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【創作有】本当のハッピーエンドを【ツイステ】/1763


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自分のトピックを作る
1713: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-09 15:08:51

>>1711 ノア

そりゃ良かった。

(流石に首裏に触ったらビビるのか。と、大袈裟に肩を震わせた相手にクスクスと笑う。彼女の意識は首裏から直ぐに髪の方へ──本当に意識が色んな方向に向く姫様だと、ご満悦そうな相手に、ふっと息を抜いて笑う。そりゃ第二王子がわざわざ魔法まで使用して仕上げたのだ。均一に風が吹き付けられ、ふんわりと仕上がった髪は、日頃適当に熱風を浴びせるものとは違うだろう。と、原理はあるが、当事者が満足するのであればそれだけで良し。澄まし顔で他人事のように返事をすると、自室へ戻ろうと立ち上がる司書の手に片手を伸ばして軽く触れる。獅子に兎を与えられたら可愛いどころか食物連鎖の図の完成にしかならないと思うが、彼女の中ではさぞかしキュートに思い描かれているらしい。眠気の限度がきてそうだというのに、未だに自分へのちょっかいを止めない彼女は、懸命に眠気に抗いながら飼い主と遊ぼうとするようで、口元だけで笑いながら低く囁く。触れた指先に、己の指先を絡めてほんの少しだけ力を込めて)

キュートな子猫なら、ここにいるな。抱き枕を用意してくれんのか?


>>1712 カリム

心外だな、俺はかなり気が長いほうだぜ。

(こちらを覗き込む大きな瞳に、細い瞳孔を向ける。本当に怒って仕返しをしている訳ではないのだが、まぁ強いて言うなら事実陳列罪にあたるだろうか。心外だと肩を竦めて見せるものの、その発言の信憑性は怪しい。何故ならこの王子はどこぞのウツボ程とは言わないが自分の機嫌優先男なので。しかし外野から有無を言わせぬほど堂々と胸を広げて言うのだから、周りの生徒達の多くが「はいダウト」という顔を浮かべただけなのであった。静かに暮らすことが難しいとハッキリ即答した相手に、はぁ?と冷めた目を向けながら、昼寝でもしてろと投げやりに告げる。しかし言っている張本人が出席単位が足りずに留年までしているので、やはり説得力に欠けるだろう。しかしそこは何様俺様レオナ様、それはそれ、これはこれ……と自分のことは棚に上げ、お坊っちゃんらしくデザートの果実に手を掛けて)

普通に授業受けて、暇な時は昼寝でもしてればいいだろ。



1714: カリム [×]
2025-05-09 16:09:34


≫レオナ

 たしかに … ! レオナが本気でおこったとこ見たことねーや!
(不機嫌そうだったり鬱陶しそうにされたことはあるが怒鳴られたことはないな、 と。そう思うと気が長いという言葉もわかり、素直にうなずく、
てきとうな返答を聞くとすこし困った顔になったあとワガママを言うように)
 え ~。 レオナは楽しいかもしんね ー けど眠くないのに寝るってつまんね ー よ!
.

1715: ノア [×]
2025-05-09 16:45:05



>>1712 カリム

( ぱっと掴まれた手に、きょとんと目を丸くしつつも緩く頷いて引かれるままに歩き出す。図書館を出て、一瞬「鍵だけ締めますね」と片手で扉を施錠して。絨毯を迎えに行く、というのは、何だかとってもロマンチックだ・・・馬車も王子様も迎えに来るものらしいが、届く範囲なら取りに行くのが正しいだろう。僅かに目を細めて、揺れる生徒のカーディガンを眺めながら )

──それにしても、箒以外のものも空を飛ぶとは・・・魔法は面白いものですね


>>1713 レオナ

( 強制力を持たない手つきでその場に留めおくことが上手い生徒だ、とソファーに腰掛けたままの生徒を見下ろして考える。僅かに丸みをおびた耳、揺れる尻尾、艶のある髪の毛に穏やかな森のような瞳・・・司書からすると、尊大な態度も獅子らしく可愛らしいものなので、フリルのついたクッションでも生徒には似合いそうなものだと思うが──その実、重厚なベルベットがこの王子様に誂られるのだろう。絡んだ指先に引かれるように一歩、生徒の方へと進んでから空いている一方の手を伸ばして・・・生徒の頭に触れる。よしよし、と大きな猫を撫でるように手を這わせながら逃げる言い訳をそれとなくグルグルと必死に考えた。シャワーは浴びてしまったし、着替えてしまった、第一この生徒がこの場で寝ていた時点で匂いが移るから、いつものように近寄るなとは言えないわけで・・・ )

──あいにくとキュートではない司書は、抱き心地のいい毛皮もクッション性も持ち合わせておりませんが





1716: カリム [×]
2025-05-09 21:22:14


≫ノア

 ほかの国にも空とぶ〇〇 みたいなのがあるかもしれない … こんどと ー ちゃんに聞いてみるか … !
(カギが閉まるのをまつ、相手と空を散歩するのははじめてなため楽しみにしつつ、驚く相手にそうだったら楽しいな、 と思ったことをニコゞしながら話した)

1717: ノア [×]
2025-05-10 14:12:27



>>1716 カリム

( 絨毯も箒も、一部生徒はそもそも宙に浮いているし、図書館の本もひとりでに空中を散歩する世界・・・夢でも見ているのかと言われそうだが事実なので。肩を竦め、廊下を進みつつ少しだけ困ったような口振りで笑う )

まあ、本も飛ぶ世界なら有り得ますね──ベッドごと飛んだりしたら面白いのに



1718: カリム [×]
2025-05-10 18:13:15


≫ノア

 あッはは … !空とぶベッドか ー シルバーにプレゼントしてやりたいな!
(空をとぶベッドときけば面白そうに笑いつつ、よく道の途中や庭などで寝てるクラスメ ー トを思い出した、
話してるとスカラビアの鏡がみえてきて)

1719: ノア [×]
2025-05-11 03:29:59



>>1718 カリム

・・・授業にそのままやって来そうな数名が思い浮かんだので、やっぱり却下で

( シルバー、というとディアソムニアの騎士殿か・・・と少し記憶を探ってみるも、脳内にある彼の姿はどうにも寝ているものばかり。ついでに何名か昼寝常習犯の顔がチラついて、ゆるく首を振って無かったことにした。さて、見えてきた鏡に何となく生徒の手を握っている手に力を込めて、ほんの僅かに目を伏せ──実際、鏡を通り抜ける感覚は何度繰り返しても慣れない )





1720: カリム [×]
2025-05-11 16:07:21


≫ノア

 レオナとかか? アイツは教室じゃなくて植物園に行っちまいそうだけど … !
(授業にそのままやって来そうときくと、シルバーのつぎに寝てるとこをみて、有効活用しそうな先輩の顔がうかんだ、くすゞ笑ってると強く手をにぎられて、
目をふせるノアに心配そうな顔をしつつ)
 鏡怖いか??

1721: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-12 01:17:57

>>1714 カリム

怒るってのはエネルギーがいるだろ。わざわざ誰かのために使ってやるほど、俺は暇じゃねぇ。それに、リドルみてぇにいちいち噛みついてたら、キリがねぇだろ。

(100人中99人が嘘つけと思うような獅子の発言であったが、どうやら目の前の相手は例外の1人だったらしい。丸め込まれ納得した様子のカリムに気を良くすると、背凭れに体を預けながら、緩やかに片眉を上げてみせた。この学園ではヤンチャな者も多い。特に武力解決するサバナクロー寮だとか、カタギとは思えない悪徳契約を持ちかけてくるオクタヴィネル寮だとか……そんな輩にいちいち目くじらを立て相手にすれば、今度はこちらの身が持たない。何より、怒るというのはまぁある種の愛情表現な訳で……自分はそういった情も持ち合わせてはいない。あくまで他人はどこまでいっても他人であり、合理的主義なのだ。デザートの新鮮なブドウを摘むと口の中には爽やかな甘みが広がる。果実を歯で押し潰しながら、相手の訴えに興味無さそうなまま。雄ライオンは半日以上寝て過ごす──一方、カリムのような人間は精々その半分ほどか。そりゃ寝れないだろう。おやすみ3秒の自分に言われてもコツなどはなく。淡々としたままで)

そんなの俺が知ったことかよ。羊でも数えるなり工夫しろ。



>>1715 ノア

(こちらにふらりと寄ってきた相手の腕を引き、近くなった彼女の髪が頬を撫でるのを眺めていれば、不意に頭を撫でられ何だと耳がピクリと反応する。その仕草に特に意味はないとでも言うように、司書の表情は真剣そのもの出口を噤んでいるのみ──どうやら彼女は自分の頭を撫でるのを気に入ったらしい。だが、生憎ネコのような愛玩動物に収まってやるつもりはない。耳がピルルと不愉快そうに彼女の指先を軽くはたきながら、そのままゴロリと再び横になる。暫くすれば、相手の口から出た言葉はいつもの謙遜……ではなく、狩られまいとする抵抗であった。怖気づきか、それとも、本能的な防御反応なのか。──どちらにせよ、これだけでは、逃がしてやる気分にはならない。まるで獲物の反応を品定めする捕食者のように彼女から視線を外さぬまま、肘掛けに置いた毛布を足で蹴っ飛ばしてそのまま彼女の頭に覆い被せる。彼女が怯んだ瞬間、腹筋だけで上体を起こすと毛布の中で彼女と自分の顔以外は見えなくなり……尻尾を揺らしながら見上げる視線は、どこか楽しげに細められ、それでいて一切の逃げを許さぬ圧を孕んでいて)

テメェのこと言ってんのに、気づいてなかったのか。それとも、俺の価値観を否定できるほどの御仁だったか。



1722: ノア [×]
2025-05-12 02:32:46




>>1720 カリム

──少しだけ。まあ、魔法を使えない凡人故にですよ・・・上手く言えませんが、軽い乗り物酔いのような感覚がたまぁにね

( 確かに、と中庭やら植物園やらで見かける生徒リストから獣耳の生徒を抽出して、ほんの少し愉快そうに笑う。確かにベッドのまま植物園に直送されそうではあるが・・・クルーウェル辺りが黙っていないことだろう。ふと視線を感じて、目を持ち上げると赤い瞳が心配そうに揺れていた。少し困ったように肩を竦めて、なんてことは無いように首を振る。手を離されなければ迷わない、小さな子供が信じるように掴んだままの手を軽く揺らし )



>>1721 レオナ

──その問いは、少々卑怯だと司書は思うのですけれど

( 手にぺしぺしと不服気に耳が当たる、可愛らしいものだと目を細めていればもう良いだろうと言いたげに生徒の身体は再びソファーに沈んで手元から髪の毛がこぼれるように流れていった。このまま指先が離れて、緑色が瞼の向こうに隠れたなら良かった──のに、ばさりと音を立てて頭に掛かった布の少しの重さに身体が傾いて、反射的にほんの一瞬閉じただけの瞼を持ち上げた時には目の前で心底楽しげな緑色が揺れている・・・逃げ場がない、柔らかくて簡単に崩せる狭い布の檻の中で、立場も価値観もと無下に出来ないものを持ち出されては息が詰まる。言われるがままになるのは癪に障るが、逃亡は諦めろと本能が白旗を挙げた・・・ので、逃げるのではなく迫る方が早そうだ。ソファの空いている場所に片膝をつけて、背もたれの縁に手をかけて支えながら生徒を見遣る。それはもう、心底納得がいかない上に不満だと言いたげな表情で )

狭いという文句は受け付けないし、キミのことを床に蹴落としても責任は取らないし、あるいはキミを端に追いやって窮屈な思いをさせるかもしれないが──後悔する前に、手を引いた方がキミの為だと思うのだけどね




1723: カリム [×]
2025-05-12 08:46:41


≫レオナ

 レオナは大人びてるな ~ 。 俺はムカッとしたらすぐ言っちまうからそんなふうに考えたことないぜ
(相手があんまり怒らない理由をきくとクールな相手らしいと思ったが、自分はエネルギーを使うと思ったことはなかった。ほえー、 とすごいものを見るような目でみた、
べつのアイデアじゃなくいいから寝ろ! と言われるとえ ー と困った顔になりつつ)
 でも昼間寝ちゃったらよる寝れなくならね ー か?

≫ノア

 もし気持ちわるくなっちまったら言ってくれよ? いろいろ薬あるからさ … !
 (手をゆらされて車酔いの感覚、 ときけばそれは辛いだろうと思って鏡にはいるのを一瞬戸惑う、
相手を安心させるように手をきっちり繋ぐと、相手の様子みながら鏡のなかに入った)

1724: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-13 02:16:15

>>1722 ノア

相変わらず、よく回る口だな。

(檻の中、目が合う──つかの間の静寂。その視界の隙間から彼女が片膝をつき、檻が広がる代わりに、更に距離が縮まった。全身の毛を逆立てて牽制してくる物言いを、軽く微笑で受け流す。ぐいと、頭に被せられていた毛布を持ち上げる。そして、そのまま──視界に闇を作るように彼女の顔にかぶせてやると、彼女の体に腕を回してと強引に共にソファへとダイブする。彼女の顔面が胸板に当たろうが気にせず、毛布丸ごと彼女の体を包み込みくあ、と欠伸をした。ただでさえ足を外へ放り投げて寝ていたソファに、2人分の空間なんてあるはずもなく──彼女の脚に片膝が引っかかる形でゴロリと横になり、不満気な彼女と顔を見合わせればニタリと笑い)

俺を蹴り出す前に、自分が押し潰されねぇように気を付けておけよ。



>>1723 カリム

そもそも、テメェに楯突くやつがいるとは思えねぇけどな。

(低い声に、揶揄とも称賛ともとれる調子が混ざる。人懐っこい性格、大富豪の子息という立場。その全てが、他者からのやっかみを避ける鎧として働いている上で、相手こそイラつくことが少なそうに見えるが。へぇと相槌をひとつ、耳をそちらへと向けた。──昼寝をした、だからそれがどうしたとでも言いたげに、涼し気な顔のまま。敵地だろうと荒野だろうと、いつ何時でも休息が直ちにとれる。それはこの獅子が持つ強み。それは獣人であるが故に気配も敏感であり、更に磨き上げられた戦闘能力がある気高き獅子であるがゆえ。どこか誇らしげに力を抜いたような言い回しで)

俺は、寝られる。寝る子は育つって言うだろ、テメェも寝たらその分身長も伸びるかもしれねぇぜ。


1725: マレウス・ドラコニア [×]
2025-05-13 08:29:07


>1664 ノア

何だその顔は。お前とて、魔法は仕事中に触れているだろうに。
(新たな一面を見たと思えども、それ以外の他意は無くただ一言「 馬鹿になどしていない。 」と添えておく。顔を上げたと思ったら翠緑の粒子を映しとる瞳は、こぼれ落ちんばかりに見開かれたまま凝然として手元から動かず。魔法の恩寵が遍く行き渡るこの箱庭において、図書館もまた、その例外にあらず。そこに施された結界は本に絶対の拘束を与え、如何なる魔法の干渉をもってしても無断の持ちだしを許さない。館外への搬出を可能とする唯一の手立ては、司書がカウンターにて正式な手続きを執り行う事のみ。この一連の行為こそ、司書の権能に基づくれっきとした魔法であり、さればこそ。その驚きようは些か過度に思え、ハイライトを宿さぬ瞳でじっと見つめ。少々魔力を込めすぎたか。一丁前に居場所の選り好みをし、巣を主張する様に羽を小刻みに震わせているそれから自我を摘みとるべく、蝋の様な手を伸ばした。爪先が、その狭い眉間に触れんとする寸前─ 鈴の音を思わせるきゃらきゃらとした声が響き、人差し指の動きがピタッと止まる。明日には消える命には無意味で余計な機能だと思ったがそこにあるのは満更でも無さそうな微笑みだった。)
もとは紙だろう。……それにもって明日までの命だぞ。

>1690 アジーム

招待を受けていないのに、人の家をたずねるわけがないだろう。
(自分より繊弱な存在よりかけられし憂慮の言葉に、当初はただ不可解の念を抱くに留まったが続け様の一言に微かに眉根を寄せては腕をくむ。礼法の中でも、とりわけ招待のマナーに厳格な祖母により諭された教えは今や、己の在り方に深く刻まれた絶対にして不変の規律。ゆえに、それを逸脱するなどありえない、と毅然たる声で言いきってみせる。
然し、いつか。密やかに芽吹いた望みと、それを成就せしめるに足る大義名分とが合致してしまったとき。頑なに守ってきた教えはその重みを失う事になる。その予兆すら知らぬ今、瞳と同じ色を宿した宝石は濁りひとつなく、高尚な輝きを左胸に添えている。やがて人間の生態本にも記されていなかった情報を耳にすると半眼をおさめて。百を超える生の中で、味わった事のない肉体の疲労。その感覚が眠気と結びつくとは想像だにせず。独自に解釈した結果かねてより、体育後の授業中に目にする光景の謎が氷解し。妖精には備わらぬ特性を聞いたその面持ちには、淡くも確かな興味と納得の色が滲んでいた。)
人間は体温が上昇すると眠くなるのか。言われてみれば……体力育成後の授業は眠っているヒトの子をよく目にする。



1726: ノア [×]
2025-05-13 15:53:19



>>1723 カリム

( しっかりと繋がれた手に一瞬目を向けて、気遣うような言葉に少しだけ目を丸くして生徒を見上げて──それから柔らかく口元に笑みを浮かべる。鏡へと足を進める生徒に倣って己も足を踏み出した・・・気になどしなくていいというのに、困ったことにこの生徒は優しいらしい。鏡を抜け、変わらず異国の匂いのする寮にスンッと鼻を鳴らして )

──放っておけば治るから気にしないで・・・お気遣い、ありがとうございます



>>1724 レオナ

──無駄に大きくて、固い抱き枕め。可愛い耳と尻尾が無かったらお断りするところだった

( 突然視界が暗くなって、咄嗟に身構えた身体ごと想像より強い力に引かれた──強く何かに体を打ちつけるかと身構えていたが、床ではなく顔にぶつかったのは生徒の身体で、ぐえっと潰れた生き物のような声が喉から漏れる。全く、司書の扱いが雑だろうと抗議すべく顔を持ち上げれば心底意地の悪い表情を浮かべた生徒がいた。近い!と腕を伸ばしたいところだが上から回った腕が重い、ソファーから降りようにも脚に絡んだ脚も重い、ついでに毛布が体を縛るようで動きにくい・・・が、あたたかい。少しでも気を許せばもうダメで、欠伸がうつったのか、くあ、と小さくあくびが漏れ出たのを誤魔化すように目の前の身体に額を擦り付け )

・・・少し寝ます。起こしたらソファーから蹴り落としますからね


>>1725 マレウス

──図書館の魔法は“本と司書”のためのものじゃあないもの。こんな素敵なものじゃない、感動だってします

( 馬鹿にしていないのなら、まあいいか・・・いや良くないか。色々と考えてはいるものの、それらの言葉は生徒の不意の一言で喉の奥にしまわれてこちらを見下ろす瞳を仄暗い目で見上げた。図書館の本は、司書があそこに住み着く前からあの場に縛られていたものも多い。そして魔力を持たず魔法も使えない司書は与えられた道具を手順通りに使って管理をする──本がどこにも行かないように、司書が図書館から逃げないように。とはいえ、普段の仕事を魔法だと言われるのは少々嬉しく、頭の上で寛ぐことにしたらしい小さく尊大な生き物を指先で撫でながら僅かに目を細めていたというのに・・・伸ばされた手と、告げられた言葉にぎょっと目を丸くして咄嗟に頭の上の小さな命に手を伸ばす。両手で庇うようにしつつ、少しだけ困ったような表情で )

──それじゃあ、それまでは可愛がります




1727: カリム [×]
2025-05-13 18:24:51


≫レオナ

 楯つくとは違うけど、 ジャミルと喧嘩したときなんかぜってー 許さねえ! って思うしいうぜ … !
(ほかの友達とはあんま喧嘩になったことないが、ジャミルと言い争いになったときはどちらも言いたいことを言ってる、そのことをニコゞしながらレオナに話した、
背が高くてスラッとしてる相手がいうと、 説得力があると思いつつ少し考えて)
 身長か ー、 でも俺いまの高さでもそんなに困ってね ー しなぁ

≫マレウス

 そッ そ ー じゃなくて… !まえに監督生がツノ太郎っていう友達が遊びにくるって言ってたから … お前のことじゃないのか??
(相手を礼儀しらずと思ったことはないため、マレウスからじと目でみられ言いきられると、慌ててしまう、焦った顔しつつ監督生からきいた話を話した、
あったかくなると眠くなるのは合ってるため、うなずきつつ、眠ってるヒトの子が多いときくと笑って)
 あははッ そうだな … ! あとお昼ご飯のあとの授業も眠くなるぜ

≫ノア

 ノア大丈夫だったか … ??
(相手に気にしなくていい、 と言われたが性格上やっぱりどうしても心配になり、
闇の鏡を通りスカラビア寮にもどってくるとバッと相手をみて、酔ってしまったか心配そうにきいて)


1728: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-13 22:26:04

>>1728 ノア

そんなに褒めてもらえるなんて光栄だな。

(カエルが潰れたような声と、皮肉のようで結局はこちらを許容する言葉──自分の腹の震えが、密着した彼女には伝わったことだろう。そりゃどうも。と、可愛いとお褒めいただいたシッポをソファの外でゆるりとしならせる。固いとかデカいとかの前半のクレームについてはどスルーをかまし、モゾモゾと抵抗を試みる彼女のつむじをしたり顔で見つめながら、彼女の上半身に腕をドンと乗せ、脚もあえて絡めたような配置のまま……彼女がやがて力尽きる様は狩りに成功した構図とよく似ている。捕まえた可愛らしい子猫は尚もこちらに従順になってやるものかと頑張ってはいるものの、薄く開いた口元をエメラルドグリーンの双眼がちゃっかり見つめていた。柔らかくこすりつけられた額と共に艶を取り戻した彼女の髪が開いた胸元に触れて少しくすぐったい。動かなくなった毛布の上から彼女の背を、一定のリズムでポンポンと優しく叩く。書庫の静けさの中、魔法で淡く灯された光が窓辺から差し込んでいて温かいような気さえする。頁の音も、時計の針もない空間。聞こえるのは、すぐそばの柔らかな呼吸音だけ。先程まで息を潜めていた眠気が再び忍び寄ってくる。あやす手も徐々にペースダウンしてゆき、次第に瞼が落ちていった)

はいはい、分かったから寝ろ。

1729: ノア [×]
2025-05-14 00:27:41




>>1727 カリム

・・・大丈夫。あ、でも水をいただいても?

( こちらを勢いよく向いた生徒に目を少しだけ丸くしてから、大丈夫だと安心させるようにゆるく首を振る。ただ、これから空の旅だと言うし・・・念の為、冷たい水でも飲んでおきたい。少しばかり申し訳なさげに眉尻を下げて )


>>1728 レオナ

( 褒めてないが!と言ったところで、この生徒は鼻で笑うだけだ。重たさを伴ってこちらの身体は拘束したまま、背中を叩かれる振動に徐々に意識が混濁してそのまますとんと眠りに落ちた。腹立たしいことだ、長いこと誰かの傍で眠ることなんてなかったというのに、無防備になってもこの生徒が守ってくれるだろうという傲慢さがこうさせる。そうして何分か、何十分か、あるいは何時間かを偽物の陽の下で眠って・・・ほんの一瞬、眠りと眠りの間で意識が浮上する。僅かに瞼を持ち上げて、生徒の姿をぼんやりと視認すると、ほっとしたように再びうとうととまばたきをする。起きたらクッションになっていた、なんて、己が思っていたより置いていかれたようなあの感覚が苦手だったらしい。念の為、存在を確認するように指先で生徒の服を軽く握って、確かにそこに在ることを証明してから眠気と葛藤するように小さく呻き )




1730: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-14 03:01:52

>>1727 カリム

ああ、アイツか。お前ら主従らしい付き合い方じゃないからだろうな。

(言い争いになれるというのは、それだけ互いを認めてる証でもある。ジャミルがカリムに物を言うとき、主従でありながら遠慮は少ない。というかむしろズバズバ歯に衣着せぬ物言い。その理由も、今こうして目の前で笑っている太陽みたいな男を見れば納得だった。自分の立場が立派であればあるほど、物申せる人間は貴重になる。自分が王になった世界でもガミガミ言ってきたキファジの姿を思い浮かべて、口調はぞんざいだが、どこか微笑ましささえ滲む。そして、カリムが身長についての言葉を放つと、鼻で笑った。身長をでかくしようと日々涙ぐましい努力をする生徒からすれば羨ましいことこの上ない発言だろう。だが、恵まれた出自の彼がアレが欲しいといえば他の人間が持ってくるであろうし、カリムの家柄を知った者が喧嘩を売ることも少ないだろう。あまり苦労する場面は少ないのかもしれない。だが商売は取引先に舐められないことも大切。体格に恵まれているというだけで、様々な特典がつくのだから……と、まさに弱肉強食のサバナクロー寮長らしいことを告げ)

“威圧感”ってのは、身長があるだけで違ってくる。……ま、今は必要ねぇかもしれねぇけどな。




>>1729 ノア

(うとうとと微睡みの中、心地よく惰眠を貪っていれば、ツンと服が引っ張られる感覚──その些細な動きすら、密着したこの状態ではしっかりと伝わってくる。それだけであるならば気にも留めないが、小さな呻き声に耳がピクリと動く。夢の底から浮かび上がるように瞼を持ち上げると、毛布の隙間から覗いた違和感の正体──少しシワになったシャツに引っかかった細い指先を目で追えば、口元が僅かに緩む。アレだけ文句タラタラだった割に、自分を離すまいとするその態度は健気で悪い気はしない。呻き声の正体は自分を呼ぶ声なのか、それとも、今にも引っ付きそうなその眠気によるものなのか……。自身の眠気も全く衰えることを知らず、眉間にシワを寄せながら、彼女の方へと自分の顔を寄せ低く声を掛け)

──……何だ。

1731: カリム [×]
2025-05-14 08:22:09


≫ノア

 いいぜ、 キッチン行ってもいいか??
(大丈夫 、と聞けばホッと安心したような顔を浮かべた、
水がほしいと言われるとこれから砂漠にいくことを考えて、水筒を用意しようかな、と思い相手にキッチンにいっていいか聞いて)

≫レオナ

 そ、 それは友達っぽくみえるってことか … ?!
(主従らしい付き合い方じゃない、 ときけばおもわずキラッと目を輝かせて勘違いした発言をする、
威圧感ときけばすぐ近くでご飯を、食べてるサバナクロー生をチラッ、とみた、たしかに彼らは立ってるだけでも迫力があると納得しつつすこし考えるように)
 たしかに。見た目はだいじかぁ … でもいまから努力して伸びるかな?レオナみたいにスラッと背の高い俺ぜんぜん想像できね ー や
.

1732: ノア [×]
2025-05-14 09:51:46



>>1730 レオナ

──んん

( 細くなった視界の中で僅かに生徒の身体が揺れる・・・起こしてしまっただろうか、己は起こすなと言っておきながら。蹴り落とされても文句は言えないな、などと思っていたのに近くで響く声は想像よりよっぽど優しくて「何でもない」を伝えるために「ううん」と返そうとした言葉は中途半端になった。意思表示のためにゆるく首を振っておく。別に不意に目が覚めてもキミが居た事実は変わらない、過去を塗り替えるようなくだらなくて小さな結果に満足したので良し。とはいえ、ここまで大人しくこちらに尽くしてくれた獅子の子もまだまだ眠気が抜けないらしい、邪魔をこれ以上する気もなく、そっと指先を離してゆっくりと身体を捻るようにして隣から抜けようと・・・寝直すのなら、窮屈なソファとはいえ多少は広々としたかろう )


>>1731 カリム

もちろん、助かります

( 水については問題ないらしい、どこか安心したような表情を浮かべている生徒にこちらも何となくやんわりと笑みを返して、キッチン・・・は場所が分かる、のでそちらへと足先を向ける。飲み物くらい持って来ればよかったのだけど、そこまで頭が回らなかった。軽く肩を竦めて )

・・・手間をかけさせるね




1733: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-14 11:32:49

>>1731 カリム

……トレイとリドルみてぇな、ケツ拭きとその対象くらいには見えるかもな。

(“友達”、なぁ……。言葉の意味を咀嚼するような呟きは、皮肉のような、どこか呆れのような響きを帯びていた。カリムの瞳が無邪気に輝いているのを見て、そういやこいつはそういう風にジャミルを扱っていたんだっけかと思い返す。彼らの主従関係は自分にとっては有り得ないほど距離の近いものではある。だが、自身にも世話を焼こうとあれこれと口出ししてきたジャミルの様子も鑑みて──嫌味な言い回しではあるが、この獅子なりの評価を下した。 それをカリムがどう捉えるかは自由だ。彼の視線がふと、サバナクロー生へと向かう。体を鍛えている生徒達が多いこともあり、草食動物たちからはやはりある程度距離を置かれている。──いや、まぁ気性の荒さだとか素行の悪さに所以するものかもしれないが……。かと言ってカリムが言うように、彼自身が誰かに威圧的に接している姿は確かに想像がつかない。さて、自分がカリムくらいの年齢の時はどうだったか……多少は身長も伸びていたような。とあやふやな記憶を引っ張り出しながら、わざわざ焚きつけるように彼の従者の名前を出す。表情はニヤニヤと楽しげに意地の悪さが見え隠れし)

まだ成長期だろ。ジャミル的にも、目線が同じくらいの方が話しやすいだろうな。いっつも見下ろしてばっかりじゃ、アイツも首が疲れんだろ。



>>1732 ノア


(短くくぐもった声が返ってきて、細い首がゆるく左右に揺れるのを薄く開けた目で見やりながら、気怠げに息を吐いた。自分に用か、それとも眠いだけか不明だったが、後者だったようだ。拍子抜けだが不測の事態が起きるなど面倒事がないなら良い。唸り声のような返事に相当眠そうだと悟り、自分も寝直すかと目を閉じれば、モゾモゾと自らの睡眠を邪魔をするように動く気配に、うんざりしたように「おい」と不機嫌な声を洩らす。肩のあたりに腕を回し、脚は彼女の利き足を真っ直ぐに引き伸ばすと、少し出来た隙間をすぐさま埋めにかかる。獅子の両の眼は既に閉じているというのに手に取るように獲物の自由を取り上げる……全くもって傲慢この上ないが、己は眠いのだ。誰も寝てはならぬ、ではなく、誰も起こしてはならぬ──お姫様への熱烈な愛情というよりは強烈な眠気の方が意味合いに近いが、彼女を抱え込むような姿勢はそう見えなくもない。低く、掠れたままの声で就寝時と同様寝ろと告げて)

……おい、大人しく寝てろ。

1734: ノア [×]
2025-05-14 12:26:27



>>1733 レオナ


( 足先が床の絨毯に触れるよりも先、さらに言えば身体を起こすよりも先に上半身に重みが加わってそのまま元いた場所に戻る。咄嗟にソファを軽く蹴った足すら曲げられないように固定されれば不満げに顔を顰めるほかできることはない。寝起きにこの瞬発力はいかがなものか・・・いや、寝起きだからかもしれない。しっかりと目が覚めていたなら面白いものでも見るように余裕綽々に振る舞いそうな御仁だ。そもそも眠気に負けかけていた身体はそのまま抵抗する意欲をなくして、代わりに何とも言えない不満感だけが胸中に残るがいたしかたない。目の前で呼吸に合わせて僅かに動く身体に小さく鼻から息を抜いて、生徒よりは短い腕を生徒の背中に回しておくこととする。心臓の位置に手を伸ばした時の、一瞬の強ばりを知っている分、ここまで傍に寄っても構わないとされたのなら今さら逃げるのもおかしな話か、と、ゆっくり目を閉じて )




1735: カリム [×]
2025-05-14 15:26:16


≫ノア

 気にすんな … !なんか食い物も持ってくか!
(歩きながら申し訳なさそうにいわれるとゆるゞと首をふって気にしてないと、言った。キッチンにはお菓子がたくさんある、あまりたくさんは持ってけないが、持っていったらピクニックが出来ると思い楽しそうな顔をノアにむけつつ)

≫レオナ

 リドルとトレイ …… 仲いいだろアイツら。それに2人とも俺よりしっかりしてるぜ … !
(リドルとトレイの名前をきくと少し考え。レオナはケツふきと言うが、2人ともしっかり者で自分たちより仲がいいような気がする、
にやにやしながら身長をからかわれるとすこしキョトンとするもいつものポジティブな考えになり。ジャミルより背の高い相手に)
 なら俺ともふつ ー に話してくれるレオナは、 優しいな … !


1736: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-14 19:39:05

>>1734 ノア

(ピタッと固まった小柄な身体が、しばらくしてからゆっくりと力を抜く──どうやら脱走を諦めたのだと察する。細腕が背に回されて背中に手が掛かる姿は、先程自分のシャツを握り締めていたことといい、自分をここに留めようとしているようで……眠りに落ちかけていた意識は少しだけ浮上し、可愛らしい子猫の引き留めに眉間のシワが薄くなる。片目だけ開けば、睫毛が柳のように下がっている様子を確認して、彼女を拘束していた脚を広げて彼女の体を跨ぐように膝を曲げて肘掛けに踵を引っ掛けてから、再び目を閉じた。──穏やかな時間は流れ、ゆっくり部屋の色を変えてゆく。白昼の光は徐々に夕方のそれへと変わり、陽の光に染められた本の背表紙が、淡く茜色を帯びる頃……薄く開いた緑の目が、長い睫毛の隙間から覗く。ぼんやりと毛布越しに感じる温もりを確かめながら、声も出さずに欠伸をひとつ。顔だけ上げれば、毛布に包んだ彼女の方が抱き枕のように見える。いや、ミノムシのようにしたのは自分なのだが。背中には相変わらず腕が回っており、動くのは叶わなさそうだ。背中には人工的な西日が当たり、まだまだ寝られそうな温さではある。そのままぐるりと視線だけを動かして、さてどうするかと考えを巡らせる。折角の蔵本があるが、寝起きの頭ではまともに読む気も起きない。とりあえず眼下にあるロイヤルミルクティー色の髪を一束掬いとる。彼女の項のあたりで指を傾けると、川の流れのように光が上から下へと落ちてゆく。それを見て──丁度良い。健やかに眠りに落ちている司書でも眺めているか。と、睫毛が時折ピクリと動く微動さえボーッと見つめていて)



>>1735 カリム

仲の良さについては知らねぇが、ブチギレて顔真っ赤にしてるリドルのフォローにトレイが青い顔して回ってんだろ。

(椅子の背もたれに体を預けながら、目を伏せて思い出すように鼻で笑う。特にリドルが寮長に就任したての頃は統制を取るために圧政という最短ルートを爆走していたおかげで副寮長のトレイがどれだけ神経すり減らしていたか──荒れに荒れていたあの頃はサバナクロー寮にも話が流れてきたほど。そして今でも寮長会議やら、不測の事態が起こる度にンギーッと瞬間湯沸かし器のリドルにまぁまぁとトレイが仲裁に入っている姿を毎度目撃している。それがカリムの奔放さに振り回されているジャミルと見事に一致しており、やや呆れた様子で手をヒラヒラとさせながら。煽ったはずが、帰ってきたのはまさかの自身への賞賛で調子が狂う。どうしてそうなった、と奇天烈な思考回路に、一拍分遅れて口を開いた。今は食事中、座っている。だからたまたま目線が合ってる、それだけの話だ。短く、つまらなさそうに言い放つ。全くからかい甲斐のない奴め。逆に面倒だとでも言いたげに、額を指で押さえた)

……座ってるからな。


1737: カリム [×]
2025-05-14 21:01:55


≫レオナ

 リドルもすげ ー 真面目だよな、 ハートの女王の法律ぜんぶ暗記してて、破ったことないらしいぜ … !
(顔をあかくして怒ってるリドルと、自分におこるジャミルを浮かべるとたしかに真面目なとこが似ててもう少し気楽に生きればいいのに、 と思う。まえに勉強をおしえてもらったときに聞いた話を話して、
ポカ ー ンとしたあと額を指で押さえるレオナにニコゞしたまま)
 立ってるときもお前なんも言わないだろ


1738: ノア [×]
2025-05-14 22:16:28



>>1735 カリム


思っていたよりも豪華なお出かけじゃありませんか

( キッチンに向かう生徒の足取りはしっかりしていて、こういう所で魔法を使える者とそうでない者と、この世界に居るべきでは無い者の違いを痛感する。一度まばたきをして、いつも通りの表情に戻りながら楽しそうな様子を見遣り──まあ、本人が楽しいのが一番なので。目を緩く弓なりに歪ませて笑いながら、生徒の寮内へとお邪魔する )

──まあ、怒られない程度にね



>>1736 レオナ


( あたたかくて、穏やかで、本当に・・・本当にどうしてかこんなにもゆっくりと眠ることができる。長い間こんなにも気を許して無防備に眠ったことがかったか──いや、少なくともこの数年は記憶が無い、今朝起きてから、そう振り返れるくらいには己の眠りは浅かったはずなのに。どれくらい経ったのか、僅かに睫毛を震わせてからゆっくりと瞼を持ち上げて、目に入ってきたのは変わらず生徒の服だった。皺になると言えばよかった。生徒の起床を確認する前に、くぁと小さく欠伸をして、それから伸びをするように生徒の背中側に回したままの腕とソファに収まっていた脚をぐっとそのまま前に伸ばすようにして猫じみた伸びをする──すとん、と体の力を抜いて、ようやく瞳をゆるゆると巡らせて・・・起きていたらしい生徒を視界に捉えると、そのまま居心地悪そうに再び視線を逸らして目の前の丁度いい固い生きた抱き枕に額を当てて顔を隠した。どうかと思う、寝起きのレディの姿を眺める悪趣味さは )




1739: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-15 01:24:19

>>1737 カリム

へぇ……あの意味不明な法律を、ねぇ。好きな時に好きなことができないなんざ、ご苦労なこった。

(ブドウをもう一粒口元に運びながら、心底呆れたようにぼやいた。脳裏には、ハートの女王の法律が書かれた辞典のような異常な代物が浮かぶ。どんな物かと昔覗いた時があったが、理解し難い条例の数々に頭痛を覚えたものだ。自分には到底耐えられない生き方であり、リドルがその方が楽に生きやすく、それを誇りにしているのも、理解はできても共感は出来ない。それ故にご苦労さんとしか言うこともなく、同情的でも、凄いと持て囃す気にもなれなかった。ただ気だるそうに足を組んで、ウゲ、と辟易とした顔を見せるのみで。カリムはまだまだ己を褒めるターンを継続中らしい。「はぁ?」と短く吐いた声は呆れと鋭さが半々だった。額を押さえた手をおろし、テーブル越しにカリムをジト目を向ける。そもそも自分は彼と仲良く話している認定な事に驚いてさえいるので、どうこう言われてもピンと来ない。まぁ実際この獅子は友達と呼べるような間柄の人間は少ないので……カリム以外とも話す機会など少ないのだが)

そもそも、日頃お前とそんなに話してねぇだろ。



>>1738 ノア

おはよう。

(目の前でふわりと揺れる睫毛。ゆっくりと開いたノアの瞳が、自分のシャツを映して瞬くのを、何も言わずに見下ろしていた。続けざまに身体をぐっと伸ばすその様は、まるで日向ぼっこ明けの猫だ。そしてやはりそのまま自分の脇腹に置かれる腕。相当この位置がお気に召したらしい。──彼女の瞳には黄昏の中の自分の顔がハッキリと映っていた。そして瞬時に再び胸元に額を押しつけるようにされる。寝る前の甘えたような仕草ではなく、赤く染まった耳がちらりと見えて、口元がほんの少しだけ緩んだ。「お早う」は、もう夕暮れなので正しいかは些か不明ではあるが、他に良い言葉を思いつかないのでそう軽く挨拶を済まして。無料の司書の寝姿展覧会は終了のようなので、ソファの縁にかけていた足を絨毯へと下ろす。ついでに、抱き締めていた腕からも彼女を解放して、お互いの熱が伝わらなくなる。それにしても、2日連続出ずっぱりは、日頃図書館から出ない彼女にとっては相当負担だったのだろう。無防備にも全身の力を抜き、自分の視線にも気付くことなくグースカ寝ていたのだから。ゴロリと頬に手を当て横向きに寝っ転がりながら、からかい口調で不満気な彼女の顔を見やり)

よく寝てたな。引きこもりにはハードスケジュールだったか。

1740: ノア [×]
2025-05-15 02:50:33




>>1739 レオナ

──おはようございます・・・キミが寝ろと言ったのでしょう、言うことを聞いた司書は褒められて然るべきだとも

( 納得がいかないままに降ってきた言葉は今朝と変わらない挨拶で、今度こそ自由になった体は重さに慣れたせいかやけに軽く思えすらする・・・微妙に身体が寝ているらしく、じんわりと熱を持って身体が痺れているが寝過ぎたゆえの弊害だ。変わらず怠惰な態度のまま、生意気な言葉を吐く生徒を横目にソファから降りるとソファを背もたれにするように絨毯に腰を下ろし。座面に頭を預けながら、渋々と言った具合に返事をする。もちろん育ちのいい生徒に合わせて挨拶も忘れずに・・・その引きこもりを連れ出したのはキミだろうと思えども、好き勝手に遊び回ったのは己なので何も言うまい。キミこそ寝ていただろうと思えども、この生徒の場合は体力面の問題ではなく、そういう生き方なのだし。傾いた偽物の光に照らされた高い天井を見上げながら──半ば諦めてはいるが、一応大人として言っておこうと薄い唇を開き )

・・・キミ、次に司書をからかったら、マジカルペンを取り上げて、首から「司書に生意気を言いました」って書いた看板をかけさせて、図書館前に正座させますからね



1741: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-15 04:19:29

>>1740 ノア

俺は優しいから、倒れそうなくらい眠たそうだった姫様を寝かせただけなんだがな。優しさが伝わってなくて悲しいぜ。

(文句を言いつつも挨拶を返してくるような律儀すぎる反応が、やはり何度突っついても飽きない。自分の体を避けるようにソファから降り、絨毯に腰を下ろしたノアの頭が視界の端に入る。毎度よく床に座り込むが、冷たく硬い地べたが好きなのだろうかと理解に苦しむ。自分の足元に放置された抜け殻の毛布を彼女の膝の方へ放り投げながら悲しいなんて心にもない事を吐いて悲しげにゆるゆると首を振って。──寝起きからしっかりと毒気のある言葉を吐くあたりが彼女らしい。それをハッと笑いながら、ポケットから自分のマジカルペンを取り出す。学園で支給されるこれは、魔法を上手く扱うための媒介でもあるし、魔力を使う際に排出される不純物を自分の体の代わりに溜めてくれるものでもある。……が、王宮で偉大な教師までつけられ修行させられた身としては凶悪な魔法をバンバカ使うならまだしも、ペンひとつ奪われる程度では勿論どうにかなるようなヤワな作りをしていない。というか腕1本でも恐らく彼女の動きを止められるであろう。彼女も無論それを承知の上で教師陣のひとりとして釘をさしているのだとは分かってはいるが……嫌味と皮肉、からかいの応酬の我々にそれこそ今更な話ではないか。そのままマジカルペンをクルリと指で回せば、サバナクロー寮の黄金色が嵌った石に西日が反射し煌めく。見せびらかすように指先で弄べば、まるで花1輪でも渡すかのように彼女の肩口に差し出して)

ペン1本で俺をどうこう出来るなら、やってみろよ。

1742: カリム [×]
2025-05-15 06:46:00


≫ノア

 え ~ 。お前、そらの上でお菓子とか食ったことあるか?? せっかくだしさ 楽しいことしたいじゃん … !
(はしゃぐ自分とちがって冷静に怒られない程度に、 といわれてしまうと相手は楽しみじゃないのかと思いすこし頬をぷくっとふくらませて、
歩いてるうちにキッチンについて、棚から水筒とろうとつま先だちになりつつ)
 そこの棚にお菓子あるから好きにみてくれ … !

≫レオナ

 サバナクローにはそ ー いうルール? みたいのないのか??
(たしかにハーツラビュルの法律には細かくて変わった法律が多くうげ、 と顔を歪めるレオナ の気持ちもわかると思いつつ。ハーツラビュルには法律、 スカラビアにはオアシスの行進があるが相手の寮には特別な掟やイベントはないのか気になりきく、
そんなに話さない、 ときくとそうかな? と不思議そうな顔になりつつ)
 でもレオナは 思ったことは結果ハッキリ言うだろ??

1743: ノア [×]
2025-05-15 10:00:56



>>1741 レオナ

優しい王子様の底意地と足癖の悪さを知っている身なのでね──では、一瞬お借りしてみましょうか

( 多分きっとこの生徒は考えたこともないのだろうな、と思う・・・例えば、椅子から突き落とされる怖さとか。床に足が着いていれば逃げられるし、とか。まあ、それはそれとして単純に最も簡単に生徒たちとの距離を自然に開ける方法が床に座ることなのだけど。優しいのは多少なり事実として、それで意地悪な言葉も散々こちらを捕縛よろしく閉じ込めた腕も脚もチャラにできると思うな・・・と、嘘発見器にかけたなら爆速で赤表示を出しそうな言葉と共に降ってきた布を、肩から羽織ると半分に分けるようにして片側を生徒の身体にも少しだけ掛けて。さて、売り言葉に買い言葉なのだろう、こんなにも敵意なく差し出されたマジカルペンは初めてで少し逡巡したあと、そっと手に取る。己が持ったところで何にもならないが、ゆっくりと立ち上がり毛布から抜けると、部屋の中でも少し影になっている隅の本棚へと向かい・・・本と一緒に並べられていたガラスケースの中へ、ペンをそっと置いて蓋を閉じた )

──大昔の魔道具です。魔力が少しでもある者は蓋も開けられず、傷も付けられないそうで・・・まあ、司書には関係ないわけですが。キミはどうせ優秀だから違うかもしれないけれどね、これ、ペンを使い慣れてる悪餓鬼には結構怖い罰だったのですよ?


>>1742 カリム

そりゃあ無いですけれどね、絨毯さんだって気が気じゃないでしょう?上でお菓子パーティーされるなんて

( 拗ねたような様子に軽く笑ってから、踏み込んだキッチンで言われた通りに棚の方へと向かった。サムの店で見たことがあるやつもあれば、郷土のお菓子なのだろうというものもある。へえ・・・と頭の中の本と名前を見比べながらいくつかに目星をつけ )




1744: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-15 11:39:29

>>1742 カリム

強い奴に従う。それだけだ。

(サバナクロー寮におけるルール……というより在り方は弱肉強食。強い者に弱い者が従うまさに強固なヒエラルキーが築かれている場所。だからこそ自分はこの寮が気に入って王に君臨しているのだ。驕りでも誇りでもない“当然の掟”とでも言うように淡白な響きで告げると次の問いに、眉間に皺を寄せた。ゆるく椅子に背を預けながら、はぁ……と息を吐く。そこに怒気も苛立ちもない。ただ、何度も同じやりとりを経てきた者の“慣れ”と“達観”があるだけ。相変わらず言い方は皮肉っぽく口が悪いが、諭すでもなく、叱るでもなく、ただ他人に期待しないことだけだと告げて)

俺が文句言ったら、テメェは180cmになれんのか?──さっき言ったろ。余計なエネルギーは使わねぇ。



>>1743 ノア

その割にしがみついて甘えてたけどな。

(嫌味ったらしく得意げにニタニタとした笑みを貼り付けながら、彼女の肩から滑り落ちた毛布を片手で拾い上げる。彼女がマジカルペンを手に取った瞬間から、視線はジッと彼女を追っていた。自分にも毛布を分けようとしたらすぐに立ち上がって本棚の犇めく角でなにやらして……ちょこまかと動き回る姿はまさに小動物を彷彿とさせた。そして影の差したガラスケースから発せられる魔力の澱む気配に眉を寄せる。毛布をソファの背もたれに預け立ち上がると、ガラスケースの方へとのっそりと近付き。ガラスケースの中にはこれみよがしに重要そうな本と共に自分のマジカルペンが入っている。懐から手袋を取り出し手早く装着すればガラスの蓋部分に触れた。どこかで読んだ古めかしい呪文を低く呟くと共に、手袋越しにじわりと魔力を伝わせる。瞬間、触れた箇所を中心に古代文字が浮かび上がる。右から左へと素早く眼球を動かすものの読み切る前に、ジュッと音と共に焦げ臭い臭いが鼻をついた。簡単には解明させないということか……上等だと、ガラスケースと手のひらを眺めてから小さく笑って、司書のどうせ開けられちゃうんでしょう?という予想をハッキリと否定する。接地していた部分の革が見事に焼かれて露出した指の腹が僅かに赤くなっていた。年代物の魔道具が今世紀にまで残っているとくれば、それはそれは強烈な魔法が掛けられているのだろう。恐らくトカゲ野郎あたりでも手こずるような。より興味が湧いたものの、皮膚を焼き切られては困る。穴の空いた手袋を再び懐にしまいながら感心した様子でガラスケースを見つめ)

……いや、俺でも開けられない。なるほど、こんな時代まで残ってるわけだ。


1745: カリム [×]
2025-05-15 12:59:04


≫ノア

 ん、 じゃあ絨毯用のブラシも一緒にもってくか … !
(上でお菓子パーティーされるなんて気が気じゃないと言われればそうかも、 と納得して
もしお菓子をたべこぼした時と、自分たちを乗せてくれるお礼にと手入れ用のブラシをもってくことをノアにいってみる、)

≫レオナ

 それはしってる、 ほかにないのか?
(喧嘩で勝ったサバナクロー生がよく口にしてるため、相手の寮の在り方はしってる。相手のところには広い水浴び場やマジフト場もあると聞いたし、そ ー いうのを活用しないのかと思い
息をはいたあとに言われたことをじっと聞いたあとへらッ、と笑っておなじことを言った)
 身長のばす魔法薬があったらイケるかもな、 でもやっぱお前は優しいやつだと思うぜ … !


1746: ノア [×]
2025-05-15 13:21:46



>>1744 レオナ


──と、いうわけです。度を過ぎた時には、キミのペンはこちら行きだと分かった上で司書に発言するように!

( 断じて甘えてなどいない・・・いないのだが、ここで怒っては大人の威厳というものがなくなってしまう。さて、蓋の閉まったこのケース、己には何の感覚もまったくもってないわけだが、生徒にとっては違うらしい。近付いてきた生徒の影を見上げれば、しっかりと未知の魔道具に触れる時の対応をして──聞こえた言葉の羅列は、一言一句違わずに、刻みつけられた術式を確認するためのものだ。素晴らしい、と思う。現れた文字列を己も横目に眺めて、このケースを預けられた時から変わらないその文字列に目を伏せて・・・案の定、焦げた匂いに踵を返して別の本棚から軽い火傷なら丁度いいであろう冷却剤を持ってくる。どうやら無理矢理開けることはしないらしい生徒に、賢明だと目を細めて笑いつつ、己は簡単に片手でケースを開けた。冷却剤と合わせてペンを手に取り、持ち主へと差し出す──一瞬しか浮かび上がらない文字列も、己の特性を生かせば簡単なこと・・・だが、最後の方は製作者の想いが強いが故に、あまり読んでいて気持ちのいい呪ではないので公言はしないが。悪戯っぽく微笑んで、パンドラの匣を閉ざすようにそっとケースの蓋をしめた )

・・・だって図書館は、司書のテリトリーですからね。獅子の子に痛い目を見せるのだって、ちょちょいのちょいなのだよ





1747: ノア [×]
2025-05-15 13:24:20



>>1745 カリム

それがいい!そうしましょう、乗せていただくのにお礼の一つも出来ないのは些か申し訳なかったのでね・・・

( 聞こえた提案に、ぱっと目を向ければ名案だと言うように目を細めて笑う。それはいい、あとはあまり絨毯さんに迷惑をかけないように一口で食べ切れるようなお菓子にすればなおのこと。この辺りかな・・・と目星を付け、2袋ほど手に取ると生徒に向き直り )

ブラシはどこか別の場所に?




1748: カリム [×]
2025-05-15 17:11:55


≫ノア

 よしっ 決まりだな … !
(嬉しそうにOKをもらえると、自分もほめられたみたいでうれしくなって、 にぱっと笑う、
ブラシの場所をきかれるといったん水筒の準備をやめて、 自分の部屋の場所を指さしつつ行き方をおしえる)
 ブラシなら俺の部屋の、 クローゼットに入ってるぜ … !場所はキッチンでて右にまっすぐいけばつくぜ



1749: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-15 20:19:23

>>1745 カリム

他?マジフトも強制参加じゃねぇし、ポムフィオーレみてぇに素行や身なりにも言及しない。自由に過ごさせてる。その代わり、全部自己責任だがな。

(首を傾げながら相手の発言の意図を汲み取ろうと頭を回す。在り方はあるが、生徒たちで何かやることもない。自分が誕生日の時には勝手に部屋に飛び込んで来られるが、それは別に行事でもなんでもない生徒たちの独断で行われていることだし、何より年間行事のようなものが歴代にあったとしても自分がやるわけが無い。自由で気楽な反面、誰も尻拭いをしてくれない。まさにサバンナの掟。腕組みをして悪役さながらの笑みで。自分が本気で嫌がれば相手は本当に魔法薬を探して奔走しそうではある。苦笑のような呆れのような乾いた笑みを浮かべながら、彼の結論自体には異を唱えず寧ろそうだと肯定した。恐らく99%は首を傾げるか異議あり!と物申したくなるだろうが、本人は寧ろ当たり前だろとでも言いたげに自信満々で尊大な態度で)

毎度クルーウェルのとこに駆け込むのか……滑稽だな。今の流れで出てくる結論としてはゼロ点だが、俺が優しいってのは正解だ。



>>1746 ノア

──わかった。俺も、二度目はないだろうからな。

(マジカルペンだけを受け取り、保冷剤は魔法でやるからと彼女の手に握らせたまま。いつもの人を食ったような態度も、さっきまでの楽しげな笑みも消え、スンッ……と真顔で彼女の忠告を素直に受け止める素振りをとる。魔力保有量も高度な魔法も、そして負の感情も持っている自分はまさしくオーバーブロットしやすいタイプといえる。前回はなんとか叩きのめされて正気を取り戻したが、次どうなるか分からない。それに、まず目の前の司書を真っ先に八つ裂きにして亡きものにするかもしれない。マジカルペン無しで過ごすリスクには人一倍理解しているつもりだった。よって、司書の脅しの内容的にはかなり嫌な部類ではある。告げた言葉たちに皮肉も自虐もない。天才司令塔と謳われた獅子の恐ろしいまでの客観的な事実と可能性は、淡々としている口調もあって部屋の温度がちょっと下がったような気さえした。マジカルペンを手の中で転がしながら、顔を上げる。ちょちょいのちょい!と胸を張る相手にいつもならそりゃ怖いだの、仕置きするために奔走する姿が楽しみだのと、皮肉のひとつやふたつ頭から振りかけてやるのだが、ひとつも言い返さず納得したように彼女の方へと視線を向けるのみ。代わりに出てきたのは寝る前に楽しみにしていた彼女の姿への謝罪だった。抑揚のない声なので、申し訳なさそうな感じは全く感じ取れないが。叱られて拗ねた子どもの態度というよりは、日頃他の生徒たちから見た誰とも群れる気のない冷淡な獅子の姿そのもの。ソファに引っ掛けた毛布を2つ折りにしてテーブルへと放ると、またソファに寝転がった。──と、まぁ長々シリアスそうな事を述べたが、要は自分が大人しくなったら司書が本当に満足するのだろうか?という興味本位で殊勝な態度をとってやってるだけで、1ミリも反省してないどころかいつもの調子の獅子なのであった)

そういや、お茶するんだったか。……邪魔して悪かったな。

1750: カリム [×]
2025-05-15 21:57:28


≫レオナ

 寮長のレオナが練習でてんのに、 他のやつがこないことなんてあるのか … ?
(素行や服いがいにもマジフトも強制参加じゃないと聞けばすこし意外そうなかおを浮かべた、
相手が練習をやるといえばみんな喜んで参加しそうなイメージがあるため、ちかくにいる サバナクロー生にも聞くようにレオナに聞く
呆れたわらいを浮かべるレオナと、 反対に背がのびた自分を想像するとあははッ と笑いクルーウェル先生のとこに駆けこむと聞けば)
 それもいいかもな 、 今の寮長ってみんな背が高くてスラッとしたやつが多いだろ。ヴィルなんてとくに


1751: ノア [×]
2025-05-15 21:59:29



>>1748 カリム


──キミの従者殿はやはり気が気ではないかもしれない

( 選んだお菓子はテーブルに一旦置いた。と、こちらに向いた生徒の顔にきょとんとしてから、軽く額を押さえて小さく溜息をつく。軽々しく司書を部屋に入れるんじゃあない、もちろん何か盗むわけでも仕掛けるわけでもないけれど。とはいえ、何かを言っても納得はしないであろうことは明白・・・なので、大人しく廊下へと足を向けて )

クローゼットですね、少し待っていてください



>>1749 レオナ

( 手元には少し冷えた塊だけが残った。使わないのならそれはそれで構わない、と──ほんの一瞬だけ、二度目という単語に指先に力が入る。この生徒のことだ、どうせいつもの調子で接しなければ、それはそれで司書が不思議がるだろうとでも思っているはず・・・だけれど、この言葉だけは、多分きっと本当だ。脳裏を過ぎったのは、生徒が乾涸びていく事象と吐き気がするほどの魔力量が蔓延った過去の出来事。小馬鹿にする様子もない、少し平坦な、そんな声も相俟って反応が遅れた。何か言おうとして口を噤んで、曖昧に下手くそに笑う。キミは邪魔なんかしていないよ、と言いたかったのかもしれない。し、あるいは、キミは同じ轍を踏まないじゃないかとか、それか・・・いや多分、仮にキミがまた暴走しても、司書の持ち得る全部で今度は止めてあげるよ、と思ったのかもしれないけれど。ソファへと再び戻った生徒をぼんやりと眺めて、昨日の今日で、今の今で、よくもまあ定位置だと言わんばかりに司書の前で眠れるな・・・と軽い尊敬を覚えつつ、手にしたままの冷却剤を元あった場所へしまう。さて、生意気半分とはいえ気を回してくれたのなら、己はお茶でもしに行こうか──と、自室に繋がる扉に手をかけて、最後にちらりと生徒へ目を向けてから意地悪く微笑んだ )

ミントティー、キミの分も用意してきますね。生憎とマタタビは切らしているものだから!




1752: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-16 01:33:25

>>1759 カリム

ある。病欠だとか真っ当な理由以外のやつだろ。才能のねぇ奴が尻尾巻いて逃げてくれるなら、選別の手間が省けて寧ろ助かる。

(カリムの問いにごく当然のことのように答えた。その言葉に一切の慈悲はなく、オクタヴィネルならなんて非情なんでしょうとさめざめと泣き真似をするだろう。合理主義は向こうも負けてと思うが。マジフト以外でもサバナクロー寮からの転寮だとか、特に新入りが入ったときはよくあることだ。誰もいちいち追いかけたりしない。態度が気に食わないとボコボコにされるかもしれないが。すぐ近くに座っていたサバナクローの上級生も、カリムの視線と獅子の発言に反応し「根性無しはどこ行ってもいる」と小馬鹿にすると他の生徒もそれに頷いた。「という訳だ」と寮生達からカリムへと視線を戻す。まぁこれはこれでカリムの想定していた寮生たちの連帯感と、脱落すれば劣等生とレッテルをバチバチに貼られるという逆らう気を起こさせない絶対的な王政制度ではあるかもしれない……たぶん。そして、カリムが魔法薬で背を伸ばす案にまで乗り気になったのを見て、やっぱコイツって思考回路が違いすぎて読めねーわと興味無さげに聞いていたものの、彼の口からウマの合わない生徒の名前が飛び出してきて一転、声がわずかに低くなる。眉間にはほんの僅かな皺。別にどこを目指していようが自分は関係ないが、心底理解できない、というド失礼な顔で)

ヴィルだァ?……おいおい、まさかお前“ああいう”タイプになりてぇのか?


>>1751 ノア

俺に構うな。

(ソファの肘掛けに頭を預けながらゆっくりと背を沈める。長い脚はソファから放り出し、鳩尾辺りで腕組みをして寝る最適なポジションを陣取ると、彼女の弾んだ声とは対照的に温度を落としながらハッキリと即答する。ミントティーも飲む気がないし、彼女が一瞬見せた下手くそな笑顔の下で何を考えているか全てを読み取った訳ではないが、言えることはただひとつ。自分が次オーバーブロットした時はシッポ巻いてとっとと逃げろということだ。どうせこの野蛮で恐ろしいユニーク魔法で全部砂にするのだから。それは彼の優しさなどではなく、生物としての生存率を考えたどこまでも超合理主義な答え。残念ながらこの獅子は愛されることがド下手くそなので、端からどうにかしてもらえるなど計算に入れてないのだ。自分の手で司書を八つ裂きにしたくないという心情もあるが。扉が閉まる音が聞こえる前に早々目を閉じ、吐息を小さく漏らして)


1753: ノア [×]
2025-05-16 02:20:33



>>1752 レオナ

( つれないなぁ、と思うだけに留めて再度眠るらしい生徒を横目に扉を閉ざす。しっかりと扉を閉め切って──最初から生徒の睡眠は邪魔をしない約束だものと、己の分の紅茶をいれるべくキッチンへと向かった。戸棚から適当な茶葉を出して、適当にポットに放り込み、お湯を沸かして注いで・・・そうして、その途中で手が僅かに震えていることに気がついて困惑した。生徒が怖いわけでも、寒いわけでもない、ただ・・・この目で生徒の寮を見て、どれだけこの生徒が慕われているかも、国を愛しているかも見て、その上で──先程の言葉に、どうしてこの生徒に与えられた魔法がコレだったのかと勝手に全部を恨んだ。ぼたた、とどうしてか涙が出てきて驚く。まったくもって同情でもなんでもないのだけど、己も全く理解出来ていない状態なのだけど。大人失格、なんて独り言を言う頃には紅茶は随分と苦く煮出されていた。ので、嫌がらせということでこの苦い液体と、甘いクッキーを小さな盆に載せて持っていくこととする。冷めたらもっとお茶は不味くなるだろうがミントティーでは無いからいいとして欲しいし、クッキーは変わらずどうせなら生徒と共有したい。足音を消そうがどうせ気付かれるだろうと分かっているからこそ、正々堂々扉を開けて、ソファの近くのサイドテーブルに盆ごと置いて──それから、何も言わずに扉に足を向ける。起きて気が向いたら食べてくれたらいいし、要らないなら残しておいてくれたらいいし・・・とにかく上手く言えないが、この生徒が望むように今日くらいはしてやってもいい。ほら、昨日のお礼もあることだし! )



1754: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-16 03:11:22

>>1753 ノア

(──夢も見なかった。ただ、夢と現実の境界線のところで意識は漂いながら、重く沈む身体をソファへ預けていた。微かな扉の軋み音と、隠す気もない堂々たる足取りとその度胸は司書のものだろうとすぐに察知し、耳がピクリとそちらを向いた。何か忘れ物かと思っていれば、ズンズンと近付いてくる確かな気配と、紅茶の香りと甘い焼き菓子の匂い。まさかここで茶会するつもりじゃないだろうなと、意志よりも先に瞼が緩く持ち上がった。眼球だけ動かして見れば、テーブルにトレーを置いて去ろうとする細い背中に自分用の茶菓子セットだと気付く。不要だと呼び止めようと口を開いたが、その言葉は途中で止まった。下から覗き見えた彼女の横顔──赤く充血した目と濡れた睫毛。それが喋るというコマンドを上書きして喉が詰まるような感覚に襲われた。口を開きかけたまま上体を起こして、苦言の言葉よりも先に引き止める言葉が勝手に口から飛び出す。脚を彼女の方へと向けて近付けば、彼女からは他者の臭いも魔力なんかも感じ取れない。いくら賢いとはいえ、何もない状況から推理というのは、この獅子をもってしても無理な話で。続いた自分の声は思いの外、柔らかかった)

──おい。何があった。

1755: マレウス・ドラコニア [×]
2025-05-16 07:51:27


>1691 キングスカラー

……必要ない。いま早急に欲しい物は、僕にも簡単に作れるものだ。
(親切心の仮面を纏いながらも、その内側に潜む揶揄の色を隠しきれぬ提案を、言葉で一閃。容赦なく斬り捨てつつふむ、と静かに顔を寄せ対象を観察する。切れ長の蛇眼が鋭く捉えるは、揶揄の色を滲ませたまま、半弧を描き続ける唇の曲線に他ならない。魔法の源泉はイマジネーション力。精密機器においては知識の乏しさが露呈し残念ながら機能が伴わない張りぼてしか再現出来ない。けれども、言葉を発するたびにちらつく鋭い牙覗くその口に、しかるべき枷を誂える程度の芸当ならば容易く。脳内で白紙のスケッチブックを広げつつ、じっと据わった目は揺るがず。吐きだされた言葉は行間にすべてを預けるかの様に簡潔で。そういった思考の深度も意図の方向性もつかめぬ言動は、獅子の感性に照らして言えば「 スカしたトカゲ野郎 」の一言に尽きるだろう。体躯を顧みずひょいと顔を覗かせた先で、返ってきたのは眉間に皺を寄せた煩わし気な一瞥と唸り声じみた音がひとつ。それでも意識は揺らがず、頁を見ているうちにふと思い出した。その本は、先日出された課題のテーマに触れていた事を。そちらの抱える事情をうっすらと感じとり「 ほう? 」と小さくこぼれた一言。その声の調子から口角がわずかにつり上がった気配が伝わるだろう。古の幻獣が浮世を楽しむ姿は、そんなに面白いのか。細められた瞳の前に、購入の意思を示す様にコミックを軽くヒラつかせてみせれば一言余計だ、と顰蹙を買ったこの口で。)
サバナクローの寮長ともあろう者が狩りで遅れを取るとは、百獣の王の名が泣こう。……それで。自業自得とはいえその様に、読み応えのない物に時間を費やすのは癪とは思わぬのか。

>1726 ノア

お前にかけられた祝福はすでに、意味を成してないように思えるが……ふむ、ひとりで外出するのは心許ないか。ならば平野の獣かアジームの跡取りにでも手をひいてもらえ。
(別離は瞬きの間に。その儚さを承知のうえでの判断であるならば、その意思を尊重し腕をおろすのみ。授けられた力に対する賛美の声には魔法士の卵の様に喜ぶでもなく、熟練者の様に誇るでもない。仏頂面がこびりついたままではあったが扉が開いたカゴの前でどこにも行けぬと怖気づく小鳥を見たとき、内心「 なるほど。 」と多数の寮長が彼女を、気にかける訳を少し知るのであった。この混雑の中でも迸る雷鳴の様に、よく通る大声に名を呼ばれ反射的に顔を動かす。そこにいたのは今にも泣きそうな顔で己を探す混血児だった。その迷子の子犬を彷彿とさせる姿にこのあとの予定を思い出しつつ、自然と顎に手が伸びる。やや伏し目がちに、欣然たる面持ちで思索を巡らすその容貌は、かつて己の臣下を無茶振りとワガママで振り回しては愉しんでいた母の姿とまるで鏡面に映したかのごとく、瓜二つであった。)
……思うに前者は建前をこねつつ結局、首をたてに振る。後者は、二つ返事でお前を外に連れだす。に氷菓を賭けるとしよう。ふふ。



1756: ノア [×]
2025-05-16 10:19:23




>>1754 レオナ

──何もないとも。強いていえば紅茶がすこぶる不味かった

( 気付いた瞬間に飛んでくるのは不要だという言葉だろうから、無視して置き去れる速度で動いていたつもりだった・・・のだが。視界の端で確かにこの行動をしようとしていると捉えていたはずなのに、何があってこの生徒はこんなにもこちらを気にかけているのか。理解が追いつかないのは己も同じだったのだが、聞こえた言葉の柔らかさに納得がいけば、空いた手で己の頬に指先を当てる・・・まだ少し濡れているが、別に大泣きした訳でもないのに。とはいえ、どう説明をしたものか──勝手にやるせなくなって泣かれるのは、誰だって好きではないだろう。ここは一つ、大人の権限の黙秘を使うこととして、飲んではいないが間違ってはいないこと、と、冗談でお茶を濁すこととした。胡散臭い泣き真似は得意である、嫌という程鴉に見せられてきたので )

あー、あとは、キミが気まぐれで司書に冷たい態度を取ったからかも。やっぱり司書のような不気味な人間はお嫌いなんですねぇ、しくしく


>>1755 マレウス

・・・そこにキミがいないあたり、物事をよく見ていらっしゃる。が、そうですね──司書は負け戦はしたくない主義ですが、キミにその可愛らしい賞品を渡すために乗るのもやぶさかでは無いね

( どうやら頭の上の命とはまだしばらく一緒にいられるらしい。ビバ、可愛い生き物・・・よろしくね、と再度指先で羽を撫でてやれば満足気にしていたので流石は元紙、相性がいいのだ。その柔らかい感触を楽しむ合間で、肖像画の如く口元に僅かな弧を描く生徒をじっと見上げ──きっと、この生徒自身は・・・いや、大抵の生徒や大人が気にしたことは無いのだと言葉を飲み込んだままニコリと笑った。一度居場所を檻だと認識すると腰が重くなる。外へ出て、戻る先が檻だと分かっていて希望を得ようと思わない・・・そういうものだと思う。とはいえ、その檻がなくては己は路頭に困るわけで、難儀なものなのだ・・・もちろん、図書館は大好きなのだけど、その点は疑いようのない事実だし、天職ではある。さて、そろそろ生徒を解放してやらねばならない。落雷のような声がこちらの耳にも入ってきているし、実際のところその声の圧とは裏腹にあの生徒は子犬のような顔をするもので。くっくっと喉で小さく笑いながら、早く行っておいでと幼子が遊びに誘われた時を見守るような目で生徒を見上げたあと、あとは明日またゆっくり話せば良いだろうと──残りのもう一つの飴も生徒に差し出して )

これ、彼にも渡してやって。キミを長く借りてしまったからね、それに明日も借りることになるわけだから




1757: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-16 11:03:03

>>1755 マレウス

お前……それはオクタヴィネルのヤツらにマジフトで優勝しろっつってるようなもんだろ。

(作るという単語に一瞬は?と怪訝な顔をしたが、どれだけ相手と犬猿の仲でいようが灰色の脳細胞がすぐさま彼の話の真意を理解して。皮肉やからかいという感情より先に呆れたようにジト目でマレウスを見やる。彼が構造を理解できない馬鹿だと言っている訳ではない。聞き及ぶ範囲でこちらが下したのは才能無し。という結果だけだ。そして、その欠点は致命傷である。共にディスられたオクタヴィネルもとんだとばっちりである。「まぁ、何百年後にはひとつくらいはできるんじゃねぇか」と、全く期待していない無責任な言葉をひとつ、懸命な竜に手向けて。まさに売り言葉に買い言葉……日頃口数が多い方ではないくせによく口が回ることだと、更に眉間に皺を寄せる。コミックを片手に意気揚々と煽り返してくる相手に、ハンと鼻で笑いながら声を荒らげる事もなく返すと、読み応えがないと気の毒な言われようの本を一瞥してまぁ、確かにそうではあるがと英才教育を受けた者同士その辺りの価値観は同意をして。だからといえ、復習というミリは役に立つ本と、一銭の得にもならないような説教ならば前者の方がまだ価値はある。と、前半の耳障りな言葉は流しながらかったるそうに告げて)

知らねぇようだから教えてやるが、ライオンのオスは狩りには参加しねぇ。それに、教師の長ったらしい説教聞くよりマシだ。


>>1756 ノア

……そうか。

(嘘だとすぐに分かった。皿に乗せられたクッキーよりよっぽど甘ったるい嘘。言い訳も、泣き真似も、何もかもが下手くそ過ぎてクスリとも笑えない。さっきの笑みもそうだった。言いかけてやめた中途半端な無理やり曲げた唇と、揺れたブラウンの瞳。聞こえないフリでもすればいいのに、まともに対応しようとして見ていられないくらい不器用な彼女。彼女の泣き真似の返事のようにポツリとそうかと呟いたものの、その声に色も温度もなかったせいで彼女の意図とは違う汲み取り方をしたのはすぐに分かってしまうだろう。「俺のせいか 」という言葉が、次に自然と口から零れ落ちる。悲しみでも、困惑でも、驚きでもない。むしろもう無意識のうちにどこかでそう思っていたんだろう。言葉が空気に溶けると同時に、ストンと腑に落ちる感覚さえあった。ゆっくりと腰を上げ、彼女の気遣いと優しさをソファに置き去りにして彼女の前に立った。偽物の夕陽が彼女が涙を零した証拠をくっきりと浮かび上がらせていて、そっと手を伸ばす。涙の跡を辿るように、指の背で彼女の頬を撫であげ、涙袋の下で止めた。今日は休日で、一昨日とは違ってハンカチを持っていない)

……そういや、一昨日も泣いてたな。

1758: ノア [×]
2025-05-16 11:57:24



>>1757 レオナ

( 賢くて優しくて器用なのに不器用なこの生徒、てっきりいつもの様に呆れた顔をするのだと思っていたら零れ落ちた音は思ったよりも弱々しいものだった。ぱち、と目を丸くして瞬きを一つ。それからやっぱり上手く言語化できないままに苦しくなってしまって、頬に伸ばされた指先を受け入れておく。今ここで、違うよと言ったところで、この生徒は受け入れないだろう。こんなにも尊大で、偉そうで、いや実際のところ偉いというか、身分相応なのだろうけれど、持っている能力も一流で、自他共にその点は認めておきながら、どうしたっていつもこの生徒は生徒自身の価値を低く置くのか・・・なるほど、このもどかしさがあって、寮生たちは全力でぶつかっていくのか。ソファに並んでいないと、やはり随分高い位置に顔があるものだ──と、生徒の頬をぺちんと両側から押さえようと両手を伸ばす。よし、わかった。キミの寮生たちに倣って、司書もちゃんと一旦は素直に全部考えていたことを言ってやろうではないか。別に何かが変わる訳じゃないが、この生徒が自分のせいだと言うくらいなら、安いものである──何てったって、司書は大人のレディなので。少し背伸びをして、この生徒が煩いと音を上げるまで言っておこう。キミに非はないが、それでもキミのせいだと思うのなら、それは司書がキミという生徒を大切に思った証拠として受け止めておいてくれないか )

小馬鹿にされるのは癪に障るが、生意気なのはキミの可愛らしいところなのだから度を越さない限りは怒らない。あと、キミがいつかまた暴走しても、司書が止める。嫌なら真っ先に司書を消しに来ればいい。それから──それから、勝手に、キミが抱えていたものを想像してやるせなくなって泣いた。それは申し訳ないと思ってる、二度と、もうしない。紅茶はいれるの失敗したから多分すごく不味い。クッキーはキミと共有したかった、食べてもらえたら凄く嬉しい。それから・・・




1759: カリム [×]
2025-05-16 12:35:04


≫ノア

 おう、 もしわからなかったらジャミルに聞いて … あいつの部屋となりだからさ 、
(軽く額を押さえて小さくため息をつく相手をみてもけろっとした顔をしつつ、ノアが部屋をでるまえにジャミルの部屋の場所も教えとく
ひとりになると水筒に氷と水をいれてフタする、相手が選んだお菓子はもっていきやすいように布につつんだ)

≫レオナ

 うぅ … なんか聞いてるだけで、横っ腹いたくなってくる話だな 。
(バッサリと選別の手間が省けると言う相手のことだから練習もめちゃくちゃ厳しそうだと思い、軽音部でゆるゞ活動してる自分がもし一緒に練習したらついてけないだろうなと思いつつ苦しそうな顔をする
低い声でタイプといわれキョトン、 とわからなそうな顔をしつつ思ったことを素直にはなした)
 タイプ? っていうのはわかんね ー けどヴィルって背たかいし姿勢もいいからピシッとしててカッコいいだろ … !

1760: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-16 12:58:14

>>1758 ノア

(頬に伸ばされた手はどこかくすぐったくもあるものの、大人しく両手の間に収まっていた。自分より少し低い体温が頬に伝わってくる。夏場にはちょうどいい温度で。ただ彼女の顔を見下げ、ハイライトのない目に光が射し込んでいるのを眺めていた。彼女が危惧しているようなことは何もない。悲しかった訳でも、自分を責めていた訳でもない。理由が自分だったという事実をいつもの様に受け取って奥底に投げ入れようとしていただけだ。それでも、彼女はこちらに手を伸ばしてきて、優しさという光を掲げて見せてくる。その姿はやはり健気だ。そして、呆れるほどお人好しだ。彼女の紡ぐ言葉はどれもどうしようもなく真っ直ぐで、そのひとつずつに「ああ」と短く返事をした。流石にオーバーブロットした自分を止めてやると言い出した時は少し笑ってしまったが。──言葉の区切りを感じて、そっと、彼女の手を頬から外し、掴むように握って目尻を少し和らげる。傲慢な物言いではあるが、声色は酷く穏やかなまま)

お前が俺をどう思おうが思想は自由だし、泣こうが許してやる。ただ、紅茶を飲んでほしいなら淹れ直せ。

1761: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-16 14:41:35

>>1759 カリム

お前も砂漠の中歩くなら、そこそこの体力はあんだろ。運動神経も悪くねぇし、案外マジフトに向いてるかもしれねぇぞ。

(脅し文句とも取れる発言を獅子がしたせいで、どうやらカリムは自分が同じ土俵に立たせれた時のことを想像してしまったのかもしれない。弱った顔の相手と反面、楽しげにからかい半分、本音半分でマジフトを勧めてみる。一方、カリムの口から披露された彼の価値観には首をひねらざるを得ない。肩を竦め、後ろで寮生たちが筋肉アピールを始めているのを視界に入れながらあくまで「俺の基準ではな」だがと返す。価値観の押しつけをするつもりはないが……フェアリーガラの地獄の指導が頭をよぎる。アレはもう、“拷問”に近かった。思い出すだけでゲンナリする。そんな訓練をヴィルは延々とやっているのだ。やはり、自分が憧れることはないだろうと怠惰な獅子は欠伸をひとつして)

カッコイイってのは、実用的な筋肉がついてて、腕っ節が強いことだろ。フェアリーガラの時を思い出せよ、大変だったろ。

1762: ノア [×]
2025-05-16 15:01:26



>>1759 カリム

──分かりました

( それでいいのか寮長殿・・・ともはや突っ込みを入れるのも諦めて、流石に副寮長の手助けを借りるのは忍びないので大人しく言われた通りの部屋へと向かう。一際分かりやすい・・・というか、こう、学園内で言うのであれば学園長室のような立ち位置なので、見ただけで何となくの察しはついた。一応・・・念の為、ノックをして、扉を開ける──うん、まあ予想はしていたが豪奢な部屋だこと。部屋の中をぐるりと見渡して、クローゼットを見つけると中からブラシを・・・多分これだろうと目星を付けて手に取った。絨毯用のブラシなんて、そうそう見る機会がないものだから )


>>1760 レオナ

・・・仕方のない子獅子ですね!この司書が、美味しい紅茶を今度こそいれてみせましょう

( その日の出来事を一息に喋る子供に、優しく頷く親のようなやり取りだ。それでもちゃんとこの生徒は受け取ってくれるという確信があった、何故って・・・どうやら、寮生含め素直で実直な存在には弱いらしいので。そっと離れた己よりも少し温かい肉体が、今度はしっかりと存在を確かめる間でもなく手を握る。司書がそうであるように、言葉も態度も信用出来ないまま生きてきた瞬間が一時でもあればこそ、必死に伝えようとする相手は分かるものだから。少しだけやわらかく揺れた緑色を見上げて、満足気に──一周まわってそれはもう偉そうにそのオーダーを受け入れる。偽物の太陽の光がぼんやりと生徒の背中側を照らしていて、ふわふわと流れる髪も、周りをちらちらと揺れる図書館特有の空気も、本当に絵画みたいだ。そう、黙っていれば。あとついでに、ちゃんとしていれば。ふん、と鼻から息を抜いて目を逸らす──仕方がない、先日入ったばかりのちょっと良い茶葉を使ってあげよう・・・と、己の握られた手を離しておくれと言うように軽く揺らして )





1763: カリム [×]
2025-05-16 15:36:42


≫レオナ

 走るとすぐつかれちまうから俺、 体力ないんだと思う。それにスカラビアはマジフトの順位そんなによくないし …
(みんなで走ってるとき体力がつきて置いてかれることが多くそこそこの体力はありそう、 と言われると否定する、マジフトの話がでれは毎年練習してるものの微妙な順位で終わるためすこし残念そうに言う
自分とジャミルはそこまで厳しく指導されなかったため、大変だったと言われてもあまりわからず。筋肉アピールするサバナクロー生をみて笑いつつ)
 おれらはそこまで大変じゃなかったけど、 ランウェイ歩くレオナ はすげ ー 綺麗だったぜ …!

≫ノア

 ノアと散歩にいきたいんだ、 力かしてくれないか??
(お菓子と飲み物は準備し、出かける用意はおわったためつぎは魔法の絨毯をよびにいこうと宝物庫にいく、
話しかけるとすぐに絨毯は宝の山から出てきて、ノアと散歩に行きたいと話すと嬉しそうに絨毯はぴょんゞ跳ねた)

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