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【創作有】本当のハッピーエンドを【ツイステ】/1836


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自分のトピックを作る
1765: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-16 20:47:29

>>1762 ノア

ああ、期待してやってもいい。

(つい先刻のように興味本位だけ優等生のフリをするわけではなく、彼女が本心を剥き出しにしたことに敬意を評して、穏やかな口調のままに頷いた。そして、彼女に倣って尊大な口調で少しおかしそうに目を細めながら、可愛らしい子どもの獅子とは似ても似つかぬ傲慢な態度を続けた。彼女の小さな手が、了承だと合図のようにクイと揺れる。けれど、離すどころか逆に指先に力を込めて。彼女の手の甲を上に向けるようにそっと小さな日に焼けていない白い手を柔らかく握る。ミルクティー色の髪が夕陽でオレンジ色に染まるのを眩しそうに見ながら、薄い唇を開いた。その言葉には押しつけるつもりも、義務も何もなかった。未来への細い糸をひとつ、彼女の手元に残すような。力のない草食動物のクセに、自分に立ち向かって止めると言ってのけたノアの勇気を讃えて選択肢を与えるとしよう。相手はどこぞのトカゲのように長い年月を過ごす羽目になるのかもしれないが、こうして己と過ごすという時間は互いの直線と直線が交わった点であり、ごく僅かな短い時間だ。自分の卒業後、彼女は再び外に出られなくなるかもしれない。なにより、彼女の人生の直線と交わった一昨日、彼女は今日のように瞳を濡らしていたから。これは女性をリスペクトしているからではなく、彼女が可哀想だと同情した訳でもない。ノアというひとりの人間に向けての敬愛を込めて)

……此処が嫌になったら、いつでも俺の国に来い。



>>1763 カリム

ペース配分考えねぇからだろ。……ああ、筋は良さそうなのに順位は奮わねぇな。優勝争いに絡まねぇと、やる気も起きねぇか。

(カリムの「体力ないんだと思う」という言葉に、一瞥をくれる。恐らく体力がないというよりかは、最初から全力ダッシュでもしているのだろう。自分の限界突破ペース配分が理解出来ていない。無論、彼が持久走しているところなど興味もないので知りはしないが。付け足されたスカラビア寮のマジフトの結果に、ああ確かにと背筋を伸ばし。体格、身体能力特化のサバナクローや、魔法特化のディアソムニアなど、フィジカルギフテッドモンスター連中と比べれば、器用貧乏という枠組みに収まるのだろう。そして順位も。カリムの賞賛は素直に受け取り、自身の見目への評価についてそりゃそうだろと思っていることが筒抜けなくらい自信ありげに口角を上げて。言われてからそういえばクルーウェルとヴィルによる地獄の特訓にスカラビアの2人が常にいた訳じゃなかったなと、やや恨めしそうな目を向けて)

そりゃどうも。そういや貧乏くじにも限りがあったんだったな。

1766: カリム [×]
2025-05-16 21:03:03


≫ノア

 おまたせ、 絨毯用のブラシみつかったか … ?!
(つかまえた絨毯を両手でだっこしながら談話室にもどってくると、壁によりかかってる相手がいて、
自分のへやはほかの寮生の部屋よりひろいため、説明しても難しかったかもしれない、 とすこし心配になりつつ聞いて)

1767: カリム [×]
2025-05-16 21:24:19


≫レオナ

 いやいやそんな事ないって … !ちゃんと毎年練習してる!お前らが強すぎるんだよ!
(やる気もおきないか、 ときかれるとそんなことないとぶんゞ首をふって否定する、マジフトは好きだし毎年寮生みんなで練習してるがやっぱり、 サバナクローやディアソムニアが強すぎるとすこし悔しそうにさけび
恨めしそうな目をむけてくるレオナに、 あははッ と苦笑いをうかべて)
 レオナはたしか姿勢のことすげ ー 言われてたな??

1768: ノア [×]
2025-05-16 21:35:49




>>1765 レオナ

( 己だってまさか失敗するとは思っていなかったのだもの、本当なら美味しい紅茶が出来ていたはずなのに。期待してもらえるのならこれ幸い・・・と、用意するように言ったはずの生徒が、どうしてか真っ直ぐにこちらを見るものだから軽く首を傾けつつ取られるがままに手を預けておく。緑色の瞳が夜の森のように光っている、服や髪の境界線も光って見える。紡がれた他意もなく穏やかなたった一言、相手が相手だったらプロポーズだろう、キミのところの寮生が心臓を押さえて倒れるぞ、なんて揶揄い文句も消えるくらいには一瞬呼吸が止まった。とんでもない生徒だ、本当に。どうしようもない生徒だ、本当に。外に出る理由と一緒に、逃げ場を与えた自覚があるのだろうか・・・あるのだろうな、聡明な獅子だから。唇を引き結んで、咄嗟に下を向く。掴まれたままの指先に力が入って、折角引っ込んだ涙が絨毯に落ちていく。ああ、もう、こんなところで王族らしく振る舞うんじゃない )

──これはキミのせいだよ。ああもう、どうにかしてくださいよ、本当、また紅茶失敗しちゃうでしょう


>>1766 カリム

・・・キミ、司書は待っているようにと言いましたよね

( お待たせじゃない!と頭ごなしに文句を言うことは辞めておいた、司書は大人なので。とはいえ、お菓子を用意して、取りに行くよう促されたものだから勝手の知らない部屋に入り、待っていてと言ったのに戻ってきたらそこに居ないだなんて酷いじゃないか!と、いう思いを込めて、ムッと膨れっ面をしておくことにした。一応手に持っているブラシは生徒に差し出して )





1769: カリム [×]
2025-05-16 22:16:52


≫ノア

 うッ … さ、 さきに絨毯とりにいけば早く出発できると思って … ご、ごめんなさい!
(相手の言ってたことを忘れてたため、ムッとした顔でおこられると、やばい!と心のなかで焦って。絨毯は自分の足に隠れていて、素直にあやまりながらブラシをもって、)

1770: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-17 00:37:41

>>1767 カリム

なら、お前が奮起してみればいいんじゃねぇか。サバナクローもディアソムニアも、寮長が司令塔でありエースだからな。

(目の前の彼がマジフトかぁと渋ったからそう言っただけで、別段スカラビア全体を示した訳では無かったのだが……悔しげに訴えるカリムの姿を見て、視線を細めた。正直優勝争いに絡んでいないため彼の寮のことはリサーチ不足。ついでに情報収集するかとちゃっかり司令塔として耳を動かしつつ。実際努力で埋められない才能分の伸びしろがあるのは明白ではあるものの、こればかりはすぐには解決できない。あと俺のチームは強いのも仕方ない。と堂々と構えたまま、とりあえずお前を中心としてやるしかない。と無茶を承知で発案する。なにせ自分とマレウスは3年だが、彼には猶予があるのだから。姿勢について指摘されれば、わずかに眉間を寄せて表情を曇らせた。肩で風を切らない、メンチ切らないと、言われたい放題だったが、あれがサバナクローでの威厳ある歩き方なので大変癪だったし、体に染み付いたクセを直すのにとんでもなく苦労したのを思い出してやはりゲンナリとして)

お上品に歩く必要なんざ日頃ねぇんだ。二度と御免だ。



>>1769 ノア

(絨毯に落ちる音はないが、確かに涙が落ちているのがわかった。彼女が下を向こうが、揺れる睫毛の隙間から零れる雫は隠しようがなくて、視線はより一層和らぐ。そうして、彼女が顔を伏せたその高さに合わせるように、ゆっくりと涙の染み込んだ絨毯に膝をつき、握ったままの手を顔まで持ち上げる。魔法石と同じ黄金の光の中で姫様に王子が傅くような、物語の一場面のような構図。本物の王子は彼女の視界から消えないように彼女の顔を見上げるのと、涙を拭うものが無い代わりに掴まれた力の分だけ手を握り返して……紅茶も、司書が司書でなくなる時も、自分たちの人生が再び交わる未来まで付き合おう。チョートゥー石のようにオレンジ掛かった彼女の瞳を見つめながら、唇の端をほんの少しだけ上げて再び傲慢に許しを与え)

俺のせいに、何度でもすりゃいい。──いつまでも付き合ってやるよ。

1771: ノア [×]
2025-05-17 02:15:04



>>1769 カリム

──司書は、あまり図書館以外の場所に居ることを好まれませんから。一人でフラフラと、生徒の寮を歩いていたと思われたら困ってしまうのですよ

( まったくもう、と、ある程度怒っていることは伝わったのだろう。慌てた様子で謝る生徒に、ふん、と一度鼻から息を抜いて──それで良しとする。ちゃんと謝れるのは良い事なので。ブラシを受け取って貰えたなら、ちらりと絨毯を見遣り、もう怒っていないですよと言うように肩を竦めて )


>>1770 レオナ

・・・本当、横柄な態度ですねぇ、キミ

( この数日間で何度この生徒は己の前に膝をついただろう、何度こうして覗き込むようにして己を見失わないようにしてくれただろうか。いつかきっとこの生徒は、生徒の国でこうして誰かに跪いて、誰かの祝福を受けて、この部屋よりももっと広くて煌びやかで素敵な場所で沢山の誇りを抱えて生きていく。今日のことを忘れてくれて構わないし、そうであってくれたならその方が良いことだってある。でも、多分この生徒は忘れずに、この手がしわくちゃになって、司書のことを置いていくとしてもこうして尊大な言葉で笑うのだろう。それにレディだからとか、そんな理由ではなく目の前に膝を折っていることくらい司書でも分かる。
生意気だ、という前に、まずは涙を止めなくては・・・拭いたいのに、手を取られていては拭えない。不満げに緩く首を振って、すんっと鼻を鳴らし )

紅茶、いれて来たいし、目元が拭えない──





1772: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-17 04:02:36

>>1771 ノア

忍耐強いにも限度ってモンがあるぜ、お姫様。

(どの童話でも幸せになる前の姫君は不幸で、中には灰被りなんて名前まで付けられている姫までいたのだから、多少の忍耐というのは誰にでもあるものだといえる。──……が、しかし。毒殺された姫や呪いで眠りこけた姫、彼女を例えた塔に幽閉された姫だって、気の遠くなるほど時間、辛酸を舐め続けたことはない筈だ。だからこそ、彼女が一昨日泣いて、今日二度も涙を流したとしても、自分には何ら不思議に思わなかった。どうにもならない理不尽な目に遭うことについては身に覚えがあったから。だから、性根が腐り堕落し喚き嘆いて自分を見失ってしまう前に、例え傷付いてもどうしたいのか、他人にとって他愛のない夢でも、泣き言でも話すべきだと。苦笑交じり示すと、最後にギュと手を握り、そして彼女の頬へと手を伸ばした。……先程彼女が自分にそうしてくれたように。少し乱れた涙の道筋を指で辿って、涙の粒を払うように親指を横に撫でつける。さっきよりも高い体温は泣くほど感情が高ぶったからだろう。スンと鼻を鳴らした彼女の丸い目からは再びジワリと涙が零れ落ちると立ち上がり、中腰をとるような形で顔を近付けると、左右の頬を伝う涙を掬いとるように指で撫でて。再び睫毛に引っかかって零れ落ちそうそうになった涙を拭うように目尻にキスを落とすと、いつものように人を食ったような笑顔を浮かべて)

キスで姫は生き返るらしいが、王子様のキスで涙は止まりそうか?

1773: マレウス・ドラコニア [×]
2025-05-17 08:48:56


>1727 アジーム

とも、だち……?本当にアイツはそんな事、を―――アジーム!!!
(友達。それは独りを極めたドラゴンにとって、あまりにも眩しくそしてこの上なく温かな響きであった。無邪気な一言が耳に触れた瞬間、驚愕にすくみ、きゅっと収縮する瞳孔。それとは正反対に目は言葉の衝撃に呆然とするように大きく見開かれ、まんまるな円を描く。言い慣れぬ言葉を鸚鵡の様にか細く、たどたどしくなぞっていたが、言葉の一片一片がゆっくりと胸に染み入り、やがてそれがどのような意味を持つのかを理解した時―ぶわっと湧きあがったのは、抑えがたく膨れあがった感情。何気なく舌にのせた一言は、無意識のうちに言語の体裁を捨て、鋭利な不可視の刃として周囲に牙を剥く。まるで見えぬ神の一振りの様に風も、植物も、生い茂る木々すらも、その一閃で容赦なく両断していき。ようやくその破壊音が耳に届いた時、伏せていた目をゆるやかに上げる。立ち上る塵煙の向こうに横たわる光景―あられもなく倒れ伏した木々の列に、一瞬、脳が追いつかず呆然としたまま、目を瞬かせ。だが次の瞬間、意識は隣に向く。己が迸らせた感情の奔流が、隣にいた彼にいかなる影響をもたらしたのか、その小さき存在が、無事であるかどうかを確かめる為に。)

>1756 ノア

僕……?ついてきても構わないが、その場合は賭け自体なしだ。
(自分自身は連れ歩く者がひとり増えるだけであって彼女の同行に思う所は無く、来たければ来い―それだけの話である。この応答が、彼女の予想に添ったものであるかは知らぬ存ぜぬだが、こちらを見上げる目に角を揺らし淡々とレスポンスを投げた後、ひとつだけ条件を添える。万が一こちらの読みが見当違いであった場合ほかの寮長たちの埋め合わせとして立たされるなど癪に触る。プライドが高いナイトレイブンカレッジ生らしいと言えば、あまりにもらしい動機から発露した条件だった。ところで彼女には贈り物を介して、思いを伝える癖でもあるのだろうか。今回もまた菓子を差し出され、小さく肩をすくめつつもそっと掌に収め「 ではまた明日。 」と言いその場から離れる。合流した混血児に貰い物だと添えて飴を渡してやると「 僕はもう子どもではありません!!! 」といちどは拒絶するも、自分も同じ色の包装紙に包まれた、同じ味のそれを貰った事を示してやると、彼の眉間に刻まれた反発の色は次第に和らぎ。佇む相手に直角に頭を垂れたあと、背を追ってくる幼子から視線を外すと根城へと足を進めるのであった。)



1774: ノア [×]
2025-05-17 11:07:45



>>1772 レオナ

( 我慢していたのだろうか・・・と思えど、もうよく分からない。それはもうずっと、長く生きてきて・・・ここに居る目的なんて、元いた場所に帰りたい、だけだというのに、生徒たちが新しく入学してきて昔の知り合いが歳を重ねるごとにきっと己の居場所はもう消え去ったのだろうと思ったりもするし。ただ・・・ただ、この生徒は多分、もっと嘆いて喚いて足掻いてもいいんじゃないかと、明るい場所を教えるように手を引いているのだろう。自分にはできないこともあると、影に立ちながら。伸ばされた手を濡らしてしまって申し訳ない、でもこれはキミのせいだから仕方ない。水を吸わない皮膚同士が塩水を薄く広げて、少しだけ涙の跡がひりつく──と、立ち上がった生徒にようやく手が離れると油断したのが運の尽き、薄い唇が目元から離れると混乱し固まった猫のように目を丸くして生徒を見据え・・・ぴっ!?と驚いたそれのように体を固くして、それから素早く壁際まで後退る。何が起きたのか理解ができず、頭の上にいくつか疑問符が浮いている気分だが、辛うじてわかった事を口にして )

──涙より先に驚きで心臓が止まるかと思った



>>1773 マレウス

( おや残念、とは言わなかった。そもそもの話、この生徒のことだから共に出かけるにしたって難易度が・・・いや、彼の祖国にいつか彼が帰った時に、遊びに行かせてもらう形ならばあるいは。飴はしっかりと己よりも大きな手に預けることが出来、かけられた言葉には「はい、また明日」とだけ。くるりと踵を返し、手には電球、頭には元紙の睡眠中の鴉──部屋の電気を買えたあとは、この子が紙に戻ってしまうまで沢山遊ぼう。あとは明日の支度も少しはしておいた方がいいに違いない、取ってもらった本を固定する台を持ってこなければまた好き勝手に動き回ることだろうし。図書館への帰路は想像よりも楽しいもので、頭上の鴉もどこか満足気だった )





1775: カリム [×]
2025-05-17 11:51:38


≫レオナ

 俺 ? いろいろ言っていいならエースは俺じゃなくてほかのやつにするなぁ
(司令塔ときけば考えたことなかったため、すこし驚いた顔をする、 しかし頭を使うことや魔法の腕もジャミルの方が得意で自分がエースときけばしっくりこない顔をうかべる、
相手のだら ~ んとした座り方をみるとすこしからかうような言い方をしつつ)
あんなにヴィルにビシバシしごかれてたのにレオナ 、 姿勢もどっちまったな

≫ノア

 俺はべつにノアが寮をフラフラしてても気にしない … !また飯くいにきてくれていいぜ … !
(許してもらえて、安心したからか困ってしまうと聞いても自分はぜんぜん困らない! と自分の気持ちを押しつけてしまう
魔法の絨毯を相手に渡そうとしながら)
 こいつも喜ぶぜ … !

≫マレウス

 わぁ ! なッ なんだ ?!
 (かなり驚いてるマレウスに本当だ、 と言おうとしたが、いきなりキーン!って音がして衝撃波みたいなものがとんできてビックリして尻もちをついた、
怪我はしてないが倒れたきやふしぎな力に驚いたまま珍しくあせってるマレウスに)
 ちょっと驚いたけど、 俺は大丈夫だ … !

1776: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-17 17:50:40

>>1774 ノア

ぬるい場所にしたのが悪かったのか、それとも俺が原因か……。

(彼女の体温がまだ唇に残っている間に、手の中のお姫様は子猫に早変わりしていた。獅子の己も驚くほどの速さで後退した彼女に、俺でなきゃ見逃しちゃうねと目尻をはね上げ楽しげに目を細める。風呂場の時といい、わざわざ自分から逃げ場のない場所に行くあたりが実に草食動物らしい。ようやく言葉を絞り出せたらしいショート寸前の相手は、ときめきのドキドキというより心臓のドキドキ(物理)が勝っているらしく普段のご丁寧な話し方も崩壊している。そんな余裕のない彼女とは対照的に自分が第二王子だからなのか、それともキスの場所が王道から外れていたからか、ありもしない空想の効果について神妙そうな顔でそう呟いて、自身の唇に褐色の指を押し当てて見せる。まぁ、先刻までの穏やかさとは打って変わって、どこか悪戯っぽい光がその瞳の奥には宿っているのだが……──。壁を背にする彼女の方へ一歩、また一歩と詰め寄りながら、挑発するように数時間前の彼女の言葉を引用して。獲物に詰寄る獅子の後ろには、この部屋の数少ない避難口がある。が、当然行かせる気もない。いつまでも待ってやるとの宣言通り、美味しい紅茶だってすぐ出てこなくたって構わないのだ)

俺をこの書庫に閉じ込めて可愛がってくれんだろ?お前の目論見は見事成功したんだ、壁の花になってる暇なんてねぇぞ。



>>1775 カリム

確かに器量は蛇野郎のほうが断然上だ。だが、エースに必要な要素はそこだけじゃねぇ。

(相手が言う通り、魔法の腕も判断力も彼の従者の方が上。それはこの学園の誰に聞いてもそう返って来る事実なのだが──点を決めた瞬間、スカラビア寮生や、スタンドが最も沸くのは間違いなくカリムの方だろう。団体競技において試合の流れを変えるのは、戦術だけじゃない。チーム全体の士気が上がるかどうか。それを担えるのは、周囲を自然と引っ張れる存在。勝利が狙えると思わせてくれる、太陽のようなカリスマ性のある相手はまさに適任と言えよう。ハーツラビュルの彼奴も言っている通り、エースは切り札なのだから。──自分が打ち込んでいるマジフトの話ということもあって、普段の気だるい雰囲気ではなく、司令塔としての冷静沈着さが顔を出していて。涼し気な目元で相手をしっかりと見据えていた。からかうような視線を向けてきた相手にお喋りな鳥に話しかけられているかのようにウンザリだと喉の奥で小さく唸り声を上げ、不満を滲ませつつ背もたれに身体を預けふんぞり返り)

グルル……ヴィルみたいな事をテメェまで言うな、気が滅入る。俺に最も相応しい姿勢がこうなんだよ。

1777: カリム [×]
2025-05-17 19:51:58


≫レオナ

 必要な要素 … ?って言うと?
(マジフトは魔法の才能や運動神経があるほうが有利になるとおもってるため、必要な要素と聞くとすこし気になる表情になり。授業をきくときのように姿勢をのばすとレオナに きいて 。
うんざりした顔でわざとなのか。 椅子にふんぞり返ってるレオナにあははッ とかるく笑いつつ)
 気持ちはわかるよ、 学校のなかでくらいだらっとしたいよな ~

1778: ノア [×]
2025-05-17 20:29:57



>>1775 カリム

──キミは、ね

( 確かにキミは困らないだろうね!と呆れ混じりでも何でもなく、ただ純粋に、そうだろうとも、と肩を竦める。この寮の生徒たちは友好的な方々が多いが・・・まあそれでも、仮にも学園の関係者がふらふらと出入りされては気も休まらないだろうし。おずおずとこちらを見ていた絨毯に手を伸ばして、房飾りを指先で撫でながら少し眉尻を下げて )

ところで・・・どこからどう出発するのですか?


>>1776 レオナ

──前提条件が違う!第一、可愛がられる存在がする発言じゃないでしょうが!あと司書を壁のシミにしようとしているのはキミですよ!

( ただでさえ泣いたせいで呼吸が不安定だったところにこの仕打ち、短い呼吸を繰り返して何とか酸欠にならないように目の前の生徒を睨む。が・・・うーわ、心底愉しそうな表情ですこと。聞こえた呟きに思わずツッコミだって飛び出るというもの。確かに、素晴らしい魔女の手にかかって糸車の眠りに落ちた姫も、毒林檎を口にした姫も、眠りから醒めるときには現実味のない口付けなんてものが鍵だったに違いないが、大前提として己は起きているし姫ではない。それから──冷静に考えて、目の前の獅子の子は可愛らしい生徒で、かつ、第二王子で、街に出れば周りの人の子は頬を染める者もいて、あのシェーンハイトが美貌を認める存在で、そんな相手が軽々しく触れるとは、今ですら腹立たしい表情であることは間違いないものの、一般通過の彼の寮生が見たら心臓あたりを押さえて蹲りそうな艶やかさがあるときた。そりゃあ、逃げるだろう、普通に考えて。だって己はただの司書なのだから。とはいえ広くもない部屋では壁に背を預けてギリギリまで距離をとるくらいしか術もなく、最悪一発殴るか脛でも蹴るかしなくては隙を作れない可能性もある。ぎゅっと握りこぶしを威嚇の代わりに胸元辺りまで持ち上げて。花だなんてとんでもない、せいぜいクロスの汚れが妥当だ、と )

・・・驚いて涙もしっかり引っ込んだとも。ついでにそれ以上近付いたら、暴力行使にでます





1779: カリム [×]
2025-05-17 22:13:56


≫ノア

 ああ、 こんどは他のやつも呼んで宴しようぜ … !!
(肩を竦めるノアにキョトンとしつつまえはふたりで他の寮生がいなかったため、こんどはみんなで宴をやろうと誘った、どこから出発するのか聞かれると抱っこした魔法の絨毯をゆかに置く)
 もう出発できるぜ、 お菓子と飲み物もってくるから待ってくれ … !


1780: ノア [×]
2025-05-18 03:55:24



>>1779 カリム

( そうですね、彼らが嫌でないのなら。何を言ったところで、己の価値観を信じて疑わないこの生徒に司書の立場を理解してもらうことは難しいだろう・・・と諦めた。床に置かれた絨毯に目線を合わせるように少し屈むと、一応確認するように絨毯に向けて「あの、司書も乗っても良いですか?」と念の為。大丈夫だ、と言いたげに角を持ち上げられたので、それならばと生徒の戻りを待つこととして )




1781: カリム [×]
2025-05-18 13:25:25


≫ノア

 もってきた、 出発しようぜ … !
(キッチンにおいてた水筒と布にいれたお菓子セットをもってきて、魔法の絨毯にのればフワッと少し浮いて
出発しよう、 と言いながら相手ものってほしそうに見上げて)

1782: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-05-18 16:57:11

>>1777 カリム

選手のやる気を高めることだ。

(椅子に深く身を預けたまま、即答する。その実、敵に塩を送るような行為ではあるが、勿論自分が不利になるようなことはしない。彼に渡すヒントは必要最低限のピースだけ。具体的な提案などはする気がない。かと言って無碍にまではしない。絶妙なバランスで。そう締めてから、ふと向けれた笑顔に瞬きを数度。常に自由奔放に振る舞っている男だと思っていたが、まさか跡取り息子でもあるというのに家が最も快適ではないのかと意外性を覚えつつ。どこか自分と似たような匂いを感じ視線が一瞬、探るような色を帯びた)

……テメェも実家じゃ羽を伸ばせねぇのか。



>>1778 ノア

可愛がられる獅子であるのと同時に、王子だからな。……壁の花って言ったんだが……もう一度耳元で聞かせてやろうか。

(膨れっ面も睨みをきかせようとした目も、涙で潤んでいれば怖くもない。むしろ可愛げさえ感じられて思わず笑みが深まった。前提と言われ、王子なんだから言う権利があると権力を振りかざす。物語の王子様とはかけ離れたロイヤルさである。先程……というか出会った頃から獅子の発言に自分はそんな立場にないと延々と訂正してくる姿に、よくもまぁ飽きずに卑下してくるものだとも感心すら覚える。が、その辺りをスルーすれば認めていることと同義になる。それは自分のポリシーに反する為、こちらもまた延々と言ったことを復唱するのだ。よく聞こえるように改善点まで引っ提げて、自分の価値観が本物だと当然のように言ってのける。握りこぶしを胸元に掲げてられても、日光を浴びていない白い肌に細い腕というのもあるが、拳の握り方、構え、重心のかけ方、ありとあらゆるものが素人丸出しであり、招き猫のポーズにすら見えてくる。全く脅威を感じないが、狩る時はまだと一応その場からは動かず気怠げに片方の足に重心を移しながら、小首を傾げ。ゆるく肩を落として、悲しげなポーズをとって)

俺を閉じ込めておいて、暴力まで振るうのか? お前の為を思ってやってやったってのに。


1783: ノア [×]
2025-05-18 18:20:24



>>1781 カリム

ど、どうやって?

( ピクニックセット、それから生徒・・・軽々と乗せた絨毯はふわりと僅かに浮いていて、当然のようにこちらを見上げる赤い瞳に少し困惑したように目を泳がせる。宙に浮いた何かに座ることはもちろん、それが布だなんて経験は如何せんないのだ )

──このまま座ってしまって大丈夫・・・?



>>1782 レオナ

キミが王子でも、司書は姫じゃないのだから破綻しているでしょうが──

( キミが王子だとして、己の条件を度外視していやしないか・・・有難くない提案は首を横に振って丁寧にお断りをしておきつつ、一先ずは動きを止めた生徒にほっとしたように腕を下ろしてゆるゆると緑色を見上げた。騙されんぞ、その心底傷付きましたといった姿も、この生徒の場合は己の可愛さを自覚している犬猫と同じ場合があるからな・・・とは思っているが、確かに涙を拭ってくれようとしたことは事実であり・・・その方法が割と問題だらけだったわけなのだが、生徒の文化的には通常運転の可能性もあるので強く言うのは忍びない。と言うより、そもそもこの生徒の距離の近さがそういう文化なのか、生徒の性格なのか、こちらを揶揄っているのか判別がつかない。本に書かれている事柄は一般的で、そのうえで王族に関する情報はほぼシークレットだ。んぐぐ、となんとも言えない顔をすること数秒、諦めたように息を吐いて目を逸らす。威嚇もした、これだけの距離があれば最悪走って自室に逃げるくらいは出来るだろう──部屋が少し暗くなって、傾いた陽に雲が一瞬掛かったのだと窓に視線を向ける。昨日の夕暮れにも似た少し物悲しくなるような空気を吸って・・・そういえば言っていなかった、と、先程の涙の原因に小さな声でお礼を言っておくこととした。普通の人間ならば聞き取ることは難しいかもしれない声量でも、この生徒ならば簡単に拾うのだろう )

──拭ってくれて、ありがとう。あと、司書に選択肢をくれて、ありがとう・・・キミには不要かもしれませんが、この場所がキミの生涯の居場所の一つになればいいなと思います・・・でも、さっきの、あの、あれは、どうかと





1784: カリム [×]
2025-05-18 18:48:46


≫レオナ

 選手のやる気を高める … ? みんなを応援してやるってことか??
 (選手のやる気を高めること、 ときけばそのまま不思議そうに相手のいったことを真似する
テメェも実家じゃ羽を伸ばせねぇのかと聞かれると、 そんなことないと少し困ったような顔して笑いつつ)
 羽を伸ばせねぇほどじゃないけど、 よくヤンチャするとアジーム家の跡取りらしく落ち着け ~ って叱られるな

≫ノア

 ああ、大丈夫だ … !
(このまま座ってしまって大丈夫?ときかれると優しく笑いながらうなずいた、
荷物は自分が持つことにして あぐらをかきつつ座るのに迷ってるノアに)
 前にこいよ、 景色がよくみてキレ ー だぞ…!


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