談も頂けると嬉しいのでご遠慮なくお申し付けください



▼ 提供一覧 ▼

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▼ 世界観・ルール ▼

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783: レオ [×]
2024-04-27 18:02:49



ああ――久し振りだな!随分と待ち望んだぞ。漸くこの扉が開く日を迎えられて、とても嬉しく思っている。少しばかり遅れてはしまったが、今日こそはと勇んで此処に参った。
さて、話したい事は多いが、まずはあの夏祭りの続き(>772>777)を願わせてもらおう。折角ここまで来たのだ、ラザロとの思い出を、最後まできちんと形にしたい。……頼めるだろうか?




784: マリーシュカ / ラザロ [×]
2024-04-28 14:46:39



>レオ(>783


ご機嫌よう、またお会いできてとっても嬉しいわ。すぐ来てくれたのに、応対が遅くなってごめんなさいね。
遠い夏のお祭り――最後の打ち上げ花火までお付き合いして頂けるなんて、とても感激。ふふ、黒薔薇のご機嫌なざわめきが聞こえてくるみたい。
そうそう…お屋敷の扉が閉じてから長い時間が空いてしまったから、念の為にお祭りの概要を再確認出来るようにしておいたの。あなたとラザロのお祭りが終わるまではページを閲覧できるようにしておくつもりだから、必要があれば使ってちょうだいね。
レオ、あなたに素敵な夏夜の想い出が出来ますように……。

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/fireworks?_gl=1*y9sth1*_gcl_au*MjA5ODU2NzY0My4xNzEzNzYzNTE5)


***


(ゆったりと柔らかい表情を隣から盗み見て、思わずつられて口角が持ち上がる。弾むような歩調のひとつひとつにどうにも可愛げを感じずにはいられず「 存分に燥げよ、今夜のテメェにはこの俺様がついてんだからな 」自分の頼もしさを貴方へアピールするように、分厚く逞しい胸板をドンと叩けば手の甲に犇めく群青の鱗がキラキラ月明かりを反射して。花火の観賞ポイントに至るには人喰い茨の森を抜けなければならず、貴方を無傷で守り抜くために知らずと上向いていた口脇をきゅっと引き下げて気を引き締め。紅提灯に照らされ仄明るい森の小路をしっかりと貴方の手を握ったまま一歩ずつ進んでゆく、時折その様子が妬ましいのかパキパキとこちらを邪魔するように伸びてくる茨にはぼうっと口から控えめな炎を吹きかけることで牽制しつつ「 ケッ、茨も浮かれてやがる。モテモテだなア、レオ 」少しでも不安な感情を与えまいと繋いだ手に少しの力を込めてニヤけながら軽口を叩いて。そうしている内に茨の森を抜け、二人の眼前に広がるのは――悍ましくも神秘的な真っ赤な湖、煌めく無数の星に彩られた澄み切った夜空、そこへ鎮座する不気味なほど大きな月。水際には二人掛けの長椅子とそれを守るようにポツリ建てられた小さな東屋が来客を待ち望んでいて)……着いたぜ。泉は一緒に行ったがよ、湖は初めてだよな?




785: レオ [×]
2024-04-28 18:17:33



いや、此方こそ返事が少々遅れてしまったからな、お互い様だ。出迎え有り難う。それから、わざわざ祭りの子細を載せてくれた事にも礼を言う。これを見返し、祭りも見返してすっかり懐かしさに浸っていた。
機嫌を良くした黒薔薇達、それと君達。そのどちらもの期待に応えられるかは解らないが、それでも――ああ、この祭りを最後まで、しっかりと噛み締めさせてもらおう。
それでは、また宜しく頼む。


***


>ラザロ(>784


ああ、頼りにしているぞ、ラザロ。
(彼が発した言葉に移す視線の先、月光を煌と跳ね返す腕とその身の心強さへ、浮かれ半分も真っ直ぐ信頼を返す。――一歩一歩、彼の歩みと合わせて進んでいく灯りの点る小道。ほんの僅かだが、首元を粟立てるような何かを感じた気がして目線を上げれば、今正しく自然の法則を無視した茨が此方に棘を伸ばしている所。その緊張が繋ぐ手を強張らせて、しかし、再び降る彼の言葉が、握る力の強まりが、それをすっと凪がせていく。「…ああ。だが、今は君が居るからな。」彼の軽口へ落とした、冗談めいても聞こえるそれは、雑じり気無い安堵に綻ぶ色。…そうだ、一人ではない。その事実を噛み締めるように揃えた足取りで着実に進んでいった小道の終わり――その視界に飛び込んできたものに、思わず感嘆が漏れた。「おお……」いつかのエメラルドの泉より遥かに大きな湖。その強烈な赤に負けじ輝く夜空の星々と月。屋敷に来る前、見た事などある筈も無いその霊妙な風景に一瞬ぽかんと惚けたその後で、「うむ、湖は初めてだ。あの泉と月も、美しいものだったが…」彼へ肯定を答え、もう一度景色に目を巡らせ、「此処も素晴らしいな。」その最後に隣のドラゴンを見上げて、歓喜に燥ぐ色を纏って弛む頬で飾り気の無い賛辞を。それから、「……ふむ。打ち上げ花火というものは、どの辺りに昇るものなのだろうな。」再度顔を夜空へ向け、朧の記憶と彼の話に聞くその派手な光に想像を馳せながら、ゆっくりゆっくりとだが水辺の東屋を目指して歩を伸ばした。)




786: ラザロ [×]
2024-04-28 19:53:09



>レオ(>785


……こっちには飛び込むなよ、ココの水はテメェらにはちっとばかし刺激が強いぜ
(いつだって貴方は人の身でありながら怪物の世界のものを褒めてくれる、その事が怪物の心に暖かい何かを注いでくれるようで、こちらの見上げてくる爽やかな青色の双眸を見つめ返して片方の口角を上げ。不器用ゆえ相手を喜ばせる術を知らないドラゴンには純度の高すぎる言葉に、思わず可愛げのない忠告を返して「 そりゃあ、この真っ正面じゃねえか? 」東屋に到着すれば、長椅子にどっかりと腰掛けて。片膝にもう片方の足首を乗っけるような粗野な姿勢ではあるものの、足の裏が貴方に向かない方を選んだのは故意かそれとも偶然か。こんなほぼ野晒しの場所に設置されているにもかかわらず、長椅子にはふかふかとした臙脂のクッションが敷き詰められており意外なほどに座り心地が良く「 来いよ。隣で見ようぜ 」隣にはきっちり一人分のスペースを空け、そこを顎の先で指し示せば座ったまま夜空を見上げて。ふと対岸からやや強い風が一陣だけ吹き抜け、短い髪を揺らせばその涼しさに心地よさそうに目許を細めて――ハッと何かに気付いたように貴方を見て「 寒くねえか、レオ 」身を案じるように問いかけたのは、怪物にとって涼しい程度なら人間には寒いのかもしれないと咄嗟に閃いてのこと。貴方がヤワな育ちでないことは理解しているが、平素の格好と比較すれば浴衣はかなり薄着のはずだ、と)




787: レオ [×]
2024-04-28 21:07:45



>ラザロ(>787


解った、気を付けよう。
(喜を浮かべたままに、彼の忠告を受け入れて頷く。それから問う形を取ったやり取りの内、辿り着いた東屋で促しのままその隣へ、互いの手が届くような近さに腰を下ろす。その柔らかさに目を瞬かせたのも束の間、「……正面、正面か。」先程の答えを反芻しては、今は月がその存在を存分に主張する真向かいの空を見上げた――直後。水気を含んで吹き抜けていった冷涼な風に、身体は勿論、フードや垂らす髪など覆うものの無い首筋を撫ぜられて、微かだが肩が竦んだ。思わず守るように其処へ手を当てた絶妙なタイミングで届いた気遣う声に、「いや、寒くはないが……」否定を返しかけた、途中で。――ドォンッ!!と響き、言葉を遮り身ごと揺さぶる音へ、注意は一気に取られていった。何事とそれが鳴った方向へと反射的に向けた、警戒混じりの瞳を貫いたのは、彼と二人手元で見詰めた祭りの火よりも鮮烈な炎の華。「は、っ――」月を隠さんばかりに燃える極彩色の花弁を広げたそれに、言葉も息も忘れる程に暫し見惚れて。「――凄いな!!」続け様にこの瞬間を、昂る感慨を共有する筈の彼へ、また勢い良く視線を移しては、興奮をそのまま乗せた驚喜を伝えた。)




788: ラザロ [×]
2024-04-28 22:05:41



>レオ(>787


――ッ!
(身を案じた問い掛けの答えを聞き終える前に鳴り響いた地響きのような爆発音、得体の知れない脅威から庇護するように反射的に貴方の前に腕を伸ばし「 何…ッだコレ…?! 」暗い夜空を染め上げる満開の花火を視界に入れた瞬間、動揺たっぷりの声に滲み出るのは花火に対する驚嘆ではなくズグリと腹の奥底が疼くような感覚に襲われたからで。無遠慮な何者かが無理やり体の内側に入り込んで、鼓膜の内側から脳髄に直接“食い殺せ”と何度も囁くような。これはマズい、と理性が警鐘を鳴らし距離を取るように性急に立ち上がり「 は…ッなれろ、 」残ったギリギリの理性で絞り出すように伝えた警告の語尾はまるで低いノイズが声に覆い被さるような二重の音となって。次の瞬間、爬虫類のような黄色い双眸は白目と黒目の境目もなくみるみるとどす黒く染まっていく――額にはぼんやりと黒い薔薇の紋様が浮かび上がり「 ゥがあァッ! 」それはドラゴンであってドラゴンでない、理性など欠片もないただの怪物。ただ強制的に呼び起こされた本能の呼び声に従って牙の整然と並んだ口を開いて咆哮し、貴方の双肩かあるいは両手首を抑え込むことを狙って勢いよく飛び掛かり)




789: レオ [×]
2024-04-28 23:20:49



>ラザロ(>788


……ラザロ?
(初めは己と同じく、感動の声を上げたのだと思った。しかし、明らかに様子が違う。怪訝と心配を織り交ぜた色を被り、高揚の潜んだ視線で彼を追って、その名を呼ぶ。そこに返ってくるのは、立ち上がった背越しに絞られる言葉。どうした、と問う筈だった声は、肌の痺れるような咆哮に飲まれ、身を固めたその一瞬の間に――視界が、引っくり返る。「な、っ……!?」咄嗟に掛かる重力へ逆らいかけて、だがそれは両肩を捕らえたドラゴンの手に阻まれ、倒れた身体はそのまま抑え込まれてしまう。背に受けた衝撃に驚くよりも先に、真上の彼に目を奪われる。黒く染まった月の瞳、その額にうっすら浮かぶ薔薇の紋様、そして、開かれた口から見える牙。騒いだ本能が告げる――目の前の“これ”は、己を喰らう捕食者だ。咄嗟に詰まった言葉の後に、「……私を、喰う、のか?」動揺が、解りきった無意味な確認を落とさせる。「ラザロ、」つい先程までの、逞しく、豪快で、けれども優しいドラゴンの名を、もう一度呼んだその後、「待ってくれ、今はまだ、まだ……」制止を掛けた。弱肉強食、強きを生かす命の糧。狩られ喰われるならば、抗わない。信じ従い続けたその山の摂理に反しているのに、それでも。口は止まらない。「…まだ、足りないのだ。君との話が、君の好ましいものさえ聞いていない、早過ぎる、このまま終わるのは、」ぼろぼろと、窮地に追われて吐露する感情は、恐怖でも、警戒でも、命乞いでもなくて、「――寂しい。」ただ、胸をぽっかり空かし苛む寂寥。彼を見詰めるその真っ直ぐな視線にも、寄せて下がる眉にも、震えた声にも、それはありありと滲んで、溶けて。「……ラザロ。」もう溢れ尽くした言葉の最後の最後、縋り頼るようなか細さで、また彼のドラゴンの名を紡いだ。)




790: ラザロ [×]
2024-04-29 00:46:14



>レオ(>789


(獲物を押し倒し組み敷くことに成功した今、距離がぐんと縮まったことで旨そうな匂いが一呼吸ごとに嗅覚を刺激して、ガチン!と鼻先のほんの寸前で鋭い牙同士を打ち鳴らし。噛み付くに至らなかったのは未だ自我と理性が黒薔薇の悪戯な魔法に抵抗しているからだろうか、最初の問には苦しげに何度も首を左右に振りながらも「 喰う、喰う、喰いたい…ッ 」拒否を示す仕草とは裏腹にノイズで濁った低い声は壊れた玩具のように本能的な食欲を肯定して。貴方の言葉に耳を傾けられているのか、それとも理性なき怪物には届いていないのか。食い縛った牙の隙間、口角からは狂ったけだもののようにボタボタ涎を垂らしながら、けれど確かに渾身の力で耐え堪えるような必死の形相で「 ――――グ、っう 」無意味で無価値な呻き声を漏らして。貴方の素直な感情を告白されれば黒く染まった眼窩は微かに揺らぎを見せて、しかし黒薔薇がそれを許さないように額の紋様がボゥと淡く発光し「 ガぁアッ! 」まるでその光に本能を後押しされたように吠えれば喉笛に食らいつこうと――牙で頸動脈を掻っ切る直前、寸でのところで皮膚を傷つけず首を甘噛みするに何とか押し留めて「 ……だ…ッ、 」まだ声は濁りきっている。首元が弱点であることを思いやれる余裕など当然無く、痛みや苦しみを堪えるように激しく息をして「 ぃやだ…ゆる、さね…ッンなの…… 」貴方を喰らうならば、せめて自分の意志で。そんな男臭い意地で抗っているのだろうか、誰かに操られているような声の歪みは末尾に近づくにつれて澄んだドラゴン自身の声に近づき、それに比例して額の薔薇の紋様は苛立ちや焦りを見せるように点滅を繰り返す。不躾にもドラゴンを支配せんとする黒薔薇の魔力の湧き出る場所、その紋様を無力化できるような何かがあれば、あるいは。)




791: レオ [×]
2024-04-29 02:09:31



>ラザロ(>790


(降ってくる涎、届くノイズに覆われた肯定の声。それでも“獲物”を映すその瞳が揺れた瞬間を見逃さず、もう一度呼び掛けに口を開き――名が喉を通るその前に、彼の額の薔薇は光を帯びて。再びの咆哮と共に迫った牙が、首筋の鋭敏な皮膚に当たった事で言葉は失せる。ぞわり背に粟立ちが抜け、心臓が、早鐘を打つ。呼吸も浅くなる。“摂理”が迫っている。身体は動き一つも取れない程に強張った後に、「…ラザロ?」聞こえた、届いた彼の声。この状況を否とする確かな、ノイズの晴れていく抵抗の意志。それを理解した刹那に、それまでの弱々しさを覚悟に消し飛ばして、一度深く呼吸をして。――抑え込まれた瞬間に袂から手元へ転び出てしまっていた、彼からの“お守り”を、指先で捕らえて握り締めた後。「……ラザロ、聞こえるか。」呼び掛ける。「私は、もっと君と話をしたい。君を知りたい。」無意味では無いと信じて言葉を紡ぎながら、明滅を繰り返す黒薔薇のある額を、お守りを握り込む手の甲でそうっと撫でる。「君も、この終わりが不本意であると言うのならば、」それから、彼の方へ顔を向ける。いつ喉を食い千切られてもおかしくはない、そんな状況下で、恐れも無く凛と声を張って、彼を見据えて。しかし――揺れる感情は堪えきれず、目元に雫を滲ませて。「戻ってくれ、ラザロ。」頬を伝ったそれもそのまま、頼み、乞い。「……お願いだ。」邪な薔薇が浮かぶ額へ、ただ子供がまじなうように、雫一筋に濡れた唇を押し当てた。)




792: ラザロ [×]
2024-04-29 14:03:32



>レオ(>791


(頭の中がひどく煩い。無数の声が早く食い殺せと何重にも煽り立て、脈動の一回ごとに薔薇の噎せ返るような香りの魔力が流れ込み体中に循環するような。想い出の中の貴方の姿を思い出しては、黒い茨に覆い尽くされて闇に消え、しかし諦めずまた思い出そうと足掻く。それを何度も繰り返しているうち脳内を侵す声はどんどん大きさを増してゆき、視界いっぱいに広がる貴方の笑顔が茨に蹂躙され光が閉ざされそうになった刹那「 ――れ、オ……ッ 」呼び掛けに応えるように、ドラゴンとしての声で苦しげながらもしっかりと名前を呼び返す。そうだ、呼んでくれ俺の名を――そうすれば何度でも応えられる。額に触れた体温に、それに握り込まれた貴方が自分の獲物であるという証に、脳内にひしめく茨は押しのけられるようにパラパラと砂になって霧散するようで「 いま…いくぜ、 」口元には凄みさえ感じさせる笑み。しかし戻りたいと願う意志を強制的に折らんとばかりに黒薔薇の魔力はさらに出力を増して紋様を輝かせ――柔らかな唇がそこに触れた瞬間、パキンと小気味よい音を立てて黒薔薇の紋様はヒビ割れて。それを契機にドラゴン自身からザアアアと不可視の何かが放出されていく、その際に周囲の空間を響かせた男女の甲高い悲鳴のような音とエキスを煮詰めたような強烈な薔薇の香りはきっと貴方の五感にも届いているだろう。黒く染まった双眸には通常通りの黄色い光が戻り、まるで長時間呼吸を止めていたかのようにぶはぁっと息を吐きだして貴方の上に覆い被さるように脱力し「 レオ……ッ、…ハ、戻った、ぜ…… 」何よりもまず先に安心してもらいたい。折角の祭の夜なのに貴方を危険な目に遭わせてしまった、黒薔薇による不可避な奸計だったとしてもそれを悔いながら疲れ切ったような笑顔を見せようと腕を突っ張って視線を合わせようと努めて)




793: レオ [×]
2024-04-29 15:22:38



>ラザロ(>792


(己を呼ぶ彼の声が聞こえる。苦し気でも、確かに、強かに。願いを籠めたまじない擬きの直後――何か、割れるような音がして。梔子よりも濃い薔薇の香と、何とも形容し難い多くの悲鳴が響き、その余韻を己に残していった。しかしそれに構う余裕など無かった。何故なら、「ラザロ…っ!」“彼”が、目の前に居たからだ。全身が逆立つ被食の脅威など消え失せた、豪放磊落で、短気さはあれども優しい、己の知るあのドラゴンが――彼の笑う顔、月の輝きに似た黄色の瞳と目が交わったその瞬間に、覚悟を張り詰めた糸はプツリ切れて、綻び咲いた満面の笑顔の後には、「良かった……良かった、良かった…っ!!」彼が身体を支えようが倒れ込もうが構わずに、その肩へ伸ばした両手を回して、しがみついて、首元に額を寄せ当てる。「……君が、君に戻ってくれて、本当に…」籠る力の強さは歓喜の大きさだけ、先程以上に溢れる雫は安堵の数だけ。整えた髪の乱れも、浴衣の着崩れも全て意識の外に追いやって、只、今在る彼の無事を噛み締めた――その後。「……あ。」感情の揺らぎが凪いだ今頃、自らの無遠慮な抱擁に気が付いたらしい。「…すまない。」若干の気まずさにもごついた詫びの次、そろりと巻き付けていた腕を解いて、彼の顔を窺う。「……ラザロ。」再度の脅威が訪れていない事、何より彼が苦しむ何かから解放された事を、また改めて確かめ、頬を弛めた息を吐いた後に。「……先程のは、一体何事であったのだろうな…」今し方己と彼を襲ったものについて、疑問の声を落としながら、薔薇の紋様が浮かんでいた彼の額を眺め、視界に残るあの光の明滅をなぞるように指先を其処に伸ばした。)




794: ラザロ [×]
2024-04-29 21:46:02



>レオ(>793


――くはッ、
(恐ろしい怪物を見る目を向けられても仕方がないのに、こうも純粋な喜色を浴びせられてはこちらもそれにあてられて珍しいほど屈託のない笑みが溢れ。片腕で二人分の体重を支えながら、この際髪型が崩れるようとも二人がまた出会えた喜びを分け合うために空けた手で柔らかな後頭部をわしゃわしゃと撫でくり「 泣くんじゃねーよ 」男がそう簡単に、という余計な枕詞を省略したのはその涙が自分のために流されたものであると素直に思えたからで。気恥ずかしいような嬉しいような、そんなむず痒い心中を「 ありがとな、レオ 」不器用ゆえに短い言葉にぎゅっと詰め込んで、言い終えれば貴方を不本意な形で失わずに済んだことにこちらも心から安堵して後頭部に添えた手にぐっと力を込め。首元を覆っていた体温が離れれば「 テメェが謝ることなんざひとつもねェだろ 」ふっと鼻で笑いながら上体を起こして姿勢を整え。二人で危機を乗り越えた安心感や高揚感は落とされた問と額に触れる僅かな体温によって現実へと引き戻され、きゅっと眉間に力を込めて怒りと微かな諦めに似た感情を表せば「 ……テメェは知らなくていい 」つい、と顔を逸らして夜空を見上げる形でこの屋敷の真理の片鱗から貴方を遠ざけるように答えになっていない言葉を返し「 無事で済んだことを喜べよ 」下手くそな話題転換も上手くいっていると信じて、先刻の我を失った自身が乱してしまったのであろう貴方の浴衣の襟をぐいと引っ張って整えようと試みた時、またしても派手な爆発音と共に夜空に繚乱な華が咲き乱れてはパラパラと火花の散る音がそれを追いかけ「 な…?! 」まだ黒薔薇の悪戯は続いていたのか、と焦ったように瞠目するうちに次、また次と趣向を変えた花火が続々と打ち上がり「 ……これは…イケる、やつか? 」此度の花火には佞悪な魔力は宿っていないらしい。誰の計らいかは分からないがようやく一人と一匹で純粋な夏夜の花を愛でられる時間を手に入れられたようで「 そう出来るなら最初ッからそうしろっつーんだよ。なァ、レオ? 」きっと隣りにいてくれているであろう貴方の肩をぐいと自分の方へ抱き寄せ、文句をつけるような口調の中にも貴方と一緒にきちんと花火を見られることへの喜びが滲み。きっとこの花火はどちらかが、あるいはどちらもが身を寄せ合い眠ってしまうまで止まないのだろう――花火を肴に語らえる時間は二人への、否、勇敢な人間へのご褒美なのだろうか)





795: レオ [×]
2024-04-29 22:59:37



>ラザロ(>794


(彼が問いをはぐらかし、顔を反らす直前。それまでの表情から明らかに険しさが顕れたのを見て、疑を重ねかけたその前に、もう一つ言葉が被れば、意識は容易にそちらへ逸らされる。「ああ、そうだな。互いの無事が何よりも一番だ。」そのまま疑問は霧散して、拒む事の無い彼の手元を視線で追う。――刹那。聞き覚えのある火の爆ぜる音に、身を再び竦ませながら、反射的にそちらに顔を上げる。ぴんと緊張を巡らせ見開く視線で光を見詰め、それからまた彼を窺いに目を動かし、ドラゴンの姿を捉える、前に。肩を抱き寄せる手、澄んだ彼の機嫌良い声が己の元に届いて。「…ああ、確かに。」その安堵に溢れた笑いを編んで、肯定を返した。「……君に聞いていた通り、派手で凄まじいな、花火は!」幾つも幾つも、昇っては咲く炎の華。音にさえ慣れてしまえばその瞳に映る絢爛さに心を踊らせて、燥ぎ色付く笑顔を彼に向かわせる。……それから、暫し。「…あ、今のは君に似ていたな!」身を寄せたままに空の大輪の色を指差し、あれはどうだ、これはどうだと口を何時に無く雄弁に回し、彼との夜を過ごす。「……どれも素晴らしいな。」高揚のまま語る声が少し鎮まった辺り。瞬いた瞼の重さを自覚して、微かな唸りを漏らす。「この夜は生涯、忘れられんだろう、な…」言葉は緩やかに沈みかけた意識に辿々しく、身体は彼の方へと傾ぐ。――先程の事など無かったように、警戒も無く、恐怖も無く、彼へと凭れて。「……ありがとう、ラザロ。」至極心地良さそうに、柔らかく、安心しきった顔で何度も舟を漕ぎ、夢と現を曖昧に往来しながらも、その一言だけははっきりと彼へ伝えた。)





796: ラザロ [×]
2024-04-30 13:10:04



>レオ(>795


(見飽きた夜空を飾る火の色彩を眺める胸中は正直やや複雑だった。何よりも貴方に怪我が無かったことは素直に喜べることだが、その原因を作った黒薔薇には怒気を禁じ得ず、またその中にも黒薔薇に対してはどうしようもないという諦観も――知らぬ間に珍しく少し難しい顔をしていたが、隣から幾たびも贈られてくる闊達な言葉の数々にふっと凝り固まった何かが和らぎ「 …ああ。俺も忘れねえ 」この先、人間である貴方の数百倍数千倍、幾星霜の時を生き長らえるとしても。そんな風に思える記憶がひとつでも出来たことは囚われの怪物にとって奇跡に等しい僥倖なのだろう、それを与えてくれた貴方に「 安心して眠れよ、レオ。…最後まで俺はここにいるぜ 」それが祭の終わりか、それとも貴方の命の終わりを意味するのかはともかくとして決意に似た約束を。すっかり深い眠りに落ちたことをたっぷりの時間を掛けて確認すれば、ドラゴンは大切な獲物を壊れ物のように抱えて翼を広げ静かに飛び立つ。次に貴方が目を覚ますのはきっと自室のベッドの上だろう。いつの間に回収していたのか二人で飲んだラムネの空瓶が、一夜の想い出にベッドサイドに並べられていた)


***


随分と時間がかかっちまったがよ、夏祭りを最後まで一緒に過ごしてくれてありがとうな。
テメェの機転で捕食を回避してくれたおかげで俺達の想い出がまた一つ増えて、なんつーか、…嬉しいぜ。
この先は日常に戻ることになるが、動かす演者の選択も指名も自由だ。テメェにも、白くて紅いヤツにも、これから先一日でも多く幸せな夜が訪れることを祈るぜ。…俺のガラじゃねえが。
そうだ、テメェの水風船の戦利品(>609)だが、「人間界のブツお取り寄せチケット」と「参加賞」が手に入るぜ。次回の指名をミリアムにすれば直接届けさせるし、そうじゃなけりゃラムネの空瓶の隣にこいつらも置いてあると解釈してもらって構わねえ。好きな方選んでくれな。
…ホントに、ありがとうな。




797: レオ [×]
2024-04-30 19:00:35



>ラザロ(>796


此方こそ有り難う、ラザロ。ああ、長い……本当に長い夏祭りであった。そしてだからこそ、今この物語を一つ果たしきる事が出来て…何より互いが無事に、大切な想い出をこうして形にする事が出来て、とても喜ばしい限りだ。
いいや、君にそう祈ってもらえるだけで、これ程嬉しい事は無い。…今夜の事、ニールは大層羨ましがっていたようだから、次は恐らく、彼が此方に訪れるだろう。その時は、また宜しく頼む。
それから、参加賞とチケットに関してだが……うむ、そうだな。どちらの解釈になっているかは、私がまた次の夜を迎えた時に伝えさせてもらおう。わざわざすまないな。
……ああ。私からも、改めて。ありがとう、ラザロ。今宵はこれで終わってしまうが、また相見えるその時まで、息災を願っている。




798: ラザロ [×]
2024-05-01 17:20:51



>レオ(>797


勿論、どっちも大歓迎だぜ。俺ァちゃんと筋肉のついたレオのが好みだが、白っちぃ方みてえな獲物を好むヤツもこの屋敷には多いからな。
思えば白い方もユギンに喰われたり、クォーヴやアッシュも世話になってんだな…てこたァ両方が特殊な怪物3体とも既に出会えるってわけだ。…俺としちゃあレオにはあんまし危ねえヤツに出会って欲しくねえが、…まァ今のは聴かなかったことにしてくれ。
また来いよ、楽しみにしてるぜ。




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