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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
704:
アリシア [×]
2025-05-11 11:45:43
>702
さあ…どうでしょうね。いずれ分かる、とだけ言っておきましょうか。…さて、随分と話し込んでしまいましたね。そろそろ会食もお開きの時間ですし戻るとしましょう。このまま姿をくらましては変な噂が立つでしょうし…ふふっ、私は構いませんけどね。
(レドの問いかけにアリシアは心底楽しそうに卑しい笑みを浮かべると、少しばかり意地の悪い返答をした。抽象的な物言いに留めたものの否定はしていないことから、レドの予想は大枠を捉えているようだ。一応はレドに気を許したものの、まだ完全に信用するには至っていない為、いずれ裏切られ糾弾されても良いように言葉に逃げ道を残したのだろう。どこまでもしたたかで陰湿な女である。これ以上の追及を避けるように会食の終了時間に言及すると、冗談を言いつつレドに先んじて来た道を戻るように歩みを進めた。)
705:
トピ主 [×]
2025-05-11 11:51:09
>701
レイラに関してはむしろ正直過ぎて感情のコントロールが苦手な子と表現した方が正しいかもしれません。作中の日頃の言動で周りから誤解されやすいですが、おそろく私の持ちキャラの中で一番ピュアな子です(^-^)
706:
ミミ [×]
2025-05-11 23:50:22
>703
(うまく誤魔化せたようだ……そのアリシアという人物がクレアと似ていたという発言から親族という可能性が上がる。姉妹か双子…といったところだろうか…そう考えていると、話題共有ができずシュンとしているティアの姿が目に映り、「あ…えっと、冒険者の仕事のことや冒険者達についてはたくさん話せますよ!」と、外の世界の話ではなくギルド関係のことや仲間の事を話すと苦笑いを浮かべながら告げて。司祭達がいる中、外の世界に憧れを抱かせる話をするのは不味いだろうと思っての判断だ。クレアもティアの機嫌取りに動き、ジュース?と思われる飲み物をグラスに注いでおり)
へぇ、ロゴが古代文字のジュースなんて珍……クレア!それジュースじゃないっ!!
(注いでる最中、何やら司祭達がこちらに駆け寄ってきていることに対して「ジュースとかも飲んじゃダメなのかな…?」と疑問に思いながら、クレアの持つ瓶のロゴを見ており。まぁ、ティアもその事は分かってるから飲まないだろうと判断して、次のフォローについて考え。それにしても、古代文字が書かれたジュースなんて珍しい…そう言いかけたが、ある違和感に気づく。古代文字ということは、かなり昔に作られた物だということがわかる……果たして、ジュースがそんな長い間腐らず保つだろうか?あの瓶から読み取れることは、ブドウのイラストのみ。大昔からあるブドウの飲み物…それが「年代物のワイン」だということに気づくのに時間はかからなかった。ミミも急いで止めようとしたが、時すでに遅し…注ぎ終わり、ティアがワインを口にしてしまったのだ……。)
………聖女様…?聖女様…!!
(飲んだ瞬間すぐに酔いが回った辺り、よりによって度数の高いワインだったということがわかる。今の一口だけで酔いつぶれたティアを見て、クレアと同じく固まってしまう。それから約2秒後、席から立ってティアに近づき背中を揺すりながら呼びかける……寝てるだけなのはわかるが、当分起きそうにないだろう……どうにか弁解したいのだが、ミミも決して冷静ではない。何も思いつかないまま、冷や汗を流しており)
(/え、ティアよりもピュアなのでしょうか…?感情のコントロールが苦手、ですかぁ……クレアと仲直りできるといいですねぇ。ミミがそのことに気づいた上で、その場に居合わせればフォローできますが…)
707:
トピ主 [×]
2025-05-12 03:50:41
>706
ティアは世渡りが上手な子なので敬虔な信徒を演じたりその場に応じた嘘をつくことが出来ますが、その点レイラは全く嘘がつけません。素行は兎も角としてそういう意味で最もピュアな子です(^^)
708:
レド [×]
2025-05-12 12:50:44
>704
もうそんな時間でしたか。ははは、私も助かりますな。変な噂が立ったらレイラに八つ裂きにされかねませんから。では……
(肝心の回答は得られなかったが、どうやらこの場は切り抜けてなんとかレイラの下へ帰れそうだ。他に聞きたいことは色々あるがこれ以上追及しても答えまい。首の後ろに手をやりながら、自らも冗談をこぼして(冗談抜きで八つ裂きにされそうなのはさておき)苦笑いを浮かべつつ、アリシアの後を付いていくことにして。
追従しつつ黙ってアリシアの後ろ姿を見つめてみる。わずかな灯りで鈍く輝く金色の髪と白い肌は薄暗がりの闇に包まれ、まるで美女の幽鬼が暗闇に漂っているかのような不気味さを覚える。悪意の塊ながらも底が見えない、天使(クレア)の皮を被った怪物と今まで対峙して知らぬ間に緊張や恐怖を感じたか。首にやっていた手の平が冷や汗でしっとりと濡れているのを確認するとズボンでそっと拭い、しずしずと会場へ歩を進めて。)
709:
クレア/ティア [×]
2025-05-13 17:54:39
>706
クレア殿、少々お話があります。
…は、はひ……
(別室への移動を促されたクレアは抵抗という抵抗もなく、酒瓶を持ったまま両脇を司祭達に抑えられて連行されていった。「お話」と言うからには、規律の厳しいこの国で聖女に酒を飲ませたことに対して長いお説教が始まるのだろう。本来であれば何らかの刑が課されてもおかしくないが、客人に対する特段の温情措置であることは明らかであった。)
…ぅ…頭が痛いれす……これは…いったい?…
(クレアが連行されてしばらくして、目を覚ましたティアはテーブルに顔を伏したまま鈍い痛みが残る頭を抑えた。酒を飲んだことなどないティアにとって何が起きたのか見当もつがず、状況が呑み込めずに目線だけ動かして周囲を見渡した。正面にミミがいることを確認すると安堵してホッと一息付くと、弱々しい声で状況を尋ねた。)
710:
アリシア [×]
2025-05-13 17:57:31
>708
お待たせ致しました。…あはは、何もありませんよ。少々立ち話に花が咲いてしまいまして。…ええ、彼は稀に見る素晴らしい逸材ですよ。叶うなら近衛隊に迎え入れたいくらいには。
(会場に戻るなりアリシアは来客達に一礼してから席に着いた。酔いも回りすっかり出来上がった先輩騎士達からは「どこまでいったんだ」「宿は取ったのか」等とセクハラ紛いの質問が投げかけられるが、クレアに良く似た苦笑いを浮かべつつ丁寧に否定する。この場に於いてはアリシアよりも序列の低い騎士が殆どであるにも関わらず、やはり歳下で女というだけで下に見られている節があるのだろう。笑顔の反面、アリシアから漏れ出るドス黒い魔力から内心では腸が煮えくり返っていることが分かる。流石の騎士達もそのドス黒い魔力に身の危険を感じ、慌ててレドの人となりへと話題を移すと綺麗さっぱり魔力は離散した。機嫌を直して手駒にしたいと語るくらいにはアリシアはレドのことを気に入ったようだ。)
711:
クレア/ルミナ [×]
2025-05-14 00:29:32
過去編「最後の命令」
毎日毎日ご苦労なことねぇ。そんなに書類との睨めっこは楽しいかしら?
ハァ…断じて好きでやっている訳ではありません。
(場所は騎士団の執務室。机の上に山のように積み上がった書類の向こうからニマニマとクレアの顔を楽しそうに覗き込んでいるのはルミナ・シャルロッテ・フィリア、この国の第一王女だ。騎士団の実情を知った上で投げかけられた意地悪な質問に、クレアはジト目と溜め息で返す。)
ふふっ、そうでしょうね。ごめんなさい、貴方のその顔を見たかっただけなのよ。悪気はないわ。
それを悪気と言うんです…まったく…そんなことよりも、このような場所で暇を持て余していて良いのですか?明日には王国を発つと伺っておりますが。
(普段は聡明で慈愛に満ちた王女として振舞っているルミナだが、クレアには二人きりになった際に偶にこうしてちょっぴり意地悪な冗談を言ったり友達のような距離感で接している。態度には出さないものの、騎士団に入ってから周囲を中高年に囲まれていたクレアにとってこの関係は束の間の休息のような尊いものであった。しかし、そんな関係も今日でお終いだ。王位継承権争いで白旗を揚げたルミナは他国の王家に嫁ぐこととなり、いよいよ明日にはこの国を発つ。)
他の用は済ませてあるわ。私を支持してくれた人間の所は全て回ったし、最後に私の騎士様とお話をしておきたくて此処に来たの。
最後が私…ですか。なんだか申し訳ないような…
私が決めたんだから文句ないでしょ…!素直に喜びなさい!
えーと…こ、光栄です…
(第一王女の派閥には現職の大臣や騎士団長など錚々たる面子が名を連ねている。それらを差し置いていとまの挨拶回りの大トリを飾るのが自分であることを忍びなく思ったクレアは困り顔で頬を掻いたが、その様子を見てルミナはプクッと頬を膨らませて喝を入れた。勿論、最後に自分が選ばれたことをクレアも本心から嬉しく思ってはいるが、縦社会である騎士団に属している性から、困り顔のままなんとも締まらない様子で「光栄です」と述べるに留めた。)
分かればよろしい。………それで、最後だから…改めて貴方に謝るわ。私を信じて着いてきてくれたのに、このような選択をしてしまいごめんなさい…どんな罵倒も受け入れるわ。好きに罵ってちょうだい…
(一応はクレアが自分の順番を受け入れたことを確認すると一呼吸置いて、おちゃらけた態度から一転してルミナは神妙な面持ちで頭を下げた。これから先、第一王子が王位に就くことになれば、かつて自身を支持していた者達は不穏分子として冷遇されることであろう。王族が頭を下げる意味は重く、己が心の弱さ故に王位継承権を放棄し、多くの従者の期待を裏切り未来を奪ったことに対する誠心誠意のケジメであった。明日には追放され、もはや何の権力も持たぬ身。罵倒で済むとは思っていない…殴られる覚悟で頭を下げたルミナであったが、クレアの口からは予想外の言葉が紡がれた。)
……どうか頭をお上げください。怒りなど抱いている筈もありません。ルミナ様に忠誠を誓ってから三年、貴方様と過ごした時間は私にとって心の支えも同然でした。腐らずに今の地位まで登りつめられたのも全て貴方様のお陰なのです。だからどうか、これ以上ご自身を責めないでください。
そう……やっぱり私の騎士様は優しいのね。ありがとう…
(クレアは照れくさそうに頬を赤く染めてルミナに対する自らの心情を語る。若くして高位の騎士にまで登りつめたクレアの心労は計り知れないもので、今までに何度も心が折れそうになった。けれど、その都度冗談交じりに気さくに接してくれたルミナのお陰で正気を保てていたことは紛れもない事実であり、そういった胸の内を全て曝け出す頃にはクレアは柄にもなく柔らかくも温かい、そんな笑みを浮かべていた。初めて見るクレアの表情と明かされた心情にルミナは思わず涙を流すと、暫しの後に顔を上げ、袖で涙を拭いながら「ありがとう」と心からの感謝を告げる。)
礼を言うべきは私の方ですよ。それに…人生に於いては時に逃げることを選ぶ必要に駆られることもあるでしょう…なにも常に勇ましく在ることが正しいとは限りませんから。
そうかもしれないわね…ただ、貴方のその言葉はまるで自分に掛けてほしいようにも思えたわ。
そ、それは……
(ルミナの選択を肯定する意味で、逃げることも人生に於いて必要なことだと説くクレアであったが、この言葉は自分に言い聞かせたものでもある。今までルミナの存在で首の皮一枚で繋がっていたものの、高位の騎士としての重圧はゆっくりと確実にクレアを蝕んでいた。それを見透かしていたルミナの指摘にクレアは言葉を詰まらせ視線を逸らした。)
ふふっ、じゃあ私からの最後の命令よ。心の底から辛くてどうにも立ち行かなくなったなら、その時は逃げなさい。私はもう自分の命令に責任を持てる立場にいないけれど、そうね…もし貴方が逃げた先の未来で後悔することがあれば、せめて恨まれてあげるわ。
ふっ…あははっ…もう、なんですかそれは。まあでも…そのご命令、然と賜りました。貴方が老いて亡くなるまで精一杯恨ませていただきますからね。
(最後は本調子でと言ったところか、ルミナは不敵に微笑むとなんとも風変わりな命令を下した。辛くなったら逃げてもいい、後悔したら好きなだけ恨めと滅茶苦茶な内容であったが、その命令はクレアのツボを捉えたらしく、クレアは口元を抑えて笑い声をあげた。この命令を実行に移すことがあるかはまだ分からない。けれど、今日を思い出せばしばらく頑張れそうだ…なんて思いつつ、クレアは緩んだ表情のまま丁寧な仕草で胸に手を添えて命令を賜った。)
最後に貴方のそんな顔を見れて良かったわ。それじゃ達者でね、私の騎士様。
ご武運を祈ります、私のお姫様。
(最後にはお互いに憑き物が取れたような、屈託のない笑顔ではなむけの言葉を送りあった。お互いの未来がより良いものであることを信じて…)
712:
ミミ [×]
2025-05-14 12:55:01
>709
あ、聖女様…!よかったぁ…薬を持ってますけど、飲みますか?
(クレアが司祭達に別の部屋に連れて行かれるのを「…クレア…グッドラック…。」と、今から長い説教をされるであろうクレアに心の中で応援して。本来であればそこそこ重たそうな刑罰を課せられるだろう…が、説教だけで終わる辺り自分達が特別な措置をされていることがよくわかる。そうしているとティアが目覚め、一先ず胸を撫で下ろして。頭が痛そうにしているティアに、鞄の中から青色の魔法薬が入った小さな瓶を取り出してティアに渡して)
えーっと…クレアが構度数が強い果実酒をジュースと間違ってグラスに注いでしまい、それを聖女サマが飲んでしまい、少しの間酔いつぶれて現在に至ります…。
(今の状況を簡単に説明して。ティアが話題を共有できず落ち込んでいたことは敢えて言わず、果実酒のことだけを説明する。「近くで見ていたのに、気づくのが遅れました…すみません…」と、最初自分も珍しいジュースだと思っていて果実酒だということに気づくのが遅れたことを申し訳なさそうに謝罪して)
>711
(/おぉ…この時にも心を許せる方が居たのですね。ルミナは今どうしてるのでしょう…あれから色んなことがあって逃げる選択をしたクレアですが、ルミナのことを恨んだりはしてなさそうですよね。)
713:
トピ主 [×]
2025-05-14 21:49:41
>712
ルミナは不運にも嫁ぎ先で革命に巻き込まれ亡くなってしまいました…クレアが恨んでいないのは勿論ですが、もう恨むことすら叶わないんですよね(>_<)
714:
レド [×]
2025-05-14 23:20:48
>710
(来客の応対をするアリシアを尻目に、ふぅと一息吐いて自分の席に座り直し。ちらりと目線をやれば、彼女が先輩騎士たちのセクハラを受けつつも例の黒い魔力であしらっている。その光景を見て初めてアリシアに同情した……なんとも下品な連中だ。民を顧みず後継者争いに明け暮れる上も上だが、下の連中もまた見るに堪えない。クレアさんもああして苦労したのかな。奴もあんなのに囲まれていたらこの国を見限って、他国の教えに縋りたくなるのかも……そういうタマにも見えないが、と。)
どうもどうも。さ、おひとつ……いやはや流石はライデン家の跡取り、あの通り一筋縄ではいかないお人でした。確かアリシア様は従姉を追い出して後継者の座を得たとか。きっと子供の頃からああして魔力と覇気に溢れる御方だったんでしょうなぁ……
(いい感じに酔っている隣の先輩騎士に、「アリシア様は脈無しでした」という苦笑いを浮かべつつお酌して、ひそひそとアリシアの人となりを聞いてみることにして。その際、つい他の席のステーキに目が行く。せっかく名高い「豊穣亭」に来たのだ。できれば食べ損ねたメインディッシュにありつきたいのだが、場が出来上がった今が好機。我慢して残りの時間は情報収集に努めることにする。)
>711
(/これがクレアが心から忠誠を誓った第一王女様ですか。
レドはアリシアと父親を排してクレアの実家を取り戻そうと考えていますが、慕う主君が消えた今となっては、クレアはもう王都に戻る気は無いんでしょうね……)
715:
ティア [×]
2025-05-15 14:09:19
>712
(ミミに薬を差し出されると、後ろに控えていた司祭がまた良からぬ物ではないかと疑い動きだしたが、ティアは視線でそれを制した。ティアの持つ固有魔法「真実の魔眼」。これは相対している人間の心情を読み取れるものであり、ミミからは当然悪意など感じられない。無論大聖堂に属している人間であればこの魔法の存在を周知している為、司祭は口応えすることなく配置に戻った。「ありがとうございます」と一言礼を言った後に一息に薬を飲み込むと幾分か顔色が良くなり、ティアは言葉を続けた。)
いえ…私の不注意でもありますから…それにしても、冒険者の皆様はあのような飲み物を日頃から飲んでいるのですね。私には到底真似出来そうもありません…
(ミミの謝罪に対して首を横に振ると、ティアはむしろ自らの不注意を責めた。あの場で離れていた司祭達を除けば唯一古代文字を読めたのは自分だけなのだからティアが思い詰めるのも当然であろう。そして、初めて飲んだ酒の味を思い出して顔を顰めると、冒険者には酒を好む者が多いということは噂に聞いていた為、つくづく世界は広いものだと思い至りティアはどこか遠い目をしていた。)
716:
先輩騎士/アリシア [×]
2025-05-15 14:21:39
>714
おう、気が利くじゃねぇか。アリシア殿はああ見えて昔は内気で可愛らしいお嬢さんだったんだがなぁ。いつからか性格も技量も別人のように変わっちまったんだよ。
(先輩騎士は注がれた酒を一気に流し込むと、レドの目論見通り上機嫌な様子でアリシアの人となりを語った。先輩騎士曰く、かつてのアリシアは内気で大人しく、それらしい才能もない凡人であったようだが、いつからか何の前触れもなく別人のように様変わりしたらしい。)
それに俺に言わせりゃアレは完全に巻き込み事故だな。親父殿が家督を分捕ったせいでなりたくもない後継者になって、慕っていたクレア殿は男と駆け落ちして騎士団を去っちまった。見方によっちゃ可哀想なお人だよ。もしかしたら今の変わり様はそれらの反動なのかもしれねぇな。
(先輩騎士は空になったグラスを指で弄びつつ、しみじみとした様子でライデン家のお家騒動に対する私見を語る。今の野心家であるアリシアのイメージからすればお家騒動に一枚噛んでそうなものだが、かつてのアリシアを知る先輩騎士からは見え方が異なるようだ。父親が家督を横取りしたせいで望まむ後継者となり、慕っていたクレアは何処の馬の骨とも知れない男と駆け落ちして騎士団を去った。当時のアリシアは心の支えを失った状態で名家の重圧に押し潰されたことは想像に難くない。先輩騎士は、今のアリシアは重圧に耐えかねておかしくなっている状態だと捉えているようで、語り終える頃には無意識に哀れむような瞳をアリシアに向けていた。視線を感じたアリシアだが当然話している内容は聞こえておらず、先輩騎士とレドに向けて形だけのにこやかな笑みを返した。相変わらず見てくれだけは天使のようである。)
717:
トピ主 [×]
2025-05-15 14:36:42
>714
そうなんです…主君を失い、騎士の身分も自ら捨ててしまったので今さら王都に未練はないんですよね…偶に両親の墓参りの為に実家に入れるようになればクレア的には満足だと思います(o^^o)
718:
トピ主 [×]
2025-05-15 15:05:02
クレアのQ&A
好きな物は?
「う~ん…色々ありますが一番はお酒ですね。」
どの種類のお酒が好き?
「ウイスキーですかね。度数が高ければ高いほど好きです…!」
逆に嫌いな物は?
「う~ん…とくにはありませんねぇ…」
それでは嫌いな人は?
「第一王子殿下です。」
どのくらい?
「叶うならこの世から消し去りたいくらいには…あっ、いけませんね。こんなことを言っては捕まってしまいますのでどうかご内密に…」
今までで一番楽しかった時期は?
「冒険者になってしばらくの間ですね。カルロスやダンテ、レイラちゃんと旅をしている時が一番幸せでした。」
逆に一番辛かった時期は?
「……色々ありまして…回答を差し控えさせていただきます…」
将来の夢は?
「将来…ですか。もう大人なのでこれといって夢はありませんねぇ…ただ、何か前向きな目標を立てたいところです。余生で出来る範囲で…」
回答ありがとうございました。
719:
クレア/ジェラルド [×]
2025-05-16 21:49:22
過去編「この世で最も嫌いな男」
…ん…ここは……
(石畳の冷たい感触に目を覚ますと、そこは薄暗い地下牢のような空間であった。先程まで野暮用で立ち入った離宮で食事を取っていたはず…一先ず状況を確認する為に起き上がろうと身動ぎするも四肢は動かない。目を見やると分厚い縄で堅く拘束されており、自力で解くことは不可能であることを察した。クレアはここでようやく自分が囚われの身であることを理解する。)
やあクレア、よく眠れたかな?
ジェラルド殿下…なぜこのようなことを…
なぜ…か、それは君がよく知っているだろうッ!ドスッ
ぅ…!……
(声のする方向に視線を向けると、そこにはこの国の第一王子ジェラルド・フォン・フィリアの姿があった。万人を魅了する爽やかな見てくれとは裏腹に、この男が底の知れない闇を抱えていることをクレアは知っている。なにせこの男こそが愛おしき主君の命を奪った黒幕であるからだ。開口一番に知らばくれるものの、本当のところは心当たりしかない。横流しされた莫大な数の騎士団の装備品、その行方を追っていたところ行き先は第一王女の嫁いだ国の革命勢力であり、それらの影には第一王子の暗躍があったことをクレアは突き止めていたからだ。糾弾すべく証拠集めに奔走していた最中に食事に薬を盛られ、こうして捕らえられたという訳である。クレアの言葉に腹を立てたジェラルドは声を荒らげて、抵抗する術を持たないクレアの横っ腹に容赦のない蹴りを入れた。クレアは思わず苦痛に顔を歪ませてその場に蹲る。)
隠さずとも君がコソコソと動いていたことは分かっている。ここで消すことも容易いが、私も鬼ではないのでね。お互いの幸せのために取引と行こうじゃないか。
チッ…何を馬鹿なことを。
おいおい、そんなに怖い顔をしないでおくれよ。これでも王子なんだぞ?最低限の敬意を払ってもらいたいものだなぁ。私をこれ以上怒らせては、消されるのは君だけとは限らないよ。例えば可愛い可愛い君の従姉妹とか…ねぇ?
…っ……
(ジェラルドは、未だ苦痛で蹲るクレアの髪を引いて強引に上体を起き上がらせると、爽やかな顔に似合わない下卑た笑みを浮かべて取引を持ち掛けた。それに対して、もはや誤魔化しは通じないと判断したクレアは立場など弁えず、感情を顕にしてジェラルドを睨みつけて悪態をついて見せる。クレアのせめてもの抵抗を面白がるようにジェラルドは口角を釣り上げると、クレアを慕っているアリシアの存在を引き合いに出して脅しをかける。これ以上親しい人間を失いたくなどないクレアは押し黙るほかになかった。)
ようやく立場を理解したようだね。よしよし良い子だ。それで取引の内容だが…簡単なことだよ。この書類にサインをしてくれればいい。
これは…服従の契約書…!?どこでそのような物を…
まあまあ、細かいことは置いておいて。その内容に従ってさえいてくれれば今後一切私は君の親しい人間に危害を加えないと約束しよう。さあ、返事を聞かせておくれ?
くっ…分かり…ました…
(クレアが押し黙ったのを見て上機嫌になったジェラルドは掴んでいた髪を離し、まるで犬を愛でるかのように、再び地べたに這い蹲ることとなったクレアの頭を撫でる。この上ない屈辱に身を震わせながらも、心身共に抵抗の術を奪われたクレアはそれを受け入れた。そうして、されるがまま頭を撫でられていると、目の前に強力な魔力の宿った一枚の紙切れが差し出される。「服従の契約書」、それにサインした者を生涯に渡り縛りつける禁断の魔道具だ。その危険性から王国では所持が禁じられている筈の代物である。目の前の男がなぜそれを所持しているのか疑問を投げ掛けたが飄々とした態度ではぐらかされた。内容に目を向けると「・契約者によるジェラルドに対して危害を加える行為の一切を禁じる。・契約者によるジェラルドに対して不利益となる行為の一切を禁じる。・契約者はジェラルドの危機に際してほかの何よりも優先して馳せ参じ、己が力を振るわなければならない。」などと記載がある。憎きこの男に今後一切の抵抗が出来ない上に窮地には手を差し伸べなければならないことは癪だが、それでも再び大切な人を失うくらいならと、クレアは苦虫を噛み潰したような顔で了承した。)
その…縄を解いていただけますでしょうか…サインが出来ないのですが…
何を言っているんだい?手を使わずとも書けるだろう。なんの為にそこに筆を置いたと思っているんだ?
…っ…まさか…
(万年筆を顔の前に置かれたものの、契約書にサインをしようにも四肢が拘束されているためクレアは筆を持つことが出来ずにいた。キョトンとした表情で拘束を解くよう頼んでみるが、意地の悪い笑みを浮かべたジェラルドからは予想外の返答がくる。要するに口を使って筆を持てと、そう言っているのだ。今さら抵抗の意志などないことは分かっているくせに…と内心で強い不満を抱きながらも、クレアは口で筆を咥えた。芸を躾られている犬のような屈辱的な扱いに目尻に涙を浮かべながら、懸命に自らを縛る契約書へ名前をサインするクレアの滑稽な姿を見て、ジェラルドは小馬鹿にするように口元を抑えて笑いを堪えるような仕草を見せつけた。)
アッハハ、毎日書類仕事に追われているというのに随分と汚い字だ。亡き姉上に見せたいくらいだよ。
っ……、ぅ……
(口で書くことを強制された字を汚いと貶された挙句、目の前の男が手にかけたも同然の亡き主君まで引き合いに出されて馬鹿にされたにも関わらず、クレアは契約書の持つ呪いのような拘束力によってもはやこの男に悪態すらつけない。それはこの男にとっての「不利益」だからである。もう亡き主君の仇討ちすら叶わない…覚悟していたつもりであってもそれを肌で認識したことで抑えていた感情が決壊し、クレアの瞳からは留めどなく涙が溢れた。結局、趣味の悪い様々な仕打ちはジェラルドが飽きるまで続けられ、解放されたのは翌日の明け方であった。この日を境にクレアの心的不調は悪化の一途を辿ることとなる。)
720:
トピ主 [×]
2025-05-16 21:54:12
少々時間が出来ましたのでまたクレアの過去編を投下致しました!少々鬼畜な尊厳破壊エピソードなので閲覧注意です…このことがきっかけでクレアは磨り減っていた精神を更に病んでしまい、後に騎士団を去ることになります。
721:
レド [×]
2025-05-16 22:47:37
>716
なんですと!?巻き込み事故とはまた……確かに、後継者の責務を押し付けられ慕う人にも去られでは、お人が変わるのもまあ……無理はないでしょうな。
(話を聞くなり雷に打たれたかのようにビクッと目を見開いて。先輩騎士の口から出たアリシアの生い立ちは、どれも今までの悪逆・狡猾な振る舞いとは真逆の内容ばかり。しかも好きで後継者になったわけでは無いと来た。「あー、リーダーってそんな昔からクレアさんと付き合ってたのか。かなわんなぁ……」という無常感など頭の隅へ去っていく。な、何が巻き込み事故だよ!?どう見ても生まれながらの野心家だろ!お前の目は節穴か!?と頭を叩きそうになった。
しかし男の様子からして事実と判断すると、彼と同じようにアリシアを静かに見つめて。この人の主張にも一理ある。おそらくクレアさんも自らを慕うあの女を可愛がったはず。頼りになる人に去られ、騎士社会という不条理の歯車に無理矢理組み込まれては人格も歪むだろう、という同情が芽生えてきた……一方で、いくらそんな事情があったとしても、そんな小心者がたった数年でひとでなしの悪党に変わるか?むしろ精神的に耐えきれず自害や蒸発などしそうなものだ、とても同一人物に見えない、という新たな疑念も湧いてくる。全くまとまらない思案を中断するかのように、空になった先輩騎士のグラスにゆったりと酒を注ぎ。)
……麗しいですな、アリシア様は。苦難が女性を美しくするのでしょうか……
(アリシアが笑みを向けているのに気付けば会釈を返し、しみじみと彼女を見つめながら自らもワインを一口つけて。その視線はどこか穏やかだ。どうしようもない外道という認識に変化は無いが、最初の頃に比べれば幾分アリシアへの殺意も和らいできた。)
>718 >719
(「/あー、亡命して一年で革命だなんておかしいと思ってたらやっぱりこいつの仕業か。
クレアさんはよく自由になれたものだ。そして今まで苦しい思いばかり重ねてきたんだなぁ……
そうとも知らずに俺は敬遠してしまった。土下座したら……あるいはコイツの首取ったら許してくれるかなぁ……」とレドがぼやいています。)
722:
ミミ [×]
2025-05-17 00:44:16
>715
(先ほどのことがあり、ミミが出した魔法薬を良からぬ物だと疑い動く司祭。当然のことだろう…正直いろいろ調べて魔法薬だと判別してくれればと考えていたが、ティアが視線だけで制して。やはり、聖女だから簡単に制することができるのか……いや、この国の聖女の扱いからそれは考えにくい。ティアに100%信頼できる何かがあるのだろうか、なんてことを考えていると魔法薬を飲んだティアの顔色が幾分かよくなり、少し安心したような表情を浮かべて)
ま…まぁ、人間なんですし誰でも失敗はありますよ!だから、聖女様もあまり気になさらないでください…。あそこまで度数が高いお酒を日頃から飲める人なんて……居ないこともないですが、基本的に皆もっと度数の低いお酒を飲んでますよ。
(自分の不注意を責めるティアに、苦笑いを浮かべながら気にしなくていいと告げて。あの時落ち込んでいたから注意力がなくなっていたのだが、当然その事は言わず、誰にでも失敗はあると告げて。ティアが飲んだ度数が高い酒を日頃から飲んでる人はそう居ないと言おうとするが、酒を飲んで上機嫌に酔っているクレアの姿が思い浮かび、「そういえば、これくらい度数の高い酒を飲んでたな…」と思いながら居ないこともないと告げて。)
>713
>718
>719
(/なんと、もう亡くなっていたとは…一度でいいから会ってみたかったですねぇ…
嫌いな人物を即答するレベルだからどんな事物かと思えば…酷いですね…。いつかジェラルドと戦うときが来るのでしょうか…)
723:
アヤト・カタギリ [×]
2025-05-17 15:40:28
>ALL
(ギルドの食堂の隅の席、本来なら沢山の人に紛れて目立たぬであろう席で存在感を放つ青年が一人。
何十枚と積みがった手紙の束…黒夜叉への依頼書を一つ一つ手に取り、読んでは手元のロウソクで燃やす。
そんな事を何度も繰り返した事で席はボヤ騒ぎでも起こしたかのように煙に包まれていた。その煙の中でも平気な顔で酒瓶に口を付けながら独り言ちる姿は否が応でも目立つ。)
うーん…あんまり面白そうな依頼が無いね~
(冒険者としても黒夜叉としても興味の惹かれない依頼は受けないスタンスの為、数日間食堂に入り浸っている事も珍しく無い。
気の向くまま興味を引いた誰かに声をかける事もあれば、かけられる事もあり。
普段はそうして暇を潰していたのだが…ここ数日はそれも無く、一際の退屈から高価な酒をポンポン開けていた。)
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