TOP >
オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
759:
グレン [×]
2021-09-19 23:01:02
>ハイネ( >754 )
エドは、…そうだね、友人みたいなものだよ。心配しているかは分からないけど。
( 頭に過ぎるのは飽くまで仕事の内なのだろうが、自身の損得勘定を抜きにして自分を見てくれていたマネージャーの事。慣れた顔を思い浮かべた事でふ、と肩の力が抜けたのは彼が此方へと背を向けているのも一端を担っているだろう。彼が窓を開けたと思えば室内へと舞い込んでくる蝶に宙へと浮かぶティーセット。今までの生活では見た事のない光景に数回目を瞬かせているうちに、目前へと用意されたのは写真でしか見た事が無いようなアフタヌーンティーの一式。言われ慣れた事もあり、最早感じるものがなくなってしまった褒め言葉だが、父親と比較をされないというだけで多少心に余裕が生まれたのも事実。礼の言葉の代わりに柔らかく口角を持ち上げてから彼に倣い、カップの紅茶を一口。柔らかいながらに心地のよい渋み、ほんのりと舌に残る甘さに、こんな時でさえじんわりと緊張感が解れるような気さえするのだから不思議なものだ。ふう、と軽く息を吐き出してから殆ど音を立てる事なくソーサーへとカップを置いて。同情をするかのような言葉に次いだのは俄には信じ難い事実。確かに昨夜急足で帰路に着いたのは夕刻だったはず。だがしかし、今もなお月が顔を出しているのは自分が寝過ぎたせいか、それとも彼の言葉通り元の世界とは別の場所なのか。もし前者なのだとしたら、仕事の話だと叩き起こしに来るマネージャーはどうしたのだろうか。後者であればあの真面目な彼が顔を見せない事も、太陽でなく月が未だ顔を出している事も納得がいく。ならば決まっていた仕事は、舞台に立つ者として認められつつあった自分の立場はどうなるのだろう。言いようのない不安や緊張でどくりどくり、と耳の近くで心臓が脈打っているのかと思う程鼓動がはっきりと分かる。彼が話終わるまでじっと耳を傾けて「 成程……分かったような分からないような 」深い溜息を細く吐き出す事でマイナス思考に陥り掛けた思考を押し留め、煩い程の脈を僅かに抑えてから苦笑を浮かべ「 …ただ、今の話が本当だとして。閉じ籠もっているのが安全なんだろうけど、他にも人が居るのなら会ってみたいっていうのが僕の本音かな。嗚呼、勿論君さえ良ければ一番に頼らせてもらうつもりだよ 」四六時中誰かと同じ場所へと居るのはずっと完璧な姿を演じる事になるのと同意。幾ら演じ慣れていようとそれは出来る事ならば避けたいが彼の言葉を鵜呑みにする程頭が弱いわけでも無い。折衷案として付け加えた言葉で彼が納得してくれるかは不明だが、どうだろうかと問わんと首を傾げて )
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle