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野良犬達の冬(SF/ディストピア/シリアス/若干ファンタジー要素あり)/44


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自分のトピックを作る
25: エフィミア [×]
2024-11-16 02:12:12

>主様

(/参加許可に加えてお褒めの言葉まで頂き、こちらこそ誠にありがとうございます!
絡み文を出させていただきますね。よろしくお願いいたします!)



>all


【旧魔法都市跡】

(かつて魔法の研究が盛んに行われていたその都市は、今や残骸の折り重なる廃墟と化した。しかし全てが失われた訳ではなく、よく探せば研究の成果である遺物や書物が見つかる事があり、それらは価値ある物として多くの者に積極的に回収されている。エフィミアも書物を回収しようとしている者達の一人だった)

意外と見つかるね…

(都市が健在だった頃は、研究者の住居として活用されていたと思われる廃墟の1階、その隅の小部屋にエフィミアはいた。室内は焼け焦げた棚や燃え残ったページの切れ端、細かな灰があちこちに散らばっており、かつては書斎だった事が読み取れた。部屋の中を探ると、残骸の下や灰の中からまだ読めそうな状態の本が3冊見つかった。この部屋の惨状なら1冊見つかれば十分と考えていただけに、その予想を上回る収穫があった事に驚きと嬉しさが混ざった呟きを漏らして。3冊の本を大事に左手で抱えて部屋を後にし)

うん、結構良いかも

(同じ廃墟内の間取りが広い部屋、おそらく居間だったと思われる場所に戻り、ちょうど良い高さの瓦礫に腰掛けて膝の上に本と杖を置く。一番上の本のページを軽くパラパラと捲り、それが魔力制御に関する内容だった事を確認すれば、少し明るい声を出して)

26: つぎハギ [×]
2024-11-18 06:04:55

>24 金猪様

【旧魔法都市跡】

……?通知が来ている?ああ、なるはど(ふとスマホを見ると仲間からの通知が入っていた。どうやらM&A社部隊が接近しているらしい、おそらくリボルバー片手に死んだ奴を追ってきた掃討部隊なのだろう。つぎハギはスマホで″了解。先程、絶命したアルゴル兵を発見したが、おそらく奴を追ってきた掃討部隊の可能性がある。引き続き監視を頼む。俺の推測が間違ってなければ、奴らは派手な色をしているだろうから発見しやすいはず。″とメッセージを送信する。M&A社はこの星で最も最強の組織、元軍人どころか、闇バイト感覚で応募してしまった一般人の疑惑がある末端の兵士はM&A社の威を借る狐の如く白や黒、はたまたもっと派手な色を使って自分達は強いと誇示しながら自己顕示と威圧を行い、己の弱さと不安を隠そうする光景をつぎハギはよく見てきた。M&A社のテリトリーで敵の残党を狩るだけの掃討部隊、しかも死にかけ哀れ男を殺すだけのリスクの低い仕事は末端の兵士に押し付けるだろうと彼は推測しているが、この推測は必ず当てはまるとは限らない)

……(一回メッセージを送信した後もつぎハギは続けて″だが、身の危険を感じたらすぐにその場を離れてほしい。あくまで自分の命が一番と考え、無茶しないでほしい″と送信する。掃討部隊は末端の奴らしかいないと結論付けたが慢心は決して出来ない。M&A社の装備は末端の兵士でも充実しているし、思わぬ乱入者によって状況が悪化するかもしれないと全ての可能性を考慮しなければならない。金猪の実力が高い事はつぎハギも知っているものの、くれぐれも無理をしないように伝え)

(/こちらこそ、よろしくお願いします!もし、質問等がございましたらいつでもご相談ください。)

(/質問ですが、金猪様の絡み文は金猪様、ジズ様、つぎハギの三人がいる状況なのでしょうか?)


>25 エフィミア様

【旧魔法都市跡】

!?……マジかよ!?(人生に一度は間が悪いと感じる時があるかもしれない。野良犬の如く、都市を徘徊して広場にやってきた時に着陸しようとする2機のティルトロータと1機の大型輸送機タイプの垂直離着陸機と鉢合わせしてしまったつぎハギも同じように感じただろう。彼は慌てて逃げた先に偶然、騎士団が物資補給用に掘った穴へとつながるハッチがあったので駆け込むように入りこんだ。ハッチの隙間から様子を伺うと任務を終えてきたのだろうか?M&A社の重装備兵が完全な統制のもとで俊足に動き、多数の人型機動兵器とクモによく似た多脚戦車が整然と並ぶ光景は無駄な動きが一切なく、この部隊がかなりの手練れの連中ということだけは理解できる。重装備兵達の装備も最新のもので軍服の色も瓦礫まみれの市街地に擬態できるようにモノトーン色の都市迷彩を施されており、派手な色を好む末端の兵士とは見た目からして明らかに違う。この部隊の異質さにつぎハギも驚きを隠せず)……あいつら何だ?相当な手練れだが……

特殊部隊員「隊長、こちらブラボー1。最優先目標のHVI(敵司令官)を無傷で確保。5名のHVI(敵将校)も無傷で拘束。回収目標のパッケージ(コンテナ)とインテル(書物)も無傷で確保しました。全てのターゲット(作戦区域内にいる全てのアルゴル兵)を排除。全隊員無事、損害ゼロ。次の指示をお願いします。」(着陸した輸送機の周辺に集まる兵士達の中でモノトーン色の都市迷彩が施された巨大な兵器がゆっくりと姿を現す。全身を覆う装甲は光を吸い込むように鈍く輝き、各関節には白と黒のラインが走っている。操縦者の動きを忠実に再現し、まるで自分の体の一部であるかのようにしなやかに動作するその姿は、見る者に圧倒的な存在感を与える。この兵器はスカベンジャー達から″アームスーツ″と呼ばれ、持っている巨大な銃器は生身の人間が弾け飛ぶ程の高い火力を持つ恐ろしい武器だ。しかも熟練の軍隊に支給されるような最新のモデルなのでRPGに平気で耐えられる頑丈な装甲を持っている。周囲の状況を冷静に見渡し、アームスーツの目の前に駆け寄った兵士が敬礼して報告するのを短く頷いて聞いている様子から隊長格であるのは間違いないだろう。兵士の報告は状況を簡潔かつ分かりやすく伝えていて、喋り方からも上下関係が明確で規律正しく、高度に組織化された集団を思わせる。そして、何よりも報告で独特な専門用語と略語を多用している所からこの部隊は元アメリカ軍特殊部隊で間違いないだろう。彼らの正体を知ったつぎハギは恐怖で身震いしてしまい、見つからないように思わず祈ってしまい)嘘だろ……元アメリカ軍特殊部隊の連中かよ……どうか、見つかりませんように。

特殊部隊長「よし!全隊、撤収作業にかかれ!慢心するな、生きて全員帰ることを最優先だ!」(報告を聞いた隊長は輸送機の後部ハッチが開いていることを確認すると自分のアームスーツに備わってる通信機を通じて全隊員に撤収を命じる。命令を受けた隊員達は即座に動き出し、昆虫でいう腹部にあたる部分の格納ポッドに拘束した人間を詰め込んだ多脚戦車6機、書物の入ったダッフルバッグを背負う隊員、周囲を警戒していた他の隊員の順で輸送機に乗り込む。上空から複数のティルトロータが飛んでいたが、あの中のどれかにコンテナが積んであるのだろう。撤収作業は3分もかからない短い時間だったが、ハッチに隠れるつぎハギにとっては途方もない時間に感じた。最後に残った隊長は全ての撤収作業が終わったのを確認すると通信機を通じて上層部に任務を終えたので帰還すると報告し、輸送機に乗り込む。隊長が乗った後、輸送機は後部ハッチを閉じて飛び去っていき)


くそ……芝刈機感覚で命を刈ってやがるな……(輸送機が飛び立って消えていくのを確認した後、ハッチから飛び出して広場を脱出し、特殊部隊が活動していたであろうエリアに言ってみるとおぞましい光景が広がっていた。街の通路を埋め尽くすゴロヴァ・デモナの傭兵の遺体、建物内も同じ亡骸がたくさん転がっており、戦闘車両と兵器も無残に破壊されていた。まるで雑草を刈る芝刈感覚で殺しているような感じがして、殺されているのが敵ながらも少し気分が悪くなる。犯人は先程見掛けた特殊部隊の連中だとすぐ分かり、上空を見上げると皆殺しにした犯人達が乗っているティルトロータ数機が飛び去っていくのを目撃した。スカベンジャーとしてはこの上ない絶好の機会だが、広場で肝を冷したのと皆殺しにされた悲惨な現場を見たつぎハギは少し漁って早めに脱出しようと決めて)他の奴にとってはチャンスかもしれないが、俺はこんな場所に長居したくない、さっさと脱出しよう。


……誰もいない(地獄のようなエリアを脱出し、しばらく探索しながら進んでいたが、スカベンジャーや騎士団どころか敵兵が一人もおらず、唯一見掛けた動く物は雲ひとつない青空と朝日を楽しむかのように徘徊しながら浮遊している呑気なM&A社の偵察ドローン一機だけだった。敵兵がいないのはさっき見掛けた特殊部隊によるものか、このエリアで兵士を派遣するほどの価値がなくなった理由からと考えてみたが、答えが出なかったので気にしない事にした。野良犬である自分が真実を確かめる方法なんてないのだ。自分に出来ることは朝日が当たり、ノスタルジーを感じさせるこの廃墟の街を進んで生きることだと言い聞かせて探索に戻る)

……ちょっと、疲れた(青空の下で瓦礫と兵器の残骸を掻き分けて魔法都市の探索を続けるが、収穫はあまりない。ここは魔術の研究をしている者達が住むエリアのはずだが、侵略戦争の影響と保存状態の悪さによって売り物にならない魔術本が多く、見つけたのは侵略前の魔法学校で新入生向けに配布された魔術の教科書は二束三文にしかならず、期待していた程の成果が挙げれなかった。誰もいない廃墟では風の音しか鳴っておらず、つぎハギは自分が一人だけの世界で遭難して放浪しているのではと錯覚する程の孤独な空間は特殊部隊がいたエリアで疲弊していたつぎハギの体力を奪っていく。疲れが溜まっていると感じた彼は予定より早く休憩をとる事にした。休憩できそうな場所はどこか見渡してみると住居らしき建物を発見し、疲れていたからか重い足取りで歩く。廃墟の入り口についた彼は念のためにリボルバーを取り出し、周囲を警戒しながら建物内に足を踏み入れよとしているが、疲労感のせいなのかつぎハギはエフィミアの存在に全く気付いていないようで)……この建物なら、丁度いいな。

(/こちらこそ、よろしくお願いします!もし、質問等がございましたらいつでもご相談ください。)

(/導入が長くなりすぎて長文になってしまいました。すみません)

27: スチールドッグ [×]
2024-11-20 19:29:29

【緊急速報】

[M&A社の見えないヒエラルキー及びその他報告について]

スカベンジャー各位

日々の業務お疲れ様です。最近、M&A社によるスカベンジャーの被害が増えています。 多くは他勢力との戦闘に巻き込まれたものですが、貴重な物品を狙って挑んで返り討ちに遭うケースも少なくありません。 そこで、皆さんの業務に役立つように、M&A社の傭兵についてまとめましたので参考にしてください。

M&A社は社員を平等に扱っているとしていますが、実際には

[特殊部隊] ≧ [主力] > [一般] > [水夫]

というランクがあり、格差があるようです。

[水夫(すいふ)]
奴隷貿易時代、奴隷船で働く水夫(船乗り)達は奴隷よりも悲惨な扱いでした。商品である奴隷の代わりに暴力を振るわれ、経費削減のために食事を減らされ、病弱になれば海に放り出されるか、アメリカ大陸に放置されました。
経営陣から″水夫″と呼ばれ、死ぬ前提で雇用された傭兵達です。貧困、借金返済、出稼ぎ、嘘の募集に騙された、闇バイト感覚等様々な理由で応募した人々で従軍経験のない一般人が非常に多いです。
必要最小限の訓練で投入される水夫達は大抵は捨て駒として見捨てられる、運が良くて子供の使い程度の仕事しか任されません。脱走しても過酷なこの星での生存は殆ど不可能で理不尽な命令に従うしかありません。
武器はそれなりに提供して貰えるのだが、支給される軍服は黄色などの派手な色しか用意されていない。理由は一目で消耗品兼囮だと判断でき、巻き添えになっても死んでも問題ないことから上のランクの兵士が任務を遂行しやすいようにするためだそうです。M&A社の社内ルールだと巻き添えで水夫を殺すことは経費削減の観点で非常に推奨される行為とされています。

[一般兵]
元軍人や元警察等の戦闘経験や訓練を積んでいた者達が多く、戦力として採用されています。水夫だった者が、多くの成果を上げて特別に昇格した場合もあります。
一般兵以上のランクは識別コードが埋め込まれたチップが体内に埋め込まれており、AIが常に監視しています。このシステムにより、この兵達はM&A社から味方と判別されます。一般兵以上を誤射した場合、責任者には厳重な処分が下されるため、比較的安全に任務を遂行することができます。
一般兵には2000年代の欧米諸国の軍服や装備、旧式ドローンが支給されますが、最新のM&A社の装備と比べると心許ないです。陣地構築、雑用、汚物処理、死体回収とその処理など面倒で嫌な仕事をよく押し付けられます。そのためかストレス発散目的で水夫達に暴力を奮う光景が多く見られます。
このランクまでがスカベンジャーが勝てる相手としての限界ラインです。それ以上のランクに挑むのは非常に危険です。
M&A社の活動範囲ならばどこにでも目撃することが出来ます。

[主力兵]
M&A社において花形とも言えるポジションです。一般兵から昇格することがありますが、殆どはスカウトで現役の職業軍人や他の民間軍事会社から引き抜いた人材も多く在籍しています。
主力兵クラスになると経営陣から可愛がられる存在となり、待遇が一気によくなります。高度な訓練ができる訓練所、最新医療設備、リラクゼーション施設等アメリカ軍と同等またはそれ以上の豪華で充実した設備や高い給与、手厚い福利厚生などが存在します。
主な任務である侵略活動が達成できるためにM&A社を代表するような近未来的で強力な武装と装備が支給されます。中には頑丈なパワーアーマーに身を包んだ者や戦闘用パーツで全身を義体化したサイボーグ兵も所属しているので全般的に戦闘力が高いです。
近未来の機動兵器やステルス爆撃機などの強力な兵器も運用しているので主力兵を相手にするのは非常にリスクが高く、推奨できません。スカベンジャーが返り討ちにされる事案は大抵、主力兵士との戦闘によるものとされています。
嘆きの古城、紅炎平原、巨大都市遺跡で目撃例があり、激戦地ならば遭遇する可能性が高くなります。

[特殊部隊員]
このランクになると企業機密により秘匿されています。スチールドッグや騎士団の情報力では完全に把握できておりません。
以下の情報は噂や予測の域を出ないものなので間違っている可能性があります。
このクラスでは予算が予算が湯水のように使え、待遇も主力兵よりも良いとされています。
アメリカ軍に所属する現役の特殊部隊を丸ごとスカウトした言う噂は有名で欧米諸国の特殊部隊に対しても同様のスカウトをしていると言われています。
市街戦を専門とする部隊や山岳での戦闘が得意な部隊などそれぞれに特化した部隊が多数所属しており、任務に応じて適切な部隊が担当し、高い任務達成率を誇っているとの噂です。
目撃例がそれなりにあるだけで装備と保有兵器の情報がありませんが、非常時以外の戦闘は避けて、すぐに退避してください。

[M&A社の兵器に関して注意喚起]
傭兵との戦闘以外でも、M&Aの兵器によるスカベンジャーの被害が増えています。代表的な兵器を挙げて注意喚起したいと思います。 業務に支障が出ないように、他のスカベンジャーにもこの情報を共有してください。

[エコロジスト]
惑星の侵略を早期に終わらせてきた実績から戦争の泥沼化による資源の無駄遣いを阻止し、環境(地球)保護に貢献しているというジョークからエコロジストと名付けられ、全高60mを超える無人の人型機動兵器です。
左腕には40mm機関砲2門、右腕は120mm口径のキャノン砲、そして右肩は対艦ミサイル又はナパーム弾(焼夷弾)が内蔵されています。メインの武装は左肩から展開される高威力のプラズマ砲で頭部の視覚センサーとレーザー照射の二重捕捉式で高精度の射撃が可能で航空機を破壊した実績を持ちます。高度なAIの性能で偏差打ちや攻撃支援も可能とも言われています。
光学兵器によるミサイル・ドローン迎撃システム、高度な電子戦装備等の防衛装置を持ち、王国で高名な大魔導師の自己犠牲による大爆発を受けても足を損傷しただけで耐えてしまう頑丈な体を持っています。
脅威度の高い敵を優先的に抹殺するプログラムを打ち込まれているため、避難民や脅威とされていないスカベンジャーは基本的に無視しています。
ただし、自分と随伴する部隊が攻撃を受けると脅威とみなして排除しようとし、全力疾走やジャンプが出来る程の高い機動力を持つため逃げ切るのは至難の業です。
対処方法は絶対に刺激したりせずに静かに退避してください。
旧魔法都市跡や紅炎平原、嘆きの古城で目撃情報があり、劣勢になったM&A社の傭兵を支援するため戦線に投入される場合があります。

[エコロジストの屈辱]
王国の半年間に渡る激しい抵抗だけではなく、大魔導師の自爆によってエコロジストが損傷したことで屈辱を味わわされたM&A社の経営陣は激怒し、王国に対して報復攻撃を行いました。
女王のいる城と王都で量産されたエコロジスト3機とM&A社の最高勢力が投入され、破壊と殺戮が行われました。女王を殺したのもエコロジストの焼夷弾によるものとされています。

[自爆型ドローン群(スウォーム)]
30cmの大きさ自爆型ドローンが上空で羽虫のように群がっているのが特徴です。M&A社以外の存在を発見すると一斉に突撃して自爆し、一撃の威力は低いものの物量の力で相手を無力化させます。
マイクロドローンに襲われた時のために遮蔽物か対ドローン装備の使用を強く推奨します。
殆どの戦場で目撃され、スカベンジャー達の身近な脅威となっています。

[アームスーツ]
操縦者の動きを忠実に再現し、まるで自分の体の一部であるかのようにしなやかに動作ができる人型機動兵器です。装甲はメーカーによって様々ですが、米軍の最新式アームスーツはRPGに耐えるものがあります。武装も自由にカスタマイズできるのが魅力でM&A社の主力兵達が好んで使用する兵器です。
旧式のアームスーツならば、仕掛け爆弾や奇襲で破壊したスカベンジャーがいますが、リスクが高く推奨できません。旧式と最新式のアームスーツを完全に区別をするには専門知識が必要となり、慎重な行動が伴われます。
嘆きの古城、紅炎平原、巨大都市遺跡で目撃され、主力兵と同じく激戦地でよく出現します。場合によっては旧魔法都市跡で活動する事が稀にあります。

[ガンシップ]
3つの独立した大きな推進ノズルを持つエンジンと高度な飛行制御システムによって複雑で柔軟な機動力を手に入れて、ローターを持たない戦闘ヘリとして活躍しています。
20mm機関砲2門と地対空ミサイル、ロケット砲が備えられており、地上で活動するスカベンジャーの脅威となっています。対空装備をもたないスカベンジャーは発見されないよう慎重な行動が求められます。発見されたら煙幕を炊くなどを行って時間を稼いで退避してください。
旧魔法都市跡、巨大都市遺跡で目撃され、主に市街地で活動しています。

[多脚戦車]
平地では最強を誇るM&A社の戦車ですが、市街地や山岳地帯では本来の力を発揮できません。そこで戦車の代行として6本足とクモのような形が特徴の多脚戦車が実戦投入されました。
輸送任務に適した輸送型と火力特化の戦車型の2種類が存在します。
輸送型は昆虫でいう腹部にあたる部分が格納ポッドになっており、物品回収、要人捕獲などの幅広い任務に対応できる設計になっており、装甲も戦車型より頑丈になっている。その分、機動力が戦車型よりも劣ってしまい、武装も7.62mmチェーンガン、グレネードランチャーと対人に特化した装備となっています。
戦車型は誘導ミサイルを妨害するジャンミング装置、フレア弾の防衛装置や12.7mmガトリングガン、120mm戦車砲の武装で輸送型よりも火力に特化していますが、M&A社の戦車と比べる火力や防御面で大幅に劣っています。ですが、市街地や山岳地帯において高い機動力は戦車型の最大の武器でしょう。
格納ポッドの物質を狙って輸送型を襲撃するスカベンジャーが多くいますが、強力な護衛の存在を忘れないでください。大抵返り討ちにされる可能性があります。戦車型は強力な存在ですが、装甲がM&A社の戦車ほどではないので対戦車ミサイルや部位によっては対戦車ライフルも効果的です。
戦車型は嘆きの古城、旧魔法都市跡、巨大都市遺跡で目撃され、主に市街地や山岳地帯で活動しています。輸送型は目撃例が少なく、珍しい存在とされています。

[クリケット]
英語でコオロギという名前で見た目が二本足で立たせたコオロギのような姿から。
自律型AIで制御されていますが、兵士によるリモート操作も可能です。索敵と機動力に優れていますが、電子戦は得意で単純な機械ならば遠隔で自由に操作できる一方、防衛はエネルギーシールド(バッテリーの問題で長くは攻撃を防げない)に頼っているためか装甲は装甲車程度しかありません。戦闘不能になった場合は鹵獲防止のために自爆措置をとるためパーツの回収は困難です。
アークガンや12.7mm重機関銃、小型誘導ミサイルポッド、内蔵された自爆型マイクロドローンの強力な武装を備え、ゴロヴァ・デモナの対処で手一杯の主力兵に代わり報復活動を行います。女王の死後、潜伏していた王国親衛隊とM&A社専門に狩っていたスカベンジャーが犠牲となっています。
3機体制で行動し、M&A社が作成した抹殺リストに従って標的を追跡し、抹殺を行います。標的の仲間だと認識されない限りは無関係な人間に対して受動的ですが、巻き添えによる危険があります。
ターゲットにされた方はクリケット撃退も可能ですが、大抵の場合は抹殺されるので無関係な人間を巻き込まずに一人で行動してください。
自分の友人が標的にされても助けないで自分の命を優先してください。


皆さんの安全を守るために、これらの情報をしっかりと把握し、業務中に注意を払ってください。また、他のスカベンジャーにもこの情報を共有し、協力して安全を確保しましょう。

スチールドッグより

28: スチールドッグ [×]
2024-11-20 19:44:37

>24 >26 金猪様

【旧魔法都市跡】

……?通知が来ている?ああ、なるはど(ふとスマホを見ると仲間からの通知が入っていた。どうやらM&A社部隊が接近しているらしい、おそらくリボルバー片手に死んだ奴を追ってきた掃討部隊なのだろう。つぎハギはスマホで″了解。先程、絶命したアルゴル兵を発見したが、おそらく奴を追ってきた掃討部隊の可能性がある。引き続き監視を頼む。俺の推測が間違ってなければ、奴らは派手な色をしているだろうから発見しやすいはず。″とメッセージを送信する。M&A社には水夫と呼ばれる人々がいる。彼らは様々な理由でこの星に連れてこられ、昔の時代にあった奴隷船の水夫(船乗り)たちのように奴隷以下の扱いを受けている。水夫達の服の色は赤などの派手な色が多いが、これは奴隷以下である水夫の証。派手な色は囮として敵兵達の射撃の的になってもらうためと誤射や巻き添えにしても問題ない兵士と一目で区別するための2つの理由がある。M&A社のテリトリーで敵の残党を狩るだけの掃討部隊、しかも死にかけ哀れ男を殺すだけのリスクの低い仕事は水夫達に押し付けるだろうと彼は推測しているが、この推測は必ず当てはまるとは限らない)

……(一回メッセージを送信した後もつぎハギは続けて″だが、身の危険を感じたらすぐにその場を離れてほしい。あくまで自分の命が一番と考え、無茶しないでほしい″と送信する。掃討部隊は水夫達しかいないと結論付けたが慢心は決して出来ない。M&A社の武装は水夫でもそれなりに充実しているし、思わぬ乱入者によって状況が悪化するかもしれないと全ての可能性を考慮しなければならない。金猪の実力が高い事はつぎハギも知っているものの、くれぐれも無理をしないように伝え)


(/つぎハギのロルにM&A社の水夫(末端兵士)が派手な色の軍服を来ている理由に整合性がとれない描写がありましたので修正いたしました。これも自分の設定が曖昧だったせいです。お詫び申し上げます。)

29: スチールドッグ [×]
2024-11-22 20:03:06

(/募集上げです。質問や感想だけでも全然いいのでお気軽にお声掛けください。)

30: つぎハギ [×]
2024-11-23 04:24:26

>all

【嘆きの古城】

思った通り、ここはとんでもない場所だな。仕事を断るべきだったか(かつて繁栄を極めた王国の城は侵略者によって廃墟同然まで破壊され、ゴロヴァ・デモナの要塞にされた嘆きの古城。ここではM&A社とゴロヴァ・デモナによる激しい銃撃戦が繰り広げられていた。戦場となった古城内でつぎハギは2つの陣営が争っている隙に騎士団から回収するように頼まれた依頼である古の魔導書を盗み出そうとしていた。危険すぎるから最初は断ろうとしたが、あの書物が奴らに渡ったらこの星だけではなく、もっと多くの星が侵略達に貪られてしまうと熱心に説得されて折れてしまったのだ)

特殊部隊員「こちら、ブラボー1。HVT(古の魔導書)を視認。追跡を開始する」
……!?ヤバい!(銃弾が飛び交い混沌を極める戦場で敵兵らの目を掻い潜り、ゴロヴァ・デモナの司令室から魔導書を回収して逃げることに成功したものの帰り際でアルゴル兵と銃撃戦を繰り広げていたM&A社傭兵に発見されてしまう、しかも最新の武装と傭兵達の喋り方からM&A社の特殊部隊であることが判明した。つぎハギは恐怖で固まりそうになる自分を抑え、そのまま廊下に向かって走り去ったが、都市迷彩を施されたアームスーツに身を包んだ特殊部隊の一人がつぎハギの後を追いかける。機動力の高いアームスーツに捕まることを覚悟していたつぎハギだが、後ろを見てみると追いかけてくる様子はない。城の大広間についた後に周囲を見渡したが、追いかけてくる存在はおらず、彼は逃げ切ったとホッとひと安心をする。それもつかの間、グレネードの弾が飛んで着て爆発し、つぎハギは爆風で転倒してしまう。高台から降りてきたのは彼を追跡していた特殊部隊員の一人、先回りして待ち伏せていたのだ。起き上がろうとするつぎハギを特殊部隊員は思いっきり蹴り上げる。人間の力を大幅に向上させるアームスーツの蹴りはつぎハギをサッカーボールのように跳ね上げて壁に激突させる。壁が崩れて大きなくぼみが出来ている様子から凄まじいパワーであることは間違いなく、義体化した体の彼でも重傷を負い、激痛で動けなくなっていた。自分の悪運が尽きたことを自覚し、己の死を悟る)俺も……こ……ここまでか


特殊部隊員「やっと、大人しくなったか」
特殊部隊員「HVTを発見。ん?このドッグタグは?……なるほど、元海兵隊員か」(逃げたつぎハギが虫の息になったのを確認すると、特殊部隊員は彼が手に持っていた魔導師を見つけるため周辺を捜索する。無事に目的の本を見つけ出したので連絡を入れようとしたが、気になる物を見つけた。よく見ると米軍のドッグタグが落ちており、海兵隊所属であることがある。特殊部隊員はこの持ち主がつぎハギで海兵隊に従事していたが、スカベンジャーとかいうゴミ拾いをする浮浪者になったと想像するのは容易かった)


特殊部隊員「フッ……随分と落ちぶれたもんだな。だが安心しな、すぐ地獄に送ってやるよ」(重いケガで弱ったつぎハギは汚い野良犬を見るように見下ろすアームスーツを見ていることしか出来ない。特殊部隊員は人生に失敗した間抜けな海兵隊と鼻で笑いながら巨大な銃器をつぎハギに向けて、引き金に指をかける。アームスーツが装備している銃火器は自動車をスクラップにする程の火力を持ち、銃撃をうければ体の原型はとどめないだろう)


31: エフィミア [×]
2024-11-23 19:08:53

>主様
(/返信が遅れて申し訳ありません!リアルで思うように時間が取れず…。今は少し時間が出来たので、これからはもう少し早く返信できると思います。ごめんなさい)


>26 つぎハギ様

【旧魔法都市跡】

続きは帰ってから読もうかな…

(続けて他の2冊の本を走り読みし、それらも有益な内容だった事を確認すれば、満足げに呟いて。
エフィミアは売る為ではなく、学ぶ為に魔術の本を探している。それはより強い魔法を扱えるようにする為であり、仲間を守る為である。しかし魔術の本は数が少なく、見つかったとしてもページが欠落して読めなかったり、初歩的な内容が記された初心者向けの物であったりと、当たりと呼べる物が見つかる確率は低い。スカベンジャーが販売している事もあるが、彼らもその価値をよく分かっているようで上級の内容になる程値段が高い。エフィミアの所持金はそれ程多い訳ではないので、高い魔術書を何冊も買うことは出来ない。よってリスクを負ってでもこの旧魔法都市跡に訪れ、書物の回収を行っていたのだった)

…っ!?

(しばらく本の表紙を撫でていたが、微かではあるが足音のようなものが聞こえ、思わず体をびくりと震わせて。しかしすぐに気持ちを切り替えると、本を全てローブのフードに仕舞い、立ち上がって杖を構える。偶然誰かが入ってきたのか、または誰かに尾行されていたのか。どっちにせよ、油断し過ぎていた。本が3冊も手に入ったので、気が緩んで周囲の警戒を怠っていた。しかし今は自省する時ではなく、目の前の脅威に対象するべきだ。音のした方向に杖の先端を向ける。何かあれば、即座に攻撃魔法を放てるように準備して)

32: つぎハギ [×]
2024-11-25 03:33:52

>31 エフィミア様

(/こちらこそ、急かすの用な感じになってしまってすみません。リアル優先で無理をなさなくて大丈夫です。置きレスで全然OKですよ!)

!?待ってくれ!俺は敵じゃない(中に人がいる事に気付いていないつぎハギは愛銃を構えて慎重に進んでいく。廃墟の中の様子はボロボロながらも何かしらの居住地だったことは伺わせ、居間なのだろうか間取りの広い部屋に入ろうとすると杖を構えて臨戦態勢をとる1人の少女がいた。意表をつかれて驚いてしまったが、よく見るとローブを着用して魔法を使える杖を持っていることから彼女は魔術師であることは明白で、自分の認識では魔術師がいるのは黎明の騎士団しかいないのでこの子は騎士団の所属で自分の敵じゃないことが分かる。つぎハギは持っていたリボルバーをゆっくりと床に置き、両手を挙げて自分は敵意がないことをアピールし)

33: 労働 [×]
2024-11-25 11:57:01

(/参加希望です。参加しても良いのですか?)

34: つぎハギ [×]
2024-11-25 12:18:58

>33

(/もちろんです!現在はスカベンジャー組織のスチールドッグと黎明の騎士団のメンバーを募集しております。いつでもPFをお待ちいたしますね。)

35: 労働 [×]
2024-11-25 15:17:54

/(ご返信ありがとうございます。点検よろしくお願いします。)



「獲物はなるべく生かしておいて欲しいものです。いわゆる人道の問題がありますからね」

[名前] 腸詰のオーウェン

[年齢]28

[性別]男

[所属] 黎明の騎士団

[出身と種族]
土着/人間

[容姿]
2mの大男。そして全身が、鹵獲した最新兵器の装甲や部品を素材として再構成した硬質なアーマーで覆われており、その機械質な姿からは人間味を感じさせない。アーマーには全身の関節部に沿って青い蛍光線が綺麗に走っており、暗闇の中でも淡く光り輝いている。体に引き続いて無機質な装甲は頭部をも覆い尽くし表情を読み取る余地をなくすが、頭部の両側にはZ状に長細い溝が刻み、そこからは長く伸ばしたもみあげが地面まで垂れている。
垂れているのはもみあげばかりではない。肩や腰などには、これまで殺してきた敵の腸が非常に丁寧に手入れがなされた状態で垂れている。

[魔法]

-棘棘魔法
触れたありとあらゆるものを棘棘に変化させることができる。魔力の消費に応じて、その範囲は広くなり、地面や壁なども棘棘にすることが可能。

-メタモルフォーゼ
非常に高度な演算に基づいて物質を融合・変形させる工学魔法。かつては錬金術とも呼ばれていたらしい。

[備考]
黎明の騎士団の武器製造者。いつも忙しそうにメカをいじっている変わり者。
M&A社の大襲撃に怒り絶望すると同時に、その凄惨な破壊と爆発を見て涙を流しながら感激した学者。
彼らの高度なテクノロジーに対し、さらなる文明の高みへの可能性を感じており、そのためならば手段を選ばず無鉄砲、冒険的な行動を取ることもしばしばある。冷静でありながら、常にこの情熱を秘めている。

開発した武器や装備を試す””ラット””を常に必要としており、組織には敵はなるべく殺さずに生かしておくことを密かに要請している。(なかなか叶っていない)
レジスタンス活動の食糧不足の中でも、被験体であるラットの食糧にきちんとしたタンパク源を摂取させるため、他の死んだラットから肉片や臓物を回収して保存している。

36: スチールドッグ [×]
2024-11-25 17:09:01

>35 オーウェン様

(/素敵なPFありがとうございます。とある漫画の某ボンクラ仮面を感じさせる超ポジティブ人間でかなり個性を感じました。)

(/棘魔法はかなり応用が効くので素晴らしいですね。人海戦術を使ってくるゴロヴァ・デモナの捨て駒やM&A社の水夫と一般兵に効果的でしょう。ただ、使い方次第でなろう系主人公のような無双してしまいコンセプトからずれてしまう可能性があります。例えば、触れた人間(義体化していない生身の部分)の体やアームスーツなどの装甲の固い敵の機体を一瞬で棘に変えて内部破壊する等のまるでザラキのような一撃必殺技による無双を懸念しているのです。漫画の鋼の錬○術師みたいな棘魔法の使い方なら全然問題ありません。アームスーツなどの強敵に対する時間稼ぎになりそうで面白い能力になりそうだと思います。)

(/約束して欲しいのは人間の生身の部分のような有機物は変化できない、チタン合金等のM&A社が装甲や防壁目的の軍事用に開発した金属は棘に変化させるのに時間が大幅にかかる(地面や壁に使われている建築資材、鉄製の民生品等のありふれた素材なら一瞬で棘にする事が可能)などの制約をもうけていただけるのを約束してほしいです。もし、承諾していただけるならば参加OKでお願いします。PFは素晴らしいので変更しなくても構いません。色々ケチをつけて本当にすみません。でも、とても素敵なPFで設定がよくできています。)

(/ようこそ、地獄へ!一応、絡み文を投下いたしましたが、無理して絡まなくてもOKです!その時は絡み文を投稿してくれると助かります。また、質問がございましたらいつでもお声掛けください。)

37: スチールドッグ [×]
2024-11-25 23:49:28

>36 オーウェン様

(/制約に関しては強制するものではありません。あくまでなろう系主人公のような最強の戦闘力によって、ほとんどの敵が雑魚になるような挙動は控えてくれたらありがたいなぁという意味合いでの発言でした。ご気分を阻害させたり、誤解させてしまう言動をしてしまい本当にすみませんでした。)

38: 労働 [×]
2024-11-26 09:13:58

(/それは大丈夫ですやっぱりキャラを作り直しても可能ですか?)

39: スチールドッグ [×]
2024-11-26 09:59:43

>38

(/かしこまりました。PFお待ちしてます。)

40: スチールドッグ [×]
2024-12-01 15:47:58

【ゴロヴァ・デモナの兵器について】

スカベンジャー各位

日々の業務お疲れ様です。最近、ゴロヴァ・デモナの兵器によるスカベンジャーの被害が増加しています。以下に、ゴロヴァ・デモナの主要な兵器についての情報をまとめましたので、業務の参考にしてください。

ゴロヴァ・デモナの兵器はM&A社と比べると性能が劣りますが、油断は禁物です。一流のスカベンジャーも数の暴力で殺された事例があります。

[装甲機兵]
M&A社に対抗するために開発された人型機動兵器ですが、M&A社のアームスーツと比べると機動力が低い上に操作性も悪く、ユーラシア大陸企業が機動兵器開発競争で遅れをとってしまった事を露呈してしまったといわれています。
機体は3~4mの小型と7~8mの中型が確認されています。武装に関しては小型が7.62mmガトリングガン、73mmキャノン砲、中型は肩の内蔵武器に12.7mmチェーンガン、持っている巨大ライフルは戦車砲よりも少し劣る程度の威力と言われています。
小型は大量生産され、地下道などの狭い場所以外は大抵の戦場で目撃することができます。
中型は量産体制が上手く整わず、配備数は小型よりも大幅に少ないため、目撃例は紅炎平原、嘆きの古城、巨大都市遺跡の平野と主に開けた場所で活動しているのが目撃されています。
小型は対人に特化しているので真正面での戦闘は避けてください。対物ライフルや対戦車武器が有効です。

[BM-21 グラート]
1960年代に旧ソ連で開発された自走多連装ロケット砲で、軍用トラックの台座にロケット砲を積んだシンプルな構造です。台座の兵器は大型攻撃用または自爆ドローンの発射台や対空砲、誘導ミサイル発射装置など、様々な兵器に付け替えることが可能です。他のユーラシア兵器にはない圧倒的なコストパフォーマンスにより、量産体制が整っており、M&A社からは「ゴキブリのように増殖している」と言われています。侵略戦争によるグラート量産バブルは、多くのユーラシア企業の成長に貢献してきました。
ソ連崩壊以来、倉庫の肥やしとなっていたグラートを処分に困っていたユーラシア系政府からタダ同然で買い取り、再利用することもあるそうです。
単体は脆いですが、凄まじい数のグラートによる波状攻撃でM&A社の重要拠点であった嘆きの古城を奪還し、数の暴力による強さを評価せざるおえません。
ちなみに狭義的には多連装ロケット砲を搭載しているトラックを″グラート″と呼んでおり、武装が変わると正式名称が変わりますが、ゴロヴァ・デモナは便宜上の問題でまとめて″BM-21 グラート″と呼んでいます。


[軍用犬]
索敵装置はコストの問題により、支給されていない部隊がいたため、軍用犬が導入されました。飼い主の兵士と常に行動を共にし、索敵、追跡、爆発物と地雷検知等の多岐に渡る任務に対応できます。不足の事態で白兵戦となれば、戦うことがあるようです。
″人間は訓練された犬には勝てない″という格言通り、高い身体能力と持久力を持ち、丸腰で組つかれたらサイボーグでも命を落とすことがあります。近接戦闘はなるべく避けてください。
犬種は従順で扱いやすいジャーマン・シェパードやベルジアン・マリノアが中心ですが、近年は闘犬種が注目され、ピットブルやロットワイラーを連れている兵士が急増しています。

[ロボット犬(激安バージョン)]
大型犬程度のサイズを持つ四足歩行ロボットです。徹底したコストカットで索敵装置を外し、単調なAIしか搭載されておらず、他の兵士と連携がとれません。
機関銃や火炎放射器などの武装が搭載されていますが、残弾数を把握できていないので弾切れになっても射撃を続けようします。特に対戦車装備を搭載した個体によく見られ、棒立ちしている姿が確認できます。行動も単調でゴロヴァ・デモナ以外の敵が見えたら攻撃する、ただそれだけです。
単体では脆いのですぐに破壊可能ですが、大量生産によっておびただしい数が配備され、数の力で相手を捻り潰そうとします。
全ての戦場で目撃されており、兵士の次によく見掛ける兵器です。数が多いので狭い地下道や屋内に10体以上のロボット犬がたむろしているのはザラです。

[偵察・電子戦ドローン″ザペカンカ″]
ザペカンカとは余った具材を入れてオーブンで焼くだけのグラタンみたいなユーラシア伝統料理です。この伝統料理と同じく、リサイクル素材と市販の電子機器で製造されており、コストは極限まで削られています。一応、回収できますが、使い捨て前提で使用するのがほとんどで廃棄されたザペカンカがよく目撃されます。
ラジコン式操作で動き、申し訳程度のジャミング機能でレーダーや誘導ミサイルを一時的に混乱させることが出来ますが、主な役割は偵察任務です。
耐久力はほぼ皆無に等しいので見かけたら破壊することをオススメします。放置すると意外に厄介なら存在になる可能性があります。

[攻撃ロボット″T-34″]別名″ロージナ″
正式名称が複雑で無駄に長いため旧ソ連の名作戦車″T-34″又は祖国を意味する″ロージナ″と呼ばれています。
T-34というあだ名を持つだけあってグラートに次ぐ生産量を誇り、現在でも大量生産され続けています。
設計はM&A社の一昔前の戦闘ロボットを丸パクりし、多数の植民地惑星から資源を搾取しているため量産可能なまでにコストを抑えていますが、必要最低限の自律AIを搭載しているためロボット犬(激安バージョン)やグラートのように極限までコストを落とす試みは断念したようです。
3本のキャタピラからなる脚部に両腕にはミニガンやガトリングレーザーを備え、肩は小型ロケット砲を搭載している重武装と2mの高さと大きさを誇る重装甲が特徴です。
核燃料で動いており、鹵獲防止のためハッキングされた時や戦闘不能となった場合には核自爆を行います。核自爆までタイムリミットがあるものの移動出来る限りは敵に猛接近し、道連れにしようとします。
大量生産されているため大半の戦場で配備され、様々な任務に従事しています。時には5~6体編成でM&A社の傭兵達と争うことがあるので巻き添えに注意してください。
自爆するのでハッキングはできませんが、電子戦装置があれば一時的に動きを封じることは可能なので随伴ロボットがいなければ、退避は難しくありません。
核自爆によってパーツの回収も難しいため、倒した名誉以外の目的では戦闘を避けるべきでしょう。状況次第では動く核地雷として使えるかもしれません。


皆さんの安全を守るために、これらの情報をしっかりと把握し、業務中に注意を払ってください。また、他のスカベンジャーにもこの情報を共有し、協力して安全を確保しましょう。

スチールドッグより


41: スチールドッグ [×]
2024-12-01 15:50:47

【新マップのウルティム地方について】
騎士団との交渉の結果、ウルティム地方についての情報と侵入ルートを提供してもらえることとなりました。以外のウルティム地方についての情報をまとめてましたので、業務の参考にしてください。


[ウルティム地方](Ultima Region)
最果てと呼ばれるこの地方はゴロヴァ・デモナとM&A社の激戦地である王国から遠くに離れた辺境の地で他国との国境線は目と鼻先にあります。激戦地から離れているため比較的平和な地域で新米のスカベンジャーが活動するのに適しているらしいですが、完全に無害というわけではなく、死の危険は常に意識しなければいけません。
ちなみに季節があり、冬になると気温が氷点下まで下がり、雪も降ってくるので防寒具が必要な場合があります。

[ウルティム地方の主なロケーション]

″騎士団の秘密トンネル″
騎士団が掘った地下道で一人の人間がやっと通れる位狭く、物資の輸送には向いていません。スチールドッグは騎士団との条約を結んだことで利用許可が降りました。スカベンジャーが利用するの際は目隠しされるので場所の詳細は分かりません。
ウルティム地方を安全に出入りできる唯一の場所であり、秘密のトンネル以外では銅鉱山のデッドゾーンを通る方法でしか脱出できません。他の方面は険しい山脈やM&A社又はゴロヴァ・デモナのデッドゾーンが広域に広がっているので通行は不可能と言われています。


″銅鉱山と銅製錬所″(デッドゾーン)

ウルティム地方北部にある、鉱山の採掘地と製錬工場です。ゴロヴァ・デモナのお得意先であるユーラシア大陸系企業が運用しています。凄まじい数の対空兵器や装甲機兵、戦闘車両が配置されているため、我が組織はデッドゾーンと指定しています。デッドゾーンに入ったスカベンジャーは自殺として扱われて、捜索や救助などが打ち切られます。ウルティム惑星連合基地の噂を聞き付けた避難民は他のデッドゾーンよりも比較的に横断しやすいため、高確率で死ぬリスクを負って渡ろうとします。

″ウルティム惑星連合基地″
UPCより派遣されたUPPFが駐屯している軍事基地です。軍事基地の隣に大規模な難民キャンプがあり、避難民を保護しています。
ゴロヴァ・デモナによる補給線の遮断により、補給物資が滞り、慢性的な物資不足に悩まされています。

″難民キャンプ″
基地の隣には大規模な難民キャンプが設置されており、3万人以上の避難民が生活しています。基本的な医療設備や食料庫があり、UPPFの兵士たちが避難民の保護と支援にあたっています。

[ロメオ司令]
元アメリカ軍大将のUPPF司令官としてウルティム惑星連合基地で指揮を執っていました。
補給線が絶たれた事により、UPCから撤退命令が下されましたが、ロメオ司令の粘り強い説得より、基地の維持が決定されました。しかし、基地と難民キャンプを維持するには多くの物資と武器が必要となります。
そこで「本来は規則違反だが、他の勢力と取引を行うことにする。責任は全て俺が持つ」という彼の独断でスカベンジャーや騎士団と取引を行うことを決断しました。

[UPPFが欲しがる物]
食糧:缶詰やレトルト食品、新鮮な野菜や肉も歓迎されます。飲料水も欲しがっています。

日用品:石鹸、トイレットペーパーなどの日用品は常に不足しています。

医療品:特に抗生物質や鎮痛剤が喜ばれます。

燃料:ガソリン、ディーゼル、バッテリー等の発電機や車両の運用に必要な物が求められています。

武器と弾薬:脅威となる存在を排除できる物を必要としています。

衣服と防寒具:衛生的な生活を送るのに必要です。季節が冬になると寒くなるので防寒具が求められます。

[UPPFが提供する物]

修理サービス:M&A社を越える技術力でスカベンジャーや騎士団では対応できない高度な機械などを修理・メンテナンスが可能です。

医療サービス:地球とほぼ変わらない医療技術で治療します。戦闘用義体の修理やメンテナンスも可能です。

高度な訓練:元アメリカ軍人であるUPPFの教官が戦闘訓練やサイバイバル技術の指導を行います。

偵察情報:国家機密に抵触しない範囲での最新の敵勢力の動向や危険地帯の情報を提供します。諜報能力が高いので期待できる情報を持っているかもしれません。

宿泊:難民キャンプの空スペースを貸し出してくれます。シャワー設備や食事も提供してくれますが、無償で泊まれる村があるのでそちらをオススメします。

航空機による護送:基地内にある航空機を使って、対空兵器が大量配備されたデッドを抜ける命懸けの護送を行います。リスクが余りにも高すぎるため普段は断られます。例え引き受けても物資の要求量は非常に多く、失敗して死ぬリスクがあります。

″モンス村″
場所は南東にあり、山の村というシンプルな名前の村で人口は800人以上と規模が大きいです。元々は小規模な村でしたが、デッドゾーンを抜けた難民が遭難したり、流れ着いた所を受け入れていくうちに人口がどんどん増加しました。現在は受け入れ条件を厳しくして制限しています。
UPPFと騎士団が村の護衛として駐屯しており、その見返りとして野菜や穀物などの食糧を提供しています。騎士団の交渉によって、スチールドッグと騎士団のメンバーならば無償で泊まることが可能で食事も提供してくれます。
物々交換に応じてくれるので食糧の補充も可能です。

″名もなき村″
人口は数十人程度の規模の小さい村で激戦地から離れたこの地方の各地に点在しています。ゴロヴァ・デモナからは無視されているものの護衛がいないためレイダーやゴブリン集団などに襲撃されて被害にあうことがあります。物々交換には応じてくれますが、モンス村のような大規模な取引はできません。

″クルスク平原″
旧ソ連がT-34戦車でドイツ軍を圧倒したクルスクの戦いから名付けられたものです。場所は銅鉱山と精練所のすぐ南にあります。
頻繁に現れるロボット″T-34″はゴブリンやオーガなどの魔物を優先的に狙う傾向があります。おそらく、彼らに対する牽制だと思われます。
デッドゾーンやT-34に不用意に近づいてこなければあまり攻撃してこないので刺激しないようにしましょう。ただ、ここを通る避難民を狙ってレイダーが滞在していることがあるので油断禁物です。

″石の祭壇″
神の使いとされる″石の巨人″という存在を信仰しているコボルト族の団体です。場所は西にある山で自給自足をして静かに暮らしています。
かつては略奪で生計を立てていた種族でしたが、地球人侵略で送り込まれた60mの高さを誇るエコロジストが王国の都市を焼き付くす光景を見たコボルト族が神の逆鱗にふれたことで使者である″石の巨人″が自分達に神罰を下しに来たのだと勘違いし、使者である石の巨人に許してもらうために略奪行為を止めました。
宗教観を持ち始めた彼らは現在、住んでいる山に移住して石の祭壇を作って、神に懺悔をする生活を送っています。
何回も警告を無視して近づいたり、刺激をしなければ無害です。稀ですが、物々交換に応じてくれる個体がおり、彼らが神の使いの化身だと考えている機械のパーツを提供すれば薬草を独自に調合した薬や自作の武器を購入することができます。

″蛮人の巣″
東にあるゴブリンやオーガなどの凶暴な魔物が住む山又は広大な森林です。遠征して避難民や孤立した兵士を襲撃します。侵略戦争前はこの魔物達の生息域が広く、土着民から脅威として恐れられていました。
地球人の侵略を受けると居場所を一気にに奪われてしまい、今は限られた場所でしか生息できません。しかも、繁殖力の高さや群れる習性を脅威に感じたゴロヴァ・デモナが彼らを根絶させようと画策しています。
ロボット犬とロボットT-34で構成された威力偵察部隊が襲撃してくる上、ドローン″ザペカンカ″に見つかるとBM-21グラートによるロケット砲の餌食になるので魔物達はますます追い詰められております。
ここでは魔物達よりも巻き添えによる危険性の方が高く、探索による収穫も期待できません。用がなければ避けるのが賢明です。

″湖のほとりと森″
南西にある平原と湖、奥に森と村人が基地に避難したため放棄された村があります。狼や熊などの猛獣や放棄された村に住み着くレイダーが脅威ですが、UPPFのパトロール隊や騎士団員が活発に活動しており、新米スカベンジャーでも何とか生きていけそうです。ここのレイダーを倒せるようになれば一人前のスカベンジャーになったと言えるでしょう。

″カントリーロード″
ウルティム地方の中央に位置する放牧地又は耕作地帯でこの地方で最も広いロケーションですり。ここでは大規模な戦闘が起こっていないため、今だ農業や畜産業を営んでいる場所が多く、名もなき村が随所に見られます。
北東のBM-21グラートの部隊やゴロヴァ・デモナのパトロール部隊が巡回している北部は非常に危険ですが、その他は比較的に安全です。
安全といってもゴブリン等の魔物とレイダー同士の小競り合いや獣が徘徊している危険がありますが、UPPFや騎士団などの友好的な勢力のパトロールも多く、一人前のスカベンジャーを目指す方なら越えなければならない壁です。しっかり準備をして進みましょう。

[ウルティム地方で活動する勢力・脅威]


[獣と魔物]
この地方は比較的に平和な地域とされていますが、狼や熊などの凶暴な獣とゴブリンやオーガのような厄介な魔物が住み着いています。あくまで侵略者を相手にするよりはずっとマシなだけということを覚えておきましょう。


[レイダー]
生活基盤を失った土着民が追い剥ぎと強盗で生計を立てるようになった小規模のならず者グループの総称です。纏まった一つの組織ではなく、それぞれ独立していて、グループ同士の協力関係は存在しません。
彼らのターゲットは弱者である避難民や孤立した騎士団を狙います。ただし、旗色が悪くなると逃走します。
卑怯者なのでM&A社やゴロヴァ・デモナには決して喧嘩は売らず、彼らがいない辺境の地で活動しています。
武装は貧弱で簡単に倒せますが、大した物は持っていないので弾の無駄です。邪魔な場合は好きに料理してください。

[避難民]
ウルティム惑星連合基地の噂を聞き付けて、激戦地からデッドゾーンを抜ける命懸けの逃避行に望みます。多くの仲間の犠牲によってウルティム地方へたどり着いたとしてもレイダーや魔物達、獣に狙われるので生きて目的地にたどり着く避難民はあまり多くありません。


[UPPF兵(ウルティム惑星連合基地)]
ウルティム惑星連合基地に駐屯する兵士達で近未来の武装と地球の国連によく似た水色のシンボルカラーが特徴的なのですぐに見分けが出来ます。避難民救助目的でウルティム地方をパトロールしており、魔物やレイダーとよく戦っています。スカベンジャーと騎士団に対して友好的で状況によっては援護してくれる場合があります。


以上がウルティム地方に関する最新の情報です。新たな地域での活動には多くの危険が伴いますが、適切な準備と情報を持って挑めば、成功の可能性も高まります。皆さんの安全と成功を祈っています。何か質問や不明点があれば、いつでも連絡してください。

スチールドッグより

42: スチールドッグ [×]
2024-12-01 15:54:16

【野良犬達の冬まとめ】
[初見の方に向けての簡単な説明]
・多数の惑星が開拓され、地球は再び高度経済成長に入る。
・地球人に侵略されたティーガーデン星Bは荒廃した。
・地球人侵略前の土着民は中世ファンタジー風の世界で生きていた。
・王国を含めて土着民の国はほとんど滅ぼされた。
・複合企業M&A社とPMCゴロヴァ・デモナの2つの地球人組織が惑星内で激しく戦争してる。
・M&A社の本社とお得意様のユーラシア系企業がある地球はまだ高度経済成長の初期段階のため両陣営とも元気一杯。
・米国系企業のM&A社は近未来の技術で戦い、ゴロヴァ・デモナは旧ソ連軍のみたいな人海戦術を好み、数の暴力で対処する。
・土着民とスカベンジャーが戦場の中でサバイバルすることがコンセプト

以上を知っておけばなんとなく世界観を掴めるのではないかと思います。下記の情報はロルを回しやすいように補完しているだけなので無理して覚えなくて大丈夫です。(ただ″※重要な設定″の部分は知っていた方が楽かもしれません)

[もっと深堀したい方向け]

>1 深堀した世界観と基本的なロケーション(※重要な設定)

>2 勢力について(※重要な設定)

>3 スカベンジャーについて(※重要な設定)

[M&A社]

>27 M&A社のヒエラルキーと要注意兵器

[ゴロヴァ・デモナ]

>40 ゴロヴァ・デモナの要注意兵器

>6 ゴロヴァ・デモナによる人間狩りについて

[追加ロケーション]

>41 ウルティム地方

説明文:辺境の地。デッドゾーン以外は敵が弱く、中立又は友好的な存在が多いので新米スカベンジャーにオススメです。


[募集事項]
現在募集しているのはスカベンジャーと惑星の平和を守るレジスタンス組織の黎明の騎士団員を募集しています。

>4 PF作成例

[参加者一覧]

[スチールドッグ(スカベンジャー)]

>5 つぎハギ(主のPFです。)
>16 つぎハギのall絡み文

>14 金猪 様

[黎明の騎士団]

>18 ジズ 様

>20 エフィミア 様
>25 エフィミア様のall絡み文

43: スチールドッグ [×]
2024-12-01 15:55:48

(/参加募集中です。質問や感想だけでも大丈夫なので気軽にお声掛けください。)

44: つぎハギ [×]
2024-12-03 13:44:06

>30 END

特殊部隊員「よし、死んだな。」
(映画の主人公ならば仲間が助太刀したり、自力でピンチを乗り越えるが、所詮は一般人。彼の結末はアッサリしたものだ。アームスーツが構えている巨大な銃から複数放たれた弾丸はつぎハギの体を粉砕させる。金属の破片と肉片が返り血のように浴びたアームスーツは血と義体パーツのオイルで汚れたが特殊部隊員は全く意に介さないどころか、害虫を駆除したかのような満足を覚えた様子で頷き)


特殊部隊員「HVT(古の魔導書)を確認。座標を送信するので回収を要請する。オーバー」(つぎハギを殺した後はまるで彼が元々存在していなかったように淡々と報告を続けて、他の特殊部隊員に古の魔導書の回収を依頼する。特殊部隊のアームスーツが辺りを警戒しつつしばらく待機すれば回収班が到着する。古の魔導書を回収すれば、部隊を引き上げて撤収する。)



後に残されたのは無残に飛び散った金属パーツと肉片、時間が経って赤黒くなった血だまりだけだった。

つぎハギは長年スカベンジャーとして生きており、最新の注意を払いながら慎重に行動して死を回避していた。

そんな彼がなぜこのような結末を迎えたのか?

要因は幾つもあるが、最大の原因は選ばれし英雄でも伝説の戦士でもない、浮浪者に毛が生えた程度の野良犬(スカベンジャー)にすぎない存在だったつぎハギが黎明の騎士団に世界の運命を左右しかねない大事な依頼を任されたからと言って自分自身をこの惑星の救世主、英雄だと少しでも思い込んでしまったことだった。もっとも、凡人に大事な依頼を任せてしまった騎士団も落ち度がある。

翼を手に入れたイカロスは己の力を過信し、太陽に近づいてしまったことで固定していた蝋が太陽の熱で溶けて翼が壊れてしまい墜落死という悲惨な結果を迎えた。同じように少しでも己を過信してしまったつぎハギもイカロスと同じ末路を辿り、彼は名もなきスカベンジャーとして人々から忘れ去られることになる。


一方、古の魔導書を手に入れたという報告はM&A社の経営陣は歓喜させた。

この惑星に侵略した時、魔法というものを初めて知った。M&A社は魔法について研究していくうちに古の魔導書と呼ばれる伝説の書物の存在に気付き、どれだけコストを掛けても必ず手に入れることを誓う。

古の魔導書にはいままでの常識を覆る程の魔法が記載されていた。

・相手の時間を停止させたり、遅らせる力″時の支配″

・自分の受けたダメージや毒、病魔などを人に転移させる魔法″苦痛の転移″

・相手の体を一切傷つけずに身体的苦痛と精神的苦痛を与える″拷問魔法″

・魔神やドラゴンを召喚して操れる″召喚魔法″

解読できた僅かなページだけで凄まじい力を感じさせる魔法ばかりだった。


全ての魔法が実現できるかどうかは分からないが、どれか一つでも実現すれば人類は大躍進を遂げる。

もし、全ての魔法を実現し、応用すれば銀河を手中に収めるのも夢ではないだろう。

人類は希望ある未来に進み続ける。他の種族の誇り、未来、希望を丸ごと踏みにじりながら。

(/誠に勝手ですが、こちらの事情でトピックを打ち切ることに致しました。短い間でしたが、お付き合いしていただきありがとうございました。)

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