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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
764:
アヤト・カタギリ [×]
2025-05-24 17:34:08
>762
甘い酒と書いて甘酒。えーと…確かアルコールが入って無い米麹甘酒と微量入ってる酒粕甘酒…だったかな。人によっては割って飲むくらい甘いよ。米を使って作るから口の合うかは分からないけどね。
(詳しい訳では無いが昔読んだ本の記憶を引っ張り出して簡単な説明を行う。自分には甘ったる過ぎて飲まないが、相手には合うかもしれないと思いながらも同時に東国独自の物なので口に合うかは分からないと念を押しておく。)
まーね。何年経っても需要の無くならない、やる事同じで儲かる簡単な仕事だよ。他の冒険者か…ま、考えておくよ。
(他に仕事をしている事は隠すつもりも無いので肯定する。当然、暗殺者だとは教えないが、他の職業を騙る事も無く。幾らでも想像が出来そうな言葉で濁す。一人で依頼を攻略する事に楽しみを見出だしてる面もあり。故に検討するかのような言葉に反して、必要時以外はソロで攻略する今のやり方を変えるつもりは無かった。)
お、楽しそうな依頼だ。でも確かにこの依頼は僕でも一人だと骨が折れるね。ウラルちゃんが見つけてくれて良かったよ。へぇ!本業並みなんだ。今度、お店開いてる時は教えてよ、覗きに行くからさ。
(未調査のダンジョンと聞けば楽しみだと喜んで。流石に未調査のダンジョンを一人で攻略するのは楽しむ以上の労力がかかる。なのでウラルのようなA級のサポート寄りの冒険者と組んだ今回は運が良かったと思い微笑む。ダンジョンには内部で未発見の暗器のような役立つ道具類の入手を期待している為、金銭報酬の欄には一瞥くれる程度であまり興味なさそうに流す。暗器のような非合法の物を定期的に必要とする都合上、装備類は裏の店での購入が殆どで。シンプルな道具類はともかく…特殊効果の付いた装備などは裏では贋作も少なくない。なので信頼できる商人との繋がりは重要で。本業並みと聞けば客として興味を持ちつつ、見失わないようにウラルの右隣を歩く。)
765:
クレア/ティア [×]
2025-05-24 19:04:20
>761
何かをしたと言うよりはそもそも存在を疎まれていたというか……今思い返せば私も若気の至りで自分の意見を曲げることが出来なかったので、あまり良く思われていなかったんでしょうね…何かきっかけがある度、ガキのくせに、親の七光りのくせに、と先輩方に何時間もお説教をされていました…
(ミミの問いかけにクレアは遠い目をしながら騎士団時代の思い出を語った。これといって仕事で何か失敗をした覚えはなく、思い出すのは理不尽な説教の数々。若気の至りで世渡りが下手だった自分に一切の非がないわけではないことを自覚しつつも、それでも殆どが妬みによる謂れのない誹謗中傷である。語り終える頃にはクレアはストレスから胃の辺りを手で抑えていた。その様子を見てティアは改めて外の世界は弱肉強食であるのだと悟ると少々自信を打ち砕かれそうになって俯いており、その様子はまさしく負の連鎖である。)
766:
シエル/フードのエルフ [×]
2025-05-24 19:07:50
>763
「首狩り」かぁ…ただの蔑称が時の流れで新しい意味を得たとは感慨深いねぇ。
(レドの口から放たれた「首狩り」という言葉に、エルフは口角を吊り上げてボソッと意味深な独り言を呟いた。元は騎士道を貶した外道に宛てられた蔑称が勧善懲悪のような大層な意味を持つようになり、その変遷はこのエルフにとって余程面白おかしく思えたようだ。)
ところで君はいったい何者なんだい?本来ならこの場には勇者がいる筈だけど。
(警告を無視と言うよりは、そもそも警告として認識していないのだろう。エルフは躊躇いもなく足を踏み出すとレドの数歩手前で立ち止まり、ニタニタと口角を吊り上げたまま素性を尋ねる。どうやら本来の狙いはレイラのようだが関係性次第ではレドを利用して誘き出す算段であった。先程までエルフが立っていた場所のすぐ後ろには斬り捨てられた商人の親子の亡骸が倒れており、商人の物と思われる荷馬車は手付かずの状態で放置されていた。きっと商人の父を持つレイラがこの光景をみれば激昂することであろう。餌となる為だけに手にかけられた親子の無念は計り知れない。)
ハァ…ハァ…こっちも片付きました!…っ…このエルフ、只者じゃないっすね…!
(指南役に選ばれたのは伊達じゃない圧巻のレドの剣技に感心しつつ、息を切らしながらも少し遅れてシエルも目の前の敵を片付けた。敵はあと一人…なんて気楽に考えてレドの隣へ駆け寄ったシエルだが、相対して改めて認識する敵の強者特有の余裕と隙のない太刀筋。気を引き締め直して、シエルは普段とは打って変わって真剣な面持ちで剣を構えた。)
767:
レド [×]
2025-05-24 21:28:38
>766
チッ、なんてことを……シエル、もういい。やっぱり罠だった。お前は王都へ戻って騎士団を呼んで来い……!
(やはり退かないか……平然と歩み寄るエルフを見て戦いを覚悟すると、目の前に現れた光景に舌打ちして。商人親子が無惨に殺され荷物は手つかず。どうやら本来アリシアの会食へ赴くはずのレイラをおびき寄せるため、周到に用意された罠だったらしい。商人を生贄にしたのはレイラさんを確実に救出に来させるためか。あの人は父親と同業の者の危機を無視できない……と思案している最中にシエルがやってくる。エルフを睨んだまま片腕をかざし、シエルに撤退と騎士団への通報を促して。同時にそっと耳打ちを。「ああ、ヤバいぞこいつ。Sランクはある……!」)
エルフか……しかしなんだ、俺が知ってるエルフと大分違うな。今思えば大人ぶってるのに子供っぽくて、背も俺の刀と同じくらいしか無かった。だがな、優しくていい人だったぞ……お前みたいな汚い大人と違ってな。
(フードを被っていても種族が分かる目の前の刺客……人間至上主義に傾倒するアリシアの手の者では無いであろうエルフの刺客に、最近自分が世話になったエルフを引き合いに出しつつ、灰色の瞳を静かに向けて。勝ち目は薄い。だがコイツの人質になりレイラさんが屈する展開だけは避ける。レイラさんは孤児の自分を弟のように可愛がってくれた。思い残すことは無い。名も無い冒険者として散ってやる!そう覚悟とすると両手で刀を地面に突き立て、叫んで。)
俺はただの冒険者。お前に名乗る名前は無い!
768:
シエル/フードのエルフ [×]
2025-05-24 23:13:28
>767
わ、分かったっす…!戻るまで絶対に耐えてくださいね…!
(Sランクというレドの見立てを聞いて、シエルは目を見開いて驚愕するもすぐに思考を整理する。馬鹿な私でも分かる…私が加勢した所で時間稼ぎにもならない…そう結論付けると、増援を要請すべくレドの指示に従い馬車に飛び乗った。馬を全力で走らせれば往復で三十分程度、それまで耐えるようレドに声援を送り馬車は出発した。)
そっか…じゃあ斬り捨てるしかないよね。安心して、私も優しいからさぁ腕の一本くらいなら勇者の元へ送ってあげるよ。
(名乗る気がないと見るやエルフはやれやれといった様子で首を横に振った。死の危機を前にしてこの反応、きっと生け捕りにして拷問を加えたところで口を割ることはないだろうと確信すると、この場で斬り捨てることに決める。剣を引き抜き切先をレドの顔に向けて構えると、口元の緩み具合だけでも分かる程心底楽しそうに、レドが引き合いに出したエルフを意識して趣味の悪い宣言をした。)
じゃあね少年。
(予備動作も見えぬ程に俊敏に一歩踏み込むと、手に持った剣をまるでレイピアの如くレドの顔に向けて突く。踏み抜いて突くだけの単純な動作だが、数百年単位で洗練されたその動きは並の冒険者では知覚すら出来ないことであろう。野盗が使用していたものとそう変わらない剣が、纏った魔力により聖剣に見紛う程に輝きレドの眼前に迫る。シエルを逃がしたレドの決断の正しさがここで早くも証明されたのであった。)
769:
トピ主 [×]
2025-05-24 23:29:07
読み返してみて違和感に気付いたので>768について補足します。
「レドが引き合いに出したエルフを意識して」
一見ルーシエルとの面識があるかのように捉えられるこの一文ですが、現状の設定ですと当然フードのエルフとルーシエルに面識はないので、単に優しいエルフとやらを皮肉っているという意味になります!
770:
レド [×]
2025-05-25 17:13:48
>768
行ったか。あばよシエル、友達を大切にな。さて……
(エルフを睨みつつ、シエルを乗せた馬車が撤退していく音を聞く。あの子はこんな所で犬死にしていい人間ではない。シエルとの別れの言葉に等しいことを、ほっと一息吐きながら呟いて。どうやら敵はこちらがレイラの縁者と知りつつ襲う気のようだ。なんて奴だ……最早誰と比べるまでもなく外道、こんな奴にむざむざやられたくない!と歯ぎしりしていると、奴が動き出した!)
くぅぅっ!
(眼前に迫ってきた魔力剣の突きを身体をひねって回避して。並の冒険者なら何もできずに眉間に穴を空けられていただろうが、レドはこの死の閃光の直撃をなんとか免れた。それでも完全回避は敵わず、かすった右のこめかみから血が流れ出して。
レドの方は足下から正中線を真っ二つにすべく、地面に刺した刀を右手で引き抜き、突撃してきたエルフの股間めがけて振り上げて。地面から引き抜いた反動で神速の域に達した刀の斬り上げによるカウンターは、対手の突進速度が速いほど対応を困難にする、大物食いの一手だ。)
771:
フードのエルフ [×]
2025-05-25 19:00:01
>770
…っ…痛いなぁ…
(このエルフは完全にレドを舐めていた。今の一手を躱されるなど考えてもみなかったようで、次の一手を考える間もなく下方からは神速の刃が迫り来る。自らの勢いに流されるあまり、未だ宙を彷徨う剣では振り上げられた刃を受け止めることは叶わない。それならばと、思考の間もなく本能的に空いている左手を下に突き出して、迫り来る刃を受け止めた。生身であれば何ら障壁となることもなく両断されていたことであろう。しかし、魔力操作を極めた者がその身に纏う魔力は時に重厚な鎧にも勝る。そして、このエルフが見せたものはそれを遥かに上回る芸当で、手と刃の接地面のみに全魔力を集中して局所的に龍の鱗にも匹敵する強度を生み出した。通常の刀であれば今の衝撃で折れていてもおかしくはないがレドの持つそれはかなりの業物らしい。一流の刀と使い手により放たれた神速の斬撃は魔力の壁を僅かに上回り、その刃はエルフの掌の肉を少し抉ったところで完全に勢いを殺された。久しぶりに肌身で感じた死の感覚に、エルフは心底楽しそうに口角を吊り上げる。)
誇っていいよ少年。私に傷を付けられる人間はそう多くない。君に敬意を払って…嬲り殺してあげよう。
(レドの一撃はエルフの闘争心と嗜虐心に火を付けたようだ。偉そうに口上を垂れながら、刀の上を滑らせて血の滴る左手でレドの右手を抑え付けると、右手に持った剣の柄を思い切りレドの脇腹目掛けて振りかぶる。その攻撃には、宣言通りすぐには殺さないという意思が見て取れる。)
772:
ウラル [×]
2025-05-25 19:10:14
>764
へぇ~…なんだか、お酒とは違う感じっぽい…?けど、すごく気になるなぁ。飲んでみたいかも~…♪
(アヤトの話を聞いた限り、酒という名がついていながら酒とは違うような気がして首を傾げて。ウラルがいつも飲んでいるリキュールはそこまでアルコールは高くないが、それより低いのだろうかと考えており。ただ、割って飲むほど甘いことに興味が惹かれたのか笑みを浮かべて飲んでみたいと告げて。)
なるほどねぇ~…本業で儲かってるなら、確かにB級でも大丈夫そうだねぇ…。じゃあ、冒険者はやっぱり趣味とかでやってる感じ~?
(何の仕事かは明かさなかったが、アヤトの発言からおおよその見当がついたようで納得した様子に…だがその見当は見事に外れており、やはりアヤトの本職が暗殺者だということには全く気づいておらず。先ほどの発言から、やはり冒険者を趣味か何かでやってるのかと問いかけて)
えへへ~、何でかは知らないけど私ってよく面白そうな依頼を見つけるんだ~。ただ、今回みたいに単独じゃ難しい依頼もよく見つけるけど~…。いいよぉ、あとオーダーも受け付けてるよ~
(ニコニコ笑いながらこういった当たりの依頼を見つけることが多いと告げて。純粋に運が良いのだろう、今回のように単独じゃ厳しい依頼を見つけた場合は手が空いてそうな冒険者に協力してもらうことが多い。密かにアヤトが暗器を目的にしているように、ウラルも使えそうな素材や珍しい素材がないか探すことが目的である。強いモンスターの皮や牙はいい素材になるため、寧ろ遭遇することを望んでおり。店を開いてる時は教えると告げて、店に置いてあるものだけでなくオーダーも受け付けていると笑みを浮かべながら話して。右隣についたことを確認し、カウンターに到着し依頼の手続きを進めていき。カウンターの女性は意外そうな表情をアヤトに向けており)
773:
ミミ [×]
2025-05-25 19:11:37
>765
あ~……妬みとかそういう感じかぁ。まぁ、何処にでも居るよねぇそういう人達…説教というより、嫌味と言うか嫌がらせって感じだけど…。気にすることないよ、クレア。クレアは何も悪くないわけだしさ…それにほら、今はそういう人達は居ないでしょ?あ、聖女様?確かに外にはそういう人が居ますけど、そういう人ばかりじゃないですよ?私の周りなんて、かなり平和ですし
(説教というよりかは、妬みから来る誹謗中傷や嫌味だろう。やっぱりそういう人は何処にでもいるんだと実感しながら、胃の辺りを抑えるクレアの背中を擦りながら気にすることはないと告げて。少なからず今のクレアの周りには、そういったことをする人は居ないと微笑みながら告げて、今の話を聞いて俯くティアに気付き外の世界にはそういう人達ばかりではないと話して。ミミも冒険者しながら商人もしてることをいろいろ言われそうだが、実際そういったことを言う人は周りにいない。)
774:
レド [×]
2025-05-25 23:58:47
>771
そんな……「鬼蟷螂(オニドウロウ)」を、素手でだと……ちっ!
(完璧にカウンターが入った。そう確信していたが手の中で急激に失われた勢いと目に飛び込んだ光景に絶句して冷や汗を垂らして。身体を両断する刀に掌を差し出すなど悪あがき未満の愚行だが、実際は魔力の纏った左手で完全に止められている!かつての仲間の魔術師・アーダンに模擬戦で似たような芸当をやられたことはあったが、左手一本で防がれた経験などありはしない。
刀が折れずに済んだのはレドの差し料・「鬼蟷螂(オニドウロウ)」の賜物か。一見ただの東刀だが、実際はその名の通り鋼のごとき硬さを誇る蟷螂型の上級モンスターを素材とし、東国から伝来した刀鍛冶の技術を使いこの地で作成されたデュランダル製の武具だ。希少な素材と、人知を超えた存在に挑む冒険者の地・デュランダルの先進的な鍛冶技術が投入されたこの東刀は、元冒険者で東国出身の師匠から賜った貴重品。並の刀よりはるかに剛健で、しなやかに出来ている。
だが今の状況で刀が折れなかった事は不運である。渾身の一撃が致命打にならなかった以上、武器も自らの命もひと思いに断ってくれた方がマシだったかもしれない。いわば「半ヅキ」……不利な流れに歯噛みして。)
嬲り殺しだと。バカな。じきに騎士団がやってくるのに。
それに勇者を狙うとはもっとバカだな。勇者は教皇様の想い者。手を出せばその日から審問官どもに追われ一睡もできない日々を送ることになる。お前だよ!嬲り殺しにされんのは!
(右腕を振り上げて拘束を解き、その勢いでバック宙して脇腹への攻撃も逃れて。大きく距離を取って仕切り直し、刃先を敵の足元へ向ける下段の構えを取って。今の一撃で怒った敵は自分をいたぶる気らしい。長期戦に備えて体力の消耗を抑える構えを取りつつ、得意の突きが来たら刃先を上げてカウンターを狙う。
同時に騎士団と勇者……否、勇者を寵愛する教皇を敵に回す愚を叫んで。だが、おそらくあのエルフはそんな事など物ともしない立場にあると見た。それに単騎で勇者を相手取る気でいた自信に、今の人知を越えた技……なんとなく正体が見えてきた。)
775:
クレア/ティア [×]
2025-05-26 13:49:10
>773
えへへ…そうですね。今はこうして沢山甘えられます…!
(ミミの励ましで気分を良くしたクレアは、ギュッとミミを抱きしめて存分に甘えた。殺伐とした騎士団時代に比べれば今が如何に幸せなことか、その現実を確かめるように。その様子とミミの説得を経て、ティアも思わず釣られて笑みを零す。外の世界への不安はまだ完全には拭えないが、それでもこの国よりはきっと希望に溢れているのだろうとある種の確信を抱いたようだ。そうこうしている内に会食の時間は終わりを告げて、司祭たちは手の付けられていない料理から片付け始める。)
そろそろお時間のようですね…聖堂の前に馬車を手配しております。ご案内致しますね。
(時計を確認するとティアは席を立ち、案内を開始した。これからしばらくの間はまた普段の生活に戻ることを憂鬱に思いながらも、この出会いで初めて抱いた希望を胸に曇りのない笑顔を浮かべて会場を後にする。)
776:
エリス [×]
2025-05-26 13:51:29
>774
ハハ、果たして下っ端近衛兵の要請で騎士団が動くかどうか。ま、期待を捨てずに耐えて見せてよ。私が楽しく嬲れるように。
(レドの主張を嘲るようにエルフは下卑た笑みを浮かべた。近衛隊と騎士団の確執をよく知るエルフは、末端近衛兵の要請では騎士団が主力の派遣を即決することはないと踏んでいた。せいぜい事実確認と偵察を兼ねて数名の下級騎士が派遣される程度であろう。それならば難なく口封じが可能である。何かの間違いで主力級が派遣されるような、そんな奇跡でも祈っていろと言わんばかりの皮肉を述べると、剣を両手で握り上段の構えを取った。)
…クシフォス・トゥ・ヴァシリアッ!
(古代語で「王の剣」を意味する言葉が叫ばれると共に草花や大気など自然に宿る魔力が一手に集約し、エルフが握る剣を神々しく輝かせる。剣に纏う膨大な魔力は天災の如き風圧を生じてエルフのフードをはだけさせた。顕になったその顔は、この国で剣の道を志すもので知らない者はいないであろう存在、王国騎士団副団長エリス・フィンベルであった。エルフ特有の神聖さを感じさせる容姿と金色に輝く剣も相まり、その様はまるで神話の戦女神かのような出で立ちである。十分に魔力が溜まったことを確認すると、エリスは足を一歩踏み出して思い切り剣を振り被った。放たれた斬撃は雷のような轟音を伴いながらレドに迫る。エリスの狙いは、カウンターを狙うレドに対して間合いに入ることのない一方的な攻撃で制圧することであった。自然に宿る魔力を使用したことから、この技はその強大な威力に反して使い手の負担が極端に少ないことが明らかで、使い手をどうにかしないことには無尽蔵にこの理不尽な斬撃が飛んでくることであろう。)
777:
レド [×]
2025-05-26 20:21:04
>776
……ッッッ!やっぱり副団長か。こんなか弱い民を辻斬りとは、アリシア以上のサイコパスだなお前!
(エルフ……否、副団長・エリスによる「王の剣」は、構えた時の異常現象だけで一介の冒険者に過ぎないレドを絶句させた。刃の振り下ろしを何とか横に飛び退いて回避し、草むらから起き上がって健気にも悪態を吐いてみせて。だがレドの左肩付近からは血が流れている。)
期待、か。こんな時「首狩り」様が悪い奴の首を狩りに来てくれたらなぁ……でも剣士が人を当てにしちゃダメだな。自分でやらなきゃ。
(商人の死体を寂しそうにちらりと見て。想起するのは「首狩り」様の伝説。15にも満たない時分で盗賊を単騎で撃退し、商人を救ったという逸話だ。だがその「首狩り」様の恩恵に自分が預かれないのは分かっている。もう剣術の原理すら意味をなさない、この戦女神の皮を被った人殺し相手に救援が来るまで耐えるのは無意味。あの死体の仲間になるだけだ。今ここで倒すしか生きる道は無い。そう決意すると、「首狩り」様にあやかって束ねたポニーテールを左手で揺らし、エリスに剣先を突きつけて。)
副団長エリス・フィンベル!その首狩らせてもらう。
(そう叫ぶ灰色の双瞳は妙に落ち着き払っている。無謀にも、「王の剣」を破る気でいるらしい。)
778:
アヤト・カタギリ [×]
2025-05-26 22:29:25
>772
なら、家にそこそこ余ってるから何個かあげるよ。と言うか僕は飲まないから気に入ったら、全部持っていってよ。
(知り合いの商人からお酒のセットを買うのは良いのだが、よく買うお気に入りのセットの内容物の一つが甘酒で。飲まないのに処分もしないので甘酒がデュランダルの自宅に貯まるだけ貯まっていた。なのでウラルが貰ってくれるなら都合が良い…と気に入ったなら全部あげると約束する。)
うん、完全な趣味だよ。僕の本職は冒険者やらなくても遊んで暮らす程度は出来ちゃうくらいは稼げるからね。
(暗殺者だと察したかのような言葉の割に、警戒した様子も驚いた様子も見られない事から、気付かれた訳では無いと判断して冒険者は趣味であると肯定する。今までの会話からウラルは裏の世界とは無関係な人間だと考え、少し情報のガードを緩め。具体的な額は教えないが本職は大金が稼いげると明言する。)
へー、運が良いのかな。あ、依頼を見つけたのはウラルちゃんだから金銭配分はウラルちゃんが好きに決めちゃって良いよ。へぇ、オーダーまでやってるんだね、ほんとに本業並みだね。やぁ、お姉さん。見ての通りだから手続きよろしくね。ついでに酒とかの代金払っておくね。おっと、お釣りは要らないよ。
(金銭には困っていないので全額譲っても構わないが…流石に不自然に思われそうだし、そもそも全額受け取るとも思えない。のでウラルが見つけたから…との建前で配分を委ねる。オーダーも受け付けていると聞いて、A級の冒険者が粗悪な装備品を売れば直ぐに噂になって広まるだろう。だが、そんな噂は聞いた事もないので本当に本業並みの仕事なのだろうと感心する。意外そうにするカウンターの女性に手続きを進めるように笑顔で促して、自分は女性の作業の間にボヤ代を含めた飲食代を支払う。パンパンに金貨が詰め込まれた手のひらサイズの巾着袋を丸ごと渡し、釣りは要らないと断る。払ったアヤト本人も入っている正確な額は把握していないが…ボヤ代込みでもオーバーな額なのは間違いないだろう。)
779:
エリス [×]
2025-05-26 23:16:52
>777
酷い言い草だなぁ。私だって殺すつもりじゃなかったよ。生きていた方が色々と都合がいいからね。ただ、子供の方がギャーギャー煩くて、喉を掻き斬ったらなぜか親の方も暴れだしちゃってさ…結局二人とも殺っちゃった。そう、これは不可抗力ってやつだよ。
(レドの吐いた悪態に、エリスは杖のように剣を地面に突き立てて悠長に反論した。エリスのキョトンと首を傾げた様子と言い分からして、子供がなぜ恐怖に駆られて泣き出したのかも、子供を斬られた親がなぜ怒り狂ったのかもまるで理解出来ていないのだろう。一切の自覚のない純粋悪、それは正しくレドが言うようにアリシアよりもタチの悪いものである。)
だからさぁ…君がこうして私の首を狩ると宣言した以上は私の攻撃は全て身を守る術に過ぎないよね。
(この鬼畜エルフは勝ち誇ったような得意げな表情を浮かべて飽きることなくつらつらと詭弁を並べる。そしてそれは、自分を正当化することのみが目的ではないようで、口上を言い終える頃にはエリスを中心に十数メートル程の範囲で地面が波打ち、そして轟音とともに大爆発を起こした。エリスは爆発の直前に後方へ飛び退き、ニタニタと笑いながら舞い上がった土煙を眺める。仕掛けは単純で、突き立てた剣の魔力が過度に地面に流れ込んだ為、耐えきれずに地面が弾け飛んだのである。会話に気を取らせて地面ごと爆発させる。騎士道など知ったことではないと言わんばかりの何とも卑怯な手口である。)
780:
レド [×]
2025-05-27 06:14:54
>779
……フン、それが騎士団のやり方で、騎士団にはお前みたいな人殺しがいっぱいいるわけか。こんなんじゃクレアさんも騎士が嫌になるわなぁ。俺も騎士に生まれなくてよかったよ……
(エリスがニタニタ笑いながら土煙を眺めていると、レドがエリスの右手約10メートルの草むらから飛び出してきて。何とか爆発から逃れて迂回してきたようだ。また悪態を吐いているが、今度は深く呼吸を整え落ち着いている。エリスの悪辣な発言に激昂して突っ込んでいたらやられていた。彼女の言動は確かに非道だが、こちらの平静を乱す作戦にも見える。相手の言動に惑わされず、努めて冷静でいようと決めたのだ。
やがて構えも取らず静かに歩を進めてエリスへ近づいていき。これほどの人智を超えた魔法の使い手、こちらも奥義を尽くさなければ倒すのは不可能だ……無造作に片手に持つ東刀が、いつしかほのかに熱が帯び始めて。)
781:
エリス/アリシア [×]
2025-05-27 10:32:34
>780
へぇ、何か大技でも披露してくれるのかな。けど残念、撃たせるわけないよねッ…!
(大気の揺らめきからレドの持つ東刀が熱が帯びていることを察すると、エリスは未だ余裕の表情を崩さず、撃たせまいと先手を打つ。剣を上段に構え、全力で振りかぶる。放たれた斬撃は宙を伝う強力な衝撃波となりレドに迫った。)
ふふっ、やたらと腕の立つ野盗に襲われていると聞いて来てみれば、随分と面白いことになっているではありませんか。
(衝撃波はレドへ到達する目前で轟音を立てて離散する。舞い上がった土煙が落ち着くと同時に姿を現したのは、剣を抜き、お上品に口元に手を添えて微笑むアリシアであった。周囲には他の人影がない。人手を集めるにも時間がかかることから最短で駆けつける為にシエルの報告を受けてすぐに単騎で乗り込んできたのだろう。アリシアの登場はエリスにとって予想外のようで、バツが悪そうに顔を顰めた。エリスが皮肉った奇跡が正しく起こった形となる。)
随分と早い再会を嬉しく思います。さ、私が時間を稼ぎますので、とっておきを見せてください。
(アリシアは手短に社交辞令上の再会の喜びを伝えると、意地の悪い笑みを浮かべ、会食の場ではぐらかされたレドの技の全力を今ここで見せるように急かした。そして、エリスに向き直ると瞬く間に距離を詰めて交戦を始める。底意地の悪い性格とは裏腹にアリシアは搦め手を使わずに真正面からの斬り合いを好むようだ。年齢に似つかわしくない洗練された動きはまるで何十年と剣に捧げた達人のようだが、思考に身体が追い付いていないかのような、そんな違和感を覚える太刀筋であった。相対するエリスの方は、時間の経過と共に優位に傾き始めているが、焦りから額に一筋の汗が伝う。魔力操作には相応の集中力が必要だが、アリシアとの戦いに気を取られている以上はレドの技を受け止めきれる確信がない。故にもはや手を抜いている余裕などどこにもないのだ。)
782:
ミミ [×]
2025-05-27 12:57:06
>775
でしょ?私が居る間は、思う存分甘えていいからね~
(励ましの言葉でクレアがいつもの調子に戻り、気分良さそうに甘えるクレアに微笑み抱き返しながら頭を撫でて。まだクレアの過去を全て知ったわけではないが、それでも辛い過去だということはわかる。だからこそ、自分が居る間は思う存分に甘えていいと告げて。ティアに視線を移し、ティアも元気を取り戻した様子を確認するとこちらもニッと笑みを浮かべて。聖教国から脱出して外の世界で暮らし始めた時、慣れるまで苦労するとは思うがミミはティア達を支えるつもりだ。)
もうそんな時間ですかぁ…ありがとうございます、聖女様。
(楽しい時間はあっという間に過ぎたようで、気づけばもうデュランダルへ帰る時間に。馬車の手配と案内をしてくれているティアにお礼を言ってついていき。ティアの笑顔、最初に会った時とは全然違う…希望を抱いている笑顔だ。次の護衛の依頼がいつになるかはわからないが、早くこの国から出してあげられるように頑張らないと…と心の中で強く思い)
783:
ウラル [×]
2025-05-27 12:57:31
>778
ほんとぉ?ありがと~、楽しみにしてるねぇ~…♪
(飲まない甘酒が何故アヤトの家にあるのか疑問に思ったが、恐らくは酒のセットギフトか何かを購入して、その中に甘酒が入っているのだろうという予想に辿り着く。ふにゃりと笑いながら飲んだことのない甘酒を楽しみにしてると告げて、まだ味がわからない甘酒をどういう風に飲もうかと今から考えており。)
遊んで暮らせる…?ん~…私が知ってるお仕事じゃないのかなぁ…?どれも遊べる程じゃないし~…
(ウラルが知る仕事のどれかをやってると思っていたが、冒険者をやらなくても遊んで暮らせるという発言に引っかかり、首を傾げる。商人をやってるから、どの職業がどれだけ稼げるか…そういった情報に詳しいのだろう。少なからず、ウラルが知ってる職業の中に該当するものがない…だんだんとアヤトが何の仕事をしているか気になり始めて)
多分そうかも~…配分?最初から半分ずつに分けるつもりだよ~。うん、オーダーはちょっと値段が高いけど保証はするよぉ?…え、アヤトくん?その袋の中、多分すごい額が入ってると思うけど…本当にいいのぉ?
(カウンターの女性の作業が終わるのを待っている中、配分の話が出てきて。ウラルは最初から半分に分けるつもりだったようで、にこりと笑いながらその事を伝えて。アヤトがかなり儲けていることがわかっても、変えるつもりはないらしい。オーダーは通常店に置いてある装飾品やアクセサリーよりも値段はするものの、どのタイプの装飾品にするか、デザインはどうするかはもちろん、効果や能力まで決められる。本来エンチャントはランダムで難しいのだが、ウラルは能力で好きに決められるため関係ない。カウンターの女性とウラルはアヤトが出した巾着袋を見て驚き。その膨らみ方や置いた時の音から、明らかに食事代とボヤ代以上の金額が入っていることがわかる。本当にいいのかとアヤトに問いかけて)
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