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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
94:
ファウスト [×]
2021-10-07 21:48:31
>ロイ
(部屋を歩き回っているうちに微かな違和感を覚える。ティースプーン一匙くらいの些細な、余程神経質でない限り調べないそれ。普段なら探さないが、もしも問題が見つかれば提出を遅らせることができる。仕事を放り投げて、改めてじっくり部屋の中を眺めた。取り囲んでいた本の山が崩れているのはさっき自分でやった、紅茶がないのはそもそも作ってないから当然……ならば物の配置か。入り口に近い数箇所を軽く調べて、確認する。微妙なズレから推測するに、倒したものをわざわざ元通りに戻している?何のために──部屋の主人に気付かれないため、と考えるのが妥当だろう。自分を害するのが目的なら、几帳面にこんなことはしない。つまり、狙いは錬金術。出た形跡がないため、十中八九隣の部屋にいる。一瞬近衛兵を呼ぼうかと思ったものの、この鍵を開けられる程の腕前なら無駄だろう。それに、軽々と複雑な錠前を解くような『それ』に興味がある。部屋の扉に手をかけて、本を読み耽る侵入者を見つければ皮肉混じりに歓迎の言葉を)──こんな朝早くから仕事とは、最近の泥棒は勤勉なんだな。朝食ぐらい食べたらどうだ、ミスター?
95:
メビウス [×]
2021-10-08 15:37:49
>ノラ
は……
( 彼女の返答に、ゆるく息を吐く。それは単に乱れていた呼吸が少しずつ整ってきたからでもあったし、終わって欲しい時間が過ぎ去った安堵の息でもあった。長い間晒していた上半身を、開く時よりも緩慢な手つきでようやくシャツの中へと仕舞い込む。ふっと伏せていた目を上げると、そこにはたった今自身の主となった少女の顔。僅かに感じ取れる程度の変化でしかないものの、その今にも泣き出してしまいそうな脆い表情に面食らう。何も恐れない、冷たく硬い氷のようだった彼女でも、よく分からない儀式で目の前の存在を苦しませることは堪えるのだろうか。数秒後、気付く。そうだ、彼女は今までの多くの主と違い、俺をアンデットと知って使役するために訪ねてきた人間ではなかった。偶然の出会い、偶然の交わり。出会った瞬間を思い返し、あまりにも不親切だった、と反省の念が湧き上がれば、せめてもの詫びにと今できる説明をぽつりぽつりと零して )
……これで契約は完了です。あなた──ノラは、これから俺を隷属させることが出来ます。この痣が、その証です。ただし、事前にしてもらった約束を破れば契約は即刻立ち消え。その時は……俺があなたを殺します。
96:
ロイ [×]
2021-10-08 15:40:40
>ファウスト
( 本に集中していた。それもある。しかし、隣の部屋で何かが動き出す気配には気が付いていたにも関わらず、私がその場を動かなかったのは、地道に情報収集するより有識者に直接吐かせた方が早い、という打算に依るところが大きかった。業務の遂行において、効率は重要なファクターだ。その過程で生じる多少のリスクはこの際致し方ない。横目で入口の方を一瞥すれば、今開いている本のページ数へと素早く目を遣ってから静かに本を閉じる。不審がる様子のわりに落ち着いた様子で話しかけてきた彼へと身体を向けると、余裕の態度で口元に軽い笑みを浮かべた。くすんだ金髪を乱雑に結った、整った顔立ちの上に不健康を塗り重ねたような男。皮肉めいた物言いに、こちらも分かりやすい皮肉で答える。時間外労働を強いられている現状によるストレスも小指の先程はあれど、やられっぱなしではいられないのは生来の性格だった )
おや、お仕事は終わられましたか。……ええ、こちらもお陰様で時間外労働です。お互い大変ですね、ご一緒に朝食でも如何ですか?
97:
ノラ [×]
2021-10-10 17:55:10
>メビウス
アンデット様に殺されるなんて、いまから楽しみだな。
( 途端に饒舌な彼に驚きながらもそう嘲笑してみせる。いつのまにか目の奥が熱くなっていたらしく、そうして皮肉めいたことを言っていないといつもの自分では無くなってしまいそうだった。でも伝えたことは本当で、アンデットに殺されるというのは期待が膨らんでしまう。**ない体なのだから、様々な死に方について知っているに違いないと。そして私は死ぬときでさえ知識を貪欲に食らう研究者なのだから。身なりを整えた彼は淡々と、けれど表情だけは申し訳なさそうに契約の成立とその契約事項についてを語る。私が想像していたよりも隷属的で不平等にも思えるそれに少し焦る。食料を与えていれば私の命が尽きるまで手となり足となってくれるのだろうか。私からしたら都合が良過ぎるし、こんなことを感じるのは初めてなのだが....それは少し非人道的では無いだろうか?人間ではない彼にその言葉が通用するのかはわからないが____。そういえば、彼の名前を聞くのを忘れていた、とはたと思い出し尋ねる )
....こんな大層な契約を交わしておいていつまでも「 君 」なんて呼び方は他人行儀だろう、名前は?
98:
メビウス [×]
2021-10-11 08:40:09
>ノラ (>97 )
……死にたがるのは自由ですが、妙な気は起こさないでくださいね。傷付けられれば一応ちゃんと痛いんですから。
( 親切心で伝えた契約の説明に、彼女は口の端を上げる。その様子に一抹の不安が胸を過れば、ほんの数ミリ眉を顰め、若干の呆れ顔で釘を刺す。この契約は、相手に『アンデッドへの恐怖心』と『死への恐怖心』があることを前提に成り立っている。死にたがりの行き過ぎた好奇心で軽率に約束を破られては困るのだ。他のアンデッドに出会ったことがないから、アンデッドの標準は分からないけれど、俺は痛みも苦しみも、空腹も普通の人間と同じように感じる。もしかしたら人間の時よりはその辺の感覚が鈍っているのかも知れないが、人間として死んだ時の痛みなどとっくに忘れてしまった。たった一度きりの命と無限の命を天秤にかけて、それならと自身が前に出ているだけで、本音を言えば痛いのも苦しいのも嫌に決まっている。その辺の感覚も、長い時間の中で鈍ってきた気はするけれど。慣れとは怖いものだ。思い出したように名を尋ねられて、一瞬、何も口に出せなくなる。自分の名前を名乗るなんて久方振りのことで、咄嗟に自分の名前が出て来なかったのだ。人類が滅び、もう二度と誰かに呼ばれることなどないと思っていた名前。何があるか分からないものだな、なんて他人事のように考えながら、口に出すことで確信を得るように名前を告げて )
あなたは変なところにこだわりますね。……メビウス、です。
99:
ファウスト [×]
2021-10-11 12:35:46
>ロイ
…これはこれは、刺激的なお誘いだ。しかし、生憎食材を切らしていてな
(見るからに質の良い生地を使ったスーツにこの世のものとは思えない艶やかな容貌、明らかに実験室に不釣り合いなそれらを隈なく観察していく。見たところ服の材質は不明、少なくともこの国で一番の仕立て屋に頼んでも全く同じものは作れないだろう。髪色としては特別珍しいものではないものの、ここまでムラのない黒髪はごく稀。何より、貴族でないものがこんな格好をできるはずがない。ここから導き出される結論は──と、ここまでで思考を打ち切る。そも一言聞けばいい話をわざわざ考察する必要はない。興味を惹かれるものについて、延々と考えを巡らせるのは自分の悪癖だ。錬金術師は少ない。秘密の漏洩を防ぐため学問として体系化されていないのが理由であり、それに付随する『議論相手がいない』といった問題は長年解決されないまま放置されている。ならば一人で議論するしかないのだから、自分の研究室にこもるのは当然の帰結といえるだろう。布に関しては後程拝借するとして、さっさと本題に入ることにする。とっくの前に頭に刻み込んだ羊皮紙を手慰みにめくりながら、皮肉めいた応酬を打ち切って)
で、君は何だ?僕は自分を害する可能性のあるものと一緒に食事をする趣味はないんだが
100:
ロイ [×]
2021-10-11 21:38:50
>ファウスト (>99 )
あなたたちの世界では〝死神〟と呼ばれている者です。
( もっともな問い掛けに、ふ、と笑みを深くする。百聞は一見に如かず。一歩踏み出すと同時に手元に黒く輝く鎌を出現させると、それを呑気に羊皮紙を捲る相手の喉元へと充てがう。『死神を見た』だなんて、言ったとしても笑い飛ばされるか精神の病を心配されるかが関の山だろうが、こうして目の前に現実として突き付けられれば人間は案外あっさりと信じるものだ。問答無用で魂を切り離し、仮死状態となった身体を人質に取っても良かったけれど、まずは様子見。可能な限り事は大きくならない方がこちらとしても都合が良い。これで素直に要求に応じてくれれば良いが、そうでない場合は実力行使に出る他ないだろう。部屋に踏み入る際に一通り確認はしたものの、この状況でも余裕があるように見える男の様子に、周囲を警戒する。ここでしくじってはリスクを冒してまで姿を見せた意味がない。慎重に、しかし出来る限り迅速に。一呼吸置いて、要求を口にする頃には先程まで浮かべていた笑みは消え失せ、代わりに鋭い眼光で真っ直ぐに相手を見据えて )
錬金術について、尋ねたいことがあります。答えていただけますか。
101:
ファウスト [×]
2021-10-16 09:08:10
>ロイ
それを教えたと知れたら、僕は一生ここに監禁される。
(首元に当てられた刃がひやりと冷たい。命を奪うのが目的ではないとすると、これはただの脅し。強ばりかけた身体にそう言い聞かせながらゆっくり息を吐いて、床に落とした羊皮紙からそちらへと真っ直ぐ視線を合わせた。城勤めとはいえ騎士の出入りする区画とは遠いし、基本的に人と会うことは少ない。対して、向こうは死神というだけあって、一人の命を握っているというのに怯えや恐怖は一切感じさせず、尚且つ周囲を見渡す始末。別に対抗手段がない訳ではないが、勝算の無いものに労力を無駄に使いたくもない。大人しく双手を上げて降参の意を示した。ただ、錬金術を教えるというのは国家に対しての明らかな反逆行為、教えられた側は確実にギロチン台に直行で、教えた側は牢屋で自分の担当した機械のメンテナンスだけを淡々と行う人生になる。どちらを選んでも結末は変わらないこの状況に、追い込まれた時点で詰みだ──何の対抗策も取らない限りは。こほん、と一つ咳払いをして、愛嬌のある笑みを浮かべ)
とりあえず、状況の整理をしたいんだが。それに、いい加減紅茶が飲みたい。先程からずっと喉が渇いてるんだ。
102:
ロイ [×]
2021-10-18 00:29:07
>ファウスト (>101 )
その点についてはご心配なく。聞き出した情報で何かをするつもりはありませんし、勿論口外もしません。あなたさえ漏らさなければ、秘密は永遠に守られます。
( 首元に鎌を充てがったまま、微かに口角を上げる。それは、相手を安心させるためというより、言い逃れを許さない挑戦的な微笑だ。ここへ来た目的は機械仕掛けの身体への対抗策を考えるための情報収集。決して錬金術を自身の利益にするためではない。死神が錬金術を習得したところで何のメリットにもならないことは、少し考えれば分かることだ。……が、しかし。初対面の、しかも人間の常識では計れない存在の言葉をすぐに信用しろ、というのが難しいのもまた少し考えれば分かること。これ以上詰めて、『一生ここに監禁されるくらいなら、いっそこのまま殺された方がマシだ』と腹を括られても困る。造形としては上等ながら、どこか薄気味悪さを感じる貼り付けたような笑みを一瞥すると、鎌を下ろす。相手を甘く見て足元を掬われることほど滑稽なことは無いが、上位存在である死神が多少の慈悲も与えられないようでは格に関わる。相手に自由は許したものの、念のためと釘を刺す言葉に選んだのは、いつか仕事で聞いた立てこもり犯のそれと似通ったもので )
……少しでも不審な動きをすればすぐに魂を刈り取るので、そのつもりで。
103:
ファウスト [×]
2021-10-25 22:12:13
>ロイ
人の大事なアトリエに勝手に侵入してその上武器で脅してくる常識外れを信用できると思うか?
(こんな初対面で、しかも目的も正体も掴めない人外。今までの行いで信用を得られるようなものもなければ、今言っていることすら口約束にすぎない。死神が錬金術で何をしたいのかは少々興味はあるものの、そも交渉したいのならば、強硬手段ではなくもっと友好的に接するべきだろう、と心の底から呆れを込めた視線で正面を見据える。同時に、相手は確実に人ではないだということが実感を伴いつつ改めて認識した。人の心というものをてんでわかっていない。この状況自体、おおよそ学者と言われて思い浮かぶような、繊細な人間なら耐えきれずに取り乱しているだろうに。脅しへの返答代わりに肩をすくめ、棚からカップ代わりのビーカーを取り出す。水に茶葉の粉末を加えてよく混ぜ合わせ、最後にとある鉱石を加えればみるみる湯気が立ってトパーズ色に染まっていく。錬金術の初歩の初歩、というより真面目に作るのが面倒なので省略したもの。石を掬い出して、口の中を潤せば改めて鎌を持った相手に向き合い)
それに、口外だけが問題ではない。秘密を共有した時点で僕はこの環境を破棄することを考慮しなければならないし、教えた時点で用済みとして処理されることだってあり得る。その上で、僕が教えるメリットは?
104:
ロイ [×]
2021-10-28 21:17:50
>ファウスト (>103 )
……メリット?
( 相手からの問い掛けに、訝しげな声が転がり出る。アトリエにいとも簡単に侵入され、武器で脅され、そうでなくとも相手は人間より遥かに強い力を持った死神。誰がどう見ても力の差は歴然だ。目立った抵抗がないところを見るに、相手もそれは理解しているはず。にも関わらず、この男は、この状況でまだ自分が私と対等な立場にあると思っているのか。大した度胸だ、と口の端から笑みが漏れる。今までの私と彼の一切は、要約すれば〝命が惜しければ情報を渡せ〟というもの。死が怖くないのか、それとも、ただでは転ばないという意地か。そも、転んだ先が冥府では、そんな意地はくだらないと言う他ないが。目の前で再現される錬金術の神秘に顔を顰めつつ、注意深く相手の様子に目を配る。短絡的に直接情報を聞き出す判断を下したことに若干の後悔の念が過ぎるも、乗りかかった船だ。とりあえず話だけは聞くことに決める。しかし、無論〝命が助かる〟以外のメリットなどあるはずがないため、必然、質問に質問で返す形になって )
その〝メリット〟が、何ならあなたは情報を渡すに値すると?
105:
ファウスト [×]
2021-10-31 17:08:35
>ロイ
情報には情報を──賢者の石を知っているか?
(圧倒的不利な立場であることは理解している。それでも尚交渉に持ち込もうとするのは、全てを失う恐怖より目の前の死神への苛立ちの方が大きいから。脅せば早いと言わんばかりの行動も、わざわざこのアトリエを選んだその選択も、癇に障って仕方がない。まあ、それは自分が大層な負けず嫌いの捻くれ者、ということも一要因かもしれないが。しかし、それでも尚、死は恐ろしい。だが、錬金術師になった時点でまともな結末も普通の幸せも来ないことは覚悟している。死神に狩られるという終わり方は、人の命を散々弄んできたわりには穏やかな報いだろう。鋭利に眼前の死神を見据え、単刀直入に質問をする。今、一番渇望している知識であり、王命によって一生逃れることのできないであろうそれ。古の黴くさい文書にしか見られず、世間では信憑性のない噂しか流れてはいないもの。欲しいのは憐れみでも終わりでもなく、純然たる交渉。だから、まだ足りない。床に落とした羊皮紙を眺めながら、手の平の中の石を転がし、軽い雑談をする調子で)
この石は、先ほどのように水や茶葉には基本無害だが動物由来の物を嫌う。具体的に言えば爆発する。骨も残らない。万が一、手元を狂わせても死神様は無事でしょうが、矮小な人間である僕はとても。
106:
ロイ [×]
2021-11-02 13:10:26
>ファウスト (>105 )
──……。
( 手のひらの上で小石を弄ぶ彼に、すうと目を細める。わざと手元を狂わせようとしているようにも見えるその動作の意図するところは、〝交渉に応じなければ、この部屋の情報源ごと全て吹き飛ばすぞ〟だろう。死なば諸共、というわけか。たちが悪い。舌打ちが出そうになるのを堪えながら、打開策に思案を巡らす。この際、情報源として機能しないこの男の生死はどうでもいい。問題は書籍、報告書、論文といった類の情報資産だ。瞬時に魂を刈り取って石を回収する、手近にある文書だけを持ち去る、他の誰かを人質に取る──様々な方法を検討するも、あの石ころの詳細が分からないままではどれも良い方法には思えなかった。堪えた舌打ちの代わりに、溜め息を吐き出す。また錬金術だ。いつもいつも錬金術が私の行く手を阻む。いっそ錬金術師も錬金術に関する情報も全て吹き飛ばしてしまった方が良いのではないか、と思考を放棄したくなるものの、そうもいかない。目の前の男に自由を与えたことを心底後悔しながら、今できる最大の譲歩をして )
賢者の石に関しては、大昔に小耳に挟んだ程度です。興味がなかったもので。……ただし、あなたにその気があるのなら、手伝いくらいは引き受けましょう。
107:
ファウスト [×]
2021-11-06 22:18:34
>ロイ
それで構わない。勿論、双方にメリットがある形にするとも
(緊迫した空気を弛緩させるように軽く口角を上げてみせる。死神から手伝いと言わせただけ上々、少なくとも最悪の事態は免れた。石の表面をなぞるように指で撫でては、棚から試験管を取り出し、慎重に蓋をする。そのまま懐にしまい、改めて侵入者から取引相手に昇格した彼と向き合った。すっかり冷めてしまった紅茶を一気に飲み干せば、苛立ちもマシになる。よく考えれば、この死神の目的すら知らない。教える気がなかったのか、それとも単に自分が先んじただけか。兎も角、目的がわからないのなら対処のしようがないのだ──大方、機械型のことだろうと予想はつくものの。寿命を恐れた人間がたどり着いた、機械型の身体。これにより、貴族の平均寿命は伸びに伸びた。一つ一つ錬金術師が設計を組み替えて作るもので、メンテナンスも担当の錬金術師が定期的に行う。貧困層は決して手が届かない代物であり、同時に、行える錬金術師も限られてくる。対象の体に合わせて構造を考えなければ、四肢が動かないなんて茶飯事で、最悪移ることすら叶わずそのまま朽ち果てることもざら。そも何らかのメリットがあるのなら、手伝うことに反感はない。が、皮肉が出るのは先程の恨みもあるからで)
僕は何をすればいい?まさか死神様が弟子になりたいわけでも、機械の体がほしいわけでもないだろう
108:
ロイ [×]
2021-11-14 21:07:20
>ファウスト (>107 )
恐ろしいことを言わないでください。
( うんざりとした様子で、ゆるく首を振る。自身の身体を機械にすげ替えるなど、人間の考えることは全くもって理解不能だ。人間であることをやめてまで生に縋り付くなど、あまりにも美意識に欠けていて、理解しようという気さえ起こらない。しかし、仕事が絡んでくるとなれば話は別。死神は食事も睡眠も必要とせず、その一日のほとんどを仕事に費やす。業務の遂行のみが自身の存在理由であると自覚し、仕事に生きるよう本能に刻み込まれている存在だ。私は一等その性質が強いらしく、業績トップを取り続けてきたのもそこに起因するのだろう。つまり、最も死神らしい死神というわけだ。そんな私が彼に望むこと。言わずもがな、仕事の成果だ。「人間が機械の身体に魂を宿すようになって、こちらの仕事に支障が出ているんです」苦情と共にこちらの状況を手短に説明する。情報収集の手段だったはずが、いつの間にか交渉相手に成り上がっていた相手を見遣ると、口元には僅かな笑み。一貫した態度に、なかなかに食えない人間だ、と思う。石を仕舞った今なら最初の状態に持って行けるかとも考えたが、他にどんな物を潜ませているか分かったものではない。同じ轍を踏まないよう、今度は脅迫的でない、合理的な提案を試みて )
あなたが持っている錬金術に関する情報を全て開示してください──と、言いたいところですが、疑り深い……失礼、思慮深いあなたのことです。それは成果報酬で構いません。その代わりと言っては何ですが、私があなたの手伝いをする間、あなたにもこちらの仕事を手伝っていただいても?
109:
観測者 [×]
2021-11-15 12:57:51
●概要 >1
●従者 >2
現在の契約者:
レイ( >5 )
ミラ・ロード( >6 )
ノラ( >18 )
ファウスト( >70 )
物語上のサブ・モブキャラクターの作成は自由。世界観、代償、ロルの長さ等は話し合いで決定。従者との出会い方が分からない、気になる従者がいるけど特に設定が思いつかない等のご質問、ご相談だけでもお気軽に。
●以下、セットアップシナリオ。ご参考までに。
従者:ノア
契約者:王家または名家の第一継承者
望み:自身の護衛
代償:悠々自適な暮らし
ある日、一匹の黒猫と出会ったあなた。首輪を外して欲しそうにしているので外してやると、黒猫は天使の姿に変化する。天界に戻るために望みを叶えると言われ、あなたは身内から命を狙われている自身の身を守って欲しいと告げる──
( そばに置く際、執事や騎士の役職を与えることも可能 )
従者:セシル
契約者:余命幾許もない人間
望み:世界を見たい
代償:一番大切なもの( 内容問わず )
「空、飛びたかった」ずっと病床に臥していたあなたは、自身の余命を知り、病院から( 故意でも事故でも )身を投げ出す。落下中に気を失って、目を開けると何故か生きている。目の前には助けてくれたらしい神鳥と名乗る男性がいて、身を投げた理由を話すと背に乗せてくれるという。こうして、ふたりの空の旅が始まる。この世界の最果てを目指して──
110:
ファウスト [×]
2021-11-18 22:05:37
>ロイ
…錬金術全てとは、空気を清める浄化薬や良質な潤滑油の作り方も必要で?
(全部、なんて途方もない要求にこめかみを軽く抑えながら、念のための確認。生と死をひっくり返す秘術もあるが、この学問の大半は実用的な薬の方が多い。死神がどの程度の知識を持っているのか、なんて見当もつかないものの、土台となる基礎が記載された本を読んでいたことと報酬の内容。錬金術は知らないと見ていいだろう。この学問の特徴としては基本的に実験が主体であり、理論は二の次。それに合わさって各アトリエ毎に製法が違ったり、商売敵に教えず薬の販売を独占することも多々ある秘密主義、本にするなんて個人でしかやりはしない。今ここにある本や羊皮紙の束は、先代や先々代が分析したものを当代になった自分がわざわざ纏めたもの。とはいえ、それ以上に文字になっていないものの方が圧倒的に多い。全てを書き起こすのは面倒だからと代替え案を。「機械型の構造と対策に加えて、主要な素材の取り扱い方に基礎となる理論、これを成果報酬にした方が効率的だと思うが……まあ、好きにすればいい」あくまで取引であるため、断言はせずに相手の出方を伺うに留めて。死神の仕事、と聞けば一番初めに思い浮かぶのは勿論命を狩ること。つい今しがた狩られそうになったばかりで、手伝えとは。若干顔を顰めるものの、どこかの法典めいた等価交換が錬金術の原則としての第一。仕事には仕事を、と呟いては肩をすくめ)
僕が思慮深い訳ではなく、君の詰めが甘いんだ。先に言っておくが──僕は普通の人間よりも弱い。荒事には加担させないのをお勧めするよ。
111:
ノラ [×]
2021-11-20 12:05:48
>メビウス
心配する必要は無い。私はそう簡単には死なないし、**ない。
( そう、**ないのだ。なんの為に外に出てきたのかを忘れる訳にはいかない。ただこの世界を散歩するためでは無いのだ。生かされてしまったこの命の為に、そして求め続ける知識欲の為にも....。最後まで生きることに縋り続け知ることを求める怪物にならなければ。名前を尋ねたのも好奇心からだ。人と関わることの少なかった自分にとって名前なんて概念のような存在だった。呼ぶことも呼ばれることも無く、一生概念のままだと思っていた存在だ。一瞬怯んだ相手が名乗ったのはメビウス。メビウスの輪というものをいつだか読んだ気がする。紙をねじって接続すると裏表が区別できなくなるというものだった。生きているか否か区別のつかない存在である彼の名前として言い得て妙だと、思わず感心してしまった。名前とはその人自身を表すものなのだろうか....不思議なものだ。そういえば彼は生まれながらにアンデッドなのか?それとも改造されたサイボーグ...なんてことあるんだろうか。まだまだこの世界には知らないことが多すぎる。その事が生きている実感と嬉しさをしみじみと感じさせてくれる。私は怪物になりきれているのだろうか___? とりあえず、この銀世界も見飽きてしまった。協力者がいるとはいえさすがに移動手段が必要だろう。)
メビウス .. この辺りになにか移動手段になりそうなものは無かったか?戦車でもなんでもいいのだが。
112:
ロイ [×]
2021-11-20 22:16:08
>ファウスト (>110 )
……では、必要な知識の選別はあなたに任せます。
( いつ、どんなものが役に立つかは分からない。念には念を入れ、錬金術の知識全てを聞き出しておくのが安全策ではある。しかし、彼の様子を見るに、それは容易なことではないのだろう。死神と違い、人間の一生はたかが数十年だ。成果報酬を手に入れるためにどれほどの時間が掛かるのかは見当もつかないが、全ての知識を語るために重要な部分を省略されても困る。提案を素直に聞き入れると、もう不要であると見て、出現させていた鎌を霧散させる。私の方が彼より先に消えてしまうことも無いとは言えないが、まあまず無いと思っていいだろう。彼がこちらの仕事をきちんと手伝ってくれさえすれば。死神は、仕事が存在理由だ。裏を返せば、仕事が出来なくなれば存在理由が無くなるということ。業績の芳しくない死神は、ある一定のラインを下回ると跡形もなく消えてしまう。それを〝死〟と呼ぶか否かは個人の価値観に依るが、私は特段それを悲しいことだとは思わない。出来の悪い者が淘汰されるのは当然のことだ。人間だって、そんな死神に自分の最期を任せたくはないだろう。「荒事に人間の力を借りるほど落ちぶれてはいませんよ」彼の忠告に微笑を返せば、手のひらの上に一枚の写真を取り出して差し出す )
対象者──今回はこの人物との食事の席のセッティングをお願いします。詰めの甘い私より、あなたの方が適任でしょう。
113:
メビウス [×]
2021-11-20 23:47:11
>ノラ (>111 )
……お願いしますよ。……先程約束してもらったこと以外なら、盾にでも足場にでも使ってもらって構わないので。
( 困るのは彼女が死んでしまうことではなく、死を恐れないために易々と約束を破ってしまうことだったけれど、特にそれに言及することもなく、代わりに自身の有用性を印象づけておく。彼女がこれまでの主とは違うことは理解していても、こうした細かな保身はしっかりとしておかなければならない。有用であると判断されること、反抗的な態度を一切見せないこと、感情は徹底的に殺すこと。いつだって、自分を守れるのは自分だけなのだから。しかし、まさか人類が滅びた今になって、こうしてまた契約を交わすことになるとは想定していなかった。平たく言えば、油断していた。戦車なんて、人類が戦争を繰り返していた時代ならば常に警戒していたはずだというのに、世界が一面の銀世界になってからは目にすら入らなかったように思う。たった今思い返した三箇条にすぐ翳りを落としてしまう不甲斐なさと、ぼんやりとした意識のまま歩き回った世界のことを思えば、感情の乗らない声で頼りない返答を返して )
戦車なら、ここに来るまでに見たような……、……どうだったかな……
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