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エリス [×]
2025-05-28 18:11:40
勇者討伐任務 エリス視点
(野盗に扮する為に街のゴロツキを雇ったは良いものの、エリスの到着を待たずして早くも国境付近に待機していたゴロツキはあろう事か既に行商を襲撃しており、無惨な姿と化した商人親子の亡骸が転がっていた。)
ハァ…生きてなきゃ人質にならないでしょ…最初から期待はしてなかったけどコイツらやっぱり馬鹿だ…
(亡骸を前に項垂れるエリスだが、こうなった以上は仕方あるまい。勇者を刺激して冷静な判断を妨げる方向に作戦を変更した。そして間もなく目当ての馬車がやってくる。しかし、中から飛び出して来たのは近衛兵と見慣れない少年。エリスは思わず首を傾げた。勇者の代理といったところだろうか…と推察すると、商人の命を奪った以上は引き下がるわけにもいかず、勇者討伐は日を改め、せめて目の前の聖教国シンパの首を狩り取ることにした。)
誇っていいよ少年。私に傷を付けられる人間はそう多くない。君に敬意を払って…嬲り殺してあげよう。
(初撃を防がれた上にカウンターで傷まで負わされると、目の前の少年が只者ではないことを察する。これ程の技を持ちながらなぜ無名なのか甚だ理解に苦しんだ。しかしエリスが抱いた違和感はそれだけではない。フードを被っているとはいえエリスの容姿がエルフであることは明らかである。にも関わらず勇者の代理、即ち聖教国シンパの筈の少年は一切そのことに触れて侮辱的な言葉を浴びせてこないのだ。そこでエリスの脳裏には一筋の可能性が過ぎる。それは、レドが勇者の関係者でありながら聖教国の思想には賛同していないという可能性だ。もしそうならば、この少年の首を取ったところで何も得られないどころか勇者には警戒され不要な恨みすら買うことになるだろう。エリスは「嬲り殺す」と口では言うが、それはあくまで最初の死刑宣告を取り消して尋問するために致命傷を避ける方弁で、シロならとどめを刺し損ねたていで生かすつもりであった。勿論やられっぱなしは癪に障るというある種のプライドもあるがそれは二の次である。もし深手を負わせたとしてもきっと駆け付けた近衛兵が何とかするだろう。もし近衛兵の到着が勝敗を決するよりも早ければ、その時は聖教国シンパたる近衛兵の首を飛ばせばいいだけの話だ。)
酷い言い草だなぁ。私だって殺すつもりじゃなかったよ。生きていた方が色々と都合がいいからね。ただ、子供の方がギャーギャー煩くて、喉を掻き斬ったらなぜか親の方も暴れだしちゃってさ…結局二人とも殺っちゃった。そう、これは不可抗力ってやつだよ。
(猟奇的な殺人者を演じながらレドの反応を伺うも、やはりレドからはエルフを侮蔑する言葉は出ない。これはシロだと確信するものの、致命傷を避けるような手を抜いた攻撃で勝てる相手ではない。不意打ちも難なく躱されてどうしたものかと考えを巡らせる。何やらレドも奥の手を解放する兆候が見られ、エリスは内心ではそれなりに焦っていた。技を防ごうと斬撃を飛ばすも思いがけない乱入者により防がれる。アリシア・ライデン、まさに国王が憂いている事態の中心人物と言っても過言ではない人物の登場にエリスは眉間に皺を寄せた。近衛隊の雑兵ではなく副長自ら、それもタイミングの良すぎる登場に強い違和感を覚える。おそらくこの女に事前に動きを察知され泳がされていたであろうことを察すると、エリスはどう事態を収集すべきか思考を巡らせる。そもそも窮地とはいえ国王との関係性が不明なこの女を手にかけていいものかと、一種の迷いを抱きながら交戦していると再びレドから凄まじい熱気を感じた。)
っ…不味い…
(これは本心からの言葉である。もはや手を抜いている余裕などなく、どう生きて帰るかの瀬戸際であった。一瞬の隙を突かれて魔法により拘束されると、いよいよエリスは死を覚悟する。幸いにも顕現した鎖は不安定な詠唱のせいで脆く、時間をかければ何とか解くことは可能だが、問題は無防備な状態で如何にレドの技を受け止めるかだ。ありったけの魔力で身体を覆うもののこれでは不十分、もはや正体はバレているため隠す必要もないと考え、エリスは一つの賭けに出ることに決めてレドの技に身構えた。)
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