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其の血筋が在る限り [ BML / 制限有 ]/38


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自分のトピックを作る
19: 名無し>>7 [×]
2019-02-20 17:37:33







「 やだなァ、貴方様に私如き若造がどうこう…、だなんて考えに至るはず、無いじゃァないですか。」
「 ____、ははッ。此の腐った儀式も散々だよ。___死ぬ時は、御前も道連れにしてやる。」

名前: 橘 重
読み: Tatibana Kasane
役職: 橘家当主
年齢: 21
身長: 175
武器: 鎖鎌(刃に紅、天狐同様複雑な紋章)
住み処: 江戸中心地、遊楽街地下( 街角の花魁店に風した門より入り口とする。隠れ家的認知 )

容姿: くきりとした紅色の髪色。毛先に連れ其の色は濃く、前髪は無造作に伸ばしており、中心部から耳元にかけ1束分の長い前髪がうねっている。全体的にはマッシュに近い丸いフォルム。襟足短く整えているが、襟足中心部から腰元迄の細長い三つ編みが一本。瞳の色は濁った灰色、日々生気を貪られ普段覇気は余り感じらない。瞳の中心に連れ渦が巻かれている状態。又下睫毛が長く目尻は下がり気味、くきりとした二重である為甘ったるい印象を受ける。眉は細くやや釣り気味。爪先は黒く染めている模様。服装の色時は黒。上部上着と真白の着物を一枚、袖は通さず一本の赤き紐で胸元辺りをを緩く括り付けたものを肩から羽織っており、歩く度にコートの様にはためく使用。襟元袖元には紅色の桜の花弁刺繍が見られる。足元は足袋に草履。鎖鎌は懐より隠し持っている。また外出時は祭りどきに見られる様な狐の面を頭部横へと装着しているが、此れは完全なる本人の趣味だとか。

性格: 容姿から想するに派手好きの好戦的な人物。取り繕った作法に塗り固められ、表こそ人当たり良く従順に見せる術で生きている。又心許した者の前で呑み思った事を直ぐと口に流してしまう為、口が悪く横暴な印象を受ける事もしばしば。否、未だ幼き当主であるが物覚えつく頃より政治経済事への学欲が高く、他組織及び自組織の知識を得る為なら手段問わずな程知識欲が高い一面もある。其の知識欲故、長年生き従ってきた天狐には頼り意見参考も大きく視野に取り込んでいる模様。何より目敏く新しい物や祭り事が好きで古惚けた考えを好ましく思わない。

備考: ____若くして当主。其の裏には無論、天狐による見定め、生気の過剰摂取が原因とされている。過去数名を除き幼子頃より歴代の当主交代はやや激しく、無能と判断しては切る天狐の態度を認知賞賛している。それどころか、弱者を嫌う点でのやや同思考の彼へ高揚感を覚えてしまっている節もあるとかないとか。先代も実の親と認知の上、切り捨てられた描写を心に留めており、生気を吸われる際はやや虚気味、嫌悪を覚えがちになるも朽ちる事に対しての恐怖心は余り感じては居ない様子。一人称「私(わたくし)」「僕」、二人称「____様、貴方様」「御前」その他砕けた呼び名。三人称「あの方々」「彼奴ら」「老ぼれ供」。


( / >>7の者です…!pf提出遅れてしまい申し訳有りません。又、加えてkeepの方ありがとうございました。他当主に比べて設定の加減も違く、世界観等壊してしまう様な設定だと判断しましたら遠慮なさらずご指摘下さい。)








20: ななし。 [×]
2019-02-20 18:48:04




( />>19
とても素敵なpfをありがとうございましたっ…!不備等ございません。むしろとても作り込まれていて勉強になりますっ。
このままご参加ください。よろしくお願い致します。 )




21: 紫陽 [×]
2019-02-20 23:36:45


>葵家当主殿

小賢しい真似を、(標的に妙な術を掛けられたと気付いたのは、件の陰陽師の死骸を片付け帰路に着く上空でのこと。青く澄み渡る大空は己の領域であるというのに唐突に平衡感覚を失った挙句、天地の区別が付かなくなり、凄まじい勢いで降下し始めたからだ。思い当たるのは刃が心の臓を穿く際まで詠唱を続けていた壮年の男の姿。忌々しげに舌打ちをしたところで現状を覆す手段はなく体勢を立て直すには至らず、辛うじて風切羽を動かすことで眼下に望んだ水場へと軌道を修正させるだけに留まり。数秒も経たぬ間に、水飛沫を上げて庭園の池に落下。水中を泳いでいた鯉が予期せぬ来訪者に逃げ惑う様を横目に縁から地面へ這い上がり、ぶるりと頭を揺らして水滴を飛ばす様は正に濡れ鼠ならぬ濡れ烏。水の滴る体を動かした拍子に水面との衝突により少なからず傷めた両翼に響くが、折れてはいない、半刻もすればこの痛みも治まるだろう。上空から滑落してこの程度の負傷で済んで良かったと喜ぶべきか、己の技量不足を嘆くべきかは明白。負荷により房紐が切れた烏面を片手に、利き手には錫杖を握り締めたまま「鳥が地に落ちる時は死際だけだというのに」如何なる理由が在ろうとも情けない。ましてや自尊心の高い烏天狗の血筋であるなら尚更のこと。溜息混じりに一呼吸、そうして些か落ち着いた面持ちで周囲の様子を見渡したところで、軒先に家主の姿を見つけ。細々まで手入れの行き届いた立派な庭園から察するに、名のある武家か商家の屋敷だろうと憶測を付けていたが、よもや自分が仕える榊家と並ぶ御家の庭であるとは夢にも思うまい。眇めた琥珀色の双眸が驚愕に見開かれたのは刹那のこと、瞬き一つで表情を引き締めると、右手から錫杖を離してその場に片膝を付き。バサリと音を立てて両翼を畳めば開口一番に不義を詫び、奇襲ではなく、主や榊家からは何の命も受けていないことを説明し、それでも腹の虫が収まらないようであれば、自分の命を差し出す所存だと朗々と淀みなく告げ、静かに頭を垂れて)ッ、―――無礼を、大変失礼した。全ては私が不肖たる所以、我が主、引いては榊家は葵家に対して何の不義理も働いておらず。どうか、この首一つで御容赦願いたい。

(/参加許可とご回答ありがとうございました!魅力的な息子様とお話させて頂きたい一心でダイナミックな訪問の仕方になってしまいましたが、宜しければお相手の方をお願い致します)


>絡み文(1名様に限り)

止さないか、お前達。(時刻は丑三つ時を回った頃。漆黒に飲まれた闇夜の上空を警戒を兼ねて巡回していた際、妙に騒ぎ立てる烏の鳴き声が聞こえ、地上へ下降。問題の地点は屋敷からそう遠くない森の中、獣や不審なモノが出るようなら主に危害を加えられる前に始末をと考えての判断であったが大木の下に数羽の烏が集まってカアカアと興奮した様子で翼を広げる光景を見る分に火急の事態ではなかったようだ。屍体でも落ちていたのだろうかと何気なく同胞の群れを眺めていたが鳴き声に混じって微かに耳に届いた別の生き物の弱々しい声にピクリと眉を動かして。仮面の下の琥珀色の双眸を細めながら逡巡する様に左手で顎をなぞった後、右手に握る錫杖の柄で枯葉の敷き詰めらた乾いた大地を叩くと、しゃらりと環が揺れて軽やかな音を奏でる。ほんの数秒前までご馳走を前に騒ぎ立てていた声もピタリと収まり、森の中に響くのは今にも途切れてしまいそうな小さな小さな呼吸音だけ。一斉に此方を振り返った無数の瞳を前に煩わしげに黒髪を掻き上げながら一本下駄の歯で彼らを掻き分けて木の根を覗き込めば白い毛並みを所々赤く染め上げた一匹の子猫の姿。自分の掌に収まりそうな程に小さな動物の首根っこを引っ掴んで無造作に持ち上げると、力なく四肢を投げ出した体躯を見せ付けるように宙で揺らして。反論こそ唱えずとも不満気な顔を前に対価として自分しか知り得なかった情報を溜息混じりに与え、一羽、また一羽と翼を広げてこの場を立ち去る烏を見送り、やがては己と子猫だけが森の中にぽつりと残されて)―――この畜生は俺が預かる。……隣山の中腹に餌場がある。分かったら散開しろ。

(/初めまして、冷徹な堅物に見せかけて割と沸点の低い筋肉脳の烏の背後です。妖怪も主の皆様も魅力的な方ばかりでお話させていただける日が楽しみでなりません。不束者ですがPCPL共々これからよろしくお願い致します!また接触文に猫を組み込んでしまったせいで、このままでは猫が分裂してしまうのでこの文に対してレスを頂ける場合はおひとり様のみとさせていただき、此方からは皆様のALL宛の文に絡んで行こうと考えております。それでは繰り返しになりますが、改めまして、よろしくお願い致します!!)


22: 伊鈴 [×]
2019-02-21 02:31:27


>all

──ッ、くそ…っ忌まわしい…!
(江戸を陰で守り長きにわたる繁栄を支え続ける御三家。その一つである橘家が妖を抱え込んでいる事が一部に知れ、あまつさえその事実を盾に我が一族を蹴落とし伸し上がろうとしている連中が居るらしいという情報を得たのがほんの数日前の事。早々に水面下で動き出し、今宵無事混乱を来す事無く当事者を一掃した、かのように見えたが、無駄に知恵を働かせる輩でも居たのか、不運にも残党の存在を確認したのは一仕事を終えほんの僅かに気を緩めた際、主を先に屋敷へ帰し自分は周囲の見回りを兼ねて一人夜の街を歩きだした時であった。主人が居なければ彼らを仕留め切るには骨が折れるが、今逃せば何もかもが水泡に帰す可能性が無いとも言い切れない。不幸中の幸いと言うべきか、どうやら残党はほんの数名。彼らをそれとなく屋敷から少し離れた山奥へと誘導し、人目の付かない物陰まで追い込んだところで、随分と苦戦した後に漸く一人残らず息の根を止め。点々と飛び散る赤黒い血潮と辺りに転がる惨たらしい死骸、その中心に蹲って息も絶え絶えに顎から一筋嫌な汗を垂らし。最期の時まで抵抗を続けていた男が徐に此方へ投げ付けて来た札は自らの前足の動きを封じ、そこから着実に力を奪い取って行っていたらしい。一体誰がこんなにも面倒な代物を作り出してしまったというのか。未だ力が残されている間に人間の姿へと形を変えれば、ものの見事に両の手首は札によって一纏めにされており、今も尚力を吸い取られているという事は一目瞭然で。普段なら粗末な紙切れ一枚など難無く破って見せるのだが、主人が近くに居ない中での戦闘の末体力の消耗も激しく、この程度のものに力を封じられているという屈辱この上ない状況に強く奥歯を噛み締め、腹の底から鮮烈な憎悪を孕んだ呻き声を漏らし。それでも脳裏に過るのは主人の身を案じる一抹の不安。残党は全員引き付けたつもりだが、万が一の事があっては堪らない。心が乱される程に主人の生気の気配を感じ取ることも、おかしな術のかかった忌々しい札を燃やす事も引き千切る事もできず、しかし死骸を残してこの場を立ち去る訳にもいかない。深い溜息を吐くと一先ず手近にあった大木へ背を預け、何か打つ手は無いかと一人黙して思考を巡らせ)


(/皆様、初めまして。この度橘家に仕える天狐として参加させて頂いた伊鈴の背後で御座います!絡み文の提出が遅くなってしまい申し訳御座いません。また、主様、紫陽様の絡み文にも絡ませて頂こうかと思ったのですが、纏まった時間が中々取れず、この後も少々立て込む可能性が御座いましたので、今回は此方からの絡み文のみ出させて頂きました。重ねてお詫び申し上げます…大変申し訳御座いません。妖怪物ならではの殺伐とした雰囲気を楽しみたく上記の形で回させて頂きましたが、もし絡みづらい等御座いましたら次の機会に皆様の絡み文へ絡ませて頂きますので、どうぞご遠慮無く仰ってくださいませ。長々と失礼致しました。これから何卒よろしくお願い致します!)



23: 葵 明巳 [×]
2019-02-21 08:22:21


( >>21/紫陽 )

---、嗚呼、あの鳥は何処へ行くのだろうか。私も連れて行って欲しいものだ。
(ごろんと寝そべって部屋から見える中庭に降り立った小鳥を眺めその自由を手に入れた翼は小さくもしっかりとしており、地面を啄む様に嘴を動かしていたかと思えば広い空へと飛び立って行き。その様子を見詰めながらなんてそれは憧れた事だろうかとふと考えてしまう。運命られた道から周りの手を振り解き、力強く羽ばたいて自分の思うがままの世界へ行けたならと夢にも思う。だがそんな絵空事は通用しないのも理解していて、ひとつ息を吐くとよいせと起き上がりそのまま中庭に面した縁側までするする、と長い着物を少し引き摺りながら出向くと腰掛けて柱に寄り掛かり。この顔の鱗の事もありあまり多くの外出は避けるように言われ、人目に付けば憑き物だと畏れられてしまうそれはある意味では重い枷かもしれない。それでも子の運命から逃げる事も出来ないし、何よりもそれを良しとして受け入れたのだから今更文句なんて言えないものなのだが。瞼を伏せて池の水音や木々の音を聞いて心を落ち着かせて居ると邸の結界が急に破れ、身体を走る電流に驚くと共に凄い衝撃音と共に何かが庭へと落下してきて。思わず瞬きをしてはその飛沫の先から見えたのは羽と鋭い眼光で、思わず身構えたものの礼儀正しいその態度とその見た目は烏天狗。直ぐに何処のものか理解し、好機ではあるものの敵意の無い相手に手を出すのは忍びない。しかしあの勢いで落下してきは妖怪と言えども怪我をしたのではないかと我に返れば素足のままそのまま庭へとおり走って近付けば、片膝を着く相手にどこか困った様に笑みを浮かべ)
構いませんよ。理由があったの事でしょうから---、あ、ほら。怪我をしている…直ぐに手当をしないと。立てますか?
(同じくしゃがみ込んでは小さく微笑んで見せ、自分も敵対心の無いことを示してはふとその大きな漆黒の羽に目が行き。相手に取ってはかすり傷かもしれないが怪我をしている事に変わりはなく、心配そうに眉を下げては立ち上がり部屋へと案内しようとしたが、騒ぎを聞きつけた女中達が出てきてしまい。『何もしない。怪我人です…下がっていてください。』それぞれに指示を出して片付けと薬湯の用意を命し、相手へとかがみ込んでは片手を差し出して)


( /こちらこそ…!駄文に絡んで頂き嬉しい限りです!よろしくお願い致します。
とてもダイナミックなのは笑いましたが素敵なお子様でとても楽しみです…! )



( >>22/伊鈴 )

私だって、たまには1人で散歩をしたい時、も---ひっ…!
(月もそこそこに高く上り月明かりと所々に並ぶ江戸の明かりが綺麗なこの夜。真実、葵家が護るべき存在の大蛇から生気をこれでもかと吸い取られ、お上から届く文書に拘束され、それ等から少しだけ逃げ出したくて皆が寝静まったのを見計らっては寝巻きの薄い白着物のまま、肩から羽織を掛けて素足に草履を履くとそのまま門の外へ。少しだけ肌寒い気もするがそれが逆に心地良い。顔や身体の鱗も月明かりに反射して薄白く見えるが誰も居ないこの夜ならば人目を気にする事もなく、自由に歩く事ができその足取りは少しだけ軽い。あまり遠くへ行きすぎると心配もされるだろうが、この時間を楽しみたいポツポツちょっとだけ愚痴を零して森の中をずんずん進んでいくとやはり動きにくく苦戦しつつも不意に鼻の奥へと張り付くような鈍い鉄の匂い。嫌な空気が流れ、ぎゅ、と羽織を握り進めば何かが足元に触り、見下ろして見ればそれは命を失った身体。ちょうど雲から晴れた月明かりがその異様な光景を映し出し思わず声を上げ口元を袖で覆い隠すと、ふと視界の隅に大木に寄りかかる人影が見え、生きていると確信しては駆け寄り)
だ、大丈夫ですか…!?---、今札を取りますからね。
(傍で座り込み相手の肩へと手を掛けた所でそのまま視線は下へ。相手の手元、両手首に巻き付けられたそれは呪符。妖の道を少し齧っている者なら誰でも作れてしまう簡易的なもの。何故それが彼の手に巻かれているのかと考えては、相手の姿を見詰めると糸のように月明かりで煌めく髪、目元に引く紅とその瞳は人間ではない者のようで。しかし今は弱っている相手にあれこれ模索しても仕方ないと、声を掛けるとその呪符を手で破き)



( /素敵な天狐様にひっっそりと絡まさせて頂きましたっ…!駄文ではありますが、よろしくお願いします…! )





24: 榊 海臣 [×]
2019-02-21 08:26:34


>伊鈴

橘のとこの、主人はどうした。
( 街が一望できる山の中、大きな社と屋敷に住む榊の家の当主であるが、その仕事が終わればよく気晴らしに街に行くことが多い。今日も街へ降りてその様子を見てから新しい羽織を購入し、気分よく帰路へ着いていた。だが、山の中から聞こえる人とも思えないその声に気を引き締める気持ちで声のする方へ歩みを進める。いつもよりも静まった木々に何か嫌な予感しかなく、そして現れたのは血を流しもう息のない人間の姿。周囲に警戒しながら先へ進めば橘家に仕える妖、天狐の姿。その姿を見る限りこの辺りの死骸は奴がやったものであることは明確であり、彼が動かなくなったいることも明確であった。ここで彼を見過ごすのも後味悪い、主人も居ない彼をどうしたものかと思考巡らせるが、答えは見つからず、結局足音たてながら大木に寄りかかる彼の前まで歩み進め、その手や足を縛る札を仕込み刀である杖刀で切り離す。弱々しく見える相手へ上記訪ねながら、周りの死骸へ再び目をやり「 派手に散らかしたな 」理由は何となくわかるものの、木々へ飛び散る血を見ながら息を吐き )

(/ 榊家当主背後の者です!誠悦ながら絡ませていただきました。素敵な天狐さんとこうしてお話ができること嬉しく思います。下記にall絡み文もございますのでお好きな方に返していただければと思います。これからどうか宜しくお願いします。絡みづらいなど御座いましたら仰ってください。 )

>all

ああ、ありがとう。
( 黄昏時。街を照らす夕日に目を細めながら紺色の着物に身を包み、肌寒さを感じながらその羽織に手を掛け、榊家当主という肩書きがありながらも何も気にすることなく街を歩いていれば、ふと自身に気づいた齢6歳の少女が此方に気づいて立ち止まる。その娘はよく休憩がてらに寄る団子屋の娘で、見知った顔であるからかトコトコと駆け寄り笑顔で挨拶をしてくる。自身も腰を屈めてその娘と視線を交えては余所行きの笑顔を貼り付け挨拶をする。娘は手に持つ小さな折り鶴を自身の手に乗せやると言う、自身も拒否をする理由もなく笑み浮かべ礼を告げてやれば、その小さな頭に掌を乗せ優しく撫でてやる。満足気な娘の背を見送れば、そろそろ帰るかと街から離れる山へ向かう。綺麗とも言えない凹凸のある道を進んでいけば、ふと自身の視界に現れたのは道を踏み外した侍、所謂賊となってしまった者たちの姿で、右手に持っていた杖刀に手をかけ、どうしようかと思考巡らせながら、左手にもつその折り鶴へ目を向けて )
____汚してくれるなよ、大切なものなんだ。


(/ 初めまして、榊家当主の背後です。この度は参加させていただくことになり感謝します!また、遅れてしまい申し訳ありません。皆様へのall絡み文も投下しました。此方の技量がなく、全てのall絡み文へ絡んでいくことができず申し訳ありません。ただ、素敵な主様と妖様なので是非とも全ての方とお話をしていきたいと思っておりますので、此方の絡み文が絡みにくい場合は此方から絡んでいきたいと思っておりますので仰ってください!これから宜しくお願いします。 )

>主様

(/ この度は参加許可感謝いたします。1つ質問なのですが、当主同士はどんな関係なのか、ということです。3家が江戸を治めている中、3家は互いに認め合っているのか、争い敵対しているのか、自分の中で曖昧なところであったので、教えていただけると有難いです。此方の理解不足で申し訳ありません。)


25: 匿名さん [×]
2019-02-21 10:12:55



「身の丈を弁えろ。…無理をすれば身を滅ぼすぞ」
「俺が目をかけてやったんだ。逃れられると思うな」


名前:那岐 (ナギ)
役職:大蛇
年齢:外見年齢/ 25歳 実年齢/ 800歳以上
身長:187cm
武器:長刀二振り/ 蛇の目(睨むことで敵の動きを一定時間鈍らせる)毒(隠した牙から効能の強弱を調整して生成可能)脱皮(ある程度の傷の回復が可能だが時間を要す上に脱皮後は暫く動けない)
どれも生気が足りないとさほどの効力はなく、自分より妖力の強い物に対しても微力

容姿:妖怪時の姿は真珠を思わせる灰白色の蛇。体長は最大5メートルだが大きさの調整は自由自在。仮の姿 / 細い灰白の髪で見方によって七色に光り輝く。長さは胸元に少し掛かる程度で頬から首のラインに沿うように伸び、先に行くほど毛量が軽い。前髪は左だけ目が隠れるように流している。瞳の色は緑黄色で鋭い目つき。すっとしていて冷淡な顔立ち。肌の色は青白いが至って健康。右脚から首元まで身体を髑髏を巻くようにして蛇肌。服装は紺色の着物に黒の袴とシンプル。履物は草履または下駄。手足の爪を黒色に塗り、契りの証として自ら右手の小指だけ葵色にしている。

性格:表情が表に出づらく一見堅い性分だが、内面は情に熱い部分もあり、優しさを秘めている。ただし、それは妖怪に対して顕著であり人間に対してはやや冷め気味。人付き合いは、心を許したようでも一枚壁を隔てる線引きをする。かと言って近づいてきた者を避けることはなく、己を偽ることはあまりせず慣れればのりは良い方。ただし少々気まぐれなところがあり、前の態度が良くても次が良いとは限らない。主に対する執着は強くどこか他人行儀で偉そうでもある態度を取りながら、必要な時は傍に居て命には忠実。体調の優れない者や自分より弱い者に対しては、主に限らず手を貸したり支えたりする献身的な一面も。生気を吸うときも出来るだけ負担を掛けぬよう注意はするが、主の生気が甘美なあまり自我を失うと歯止めが効かなくなってしまうこともある。そうなると妖力を使いねじ伏せてまで冷酷に生気を吸い上げてしまう二面性が。その二面性は気に入った者になら誰にでも現れる。

備考:一人称「俺」「自分」二人称「あんた、お前、呼び捨て など」
誰に対しても優しい主の質をあまり良く思っていないが何やかんやお小言を言いながら主の傍が一番心地よく感じている。政にはさして興味がなく、生気さえ頂ければどう転ぼうとお構いなし。でも他の当主や妖怪が何を考えているのかは多少興味がある模様。黙って出かけて街を散策し、その日の内に帰ってこないことも多々。蛇だけに胃袋は際限無く大食い。葵家には400年ほど前に契りを交わした。経緯は他の妖怪との戦いの末大怪我をし、脱皮直後に当時の葵家当主に拾われて怪我が癒えても居心地の良さから何となく居座ってずるずると。そのため気分が削がれれば切り捨てるつもりではいるが今の所はその気はない。


(/遅くなりまして大変申し訳ありません。大蛇をkeepしていた者です。掴みどころのない気まぐれな愚息になりましたが、不備や変えて欲しい点などありましたら訂正致しますのでご指摘くださいませ。宜しくお願いします)

26: 橘 重 [×]
2019-02-22 10:31:21






あ-、待って。あの辺、ちょっと怪しいよねェ。____御前は帰ってても良いよ。僕一人で確かめてくるから。
( ぐぐと背を伸ばすは夜も深くなる頃。連日の目紛しい会議やら騒動に追いかけ回されていた身、一息と休息を得た際に意識は夢の中へと落ちていた様で。こうとならば寝付けずのは何度か有った事、寝床から起き上がり、綺麗と畳まれた羽織を肩上に羽織っては寝癖と踊る前髪を手の先で梳き。普段三つ編みと束ねている解けた細く束をそのままに揺らしては、静まり返る地下路を素足、ぺたりぺたりと練り歩き。普段と匿う天狐の寝室を横目に通り過ぎ、とある部下寝室と扉を開けては目当てと人物をゆさりと起こし。何を頼み事と言えば「寝付けずに暇、森の中と星見える綺麗な場がある故連れて行け」との何とも我儘な命。多少に渋る其の人物に金品と握らせ上手く交渉と丸め込んでは其の儘屋敷と戸を潜り抜け。距離開け見える遊楽街は変わらずの賑わい。寧ろ此れからが本腰と活気付く其の様を何処か愉しげに視線送っては身を翻し。寝巻きの浴衣に羽織る着物、素足に草履。妙ちきりんな格好と自負するも目に留まるのは付き添いの此の人物だけなのだ。心の中で納得させつつ森の中と歩みを進めては、ふと聴き慣れぬ音が耳と刺し。方向と見れば何か問題事だろうか。引き返すべきと宥める家臣を他所に、沸き立つ好奇心に其方へと歩みを進めては大きく人影が目に留まり。面と大きく映える漆黒の翼。榊家に使える例の者。瞬時に悟る其の影に恐怖と連れた人物の息は荒く、がくがくと震える膝に目を向けては先に戻る様命じ。反して知りたいと欲、濁る瞳をゆらりと揺らしては臆せず人影の方へと身を持っていき。___そこと見えたは何とも光景。散らばる黒き羽と抱えられるは小さな動物の姿、予想と殺め事とは思ずだが、面白事なりそうと揶揄い含め彼背後より其の顔を覗き込んでは、愉快と声色で問いを投げ。)_______へェ-?何これ、御前が殺ったの?

>紫陽

( / 初めまして。橘家当主背後をやらせて頂いている者です…!僭越ながら絡ませて頂きました。沸点低温の脳筋烏さん__、何とも魅力的な設定と揶揄い精神がわくわくと湧いてきてしまう所存ですが、何かとお付き合い下さると嬉しく思います。絡み辛い等ありましたらall文へと移行も無論構いません…!どうぞ宜しくお願い致します。)



( / 改めまして橘家当主の背後で御座います…!他当主及び妖怪の方々には無礼働く事も多くなってしまう可能性が高く思いますが、何卒、何卒目を瞑って頂けると大変有り難く思います…!私事判断となりますが、皆様の全体的絡み文のバランスを考え、榊家のお二人に絡み文を提出させて頂きます。又加えて今と立て込んで居ります故、all文、並びに榊家当主様への絡み文提示は本日中に致しますので少々お時間下さいませ。其れでは、改めまして、宜しくお願い致します!)






27: ななし。 [×]
2019-02-22 10:51:10



( />>25
素敵な素敵な大蛇のpfをありがとうございましたっ…!不備等見当たりませんので是非ともこのままご参加くださいませっ。よろしくお願い致します…! )



( />>24
背後から失礼致します。3家についてですが、>>1にもあったようにお互いが争いあっています。
江戸を裏で統治していても、要は多種多様の3家が集まっている訳ですから、江戸に本当に値するのは何処かと代が変わる度に争っています。ここまで細かくは記載してはいませんが、お話を進める上で頭の片隅に置いて頂けると幸いです。 )






28: ななし。 [×]
2019-02-22 10:54:30


■pfが出揃い、募集欄が埋まりましたので〆とさせて頂きます。

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□ 執着

[ 大蛇の執着に焦がれて、絡めとられて ]
『葵家』Aoi - 『大蛇』Oroti
・その大蛇、執着に焦がれ主の隣に寄り添う。執拗に生気を吸い、衰退したその首元に牙を・・・?

『葵家当主』>>3/葵 明巳

『大蛇』>>25/那岐


□ 嫉妬
[ 烏天狗の嫉妬に溺れて、連れ去られて ]
『榊家』Sakaki - 『烏天狗』Karasutengu
・その烏天狗、嫉妬に溺れ主の隣に寄り添う。歪んだ愛で生気を吸い、怯えたその目に牙を・・・?

『榊家当主』>>11/榊 海臣

『烏天狗』>>9/紫陽

□ 貪欲
[ 天狐の貪欲に犯されて、閉じ込められて ]
『橘家』Tatibana - 『天狐』Tenko
・その天狐、貪欲に犯され主の隣に寄り添う。貪るように生気を吸い、朧なその唇に牙を・・・?

『橘家当主』>>19/橘 重

『天狐』>>12/伊鈴

29: 那岐 [×]
2019-02-22 13:01:47


>明巳 (>16)

(変わらぬ江戸の町、首元の蛇肌を隠すように布を巻けば姿見はほぼ人間。道を歩いても振り返る者も止めるものもいない。今日、主は御詞があると言っていたか。正直他人の言葉を受けて何の意味があるのか解せぬ所だが、訪れる者の目的が主の“詞”であるなら傍にいる必要もない。何より退屈なのは変わりないためこうして抜け出して町へ降りてきた。道行く人並みをぶつからぬよう注意しながら目的の場所までヒタヒタ歩く。そうしてたどり着いたのは甘味処。そこで主から拝借した金銭で大量の饅頭を買い風呂敷に包んで貰う。これは己の腹を誤魔化し満たすためのもので、本当は生気を頂きたいところだが、生気を主食にしては主の身体が一日として持たないためこうして人の食で腹を騙し凌いでいる。風呂敷いっぱいの饅頭を受け取ったところで、ふと鮮やかな和菓子に目がいく。それは煉切で季節によって様々な形と色彩を織りなす和菓子。屋敷に籠りがちな主を思い迷って1つそれも買うと懐にしまって屋敷へと足を運び、)
(さて、慣れた門を潜り屋敷の中へ入りよそ者の気配が去ったのを確認しながら主の気をたどって広間へと。そしてすぐ見えた主の姿に溜息が出そうなのをぐっと堪えて音もなくそちらに近づいていき、彼の足元から立ったまま声をかけて)

江戸を統制する一家の当主が随分だらしない格好だな
(と冷たく一言。彼が普段から華奢な身体で務めを怠らないのは知っていて、むしろこうして力を抜いている姿を見ると安心する。だからお小言は表面だけのもので。風呂敷を持ち直しつつ上から寝そべる主の反応をじっと見ていて)


(/参加許可有難うございます。素敵な主様に対して少々態度がでかい大蛇であることお許しくださいませ…。そして初っ端から失礼ではありますが、質問があります。妖怪ですが、町の人々は見慣れているのでしょうか?人々の中で妖怪がどう思われているのか知りたいです。ではでは未熟者の身ではありますが今後共よろしくお願い致します)



>伊鈴 (>22

(宵、主の生気を頂き身体に妖力も漲ればじっとはしておれず、主が身を休めたのを確認してからそっと屋敷を抜け出して。静かな時間、夜風も心地よく何事もなく平和だなと思った矢先、やや離れた場所にある森奥からただならぬ妖気を感じ取る。この身の痺れる張り詰めた気は誰のものだったか、自分よりも長く生きる高貴の者であるのは確かだが。気だけでも其の者が如何に力のあるものか伺い知れた。しかし何やら動向が奇妙なことに気付く。下手に関わらぬ方が身のためだと一度は無視しようとするも、“何か”あっては後味が悪い気がして気を辿りながら森奥へと。近づくに連れて濃くなる鉄臭、そしてその気配と気に段々状況が掴めてきて、やっぱり引き返そうかなんて思うが今更なので其の者の正面の木の影から姿を表して)

随分珍しいものが見られたな…。あんたほどの力がある妖がその程度の呪符に囚われるなど。
(淡々とした口調で、煽るつもりはないのについ相手が気に障りそうなことを口にしてしまうも悪気はない。相手とは殆ど面識はないが橘に仕える天狐とは認識している。一応敵対する立場ではあるが正直人の複雑な関係はどうでもいいため、手負いの相手にこれを好機と襲うことはしない。むしろ心配が勝るため死骸を避け相手にゆっくり足音無く近づいて「お困りなら、解いてやろうか?」とほんの少しの遊び心を混じえ上から目線で言うと相手の顎に手を添えて)


(/はじめまして、素敵な天狐様に緊張しながらも、愚息が失礼にも絡ませて頂きました。掴みどころのないやつ上にPLが未熟者の身ですがよろしくお願い致します)



>榊殿 (>24

(空が暗みだす前、主が執務に追われ暇を持て余せばまた黙ってふらりと屋敷を出ては森へと足を運ぶ。と、言ってもそう日々の中で何か起こるものでもなく退屈だなと木々の隙間から見える空を仰ぎ。そのとき、少し離れた所から何やら物音が。気配からして妖怪の類ではないだろう。人の小競合いだろうか。さして興味がないので無視しようとするが風に乗って聞こえてきた賊の声には聞き覚えがあった。つい数週間前のこと、その賊は無抵抗の力のない猫又を散々になぶり殺したのだ。己が気付いたときは猫又は無残な姿で息絶えており、その猫又とは何度か顔を合わせたことがあったため、罪のない命を弄んだ奴らが許せずにいた。その声が聞こえたとなれば放って置く理由はなく、気配を消してそちらへ向かう。到着して木の上から様子を窺えば、賊以外に一人見知った人間。どうやら対峙しているようだがこの際どうでもいい。すとん、と互いの間に割って入るように飛び降りると賊達に身体を向けて、妖力を解放し強く睨みつけることで身体の動きを鈍らせる。その間に腰の刀を抜いて一人、二人と刺殺していき最後の一人だけ刀に自分の毒を塗りすぐには殺さず右肩に刀を突き刺し。呻く男がもがき苦しみ冷たくなっていくのを冷ややかに見下ろしながら、顔だけ相手に振り返り無表情のままたった一言零して)
───汚れなかったか?


(/はじめまして。大蛇のPLです。いきなり荒っぽい登場をさせて頂きましたがまた絡んで頂けると嬉しいです。未熟者の身ですがよろしくお願い致します)



>all

(昼、日が高く登り冷気が漂う江戸の町々も心なしか温かい陽気に包まれている。その暖かな日差しは森の奥深くへも届き、屋敷の中の座敷をきらきらと照らしていて。空気も澄んでいて小鳥も囀る和やかな時間、主も何やら取り込み中だしすることもない為、特に目的もなく森の中をぶらついて。暫く森の木々が風で揺れ動く音に耳を傾向け心落ち着かせていたが、ぽつりと水滴が額に落ちる。それは瞬く前に量と勢いを増して天から降り注いできて。先程まで明るかった空も日が沈んだ時のように灰色に染め上げられ、何なら稲妻まで遠くに見えれば、はぁと思わず溜息が零れる。そうするうちにも水の勢いは更に増して地面に穴でも開けるのではないかというほど。跳ね返りの泥水が足元を汚し主に怒られるだろうかと眉を潜めつつ、次第に水分を含み重たくなる髪と衣服にこのまま突っ立っていても仕方ないと近場の大樹の下へ雨宿りすることに。すぐ止むかと思ったが中々止みそうにない。近くなる稲光と轟音に木の下では危ないだろうか──と呑気に考えていて)


(/皆様はじめまして。素敵な方々ばかりで恐縮ですが絡み文を出させて頂きました。上記でそれぞれ絡ませて頂きましたが、そちらでもこちらでも絡みやすいほうに絡んで頂ければと思います。ではこれからの皆様とのお話楽しみにしております!)


30: 橘 重 [×]
2019-02-22 23:07:58






成る程成る程山の方ねェ。情報を有難う、お嬢様。
( 堅苦しい言葉も飾った笑みも、仕事と交渉に応じてはお手の物。遊楽街とは分岐点、隣接する街中へと顧客を案内して回って居れば、ふと目の端の茶屋へと見慣れた人物の姿を見つけ。記憶正しければ榊家当主。普段と凛と成る姿の彼を観察して居れば、何やら幼子との会話を楽しんでいる様子。これまた意外な物と面白く種を見つけたとばかりに脳内へと上書きして居れば顧客との呼ぶ声へと渋々身は寄せられ。又と緩く笑みを描きつつ対応するも思うは彼の言動に行先。どう種に陥れ様思考を巡らせつつ歩みを其の儘進めては客宿へと無事送り届け。宿前深く下げた頭を姿見えなくなる迄続けた後、戸の閉まる音に顔を上げては何時もの素の表情と。不服と眉を潜めつつ話長いだの態度が勘に触るだの口に含ませ一通り吐いてはやれやれと肩竦め何となく先程の茶屋へと向かい。否、既にと足を運んで見るも目当ての獲物の姿は無く。何か急ぎ用でも有ったのだろうか。好奇心にそわりと胸躍らせては情報と得られまいかと周囲を見渡し、偶然と見つけた茶屋娘捕まえに去った方向と教えて貰ってはにこりと人当たり良く笑み浮かべ、指差す方向へとやや足早に向かってみて。____暫くと時刻進めた頃。茂木々の中、何やら騒がしくと叫ぶ声を察知しては素早く木陰に身を潜め。何か何かと忍び足に近寄っては、見えるはお目当ての者と姿と破落戸共の姿。ふと思いつくは処分との占められた思考。懐から鎖鎌と取り出しては握り、狐の面と正面に被りに呼吸整えては、短く掛け声と共に勢い良く邪魔者との腹部に鋭利な刃を刺しており。辺りに舞う血飛沫の中、ふわりと揺らめく肩元の着物をはためかせては綺麗にと着地をして見せて。其の場とのたうち回る彼等を殺生に勿体つける様足先で転がしつつ其の儘ゆらりと立ち上がっては面と額へと上げ、濁り渦巻く瞳に一途の光と共に大きく緩く笑みを浮かべつつ皮肉にも言葉を重ね。)___よい、しょッ!……と、あれェ?誰かと思えば榊家当主様ではないですか。こんな所で野暮用とは、貴方様も随分御暇なんですねェ。

>榊家当主様

( / 初めまして、橘家当主背後でございます…!駄文と申し訳有りませんが絡ませて頂きました!凛とカッコいい主人、良いですね…。多分の身勝手な妄想ですが、家毎関係性は争いにあるとの上で余りあい合わない組み合わせだと自負しているので、今後対抗と絡みが楽しみです。改めまして、宜しくお願いします。)




__________最ッ高。
( 口に含むは甘く砂糖の香り。耳と聴こえるは心地良い笛の音太鼓の音。目と視界と開けるは色鮮やかな世界。心踊るに目紛しく人の活気の溢れる最骨頂、"祭り"と色付いた街並みをたんと堪能しているのは御三家一角の長であり。 祭り事好きの己としては出向かずの選択肢は無かったのか、此の日の為と仕事を早くに終え真っ先に向かう店々の並ぶ入り口に仁王立ちと立っては満ちる空気を大きく吸い込み吐きを1つ。今夜とばかりは派手な格好と自分も上手くに紛れ込んでしまう程、浮かれに身を着飾る人々が隣と通り過ぎては自然と笑みと浮かべて仕舞う始末であり。一歩、又一歩と歩みを進める事に連動する三つ編みの先は揺れ、己の心を表しているかの様で。仕事労いと先に家臣より届いた飴を堪能しつつ、ゆたりとした歩みを進めては一角と目が止まり。内容とは明白に乞胸の大道芸と言った所だろうか。曲芸や踊り、笛の音の演奏を奏でる前にはちらほらと人集りが出来ている様で。夢中と誘われる人々の視線の先は無論、芸の先へと向けられている様を愉しげに口元綻ばせては別屋台へと歩みを進めようとするも否。人集りに混じり把握と捉えるは警戒と札と噂と耳にしていた武士崩れと名高い破落戸数名であり。何気無くと様子を観察していれば、どうやら数名の子供達を飴遊具と誘い出している模様。親は肝心、見世物へと夢中な環境に危機感に視線をちらりと戻しては既にと子供等は手を引かれている所で。向かう先と見えるは街外れと雑木林辺りだろうか。食べかけと飴を口の中へと放り込みつつ、狐の面と深く被り直してはその後と付け。悪魔で気付かれずと距離を保てば、偵察と心踊ってしまうのは悪い癖。祭り時の邪魔をされた事に腹が立っているのもまた事実なのだが、それ以上と妙な感情を愉しみつつ有れば其の儘歩く速度を保ち。)
あの盆暗供が。____生きて帰してはやれないかもねェ。


>all

( / 遅くなりまして絡み文投稿となります!少々癖強い性格故に皆様には大変なるご迷惑をお掛けするかと思われます。再度とご連絡なりますが、絡み辛いと判断御遠慮無くどうぞ…!此方より提示文へ絡ませて頂きます。)






31: 葵 明巳 [×]
2019-02-23 08:46:32



>>24/榊

(早めに務めを終えて雑務をこなした後、契約している力と成る大蛇へ生気を与えやや貧血気味になりながらもようやく落ち着いてきた所で少し気分でも変えようと外へと出てきて。羽衣も被るようにと使用人等から言われて持ち出してきてはいるものの、逆に目立つのではとしかしてやたら滅多らに見せびらかせるものでもなく。憑いてると騒がれては面倒事にもなるし、何よりも裏の存在を知られては元も子もないので目立ちはするが逆にこれはこれで近寄り難いものになってくれればとも思う。草履を履き、待つ春を思わせる淡い色味の袴と着物、羽織りは幾重にも重なり重さがあるが嫌いではない。身体や顔の鱗を隠すように頭から半透明の羽衣を掛けてはそのまま門の外へ出ていき。最後まで使用人等には止められたがそこを振り切って江戸の町まで降りていけば、その活気ある人や店に魅了されるかの用に散策していくと、ふと何処かで見覚えのある後ろ姿が。周りからじろりと見られる視線も気にもせずに声を掛けようと後をついて行くも人々に紛れて距離が遠ざかってしまえばやっとの思いで追いついたかと少しばかり上がる息を整えようとした矢先、その彼の前に居る輩へと視線が行き。なんとも物騒な装いに少し身構えつつも足を踏み出して)
───久しいですね、海臣さん。この方達とはお知り合いで?…、あ。汚す所でした。さ、私とお茶でも如何です?
(緩やかな笑みを浮かべてその間に割って入るようにして踏み出して行けばなんとも可愛らしい鶴の折り紙を持った相手に、一瞬呆けた表情を見せつつちらり背後へ視線を移しその先に居る輩へと目元を細めて見詰めては問い掛け乍僅かに首を傾げて見せたところでふと風が吹き、羽衣がふわりと空へと舞えば小さな声を漏らし、そっと手を伸ばして地面に落ちたそれを拾うもどうやらはっきりとこの鱗を見られた様で何やら騒ぎ出す輩達にも目もくれず相手の腕を引き寄せて)



( /素敵な当主様…!絡ませて頂くには愚息な我が子ではありますが何卒よろしくお願い致します…!)



>>29/那岐

───あはは。統制してると言っても、私にはなんの力もない。貴方の力を自分の物のように言っているだけですよ。
(静かな部屋に鳥の囀りと自然のそよ風、自分の呼吸音だけが漂うこの空間はどこか解離されたような錯覚に陥りとても呼吸がしやすい。天井を眺めその板の目を数えていればふと足元の方で声がして。いつの間に帰ってきていたのやら、確か外に遊びに行っていた筈だが帰ってきていた事に気付かずだらしない姿を見られてはいつもの小言。それに対し笑って返してはよいせ、とゆっくり上半を起こして。威厳も何もない、ただ自分たちの力だと言い張りたくてこうやって契約をして無駄に力を示そうとしてきている傲慢な人間の一族に過ぎなくてそう思ってしまうと何処か居た堪れなくなってくる所為かちょっとだけ困ったような顔をするも、何やらたくさん詰まっている風呂敷を持った相手を不思議に思いつつも隣をとんとん、と小さく叩いて)
那岐も隣にどうかな?折角だから、外の様子を聞かせておくれ。それと、何をそんなに買ってきたのですか。
(穏やかな笑みを浮かべて見せるとあまり外に出られない分、自由に出入りする相手の話を聞くのが楽しみで、近くを通った使用人にお茶を頼めば姿勢を戻して正座をし所で何をそんなに買ってきたのか。あまり多くのお金を与えていなかったからこんなにも買ってくるのであればもっと渡しておいても良かったかもしれないと思考を巡らせつつ、こんなにも沢山買うほどに何か気に入ったものがあったのならそれはそれで自分のように嬉しくて思わず可笑しくもなり笑みも零れて)


( /素敵な素敵な大蛇様に対し呑気な息子ではありますが、お返事させていただきます…!
また質問に対してですが、妖怪や妖にたいしては畏怖に近いような存在とも言いましょうか。見えるのはそういう道の者が一般的ですが、たまに普通の人でも見えることもある。病気や災いもそういった者の仕業だと思われていると言った所でしょうか。何分説明不足で申し訳ありません。)



>>30/橘

(邸にも遠くから聞こえてくる囃子の音や太鼓の音、時折花火職人が手がけた彩り鮮やかなそれらも見えることも。使用人等にも暇を出し、遊んでくるように逆に命じては自分もこっそり行ってみようと準備をし始めて。袴では目立って仕方ないかと普通の着物を用意したがどれも花柄が多く女性物が多いのは何故か。ちょっとだけ不機嫌そうに顔を顰めるも仕方ないと袖を通し、白緑色を基調とし白で花柄が描かれたそれはとても綺麗で気に入りそうになる程。帯を締め羽織を肩掛けに顔を隠すにはどうしようかと悩むがいつもの通り羽衣頭から掛けて準備が出来れば町へと繰り出していき。その賑わう活気は心躍るものばかりで、少々目立つが周りの活気と色んなところから集まる人々によって掻き消されるお陰で可愛らしい金平糖も買う事ができた。それを口に一つ一つ頬張りながら歩いていては、見知った顔を見つけ。普通に挨拶をしようとするも何やらその横顔の雰囲気は良くないもので、相手の向ける視線の先に同じく遣ると察しが行き金平糖の入った小さな巾着を片手に下げては相手の元へと小走りで近付いて)
重、さん…っとと、危ない。──1人だなんて危険ですよ。ご一緒します。
(普段着慣れない着物のせいか声を掛けた所で足元が縺れ、転びそうになる所をなんとか体勢を直しては一安心。説明せずとも分かろうか、笑みを浮かべてはしっかり被った狐面にくすくす、と可笑しくなるもしかと握られた刀に僅かに眉を下げつつも護身用に持ち合わせている短刀があるのを自分も確認し)


( /素敵な息子様へGOー!絡ませて頂きました!狐面が素敵ですね!愚息ではありますがよろしくお願い致しますっ…! )




32: 伊鈴 [×]
2019-02-23 12:36:53


(/背後から失礼致します。お先にお返事が完成したお二方への物を投下させて頂きますね。必ず皆様にお返事致しますので、今暫くお時間を頂けると幸いです…!)


>葵家当主

──お前、葵の家の者か。世話になったな。
(鼻につく血の臭いと、見目にも宜しくない無残な死に様。何しろ火力が足りなければ焼き払ってやる事も出来ず、致し方なく噛み千切ってしまったのだから口内に広がる不快感にも、戦闘の末肌の所々に生傷の浮かぶ煩わしさにも耐えねばならない。苛立ちを押し殺しながら次に打つ手を思案していたが、そこへ微かな他者の息遣いと足音が聞こえて来れば一息に緊張の糸を張り詰め。木々の隙間を縫うようにして月光に照らされはらりと姿を現わしたのは、恐らく人間の女人。これはこれで面倒な事になった。さてどうするか──足元の死体に怯える様を然して関心も無さげに眺めながら思案していた折、此方に気付いたのであろう彼女が健気にも走り寄って来るのを見ればこれを好機と密かに口角を吊り上げ。最早ろくに動く事も侭ならない身、獲物が自ら向かって来てくれるのだからあとはその細い首筋を噛み切るなりしてやれば良い。充分に距離が縮まるのを待ち遂に彼女が両の手を縛り付ける札に気を取られ始めた頃、その首元に顔を寄せれば月の光を吸い蠱惑的に揺れる黒髪の隙間から何か鱗の様なものが浮き上がっているのを見ると束の間動きを止め。首筋に止まらず、その横顔をよくよく見れば白い頬にも同様な物が認められる。互いの視線が触れ合う前に手元に目を落として半ば瞼を伏せれば、そうか、と心当たりのある姿を脳裏に浮かべて一人合点し。以前何度か遠目に見掛けた、一族の当主としては随分と儚く頼りなさげに見えた男。その彼が今目の前に居るらしい。この面妖な札を目にして冷静にも躊躇い無く破り捨てたのも、少なくとも何も知らない人間ではない証拠。たった一人で蛇も連れずに歩いているとは全くもって据え膳と言う他無いが、無論この状態で葵家の当主を手に掛けられるはずも無い。致し方なく警戒は怠らずも一旦邪念を振り払うと、口元に仄かな笑みを浮かべて礼の言葉を口にし。幾分か呼吸が楽に感じるのは実際に札の力が働いていたのか、精神的な物が起因しているのか、何はともあれ自由の身となり一先ずは安堵の息を細く吐き出し。乱れた髪に緩慢に手櫛を通しながらふと横目に彼を見遣ると、意地悪く口角を上げて言葉を継ぎ)
…しかし、従者も連れずに敵に手を貸すとは、随分と度胸のある。俺に恩を売ってどうするつもりだ?

(/素敵だなんて恐れ多い…!pfを拝見した時からお美しい息子様とお話できるのを楽しみにしておりました。可愛げのない狐ですが、何卒よろしくお願い致します!)


>榊家当主

…礼を言おう、榊の者よ。…しかし、たった一人と言うのに俺を解放するとは随分良い度胸だ。
(宵闇に溶け込むようにじっと口を噤み思案を巡らせる中、張り詰めた警戒の糸にほんの僅かに引っ掛かる物があると、素早く周囲に視線を走らせ。気配や息遣い、微かに聞こえる足音から察するに、迂闊にも森に迷い込んだただの人間という訳ではあるまい。相手によっては死をも覚悟せねばならないか──澱んだ思考の中にそんな影が一筋差した刹那、姿を現わしたのは見知った当主の内の一人で。果たして此処で再会してしまったのが吉と出るか凶と出るかは彼の出方次第、じっと身構え冷えた空気に滲む程の警戒心を隠そうともせずに相手を見据え。だが彼から殺気の様な物を感じ取る事はできないまま。目の前まで寄ってきた相手を静かに見詰めていたが、驚いた事に自らの動きを封じる札が躊躇なく切り離され。意外そうに片眉を吊り上げて自由となった両の手に視線を落とすほんの僅かな時間。どうやら今のところ、本当にこの場で人知れず始末されるような可能性は無さそうだと察するが、主人の所在を素直に答えてしまうのは得策とは思えない。その問い掛けには口を閉ざしたまま、寧ろ日頃から付き従う者を連れていないのは相手も同様と言外に指摘しながら普段の調子で口角を上げて見せ。しかしそんな振る舞いも続けられた言葉に鳴りを潜め、心身共に余裕の無い中彼らを始末する場に選んでしまったのが記憶の中にある榊家の屋敷に程近い場所であった事に漸く気が付き。幾ら敵と言えども彼らの領域を此処まで穢してしまっては礼節に欠いた振る舞いなど出来ようはずも無く、何より誇り高き橘家に仕える者として、無礼を詫びずに居る等と愚かな真似をするわけにはいかない。姿勢を正しその場に深く首を垂れると、ほぼ人型の成さない骸を直ぐに焼き尽くしてしまえる程の力を今現在は有していないながら、可能な限り早急に、必ずや始末するつもりである事を口にして)
──いや…、失礼した。此度の不始末、大変申し訳ない。この場には一切の痕跡も残さぬ故、それで容赦して頂けないだろうか。

(/絡んでくださりありがとうございます。此方こそ、陰がありつつも凛とした気品の漂う素敵な当主様とお話できるのを楽しみにしておりました…!何卒よろしくお願い致します!)



33: 那岐 [×]
2019-02-23 21:13:18


>橘殿

(森を少し進んだ所、一本の木の上に座り風が運んでくる人が織りなす陽気な音楽に耳を傾ける。町からはいつも以上に活気が感じられ、あー確か今日は祭りだったかと穏やかな主が行きたそうにしていたのを思い出しながら遠くへ目をやり。ちなみに此処に居る理由はただの暇つぶし。邸で特にすることもなく外へと繰り出した訳だが、祭り以外特に目ぼしいものもない。主に何か土産に買って帰るか…、と思い立ったときだった。数人の人間の気配と小童の声。そして更に奥に、見知った人物。はて彼は何をしているのか、不思議に思い再び男等に視線を戻せば、何となく合点がいく。あの男等は恐らく最近葵家でも問題視されている子攫い。人の政など興味はないし橘の者が何とかするなら態々首を突っ込むことはないだろうと一度は高みの見物を決め込む。しかしだ、ここのところ主の生気を吸いすぎて今日も顔色を優れなくしていたのを思い出す。生気を頂く以上見返りは必要。少し思案した後、本来の蛇の姿、と言っても4寸ばかりの大きさになると木から男の襟元目掛けしゅるっと落ちそのまま服の中でがぶりと背中に噛み付き、しびれて動けなくなる程度の毒を注入してやる。一人が終われば体を伝い足を伝って地面へ行き、次の人間の足へと、そうして全員に噛みつき終えたところで再び地面に這い出てとりあえずお暇しようとした。この姿の時、大概の人間には己の姿は見えない。だから見えるとしたら此処では橘の者だけで小童には見えないだろうと高をくくっていたのだ。それがいけなかったのだろう。グワシッと体を掴まれ宙を浮く感覚、そして物珍しそうに此方を覗く小童の顔と目が合う。容赦ない掴みに人間の姿ならグエっと声が漏れていたかもしれない。一噛みしてやりたいが罪のない小童を傷つけたとあらばそれこそ葵家に泥を塗ることになる。シャァと牙を見せ離せと抗議するが、小童は倒れる男どもにも目もくれず此方に釘付け。頼みの綱とすれば橘の者か、否、それは屈辱的だ、と葛藤しつつ蛇の姿のまま橘当主に視線をやって)


(/初めまして、大蛇PLです。僭越ながら素敵な橘家当主様に絡ませて頂きました!主様に相談した際、妖怪などの類は一部の人間にしか見えないとのことでしたのでそのように設定させて頂きました。>19にもALL文がありますので絡みやすい方へ絡んで頂ければ幸いです。未熟者の身ですが今後もよろしくお願い致します!!)



>明巳

はァ…、俺の前だから良いものを、当主たるもの己に力がないと安易に口述するものではないぞ。
(小鳥の囀りのような淑やかな声で発せられるのは、謙遜ともまた違う彼の優しさ。横柄で高慢な人間に比べれば彼の優しさは好ましくもあり良さであるとも理解はしているが、当主としてはもう少し堂々として欲しいもの。態とらしく溜息を吐いて小言を重ねながら、彼の誘いには黙ってのりそっと隣りに腰を降ろして、饅頭の入った風呂敷を二人の間に置き)

町は特に変わりなかったな。早咲きの梅が咲いていたくらいか…、之は、饅頭だ。
(先刻の町の様子を思い浮かべながら簡潔に話すも、決して雑に返しているわけではなく当人は真剣で、言葉の終わりに風呂敷の結び目を解けば中から何十もの饅頭が顔を出し。それは黒糖が練り込まれた生地にこし餡が詰められた安価で素朴なもの。しかしその素朴さが気に入っていて此の所は之ばかりを大量にせしめている。早く腹を満たしたい気持ちを抑え今度は懐から箱入りの煉切を取り出し、懐紙と黒文字と一緒に正座する相手の膝の少し手前に置いて「これは主に。こういった物は好きだと思ってな」と平坦な口調で。煉切は梅を繊細に型取り、桃と白の色で彩られ緑色の葉まで細工されている。どちらかというと女性寄りの顔立ちをしている相手には良く似合いだし、本物の梅は持って来られずとも之で少しは季節の訪れを感じてくれるかと。籠の中の鳥…、と形容するのはまた違うが何かと自由の利かぬ主に己が届けられるのはこれくらい。中庭の木々から空へ飛びだっていく鳥を見つつ主の反応を窺って)


(/素敵な当主様にかまって頂き愚息もPLも喜んでおります…!!そして質問に対してお答えも有難うございます。妖などの件、把握致しました!返信に乱れが出てくると思いますが今後もよろしくお願い致します。此方は蹴り可です!)


34: 伊鈴 [×]
2019-02-23 23:51:11


>那岐

──生憎俺の力は今は橘の物なのでな。自由が利かないんだ。
(徐々に身動ぎすら気怠く感じ始める中これは中々に不味い状況らしいと呑気に思案しているも、ふと何者かが此方へ近付いて来る気配を感じ取れば一気に緊張の糸を張り詰め。微かに聞こえる枯葉を踏む音が一際大きく空気を震わせた時、視線の先に捉えたのは木々の隙間を縫うようにして現れた人影。月光に照らされちらちらと銀糸のように煌く髪に纏った雰囲気が人間離れしている物であることには直ぐに気が付き、思いがけず己と同様に主人の元を離れた妖怪であると分かればより一層警戒心を強め。彼と直接対峙した事は無いにしろ、その腹の内に一体何を考えているのかが分からぬ存在。此処で人知れず始末される可能性は十二分にあり、一層思考が停滞するような感覚に陥りながらも一心に其方を見据えており。その口から発せられた第一声は、屈辱この上無い現状への自己嫌悪に拍車を掛けるには十分すぎる物。込み上げる怒りに蓋をして辛うじて口角を上げれば、声色に刺が含まれぬよう細心の注意を払いながら返答し。しかしその努力も虚しく、殆ど無警戒に歩み寄ってきた相手の言動はあまりにも怒りを煽り立て、瞬間的に頭に血が昇れば最早自らの意思でそれを押し留める事は出来ず。元より普段より幾分も余裕が無い身。感情のコントロールさえ侭ならず眉間に深い皺を刻んで牙を剥くと、顎に触れる手を振り払うように顔を逸らし)
ッ…気安く触れるな…!この俺に助けを乞えと?無礼者が、身の程を…っ、
(殺気も露わな地を這うような低い声には押し隠す事の叶わない怒気が混ざり、それと自覚せざるを得ない程互いの立場に優劣の差が生じているにも関わらず、己の矜持は相手に助けを乞う事を断固として拒否してしまう。だがそんな自分を愚かと認識できる程冷静にはなれず、気持ちの高ぶりのまま一時的に強い妖気を発した所為か衰弱は余計に顕著な物となり、唐突に視界が歪めば言葉の途中に力無く背後の木の幹へ寄り掛かり。またじわりと嫌な汗が噴き出すのを感じれば不快感に眉を寄せ)

(/初めまして、絡んでくださりありがとうございます!pfをお見掛けした時から細部まで作り込まれたお美しい息子様と感じておりました…!折角お声を掛けてくださったにも関わらず可愛げのない対応となってしまいましたが、既に大変楽しませて頂いております。何卒よろしくお願い致します!)


>重

あの馬鹿者が、よくも俺を放ってのうのうと祭り等に行けたものだ。
(今宵街で祭りが行われるというのは、それを大層楽しみにしていた主から再三聞かされ心得ていた事実。故に相手が出掛ける前に生気を頂こうと一人目論んでいたのだが、朝から長らく仕事に感けているのを見ると邪魔をする気にもなれずに別室で控えており。しかし事もあろうにその主は仕事を終えればさっさと出掛けてしまった様子。それを知った際の臍の曲げようと言えば家臣たちをも困惑させてしまう程で、若干の生気不足でもあるのか苛立ちのあまり惜し気も無い怒気を孕んだ声で吐き捨てながら致し方無く街へ向かい。人混みは好まず、この喧騒も鼻につく。こんなにも人が多い中いつ何があるとも知れぬと言うのに貧弱な従者のみを連れて行ったのも気に入らない。何故己を呼ばぬのかと怒りは込み上げる一方で、半ば強引に人波を掻き分けその生気の香りを辿れば直ぐに主人の背を見付け。しかしこの人混みにあってさえ目を惹く鮮やかな赤に歩み寄る内、相手の様子がただ祭りを楽しんでいる様子では無いらしい事に気が付くと、怒りに任せていたその歩調を幾分か緩めて。何か様子を窺っているのか人混みの中に身を溶け込ませるようにも見えるが、己の怒りの前には相手の都合等考慮する気は欠片も無い。そればかりか何処か楽し気な様子を見れば憤慨も一入、いっそこの場で妖の姿を晒してやろうかとも考えたが、流石にそれは自嘲し無言のうちにその背後へ歩み寄り)
──随分楽しそうだなぁ?主様よ。

(/初めまして、早速絡ませて頂きました…!素敵な当主様にお仕えする事ができ、大変嬉しく思います。その割には随分と無礼な出だしで申し訳無いのですが、よろしければ仲良くしてくださると幸いです…!何卒よろしくお願い致します!)



35: 葵 明巳 [×]
2019-02-25 11:42:17


>>32/伊鈴

──いえ。困っているのなら助けないと…そこに、敵も味方も関係ないですから。
(札は何も念を込めなくとも簡単に破け消滅していき。どうやら複雑な術式は組むこまれていなかった様で安心したが少しばかりその“気”に触れたのか両手の掌には火傷のような小さな跡がついたものの指して気に止める痛さでもなく、後に浄化すれば治まるものでその手を袖の奥へと引っ込ませ、感謝する相手はどうやら疲れ切っている様。して、何処かで見たかと思えばやはり見知ってはいる顔。それならば仕方ない、簡単と言えど妖にとっては無駄に痛いものに違いないのだから。感謝に大しては首を振り。啀み合い、争い続けていてもそこにはきっと昔からの少しばかりの絆がある様に言えようか大きな禍があれば三家は力を合わせたとも古い文献には残っていた。本当かどうかも分からないし、仕方なくだったとしても守ろうと言う想いはきっと変わらない筈。それなのに力を求めすぎた三家は力を示し己が誉と欲したがりそれを抗う事は出来ないものだとしても、いつかは変えていきたいもので)
私とて非力ではないですからね、あと、恩を売るつもりはないですよ。唯、“人助け”しただけに違いありませんから。──それに、もしもこれを恩だと受け取ってくれるなら、恩返しとして私の務めに則りその命をくれるのですか?
(可笑しいかな、小さな笑いを零しては唯の人助けと称し。悪い笑みを浮かべる相手へと視線を向けては緩やかに目元を細め。例えそれが許される行為でなくとも敷かれた運命の綱を渡らなければならない己が志は違えど築いてきた家名を傷つけてはならないと幼い頃より教えこまれてきた故にそれは少なからず残っていて。ゆっくりと立ち上がり、ついた汚れを軽く払い落としては問い掛けてみせ)




>>33/那岐

はははっ。厳しい事やら。そうだね、確かに周りからは怒られてしまうね。
(降り注ぐ小さな小言には思わず笑いが出てきてしまい。決して馬鹿にしてる訳でもない、唯今この会話が日常的でとても居心地の良いものでその安心感を得たのと先程までの務めでの緊張がやっと解けた様な気がして面白くて仕方なくて。愉快愉快、と満足した所で断ること無く腰を落ち着かせてくれた事に嬉しく思いつつ置かれた風呂敷の大きさにやはり驚きを隠せなくて)
そうですか、梅が…もうそんな時期になりましたか。早いも──、饅頭?
(あまり表立って外には出られない。出たとしても少し人目を気にしなければいけないこの見た目は少しだけ厄介ではあるものの嫌いではなく、受け入れている。しかし周りがそうかと思えば必ずしも一致するものではなく、害があると思われてしまえば邸の者にも、そして1番には隣に座る相手へと迷惑が掛かってしまう可能性が大きい。個人的には気にしていなくともそれは必ずしもついてまわるもの。そんな自分と同じような思いはさせたくないし何しろ自由な相手にとってはこうして外へと出て色んなものを見てきて貰いたい。たまには一緒に出掛けてみたいものだが相手はそういうのは好いているだろうかと頭の隅でぼんやり思考を巡らせつつ、早先の梅の心情を心に画き中庭へと目をやれば確か梅の花は植えていなかったなぁなんて思い。今度買ってこようかなんて楽しみを考え乍言葉を紡いだも最後に至るまでに広げられたそれらに思わず聞き返し。目が点になるのもお構い無しにこれは、と手渡された煉切に視線を落とし。繊細な作りと色鮮やかなそれ、似合うかもしれないと考えて買ってきてくれた優しさに目元を緩めるようにして細めては笑みを浮かべ「どうもありがとう…、本当に──嬉しいです。とても美味しそうですね」静かに感謝の言葉を添えては見た目ながらにとても美味しそうで1口さっそく食べようかとした所で使用人がお茶を持ってきて礼を述べ)



36: 榊 海臣 [×]
2019-02-25 13:19:06


>那岐様

___嗚呼、見事なもんだ
( 対峙している賊を倒せるほど自分に力などなく、いつも烏天狗である自身の契約した妖がいたからなんとかなった。だが、今この場にその烏もいなく、だからといって目の前の賊に頭を下げたりするのも癪だ。そんな自身のプライドがために杖刀を手に大口を叩いた。さて、これからどう奴らからこの身を守るかと、酷く冷静に考えていて、何か糸口があれば自身も負けることはないだろうと足に力を入れた瞬間、目の前に現れた何者かが1人2人と賊を切り倒していく、残酷ではあるものの今はそんなことに構っている暇はない。妖力を使っている様子からまさかと目を細めてその顔を捉えると、それは葵家のそれで、まさか敵対しているお家の者に助けられたのか、引き抜いた刀を杖に戻して気を楽にしながらその者のすることを胡座をかいて最後まで見届ける。最後の1人を倒して此方を振り返る彼に貼り付けたような猫被りの笑み浮かべながら、その問いに綺麗な折り鶴を見せ上記答えて。身軽に腰を上げて、最後の1人の顔を見ては、何の目的だったのか、運の悪いやつだなとまた目を逸らし、捉えるのは相手の目で「 何か礼をしよう、俺の首でも持っていくか?」杖先を自身の首に押し当て小首傾げながら、やや楽しむように相手の返答を待ち

(/ 絡んで頂き感謝します!こちらこそ未熟者ですが、素敵な大蛇様と絡めて嬉しく思います。これから宜しくお願いします。)


>橘家当主様

街を歩くのは好きでね、歩くことも大事だろう
( 賊を前にして、特に動揺することもなく仕込み刀である杖から刀を引き抜きその辺りに鞘となる杖を放れば、どうしたものかと自分にしては意外とやる気だな、臆病者でありながら、いつもそばにいる烏がいないと強くなれるものだと、そんな心境の変化に笑みすら浮かべ、折り鶴を懐にしまい込めば臨戦態勢は整い、力強く刀を握った。その時、ふわっと上から降りてきて賊を切り倒していく狐の面を付けた者、その姿は自分の知る人物で、先ほどまでの闘志はどこへ行ったのやら落とした杖を拾い上げ、刀を静かに収めては、面を額まで押し上げ此方を見る相手へ目を向ける。相手の口からでてきた言葉は皮肉そのもので、敵対している主同士が出会って何もないわけがないとは思っていたが、自身よりも若い相手にそんな皮肉を言われれば、此方も少し苛立ちも覚え、だが、ここで腹を立てるほど子どもではないと、冷静に上記述べて。相手も1人でいるところを見ると何かここに用があったのか、自身を追いかけてきたか、思考巡らせながら疲れたとばかりに腰を下ろして蹲踞の姿勢、「 今は丁度家に帰るところだったんだが、狐も連れずにどうしてこんなところに?」懐から折り鶴取り出しては、その折り鶴を掌に乗せ見つめながらここにいる意味を問い

(/ 絡み感謝します!素敵なロルで此方がしっかり返せているか不安ではありますが、宜しくお願いします。ただの臆病者ですが、今後敵対する橘様とは色々対抗すると思いますが、此方も楽しみです!これからよろしくお願いします。)


>葵家当主様

久しぶりだな、明巳
( 目の前の賊は何用で自身の前に現れたのか、目玉を動かしリーダー格の者に目をやればその口からは、金を渡せ、と、自身の少し派手とも言える羽織りを見たの判断であろう、しかし人に金をやれるほど人間できていない上、何も見返りなく金をやれる善人でもない、仕込み刀である杖から刀を引き抜こうとするも、ここで闘争になって自身が賊をやれるかと聞かれれば少しあやしいところでもあり、いつもは隣にいるはずの烏の姿もない、はて、どうしたものかと顎に手をやり考えるそぶりをすれば、急に視界に入ってきた人物に少し肩揺らしながら、それは見知った葵家当主のもので、なぜこんなところにいるのか、なんて質問はさておきいいタイミングだとばかりに笑み浮かべ、久しぶりだと言われればそれに返すように上記告げ )
___金がほしいらしいが、生憎持ち合わせていないものでね、困っていたんだ
( 相手の問いに困り眉でいつもの猫被りな喋り方をしながら答え、賊をちらりと見れば自分たちを蔑ろに話を進めることに腹を立てた様子で、ふと、鶴が手から落ちそれを拾って貰えば素直に礼を告げ、その際賊にも見えた相手の鱗やら、賊はその姿に騒ぎ立てるものの当の本人は目もくれずに自身を引っ張る。「 そうだな、御一緒させていただこう 」頷き賊に背を向け2人で歩き出しては、勿論賊が黙ってる筈もなく自身たちに向かって走ってくるのがわかれば、相手はどうするのかと横目で見て

(/ 絡み感謝します!また、3家についてのご返答もありがとうございます。駄文ではありますが、素敵な当主様と絡めて嬉しいです。これから宜しくお願いします!)



37: 榊 海臣 [×]
2019-02-25 13:45:58


>伊鈴

そうだな、しっかり綺麗にしておけよ
( 自身の問いに答えることのない相手に目をやり、特に主人の居所が知りたかったわけではなく、1人でいる理由が聞ければいいと思っていたが、答える気のない相手にこれ以上無駄な質問はやめておこう、そう思いながら、いい度胸だ、という言葉に関しては何の自信からか、それともなにも考えていないのか、辺りの死骸見つめながら「 お前に俺はやれない 」小さく答えて。相手後ろの大木を細く長い指で触れてやれば、そこには血の跡、自身の言葉を聞いて謝罪する相手を横目に見ながら、別に怒ってるわけでもなければ、咎めようとも思っていないため、軽い口調で上記告げてやり、それにしてもこの死骸はなにがあったのかと、そちらの方が気になるのも確かで、未だ大木に寄りかかる相手の前に腰を下ろし蹲踞の姿勢で相手の目見つめて
____この者たちは?理由もなく殺生するとは思えない
( 臆病者でありながら、興味のあることはとことん追求したい性でもあり、何ら距離を取ることなく相手へ問う。相手のことを全て知っているわけではないが、殺生するだけの何かがあるのだと確信はあって



38: 那岐 [×]
2019-02-25 17:40:35


>伊鈴

(彼の平静を装った言葉になるほどを納得がいく。その言葉は同じ立場であるからこそ分かること。彼がどれほど主の存在に妖力が左右されるかは知らぬが、己も主がいることで何かと動きが制限されるのは確かで。彼はそんな不便を踏まえても橘に仕える身となった。彼ほどの長寿で高貴な妖が何故に、と少し興味を持ちつつ弱っても尚鋭さを失わない銀色の双眸を捉えて。と、少々お遊びが過ぎたか、ズンと空気が沈みどよめくような禍々しい妖気に、まるで魂を鷲掴まれた感覚に陥り此方が優位に立つにも関わらずダラリと冷や汗が伝う。彼が深手を追っていなければ殺されていた、そう思わせるほどの妖力に振り払われた手をそっと握り込み)

すまない、戯れが過ぎたようだ。……っと、その身体で無茶をするな。何も此方にあんたを襲う気はない。
(元より相手を襲う気も、怒りを買うつもりもない。実際は怒らせてしまったので其処は反省しなければならぬが、彼の怒りを残したままでは後々己の身も主の身も危ない。感情を顕にする相手を嘲笑うこともせず大人しく素直に謝れば悪気はないと視線で伝える。無理が祟ったのだろう、体勢を崩す相手に気付けばそっと肩に手を添え支えてやり。「すぐ解いてやる…、主の元へはその足で帰れるな?」と彼の整った顔立ちが歪むのが見られるのも後々ないだろうなとほんの少し惜しく思いつつ、呪符へと手をかける。まさしくその印を解こうとしたとき、またズンと空気が沈む。相手と同等か少し劣るくらいの妖力、これは牛鬼だったか。その気配がもの凄い速さで此方へ向かってくるのが分かり周りの木々が風でざわめき立ち。「どうやら今のあんたの妖力を察して食いに来た奴がいるようだな…、全く好奇心で下手に動くものではないな」と此処へ来た自分の判断を少し後悔しつつも良い退屈しのぎにはなりそうだと微かに口端を上げる。さて、彼は戦力に成り得るか、それともとんずらされるか、予想も付かぬがすっと呪符を解くと彼を背後に此方へ向かってくる妖怪を待ち受けて)



>明巳

(呑気に笑う相手にまた小言を零しそうになるのを堪え短く息を吐くも、常の流れなので逆に落ち着いてしまっている自分もいて。そんな自分に内心随分絆されてしまったなと呆れつつ、彼の言葉に耳を傾け彼が一言二言喋る間に饅頭を二個、四個を口の中に放り込み胃袋に収めていく。煉切を見た反応は上々、やはり鮮やかな甘味に似合う彼の微笑みはそれこそ花咲くようで綺麗な梅の煉切も今は見劣りしてしまう。彼がこの菓子を口にしたときどんな表情をするだろうと密かに期待していると、お茶汲みという横入り。使用人が去り際に此方を咎めるように見てきたのは、恐らく主の隣りに座るなど不躾だと言いたいのだろうが素知らぬふりをしてまた饅頭を口に放り込んで)

それを食べ終えたら真の梅でも見に行くか?…町へ降りずとも森の中にも自生しているし、其処の方が人目もなく落ち着けるだろう
(先程相手が中庭に目をやっていたことを思えば、やはり菓子などではなく本物がいいのかと思案し、上記を平常通り抑揚のない物言いで提案してみればちらりと表情を窺う。その間にも風呂敷の上につまれる饅頭の山は低くなっておりいつの間にやら三分の一ほどまでに減っていて)



>榊殿

(まるで見世物でも見るような余裕で胡座をかきだした相手は少々気に食わないが今は目の前の賊への恨みが勝るため、それについては咎めずに最後の一人が白目を剥いて動かなくなったのを確認すると刀を引き抜いて血を払い鞘に収めて。そうして彼へと目を向け汚れのない鶴とその作り笑顔を見やり何か見透かすようにすっと目を細める。実際彼の事はよく知らないが、その作り笑顔でさえも様になって見えるのは彼の整った顔立ちのせいか、当主である人徳か、どちらにせよこの惨状を見ても動じないのは流石である。増して続く言葉は此の場を楽しむ申し出と戯言。此方が本気になれば契約した妖がいない主など殺ろうと思えば殺れるというのに、まるで此方が彼自身の首を取らないと分かっている言い草。実際そうなのでやはり彼は曲がりなりにも当主としての威厳を持っているようだと一人分析しては、距離感を保ったまま彼を見据えて。「 礼はいらぬ。之は己の私心で殺ったまでのこと。あんたの為じゃない。それに俺の主はあんたの首を持ち帰った所で喜びはしないだろう 」と淡々とした声色で少々当主に対しては不躾な態度を取りつつも今はそれを咎める我が主もいないため特に気にせずに。憂さは晴らした、さっさとお暇しようと思うがふと帰ってもどうせ暇なことを思い出す。ちらりと相手を見ては少し思案した後「 礼をと言うのならば、あんたの邸を一度お目にかかりたい 」と裏も何もなく他の当主の暮らしぶりがどんなものか興味本位で申し出て)



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