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769:
リュカ・キャンディ [×]
2021-10-02 01:16:48
>シャルロットちゃん ( >767)
ちがう…、う、嘘つきなんかじゃっ…!
( 焦りのままに吐露した言葉が少女にどのような影響を与えるのか考えもしないまま発したようで、先ほどまで凪いでいた表情が初めての変化、しかも良くないほうに傾いていく様子に、ぁ、と小さく息が漏れた。先ほどまでのどこか掴みどころのない無垢な少女から、人と異なるものへ。一気に肌を刺すような圧倒的なオーラが身を包んでいくのがわかる。怒っているのだ、この少女は。仲良くなろうといった自分、そしてそれに応えてくれた少女に放つ言葉にしてはあまりにも自分勝手すぎた。少女は仲良しになりたい子は初めてと言った、ではこの屋敷に少女は友達がいないのかもしれない。そんな少女の言葉に偽りの仮面をかぶり、偽りの人間関係を築いて、心の奥底では本当の友達を求めている自分が共鳴して。「っちがう!キャ、キャンディは!嘘つき…っ、なんかじゃ…、」嘘つきという言葉に頭を出した癇癪に縋るような表情から一変、くわり目を見開き、目じりを吊り上げる様子は苛烈なようで、嫌われたくない、そんなことを思われたくないという恐れや弱さで揺らいでいるのが見えるだろう。だが、少女の言っていることは正しい。嘘つきと断じられてもおかしくない。その考えを映したように癇癪はすぐに引っ込み、徐々に勢いを無くす語尾だけが空を揺らして。仲良くなりたい、そう言った自分に懐柔といった考えが含まれていたとしても、少女の初めてという言葉が何度もリフレインする。逡巡の末、能面のように表情を落とした少女の呼びかけに恐る恐る答える。「シャルロットちゃん、ごめ、ん…、アタシっ__!?」突如、ぐん、と引っ張られた手に不意を突かれた。言葉も言い終わらないまま、半ば引きずられるようにしてついていく。同意を共わないそれに振り払うという選択もできたのだろうが、繋がれた掌に自分の教えたまま握手を返してくれた少女の思いを逆なでにするだろう。自分の説明した通りに握られた掌の恐怖はいまだ残っており、一瞬で骨を軋ませたこと怪力に漏れ出た悲痛な声が、自分の説明通りにやっただけの少女に届いていないかだけが心配だった。ただ、この何もかもが不明で、右も左もわからない恐ろしい状況に誰かを感じる掌、たとえ温度がなくても、少女がふと思えば瞬時に壊せてしまう掌だとしても安心してしまうのは本格的にイカレ始めてしまっているのだろうか。そんなことを考えていただからだろう、いつの間に開け放たれた窓の下、洞のように真っ暗な闇が満月に照らされて黒い茨を映し出す。見つめていればそのまま呑み込まれてしまうような風景に、思わず繋がれた掌に力が入った。こちらから精一杯力を込めたところで、少女からしてみれば赤子がじゃれついているようなもの。その力関係がより一層恐怖を煽って。「シャル…っ、ねえ、シャルロット!ごめんなさいっ、うそっ、嘘つかない!も、もう、……かえしてって、言わない、から…っ。」血反吐を吐くような思いで言葉を吐き出した。最後のその言葉を吐くのに躊躇いの間があったが、震える声のままぽつり、ぽつりと落としていく。もう、帰れない。絶望の胸中に一筋の光が差し込む。「ぇ__?ず、っと、いっしょ…?」その言葉を聞いた瞬間、じわじわとせり上がってきたのは、喜びだった。うまく言葉を咀嚼できないまま、真偽を確かめるように少女と目を合わせれば、「…ほ、ほんとーに?アタシとずっと一緒にいてくれるの…?明日も、明後日も、そのまた次の日も、アタシに会いに来てくれる?たくさん話して、仲良しになれる?」じっと見つめ、捲し立てるようにぶつける問いは、少女へ答えを求めるようで、拒絶を恐れている証拠。体温の上がった体には夜風が涼しく、少女の髪を揺らす。月明かりに照らされ反射する赤毛を撫でる風にも嫉妬するかのような焦げた視線を向ければ、ほんの少し近づいて、繋いだ掌の上からもう一つの手を覆いかぶせるようにして被せ、「キャンディ、シャルロットちゃんと仲良しになりたい。さっきは変なこと言ってごめんね、許して、くれる?」その変わり身の早さは奇特に見えるだろうが、自分の求めているものをくれるかもしれない、そんな欲望でいっぱいの頭にはそんなことに気づくはずもなく。瞳に悦を浮かべ、見つめる自分は少女の瞳にどう映っているのだろうか。待てをする忠犬のようにじっと答えを待ち、 )
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