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冒険者ギルドの日常/872


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自分のトピックを作る
784: レド [×]
2025-05-27 22:22:07

>781

あ、アリシア様!?あはは、お早い到着に感謝いたします……
え?しかし相手は副団長……なるほど、シエルの情報通り凄まじい技だな。だが……

(思いがけない援軍に喜び……というには微妙な苦笑いを浮かべて。こいつかよ~~クレアさんやレイラさんだったら嬉しかったのに。やけに到着が早かったが、よほど上手く立ち回ったか……という心境だ。どうやらアリシアにとって副団長エリスは好ましくない人物のようで、有無を言わさずここで始末する気らしい。早くも貸しとしてとっておきの秘技・「竜狩り」を見せろと要求してくるアリシアに対し、困惑した表情で即答を避け、まずはブツブツ呟きながらアリシアの戦いぶりを観察して。確かにシエルの言う通り恐ろしい技の冴えだ。一方で基礎体力は甘く、身体能力の劣後を技で誤魔化している感は否めない。案の定副団長よりは一枚劣るようで、最初は互角に見えたが押し返されている……このままではあの畜生エルフを倒す機会を失うと判断し、半身に構え東刀を肩に担ぐ「竜狩り」の体勢に入り。)

いいでしょう。この乱心者、「竜狩り」にて仕置します。アリシア様は巻き添えにご注意を……!

(青白い光として顕現したレドの闘気が刀身を輝かせ、鬱蒼とした草原を明けの明星の如く照らし、バチバチと闘気のはじける音が夜のしじまに響く。刀身から渦巻く闘気が熱風を巻き起こし、草木を揺らしアリシアとエリスの肌を伝う。上級モンスター由来の特殊な東刀・内なる闘気をエネルギーとして放出する幼少からの訓練・気の練りに耐えられるレド並の体格があって初めて為せる闘気術、その最奥・「竜狩り」のモーションである。よほど広範囲を巻き込む攻撃なのか、エリスにじりじりと迫りつつもアリシアに注意を促して。)

そのスカした面も今日限りだ。人の身で「竜狩り」から逃れられると思うなよ、副団長!

(顔から血と汗を吹き出し、瞳をカッと開き、歯をギリギリと鳴らす憤怒の表情で外道エリスを睨み。このまま闘気をエネルギーとして発射するか、いっそ刀身ごと直接エネルギーを叩きつけるか……いずれにせよ余裕を失った今のエリス相手なら跡形も無く消し飛ばせるはずだ。もう首なんかいらない。隙が出来次第、迷わず攻撃する。)

785: クレア/ティア [×]
2025-05-28 11:37:17

>782

それではお二人共、本日はありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

(聖堂を出て馬車の元まで付き添うと、最後にティアは二人に向けて深々と頭を下げて感謝を告げた。思い返せば道中に様々なトラブルがあったものの、外の知識や新たな希望、ティアにとってかけがえのないものを得られた一日であった。色々と込み上げるものがあったのか、顔を上げたティアの瞳は若干潤んでいた。)

こちらこそありがとうございました。依頼があればまたミミちゃんと来ますね。

(未だにミミにベッタリと抱きついたまま、クレアも朗らかな笑みを浮かべて礼で返した。ミミに抱きつく手が若干震えているが、きっとクレアも感極まっているのだろう。と思いきや単にアルコールの禁断症状である。鍛えられた忍耐力で顔にこそ出さないが、会場で酒の匂いを嗅いだことでいよいよ抑えが効かないようだ。)

786: エリス/アリシア [×]
2025-05-28 11:41:23

>784

っ…不味い…

(肌を伝う感触から、この技を使わせるなと本能が警鐘を鳴らす。エリスは再び衝撃波を飛ばすべくレドに向き直ろうとするが、相対するアリシアがそれを許さない。大きな隙を見せた為に若干押され気味にアリシアの剣を捌きつつ、エリスは額に嫌な汗を流しながら状況の打開策を模索した。)

ほう…これはなかなかに期待出来そうですね。では仕上げといきましょうか。…「我が覇道を阻みし愚かなる生命を、永遠の幽閉を以てその罪を贖わせよ。開け、地獄の門。」

(レドの纏う膨大なエネルギーを見て、アリシアは面白いものを見たかのように口角を吊り上げた。あれならば、計画の遂行にあたり邪魔で仕方ない存在である副団長を消しさることが出来るかもしれない。そんな希望に胸を踊らせつつ、最後の仕上げへと取り掛かる。レドのお陰でエリスが動揺している隙に斬り合いに並行して詠唱を唱えると、禍々しく赤黒い魔力が蠢く魔法陣がエリスの足元に顕現し、その中から現れた無数の鎖が瞬く間に対象を拘束した。)

ハァ…ハァ…レド殿、今ですッ…!

(拘束の完了と同時に後方に飛び退いたアリシアは、息を切らしながらレドに合図を告げるとすぐにその場にへたり込んだ。激しい魔力の消耗による後遺症である。戦闘中の詠唱のせいか不完全な形で顕現した鎖はひび割れており、ありったけの魔力を身体に纏い抵抗するエリスが拘束を解くのは時間の問題であった。)

787: エリス [×]
2025-05-28 16:48:56

前日譚「王の剣」

教会の勢力を削ぎたい?それはまたどうして?

(王城内のとある一室にて、副団長エリスは国王の言葉に首を傾げて質問で返した。相談役という立場から、国王が内密に事を進めたい時には度々こうして密談を重ねている。)

あぁ…確かに最近怪しい動きがあるのは承知しているよ。それならさぁ、まずは近衛隊のあの子を罷免したらいいんじゃないかな。どう見ても聖教国のシンパでしょうよ。って…それは出来ない?ハァ…彼女との間に何があるのかは聞かないけどさぁ…じゃあどうするのさ?

(どうやら国王は国内の分断を憂いて、手遅れになる前に教会の勢力を削りたいらしい。それならまず一番きな臭い近衛隊、特に副長のアリシアを追放すべきだと提案するが国王は首を横に振る。きっとエリスの預かり知らぬところで何かあるのだろう。主君の突かれたくない所を無理に突くことはないと考え、ため息を吐きながらもエリスは国王が納得のいく代案を求めた。)

勇者を始末する…?陛下は自分が何を言ってるか分かってるの?最悪は聖教国と戦争に……まぁ書類上の戦力差が正しいなら勝てるだろうけど…それよりも勇者をどう仕留めるつもり…?まさか私に…

(勇者を消すという大胆な提案にエリスは呆れ顔を浮かべるものの、内心では一定の理解を示していた。教皇の寵愛を受ける勇者の存在は王国にとって潜在的な脅威の一つである。勇者が意図せずとも、その名声が轟く度に教会の良い宣伝となる上に、勇者の支援を理由に王国各地に教会の関連施設(工作拠点)が建てられている現状がある。それらを基盤とした近年の王国における信者の増加傾向を鑑みれば、いずれ王国は内側から食い破られることであろう。そうなる前に手を打ち、十分に勝算があるのなら戦争も辞さないということだ。しかし、エリスが最も懸念しているのは誰が勇者を仕留めるかということである。騎士団長は表でしか動かせない以上、必然的に勇者と互角に渡り合えるのはもはや自分しかいない為である。)

はいはい…分かりましたよ。元より私は君の剣だから。正攻法じゃあちょっとしんどいから多少の血が流れることは勘弁してよ。

(ジト目で国王の顔を見やりながら、乗り気ではないが命令された以上は仕方がないと割り切って、エリスは王の剣として命令を賜った。「王はその知を持って民を導くが、外敵から身を守る術を持たない。ならば剣である私が代わりに外敵を排除するのが道理である。」磨り減って殆ど空っぽになった心の中に未だ残る、何代も前の王に誓ったその信念だけを胸にエリスは意を決して勇者討伐へと赴いた。)

788: エリス [×]
2025-05-28 18:11:40

勇者討伐任務 エリス視点

(野盗に扮する為に街のゴロツキを雇ったは良いものの、エリスの到着を待たずして早くも国境付近に待機していたゴロツキはあろう事か既に行商を襲撃しており、無惨な姿と化した商人親子の亡骸が転がっていた。)

ハァ…生きてなきゃ人質にならないでしょ…最初から期待はしてなかったけどコイツらやっぱり馬鹿だ…

(亡骸を前に項垂れるエリスだが、こうなった以上は仕方あるまい。勇者を刺激して冷静な判断を妨げる方向に作戦を変更した。そして間もなく目当ての馬車がやってくる。しかし、中から飛び出して来たのは近衛兵と見慣れない少年。エリスは思わず首を傾げた。勇者の代理といったところだろうか…と推察すると、商人の命を奪った以上は引き下がるわけにもいかず、勇者討伐は日を改め、せめて目の前の聖教国シンパの首を狩り取ることにした。)

誇っていいよ少年。私に傷を付けられる人間はそう多くない。君に敬意を払って…嬲り殺してあげよう。

(初撃を防がれた上にカウンターで傷まで負わされると、目の前の少年が只者ではないことを察する。これ程の技を持ちながらなぜ無名なのか甚だ理解に苦しんだ。しかしエリスが抱いた違和感はそれだけではない。フードを被っているとはいえエリスの容姿がエルフであることは明らかである。にも関わらず勇者の代理、即ち聖教国シンパの筈の少年は一切そのことに触れて侮辱的な言葉を浴びせてこないのだ。そこでエリスの脳裏には一筋の可能性が過ぎる。それは、レドが勇者の関係者でありながら聖教国の思想には賛同していないという可能性だ。もしそうならば、この少年の首を取ったところで何も得られないどころか勇者には警戒され不要な恨みすら買うことになるだろう。エリスは「嬲り殺す」と口では言うが、それはあくまで最初の死刑宣告を取り消して尋問するために致命傷を避ける方弁で、シロならとどめを刺し損ねたていで生かすつもりであった。勿論やられっぱなしは癪に障るというある種のプライドもあるがそれは二の次である。もし深手を負わせたとしてもきっと駆け付けた近衛兵が何とかするだろう。もし近衛兵の到着が勝敗を決するよりも早ければ、その時は聖教国シンパたる近衛兵の首を飛ばせばいいだけの話だ。)

酷い言い草だなぁ。私だって殺すつもりじゃなかったよ。生きていた方が色々と都合がいいからね。ただ、子供の方がギャーギャー煩くて、喉を掻き斬ったらなぜか親の方も暴れだしちゃってさ…結局二人とも殺っちゃった。そう、これは不可抗力ってやつだよ。

(猟奇的な殺人者を演じながらレドの反応を伺うも、やはりレドからはエルフを侮蔑する言葉は出ない。これはシロだと確信するものの、致命傷を避けるような手を抜いた攻撃で勝てる相手ではない。不意打ちも難なく躱されてどうしたものかと考えを巡らせる。何やらレドも奥の手を解放する兆候が見られ、エリスは内心ではそれなりに焦っていた。技を防ごうと斬撃を飛ばすも思いがけない乱入者により防がれる。アリシア・ライデン、まさに国王が憂いている事態の中心人物と言っても過言ではない人物の登場にエリスは眉間に皺を寄せた。近衛隊の雑兵ではなく副長自ら、それもタイミングの良すぎる登場に強い違和感を覚える。おそらくこの女に事前に動きを察知され泳がされていたであろうことを察すると、エリスはどう事態を収集すべきか思考を巡らせる。そもそも窮地とはいえ国王との関係性が不明なこの女を手にかけていいものかと、一種の迷いを抱きながら交戦していると再びレドから凄まじい熱気を感じた。)

っ…不味い…

(これは本心からの言葉である。もはや手を抜いている余裕などなく、どう生きて帰るかの瀬戸際であった。一瞬の隙を突かれて魔法により拘束されると、いよいよエリスは死を覚悟する。幸いにも顕現した鎖は不安定な詠唱のせいで脆く、時間をかければ何とか解くことは可能だが、問題は無防備な状態で如何にレドの技を受け止めるかだ。ありったけの魔力で身体を覆うもののこれでは不十分、もはや正体はバレているため隠す必要もないと考え、エリスは一つの賭けに出ることに決めてレドの技に身構えた。)

789: アヤト・カタギリ [×]
2025-05-28 19:38:50

>783

届けるなら…依頼の帰りか、お店を利用する時辺りかな。ま、都合が良い時に適当に持っていくよ。

(いきなり沢山持っていくは口に合わなかった時が面倒なので手渡し出来る数にするとして。問題は全部渡す時だ。少なくても総数100はあった気がするが……依頼に集中しよう。)

目立たない仕事だよ。特にウラルちゃんみたいにまっとうに生きてる子には縁は欠片も無いかなー。ま、頑張って当ててみてよ。

(ウラルのような商人が他の職の収入を把握している事も珍しく無いのは知っているが…暗殺者の収入はピンキリで依頼主と依頼内容に左右される。そこに裏社会の実力主義も相まって稼げる人間と稼げない人間の落差は激しい。そんな事情から仮に裏社会にまで考えが回っても暗殺者という答えに辿り着く事は無いと考えていて。まっとうな職業でないかのような事をしれっと発言する。)

半々だね、了解。値段は心配してないよ、お金には余裕が…へ?……これくらいなら別に問題ないよ。

(迷った様子もなく半分ずつと決めた事に利益を追い求める裏との違いを実感しつつ笑顔に笑顔を返し、了解と返事して。裏で本物を探し回った挙句、贋作を買う。そんな骨折り損に比べれば少し値段が高い程度は問題外で頭の中ではオーダーするべき物を考えていた。2人の驚きに驚き。指摘を受けて巾着袋を持ち上げて確かめるが…人生の大半を裏社会で生きている影響で金銭感覚が表社会基準ではズレているアヤトは支払いを済ませる。)



790: レド [×]
2025-05-29 06:44:43

>786 >788

あの魔法……!チッ、まあいい。
お前に分かるか。これほどに鍛え、剣の道に入るしか生きる術の無い貧民の苦しみが!民を捨て置き、踏みにじる悪魔め……テメーだけは直接ぶっ潰してやるッッッ!!!

(アリシアがエリスを拘束した魔法「地獄の門」に舌打ちして。あれこそ会食中に自分を殺そうとした魔法、あんな邪悪な技の使い手を利するのが癪に障る。アリシアも魔法の反動で大分消耗しているようだ。正直「竜狩り」で2人まとめて消したいが、シエルの手前、未だ正体の掴めないアリシアには手が出せない。改めてエリスに向き直ると、勝利を目前にして吹き上がった恨みをぶつけて。口ぶりと年頃からして僻地の農民の出、それも先の大飢饉と大弾圧の生き残りだろう。健康で文化的な最低限度の生活の保障など無いこの国でレドのような弱者が生き残るためには尋常ならざる域にまで剣を鍛えるしか無い。刀身から立ち上る闘気の柱はそんな世間の苦しさ、身分社会の不条理の表れである。
今のレドにとってエリスは弱者を嬲ることを好み、レイラを罠にかけるためなら子供すら手にかける悪魔、今まで自分たち貧民を抑圧してきた騎士団の悪意そのものだ。遠距離から闘気を投射する「竜狩り」本来の型で倒しても恨みは晴れない、刀身ごと直接闘気を叩き込んで、目の前で消し飛ばしたい……そう決意すると東刀を輝かせながら空高く飛び上がった……隣にいる本物の悪魔を差し置いて!)

はぁ、はぁ……さんざん嬲る嬲ると笑って劣勢なったらこの様か。ゴミめ……
クレアさん、今からあなたと同じ、Sランクの高みに登ります。こいつの首を取って……!

(夜空に刀身で流れ星を描きつつ、エリスの眼前に着地して。その顔は血と汗と涙、そして憤怒に塗れ、エリスへの侮蔑、剣の道に生きるしかない身で見出したクレアへの憧れを呟き。膨大なエネルギーを維持したまま移動するのは大変なようで息こそ切らしているが、後は振り上げた刀、否、闘気の柱を無力化したエリスに叩きつけ、前方一帯ごと消滅させるという神罰を下すだけ。接近したことで東刀からの光がエリスという罪人の全身を露にし、強みを増した熱気が容赦なく彼女の顔に刺さる。さながら火刑の一幕だ。
耳の長さでは無く人格の善悪で態度を決めるレドに対し、演技とはいえエリスは卑劣な言動を重ね過ぎた。今更説得できる余地があるかどうか……もう作戦の手抜かりのあれこれを、いや勇者暗殺という無謀を後悔しながら消し飛ぶのを待つしかない……並の策士であれば。)

791: エリス/アリシア [×]
2025-05-29 09:06:05

>790

あの生き残りが首狩りに憧れるとは、なんとも皮肉なものだね…

(口ぶりからレドの境遇を察したエリスは、まるで哀れむかのような視線を向けて意味深な独り言を呟いた。首狩りに憧れを抱きつつもその真相に辿り着けないのは盲信故か…非情な真実を知った時に彼は何を思うのか…そんな関心を抱きつつ、エリスは勘づかれぬように血に塗れた左手で自らのマントに魔法陣を描く。この瞬間、彼女の固有魔法「亡者の行進」が人知れず発動した。)

しかし、勝利を前にあまり悠長に語るものではないよ少年。それは時に機を逃すことになる。

(ニッと意地の悪い笑みを浮かべると、エリスは相変わらず偉そうにレドに説教を垂れた。猟奇的な殺人者でないにしても性格が悪いのはもはや事実であろう。この説教は決して死を目前にした強がりではないことを直後に証明してみせる。レドの技に合わせ、身に纏った魔力を薄く強固な防壁へと変換し、顕になったことで自らを拘束する鎖が熱に晒されて溶けだしたことで自由を得ると、次に自らが纏う防壁が溶け切るまでの数秒で、レドの語りの最中に草原の中に控えさせていた異形と化した野盗の群れと入れ替わり、後方に飛び退いた。)

死を覚悟したのはいつ以来だろう。まあまずは素直に称えさせておくれよ。

(防壁と無数の肉壁により攻撃を回避する時間を稼げたお陰で軽微な火傷とマントを失うだけに済んだことに安堵しつつ、灰塵と化した異形だったものの山を隔ててレドと相対する形で、エリスはなんとも読み取れない薄ら笑いを浮かべながら拍手を鳴らし健闘を賞賛した。若干の余力はあるもののもはやエリスに戦意はないが、戦闘を継続するかはレドの出方と余力次第であろう。まずは相手の出方を疑うべくエリスは品定めするような視線でレドを見据えていた。その一方で、魔力の消耗により動く余力もないアリシアは草原に仰向けで倒れ伏していた。エリスを仕留め損ねたのは計画の遂行に大きな痛手だが、後は成るようにしか成るまいと、虚ろな表情で夜空を見上げていた。)

792: レド [×]
2025-05-29 21:00:14

>791

……?こ、これは一体……?ああそうか、これが百年君臨する副団長の力、か……

(エリスに闘気を叩き込んで勝負あり!そう確信していたレドは目の前の光景に愕然とした。彼女は立っていて代わりに謎の山ができている……もう何をしたのか理解すらできないが、とにかく自分が語っている間の隙を付いて脱出したらしい。この起死回生の一手を前にしてレドは涙目で震え、急に邪気が消えたこともあって先程まで憎んでいたエリスに敬意すら覚えた。技も精神も上を行かれ、切り札も防がれた以上勝ち目は無い。負けを認めて膝から崩れ落ちて。レドの戦意喪失と合わせて東刀の閃光も失われ、草原は元の暗闇へと戻る。)

アイツももう終わりだな。シエルのためにアイツを取り戻したかったが、もう無理か。
なにが死を覚悟だ。完敗じゃないか……人生かけて剣を磨いたのに、俺は何もできなかった……だが。

(両膝を付いたまま、同じく戦闘不能になったアリシアの方を向いて呟き。副団長、否、国王の側近を襲撃した以上アリシアの処断は免れまい。それは彼女を救うというシエルの願いを果たせなかったことを意味する。自らの未熟さを呪い、空しく月を見上げると……無言で刀を持ち上げ自らの頸動脈へ押し当てて。
どのみち自分も無事では済まない。元よりまともには**ない身の上、惜しむ命では無い。最早今やれることはただ一つ。レイラを狙う副団長の虜囚となるを免れるべく自害することだ。「あまり悠長に語るな」、副団長の言葉通り黙って果てるつもりだったが、帰る所の無い自分に優しくしてくれた人のことがつい脳裏によぎり、無意識に口に出て。)


…………レイラさん

793: ミミ [×]
2025-05-29 22:22:22

>785

こちらこそありがとうございました、聖女様。トラブルはありましたが、貴重な体験ができました。……必ず、また此処に来ます。

(こちらも感謝の言葉を返し、今日のことを思い返して…移動する最中ダンテ達から襲撃を受けたり、異端審問官のユリウスとレイラ似の少女だけで構成された聖歌隊を見に行ったり…カグラとの交戦があったり。一部の人間にはバレたが、よく自分が半獣人だとバレになかったものだ…そして何より、聖女…ティアのことが知れて良かったと思っており、若干潤んだ瞳を見ては、必ず此処に戻ってきて連れ出すという決意を込めた真っ直ぐな瞳を向けて、必ずに来ると告げて。自分に抱きつくクレアの手が若干震えていることに気づき、ひょっとしてクレアも瞳を潤ませているのだろうかと思いそちらを見たが…どうやら、禁断症状から来る震えだったようだ。「クレア、もう少しだから…」と、小声でクレアに伝えて)

794: ウラル [×]
2025-05-29 22:22:36

>789

うん、よろしくねぇ~♪
目立たなくてぇ、私には縁が無いお仕事……?なんだろ~……人の命に関わるお仕事とか?

(いつでもいいよというような笑みを浮かべながら、甘酒が100個もあることに気づかずよろしくと告げて。ウラルには縁が無いというのはわからないが、目立たないお仕事と聞いただけなら客商売ではないことはわかり。目立たなくて高額な給料が入る仕事…もしかすると、人命救助の仕事ではないかという考えに辿り着き。重要な仕事だが確かにあまり目立たず、恐らく高額な給料が入る。人命救助として挙げられるのが火災や水難事故等の危険なこと、確かにウラルはそういった危険なことはしないため縁が無い。人命救助と言わず人の命に関わる仕事と言い、結果的に間違ってはないが間違ってる答えが出る。実際は救う側ではなく奪う側なのだが…)

え…本当に遊んで暮らせる程稼いでるみたいだねぇ…けど、お金は大切に使わないとダメだよ~?

(オーダーの件は問題ないのは納得するが、この額のお金を出しても問題ないというアヤトに、先程の「遊んで暮らせるほど稼いでる」と言う発言が比喩ではなく本当にそうだと実感して。カウンターの女性が料金を受け取っている間、お金がたくさんあっても大切に使わないとダメだと少し心配した様子で告げるウラル。そうしていると依頼手続きが終了して)

どうする~、このまま依頼に向かう?それとも準備してからにする?

795: エリス/アリシア [×]
2025-05-29 23:02:00

>792

ハァ…君達は道中で遭遇した野盗の一味を撃退した。そして、この場には当然エリス・フィンベルなどいる筈もない。そういう筋書きで頼んだよ副長さん。はい、じゃあ解散。

(自害すべく自らの首に刃を立てて大切な人の名前を呟くレドの姿を見て、エリスは大きな溜息を吐いた。今更人の死に何かを思う程若くはないが、何も無為に命を捨てることはないだろうというある種の呆れからである。エリスとしては既に弱り切った相手を嬲る趣味もなければ、とっくに戦いの最中で殺意も大義名分も失っている。即席で適当な筋書きを用意すると、ケロッとした様子でポンと手を叩いて解散を宣言し、踵を返してその場を後にした。)

どうやら命拾いしたようですね。レド殿…もし余力があれば起き上がるのを手伝って頂いてもよろしいでしょうか?

(エリスが立ち去ったのを確認すると、アリシアは仰向けのまま顔だけをレドに向けて、申し訳なさそうに苦笑いを浮かべつつ介助を要請した。本来であれば魔法の適正のないアリシアが固有魔法を行使すれば代償で気を失うことになるが、今回に限っては不完全な発動であった為に消費魔力も抑えられたのだろう。意識はハッキリとしており、補助さえあれば動ける程度の後遺症で済んでいた。アリシア視点では副団長の気まぐれで助かった事は癪だが、今はそれ以上に優先すべきことがある。未だ無惨な姿でころがる商人の幼い子供、そちらに視線を移したアリシアの表情は心做しか少しだけ潤んでいるように見える。)

796: クレア/ティア [×]
2025-05-29 23:29:50

>793

ええ、ではまたの機会に…

(ミミの別れの言葉にティアは再び深々と頭を下げて見送った。ミミの覚悟をその眼差しから受け取ると、もはや何ら憂いはなかった。ティアが言葉を返し終えたのを見計らってお付の司祭がミミ達に乗車を促し席に着くと同時に扉が閉められる。)

うぅ…ミミちゃん…もう何の涙か自分でも分かりません…

(馬車が出発すると、クレアは窓からティアの姿が見えなくなるまで手を振った。無論、クレアもティアとの別れを惜しむ気持ちはあるが、その気持ちと同等かそれ以上には酒への欲求が心を支配していた。今流している涙がティアへの別れの気持ちか酒への欲求かはもはや本人すらも分からない程綯い交ぜになっているようだ。)

797: レド [×]
2025-05-30 12:42:58

>795

え、ええっ!?なんで?そんなんでいいのかよ!?ちょっと!待って!
……行ってしまった。エリス・フィンベル……騎士団の副団長……

(どういうわけか副団長は急に翻意して自分を見逃し去ってゆく。思わず刀を取り落とした右手を突き出し、子供のようにわめきながら引き留めようとするが無駄なこと。取り残されると怪我した部位を手で触って確認して。右こめかみと左肩、いずれも軽傷で出血も止まった。が、渾身の一撃を理解できない方法で二度も防いだ相手にこの程度の傷で済んだのは生かされただけ、向こうがその気なら自害するまでも無く土に還っていた……その相手の名を呟きながら、言いようのない敗北感、覆し難い実力差にがっくりと肩を落として)

アリシア様?ご無事で何より。剣術指南を賜りながらお役に立てず、申し訳……

(同じく見逃されたアリシアの声に振り向いて。命を狙われたのに表沙汰にしないとは、副団長ですらアリシアを無闇に誅殺できないらしい。たぶん国王がらみ……いずれにせよ、近衛隊副長御自ら命がけでお膳立てした副団長抹殺のチャンスをフイにした失態を犯した以上、剣術指南、シエルを救う手立ての話はボツになるだろう……力無く立ち上がると刀を納め、重い足取りでアリシアに歩み寄ると、妙にしおらしくなった……おそらく二度と会う機会を与えられないであろう彼女を起こすべく手を差しのべて。)

798: トピ主 [×]
2025-05-30 15:35:59

>797

…いえ、正直驚きましたよ。まさかあれ程の秘技を隠していたとは。私の目に狂いはなかったと、そう確信しました。

(手を取り立ち上がると、まだ自力で姿勢を維持することが困難なため縋り付くようにレドの腕に抱きついた。その華奢な身体は女性特有の柔らかさを持ち、剣の道に生きる者としては些か女性的過ぎる。おそらく騎士学校を出て以来まともに鍛錬などしていないのだろう。これで一時的とはいえ副団長と互角に渡り合ったのだから驚きである。凡人に一流の技術だけを継ぎ接ぎしたような、そんな強い違和感を与えるものであった。
一先ずアリシアはレドに身を預けたまま上目遣いで顔を覗き込み、普段の調子で薄ら笑いを浮かべて謝罪しようとするレドの言葉を遮って感想を語った。そもそも並の冒険者であれば副団長と勝負すら成り立たないことであろう。それにも関わらずレドは規格外の技を用いて副団長を後一歩の所まで追い詰めて見せた。それだけで指南役としての実力は十分過ぎる程に証明されていた。)

799: アリシア [×]
2025-05-30 15:39:50

>797

…いえ、正直驚きましたよ。まさかあれ程の秘技を隠していたとは。私の目に狂いはなかったと、そう確信しました。

(手を取り立ち上がると、まだ自力で姿勢を維持することが困難なアリシアは縋り付くようにレドの腕に抱きついた。その華奢な身体は女性特有の柔らかさを持ち、剣の道に生きる者としては些か女性的過ぎる。おそらく騎士学校を出て以来まともに鍛錬などしていないのだろう。これで一時的とはいえ副団長と互角に渡り合ったのだから驚きである。凡人に一流の技術だけを継ぎ接ぎしたような、そんな強い違和感を与えるものであった。
一先ずアリシアはレドに身を預けたまま上目遣いで顔を覗き込み、普段の調子で薄ら笑いを浮かべて謝罪しようとするレドの言葉を遮って感想を語った。そもそも並の冒険者であれば副団長と勝負すら成り立たないことであろう。それにも関わらずレドは規格外の技を用いて副団長を後一歩の所まで追い詰めて見せた。それだけで指南役としての実力は十分過ぎる程に証明されていた。)

(/名前欄の記載と本文を一部修正しました。)

800: レド [×]
2025-05-30 22:13:27

>799

そ、そうおっしゃっていただけると光栄ですアリシア様……まあ、アレは専用の東刀と幼少からの気の練りあってこその「座興」にて、騎士の皆様にはお目汚しにしかなりませぬ。ぶ、無作法お許しあれ……

(どうやら副団長の強さはアリシアの目からしても桁外れであり、あの結果でも彼女のお眼鏡に叶ったらしい。感謝の言葉に加えて「竜狩り」についての謙遜を述べつつ、自らに身を預けてくるアリシアの身体を肌で感じ取って。「竜狩り」についての言葉も謙遜ばかりではない。確かに多彩な技を学んできたようだが、この華奢さでは気の練りの負担に身体が耐えられず「竜狩り」は使えまい。盗んで使おうとしても今のように行動不能になる。いずれ剣をもってこの柔肌とぶつかり合うだろうが、副団長に比べれば勝算はある、と分析した。
……一方で顔と身体はやたらアタフタしており、声は震え、アリシアの上目遣いもサッと目を逸らして合わそうとせず。レドは葛藤している。危難が去って二人きりの良いムード、弱り切って縋りつく姿が、憧れのクレア似の美貌と色気をより引き立てる。何だかおかしくなりそうだが……忘れてはならない。自分を上目で見つめる瞳は邪眼の類であり、目の前の女性は旧友を虐め、自分を罪人に仕立てて勇者を貶めんとした悪人であるということを!)

801: アヤト・カタギリ [×]
2025-05-30 23:44:33

>794

人の命に関わるってのは合ってるね。…ああ、それと危険でもあるかな。

(人の命に関わる仕事…流石に範囲が広い。目立たない、との前提があってもイマイチどんな仕事を予想しているのかは見当がついてない。本職ではターゲットを護衛する冒険者と殺り合った事もある。ウラルが過去に護衛を依頼を受けた事があれば他の暗殺者と戦った事があるかも知れない。その場合、出会い頭に少しとはいえ隠密技術を使ったのがヒントになって正解に近づいている可能性も考えられる…が、もう少し予想の範囲を狭めようと追加の情報を出す。)

ああ…そういう事ね。お金なんて窮しない程度にじゃんじゃん使う方が良いと思うよ。使わないまま死ぬのは勿体ないからね。

(支払いが過剰な額だったらしい事をウラルの反応からようやく察する。が、気づいても後悔した様子はなく。本職の危険度と今までの所業から買った恨みから自分は長生きするとは考えていない。そもそもしたいと思ってもいない。なので散財こそしないが大金の消費に抵抗心は薄いし使わないと損くらいに考えている。ので自分を心配しているのは何となく察しつつもウラルとは反対の考えを口にする。)

僕はこのまま向かって大丈夫だよ。ウラルちゃんは?準備あるなら馬車くらいは手配しとくよ?

(道具類はもう少し、内ポケットに入るが…万一でも裏の店での取り引きを見られると面倒だ。幸い、普段から素性が知れた時の事を考えて最低限の装備は整えている。加えて前回の仕事の残りもあるので大丈夫だろうと判断して自分は行けると伝えて。手続きが終わったのならギルドに用は無い筈なので、席に放置していた東刀を回収して出口に足を進める。)

802: アリシア [×]
2025-05-30 23:45:01

>800

ふふ、レド殿にも案外可愛いところがあるんですね。勇者様がお気に召した理由が分かった気がします。

(仕草、声の震え、終いには目を逸らされたことを決定打として、異性として意識されていることを察すると、アリシアは内なる悪戯心を刺激されてニヤッと口角を吊り上げた。支えを借りながら、若干のからかいを交えて歩みを進める。きっとレイラもこうしたレドの可愛気を気に入ったのだろうかと納得して。)

さて…この場を撤退する前にこの子の供養をするとしましょう。

(幼い子供の亡骸を前に歩みを止める。その子を視界に入れる頃にはアリシアの表情には先程までの笑みは欠片もなく、憐れむような目を向けて暫く立ち尽くした。程なくしてレドの腕を伝うようにしてゆっくりとその場に膝を着くと、見開かれた子供の瞼をそっと閉じてあげて、両手で包み込むようにその小さい手を握った。)

…守ってあげられなくてごめんね。

(一筋の涙が零れると同時に震える声で懺悔する。子供の手を胸に抱き寄せて震える姿からも分かるとおり、それは紛れもなく本心からの言葉であった。普段の残虐で狡猾な悪魔のような姿からは想像も付かない一面。きっとどちらも偽りのないアリシア本来の姿なのだろう。彼女の複雑で不安定な精神性が垣間見える一幕であった。)

803: レド [×]
2025-05-31 19:13:49

>802

なっ!ぐぬぬ、アリシア様もお人が悪いなもう……
……供養?ああ、そうですね……。……?これは……。

(心の動揺を見透かされて髪をぐしゃぐしゃしながら歯噛みして。耳の後ろなど夜空の下でも分かるほどに真っ赤だ。こんなことであの女にペースを握られるなんて悔しい!でも彼女の言う通りそれでレイラさんに気に入られた節もある。まあいいか……と溜息を吐いてアリシアに抱かれながら歩いていると、彼女が自らの身体を離れ子供の供養を始めた。最初はパフォーマンスかと冷めた目で見ていたが、本心と悟って目を丸くして。これがシエルの言っていたアリシア本来の優しい姿なのか?まるで憧れのクレアのような慈悲深い様相をぼーっと眺めていたが、思い直したように自分は父親の供養を始めて)

そう怖い顔するなって。命令ならどんな酷い事でも逆らえないのが騎士のサガ、農民(おれら)はとっくに経験済みのことだよ。この不条理から抜け出せたことを感謝すべきかもしれないぞ。
……不服そうだな。俺だって納得はできない。首謀者に会ったら斬り捨ててやりたいぜ……ま、よっぽど反省してるなら考えてやらなくもないが。
……ああ、もう聞いちゃいないか。せめて安らかに眠れ、せめて来世は幸せであれ……

(一心に子供を憐れむアリシアとは対照的に、レドは無念の死に顔を浮かべる父親を見下ろし、ブツブツと騎士社会の不条理を説いて。腹立たしい皮肉を唱える顔と口調は、その実父親の無念を想い寂し気だ。今となっては副団長が親子を冒涜したのは挑発で、手にかけたのは本意で無いように思える。だが主命の一環として無意味に殺された父親を見ると、先の大弾圧を思い出す。正直本当はもうレドも思い知っている。あの状況では鎮圧以外の手は無かったと……それでも実際首謀者に会ったら割り切れるかは分からない。命令とあらば我ら弱き民を容赦なく手にかける騎士、社会なんて肯定できるはずがない……ひとしきり言い終わると父親の瞼を閉ざし、荷馬車から引っ張り出した毛布を亡骸にかける。そして両膝をついて指を組み、静かに目を閉じて父親の冥福を祈り。
祈りつつちらりと憐れみの目をアリシアに向けてみる。今更何をしようが悪人という評価は覆りそうにない。が、騎士に向かぬ身体に生れながら、名門の跡取りとして騎士社会からの離脱を許されない身の上。おまけに副団長レベルとの謀略戦まで付いてくる。非情でなければ生き残れないのも事実だろう……思わず気の毒に思い、ぼそっと囁き。)

お互い世間の荒波に揉まれる身の上。案外同じかもしれないな。俺もお前も……

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