TOP >
オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
746:
ニンファ [×]
2021-08-29 12:54:16
>テオ (>739)
だっ――――…大丈夫?それ、痛くないの?(ばくばくと忙しなく脈を打つ心臓が白い頬を薄っすらと上気させ、今ひとつ噛み合わない会話に違和感を覚える事も忘れるほどに動揺と心細さでいっぱいになった心は、大きくそして頼もしく見えた父親の体躯をも凌駕するその姿にはっきりとした恐怖を抱き始めて。一方で、こめかみを貫通する大きな螺子や継ぎ接ぎの痕が残る顔、怯えながらもどこか心配そうにちらちらと相手へ視線を向けてそれらを確認しようとするのは、"彼は怪我をしているのだ"と言う受け取り方をしたからだろう。気にはなるが恐ろしくて迂闊に声を掛けられない、そんな逡巡を確と木枠に額をぶつけるその鈍い音が吹き飛ばし、思わずはっとして一歩相手の方へ近付きながら、自身の額や顔、こめかみ、痛いのではないだろうかと想像の及ぶ箇所へ自らぺたぺたと触れて具合を尋ねて。とは言え、姿を見れば見るほど、声を聴けば聴くほど、目の前の相手が自分と同じ"人間"と言う種族からはどこかかけ離れた存在である事を悟り始めており、この空間が密室と化した事を報せる音を引き鉄として急速に舞い戻ってきた不安と、関節の滑らかさに欠ける不気味に軋むようなその動きも相俟って、ひとつひとつ取りこぼしなく丁寧に応えてくれた筈の声には露骨な動揺を見せ。「つかいま…?……テオ、ニンファおうちに帰りたい。パパの所に帰りたいの。」と、混乱のあまり涙も出ない円い瞳を真っ直ぐに相手へ向けながら訴え、今自分が居る場所も分からなければ時間も帰り方も分からないと言う途方も無い状況に揺れ動く心を必死に支えて。しかし、徐に螺子を掴んだ大きな手がこれまでに人の体から発せられるのを聞いた事の無い音を伴ってそれを回す様を目の当たりにした瞬間、ひっ、とか細い声が漏れ、まさか突き付けられるとは思いもしなかった、幼い心にはあまりに衝撃的で残酷な事実を告げられる頃にはふるふると首を力無く左右に振り、「じゃあ、ニンファはテオに食べられるの?何で?ニンファは牛さんや豚さんとは違うよ、嫌だ、食べないで。食べちゃだめ、食べられたくないもん!」と強く両手の拳を握り締めながら懸命に抗議し)
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle