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アリスは憂鬱な夢をみる / 半無登録、指名制 / 再建/77


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自分のトピックを作る
21: グリフォン [×]
2025-10-02 17:34:36



>リオ

(肩を竦めながら、後頭部をガリガリと雑に掻く。羽音ひとつ立てずに佇むその姿はどこか気だるげで、やる気があるのかないのか分からない。それでも彼女の言葉を聞いて、あぁ──こりゃまた新しいアリスか、と一発で理解しているようだった。見た目こそ人間らしからぬ風貌だが口調も目線も刺々しくはなく、むしろ妙に人間臭い温度感が漂っており「……そりゃ、わかんねーよな。ここ、不思議の国だし。アンタみたいに、どっかの世界からぽーんと迷い込んでくるやつ、たまにいるんだよ。そいつら、まとめて“アリス”って呼んでるだけ。」そう言いながら、雑な仕草で翼をひと振り、舞い落ちてきた赤い花びらを靴先で払う。気怠げな声音とは裏腹に、先へ進むように歩き出す足取りはゆっくりで、彼女のことを置いて行く気はない。むしろ無意識に彼女の歩幅に合わせているようで。「ま、面倒ごとに巻き込まれちまったな、アリス。これから色々大変だぜ。あのデカい赤の城がアンタらの大体の拠点になる。そこでこの国のこと知ってくやつが多い。……ま、取り敢えず。オレが城まで連れてってやるよ。」気楽そうな声音にほんのりとこの国に対する皮肉を混ぜて、でもからりと笑って見せる。その笑みは茶化すというより、妙な優しさを含んだ悪戯のような笑い方で。大きな翼を一度畳んでから、先を指し示すように軽く顎をしゃくって。)さ、行こうぜ。オレも別に、案内人やるの嫌いじゃねーし。


22: レオンハルト・ヴェルナー [×]
2025-10-02 18:24:29

>帽子屋

随分と自由のないところに居たものでね。この場所が夢であれ現であれ、僕を自由にしてくれたことに感謝しているとも。

(肩を軽く竦める仕草は柔らかく、微笑みの輪郭だけがやや曖昧に揺れた。かつての無機質な白に囲まれた世界では、鉄の扉は一度閉じれば開かず、窓の外の自由は遠い幻のようだった。時の流れは重く、監視の眼差しが背を押さえつける日々。あの色を失った空間に比べれば、この薔薇園の赤はあまりにも鮮烈だ。花びらから零れる甘い匂いは毒のように濃く、夜の空気に溶けて胸を満たしていく。この世界がどれだけ奇妙かなど、最早どうでもよかった。ただ自由に歩ける。──それだけで十分だ。抑圧されていた衝動が薔薇の赤を見るたびにうずくのを感じる。だが“まだ”だ。かつての相棒と呼ぶべきダガーナイフは没収され、何よりこの国の仕組みを自分は知らない。どのような人物がいて、どのような関係性が構築されていて、どのようにこの世界が動いているのか──それを理解しない内に手を出すのは愚かだ。またあの監獄に戻る気は毛頭ない。

穏やかな表情を浮かべながら、視線の奥だけがどこか空洞めいていて、恐怖や戸惑いがすとんと抜け落ちたような静かな眼差しで眼前の人物へと視線を送る。面倒見が良いのか姉御肌なのか、自分にとっては未知の情報を惜しげも無く丁寧に教えてくれる。身振り手振りの一つひとつが少し大仰で、ころころと変わる表情もどこか舞台じみていて愉快だ。こちらを試さんとする声音すら、あまり隠そうとする意図は無いようで、却って清々しさすら感じる。顎に指を添えてひと呼吸だけ思案を見せたのち、ゆるやかに顔を上げ、唇の端を柔らかく弧へと結び)

そうだね。真っ直ぐ城に行くのもいいけど──せっかくだし少し散歩してみようかな。君はこの後少し時間はある?迷惑にならなければ少し案内してくれると嬉しいんだけど。


23: フラミンゴ [×]
2025-10-02 18:27:42



>ヴァイオレット

(薔薇の香りの濃い空気の中、いつもの遊園地とはまるで違う色彩に、自分自身がすでにぐったりしていた。肩まで丸めた姿勢は普段よりさらに陰気で、長いパステルピンクの髪が顔にかかっているせいで余計に表情が見えない。いつにも増した陰気な雰囲気で慣れた様子で庭園を進んでいると思わず反射的に、うぉ。と喉の奥で短く潰れた声を漏らし、足を止めた。鉢合わせた目の前の人物がへたり込んでいるのを見て、考えるよりも先に思わず口が動き「……おい、アリス。……大丈夫かョ。顔色、やべーぞ。」心配な声色で言いながらも、決して距離を近づきすぎない。ハイヒールの音をわざと立てないようにして、そろっと一歩だけ間合いを詰めた。金色の鳥目は派手な格好のわりに小心者らしくそわそわと泳いでしまい「あー……歩けそォか?お前も運がねぇなァ、よりによって俺かよ」積極的なサポートは見られないが、声色は刺々しさより心配が勝っている。視線はあちこち泳ぎながらも彼女の様子を観察しているようで体調が悪そうな彼女のことをどうやって運ぶかを考えていた。鼻先でふっと息を吐き、肩の力を抜き「……立てそうか?少し休んでからの方が楽なら椅子があるところまで連れてくし、それも難しいなら少し待たせるけど助けを呼ぶケド」話しかける内容はぶっきらぼうだが、言いながら彼女の横にそっとしゃがみ込む仕草は不器用ながらの優しさそのものだ。指先でチュチュスカートを直し、金色の鳥目が控えめにちらりと彼女を覗き込んで)

(/フラミンゴの選択をありがとうございます。早速お迎えに上がらせて頂きましたが、鬱屈な面を強く持った男ですので交流の中で相性の不一致などありましたら遠慮をせずにいつでもお声がけ下さい…!)


24: ヴァイオレット [×]
2025-10-02 19:15:08


>フラミンゴ

(薔薇に囲まれたまま、どこへ行けば良いのか分からず惚けていると、人の気配がして顔を上げる。まず視界に飛び込んできたのは、甘い砂糖菓子のようなふわふわのピンク色の髪。やわらかそうなスカートの黒によく映える。ようやく差し伸べられた救いの手と思ったけれど、先ほど彼が口にしたのは知らない女性の名前で。がっくりとうなだれそうになったが、相手の視線はこちらを捉えたままだ。「えっと、立てるし歩ける……けど、残念ながら人違いよ。私、アリスじゃないもん」あの陰鬱とした病院に居たならば誰もが振り向くであろう派手な装いなのに、揺れる視線からも遠回りに紡がれる言葉からも、こちらを気遣う様子が窺える。相手の心配を振り払うように立ち上がると、ワンピースについた砂や小石を落とすように手のひらで叩き。今度はこちらが相手を見下ろす形になり、目の前にあるふわふわの髪をつい触りたくなってしまうのを堪えるために、両手の親指の爪の先をぱちんぱちんと弾きつつ、「探してる人じゃなくて申し訳ないけど、帰り道だけ教えてほしいの」履いていた黒のショートブーツのつま先にも、少し砂埃が付いている。早く家に帰って洗い落としたい。そんなことを考えながら、きょろきょろと辺りを見回し)

(/とんでもないです…!フラミンゴさんの容姿はヴァイオレットのツボに刺さりますし、やさしいお人柄も伝わってきて、これからの交流が楽しみです。こちらの文章で分かりにくい所があれば修正しますので、主様もいつでもお声がけくださいませ。では、よろしくお願いいたします…!)

25: ダリア [×]
2025-10-02 20:02:17



>有咲

(指先でちょっかいを出してくる薔薇を避けながら歩く速度を少し落とし、彼女の視線に合わせるように横目でちらりと覗き込む。表情はまるで薔薇園の香りに酔ったように緩やかで、どことなく含みを持った微笑みで。この場所を夢だと結論づけた彼女のことを頭ごなしに何かを否定するでもなく、ただ『面白いな』という色がその目に浮かんで。「……へぇ、夢だと思ってるんだ。うんうん。いいんじゃない、それでも。」淡く肩を竦める仕草はまるで天気の話でもしているかのように軽い。彼女が必死に現状を整理しようとしているのを、あえて止めない。止めても混乱するだけだと知っているからだろうか。それよりも彼女が口にしたお礼の声の方が心を打ったらしい「お礼ねぇ……。そうだな、甘いお菓子がいいな。どうせなら綺麗な箱に入ってるやつ。俺、そういうの好きなんだ。」冗談のように言いながらも、ちゃっかり本音を混ぜている。それからすうっと動かした視線は遠く、赤い薔薇の生け垣の先にある建物を指差して「ほとんどのアリスは赤の城に行くよ。あそこに住みながら、ここの女王に相応しいのが誰かを決めるんだ。まあ、図書館に籠もるやつもいるし、森や遊園地で暮らすやつもいるけどね。」わざとらしく一拍置いて、ようやく思い出したように自分の胸元に手を当てる。途中の図書館の話の時にはそれが自らであることを忍ばせて、口元には人懐っこい笑みを。同時にアリスが必ずしも城に住まなければいけないという選択肢を消す声はどこか間延びしていて掴みどころがなくて。はた、と思い出したように声を紡ぎ「そういえば、自己紹介がまだだったな。俺はダリア。国民のひとりで、図書館で働いてる。困ってるアリスを助けるのが俺たち国民の役目なんだ。」薔薇の影を歩きながら、視線を彼女に戻して小さく笑う。その笑みは悪戯めいていて、それでいてどこか優しさを持ち)……で、甘いものが好き。覚えといて。お礼があるならいつでも案内くらいはするよ、アリス。




26: 参加希望 [×]
2025-10-02 20:21:30

(/初めまして。丁寧に作り込まれた世界が素晴らしく、素敵なトピックスに是非参加させて頂きたいなと思い、参りました。主様にひとつ質問です。当方、精神病棟に入院中の息子を構想中なのですが、そうすると服装がパジャマになってしまうかなと思いまして…。「不思議の国」で我が子に似合う服を着せてあげたいのですが、迷い込んだ際に服装が変わっていたという設定でも問題ないでしょうか?ご検討よろしくお願い致します。)

27: 帽子屋 [×]
2025-10-02 22:19:15



>レオンハルト

(真っ赤なルージュの口元に明るい笑みを浮かべ、羽根飾りのついた帽子を指先で軽く押し上げながら声の端にくすりとした笑いを混ぜて。やや大仰な身振りで片手を胸に添え、片手は薔薇園を指すように広げて彼の選んだ道にご機嫌な返事をして「モチロン、よろこんで。お散歩でもしながら話でもしましょうか。アタシね、普段は森の奥の帽子屋邸で過ごしてるんだ。ここまで出てくることはそう多くないのだけれど──こうしてアリスと出会えた。最初に言った通り、素敵な運命でしょ?……そうだね、この国は面白いところ、なのかも。自由そうに見えて、じつはそうでもない。でもそれも含めて、この世界は不思議で、愛おしいんでしょうね。」ゆっくりと進め始めた足は何処に行くかを明確に決めたわけでないようで、時に薔薇の悪戯を受けて塞がれた道を強行突破せずに右に左にと行き先を変えて。小首を傾げて、瞳にいたずらめいた光を宿しながら不意に並ぶ彼へと顔を向けて「ねぇ、ここでの暮らしに慣れてきたら、うちにも遊びにおいで。城みたいに広くないけど退屈はしないはずよ。──そーだ、アンタ綺麗な顔立ちをしているもの……仕事として来てくれてもいいわよ。アタシね、パタンナーとして働いてるの」そう誘い掛けるのは整った見た目とスタイルのいい彼ならばモデルとして申し分ないところか大歓迎だと狙いを付けていたこと。ニコニコと笑いかけながら伝えるそれは軽口のようだが至って本気、彼からお断りの声が上がる前にピタリと足を止めてふたつに別れる道の選択を委ねて)さて、どっちの道を歩きましょうか。アリス? 薔薇園を抜けて湖のほとりまで行くか、それとも赤の城に続く道を行くか。




28: 天女目 有咲 [×]
2025-10-02 22:40:26

   
   
>ダリア

(一言、また一言。交わす度に輪郭が濃くなる。考えてみれば、今まで抱えてきた記憶が 現実かどうか なんて、誰に断言できるだろう。ならば、置かれた場所で自分らしく咲くのが一番良いはずで。有咲の切り替えの良さが、此処に来て漸く役に立ってきたらしい。百面相を終えた顔は些かスッキリとしていた。そうする間に返ってきた言葉に、意外そうに双眸瞠目。周囲の光を取り込み、爛と輝く甘い蜂蜜色をふっと細めては小さく肩を揺らす。「ふふ、妖精さんたら可愛いらしいのね!でも、わかる気がするわ。私もそういうの、好きよ。とびっきり甘くて美味しいお菓子を綺麗な箱で包んで……楽しみにしててね」この世界の勝手が分からずとも、想像しては楽しげに言葉が結ばれてゆく。お礼をすることを確かに約束するように、隣を歩きながら悪戯っぽく微笑んで。そのまま遠くに聳える赤の城を視界に収めては、彼の言葉を拾い集めつつ情報を整理していく。この世界にある建物、自分に与えられた役割。見知らぬ地で女王に相応しいかを量られる…その不安の火種は指先に灯り軽く毛先を撫ぜた。女王になれなかったアリス達の行く末を案じ、自分と同じアリスがどれ程いるのかを想う一方で、彼の口振りはこの手の案内に慣れた匂いがあるとも感じる。事前情報故か、何もかもがどことなく試されているように錯覚しながらも、確かに宿る優しさに自然と頬は緩み「ダリアは甘いものが好きで、図書館で働いてる…えぇ、ちゃんと覚えたわ。案内も含めて…これから宜しくね、ダリア」指折り数え、蜂蜜色の双眸を弓形に細めた。からころと、舌の上で彼の名を忘れぬよう転がした時には、暖かくて明るくて、彼にピッタリな花であり名前だと勝手に思いながら。この世界の歩き方を知らない為に、視線は時折彼の足先に落ちる。合わせるように歩を進めつつ、遅ればせながら此方も自己紹介を。)

私は天女目有咲よ。アリスじゃなくて、有咲。あ、り、さ。…でも、此処では皆やむなくアリス呼びなのかしら?それって少し__不便ではなくて?

(呼び間違えないでね、と軽く念を押した途端、名乗っても通じない可能性に気付き唇の端が苦くほどける。それでも純粋な疑問が浮かべば、勝手に口から零れてしまって。皆名前が同じでは、呼ぶ方も呼ばれる方も混乱してしまうだろうと心配し。)
   
   


29: レオンハルト・ヴェルナー [×]
2025-10-02 22:57:34

>帽子屋

どうもありがとう、助かるよ。──へえ、君が?それは面白い。声をかけて貰えるなんて光栄だよ。まだ右も左もわからない身だけど……君が愛おしいと評するこの世界で居場所を見つけるきっかけになりそうだ。いつでも歓迎しよう、君にはこうして借りが出来たわけだし。

(案内を求める自分の言葉に嫌な顔ひとつせず応じてくれた相手に対し素直に礼をひとつ。話を聞いていく内に、柔らかく笑んだ表情にほんのわずかな驚きと興味が混じる。彼の軽やかさは芝居のように大仰で、けれど温度がある。差し出された"モデル"という誘いは、ただの社交辞令ではないことが伝わってくる。──仕事、居場所、役割。かつての世界ではそのすべてを奪われた。鉄の扉の向こうでは、囚人たる自分はただ"存在させられる"だけの生で、もはや意味を持つことなどなかった。だが、ここでは違う。まだこの国の仕組みも、力の流れも分からないが、差し伸べられた手は利用できる手でもある。自由な足場を得るには悪くない誘い──そう判断した計算は、すぐに笑みに溶かされる。表面には無害な青年らしい柔らかさだけが残った。

やがて、視線が二つに分かれた道へ向けられる。ひとつは薔薇園の奥へと続き、やがて湖に至る道。もう一方は、赤の城へと誘うかのように伸びている。まだ自分はこの世界の秩序を掴んではいない。だからこそ、今は新たに観察できる景色が欲しい)

せっかくの散歩だし、まずは湖を見てみたいかな。薔薇の赤に飽和した目に、少し違う色を入れておきたい気分なんだ。

(先ほど聞いた説明から推察するに、最終的にはあの赤い城へ向かい、用意された部屋で暮らすことになるのだろう。衣食住の保障は、放浪者にとって有難いものだ。だが今は──目の前の存在をもう少し観察してみたくなった。奇抜で愉快で、どこか自分を試すようなその人物。見ていて飽きない相手をもう少し観察していたいという興味もまた足を湖の道へと向かわせる理由のひとつだった)

30: リオ [×]
2025-10-02 23:03:18




>21 グリフォン


不思議な国のアリス、ますます夢っぽいけど。あなたの言うことは信じれそう。( 彼の発言に現実味はなく、それこそ夢の中のことのようだった。聞いたことのある童話の中に潜り込んだような感覚だ。これを夢とせずなんと呼ぼう。にしてもリアルな夢だ。風や匂いまで感じてしまう。当分覚めそうにもない。彼の後ろをついていきながら足取りはステップを踏むように楽しげだった。彼の言葉への返事も足元を見ながら楽しそうな弾む声になっていた。自分を置いていかないような速度に気付いては大きな翼が畳まれている背中を見つめ頬を緩ます。彼のさりげない優しさがどこか懐かしい感じがして嬉しかった。夢でもなんでもいいから、今はまだこの場を楽しみたいとさえ思った。そんな感情とは裏腹に彼の口から出てきた「 面倒ごと 」というワードに興味を持つ。何のシステムかもわからないこの世界の仕組みに足を踏み入れてしまったのだと。遠くからでもわかるほどの大きな城を視界に入れて少し緊張感がでてくる。喉を鳴らすように唾を飲み込む。心配という感情が湧き出てきたところで彼の笑みがそれを堰き止めた。悪戯に笑うその顔を呆然と見つめ、自分もつられるようにニッと歯を見せて笑う。「 なんだか冒険にでかけるみたい 」楽しげな声色で言う。彼が示す先に向かうように小走りで進む。彼の横に行けば顔を覗き込むように楽しげに見上げて )この世界のこと、もっと知りたい。だから、いっぱい教えて。あなたの名前も、住んでるとこも。この世界にあるもの全部!アリスには優しくするんでしょ?よろしくね。





31: フラミンゴ [×]
2025-10-02 23:45:52



>ヴァイオレット

(まずは立ち上がれるくらいには無事らしい、ってことにほっと胸を撫で下ろした。けどその安堵もつかの間に、続いた彼女の言葉が耳に残った。’アリスじゃない’──その響きに一瞬、ひゅっと胸の奥がざわつきを見せる。それとほぼ同時にもしかして、と一つの考えが頭をかすめた。もしかして、目の前の彼女はいまこの瞬間に、どこか別の場所からこの国に迷い込んできたのでは。浮かんだその考えは口に出したらそれが簡単に現実になる気がして、キュッと絞るように喉の奥で言葉が止まった。’い゛ーー……’と、短く、言葉にならないような呻き声を漏らしながら、ゆっくりとした動作で立ち上がり。無自覚の癖になっているように指先をひらひらさせながら彼女の視線を捉えたまま、間を置いてからちょっと笑うようにして首を傾けて「……因みになんだけどさァ。お前の言う“帰る場所”ってどこ?森ん中の誰かの家とか、涙の湖とか、銀河の塔……そのへん?遊園地じゃないことだけは分かってるけど、さァ」眉間のシワを深く深く刻みながら口を横に長く結び、細い体を折るようにして腰に手を当てて彼女の顔を覗き込むように先程飲んだ結論付ける質問を向けて「帰る場所ってぇのが、もし今オレが言ったどこでもなくって、赤の城でもないってことは、あり得るかァ?」問いの最後は、冗談めかした笑みで軽くごまかすようにして。けれど瞳の奥では、やっぱり理解している様子で彼女のことを本気で探っているような光が揺れていて)




32: 赤の女王 [×]
2025-10-02 23:53:07



>No.26 参加希望様

(/初めまして。お返事が遅くなってしまったこと、申し訳ございません…!拙いながら作り込んだ世界に目を留めていただき、またご参加を検討くださっているとのこと、とても嬉しく思います!ありがとうございます。
ご質問の件ですが、服装や持ち物については迷い込んだ時点で変化していた、という設定を取り入れていただいて大丈夫です。不思議の国ですので、どうぞお子様らしい装いや雰囲気で自由に遊びに来て貰えると嬉しいです。
それでは、お子様とお会いできる日を楽しみにしております。)



33: ダリア [×]
2025-10-03 00:40:10



>有咲

(彼女がこの国の仕組みを一つひとつ自分の中に落とし込もうとしている、その姿をただ静かに眺める。聡明な彼女はこの状況を夢だと思いながらもその立場を確りと受け止めているのだと余計な茶々を挟むこともなく、口元に僅かな笑みを引っかけて黙っていた。やがて、ふと揺れた甘そうな蜂蜜色の双眸に触発されたのか、視線は自然と彼女の髪へと滑っていく。光を含んできらきらと揺れる艶のある髪。風に揺れる様子を眺めると思わず考えを挟むより先に言葉が口をつき「……アリスちゃんの髪、すごく綺麗だね」こちらからすれば自然な流れだが、きっと彼女からすれば唐突に聞こえるのだろう。それでも、それ以上飾ることもなくなんてことの無い様子でニコニコと微笑んで。それから続けて彼女は名を教えてくれた。アリスじゃなくて、有咲。彼女の、彼女だけの名前。その響きを聞いた瞬間、ほんの少しだけ軽く目が細くなる。国の規則を思えば、呼ぶことは正しくはないのだろう。けれど、彼女が差し出したその名前を無視するほど器用にもなれなかったらしい「……いい名前だね」教えて貰った名前を呼びかけることは出来なかったけれど、短く、けれど確かに褒めるように返事をして。次いであっさりと、しかしどこか芯の通った声音で伝えたのはこの国で生きる以上もう一つの重要事項だった。どうして忘れてはいけないのか、理由は語らない。ただ淡々とした調子のまま、当たり前のように伏せた。一見すると無関心にも見える言葉の裏に、自分なりの優しさと情を込めて淡い忠告を。)名前、絶対に忘れちゃだめだよ



34: 天女目 有咲 [×]
2025-10-03 02:39:22

   
   
>ダリア

(考える余白をくれる彼の横は、矢張り居心地が好い。言葉を整理し、薔薇の声だろうか_悪戯めいた囁き声にも耳を澄ませ、昼にも夜にも思える摩訶不思議な空を少し眺めて…この世界を理解しようとする。ただ、彼から予想外な言葉を贈られると瞳をぱち、ぱち。屈託の無い柔和な笑みと軽やかな声が胸に触れて、頬はあっさり朱に染まった。心地好い擽ったさを覚えながら肩を竦めはにかむと「本当?ダリアに褒めてもらえるなんて、光栄ね」そう、心底嬉しそうに声を弾ませていて。褒められるというのは気持ちが良いものだ。足取りも幾分軽やかに、薔薇の道を進む。けれど、忠告めいたひと言にはたと瞼が震え。理由もなくぽいと投げられた言葉の重みに、暫し青の双眸を見据える。名前__その人をその人たらしめる核であり、詳しくないが 真名 という語彙が脳裏を掠めるほどには 大事なもの という認識をしているらしい。甘やかな香りを運ぶ風が頬を撫ぜ、白金を攫う。はらりと頬にかかるひと束を耳へ掛け直し、浮かんだ表情は ニィ と少し強気で、そして誇らしげであった。清らかで何処までも真っ直ぐな声は、自信に満ちている。)

忘れないわ。家族からもらった宝物ですもの。絶対に、ね。

(物も家族も何もかもを失って、最後に残った思い出そのもの。両親が自分の未来を考え夜通し考えてくれた贈り物で、愛おしげに呼んでくれたもので。自分がわからなくなって、挫けかけた時も支えてくれたこの名を。いい名前だと彼が褒めてくれたのだから、尚更忘れるわけにはいかない。)

__…もし忘れそうになっても、ダリアが呼んでくれるでしょう? 嫌だ なんて言わせないんだから

(居心地の良さ、心細い時に見つけてくれたこと……理由をあげればキリが無いだろうが、兎角思った以上に彼相手に気が緩んでいるらしい。後ろ手に組んでは、やや子供っぽいかと心配になりつつも悪戯に微笑む。今度は此方が、彼の様子を窺う番で。)

   

35: ヴァイオレット [×]
2025-10-03 08:14:48


>31 フラミンゴ

(相手が動くたびに揺れるピンクの髪を視線で追いかけながら、つらつらと並べられるその名称に首を傾げる。「どれもちがうわ。でも、なんだか……」妙に聞き覚えのある響きのように感じられるのは、どうしてだろうか。少し考えてから、子供の頃から見ている夢の景色を思い出す。つい昨日もここに居たような、以前来たのは随分と昔のことのような、ふしぎな感覚だ。でもとにかく、夢であればわざわざあの陰鬱で消毒液くさい病院へ戻り、誰も居ない家に帰る必要も無い。「帰り道はやっぱりいいわ。どこか、そうね……可愛いものがたくさんあるところに連れて行って!…その前に、この靴の泥が消えてくれたらもっと良いけど」どこか不安げに様子を窺いながら尋ねてくる相手の質問をすべて跳ね除けると、足元の汚れを気にするように下を向き。どうせ夢ならば、汚れなんてひとつもない、キラキラしたものやふわふわしたものだけなら良かったのに。願ったら消えないものか、と思ったけれど、どうやらそこまでご都合主義ではないらしい)

(/プロフィールに身長の記述を忘れておりました…!160cm+ブーツのヒール5cmくらい、を想定しています。/蹴推奨)



36: 帽子屋/グリフォン/ダリア/フラミンゴ [×]
2025-10-03 20:33:54


>レオンハルト

(彼というアリスと出会ってから今の今まで、共に会話をしながら過ごしている間に生まれた違和感。その違和感が謙虚な物腰だと見た瞬間、どうにもこらえきれなくなって喉の奥からアハハ!と笑い声が零れた。笑いながらも視線だけは鋭く、これまで交わしてきた会話や仕草の端々を思い返している。よく言えば紳士的で、物語の中の王子様のように端正な男。けれど逆に言えば、彼らしさというものが掴めない。空を掴むような輪郭の曖昧さ。そこが面白くて、つい観察してしまうのだと理解した。伸ばした腕が彼の半分束ねられた髪の下あたりに届く。撫でるというより、犬や猫にするような手つきで軽く触れて、乱さない程度に。わざとらしく肩を竦めて、冗談めいた声をかけて「ねえ、ちょっと。もう少し肩の力を抜きなよ。今からそんな風に畏まってたら最後まで持たないよ」軽口のように言いながらも、触れたのは短い時間だけ。そのまま彼が選んだ道へと自分の足も進めていく。薔薇の赤を背に、城を出て森に続く細道を抜けていくと、濃い赤が消えて深い緑の木々に変わる。「今から向かう涙の湖はね、静かで綺麗な場所だよ。美しい水面と、控えめな花があってね。目にやさしい世界が広がってるんだ。あーそうだ。折角ならお菓子でも持ってくれば良かったな。……アンタの髪みたいに甘そうな、チョコレートのクッキーとか」閃いたように手を合わせては残念そうに言いながら、口元にいたずらっぽい笑みを浮かべる。冗談めかして軽く投げた言葉に、どこか柔らかい温度が混じっていて。)


>リオ

(彼女が横に並んで覗き込んできた瞬間、ほんの一拍だけ目を瞬かせる。見上げるその顔にはどう見ても不安より期待が勝っていて、普通なら怯えるはずの状況で平気そうに笑っていたことに驚いたからだった。その笑みを見れば喉の奥でククッと笑い声を漏らし、笑ってるんだか呆れてるんだかわからないそんな低い笑いをあげて「……あんた、肝据わってんな。普通ならここまで来る間に泣いてるか、足すくんでる。」淡々とした指摘をするような声なのに、友達にするような親しみがあるどこか褒めるような響きが混じっていて。彼女へと下ろしていた視線を正面に戻し、歩調を崩さないまま彼女が求めていた質問への答えとして口を開き。「名前はグリフォン。俺は城になんか住んでねぇ、涙の湖の近くに家がある。で、教えられることなら教えるが、ここのものは、自分の目で見て触って確かめた方がいい。俺がどんなに言葉を重ねても、この世界はお前の見た色にはならねぇよ」そう言って、ふっと彼女を横目で見た。相変わらず笑顔を崩さず、小走りで隣にいるその姿に、今度はちゃんと息をついて笑って。「俺が出来るのは国の案内と、迷子になった時の手助けくらいだよ」そう言いながら、彼女の頭上をかすめるように片翼を軽く広げて、風を送る。悪戯っぽい笑みを浮かべ、わざとらしく肩を竦める。)さ、冒険の続きだ。聞きたいことがあるなら今のうちに訊けよ、アリス


>リオ

(薔薇の香りを孕んだ風が頬をかすめる中、彼女の横顔をちらと見やる。頬を朱に染め、素直に褒め言葉を受け取っているその姿は純粋で、どうにも無邪気な子供めいて見えて微笑ましさを感じた。この国で生きる以上、名前がどれだけ大事なものかを改めて思い直す。名前を忘れた時、アリスは元いたクニには戻れなくなるのだと、そのことを知っているのに敢えて口にする役持ちはそう多くないと言うことも改めて胸に落とした。そこまでを知らないとはいえ、名前が大切だと言うのを自覚した上で名前という重みのあるものを自分に託してくれたと言う事実にむずりと口元にニヤけが浮かんだ。それは彼女が自分の中でどれだけ信頼を寄せてくれているのかを示しているようで、じん。と胸が温まるように嬉しくなるが自分だけの秘密にすることにした。肩から力を抜いて、わざとらしくふーと深く息を吐くと気怠げな笑みを浮かべ、片手をポケットに突っ込んだまま、白金の髪の揺れる彼女を横目で見て。「どうかな。俺が覚えてるかは、わかんないよ」少しだけ困ったように吐き出した言葉は無責任な調子。だけどその目だけは誠実さを持ち真摯に向き合うように笑っていない。秘密を胸にしまい込んだまま、声だけを軽く弾ませて。わざと視線を外し、ゆっくりとした動作で空を仰ぎ見る。青とも灰ともつかない空の下で、口元だけが小さく笑みを描くと責任を放棄するような言葉の奥には確かに彼女が託してくれたということに自分なりの決意を隠して。彼女の視線を感じながら、軽く片肩をすくめて。)ま、忘れてなかったら助けになるよ。

>ヴァイオレット

(彼女が足元を気にして下を向いた瞬間、無意識に一度、へにょりと眉尻を垂らした。彼女の答えがまるで自分の不安がそのまま映し出されたようで、思わず口を小さくへの字に結ぶ。けれど、ほんの一瞬の後に自らの頬をパシ、と軽く叩けば気合いを入れ直す仕草を見せた。長い指先が頬を離れる頃には、腹を括って見せたようで「……ま、そーだよなァ。汚れんの気になるよなァ」彼女の声に自らの声を重ね、指先で顎をかきながら長い髪を片側に払うようにしつつ、選択肢を並べてみせることにした。それを伝える声は不思議と柔らかく、どこか安心させるようなそんな色をしていて「靴、新しいやつ見繕いに行ってもいいし、遊園地行くでもいい。お前が好きなほー選んでいいよ」そして、指先をひょいと振って注意事項を忘れずに送り「あ。でもよ、どっちにしてもなァ、森の中は歩くから靴はもーちょい汚れるぜ、覚悟しとけヨ」長い前髪の奥から視線だけを彼女に向けると、少しだけ揶揄うように笑ってからぎこちなく人差し指で頬をぽり、とかいて。それからこの国の基本中の基本を伝えることにしたらしい。「それから……お前は此処にいる以上、アリス、だぜ。アリスって呼ばれたら、自分のことだと思って返事しなきゃダメだ。わかったかァ?」最後まで言えば不器用な笑みが、ほんの少しだけ優しさを帯びる。言い終えた後、長い指先で髪をくるくる弄びながら、ぽつりと付け足して)俺もかわいーもん、好きだョ。フワフワしてんのとかァ、ちっこいのとか。




37: ダリア [×]
2025-10-03 20:37:45

>有咲

(薔薇の香りを孕んだ風が頬をかすめる中、彼女の横顔をちらと見やる。頬を朱に染め、素直に褒め言葉を受け取っているその姿は純粋で、どうにも無邪気な子供めいて見えて微笑ましさを感じた。この国で生きる以上、名前がどれだけ大事なものかを改めて思い直す。名前を忘れた時、アリスは元いたクニには戻れなくなるのだと、そのことを知っているのに敢えて口にする役持ちはそう多くないと言うことも改めて胸に落とした。そこまでを知らないとはいえ、名前が大切だと言うのを自覚した上で名前という重みのあるものを自分に託してくれたと言う事実にむずりと口元にニヤけが浮かんだ。それは彼女が自分の中でどれだけ信頼を寄せてくれているのかを示しているようで、じん。と胸が温まるように嬉しくなるが自分だけの秘密にすることにした。肩から力を抜いて、わざとらしくふーと深く息を吐くと気怠げな笑みを浮かべ、片手をポケットに突っ込んだまま、白金の髪の揺れる彼女を横目で見て。「どうかな。俺が覚えてるかは、わかんないよ」少しだけ困ったように吐き出した言葉は無責任な調子。だけどその目だけは誠実さを持ち真摯に向き合うように笑っていない。秘密を胸にしまい込んだまま、声だけを軽く弾ませて。わざと視線を外し、ゆっくりとした動作で空を仰ぎ見る。青とも灰ともつかない空の下で、口元だけが小さく笑みを描くと責任を放棄するような言葉の奥には確かに彼女が託してくれたということに自分なりの決意を隠して。彼女の視線を感じながら、軽く片肩をすくめて。)ま、忘れてなかったら助けになるよ。

(/お世話になっております。先ほど送った内容の際に宛先のお名前を誤って記載してしまいました。大変失礼いたしましたこと申し訳ございません…!改めて送らせてください。)



38: レオンハルト・ヴェルナー [×]
2025-10-03 21:15:33

>帽子屋

──…はは、そうだね。君の言う通りだ。

(触れられた瞬間、わずかに瞬きをしただけで反射的な拒絶もなくすんなりと受け入れると、言葉をそのまま受け止めるようにほんの少しだけ背中の緊張を緩める。笑い声の響きは薔薇の赤に似た鮮やかさを帯び、こちらを試すようでもあり、純粋に愉しんでいるようでもあった。その視線がただの好奇心か、もっと別の何かかはまだ分からない。彼は親切だが、ただの世話焼きではないことは薄々勘づいてはいた。相手の持つ知的好奇心の奥には、こちらの仮面を暴きかねない危うさが潜んでいる──それを承知の上で、今は笑い声に釣られるように微笑を浮かべ、軽やかに一歩を並べた。彼が真実に辿り着く日が来るとしても、その時までは良好な関係を築くのも悪くないだろうと考えながら。

薔薇園の終わりに差し掛かると、景色はゆっくりと変わり始める。薔薇の甘ったるい香りはほとんど失われ、代わりに湿った土と苔の香りが満ちる。遠くで水がぽたりと滴る音がして、どこか懐かしい森の静けさを思い出させた。頭上では葉が重なり合い、わずかな光を濾して緑がかった影を落とす。少しだけ前を行く彼の頭に乗せられた大きなシルクハットを眺めながら、彼の話を頼りにまだ見ぬ湖の情景を思い浮かべる。静かな水面、控えめに咲く花の群れ──その想像の途中で割り込んできた「チョコレートクッキー」という言葉に思考がほどけ、ぱちりと瞬きをひとつ。直後、ふっと息を零しながら唇の端から笑い声を上げ)

っふ、……はは!良いね。甘いものは嫌いじゃない。君の髪なら…マンゴームースにラズベリーソースかな。それとも、綿飴かもしれない。──なんて、どちらも用意しづらいか。チョコレートクッキーは次の楽しみに取っておこう。

39: 参加希望 [×]
2025-10-03 22:12:47



(/初めまして。緻密な絵画と絵本を組み合わせたような美しく不思議な此方の世界観に惹かれまして、参加を申し込ませて頂たくプロフィールを作成して参りました。しかしながら大分趣味の偏った癖の強い子になってしまった事はどうにも否めない為、何かしらの不備や萎えに該当してしまうようでしたら遠慮無く断って頂いて大丈夫です。また、初回の指名に関しましては、どの方も違った魅力に溢れていて一人には決め難く、そちら様とのご相談が出来ればと考えております。それでは、ご検討の程、宜しくお願いいたします。)


指名

登録 or 無登録
登録

名前
オルカード・エリス(Orcard Ellis)

年齢
25歳

性別
男性

性格
気さくでおおらか、見る人によってはやや軽薄な雰囲気に映る。陽気という程ではないものの割とお喋りで、楽しい事面白い事が好き、刺激的な事はもっと好きな享楽者。誰にも何にも警戒せず近付く様は無鉄砲で騙されやすいピエロのようでもあるが、ふと悪戯に平素と変わらない態度で他者を騙しも誑かしもするし、取引や駆け引きにて不利を被らないよう頭を回すぬらくらとした聡さも持ち合わせている。

容姿
身長は180センチ。職業柄よく見た目を変えるものの、基本はすらっと筋肉の引き締まった無駄の無い細身。身体に合わせた白シャツに黒ジャケットなど、シンプルなモノトーンの服装が多い。髪はさらさらと滑らかな黒、前髪から両サイドまで白のインナーカラーが入る。頬骨まである前髪を左に流して視界を確保し、襟足は項が出る長さで清潔に整えている。海のようなコバルトブルーの瞳は垂れ目の二重、しかし切れ長である事と睫毛の長さ多さから愛嬌よりも妖美さが印象として勝る。ぱっと見では見えない口の中を相当弄っており、スプリットタン、タンリム、ホリゾンタルタン、上下スクランパーの牙など好き放題に飾っている。

備考
イギリスの俳優。演じる役に合わせて顔付き、声色、体型までもを別人と言って良い程がらりと変える役者ぶりから「プロティアン(変幻自在)」と呼ばれている。子役からこつこつと仕事を積み重ねていた最中、火事に遭う。何もかもを失った孤児になって以降、一層と貪欲に知識を喰らって芝居と演技にのめり込み、皮肉にもそれによって才能は見事開花し著名な俳優となった。現在は事情を知るマネージャーの献身もあり、精神は基本安定している。酒も煙草もお洒落も、何でも好きで何でもやる。

ロルテ

(昔からいつも、仕事を一つ終えるごとにマネージャーから病院を勧められる。その度、役にのめり込み過ぎるから心配なのだと言われてしまえば、思い当たる過去の心当たりに“大丈夫”なんて軽口は引っ込んでしまう。だから慣れた病院に予約を入れて、顔馴染みの医者と話をして、決まった問答に笑顔で答える。何の問題も起きず時間は退屈に過ぎて、後は帰りに最近お気に入りの飲料でも買っていこうか――そう考えつつ会計待ちの椅子でほんの少し微睡んだ直後、何かに呼ばれた気がしてハッと顔を上げる。「…………へ?」視界を埋め尽くしたのは鮮やかな深紅、それと青空。一呼吸ごとに甘く芳しい匂いが広がる其処に、気が付くと寝っ転がっていた。思わず溢れた何とも間の抜けた驚きの後に飛び起き周囲を見回しては、初めと変わらずどこまでも広がる赤い薔薇達に何度も目を瞬かせて首を傾げる。「ぅえー、と……何、どこ、夢?いや、どっかの番組のドッキリか……?」現状の第一候補は受ける感触の生々しさに直ぐ様放り投げ、そちらよりも現実的な第二候補に思考を一先ず落ち着けて立ち上がる。「何だよもー……ドッキリはされる側よりする側で受けたいってオレ言ったじゃんよ。」文句を吐いたもののそれは形ばかりのよう、寝乱れた髪を整えて現れた顔は、予想出来ない刺激への期待と愉しみににんまり弛んで。「さて……何か居ないかな、と。」いっそ鼻歌でも混じりそうなくらいに上機嫌に弾む声と共に、まずはこの薔薇園に住む生き物の気配の一つでも探るべく、ゆっくりと歩きながら辺りを見回し探索を始めて。)




40: 赤の女王 [×]
2025-10-04 00:15:27



>レオンハルト

(/お世話になっております。背後からのお声掛けをさせてください…!とても言い難いのですが実際にやり取りを重ねていく中で、私自身がレオンハルトくんとの相性に十分に応えられていないのではないかと感じております。このまま続けることはかえって誠実さに欠けてしまうように思い、そうなってしまう前に伝えさせてください。頂いたプロフィールも、交流の中で知ることができたレオンハルトくんの魅力も、どれも本当に素敵で惹かれるものでした。ただ、文章にするのが難しいのですが、その良さに十分にお応えできる自信が持てず、自らに不甲斐なさを覚えております。トピックが始まる前から、私の趣味を詰め込んだ不思議の国に興味を持っていただけたこと、とても嬉しく、これから先も励みとして心に刻んでいきます。それでは、短い間ではありましたが楽しい時間を過ごさせていただき、本当に感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。
レオンハルトくんにも、背後さまにも、この先さらに素敵なご縁が訪れますよう、心よりお祈り申し上げます。)


41: 赤の女王 [×]
2025-10-04 00:18:28



>No.39 参加希望様

(/初めまして。この度は趣味を詰め込み作り込んだ設定や世界観に目を留めて頂き、さらに参加をご検討くださっていたとのこと、本当にありがとうございます…!嬉しいお言葉の数々に光栄で胸がいっぱいです。恐れ多いほどのお言葉も頂きましたので、少しでも釣り合えるようにこちらも精一杯努めさせていただきます!
そしてこの度は素敵な息子さまのプロフィールをお届けくださり感謝申し上げます。拝読させていただきましたが、不備はございませんでしたのでこのまま登録とさせていただきます。
早速ではございますがお迎えに上がらせて頂ければと考えております。候補としては、ムカデ・三月兎・ジャックの三名を挙げさせていただきました。もし気になる国民がおりましたらぜひ教えていただけますと嬉しいです。
それではどうぞよろしくお願いいたします。)


42: 天女目 有咲 [×]
2025-10-04 01:16:51

   
>ダリア

(気怠げな笑みと共に並んだ言葉、それを紡ぐ声色が思いの外軽やかだったものだから…軽く戯けたように聞こえてしまって。もしも、其の目を見ないまま言葉だけを受け取っていたならば、今頃ぷっくりと頬を膨らませていたかもしれない。不満げに口先を尖らせて言葉を零しただろうか。けれど、人の目を見て話す癖がある彼女はその酷く誠実な青に気付き、 はた と睫毛を震わせた。その緩慢な仕草を見届け、彼から紡がれる言葉を最後まで待つ。結果受け取ることになったのは明言しない曖昧な答えだったが。だとしても、天秤が 否 に傾かなかった事実は胸の奥で綻びを生むに充分で、口角はゆるく上がってしまう。空いていた彼の片手へ、そっと小指を伸ばしするりと絡めては__。)

__ ふふ、約束

(たったひとこと言い終えてしまうまでのほんの一瞬。指先は温かく結ばれ、いとも簡単にするりとほどかれた。さて、終わりの見えない薔薇園を進む中で、視線は大きな赤い城へ吸い寄せられる。幼い頃に一度読んだだけの、この世界に少し似た物語が不意に脳裏を掠めては消えて。聞きたいことは山ほどある。その中でひとつ選ぶと、唇に指先を添え考えながら言葉を零し。_思えば、何処を案内して欲しいか彼にはっきり伝えていなかったわね_小さく反省しつつ、城の一角に図書館がある事を知らぬまま言葉は続いていく。原作どころか絵本でさえ録に読まなかったのだろう。断片的な知識のまま、首と胴が離れ離れになる結末を想像して身震いし、その細い首に爪先をソッと添えた。そのまま つぅ 、と横切っては不安を宿した瞳を彼へ向ける。物語とこの場所は、似て非なるものなのかどうか__それも確かめたくて。)

そういえば、行きたい場所を選ばせようとしてくれていたけれど…やっぱり最初に行くべきはあの赤いお城かしら。女王様がいるのだとしたらご挨拶するべき…よね?そうしないと…首を刎ねられしまうかもしれない、ものね…?


( / 宛先の名前につきまして、全然問題ございませんのでお気になさらないでください~!
   併せて、流れ的に確定ロルが入ってしまって…大変申し訳ございません…!もし問題ございましたらすぐ書き直しもいたしますので、仰っていただけますと幸いです…!   )

43: リオ [×]
2025-10-04 02:56:50



>36 グリフォン

きっと1番初めに出逢ったのがあなただったから。( 褒められているのか、とりあえず不安がなくなったのは笑顔を見せてくれて優しさを与えてくれた貴方がいたから。足元に目を落としながら告げる。それは少し誤魔化しを含んだような声色で。自身の質問に答えてくれる彼を見上げながら特に口出しせず相槌を打つ。頭に残ったのは彼の名前。「 グリフォン…。」嬉しげに頬を緩ませ彼の名前を何度か繰り返し覚えるように呟く。突然訪れた風に反射的に目を瞑る。大きな翼が頭をかすめれば驚いたように肩を上げる。視界に入ってきた悪戯な笑みに目を丸くして一瞬固まる。ほんの数秒、驚きで彼の顔を見つめたまま動けずにいたが、ふっと力が抜けたように自分も笑みを浮かべる。先程自分が使った「 冒険 」というワードが少し可笑しく思えてきた。少し長い髪をポケットから出したゴムを使って後頭部でまとめ、きていた長袖の袖を捲り上げれば両手に拳を作って気合いをいれるようなポーズで。「 心強い案内人がいれば怖くないね!自分の目で見て、触って確かめる!城までしっかり付き合ってもらうから! 」歯を見せるように無邪気な笑みで彼を見上げると大きく一歩、軽やかに足を踏み出す。彼よりも前に出て歩き始めて数歩、道の分岐点で勢いよく振り返り )で、どの道を行けばいいのかな?





44: ヴァイオレット [×]
2025-10-04 07:24:09


>36 フラミンゴ

(相手の提示する言葉は、いつもこちらの心を慮るものばかりで。けれど決して器用とは言えないその話し方に、優しさが垣間見えて気持ちが和らいでいくのを感じる。「遊園地、って行ったことないのよね。写真や映像だけ見たことあるけど。キラキラしてて、みんな楽しそうだったわ!」先程相手が列挙した中にもその単語はあったけれど、他の場所とは異なる響きが含まれているようでもあった。相手のイチオシなんだろうか。「でも、そうね。せっかくキラキラの場所へ行くなら、綺麗な格好で行きたいわ。新しい靴を探すのを手伝ってちょーだい」靴のつま先を合わせてトン、と鳴らしてから、再び相手を見上げ。続く言葉には、腑に落ちない気持ちで複雑な表情を浮かべ。「アリス、ありす……まぁ、夢の中のルールって時に妙ちくりんなものよね」聞き慣れないはずなのに耳に馴染むようなその響きを反芻してから、こくりと頷き。かわいいものが好き。自分と同じということが分かると、ぱあっと笑顔を浮かべ。「そう!ふわふわとか、キラキラとか、そういうのが好きで、」あなたの髪もずうっと触りたくって。そう言いかけたのをぐっと堪えて両手に拳を作ると、くるりと振り返り)さ、新しい靴を買いに行くわよ!




45: オルカード・エリス [×]
2025-10-04 09:51:52



(/プロフィールのご確認、並びに参加許可及び登録有り難う御座います。初回指名にてご提示して頂いたお三方、どの方も同じくらいに魅力的で大変迷ってしまいますが……初回は是非三月兎さんをご指名させてもらえたらと考えています。それではまたのお返事、お待ちしております!)




46: ダリア/グリフォン/フラミンゴ/三月兎 [×]
2025-10-04 18:15:42



>有咲

(ほんの僅かに絡んだ指先の温かさに触れた時、すぅ、と丸みのある瞳を細めた。それは重なった彼女の指が自分のものと比べて、まるで風に吹かれても折れてしまいそうなほどほっそりとしていたからだ。するりと離れていくのを黙って見届ける。声をかけようと口を開きかけたが、次に耳に届いた彼女の言葉によって唇はその動きを止めた。眉を僅かに持ち上げ、ほんの一拍置いてから小さく吐息をもらき。「……なるほど。そんなイメージがあるのか、赤の女王に。」独り言のようにぽつりと漏らすと、そのままふふ、と小さく吹き出すように楽しそうな声で笑い。その様子はどこか無邪気なようで、どこか探るような眼差しを彼女に投げながら、少し誇張した動きで彼女の仕草を真似る。爪先を自らの首に滑らせるように横切り、説明をする声だけは軽やかで「赤の女王はいるよ。でも、君が思ってるような“首を刎ねる”タイプじゃない。むしろ挨拶に行ったら、たぶん喜ぶと思う」片眉を上げ、わざと悪戯っぽく笑ってみせて。すうと動かした目線は赤の城の方角に向けながら、何気ないような調子で別の名前を零し「白の女王なら……わからないけどね。」その言葉を最後に、唇の端をゆるりと上げる。あえて言い切らずに、匂わせるだけに留めるような話し方。風が髪を撫でる音の中で、冗談めかすように彼女の不安を拾うように柔らかく伝えて)大丈夫、心配しなくていいよ。優しいし、穏やかだし。俺は赤の女王のこと好きだよ

(/優しいお言葉をかけてくださってありがとうございます。お気遣いがとても嬉しかったです…!
確定ロルについても、読みやすさや流れを大事にする為に多少の確定ロルは全然大丈夫です!これまで通り、有咲ちゃん背後様の書きやすい形で続けてもらえたら嬉しいです!改めて宜しくお願いいたします。)


>リオ

(初めて会ったのが自分だと、ストレートな言葉で言われたとき、胸の奥がほんのりくすぐったいような感覚がした。表には出さないけれど、無条件に頼られている感覚は悪くないとそう思った。名前を何度も呼ばれるのをなんてこと無い顔をして聞いているけれど、なんだか少し気恥ずかしくて、けれど耳に心地よく響くのか止めるなんて考えは少しも無かった。彼女が繰り返していた名前を呟くのをやめたその間合いを逃さずに、情報をひとつ与えるべく口を挟み「そう。グリフォン、忘れないでよ。俺の仕事は迷子になったアリスを見つけて助けることだから。大きい声で俺の名前を呼んでくれれば、その声を辿ってどこにいても見つけに行く。面倒だけど、それが俺の仕事だから。」真面目な顔で少し億劫そうに言いながらも、声色がそんな仕事を嫌いじゃないと言うのを言葉なく言っていた。彼女が髪を括って袖を捲る、まるで気合いを入れ直すような仕草を見せるのに思わず吹き出しそうになり、我慢できなければ肩を揺らしてははっと小さく笑い「…格好ついていいじゃん、その調子」そう言いながらも、道が二手に分かれてしまうと彼女が困ったように振り返るのが見える。眉を上げ、片方の口角だけ上げて悪戯っぽい笑みを浮かべ「で、アリスはどっちだと思う?」わざと答えを教えず、軽く挑発するような声色で投げかける。緩く頭を傾けて彼女の反応を見て)


>ヴァイオレット

(驚きは一瞬で胸に広がり、思わず目を瞬いた。予想していなかった動揺がそうさせるのか、僅かに瞳を丸くしてそんな瞳を彼女に向ける。けれど声には驚きよりもこんな素敵な場所を知らないなんて、教えてあげなければとそんな親しみの響きが混じっている。自分にとって遊園地は帰る場所でありあまりにも身近でだからこそ、まだ遊園地を知らないという彼女の声が胸をくすぐった。顎を軽く傾け、視線を彼女に預けながら唇の端を上げて誘い掛けるのは心からの気持ちで「じゃあ、今は靴を選びに行って。そんで、ここでの暮らしに慣れてきたら……遊園地に来いョを俺、そこで暮らしてんだ。だからァ、なんつうか。案内すんのは得意分野なんだ」そう伝えるのは大げさに言うではなく自然体の声音で。けれど自分の居場所を語る口ぶりからは、そこがお気に入りの場所なのだと語るような誇りが浮かび。この国での呼ばれ方、アリスという呼び名を口にしたときの小首をかしげる仕草はまだ馴染みきらぬ響きへの戸惑いをはっきりと映しているように感じた。しかし、その表情もふわふわやキラキラの話題に触れた途端、陽を浴びた花が一気に開くように明るい笑顔へと変わっていった。その変化があまりに鮮やかで、堪えきれず喉の奥でくく、と笑いが零れ「……その顔、ずっとしてた方がいいぜ。」下心を持って褒めたと言うよりはそう思ったから素直に口にした、そんな様子で伝え。彼女が勢いよく振り返り、行き先を靴を買いに行くと告げたのを聞けば軽長い指先をひょいと曲げ、人差し指は道の先へとくいっと伸びて。人声をかけてから歩き出す足取りは、自然と彼女の歩幅に合わせていた。揺れる彼女の髪にちらりと視線を落としながら不思議な縁を噛み締めて)それならコッチ。はぐれんなよォ


>オルカード

(赤い薔薇が咲き乱れる庭園を不規則な早さで時に早足、時にゆっくりと進む。どの一瞬を切り取っても絵画のように美しく、吐息までも花の香りに溶けていくような薔薇の中はここに来なければ味わえない芸術だと心を躍らせる。そんな静寂の中で、ふと一人の男と出逢ったらしい。鉢合わせをしたその時には驚いたように片方だけ垂れた耳がぴくりと動き、驚きの声を発することないけれど、それでも長い睫毛に囲まれた涼し気な瞳は真っ直ぐに彼の事を射抜き。その眼差しは初対面にしてはあまりにも失礼なほど、まるで心の奥まで覗き込むようなそんな少しの余所見もしない視線だ。数秒の沈黙ののち、ゆるりとした雰囲気で口の端をわずかに上げると柔らかく微笑みを見せて「やあ、アリス。――初めまして。」漸く声を上げた。それは甘さを持つ穏やかな声。だけれど、どこか人を試すような間の取り方をしていて)城に行くの?一人で大丈夫かい。



47: 天女目 有咲 [×]
2025-10-04 19:47:50



>ダリア

(彼の口から零れた独り言に、不思議そうに瞬きひとつ。続いて真似られた仕草を若干気恥しそうに眺めつ、たぶん喜ぶ と聞けば瞳に安堵の色が灯り。そのまま彼の視線を追って赤の城を見上げたが、不意に飛び出た別の名に眉はぽんと上がり、パッと顔を向けた。_女王様ってひとりじゃないのね_そう思いながら、驚きに満ちた声で「白の…?女王様が2人いるのね?」と言葉を零し。艶やかな赤に目を慣らしていたせいか、白という音が急に眩しく感じられ無意識に目が細まる。物語ではどうだったっけ。白の女王なんていただろうか。トランプの兵と、白兎にチェシャ猫に……あれ、思えば本には赤じゃなくてハートの女王と書いていたような。兎も角、此処は本と似て非なる場所。手持ちの知識を持ち込みすぎるのは良くないと結論づけると、今後は憶測での発言は控え 目で見て確かめる ことを心に決めて。そも同じだったとて、この世界の歩き方は自分で決めた方が良いはずだ。そう考える間にも、彼はどこか濁したまま言葉を置く。気になるのに届かない__そのむず痒さに表情が僅かに歪んだ。さて私達”アリス”は、誰が女王に相応しいか見定められるらしい。ならば、赤と白の女王も元はアリスだったのだろうか。想像がふわりと膨らみ続けようとする中で、相変わらず心地好い声が鼓膜を擽るとたやすく頬が緩んでしまう。柔らかく双眸を細めると、無条件に彼を信じるような発言を軽やかにして。)

……そう。ダリアが言うなら何も心配いらないわね。それにしても、勝手に想像して怖がるなんて、女王様に失礼なことしちゃった。

(己の無礼を思い出すと眉は八の字に、声も視線も少し沈む。小さく肩を竦め、しっかりと反省をひとつ置いてから彼を見上げると双眸細めて。)

ねぇ、ダリアは女王様のどんなところが好きなの?

   
( / 確定ロル許していただきありがとうございます…!素敵な世界観と雰囲気を崩さぬよう、今後気をつけていきますね…! ダリアくんが想像以上に優しくて、思いの外有咲が懐くのがとても早く……背後びっくりしております。今後の展開も他の方との交流もどうなるのかワクワクしております~。こちら蹴っていただいて構いません…!引き続き、宜しくお願いいたします…!   )

   
   

48: ダリア [×]
2025-10-04 21:07:56


>有咲

(ゆるく微笑んだまま、頬杖をつくような緩慢な動きで彼女の視線を受け止める。目尻だけが静かに笑っているのに、声音にはどこか揶揄うような余裕が混じり。満足するまで恥じらう彼女の仕草を眺めてから、ふっと息を吐くように笑い声を零して。それからもう一人について、彼女の言わんとすることをふんわりと察したのだろう。わざとらしく目線を落として彼女の反応を愉しむように少しだけ口角を上げて。正しい意味でこの国を統べるのはただ一人だけである、その事実をやや間を置いてゆるりと視線を横に滑らせることでたっぷり焦らし、記憶の奥にある白の影を掬い上げるようにしてその違いを説いて「アリスちゃんは”女王”って言葉に惑わされてるんだろうな。正しい意味でこの国を統べる女王陛下は、赤の女王だけだよ。白の女王は……まあ、名前だけ。立場は俺と同じ、”訳持ち”ってやつ」短い説明で言い切るように伝えて、全てを具体的に伝えないのは彼女の知りたいと思う気持ちを消さない為のようで。それから薄々と感じていた彼女の信じるような瞳がこちらに向けられるという事実にほんの一瞬だけ視線を逸らし、眉をわずかに動かして。ふつりと浮かぶ照れくささをごまかすように小さな仕草で頭を掻けばいつものマイペースな笑みに戻り「……そんな風に無条件で俺を信じられるの、なんか……ちょっとな」その”ちょっと”に含ませるように、気恥ずかしさがわずかに混じる。だがそれをすぐに隠すように、顎に指先を添え、考える仕草を作ってゆっくり視線を上に流し、長いまつげの下で瞳を細めて「赤の女王の好きなところ、か」うーん、と小さく声に出し、考えている風を装えば数秒後、わざと悪戯っぽく笑みを深めて「俺が悪さしても怒らないとこ、かな」そう言って肩をわずかに揺らし、くすりと笑う。その笑みには、からかいの温度と本心が入り混じり。「……なあ、アリス。本当にそんな風に俺を信じてていいのか?全部、嘘かもしれないぜ」それからあまりにも無防備に向けられる信頼に頭を少し傾け、視線だけを彼女に投げて。冷たさではなく、探るような意図を込めて問いかけて)アリスちゃんは、それでも信じるのか?



49: リオ [×]
2025-10-04 21:54:26




>49 グリフォン


うん、忘れない。__グリフォン。ありがとう。( 名前を繰り返し呟く自分が間をあけたとき彼が口を開く。忘れないで、という言葉を深く刻むように胸に手を当て自分の強い意志を言葉にする。どこにいても見つけにいく。家族を失ってからぽっかり空いていた心の穴にすっと流れ込むような言葉に涙すら出そうになりそうになった。心がじんわりと温かくなる感覚に浸るように少し目を伏せ再び彼の名を呼び礼を。この短い時間でどうしようもなく心が溶けていくのを感じてはよりこの世界にずっといたいと思った。ややしんみりしてしまった雰囲気だったが、それをかき消すように冒険へと踏み出す。二手に分かれた道、一方は補正された道、一方は草が伸び切ったような道。どちらを選ぶかと悪戯な笑みと挑発気味な声にやや不服そうに口を紡ぐ。これは当ててやりたいとまた二つの道をじっくり見て考え。「 こっちにしよう!すぐに城についても面白くないでしょ。どっちが回り道かもわからないけど、こっちのが楽しそう! 」もう当たることはいいかと諦めたように切り替えて笑顔に戻り、振り返って彼の顔を見ては右手は一方の道を指差し、左手は彼へと差し出して )いこ!グリフォン!





50: オルカード・エリス [×]
2025-10-04 22:53:12



>三月兎


(この薔薇園に状況の手掛かりを探すのもそうだが、何より見覚え無い景色の新鮮さも噛み締めるつもりでのんびり歩む。やがて鼻がすっかり馥郁とした甘さに慣れた頃、赤一色の其処に銀の光が差し込んだ。「おっと、」その眩しさと驚きにぱちりと瞠目した瞳に改めて映るのは美しい男のかんばせ、それに作り物とは到底思えない兎耳、氷の如く澄んだ青。向けられる海底に目を凝らすような眼差しは気にならない、此方からだって興味津々と輝く視線を一秒も逸らさなかったのだから、きっとお相子だ。「どーも、初めましてウサギさん。」掛けられる挨拶に懐こく片手を振り、見付けた目的のものに浮かれる喜びが潜む音でそれに答える。続いた彼からの問いは只の心配や配慮よりも含みが間合いに感じ取れて、しかし未だ現状が何処かの番組企画である可能性も残っていれば、深く探る真似は一旦留まり、「大丈夫、って言いたいけど――残念、オレ此処に来んのは初めてでさ。どっちにどう行けば良いのか、正直なーんにも解んないんだよな。」軽く肩を竦めて眉を垂らした苦笑いと後ろ髪を掻く仕草を添え、偽り無く自身の置かれた状況を彼に伝えて、「だから今は、迷子のアリスちゃんって所。」最後に自らの頬の辺りを指差し首を傾げるあっけらかんとした茶目っ気が、この場において緊張も警戒も皆無である事を如実に示す。その後で一歩、何ともわくわく胸踊る存在へと近寄って、「ウサギさんこそ、どちらまで?良けりゃオレをお供にしてくんない?……なーんて。」今度は此方から、少なくとも己よりも此処を知るだろう彼へ――興が高じてちょっとばかり芝居掛かった物言いで問い掛けを投げた。そのついでの冗談混じり、ちゃっかりと彼の同伴まで申し出ては、からからと一人勝手に楽しげに笑って。)




51: 天女目 有咲 [×]
2025-10-04 22:53:29

   
   
>ダリア

(明らかに此方の反応を愉しんでいる気がする。掴めそうで掴めない、どこかふわりと弄ばれる気配にしゃんとすべく小さな咳払いをひとつ。焦らしに焦らされた末、言葉に惑わされている自分を言い当てられるとぎくりと表情が固まり。けれど素直に耳を澄ませば、最終的に唇に指先添え「なるほど。そうだったのね」と小さく落とした。横へ滑った視線は、散りばめられた言葉を再度咀嚼するため。首を刎ねるという物騒な話の流れで自然に出た名だ。少し身構えながらも、いつか会えると良いなと好奇心が胸を満たしていく。彼が言葉を発する度、瞳は其方へ向いてしまうらしい。どこか気恥しげな声色で「 ちょっとな 」なんて返されてしまえば_もしかして照れてるのかしら_と唇の端が柔らかくほどけた。とはいえ、その気配も一瞬で隠れてしまうから黙って次の言葉を待っていて。女王様の人柄を知る好機に、期待を灯した瞳を向けていたが…深まる悪戯な笑みと共に紡がれた言葉にキョトン。彼の悪さは可愛げの範疇にあるのか、女王様の器が途轍もなく広いのか。それでも、好きな気持ちは本物なのだろうと思えば微笑ましくて。呆れ半分愉しさ半分に笑み声を零しては「全く。一体どんな悪さをしているのかしらね。あまり女王様を困らせちゃダメよ」と軽く窘めた。そんな中、不意にこの世界での名を呼ばれると顔を向ける。思えば確かに、こんな無防備に誰かを信じるなんて可笑しいかもしれない。この摩訶不思議な状況のせいか、気付かぬ間に無防備な人間になってしまっていたのか。嘘かもしれない、その可能性すら考えすら考えなかった時点で、後者だろうと頭では理解する。意表を突かれたように数度瞬きを繰り返していたが、すぐにふわりと笑うと堂々と声を発して。)

嘘を吐かれたって構わないわ。嘘だったってわかったその時には、ちゃんと叱ってあげる。…私は、自分の眼でみたダリアを選んでるの。

(仕草や声、流れる空気や間…上手く説明はつかないが、実際に触れた末に出した答えだ。選択には責任と覚悟が要ることは重々承知している。現状不安だらけで、怖くないと言えば嘘になるこの世界。その中でも、この選択に悔いは無いと、瞳は強く真っ直ぐに彼を見詰めていた。)


   
   

52: ヴァイオレット [×]
2025-10-05 07:19:14


>49 フラミンゴ

(遊園地で暮らしている。その響きはまるで甘いチョコレートのように頭に溶けこむようだった。「こんなに可愛くてふわふわなのが暮らしてるから、遊園地はあんなにキラキラするのね!もちろん、絶対に遊びに行くから全力でもてなしてよね」相手の誘導に従いながら、歩くたびに揺れる髪を見つめて納得したように頷き、わくわくを隠しきれない表情で、くれぐれも、と言うようにピンと人差し指を立て。その顔、がどんな顔がよく分からなくて自分の両頬をむにむにと触ってみるけれど、やはり思い至らず首をかしげ。とは言え、相手のやさしい声色からして悪い気はしなかった。「私の名前はアリスだとして、あなたの名前は何なの?まさか、ここに住んでる人みーんなアリスってわけじゃないわよね」足元まで伸びてきているゴツゴツとした木の根がうねうね動いたり、跳ねる小石を避けたりしながら歩きつつ、そういえば、と言うように相手を見上げて名前を尋ねて)



53: グリフォン/三月兎/ダリア/フラミンゴ [×]
2025-10-05 20:56:16

>リオ

(差し出された手に視線を落とす。わざとらしく肩を竦め、ほんの少し意地悪そうな笑みを口元に浮かべながら意図を汲んだ上で差し出される手は取らずにすっと彼女の隣に並ぶように歩き出して。「──あー、アリス。お前、顔が良いんだから必要以上にベタベタすんなよ、マジで。……中には手が早いやつもいる。喧しいと思うけど、お前が困るから言ってんの。」そうして手を取らなかった理由を吐き出したその声は、突き放すと言うよりもむしろ不器用な優しさを含んでいて。ふわりと吹く風が二人の髪を揺らし、彼女の選んだ道を横目で見ながら歩をゆっくりと進め。「どっちも当たりで、どっちもハズレだぞ。──なぜなら、ってやつだ。」にや、と笑えばわざと芝居がかった口調でそう言って。それからどこもかしこも咲く悪戯好きの薔薇に視線を投げると赤い花弁がくすくす笑っているようにも見えて「おい、城に行きたいんだ。邪魔してないで道くらい開けろ。いうことを聞いてくれんなら、代わりにビルに剪定をさせてやる。」交渉をするように軽口まじりにそう告げると、まるで合図に応えるように薔薇たちがしゅるしゅると蔓をほどき、目の前の小道が少しずつ開けていく。すると簡単にも迷路は終わりを告げて行く手に、うっすらと城の入口が見えはじめた。「ほらな。何を選んでも当たりではずれだろ」両手をポケットに突っ込み、得意そうに笑って彼女の方をちらりと見て。「城ついたら、うまいもん食おうぜ。どうせなら何か食いながら話した方が突っ立って話すよりマシだろ。」その誘いは口の悪さに似合わず、不思議と温かい響きを持っていて。彼女と一緒に歩むことを当たり前のように受け入れながら、さらに一歩、城に向けて薔薇の道の奥へと進み)


>オルカード

(ふ、と短い息を吐く時にほんの僅か目尻を下げた。氷のように冷たい青の瞳には目の前の彼のことを拾ってみたいという好奇心が見える。口元は嫋やかに笑っているが、その笑みの奥ではずっと先に向けた思考が巡らされている。「へえ、君はまた、……随分呑気なアリスだね。」そんな風に感想の如く落とした声は柔らかく、笑っているように聞こえるのに底の方では彼の反応を一つひとつ観察するような冷静さを見せて「まず確認させてくれる? “初めて”って、赤の城に来るのが初めてって意味なのか、ここ“不思議の国”自体に来るのが初めてってことなのか。それによって僕が君を助けるべきなのかどうかを決めようかな」問いかけは遊び半分に聞こえるが、声の奥にはこの世界について“知っている側”の者が持つ特有の余裕が浮かんでいて。「ああ、それと──僕のことは“三月兎”って呼んで。ここ、兎が多くてさ、兎だけだとややこしいんだ。」忘れていたとでも言うように言いながら、絵の具でまだらに染まった服をひらりと揺らし彼との距離を詰める。人懐こいように見せたその動きは、まるで獣が間合いを取るかのようなほんの少しだけの緊張感を持って。そしてためらいなく指先が彼の頬に伸び、親指と人差し指で軽く摘むように。触れるというより、確かめる、という所作で遠慮なく触れて「……ふうん、目に見えるところに火傷はなし。見た目も悪くないね。」まるで評価でもするように淡々と呟いて掴んだ頬から指を離すと、その仕草にもどこか好奇心が混じり「僕は帽子屋邸に帰る途中なんだけどさ」青い瞳が彼をじっと見たあと瞬きを一度だけゆっくり行い「アリスがどうしてもって言うなら、赤の城まで連れて行ってあげてもいいよ。」そう提案する顔は優しい笑みではないけれど口元だけは悪戯っぽく笑って見せて。条件も理由も示さないまま、持ちかけた道は、城に向かう道と帽子屋邸に向かう道その二つの提示で。)


>有咲

(彼女からの返事を聞き、その言葉の意味を理解すると思わず肩を震わせて笑ってしまった。喉の奥で零れるその音は愉快そうで、けれどどこか“可笑しくて堪らない”とでも言いたげな響きを孕んでいて「……ははっ、そう来るんだ。嘘を吐かれても構わない、ね。」片手で口元を覆いながら、目許だけが愉悦に細められる。その眼差しは、まるで飴細工を光に透かして観察するように繊細で純粋に楽しんでいるようで「ほーんと、アリスちゃんは面白いアリスだ。」そう伝えるのは純粋に予想外の選択に心を動かされたからのようで。彼女の選んだ道がどうであれ、少なくともダリアの心を揺さぶったのは紛れもなく事実で。そうして暫し歩みを進めれば、赤く聳える城の門が姿を現した。トランプの兵士たちが整列しているのに対し「お疲れさま」と軽く手を上げ、通り過ぎて。城内では足音が大理石の床を小気味よく叩き、光の粒が高窓から差し込んで、金の装飾がきらめいていた。どこまでも整然と、どこまでも作り物めいて美しい空間を背にするようにしてふと足を止め「アリスちゃん。ようこそ、赤の城へ。……思ったより、悪くないでしょ?」彼女を見て、片眉を上げるように笑って見せて。それから少しだけ視線を城全体へ向けると’アリスちゃん’ともう一度呼びかけて)でもね、アリスちゃん。もしここが君に合わないと思ったら──その時は僕のところへおいで。家主に話を通しておくから。まあ、気まぐれなやつだけど、悪い取引じゃないと思うよ。


>ヴァイオレット

(可愛くて、ふわふわ。彼女がそう言った瞬間、まるで心臓を撫でられたみたいにピタリと固まった。言葉の意味を脳内で何度も反芻して、ようやく自分のことを指していると理解する。驚きと困惑が混じったように、瞳を丸くしてぽかんと口を開けたまま裏返るような声で伝え「……え、俺ぇ?まさか、だけどョ。俺のこと言ってんのかァ?」間抜けな声を漏らしてから、はっとして鼻先を掻きり照れ隠しに視線を横へ逸らしては赤く咲く薔薇の花に目を向けて。熱い顔を冷ますように風が吹いて、顔にかかる長めの前髪がふわりと揺れ「……その言葉は似合わないと思うケド。……ま、いっか。アリスの目がそう見えるんなら、それで」口の端を少し上げて、からかうように笑いながらも、思いがけない評価の言葉にどこか嬉しそうな色がその瞳に浮かび。彼女が名前を問いかけて首をかしげた瞬間、ようやく自分が名乗っていなかったことに気づき。あ゛ー、と間抜けな声を漏らし、後頭部をかきながら苦笑を見せて「俺は……フラミンゴ。まんまそのまんま、鳥のフラミンゴだ」肩を竦めて、自嘲気味に笑う。彼女の視線を真正面から受け止めきれず、一瞬だけ下を向いて靴先で小石を蹴って「遊園地のサーカス小屋で暮らしてんだ。ドードー鳥って男と一緒に。俺はこの国の空間デザインとか演出とか、まぁそんな感じの仕事してる」今更ながらの自己紹介として話しながら、彼女の肩越しに見える空をちらりと仰ぐ。瞳には雲が滲んで、そこに小さな鳥が飛ぶのが見えた。その景色を目で追ってから「……外出るの、そんな得意じゃねぇんだけどさ。今日はアリスに会えたから、けっこう久しぶりにしては、悪くねぇ日になった。」そう呟いて、横顔に柔らかい笑みを宿す。ふと彼女と並んで歩く距離を詰め、歩幅を合わせるように足を勧め)

54: 赤の女王 [×]
2025-10-05 21:01:23



■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3

■ 優遇冷遇 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E5%84%AA%E9%81%87%E5%86%B7%E9%81%87

■ 提供① ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A0

■ 提供② ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A1

■ 倉庫HP ■
https://alice.mamagoto.com/


これから迷い込むことを検討してくださっているアリス様も、以前はご一緒できたけれど都合でキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。

また、過去に別な場所で使っていたお子様、行き場を失ってしまったお子様も、ここで再び息を吹き返させていただければ幸いです。

皆さまとまたこの不思議な国で出会い、お話できる日を心より楽しみにしております。



>リアルタイム交流の募集受付開始



55: 天女目 有咲 [×]
2025-10-05 23:57:43



>ダリア

(からころと肩を震わせる彼の声に、胸の奥でじわりと恥ずかしさが広がる。堂々と発言したは良いものの、振り返れば自分でも格好つけすぎたと感じて頬はみるみる薔薇のように染まった。)

なっ…い、いいじゃない、別に!私、結構本気なんだから…!__…~~ッ、もうっ、笑い過ぎよ

(やや上擦った声でぷくぅと頬を膨らませては、片手で顔を扇ぎ熱を散らそうと試みる。その間に現れた赤い門に息を呑むと、整列するトランプ兵に圧倒され。やや半歩遅れて歩きながらも、微笑浮かべ会釈は欠かさない。城内へ踏み入った途端、広がる光景に瞳が見開かれて。磨かれた大理石は軽やかに靴音を返し、高窓から降り注ぐ光は金の装飾を煌めかせる。反射で城内はさらに明るく感じられ、あまりの美しさに言葉を失ってしまった。落ち着く為にも彼に視線を向ければ、その言葉に自然と頷きがひとつ。「悪くないどころか、思ってたよりずっと素敵で……吃驚してるわ」小さく笑うと、再び視線は城へ。大理石の床に目を落とし、降り注ぐ光に双眸を細め、細やかな装飾を追う。ただ、彼に名を呼ばれる度に視線は律儀に戻り。アリスが困っていたら助けるのが彼らの役目、そう聞いてはいても申し出は嬉しいもので。)

……ふふっ。ダリアったら本当に優しいのね。そんなに優しいと、きっと甘えてばかりでダメになっちゃうわ、私。

(最初こそ意外そうに瞠目していたものの、心底嬉しそうに表情を緩めると小さく肩を揺らしながら言葉を並べる。そして一度瞼を伏せると、暫し思案。緩慢な仕草で甘やかな蜂蜜色が澄んだ青の双眸を捉え、穏やかに首を振ると言葉を紡いでいった。最後には茶目っ気も織り交ぜ、あどけなく笑み零し。)

……”自分に合わない”が理由なら、私は此処に残るわ。
大切なお友達だもの。逢いたいとかずっと一緒にいたいとか、ダリアの処へ行くならそういう明るい理由がいいの。……ダリアといるのは好きだから、頻繁にお泊まりとかしに行っちゃうかもしれないわね。んふふ、その時は家主さんにも宜しくね
   
   

56: ヴァイオレット [×]
2025-10-06 07:41:16


>53 フラミンゴ

(相手に伝えた言葉は全面的に受け入れられたわけではなかったが、わたしの言葉だから、と否定されずにいるのは気持ちが良かった。うんうん、とご機嫌に頷いてから、聞いた名前を口の中でころがすように頭で反芻し。「フラミンゴ……そう、たしかにピンク色でふわふわで、すらっとしてるもんね」相手がどこか気まずそうにする理由は分からなかったけれど、おぼえやすいその名前に満足げな表情を浮かべ。続けられた言葉には気になるワードがいくつかあった。ドードー鳥というのは、茶色くてもこっとしているあの鳥のことだろうか。フラミンゴが名の通りの姿なのだから、きっとその人も茶色くてもこっとしているのかも。そんなことを考えてから、やはり一番耳に残って仕方ないのはその後の言葉で。「空間デザイン……とか、演出……とかって、どんなのか分かんないけど、この国!?ぜんぶの!?」てっきり遊園地で働いているものだと思ったけれど、そこはあくまで住居としているだけということだろうか。言葉のスケールが大きすぎて想像がつかないけど、とんでもなく凄い人なのじゃないだろうか。びっくりした表情のまま相手のほうへ顔を向けると、頭のてっぺんからつま先までを改めて眺めては、その顔に微笑みが浮かんでいるのを見てこちらも表情をやわらげ)あなたも、ずっとその顔してた方がいいと思うわ。



57: オルカード・エリス [×]
2025-10-06 19:12:18



(――もしこれが単なるドッキリで、目の前の兎が変装したスタッフならば。こんな様子を見る眼差しや、状況確認の問いを綽々と重ねる必要は無い。だからこそそんな彼の言動から、己が置かれた只事ではない現状が読み取れた。それでもふつふつと沸き上がるのは恐れではなくて、にやついてしまいそうなくらいの胸の高鳴りで。「……初めてなんは、この国に来る事。だからホント、なーんも知らなくって困ってんの。助けてほしいなあ。」表に出す声は緊張感に欠けつつも少し落ち込んだ色調、両手は胸の前で組んで眉を下げ、祈るように頼み込む所作を取る。「三月兎さんね、オッケー。…あ、オレはオルカード・エリス。“アリス”も良いけど、こっちも覚えといてよ。」渡された名を飲み込み音に映したそのお返し、名乗りに便乗して己の固有名詞もぽんっと投げた直後、近付いた彼の指が頬に伸びた。それに何の抵抗も無く、何なら顔を少し手前へ傾けて触れやすい位置まで落とす。「流石、お目が高い。オレのこの顔、商売道具の一つだかんね。大事にしてんの。」間近になってよく見える彼の服には絵の具の色彩、絵に関わる人物だと察しはついて、なれば審美に一家言はありそうだと評価に唇を弛め、喜びついでに自賛じみた言葉もぽろぽろと。やがては離れていった感触に、ほんの少し丸まった背を一度緩やかに伸ばし。「すっごい親切だね、三月兎さん。そんな優しくっていいの?」持ち上がった提案は、随分此方に好都合。自身へ甘いばかりのそれに引き止めるが如く問うその先、「オレ、こわーいシャチさんかも知んないのに。」顔同士の距離を詰めて彼を覗き、にぃっと大きく笑い開いた口から作り物の銀牙を意図的に光らせながら、明白にわざとらしく脅かすような台詞を揶揄の軽さで添え、用心を悪戯に煽る。「……って、冗談は置いといて。助けてもらえるなら、赤のお城の前に三月兎さんのお家に行ってみたいなあ。ほら、新しい場所なら行く所は多い方が楽しそうじゃん。」しかしけらけら戯けて顔を離し、それを撤回した後にやっと示された選択肢から帽子屋邸への道を選び取って。「案内頼める、三月兎さん?ついでにこの“不思議の国”の事も、道すがら教えてくれると嬉しいなあ。」今度は茶化さず真面目に、自らの胸元に手を添え先導者への敬意を表しつつ次の話題を朗らかに回して。)




58: オルカード・エリス [×]
2025-10-06 19:24:56



(/ご指名付け忘れました……!>57は三月兎さん宛てです、申し訳ありません……!)




59: リオ [×]
2025-10-06 20:57:49




>53 グリフォン


え、あ_うん。わかった。ありがと。( 差し出した手を取ることなく通り過ぎて自分の隣に立つ彼を見上げれば如何にも不満げに下唇を突き出す。手持ち無沙汰になった手をはグーパーしながら背中でもう一方の手と再会し繋ぐ。一息ついて声を出そうとしたとき自身の手を取らなかった理由が彼の口から述べられる。途中顔を褒める場面があったり、自分の身を守っての助言だったりがあり、不満そうだった顔はみるみる赤みを帯びていき。文句でも言ってやるつもりが大人しく相槌を打って礼を付け加える。すっかりご機嫌そうに笑顔を浮かべてはゆっくり歩を進める彼の背にくっつくように歩き出し。先程の自分の選択の答えを伝えられれば首を傾げる。その時、彼が誰かに向かって話しかけるの姿を背後からじっと見つめ、道を阻んでいた薔薇の蔓が避けることで道が開ければ目を丸くするように驚き。ポケットに手を突っ込みながら得意そうな顔をする彼へ「 本当だ。グリフォン、薔薇と話ができるなんてすごいね! 」生き物のように動く薔薇を目で追いながら興奮を口にしていく。城への道が開けたところで彼からの誘いは口こそ悪いが暖かくなるような言葉。勿論居心地の良い彼の誘いを断るわけもなく「 そうだね。グリフォンのこともっと知りたいし、まだまだ話し足りないしね! 」歩き出す彼の横に並ぶように自分も歩き始めれば、その歩みは軽快なステップで踏まれ、まるで犬の尻尾をぶんぶん振っているかのように上機嫌がわかるようで。ふと歩きながら先ほどの発言の中で気になった言葉を見つければ彼の顔を見上げ「 ねえ、ビルって誰? 」質問を )グリフォンの他にもたくさん住人がいるの?





60: ダリア、フラミンゴ、三月兎、グリフォン [×]
2025-10-15 11:06:40



>有咲

(彼女の頬がばら色に染まっていくのを、盗むように横目で見て。その表情にはからかうような笑みを浮かべながら、彼女の声色が上ずるたび、心の奥ではむしろ親しみが増していくのを自覚して。靴音を響かせて城内に足を踏み入れながら、体から力を抜くように肩を少し竦め。「城のシェフは料理が上手いから、ご飯も美味しいよ」なんて軽口を叩きつつも、目線は彼女ではなく城内を歩くメイドやトランプ兵が忙しそうにしている姿を順々に舐めるように追っている。その姿は時間に追われるようで忙しそうで、少しだけ眉を上げて目元を細めて。大理石の床に反射する光を一瞥して、つま先でトンと小さく足を鳴らし。特別優しくしているつもりがないからか、彼女が“優しい”と言うたびその言葉の新鮮さに目を細めて。唇の端を片方だけ上げて、ふふと鼻で笑うような息を漏らし「優しい、ねぇ……それ、半分は役持ちの職業病みたいなもんだよ。でも俺でそんな風に思ってたら他の役持ちに会ったらどうなっちゃうんだろうね」淡々とした口調で言うのは他の国民についての匂わせで。歩きながら指先で金の手すりを軽く撫でればわずかに目線が動く。彼女が身の置き場所を考えた上で決めたのがわかったからだ。ふっと笑って視線を下げ、目元にかかる前髪をかきあげれば軽く首を傾げて、彼女を見下ろし「なーんだ、フラれちゃった」その瞳は淡く光を帯び、からかいと好奇心が混じっていた。戻ってきた返事が彼女という人柄を表しているようで、寧ろもっと彼女のことを知りたくなった。茶目っ気を含んだ笑みを見せ、フラれたと話す口調は相変わらず軽いが、視線だけは彼女の目を逃げずに掴み「いつでもいいよ。家主に伝えとく“面白い客が来るかも”って」冗談めかした言葉と共に、ふっと笑って足を止める。背を壁に預け、ポケットに両手を突っ込み、彼女を斜めに見下ろして。)でもさ、あんまりほっとかないでね。寂しくなるから


>ヴァイオレット

(褒め言葉がまっすぐ飛んできた瞬間、喉の奥で小さく「ぅえっ」と変な音が出た。ストレートな内容にどうしても顔がにやけてしまい、長い指で口元を隠すように髪を掻き上げて、気恥しそうに首を傾け、鼻先を爪でぽりぽりと掻きながら視線は足元の小石を追って泳ぎ「へ、へへっ……そ、そんなこと言われたらよォ、調子乗っちまう。……へへっ」喜びを隠せないくせに、ちょっと得意気な響きが声に混じる不器用な喜び方を見せて。けれど今しがた自分がしたのと同じ調子で“その顔をしてた方がいい”と返されると、眉がわずかに跳ね。途端に視線が逸れ、俯くと長い髪が頬を隠すように垂れ落ちて。下唇をムンと尖らせ、地面をじっと見つめたまま、低くつぶやいて「……おれのことは、べつにいいんだヨ。……そーゆーのはさァ、似合わねぇっていうか。なんつーか」照れくささが言葉をぎこちなくしてしまう。左手をぶらりと振って、話題を切り替えるように軽く笑ってみせるその笑い方は、どこか照れくささから拗ねるような色を帯びて。それから彼女の目を一瞬だけちらりと盗み見て、軽い調子で話し出して「……なァ、アリスは? 何か得意なこととかあんの?自分で“これだけは”って思うコト。」顔に垂れていた髪を少しかきあげながら、目線はあえて遠くに逸らして、口元だけに笑みを浮かべる。まるで“俺ばっか話してないで、今度はお前の番だ”と言わんばかりに、それだけではなく彼女への興味と期待が滲んでいて。)


>オルカード

(彼の口から洩れた“オルカード・エリス”という名を、三月兎は唇の裏でゆっくり転がした。口には出さない。だが確かに、音の余韻を心の内で何度も繰り返して刻む。誰かに忘れさせないようにするためではなく──自分が、うっかり忘れてしまわないようにだ。あの妙に澄んだ声音と共に、目の奥に浮かぶ笑みの形と重ねるように記憶に刻む。「……へぇ、立派な名前じゃん。忘れないようにするんだよ、自分でも」それからそんなふうに軽やかに言いながらも、瞳の奥には一瞬の光が宿る。どこか意味深な、けれどそれを深掘りさせないような軽さで。肩をすくめて。“こわーいシャチさん”そう言いながらぐっと距離を詰めてくる彼に、僅かな戸惑いも浮かべることなく微動だにせず。落ち着いた様子で真っ直ぐに見上げたまま、ほんのりと首を傾けて。怯む素振りは欠片もなく、薄く笑った唇の端だけがわずかに動き「……怖いねぇ。牙まで仕込んでるなんて、本気の冗談だ」ふふ、と息を吐きながらその銀の輝きに目を細める。照り返す光を捕まえるように一度だけ瞬きをして、軽く顎を上げた。「綺麗だね、それ。……よく似合ってるよ、アリス」口調は穏やかだが、褒め言葉を投げた直後の笑みはどこか楽しげだ。まるで“綺麗なものを欲しがる子供”にも似た純粋な気持ちが浮かんで。それから選ばれたのは帽子屋邸。己の家。出会ったばかりの人間が、そこを迷わず選んだことに少し驚きを抱いて。だが驚きよりも先に、呆れ混じりの感心が浮かんだ。度胸がある。いや、少し無鉄砲すぎるかもしれない。そんな思いは胸に閉じて何も言わず、踵を返す。足音を立てぬよう軽やかに歩き出し、一度だけコツンと靴を地面に打ち鳴らし。それが合図のように、薔薇が開いて道を刻んでいく。少しだけ振り返れば、意地悪げに口角を引き上げて。「……ほら。見失わないようについておいで、アリス」片目を細めてにやりと笑う。その声色は柔らかいのに、どこか挑発的で「遅かったら置いてくからね」そう言い捨てて、また前を向く。その背中には、彼が着いて来ないなんて少しも考えていない信頼があって)



>リオ

……よろしい(素直に頷いた彼女を見て、短くそう言い放った。彼女からすれば好意を裏切られたと感じても可笑しくないその行為だったはずだけれど、それを許して理解してくれた聡明さにどこか満足した様子で口の端がわずかに上がり。薔薇が開いていく道を先に歩きながら、後ろで小走りに追いつこうとする足音がして、思わず小さく笑う。「薔薇と話すって言っても、大したもんじゃない。薔薇はお喋りだから会話自体はいつだって喜んでしてくれるし、薔薇しか知らない噂話だって持ってる。」そう言ってポケットに手を突っ込み、視線を逸らすように前を見据えたまま、咲き誇る赤い花びらを一瞥。そんな風に話すだけでも心の奥がかすかに温かくなるのを感じて、短く息を吐き。彼女の口からでた人物の名前に浅く頷いて「ん、蜥蜴のビル。庭の整備係だ」この場には見えないその人物について短く答えつつポケットから片手を出して「でっかい尻尾が生えてて、門番の双子がサボるたびにいつもブチギレてる」その光景を思い出したのか、目元が緩み、くくっと喉の奥で小さく笑いが漏れ。続いた質問を受けては思い出すように視線を泳がせてからゆっくりと口を開き「今から行く赤の城には──」片手を持ち上げ、指を一本ずつ折っていき「白兎、黒兎、赤の騎士、ジョーカー……」ひとつひとつ数えながら最後に小指を軽く立てて、口元に微かな笑みを乗せて「メイドを束ねるジャック。……そんなもんだ」指を戻しながら肩を竦めると肩から力を抜いた様子でまるで自分はその変なやつに含まれていないとでも言いたげな声で続け「ま、会えばわかる。変な奴らばっかだし」そう呟いて彼女を横目に見やる。小さな足がこちらの歩幅に合わせて動いているのをひっそり確認して、何も言わずに歩く速度を落とし)アリスはなんのお菓子が好き?紅茶は?




61: ヴァイオレット [×]
2025-10-15 20:48:15


>60 フラミンゴ

(こちらの言葉に満更でもない様子をみせる相手の姿は、これまでどこか一歩引くような立ち居振る舞いとは違う素直な仕草でとても愛らしく。忙しく動く視線や指先を追いかけてはクスリと楽しげに笑みを浮かべたが、話題を逸らす相手にアラ、と眉尻を下げ。「なあによ、照れちゃって。自分だって言うくせに」相手の真似をするように唇を尖らせて見せてから、続いた質問に答えようとすぐに視線を宙へやり。「得意……得意、はわかんないけど。好きなことはあるわ。お化粧とか、ネイルとか」胸を張って自慢できるようなものはひとつもない。それでも、自分を繕うためにいつもしているそれは、暮らしの楽しみでもあった。繕わなければいけないということが心を悩ませる日もあるけれど、それ以上に自分の納得のいく自分を作れることが何より好きだと思える。言ってから、今は鮮やかなラピスラズリの青をベースに、先端だけ縁取るようにシルバーのラメをのせている爪を相手の顔の前に上げて見せ)かわいいでしょ?



62: 天女目 有咲 [×]
2025-10-15 20:56:54

   
   
>ダリア

(何気なく告げられた城内のお料理事情でさえ、真剣に受け取って小さく へぇ と相槌を打つ。同時にきゅるる、と腹の虫が鳴いてしまうと反射的に んん と小さな咳払いをひとつ。恥ずかしさを誤魔化すように胸の前で腕も組んで。思えば此処へ来る前は仕事終わりの時間帯で、夕食を取り損ねている。生理現象とはいえ非常に恥ずかしい。聞こえていないことを祈りながらも、感情が顔に出てしまう性分故に視線はわかりやすいほどに横へ泳いだ。その先で忙しなく動くメイドやトランプ兵を一瞥。職業柄、所持品や身のこなしを見てしまいつつ、彼の一言で視線は其方へ。「あら、他の人はもっと優しいってこと?それは大変ね……甘やかされてダメにならないように、ダリアに守ってもらわないと」 ふふ と楽しげに瞳を細めては、また彼を頼りにしているような発言を残し。他の役持ち、その単語が頭の中でふわふわと浮かぶと、聞きたいことがまたひとつ増えていく。全て聞いていたら日が暮れてしまいそうだと思う間に、掻き上げられた赤交じりの髪が視界を掠めて。見下ろされるがままにその青を見上げると、発せられた一言に双眸瞬き。どこか揶揄うような愉しげな彼の軽さに乗じ、此方も軽く流そうと笑いかけたが…真っ直ぐな眼差しに言葉は出ず。続く言葉で更に音が喉に詰まった。軽口のはずなのに瞳は酷く真っ直ぐで、彼の「 寂しい 」という言葉が幼い日の自分と重なったからだろう。…けれど、直ぐに唇も瞳も柔らかく弧を描いていく。一歩、歩み寄っては彼の頭部へゆるやかに手を伸ばした。拒まれなければ、その指先は彼の髪をやさしく梳き、ダリアに触れぬよう留意しながら撫ぜることだろう。)

大事な友人を放っておくわけないでしょう?ダリアに寂しい思いはさせないわ。なんなら、時間をみて毎日だって逢いに行っちゃうわよ

(”私に捕まっちゃうなんて、ダリアも大変ね”そう楽しげに笑みを零し、言葉を終えると同時に手を下ろす。一歩下がり距離感を戻せば、ゆったりと周囲に視線を投げながら問い掛けをひとつ。挨拶をする前に、大まかなことは頭に入れておくべきと判断して。)

赤のお城には赤の女王様がいらっしゃる…のよね?他にはどんな方がいらっしゃるの?ダリアの家主さんのことも知りたいわ


   


63: オルカード・エリス [×]
2025-10-16 01:43:02



>三月兎



(彼の瞳に宿った光を見逃しはしなかった。今追うべき白兎ではなく、しかし恐らくはただ聞き流していい事でもないと直感出来るその言葉に、笑む視線が細く研がれて弛さを掻き消す。「――そりゃもちろん。オレ、自分の名前だーい好きだかんね。」返事は当然に是、自己肯定に溢れるジョークも混ぜて軽やかに、貰ったものを確かに飲み込んだ。――威嚇の冗談に彼が怯まないのは、短い対話でも解る態度から想定内。だから続いた褒め言葉にも滑らかに、満面に喜びを咲かせて会話を繋ぐ。「でしょ?キレイで、可愛くて、カッコいいの。これ付けっとめっちゃテンション上がんだよね。」もう一度、態々と人差し指で唇を押し上げ牙を純粋な青に晒す様は、玩具を見せびらかして自慢する子供か、舞い上がった純真な青年を彷彿とさせる。その後に此方の行先選択は受け入れてもらえたらしい、三月兎の鳴らした合図を切っ掛けに道が現れていくその光景は中々の壮観で、「可憐なだけじゃなくイカしてんじゃん、此処のロージーちゃん達。」ひゅう、と思わず吹いた口笛を讃美の前奏として、意思を持って動いたように見えた薔薇達へ、親しみを籠めた愛称を添えて一人褒め称す。それから此方に向いた視線に口の端をにやり吊り上げて、「ははっ、まっさかあ、」“置いていかれるなんて有り得ない”。笑い声混じりに挑発に乗った足で放られた最後の台詞を一蹴し、彼の隣まで難無く並んで歩を刻む。――さて、お喋りな己にとっては道中にも沈黙の暇は無い。「なあ、三月兎さん――あー……長いからやっぱヘアさんって呼んでいい?」不思議の国、他の兎、銀色の彼。幾らだって湧く話題の中、まず選んだのは傍の彼自身の事。畏まった呼称を早々に口に馴染む形へと変え、その許しを得るように見せかけて決定事項のペースにて更に言葉を継いで、「ヘアさんさっき帰るとこって言ってたけどさ、どこで何してきたの?お仕事?それか、どっかで遊んできたとか?」出会って直ぐに聞いた情報から立てられる予測も織り込みつつ、彼の方へと興味津々色めく眼差しを注いで初めの問いを投げて。)




64: リオ [×]
2025-10-16 02:48:33




>60 グリフォン


へえ。私も今度話してみたいな。( 咲き誇る赤い花びらを見る彼の顔を横から盗み見ながらもその視線を追うように自分も花びらを一瞥する。薔薇と話をしている彼の意外な一面でも聞ければ楽しいだろうな、なんて想像すれば呟くように一言。彼との落ち着いた会話に心が絆されていくのを感じる。先ほどの自分の問いに笑いながら答える彼に自分も頬を緩める。蜥蜴のビル、について話す彼はどこか楽しそうで。思い出して笑みを浮かべる様子を見ては邪魔をしないよう暫く口を挟むことなく何度か頷いて聞いている様子を伝える。その後もたくさんの名前が出てくればだんだん訳がわからなくなり自分も彼の真似をして指折りしながら「 白兎、黒兎…赤の、騎士…えっと、 」紹介された人たちの名前を覚えようと小声で復唱する。途中諦め、指折りしていた手は目尻へと移動し、人差し指で何度かこめかみあたりを掻く。会えばわかる、と告げる彼に「 そうだね、今覚えるのは諦めた 」と恥ずかしげな笑顔で返す。それに、他の人たちを覚えずとも彼がいるから大丈夫だろうと信頼に似た感情が芽生えていた。今も自分の速度に合わせてくれようとゆっくりになった彼の優しさに嬉しくなる。質問されればうーん、と目を左右に動かしながらどんな菓子や紅茶が好きだったか思い出して。工場なんかで働いていたものだからあまりそういった上品なものは思い浮かばずだんだんと眉間に皺が寄っていく。やっとの思いで振り絞った回答は「 …クッキー。 」と一言。それは幼い日母が作ってくれたもので、思い出しては顔が曇る。でもそれが彼にバレてしまえばせっかく聞いてくれたのに気を遣わせてしまうだろうと思えばすぐに笑顔に戻り、肩をすくめながら誤魔化すように答えを続け )甘いものは何でもすき!紅茶もすきだよ、美味しいものは何でも好きだな。





65: フラミンゴ、ダリア [×]
2025-10-17 00:49:43



>ヴァイオレット

ネイル?………お、ホントだ。それ自分でやったの?スゲーじゃん。キラキラしてて宝石乗っかてるみてぇ(化粧とネイルと2つの返事が戻ってきた。まず一つ、化粧については善し悪しがわからないから今は触れることが出来ずに二つのめのネイルについて耳を向けて。差し出された手を覗けば小さな爪の上に綺麗に乗った色に少しだけ目を丸くして、それから自らの痩せぎすのせいで骨ばった手が彼女の手に触れて遠慮なく自らの顔元まで伸ばして興味深そうにマジマジと見て「こんなちっちぇ爪によく出来るなァ。たしかに、コレは得意なことだ。胸張っとけョ」触れていた手を離せば素直な感想として照れることなく頷いて、それからこの国での入手先を教えて)可愛い。──爪のやつ、帽子屋かメイドか公園にあるマーケットで手に入ると思う。マーケットなら金がかかるから働かなきゃだケド


>有咲

あははっ、お腹が減ってるなら教えてよ。道草なんか食わないで真っ直ぐ連れてってあげたのに(耳に届いたのは控えめだけれどきゅるりと鳴った空腹の音。揶揄う意図も含めながら楽しそうに笑い声をあげると通りすがるメイドの一人を呼び止めて新しいアリスを部屋に案内する旨と食事の用意も共に伝えて。アリスの為に用意されるアリスの部屋へ再度歩みを進ませようとした時に彼女の手が髪に触れると確かに驚きを抱いてピタと身を固める事となり。こんな風に撫でられることなんて今となってはそう多くないから、余計に優しい手の動きが心地よくてついこのままずっと受けてしまいたいとなってしまう。その手が離れたことを確かに残念だと感じながら、先ずは伝えられる質問に対して緩く微笑みを見せて。間を持たせるように独特な空気感で視線を泳がせたかと思えばそれから間もなく到着したのは一つの部屋の前で。金色のドアノブをピンと爪で弾けば彼女を誘うように声を添えて)それは部屋について落ち着いたら教えてあげる。だってほら、もうここだから。……アリス、この扉はアリスにしか開けられない。他のアリスもこの部屋の扉は開けない。アリス、君だけの部屋だよ。開けてみて



66: 天女目 有咲 [×]
2025-10-17 18:15:34

   
   
>ダリア

(いっそこうやって楽しげに笑ってくれる方が心は軽くなる。それでも頬には再び、薔薇色の灯りが差した。「は、初めての場所ですっかり忘れてたのよ。…ダリアとのお話も楽しかったし」要は慣れて安心した結果、素直に身体が反応し始めたのだと。小さな恥ずかしさを尖った唇で誤魔化すように伝えて。メイドを呼び止める彼の声が微かに届くと、あまりの好待遇に胸の奥がむず痒くもなる。ぺこぺこと会釈してしまうのは日本人の性だろう。去っていくメイドを目で見送りつつ、先程の彼の言葉を信じる彼女は食事に対する期待も高まっており。さて、独特な間の取り方が絶妙で、此方の興味がそげないよう上手い具合に答えるその一面は…何となく教師に向いていそうな気がして。気付けば到着していた扉前、爪で弾かれた金色のドアノブは軽快な音を奏でた。蜂蜜色の瞳に金の輝きを映しながら、その声に誘われるがまま好奇心と共に手を伸ばす。指先がドアノブに触れた瞬間、不意に蘇るは__かつての自分の部屋で。ものが多いと火の手が回りやすい、そんな無意識の警戒心から必要最低限しかものがなく、焼け跡の黒を避けるように白に染まった空間。思えば、酷く寂しい部屋だったなと、胸の奥が冷えゆくのを感じる。その冷たさを抱きしめるように小さく息をついては「ん、…ふふ。ちょっと緊張しちゃった」独りごちるように呟き肩を竦めて。ガチャリ、ドアノブを回し扉を開けるその直前、彼を振り返ってはその唇に柔らかな笑みを乗せた。)

ダリアが最初のお客様ね。これからきっと、何度も呼ぶと思うわ。だから……私のお部屋は此処だって、ちゃんと覚えておいてね

(軽やかに告げ、そっと扉を押し開ける。_ 他のアリスの部屋にも、ダリアはこうして入ったのかしら _胸の奥で小さなざわつきの火が灯るのを、同時に自覚して。嫉妬と呼ぶには幼く、けれど確かに熱を持つ感情。それでも、表情も手つきも変えずに扉を開けていく。金の取っ手が陽の光を跳ね返し、ゆっくりと開いていくその向こう。果たしてどんな”アリス”の部屋が待っているのだろうか。)

   
   

67: 三月兎、グリフォン [×]
2025-10-18 01:19:22



>オルカード

はは、子供みたいに話すんだね。海賊船にいる”リトルオイスター”も君みたいにそれをつけてるよ。君と趣味が合うのかも(お気に入りの装飾品を教えてくれるように語る声を聞けばその声があまりにも楽しそうで、つい息を漏らすようなそんな笑い声を上げて。それから自らが知る知人にも似た装飾品を身に付ける男がいる事を思い出し、確か同じだったはずはずと記憶を辿らせてから世間話の一つとしてそれを伝えて。それから伝えられたのは新たに己のことを指し示すその呼び方、彼以外からは呼ばれていないその響きに垂れた片耳の先をぴくりとほんこ少しだけ震わせて。その呼び方に対して否定や拒否を見せないことが受け入れた証拠らしく、回答は並んだ彼からの問いかけについてで「僕が住むのは帽子屋邸、今日は仕事で赤の城に行ってたよ。僕は絵を描いたりものを作ったりするのが仕事で、今はアリスから頼まれていた作品を届けたところだから仕事の帰りになるのかな。でもここには僕の好きなやつもいるから、たまに遊びに来ることもあるよ」開いた道を真っ直ぐに歩きながら一つ一つと答えを送り、今度は自分の番だと言った様子でチラリと横目に視線を向けて彼自身に対する興味を自らも持っているのだと言うのを隠さずに送り)アリス、君はどんな仕事をしてたの?どんな事が好きで、苦手なものは?



>リオ

薔薇と話す時は時間を決めてからにしないと、いつまでもここから出して貰えなくなるから気をつけろよ。気に入られすぎるのも要注意、薔薇に攫われたなんて事になったら見つけるの面倒だからな(お喋りな薔薇に恐れを抱かない彼女の様子に気がつけばその度胸を買いながらも注意をするような口調で言葉を並べて。一度に伝えた人物の羅列を受けた彼女が知ったかぶりではなく素直に覚えることを諦めた事を教えてくれればそれが面白くて、むしろ好感だと言う様子でククッと肩を震わせて笑って見せて。それから彼女の気持ちが乗った好きな物を教えられればピタリと足を止め。考えるような、葛藤するような、そんな雰囲気のまま何かを誤魔化し隠すそんな笑顔と向き合って。歯を見せるように葛藤の表情でい゛ーと片目を細めれば心を決めた様子で畳んでいた背中の羽を広げるように大きくし「決めた。行先は変える、到着するまでピーピー泣くなよ」彼女からしてみれば突然で、何を言っているのかすらわかり得ないそんな勝手な発言の後にすうと短く息を吸い込んでから彼女からの許可を貰わずに遠慮なく横抱きで彼女の身体を所謂お姫様抱っこで抱え上げ、それに合わせて何度か大きく羽を振ればその体は簡単に地面から離れて空を飛ぶように高く浮かび上がり、抱えたことで密着する身体はそのままに無責任な言い方ながら落とすつもりは無いのが伝わるような安定感で彼女を支えて)アリス。落としても責任取れないから、落ちないように確り捕まってて。



68: リオ [×]
2025-10-18 19:00:46




>37 グリフォン


大丈夫、見つけやすいように大声で名前呼ぶから。それに、ここにはグリフォンと来るよ。特別な場所だから。( 面倒だと言う彼に軽い笑みで大丈夫だということとその旨を伝える。それに、彼と出会ったこの場所は自分にとって特別で、ここに来るならば彼と来たいと。しかし、注意として伝えてくれた彼にはなるべく迷惑はかけたくないし「 でも気をつけるね 」と一言付け加えて。自分が答えてから急に足を止めて葛藤の表情をする彼を見れば自分も足を止め首を傾げる。もしや微妙な反応をしてしまったことがバレたと思えばやや焦るように弁解しようと口を開くも、それを遮られるように彼の翼が広げられた。唐突なことに「 え?なに? 」と困惑の声を漏らしながらふわりと身体が浮く感覚に先程の困惑はより大きくそして驚きも交えながら「 ちょっ!!なに! 」と素直な反応を見せる。しっかり捕まるように言われる前に無意識に両手は相手の首へと回り。責任取れないなどと言っても安心するくらい彼に包まれればだんだんと落ち着き、驚きよりも空を飛んでいることへの感動が上回ってきては下をチラッと見ては彼へと視線を移し、何を言えばいいのかまとまらずとにかく伝えなければいけないと思った一言を大きな笑みと共に )ありがとう!




69: ダリア、グリフォン [×]
2025-10-18 22:25:12



>有咲

……呼ばれなくったって会いに来るよ。アリスのことを連れて行きたい場所なんて数え切れないくらい沢山あるんだから。覚悟しておいた方がいいかも、他の誰かと遊びにいく暇なんて俺が作らせないかも(何を思ってだろうか、彼女の動きが止まるのを急かす事なく静かに見つめ。そんな彼女から緊張しているという素直な気持ちが言葉として現れるとその気持ちを否定する事なく、しかし少しだけ揶揄うようにくすくすと悪戯めかした笑い声を上げつつ何も不安に思うことなんて無いのだと言葉ではなく雰囲気で伝えるように柔らかな声色で軽口を叩くように伝えて。そんな彼女が開いた扉の先、広がる部屋の中にはよく言えばシンプルで言い換えるなら少し物足りない、個性が足りないとも言える空間が広がっている。ベッドやドレッサーはあるけれど、そこに飾られる雑貨やドレスは見られない。何度か見かけたことはあったけれど、寂しすぎるくらい簡素に見えるこの部屋の中はなんだか少し、いやかなりもの寂しくて無意識に眉間にシワがより不服を表していて。片方の瞳をスウと細くして見せればこの部屋に何があれば一番自分らしさを出しつつ彩ることができるだろうかと考えて、そんな風に伝えて)んん、……次に遊びに来るときは綺麗な花も持ってこようかな。アリスは花を飾れるような花瓶を用意しておいてよ


>リオ

──感謝を言われるようなことは何もしてない。俺は俺がしたくて、アリスをこれから俺の好きな場所に連れてくことにしたんだ。(あ、と声を上げる間には薔薇はすっかりと小さな姿に変わってしまった。それくらい高く空を飛べば大きな羽は簡単に素早く目的地に向かってしまう。動揺を見せていたはずの彼女が驚きよりもキラキラと明るく輝くような笑顔で感謝を伝えてくれるとほんの少しだけ瞳の部分を丸くして、照れ隠しも交えなががらつっけんどんに答えて見せて。そう、彼女を連れて行くと決めたのはハンプティダンプティの営むお菓子屋さんだ。そこならばクッキーもあるし、自分も好きなマフィンだってある。だけど行き先はまだ彼女には内緒にするように伏せて。彼女のことを落とさないようにしっかり抱えながらふと視線の先には遠目にも伝わるほど賑やかな色彩と広い範囲で区切られた遊園地があり、そこを顎で示すようにクイと指せば大きく広がるその場所を彼女へ知らせて)下見てみろよ。玩具箱の遊園地、アリスに人気の場所だぜ。今から行く場所は違うけど、また次の機会に遊びに行ってみな




70: 赤の女王 [×]
2025-10-18 22:26:24



■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3

■ 優遇冷遇 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E5%84%AA%E9%81%87%E5%86%B7%E9%81%87

■ 提供① ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A0

■ 提供② ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A1

■ 倉庫HP ■
https://alice.mamagoto.com/


これから迷い込むことを検討してくださっているアリス様も、以前はご一緒できたけれど都合でキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。

また、過去に別な場所で使っていたお子様、行き場を失ってしまったお子様も、ここで再び息を吹き返させていただければ幸いです。

皆さまとまたこの不思議な国で出会い、お話できる日を心より楽しみにしております。



>只今のお時間リアルタイム交流の募集受付開始



71: リオ [×]
2025-10-18 22:52:58



>69 グリフォン


そっか。__じゃあ私をここに迷い込ませてグリフォンに出会わせてくれた神様に感謝しなくちゃだね。( いつの間にか最初に出会った薔薇園は小さくなり空が近くなる。動揺こそないものの空を飛ぶ初めての感覚に恐怖心がないわけではないからか、意識せずとも彼の首に回る手に力が入る。でも安心する腕の中で彼のつっけんどんな回答に笑顔は緩く微笑みに変わる。それは、彼の優しさや照れに触れた気がして愛おしく思っているからだろう。彼の言葉に頷いて一言返しながらも、それならば感謝すべきはここにきて彼と巡り会ったことだと、この世界の仕組みを知らないからか「 神様 」と存在も知らぬ者へ感謝の意を示す。ふと彼が下を見ろというので首を動かし見てみればそこには見たこともない鮮やかな場所。ぽかーっと口が開いていけば夢中になるようにそれを見る。楽しげな雰囲気で興味が注がれる中次の機会にと言われれば勢い良く彼を見て「 うん!今度連れてってね! 」ワクワクと聞こえてくるようなキラキラした目と他人事のような言葉をわかってて遮るように歯を見せ笑いながら提案する。それで、自分はどこへ向かっているのだろうかと疑問に思い )もう着く?





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