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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
321:
姜[2] [×]
2023-04-12 20:39:57
>320 華様
…………、
(動物や花を愛でる穏やかな青年を思わせる柔らかい笑顔から潮が引くように温度が消える。裾を掴んでくる手を振り払う事はしない代わりに目にも留まらぬ捷さで懐から匕首を取り出し、往来からは見えない角度で蝶の滑らかな首筋へと冷たい凶刃を押し当て。恐怖に表情を凍らせた蝶の耳元へ唇を寄せ「 あなた、しつこいよ 」と冷たく言い捨てれば踵を返し、そこで初めてお嬢様の存在に気が付き。今の粗相を見られただろうか、ともかく返り咲いた笑顔にはまた仄かな温度が戻ってきていて)
お嬢?、こんな時間にこんなところでひとり、あぶないよ。
322:
華 [×]
2023-04-12 21:02:22
>>姜
……。
お買い物をしてたの。どうしても欲しい調味料がチャイナスーパーしかなくて。
( 彼の匕首は、蝶の羽をもぐことはなかった。……ということは、ただ彼が迷惑していただけのようだ。てっきりどうにかしなければならない相手かと思い声をかけずに留まってしまったが、これならばさっさと声をかけてしまうべきだったと心の中で舌打ちをする。こちらに気付いた彼の表情に蝋燭のようなじんわりとした温度が戻ったのを見ては、こちらも『大和撫子なお嬢』 の皮を被ってにこりと微笑む。先程まで自分の中にいた醜い女の顔など、彼は知らなくていい。「 姜こそ、綺麗な蝶々と夜遊びかしら? 」と含みのある言い方をしては彼の形の良い鼻先をつん、と指先で押しながらくすくすと笑って。マア別に他の組と喧嘩やらをしなければ特に自由にしてもらっても構わないのだが、それでも何故彼があんな所にいたのか気になったそうで2つの金色の双眸は楽しげに細まり。 )
323:
姜[2] [×]
2023-04-12 21:13:15
>322 華様
こんな時間までごはんのお買い物、…女中のひとに任せればいいのに。
(もう少し日の高い時間ならこんな騒然とした中華街でも幾ばくか治安がマシになる、そもそも食材や調味料の買い出しなど身分ある親父殿の娘がする仕事ではない。なぜそうまでしてこんな場所を選んで買い物をしたのか怪訝に思ったまま「 それか護衛をつけるのがいいよ。ぼくの仕事、だから 」代替案を挙げておくことも忘れず。鼻先を押されてはふいと顔を逸らして「 ぼくじゃない、仁彩。 」何でもないことのように短く種明かし。チャイナドレスの似合う綺麗な蝶を見たいと言って聞かない彼を接待で使った事のある店へ案内した、ただそれだけのこと。店内で潰れたままの仁彩には鬼怒川組御用達のタクシーを呼び、自身はどこか懐かしいにおいのするこの街をもう少し散策しようと遠くを見遣り)
もうすぐお迎えがくるよ。お嬢はそっちで帰る?
324:
華 [×]
2023-04-12 21:33:59
>>323
>>姜 様
あら。
じゃあ次からは姜が一緒に来てくれる?
( 彼の用心棒として100点満点の回答に、思わずにこりと笑ってわがままを言ってしまう。…否、我儘というよりも彼の立場からすると命令にもなってしまうのだろうか。だがこの1年で彼は鬼怒川組の用心棒という立場に慣れてくれたようで、お嬢としてはなんだか誇らしげな気持ちになる。ふい、と彫刻のような冷たさすら感じる美貌を背けた彼の口から毀れた名前に嗚呼、と思わずくすくすと笑ってしまえばそれと同時に納得してしまう。どうやら酔い潰れて此処に居ない仁彩が彼にこういう店に来たいと頼み込んだのだろう。どうせ二日酔いだろうし明日はしじみのお味噌汁でも作ってあげよう、と機嫌が治ると共に明日の朝食のメニューのひとつが決まれば、彼の言葉にん?とゆるりと首を傾げ。帰るか、と聞かれれば少し悩んだような素振りを見せた後に「 ……もう少しだけ居たいわ。だめ? 」と彼のご機嫌を伺うようにそっと彼を見上げて。 )
325:
姜[2] [×]
2023-04-12 21:54:14
>324 華様
もちろん。お嬢の護衛をできるなんて、誇らしい。
(きっと本国の老板も褒めてくれる――歳の割には幼稚な思考回路に表情は緩み、瞳の奥にはわずかな望郷の光が一瞬煌めいては花火のように立ち消えて。こちらを見上げる視線にはどうやら顔色を伺うような色が見え、すっと眉根をわずかに寄せて「 だめ?、だなんてお嬢らしくない。あなたはやくざじゃない、けれど立場ある女(ひと)。わたしに飲茶を奢れ、くらいの強気がちょうどいいよ 」現場視察も兼ねた自分が祖国のために見ておきたいのは彼女の女性らしい一面ではなく、これからも紅蝶と協業し互いに利益を拡大させていけると確信できるような頼もしい一面なのだと言外に告げる。それがどれほど残酷なことかは物心ついたころから愛も情もない穢れた黒社会で生きてきた龍には分からない。ふと思いついたように意地悪な笑みを浮かべて「 それに、意外。あなたは仁彩を放っておかないとおもってた 」と付け足して)
( / 本日はこれで落ちます!回収には少しキリが良くないというかもう少し広げられそうなシーンなので、もしご希望であれば次回はこの続きからでも可能です(その場合はカウントは2のままとなります)。本日もお相手いただきありがとうございました!)
326:
華 [×]
2023-04-12 23:12:34
>>325
>>姜 様
( / こちらこそ本日もお相手いただき本当にありがとうございました!
次回続きから可能ということで、ぜひそのお言葉に甘えさせていただきたいと思います。カウントについても了解いたしました!
またお時間合いましたら、ぜひよろしくお願いいたします…! )
327:
主 [×]
2023-04-23 12:33:46
【 お相手様募集させていただきます。空き時間に遊んで頂ける方、いらっしゃいましたらお声掛けください / 現時点から2~3時間待機予定・募集人数2名様 】
>1 はじめに
>2 提供一覧(>263 、>267提供追加!)
>3 募集要項
328:
ななし [×]
2023-05-13 07:39:09
(支援)
329:
主 [×]
2023-09-23 17:37:20
【 久しぶりにお相手様募集させていただきます。リハビリ気味となり恐縮ですが、空き時間に遊んで頂ける方がいらっしゃいましたらお声掛けください / 現時点で待機時間未定・募集人数2名様 】
>1 はじめに
>2 提供一覧(>263 、>267提供追加!)
>3 募集要項
330:
主 [×]
2023-10-21 16:48:44
>329の要項でお相手様募集開始します
331:
華 [×]
2023-10-21 18:54:38
【 PF 】
【名前】鬼怒川 華(ハナ)
【年齢】24/
【性別】 女
【容姿】夜空を思わせる漆黒の黒髪はしっかりと手入れをされており艶やかなストレート。普段はきっちりと夜会巻きにされており彼女が髪を下ろした姿は限られた人間しか見たことがない。瞳はお月様とおんなじ黄金で、髪と同じ漆黒の長くコシのある上向きまつ毛に囲われた瞳はぱっちりとした眼力のある二重。椿のように赤くぽってりとした唇とは裏腹に肌は雪のように白く、女性らしいしなやかな曲線を持つ体は常にキッチリとした和服に包まれ暴かれることは無い。身長は162cmで目鼻立ちのハッキリした顔立ちは可愛いと言うより美人と評されがち。美人の無表情は怖いと学生時代に言われたことを未だに気にしているので出来るだけ穏やかに微笑むことを気にかけてはいるのだが、それ故に表情が抜け落ちた様は能面のように静かで恐ろしい。
【性格】あまり人に頼ることを好まないしっかりと芯のある性格。自分に厳しいが他人に甘く、特に自分の内側に入れてしまった身内に関しては輪をかけて甘くなってしまう。人に可愛らしく甘えるふわふわとした女性に憧れることもあるのだが、如何せん持ち前の器用さで誰かに頼る前にある程度のことは自分で片付けてしまっていたのでむしろ人に甘えることに苦手意識を持つほど。仁義を通し自分を娘として育ててくれた父親の為に少しでも外に舐められては行けないと常に背筋をしゃんと伸ばして“極道の娘”として隙を見せないように気を張っている。決して感情に乏しいという訳ではないのだが、左記の理由で気を張っているせいか元々感情が表情に出にくいせいか普段はクールやら大和撫子やら言われるが心を開いた人間の前ではわがままや冗談を言ったり、本当はちょっぴり泣き虫だったりと普通の若い女の子。
【備考】一人称は「わたし」、二人称は基本的に呼び捨て。
当時まだ幼く、他に身寄りもない孤児だった自分を娘として育てあげてくれた父親に言葉では言い表せないほどの感謝と愛情を持ち、また自分を家族の一員として迎え入れてくれた鬼怒川組や構成員たちのことを深く愛し本当の家族のように思っている。引き取られた当初から塞ぎ込んだりすることなくむしろ新しい家や家族となるこの場所のことを少しでも知ろうとお転婆に歩き回ったり色んな人に話しかけに行ったりと幼少期はかなりアグレッシブだった。年齢を重ねるにつれ大和撫子とまで評されるような淑女に成長したのは他ならない“父さんや組のため”で、誰にも文句が言われないような完璧な大和撫子になれば父や組のものたちが胸を張って自慢のお嬢だと周りに伝えられるだろうと高校生の時分から料理、琴や三味線、華道や弓道や薙刀を習い現在に至るまで【大和撫子大作戦(本人命名、古い構成員たちしかその名は知らない)】は続いているそう。現在の職業は小料理屋の店主。繁華街の一角に店を構え、普通の小料理屋とは違い朝方のみ(稀に彼女の気分次第で昼間や夕方も)店を開ける。それもこれも父親が懇意にしていた夜の蝶たちを初め眠らない街の住人たちに少しでも健康的な食事を提供したいという心から趣味がてら始めたがいつの間にかしっかりとした収入も得て立派な仕事となっていた。だが今は病に臥せった父の為に殆ど家におり、店を開けるとしても週に1度や2度。だがただ穀潰しにはなりたくないので出来る限り家のことは手伝っている。
【指名】 姜 様/
【イベント希望】あり
【ロル】
─── …そうね。じゃあ私がおなかいっぱいになるまで美味しいもの奢ってもらおうかしら。
高いからやっぱダメ、はなしよ?
( 僅かに寄せられた彼の形の良い眉と、それから彼がどう自分を見ているかというのかが嫌という程伝わる言葉。立場としては彼が言っていることが正しいし、もし自分が彼の立場であればお嬢に求めるのは〝其れ〟ではないだろう。華は1つの小さな呼吸のあとにぱっとお嬢の仮面を被り直せば鮮やかなルージュに彩られた薄い唇を三日月形に歪めて大和撫子大作戦で得た乙女の演技力をふんだんに披露して。そうしてさて何処に連れて行ってもらおうかしらなんて思いつつちらりとネオンの光る通りを振り返れば、ふと鼓膜を揺さぶるあまり聞きなれない彼のからかい混じりの言葉にぱち!と長いまつ毛に彩られたお月様の色の瞳を丸くして見せて。「 あら嫌だ。お嬢のご飯よりも綺麗な蝶々と遊びたがる仔犬なんて知らないわ。 」なんて彼の言葉に乗るように笑って見せれば夜に羽ばたく美しい蝶々たちと戯れていた我が家の可愛い仔犬の面倒までは見てあげない、と。……だが可哀想なのであとで家族の誰かに連絡をしてあげようかしら、怒ったら怖そうな人あたりに。と愛憎入り交じったことを考えつつスマホを取り出せば現在地と仁彩を迎えに来てほしいという短い文面を打ち込んで送信し。 )
( / お久しぶりでございます。
もしまだ待機されていらっしゃり、尚且つ前回の続きからとなりますが御相手をしていただけるようでしたらお話させていただければ幸いです…!
前回が遠い昔ですので、また新しくロルが必要でしたら教えていただければ嬉しいです。 )
332:
姜[2] [×]
2023-10-21 19:33:32
>331 華様
如尓所愿、小姐。お嬢はなにがすきかな、――次会うまでにかんがえてね。
(このわずか数秒の間に彼女の心のなかにどんな想いが去来したのか、それを察するほど人情を学んでこなかった日陰者は大和撫子の笑みを真っ向から受け止めてからすっと睫毛を伏せ、敬意を示すため拱手を組んで流暢な母国語を。瞼を上げればいつもどおりの掴みどころのない微笑みと一緒に次の約束を示して「 わお。仔犬はずいぶんあなたに懐いてるのに、薄情ね。…冗談よ 」彼女の大きな瞳には遠く及ばないがこちらも垂れ目を丸くして、最後の台詞はいたずらっぽく笑い混じりに。さて、もう夜更けも夜更け。大切なビジネスパートナーが何よりも大事にしている一人娘を、こんな殺し屋風情が連れ回していいわけがない「 さあ、お嬢。帰ろうよ 」でも、相手の言った“もう少し一緒にいたい”というおねだりを忘れているわけではなく)ぼくしか知らない特別な道。お嬢にだけおしえるよ
( / ご無沙汰しております、またお相手いただけるとのことでとても嬉しいです!ぜひ続きから交流させていただければと思いますので、お時間の許す限りよろしくお願いいたします。)
333:
華 [×]
2023-10-21 20:21:03
>>332 姜 様
もちろん。
……ふふ、楽しみにしてるわ。
( 彼と出会ってから少しずつ勉強した彼の母国語。流暢に告げられた其れを完全に聞き取れた訳ではないけれど、大体の意味は聞き取れる。勉強しておいてよかった、だなんて乙女心は簡単に無くなってはくれないけれど、目の前で長いまつ毛を伏せて拱手を組む目の前の美丈夫に見惚れそうになるのを我慢できる程度には心を律せる大人のつもりだ。華はくすくすと鈴の転がるような笑い声を漏らせば、彼の帰宅を促す言葉にええ、とひとつ返事をしたもののその次に続いた彼の言葉にまたお月様を丸くさせる。?── …特別な道、お嬢にだけ。男は一番に弱く女は特別に弱いとはよく言ったもので、先程まで〝お嬢〟であろうとしていた華の心は彼のそんな一言で簡単にほろほろと蕩けてしまう。きゅう、と胸を締め付けるような甘く苦しい感覚に華はふわりと微笑めば「 じゃあ、上手にエスコートしてね。 」 だなんて少しでもいい彼と二人きりで居られる時間が伸びたことにいつもよりも少しだけ柔らかく甘い声で返事をして。 )
( / まだ待機されていらっしゃったようで良かったです…!
またお話できて嬉しいです、ぜひ宜しくお願い致します!/蹴可 )
334:
姜[2] [×]
2023-10-21 20:35:06
>333 華様
上手に――可惡、そういうのは専門外だよ
(悔しい気持ちからつい母国語の悪態が飛び出てしまう。もちろん笑い混じりにではあるが、クライアントの要求に応えられないのは恥ずべきことだ。女性をエスコートした経験なんて皆無なため手の一つも差し伸べられずくるりと踵を返し歩き始めるが、それは裏を返せば日陰者の一番を手にすることを意味する――尤もFirstという意味での、だが。「 こっち。ついてこれるかな、お嬢 」猫の身軽さでふわりと跳躍し、古い廃ビルの屋外階段に飛び乗る。試すような台詞だが意図としては相手のことを気遣っており、もし助けが要らないなら感心を、助けを求められれば勿論快く応じるつもりで)
335:
華 [×]
2023-10-21 21:11:44
>>334 姜 様
──── ……上等。
( ひらり、と音もなくしなやかに跳躍するその姿はまるで猫のようで、純粋な身体能力の高さの他に彼の今までの生活が透けて見えるような身のこなしだった。華は廃ビルの屋外階段から此方を見下ろす彼の垂れた瞳にぴく、と元よりの負けん気の強さを発揮すれば─── 最も彼はこちらを試そうとしている訳でも煽っている訳でもないのは重々承知なのだが ─── 薔薇色の唇から一言、彼へ助けを求める気のない言葉をこぼして。幸い、飛び乗ることが不可能な高さではない。……洋服ならば。華は少しだけ今いる位置よりも少し後ろへ下がり階段への距離を稼ぎつつ懐から腰紐を取り出せばサッとたすき掛けを済ませ、そのまま彼と同じように屋外階段へと走り出して。彼のようにしなやかに、とはいかずとも幼少期のじゃじゃ馬っぷりが透けて見えるようなその高い跳躍の際に普段は着物の奥に隠れた白くすらりとした足が飛んだ際に着物からちらりと垣間見えては先程までの少女然とした乙女はどこへやら、上手に彼の隣に着地した大和撫子は「 失礼。 」だなんてしれっと微笑みながら崩れた着物の裾を治しつつたすき掛けを解き。 )
336:
姜[2] [×]
2023-10-21 21:26:21
>335 華様
…………わお。
(いつもいそいそと食事を用意してくれるまさに良妻賢母のような姿からは想像もつかない光景に思わず少し心を踊らせて。彼女にはこちらの世界でも生きていける素質があるのかもしれない、と思わされてしまう身のこなしにぱちぱち拍手を贈って「 やるね、お嬢。もしかしてなにか訓練うけた?それとも、ぼくの訓練見すぎておぼえた? 」後半は冗談めかした調子で紡ぎながら所々崩れている階段を器用に上がっていく、時折野良の黒猫のように彼女がきちんとついてきているか確認するように足を止めて振り返りながら。階段を登りきればそこは存外高い廃ビルの屋上で、遮るものなく月夜を堪能できる。が、夜闇に慣れすぎた日陰者は今更その景色にひとかけらの感慨も抱かず、屋上の端に足をかければ助走も躊躇いもなく隣のビルの屋上へ飛び移る。直線距離で5mほどあるため立ち幅跳びであれば世界記録の距離、届かなければ骨折か運が悪ければ命すら落としかねない奈落の底へ真っ逆さま。それは夜を生きる猫の秘密の空中通路、その対岸から声を張って語りかけ)お嬢待っててね。さすがにここはあぶない、梯子もってくるよ
337:
華 [×]
2023-10-21 21:51:17
>>336 姜 様
、ふふ。そうね、姜の訓練見て覚えちゃったのかも。
でも他の人には内緒にしてね。
( 彼からぱちぱちと拍手を送られれば白磁の肌に薄らと朱を散らして照れくさそうにはにかみ。〝ある意味(大和撫子になるための)訓練を受けていた〟とは言わずに彼の言葉に同調すればよく朝の武道場で見かける彼の訓練の姿を脳裏に浮かばせながらシィ、と唇の前に白魚のような人差し指を立てて今の若手たちには内緒である自分のお転婆を見てしまった彼を共犯に。足をかけることすら少し不安がよぎる所々崩れた階段を登りきれば、高いビルや建物に囲まれた都会ではまず拝むことのできない大きな月に出迎えられて華は思わず言葉を失い。静かにこちらを照らし続けるその月に、綺麗ね、と口を開こうとした刹那。彼の付けている涼やかな音色の鈴の音と共にしなやかな黒猫が隣のビルへと飛び移るのを華はただただ其の場に鎮座する月と同じ色の瞳に映せば、まるで絵画のワンシーンのようなその風景にまた言葉を失ってしまう。普通ならば飛び移ろうとすることはおろか、このビルの高さと隣のビルへの距離感に足がすくんでしまうであろう其の場所を軽々と移った彼にじん、と粟肌が立てば恐怖でも畏れでもない、目の前の想い人のその行動に対して華の乙女心がまた騒ぎ始めて。「 え、え。ありがとう。 」なんとか声に出した言葉は、なにだかぽわぽわと熱に浮いているようで華はその熱を冷まそうと月を見上げて体の熱が引いてくれるのを待ち。 )
338:
姜[2] [×]
2023-10-21 22:11:46
>337 華様
内緒?どうして。みんなきっとあなたのこと尊敬、しない?
(裏社会では腕っぷしや身体の扱いに秀でていることは等しく高い価値を持つ、そんな血なまぐさく凝り固まった価値観で生きてきたため身体能力を見せたがらない相手の心情が心底理解できない様子で首を傾げ。「 あー、きっとあなたあれ、ケンキョね 」使い慣れていない謙虚という単語のイントネーションは可笑しさ満載。そしてガラクタの山の中に隠していた鉄梯子を対岸へと橋渡しして「 おいで、お嬢 」と手招きして。梯子があるとはいえお世辞にも幅が広いとはいえずいざという時に掴まれる手すりもない、橋と呼ぶには頼りなさ過ぎるそれを一瞥してから彼女を見つめ「 これ躊躇うなら、引き返す。この先、こんな危険いっぱいだよ 」今度のそれは気遣い半分、挑発半分。相手にもしもの事があれば…と考えない事もないが、先程の身のこなしを見ればきっと彼女は人並み以上にバランス感覚にも優れているだろうと昨日までは持っていなかった部分の信頼を置いた証拠。きっと二人はこんな危険をいくつも飛び越えて、みなの待つ“家”に帰るのだろう)
( / 本日もお相手いただきありがとうございました!今回のお話はこれにて〆とさせていただきます、またお時間が合えばお顔を出して頂けたら嬉しいです。楽しい時間をありがとうございました。)
339:
華 [×]
2023-10-21 22:47:50
>>338 姜 様
( / 今回も御相手頂きありがとうございました…!
またぜひお話できたら幸いです。こちらこそ楽しい時間をありがとうございました! )
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