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 契り、楔ぶ【 指名制 / 主従 】/113


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自分のトピックを作る
63: シャーロン [×]
2021-09-27 08:15:14




>ミラ・ロード
( それが罵倒の言葉だと理解するのに、数秒を要する。実際悪魔である自身にとってそれはただの事実でしかないが、せっかく渡された悪意だ。ありがたくいただいておこう。機嫌を損ねた様子の彼女の後を追うようにベッドから立ち上がると、入り口の扉の縦枠に頭を預けて寄り掛かる。人間の考えることはよく分からない。自分が被害を被ったわけでもなく、何かを奪うためでもなく、他者の無念を晴らすためだけに自分の魂までも差し出してしまう。これまでにも復讐を望む人間は多くいたが、一度たりともその感情を理解できたことはない。いや、正しくは理解しようとしたことすらないと言うべきか。冷蔵庫の中を探る背中を何気なく眺めながら、やはりこのくらいの距離から観察しているくらいが丁度良いと思い直せば、彼女が強引に終わらせたばかりの話題を引っ張り出して )
街に何か当てでもあんの~?





64: メビウス [×]
2021-09-27 08:17:03




>ノラ
はあ……
( 見ず知らずの相手を問答無用で殺そうとするのが善良な人間なのだろうか。頭を掠めた疑問は、聞いたところで不毛そうなのでそのまま通過させて、肯定でも否定でもない曖昧な返事を返す。投げて寄越されたレーションの重みに小さく呻き声をあげながらのろのろと身体を起こすと、迷いのない手つきでそれを開封。ミートボールのようなそれに一口手をつけたところで聞こえてきた〝研究〟の言葉にぴたりと手を止める。できればもう二度と思い返したくない記憶が瞬時にフラッシュバックして、元々良くない顔色が更に青ざめる。強制的に不死へと改造され、〝不死の検証〟と称して行われたその拷問の数々は、千年以上経った今でも褪せることなくトラウマとしてこの身に刻まれている。しかし、食糧を分けてもらった手前、断ることなど許されないだろうか。暫しの間、レーションに目を落としたまま惑うように逡巡すれば、警戒を滲ませた硬い声で尋ねる )
……研究、とは。





65: ノラ  [×]
2021-09-27 09:25:27



>メビウス

主にこの地球の探索と調査、観測だな...。お前を解剖しよう、実験しようとかではない。
( 不死身の肉体に興味が無い訳ないのだが、研究についてを尋ねる声色が少し変わった。詳細は分からないがいずれにせよそれらが関連しているのだろう。ここで警戒されて逃げられても困る。そもそも本来の目的はこいつを食料で買収することなのだ。1人のアンデッドから得られるものよりも世界から得られるものの方が圧倒的に多いだろうから。腹が減っていると言っていたのに1度口にしたあと手をつける様子がないそれを見るに、アンデットにもこの味は厳しいのだろうか。味が濃く油っぽい肉は粘土のような食感でとても食べられたものでは無い。思い出すだけでもあの味が舌に広がって顔を顰めた。この終わった世界で楽しみなことなんて食事と研究だけなのに、その1つが辛いことになってしまうなんて...。戦闘機やAIなんて物騒なものばかり開発する前に美味い保存食の開発が先だろう。あと先考えずに行動して世界を滅ぼすなんて素晴らしい行動力と団結力だ。そのことをおかしいと抗議する者は居なかったのだろうか、とぼんやり考えながら返答を待って。)




66: メビウス [×]
2021-09-27 18:42:01




>ノラ
……そういうことなら。
( 予想していたものとは異なる〝研究〟の内容に、分かりやすく安堵の声を漏らせば了承の意を示す。この荒廃した星を探索などして何が楽しいのだろう、とは思いつつも、自身に被害が及ばないのなら何でも良かった。中断していた食事を再開し、ミートボールを次々と口の中へ放り込んでゆく。からっぽの胃に肉の塊が落ちてゆく感覚は、池に石を投げ入れる感覚に近い。正直、彼女の研究に役立てる自信は無かったが、食糧を恵んでもらった手前、こちらから断る理由もなかった。期待に添えなかった場合は、運が悪かったとでも思ってもらおう。全てのミートボールを腹の中に収め、静かに手を合わせる。一呼吸置いて、その手をウェストコートのボタンへと伸ばすと、徐に上からボタンを外してゆく。ウェストコートのボタンを外し終えると、次はその下のシャツも同様に、ボタンを一つずつ外しながら )
代わりにと言っては何ですが、俺からも約束して欲しいことがあるんです。研究に付き合う間、俺が空腹にならないよう養ってください。意図的に俺を殺すようなことはしないでください。それから……





67: ノラ  [×]
2021-09-27 20:44:29



>メビウス

( 先程とは違う、安堵するかのような声。私の見解は当たりだったらしい。こちらも屈強な盾を手に入れることができて一安心だ。安心安全
な旅と意見を出してくれる助手を食料1つで確保出来るなんて一石二鳥である。あの出会いで一緒に旅をしようなんて、流石に無理があると思ったが、危険のないゾンビのようなものなのだろうか。自我は一切感じらないが、自身の欲求には忠実で本能のままのうのうと生きているようだ。お気に召さないのかと思っていたミートボールは、ただ中断していただけだったようだ。特に不味そうな顔を見せるでもなく無心で口に放り込んでいる。かと思えば急に上着を脱ぎ出したので一歩後ろに下がっておく。どうしたのだろう、レーションの味が酷すぎるから気でも狂ったのだろうか?この寒い中シャツまでも脱ごうとしている始末だ。せっかく手に入れたい最高の人材だったがおかしくなってしまったのならしょうがないな、と諦めた顔で見つめていればその口が動く。今までの口が重い印象が嘘のように流暢に言葉が紡がれる。喋れたんだなあと当たり前のことに驚きながら続く言葉に 「 あぁ ... 」としか返せず、その後の要求を待って。)




68: メビウス [×]
2021-09-27 23:13:09




>ノラ
あなたが死んだら、その身体を好きにさせてください。
( 最後の条件はただの思い付き。いや、考えるより先に口を衝いていたという方が正しいかもしれない。どうしてそんなことを言ったのか、自分の内側へと問い掛けようかとも思ったものの、それより先に全てのボタンを外し終えてしまう。動かし続けていた手を止め、シャツの隙間から上半身を露わにした状態で視線を上げる。彼女は、先程まで言葉を交わしていた距離より少し離れた場所から、気圧された様子でこちらを見ていた。そこでようやく自身が何も説明していないことに気が付いたけれど、ここまで来たら実際にやってしまった方が早い。そもそも、自分自身にもあまりよく理解できていない儀式のため、上手く説明できる自信もなかった。ポケットに無造作に突っ込んでいた万年筆のようなものを引き出すと、無言のまま彼女の方へと差し出して )





69: 観測者 [×]
2021-09-28 00:05:37




 ●概要 >1
 ●従者 >2

 現在の契約者:
 レイ → ルカ
 ミラ・ロード → シャーロン
 ノラ → メビウス

 物語上のサブ・モブキャラクターの作成は自由。世界観、代償、ロルの長さ等は話し合いで決定。質問だけでもお気軽に。
 従者との関係の変化を楽しむトピックです。〈望み〉は他の参加者様と被っていても大歓迎。





70: 名無しさん [×]
2021-09-28 08:19:38




名前/ ファウスト
性別/ 男
容姿/ 外見年齢20代前半。くすんだ金髪は肩にかかる程度の長さで雑に一つに結ばれている。切れ長の紫の瞳は隈で縁取られており、不健康気味なことを除けば作り物めいて見えるほどの整った容貌。外出時には内側に薬品入り試験管が付いたローブを着用。上品ではあるが動きやすい服を好む。身長178cm。
性格/ 興味のあることには寝食を忘れるほどにのめり込むが、身の回りのことには無頓着で乱雑といった根っからの研究者気質。皮肉屋で減らず口を叩くものの、演技力が高く人を内側に取り込むのが上手いため、容姿を隠せば下町にも難なく溶け込むことができる。国から出たことがないからか、驚く程無知な面も。
望み/ 賢者の石作成に関する情報がほしい。完成まで死なせないようにすること。
世界観/ 科学や魔術より蒸気機関が発達した、いわゆるスチームパンクのような世界。錬金術はこの国独自の技術で秘匿されています。城近辺は現代社会より数歩ほど文明が進んでいますが、大気汚染によりガスマスクか定期的な薬の投与が必須で、郊外や国外との文明レベルの格差がかなりあります。不老への憧れにより、王族や上級貴族は機械仕掛けの身体に移り変わっていて、ファウストは王家付きの錬金術師で普段は城の一角にある工房住まいです。流れとしては、主に錬金術の材料の調達をしに各地を渡り歩き、賢者の石の錬成が最終目的といった風にお願いしたいです。恋愛発展は流れによるものの、基本ブロマンスよりで。
指名/ ロイ


(/はじめまして!前々から覗かせていただいていたのですが、ようやく世界観が固まったので参加希望させていただきます。どこか不足点があれば何なりとお申し付けください)





71: ミラ [×]
2021-09-28 11:26:35




>シャーロン


( 冷蔵庫の一番上から昨晩の残り物のチキンサラダと、まるでお酒の摘み如く適当なお惣菜を何皿か取り出し食卓テーブルへと無造作に置けば上にかかっているラップを一つ一つ外しつつ「情報収集。…と、ただの買い物」再度掘り起こされた話題に不本意ながら答える。焦っても仕方ないとはわかっているが気持ちは一日でも早く見つけ出し復讐を果たしたいのだ。くしゃりと丸めたラップをゴミ箱に投げ捨て、箸を用意しようとして考えたのは後ろに立つ相手の事。「食べる?」無視して食べる事も出来たがそうしないのは人間的気遣い。悪魔がご飯を食べるのか否かをこれで知れるか。箸を一応二膳取り出してそのうちの一膳を見せては緩く首を傾けて )





72: 観測者 [×]
2021-09-28 12:59:51




 >ファウストさん背後様

( / 参加希望ありがとうございます。特に不備等ありませんので、設定の詳細に移らせていただきますね。『魔法が存在しない世界での人間』として話を進めさせていただきますが、背後様の中での想定と食い違っているようでしたらご指摘ください。
まず、最初に尋ねしたいことが二つほどあります。一つは、賢者の石の詳細。無知で申し訳ないのですが、どういう効果があるものなのか、それを求める理由も併せてご回答ください。もう一つは、完成まで死なせないように、とありますが、何から守るのか。敵対勢力のようなものに命を狙われるのか、もしくはトラップのようなものから身を守るのか、詳しく教えていただけるとイメージが湧きやすくて助かります。
お手数ですが、何卒よろしくお願いいたします。 )





73: 観測者 [×]
2021-09-28 18:43:12




 >ミラ・ロードちゃん背後様

( / お世話になっております、シャーロン背後です。これからの展開をご相談させていただきたく、一度絡みを止めさせていただきました。街で聞き込みをする、イギリスでは16歳から飲酒可とのことなので酒場で情報収集する、または探偵や情報屋を利用する・既にしている等、先走って色々と妄想していますが、背後様の考えられている展開があれば教えていただきたいです。無ければ一緒に考えましょう。また、秘密にしたままお話を進めたいという遊び心をお持ちの場合は、そう伝えていただければ納得しますので!
そして、本当に細かくて申し訳ないのですが、イギリスの食事で用いるのは恐らく箸ではないと思われるので、ご飯が和食とかでなければそれとなく表記をカラトリー類に変更しても大丈夫でしょうか? )





74: ノラ  [×]
2021-09-28 19:50:14



>メビウス

....は?
( 構えていただけに、予想とは大分外れたその答えに一拍遅れて声が洩れた。直訳すれば私の死体をくれ、ということだろう。**ない者からすれば死体なんて言ってしまえば憧れの形であり、妬み嫉みの対象だろうに、何故...? 私の死体がどうなるのかは特に興味はない。だが、どう足掻いても永遠の眠りにつけない彼は私の死体をみてどう思うのだろうか...全く想像もつかない。その最期の様子を俯瞰して見られたらいいのに、と思ってしまう。尽きぬ好奇心に思考を引っ張られていれば、準備が整ったとでも言いたげな顔で半裸の彼がこちらを見つめている。万年筆らしきなにかを差し出しているのか?第三者からすれば割って入りたくなるような状況だが、そんなまともな人間がいる世界では、もうない。その現状の可笑しさを再度確認して、ガスマスク越しに薄く皮肉めいた笑みを浮かべる。そして1度引いた距離を縮め、差し出されたそれを受け取って伝える。)
私の死体をどうする気だろうと興味はない、好きにすればいい。報酬分の働きをしてもらえれば、それで。




75: ミラ [×]
2021-09-28 20:31:48




>シャーロン背後様


( / 此方こそお世話になっております!ミラは両親の疑いの死によって街の人からあまり言い目では見られていないので、おそらく普通に話を聞きに行ってもさり気なく距離をとられたり等であまり上手くいかないのかなと。なので主様が上げてくださった酒場ならば相手側も酔っているしまだ少しは進展が見られるのかなと思った次第です。
そしてお箸の件、うっかりしていました!!つい普段のリアル感覚でロルを打ってしまい…!!ご指摘下さって本当に有難いです!そしてご迷惑をおかけしてすみません…!変更の程よろしくお願い致します…!! )





76: 名無しさん [×]
2021-09-28 21:15:35




>主様

(/お目通しありがとうございます!順に説明させていただきますね。この世界での賢者の石は、一般的には伝説上のものであり、様々な噂が流れています。その正確な詳細はごく限られた書物にのみ記載されていますが作成方法は明らかにされていません。効能は体内に石を取り入れた人間は不死になるといったもので、現女王がそれを耳にした結果、調査と作成の命令が下ったという感じです。半ば強制的なものですが、ファウストとしても自分の知的好奇心を満たしたいがために承諾しました。次に、死なないようにというものは、錬金術師は希少であり立場上身柄を狙われやすいです。それに加えて体力もなく、珍しい素材を集めるには険しい道も行かなければならないので最低限の身を守る契約として加えさせていただきました。説明はこんな感じで大丈夫でしょうか?他に質問があれば遠慮なくお聞きください)





77: メビウス [×]
2021-09-29 01:56:02




>ノラ
……それじゃあ、そういうことで。
( 『私の死体を一体どうするつもりだ?』だとか、『もしかしてお前は死体愛好家なのか?』だとか、変なことを言った自覚があっただけにもっと深掘りされるかと思っていた条件は、存外あっさりと了承された。彼女にとっては、自分自身より、この荒廃した星のことの方が気に掛かるらしい。どうするつもりだ、と聞かれたところできっと答えに詰まっただろうから、こちらとしては有り難いけれど。今のところはいざという時の食糧にするくらいしか思い付かない死体の使い道はひとまず置いておいて、彼女が万年筆のようなそれを手に取ったのなら契約の儀式を進める。こちらから条件を出し、それに対する承認も得た。儀式にあたっての事前の説明は省いたが、それによって彼女が損害や被害を被ることは無いだろう。そもそも、この契約において契約者が被害を被ることなど一つもないのだ。あと、必要なのは彼女の名前。普通の出会い方をしなかったために、俺と彼女は一般的に最初に行われる名前の交換すらしていない。出会った時と同じ距離まで近づいたその顔を見上げると、必要最低限の語数で尋ねる )
名前は?





78: シャーロン [×]
2021-09-29 02:03:40




>ミラ・ロード
ふうん……
( 不機嫌そうながらも律儀に質問に答える彼女に、聞いておきながら興味なさげに声を漏らす。地道に街で情報収集とは、明日は特に面白いことも起こりそうにない。行ってみなければ分からないというのは勿論その通りなのだが、期待するのはやめておこう。しかし、続いた〝買い物〟の言葉には少し心が躍る。ドロップス。人間界の嗜好品の中で、俺は一番あれが好きだ。中でもコンペイトウが好きなのだけれど、この街には売っているだろうか。陳列棚からくすねるか、お嬢にねだるか、それともその辺の人間に金を出させるか。そんなことを考えていたからか、黙々と食事の準備を進めていたお嬢がふいにこちらを振り返る。ぶつかった視線を、そのままテーブルの上に用意された自分の分のカラトリーに移せば、招かれれば断る理由もないと席について )


( / それでは、ひとまずは酒場に向かうことにしましょうか。酔っ払いに絡まれて、シャーロンが初の護衛としての役割を果たす展開があってもいいかもしれません。お箸の件は、私もよくやるのでお気になさらず。この先こちらがミスした際も、ご指摘いただけると非常に助かります。持ちつ持たれつということで。こちら蹴り可です。 )





79: 観測者 [×]
2021-09-29 02:44:57




 >ファウストさん背後様

( / 丁寧なご回答ありがとうございます。今のところ質問は以上ですが、物語を進めていくうちに気になることが出てくるかとは思いますので、その時は適宜質問させていただきますね。
次に出会いの場面について決めたいのですが、工房に忍び込んだロイをファウストさんが発見する、というのを現段階では考えております。王族や上級貴族は機械仕掛けの身体に移り変わっている、とのことなので、そのせいで鎌の通りが悪いだとか、死期の見極めが難しくなっているだとか、死神界ではそういう弊害が出ている(ロイ風に言うならば『業績が落ちている』)ことにします。その調査のため工房に忍び込んだロイを、ファウストさんが見つける。工房に鍵が掛かっていたのなら、人間業ではないことから手っ取り早く正体も明かしてくれると思います。その上で、ロイから提示する〈代償〉ですが、平たく言えば『そっちの仕事も手伝うからこっちの仕事も手伝え』というものです。具体的には、死期が迫っている人間との食事の席のセッティング。死神は、死期が迫っている人間と接触することで、その死期が妥当かどうかの判断を下す業務と、対象の魂の形を把握する刈魂の準備を行います。一から関係を築くのは骨が折れるため、対象と関係を築く段階はファウストさんに任せ、彼の紹介として対象と接触しようという算段です。それによって浮いた業務時間をファウストさんの手伝いに充てる、という契約は如何でしょうか。
長々と書いてしまいましたが、願い下げだという場合や、他の案をお持ちの場合は遠慮なく仰ってください。 )





80: ノラ  [×]
2021-09-29 11:40:43



>メビウス

.....ノラ 。サーネームはない。
( 差し出されたそれを眺めていれば名前を聞かれ、少し躊躇ってから声に出した。遥か昔の戦争で使われた原子爆弾専用爆撃機、ENOLA・GAYから取られた名前。生まれた時からついてまわるその名前は、私を戦争に縛り付けておくための縄であって、戦争の道具である私の蔑称なのだ。とてもいい名前とは思えなくて、いつからか名前を口にするのを拒んでいた。この旅では戦争の跡を目にする事が多いだろう。多い所ではない、そこら中に戦争の跡がある。降り続ける雪だって、私が今持つ銃だって、私の名前だって全て戦争の産物なのだ。もしかしたら私は戦争で失うものよりも得たものの方が多いのかもしれない。それでこの惨劇が好きになるなんてことはないが、そう考えたら名前を口にするのに躊躇う理由はもうないと思えた。思い切り前を向き、なにかが起こることを察して目を爛々と輝かせた。知らない事が起きるのは研究者にとっていつ何時でも楽しいものなのだ。名前も知らないアンデッドを見つめ、それが始まるのを待った。)




81: ミラ [×]
2021-09-29 15:55:01




>シャーロン


シャーロンお酒好き?酒場での聞き込みにするから、好きなら飲めるよ。
( 至極興味無さげに落とされた言葉に苦笑いを浮かべる他無い。興味が無い事が目に見えてわかる相手を連れ出すのは些か申し訳無い気もするが、これだって契約の一部と思ってもらおう。それでも終始つまらなさそうな表情で街を歩かれては気も休まらないし何せ小さな街だ、急に現れた部外者に対する好奇な目は相手の気も害すかもしれない。先手を打つ訳では無いが、少しでもつまらなさが払拭されればいいという気持ちを込めつつそう問うては、無言ながら席についた相手に軽く笑み。「明日はちゃんとしたご飯にするから。」こんな残り物やツマミのような物を振る舞うのは気が引けるのだ。透明に透き通ったグラス二つとミネラルウォーターを両手に席に着く。と、ふと何かに気付いたのかグラスに水を注ごうとしていた手を止め「…悪魔って水飲める?、」それは聖水がなんちゃらという何処ぞの映画の話しを思い出したから。ミネラルウォーターは聖水なんかではないが念には念を入れての問い掛けを行い )





82: ファウスト [×]
2021-09-29 18:31:38




>主様

(/承知しました!此方からも不明点があれば質問させていただきます。
詳しいご提案ありがとうございます。出会いの場面、並びに『代償』につきましても、そちらの案で進めさせていただきたいです。キャラクターの性格としても、興味をそそられる代償なので嬉々として手伝うと思います。機械仕掛けの身体を持つのは大抵が身分の高い者なので、会うのは難儀しそうですがロルの中で解決できそうなので問題ありません。両方の仕事をこなすには、素材採集と城勤が交互になりそうですね。多彩なロルが回せそうで楽しみです…!他に質問等がなければ、初回ロルの相談に移ろうと思うのですがいかがですか?)





83: メビウス [×]
2021-09-29 21:37:44




>ノラ
──ノラ。契約成立の証に、ここに名前を。
( 確かめるように、意識を捉えるように、名前を呼ぶ。その彼女を表す固有名詞を口に出す瞬間、元からお世辞にも豊かとは言えない彼女の表情が消えた気がしたけれど、ここで話が逸れてしまうのは自分にとっても、きっと彼女にとっても本意ではないだろうと言及は控えておく。覚悟を決めるように細く息を吐き出し、指し示したのは露わになっている上体の一部。心臓の真上、左胸の辺り。彼女に渡した万年筆の中には、インクの代わりに趣味の悪い魔女の魔力が込められている。その魔力で、身体に名を刻むのだ。そう、まるで自分の所有物に名前を書くかのように。胸に書いた文字は、ペン先を離した途端に身体の内に沈み込んで、心臓へと灼き付く。そうして隷属化が完了すれば、首元に鎖のような模様の痣が顕れる。簡潔に言えば、この儀式はそういう仕組みだ。熱線で心臓を灼かれる苦痛は到底積極的に味わいたいものではないが、これは自身を縛る鎖と同時に、身を守る命綱でもある。否が応でも脳裏に浮かぶ趣味の悪い魔女の姿に顔を顰めると、苦々しい声で付け足して )
……一筆書きで、できるだけ一思いにお願いします。





84: シャーロン [×]
2021-09-29 21:45:05




>ミラ・ロード
人間界の酒は薄くて飲んだ気がしない。
( こちらを気遣って掛けられた言葉に、同じだけの配慮を返すわけでもなく心のままに答える。以前一度だけ飲んだことがあるけれど、あんなものは水とさして変わらない。あれを飲んで人間は一体何が楽しいのだろう。あんな薄い酒であれだけ楽しげに騒いで、いっそ羨ましいとさえ思うほどだ。しかし、酒は好きではなくとも、酒に酔った人間の様を見るのは好きだった。途端に誘惑に弱くなり、自分の欲望に忠実になる。明日はお嬢も酒を飲むのだろうか。それならば付き合うのも悪くない、と少しだけ気分の浮上した自身を自覚する。先程からまるで〝母親〟という存在のようにあれこれと食事や飲料の心配をする彼女に、機嫌良く口角を上げれば、挑発的な瞳で意地悪く問い掛け )
そんなに俺の機嫌を損ねたくない?





85: 観測者 [×]
2021-09-29 21:53:12




 >ファウストさん背後様

( / ご承諾ありがとうございます。こちらもファウストさんと紡ぐ物語に期待も妄想も膨らむばかりです。至らないところばかりかとは思いますが、何卒よろしくお願いいたします。そうですね、最初の舞台となる工房の設備等を教えていただければ初回はどちらからでも大丈夫ですので、背後様のご希望をお聞かせくださいませ。 )





86: ファウスト [×]
2021-09-30 21:49:33




>観測者様

(/お言葉をいただき、とても嬉しいです!部屋の描写はこちらの方でやらせていただいた方が手間が省けるかと思いましたので、勝手ながら初回ロルを回させていただきましたが、問題等あれば書き直すことも可能です…!大分長くなってしまいましたが、次回からはこれよりもう数段短くなると思われます。それでは、改めましてよろしくお願いします!)


(鳥の鳴き声が聞こえる。その声で徹夜したことにようやく気づき、長時間書類仕事をしていたからかぼやける視界にため息をついた。何度かの実験の末、浄化薬が改良できたのは喜ばしいものの、その記録をつける行為は退屈だ。しかし、新たな発見が得られる可能性があるだけまだマシで、一番の問題は、人の仕事に文句をつけるのが趣味である大臣に提出しなければならないこと。一刻一刻と迫る憂鬱な時間に再び深く息を吐いて、必要な書類を分けるために部屋を見渡した。書き終えた紙の束は床の色が見えない程に散乱しており、使用済の白衣や何度も読んでぼろぼろの本も床に積み上がっている。一つドアの向こうには実験室。何も知らない者が入ればひとたまりもない程に危険なものがこの部屋とは真反対に整頓されて並べられている。それは、とっちらかった部屋に寝ぼけて踏み込んでお陀仏なんて死に方はアホらしすぎるという真っ当な理由のため。ついでに自分以外は入れないような仕掛けの鍵が両方の部屋にかかっているおかげで死体ができても発見されない可能性の方が高い。機械製の身体なんてまっぴらごめんだが、肉と骨とその他諸々製である身体も不便には違いない。凝り固まった肩をぐるぐる回しつつ、紙束を選出していき)





87: ミラ [×]
2021-10-01 13:37:52




>シャーロン


__シャーロンってどんな所に住んでたの?
( 酒場ならマスターにさえ頼めば度数の強いお酒だって飲めるかもしれないがそもそもの材料や作り方が違うのか。ともすればふと浮かんだのは自身が契約する前までの相手の生活で。フォークを使い器用にレタスを口内へ運び数回の咀嚼の後に飲み込んだそのタイミングで脳裏を掠めた疑問を一つ問い掛け。答えが来ようが来まいがグラスにはなみなみに注がれたミネラルウォーター。飲まないならばそのままシンクへ流してしまえばいい、そう考え視線向けた刹那、挑発的で意地の悪い色宿す瞳とぶつかれば続いて紡がれた言葉に一度はグッと言葉飲み込み。それもそうだ、心の奥底にはどうやったって抗えぬ孤独があって、摩訶不思議な出会い方ではあったが今普通に話し、家を共にする相手が出来たのだ。悪魔だって。失いたくないと思うのは普通。それでも素直に認める気になれないのは強がる事が染み付いてしまったから。「…別にそう言う訳じゃない。一緒に住む以上、知っておこうと思っただけ。」つい、と視線を下方にあるお皿へと向け直してはなんて事のない口調で返事をして )





88: ノラ  [×]
2021-10-02 14:06:04



>メビウス

___わかった 。
( ノラ、とそう名前を呼ばれるとやはり心の内側のほうが小さく波立つ。今後も呼ばれていく度に慣れるだろうから気付かないふりをして返事を返したが、少し声が上擦ってしまう。契約成立の証、と彼が指し示したのは心臓の辺り。アンデットに心臓があるか定かではないがその上に名を刻め、ということらしい。掌にある万年筆はそのためのものか。他人の体に自分の名を刻んで契約成立とはまるで物みたいじゃないか。彼と私に刻まれる名前。私だけでなく目の前の彼をも巻き込んでノラの名をした拘束は続くのかと、そう思うと前を向いた顔が再び歪んだ。私の表情を写したように彼も顔を顰めている。その表情からなにかを察することは私には出来なくて、その事が少し悲しく感じた。とにかく、一思いにとのことなので、その指示に従っておこう。彼の体に自身の腕をのばし筆を走らせる。)




89: ロイ [×]
2021-10-03 11:33:27




>ファウスト
( 死神の質というのは、仕事の出来で決まる。長くなるから詳しい内容は割愛するけれど、死神の仕事はただ多くの魂を刈り取れば良い、なんて単純なものではない。大事なのは魂の形の把握と、その形に沿って正確に刈り取る鎌さばきだ。常に個人成績トップを取っていた私は、無論その二点にも自負がある。しかし、それが揺るがされる事態が発生した。人間たちが生み出した技術──〝錬金術〟によって。ある物質を別の物質へと変化させるそれは、ついに人体すらも作り替え、人間は機械仕掛けの身体へと変化してしまった。しかも、私の管轄下でばかりだ。しばらくは静観していたものの、市場予測とリスク分析の末、私はこの障害を取り除くことに決めた。そうしてやって来たのが、この部屋。錬金術師の工房だ。最初に踏み入った部屋はあまりに物が散乱していて眩暈がするほどだったが、今いるこの部屋は打って変わって整然としている。所々に貼られているラベルや注意書きを見るに、危険な物が多いのだろう。この部屋を荒らせば錬金術の進化を止められるか、なんて物騒な思考が頭を掠めるが、人間界に干渉し過ぎることは禁止されている。渋々そちらは諦め、まずは情報収集、とその辺の本を適当に引っ張り出して開いてみる。顎に置いた手でゆっくりとページを捲りながら、そこにある情報を一つ一つ頭の中へと染み込ませて )


( / 初回ロルありがとうございます。こちらも密かにそっちの方が手っ取り早いかも…と考えていたので有難い限りです。ロイはどちらかと言うと用心深い性格なので、何かミスをして物を落とす等の大きな音は発生させられませんでしたが、ファウストさんが気配に気付いたり物を取りに来たりで鉢合わせられたらな、と思っております。任せきりで申し訳ございません…。そろそろ背後はお暇いたしますが、工房の様子や世界観に齟齬等ありましたら、都度ご指摘ください。改めて、これからよろしくお願いいたします。こちら蹴り可です。 )





90: シャーロン [×]
2021-10-03 11:51:55




>ミラ・ロード
ん~? 魔界っていう、恐怖と愉悦の楽園みたいな所。魂になったらお嬢も連れてってやるよ。
( 目の前に並べられた、お嬢曰く〝ちゃんとしていない〟ご飯の中から、小さな肉の塊にフォークを突き刺す。それを口へと運びながら、何でもない口調で答えたのは自身の住処のこと。秩序なんてものは何もない、食事睡眠はもちろん、壊すのも愛すのも自由な場所だ。元は、契約後も魔界に戻って有事の際にだけ喚び出しに応じる予定だったけれど、このまま近い場所からお嬢が孤軍奮闘する姿を眺めているのもまあ悪くない。それに、この可愛げのない寂しがり屋を揶揄うのもなかなかにいい暇つぶしになりそうだ。返す言葉の代わりにくつくつと意味ありげに喉を鳴らせば、ミネラルウォーターの注がれたグラスを一つ自分の方へと引き寄せ、軽く呷って )





91: メビウス [×]
2021-10-03 11:54:23




>ノラ
( 固く口を結び、奥歯を噛み締める。何度繰り返しても慣れることのない激痛に声が漏れそうになるけれど、ここで苦悶の声を聞かせて彼女の手が止まったり、名を刻むことをやめてしまわれると困る。息を止めるようにして、喉から吐き出される一切のものを押し留める。魔女は、この万年筆に込められた魔力が尽きた時、俺が不死から解放されるとか何とか言っていた気がするけれど、一向に無くなる気配がないからきっとハッタリだ。本当にどこまでも趣味が悪い。そんなことを考えているうち、激痛が止んだことで名が刻み終わったことを悟る。押し留めていた息を吐き出し、シャツのボタンも留めないまま肩で息をする。首元がじんわりと温かくなって痣の気配を感じるけれど、自分では確認できないため、この場で唯一の他者である彼女に首元を指して尋ねて )
……ここに何か出てます?





92: 観測者 [×]
2021-10-05 12:23:49




 ●概要 >1
 ●従者 >2

 現在の契約者:
 レイ → ルカ
 ミラ・ロード → シャーロン
 ノラ → メビウス
 ファウスト → ロイ

 物語上のサブ・モブキャラクターの作成は自由。世界観、代償、ロルの長さ等は話し合いで決定。質問だけでもお気軽に。
 従者との関係の変化を楽しむトピックです。〈望み〉は他の参加者様と被っていても大歓迎。





93: ノラ  [×]
2021-10-07 21:10:55



>メビウス

痣が....そこに。
( 尋ねてくる彼に答える為に痣の場所を指しながら伝えて。名前を刻み終えた後すぐに彼の首の辺りに痣が浮かび上がる。その形は燃える炎のようにも咲き誇る花のようにも見えて、無気力な彼にはどうにも不釣り合いだ。ペンを動かしている間は多少人間らしい反応を見せていたが、アンデットにも痛覚はあるのだろうか。銃弾をもろに食らってもなんの反応も見せなかった彼がこの万年筆には弱い、ということか。いまも息が荒く、表情も歪んだままだ。どういうカラクリなのだろう。というか、これで契約は成立したのだろうか?私に特に痛みはないし、命が奪われたわけでも声を失ったわけでもない。どこまで私に有利な契約なのだろうと、少し馬鹿げていて口角が上がってしまう。万年筆で書いた私の名前は、最初は傷跡のようだったのに今はもうすでに薄く消えようとしていて、やはりこの世の条理から外れたものである事を再確認する。飲み込まれていく私の名前と引き替え彼の痣は段々と濃くなっていく、そのことが何故か不安で堪らなかった。)




94: ファウスト [×]
2021-10-07 21:48:31




>ロイ

(部屋を歩き回っているうちに微かな違和感を覚える。ティースプーン一匙くらいの些細な、余程神経質でない限り調べないそれ。普段なら探さないが、もしも問題が見つかれば提出を遅らせることができる。仕事を放り投げて、改めてじっくり部屋の中を眺めた。取り囲んでいた本の山が崩れているのはさっき自分でやった、紅茶がないのはそもそも作ってないから当然……ならば物の配置か。入り口に近い数箇所を軽く調べて、確認する。微妙なズレから推測するに、倒したものをわざわざ元通りに戻している?何のために──部屋の主人に気付かれないため、と考えるのが妥当だろう。自分を害するのが目的なら、几帳面にこんなことはしない。つまり、狙いは錬金術。出た形跡がないため、十中八九隣の部屋にいる。一瞬近衛兵を呼ぼうかと思ったものの、この鍵を開けられる程の腕前なら無駄だろう。それに、軽々と複雑な錠前を解くような『それ』に興味がある。部屋の扉に手をかけて、本を読み耽る侵入者を見つければ皮肉混じりに歓迎の言葉を)──こんな朝早くから仕事とは、最近の泥棒は勤勉なんだな。朝食ぐらい食べたらどうだ、ミスター?





95: メビウス [×]
2021-10-08 15:37:49




>ノラ
は……
( 彼女の返答に、ゆるく息を吐く。それは単に乱れていた呼吸が少しずつ整ってきたからでもあったし、終わって欲しい時間が過ぎ去った安堵の息でもあった。長い間晒していた上半身を、開く時よりも緩慢な手つきでようやくシャツの中へと仕舞い込む。ふっと伏せていた目を上げると、そこにはたった今自身の主となった少女の顔。僅かに感じ取れる程度の変化でしかないものの、その今にも泣き出してしまいそうな脆い表情に面食らう。何も恐れない、冷たく硬い氷のようだった彼女でも、よく分からない儀式で目の前の存在を苦しませることは堪えるのだろうか。数秒後、気付く。そうだ、彼女は今までの多くの主と違い、俺をアンデットと知って使役するために訪ねてきた人間ではなかった。偶然の出会い、偶然の交わり。出会った瞬間を思い返し、あまりにも不親切だった、と反省の念が湧き上がれば、せめてもの詫びにと今できる説明をぽつりぽつりと零して )
……これで契約は完了です。あなた──ノラは、これから俺を隷属させることが出来ます。この痣が、その証です。ただし、事前にしてもらった約束を破れば契約は即刻立ち消え。その時は……俺があなたを殺します。





96: ロイ [×]
2021-10-08 15:40:40




>ファウスト
( 本に集中していた。それもある。しかし、隣の部屋で何かが動き出す気配には気が付いていたにも関わらず、私がその場を動かなかったのは、地道に情報収集するより有識者に直接吐かせた方が早い、という打算に依るところが大きかった。業務の遂行において、効率は重要なファクターだ。その過程で生じる多少のリスクはこの際致し方ない。横目で入口の方を一瞥すれば、今開いている本のページ数へと素早く目を遣ってから静かに本を閉じる。不審がる様子のわりに落ち着いた様子で話しかけてきた彼へと身体を向けると、余裕の態度で口元に軽い笑みを浮かべた。くすんだ金髪を乱雑に結った、整った顔立ちの上に不健康を塗り重ねたような男。皮肉めいた物言いに、こちらも分かりやすい皮肉で答える。時間外労働を強いられている現状によるストレスも小指の先程はあれど、やられっぱなしではいられないのは生来の性格だった )
おや、お仕事は終わられましたか。……ええ、こちらもお陰様で時間外労働です。お互い大変ですね、ご一緒に朝食でも如何ですか?





97: ノラ  [×]
2021-10-10 17:55:10



>メビウス

アンデット様に殺されるなんて、いまから楽しみだな。
( 途端に饒舌な彼に驚きながらもそう嘲笑してみせる。いつのまにか目の奥が熱くなっていたらしく、そうして皮肉めいたことを言っていないといつもの自分では無くなってしまいそうだった。でも伝えたことは本当で、アンデットに殺されるというのは期待が膨らんでしまう。**ない体なのだから、様々な死に方について知っているに違いないと。そして私は死ぬときでさえ知識を貪欲に食らう研究者なのだから。身なりを整えた彼は淡々と、けれど表情だけは申し訳なさそうに契約の成立とその契約事項についてを語る。私が想像していたよりも隷属的で不平等にも思えるそれに少し焦る。食料を与えていれば私の命が尽きるまで手となり足となってくれるのだろうか。私からしたら都合が良過ぎるし、こんなことを感じるのは初めてなのだが....それは少し非人道的では無いだろうか?人間ではない彼にその言葉が通用するのかはわからないが____。そういえば、彼の名前を聞くのを忘れていた、とはたと思い出し尋ねる )
....こんな大層な契約を交わしておいていつまでも「 君 」なんて呼び方は他人行儀だろう、名前は?




98: メビウス [×]
2021-10-11 08:40:09




>ノラ (>97 )
……死にたがるのは自由ですが、妙な気は起こさないでくださいね。傷付けられれば一応ちゃんと痛いんですから。
( 親切心で伝えた契約の説明に、彼女は口の端を上げる。その様子に一抹の不安が胸を過れば、ほんの数ミリ眉を顰め、若干の呆れ顔で釘を刺す。この契約は、相手に『アンデッドへの恐怖心』と『死への恐怖心』があることを前提に成り立っている。死にたがりの行き過ぎた好奇心で軽率に約束を破られては困るのだ。他のアンデッドに出会ったことがないから、アンデッドの標準は分からないけれど、俺は痛みも苦しみも、空腹も普通の人間と同じように感じる。もしかしたら人間の時よりはその辺の感覚が鈍っているのかも知れないが、人間として死んだ時の痛みなどとっくに忘れてしまった。たった一度きりの命と無限の命を天秤にかけて、それならと自身が前に出ているだけで、本音を言えば痛いのも苦しいのも嫌に決まっている。その辺の感覚も、長い時間の中で鈍ってきた気はするけれど。慣れとは怖いものだ。思い出したように名を尋ねられて、一瞬、何も口に出せなくなる。自分の名前を名乗るなんて久方振りのことで、咄嗟に自分の名前が出て来なかったのだ。人類が滅び、もう二度と誰かに呼ばれることなどないと思っていた名前。何があるか分からないものだな、なんて他人事のように考えながら、口に出すことで確信を得るように名前を告げて )
あなたは変なところにこだわりますね。……メビウス、です。





99: ファウスト [×]
2021-10-11 12:35:46




>ロイ

…これはこれは、刺激的なお誘いだ。しかし、生憎食材を切らしていてな
(見るからに質の良い生地を使ったスーツにこの世のものとは思えない艶やかな容貌、明らかに実験室に不釣り合いなそれらを隈なく観察していく。見たところ服の材質は不明、少なくともこの国で一番の仕立て屋に頼んでも全く同じものは作れないだろう。髪色としては特別珍しいものではないものの、ここまでムラのない黒髪はごく稀。何より、貴族でないものがこんな格好をできるはずがない。ここから導き出される結論は──と、ここまでで思考を打ち切る。そも一言聞けばいい話をわざわざ考察する必要はない。興味を惹かれるものについて、延々と考えを巡らせるのは自分の悪癖だ。錬金術師は少ない。秘密の漏洩を防ぐため学問として体系化されていないのが理由であり、それに付随する『議論相手がいない』といった問題は長年解決されないまま放置されている。ならば一人で議論するしかないのだから、自分の研究室にこもるのは当然の帰結といえるだろう。布に関しては後程拝借するとして、さっさと本題に入ることにする。とっくの前に頭に刻み込んだ羊皮紙を手慰みにめくりながら、皮肉めいた応酬を打ち切って)
で、君は何だ?僕は自分を害する可能性のあるものと一緒に食事をする趣味はないんだが





100: ロイ [×]
2021-10-11 21:38:50




>ファウスト (>99 )
あなたたちの世界では〝死神〟と呼ばれている者です。
( もっともな問い掛けに、ふ、と笑みを深くする。百聞は一見に如かず。一歩踏み出すと同時に手元に黒く輝く鎌を出現させると、それを呑気に羊皮紙を捲る相手の喉元へと充てがう。『死神を見た』だなんて、言ったとしても笑い飛ばされるか精神の病を心配されるかが関の山だろうが、こうして目の前に現実として突き付けられれば人間は案外あっさりと信じるものだ。問答無用で魂を切り離し、仮死状態となった身体を人質に取っても良かったけれど、まずは様子見。可能な限り事は大きくならない方がこちらとしても都合が良い。これで素直に要求に応じてくれれば良いが、そうでない場合は実力行使に出る他ないだろう。部屋に踏み入る際に一通り確認はしたものの、この状況でも余裕があるように見える男の様子に、周囲を警戒する。ここでしくじってはリスクを冒してまで姿を見せた意味がない。慎重に、しかし出来る限り迅速に。一呼吸置いて、要求を口にする頃には先程まで浮かべていた笑みは消え失せ、代わりに鋭い眼光で真っ直ぐに相手を見据えて )
錬金術について、尋ねたいことがあります。答えていただけますか。





101: ファウスト [×]
2021-10-16 09:08:10




>ロイ

それを教えたと知れたら、僕は一生ここに監禁される。
(首元に当てられた刃がひやりと冷たい。命を奪うのが目的ではないとすると、これはただの脅し。強ばりかけた身体にそう言い聞かせながらゆっくり息を吐いて、床に落とした羊皮紙からそちらへと真っ直ぐ視線を合わせた。城勤めとはいえ騎士の出入りする区画とは遠いし、基本的に人と会うことは少ない。対して、向こうは死神というだけあって、一人の命を握っているというのに怯えや恐怖は一切感じさせず、尚且つ周囲を見渡す始末。別に対抗手段がない訳ではないが、勝算の無いものに労力を無駄に使いたくもない。大人しく双手を上げて降参の意を示した。ただ、錬金術を教えるというのは国家に対しての明らかな反逆行為、教えられた側は確実にギロチン台に直行で、教えた側は牢屋で自分の担当した機械のメンテナンスだけを淡々と行う人生になる。どちらを選んでも結末は変わらないこの状況に、追い込まれた時点で詰みだ──何の対抗策も取らない限りは。こほん、と一つ咳払いをして、愛嬌のある笑みを浮かべ)
とりあえず、状況の整理をしたいんだが。それに、いい加減紅茶が飲みたい。先程からずっと喉が渇いてるんだ。





102: ロイ [×]
2021-10-18 00:29:07




>ファウスト (>101 )
その点についてはご心配なく。聞き出した情報で何かをするつもりはありませんし、勿論口外もしません。あなたさえ漏らさなければ、秘密は永遠に守られます。
( 首元に鎌を充てがったまま、微かに口角を上げる。それは、相手を安心させるためというより、言い逃れを許さない挑戦的な微笑だ。ここへ来た目的は機械仕掛けの身体への対抗策を考えるための情報収集。決して錬金術を自身の利益にするためではない。死神が錬金術を習得したところで何のメリットにもならないことは、少し考えれば分かることだ。……が、しかし。初対面の、しかも人間の常識では計れない存在の言葉をすぐに信用しろ、というのが難しいのもまた少し考えれば分かること。これ以上詰めて、『一生ここに監禁されるくらいなら、いっそこのまま殺された方がマシだ』と腹を括られても困る。造形としては上等ながら、どこか薄気味悪さを感じる貼り付けたような笑みを一瞥すると、鎌を下ろす。相手を甘く見て足元を掬われることほど滑稽なことは無いが、上位存在である死神が多少の慈悲も与えられないようでは格に関わる。相手に自由は許したものの、念のためと釘を刺す言葉に選んだのは、いつか仕事で聞いた立てこもり犯のそれと似通ったもので )
……少しでも不審な動きをすればすぐに魂を刈り取るので、そのつもりで。





103: ファウスト [×]
2021-10-25 22:12:13




>ロイ

人の大事なアトリエに勝手に侵入してその上武器で脅してくる常識外れを信用できると思うか?
(こんな初対面で、しかも目的も正体も掴めない人外。今までの行いで信用を得られるようなものもなければ、今言っていることすら口約束にすぎない。死神が錬金術で何をしたいのかは少々興味はあるものの、そも交渉したいのならば、強硬手段ではなくもっと友好的に接するべきだろう、と心の底から呆れを込めた視線で正面を見据える。同時に、相手は確実に人ではないだということが実感を伴いつつ改めて認識した。人の心というものをてんでわかっていない。この状況自体、おおよそ学者と言われて思い浮かぶような、繊細な人間なら耐えきれずに取り乱しているだろうに。脅しへの返答代わりに肩をすくめ、棚からカップ代わりのビーカーを取り出す。水に茶葉の粉末を加えてよく混ぜ合わせ、最後にとある鉱石を加えればみるみる湯気が立ってトパーズ色に染まっていく。錬金術の初歩の初歩、というより真面目に作るのが面倒なので省略したもの。石を掬い出して、口の中を潤せば改めて鎌を持った相手に向き合い)
それに、口外だけが問題ではない。秘密を共有した時点で僕はこの環境を破棄することを考慮しなければならないし、教えた時点で用済みとして処理されることだってあり得る。その上で、僕が教えるメリットは?





104: ロイ [×]
2021-10-28 21:17:50




>ファウスト (>103 )
……メリット?
( 相手からの問い掛けに、訝しげな声が転がり出る。アトリエにいとも簡単に侵入され、武器で脅され、そうでなくとも相手は人間より遥かに強い力を持った死神。誰がどう見ても力の差は歴然だ。目立った抵抗がないところを見るに、相手もそれは理解しているはず。にも関わらず、この男は、この状況でまだ自分が私と対等な立場にあると思っているのか。大した度胸だ、と口の端から笑みが漏れる。今までの私と彼の一切は、要約すれば〝命が惜しければ情報を渡せ〟というもの。死が怖くないのか、それとも、ただでは転ばないという意地か。そも、転んだ先が冥府では、そんな意地はくだらないと言う他ないが。目の前で再現される錬金術の神秘に顔を顰めつつ、注意深く相手の様子に目を配る。短絡的に直接情報を聞き出す判断を下したことに若干の後悔の念が過ぎるも、乗りかかった船だ。とりあえず話だけは聞くことに決める。しかし、無論〝命が助かる〟以外のメリットなどあるはずがないため、必然、質問に質問で返す形になって )
その〝メリット〟が、何ならあなたは情報を渡すに値すると?





105: ファウスト [×]
2021-10-31 17:08:35




>ロイ

情報には情報を──賢者の石を知っているか?
(圧倒的不利な立場であることは理解している。それでも尚交渉に持ち込もうとするのは、全てを失う恐怖より目の前の死神への苛立ちの方が大きいから。脅せば早いと言わんばかりの行動も、わざわざこのアトリエを選んだその選択も、癇に障って仕方がない。まあ、それは自分が大層な負けず嫌いの捻くれ者、ということも一要因かもしれないが。しかし、それでも尚、死は恐ろしい。だが、錬金術師になった時点でまともな結末も普通の幸せも来ないことは覚悟している。死神に狩られるという終わり方は、人の命を散々弄んできたわりには穏やかな報いだろう。鋭利に眼前の死神を見据え、単刀直入に質問をする。今、一番渇望している知識であり、王命によって一生逃れることのできないであろうそれ。古の黴くさい文書にしか見られず、世間では信憑性のない噂しか流れてはいないもの。欲しいのは憐れみでも終わりでもなく、純然たる交渉。だから、まだ足りない。床に落とした羊皮紙を眺めながら、手の平の中の石を転がし、軽い雑談をする調子で)
この石は、先ほどのように水や茶葉には基本無害だが動物由来の物を嫌う。具体的に言えば爆発する。骨も残らない。万が一、手元を狂わせても死神様は無事でしょうが、矮小な人間である僕はとても。





106: ロイ [×]
2021-11-02 13:10:26




>ファウスト (>105 )
──……。
( 手のひらの上で小石を弄ぶ彼に、すうと目を細める。わざと手元を狂わせようとしているようにも見えるその動作の意図するところは、〝交渉に応じなければ、この部屋の情報源ごと全て吹き飛ばすぞ〟だろう。死なば諸共、というわけか。たちが悪い。舌打ちが出そうになるのを堪えながら、打開策に思案を巡らす。この際、情報源として機能しないこの男の生死はどうでもいい。問題は書籍、報告書、論文といった類の情報資産だ。瞬時に魂を刈り取って石を回収する、手近にある文書だけを持ち去る、他の誰かを人質に取る──様々な方法を検討するも、あの石ころの詳細が分からないままではどれも良い方法には思えなかった。堪えた舌打ちの代わりに、溜め息を吐き出す。また錬金術だ。いつもいつも錬金術が私の行く手を阻む。いっそ錬金術師も錬金術に関する情報も全て吹き飛ばしてしまった方が良いのではないか、と思考を放棄したくなるものの、そうもいかない。目の前の男に自由を与えたことを心底後悔しながら、今できる最大の譲歩をして )
賢者の石に関しては、大昔に小耳に挟んだ程度です。興味がなかったもので。……ただし、あなたにその気があるのなら、手伝いくらいは引き受けましょう。





107: ファウスト [×]
2021-11-06 22:18:34




>ロイ

それで構わない。勿論、双方にメリットがある形にするとも
(緊迫した空気を弛緩させるように軽く口角を上げてみせる。死神から手伝いと言わせただけ上々、少なくとも最悪の事態は免れた。石の表面をなぞるように指で撫でては、棚から試験管を取り出し、慎重に蓋をする。そのまま懐にしまい、改めて侵入者から取引相手に昇格した彼と向き合った。すっかり冷めてしまった紅茶を一気に飲み干せば、苛立ちもマシになる。よく考えれば、この死神の目的すら知らない。教える気がなかったのか、それとも単に自分が先んじただけか。兎も角、目的がわからないのなら対処のしようがないのだ──大方、機械型のことだろうと予想はつくものの。寿命を恐れた人間がたどり着いた、機械型の身体。これにより、貴族の平均寿命は伸びに伸びた。一つ一つ錬金術師が設計を組み替えて作るもので、メンテナンスも担当の錬金術師が定期的に行う。貧困層は決して手が届かない代物であり、同時に、行える錬金術師も限られてくる。対象の体に合わせて構造を考えなければ、四肢が動かないなんて茶飯事で、最悪移ることすら叶わずそのまま朽ち果てることもざら。そも何らかのメリットがあるのなら、手伝うことに反感はない。が、皮肉が出るのは先程の恨みもあるからで)
僕は何をすればいい?まさか死神様が弟子になりたいわけでも、機械の体がほしいわけでもないだろう





108: ロイ [×]
2021-11-14 21:07:20




>ファウスト (>107 )

恐ろしいことを言わないでください。
( うんざりとした様子で、ゆるく首を振る。自身の身体を機械にすげ替えるなど、人間の考えることは全くもって理解不能だ。人間であることをやめてまで生に縋り付くなど、あまりにも美意識に欠けていて、理解しようという気さえ起こらない。しかし、仕事が絡んでくるとなれば話は別。死神は食事も睡眠も必要とせず、その一日のほとんどを仕事に費やす。業務の遂行のみが自身の存在理由であると自覚し、仕事に生きるよう本能に刻み込まれている存在だ。私は一等その性質が強いらしく、業績トップを取り続けてきたのもそこに起因するのだろう。つまり、最も死神らしい死神というわけだ。そんな私が彼に望むこと。言わずもがな、仕事の成果だ。「人間が機械の身体に魂を宿すようになって、こちらの仕事に支障が出ているんです」苦情と共にこちらの状況を手短に説明する。情報収集の手段だったはずが、いつの間にか交渉相手に成り上がっていた相手を見遣ると、口元には僅かな笑み。一貫した態度に、なかなかに食えない人間だ、と思う。石を仕舞った今なら最初の状態に持って行けるかとも考えたが、他にどんな物を潜ませているか分かったものではない。同じ轍を踏まないよう、今度は脅迫的でない、合理的な提案を試みて )
あなたが持っている錬金術に関する情報を全て開示してください──と、言いたいところですが、疑り深い……失礼、思慮深いあなたのことです。それは成果報酬で構いません。その代わりと言っては何ですが、私があなたの手伝いをする間、あなたにもこちらの仕事を手伝っていただいても?





109: 観測者 [×]
2021-11-15 12:57:51




 ●概要 >1
 ●従者 >2

現在の契約者:
 レイ( >5
 ミラ・ロード( >6
 ノラ( >18
 ファウスト( >70

 物語上のサブ・モブキャラクターの作成は自由。世界観、代償、ロルの長さ等は話し合いで決定。従者との出会い方が分からない、気になる従者がいるけど特に設定が思いつかない等のご質問、ご相談だけでもお気軽に。



 ●以下、セットアップシナリオ。ご参考までに。

従者:ノア
契約者:王家または名家の第一継承者
望み:自身の護衛
代償:悠々自適な暮らし

ある日、一匹の黒猫と出会ったあなた。首輪を外して欲しそうにしているので外してやると、黒猫は天使の姿に変化する。天界に戻るために望みを叶えると言われ、あなたは身内から命を狙われている自身の身を守って欲しいと告げる──
( そばに置く際、執事や騎士の役職を与えることも可能 )


従者:セシル
契約者:余命幾許もない人間
望み:世界を見たい
代償:一番大切なもの( 内容問わず )

「空、飛びたかった」ずっと病床に臥していたあなたは、自身の余命を知り、病院から( 故意でも事故でも )身を投げ出す。落下中に気を失って、目を開けると何故か生きている。目の前には助けてくれたらしい神鳥と名乗る男性がいて、身を投げた理由を話すと背に乗せてくれるという。こうして、ふたりの空の旅が始まる。この世界の最果てを目指して──





110: ファウスト [×]
2021-11-18 22:05:37




>ロイ

…錬金術全てとは、空気を清める浄化薬や良質な潤滑油の作り方も必要で?
(全部、なんて途方もない要求にこめかみを軽く抑えながら、念のための確認。生と死をひっくり返す秘術もあるが、この学問の大半は実用的な薬の方が多い。死神がどの程度の知識を持っているのか、なんて見当もつかないものの、土台となる基礎が記載された本を読んでいたことと報酬の内容。錬金術は知らないと見ていいだろう。この学問の特徴としては基本的に実験が主体であり、理論は二の次。それに合わさって各アトリエ毎に製法が違ったり、商売敵に教えず薬の販売を独占することも多々ある秘密主義、本にするなんて個人でしかやりはしない。今ここにある本や羊皮紙の束は、先代や先々代が分析したものを当代になった自分がわざわざ纏めたもの。とはいえ、それ以上に文字になっていないものの方が圧倒的に多い。全てを書き起こすのは面倒だからと代替え案を。「機械型の構造と対策に加えて、主要な素材の取り扱い方に基礎となる理論、これを成果報酬にした方が効率的だと思うが……まあ、好きにすればいい」あくまで取引であるため、断言はせずに相手の出方を伺うに留めて。死神の仕事、と聞けば一番初めに思い浮かぶのは勿論命を狩ること。つい今しがた狩られそうになったばかりで、手伝えとは。若干顔を顰めるものの、どこかの法典めいた等価交換が錬金術の原則としての第一。仕事には仕事を、と呟いては肩をすくめ)
僕が思慮深い訳ではなく、君の詰めが甘いんだ。先に言っておくが──僕は普通の人間よりも弱い。荒事には加担させないのをお勧めするよ。





111: ノラ [×]
2021-11-20 12:05:48



>メビウス

心配する必要は無い。私はそう簡単には死なないし、**ない。
( そう、**ないのだ。なんの為に外に出てきたのかを忘れる訳にはいかない。ただこの世界を散歩するためでは無いのだ。生かされてしまったこの命の為に、そして求め続ける知識欲の為にも....。最後まで生きることに縋り続け知ることを求める怪物にならなければ。名前を尋ねたのも好奇心からだ。人と関わることの少なかった自分にとって名前なんて概念のような存在だった。呼ぶことも呼ばれることも無く、一生概念のままだと思っていた存在だ。一瞬怯んだ相手が名乗ったのはメビウス。メビウスの輪というものをいつだか読んだ気がする。紙をねじって接続すると裏表が区別できなくなるというものだった。生きているか否か区別のつかない存在である彼の名前として言い得て妙だと、思わず感心してしまった。名前とはその人自身を表すものなのだろうか....不思議なものだ。そういえば彼は生まれながらにアンデッドなのか?それとも改造されたサイボーグ...なんてことあるんだろうか。まだまだこの世界には知らないことが多すぎる。その事が生きている実感と嬉しさをしみじみと感じさせてくれる。私は怪物になりきれているのだろうか___? とりあえず、この銀世界も見飽きてしまった。協力者がいるとはいえさすがに移動手段が必要だろう。)
メビウス .. この辺りになにか移動手段になりそうなものは無かったか?戦車でもなんでもいいのだが。



112: ロイ [×]
2021-11-20 22:16:08




>ファウスト (>110 )

……では、必要な知識の選別はあなたに任せます。
( いつ、どんなものが役に立つかは分からない。念には念を入れ、錬金術の知識全てを聞き出しておくのが安全策ではある。しかし、彼の様子を見るに、それは容易なことではないのだろう。死神と違い、人間の一生はたかが数十年だ。成果報酬を手に入れるためにどれほどの時間が掛かるのかは見当もつかないが、全ての知識を語るために重要な部分を省略されても困る。提案を素直に聞き入れると、もう不要であると見て、出現させていた鎌を霧散させる。私の方が彼より先に消えてしまうことも無いとは言えないが、まあまず無いと思っていいだろう。彼がこちらの仕事をきちんと手伝ってくれさえすれば。死神は、仕事が存在理由だ。裏を返せば、仕事が出来なくなれば存在理由が無くなるということ。業績の芳しくない死神は、ある一定のラインを下回ると跡形もなく消えてしまう。それを〝死〟と呼ぶか否かは個人の価値観に依るが、私は特段それを悲しいことだとは思わない。出来の悪い者が淘汰されるのは当然のことだ。人間だって、そんな死神に自分の最期を任せたくはないだろう。「荒事に人間の力を借りるほど落ちぶれてはいませんよ」彼の忠告に微笑を返せば、手のひらの上に一枚の写真を取り出して差し出す )
対象者──今回はこの人物との食事の席のセッティングをお願いします。詰めの甘い私より、あなたの方が適任でしょう。





113: メビウス [×]
2021-11-20 23:47:11




>ノラ (>111 )

……お願いしますよ。……先程約束してもらったこと以外なら、盾にでも足場にでも使ってもらって構わないので。
( 困るのは彼女が死んでしまうことではなく、死を恐れないために易々と約束を破ってしまうことだったけれど、特にそれに言及することもなく、代わりに自身の有用性を印象づけておく。彼女がこれまでの主とは違うことは理解していても、こうした細かな保身はしっかりとしておかなければならない。有用であると判断されること、反抗的な態度を一切見せないこと、感情は徹底的に殺すこと。いつだって、自分を守れるのは自分だけなのだから。しかし、まさか人類が滅びた今になって、こうしてまた契約を交わすことになるとは想定していなかった。平たく言えば、油断していた。戦車なんて、人類が戦争を繰り返していた時代ならば常に警戒していたはずだというのに、世界が一面の銀世界になってからは目にすら入らなかったように思う。たった今思い返した三箇条にすぐ翳りを落としてしまう不甲斐なさと、ぼんやりとした意識のまま歩き回った世界のことを思えば、感情の乗らない声で頼りない返答を返して )
戦車なら、ここに来るまでに見たような……、……どうだったかな……





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