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月だけが見ている。(吸血鬼×人間)/34


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自分のトピックを作る
15: アモネス [×]
2022-01-09 09:13:28

>14 シュバリエ様

ご主人様…お散歩の時間でいらっしゃいましたか。今宵もご無事で何よりにございます。(後ろから響いた声に驚いたように振り向けば当然のように主人の姿、楽しげに訊ねられた内容は人間にとってみればあまり嬉しいものではないはずだというのに、気がつけばそんな問い掛けにも慣れてしまった。「3人です、ご主人様。女が2人と男が1人、生きは随分と良い者達でしたので…裏庭で放し飼いも良いかと」。抵抗に殴られた腹部やら齧られた手やら首やらが傷んでもそれは生きが良い証。妙案でしょうと言うように主人を見上げて)

(/絡みありがとうございました!こちらも長さがまちまちとなるかと思います、ご迷惑をおかけしますが引き続きよろしくお願いいたします!/蹴)


16: >9です [×]
2022-01-09 15:17:39



名前: フランチェスカ・メルツクライア
性別: 女
種族: 吸血鬼
容姿: 13歳程度の幼い少女のような見目。光悦茶の緩くカールする長い髪は膝まであり、空気を含んだかのようにふわふわとしている。肌は非常に白いが病的ではない不思議な塩梅で、血のように紅い瞳が映える。目は気だるげそうな雰囲気はあるものの大きくパッチリとしており、長い睫毛に縁取られている。背丈は140cm程度、服装は黒と白を基調としてフリルがあしらわれたゴシックロリータ風のドレス。裾は足元まであり、ドロワーズと白いストッキングを履いている。靴はその日の気分によって変わるが、エナメルのストラップシューズであることが多い。後頭部には黒の大きなリボンもつけており、全体的に御伽噺に出てくる少女のような出で立ち。
耳は基本的に髪に隠れているので見えないものの先端が尖っており、口を開ければ鋭利な歯が覗く。
性格: 冷静で物静か、しかし知識欲旺盛な気質を持つ。人間のことは基本的にただの食料でそれ以上でも以下でもなく精々が生物的・心理学的に興味を抱く程度。そのため実験として人間に恐怖や苦痛、あるいは安心感を与えたりすることが多い。
他の吸血鬼が人間をどう扱おうが興味はないが、彼女自身が人間に対して何らかの愛情等を抱くことはほぼない。ただし、その理由は彼女自身が『愛』というものを知らないということが大きく関わっているので、何らかの形で愛を知ればたとえそれが己にとっては辛い選択であるとしても、誰かを愛することもあるかもしれない。
備考: かつての故郷、とある貴族の吸血鬼の一人娘として生まれる。しかし親は彼女を顧みず、常に居ないものとして扱われていた。最低限の食料だけは与えられたもののほとんど育児放棄された彼女の傍にあったのは本、元々地頭は悪くなかったので本を読むことで知識をつけ、愛を知らぬまま成長していった。そんなある日、聖職者に一家は祓われてしまう。生き残ったのは一人書庫に篭っていたフランチェスカのみ。彼女は屋敷を捨てて生き延び、今の環境へと落ち着いた。他者や情を知らぬ彼女にとっては吸血鬼も人間も同じに見えており、違うのは食べ物かどうかの一点のみ。空っぽな存在だが、故にこそ交流によって様々な色を得て成長していく可能性がある。もしかすると吸血鬼ではなく人間寄りの感性を持ち、人間のような愛し方を覚える未来もあるのかもしれない。
ちなみに見た目こそ幼い少女だが、吸血鬼らしく身体能力は高い。


( / pfの方作成させていただきました。不備萎え等ございましたらご指摘いただけると幸いです。 )



17: シュバリエ・メーツ [×]
2022-01-09 16:42:39



>15 アモネス

嗚呼、まぁ散歩の時間とか決めてないけど気分かな。今日は良いんだ。ありがとう、アモネスも夜遅く迄お疲れ様。吸血鬼狩りの奴等が来なければ僕はそう簡単に亡くなったりしないさ。

(今日は気分が良いのか、普段従者には言わない様な労る言葉を言って。自身は吸血鬼狩りが来ない限りなくなる事はない、と顔を膨らませながらいい。
従者の答えを聞くと嬉しそうに目を細めながら控えめに口を開いて。[ほう、生きのいいニンゲンか。しかも3人か。良いじゃないか、良くやりましたね。女は、アモネスが言った通りに裏庭で放し飼いにして、男は此処で手下として、教育させようか。]彼女の身体を見ると数か所傷があり、後で治療してやろう、と思いながらも先程の事を此方も提案をして。見上げられると、自身は従者の頭の上に手を乗せて動かし、[ニンゲンはこういう事が好きなのだろう?これはご褒美だ。有り難く受け取るといい]と伝え撫でて)

(/いえいえ、此方も迷惑をかけてしまうかも知れませんが、此れからもよろしくお願いしますー!(()

18: アモネス [×]
2022-01-09 18:17:31

>>16
(/プロフィールのご提出と素敵な御息女のご提供ありがとうございます!こちらで承りましたのでご連絡いたします。初回の絡み文ですが、allとして置いていただけましたら絡みにお伺いしようかと考えております。いかがでしょうか、ご検討ください!)

>17 シュバリエ様
ご主人様が亡くなられては、わたくしめも困ってしまいます故。ご無事なのは何よ、り…(労うような言葉に動揺したのは確かだ。普段人間を褒めるような生き物ではないから、吸血鬼は。聞き流すように女は放し飼いで、男は手駒にするのだという案をぼんやりと記憶に留め、伸びてきた手を視界に捉えたまま殴られるだろうか…などと思ったが、褒美らしい。身構えなくてよかった。「褒美など、身に余る光栄です…放し飼いの件、ご主人様が望まれるのなら直ぐにでも手配いたします。裏庭も茨が伸びてきましたから、手入れをしなくては…女を傷付けるかと思いますが、そちらは見物として楽しまれますか?」と、ご主人様はどんな獲物か見ていないのか。「…先程捕らえた人間なら今はまだ起きていることでしょう、ご覧になりますか?」、己も人間、自身が酷い目に合わないように代わりを差し出すのは当然のことだ。掌を上がってきたばかりの地下室への階段へ向け、)



19: シュバリエ・メーツ [×]
2022-01-09 20:01:56



>18 アモネス

…ほう。嬉しい事を言ってくれるじゃ無いか。僕もアモネスが居なくなったら困るぞ。絶対に何処かに行くなよ?僕も困るから。

(少し従者を見つめながら言って。
自身にとっては従者は生活にとって無くてはならない存在となっている。色んな事をやらせているからだ。生活以外にも無くてはならない存在で、食料が無くなった時のいざとなった時の保存食になるからだ。そんな事も知らずに働いているなんて、嗚呼なんて憐れな奴なのだろう。
身構える従者にクスッと笑って。僕等吸血鬼がしない様な事をした。たまにはニンゲンっぽい事をしても良いかもしれない。[ふふ、これからも頑張るように。そうだな、出来るのであれば今すぐ手配をして欲しい。女は傷つけた方が良いだろう。そうすれば、女も紅い花弁を咲かせて美しくなるのだから。
そうだな、観に行こうか。]そういえば、まだ獲物を見ていない。[、!良いのか?じゃあ連れてってもらおうか。案内よろしく頼むぞ。]そう言い、従者の後ろに立ち、後にゆっくりとついていって)

20: フランチェスカ・メルツクライア [×]
2022-01-09 20:20:24



>ALL様宛


( 12時の鐘も鳴り終えた満月の夜、こつりこつりと廊下の硬質な素材をストラップシューズのヒールが踏む音が響き渡る。人気のない廊下でしかし時折耳に届くのは悲鳴や怒声、それらは同族の部屋や食堂等様々な場所から発せられているようで。そんな異様といえる環境の中でも、光悦茶の長い髪をふわりふわりと靡かせて歩を進める彼女は一切の見向きもせず前だけを見つめており、やがて辿り着いたのは屋敷の中庭。ここでも時折人間を遊ばせる同族がいるが本日の来訪者は未だ彼女のみのようで。昨日振りの外気をすうっと吸い込むと、冷ややかなそれが肺を満たし。その冷たさが心地良いのか、顔色は変えないものの胸元をそっと撫でて薔薇園へと向かう。赤い薔薇が咲き誇る中庭の一角、ここは彼女のお気に入りの場所だった。瑞々しく咲き誇る薔薇は丹念に手入れが行き届いているのだろう。そんな薔薇園を見渡し、徐に手を伸ばすと躊躇無く一本を千切り。西洋人形のように端正な顏へと持ち上げれば、香しい薔薇の匂いを堪能して思案する。さて、まだ夜は始まったばかり。人間で実験するのもいい、同族と会えたならば同族と会話するのもいい。新しい人間が仕入れられたのならば己の知識欲を満たしてくれそうな者を見繕うのもいい。薔薇に囲まれて立つ可憐な見目の少女はしかし、絵にもなりそうな美しさとは裏腹に絶対的な捕食者に名を連ねる支配者だった。 )


( / 早速ALL様宛に絡み文の方書かせていただきました。pfは>>16となっております。当方文章の長さがまちまちで遅筆気味ですが、皆様よろしくお願いいたします。 )




21: アモネス [×]
2022-01-09 20:28:01

>19 シュバリエ様
ええ『絶対』に。茨もそのまま、女はお目にかけた後で庭に放ちましょう…もし好みの獲物でしたら、どうぞそのまま狩りをお楽しみいただければ。男は、そうですね…まずは、どうしましょうか。(この主人の生活を支えているのが己であると自惚れたことは無いが…何処かに逃げたいとは常日頃から思っている。毎日が綱渡り、気まぐれにいつ捕らえた人間たちと同じ目に合わされるかも分からない屋敷なんてリスクが高すぎる。しかし、外の世界は…この主人たちの餌になるよりも、良い世界なのだろうか。この屋敷に迷い込むほどに、追い詰められた人間ばかりなのかもしれないのに。
嬉々として後ろをついて歩く主人に先立って階段を降り、がしゃんがしゃんと耳障りな音を立てる檻の前へと足を向ける。罵声も怒声も、聞き慣れてはいるものの同じ人間から放たれるものにはやはり心が抉られる。「さあ。どうぞ、ご主人さ」ま…と言うより先に、飛んできた石畳の破片が頭部に当たってぐらりと視界が揺れ。視界の端で捕らえたのはこちらに破片を投げつけたらしい人間。活きがいいのは良い事だが、片方の視界が額から垂れた血で赤くなるのはいただけない。痛いと呻くことも無く、何事もなかったように檻の鍵を主人へと差し出して、)

22: アモネス [×]
2022-01-09 20:41:04

>20 フランチェスカ様
(太陽の光を浴びなくなってからどれほどの月日がすぎたのだろう、指先を冷やす月明かりも夜の風も肌を撫でたところで最早体温を下げることもなくなった。ぱちんぱちんと薔薇の咲き誇るその場所で傷み枯れ、または色の変わってしまった薔薇を切り取っては纏め次の花への糧とする。そんな作業を続けていたからか、珍しい新鮮な薔薇の芳香に顔を上げ立ち上がると、高い生垣を縫うようにしてビスクドール然とした主人の姿が見え。膨大な知識の図書館を持つ彼女が、好んでこの場所に来る姿を見る機会は己にはあまりなかったものだから…何故ここに、という思いが先にたつ。「ご主人様、」ただ、何を言おうか迷ってやめた。聡い主人には上辺だけの言葉など意味が無いだろう。傍に立ち、見下ろさないように片膝を折り頭を垂れ、)

23: フランチェスカ・メルツクライア [×]
2022-01-09 22:49:26



>22 アモネス


アモネス


( 夜風が頬を撫で、香りごと髪をさらう。片膝をついて傍に控える薔薇園の管理者を、凪いだ海のような静かな瞳で見下ろして。手を伸ばせば触れられる距離に近づかれても平然としているのは、一重に捕食者としての優位性があるため。屋敷の手入れをし、新たな餌を仕入れてくる人間なので知った顔だということも勿論あるが、本能的な驕りの部分が強いようだ。さて使用人の彼女と遭遇したことで少女は本日の予定を決めたらしい。跪く彼女へ抑揚のない静かな声音で要望を告げる。よりにもよって薔薇の世話役の前で、もう興味を失った薔薇を手から投げ捨てながら。)
新しく招いた人間のなかに、互いに既知の仲の人間たちはいるかしら。親族、友人、あるいは主従、つながりのある関係ならなんでもかまわないわ。あたし、絆というものが気になるの。




24: アモネス [×]
2022-01-09 23:32:05

>23 フランチェスカ様
(静かな夜に静かで冷たく、しかしながら穏やかとは程遠い瞳がこちらを見下ろしているのが感覚的に分かった。この場で邪魔だと処分されないだけマシと言えよう。赤い花弁が視界の端をちらちらと舞い落ち、手間をかけて育てたソレさえ愛でられないことを思えば人間などたかが知れている。暇つぶしの道具にもならない、ただの家畜でしかない。そんな残虐性とは裏腹に鈴の転がるような声を響かせる主人は、もし人間の価値観に当てはめることが許されるなら天使のような悪魔だ。顔を上げ、その双眸を捉えることが許されたなら)
ええ、おります。双子の兄と妹が…齢は10代後半~20代前半といったところでしょう。幼子程正義感がなく、恐怖心や生存本能が強い年齢ですから汚い人間の本性も、美しい偽善も楽しめることと存じますが。

25: シュバリエ・メーツ [×]
2022-01-10 07:44:48



>21 アモネス

その言葉、忘れぬぞ。嗚呼、そうしようか。どの様な奴が来るか楽しみだ。まずは、痛みを与えるのはどうだ?そうしないと言う事を聞かないだろう。

(満足そうに微笑んで。もし此処から逃げたいと思われたりしても逃がす気はない。だって今自分で[絶対]という言葉を使ったのだから。裏切るのは許さなない。もし、するならば、僕は相当の罪を断罪しなければならない。例え従者がどの様な姿になっても。
ニンゲンは動物だ。言う事を聞かなければ動物は叩かれたりするが、それもニンゲンは同じ動物だと思っている。僕等の言う事を聞かないニンゲン、、これはもうムチを振るうしか無いだろう。其奴は立場というものを分かっていないのだから、分からせてやらないと。
従者の後について行くと、やから生きのいいニンゲンが罵声等をあげて、此方に怒りをぶつける。その声と姿はもはや、品の無い動物であり、教育のしがいがありそうな奴だ。ニンゲンは従者を傷つけた。この瞬間僕は今までに感じた事の無い感情に襲われる。僕は今相当な怒りに襲われているだろう。傷つけたのだから。僕は彼を特殊な方法で傷をつけて教育する事にした。頭が少し紅く染まった従者から、鍵をもらって檻を開けて中に入り、鍵を閉めて。奴に近づきこう言った。
[貴方は良くも僕も大切な従者を傷つけましたね。あー、僕はこの館の主ですよ。五月蝿いなぁ。取り敢えず貴方は煩いので、声帯を潰しますね。嗚呼、可哀想に。貴方は何も言えなくなってしまって。そんなに怯えなくても良いんですよ?僕は貴方に選択肢を与えに来たんですから。
①、僕のペット(肉壁)になるか。
②、僕に今、殺されるか。選んでください。]
取り敢えず、声を出せない様にし、怯える奴に選択肢を与えて。)




26: アモネス [×]
2022-01-10 10:52:30

>25 シュバリエ様
ご主人様、ご主人様!(絶対に。その約束を破る時、きっと己の身体は傷だらけになるのだろう…今以上に。だから己が傷ついて痛いように、赤い血が滴れば恐怖するように、こんな人間の従者一匹に怒りを全面に出す主人に驚くより先に痛む頭が警鐘を鳴らしていく。檻の中に入るのは、品定めのためだと想っていた。
まずいまずい、止めなくては、目の前で人間が傷つけられる姿を楽しめるほど己はまだ人間性を失っていないのだから。捕まえておいて何だが、一日に何人か捕えなければ叱られるし、主人が気付く前にそっと帰り道を教えられたなら…そうして生きてきた。目の前でボロボロになっていく姿を好んで見たいわけじゃない。
叫び声が息が漏れるような苦悶の音に変わる直前に、嫌な音がした。聞きなれたその人間の一部を無理矢理に捻じ曲げる行為の音に、吐きそうになる。檻の外で、怯えて隅で震える他の人間と、今まさに2択を突きつけられている人間と、怒っているはずなのに虫を踏み潰しているだけのような主人を見据えて、冷たい汗が頬を伝う。「ご主人様ほら、女を連れて参りましょう」と、檻の隅で震えたままの一人に標的を移すように進言しては思う。庭の茨の棘は減らしておこう、逃げ道も、教えておかなくては)

27: シュバリエ・メーツ [×]
2022-01-10 17:28:24



>26 アモネス

…何?何か問題があるの?もしかして…アモネス、このニンゲンの味方する気?僕を、、怒らせたいの?
アモネスの為にやっているのに。

(何故か従者に止められると、不思議そうに見て。従者の為にやっているのに、従者は此奴の味方をしている。嗚呼、まだ少し邪魔なニンゲンの感情を残していたか。僕が一生懸命教育をしたハズなのに。残念だ。また、教育をし直さなければならない。従者は、余り賢くは無い様だ。所詮、この動物と同じ。自身を怒らせるには十分の素材となるだろう。
僕は、もがき苦しむニンゲンの服を掴み、顔を近づけ傷をつけた喉に舌を当てて舐めると、余程恐怖を感じているのか、男の血液とは思えない甘さを感じて。舐められたニンゲンは、くすぐったそうにいや、痛そうに身体をくねらしたりしてて、その様子がとても愉快で。僕は、満足そうに口角を上げて。女についていう従者に僕は、[女は良い。今は此奴に聞いているんだ。邪魔しないでくれる?]と良い、ナイフを数本取り出して、従者に向って牢屋の隙間を通らせるように、ギリギリ従者の隣に刺さるように投げて。そして、ニンゲンを見ると、①を指で表しているのが見えて。僕はニンゲンに[そうか、貴方はそっちを選ぶんですね。良いでしょう。貴方は今晩から僕のモノです。裏切らないで下さいね?喉を潰してごめんなさい。ついやり過ぎました。後で治療するので着いてきて下さい。]機嫌が良くなったのか、彼を立たせる為に、起こして優しく持ち上げて)

ほら、アモネス行きますよ。ついて来なさい。

28: アモネス [×]
2022-01-10 17:59:25

>27 シュバリエ様
は、い、はい、ご主人様。お望みのままに、

(心底不思議だとでも言いたげに主人は首を傾けて酷く不快だと示すように問うた。これは従者の為であると言うその口に邪念も嘘偽りもなく、本心からのその言葉がどれだけ己にとって不気味かなど知る由もないだろう。満足気に男の血を口にしたかと思えば、怯える女など眼中にないとでも言うようにこちらへ光る何かを…ざくりと音がして、耳の近くの髪の毛の束を奪ったそれは見覚えのあるナイフ。怒らせたのだと冷静さを欠いた頭でもすぐに分かる。
脚が震えて立っているのがやっと、そんな己を笑うようにすぐ傍で光る刃物、昨日までは目にすることもなかったであろう状況に言葉も発せない女と、生き残る方が地獄だというのにそちらを選択した男…意気揚揚と新しい玩具を手に入れた子供のように己を先導する主人の後ろを歩きながら、この場から逃げることばかりを考えてしまう。
「…ご、主人様。わたくしは、」ぼたぼたと口から血をこぼして床を汚す男をペットのように引き連れて歩く主人が、これからこの男に何をするのかなど知っている。教育と言えば聞こえのいい躾だろう、己は…それを、見たくない。行きたくない、そう伝えるより先に脚が止まってしまって、いつもならただの餌が出荷される様子などなんてことはないというのに…人間の怒号を浴びながら、その声を簡単に潰す主人の吸血鬼らしい一面を目の前で見てしまったから怖くて、人間らしい感情が今すぐに逃げろと騒いで仕方がない)

29: フランチェスカ・メルツクライア [×]
2022-01-10 18:35:30



>>24 アモネス


そう。丁度いい年頃ね、あたしもそういうのが欲しいと思っていたの。手っ取り早く人間を美味しくしたくて一つ案を考えてきたわ。早速試してみたいから、牢に案内してくれるかしら?
( 従者の返答に満足がいったのか、顔を上げた従者に向けて僅かに微笑み。口角をほんの少しあげただけのそれに従者が気が付くかどうかは少女にとってはどうでも良く。食べ物は美味しければ美味しいほど良い、それはどの生物とて普遍のことなれば吸血鬼も例外ではなく。精神を嬲ればよりその血肉が美味となることを知っている、なんせ実際に食べているのだから。しかし味を良くするには手間をかけなければならない、今回はそんな手間を減らす実験も兼ねたもの。単純に物語で描かれる絆の美しさとやらがどの程度のものか見てみたいというのが一番の理由だが。少し微笑んだまま、少女は計画を語る。人間にとってはおぞましいであろうものを平然と。聞かされた従者がどう思うかなど案じることなどなく。傲慢な吸血鬼らしく、彼女の了解など取ることもなく勝手に新たな役目に任命して。)
どんな苦痛を与えるか、彼らに提示するの。肉親を庇おうと思える程度の軽い痛みから始めるわ、そうしたら互いに庇いあうでしょう。告げた痛みをそのまま、立候補した方に与える。徐々に痛みのハードルを上げていき、最後に『あたしのものになるのはどちらかしら』と問うの。このやり取りを三度繰り返すわ。庇い合わなくなった時のことはお楽しみ。三度目の問答で、どちらをあたしのものにするか選ぶわ。アモネス、あなたはあたしの助手よ。兄と妹、どちらの方が『きらい』か考えておくといいわ。




30: アモネス [×]
2022-01-10 19:19:11

>29 フランチェスカ様

…承りました、ご主人様。どうぞ此方へ、ご案内いたします。

(僅かな表情の変化は視覚的に大きな影響こそないものの、少なくとも不快にさせたわけではないということは理解ができた。ほっと胸を撫で下ろすよりも先にそれは静かに、この薔薇園で秘密の計画を話す少年少女のように並べられたお話は…人間である己にとってみれば、限りなく残酷な、胸糞悪い小説のように心臓に爪を立てられるような感覚を生み出す。美味しいものを欲するのは生き物の性質というものに違いない、人間が見下す生き物ですら気に入らないものは口にしない。だから、主人の言う言葉はきっと正しいのだ、食材を美味しくするという行為は…正しいに違いない。立ち上がり、薔薇のアーケードの先に見える屋敷の豪奢な扉へと向かうように石畳を踏みながら主人が口にした計画を少しずつ理解しようと飲み込んでいく。考えるだけでおぞましいこの計画に…これから加担しなくてはならないのだろうか、考えるだけで吐き気がして視界が歪む)

わたくしめは…いえ、どちらがご主人様のものになったとしても、きっととても美味なのでしょう。もしくは、どちらも自身の行く末に絶望してその場で舌を噛み切るやも分かりませんが。わたくしなら、おそらく…そういたしますから

31: 匿名 [×]
2022-01-11 19:56:25




( / 今晩は…!素敵な設定に惹かれまして、是非とも迷い込んだ人間の男性で参加させて頂きたいです。ご検討のほどよろしくお願い致します。 )




32: アモネス [×]
2022-01-11 20:34:21

>>31
(/嬉しいお言葉並びにご参加希望をありがとうございます!人間の男性キャラクターでのご参加の旨承りました。テンプレートを使用したプロフィールのご提出をお願いいたします!)

33: シュバリエ・メーツ [×]
2022-01-11 20:48:17



>28 アモネス

…分かったなら良い。次は無いからね?次は、、本気で当てるから。

(ナイフを投げられた位で怖気付くとは。なんともみっともない。こんなにも人間味を残しているとは、思わなかった。従者を完璧な僕等吸血鬼の心には出来なくても、近づける分では近づけなければならない。せめて自身に従うのならば、これ位怖気付かずに、反撃等をして欲しいものだ。つまらん。ペットよりも劣っていると判断した場合、僕は従者を始末するとしよう。まぁ、彼女以外も従者の変わりはいる。一人ニンゲンが減ってしまっていても、なんの変わりも無いだろう。

[何?、早くついて来て?]

(自身が新しく捕えたペットを連れながら、何か言おうとする従者を見て。従者は動こうとしない。足をその場に留めている。遅い。自身はノロノロとした者はキライだ。折角ペットを捕えていい気分になっていたのに。何をしているんだか。
無意識にも少しいらついて来る。もうおしまいか?アモネスよ?君の人生は。)


34: フランチェスカ・メルツクライア [×]
2022-01-11 22:53:04




>>30 アモネス


そう、それがあなたの逃げ方なのね。けれど残念。舌を噛み切った程度では人間は死なないわ。あなたたちの身体はそれほど柔ではないもの。声は上手く出せなくなるでしょうけれど命は繋がるわ、双子がその通り舌を噛んだのだとしても──意思表示はなにも話すことだけではないものね?
( 先導する従者の答えに今度はクスリと含み笑いを漏らし。吸血鬼にとってはいじらしく可愛らしい返答につい嗜虐心が擽られてしまう。彼女はどうやら吸血鬼の底知れぬ闇にはまだ完全に慣れていないらしい、この屋敷の吸血鬼が、そう簡単に自害を許すことはずもないというのに。死なれてはそれ以上の質の向上は望めないし、一部の者は死んで逃げられてしまえば存分に愛することもできなくなると、そう嗤っていた。食卓に上らせるわけではないのならば易々と見逃すはずもなく。コツコツと靴音を立てながらついて行けば、やがて見慣れた牢に辿り着く。これから起こることを知らぬ人間の無知な悲鳴が既に木霊しており、「少しは良い成果が出るといいのだけど」と呟いて。)
さぁ、牢から双子を出してあたしの前へ。動くのは口だけでいいわ。ほどけないように手も足も縛りなさい。ここに放り込んだのならばできるでしょう、あたしの『助手』?




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